JP2013001284A - 情報提示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造にてステアリングホイールの広い範囲で触力覚情報の提示が可能な技術を提供する。
【解決手段】ロッド部41は、ホイール部51の外郭に複数の孔に棒状のロッド42を列状に埋め込んで構成される。ロッド42は軸線方向に往復移動可能に支持されており、無荷重の状態で一端がホイール部51の表面とほぼ面一で停止する。カム部43は、ホイール部51の周方向に沿ってロッド部41の内側に隣接して展張されたベルト状体46に膨隆形状のカム44が複数形成されている。カム部43はホイール部51の周方向(上下方向)に沿って変位する。その過程でカム44がロッド42に接触し、そのロッド42に対して荷重を加えることにより、そのロッド42はカム44の形状に沿って押し出されてホイール部51の表面から突出する。これにより、把持部を握っている運転者の手に触力覚的作用を及ぼし、触力覚情報を提示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両のステアリングホイールを介して運転者に対して触力覚情報を提示する情報提示装置に関する。
従来、車両のステアリングホイールを介して運転者の手に作用する触力覚情報を提示することで、車両の状態に関する警報等を運転者に伝える技術がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の警報装置は、ステアリングホイール内に多数の可動するロッドを配置し、このロッドの動きによって運転者に対して触力覚情報を提示するものである。また、運転者に対して提示する情報の内容に応じて、複数のロッドの動作パターンを変化させることで、複数種類の情報を提示できるようになっている。
特開2008−149844号公報
しかしながら、特許文献1に記載の警報装置では、多数のロッドの動作を個別に制御して動作パターンを形成しており、駆動の制御が複雑であるという問題がある。また、多数のロッドの各個にそれぞれ駆動モータを備えるため、機械的構造が複雑で製造コストも高くなるという問題もある。さらに、ステアリングホイールの広い範囲で情報提示をするために触覚提示手段の規模を大きくすると、その分ロッドと駆動部品が多く必要になるので、製造コストが跳ね上がることになる。
本発明は、上記問題を解決するためになされており、簡単な構造にてステアリングホイールの広い範囲で触力覚情報の提示が可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、ステアリングホイールの把持部を介して運転者の手に作用する触力覚情報を提示する情報提示装置であって、カム状部と、作用部と、カム駆動手段とを備えることを特徴とする。
カム状部は、把持部の内部に設けられ、複数のカムが把持部の周方向に沿って列状に形成され、その複数のカムからなるカム列を把持部の周方向に沿って一斉に変位可能な構造を有する。作用部は、把持部の内部に設けられ、変位するカムに接触してその形状に沿って把持部の表面方向に往復運動することで運転者の手に触力覚的作用を与える複数のロッドが、カム状部に沿って把持部の周方向に列状に配列した構造を有する。カム駆動手段は、カム列が作用部のロッド列に沿って変位して各ロッドに対して作用するようにカム状部を駆動する。
このように構成された本発明によれば、カム列によって複数のロッドに変位を与えるという簡素な構成にて情報提示が可能である。また、複数のロッドに変位を与えるカム列は1つのカム駆動手段によって一斉に駆動することができるので、個々のロッドにそれぞれモータ等の駆動手段を設ける必要がない。このような構成によれば、ステアリングホイールの広い範囲で触力覚情報を提示可能にする場合でも、その規模に応じてロッドの個数やカム状部に形成されるカムの個数を増やせばよく、カム状部を駆動する駆動手段の数を増やす必要はない。そのため、製造コストを低く抑えることができ、有利である。
つぎに、請求項2に記載の情報提示装置は以下の特徴を有する。すなわち、カム状部に形成された複数のカムは、一定間隔で列状に配列しており、また、作用部における複数のロッドは、一定間隔で列状に配列している。そして、カム同士の間隔と、ロッド同士の間隔とが異なる。
仮に、ロッド同士の間隔と、それを押し出すカム同士の間隔とが同一である場合、カムを変位した際に各ロッドがカムと接触するタイミングが全て同じになり、全てのロッドが同時に振幅する動作態様になる。これに対し、ロッド同士の間隔とカム同士の間隔とが互いに異なるように構成した場合、ロッド同士の作動タイミングをずらすことができる。その際、列状に配列するロッドがカムの変位方向に沿って所定の時間差で連鎖して作動するので、運転者の拳の中で生じる触力覚的作用が一方向に進行するような方向性を持った触力覚情報を提示できる。
そこで、方向性を持った触力覚情報を提示できるという特徴を利用し、請求項3に記載のように構成することができる。すなわち、カム駆動手段は、カム列がロッド列に沿った第1の方向に一方的に変位するようにカム状部を駆動させる第1の動作態様と、カム列が第1の方向とは反対方向のロッド列に沿った第2の方向に一方的に変位するようにカム状部を駆動させる第2の動作態様と、カム列の変位方向を第1の方向と第2の方向とに周期的に切替えて定常振動するようにカム状部を駆動させる第3の動作態様とを、提示する情報の内容に応じて切替える。
このようにすることで、例えば、ステアリングホイールを握る拳の小指側(下側)から親指側(上側)へ向けて登っていくような感触や、逆に親指側(上側)から小指側(下側)へと下がっていくような感触、あるいは、上下に振動する感触等を使い分けて、様々な内容の情報を提示できる。
さらに、請求項4に記載の情報提示装置のように、ステアリングホイールの右手側の把持部と左手側の把持部との2箇所にそれぞれ独立してカム状部、作用部及びカム駆動手段を備え、右手側のカム駆動手段と左手側のカム駆動手段とにおいて、第1の動作態様、第2の動作態様、及び第3の動作態様の組合せを変えることにより、運転者の手に作用する触力覚情報のパターンを切替えるようにしてもよい。
このような構成によれば、単独で触力覚情報の提示を行う場合より、更にバリエーションに富んだ情報提示を行うことができる。例えば、運転者の拳の中で生じる触力覚的作用の進行方向を左右の把持部で互いに同じにすることで、前又は後に押し出すような感触を生み出すことができる。これにより、例えば、前進・後退や加速・減速といった速度に関する情報提示が可能になる。また、運転者の拳の中で生じる触力覚的作用の進行方向を左右の把持部で互い違いにすることで、左右に回転するような感触を生み出すことができる。これにより、例えば、左右の方向指示に関する情報提示が可能になる。また、左右の把持部で共に定常振動を発生することで、例えば、注意喚起用に関する情報提示が可能になる。
つぎに、請求項5に記載のように、カム状部は、ロッドに作用するカム同士の間隔を変更するカム間隔変更手段を備えていてもよい。カム同士の間隔を変更することで、カムがロッドに作用するタイミングが変わり、ロッドの作動間隔やロッド間での作動パターンが変化する。その結果、運転者の拳の中で生じる触力覚的作用を変化させることができ、提示可能な情報内容にバリエーションをもたらすことができる。
なお、カム同士の間隔を変更するための具体的な手法としては、請求項6に記載のようにすることが考えられる。すなわち、カム状部は、カム同士の間隔が互いに異なる複数のカム列を備え、カム間隔変更手段は、ロッドに作用するカム列を選択的に切替えることで、ロッドに作用するカム同士の間隔を変更する。このような構成によれば、ロッドに作用するカムの間隔を段階的に切替えることができる。
あるいは、請求項7に記載のようにしてもよい。すなわち、カム状部は、伸縮性のある部材を介してカム同士を連結してカム列が形成されており、カム間隔変更手段は、カム状部をカム列の方向に伸縮させることで、ロッドに作用するカム同士の間隔を変更する。このような構成によれば、ロッドに作用するカムの間隔をある程度自由に変化させることができる。
あるいは、請求項8に記載のように、ロッドの位置を変更することでロッド同士の間隔を変えるロッド間隔変更手段を備えていてもよい。ロッド同士の間隔を変更することで、カム同士の間隔を変更するのと同様に、ロッドにカムが作用するタイミングが変わり、ロッドの作動間隔やロッド間での作動パターンが変化する。その結果、運転者の拳の中で生じる触力覚的作用を変化させることができ、提示可能な情報内容にバリエーションをもたらすことができる。
つぎに、請求項9に係る発明は、ステアリングホイールの把持部を介して運転者の手に作用する触力覚情報を提示する情報提示装置であって、カム状部と、作用部と、ロッド駆動手段とを備えることを特徴とする。
カム状部は、把持部の内部に設けられ、複数のカムが把持部の周方向に沿って列状に形成されている。作用部は、把持部の内部に設けられ、変位しながらカムに接触してその形状に沿って把持部の表面方向に往復運動することで運転者の手に触力覚的作用を与える複数のロッドが、カム状部に沿って把持部の周方向に列状に配列し、その複数のロッドからなるロッド列を把持部の周方向に沿って一斉に変位可能に構成されている。ロッド駆動手段は、ロッド列がカム状部のカム列に沿って変位して各カムと接触するように作用部を駆動する。
このように構成された本発明によれば、カム列によって複数のロッドに変位を与えるという簡素な構成にて情報提示が可能である。また、カム列によって変位を与えられるロッド列は1つのロッド駆動手段によって一斉に駆動することができるので、個々のロッドにそれぞれモータ等の駆動手段を設ける必要がない。このような構成によれば、ステアリングホイールの広い範囲で触力覚情報を提示可能にする場合でも、その規模に応じてロッドの個数やカム状部に形成されるカムの個数を増やせばよく、作用部を駆動するロッド駆動部の数を増やす必要はない。そのため、製造コストを低く抑えることができ、有利である。
情報提示装置のシステム構成を示すブロック図である。 触力覚情報提示部の構造を示す説明図である。 ロッドの作動状況の推移を示す説明図である。 情報提示内容のバリエーションを示す説明図である。 ロッドの間隔を変更する機構を示す説明図である。 カムの間隔を変更する機構を示す説明図である。 カムの間隔を切替える機構を示す説明図である。 情報提示範囲の変形例を示す説明図である。 ロッド列を変位して触力覚的作用を発生する機構を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に何ら限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[システム構成]
実施形態の情報提示装置のシステム構成について、図1を参照しながら説明する。情報提示装置は、車両に搭載されるもので、運転者が操作するステアリングホイール50を介して車両の状態に関する情報を運転者に対して提示する。情報の提示は、ステアリングホイール50を握る運転者の手に触力覚的作用により示される触力覚情報を与えることで行われる。
情報提示装置は、システム構成として、車両内外センサ10と、車両状態検出部20と、支援情報生成部30と、触力覚情報提示部40とを備える。
車両内外センサ10は、運転者に提示する情報を生成するのに必要な車両内外の各種状態を検知するためのセンサ類である。その内容としては、例えば、周辺車両との距離を計測する距離センサ、自車両の速度を計測する速度センサ、ステアリングの舵角を計測する舵角センサ、アクセルの操作量を検知するアクセルセンサ、ブレーキの操作量を検知するブレーキセンサ、車両の加速度を検知する加速度センサ、車線を検知する車線検知センサ等が挙げられるが、どのようなセンサを採用するかについては任意の設計事項である。
車両状態検出部20及び支援情報生成部30は、CPU,ROM,RAM,I/O等を備えた周知の情報処理装置(例えば、マイクロコンピュータ)として構成されている。車両状態検出部20は、車両内外センサ10から入力された各種検知情報に基づいて、自車両の状態(車両の走行状態や各装置の状態、周辺車両状況等)を検出し、その検出結果を支援情報生成部30に入力する。
支援情報生成部30は、車両状態検出部20から入力された検出結果に応じて、触力覚情報提示部40において提示する情報内容を生成し、その情報内容を触力覚情報提示部40に入力する。生成する情報内容の一例としては、車両状態に基づいて加速や減速等の速度調整を要する状況であると判断した場合には、加速あるいは減速指示情報を生成し、左右へのステアリング操作を要する状況であると判断した場合には、左転回あるいは右転回指示情報を生成し、何らかの異常を報知する場合や注意喚起を必要とする状況であると判断した場合には、異常報知情報や注意喚起情報を生成する。その他、どのような情報内容を生成するかについては任意の設計事項である。
触力覚情報提示部40は、車両の操舵装置を構成するステアリングホイール50の内部に設置され、ステアリングホイール50を把持する運転者の手に作用する触力覚情報を発生する。触力覚情報提示部40は、ロッド部41、カム部43、カム駆動部45、及び、それらの駆動を制御する駆動制御部からなる。
触力覚情報提示部40の各部が組込まれるステアリングホイール50は、運転者が把持するための外周部分を構成する環状のホイール部51と、ステアリングホイールの基部となるボス部53と、ホイール部51をボス部53に接続するスポーク部52からなる。このうち、ホイール部51のおよそ1時から5時の範囲にあたる右把持部の内部と、およそ7時から11時の範囲にあたる左把持部の内部のそれぞれ箇所に、ロッド部41及びカム部43のセットが個別に設けられている。
ロッド部41は、ホイール部51の各把持部の外周側に沿って複数のロッドが一定間隔で列状に配列したロッド列を備える。ロッド部41の各ロッドは、カム部43に形成されたカム形状に沿ってホイール部51の内部から表面に突出するように往復運動することで運転者の手に触力覚的作用を与える。
カム部43は、ホイール部51の各把持部に配置されたロッド部41に沿って、ロッド部41の更に内側に配置される。このカム部43は、把持部の内部をホイール部51の周形状に沿って展張された環状のベルト状体に、一定間隔で膨隆状のカムが列状に形成されている。各カムは、ロッド部41の各ロッドの真下に位置するときに、そのロッドをホイール部51の径方向に押し出すようなっている。
カム部43の両端部分は例えば滑車等により支持されており、これを支点にしてカム部43全体が回転し把持部内部を往復循環する。カム部43が回転することで、カム部43に形成されたカム列がホイール部51の周形状に沿って一斉に変位する。これにより、各カムがロッド部41の各ロッドに順次作用し、ロッド部41を作動させて触力覚的作用を生成する。
カム駆動部45は、左右の把持部に設けられた各カム部43に対して1つずつ設けられており、モータ等の駆動力によりカム部43を回転させる。これにより、カム部43に形成されている複数のカムを1つの駆動手段で一斉に変位させることができるようになっている。また、カム駆動部45は、カム部43を時計回りと反時計回りの任意の方向に回転させることができるようになっている。これにより、ロッド部41に作用する側のカム列の変位方向を、図面上に示す下から上へ向かう方向と上から下へ向かう方向とで切替可能となっている。
触力覚情報提示部40の駆動制御部は、支援情報生成部30から入力された情報内容に応じてカム駆動部45を作動させるための作動信号を生成し、カム駆動部45に入力する電子回路部品である。カム駆動部45は、駆動制御部から入力された作動信号に従って作動する。
[ロッド部41、カム部43の詳細な説明]
つぎに、ホイール部51の把持部に設けられるロッド部41及びカム部43の詳細な構造について、図2を参照しながら説明する。図2は、ホイール部51の把持部の内部構造を示す断面図である。
図2に示すように、ロッド部41は、中空状のホイール部51の外郭に一定間隔L2で設けられた複数の貫通孔に、棒状のロッド42(図2では42a〜42dを示す)を長手(軸線)方向に埋め込んで構成されている。各ロッド42は、例えば弾性体によりロッド42の軸線方向に往復移動可能なようにホイール部51に支持されており、無荷重の状態ではロッド42の一端がホイール部51の表面とほぼ面一になる位置に停止するように取付けられる。図2に示す事例では、ロッド42b〜42dがその状態に該当する。
一方、カム部43は、ホイール部51の周方向に沿ってロッド部41の内側に隣接して展張されたベルト状体46に一定間隔L1で膨隆形状のカム44(図2では44a〜44eを示す)が形成されている。カム部43は、カム駆動部45の作動に従ってホイール部51の周方向(図面上に示す上下方向)に沿って変位する。
その過程において、変位するカム44がロッド42に接触し、そのロッド42に対してホイール部51の内側から外側に向けて荷重を加えることにより、そのロッド42はカム44の形状に沿って押し出されてホイール部51の表面から突出する。これにより、把持部を握っている運転者の手に触力覚的作用を及ぼす。図2に示す事例では、カム44aと接触しているロッド42aがその状態に該当する。そして、カム44が更に変位してロッド42との接触状態が解消すると、ロッド42は弾性力により元の位置に復帰する。カム部43を継続して変位させることで、ロッド部41の各ロッド42が順次繰り返し作動し、連続的な触力覚的作用を発生する。
なお、カム44同士の間隔L1とロッド42同士の間隔L2とは、互いに異なる寸法になるよう設計されている。図2に示す事例では、L1<L2となっている。これにより、複数のロッド42間で互いの作動タイミングをずらすことができる。この場合、列状に配列するロッド42がカム部43の変位方向に沿って所定の時間差で連鎖して作動するので、運転者の拳の中で生じる触力覚的作用が一方向に進行するような方向性を持った触力覚情報を提示できる。この原理について、図3を参照しながら説明する。
図3の上側は、カム部43を変位させているときの4つのロッド42a〜42dの作動状態の推移を示すタイムチャートである。このタイムチャートは横軸に時間tをとり、縦軸にロッドの変位yをとったものである。下側の(a),(b),(c),(d)の各図は、各時刻t1,t2,t3,t4におけるロッド42とカム44との位置関係を示したものである。なお、図3に示す事例では、ロッド間隔L2がカム間隔L1よりも大きくなっており、カム部43が図面上に示す下から上に向かって一定速度で変位する状況を想定している。
最初に、時刻t1において、図中の最下方に位置するロッド42aにカム44aが接触することで、ロッド42aが作動する。このとき、図中に示す他のロッドは何れも作動していない。
つぎに、時刻t2において、カム部43が上方に少し変位すると、図中の下から2番目に位置するロッド42bにカム44bが接触することで、ロッド42bが作動する一方、ロッド42aとカム44aとの接触が解消することで、ロッド42aが元の位置に戻っている。この時点ではロッド42c,42dはまだ作動していない。
つぎに、時刻t3において、カム部43が上方に更に変位すると、図中の下から3番目に位置するロッド42cにカム44cが接触することで、ロッド42cが作動する一方、ロッド42bとカム44bとの接触が解消することで、ロッド42bが元の位置に戻っている。この時点ではロッド42dはまだ作動していない。
そして、時刻t4において、カム部43が上方に更に変位すると、図中の下から4番目に位置するロッド42dにカム44dが接触することで、ロッド42dが作動する一方、ロッド42cとカム44cとの接触が解消することで、ロッド42bが元の位置に戻っている。以降、カム部43の変位を継続すると、時刻t1〜t4の間における各ロッド42の作動を1サイクルとし、同じサイクルを順次繰返す。
このように、カム部43が下から上に向かって変位することで、その動きに応じてロッド42a〜42dが順次連鎖的に作動し、触力覚的作用が一方向に進行する方向性のある触力覚情報を提示できる。また、カム部43の変位方向を反対方向に切替えることで、触力覚的作用の進行方向も反対方向に切替えることができる。
[情報提示内容のバリエーション]
触力覚情報提示部40において、カム部43の変位方向の切替によってロッド部41における触力覚的作用の進行方向を切替えられることについては既に説明したとおりである。そこで、触力覚的作用の進行方向の組合せにより実現可能な情報提示内容のバリエーションについて、図4を参照しながら説明する。
図4(a)に示す事例は、ステアリングホイール50の左側把持部において図面上に示す下から上に向けて進行する(すなわち時計回り)触力覚的作用を発生させ、右側把持部において下から上に向けて進行する(すなわち反時計回り)触力覚的作用を発生させる情報提示内容である。このような情報提示内容によれば、左右の把持部を介して運転者に対して前に進むような感覚を想起させることができる。そこで、例えば、加速や前進等を促す旨の指示といった、車両を前に進ませることに関する情報提示を行うことができる。
図4(b)に示す事例は、ステアリングホイール50の左側把持部において図面上に示す上から下に向けて進行する(すなわち反時計回り)触力覚的作用を発生させ、右側把持部において上から下に向けて進行する(すなわち時計回り)触力覚的作用を発生させる情報提示内容である。このような情報提示内容によれば、左右の把持部を介して運転者に対して後に下がるような感覚を想起させることができる。そこで、例えば、減速や停止、あるいは後退等を促す旨の指示といった、車両の前進を抑制することに関する情報提示を行うことができる。
図4(c)に示す事例は、ステアリングホイール50の左側把持部において図面上に示す下から上に向けて進行する(すなわち時計回り)触力覚的作用を発生させ、右側把持部において上から下に向けて進行する(すなわち時計回り)触力覚的作用を発生させる情報提示内容である。このような情報提示内容によれば、左右の把持部を介して運転者に対して時計回りに回る、すなわち右方向に曲がるような感覚を想起させることができる。そこで、例えば、右転回や右方向への進路変更等を促す旨の指示といった、右方向に操舵することに関する情報提示を行うことができる。
図4(d)に示す事例は、ステアリングホイール50の左側把持部において図面上に示す上から下に向けて進行する(すなわち反時計回り)触力覚的作用を発生させ、右側把持部において下から上に向けて進行する(すなわち反時計回り)触力覚的作用を発生させる情報提示内容である。このような情報提示内容によれば、左右の把持部を介して運転者に対して反時計回りに回る、すなわち左方向に曲がるような感覚を想起させることができる。そこで、例えば、左転回や左方向への進路変更等を促す旨の指示といった、左方向に操舵することに関する情報提示を行うことができる。
図4(e)に示す事例は、ステアリングホイール50の左右両方の把持部において、上下に細かく振動する触力覚的作用を発生させる情報提示内容である。このような情報提示内容によれば、左右の把持部を介して運転者に対して強い注意を喚起させることができる。そこで、例えば、何らかの異常や危険、注意すべき対象の存在を知らせる等、注意喚起に関する情報提示を行うことができる。
[ロッド間隔を変更可能にする構成の説明]
触力覚情報提示部40において、ロッド部41を構成する各ロッド42同士の間隔を変更することで、各ロッド42がカム44と接触し作動するタイミングが変化する。その結果、運転者の手に与える感触を変えることができ、より多様な情報提示が可能となる。ここでは、ロッド42同士の間隔を変更可能にする構成について、図5を参照しながら説明する。
図5(a),(b),(c)は、ロッド間隔(ピッチ)を変更するための構成としてピッチ可変板47をロッド部41に装着し、このピッチ可変板47の作用によりロッド間隔をそれぞれ変更した事例を示すものである。
ピッチ可変板47は、板状の部材に各ロッド42を挿通させるための細長いスリットが形成されている。これらのスリット短手方向の幅は、ロッド42よりやや大きい程度であり、この幅によってスリットに挿通されるロッド42の位置を規定する。また、各スリットは長手方向に互いに非平行に配置されており、A方向矢視図に示すように右側から左側に向かって徐々に間隔が開く放射状になっている。なお、スリットの間隔が開く向きについては反対方向でも構わない。
一方、ピッチ可変板47に挿通される各ロッド42は、ピッチ可変板47のスリットの傾きに合わせて図面上での上下方向にスライドするようになっている。また、ホイール部51の外郭部分には、ロッド42を露出させるための溝孔511が形成されている。この溝孔511の長さは、各ロッド42がスライドする最大幅に合わせた寸法となっている。
このような構成において、ピッチ可変板47をA方向矢視図での左右方向にスライドさせることで、ピッチ可変板47のスリットとカム列とが交差する部分におけるスリット同士の間隔に合わせて、ロッド42同士の間隔を狭めたり広げたりできる。ピッチ可変板47の移動は、例えば、ピッチ可変板47を駆動するための駆動手段(図示省略)を設け、触力覚情報提示部40の駆動制御部が、提示すべき情報内容に応じてピッチ可変板47を駆動するための駆動手段を制御し、自動的にロッド間隔を調節するように構成することが考えられる。
そして、図5(a)に示す事例は、ピッチ可変板47のスリットの中央部分にロッド42が位置するようにピッチ可変板47を移動させた状態を示している。このときのロッド間隔は調節可能範囲で中間程度の幅(L1)となる。また、図5(b)に示す事例は、ピッチ可変板47のスリットの左端にロッド42が位置するようにピッチ可変板47を右側に最大限移動させた状態を示している。このときのロッド間隔は調節可能範囲で最大幅(L2)となる。また、図5(c)に示す事例は、ピッチ可変板47のスリットの右端にロッド42が位置するようにピッチ可変板47を左側に最大限移動させた状態を示している。このときのロッド間隔は調節可能範囲で最少幅(L3)となる。
図5(a),(b),(c)では、ロッド間隔がそれぞれ異なる状態であるが、作動状況の比較を容易にするためカム部43の位相位置は全て同じにしてある。このとき、ロッド間隔が異なることで、カム部43の位相位置が同じであっても各ロッド42の作動状況がそれぞれ異なっていることに注目されたい。
[カム間隔を変更可能にする構成の説明]
触力覚情報提示部40において、ロッド間隔を変更する他、カム部43に形成されている各カム44同士の間隔を変更することでも、各ロッド42がカム44と接触し作動するタイミングが変化する。その結果、ロッド間隔を変更したときと同様に、カム間隔を変更することでも、運転者の手に与える感触を変えることができ、より多様な情報提示が可能となる。ここでは、カム44同士の間隔を変更可能にする構成について、図6,7に示す2つの事例を参照しながら説明する。
図6(a),(b),(c)は、カム間隔を変更するための構成として、カム44同士を例えばバネやゴムのような伸縮性のある弾性体で連結したカム部43を構成し、そのカム部43全体の長さを変えて弾性体を伸縮させることにより、カム間隔をそれぞれ変更した事例を示すものである。
カム部43の長さを変更するには、カム部43の端部に設けられた滑車48の位置を図面上に示す上下方向に移動することで行う。滑車48の移動は、例えば、滑車48を移動するための移動手段(図示省略)を設け、触力覚情報提示部40の駆動制御部が、提示すべき情報内容に応じて滑車48を移動するための移動手段を制御し、自動的にカム間隔を調節するように構成することが考えられる。
図6(a)に示す事例は、滑車48の位置を上下方向の移動可能範囲における中程度の位置に移動させた状態を示している。このときのカム間隔は調節可能範囲で中間程度の幅(L1)となる。また、図6(b)に示す事例は、滑車48の位置を上下方向の移動可能範囲における下方の位置に移動させた状態を示している。このとき、カム部43の長さ方向にかかる張力が減少してカム44を連結している弾性体が収縮することにより、カム間隔が小さくなる(L2)。また、図6(c)に示す事例は、滑車48の位置を上下方向の移動可能範囲における上方の位置に移動させた状態を示している。このとき、カム部43の長さ方向にかかる張力が増大してカム44を連結している弾性体が伸長することにより、カム間隔が大きくなる(L3)。図6(a),(b),(c)に示すとおり、カム間隔が異なることで、各ロッド42の作動状況がそれぞれ異なっていることに注目されたい。
つぎに、図7(a),(b)は、カム間隔を変更するための構成として、カム部43のベルト状体46に、カム間隔が互いに異なる2つのカム列を個別に形成し、ロッド部41に作用するカム列を何れか一方に切替えることにより、カム間隔をそれぞれ変更した事例を示すものである。
ベルト状体46には、ロッド部41と対面する作用側の面と、ロッド部41と対面しない非作用側の面の両面に、カム間隔が互いに異なるカム列44x,44yが形成されている。本事例では、カム列44xにおけるカム同士の間隔はL1で、カム列44yにおけるカム同士の間隔はL2となっており、間隔L1,L2の大小関係は、L1>L2である。ロッド部41に作用するカム間隔を変更するには、ベルト状体46のカム面をロッド部41に対して反転させ、ロッド部41と対面するカム列44x,44yを入れ替えることで行う。
カム列44x,44yの入れ替えは、例えば、カム部43のベルト状体46を反転させるための駆動手段(図示省略)を設け、触力覚情報提示部40の駆動制御部が、提示すべき情報内容に応じてベルト状体46を反転させるための駆動手段を制御し、自動的にカム間隔を切替えするように構成することが考えられる。
図7(a)に示す事例は、カム列44x(間隔:L1)が形成されている面をロッド部41に対面させた状態を示している。この状態でカム部43を駆動させると、カム列44xがロッド部41に作用し、カム間隔に応じたタイミングで各ロッド42が作動する。一方、図7(b)に示す事例は、カム列44y(間隔:L2)が形成されている面をロッド部41に対面させた状態を示している。この状態でカム部43を駆動させると、カム列44yがロッド部41に作用し、カム間隔に応じたタイミングで各ロッド42が作動する。
図7(a),(b)では、ロッド部41に作用する側のカム間隔がそれぞれ異なる状態であるが、作動状況の比較を容易にするためカム部43の位相位置は同じにしてある。このとき、カム間隔が異なることで、カム部43の位相位置が同じであっても各ロッド42の作動状況がそれぞれ異なっていることに注目されたい。
[情報提示範囲のバリエーション]
本実施形態の変形例として、情報提示範囲のバリエーションについて図8を参照しながら説明する。
図8(a)は、ホイール部51の左右の把持部に対応した情報提示範囲を、右側は12時から6時までの範囲に広げ、左側は6時から12時までの範囲に広げた事例を示すものである。図8(a)に示す事例では、図1に示す事例と比較して、より広範囲で情報提示が可能である。その分、ロッド部41やカム部43の延長に伴い、ロッドの個数やカムの個数は増加するものの、左右のカム部43を駆動するためのカム駆動部45の個数自体は増加していないため、コスト的に有利な構成である。
図8(b)は、ホイール部51の全周にわたって配置したロッド部41を、同じくホイール部51の全周にわたって配置した単独のカム部43によって作動させる構成を示すものである。図8(b)に示す事例では、左右の把持部で独立した情報提示を行うことはできないものの、単一のカム駆動部45でホイール部51の全周にわたって触力覚的作用を発生させることができる点において、コスト的に有利な構成である。
[効果]
上記実施形態の情報提示装置によれば、以下の効果を奏する。
カム部43に形成された複数のカム44よって複数のロッド42を作動させるという簡素な構成にて、運転者に対する触力覚情報の提示が可能である。複数のロッド42を作動させるカム部43は1つのカム駆動部45によって一斉に駆動することができるので、個々のロッド42にそれぞれモータ等の駆動手段を設ける必要がない。よって、ステアリングホイール50の広い範囲で触力覚情報を提示可能にする場合でも、その規模に応じてロッド部41やカム部43を延長すればよく、カム駆動部45の数を増やす必要はない。そのため、製造コストを低く抑えることができ、有利である。
ロッド間隔とカム間隔とが互いに異なるように構成したことで、列状に配列するロッド42がカム44の変位方向に沿って所定の時間差で連鎖して作動するので、運転者の拳の中で生じる触力覚的作用が一方向に進行するような方向性を持った触力覚情報を提示できる。このような方向性を持った触力覚情報を提示できるという利点を活かし、例えば、ステアリングホイールを握る拳の小指側(下側)から親指側(上側)へ向けて登っていくような感触や、逆に親指側(上側)から小指側(下側)へと下がっていくような感触、あるいは、上下に振動する感触等を使い分けて、様々な内容の情報を提示できる。
ステアリングホイールの右手側の把持部と左手側の把持部との2箇所にそれぞれ独立してロッド部41及びカム部43を設けたことで、左右の把持部で独立して触力覚情報のパターンを切替えることができる。これにより、バリエーションに富んだ情報提示を行うことができる。
カム間隔やロッド間隔を変更可能にすることで、ロッドの作動間隔やロッド間の作動パターンを任意に変化させることができる。その結果、運転者の拳の中で生じる触力覚的作用を変化させることができ、提示可能な情報内容にバリエーションをもたらすことができる。
[別実施形態]
上述までの実施形態では、ロッド部41に対してカム部43側を変位させることで、カムをロッドに作用させ、ロッドの作動による触力覚的作用を発生させる構成について説明した。これに対し、カム側を固定し、ロッド側をカムに対して変位させることで、カムをロッドに作用させて触力覚的作用を発生させるような構成であってもよい。このような構成について、図9を参照しながら説明する。
図9は、別実施形態におけるホイール部51の把持部の内部構造を示す断面図であり、作動状態の時系列の変化を(a),(c),(c)の順に表したものである。
図9に示すように、ロッド部61は、ホイール部51の内部において、ホイール部51の周方向に沿って展張された支持体63に、棒状の複数のロッド62が、図面上に示す左右方向に長手(軸線)方向を向けて一定間隔で支持されて構成されている。ロッド部61は、ロッド駆動部66の作動に従ってホイール部51の周方向(図面上に示す上下方向)に沿って全体的に変位する。
一方、カム部64は、ホイール部51の周方向に沿って、ロッド部61の内側に隣接するようにして複数の膨隆形状のカム65が一定間隔で形成されている。なお、カム部64は、ホイール部51に対して固定されている。また、ホイール部51の外郭には、カム部64の各カム65と正対する位置にロッド62を突出させるための貫通孔が設けられている。
図9(a)に示す状態では、カム65とロッド62とが何れも接触しておらず、ロッド62はホイール部51の外側には露出していない。この状態から、ロッド部61を図面上に示す下方向に徐々に変位させると、変位する複数のロッド62が同時に各カム65に接触し、各カム65からホイール部51の外側に向けて荷重を受ける。その結果、図9(b)に示すとおり、ロッド部61全体がカム65の形状に沿って図面上で示す右側に押し出され、各ロッド62がホイール部51の表面から突出する。これにより、把持部を握っている運転者の手に触力覚的作用を及ぼす。
そして、ロッド部61が更に変位してロッド62とカム65との接触状態が解消すると、図9(c)に示すとおり、ロッド部61は元の位置に復帰する。ロッド部61を継続して変位させることで、ロッド部61が繰り返し往復運動し、断続的な触力覚的作用を発生する。
このように構成された別実施形態では、カム部64列によって変位を与えられるロッド部61は1つのロッド駆動部66によって一斉に駆動することができるので、個々のロッドにそれぞれモータ等の駆動手段を設ける必要がない。よって、ステアリングホイールの広い範囲で触力覚情報を提示可能にする場合でも、その規模に応じてロッド62及びカム65の個数を増やせばよく、ロッド駆動部66の数を増やす必要はない。そのため、製造コストを低く抑えることができ、有利である。
10…車両内外センサ、20…車両状態検出部、30…支援情報生成部、40…触力覚情報提示部、41…ロッド部、42…ロッド、43…カム部、44…カム、45…カム駆動部、46…ベルト状体、47…ピッチ可変板、48…滑車、50…ステアリングホイール、51…ホイール部、511…溝孔、52…スポーク部、53…ボス部、61…ロッド部、62…ロッド、63…ロッド支持体、64…カム部、65…カム、66…ロッド駆動部。

Claims (9)

  1. ステアリングホイールの把持部を介して運転者の手に作用する触力覚情報を提示する情報提示装置であって、
    前記把持部の内部に設けられ、複数のカムが前記把持部の周方向に沿って列状に形成され、その複数のカムからなるカム列を前記把持部の周方向に沿って一斉に変位可能に構成されたカム状部と、
    前記把持部の内部に設けられ、変位する前記カムに接触してその形状に沿って前記把持部の表面方向に往復運動することで運転者の手に触力覚的作用を与える複数のロッドが、前記カム状部に沿って前記把持部の周方向に列状に配列したロッド列からなる作用部と、
    前記カム列が前記作用部のロッド列に沿って変位して各ロッドに対して作用するように前記カム状部を駆動するカム駆動手段とを備えること
    を特徴とする情報提示装置。
  2. 請求項1に記載の情報提示装置において、
    前記カム状部に形成された複数のカムは、一定間隔で列状に配列しており、
    前記作用部における複数のロッドは、一定間隔で列状に配列しており、
    前記カム同士の間隔と、前記ロッド同士の間隔とが異なること
    を特徴とする情報提示装置。
  3. 請求項2に記載の情報提示装置において、
    前記カム駆動手段は、前記カム列が前記ロッド列に沿った第1の方向に一方的に変位するように前記カム状部を駆動させる第1の動作態様と、前記カム列が前記第1の方向とは反対方向の前記ロッド列に沿った第2の方向に一方的に変位するようにカム状部を駆動させる第2の動作態様と、前記カム列の変位方向を前記第1の方向と前記第2の方向とに周期的に切替えて定常振動するように前記カム状部を駆動させる第3の動作態様とを、提示する情報の内容に応じて切替えること
    を特徴とする情報提示装置。
  4. 請求項3に記載の情報提示装置において、
    ステアリングホイールの右手側の把持部と左手側の把持部との2箇所にそれぞれ独立して前記カム状部、前記作用部及び前記カム駆動手段を備え、
    右手側の前記カム駆動手段と左手側の前記カム駆動手段とにおいて、前記第1の動作態様、前記第2の動作態様、及び前記第3の動作態様の組合せを変えることにより、運転者の手に作用する触力覚情報のパターンを切替可能であること
    を特徴とする情報提示装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の情報提示装置において、
    前記カム状部は、前記ロッドに作用する前記カム同士の間隔を変更するカム間隔変更手段を備えること
    を特徴とする情報提示装置。
  6. 請求項5に記載の情報提示装置において、
    前記カム状部は、前記カム同士の間隔が互いに異なる複数のカム列を備え、
    前記カム間隔変更手段は、前記ロッドに作用する前記カム列を選択的に切替えることで、前記ロッドに作用する前記カム同士の間隔を変更すること
    を特徴とする情報提示装置。
  7. 請求項5に記載の情報提示装置において、
    前記カム状部は、伸縮性のある部材を介して前記カム同士を連結してカム列が形成された構成を有し、
    前記カム間隔変更手段は、前記カム状部を前記カム列の方向に伸縮させることで、前記ロッドに作用する前記カム同士の間隔を変更すること
    を特徴とする情報提示装置。
  8. 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の情報提示装置において、
    前記作用部は、前記ロッドの位置を変更することで前記ロッド同士の間隔を変えるロッド間隔変更手段を備えること
    を特徴とする情報提示装置。
  9. ステアリングホイールの把持部を介して運転者の手に作用する触力覚情報を提示する情報提示装置であって、
    前記把持部の内部に設けられ、複数のカムが前記把持部の周方向に沿って列状に形成されたカム状部と、
    前記把持部の内部に設けられ、変位しながら前記カムに接触してその形状に沿って前記把持部の表面方向に往復運動することで運転者の手に触力覚的作用を与える複数のロッドが、前記カム状部に沿って前記把持部の周方向に列状に配列し、その複数のロッドからなるロッド列を前記把持部の周方向に沿って一斉に変位可能に構成された作用部と、
    前記ロッド列が前記カム状部のカム列に沿って変位して前記各カムと接触するように前記作用部を駆動するロッド駆動手段とを備えること
    を特徴とする情報提示装置。
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