JP2012530653A - 空気流を改善した外板パネルジョイント - Google Patents

空気流を改善した外板パネルジョイント Download PDF

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Abstract

装置は、第1表面を有する第1外板パネルと、第2表面を有する第2外板パネルと、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジと、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジと、第3表面を有するストリップとを備えることができる。前記第1外板パネルを前記第2外板パネルに隣接して位置させることにより、前記第1フランジ及び前記第2フランジにより流路が形成される。前記ストリップは前記流路内に接着される。前記ストリップの前記第3表面、前記第1外板パネルの前記第1表面、及び前記第2外板パネルの前記第2表面を流れる流体流は、所望の状態を有することができる。

Description

本開示は概して、航空機に関するものであり、特に航空機ジョイントに係わる方法及び装置に関するものである。更に具体的には、本開示は、空気流を改善した航空機ジョイントに係わる方法及び装置に関するものである。
固定翼航空機は、空中を飛行することができる飛行体よりも重くなる可能性がある。固定翼航空機は、揚力により飛行することができ、この揚力は、航空機の翼によって発生させることができる。揚力は、航空機に作用する空気動力の1成分となり得る。この力は、入射流方向と直交する。飛行中、航空機は、空気流の方向の抗力も受ける。
航空機の性能は、空気が航空機の表面を流れるときに発生し得る抗力を小さくすることにより向上させることができる。層流を利用して、航空機に作用する抗力を小さくすることができる。層流は、空気が複数の平行層として、複数の空気層の間に混合が進むことなく流れるときに発生する。
航空機翼に関して、翼を流れる空気は、境界層を維持することができる。境界層は、翼の表面、及び航空機の他の表面を覆う非常に薄い空気層となり得る。この空気層は、航空機翼に付着し易い。航空機翼が空気を突き抜けて前方に移動すると、境界層がまず、層流が翼面に発生している状態で平滑に流れる。
表面の不連続性によって、航空機翼面に発生する層流境界空気層が剥離し、当該空気層が乱流になる。乱流境界層は、境界層内の複数の空気層の間に混合が進む現象によって特徴付けることができる。乱流境界層によって生じる抗力は、層流境界層の抗力の約5〜10倍もの大きさになり得る。層流が境界層内で乱流にこのように遷移すると、抗力を大きくする虞がある。また、この遷移は、飛行中に不所望の雑音を引き起こし、燃料効率を低下させ、および/または他の不所望の影響を生じ得る。これらの不連続性は、例えばこれらには限定されないが、航空機の外板パネルの間のジョイントの段部及び/又はギャップによって生じる可能性がある。
塗装された航空機の外板パネルの間のジョイントの前を通過する層流境界層を維持するためには、表面が、乱流を回避するためにごく狭い許容誤差範囲でしか変化しないようにする必要がある。例えば、これらの変化は、表面の段部の許容誤差範囲、ギャップの許容誤差範囲、表面うねりの許容誤差範囲、及び/又は航空機の表面の他の不連続性の許容誤差範囲を含むことができる。段部は、表面の外板パネルジョイントを含む平面からの変位部とすることができる。段部は、表面の所望の平滑な部分からの急激な変位部とすることもできる。
例えば、段部に関する許容誤差範囲を約0.002インチ以下とすることにより、ジョイントの前を通過する層流境界層を維持することができる。この許容誤差範囲内のギャップは、約0.020インチから約0.050インチとすることができる。この許容誤差範囲は、外板パネルが互いに接合されるジョイントの位置で、航空機の外板パネルに関して現在使用されている製造及び/又は取り付け方法によって達成するのは困難である。更に、外板パネルをメンテナンス中に取り外し、および/または再び取り付けることによって更に、航空機の表面を流れる層流を維持するための所望の許容誤差範囲を満たすという非常に困難な解決課題が出現する。
1つの解決策では、外板パネルの間のギャップに、例えばこれらには限定されないが、硬化させたエポキシ樹脂のフィラーパテのようなフィラーを充填する。この種類の解決策により、ファスナー頭部に表面の下方で窪みを付けることができる。次に、これらのファスナー頭部をエポキシフィラーで被覆することができる。次に、エポキシフィラーをサンドペーパーで磨いて、外板パネルの表面に対する所望の平滑度を実現する。更に、外板パネルを支持構造に取り付ける凹部における不整合部にも、エポキシフィラーを充填し、サンドペーパーで平滑にすることができる。
しかしながら、この種類のアプローチは、多大な労力を要し、かつ航空機を製造する、またはメンテナンスするためのコストを上昇させる。更に、これらの種類のフィラーの耐久性を高めるためには、フィラーを所望の頻度よりも多い頻度で再度充填する必要がある。その結果、航空機を、所望の頻度よりも多い頻度で、メンテナンスのために就航停止する必要がある。
したがって、上に説明した問題のうちの1つ以上の問題のみならず、起こり得る他の問題も考慮に入れた方法及び装置を有することができれば有利である。
1つの有利な実施形態では、装置は、第1表面を有する第1外板パネルと、 第2表面を有する第2外板パネルと、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジと、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジと、第3表面を有するストリップとを備えることができる。前記第1外板パネルを前記第2外板パネルに隣接して位置させることにより、前記第1フランジ及び前記第2フランジによって流路が形成される。前記ストリップは前記流路内に接着される。前記ストリップの前記第3表面、前記第1外板パネルの前記第1表面、及び前記第2外板パネルの前記第2表面を流れる流体流は、所望の状態を有することができる。
別の有利な実施形態では、航空機ジョイントは、第1表面を有する第1外板パネルと、第2表面を有する第2外板パネルと、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジと、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジと、複数のファスナーと、第3表面を有するストリップと、接着剤と、前記第1外板パネルの前記第1表面の少なくとも一部に施されるコーティングとを備えることができる。前記第1外板パネル及び前記第2外板パネルは、航空機に搭載することができ、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成することができる。前記第1外板パネルを前記第2外板パネルに隣接して位置させることにより、前記第1フランジ及び前記第2フランジが流路を形成するようになる。前記複数のファスナーで、前記第1フランジ及び前記第2フランジをスパーに取り付けることができる。前記複数のファスナーは、非接着性コーティングを有する複数の頭部を有することができ、前記複数の頭部は、前記第1フランジの表面、及び前記第2フランジの表面と略同一平面を形成することができ、これらの表面を前記複数のファスナーが貫通している。前記ストリップは前記流路内に接着される。前記ストリップの第1側面と前記第1外板パネルの端部との間に第1ギャップを設けることができ、前記ストリップの第2側面と前記第2外板パネルの端部との間に第2ギャップを設けることができる。前記ストリップは、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成することができる。前記接着剤で前記ストリップを前記流路内に接着することができ、前記接着剤は、シーラントとして機能するように構成することができる。前記コーティングは前記流路内に延在することができる。前記ストリップの前記第3表面、前記第1外板パネルの前記第1表面、及び前記第2外板パネルの前記第2表面を流れる空気流は、略層流の空気流を有することができる。
更に別の有利な実施形態では、ジョイントを形成する方法を提供することができる。第1外板パネル及び第2外板パネルを支持構造に取り付けることができる。前記第1外板パネルは、第1表面と、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジとを有することができ、前記第2外板パネルは、第2表面と、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジとを有することができる。前記第1フランジ及び前記第2フランジは、流路を形成するように位置決めすることができる。第3表面を有するストリップを前記流路内に接着して前記ジョイントを形成することができ、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる流体流は、所望の状態を有することができる。
更に別の有利な実施形態では、航空機ジョイントを形成する方法を提供することができる。第1外板パネル及び第2外板パネルを支持構造に取り付けることができる。前記第1外板パネルは、第1表面と、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジとを有することができ、前記第2外板パネルは、第2表面と、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジとを有することができる。前記第1フランジ及び前記第2フランジは、流路を形成するように位置決めすることができる。前記第1外板パネル及び前記第2外板パネルは、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成することができる。両面接着テープを任意の数の取り付けブロックの第1側面に配置することができる。前記任意の数の取り付けブロックはそれぞれ、第1フランジと、第2フランジと、第3フランジとを有することができる。ストリップは、前記任意の数の取り付けブロックの第1側面の両面接着テープに取り付けることができる。前記ストリップは、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成することができる。前記ストリップは、前記任意の数の取り付けブロックの前記第1側面の前記両面接着テープに、複数のガードレール及び複数のペグを有する組み立て式のクリブを使用して取り付けることができる。接着剤は、前記流路内に配置することができる。前記任意の数の取り付けブロックを、前記第1外板パネルの前記第1表面、及び前記第2外板パネルの前記第2表面に、前記流路を覆うように取り付けて、前記ストリップを前記任意の数の取り付けブロックで前記流路内に位置決めして、前記流路内の接着剤に接触させることにより、前記ストリップの第3表面が、前記第1外板パネルの前記第1表面、及び前記第2外板パネルの前記第2表面に対して所望の位置になるようにすることができる。各取り付けブロックの第2フランジを前記ストリップに取り付けることができる。各取り付けブロックの第1フランジは、前記第1外板パネルの前記第1表面に接触させることができ、各取り付けブロックの第3フランジは、前記第2外板パネルの前記第2表面に接触させることができるので、前記ストリップの前記第3表面が所望の位置になるようにすることができる。前記接着剤を硬化させて、前記ストリップを前記流路内に接着することにより、前記ジョイントを形成することができる。
更に別の有利な実施形態では、航空機ジョイントを形成する方法を提供することができる。第1外板パネル及び第2外板パネルは、スパーに取り付けることができる。前記第1外板パネルは、第1表面と、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジとを有することができ、前記第2外板パネルは、第2表面と、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジとを有することができ、前記第1フランジ及び前記第2フランジは、流路を形成するように位置決めすることができ、前記第1外板パネル及び前記第2外板パネルは、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成することができる。マスキング材は、前記第1外板パネルの上と、前記第2外板パネルの上と、前記流路内のギャップの上とに配置することができる。接着剤は、前記マスキング材を前記第1外板パネルの上と、前記第2外板パネルの上と、前記流路内のギャップの上とに配置した後で、前記流路内に配置することができる。前記ギャップの上の前記接着剤及び前記マスキング材は、ストリップを前記接着剤の上に配置する前に、前記流路内から除去することができる。前記ストリップは、前記流路内の表面の前記接着剤の上に配置することができる。カウルプレートは、前記ストリップの上に配置することができる。前記ストリップの上に配置される前記カウルプレートは、真空引きを行なう前に真空バッグで被覆することができる。前記カウルプレートの前記真空引きを行なうことができる。前記第1表面及び前記第2表面を流れる流体流が所望の状態を有するように、前記カウルプレートで前記ストリップを前記流路内に押し下げることができる。
別の有利な実施形態では、メンテナンス作業をジョイントに対して実施する方法を提供することができる。ストリップは前記ジョイントの流路内から取り外すことができ、前記ジョイントは、前記ストリップと、支持構造に取り付けられる第1外板パネル及び第2外板パネルとを備える。前記第1外板パネルは、第1表面と、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジとを有することができ、前記第2外板パネルは、第2表面と、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジとを有することができ、前記第1フランジ及び前記第2フランジは、前記流路を形成するように位置決めすることができる。任意の数のメンテナンス作業を、前記ストリップを取り外した後に実施することができる。第3表面を有する取替え用のストリップを前記流路内に接着することにより前記ジョイントを形成することができる。前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる流体流は、所望の状態を有することができる。
1. 第1表面を有する第1外板パネルと、
第2表面を有する第2外板パネルと、
前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジと、
前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジであって、前記第1外板パネルが前記第2外板パネルと隣接して位置することにより、前記第1フランジ及び前記第2フランジにより流路が形成される前記第2フランジと、
第3表面を有するストリップであって、前記流路内に接着されたストリップと
を備えており、前記ストリップの前記第3表面、前記第1外板パネルの前記第1表面、及び前記第2外板パネルの前記第2表面を流れる流体流が所望の状態を有する、
装置。
2. 境界層における前記流体流の前記所望の状態が略層流の空気流である、請求項1に記載の装置。
3. 複数のファスナーを更に備え、前記複数のファスナーで前記第1フランジ及び前記第2フランジを支持構造に取り付ける、請求項1に記載の装置。
4. 前記支持構造が、スパー、フレーム、縦通材、クリップ、及びリブのうちの1つとして選択される、請求項3に記載の装置。
5. 前記ストリップの第1側面と前記第1外板パネルの前記端部との間に第1ギャップが存在し、前記ストリップの第2側面と前記第2外板パネルの前記端部との間に第2ギャップが存在する、請求項1に記載の装置。
6. 前記第1外板パネルの前記第1表面の少なくとも一部に施されるコーティングを更に備え、該コーティングが前記流路内に延在する、請求項1に記載の装置。
7. 前記第1外板パネル及び前記第2外板パネルが搭載された航空機を更に備える、請求項1に記載の装置。
8. 前記第1外板パネル及び前記第2外板パネルが、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成される、請求項1に記載の装置。
9. 前記ストリップが、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成される、請求項1に記載の装置。
10. 更に、前記流路内に接着されてシ−ラントとして機能する接着剤を備える、請求項1に記載の装置。
11. 前記複数のファスナーが複数の頭部を有し、前記複数の頭部が、前記第1フランジの表面、及び前記第2フランジの表面と略同一平面を形成し、これらの表面を前記複数のファスナーが貫通する、請求項3に記載の装置。
12. 前記複数の頭部が非接着性コーティングを有する、請求項11に記載の装置。
13. 前記第1外板パネル、前記第2外板パネル、前記第1フランジ、前記第2フランジ、及び前記ストリップがジョイントを形成し、前記ジョイントがプラットフォームに搭載される、請求項1に記載の装置。
14. 前記プラットフォームが、移動プラットフォーム、静止プラットフォーム、航空機、潜水艦、バス、人員運搬車、戦車、列車、自動車、宇宙船、及び水上艦のうちの1つとして選択される、請求項13に記載の装置。
15. 第1表面を有し、航空機に搭載される第1外板パネルと、
第2表面を有し、前記航空機に搭載される第2外板パネルであって、前記第1外板パネル及び前記第2外板パネルが、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成される前記第2外板パネルと、
前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジと、
前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジであって、前記第1外板パネルが前記第2外板パネルに隣接して位置することにより、前記第1フランジ及び前記第2フランジにより流路が形成される前記第2フランジと、
前記第1フランジ及び前記第2フランジをスパーに取り付ける複数のファスナーであって、非接着性コーティングを有する複数の頭部を有し、前記第1フランジの表面、及び前記第2フランジの表面と略同一平面を形成し、これらの表面を前記複数のファスナーが貫通する前記複数のファスナーと、
第3表面を有し、前記流路内に接着されるストリップであって、第1側面と前記第1外板パネルの前記端部との間に第1ギャップが存在し、第2側面と前記第2外板パネルの前記端部との間に第2ギャップが存在し、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成される前記ストリップと、
前記ストリップを前記流路内に接着してシ−ラントとして機能する接着剤と、
前記第1外板パネルの前記第1表面の少なくとも一部に施されて前記流路内に延びるコーティングであって、前記ストリップの前記第3表面、前記第1外板パネルの前記第1表面、及び前記第2外板パネルの前記第2表面を流れる空気流が略層流の空気流を有する前記コーティングと、
を備える、航空機ジョイント。
16. ジョイントを形成する方法であって、
第1外板パネル及び第2外板パネルを支持構造に取り付ける工程であって、前記第1外板パネルが、第1表面と、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジとを有し、前記第2外板パネルが、第2表面と、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジとを有し、前記第1フランジ及び前記第2フランジが流路を形成するように位置決めされる工程と、
第3表面を有するストリップを前記流路内に接着して前記ジョイントを形成する工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる流体流が所望の状態を有する工程
を含む方法。
17. 前記取り付ける工程が、
前記第1フランジ及び前記第2フランジを前記支持構造に、複数のファスナーで取り付ける工程を含む、請求項16に記載の方法。
18. 前記接着する工程が、
前記ストリップを前記流路内に接着剤で接着して前記ジョイントを形成する工程を含み、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる前記流体流が境界層において前記所望の状態を有する、請求項16に記載の方法。
19. 前記接着する工程が、
接着剤を前記流路の表面に配置する工程と、
前記ストリップを前記流路内に位置決めして前記接着剤に接触させることにより、前記ストリップの前記第3表面を、前記第1外板パネルの前記第1表面及び前記第2外板パネルの前記第2表面に対して位置決めする工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる前記流体流が境界層において前記所望の状態を有する工程と、
前記接着剤を硬化させて前記ストリップを前記流路内に接着する工程と
を含む、請求項16に記載の方法。
20. 更に、
前記ストリップを任意の数の取り付けブロックに取り付ける工程と、
接着剤を前記流路内に配置する工程と、
前記ストリップを前記任意の数の取り付けブロックにより前記流路内に位置決めして前記流路内の前記接着剤に接触させることにより、前記ストリップの第3表面を、前記第1外板パネルの前記第1表面及び前記第2外板パネルの前記第2表面に対して位置決めする工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる前記流体流が境界層において前記所望の状態を有する工程と
を含む、請求項16に記載の方法。
21. 前記ストリップを前記任意の数の取り付けブロックにより前記流路内に位置決めして前記流路内の前記接着剤に接触させることにより、前記ストリップの第3表面を、前記第1外板パネルの前記第1表面及び前記第2外板パネルの前記第2表面に対して位置決めする工程が、
前記任意の数の取り付けブロックを前記流路の上に配置して、前記ストリップを前記任意の数の取り付けブロックにより前記流路内に位置決めして前記流路内の前記接着剤に接触させることにより、前記ストリップの第3表面を、前記第1外板パネルの前記第1表面及び前記第2外板パネルの前記第2表面に対して所望の位置に位置させる工程
を含む、請求項20に記載の方法。
22. 前記任意の数の取り付けブロックの各々が、第1フランジ、第2フランジ、及び第3フランジを有し、前記各取り付けブロックの前記第2フランジが前記ストリップに取り付けられており、前記各取り付けブロックの前記第1フランジが前記第1外板パネルの前記第1表面に接触し、前記各取り付けブロックの前記第3フランジが前記第2外板パネルの前記第2表面に接触することにより、前記ストリップの前記第3表面が前記所望の位置に配置される、請求項21に記載の方法。
23. 前記ストリップを任意の数の取り付けブロックに取り付ける前記工程が、
両面接着テープを前記任意の数の取り付けブロックの第1側面に配置する工程と、
前記ストリップを、前記任意の数の取り付けブロックの前記第1側面の前記両面接着テープに取り付ける工程と
を含む、請求項20に記載の方法。
24. 前記ストリップが、前記任意の数の取り付けブロックの前記第1側面の前記両面接着テープに、複数のガードレール及び複数のペグを有する組み立て式のクリブを使用して取り付けられる、請求項23に記載の方法。
25. 前記支持構造が、スパー、フレーム、縦通材、クリップ、及びリブのうちの1つとして選択される、請求項16に記載の方法。
26. 前記第1外板パネル及び前記第2外板パネルが、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成される、請求項16に記載の方法。
27. 前記ストリップが、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成される、請求項16に記載の方法。
28. 前記任意の数の取り付けブロックを、前記任意の数の取り付けブロックに取り付けられる任意の数の取り付け棒を使用して移動させる、請求項21に記載の方法。
29. 更に別の接着剤を、前記ストリップと前記第1外板パネルとの間の第1ギャップ内と、前記ストリップと前記第2外板パネルとの間の第2ギャップ内とに、それぞれ配置する工程を更に含む、請求項20に記載の方法。
30. 前記第3表面を有する前記ストリップを前記流路内に接着して前記ジョイントを形成する工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる前記流体流が前記所望の状態を有する工程が、
前記ストリップを前記流路の表面の接着剤の上に配置する工程と、
カウルプレートを前記ストリップの上に配置する工程と、
前記カウルプレートの真空引きを行なって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる前記流体流が所望の状態を有するように、前記カウルプレートで前記ストリップを前記流路内に押し下げる工程と
を含む、請求項16に記載の方法。
31. 前記真空引きを行なう前に、前記ストリップの上の前記カウルプレートを真空バッグで被覆する工程を更に含む、請求項30に記載の方法。
32. 前記接着剤を前記流路の表面に配置する工程を更に含む、請求項30に記載の方法。
33. マスキング材を、前記第1外板パネルの上と、前記第2外板パネルの上と、前記流路内のギャップの上とに、それぞれ配置する工程と、
前記マスキング材を、前記第1外板パネルの上と、前記第2外板パネルの上と、前記流路内の前記ギャップの上とにそれぞれ配置した後で、接着剤を前記流路内に配置する工程と、
前記ストリップを前記接着剤の上に配置する前に、前記流路内の前記ギャップの上の前記接着剤及び前記マスキング材を除去する工程と
を更に含む、請求項30に記載の方法。
34. 航空機ジョイントを形成する方法であって、
第1外板パネル及び第2外板パネルをスパーに取り付ける工程であって、前記第1外板パネルが、第1表面と、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジとを有し、前記第2外板パネルが、第2表面と、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジとを有し、前記第1フランジ及び前記第2フランジが、流路を形成するように位置決めされ、前記第1外板パネル及び前記第2外板パネルが、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成される工程と、
両面接着テープを任意の数の取り付けブロックの第1側面に配置する工程であって、前記任意の数の取り付けブロックの各々が、第1フランジ、第2フランジ、及び第3フランジを有する工程と、
ストリップを、前記任意の数の取り付けブロックの前記第1側面の前記両面接着テープに取り付ける工程であって、前記ストリップが、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成される工程と、
前記ストリップを、前記任意の数の取り付けブロックの前記第1側面の前記両面接着テープに、複数のガードレール及び複数のペグを有する組み立て式のクリブを使用して取り付ける工程と、
接着剤を前記流路内に配置する工程と、
前記任意の数の取り付けブロックを、前記第1外板パネルの前記第1表面、及び前記第2外板パネルの前記第2表面に、前記流路を覆うように取り付けて、前記ストリップを前記任意の数の取り付けブロックにより前記流路内において前記流路内の前記接着剤に接触するように位置決めすることにより、前記ストリップの第3表面を、前記第1外板パネルの前記第1表面、及び前記第2外板パネルの前記第2表面に対して所望の位置に配置する工程であって、前記各取り付けブロックの前記第2フランジが前記ストリップに取り付けられ、前記各取り付けブロックの前記第1フランジが前記第1外板パネルの前記第1表面に接触し、前記各取り付けブロックの前記第3フランジが前記第2外板パネルの前記第2表面に接触することにより、前記ストリップの前記第3表面が所望の位置に配置される工程と、
前記接着剤を硬化させて、前記ストリップを前記流路内に接着することにより、前記ジョイントを形成する工程と
を含む方法。
35. 航空機ジョイントを形成する方法であって、
第1外板パネル及び第2外板パネルをスパーに取り付ける工程であって、前記第1外板パネルが、第1表面と、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジとを有し、前記第2外板パネルが、第2表面と、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジとを有し、前記第1フランジ及び前記第2フランジが、流路を形成するように位置決めされ、前記第1外板パネル及び前記第2外板パネルが、アルミニウム、スチール、チタン、及び複合材料のうちの1つとして選択される材料により構成される工程と、
マスキング材を、前記第1外板パネルの上と、前記第2外板パネルの上と、前記流路内のギャップの上とにそれぞれ配置する工程と、
前記マスキング材を、前記第1外板パネルの上と、前記第2外板パネルの上と、前記流路内の前記ギャップの上とに配置した後で、接着剤を前記流路内に配置する工程と、
ストリップを前記接着剤の上に配置する前に、前記流路内の前記ギャップの上の前記接着剤及び前記マスキング材を除去する工程と、
前記ストリップを前記流路の表面の前記接着剤の上に配置する工程と、
カウルプレートを前記ストリップの上に配置する工程と、
真空引きを行なう前に、前記ストリップの上に配置される前記カウルプレートを真空バッグで被覆する工程と、
前記カウルプレートの真空引きを行なう工程であって、前記第1表面及び前記第2表面を流れる流体流が所望の状態を有するように、該カウルプレートで前記ストリップを前記流路内に押し下げる工程と
を含む方法。
36. メンテナンス作業をジョイントに対して実施する方法であって、
ストリップを前記ジョイントの流路内から取り外す工程であって、前記ジョイントが、前記ストリップと、支持構造に取り付けられる第1外板パネル及び第2外板パネルとを備え、前記第1外板パネルが、第1表面と、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジとを有し、前記第2外板パネルが、第2表面と、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジとを有し、前記第1フランジ及び前記第2フランジが、流路を形成するように位置決めされる工程と、
前記ストリップを取り外した後で、任意の数のメンテナンス作業を実施する工程と、
第3表面を有する取り替え用のストリップを前記流路内に接着することにより前記ジョイントを形成する工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる流体流が所望の状態を有する工程と
を含む方法。
特徴、機能、及び利点は、本開示の種々の実施形態において個別に実現することができる、または更に他の実施形態において組み合わせることができ、これらの実施形態では、更なる詳細を、以下の説明及び図面を参照しながら理解することができる。
有利な実施形態に固有と考えられる新規な特徴が添付の請求項に示される。しかしながら、有利な実施形態のみならず、これらの実施形態の好適な使用形態、更に別の目的、及び利点は、本開示の有利な実施形態に関する以下の詳細な説明を、添付の図面と関連付けながら一読することにより最も深く理解されると考えられる。
図1は、有利な実施形態による航空機製造及び整備方法を示している。 図2は、有利な実施形態を実現することができる航空機を示している。 図3は、有利な実施形態による流体の流れを改善した表面を有するプラットフォームを示している。 図4は、有利な実施形態による航空機の一部を示している。 図5は、有利な実施形態による垂直尾翼の一部の断面図を示している。 図6は、有利な実施形態による垂直尾翼のジョイントの詳細図を示している。 図7は、有利な実施形態によるジョイントの分解斜視図を示している。 図8は、有利な実施形態による取り付けブロックを示している。 図9は、有利な実施形態による取り付けブロックに取り付けられる両面テープを示している。 図10は、有利な実施形態によるストリップに取り付けられる取り付けブロックを示している。 図11は、有利な実施形態による組み立て式のクリブの上面図を示している。 図12は、有利な実施形態による取り付けブロックを使用して流路内に取り付けられるストリップを示している。 図13は、有利な実施形態によるジョイントに取り付けられるストリップの上面図を示している。 図14は、有利な実施形態によるストリップを取り付けることができるジョイントを示している。 図15は、有利な実施形態によるシーラントで充填された流路を示している。 図16は、有利な実施形態によるジョイントの一部から除去されるシーラントを示している。 図17は、有利な実施形態によるジョイントの流路内に配置されるストリップを示している。 図18は、有利な実施形態によるジョイントの上に配置される真空バッグ内のカウルプレートを示している。 図19は、有利な実施形態による真空バッグ及びカウルプレートの真空引きを行なう様子を示している。 図20は、有利な実施形態による真空バッグ及びカウルプレートの真空引きを行なう様子を示している。 図21は、有利な実施形態によるストリップ、カウルプレート、及び真空バッグを使用することにより形成されるジョイントの上面図を示している。 図22は、有利な実施形態による完成ジョイントを示している。 図23は、有利な実施形態によるジョイントを形成するフローチャートを示している。 図24は、有利な実施形態によるメンテナンスをジョイントに対して実施するフローチャートを示している。 図25は、有利な実施形態によるストリップを用意して流路内に接着するプロセスを示している。 図26は、有利な実施形態によるストリップを取り付けブロックに取り付けるフローチャートを示している。 図27は、有利な実施形態によるストリップを流路内に位置決めして接着するプロセスのフローチャートを示している。 図28は、有利な実施形態によるストリップを流路内に接着するプロセスのフローチャートを示している。
これらの図面を更に具体的に参照すると、本開示の実施形態は、図1に示す航空機製造及び整備方法100、及び図2に示す航空機200に関連して記載することができる。まず、図1には、航空機製造及び整備方法の図が、有利な実施形態に従って描かれている。製造前段階では、航空機製造及び整備方法100において、図2の航空機200の仕様決定及び設計102を行ない、材料調達104を行なうことができる。
製造段階では、図2の航空機200の部品及びサブアセンブリ製造106、及びシステム統合108が行なわれる。その後、図2の航空機200は、証明書発行及び機体引き渡し110を経て、就航112に付される。顧客が航空機を就航している間、図2の航空機200は、日常的なメンテナンス及び整備114を行うようにスケジューリングされ、このメンテナンス及び整備114は、改修、再構成、改装、及び他のメンテナンスまたは整備を含むことができる。
航空機製造及び整備方法100のプロセスの各プロセスは、システムインテグレータ、サードパーティ、及び/又はオペレータによって行なうことができるか、または実行することができる。これらの例では、オペレータは顧客とすることができる。本説明を分かり易くするために、システムインテグレータとして、これらには限定されないが、いずれかの数の航空機製造業者、及び航空機大手システムサブコントラクタを挙げることができ;サードパーティとして、これらには限定されないが、いずれかの数のベンダー、サブコントラクタ、及びサプライヤーを挙げることができ;オペレータは、航空会社、リース会社、軍隊、航空機整備機関などとすることができる。
次に、図2には、有利な実施形態を実現することができる航空機の図が描かれている。この例では、航空機200は、図1の航空機製造及び整備方法100により製造され、複数のシステム204を搭載した機体202と、機内206とを含むことができる。システム204の例として、推進システム208、電気システム210、油圧システム212、及び環境システム214のうちの1つ以上を挙げることができる。いずれかの数の他のシステムを含めてもよい。航空宇宙用の例を示しているが、異なる有利な実施形態は、自動車産業のような他の産業に適用することができる。
本明細書において具体化される装置及び方法は、図1の航空機製造及び整備方法100の種々の段階のうちの少なくとも1つの段階において用いることができる。本明細書において使用されるように、複数のアイテムを列挙して「〜のうちの少なくとも1つ」というフレーズが使用される場合、列挙されるこれらのアイテムのうちの1つ以上のアイテムの異なる組み合わせを用いることができ、列挙されるアイテムの中の各アイテムの1つだけで済ませることができることを意味する。例えば、「アイテムA、アイテムB、およびアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えばこれらには限定されないが、「アイテムA」または「アイテムA及びアイテムB」を含むことができる。この例は更に、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムC)」または「アイテムB及びアイテムC」を含むことができる。
1つの例示的な例として、図1の部品及びサブアセンブリ製造106において製造される部品またはサブアセンブリは、航空機200が図1の就航112に付されている間に製造される部品またはサブアセンブリと同様の方法で形成するか、または製造することができる。更に別の例として、任意の数の装置実施形態、方法実施形態、またはこれらの組み合わせは、図1の部品及びサブアセンブリ製造106、及びシステム統合108のような製造段階において利用することができる。
アイテムに言及して「多数の」という場合、1つ以上のアイテムを指す。例えば、任意の数の装置実施形態とは、1つ以上の装置実施形態である。任意の数の装置実施形態、方法実施形態、またはこれらの組み合わせは、航空機200が図1の就航112に付されている間に、および/またはメンテナンス及び整備114中に利用することができる。任意の数の異なる有利な実施形態を使用することにより、航空機200の組み立てを大幅に促進することができる、または航空機200のコストを大幅に低減することができる。
これらの有利な実施形態のうちの1つ以上の実施形態は、第1表面を有する第1外板パネルと、第2表面を有する第2外板パネルと、第1外板パネルの一方の端部に位置する第1フランジと、第2外板パネルの一方の端部に位置する第2フランジと、1つの表面を有するストリップとを有する装置を含むことができる。第1外板パネルを第2外板パネルに隣接して位置させることにより、第1フランジ及び第2フランジによって流路が形成される。この流路は、ジョイントの一部とすることができる。ストリップは流路内に接着される。ストリップの表面、第1外板パネルの表面、及び第2外板パネルの表面を流れる流体流は、所望の流れを有することができる。例えば、ストリップの表面は、隣接する外板パネルの表面と同一表面を形成するので、層流を発生させることができる。
次に、図3には、有利な実施形態による流体の流れが改善された表面を有するプラットフォームの図が描かれている。この有利な実施形態では、プラットフォーム300は、航空機302の形態を採ることができる。航空機302は、例えばこれらには限定されないが、図2の航空機200とすることができる。この例示的な例では、航空機302は表面304を有することができ、この表面304に、流体流306が発生する。流体流306は、表面304を流れる流体307の動きとすることができる。例えば、流体流306は、これらの図示の例では、空気流308の形態を採ることができる。空気流308は、層流空気流310の形態を採ることができる。
これらの図示の例では、表面304は、複数の外板パネル312を含むことができる。例えば、これらには限定されないが、複数の外板パネル312は、第1外板パネル314及び第2外板パネル316を含むことができる。第1外板パネル314は第1表面318を有することができ、第2外板パネル316は第2表面320を有することができる。更に、第1フランジ322を第1外板パネル314に第1外板パネル314の端部324で接続することができる。第2フランジ326を第2外板パネル316に第2外板パネル316の端部328で接続することができる。
第1部品は第2部品に、第2部品に堅く固定される、第2部品に接着される、第2部品に締結される、および/または第2部品に他の或る適切な方法で接続されることにより接続されると考えることができる。第1部品はまた、第2部品に、第2部品の一部として、および/または第2部品の延長部分として形成されることにより接続されると考えることができる。
第1フランジ322が段部330を有することができるのに対し、第2フランジ326は段部332を有することができる。これらの例示的な例では、段部330及び332は、それぞれ第1表面318及び第2表面320の下方に位置することができる。これらの例示的な例では、第1外板パネル314の端部324を第2外板パネル316の端部328に隣接して位置させることにより、ジョイント334を形成することができる。端部324及び端部328は、第1フランジ322及び第2フランジ326が流路336を形成するように配置することができる。
複数の外板パネル312は、種々の形態を採ることができる。例えば、これらには限定されないが、複数の外板パネル312は、アルミニウム、スチール、チタン、複合材料、及び/又は他のいずれかの適切な材料のうちの少なくとも1つから選択される材料により構成することができる。
これらの例示的な例では、第1フランジ322及び第2フランジ326は、特定の実施形態によって変わるが、第1外板パネル314及び第2外板パネル316と同じ材料により、または異なる材料により形成することができる。
これらの例示的な例では、第1外板パネル314及び第2外板パネル316を支持構造338に取り付けることができる。支持構造338はこの例では、スパー340とすることができる。勿論、支持構造338は、フレーム、縦通材、クリップ、リブ、または他のいずれかのフランジ構造のような他の形態を採ることができる。
具体的には、第1外板パネル314の第1フランジ322、及び第2外板パネル316の第2フランジ326を支持構造338に取り付けることができる。これらの例示的な例では、複数のファスナー342で第1フランジ322及び第2フランジ326を支持構造338に取り付けることにより、ジョイント334を形成することができる。
ストリップ344は、流路336内にジョイント334に対応して接着される。これらの例示的な例では、ストリップ344は、種々の形態を採ることができる。例えば、これらには限定されないが、ストリップ344は、プラスチック、複合材料、チタン、アルミニウム、または幾つかの他の適切な材料により構成することができる。ストリップ344は、流路336内に接着剤346を使用して接着される。接着剤346は、液体状態及び/又は半液体状態の化合物とすることができ、この化合物を使用してストリップ344は流路336内に接着される。
具体的には、接着剤346は、第1フランジ322の表面348、及び第2フランジ326の表面350に、かつ流路336内に配置することができる。次に、ストリップ344を流路336内に配置することができる。他の有利な実施形態では、接着剤346は、第1フランジ322及び第2フランジ326を連結して流路336を形成する前に、ストリップ344に、および/または第1フランジ322の表面348、及び第2フランジ326の表面350に塗布することができる。次に、接着剤346が付いたストリップ344を、表面348及び表面350に配置することができる。
これらの例示的な例では、接着剤346は、シーリング材352として機能することもできる。別の表現をすると、接着剤346は、例えばこれらには限定されないが、空気、ガス、水、埃、及び/又は他の不所望な成分のような不所望な成分の侵入を防止する、および/または低減することができる材料として選択することができる。更に、接着剤346は、使用中に延伸する、および/または可撓性を保持することができる材料として選択することができる。接着剤346の選択は、クラックを使用中に減らすことができる、および/または回避することができるように行なわれる。
これらの図示の例では、複数のファスナー342は、非接着性コーティング354を複数のファスナー342の頭部356に有することができる。非接着性コーティング354によって、複数のファスナー342をメンテナンス作業中に、一層容易に取り外すことができる。例えば、これらには限定されないが、非接着性コーティング354によって、接着剤346が複数のファスナー342の頭部356に固着するのを防止する、および/または軽減することができる。更に、複数のファスナー342は、第1フランジ322の表面348、及び第2フランジ326の表面350の皿穴に差し込むことができる。
第1外板パネル314及び第2外板パネル316と同様の熱膨張率を有する材料を使用するストリップ344を選択することができる。また、ストリップ344の使用時の可撓性または屈曲性を可能にする材料を使用するストリップ344を選択することができる。
第1外板パネル314及び第2外板パネル316のうちの少なくとも1つは、コーティング358を有することができる。コーティング358は、例えばこれらには限定されないが、塗料360、アップリケ362、及び/又は他の或る適切な種類のコーティングとすることができる。コーティング358を第1外板パネル314の第1表面318に施す場合、コーティング358は、端部324に位置する第1外板パネル314の周縁部364を通り過ぎて流路336内に延在することができる。コーティング358は、流路336の全体にではなく、流路336の一部にのみ延在することができる。
ストリップ344は、厚さ366及び長さ368を有するように選択することができる。ストリップ344のこれらのパラメータ、及び/又は他のパラメータは、第1外板パネル314及び第2外板パネル316を流れる流体流の所望の流れを実現するように選択することができる。これらの例では、これらのパラメータは、第1外板パネル314の第1表面318、第2外板パネル316の第2表面320、及びストリップ344の第3表面378で、流体流306の所望の状態345が得られるように選択することができる。更に詳細には、これらのパラメータは、流体流306の境界層347が所望の状態345を有することができるように選択することができる。
流体流306の所望の状態345は、ジョイント334を流れる流体流306、ジョイント334上の第1外板パネル314の第1表面318、第2外板パネル316の第2表面320、及びストリップ344の第3表面378の全ての表面を流れる流体流306、ジョイント334上の第1外板パネル314の第1表面318、第2外板パネル316の第2表面320、及びストリップ344の第3表面378のいずれかの一部、または全ての一部を流れる流体流306、またはジョイント334を含む部品の他の或る組み合わせの部品の表面を流れる流体流306のうちの少なくとも1つの流体流とすることができる。
これらの例示的な例では、境界層347の所望の状態345は、略層流の空気流310とすることができる。層流の空気流310は、これらの例では、境界層347の乱流空気流349から、流速変動343を境界層347内に検出することにより見分けることができる。例えば、これらには限定されないが、流速変動343は、レーザ流速計を使用して検出することができる。
図3のプラットフォーム300は、異なる有利な実施形態を実現することができる態様に物理的な、または構造上の制約があることを示すために図示しているのではない。図示される構成要素の他に、および/または代わりに、他の構成要素を使用してもよい。幾つかの構成要素は、幾つかの有利な実施形態では不要とすることができる。また、ブロックを提示して、幾つかの機能的構成要素を示している。これらのブロックのうちの1つ以上のブロックは、異なる有利な実施形態において実装される場合に、組み合わせることができる、および/または異なるブロックに分割することができる。
例えば、幾つかの有利な実施形態では、プラットフォーム300は、他の形態を採ることができる。例えば、プラットフォーム300は、潜水艦とすることができ、流体流306は水流とすることができる。更に他の有利な実施形態では、複数の外板パネル312のうちの幾つかの外板パネル312のみが、上に説明したジョイント334のような構成を有するジョイントを含むことができる。
次に、図4には、航空機の一部の図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、航空機402の尾翼400が描かれている。航空機402は、図3の航空機302の1つの形態の例とすることができる。この例では、異なる有利な実施形態は、垂直尾翼406のリーディングエッジ405の近傍のジョイント404に適用することができる。異なる有利な実施形態はまた、例えばこれらには限定されないが、水平尾翼410及び414のそれぞれのジョイント408及び412に適用することができる。これらのジョイントは、図3のジョイント334を用いて設けることができる。
次に、図5には、垂直尾翼の一部の断面図が、有利な実施形態に従って描かれている。ジョイント500は、図3のジョイント334の1つの物理形態の例とすることができる。
この図示の例では、垂直尾翼406は、図4の切断線5−5に沿って切断したときの断面で示すことができる。この例では、ジョイント404及び500は、垂直尾翼406に対応するジョイントとして観察することができる。この例に示すように、ジョイント500は、外板パネル502及び外板パネル504が接合される位置に形成することができる。断面506は、以下の図6に更に詳細に示される。
次に、図6には、垂直尾翼のジョイントの詳細図が、有利な実施形態に従って描かれている。この図示の例では、フランジ600は、外板パネル502の端部602に位置させることができる。フランジ604は、外板パネル504の端部606に位置させることができる。
この例示的な例では、フランジ600及びフランジ604は、支持構造608に取り付けることができる。この例示的な例では、支持構造608はスパー610の形態を採ることができる。フランジ600は支持構造608に、ファスナー612により取り付けることができ、フランジ604は支持構造608に、ファスナー614により取り付けることができる。図に示すように、段部616をフランジ600に設けることができ、段部618をフランジ604に設けることができる。更に、ギャップ620をフランジ600とフランジ604との間に設けることができる。これらの例示的な例では、フランジ600及び604は、外板パネル502及び504にそれぞれ接着される。
図6に示すように、フランジ600及びフランジ604は流路622を形成することができる。ストリップ624は、流路622内に接着される。ギャップ626及びギャップ628が存在してもよい。これらのギャップの各々は、これらの特定の例では、約0.020インチ〜約0.050インチの幅を有することができる。勿論、特定の実施形態によって変わるが、他の許容範囲を使用してもよい。例えば、これらのギャップのサイズを、十分小さくなるように選択して、外板パネル502の表面627、ストリップ624の表面629、及び外板パネル504の表面630を流れる不所望な空気流を防止することができる。
これらの図示の例では、外板パネル502の表面627、ストリップ624の表面629、及び外板パネル504の表面630は、直線633で示す平面631に略沿うように位置させることができる。別の表現をすると、ストリップ624は、外板パネル502及び外板パネル504に対して、これらの表面を、所望の状態を有する空気流が流れるように配置することができる。所望の状態は、これらの例では、層流空気流とすることができる。
この例示的な例では、流路622は、長さ632及び深さ634を有することができる。長さ632は、例えばこれらには限定されないが、約1.80インチとすることができる。深さ634は、例えばこれらには限定されないが、約0.04インチとすることができる。図に示すように、ストリップ624は、ファスナー612及び614を覆うことができる。更に、ストリップ624の寸法は、外板パネル502及び/又は外板パネル504のバラツキを吸収するように選択することができる。また、ストリップ624は更に、外板パネル502及び外板パネル504の表面627及び表面630に施されるコーティングの厚さ分を吸収するように選択することができる。
次に、図7には、ジョイントの分解斜視図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例に示すように、ファスナー612の頭部700、及びファスナー614の頭部702が見える。頭部700及び頭部702は、フランジ600の表面704、及フランジ604の表面706の皿穴に差し込むことができる。この例示的な例では、頭部700及び頭部702は、表面704と略同一平面の高さに位置させることができる。他の例では、頭部700及び頭部702は、表面704の下方の高さに位置させることができる。更に、頭部700及び頭部702は、非接着性コーティングを有することができ、この非接着性コーティングによって、ストリップ624をジョイント500から剥がす場合に、メンテナンスが一層容易になる。
次に、図8〜13には、ストリップをジョイントの流路内に取り付ける様子の図が、有利な実施形態に従って描かれている。これらの異なる図は、ストリップ344のようなストリップを取り付けて図3のジョイント334のようなジョイントを完成させる1つの方法の例示的な例を示している。この取り付けは、例えばこれらには限定されないが、ジョイント334の製造、及びジョイント334のメンテナンスのうちの少なくとも1つの段階で行なうことができる。
図8には、取り付けブロックの図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、取り付けブロック800は、取り付けブロック800の側面804に貼り付けられる両面テープ802を有することができる。両面テープ802は、保護カバー806を側面808に有することができる。これらの例では、スリット810及び812を両面テープ802に切り込むことができる。
図示のように、取り付けブロック800は、高さ814及び長さ815を有することができる。これらの例示的な例では、高さ814は約1インチとすることができ、長さ815は、約4インチとすることができる。また、取り付けブロック800は更に、フランジ816、フランジ818、及びフランジ820を有することができる。これらのフランジの各々は、高さ822を有することができる。これらの例では、高さ822は約0.5インチとすることができる。フランジ816は長さ824を有することができ、フランジ818は長さ826を有することができ、フランジ820は長さ828を有することができる。長さ824及び828は、約0.5インチとすることができ、長さ826は、約1.7インチとすることができる。これらの例では、取り付けブロック800は、例えばこれらには限定されないが、アルミニウム及び/又は幾つかの他の適切な材料のような材料により構成することができる。
次に、図9には、取り付けブロックに貼り付けられる両面テープの図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、スリット810及び812を図8に示すように形成した後、両面テープ802に対応するテープ部分900、902、及び904を設けることができる。テープ部分900は、フランジ816のコーナー906及び908に、これらのコーナーを包み込むように貼り付けることができる。テープ部分902は、フランジ818のコーナー910及び912に、これらのコーナーを包み込むように貼り付けることができる。テープ部分904は、フランジ820のコーナー914及び916に、これらのコーナーを包み込むように貼り付けることができる。
次に、図10には、取り付けブロックが、組み立て式のクリブ内のストリップに取り付けられる様子の図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、取り付けブロック800の側面図が示されている。この例では、取り付け棒1000を取り付けブロック800に接続することができる。この例示的な例では、取り付け棒1000は取り付けブロック800に、取り付け棒1000を取り付けブロック800にテープ1002で取り付けることにより接続することができる。勿論、取り付け棒1000は、取り付けブロック800に他の方法で接続してもよい。例えば、これらには限定されないが、取り付け棒1000は、取り付けブロック800に、一時締結手段により取り付けることができる。これらの例示的な例では、取り付け棒1000は、例えばこれらには限定されないが、アルミニウムのような材料により構成することができる。
この図示の例では、取り付けブロック800は、ストリップ1004の上に配置することができる。この例では、ストリップ1004は、組み立て式のクリブ1008の表面1006に位置させることができる。取り付けブロック800は、ストリップ1004に、組み立て式のクリブ1008上のガードレール1010及びガードレール1012を使用して取り付けられるように配置することができる。この例示的な例に示すように、フランジ818上のテープ部分902は、ストリップ1004に接触させることができる、および/または取り付けられるようにすることができる。フランジ816上のテープ部分900、及びフランジ820上のテープ部分904は、ストリップ1004に接触しないようにすることができる。
次に、図11には、組み立て式のクリブの上面図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、取り付けブロック800がストリップ1004の上に配置される様子を観察することができる。取り付けブロック800は幅1101を有することができる。幅1101は、例えばこれらには限定されないが、約0.500〜約0.750インチとすることができる。
更に別の配列取り付けブロック800を、任意の数のペグ1100で取り付けることができる。この例では、任意の数のペグ1100は、ペグ1102、ペグ1104、ペグ1106、及びペグ1108を含むことができる。
この上面図では、取り付けブロック1112及び1114を更に観察することができる。これらの取り付けブロックは、ガードレール1010及び1012を使用して配置することができる。これらの例では、取り付けブロック800、1112、及び1114は、約2インチの距離で互いの間に配置することができる。他の例では、これらの取り付けブロックは、異なる間隔で配置することができる。また、取り付けブロック1112を更に、取り付けペグ1116、1118、1120、及び1122を使用して配置することもできる。取り付けブロック1114は、取り付けペグ1124、1126、1128、及び1130、及び/又は他の取り付けペグを使用して配置することができる。
取り付けブロック800、1112及び1114のような取り付けブロックがストリップ1004に取り付けられると、取り付け棒1000を、取り付けブロック800、1112、及び1114の上面に取り付けることができる。次に、ストリップ1004を移動させ、流路の内部に、取り付け棒1000が付いた取り付けブロック800、1112、及び1114を使用して配置することができる。これらの例示的な例では、更に別の取り付けブロック(図示せず)をストリップ1004の上に配置することができる。取り付け棒1000のような取り付け棒は、これらの更に別の取り付けブロックに取り付けることもできる。
次に、図12には、ストリップを流路内に、取り付けブロックを使用して取り付ける様子の図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、取り付けブロック800は、ジョイント1200を上から見た側面図として観察することができる。
ジョイント1200は、第1外板パネル1202及び第2外板パネル1204を含むことができる。第1外板パネル1202が第1フランジ1206を有することができるのに対し、第2外板パネル1204は、第2フランジ1208を有することができる。第1フランジ1206及び第2フランジ1208は、支持構造1210に取り付けることができ、この支持構造1210はこれらの例では、スパー1212とすることができる。図に示すように、第1フランジ1206及び第2フランジ1208は、段部1214及び段部1216を有することができ、これらの段部は、この構成では、流路1218を形成する。図に示すように、ギャップ1220を流路1218内の第1フランジ1206と第2フランジ1208との間に設けることができる。
ストリップ1004を流路1218内に配置する前に、接着剤1222を流路1218内に線条1226、1228、及び1230に配置することができる。図に示すように、線条1228の接着剤1222でギャップ1220を覆うことができる。幾つかの例では、接着剤1222をギャップ1220内に配置してギャップ1220に充填することができる。
更に、取り付けブロック800でストリップ1004を位置決めして、ストリップ1004の表面1248が、第1外板パネル1202の表面1232、及び第2外板パネル1204の表面1234と位置1205で略同一平面になるようにすることができる。取り付けブロック800でストリップ1004をこの位置に、接着剤1222が硬化するまで保持することができる。位置1205へのストリップ1004のこの配置は、高さ822をフランジ816、818、及び820に関して選択することにより行なうことができる。両面テープ802のテープ部分900及びテープ部分904で取り付けブロック800を、第1外板パネル1202の表面1232、及び第2外板パネル1204の表面1234に取り付けることができる。これにより、取り付けブロック800を所望の位置1205に、接着剤1222が硬化している間に保持することができる。更に、接着剤1222を更に、線条1236及び1238に配置することができ、ギャップ1240及び1242内を延びるようにコーナー1244及び1246に塗布することができる。
この例示的な例では、ガードレール1010及びガードレール1012を使用して、ストリップ1004の位置決めを容易にすることができる。具体的には、ガードレール1010及びガードレール1012を使用して取り付けブロック800を、流路1218の上の所望の位置に配置することができる。
次に、図13には、ジョイントに取り付けられるストリップの上面図が、有利な実施形態に従って描かれている。取り付け棒1000は、取り付けブロック800、1112、及び1114のフランジ816及び820を外板パネル1202及び1204の外側表面に取り付けた後に取り外すことができる。この上面図に示すように、ストリップ1004は、接着剤1222(図示せず)を硬化させている状態で、流路1218内に位置させ、かつ所定の位置に保持することができる。
この例に示すように、ギャップ1300及びギャップ1302を設けることができる。ギャップ1300及びギャップ1302は、この特定の例では、約0.030インチ〜0.060インチの幅を有することができる。勿論、これらのギャップは、特定の実施形態に依存して変えてもよい。ギャップを設けることにより、異なる部品の熱膨張を考慮に入れることができる。接着剤1222を流路1218内で硬化させている間に、接着剤1222をギャップ1300及び1302内に配置することができる。接着剤1222は、ギャップ1300及び1302内に、例えばこれらには限定されないが、シリンジ及び/又は幾つかの他の適切な器具を使用して配置することができる。
これらの例示的な例では、ストリップ部分1304、1306、1308、及び1310は、取り付けブロック800、1112、及び1114によって支持されないようにすることができる。ローラ1314をこれらのストリップ部分のうちの1つ以上のストリップ部分の上を移動させて、接着剤1222を下方に押し付けることができる。これらの例では、更に別の接着剤1222を流路1218内のギャップ1300及び1302に付加して、不所望な材料がストリップ1004の下に集まることを防止することができる。別の表現をすると、接着剤1222を使用して、ギャップ1300及び1302に充填する、および/またはギャップ1300及び1302を密封することができる。
取り付けブロック800、1112、及び1114は、図13に示すように、接着剤1222が所望の硬度になる、および/または硬化するまで所定の位置に残しておくことができる。その後、取り付けブロック800、1112、及び1114を取り外すことができる。
次に、図14〜22には、ストリップを取り付けるプロセスの図が、有利な実施形態に従って描かれている。これらの異なる図は、ストリップ344のようなストリップを取り付けて、図3のジョイント334のようなジョイントを完成させる1つの方法を示している。この取り付けは、例えばこれらには限定されないが、ジョイント334の製造、及びジョイント334のメンテナンスのうちの少なくとも1つの段階において行なうことができる。
図14には、ストリップを取り付ける対象のジョイントの図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、ジョイント1400は、第1外板パネル1402及び第2外板パネル1404を備えることができる。第1フランジ1406は第1外板パネル1402に接続され、第2フランジ1408は第2外板パネル1404に接続される。
この例示的な例では、第1フランジ1406及び第2フランジ1408は、スパー1412の形状とすることができる支持構造1410に取り付けることができる。第1フランジ1406はスパー1412に、ファスナー1414を使用して堅く固定することができる。第2フランジ1408はスパー1412に、ファスナー1416を使用して堅く固定することができる。
ギャップ1418は、これらの例では、第1フランジ1406と第2フランジ1408との間に設けることができる。更に、段部1420及び段部1422を設けることができる。第1外板パネル1402及び第2外板パネル1404をこのように構成することにより、流路1424を形成することができる。
マスキング材1426、1428、及び1430を、第1外板パネル1402、ギャップ1418、及び第2外板パネル1404の上に配置することができる。第1外板パネル1402及び第2外板パネル1404をマスキング材1426及び1430で被覆することにより、組み立て中のパネル表面の汚染を防止することができる。マスキング材1428は、接着剤がギャップ1418に流入するのを防止することができる。マスキング材1428の幅1432は、接着剤がギャップ1418に流入するのを防止することができる幅となるように選択することができる。
次に、図15には、接着剤で充填された流路の図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、接着剤1500を流路1424内に配置することができる。
接着剤1500は、流路1424内に、任意の数の異なる機構を利用して配置することができる。例えば、これらには限定されないが、幅広ノズルの付いた空気式シールガンを使用して接着剤を塗布することができる。更に、プラスチック掃引板で掃引する掃引機構または他の機構を使用して接着剤を流路1424内で平らにすることができる。
次に、図16には、接着剤がジョイントの一部から除去される様子の図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、マスキング材1426、1428、及び1430を除去することができる。マスキング材1428を除去するために、接着剤1500を流路1418内の接着剤部分1600から除去する必要がある。この例示的な例では、接着剤1500は、マスキング材1426及び1430を第1外板パネル1402及び第2外板パネル1404から除去する前に、接着剤部分1600から除去する必要がある。
図17には、ストリップがジョイントの流路内に配置される様子の図が、有利な実施形態に従って描かれている。この図示の例に示すように、ストリップ1700は接着剤1500の上に配置することができる。更に、テープ1702を使用して、ストリップ1700の側面1704を第1外板パネル1402に密閉して取り付けることができる。テープ1706を使用して、ストリップ1700の側面1708を第2外板パネル1404に密閉して取り付けることができる。
これらの例示的な例では、テープ1702及びテープ1706は、リベットテープの形態を採ることができる。リベットテープは、2つの接着剤薄層を、中心領域には接着剤が無いテープの周縁に有することができる。
これらの例では、テープ1702及びテープ1706は、ストリップ1700を接着剤1500の上に配置する前に、側面1704及び1708の上に配置することができる。その後、テープ1702を第1外板パネル1402に堅く固定し、テープ1706を第2外板パネル1404に堅く固定することができる。
次に、図18には、ジョイントの上に配置される真空バッグ内のカウルプレートの図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、カウルプレート1800は、ストリップ1700の上面1802に配置することができる。このカウルプレート1800を更に、テープで所定の位置に貼り付けることができる。更に、真空バッグ1804をカウルプレート1800及びストリップ1700の上に配置することができる。
これらの例示的な例では、カウルプレート1800は、ジョイント1400と直交する方向に沿ってではなく、矢印方向1806に沿ってポイント1808で剛性がより高くなるようにすることができる。これらの例示的な例では、カウルプレート1800は、異方性材料及び/又は等方性材料により構成することができる。使用することができる異方性材料の例として、例えばこれらには限定されないが、炭素繊維エポキシ、木材、及び/又は他の繊維強化複合材料を挙げることができる。使用することができる等方性材料の例として、例えばこれらには限定されないが、アルミニウム、スチール、金属合金、及び他の適切な材料を挙げることができる。
更に、カウルプレート1800は幅1810を有することができる。幅1810は、第1外板パネル1402の一部、ストリップ1700、及び第2外板パネル1404の一部に及ぶことができる。
次に、図19には、真空バッグ及びカウルプレートの真空引きを行なう様子の図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、真空バッグ1804の真空引きを行なうことができる。この真空は、これらの例示的な例では、約25in−hg〜約27in−hgとすることができる。実際の真空引きの真空度は、カウルプレート1800を矢印方向1900に移動させて、ストリップ1700を流路1424内に押し込むような真空度として選択することができる。
このようにして、第1外板パネル1402の第1表面1902、第2外板パネル1404の第2表面1904、及びストリップ1700の第3表面1906が、直線1908を含む平面にほぼ揃うように、カウルプレート1800でストリップ1700を押すことができる。
矢印方向1900にこのように移動することにより、接着剤1500をギャップ1418内に移動させることができる。この例示的な例では、端部1910が大気に通じるようにして、ギャップ1418内への接着剤1500の移動を可能にする。更に他の有利な実施形態では、端部1406とは反対側の別の端部(図示せず)も、大気に通じるようにして、ギャップ1418内への接着剤1500の移動を可能にする。
この真空は、接着剤1500が硬くなる、および/または硬化するまで保持することができる。幾つかの有利な実施形態では、抵抗加熱素子1911を真空バッグ1804に組み込んで、接着剤1500の硬化を加速させることができる。
この例では、ギャップ1913をストリップ1700と第1外板パネル1402の端部1914との間に設けることができる。ギャップ1916をストリップ1700と第2外板パネル1404の端部1918との間に設けることができる。
次に、図20には、真空バッグ及びカウルプレートの真空引きを行なう様子の図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例では、第1外板パネル1402上の真空バッグ1804、カウルプレート1800、及びストリップ1700は、図19に示す直線20−20に沿った断面で示される。この例に示すように、カウルプレート1800はテーパー付き端部2000を有する。この例において図示されるように、テーパー付き端部2000は、ストリップ1700よりも短い長さとすることができる。この例では、テーパー付き端部2000の長さ2002は、約3/8インチとすることができる。
この例示的な例では、ファスナー2004及びファスナー1414は、任意の数のファスナー2005のうちのファスナーとすることができる。この図では見ることができない第1外板パネル1402に接続される第1フランジ1406は、この例では、フランジ2006に隣接することができる。フランジ2006は、この図では見ることができない別の外板パネルに接続されるフランジとすることができる。
この例において図示されるように、接着剤1500、ストリップ1700、テープ1702、及び真空バッグ1804は、第1フランジ1406の端部2008で終端する。端部2008は、この例では、ギャップ2010に隣接することができる。ギャップ2010は、第1フランジ1406とフランジ2006との間のギャップとすることができる。この例示的な例に示すように、ギャップ2010は、ジョイントを第1外板パネル1402と、この図では見ることができない他の外板パネルとの間に形成することができる位置である。ギャップ2010は、ストリップ1700を貼り付ける前に、またはストリップ1700を貼り付けた後で、接着剤で充填することができる。
次に、図21には、ストリップ、カウルプレート、及び真空バッグを使用することにより形成されるジョイントの上面図が、有利な実施形態に従って描かれている。この例示的な例において図示されるように、ジョイント1400は、ストリップ1700、カウルプレート1800、及び真空バッグ1804を使用することにより形成することができる。
フランジ1406、1408、及び2006は、この図では見ることができない。ファスナー1414、1416、及び2004の他に、任意の数のファスナー2005のうちの複数のファスナーをこの図では見ることができる。この例示的な例では、外板パネ1402は、外板パネル2100にギャップ2010を挟んで隣接配置することができ、外板パネ1404は、外板パネル2102にギャップ2010を挟んで隣接配置することができる。更に、ジョイント1400と同様の方法で、ジョイント2104を、外板パネル2100、外板パネル2102、ストリップ2106、及びカウルプレート2108を使用して形成することができる。
次に、図22には、完成ジョイントの図が、有利な実施形態に従って描かれている。
次に、図23には、ジョイントを形成するフローチャートの図が、有利な実施形態に従って描かれている。図23のプロセスを使用して、例えばこれらには限定されないが、図3のジョイント334、図12のジョイント1200、及び図14のジョイント1400のようなジョイントを形成することができる。
当該プロセスは、第1外板パネル1202及び第2外板パネル1204を支持構造1210に取り付ける(操作2300)ことから始まる。これらの例では、これらの外板パネルは、第1外板パネル1202に対応する第1フランジ1206、及び第2外板パネル1204に対応する第2フランジ1208を支持構造1210に、複数のファスナー342を使用して取り付けることにより取り付けることができる。次に、当該プロセスでは、ストリップ1004を流路1218内に接着させてジョイント1200を形成する(操作2302)ことができ、その後、当該プロセスが終了する。このようにして、ジョイント1200は、流体流306の境界層347の所望の状態345を有することができる。これらの例では、流体流306は、空気流308の形態を採ることができ、境界層347内の空気流308の所望の状態345は、層流空気流310とすることができる。
次に、図24には、メンテナンスをジョイントに対して実施するフローチャートの図が、有利な実施形態に従って描かれている。図24のプロセスを使用してメンテナンスを、例えばこれらには限定されないが、図3のジョイント334、図12のジョイント1200、及び図14のジョイント1400のようなジョイントに対して実施することができる。
当該プロセスは、ストリップ1004を流路1218から取り外す(操作2400)ことから始まる。その後、接着剤1222を更に、流路1218から除去する(操作2404)ことができる。その後、任意の数のメンテナンス作業をジョイント1200に対して実施する(操作2406)ことができる。これらの作業として、例えばこれらには限定されないが、第1外板パネル1202及び第2外板パネル1204のうちの少なくとも一方を取り替える作業、第1外板パネル1202及び第2外板パネル1204のうちの少なくとも一方に塗装を施す作業、複数のファスナー342を取り替える作業、及び/又は他の適切なメンテナンス作業を挙げることができる。その後、当該プロセスでは次に、ストリップ1004を流路1218内に接着させてジョイント1200を再び形成する(操作2408)ことができ、その後、当該プロセスが終了する。
次に、図25には、流路内に接着させるストリップを配設するプロセスの図が、有利な実施形態に従って描かれている。図25に示すプロセスは、図8の取り付けブロック800、及び図10の組み立て式のクリブ1008を使用して実行することができる。
当該プロセスは、両面テープ802を取り付けブロック800の側面804に配置する(操作2500)ことから始まる。次に、当該プロセスでは、スリット810及びスリット812を、両面テープ802に形成する(操作2502)ことができる。次に、両面テープ802を、取り付けブロック800のフランジ816、818、及び820のコーナーに、これらのコーナーを包み込むように貼り付ける(操作2504)ことができ、その後、当該プロセスが終了する。これらの例では、両面テープ802のテープ部分900は、フランジ816のコーナー906及び908に、これらのコーナーを包み込むように貼り付けることができる。両面テープ802のテープ部分902は、フランジ818のコーナー910及び912に、これらのコーナーを包み込むように貼り付けることができる。両面テープ802のテープ部分904は、取り付けブロック800のフランジ820のコーナー914及び916に、これらのコーナーを包み込むように貼り付けることができる。
次に、図26には、ストリップを取り付けブロックに取り付けるフローチャートの図が、有利な実施形態に従って描かれている。図26に示すプロセスは、図12に示す、ストリップ1004を流路1218内に接着させるプロセスの一部として実行することができ、この接着プロセスは、ストリップ344を流路336内に接着させる図23の操作2302の1つの実施形態とすることができる。
当該プロセスは、ストリップ1004を組み立て式のクリブ1008に置く(操作2600)ことから始まる。その後、取り付けブロック800をストリップ1004の上に位置決めする(操作2602)ことができる。次に、フランジ818上の両面テープ802のテープ部分902がストリップ1004に取り付けられるように、取り付けブロック800を、ストリップ1004の上に配置する(操作2604)。更に別の取り付けブロックをストリップ1004に取り付ける必要があるかどうかについて判断を下す(操作2606)ことができる。
更に別の取り付けブロックを取り付ける必要がある場合、当該プロセスは操作2602に戻る。任意の数の取り付けブロックをストリップ1004にこのようにして取り付けることができる。更に別の取り付けブロックをストリップ1004に取り付ける必要がない場合、取り付け棒1000を取り付けブロック800に取り付ける(操作2606)ことができ、その後、当該プロセスが終了する。別の表現をすると、取り付け棒1000は、これらの例示的な例では、取り付けブロック800、1112、及び1114に取り付けることができる。その後、ストリップ1004、任意の数の取り付けブロック、及び取り付け棒1000は、ストリップ1004を流路1218内に取り付けるために使用される状態になっている。
次に、図27には、ストリップを流路内に位置決めして接着させるプロセスのフローチャートの図が、有利な実施形態に従って描かれている。このプロセスは、図12に示すように、ストリップ1004を流路1218内に接着させるために使用することができる。このプロセスは、上の図23に示す操作2302におけるプロセスの1つの実施形態とすることができる。
当該プロセスは、接着剤1222を流路1218内に配置する(操作2700)ことから始まる。次に、当該プロセスでは、ストリップ1004に取り付けられる取り付けブロック800、1112、及び1114を使用して、ストリップ1004を流路1218に対して位置決めする(操作2702)ことができる。
次に、ストリップ1004及び取り付け棒1000に取り付けられる取り付けブロック800、取り付けブロック1112、及び取り付けブロック1114から成るアセンブリを、人間オペレータが操作することにより、ストリップ1004を流路1218内の接着剤1222の上に配置する(操作2704)ことができる。これらの取り付けブロックをこのように位置決めすることにより、ストリップ1004を所望の通りに位置決めすることができる。これらの取り付けブロックの位置決めは、ガードレール1010及び1012を使用して行なうこともできる。別の表現をすると、これらの取り付けブロックによって、第1外板パネル1202の表面1232、第2外板パネル1204の表面1234、及びストリップ1004の表面1248を所望の構成に正確に一致させることができる。
次に、当該プロセスでは、これらの取り付けブロックを下方に向けて押圧する(操作2706)ことができる。取り付けブロック800、1112、及び1114を下方に向けて押圧することにより、フランジ816及び820を第1外板パネル1202の表面1232、及び第2外板パネル1204の表面1234に堅く取り付けることができる。その後、取り付け棒1000を取り外す(操作2708)ことができる。次に、ストリップ1004の取り付けブロック800、1112、及び1114間の複数部分の上でローラ1314転がすことにより、接着剤1222を下方に押す(操作2710)ことができる。これらの例示的な例では、これらのストリップ部分は、例えばこれらには限定されないが、ストリップ部分1304、1306、1308、及び1310とすることができる。
次に、当該プロセスでは、接着剤1222を流路1218へ通じるコーナー1244及び1246にそれぞれ位置するギャップ1240及び1242に添加する(操作2712)ことができる。1つの有利な実施形態では、接着剤1222は、シリンジを使用して添加することができる。他の有利な実施形態では、異なるタイプのシーラントを接着剤1222の代わりに使用してもよい。
次に、当該プロセスでは、接着剤を硬化させる(操作2714)ことができる。接着剤1222は、接着剤1222が硬化してしまうと、シムとして機能することができる。このようにして、ストリップ1004を所望の位置に保持することができる。流路のコーナーには、シリンジにより注入される接着剤/シ−ラントが充填される。その後、取り付けブロック800、1112、及び1114を取り外す(操作2716)ことができ、その後当該プロセスは終了する。
ジョイント1200に対するメンテナンスは、ストリップ1004をジョイント1200から取り外すことにより実施することができる。他の作業を更に行なうことができる。その後、ストリップ1004または新品ストリップは、流路1218内に、図27において説明した方法で接着される。
次に、図28には、ストリップを流路内に接着するプロセスのフローチャートの図が、有利な実施形態に従って描かれている。このプロセスを使用して、ストリップ1700を流路1424内に接着させることによりジョイント1400を形成することができる。このプロセスでは、上の図23に示す操作2302を更に詳細に説明することができる。
当該プロセスは、マスキング材1426、1428、及び1430を、第1外板パネル1402、第2外板パネル1404、及び流路1424内のギャップ1418の上に配置する(操作2800)ことから始まる。その後、接着剤1500を流路1424内に配置する(操作2802)ことができる。接着剤1500及びマスキング材1428は、ストリップ1700を流路1424内に配置する前に除去する(操作2804)ことができる。接着剤1500及びマスキング材1428を除去して、ギャップ1418を流路1424内に露出される。
次に、ストリップ1700を流路1424内に配置する(操作2806)ことができる。テープ1702を使用して、ストリップ1700の側面1704を第1外板パネル1402に堅く固定することができ、テープ1706を使用して、ストリップ1700の側面1708を第2外板パネル1404に堅く固定する(操作2808)ことができる。次に、カウルプレート1800をストリップ1700の上に配置する(操作2810)ことができる。更に、真空バッグ1804をカウルプレート1800及びストリップ1700の上に配置する(操作2812)ことができる。操作2812では、真空バッグ1804をカウルプレート1800の周囲に堅く固定することができる。
次に、当該プロセスでは、真空バッグ1804によりカウルプレート1800の真空引きを行なう(操作2814)ことができる。この真空により、第1外板パネル1402の第1表面1902、第2外板パネル1404の第2表面1904、及びストリップ1700の第3表面1906が1つの平面にほぼ揃うように、カウルプレート1800でストリップ1700を流路1424内に押すことができる。このように揃うことにより、流体流306の所望の状態345が得られる。次に、当該プロセスでは、接着剤1500が硬化するまで真空を保持する(操作2816)ことができる。その後、カウルプレート1800及び真空バッグ1804を取り外す(操作2818)ことができる。次に、テープ1702及びテープ1706を更に剥がす(操作2820)ことができる。次に、残留接着剤1500を全て除去する(操作2822)ことができ、その後、当該プロセスは終了する。
異なる図示の実施形態におけるフローチャート及びブロック図は、異なる有利な実施形態における装置及び方法の幾つかの可能な実施形態のアーキテクチャ、機能、及び動作を示している。この点に関して、これらのフローチャートまたはブロック図における各ブロックは、モジュール、セグメント、機能、及び/又は動作または工程の一部を表わすことができる。
幾つかの別の実施形態では、これらのブロックに記述される機能または機能は、これらの図に現れる順番とは異なる順番で行なうことができる。例えば、幾つかの場合には、連続して示される2つのブロックは、略同時に実行することができる、またはこれらのブロックを、実行される機能によって変わるが、逆の順番で実行してもよい場合がある。
例えば、図23の操作2300に代えて、ストリップを、操作2302を行なう前に取り外す操作を用いてもよい、またはメンテナンスを、操作2302を行なう前にジョイントに対して実施する操作を用いてもよい。
以上のように、異なる有利な実施形態は、プラットフォームの表面のジョイントに関わる方法及び装置を提供することができる。これらの例では、装置は、第1表面を有する第1外板パネルと、第2表面を有する第2外板パネルと、第1外板パネルの端部に位置する第1フランジと、第2外板パネルの端部に位置する第2フランジと、第3表面を有するストリップとを有することができる。
第1外板パネルを第2外板パネルに隣接して位置させることにより、第1フランジ及び第2フランジによって流路が形成される。当該ストリップは、流路内に接着される。ストリップ及び流路のこの位置決めは、ストリップの第3表面、第1外板パネルの第1表面、及び第2外板パネルの第2表面を流れる流体流が所望の境界層状態を有することができるように行なうことができる。
異なる有利な実施形態は、境界層において空気流をほぼ所望の状態で発生させる機能を提供することができる。例えば、境界層における所望の状態は、航空機の表面を流れる層流空気流とほぼ同じ状態とすることができる。
異なる有利な実施形態の説明を提供して、図示及び記述を行なってきたが、当該説明を網羅するように意図しているのではない、または当該説明を開示される構成の実施形態に限定しようと意図しているのではない。多くの変形及び変更が存在することは、この技術分野の当業者には明らかであろう。更に、異なる有利な実施形態は、他の有利な実施形態とは異なる利点を提供することができる。
異なる有利な実施形態を、航空機に関連して説明してきたが、異なる有利な実施形態は、他のタイプのプラットフォームに適用することができる。例えば、これらには限定されないが、他の有利な実施形態は、移動プラットフォーム、静止プラットフォーム、陸上構造物、海洋構造物、宇宙構造物、及び/又は流体流が流れることができる幾つかの他の適切な物体に適用することができる。更に詳細には、異なる有利な実施形態は、例えばこれらには限定されないが、潜水艦、バス、人員運搬車、戦車、列車、自動車、宇宙船、水上艦、及び/又は幾つかの他の適切な物体に適用することができる。
選択された実施形態または実施形態は、これらの実施形態の原理、実際の用途を最も分かり易く説明するために、この技術分野の当業者が、想定される特定の使用に適合するように種々の変更が為される種々の実施形態の開示内容を理解することができるように選択され、記載されている。

Claims (15)

  1. 第1表面を有する第1外板パネルと、
    第2表面を有する第2外板パネルと、
    前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジと、
    前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジであって、前記第1外板パネルが前記第2外板パネルと隣接して位置することにより、前記第1フランジ及び前記第2フランジにより流路が形成される前記第2フランジと、
    第3表面を有するストリップであって、前記流路内に接着されたストリップと
    を備えており、前記ストリップの前記第3表面と、前記第1外板パネルの前記第1表面と、前記第2外板パネルの前記第2表面を流れる流体流が所望の状態を有する装置。
  2. 境界層における前記流体流の前記所望の状態が略層流の空気流である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1フランジ及び前記第2フランジを支持構造に取り付ける複数のファスナーを更に備えている、請求項1に記載の装置。
  4. 前記ストリップの第1側面と前記第1外板パネルの端部との間に第1ギャップが存在し、前記ストリップの第2側面と前記第2外板パネルの端部との間に第2ギャップが存在する、請求項1に記載の装置。
  5. 前記第1外板パネルの前記第1表面の少なくとも一部に取り付けられて、前記流路内に延びるコーティングを更に備えている、請求項1に記載の装置。
  6. 前記流路内に接着されてシーラントとして機能する接着剤を更に備えている、請求項1に記載の装置。
  7. 前記複数のファスナーが複数の頭部を有し、前記複数の頭部が、前記第1フランジの表面、及び前記第2フランジの表面と略同一平面を形成し、これらの表面を前記複数のファスナーが貫通している、請求項3に記載の装置。
  8. ジョイントを形成する方法であって、
    第1外板パネル及び第2外板パネルを支持構造に取り付ける工程であって、前記第1外板パネルが、第1表面と、前記第1外板パネルの端部に位置する第1フランジとを有し、前記第2外板パネルが、第2表面と、前記第2外板パネルの端部に位置する第2フランジとを有し、前記第1フランジ及び前記第2フランジが流路を形成するように位置決めされる工程と、
    第3表面を有するストリップを前記流路内に接着して前記ジョイントを形成する工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる流体流が所望の状態を有する工程と
    を含む方法。
  9. 前記取り付ける工程が、前記第1フランジ及び前記第2フランジを、複数のファスナーを用いて前記支持構造に取り付ける工程を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記接着する工程が、接着剤を用いて前記ストリップを前記流路内に接着することにより前記ジョイントを形成する工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる前記流体流が境界層において前記所望の状態を有する工程を含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記接着する工程が、
    前記流路の表面に接着剤を配置する工程と、
    前記ストリップを前記流路内に位置決めして前記接着剤に接触させることにより、前記ストリップの前記第3表面を、前記第1外板パネルの前記第1表面及び前記第2外板パネルの前記第2表面に対して位置決めする工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる前記流体流が境界層において前記所望の状態を有する工程と、
    前記接着剤を硬化させて、前記ストリップを前記流路内に接着する工程と
    を含む、請求項8に記載の方法。
  12. 前記ストリップを任意の数の取り付けブロックに取り付ける工程と、
    接着剤を前記流路内に配置する工程と、
    前記任意の数の取り付けブロックを用いて前記ストリップを前記流路内に位置決めして、前記流路内の前記接着剤に接触させることにより、前記ストリップの第3表面を、前記第1外板パネルの前記第1表面及び前記第2外板パネルの前記第2表面に対して位置決めする工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる前記流体流が境界層において前記所望の状態を有する工程と
    を更に含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記ストリップを任意の数の取り付けブロックに取り付ける工程が、
    両面接着テープを前記任意の数の取り付けブロックの第1側面に配置する工程と、
    前記ストリップを、前記任意の数の取り付けブロックの前記第1側面の前記両面接着テープに取り付ける工程と
    を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 更に別の接着剤を、前記ストリップと前記第1外板パネルとの間の第1ギャップ内と、前記ストリップと前記第2外板パネルとの間の第2ギャップ内とに配置する工程を更に含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記第3表面を有するストリップを前記流路内に接着して前記ジョイントを形成する工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる流体流が所望の状態を有する工程が、
    前記ストリップを、前記流路の表面の接着剤の上に配置する工程と、
    前記ストリップの上にカウルプレートを配置する工程と、
    カウルプレートの真空引きを行なう工程であって、前記第1表面、前記第2表面、及び前記第3表面を流れる前記流体流が所望の状態を有するように、前記カウルプレートで前記ストリップを前記流路内に押し下げる工程と
    を含む、請求項8に記載の方法。
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