JP2012529860A - モバイルデバイスのためのフロー制御を提供するシステム及び方法 - Google Patents

モバイルデバイスのためのフロー制御を提供するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

無線通信を容易にするためにシステム、方法、及び装置が開示される。ユーザ装置(UE)、例えばモバイルデバイス、は、データの混雑を特定し、UEにデータを送信中の基地局に推奨されるデータレートの変更無線信号(例えば、推奨される低減されたデータレート)を送信する。基地局は、ダウンリンク(DL)のデータレートを低減されたデータレートに低減させることができる。これで、UEは、低減されたデータレートで基地局からデータを受信することができる。従って、フロー制御は、UEによって決定されて基地局に送信された低減されたデータレートの変更に基づいて基地局側(例えば、ネットワーク(NW)側とときどき呼ばれる)において実装することができる。この方法により、UEが受信されたデータを成功裏に処理すること及びそれの機能を成功裏に実行することを可能にするためにUEへのデータレート送信を低減させることができる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、ここにおける引用によってその全体が組み入れられている米国仮特許出願第61/185,049号(出願日:2009年6月8日)の35U.S.C.119(e)に準じた利益を主張するものである。
以下の説明は、概して、無線通信システムに関するものである。以下の説明は、より具体的には、モバイルデバイスのためのフロー制御を提供することに関するものである。
様々なタイプの通信コンテンツ、例えば音声、データ、等、を提供することを目的として無線通信システムが広範囲にわたって配備されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅及び送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであることができる。該多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システムと、時分割多元接続(TDMA)システムと、周波数分割多元接続(FDMA)システムと、3GPPロングタームエボリューション(Long Term Evolution)(LTE)システムと、アドバンスト(Advanced)LTEシステム(LTE−A)と、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムと、を含む。
様々なタイプの通信コンテンツ、例えば音声、データ、等、を提供することを目的として無線通信システムが広範囲にわたって配備されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅及び送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであることができる。該多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システムと、時分割多元接続(TDMA)システムと、周波数分割多元接続(FDMA)システムと、3GPPロングタームエボリューション(Long Term Evolution)(LTE)システムと、アドバンスト(Advanced)LTEシステム(LTE−A)と、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムと、を含む。
概して、無線多元接続通信システムは、複数の無線端末のための通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向リンク及び逆方向リンクにおける送信を介して1つ以上の基地局と通信する。順方向リンク(又はダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクを意味し、逆方向リンク(又はアップリンク)は、端末から基地局への通信リンクを意味する。この通信リンクは、単入力単出力、多入力信号出力又は多入力多出力(MIMO)システムを介して確立することができる。
MIMOシステムは、データ送信のために複数(N)の送信アンテナ及び複数(N)の受信アンテナを採用する。Nの送信アンテナ及びNの受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも呼ばれるNの独立したチャネルに分解することができ、ここで、N≦min{N、N}である。Nの独立したチャネルの各々は、1つの次元に対応する。MIMOシステムは、複数の送信アンテナ及び受信アンテナによって形成された追加の次元が利用される場合に向上された性能(例えば、より高いスループット及び/又はより高い信頼性)を提供することができる。
MIMOシステムは、時分割複信(TDD)及び周波数分割複信(FDD)システムをサポートする。TDDシステムでは、順方向リンク送信及び逆方向リンク送信は、同じ周波数領域であり、このため、相互性の原理(reciprocity principle)が、逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定を可能にする。これは、アクセスポイントにおいて複数のアンテナを利用可能であるときにアクセスポイントが順方向リンクでの送信ビーム形成利得を抽出するのを可能にする。
現在のLTEシステムに関しては、基地局又はネットワーク(NW)側をフロー制御するためのプロトコルも方法も存在しない。しかしながら、フロー制御は、複数のシナリオにおいて、例えば、モバイルデバイス又はユーザ装置(UE)が高いデータレートを処理できないときに(例えば、ユーザアプリケーション又はタスクがUEで実行中であり、メモリ切れになりつつあるとき)、要求されることがある。現在の解決方法は、典型的には、ダウンリンク(DL)で受信された転送ブロック又は無線リンク制御(RLC)プロトコルデータユニット(PDU)を(あたかもRLC PDUがまったく受信されなかったものとして)単に廃棄(drop)するか又は優先度又はサービスの質(QOS)又は無線ベアラ(RB)タイプ(DRBであるか又はSRBであるか)に基づいてメディアアクセス制御(MAC)サービスデータユニット(SDU)を選択的に廃棄してのちにRLCレベルでの再送信に依存することによって該シナリオに対処する。残念なことに、そのような従来の方法は、DL側においてオーバー・ザ・エア帯域幅の不効率性と浪費、及び起こり得る超過の送信電力を引き起こす。
以下は、請求される主題の幾つかの態様についての基本的な理解を提供することを目的として簡略化された概要を示すものである。この概要は、広範囲にわたって概説したものではなく、及び請求される主題の重要な/極めて重要な要素を特定することも適用範囲を詳細に説明することも意図されない。それの唯一の目的は、以後において提示されるより詳細な発明を実施するための形態の準備段階として幾つかの概念を単純な形で提示することである。
無線通信を容易にするためにシステム、方法、及び装置が開示される。一実施形態においては、ユーザ通信装置、例えばユーザ装置(UE)又はモバイルデバイス、は、データの混雑を特定し、UEにデータを送信中である基地局に推奨されるデータレートの変更無線信号(例えば、推奨される低減されたデータレート)を送信する。基地局は、ダウンリンク(DL)のデータレートを低減されたデータレートに低減させることができる。これで、UEは、低減されたデータレートで基地局からデータを受信することができる。従って、フロー制御は、UEによって決定されて基地局に送信された低減されたデータレートの変更に基づいて基地局側(例えば、ネットワーク(NW)側と時々呼ばれる)において実装することができる。
上記及び関連する目的の完遂を目的として、以下の説明及び添付図と関係させて幾つかの例示的な態様がここにおいて説明される。しかしながら、これらの態様は、請求される主題の原理を採用することができる様々な方法のうちのほんのわずかを示すにすぎず、請求される主題は、すべての該態様及びそれらの同等物を含むことが意図される。以下の詳細な発明を実施するための形態を図面と関係させて検討することでその他の利点及び新規の特徴が明らかになるであろう。
本開示の特徴、性質、及び利点は、詳細な発明を実施するための形態を、同様の参照文字が全体にわたって対応して同様のものを識別する図面と関係させて解釈することで、より明確になるであろう。
多元接続無線通信システムを例示した概略図である。 通信システムのブロック図である。 UEがUEにおける混雑上の難点を基地局に通知すること及びそれらの軽減を提供することを可能にする無線通信システムを例示した概略図である。 UEにおける混雑を低減させるためのフロー制御を実装する方法を例示したフローチャートである。 異なるタイプの推奨されるデータレートの変更を選択する方法を例示したフローチャートである。 追加のMAC制御要素フィールドの例を示した概略図である。 変更可能なMAC制御要素フィールドの例を示した概略図である。 フロー制御方法を利用するTCPスループットに対する影響を例示したチャートである。 混雑期間中における回復時間の観察ウィンドウ全体にわたる平均が求められた平均TCPスループットを例示したチャートである。 混雑期間全体にわたる浪費された帯域幅を例示したチャートである。
ここにおいて説明される技法は、様々な無線通信ネットワーク、例えば、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、単一搬送波FDMA(SC−FDMA)ネットワーク、等、に関して用いることができる。用語“ネットワーク”及び“システム”は、互換可能な形でしばしば用いられる。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000、等の無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域−CDMA(W−CDMA)と、低チップレート(Low Chip Rate)(LCR)と、を含む。cdma2000は、IS−2000規格、IS−95規格及びIS−856規格を網羅する。TDMAネットワークは、グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標)、等の無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、エボルブド(Evolved)UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)、等の無線技術を実装することができる。UTRA、E−UTRA、及びGSMは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)の一部である。ロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの近い将来のリリース版である。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS及びLTEは、“第3世代パートナーシッププロジェクト”(3GPP)という名称の組織からの文書において記述される。cdma2000は、“第3世代パートナーシッププロジェクト2”(3GPP2)という名称の組織からの文書において記述される。これらの様々な無線技術及び規格は、当業においては既知である。明確化を目的として、これらの技法の一部の態様は、LTEに関して後述され、以下の説明の多くにおいてLTE用語が用いられる。
単一搬送波変調及び周波数領域等化を利用する単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)が1つの技法である。SC−FDMAは、OFDMAシステムの性能と同様のそれ及びOFDMAシステムの全体的複雑さと基本的に同じそれを有する。SC−FDMA信号は、それの固有の単一搬送波構造に起因してより低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、特に、より低いPAPRが送信電力効率の点でモバイル端末に大きな利益をもたらすアップリンク通信において、多大な注目を集めている。それは、現在は、3GPPロングタームエボリューション(LTE)、又はエボルブドUTRAにおけるアップリンク多元接続方式に関する作業仮説である。
図1を参照し、一実施形態による多元接続無線通信システムが例示される。アクセスポイント100(AP)は、複数のアンテナグループを含み、1つは、アンテナ104と106とを含み、他は、108と110とを含み、追加は、112と114とを含む。図1では、各アンテナグループに関して2本のアンテナのみが示されるが、これよりも多い又は少ない数のアンテナを各アンテナグループのために利用することができる。アクセス端末116(AT)は、アンテナ112及び114と通信し、アンテナ112及び114は、順方向リンク120を通じてアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク118を通じてアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末122は、アンテナ106及び108と通信し、アンテナ106及び108は、順方向リンク126を通じてアクセス端末122に情報を送信し、逆方向リンク124を通じてアクセス端末122から情報を受信する。FDDシステムでは、通信リンク118、120、124及び126は、通信のために異なる周波数を用いることができる。例えば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって用いられる周波数と異なるそれを用いることができる。
各アンテナグループ及び/又はそれらが通信するように設計されているエリアは、アクセスポイントのセクタとしばしば呼ばれる。この実施形態においては、アンテナグループは、各々、アクセスポイント100によって網羅されるエリアのセクタ内のアクセス端末に対して通信するように設計される。
順方向リンク120及び126での通信において、アクセスポイント100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116及び124のための順方向リンクの信号対雑音比を向上させるためにビーム形成を利用する。さらに、それのカバレッジ全体に無作為に散在するアクセス端末に送信するためにビーム形成用いるアクセスポイントは、すべてのそれのアクセス端末に対して単一のアンテナを通じて送信するアクセスポイントよりも低い干渉を近隣セル内のアクセス端末に対して生じさせる。
アクセスポイントは、端末と通信するために用いられる固定局であることができ、基地局、ノードB、エボルブドノードB−eNB、サービングeNB、ターゲットeNB、フェムト局、フェムトセル、又はフェムトノード、ピコ局、ピコセル、又は何らかのその他の用語で呼ばれることがある。アクセス端末は、モバイルデバイス、ユーザ装置(UE)、無線通信デバイス、ユーザ通信装置、端末、又は何らかのその他の用語で呼ばれることもある。
図2は、MIMOシステム200における送信機システム210(アクセスポイント(AP)、基地局、等とも呼ばれる)及び受信機システム250(アクセス端末、ユーザ装置(UE)、モバイルデバイス、等とも呼ばれる)の実施形態のブロック図である。送信機システム210では、幾つかのデータストリームのためのトラフィックデータがデータソース212から送信(TX)データプロセッサ214に提供される。
一実施形態においては、各データストリームは、各々の送信アンテナを通じて送信される。TXデータプロセッサ214は、符号化されたデータを提供するために各データストリームのために選択された特定の符号化方式に基づいてそのデータストリームのためにトラフィックデータをフォーマット化、符号化、及びインターリービングする。
各データストリームのための符号化されたデータは、OFDM技法を用いてパイロットデータと多重化することができる。パイロットデータは、典型的には、既知の方法で処理される既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて用いることができる。次に、各データストリームのための多重化されたパイロット及び符号化されたデータは、変調シンボルを提供するためにそのデータストリームのために選択された特定の変調方式(例えば、BPSK、QSPK、M−PSK、又はM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのためのデータレート、符号化、及び変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって決定することができる。
次に、全データストリームに関する変調シンボルがTX MIMOプロセッサ220に提供され、それは、(例えばOFDMに関して)変調シンボルをさらに処理することができる。TX MIMOプロセッサ220は、Nの変調シンボルストリームをNの送信機(TMTR)222a乃至222tに提供する。幾つかの実施形態においては、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボル及びシンボルを送信中であるアンテナにビーム形成重みを加える。
各送信機222は、各々のシンボルストリームを受信及び処理して1つ以上のアナログ信号を提供し、これらのアナログ信号をさらにコンディショニング(例えば、増幅、フィルタリング、及びアップコンバージョン)してMIMOチャネルでの送信に適した変調された信号を提供する。次に、送信機222a乃至222tからのNの変調された信号が、N本のアンテナ224a乃至224tからそれぞれ送信される。
受信機システム250において、送信された変調された信号は、N本のアンテナ252a乃至252rによって受信され、各アンテナ252からの受信された信号は、各々の受信機(RCVR)254a乃至254rに提供される。各受信機254は、各々の受信された信号をコンディショニング(例えば、フィルタリング、増幅、及びダウンコンバージョン)し、コンディショニングされた信号をデジタル化してサンプルを提供し、これらのサンプルをさらに処理して対応する“受信された”シンボルストリームを提供する。
RXデータプロセッサ260は、Nの受信機254からのNの受信されたシンボルストリームを受信して特定の受信機処理技法に基づいて処理し、Nの“検出された”シンボルストリームを提供する。RXデータプロセッサ260は、各々の検出されたシンボルストリームを復調、デインターリービング、及び復号し、データストリームのためのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210におけるTX MIMOプロセッサ220及びTXデータプロセッサ214によって行われるそれを補完するものである。
プロセッサ270は、(以下において説明される)いずれのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に決定する。プロセッサ270は、行列インデックス部分とランク値部分とを備える逆方向リンクメッセージを生成する。
逆方向リンクメッセージは、通信リンク及び/又は受信されたデータストリームに関する様々なタイプの情報を備えることができる。逆方向リンクメッセージは、データソース236から幾つかのデータストリームのためのトラフィックデータも受信するTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a乃至254rによってコンディショニングされ、送信機システム210に返信される。
送信機システム210において、受信機システム250からの変調された信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によってコンディショニングされ、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて受信機システム250によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。次に、プロセッサ230は、ビーム形成重みを決定するためにいずれのプリコーディング行列を用いるかを決定し、抽出されたメッセージを処理する。
一態様においては、論理チャネルは、制御チャネル及びトラフィックチャネルに分類される。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャストするためのDLチャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を備える。ページング情報を転送するDLチャネルであるページング制御チャネル(PCCH)。1つの又は幾つかのMTCHに関するマルチメディアブロードキャスト及びマルチキャストサービス(MBMS)スケジューリング及び制御情報を送信するために用いられるポイント・ツー・マルチポイントDLチャネルであるマルチキャスト制御チャネル(MCCH)。概して、RRCコネクションを確立後は、このチャネルは、MBMS(注:旧MCCH+MSCH)を受信するUEのみによって用いられる。専用制御チャネル(DCCH)は、専用制御情報を送信し及びRRCコネクションを有するUEによって用いられるポイント・ツー・ポイント双方向チャネルである。一態様においては、ユーザ情報の転送のための、1つのUE専用のポイント・ツー・ポイント双方向チャネルである専用トラフィックチャネル(DTCH)を備える。さらに、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)は、トラフィックデータを送信するためのポイント・ツー・マルチポイントDLチャネルである。
一態様においては、トランスポートチャネルがDL及びULに分類される。DLトランスポートチャネルは、セル全体にブロードキャスされ及びその他の制御/トラフィックチャネルのために用いることができるPHYリソースにマッピングされる、ブロードキャストチャネル(BCH)と、ダウンリンク共有データチャネル(DL−SDCH)と、ページングチャネル(PCH)と、を備え、PCHは、UE節電をサポートする(DRXサイクルは、ネットワークによってUEに示される)。ULトランスポートチャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)と、要求チャネル(REQCH)と、アップリンク共有データチャネル(UL−SDCH)と、複数のPHYチャネルと、を備える。PHYチャネルは、DLチャネル及びULチャネルの組を備える。
DL PHYチャネルは、以下を備える。
共通パイロットチャネル(CPICH)
同期化チャネル(SCH)
共通制御チャネル(CCCH)
共有DL制御チャネル(SDCCH)
マルチキャスト制御チャネル(MCCH)
共有UL割り当てチャネル(SUACH)
確認応答チャネル(ACKCH)
DL物理共有データチャネル(DL−PSDCH)
UL電力制御チャネル(UPCCH)
ページングインジケータチャネル(PICH)
負荷インジケータチャネル(LICH)
UL PHYチャネルは、以下を備える。
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)
チャネル品質インジケータチャネル(CQICH)
確認応答チャネル(ACKCH)
アンテナ部分組インジケータチャネル(ASICH)
共有要求チャネル(SREQCH)
UL物理共有データチャネル(UL−PSDCH)
ブロードバンドパイロットチャネル(BPICH)
一態様においては、単一搬送波波形の低PAR特性を維持するチャネル構造を提供することができる(いずれかの所定の時点において、チャネルは周波数の点で連続的であるか又は均一なスペースで配置される)。
本明細書の目的上、以下の略語が用いられる。
AM 確認応答モード
AMD 確認応答モードデータ
ARQ 自動再送要求
BCCH ブロードキャスト制御チャネル
BCH ブロードキャストチャネル
C− 制御−
CCCH 共通制御チャネル
CCH 制御チャネル
CCTrCH 符号化複合転送チャネル
CP サイクリックプリフィックス
CRC 巡回冗長検査
CTCH 共通トラフィックチャネル
DCCH 専用制御チャネル
DCH 専用チャネル
DL ダウンリンク
DSCH ダウンリンク共有チャネル
DTCH 専用トラフィックチャネル
FACH 順方向リンクアクセスチャネル
FC フロー制御
FDD 周波数分割複信
L1 レイヤ1(物理層)
L2 レイヤ2(データリンク層)
L3 レイヤ3(ネットワーク層)
LI 長さインジケータ
LSB 最下位ビット
MAC メディアアクセス制御
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MCCH MBMSポイント・ツー・マルチポイント制御チャネル
MRW 移動受信ウィンドウ
MSB 最上位ビット
MSCH MBMSポイント・ツー・マルチポイントスケジューリングチャネル
MTCH MBMSポイント・ツー・マルチポイントトラフィックチャネル
PCCH ページング制御チャネル
PCH ページングチャネル
PDU プロトコルデータユニット
PHY 物理層
PhyCH 物理チャネル
RACH ランダムアクセスチャネル
RLC 無線リンク制御
RRC 無線リソース制御
SAP サービスアクセスポイント
SDU サービスデータユニット
SHCCH 共有チャネル制御チャネル
SN シーケンス番号
SUFI スーパーフィールド
TCH トラフィックチャネル
TCP 転送制御プロトコル
TDD 時分割複信
TFI 転送フォーマットインジケータ
TM トランスペアレントモード
TMD トランスペアレントモードデータ
TTI 送信時間間隔
U− ユーザ−
UE ユーザ装置
UL アップリンク
UM 無応答モード
UMD 無応答モードデータ
UMTS ユニバーサル移動体通信システム
UTRA UMTS地上無線アクセス
UTRAN UMTS地上無線アクセスネットワーク
MBSFN マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク
MCE MBMS調整エンティティ
MCH マルチキャストチャネル
DL−SCH ダウンリンク共有チャネル
MSCH MBMS制御チャネル
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
NW ネットワーク
RB 無線ベアラ
DRB データ無線ベアラ
SRB シグナリング無線ベアラ
CE 制御要素
DL ダウンリンク
QOS サービスの質
説明されることになるように、無線通信を容易にするためにシステム、方法、及び装置が開示される。一実施形態においては、ユーザ装置(UE)、例えばモバイルデバイス、は、データの混雑を特定し、UEにデータを送信中である基地局に推奨されるデータレートの変更無線信号(例えば、推奨される低減されたデータレート)を送信する。基地局は、ダウンリンクDLのデータレートを低減されたデータレートに低減させることができる。これで、UEは、低減されたデータレートで基地局からデータを受信することができる。従って、フロー制御は、UEによって決定されて基地局に送信された低減されたデータレートの変更に基づいて基地局側(例えば、ネットワーク(NW)側と時々呼ばれる)において実装することができる。この方法により、UEが受信されたデータを成功裏に処理すること及びそれの機能を成功裏に実行することを可能にするためにUEへのデータレート送信を低減させることができる。
図3を参照し、一実施形態による無線通信システム300が例示される。無線通信システム300は、無線通信信号303を受信し、互いに対して及び/又は1つ以上のモバイルデバイス又はUE304に対して及び/又はネットワーク313に対して送信し、再送し、及びその他を行う1つ以上のセクタ内の1つ以上の基地局302を備えることができる。
ネットワーク313は、その他の無線ネットワーク、例えば、送信制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、非同期転送モード(ATM)、フレームリレー(FR)、ポイント・ツー・ポイントプロトコル(PPP)、システムネットワークアーキテクチャ(SNA)、ボイス・オーバー・インターネットプロトコル(VoIP)、又は何らかのその他の種類のプロトコルを利用することができるパケット化型、パケット交換型、コネクション指向型、等のネットワークである、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)及び/又は無線ホームネットワーク、及び、その他のタイプの無線ネットワーク及び/又は有線ネットワーク、例えば、電力線通信(PLC)又は標準的なイーサネット(登録商標)ネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、又はワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、等)に基づく有線ネットワーク、であることができる。例えば、コンピュータネットワーク313は、パケットを用いたサーバとコンピュータとの間でのデータトラフィックの通信を可能にすることができる。一例として、ネットワーク313は、UE304が無線通信信号303を介してインターネット313を通じてアクセス可能であるプライベート企業ネットワークを含むことができる。他の例として、ネットワーク313は、UE304が無線通信信号303を介してインターネット313を通じてアクセス可能である音楽又は映像アクセス可能サーバを含むことができる。
各基地局302は、複数の送信機チェーンと受信機チェーンとを備えることができ(各送信アンテナ及び受信アンテナのために1つ)、それらの各々は、信号の送信及び受信と関連づけられた複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ、等)を備えることができる。各UE304は、1つ以上の送信機チェーンと受信機チェーンとを備えることができ、それらは、多入力多出力(MIMO)システムのために利用することができる。さらに、当業者によって評価されることになるように、各送信機及び受信機チェーンは、信号の送信及び受信と関連付けられた複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ、等)を備えることができる。
図3において例示されるように、無線信号303内のフロー制御メッセージ308を提供することができ、DLでのデータ送信のレートを低減させるように基地局302(例えば、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、等)に助言するメッセージをUE304から基地局302に送信することができる。
一例として、フロー制御メッセージ308は、関連付けられたフロー制御メッセージ308が新たな推奨される(例えば、低減された)データレートを示すための新たな/追加のMAC制御要素310を導入できるように追加のMAC制御要素310(例えば、MAC CONTROL PDU)(MAC制御PDU)をMACプロトコルの一部として含めることができる。他の例として、希望される推奨される(例えば、低減された)データレートを示すために既存のMAC制御要素312(例えば、MAC CONTROL PDU)を変更することができる。
図2において前述されるように、基地局210及びUE250の両方が、命令を実行するプロセッサと、信号及びデータを受信、送信、復調、及び処理する、等のための命令を保持するメモリと、を含む。以下において説明されることになるように、一実施形態においては、各々のプロセッサの制御下にあるUE304及び基地局302は、(図2に示されるように)各々のメモリによって格納された命令を実装し、従って、UE304は、データの混雑を特定し、UE304は、推奨されるデータレートの変更無線信号303(例えば、低減されたデータレート)を基地局302に送信し、基地局302は、DLのデータレートを低減されたデータレートに低減し、UE304は、低減されたデータレートで基地局302からデータを受信する。
一実施形態においては、推奨されるデータレートを示すために追加のMAC制御要素310が用いられる。追加のMAC制御要素310は、次、すなわち、新たな要求されるデータレート、又は最大転送ブロックサイズ、又は相対的最大転送ブロックサイズ、及び任意選択でのフロー制御タイマ値、のうちの1つを含めることができる。他の実施形態においては、推奨されるデータレートを示すために既存のMAC制御要素312を変更することができる。変更されたMAC制御要素312は、新たな要求されるデータレート、又は縮小された最大転送ブロックサイズ、又は相対的最大転送ブロックサイズ、及び任意選択でのフロー制御タイマ値を含めることができる。
図4を参照し、図4は、一実施形態による、UEにおける混雑を低減させるためにフロー制御を実装するための関連方法400を例示するフローチャートである。ブロック410において、一データレートで基地局302からUE304によってデータが受信される。次に、ブロック410において、UE304で混雑が特定される。(UE304によって決定された)推奨されるデータレートの変更がUE304によって基地局に無線信号303として送信される(ブロック430)。推奨されるデータレートの変更は、典型的には、低減されたデータレートである。UE304は、推奨されるデータレート(例えば、低減されたデータレート)で基地局302からデータを受信する(ブロック440)。
従って、一実施形態においては、フロー制御は、UE304によって決定されて送信された低減された推奨されるデータレートの変更無線信号303に基づいて基地局302側(例えば、ネットワーク(NW)側又はeNB側と時々呼ばれる)で発生する。従って、最初に、UE304における混雑を特定することができ、次に、該混雑に関してUE304から基地局302にメッセージを送信することができる。データレート変更/低減レートがそれによって基地局302に提案される。次に、UE304は、DLを介して基地局302から低減されたレートでデータを受信することができる。
図5を参照し、図5は、一実施形態による、異なるタイプの推奨されるデータレートの変更を選択するための関連方法500を例示するフローチャートである。判断ブロック510において、推奨されるデータレートの変更がUE304によって選択される。以下において詳細に説明されることになるように、追加の制御要素310を選択することができ(ブロック515)、既存のMAC制御要素312を変更することができ(ブロック520)、又はNWフロー制御時間を利用することができる(ブロック530)。
このように、本発明の実施形態は、UE304が、該UEが経験中である混雑上の難点を基地局302(例えば、eNB)に通知するのを可能にする。例えば、UE304は、DLからのデータを処理できないことがある。UE304は、基地局302が該混雑に対処するためにデータ転送のレートを変更するように要求することができる。従って、推奨されるデータレートの変更メッセージ信号303は、基地局302がDLでのデータ送信のレートを低減させるように要求するためにUE304から該基地局に無線送信することができる。この方法により、データ送信の低減は、関連付けられたデータパケットの損失をさらに軽減することができる。推奨されるデータレートの変更メッセージ信号303は、関連付けられたフロー制御メッセージ308が新たな追加のMAC制御要素310(例えば、MAC制御PDU)を導入することができるように追加のMAC制御要素310をMACプロトコルの一部として含めることができる。代替として、既存のMAC制御要素312を変更することができる。
現在の3GPP仕様には、ネットワーク(NW)側(例えば、基地局302)をフロー制御するためのプロトコルも方法も存在しない。しかしながら、フロー制御は、複数のシナリオにおいて、例えばUE304がより高いデータレートを処理できないときに(例えば、UEで実行中のユーザアプリケーション又はタスクがメモリ不足になりつつあるとき)、望ましいであろう。残念なことに、現在の従来の技法は、典型的には、DLで受信された転送ブロック又はRLC PDUを(あたかもRLC PDUがまったく受信されなかったものとして)単に廃棄するか又は優先度又はQOS又はRBタイプ(DRBであるか又はSRBであるか)に基づいてMAC SDUを選択的に廃棄することによって該シナリオに対処し、のちにRLCレベルでの再送信に依存する。そのような従来の方法は、不良なユーザ経験、オーバー・ザ・エア帯域幅の非効率性と浪費及びDL側における起こり得る超過の送信電力を引き起こす。
一実施形態においては、該課題は、NW側でフロー制御するために304UEと基地局302との間で新たな追加のMAC制御要素310を定義することによって対処される。該革新は、追加のMAC制御要素310(例えば、MAC CONTROL PDU)の可能な内容を定義すること及び追加のMAC制御要素310を受信した時点での可能なNWによる処理を同じく定義することができる。
主題の革新による追加のMAC制御要素310の様々な利点は次の通りである。すなわち、1)UE304が処理MIPS(processing MIPS)を切らしそうであるときに有効であることができるようにMAC制御PDUを送信するために必要な処理が最小限である、2)追加のMAC制御要素310は、UE304がDLにおいて処理することが可能である最大転送ブロックサイズを示すことができ、それは、高優先度のデータがブロックされないことを保証することができる、3)基地局304(例えば、NW)がフロー制御を実装すべきであることを示すために既存のMAC制御PDC312、例えば、電力ヘッドルームCE、バッファ状態報告CE、等、の変更を提供することができる、4)DLでのフロー制御が必要であることを基地局302に通信するための高速の手段及び必要な場合のフロー制御状態からの早期再開のサポート、5)UE304が選択的廃棄手法を実装する場合にNWによって認知された超過RLCパケット誤り又はHARQパケット誤りに起因して基地局302がDL送信の電力を増大させる結果になる可能性がある不要な電力制御アルゴリズムを実装する必要がない。
図6を参照し、追加のMAC制御要素フィールド600の例が示される。この例では、追加のMAC制御要素は、推奨される又は低減されたデータレートを実装するための複数の異なるフィールドを含めることができる。MAC制御要素フィールドは、次のフィールド、すなわち、新たなUEデータレートフィールド610、最大転送ブロックサイズフィールド615、相対的最大転送ブロックサイズフィールド620、フロー制御タイマ値フィールド625、フロー制御タイマ値の適用を制御するためのフロー制御ビットフィールド630、及びトランザクションIDビットフィールド635、を含むことができる。
追加のMAC制御要素フィールド600は、下記を含むことができる。
1)基地局302からUE304にデータを転送するための新たな推奨される又は低減されたデータレートを示すことができる新たなUEデータレートフィールド610。
2)UE304が基地局302からDLで受信することができる最大転送ブロックサイズを示すことができる最大転送ブロックサイズフィールド615。
3)相対的最大転送ブロックサイズ(例えば、0、1/2、1/4、1/8、1/16、...、1)を示すことができる相対的最大転送ブロックサイズフィールド620。ここで、0は、基地局302からUE304へDLでSRBデータ及び/又はVoIPデータを送信するだけであることを意味し、ゼロ以外の値は、UE304がUEカテゴリに従ってサポートすることができる最大転送ブロックサイズの割合を示すことができ、1は、UE304は、該UEがUEカテゴリに従ってサポートすることができる最大転送ブロックサイズを処理できるだけであることを示すことができる。
4)基地局302が、1)又は2)又は3)に対応するサイズよりも大きい新たな転送ブロックを送信すべきでない期間であるタイマ値を示すために用いることができる数え上げられるタイマ値(例えば、値1にマッピングされた10ms、値2にマッピングされた20ms、等)を提供することができるフロー制御タイマ値フィールド625(又は時間切れタイマ)。しかしながら、このフィールドが存在しないか又はその値が0に設定されている場合は、それは、基地局がUE304から再開インジケータビット[以下の5)]を受信するまで1)又は2)又は3)であるべきことを示す。
5)フロー制御タイマ値の適用を制御するためのフロー制御ビットフィールド630(又は再開インジケータビット)。このビットは、基地局302における稼働中のタイマを停止させるために及びデフォルトのUE304能力転送ブロック送信を用いてそれを再開させるために用いることができる。従って、このビットは、UE304が通常モードに戻っていてUEカテゴリに従って最大転送ブロックを受け入れる準備が整っていることを示すために用いることができる。しかしながら、再開インジケータビットが設定されていない場合は、これは、基地局302がその他のパラメータに基づいてDLでFCを行うべきであることを暗黙に示すことができる。再開インジケータビットの実装は、フロー制御ビット値のそれと反対であることが注目されるべきである。
6)トランザクションIDビットフィールド635は、任意選択ビット(複数を含む)であることができる。このビット(複数を含む)は、ソース側(例えば、UE304)からの高速再送(repeat)の場合に複製の制御メッセージを識別するためにピア側基地局302(例えば、NW)によって用いることができる。UE304は、追加のMAC制御要素(CE)310の高速再送のためにそれを同じに維持し、それが高速再送後に又はMAC CEの内容が変更された場合にMAC CEを再送信しなければならない場合のみにそれを変更することを期待することができる。
同様に、基地局302又はNW側では、以下の処理を実装することができる。
1)フロー制御ビット630が設定されたMAC制御PDUを基地局302が受信するごとに、基地局302は、上記の代替策のうちのいずれかに従って新たな転送ブロックサイズを制限すべきである。
2)フロー制御ビット630(又は再開インジケータ)が設定された追加のMAC CE310を基地局302が受信するごとに、基地局302は、タイマを始動させ(指示された場合)、1)に従って転送サイズを制限するのを継続すべきである。タイマが既に稼働中である場合は、基地局302は、タイマを再始動させる場合と再始動させない場合がある(仕様書において規定することができる事柄である)。
3)タイマが始動され、それが時間切れになった場合は、基地局302は、通常の送信を再開すべきである。
4)タイマが始動されなかった場合は、基地局302は、“再開インジケータ”630ビットが設定されるか又は相対的最大転送ブロックサイズ620が1に設定された追加のMAC CE310をそれが受信したときに通常の送信を再開すべきである。
5)基地局302は、再開インジケータ”630が受信されるごとに又は1に設定された相対的最大転送ブロックサイズ620が受信されるごとにタイマを停止させて通常の送信を再開すべきである。
6)追加のMAC CE310においてトランザクションidビットフィールド635(存在する場合)が受信され、それが、基地局302にタイマを始動させるようにトリガしたものと同じである場合は(既に稼働中である場合)、追加のMAC CE310は無視されるべきであり、そうでない場合は、これは、新たな追加のMAC CE310であるとみなすことができ、(既に稼働中である場合は)タイマが再始動されるべきである。
(例えば、制御PDUとして実装された)追加のMAC制御要素310は周期的に送信可能であることが評価されるべきであり、フロー制御ビット630が1に設定されているときの制御要素の周期性は、それが0に設定されているときと異なることができることが評価されるべきである。該実装は、RRCシグナリングを通じてコンフィギュレーションすること又は規格において静的に定義することができる。(周期的なMAC CE報告が存在しない場合の)タイマ手法の利点は、基地局302がフロー制御リセットインジケータを有するMAC CE310を受信しなかった場合に基地局302がフロー制御状態で動かなくなってしまった状態からUE304を助け出すことができることである。
代替実施形態においては、フロー制御は、既存のMAC制御要素312(例えば、MAC制御PDU)を変更することによって実装することができる。図7を参照し、MAC制御要素312のために変更可能なMAC制御要素フィールド例700が例示される。変更可能なMAC制御要素フィールドは、次のフィールド、すなわち、通常のフィールド710、新たな要求されるデータレートを示すための新たな要求されるデータレートフィールド712、最大転送ブロックサイズを示すための低減された最大転送ブロックサイズフィールド720、及び、基地局302によってUE304に送信すべきデータのタイプを調整するためのデータタイプ調整フィールド730、を含むことができる。一実施形態においては、既存のMAC制御要素312は、電力ヘッドルーム(headroom)制御要素であることができる。
既存のMAC制御要素312を変更することによって、既存のMAC制御PDUのうちのいずれかを用いてフロー制御指示及び/又は再開を変更することができる。例えば、現在予約されている2ビットが存在する電力ヘッドルーム制御要素を変更することによって、FC指示を提供することができる。電力ヘッドルーム制御要素を用いる利点は、それがUE304から周期的に送信されること及び既存のMAC CE312がFC指示を有する場合は、それは、UE304の状態を基地局302に連続的に示すことができることである。電力ヘッドルーム制御要素において利用可能な2ビットを定義するための1つの典型的な方法は、以下の形式であることができる。
・0b00−UE状態が正常であり(フィールド710)、FCトリガが不要である。
・0b01−UEが、基地局が例えば1/2又は1/3又は1/4又は...だけ最大転送ブロックサイズを縮小させるのを希望する(フィールド720)(値は、0b10又は0b11に対応するそれと異ならなければならない)。
・0b10−UEが、基地局が1/2又は1/3又は1/4又は...だけ最大転送ブロックサイズを縮小させるのを希望する(フィールド720)(値は、0b01又は0b11に対応するそれと異ならなければならない)。
・0b11−UEが、基地局が1/2又は1/3又は1/4又は...だけ最大転送ブロックサイズを縮小させるのを希望する(フィールド720)(値は、0b01又は0b10に対応するそれと異ならなければならない)...又は、このフィールドは、基地局がSRBデータ及び/又はVoIPデータのみを送信すべきでありその他のDRBデータはまったく送信すべきでないことを基地局に示すことができる(フィールド730)。
さらなる実施形態は、上述される代替策の各々を向上させることができる。例えば、基地局302は、フロー制御MAC CE(310、312)を送信することができる時点及び/又は頻度に対する制限を設けることができる。例えば、基地局302は、単純なフロー制御禁止タイマを導入することができる。タイマは、UE304がフロー制御MAC CE(310、312)を送信するごとに、及びタイマが稼働中であってタイマが時間切れになるまでUE304が基地局302に他のフロー制御MAC CEを送信するのを許容されないときに始動させることができる(例えば、以下の例外の対象となる)。該タイマは、呼設定又はハンドオーバー中にRRCによって設定することができ、又は、それは、超過のシグナリングを回避するために固定されたタイマとして規格内にハードコーディングすることができる。該タイマは、上述される2つの代替の任意選択肢、例えば、UE304がフロー制御MAC CEを頻繁に送信するのを制限するための追加の仕組み、に適用することができる。これは、例えば、フロー制御MAC CEで基地局302をスラッシュする(thresh)ことによって、UE304がフロー制御を乱用するのを防止するために基地局302に制御を提供する。一例として、該タイマは、MAC CEが送信されたときに基づいたHARQ−ACKを受信次第で始動させることができる。
他の実施形態により、例外を有するフロー制御禁止タイマを提供することができる。前述されるフロー制御禁止タイマに加えて、基地局302は、禁止タイマが用いられたときのフロー制御の性能を向上させるための以下の例外を実装することもできる。
・フロー制御禁止タイマが稼働中に、MAC CE310が設定された“再開インジケータビット”(又は同様の情報)を含む場合にUE304がフロー制御MAC CE310を送信するのを許容することができる。これは、基地局302がフロー制御禁止タイマの時間切れを待たずに素早く通常の送信を再開すること及びUE304がMAC CE310を送信することを可能にする。 “再開インジケータビット”を有するMAC CE310の受信時点で基地局302がフロー制御タイマ(稼働中である場合)を停止させるのを期待することができる。
・フロー制御禁止タイマが稼働中に、新たなフロー制御MAC CE310が、最後の有効なフロー制御MAC CE310によって要求されたものよりも低い又は高いレベルまでデータレートを低下させるか又は上昇させるように基地局302に要求した場合にUE304がフロー制御MAC CE310を送信するのを許容することができる。これは、UE304がフロー制御禁止タイマの時間切れを待たずにより低い又はより高いDLデータレートを要求するのを可能にする。さらに、これは、例えば、UE304が前のフロー制御MAC CE310で十分なレート低減を要求しなかった場合にそれは禁止タイマが時間切れになるのを待たずに素早くよりいっそうのデータレート低減を要求することが依然として可能であることが理由で有益である。
・このMAC CE310が送信されたときに基づいたHARQ失敗の受信時点で、UE304は、フロー制御MAC CE310を再送信するのを選択することができる。
さらなる実施形態により、選択的な廃棄も実装することができる。例えば、UE304をフロー制御する必要性が存在する場合は、UE MAC又はRLCは、所定の論理チャネルで受信されたデータを選択的に廃棄することができる。該選択は、論理チャネル又は論理チャネルグループ又はRBタイプ(例えば、SRB又はDRB)の優先度に基づいて行うことができる。さらに、RB内のRLCパケットに関して、UE304は、アクティブキューマネージメント(Active Queue Management)(アクティブ待ち行列管理)(AQM)と同様の確率論的な方法でパケットを廃棄することができる。同様に、パケットの該廃棄がRBタイプに基づく場合は、SRBで受信された全データを処理することができ、他方、DRBデータはMAC又はRLCレベルのいずれかで廃棄することができる。該態様の一利点は、DLをフロー制御するために規格の変更が要求されないことである。
このように、この革新の実施形態は、UE304によって決定及び送信された低減された推奨されるデータレートの変更無線信号303に基づいて基地局302側(例えば、時々ネットワーク(NW)側又はeNB側と呼ばれる)で生じるフロー制御を提供するための仕組みを提供する。特に、DLでのデータ送信のレートを低減させるように基地局302(例えば、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、等)に助言するフロー制御メッセージ308をUE304から基地局302に送信することができる。一例として、フロー制御メッセージ308は、関連付けられたフロー制御メッセージ308が新たな推奨される(例えば、低減された)データレートを示すための新たな/追加のMAC制御要素310を導入することができるように追加のMAC制御要素310(例えば、MAC CONTROL PDU)をMAC制御プロトコルの一部として含めることができる。他の例として、希望される推奨される(例えば、低減された)データレートを示すために既存のMAC制御要素312(例えば、MAC CONTROL PDU)を変更することができる。従って、UE304における混雑を特定することができ、該混雑に関してUE304から基地局302にメッセージを送信することができる。それによってデータレート変更/低減レートが基地局302に提案される。UE304は、DLを介して基地局302から低減されたレートでデータを受信することができる。
この革新は、UE304がマルチメディア及び同時並行して実行する多くの異なるアプリケーション(例えば、電子メール、映像、音声、ウェブブラウジング、等)をサポートするため有益である。各アプリケーションは、一定量のリソース(例えば、処理電力、バッファ、バッテリ電力、等)をUE304に要求する。瞬間的なリソースの総量は、経時で動的に変化する。しかしながら、UE304のコストを合理的であるように維持するために、UEは、一般的な負荷よりも有意に大きくなることがあるピークの瞬間的なリソース要求ではなく最も一般的な負荷状態を処理するように典型的に設計される。定義上のピークの瞬間的リソース要求は、MBMSを受信する、ピークのULレートで送信する、ピークのDLレートで受信する、プロセッサ集約的なユーザアプリケーションを実行する、等のために同時に必要になるリソースを含むべきであり、ただし、これらのリソースに限定されないことが評価されるべきである。従って、UE304は、幾つかの難しいシナリオ中には低リソース状態で動作せざるを得ないことがある。以下は、幾つかのすべではない例である。
・UEが、ftpを用いてファイルをダウンロードしている間にMBMSサービスを受ける。
・アプリケーションが十分に高速でDLパケットを消費することができず、このため、UE内のDLバッファが蓄積し続ける。
・アプリケーションプロセッサがプロセッサからのDLパケットを十分に高速で消費することができず、このため、それらの間でのバッファが蓄積し続ける。
・ピークレートでの同時並行した送信及び受信、例えば、ULピークレートで送信する間にDLピークレートで受信。
・複数のユーザアプリケーションがUE内でリソース(MIPS、データバス、等)を求めて競合する。
残念なことに、これらの例では、UEは、それが処理できないパケットの廃棄を開始することができる。例は、以下を含むことができる。
・UEは、それが処理できないDLパケットを廃棄し続ける。
・基地局は、UEにおいて最終的に廃棄されることになるパケットを送信及び再送信し続ける。無線リソースが浪費される。
・パケットがUEにおいてMAC層で廃棄される場合は、基地局は、RLCでそれらのパケットを再送信し続ける。再送信されたRLCパケットもUEにおいて同様に廃棄されるため、基地局は、RLC内に問題が存在すると断定し、基地局内ハンドオーバーをトリガすることができ、それがサービスの中断を生じさせる。
・TCPが時間切れになり、TCPウィンドウが壊れ、TCPの低速始動が生じる。
・TCPが回復を試行中である間により高い層のアプリケーションが時間切れになる可能性がある
・ユーザは、(図8乃至10で提供されるシミュレーション結果において示されるように)TCP混雑制御に起因する非常に遅い〜不通の無線リンク及びスループットの大きな振れを経験する
・これらの低リソースイベントはランダムでかつ偶発的であり、予め知っていることができず、さらにTCPが反応するのに時間がかかるため、ユーザは、非常に低い平均スループット及びパケットの過度の遅延を経験することになる。
しかしながら、主題の革新のフロー制御実施形態が実装される場合は、UE304は、UE304において生じている混雑及びUE304によって実装することができる新たな推奨される低減されたデータレートを基地局302に知らせることができる。これに基づき、基地局302は、TCP時間切れを回避するためにDLトラフィック(例えば、GBRでない高レートのトラフィック)を適切に変調すること、トラフィックが滞りなく、ただし低減されたレートで、流れるのを維持すること、及びTCPが引き下げられたレートに合わせて適切に調整するための時間を提供することができる。さらに、(例えば、UE304がパケットを単にランダムに廃棄するのとは正反対に)何らかの時間後に状態が改善しない場合は基地局302におけるアクティブキューマネージメント(AQM)を起動させることができる。
従って、主題の革新のフロー制御実施形態を利用することで、概して、無線リソースが浪費されないようにすることができ、ユーザは、低減された、ただしはるかに滞りのない、スループットを経験することができる。さらに、主題の革新のDLフロー制御は、次の利益をもたらす。すなわち、UE304の実装に関する柔軟性及びそれによるコスト低減(例えば、UE304は、“多重化利得”を達成するためにアプリケーション間で幾つかのリソースを共有することが可能である)。ネットワークはUE304が消費できるよりも多い帯域幅をそれに割り当てるべきでなく、それが無線リソースの効率を向上させることを理由とするより良い“優れた”スループット。DLパケットを一時的に変調することが状況を改善させない場合は基地局302がAQMをトリガするのを許容することができる。UE304は、一定の過負荷シナリオ下で保護することができる。UE304の寸法を過度に大きくすることなしにUE304が高いピークデータレート対平均データレート比に対処するための効率的な手段を提供することができる。より短いUE応答時間に起因するより良いユーザ経験(例えば、ユーザアプリケーションがより高速に起動する)、及び、アプリケーションが起動中に、UE304は、ベストエフォートのフローを一時的に低減させるためにフロー制御を起動させることができる。
さらに、乱用を回避するために主題の革新によるフロー制御の様々な態様を以下の典型的な手順で実装することができる。すなわち、フロー制御は、必要に応じて起動させることができ、フロー制御は、UE304が現実的に持続することができないデータレートのサポートを要求することを目的としてUE304によって用いることはできず、フロー制御は、UE304の瞬間的な及び一時的なリソース欠乏から救うために用いることができる。
一実施形態においては、前述されるフロー制御の仕組みは、リソースが少なくなったときのUE304の即座の救済のために数十ミリ秒(ms)のオーダーで実装することができる。前述されるように、UE304は、UE能力(UE capability)において示される最大転送ブロック(TB)サイズの一部としてUE304がサポートすることができる最大TBサイズを示すための追加のMAC制御要素310(例えば、MACフロー制御PDU)を送信することができる。例えば、UE304は、TBサイズ率、例えばUE304が典型的には(0.2×UE能力によって示される最大TBサイズ)よりも大きくないTBサイズしかサポートできないことを示す0.2、を示すことができる。1つの特定の例として、TBサイズ率0は、UEが非GBR DRBからのトラフィックは処理できないがSRBからのトラフィックは依然として処理できることを示すことができる。
特に、一実施形態においては、追加のMAC制御要素310は、以下のようなMAC仕様の変更によって実装することができる。
Figure 2012529860
Figure 2012529860
この例では、追加のMAC制御要素310は、表1“UL−SCH[アップリンク共有チャネル]のためのLCID[ローカル識別子]の値”において示されるように実装され、例えば、太字のインデックス11001及び太字のLCID値:“予約”部及び“TB_Size_Factor”部を有する“フロー制御要求”。表2は、TBサイズ率の値及びそれらの対応するインデックスを示す。この追加のMAC制御要素310のためのトリガは、依存した形で実装される。この例では、基地局302がこの追加のMAC制御要素310を受信したときには、基地局302は、DLトラフィック及び指定された論理チャネルを低減させることができる。例えば、基地局302は、ベストエフォートタイプ(非GBR)のDLトラフィックを低減させるのを選択することができる。これは、QoSモデル(QoS model)を維持するために用いることができ、基地局302は、個々の論理チャネルに関するQoSを制御する。
この実装技法は、数多くの利点を含む。例えば、この技法を実装するために重要でない機能のみが必要である。すなわち、LCID値が予約され、追加のMAC制御要素310が定義され、追加のMAC制御要素のためのSRトリガが定義される。いずれにせよ基地局302スケジューラがTBサイズについて判断する必要があるため、基地局302は、UE304が示すあらゆることにTBサイズを制限するための1つ以上のステップを実装する必要があるだけであり、従って、基地局によって要求される変更又は複雑さはほとんどまったく存在しない。
さらに、UE304によるフロー制御のこの技法は、UE304が追加のMAC制御要素310において必要となるデータレート低減を特に示すことができるため微細な粒度(granularity)を提供する。この微細な粒度は、TCPの性能を向上させるのに役立つはずである。さらに、UE304は、必要なときに追加のMAC制御要素310を単に送信するだけであるため、最小限のオーバーヘッドが要求される。さらに、基地局302は、無線ベアラがDLデータレート(RLC−AMフロー、RLC−UMフロー、MBMS、等を含むが、RLC−AMフロー、RLC−UMフロー、MBMS、等に限定されない)を低減させることに対する制御を有し、QoSは、基地局302によって完全に制御することができる。さらに、基地局302は、RLCの新送信及び再送信の両方を低減させることができ、従って、手順の多くは基地局302によって既に実装されているため標準化のために実質上ほとんど努力を必要としない。
前述されるフロー制御方法の利点を例示するために様々なシミュレーション結果が以降において説明される。図8を参照し、図8は、フロー制御方法を利用するTCPスループットへの影響を示したチャート800を例示する。y軸は、スループットをKbpsで表し、x軸は、時間を秒で表す。簡単な比較を目的としてフロー制御を用いる場合と用いない場合における様々な性能メトリックが図8に示される。特に、線810は、前述されるフロー制御方法を用いない場合のスループットを示し、線820は、前述されるフロー制御方法を利用するスループットを示す。図8においてわかるように、時間1.0秒から200msの混雑が生じる。図8は、フロー制御がない状態で(線810)、TCPが時間切れになり、スループットがゆっくりと回復する低速始動段階に入る。しかしながら、フロー制御方法を利用した場合は、線820によって示されるように、TCPスループットは、短時間しか低下されず、混雑が終わった時点で、スループットは素早くそれの通常レベルに戻り、TCPは時間切れにならない。
図9を参照し、図9は、混雑期間中における回復時間の観察ウィンドウ全体における平均が求められた平均TCPスループットを例示するチャート900である。この回復時間中には、図9において示されるように、線910によって示されるフロー制御なしの“廃棄比率”(“percentage drop)”は大きく変動し、他方、線920によって示されるフロー制御を有する“廃棄比率”は、それよりも有意に小さく変動する。
図10を参照し、図10は、0.2秒の混雑期間にわたる浪費された帯域幅を例示したチャート1000である。y軸は、レートをKbpsで表し、x軸は、廃棄確率を表す。特に、図10は、混雑中の非効率的なオーバー・ザ・エア帯域幅と廃棄確率の関係を例示する。わかるように、フロー制御なしの線1010は、大幅に増大している浪費された非効率的なオーバー・ザ・エア帯域幅を示し、他方、フロー制御を用いた線1020は、示さない。
一構成においては、前述されるように、無線通信システム300において動作可能なUE304は、一データレートで基地局302からデータを受信するための手段と、混雑を特定するための手段と、推奨されるデータレートの変更無線信号308を基地局302に送信するための手段と、推奨されるデータレートで基地局からデータを受信するための手段と、を含むことができる。一態様においては、上記の手段は、上記の手段によって示される(recite)機能を実行するように構成された、本発明が常駐するUE250、304のプロセッサ(複数を含む)(238、260、及び270)及び基地局210、302のプロセッサ(複数を含む)(220、230、及び242)であることができる(図2及び3)。さらに、UE250、304及び基地局210、302は、前述される機能を実行するための前述される手段をすべて実行するために用いることができる。他の態様においては、上記の手段は、上記の手段によって示される機能を実行するように構成されたモジュール又はあらゆる装置であることができる。
様々な態様がユーザ端末、ユーザデバイス、ユーザ装置(UE)、等と関係させてここにおいて説明され、それらの用語はすべて互換的に使用可能であることが注目される。ユーザ装置は、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルデバイス、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、等と呼ばれることもある。ユーザ装置は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、PDA、無線接続能力を有するハンドヘルドデバイス、端末内のモジュール、ホストデバイス(例えば、PCMCIAカード)に取り付けること又はホストデバイス(例えば、PCMCIAカード)内に一体化することが可能なカード(例えば、PCMCIAカード)又は無線モデムに接続されたその他の処理デバイスであることができる。
開示されたプロセス内のステップの特定の順序又は階層は、典型的な手法の一例であることを当業者は理解すべきである。設計上の優先度に基づき、プロセス内のステップの特定の順序又は階層は、本開示の適用範囲内にとどまりつつ再編することができる。添付される方法請求項は、様々なステップの要素を見本の順序で提示したものであり、提示された特定の順序又は階層に限定されることは意味しない。
さらに、当業者は、情報及び信号は様々な異なる技術及び技法のうちのいずれかを用いて表すことができることを理解すべきである。例えば、上記の説明全体を通じて参照されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場、磁粒子、光学場、光学粒子、又はそれらのあらゆる組合せによって表すことができる。
ここにおいて開示される実施形態と関係させて説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズム上のステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両方の組み合わせとして実装可能であることを当業者はさらに評価すべきである。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に例示するため、上記においては、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、それらの機能の観点で一般的に説明されている。該機能がハードウェアとして又はソフトウェアとして実装されるかは、全体的システムに対する特定の用途上の及び設計上の制約事項に依存する。当業者は、説明されている機能を各々の特定の用途に合わせて様々な形で実装することができるが、該実装決定は、本開示の適用範囲からの逸脱を生じさせるものであるとは解釈されるべきではない。
ここにおいて開示される実施形態と関係させて説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、ここにおいて説明される機能を果たすように設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又はその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートロジック、ディスクリートトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらのあらゆる組合せ、を用いて実装又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであることができるが、代替においては、プロセッサは、従来のどのようなプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであってもよい。プロセッサは、計算デバイスの組合せ、例えば、DSPと、1つのマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサとの組合せ、DSPコアと関連する1つ以上のマイクロプロセッサとの組合せ、又はその他のあらゆる該構成との組合せ、として実装することもできる。
ここにおいて開示される実施形態と関係させて説明される方法又はアルゴリズムのステップは、直接ハードウェア内において、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール内において、又はこれらの2つの組み合わせ内において具現化することが可能である。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能なディスク、CD−ROM、又は当業において既知であるその他のあらゆる形態の記憶媒体に常駐することができる。典型的な記憶媒体は、プロセッサに結合され、このため、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み出すこと及び記憶媒体に情報を書き込むことができる。代替においては、記憶媒体は、プロセッサと一体化させることができる。プロセッサ及び記憶媒体は、ASIC内に常駐することができる。ASICは、ユーザ端末に常駐することができる。代替においては、プロセッサ及び記憶媒体は、ユーザ端末内において個別のコンポーネントとして常駐することができる。
さらに、請求される主題の態様は、請求される主題の様々な態様を実装するためにコンピュータ又は計算コンポーネントを制御するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はそれらのあらゆる組み合わせを作り出すための標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技法を用いて方法、装置、又は製造品として実装することができる。ここにおいて用いられる場合における用語“製造品”は、あらゆるコンピュータによって読み取り可能なデバイス、キャリア、又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することが意図される。例えば、コンピュータによって読み取り可能な媒体は、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)と、光学ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD))と、スマートカードと、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)と、を含むことができ、ただし、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光学ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)に限定されない。さらに、コンピュータによって読み取り可能な電子データ、例えば、音声メールを送信及び受信する際に又はセルラーネットワーク等のネットワークにアクセスする際に用いられるそれら、を搬送するために搬送波を採用可能であることが評価されるべきである。当然のことであるが、当業者は、ここにおいて説明されることの適用範囲又は精神から逸脱することなしにこのコンフィギュレーションに対して数多くの変更を行うことができることを認識するであろう。
上述されていることは、1つ以上の実施形態の例を含む。当然のことであるが、上記の実施形態を説明することを目的としてコンポーネント又は方法のあらゆる考えられる組み合わせを説明することは可能ではないが、様々な実施形態の数多くのさらなる組み合わせ及び置換が可能であることを当業者は認識することができる。従って、説明される実施形態は、添付された請求項の精神及び適用範囲内にあるあらゆる該変更、修正及び変形を包含することが意図される。さらに、表現“含む”は、詳細な発明を実施するための形態又は請求項において用いられる限りにおいて、“備える”という表現が請求項において移行語として採用されたときの解釈と同様の包含性を有することが意図される。
開示された実施形態に関する前の説明は、当業者が本開示を製造又は使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態に対する様々な変更は、当業者にとって容易に明確になるであろう、及びここにおいて定められる一般原理は、本開示の精神又は適用範囲を逸脱せずにその他の実施形態に対しても適用することができる。以上のように、本開示は、ここにおいて示される実施形態に限定されることは意図されず、ここにおいて開示される原理及び新規の特徴に一致する限りにおいて最も広範な適用範囲が認められるべきである。
さらに、請求項は、ここにおいて示される態様に限定されることは意図されず、請求項の文言に一致する限りにおいて完全な適用範囲が認められるべきであり、単数形の要素への言及は、その旨が特記されない限り“1つ及び1つのみ”を意味することは意図されず、むしろ“1つ以上”であることを意味することが意図される。別段特記されない限り、語句“幾つか”は、1つ以上を意味する。項目又は品目の集まり“のうちの少なくとも1つ”という語句は、それらの項目又は品目のあらゆる組み合わせに言及し、単一の構成項目又は構成品目を含む。一例として、“a、b、又はcのうちの少なくとも1つ”は、a;b;c;、a及びb;a及びc;b及びc;及びa、b及びcを網羅することが意図される。

Claims (48)

  1. 無線通信システムにおいて動作可能なユーザ通信装置であって、
    一データレートで基地局からデータを受信し、
    前記ユーザ通信装置における混雑を特定し、
    前記基地局に推奨されるデータレートの変更無線信号を送信し、及び
    前記推奨されるデータレートで前記基地局からデータを受信するための命令を保持するメモリと、
    前記命令を実行するプロセッサと、を備える、ユーザ通信装置。
  2. 前記メモリは、前記推奨されるデータレートを示すための追加のMAC制御要素を組み入れるための命令をさらに保持する請求項1に記載のユーザ通信装置。
  3. 前記追加のMAC制御要素は、新たな要求されるデータレートを示すためのフィールドを備える請求項2に記載のユーザ通信装置。
  4. 前記追加のMAC制御要素は、最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項2に記載のユーザ通信装置。
  5. 前記追加のMAC制御要素は、相対的最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項2に記載のユーザ通信装置。
  6. 前記追加のMAC制御要素は、フロー制御タイマ値を示すためのフィールドを備える請求項2に記載のユーザ通信装置。
  7. 前記追加のMAC制御要素は、前記フロー制御タイマ値の適用を制御するフロー制御ビットを示すためのフィールドを備える請求項6に記載のユーザ通信装置。
  8. 前記メモリは、前記推奨されるデータレートを示すために既存のMAC制御要素を変更するための命令をさらに保持する請求項1に記載のユーザ通信装置。
  9. 前記既存のMAC制御要素は、新たな要求されるデータレートを示すためのフィールドを備える請求項8に記載のユーザ通信装置。
  10. 前記既存のMAC制御要素は、縮小された最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項8に記載のユーザ通信装置。
  11. 前記既存のMAC制御要素は、前記基地局によって前記ユーザ通信装置に送信されるデータのタイプを調整するためのフィールドを備える請求項8に記載のユーザ通信装置。
  12. 前記既存のMAC制御要素は、前記電力ヘッドルーム制御要素である請求項8に記載のユーザ通信装置。
  13. 一データレートで基地局からデータを受信することと、
    ユーザ通信装置における混雑を特定することと、
    前記基地局に推奨されるデータレートの変更無線信号を送信することと、
    前記推奨されるデータレートで前記基地局からデータを受信することと、を備える、無線通信方法。
  14. 前記推奨されるデータレートを示すために前記基地局に追加のMAC制御要素を送信することをさらに備える請求項13に記載の方法。
  15. 前記追加のMAC制御要素は、新たな要求されるデータレートを示すためのフィールドを備える請求項14に記載の方法。
  16. 前記追加のMAC制御要素は、最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項14に記載の方法。
  17. 前記追加のMAC制御要素は、相対的最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項14に記載の方法。
  18. 前記追加のMAC制御要素は、フロー制御タイマ値を示すためのフィールドを備える請求項14に記載の方法。
  19. 前記追加のMAC制御要素は、前記フロー制御タイマ値の適用を制御するフロー制御ビットを示すためのフィールドを備える請求項18に記載の方法。
  20. 前記推奨されるデータレートを示すために既存のMAC制御要素を変更することと前記基地局に前記変更されたMAC制御要素を送信することとをさらに備える請求項13に記載の方法。
  21. 前記既存のMAC制御要素は、新たな要求されるデータレートを示すためのフィールドを備える請求項20に記載の方法。
  22. 前記既存のMAC制御要素は、縮小された最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項20に記載の方法。
  23. 前記既存のMAC制御要素は、前記基地局によって前記ユーザ通信装置に送信されるデータの前記タイプを調整するためのフィールドを備える請求項20に記載の方法。
  24. 前記既存のMAC制御要素は、前記電力ヘッドルーム制御要素である請求項20に記載の方法。
  25. 一データレートで基地局からデータを受信するための手段と、
    ユーザ通信装置における混雑を特定するための手段と、
    前記基地局に推奨されるデータレートの変更無線信号を送信するための手段と、
    前記推奨されるデータレートで前記基地局からデータを受信するための手段と、を備える、無線通信システムにおいて動作可能な装置。
  26. 前記推奨されるデータレートを示すために前記基地局に追加のMAC制御要素を送信するための手段をさらに備える請求項25に記載の装置。
  27. 前記追加のMAC制御要素は、新たな要求されるデータレートを示すためのフィールドを備える請求項26に記載の装置。
  28. 前記追加のMAC制御要素は、最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項26に記載の装置。
  29. 前記追加のMAC制御要素は、相対的最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項26に記載の装置。
  30. 前記追加のMAC制御要素は、フロー制御タイマ値を示すためのフィールドを備える請求項26に記載の装置。
  31. 前記追加のMAC制御要素は、前記フロー制御タイマ値の適用を制御するフロー制御ビットを示すためのフィールドを備える請求項30に記載の装置。
  32. 前記推奨されるデータレートを示すために既存のMAC制御要素を変更し及び前記基地局に前記変更されたMAC制御要素を送信するための手段をさらに備える請求項25に記載の装置。
  33. 前記既存のMAC制御要素は、新たな要求されるデータレートを示すためのフィールドを備える請求項32に記載の装置。
  34. 前記既存のMAC制御要素は、縮小された最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項32に記載の装置。
  35. 前記既存のMAC制御要素は、前記基地局によって前記ユーザ通信装置に送信されるデータの前記タイプを調整するためのフィールドを備える請求項32に記載の装置。
  36. 前記既存のMAC制御要素は、前記電力ヘッドルーム制御要素である請求項32に記載の装置。
  37. 一データレートで基地局からデータを受信し、
    ユーザ通信装置における混雑を特定し、
    前記基地局に推奨されるデータレートの変更無線信号を送信し、及び
    前記推奨されるデータレートで前記基地局からデータを受信することを少なくとも1つのコンピュータに行わせるための符号を備えるコンピュータによって読み取り可能な媒体、を備える、コンピュータプログラム製品。
  38. 前記推奨されるデータレートを示すために前記基地局に追加のMAC制御要素を送信することを少なくとも1つのコンピュータに行わせるための符号をさらに備える請求項37に記載のコンピュータプログラム製品。
  39. 前記追加のMAC制御要素は、新たな要求されるデータレートを示すためのフィールドを備える請求項38に記載のコンピュータプログラム製品。
  40. 前記追加のMAC制御要素は、最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項38に記載のコンピュータプログラム製品。
  41. 前記追加のMAC制御要素は、相対的最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項38に記載のコンピュータプログラム製品。
  42. 前記追加のMAC制御要素は、フロー制御タイマ値を示すためのフィールドを備える請求項41に記載のコンピュータプログラム製品。
  43. 前記追加のMAC制御要素は、前記フロー制御タイマ値の適用を制御するフロー制御ビットを示すためのフィールドを備える請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
  44. 前記推奨されるデータレートを示すために既存のMAC制御要素を変更すること及び前記基地局に前記変更されたMAC制御要素を送信することを少なくとも1つのコンピュータに行わせるための符号をさらに備える請求項37に記載のコンピュータプログラム製品。
  45. 前記既存のMAC制御要素は、新たな要求されるデータレートを示すためのフィールドを備える請求項44に記載のコンピュータプログラム製品。
  46. 前記既存のMAC制御要素は、縮小された最大転送ブロックサイズを示すためのフィールドを備える請求項44に記載のコンピュータプログラム製品。
  47. 前記既存のMAC制御要素は、前記基地局によって前記ユーザ通信装置に送信されるデータの前記タイプを調整するためのフィールドを備える請求項44に記載のコンピュータプログラム製品。
  48. 前記既存のMAC制御要素は、前記電力ヘッドルーム制御要素である請求項44に記載のコンピュータプログラム製品。
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