JP2013001145A - 子供用乗物 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要に応じてペダルクランクを取り外すことができる子供用乗物を提供する。
【解決手段】前輪3と、前輪3に固定された車輪軸13と、車輪軸13を回転自在に軸支する一対の回転軸受部26と、三輪車1の左右側から車輪軸13に挿入される一対のペダルクランク6と、を備え、車輪軸13には、各ペダルクランク6の車輪軸13に対する回転を規制する一対の回転規制部14を設け、各回転軸受部26には、それぞれ各ペダルクランク6を車輪軸13に対して脱着可能に連結する連結機構30を設け、各ペダルクランク6には、それぞれ回転規制部14に当接されることにより回転が規制される被回転規制部20と、連結機構30に係止される溝25と、を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車輪の車輪軸にペダルクランクが連結される子供用乗物に関する。
従来、三輪車は、前輪の車輪軸に1本のペダルクランクが固定されており、この車輪軸又はペダルクランクが、フロントフォークに取り付けられた軸受部に軸支されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平06−022182号公報
ところで、このような構成の三輪車は、ペダルクランクの両端部に取り付けられたペダルを漕ぐことで走行が可能となっているため、自らペダルを漕ぐことができない幼児期の子供は、自ら三輪車を走行させることができない。そこで、大人が三輪車を押すことができるように、後部に手押バーを取り付けた三輪車が考え出された。
しかしながら、このような手押バーを押して三輪車を走行させると、前輪の回転に伴いペダルクランクも回転するため、三輪車に乗っている子供の足にペダルクランクがぶつかってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、必要に応じてペダルクランクを取り外すことができる子供用乗物を提供することを目的とする。
本発明に係る子供用乗物は、車輪と、車輪に固定された中空の車輪軸と、車輪軸を軸支する軸受部と、車輪軸の一方側に挿入される第一ペダルクランクと、車輪軸の他方側に挿入される第二ペダルクランクと、第一ペダルクランクを車輪軸に対して脱着可能に連結する第一連結部と、第二ペダルクランクを車輪軸に対して脱着可能に連結する第二連結部と、車輪軸に対する第一ペダルクランクの回転を規制する第一回転規制部と、車輪軸に対する第二ペダルクランクの回転を規制する第二回転規制部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る子供用乗物によれば、ペダルクランクが、車輪軸の一方側に挿入される第一ペダルクランクと車輪軸の他方側に挿入される第二ペダルクランクとに分割されているため、車輪軸に対するペダルクランクの挿抜を容易に行うことができる。そして、第一連結部及び第二連結部により第一ペダルクランク及び第二ペダルクランクが車輪軸に連結されるため、第一ペダルクランク及び第二ペダルクランクが車輪軸から脱落するのを防止することができるとともに、必要に応じてペダルクランクを取り外すことができる。更に、車輪軸に挿入された第一ペダルクランク及び第二ペダルクランクは、第一回転規制部及び第二回転規制部により車輪軸に対する回転が規制されるため、第一ペダルクランク及び第二ペダルクランクを車輪軸に連結することで、第一ペダルクランク及び第二ペダルクランクの回転を確実に車輪に伝達することができる。しかも、車輪に固定された車輪軸が軸受部に軸支されているため、車輪軸から第一ペダルクランク及び第二ペダルクランクを取り外しても、車輪は車輪軸を介して軸受部に軸支された状態が保持されるため、子供用乗物としての機能を維持することができる。
この場合、第一連結部及び第二連結部は、車輪軸の軸線方向外側に配置されており、第一回転規制部及び第二回転規制部は、車輪軸の内側に配置されていることが好ましい。
このように、車輪軸の軸線方向外側に第一連結部及び第二連結部を配置し、車輪軸の内側に第一回転規制部及び第二回転規制部を配置することで、第一ペダルクランク及び第二ペダルクランクの車輪軸への挿入量を長くすることができるため、第一ペダルクランク及び第二ペダルクランクの取り付け強度を向上させることができる。しかも、車輪軸の構成が複雑化するのを抑制できるため、メンテナンス性を向上させることもできる。
本発明によれば、必要に応じて子供用乗物からペダルクランクを取り外すことができる。これにより、自らペダルを漕げない幼児期の子供であっても、ペダルクランクを気にすることなく子供用乗物に乗ることができるため、長期に亘って同じ子供用乗物に乗ることができる。
実施形態に係る三輪車を示す側面図である。 図1に示すII−II線における一部断面図である。 図2においてペダルクランクを取り外した状態を示した一部断面図である。 ペダルクランクを示した斜視図である。 図2の一部拡大図である。 図5に示すVI−VI線における断面図である。 図3の一部拡大図である。 図7に示すVIII−VIII線における断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る子供用乗物の好適な実施形態について詳細に説明する。本実施形態は、本発明に係る子供用乗物を三輪車に適用したものである。なお、全図中、同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
図1は、実施形態に係る三輪車を示す側面図である。図2は、図1に示すII−II線における一部断面図である。図3は、図2においてペダルクランクを取り外した状態を示した一部断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る三輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2の前側に配置された1本の前輪3と、下部が二股に分かれた逆U字状に形成されて前輪3を軸支するフロントフォーク4と、フロントフォーク4に連結されて前輪3を操舵するハンドル5と、前輪3に脱着可能に連結される右側ペダルクランク6a及び左側ペダルクランク6bと、車体フレーム2の後側に軸支された一対の後輪7と、子供が着座するサドル8と、大人が三輪車1を押す手押バー9と、を備えている。なお、右側ペダルクランク6aと左側ペダルクランク6bとは同一構成であるため、以下の説明では、特にこれらを分けて説明する場合を除き、両者をペダルクランク6として纏めて説明する。
前輪3は、中央が膨らんだ円板状のホイル11と、ホイル11の外周面に嵌め込まれたタイヤ12と、を備えている。そして、ホイル11の半径方向中心部に車輪軸13が固定されている。なお、ホイル11に対する車輪軸13の固定は、ホイル11と車輪軸13とが一体となって軸周り方向に回転することができれば如何なる手段により行ってもよく、例えば、接着、ネジ留め、溶接などにより行うことができる。
車輪軸13は、前輪3をフロントフォーク4に軸支するとともに、右側ペダルクランク6a及び左側ペダルクランク6bが連結される部材である。
車輪軸13は、円形内周面を有する中空パイプ状(円筒状)に形成されており、三輪車1の右側から車輪軸13の内側に右側ペダルクランク6aを挿入することが可能となっており、また、三輪車1の左側から車輪軸13の内側に左側ペダルクランク6bを挿入することが可能となっている。また、車輪軸13は、両端が前輪3(ホイル11)の軸線方向に延びて、二股に分かれた左右のフロントフォーク4に軸支されている。
車輪軸13には、三輪車1の右側から車輪軸13の内側に挿入された右側ペダルクランク6aが、車輪軸13に対して車輪軸13の軸周り方向に回転するのを規制する右側回転規制部14aと、三輪車1の左側から車輪軸13の内側に挿入された左側ペダルクランク6bが、車輪軸13に対して車輪軸13の軸周り方向に回転するのを規制する左側回転規制部14bと、が設けられている。なお、右側回転規制部14aと左側回転規制部14bとは同一構成であるため、以下の説明では、特にこれらを分けて説明する場合を除き、両者を回転規制部14として纏めて説明する。
回転規制部14は、車輪軸13の内部空間を貫通する棒状金具(ピン状金具)により構成されており、車輪軸13の内部空間は、回転規制部14により円の一部が切り欠かれた半円形に狭めている。右側回転規制部14aと左側回転規制部14bとは、車輪軸13の中心軸線に対して点対称に配置されており、右側回転規制部14aにより狭められた車輪軸13の中空内部と左側回転規制部14bにより狭められた車輪軸13の中空内部とが、車輪軸13の中心軸線に対して180°回転した位置に配置されている。
このような右側回転規制部14a及び左側回転規制部14bは、互いに離間した位置に配置されるとともに、車輪軸13の中心から等距離の位置に配置されている。なお、右側ペダルクランク6a及び左側ペダルクランク6bの車輪軸13への挿入量を大きくする観点から、右側回転規制部14a及び左側回転規制部14bは、車輪軸13に挿入される右側ペダルクランク6aと左側ペダルクランク6bとが干渉しない範囲で、できるだけ近接した位置に配置することが好ましい。
図4は、ペダルクランクを示した斜視図である。図4に示すように、ペダルクランク6は、円形断面の棒状部材を2箇所で屈曲したクランク形状となっており、車輪軸13に挿入されて車輪軸13の軸線方向外側に向けて延びる第一水平軸部16と、第一水平軸部16から屈曲して車輪軸13の軸線から離間する方向に延びる屈曲軸部17と、屈曲軸部17から屈曲して車輪軸13の軸線方向外側に向けて延びる第二水平軸部18と、を備えている。なお、第二水平軸部18には、ペダルが取り付けられている。
第一水平軸部16には、円形断面の本体軸部19と、本体軸部19の先端側に配置された半円断面の被回転規制部20と、が形成されている。
被回転規制部20は、回転規制部14により狭められた車輪軸13の内部空間に挿入されて、回転規制部14と噛み合うことにより軸回り方向の回転が規制される部位であり、右側ペダルクランク6aの被回転規制部20は、右側回転規制部14aにより軸回り方向の回転が規制され、左側ペダルクランク6bの被回転規制部20は、左側回転規制部14bにより軸回り方向の回転が規制される(図2及び図3参照)。
被回転規制部20は、回転規制部14により狭められた車輪軸13の内部空間の形状に適合する断面であって、本体軸部19の端部が軸線方向に平行な平面で切り欠かれた半円断面に形成されている。この被回転規制部20の外周面は、本体軸部19の周面に連続する半円弧状の円弧状外周面部21と、円弧状外周面部21の両端縁を結び被回転規制部20の半径方向外側に向けられる平面状の第一平面部22と、第一平面部22から垂直に立ち上がり被回転規制部20の先端側に向けられる平面状の第二平面部23と、により構成されている。そして、被回転規制部20の先端には、車輪軸13への挿入を円滑にするべく、角が面取りされたテーパ面24が形成されている。
このため、第一水平軸部16が車輪軸13に挿入されて、被回転規制部20が回転規制部14により狭められた車輪軸13の内部空間を通過すると、第二平面部23が回転規制部14に当接し、車輪軸13に対する第一水平軸部16の更なる挿入が阻止され、第一平面部22が回転規制部14に当接し、車輪軸13に対する第一水平軸部16の軸周り方向の回転が規制される。
そして、本体軸部19の外周面には、溝25が形成されている。この溝25は、第二平面部23が回転規制部14に当接したときに、車輪軸13の軸線方向外側となる位置に形成されている。溝25の底面は、本体軸部19と同心円状の円周面に形成されている。なお、溝25の深さ及び幅は、本体軸部19の強度を十分保持できる範囲で、適宜設定することができる。
図2及び図3に示すように、フロントフォーク4は、前輪3に固定された車輪軸13を回転可能に軸支するものであり、二股に分かれた下端部に、それぞれ車輪軸13を回転可能に軸支する右側回転軸受部26a及び左側回転軸受部26bが取り付けられている。なお、右側回転軸受部26aと左側回転軸受部26bとは同一構成であるため、以下の説明では、特にこれらを分けて説明する場合を除き、両者を回転軸受部26として纏めて説明する。
図5は、図2の一部拡大図である。図6は、図5に示すVI−VI線における断面図である。図7は、図3の一部拡大図である。図8は、図7に示すVIII−VIII線における断面図である。
図5〜図7に示すように、回転軸受部26には、車輪軸13の軸線方向に貫通される貫通孔28が形成されている。
貫通孔28には、回転軸受部26の内側(図5及び図7において右側)から車輪軸13が挿入されており、この車輪軸13は、貫通孔に取り付けられている回転軸支機構(不図示)により回転自在に軸支されている。この場合、回転軸受部26に対する車輪軸13の軸支強度を高くする観点から、車輪軸13は、回転軸受部26の外側(図5及び図7において左側)付近まで貫通孔28に挿入されることが好ましい。なお、回転軸受機構は、車輪軸13を回転自在に軸支することができれば如何なる機構であってもよく、例えば、貫通孔28の内周面を軸回り方向に回転移動するボールベアリングにより構成することができる。
この貫通孔28は、回転軸受部26の外側(図5及び図7において左側)からペダルクランク6を挿入することが可能となっており、貫通孔28からペダルクランク6を挿入することで、回転軸受部26に回転自在に軸支された車輪軸13にペダルクランク6を挿入することが可能となっている。
また、回転軸受部26には、車輪軸13に挿入されたペダルクランク6を車輪軸13に対して脱着可能に連結する連結機構30が設けられている。
連結機構30は、回転軸受部26の下端面に形成された開口33に開放された収容空間31と、収容空間31に収容されてペダルクランク6を係止する脱着用金具32と、を備えている。
収容空間31は、開口33から上方に延びて貫通孔28を上下方向に縦断する長尺薄板状の下部空間31aと、下部空間31aの上方に配置されて回転軸受部26の内側に向けて厚みが増した立方体形状の上部空間31bと、を備えている。
下部空間31aは、第二平面部23が回転規制部14に当接したときの溝25の位置に形成されている。このため、第二平面部23を回転規制部14に当接させることで、溝25を下部空間31aに露出させることが可能となっている。
脱着用金具32は、L字状に屈曲されて収容空間31を上下方向に移動する部材であり、下部空間31aに収容される細長い平板状の係止板部32aと、上部空間31bに収容される短い平板状の屈曲板部32bと、を備えている。
係止板部32aは、下部空間31aを上下方向に移動する部位である。この係止板部32aには、ペダルクランク6の第一水平軸部16が挿入される挿入孔32cが形成されている。挿入孔32cの内径は、第一水平軸部16の直径よりも大きい寸法となっている。なお、挿入孔32cは、真円状であっても良いが、脱着用金具32の上下方向の移動に伴い挿入孔32cも上下方向に移動することから、幅方向の寸法よりも上下方向の寸法の方が大きい縦長の楕円状であることが好ましい。
屈曲板部32bは、係止板部32aの上端部が垂直に屈曲されることにより形成されており、回転軸受部26の内側に向けて延びている。屈曲板部32bの長さ(図5及び図7において左右方向の寸法)は、上部空間31bの厚み(図5及び図7において左右方向の寸法)よりも小さい寸法、かつ、下部空間31aの厚み(図5及び図7において左右方向の寸法)よりも大きい寸法となっている。すなわち、屈曲板部32bは、上部空間31b内を上下方向に移動可能で、かつ、屈曲板部32bが上部空間31bから下部空間31aに抜け落ちない構造となっている。
なお、脱着用金具32の幅(図6及び図8において左右方向の寸法)及び厚み(図5及び図7において左右方向の寸法)は、脱着用金具32がガタツキ無く収容空間31を上下方向に移動できるように、収容空間31の幅(図6及び図8において左右方向の寸法)厚み(図5及び図7において左右方向の寸法)と略同じ寸法となっている。
そして、係止板部32aは、屈曲板部32bが最下端である上部空間31bの底面に当接されたときに、開口33から突出しない長さに形成されている。これにより、脱着用金具32が如何なる位置にあったとしても、係止板部32aは下部空間31a内に没入した状態となって開口33から突出することが無いため、子供が回転軸受部26にぶつかるなどして係止板部32aが誤って操作されるのを防止することができる。
また、挿入孔32cは、屈曲板部32bが最下端である上部空間31bの底面に当接されたときに、挿入孔32cに挿入されている第一水平軸部16の溝25に係止板部32aが嵌め込まれる位置に形成されている。これにより、ペダルクランク6を車輪軸13に挿入して脱着用金具32を下方に移動させると、係止板部32aが溝25に嵌り込むため、ペダルクランク6を車輪軸13に挿入した状態で車輪軸13に係止することができる。一方、この状態で脱着用金具32を上方に移動させると、溝25から係止板部32aが開放されるため、車輪軸13に係止されていたペダルクランク6を車輪軸13から取り外すことができる。なお、この場合、係止板部32aが溝25に接触することでペダルクランク6の円滑な回転が阻害されることも考えられるため、挿入孔32cは、屈曲板部32bが最下端である上部空間31bの底面に当接されたときに、挿入孔32cが溝25の底面に当接せずに、溝25に嵌め込まれる位置に形成されることが好ましい(図5参照)。
また、連結機構30として、屈曲板部32bを下方に付勢するコイルスプリングなどの弾性部材34が上部空間31bに嵌め込まれている。このため、脱着用金具32に外力が与えられない限り、脱着用金具32は、弾性部材34の付勢力により、屈曲板部32bが最下端である上部空間31bの底面に当接された状態に保持される。一方、開口33から下部空間31aにマイナスドライバなどの工具を挿入することで、弾性部材34の付勢力に抗して係止板部32aを上方に押し上げることが可能となっている。
更に、連結機構30として、脱着用金具32の上方への移動を規制する移動規制部材35が取り付けられている。移動規制部材35は、上部空間31bの内側に突出する部材であり、屈曲板部32bが当接することにより、脱着用金具32の上方への移動を規制するものである。この移動規制部材35は、係止板部32aが溝25から開放されたときに、屈曲板部32bが当接する位置に取り付けられている。このため、工具を用いて係止板部32aを押し上げる際に係止板部32aの押し上げ量を考えなくても良いため、簡単にペダルクランク6を車輪軸13から取り外すことができる。
次に、図3〜図8を参照して、ペダルクランク6の脱着動作について説明する。
まず始めに、車輪軸13からペダルクランク6が取り外された状態を説明する。
車輪軸13からペダルクランク6が取り外された状態では、弾性部材34の付勢力により屈曲板部32bが上部空間31bの底面に押し付けられることで、係止板部32aの一部が回転軸受部26の貫通孔28に露出している。
次に、車輪軸13に対するペダルクランク6の取り付け動作について説明する。
まず、ペダルクランク6を回転軸受部26の貫通孔28に押し込む。すると、貫通孔28に露出している係止板部32aが、被回転規制部20の先端に形成されたテーパ面24により押し上げられ、第一水平軸部16が挿入孔32cを通過して車輪軸13に挿入される。なお、この場合、開口33から下部空間31aにマイナスドライバなどの工具を押し込むことで、係止板部32aを押し上げても良い。
そして、被回転規制部20の先端が回転規制部14に追突すると、ペダルクランク6を車輪軸13の軸周りに回動させて、回転規制部14により狭められた車輪軸13の内部空間に被回転規制部20を挿入する。なお、被回転規制部20の先端が回転規制部14に追突しない場合は、ペダルクランク6を車輪軸13の軸周りに回動させる必要はない。すると、第一平面部22が回転規制部14に当接されるため、車輪軸13に対する第一水平軸部16の軸周り方向の回転が阻止される。
そして、第二平面部23が回転規制部14に当接し、車輪軸13に対する第一水平軸部16の挿入が止められる。このとき、第一水平軸部16に形成された溝25が下部空間31aに配置されるため、ペダルクランク6の挿入により押し上げられていた係止板部32aが弾性部材34の付勢力により押し下げられ、係止板部32aが溝25に嵌め込まれることによりペダルクランク6が車輪軸13に連結される。これにより、ペダルクランク6の取り付けが完了する。
次に、車輪軸13に対するペダルクランク6の取り外し動作について説明する。
まず、開口33から下部空間31aにマイナスドライバなどの工具を押し込み、弾性部材34の付勢力により押し下げられていた係止板部32aを押し上げる。すると、係止板部32aが溝25から開放されて、第一水平軸部16は貫通孔28において自由に移動することが可能となる。
そこで、この状態を保持したまま、ペダルクランク6を車輪軸13から引き抜き、下部空間31aに押し込んでいた工具を引き抜く。これにより、ペダルクランク6の取り外しが完了する。
以上説明したように、本実施形態に係るによれば、ペダルクランク6が、右側回転軸受部26aから車輪軸13に挿入される右側ペダルクランク6aと左側回転軸受部26bから車輪軸13に挿入さる左側ペダルクランク6bとに分割されているため、車輪軸13に対するペダルクランク6の挿抜を容易に行うことができる。そして、連結機構30の脱着用金具32によりペダルクランク6が車輪軸13に連結されるため、ペダルクランク6が車輪軸13から脱落するのを防止することができるとともに、必要に応じてペダルクランク6を取り外すことができる。更に、車輪軸13に挿入されたペダルクランク6は、回転規制部14により車輪軸13に対する回転が規制されるため、ペダルクランク6を車輪軸13に連結することで、ペダルクランク6の回転を確実に前輪3に伝達することができる。しかも、前輪3に固定された車輪軸13が回転軸受部26に軸支されているため、車輪軸13からペダルクランク6を取り外しても、前輪3は車輪軸13を介して回転軸受部26に軸支された状態が保持されるため、三輪車1としての機能を維持することができる。
また、車輪軸13の軸線方向外側に脱着用金具32を配置し、車輪軸13の内側に回転規制部14を配置することで、ペダルクランク6の車輪軸13への挿入量を長くすることができるため、ペダルクランク6の取り付け強度を向上させることができる。しかも、車輪軸13の構成が複雑化するのを抑制できるため、メンテナンス性を向上させることもできる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、第一連結部及び第二連結部として、連結機構30の脱着用金具32を用いるものとして説明したが、ペダルクランク6を車輪軸13に対して脱着可能に連結することができれば、如何なる構成であっても良い。
また、上記実施形態では、第一回転規制部及び第二回転規制部として、回転規制部14を用いるものとして説明したが、車輪軸13の内側に挿入されたペダルクランク6が車輪軸13に対して車輪軸13の軸周り方向に回転するのを規制することができれば、如何なる構成であってもよい。例えば、車輪軸13の内周面を多角形に形成することにより構成しても良い。この場合、ペダルクランク6の第一水平軸部16を、車輪軸13の内周面と同じ多角形に形成することで、車輪軸13の内側に挿入されたペダルクランク6が車輪軸13に対して車輪軸13の軸周り方向に回転するのを規制することができる。
また、上記実施形態では、収容空間31が上下方向に延びる形状であるものとして説明したが、収容空間31の形成方向は特に制限されるものではない。但し、開口33への悪戯や開口33の水溜りを防止する観点からは、開口33を下方に向けることが好ましいため、開口33が回転軸受部26の下面側に配置できるように、収容空間31の形成方向を設定することが好ましい。
また、上記実施形態では、子供用乗物として三輪車を用いて説明したが、車輪にペダルクランクが連結される乗物であれば如何なるものであってもよく、例えば、一輪車であってもよい。
1…三輪車(子供用乗物)、2…車体フレーム、3…前輪(車輪)、4…フロントフォーク、5…ハンドル、6…ペダルクランク、6a…右側ペダルクランク(第一ペダルクランク)、6b…左側ペダルクランク(第二ペダルクランク)、7…後輪、8…サドル、9…手押バー、11…ホイル、12…タイヤ、13…車輪軸、14…回転規制部、14a…右側回転規制部、14b…左側回転規制部、16…第一水平軸部、17…屈曲軸部、18…第二水平軸部、19…本体軸部、20…被回転規制部、21…円弧状外周面部、22…第一平面部、23…第二平面部、24…テーパ面、25…溝、26…回転軸受部、26a…右側回転軸受部(軸受部)、26b…左側回転軸受部(軸受部)、28…貫通孔、30…連結機構(第一連結部,第二連結部)、31…収容空間、31a…下部空間、31b…上部空間、32…脱着用金具、32a…係止板部(第一連結部,第二連結部)、32b…屈曲板部、32c…挿入孔、33…開口、34…弾性部材、35…移動規制部材。

Claims (2)

  1. 車輪と、
    前記前輪に固定された中空の車輪軸と、
    前記車輪軸を軸支する軸受部と、
    前記車輪軸の一方側に挿入される第一ペダルクランクと、
    前記車輪軸の他方側に挿入される第二ペダルクランクと、
    前記第一ペダルクランクを前記車輪軸に対して脱着可能に連結する第一連結部と、
    前記第二ペダルクランクを前記車輪軸に対して脱着可能に連結する第二連結部と、
    前記車輪軸に対する前記第一ペダルクランクの回転を規制する第一回転規制部と、
    前記車輪軸に対する前記第二ペダルクランクの回転を規制する第二回転規制部と、
    を有することを特徴とする子供用乗物。
  2. 前記第一連結部及び前記第二連結部は、前記車輪軸の軸線方向外側に配置されており、
    前記第一回転規制部及び前記第二回転規制部は、前記車輪軸の内側に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の子供用乗物。
JP2011131179A 2011-06-13 2011-06-13 子供用乗物 Withdrawn JP2013001145A (ja)

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