JP5184633B2 - ハンドオフ中のデータパケットの順序配信のための方法および装置 - Google Patents

ハンドオフ中のデータパケットの順序配信のための方法および装置 Download PDF

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Description

説明する態様は無線通信ネットワークに関し、より詳細には、無線通信ネットワークにおいてデータパケットの順序配信(in-order delivery)を提供するための装置、方法およびシステムに関する。
<米国特許法第119条による優先権主張>
本特許出願は、発明の名称を“METHOD, APPARATUS AND SYSTEM FOR PRESERVING PACKET ORDER DURING HAND-OFF”とする、2007年7月20日に出願された米国仮出願第60/951,176号、発明の名称を“IN-ORDER DELIVERY ALGORITHMS FOR FLSA/DAP SWITCH IN UMB”とする、2007年9月11日に出願された米国仮出願第60/971,500号、発明の名称を“IN-ORDER DELIVERY ALGORITHMS FOR FLSA/DAP SWITCH IN UMB”とする、2007年9月14日に出願された米国仮出願第60/972,722号、および、発明の名称を“METHOD AND APPARATUS FOR IN-ORDER DELIVERY OF PACKETS AT REVERSE LINK HANDOFF”とする、2007年9月17日に出願された米国仮出願第60/973,095号の優先権を主張するものである。これらの仮出願のすべては、本特許出願の譲受人に譲渡されており、参照により本明細書に明示的に組み込まれている。
無線通信システムは、音声、データなどの様々な種類の通信コンテンツを提供するために幅広く配備されている。これらのシステムは、使用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅および送信電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムでありうる。このような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPP LTE(Third Generation Partnership Project Long Term Evolution)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムが含まれる。
一般に、無線多元接続通信システムは、アクセス端末とも呼ばれる複数の無線端末のための通信を同時にサポートすることができる。各端末は、1つまたは複数の基地局と、順方向リンクおよび逆方向リンクにおける伝送を介して通信する。順方向リンク(または、ダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(または、アップリンク)は、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、1入力1出力、多入力1出力、または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立されうる。
「ハンドオフ」という語は、進行中の呼またはデータセッションをコアネットワークのあるノードからコアネットワークの別のノードへ転送する処理を指す。無線通信ネットワークでは、ハンドオフが発生する可能性のある理由が複数ありうる。限定しないが、これらの理由には、アクセス端末が、あるセルによってカバーされたエリアから離れ、別のセルによってカバーされたエリアに入るとき、アクセス端末が第1のセルの範囲の外側に出る際に呼の終了を避けるため、呼が第2のセルへ転送(すなわち、ハンドオフ)されることが含まれる。加えて、所与のセルにおいて新しい呼を接続するための容量が尽きるとき、別のセルと重複したエリアに位置するアクセス端末からの既存または新しい呼は、そのセルへ転送される。他のユーザのために最初のセルにおけるある容量を解放するためである。
ハンドオフ(ハンドオーバ)の最も基本的な形式は、進行中の呼が、ソースと呼ばれる、その現行のセル、および、そのセルにおいて使用されるチャネルから、ターゲットと呼ばれる新しいセル、および、新しいチャネルへリダイレクトされるときである。地上ネットワークでは、ソースおよびターゲットセルは、2つの異なるセルサイトから、あるいは、1つの同じセルサイトからサービス提供される場合がある(後者の場合、2つのセルは通常、そのセルサイト上の2つのセクタと呼ばれる)。このようなハンドオフでは、ソースおよびターゲットは、同じセルサイト上にある場合であっても異なるセルであり、セル間ハンドオフと呼ばれる。セル間ハンドオフの目的は、加入者がソースセルによってカバーされたエリアの外に出て、ターゲットセルのエリアに入りつつあるとき、呼を維持することである。ソースおよびターゲットが1つの同じセルであり、使用されるチャネルのみがハンドオフ中に変更されるという、特別な場合がありうる。このようなハンドオフでは、セルは変更されず、セル内ハンドオフと呼ばれる。セル内ハンドオフの目的は、干渉またはフェージングを経験中である可能性のある1つのチャネルを、新しい、よりクリアな、またはフェージングの少ないチャネルに変更することである。
従来の無線通信には、レイヤ2(L2)およびレイヤ3(L3)という、2つの種類のデータパケットが含まれる。L3データパケットには、アプリケーション層プロトコルデータ、例えば、インターネットプロトコル(IP)データパケットが含まれる。L2データパケットは、パケットを、無線リンクを介した通信により適したものにするために、リンク層プロトコルによって構築される。よって、L2データパケットをピアリンク層プロトコルによって再度処理して、L3パケットを再構築する必要がある。L2データパケットは、第1のネットワークエンティティによって構築され、第2のネットワークエンティティへトンネルされて、第2のネットワークエンティティを介してアクセス端末(AT)へ送信されうる。L2レイヤは、例えば、無線リンクプロトコル(RLP)データパケット、およびルートプロトコル(RP)パケットを搬送する。
ハンドオフに関する1つの問題は、L2データパケットがアプリケーション層において誤った順序で配信かつ/または受信される可能性があることである。異なるアクセスポイントへの物理層における切り替えであるL2ハンドオフでは、誤順序パケットは、新しいルートにおける新しい、または異なる無線リンクプロトコル(RLP)に起因する。ウルトラモバイルブロードバンドネットワークなど、ネットワークでは、順方向リンクにおいて、パケットは典型的には、アクセスゲートウェイ(AGW)から、データアタッチメントポイント(DAP)へ、eBS(evolved Base Station)へと移動し、次いで、RLPを介してアクセス端末へ無線で送信される。アクセス端末がL2ハンドオフを行うとき、RLPパケットはソースeBSからターゲットeBSへトンネルされ、アクセス端末へ送信される。よって、ターゲットeBSおよびATは、ソースeBSからトンネルされたもの、および、ローカルRLPによってローカルで生成されたものという、RLPパケットの2つの競合するストリームを管理しなければならない。このハンドオフが十分に管理されない場合、ソースeBSからのパケットが遅延または廃棄され、それぞれ、通信に失速が生じ、または、完全なIPパケットを組立て直すことができないことになり、結果としてIPパケット損失が生じる場合がある。
ハンドオフに関するもう1つの問題は、L3データパケットがアプリケーション層において誤った順序で配信かつ/または受信される可能性があることである。L3ハンドオフでは、インターネットプロトコル(IP)データパケットが、あるパスにおいてアクセスゲートウェイ(AGW)から、ソースDAPへ、ターゲットeBSへと流れ、また、AGWから、別のパスにおいてターゲットDAPへ、ターゲットeBSへと流れる。ターゲットDAPおよびターゲットeBSは、しばしば同じ場所に、あるいは共に近くにあり、ハンドオフ後、パケットがより少ないネットワークホップを移動するようになっている。よって、UMB(Ultra Mobile Broadband)ネットワークなどでは、順方向リンクにおいて、L3ハンドオフが行われるとき、AGWにパケットをターゲットDAP/eBSへ直接送信させる。このパス切り替えは、伝送制御プロトコル(TCP)データパケットを、ターゲットeBSに、続いて、AT、および、ATにおいて実行中の関連アプリケーションに、誤った順序で到着させる可能性があり、その理由は、AGWからターゲットeBSへの直接のパケットは、まだソースDAPからターゲットeBSへ通過中のパケットよりも短いパスを取るからである。アプリケーション層では、あるアプリケーションがパケットの誤順序配信(out-of-order delivery)によって悪影響を受ける。例えば、TCPを実装するアプリケーションは悪影響を受ける場合があり、その理由は、誤順序パケット配信が、TCP受信器に、重複する肯定応答(ACK)メッセージを生成させ、TCPに、その輻輳ウィンドウを縮小する反応をさせる場合があるからである。
したがって、ハンドオフ中のデータパケットの誤順序配信を防止するための方式を開発する必要性がある。所望の方法、装置、システムなどは、データパケットの誤順序配信によって悪影響を受けるATベースのアプリケーションの全体的な性能を増大させるべきである。加えて、所望の方式は、順方向リンクサービングeBSネットワーク、および/または、UMBなどネットワークにおいて発生するDAPハンドオフ、ならびに、逆方向リンクサービングeBS、および/または、DAPハンドオフに対応するべきである。
以下に、1つまたは複数の態様の簡単な要約を、そのような態様の基本的な理解を提供するために提示する。この要約はすべての意図される態様の広範な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別することも、いずれかまたはすべての態様の範囲を線引きすることも意図するものではない。その唯一の目的は、後に提示する、より詳細な説明の前置きとして、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡単な形式で提示することである。
ハンドオフ中のデータパケットの順序配信のための方法、装置、システムおよびコンピュータプログラム製品が提供される。これらの態様は、順方向リンクサービングeBS/データアタッチメントポイント(FLSE/DAP)切り替え、および、逆方向リンクサービングeBS/データアタッチメントポイント(RLSE/DAP)切り替えにおいて順序配信を提供する。したがって、これらの態様は、UMBなどのようなネットワークにおいて、ハンドオフ中に、伝送制御プロトコル(TCP)に依存するアプリケーションなどのアクセス端末(AT)を基にしたアプリケーションのスループットにおける大幅な改善を提供する。
一態様によれば、通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する方法が定義される。この方法は、順方向リンクハンドオフを対象とし、ターゲット基地局などのターゲットネットワークエンティティにおいて発生する。この方法は、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供するステップと、ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットの送信順序を優先順位付けするステップと、を含み、優先順位付けするステップは、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つを含み、第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、アクセス端末(AT)への送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、ATに向けられた任意の受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、第2の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)から受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットより高く優先順位付けすることを含む。この方法はさらに、ターゲットネットワークエンティティにおいて第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って受信されたデータパケットを送信するステップを含む。
通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、関連する態様を定義する。このプロセッサは、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供する第1のモジュールと、ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットの送信順序を優先順位付けする第2のモジュールと、を備え、優先順位付けは、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つを含み、第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、アクセス端末(AT)への送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、ATに向けられた任意の受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、第2の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)から受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットより高く優先順位付けすることを含む。また、このプロセッサは、データパケットを受信する第3のモジュールをも含む。加えて、このプロセッサは、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って受信されたデータパケットを送信する第4のモジュールを含む。
もう1つの関連する態様は、コンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品によって提供される。この媒体は、コンピュータに、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供させる第1のコードのセットと、コンピュータに、ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットの送信順序を優先順位付けさせる第2のコードのセットと、を含み、優先順位付けは、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つを含み、第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、アクセス端末(AT)への送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、ATに向けられた、いずれかの受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、第2の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)から受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットより高い優先順位付けすることを含む。また、この媒体は、コンピュータに、ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットを受信させる第3のコードのセットをも含む。加えて、この媒体は、コンピュータに、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って受信されたデータパケットを送信させる第4のコードのセットを含む。
装置はさらにもう1つの態様を定義する。この装置は、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供する手段と、ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットの送信順序を優先順位付けする手段と、を備え、優先順位付けは、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つを含み、第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、アクセス端末(AT)への送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、ATに向けられた任意の受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、第2の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)から受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットより高く優先順位付けすることを含む。また、この装置は、データパケットを受信する手段をも含む。加えて、この装置は、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って受信されたデータパケットを送信する手段を含む。
さらなる関連する態様は、ターゲット基地局などのターゲットネットワーク装置によって提供される。このターゲットネットワーク装置は、プロセッサと、プロセッサと通信するメモリとを含むコンピュータプラットフォームを含む。この装置は加えて、メモリに格納され、プロセッサと通信するハンドオフモジュールを含む。このハンドオフモジュールは、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを支援するように動作可能である。この装置はまた、プロセッサと通信する送受信器をも含む。この送受信器は、ATへの送信に向けられたデータパケットを受信するように動作可能である。この装置はまた、メモリに格納され、プロセッサと通信するデータパケット優先順位付けモジュールをも含む。この優先順位付けモジュールは、データパケットの送信順序を優先順位付けするように動作可能であり、優先順位付けは、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つを含み、第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、アクセス端末(AT)への送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、ATに向けられた任意の受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、第2の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)から受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットより高く優先順位付けすることを含み、また、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って受信されたデータパケットを送信するように動作可能である。
さらにもう1つの態様は、通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する方法によって定義される。この方法は、順方向リンクハンドオフを対象とし、ソース基地局などのソースネットワークエンティティにおいて発生する。この方法は、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供するステップと、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへ、ATに向けられたレイヤ2(L2)データパケットを転送するステップと、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへ、ATに向けられたレイヤ3(L3)データパケットを転送するステップとを含む。この方法はさらに、L2データパケットの転送が、L3データパケットの転送より高く優先順位付けされることを必要とする。
関連する態様は、通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサによって定義される。このプロセッサは、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供する第1のモジュールと、ATに向けられたレイヤ2(L2)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送する第2のモジュールとを含む。このプロセッサは加えて、ATに向けられたレイヤ3(L3)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送する第3のモジュールを含む。加えて、L2データパケットの転送は、L3データパケットの転送より高く優先順位付けされる。
コンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品は、さらなる関連する態様を定義する。この媒体は、コンピュータに、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供させる第1のコードのセットと、コンピュータに、ATに向けられたレイヤ2(L2)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送させる第2のコードのセットとを含む。この媒体は加えて、コンピュータに、ATに向けられたレイヤ3(L3)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送させる第3のコードのセットを含む。加えて、L2データパケットの転送は、L3データパケットの転送より高く優先順位付けされる。
さらにもう1つの関連する態様は、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供する手段と、ATに向けられたレイヤ2(L2)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送する手段と、ATに向けられたレイヤ3(L3)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送する手段とを含む。加えて、L2データパケットの転送は、L3データパケットの転送より高く優先順位付けされる。
ソースネットワーク装置は、さらにもう1つの関連する態様を提供する。この装置は、プロセッサと、プロセッサと通信するメモリとを含むコンピュータプラットフォームを含む。この装置はまた、メモリに格納され、プロセッサと通信するハンドオフモジュールをも含む。このハンドオフモジュールは、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを支援するように動作可能である。この装置は加えて、プロセッサと通信する送受信器を含む。この送受信器は、ATに向けられたレイヤ2(L2)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送し、ATに向けられたレイヤ3(L3)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送するように動作可能である。加えて、この装置は、メモリに格納され、プロセッサと通信するデータパケット優先順位付けモジュールを含む。この優先順位付けモジュールは、L2データパケットの転送を、L3データパケットより高く優先順位付けするように動作可能である。
通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する、さらにもう1つの方法が定義される。この方法は、順方向リンクハンドオフを対象とし、無線通信機器などのアクセス端末において発生する。この方法は、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供するステップを含む。この方法はさらに、ATにおいて、ソースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを受信するステップと、ATにおいて、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信するステップとを含む。加えて、この方法は、ソースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットより高く優先順位付けするように、ATにおける少なくとも1つのそれぞれのアプリケーションへデータパケットを配信するステップを含む。
通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、関連する態様を提供する。このプロセッサは、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供する第1のモジュールと、ソースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを受信する第2のモジュールと、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信する第3のモジュールとを含む。加えて、このプロセッサは、L2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットより高く優先順位付けするように、ATにおける少なくとも1つのアプリケーションへデータパケットを配信する第4のモジュールを含む。
コンピュータプログラム製品は、さらにもう1つの関連する態様を定義する。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータ読み取り可能な媒体を含む。この媒体は、コンピュータに、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供させる第1のコードのセットを含む。この媒体は加えて、コンピュータに、ソースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを受信させる第2のコードのセットと、コンピュータに、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信させる第3のコードのセットとを含む。加えて、この媒体は、コンピュータに、L2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットより高く優先順位付けするように、ATにおける少なくとも1つのアプリケーションへデータパケットを配信させる第4のコードのセットを含む。
装置は、なおさらなる関連する態様を提供する。この装置は、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供する手段と、ソースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを受信する手段と、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信する手段とを含む。加えて、この装置は、L2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットより高く優先順位付けするように、ATにおける少なくとも1つのアプリケーションへデータパケットを配信する手段を含む。
さらにもう1つの関連する態様は、アクセス端末機器によって提供される。このアクセス端末は、プロセッサと、プロセッサと通信するメモリとを含むコンピュータプラットフォームを含む。この機器は加えて、メモリに格納され、プロセッサと通信するハンドオフモジュールを含む。このハンドオフモジュールは、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを支援するように動作可能である。さらに、この機器は、プロセッサと通信する送受信器を含む。この送受信器は、ソースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを受信し、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信するように動作可能である。加えて、この送受信器はさらに、ソースネットワークエンティティからのL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットより高く優先順位付けするように、ATにおける少なくとも1つのアプリケーションへデータパケットを配信するように動作可能である。
通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するもう1つの方法は、もう1つの態様を提供する。この方法は、逆方向リンクハンドオフを対象とし、ターゲット基地局などのターゲットネットワークエンティティにおいて発生する。この方法は、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供するステップと、ターゲットネットワークエンティティにおいて、アクセス端末(AT)から送信され、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2パケットを受信するステップとを含む。この方法はさらに、ターゲットネットワークエンティティにおいて、受信されたL2パケットをターゲットネットワークエンティティへ転送するステップと、ターゲットネットワークエンティティにおいて、ソースネットワークエンティティから送信された表示信号を受信するステップとを含む。この表示信号は、ATからのすべてのL2パケットがソースネットワークエンティティへ転送されたことを示す。
通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するように構成された、少なくとも1つのプロセッサは、さらにもう1つの関連する態様を提供する。このプロセッサは、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供する第1のモジュールと、ターゲットネットワークエンティティにおいて、アクセス端末(AT)から送信され、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2パケットを受信する第2のモジュールとを含む。このプロセッサは、ターゲットネットワークエンティティにおいて、受信されたL2パケットをターゲットネットワークエンティティへ転送する第3のモジュールと、ターゲットネットワークエンティティにおいて、ソースネットワークエンティティから送信された表示信号を受信する第4のモジュールとを含む。この表示信号は、ATからのすべてのL2パケットがソースネットワークエンティティへ転送されたことを示す。
コンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品は、さらにもう1つの態様を定義する。このコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータに、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供させる第1のコードのセットと、コンピュータに、ターゲットネットワークエンティティにおいて、アクセス端末(AT)から送信され、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2パケットを受信させる第2のコードのセットとを含む。このコンピュータ読み取り可能な媒体は加えて、コンピュータに、ターゲットネットワークエンティティにおいて、受信されたL2パケットをターゲットネットワークエンティティへ転送させる第3のコードのセットと、コンピュータに、ターゲットネットワークエンティティにおいて、ソースネットワークエンティティから送信された表示信号を受信させる第4のコードのセットとを含む。この表示信号は、ATからのすべてのL2パケットがソースネットワークエンティティへ転送されたことを示す。
装置は、なおさらなる態様を提供する。この装置は、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供する手段と、ターゲットネットワークエンティティにおいて、アクセス端末(AT)から送信され、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2パケットを受信する手段と、ターゲットネットワークエンティティにおいて、受信されたL2パケットをターゲットネットワークエンティティへ転送する手段と、ターゲットネットワークエンティティにおいて、ソースネットワークエンティティから送信された表示信号を受信する手段とを含む。この表示信号は、ATからのすべてのL2パケットがソースネットワークエンティティへ転送されたことを示す。
さらなる態様は、プロセッサと、プロセッサと通信するメモリとを含むコンピュータプラットフォームを含むターゲットネットワーク装置によって提供される。この装置はまた、メモリに格納され、プロセッサと通信するハンドオフモジュールをも含む。このハンドオフモジュールは、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを支援するように動作可能である。この装置はまた、プロセッサと通信する送受信器をも含む。この送受信器は、アクセス端末(AT)から送信されたL2パケットを受信し、受信されたL2パケットをターゲットネットワークエンティティへ転送し、ソースネットワークエンティティから送信された表示信号を受信するように動作可能である。この表示信号は、ATからのすべてのL2パケットがソースネットワークエンティティへ転送されたことを示す。
通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する方法は、さらなる態様を提供する。この方法は、無線通信機器などのアクセス端末において発生する逆方向リンクハンドオフを対象とする。この方法は、ソースネットワークエンティティとターゲットネットワークエンティティの間のアクセス端末(AT)のハンドオフを提供するステップと、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティを介してソースネットワークエンティティへ送信するステップと、新たなデータパケットをターゲットネットワークエンティティへ送信するステップとを含む。加えて、ターゲットネットワークエンティティは、L2データパケットから構築されたIPデータパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送し、ターゲットネットワークエンティティは、新たなデータパケットの送信に先立ってすべてのL2データパケットをアクセスゲートウェイ(AGW)へ送信する。
さらなる態様は、通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するように構成された、少なくとも1つのプロセッサによって定義される。このプロセッサは、ソースネットワークエンティティとターゲットネットワークエンティティの間のアクセス端末(AT)のハンドオフを提供する第1のモジュールと、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティを介してソースネットワークエンティティへ送信する第2のモジュールと、新たなデータパケットをターゲットネットワークエンティティへ送信する第3のモジュールとを含む。加えて、ターゲットネットワークエンティティは、L2データパケットをソースネットワークエンティティへ転送し、ソースネットワークエンティティは、L2データパケットから構築されたすべてのIPデータパケットを新たなデータパケットの送信に先立ってアクセスゲートウェイ(AGW)へ送信する。
さらにもう1つの態様は、コンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品によって提供される。この媒体は、コンピュータに、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを提供させる第1のコードのセットと、コンピュータに、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティを介してソースネットワークエンティティへ送信させる第2のコードのセットと、コンピュータに、新たなデータパケットをターゲットネットワークエンティティへ送信させる第3のコードのセットとを含む。加えて、ターゲットネットワークエンティティは、L2データパケットをソースネットワークエンティティへ転送し、ソースネットワークエンティティは、L2データパケットから構築されたすべてのIPデータパケットを新たなデータパケットの送信に先立ってアクセスゲートウェイ(AGW)へ送信する。
装置は、さらにもう1つの態様を定義する。この装置は、ソースネットワークエンティティとターゲットネットワークエンティティの間のアクセス端末(AT)のハンドオフを提供する手段と、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティを介してソースネットワークエンティティへ送信する手段と、新たなデータパケットをターゲットネットワークエンティティへ送信する手段とを含む。加えて、ターゲットネットワークエンティティは、L2データパケットをソースネットワークエンティティへ転送し、ソースネットワークエンティティは、L2データパケットから構築されたすべてのIPデータパケットを新しいデータパケットの送信に先立ってアクセスゲートウェイ(AGW)へ送信する。
アクセス端末機器は、さらなる態様を提供する。このアクセス端末は、プロセッサと、プロセッサと通信するメモリとを含むコンピュータプラットフォームを含む。このアクセス端末は加えて、メモリに格納され、プロセッサと通信するハンドオフモジュールを含む。このハンドオフモジュールは、ソースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへのアクセス端末(AT)のハンドオフを支援するように動作可能である。この機器は加えて、プロセッサと通信する送受信器を含む。この送受信器は、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティを介してソースネットワークエンティティへ送信し、新たなデータパケットをターゲットネットワークエンティティへ送信するように動作可能である。加えて、ターゲットネットワークエンティティは、L2データパケットをソースネットワークエンティティへ転送し、ソースネットワークエンティティは、L2データパケットから構築されたすべてのIPデータパケットを新たなデータパケットの送信に先立ってアクセスゲートウェイ(AGW)へ送信する。
よって、本明細書に記載し、特許請求の範囲に記載するこれらの態様は、ハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する。これらの態様は、順方向リンクサービングeBS/データアタッチメントポイント(FLSE/DAP)切り替え、および、逆方向リンクサービングeBS/データアタッチメントポイント(RLSE/DAP)切り替えにおいて順序配信を提供する。したがって、これらの態様は、UMBなどのようなネットワークにおいて、ハンドオフ中に、伝送制御プロトコル(TCP)に依存するアプリケーションなどのアプリケーションのスループットにおける大幅な改善を提供する。
前述および関連する目的を達成するため、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され、かつ、特許請求の範囲において特に示した特徴を備える。以下の説明および添付図面は、1つまたは複数の態様のある例示的な特徴を詳細に示す。ただし、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用される場合のある様々な方法のいくつかを示すものであり、この説明は、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むように意図される。
以下、開示される態様を例示するためであって限定しないように提供された添付図面と共に、開示される態様を説明する。図面において同様の符号は同様の要素を示す。
一態様による多元接続無線通信システムの概略図である。 本発明の態様による、順方向リンクハンドオフ中のデータパケットの順序配信のためのシステムの概略図である。 本発明の態様による、逆方向リンクハンドオフ中のデータパケットの順序配信のためのシステムの概略図である。 本発明の態様による、アクセスサービングネットワーク間の順方向リンクハンドオフ中のデータパケットの順序配信のためのシステムの概略図である。 本発明の態様による、データアタッチメントポイント間の順方向リンクハンドオフ中のデータパケットの順序配信のためのシステムの概略図である。 本発明の態様による、アクセスサービングネットワーク間の逆方向リンクハンドオフ中のデータパケットの順序配信のためのシステムの概略図である。 本発明の態様による、データアタッチメントポイント間の逆方向リンクハンドオフ中のデータパケットの順序配信のためのシステムの概略図である。 本明細書で開示された態様による、例示的なアクセス端末機器のブロック図である。 本発明のもう1つの態様による、例示的な基地局のブロック図である。 本発明の態様による、順方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク間の順方向リンクハンドオフ中の順序パケット配信のための呼の流れ図である。 もう1つの態様による、データアタッチメントポイント間の順方向リンクハンドオフ中の順序パケット配信のための呼の流れ図である。 本発明の態様による、順方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク間の逆方向リンクハンドオフ中の順序パケット配信のための呼の流れ図である。 もう1つの態様による、データアタッチメントポイント間の逆方向リンクハンドオフ中の順序パケット配信のための呼の流れ図である。 もう1つの態様による、送信側システムおよび受信側システムのブロック図である。
ここで、図面を参照して様々な態様を説明する。以下の説明では、説明のため、1つまたは複数の態様の完全な理解をもたらすために、多くの具体的な詳細を示す。しかし、これらの具体的な詳細なしでも1つまたは複数のそのような態様が実施できることが明らかであろう。
加えて、本開示の様々な態様を以下に説明する。本明細書の教示を幅広い種類の形式で具体化することができ、本明細書で開示されたいかなる具体的な構造および/または機能も代表的なものでしかないことは明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示された一態様をいずれかの他の態様とは無関係に実施することができ、これらの態様の2つ以上を様々な方法で組み合わせることができることは、当業者には明らかであろう。例えば、本明細書に示されたいかなる数の態様を使用しても、装置を実現することができ、かつ/または、方法を実行することができる。加えて、他の構造および/または機能を、本明細書に示された1つまたは複数の態様に加えて、あるいは、本明細書に示された1つまたは複数の態様以外に使用して、装置を実現することができ、かつ/または、方法を実行することができる。一例として、本明細書に記載された方法、機器、システムおよび装置の多数を、1つまたは複数の無線チャネルの特性の決定、および、決定された特性の大きさに部分的に基づいたハンドオーバ決定の提供の場合において説明する。同様の技術を他の通信環境に適用することができることは、当業者には明らかであろう。
本願で使用する、「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定しないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアおよびソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連エンティティを含むように意図される。例えば、構成要素は、限定しないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであってもよい。例示として、コンピュータ機器上で実行中のアプリケーションおよびコンピュータ機器は共に、構成要素でありうる。1つまたは複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在することが可能であり、構成要素は、1つのコンピュータ上にとどまるか、かつ/または、2つ以上のコンピュータの間で分散される場合がある。加えて、これらの構成要素は、様々なデータ構造を格納している様々なコンピュータ読み取り可能な媒体から実行することができる。これらの構成要素は、ローカルシステム、分散システムにおける別の構成要素と、かつ/または、インターネットなど、ネットワークを介して、信号によって他のシステムと対話する、ある構成要素からのデータなどの1つまたは複数のデータパケットを有する信号に従うなどして、ローカルおよび/またはリモートプロセスによって通信する場合がある。
さらに、様々な態様がアクセス端末に関して本明細書で説明され、アクセス端末は、有線端末または無線端末であることが可能である。端末はまた、システム、機器、加入者装置、加入者局、移動局、移動装置、移動機器、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信機器、ユーザエージェント、ユーザ機器、またはユーザ装置(UE)とも呼ばれうる。無線端末は、携帯電話、衛星電話、コードレス電話、セッション・イニシエーション・プロトコル(SIP)電話、無線ローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有する携帯機器、コンピュータ機器、または、無線モデムに接続された他の処理機器であってもよい。また、様々な態様が基地局に関して本明細書で説明される。基地局は、1つまたは複数の無線端末と通信するために利用される場合があり、また、アクセスポイント、ノードBとして、あるいは、ある他の用語で呼ばれることもある。
また、「または」という語は、排他的な「または」ではなく包含的な「または」を意味するように意図される。すなわち、他に特に規定がないか、あるいは文脈から明らかでない限り、「XはAまたはBを採用する」という言い回しは、自然で包含的な順列のいずれかを意味するように意図される。すなわち、「XはAまたはBを採用する」という言い回しは、以下の場合、すなわち、XはAを採用する、XはBを採用する、または、XはAおよびBを共に採用する、のいずれかによって満たされる。加えて、本明細書および添付の特許請求の範囲で使用されるような用語は、一般に、他に特に規定がないか、あるいは単数形を対象とすることが文脈から明らかでない限り、「1つまたは複数の」を意味するように解釈されるべきである。
本明細書に記載された技術は、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)および他のシステムなど、様々な無線通信システムで使用されうる。「システム」および「ネットワーク」という語はしばしば、入れ換え可能に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装する場合がある。UTRAは、ワイドバンドCDMA(W-CDMA)およびCDMAの他の変形形態を含む。さらに、cdma2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856規格を包含する。TDMAシステムは、GSM(Global System for Mobile Communications)など、無線技術を実装する場合がある。OFDMAシステムは、E-UTRA(Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMなど、無線技術を実装する場合がある。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSのリリースであり、ダウンリンク上でOFDMAを、アップリンク上でSC-FDMAを採用する。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織による文書において説明されている。加えて、cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織による文書において説明されている。さらに、このような無線通信システムは、対になっていない無認可のスペクトル、802.xx無線LAN、BLUETOOTH(登録商標)、および、いずれかの他の短距離または長距離の無線通信技術をしばしば使用する、ピアツーピア(例えば、モバイルツーモバイル)のアドホックネットワークシステムをさらに含む場合がある。
様々な態様または特徴を、いくつかの機器、構成要素、モジュールなどを含む場合のあるシステムに関して提示する。様々なシステムは、追加の機器、構成要素、モジュールなどを含む場合があり、かつ/または、図に関して説明した機器、構成要素、モジュールなどのすべてを含むわけではない場合があることを理解されたい。これらの手法の組合せもまた使用されてよい。
これらの態様によれば、ハンドオフ中のデータパケットの順序配信のための方法、装置、システムおよびコンピュータプログラム製品が定義される。これらの態様は、順方向リンクサービングeBS/データアタッチメントポイント(FLSE/DAP)切り替え、および、逆方向リンクサービングeBS/データアタッチメントポイント(RLSE/DAP)切り替えにおける順序配信を提供する。したがって、これらの態様は、UMBなどのようなネットワークにおいて、ハンドオフ中に伝送制御プロトコル(TCP)に依存するアプリケーションなどのアプリケーションでのスループットにおける大幅な改善を提供する。
図1を参照して、一実施形態による多元接続無線通信システムを例示する。アクセスポイント100(AP)は複数のアンテナ群を含み、1つは104および106を含み、もう1つは108および110を含み、さらなるアンテナ群は112および114を含む。図1では、アンテナ群ごとに2つのアンテナのみが図示されているが、アンテナ群ごとにより多数またはより少数のアンテナを利用してもよい。アクセス端末(AT)116はアンテナ112および114と通信しており、アンテナ112および114は、順方向リンク120でアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク118でアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末122はアンテナ104および106と通信しており、アンテナ104および106は、順方向リンク126でアクセス端末122に情報を送信し、逆方向リンク124でアクセス端末122から情報を受信する。FDD(周波数分割多重)システムでは、通信リンク118、120、124および126は、通信のために異なる周波数を使用してもよい。例えば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用されるのと異なる周波数を使用してもよい。
各アンテナ群および/またはアンテナが通信するように設計されるエリアは、しばしば、アクセスポイントのセクタと呼ばれる。この実施形態では、アンテナ群はそれぞれ、アクセスポイント100によってカバーされたエリアのセクタ内のアクセス端末と通信するように設計される。
順方向リンク120および126での通信では、アクセスポイント100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116および122のための順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用する。また、ビームフォーミングを使用して、そのカバレッジ内にランダムに散在したアクセス端末へ送信するアクセスポイントは、単一のアンテナを通じてすべてのそのアクセス端末へ送信するアクセスポイントよりも、隣接したセル内のアクセス端末に対して引き起こす干渉が少ない。
アクセスポイントは、端末と通信するために使用される固定局であってもよく、また、アクセスポイント、ノードBとして、あるいは、他の用語で呼ばれることもある。アクセス端末もまた、アクセス端末、ユーザ装置(UE)、無線通信機器、端末、アクセス端末として、あるいは、他の用語で呼ばれることもある。
図2は、一態様による、通信ネットワークにおいて順方向リンクハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するためのシステム200の概略図である。このシステムは、ソースネットワークからターゲットネットワークへ順方向リンクハンドオフされているアクセス端末(AT)210を含む。よって、システム200はまた、ソース基地局、例えば、順方向リンクサービングeBS、および/または、アクセスノードなどに位置するソースデータアタッチメントポイントなどのソースネットワークエンティティ220、ならびに、ターゲット基地局、例えば、順方向リンクサービングeBS、および/または、アクセスノードなどに位置するターゲットデータアタッチメントポイントなどのターゲットネットワークエンティティ230をも含む。このシステムは加えて、順方向リンクを介してコアネットワーク(図2に図示せず)からデータパケットを受信する、アクセスゲートウェイ(AGW)240を含む。L2ハンドオフに先立って、AT210は無線で、すなわち直接、ソースネットワークエンティティ220と通信し、L2ハンドオフの後、AT210は無線で、すなわち直接、ターゲットと通信する。
一般に、ソースネットワークエンティティ220は、ハンドオフ中に処理されていたレイヤ2(L2)およびレイヤ3(L3)を、ターゲットネットワークエンティティ230へ転送する。L2データパケットは、送信を開始したがまだ無線で送信を終了していない部分的なデータパケット、および/または、AT210における対応するピアプロトコルを有するソースネットワークエンティティにおけるリンク層プロトコルによって処理された任意のパケットの形式でもありうる。L3データパケットは、まだ無線で送信を開始していないインターネットプロトコル(IP)データパケットの形式でありうる。ソースネットワークエンティティ220は、L2データパケットに1番目の優先順位が与えられ、L3パケットに2番目の優先順位が与えられるように、ターゲットネットワークエンティティ230へのデータパケットの転送を優先順位付けする。
また、ターゲットネットワークエンティティ230が、ハンドオフ中にAGW240から新しいデータパケットを受信中でもある場合、ターゲットネットワークエンティティ230は、ソースネットワークエンティティ220からのデータパケットに1番目の優先順位が与えられ、AGW240からのデータパケットに2番目の優先順位が与えられるように、データパケットの受信を優先順位付けする。この点において、ターゲットネットワークエンティティ230は、ソースネットワークエンティティ220から、AT210に向けられたすべての残りのL2およびL3データパケットをソースネットワークエンティティ220が送信したという表示が受信されるまで、新しいデータパケットをバッファする。
AT210は、AT210に存在するアプリケーションにデータパケットが配信されているとき、ハンドオフ中にソースネットワークエンティティ220から転送されたL2データパケットに、ターゲットネットワークエンティティ230から送信された任意のデータパケットよりも高い優先順位が与えられるように、優先順位付けを与える。加えて、ソースネットワークエンティティ220が、AT210に向けられたすべてのデータパケットを排出したとき、ソースネットワークエンティティ220は、フラッシュパケット、すなわち、データレスパケットなど、フラッシュ信号またはメッセージをAT210へ送信する。AT210は、フラッシュパケットが受信されるまで、ソースL2データパケットから構築されたデータパケットのみを配信し、次いで、ターゲットL2パケットから構築されたパケットの配信を開始する。ターゲットネットワークエンティティ230が、すべてのL2およびL3データパケットがターゲットネットワークエンティティへ転送されたという表示信号を、ソースネットワークエンティティ220から受信するまで、ターゲットネットワークエンティティ230は、AT210に向けられた任意のデータパケットをバッファする。ターゲットネットワークエンティティ230は次いで、ターゲットネットワークエンティティ230がすべてのパケットをソースネットワークエンティティからAT210へ送信した後にのみ、ソースネットワークエンティティ以外のソースから受信されたパケットをAT210へ送信することを開始する。よって、すなわち、ターゲットネットワークエンティティ230は、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って、データパケットの送信順序を優先順位付けし、第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、アクセス端末(AT)への送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、ATに向けられた任意の受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、第2の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)(または、データアタッチメントポイント(DAP))から受信され、かつ、ATへの送信に向けられたL3デー
タパケットより高く優先順位付けすることを含む。
図3を参照すると、さらなる態様による、通信ネットワークにおいて逆方向リンクハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するためのシステム300の概略図が提供される。このシステムは、ソースネットワークからターゲットネットワークへ逆方向リンクハンドオフされているアクセス端末(AT)210を含む。よって、システム300はまた、逆方向リンクサービングeBSネットワークに位置するソース基地局、および/または、アクセスノードなどに位置するソースデータアタッチメントポイントなどのソースネットワークエンティティ220、ならびに、逆方向リンクサービングeBSネットワークに位置するターゲット基地局、および/または、アクセスノードなどに位置するターゲットデータアタッチメントポイントなどのターゲットネットワークエンティティ230をも含む。このシステムは加えて、逆方向リンクを介してコアネットワーク(図3に図示せず)にデータパケットを送信するAGW240を含む。
逆方向リンクのシナリオでは、データパケットは、単一のソース、すなわち、AT210から出る。逆方向リンクにおける順序配信の目的は、AGW240において、順序配信を必要とするアプリケーションからのパケットを、それらのパケットがAT210において生成された順序で提供することである。よって、一態様によれば、AT210は、ソースネットワークエンティティ220へ部分的に送信されたが、無線でソースネットワークエンティティ220への送信を終了しなかったL2データパケットを送信してもよい。これらの部分的なデータパケットは、本明細書ではフラグメントと呼ばれる場合がある。AT210は、部分的なパケットを、予め確立されたプロトコルトンネルを介してソースネットワークエンティティ220へ送信し、あるいは、ソースネットワークエンティティ220は、トンネルが現在は存在しない場合、トンネルを確立してもよい。
加えて、AT210は、新しいデータパケットをターゲットネットワークエンティティ230へ転送し、ターゲットネットワークエンティティ230がソースネットワークエンティティ220から、ソースネットワークエンティティが部分的なデータパケットのすべてをAGW240へ転送することを完了したという表示信号を受信するか、あるいは、ハンドオフの後の所定の期間が経過するまで、ターゲットネットワークエンティティ230は新しいデータパケットをバッファし、新しいデータパケットをAGW240へ送信しない。
図4を参照すると、一態様による、順方向リンクハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するための具体的なシステム400の概略図が提供される。例示の例では、ハンドオフは、サービングアクセスネットワークレベルで発生する。システム400は、ソース順方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク410からターゲット順方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク420へ順方向リンクハンドオフされるアクセス端末(AT)210を含む。このシステムは加えて、順方向リンクを介してコアネットワーク(図4に図示せず)から送信されたデータパケットを転送するデータアタッチメントポイント(DAP)アクセスノード430およびAGW240を含む。システム400を備える具体的なノードによって取られる動作に関して図4を説明する。
<ターゲットFLSE>
ターゲットFLSE420は、AT210を検出すると、そのFLSEがターゲットFLSEであることを示すインターネット・プロトコル・トンネリング(IPT)通知を、経路集合(route set)(図4に図示せず)内のすべてのAN(Access Node)へ送信する。IPT通知の送信後、ターゲットFLSE420は、保留中のL3データが受信されるための許容可能な最大待機期間を示すタイマを開始する。このタイマは、ソースFLSE410からのトンネルされたIPパケットがターゲットFLSE420によって受信されるたびにリセットされる。このタイマは、ソースFLSE410からターゲットFLSEへ送信される保留中のデータがないことを示す、後に送信されるシグナリングメッセージが失われるか、そうでなければターゲットFLSE420によって適切に受信されない場合を防ぐために、実装される。
トンネルされたL2データパケットをソースFLSE410から受信すると、ターゲットFLSE420は、1つの無線リンクプロトコル(RLP)ストリーム上で、ルート間トンネリングプロトコル(IRTP)などにおいてカプセル化されたこれらのデータパケットをAT210へ転送することを開始する。トンネルされたIPパケットをソースFLSE410から受信すると、ターゲットFLSE420は、これらのデータパケットをAT210へ、それ自体のRLPストリーム上で転送することを開始する。ターゲットFLSE420は、トンネルされた完全なIPパケットと比較して、トンネルされた部分的なL2パケットにスケジューリングの優先順位を与える。この点において、一態様では、ターゲットFLSE420は、トンネルされた完全なIPパケットの転送を開始する前に、トンネルされた部分的なL2データパケットの転送を開始するが、いくつかの部分的なL2データパケットがまだ送信中または再送信中である間に、トンネルされた完全なIPデータパケットの転送を開始してもよい。したがって、あらゆる場合において、トンネルされた完全なIPデータパケットが、トンネルされたL2データパケットの後にAT210に到着することが必要とされるわけではない。
ターゲットFLSE420は、保留中のデータがないことおよび以前のFLSEを示す肯定応答メッセージが受信されるか、あるいは、保留中のL3データのための待機期間を定義する前述のタイマが満了するまで、DAP430がFLSE420から離れた別個のエンティティである場合はDAP430、またはAGW240から直接受信された、トンネルされたIPパケットを転送しなくてもよい。肯定応答メッセージが受信されるか、あるいはタイマが満了すると、ターゲットFLSE420は、ソースFLSE410から受信された、トンネルされたパケットを転送した後、DAP430から直接受信されたIPパケットの送信を開始してもよい。このような処理は、DAP430からトンネルされ、ソースFLSE410からトンネルされ、受信されたパケットが、順序正しくAT210へ転送されることを保証する。
<ソースFLSE>
ターゲットFLSE420からターゲットにおける変更を示すIPT通知を受信すると、ソースFLSE410は、IPパケットをDAP430から受信するための待機期間を示すタイマを開始する。このタイマは一般に、バックホール遅延の期間の約2倍に設定される。加えて、IPT通知を受信すると、ソースFLSE410は、IPT通知の受信に肯定応答し、かつ、保留中のデータおよび以前のFLSEの状況を示す肯定応答メッセージを送信する。ある態様によれば、この肯定応答メッセージは、現在送信中の部分的なL2データパケットの送信の終了を待機することに先立って送信される。
ソースFLSE410は、以下の優先順位の順序に従ってL2パケットをターゲットFLSE420へトンネルする。1番目の優先順位は、ソースFLSE410において、無線で送信を開始されたが終了されていない部分的なパケット、および/または、ATにおいて対応するピアプロトコルを有するソースネットワークエンティティにおけるリンク層プロトコルによって処理された任意のパケットに与えられる。2番目の優先順位は、ソースFLSE410において、まだ無線で送信を開始していないIPパケットに与えられる。すべての部分的なパケットおよびIPパケットがトンネルされた後、フラッシュパケットなどのフラッシュ信号またはメッセージが、ターゲットネットワークエンティティを介してAT210へ送信される。一態様では、例えば、フラッシュパケットはいかなるデータも搬送せず、ソースFLSE410においてRLPから送信された最後のバイトのシーケンス番号に相当するRLPシーケンス番号を有してもよい。
ほとんどの場合、ソースFLSE410は、現在送信中であった部分的なパケット、または、まだ送信を開始していないIPデータパケットを、AT210へ送信する必要はない。この理由は、これらのデータパケットは既にターゲットFLSE420へトンネルされているので、同様にこれらのデータパケットをソースFLSE410において送信することに、大きな付加的な利益はないからである。しかし、VoIP(Voice over IP)など、いくつかの遅延に敏感なアプリケーションでは、部分的なパケットおよび/またはIPパケットをソースFLSE410において送信することにより遅延がより少ない点で、利益が実現されうる。
ターゲットFLSE420への切り替えが発生すると、ソースFLSE410は、いかなるIPデータパケットまたはいかなる新しいパケットも、無線で送信するためにIPキューから取り出さない。
IPパケットのための待機期間を示すタイマが満了した後、ターゲットFLSE420へトンネルされるべきデータパケットは、ソースFLSE410においてキュー内にないことになり、ソースFLSE410は、保留中のデータがないことおよび以前のFLSEの状況を示す肯定応答メッセージをターゲットFLSE420へ送信する。
<DAP>
DAP430に関して説明する処理は、DAPが、FLSE420から離れた別個のエンティティである場合にのみ、必要とされることに留意されたい。
FLSE420がターゲットFLSEであることを示すIPT通知を受信すると、DAP430は、IPT通知の受信を示す肯定応答メッセージを送信する。肯定応答メッセージがDAP430によって送信されると、DAP430は、パケットの優先順位に従って、ターゲットFLSE420へトンネルされた完全なIPパケットの送信を開始する。上述のように、他のアクセスノードは、IPT通知を受信すると、IPT通知の受信を示す肯定応答メッセージを送信する。
<AT>
ATは、以下の方式に基づいて、データパケットを対応するアプリケーションへ順序正しく転送する。フラッシュパケットなどのフラッシュ信号またはメッセージの受信のための待機期間を示すタイマが満了するか、あるいは、トンネルされたL2パケットを受信するRLPストリームについてフラッシュパケットが受信され、かつ、肯定応答されなかったかあるいは欠損したパケットがない場合、AT210は、すべてのデータパケットをアプリケーションへ送信する。フラッシュパケットを受信するための待機期間を示すタイマは一般に、FLSE切り替えが発生したすぐ後に、トンネルされたL2データパケットを受信するRLPストリーム上のAT210によって開始される。このタイマは、パケットが受信されるたびにリセットされるべきである。AT210は、トンネルされたL2パケットをソースFLSE410から受信するRLPストリームから、すべてのデータパケットがアプリケーションへ転送された後にのみ、IPパケットを受信するRLPストリームから、データパケットをアプリケーションへ転送する。AT210において採用された優先順位ルールは、順序配信を必要とするフローについてのみ実装されることに留意されたい。VoIPなどの誤順序配信に耐えることができるフローについては、データパケットは誤った順序で転送されてもよい。
図5を参照すると、一態様による、DAPハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するための具体的なシステム500の概略図が提供される。例示の例では、ハンドオフは、データアタッチメントポイントレベルで発生する。システム500は、ソースDAP520からターゲットDAP530へ順方向リンクハンドオフされるアクセス端末(AT)210を含む。このシステムは加えて、順方向リンクを介してコアネットワーク(図5に図示せず)から送信されたデータパケットを転送する順方向リンクサービングeBS510ネットワークおよびAGW240を含む。システム500を備える具体的なノードによって取られる動作に関して図5を説明する。
<ターゲットDAP>
AT210またはターゲットDAP530から送信されたDAP移動要求を受信すると、ターゲットDAPがターゲットになることを決定する場合、ターゲットDAP530は、モバイルインターネットプロトコル(MIP)またはプロキシMIP登録要求などの登録要求をAGW240へ送信する。
DAP530が登録要求に対する応答をAGW240から受信すると、ターゲットDAP530は、DAP通知をソースDAP520およびFLSE510へ、ならびに、経路集合(図5に図示せず)内の他のANへ送信する。DAP通知の送信後、ターゲットDAP530は、保留中のL3データパケットを受信するための待機期間を示すタイマを開始する。このタイマは、トンネルされたIPデータパケットがソースDAP520から受信されるたびにリセットされる。このタイマは、ソースDAP520からターゲットDAP530へ送信される、保留中のデータがないことを肯定応答する、後に送信されるシグナリングメッセージが失われるか、そうでなければターゲットDAP530によって適切に受信されない場合を防ぐために実装される。
ターゲットDAP530は、ソースDAP520からのすべてのIPパケットがFLSE510へ転送されるまで、AGW240から受信された直接のIPデータパケットをFLSE510へ転送しない。保留中のデータがないことおよび以前のDAPを示す肯定応答メッセージの受信は、ターゲットDAP530が直接のIPパケットの転送を開始することができるように、ソースDAP520からの最後のパケットがいつ受信されたかを知るために、ターゲットDAP530によって使用される。
<ソースDAP>
ターゲットDAP530から送信されたDAP通知を受信すると、ソースDAP520は、IPパケットの待機期間を示すタイマを開始する。タイマの値は、ソースDAP520を介した、AGW240と、FLSE510における基地局の間のほぼ一方向遅延に等しくされうる。つまり、一態様では、タイマは、ターゲットにおいて通信を再開する前に、データパケットの古いソース/パスが完全に空になることが可能であるような値に設定される。加えて、ターゲットDAP530から送信されたDAP通知を受信すると、ソースDAP520は、DAP通知の受信を示し、かつ、保留中のデータおよび以前のDAPの状況を示す肯定応答メッセージを送信する。
IPデータパケットの受信の待機期間を示すタイマが満了した後、ターゲットDAP530へトンネルされるべきデータパケットはキュー内にないことになり、ソースDAP520は、保留中のデータがないことおよび以前のDAPの状況を有するIPT通知肯定応答をターゲットDAP530へ送信する。
<FLSE>
FLSE510に関して説明する処理は、FLSEが、DAPから離れた別個のエンティティである場合にのみ、必要とされることに留意されたい。
ソースDAP520から送信され、保留中のデータがないことを示すIPT通知肯定応答を受信すると、FLSE510は、ソースDAP520から受信された、トンネルされたデータパケットを転送した後、AGW240から直接受信されたか、あるいは、ターゲットDAP530を通じて受信されたデータパケットの転送を開始することができる。
<AGW>
ターゲットDAP530から送信された登録要求を受信すると、AGW240は登録応答をターゲットDAP530へ送信する。この応答が送信されると、AGWは、データパケットをターゲットDAP530へ直接転送することを開始することができる。
図6を参照すると、一態様による、逆方向リンクハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するための具体的なシステム600の概略図が提供される。示した例では、ハンドオフは、サービングアクセスネットワークレベルで発生する。システム600は、ソース逆方向リンクサービングeBS(RLSE)ネットワーク610からターゲット逆方向リンクサービングeBS(RLSE)ネットワーク620へ逆方向リンクハンドオフされるアクセス端末(AT)210を含む。このシステムは加えて、逆方向リンクを介してコアネットワーク(図6に図示せず)へデータパケットを転送するデータアタッチメントポイント(DAP)アクセスノード430およびAGW240を含む。システム600を備える具体的なノードによって取られる動作に関して図6を説明する。
<ターゲットRLSE>
AT210を検出すると、ターゲットRLSE620は、IPT通知をソースRLSE610およびDAP430へ、ならびに、経路集合(図6に図示せず)内の他のANへ送信する。IPT通知は、RLSE620がターゲットRLSEであることを知らせる役目を果たす。
IPT通知の受信を示し、かつ、保留中のデータおよび以前のRLSEの状況を示す肯定応答メッセージを受信すると、ターゲットRLSE620は、L3データパケットを受信するための待機期間を示すタイマを開始する。このタイマは、ソースRLSE610からターゲットRLSE620へ送信される、保留中のデータがないことを示すIPT通知が失われるか、そうでなければターゲットRLSE620によって適切に受信されない場合を防ぐために実装される。加えて、ターゲットRLSE620は、逆方向リンク割り当てブロック(RLAB)をAT210へ割り当てる。
順序配信ストリームについて、ターゲットRLSE620は、保留中のデータがないというIPT通知がソースRLSE610から受信されるか、あるいは、保留中のL3データパケットを受信するための待機期間を示すタイマが満了するまで、ターゲットルート上でAT210から受信されたIPパケットをAGW240またはDAP430へ転送しなくてもよい。VoIPなど、誤順序配信に耐えることができるフローについては、データパケットがターゲットRLSE620においてバッファされる必要はなくてもよく、いつでも転送可能である。
<ソースRLSE>
ターゲットRLSE620から送信されたIPT通知を受信すると、ソースRLSE610は、IPT通知の受信を示し、かつ、保留中のデータおよび以前のRLSEの状況を示す肯定応答メッセージを送信する。ソースRLSE610はまた、フラッシュパケットなどのフラッシュ信号またはメッセージのための待機期間を示すタイマを、順序配信を必要とする各ストリームについて開始する。このタイマは、予め受信されたいかなるパケットよりも大きいシーケンス番号を有するパケットがストリーム上で受信されるたびにリセットされる。
順序配信を必要とするすべてのストリームについて、フラッシュパケットなどのフラッシュ信号またはメッセージを受信するための待機期間を示すタイマが満了するか、あるいは、トンネルされたL2データパケットを受信するRLPルートについてフラッシュパケットが受信され、かつ、肯定応答されなかったかあるいは欠損したパケットがない場合、ソースRLSE610は、保留中のデータがないことおよび以前のRLSEの状況を示すIPT通知をターゲットRLSE620へ送信する。
<DAP>
IPT通知をターゲットRLSE620から受信すると、DAP430は、IPT通知の受信を示す肯定応答メッセージをターゲットRLSE620へ送信する。経路集合内のすべての他のノードもまた、同じことを示すIPT通知を受信すると、肯定応答メッセージを送信してもよい。
<AT>
ターゲットRLSE620への切り替え後、AT210は、L2データパケットをソースRLSEのルート上でターゲットRLSE620へ以下の順序で送信する。1番目の優先順位は、ソースRLSE610において、無線で送信を開始されたが終了されていない部分的なパケット、および/または、ATにおいて対応するピアプロトコルを有するソースネットワークエンティティにおけるリンク層プロトコルによって処理された任意のパケットに与えられる。すべての部分的なパケットおよびIPパケットがソースRLSE610へトンネルされた後、フラッシュパケットなどのフラッシュ信号またはメッセージが送信される。フラッシュパケットはいかなるデータも搬送せず、ソースRLSE610においてRLPから送信された最後のバイトのシーケンス番号に相当するRLPシーケンス番号を有してもよい。L2の部分的なパケットをソースのルート上で送信した後、AT210は、新しいパケットをターゲットのルート上でターゲットRLSE620へ送信することを開始する。
図7を参照すると、一態様による、DAPハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するための具体的なシステム700の概略図が提供される。示した例では、ハンドオフは、データアタッチメントポイントレベルで発生する。システム700は、ソースDAP520からターゲットDAP530へ逆方向リンクハンドオフされるアクセス端末(AT)210を含む。このシステムは加えて、順方向リンクを介してコアネットワーク(図7に図示せず)から送信されたデータパケットを転送する逆方向リンクサービングeBS710ネットワークおよびAGW240を含む。システム700を備える具体的なノードによって取られる動作に関して図7を説明する。
<ターゲットDAP>
AT210から送信されたDAP移動要求を受信すると、ターゲットDAP530は、モバイルインターネットプロトコル(MIP)またはプロキシMIP登録要求などの登録要求をAGW240へ送信する。
ターゲットDAP530が登録要求に対する応答をAGW240から受信すると、ターゲットDAP530は、DAP通知をソースDAP520およびRLSE710へ、ならびに、経路集合(図7に図示せず)内の他のANへ送信する。DAP通知の送信後、ターゲットDAP530は、保留中のL3データパケットをソースDAP520から受信するための待機期間を示すタイマを開始する。このタイマは、トンネルされたIPデータパケットがソースDAP520から受信されるたびにリセットされる。このタイマは、ソースDAP520からターゲットDAP530へ送信される、保留中のデータがないことを肯定応答する、後に送信されるACKが失われるか、そうでなければターゲットDAP530によって適切に受信されない場合を防ぐために実装される。
<ソースDAP>
ターゲットDAP530から送信されたDAP通知を受信すると、ソースDAP520は、DAP通知の受信を示し、かつ、保留中のデータおよび以前のDAPの状況を示す肯定応答メッセージを送信する。
<RLSE>
ターゲットDAP530から送信されたDAP通知肯定応答を受信すると、RLSE710は、保留中のL3データを受信するための待機期間を示すタイマを開始する。タイマの値は、AGW240と、RLSE710における基地局の間の、バックホール遅延の約2倍に等しくされうる。
L3パケットを受信するための待機期間を示すタイマが満了した後、RLSE710は、データパケットをターゲットDAP530へトンネルすることを開始することができる。
<AGW>
ターゲットDAP530から送信された登録要求を受信すると、AGW240は登録応答をターゲットDAP530へ送信する。
図8を参照すると、一態様では、アクセス端末210は、移動電話などの無線通信システム上で動作可能な移動通信機器を備える。理解されるように、UMBネットワークに加えて、異なるスペクトル帯域幅および/または異なる無線インタフェース技術をしばしば採用する様々な無線通信システムがある。例示的システムには、FDDまたはTDDの認可スペクトルを使用する、CDMA(CDMA2000、EV DO、WCDMA)、OFDM、またはOFDMA(Flash-OFDM、802.20、WiMAX)、FDMA/TDMA(GSM)システム、対になっていない無認可のスペクトル、および802.xx無線LANまたはBLUETOOTH(登録商標)技術をしばしば使用する、ピアツーピア(例えば、モバイルツーモバイル)のアドホックネットワークシステムが含まれる。
アクセス端末210は、本明細書に記載された1つまたは複数の構成要素および機能に対応付けられた処理機能を実現するためのプロセッサ構成要素810を含む。プロセッサ構成要素810は、単一のまたは複数のセットのプロセッサまたはマルチコアプロセッサを含むことができる。また、プロセッサ構成要素810は、統合処理システムおよび/または分散処理システムとして実装可能である。加えて、プロセッサ構成要素810は、これらの態様によるリンク品質の決定またはリンク結合の設定が可能な処理サブシステム、または、これらの態様を実現するために必要とされるいずれかの他の処理サブシステムなどの1つまたは複数の処理サブシステムを含んでもよい。
アクセス端末210はさらに、プロセッサ構成要素810によって実行中のアプリケーション/モジュールのローカルバージョンの格納などのためのメモリ820を含む。メモリ820は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、およびそれらの組合せを含むことができる。加えて、いくつかの態様(図8に図示せず)では、メモリ820は、ハンドオフモジュール、データパケット優先順位付けモジュールなどを含む。
さらに、アクセス端末210は、本明細書に記載されるようなハードウェア、ソフトウェアおよびサービスを利用する、1つまたは複数の相手との通信の確立および維持を提供する通信モジュール830を含む。通信モジュール830は、アクセス端末210における複数の構成要素の間、ならびに、アクセス端末210と外部ネットワーク機器の間の通信を搬送してもよい。この外部ネットワーク機器は、通信ネットワークにわたって位置する基地局900および/またはアクセス端末210に直列にあるいはローカルに接続された機器などである。加えて、通信モジュール830は、データパケットを送信するように動作可能な送受信器832を含んでもよい。
加えて、アクセス端末210はさらにデータ記憶装置840を含んでもよく、データ記憶装置840は、本明細書に記載された態様に関して使用される情報、データベース、およびプログラムの大容量記憶を提供する、任意の適切なハードウェアおよび/またはソフトウェアの組合せとすることもできる。
アクセス端末210は加えて、アクセス端末210のユーザからの入力を受信し、ユーザへの提示のための出力を生成するように動作可能なユーザインタフェース構成要素850を含んでもよい。ユーザインタフェース構成要素850は、1つまたは複数の入力機器を含んでもよく、限定しないが、キーボード、数字キーパッド、マウス、接触式ディスプレイ、ナビゲーションキー、ファンクションキー、マイクロホン、音声認識構成要素、ユーザからの入力を受信可能ないずれかの他の機構、またはそれらの任意の組合せが含まれる。さらに、ユーザインタフェース構成要素850は、1つまたは複数の出力機器を含んでもよく、限定しないが、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバック機構、プリンタ、ユーザへの出力を提示可能ないずれかの他の機構、またはそれらの任意の組合せが含まれる。
図9を参照すると、一態様では、基地局(BS)900などのネットワークエンティティは、順方向または逆方向リンクデータパケットを受信し、その順序配信を提供するように動作可能である。BS900は、通信ネットワーク上で動作可能なネットワークサーバなどの任意の種類のネットワークを基にした通信機器をも含む。通信ネットワークは有線もしくは無線通信システム、または両方の組合せであってもよく、その上でアクセス端末210が動作する無線ネットワークを含む。
BS900は、本明細書に記載された1つまたは複数の構成要素および機能に対応付けられた処理機能を実現するためのプロセッサ構成要素910を含む。プロセッサ構成要素910は、単一のまたは複数のセットのプロセッサまたはマルチコアプロセッサを含むことができる。また、プロセッサ構成要素910は、統合処理システムおよび/または分散処理システムとして実装可能である。
BS900はさらに、プロセッサ構成要素910によって実行中のアプリケーションのローカルバージョンの格納などのためのメモリ920を含む。メモリ920は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、およびそれらの組合せを含んでもよい。
さらに、BS900は、本明細書に記載されるようなハードウェア、ソフトウェアおよびサービスを利用する1つまたは複数の相手との通信の確立および維持を提供する通信モジュール930を含む。通信モジュール930は、BS900における複数の構成要素の間、ならびに、BS900と外部機器の間の通信を搬送してもよい。この外部機器は、アクセス端末210などであり、通信ネットワークにわたって位置する機器、および/または、BS900に直接にあるいはローカルに接続された機器を含む。一態様では、通信モジュール930は、ハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する目的で、データパケットを優先順位付けするように動作可能である。
加えて、BS900はさらに記憶装置940を含んでもよく、記憶装置940は、本明細書に記載された態様に関して使用される情報、データベース、およびプログラムの大容量記憶を提供する、任意の適切なハードウェアおよび/またはソフトウェアの組合せとすることもできる。
BS900は加えて、BS900のユーザからの入力を受信し、ユーザへの提示のための出力を生成するように動作可能なユーザインタフェース構成要素950を含んでもよい。ユーザインタフェース構成要素950は、1つまたは複数の入力機器を含んでもよく、限定しないが、キーボード、数字キーパッド、マウス、接触式ディスプレイ、ナビゲーションキー、ファンクションキー、マイクロホン、音声認識構成要素、ユーザからの入力を受信可能ないずれかの他の機構、またはそれらの任意の組合せが含まれる。さらに、ユーザインタフェース構成要素950は、1つまたは複数の出力機器を含んでもよく、限定しないが、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバック機構、プリンタ、ユーザへの出力を提示可能ないずれかの他の機構、またはそれらの任意の組合せが含まれる。
図10は、本発明の態様による、順方向リンクサービングeBSネットワーク間の順方向リンクハンドオフ中の順序パケット配信のための呼の流れ図を示す。図10に例示する順序パケット配信方式をウルトラモバイルブロードバンド(UMB)ネットワークに関して説明するが、本明細書に記載された方式はUMBネットワークに限定されず、モバイルインターネットプロトコル(MIP)などに依存する他のネットワークにおいて実装されうることに留意されたい。
イベント1010で、ハンドオフに先立って、レイヤ3(L3)インターネットプロトコル(IP)データパケットは、アクセスゲートウェイ(AGW)240からデータアタッチメントポイント(DAP)430へ、次いで、ソース順方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク410へ送信されている。FLSEネットワーク410は、L3 IPデータパケットをカプセル化されたレイヤ2(L2)データパケットに処理し、これらのデータパケットを無線でアクセス端末(AT)210へ、本明細書ではルート2と呼ぶ逆方向リンクプロトコルトンネルを介して送信する。イベント1012で、信号強度の考慮、および/または、サービス性能、ネットワーク輻輳などに影響を与えうる他の要因により、AT210は、ターゲット順方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク420を順方向リンクにおけるサービング基地局(BS)として選択する。上述のように、UMBアーキテクチャではサービングBSはeBSでありうる。
イベント1014で、ターゲットFLSE420はIPT通知をソースFLSE410へ送信し、イベント1020で、ターゲットFLSE420は同じIPT通知をデータアタッチメントポイント(DAP)430へ送信する。イベント1014および1020で送信されたIPT通知は、ターゲットFLSE420がAT210によってサービング基地局として選択されたこと、すなわち、FLSE420がターゲットになったことを受信側エンティティに通知する役目を果たす。加えて、IPT通知は、経路集合(図10の呼の流れに図示せず)内の他のアクセスノード(AN)へ伝達される。一態様では、IPT通知の送信後、イベント1018で、ターゲットFLSE420は、AT210への送信のために指定された保留中のL3データを受信するための待機期間を示すタイマを開始する。このタイマは、ソースFLSE410から送信された、トンネルされたIPパケットがターゲットFLSE420によって受信されるたびにリセットされるべきである。このタイマは、ソースFLSE410からターゲットFLSE420へ、後続のイベント1040で送信される肯定応答(ACK)が失われるか、そうでなければターゲットFLSE420によって適切に受信されない場合を解決するために実装される。
イベント1016で、ソースFLSE410がIPT通知をターゲットFLSE420から受信した(イベント1014)後、ソースFLSE410は、IPパケットを受信するための待機期間を示すタイマを開始する。一態様では、このタイマはバックホール遅延の約2倍に設定されうる。このタイマが満了すると、「保留中のデータがないこと」および「以前のFLSE」を示すACKがターゲットFLSE420へ送信される(イベント1040)。
イベント1022で、ソースFLSEは、IPT通知肯定応答(ACK)をターゲットFLSE420へ送信する。IPT通知ACKは加えて、「保留中のデータ」および「以前のFLSE」を示す、セットされたフラグなどのインジケータを含んでもよい。ほとんどの場合、IPT通知ACKは、ソースFLSEが、現在送信中のフラグメント(すなわち、部分的に処理されたデータパケット)の送信の終了を待機することなく送信される。
ターゲットFLSE420が、「保留中のデータ」および「以前のFLSE」のためのインジケータを有するIPT通知ACKを受信すると、イベント1024で、ターゲットFLSE420は、順方向リンク割り当てブロック(FLAB)をAT210へ割り当てる。イベント1022および/またはイベント1024に先行する場合があるイベント1026で、DAP430はIPT通知ACKをターゲットFLSE420へ送信する。
ソースFLSEがIPT通知ACKを送信した後、イベント1028で、ソースFLSE410は、L2データパケットをターゲットFLSE420へ、以下の順序に従ってトンネルする。1番目は、ソースFLSE410において、送信を開始したがまだ無線で送信を終了していないフラグメント、すなわち、ソースFLSE410によって完全に受信されたとして肯定応答されていない部分的なパケット、および/または、ATにおいて対応するピアプロトコルを有するソースネットワークエンティティにおけるリンク層プロトコルによって処理された任意のデータパケットである。2番目に、ソースFLSE410においてまだ無線で送信を開始していないIPパケットのフラグメントまたはIPパケットである。3番目に、フラッシュパケットなどのフラッシュ信号またはメッセージが、最後のフラグメントの送信後に送信される。フラッシュパケットはデータを搬送せず、ソースFLSEにおいてRLPから送信された最後のバイトのシーケンス番号と同じである無線リンクプロトコル(RLP)番号を有することを特徴とする。イベント1030で、ターゲットFLSE420は、L2パケット(すなわち、ルート1においてカプセル化されたルート2データパケット)をAT210へ送信する。
FLSE切り替えが発生すると、イベント1032で、AT210は、トンネルされたL2パケットを受信するRLPストリーム上でフラッシュパケットを受信するための待機期間を示すタイマを開始する。このタイマにより、トンネルされたL2パケットを受信するRLPストリームからのパケットを渡し終わった後にのみ、IPパケットを受信するRLPストリームからのパケットを渡すことによって、AT210は順序配信を行うことができる。加えて、このタイマは、データパケットが受信されるたびにリセットされる。
IPT通知ACKがソースFLSE410からターゲットFLSE420へ送信中であり、ATがまだソースFLSE410を聴取中である間、ソースFLSEはAT210に、現在送信中であったフラグメント、または、まだ送信を開始していないフラグメントを配信してもしなくてもよい。これらのフラグメントはターゲットFLSE420へトンネルされているので(イベント1028)、ほとんどの場合、これらのフラグメントをソースFLSE410においても配信することに、大きな利点はない。しかし、VoIPなど、ある遅延に敏感なアプリケーションでは、ソースFLSE410においてフラグメントを追加で配信することによって、遅延を減らすことに関する利点が実現されうる。フラグメントは、トンネルで転送されたL2パケットと重複する場合があるが、AT210は、RLPによる重複を検出することができる。例えば、VoIPアプリケーションでは、ソースFLSE410におけるフラグメントを追加で配信することによって、経験されるジッタを潜在的に低減することができる。
イベント1034で、ソースFLSEは完全なIPデータパケットを、その完全なIPデータパケットの優先順位に従って、レイヤ2トンネルプロトコル(L2TP)においてプロトコルトンネルを介してターゲットFLSEへ送信する。一態様によれば、ターゲットFLSE420は、トンネルされた完全なIPパケットと比較して、トンネルされたL2パケットにスケジューリングの優先順位を与える。したがって、そのような態様では、ターゲットFLSE420は、トンネルされた完全なIPパケットの配信を開始する前に、トンネルされたL2パケットの配信を開始する。しかし、ターゲットFLSEは、いくつかのフラグメントがまだ送信中である間に、トンネルされた完全なIPパケットの配信を開始してもよい。よって、トンネルされた完全なIPパケットが、トンネルされたL2パケットの受信後にAT210に到着することは必要ではない。イベント1036で、ターゲットFLSE420は、完全なIPデータパケットをAT210へ、RLPルート1を介して送信する。
AT210は、パケットをアプリケーションへ、以下の方式に従って配信する。フラッシュパケットなどのフラッシュ信号またはメッセージがターゲットFLSE420によって受信されるか、あるいは、トンネルされたL2パケットを受信するRLPストリームについて、フラッシュ信号またはメッセージを受信するための待機期間に対応付けられたタイマがAT210において満了しており、かつ、肯定応答されなかったかあるいは欠損したパケットがない場合、すべてのデータパケットがアプリケーションへ送信される。
加えて、トンネルされたL2パケットを受信するRLPストリーム(ソースルート)からのデータパケットが渡され終わった後にのみ、IPパケットを受信するRLPストリーム(ターゲットルート)からのデータパケットがアプリケーションへ渡される。
イベント1038で、DAP430は、パケットの優先順位に従って、L3トンネルを介して完全なIPパケットをターゲットFLSE420へ送信することを開始する。しかし、ターゲットFLSE420は、「保留中のデータがないこと」および「以前のFLSE」のためのインジケータを有するIPT通知ACKが受信されるか、あるいは、ターゲットFLSE420において保留中のL3データパケットを受信するための待機期間を示すタイマが満了するまで、これらの完全なIPパケットを配信しない。
イベント1040で、ソースFLSE410がIPパケットを待機中であること示すタイマが満了し、ターゲットFLSE420へトンネルされるべきデータパケットがキュー内になくなった後、ソースFLSE410は、「保留中のデータがないこと」および「以前のFLSE」を示すACKをターゲットFLSE420へ送信する。このACKを受信すると、ターゲットFLSE420は、ソースFLSEから受信されたデータパケットが配信された後、DAP430から直接受信されたデータパケットの配信を開始することができる。
ソースFLSE410がDAP430を含む、ある態様では、ソースFLSE410は、IPT通知の受信(イベント1020)の直後、「保留中のデータがないこと」および「以前のFLSE」を示すIPT通知ACKを送信してもよい。そのような態様では、ソースFLSE410は、「保留中のデータ」および「以前のFLSE」を示すACKを送信する必要はない。
図11は、本発明の一態様による、データアタッチメントポイントアクセスネットワーク間のDAPハンドオフ中の順序パケット配信のための呼の流れ図を示す。図11に例示する順序パケット配信方式を、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)ネットワークに関して説明するが、本明細書に記載された方式はUMBネットワークに限定されず、モバイルインターネットプロトコル(MIP)などに依存する他のネットワークにおいて実装されうることに留意されたい。
イベント1102で、IPデータパケットは、アクセスゲートウェイ(AGW)240からソースデータアタッチメントポイント(DAP)アクセスノード(AN)520へ送信され、ソースデータアタッチメントポイント(DAP)アクセスノード(AN)520は、IPデータパケットを順方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク510へ、レイヤ2トンネルプロトコル(L2TP)トンネルを介して送信する。FLSEネットワーク510は、IPデータパケットをアクセス端末(AT)210へ送信する。イベント1104で、AT210は、DAP移動要求をターゲットDAP AN530へ送信する。移動要求は、信号強度、ネットワーク容量、または、DAPハンドオフを保証するいずれかの他の性能特性の低減に基づいて開始されてもよい。
イベント1106で、ターゲットDAP AN530は、プロキシモバイルIP(PMIP)またはモバイルIP(MIP)登録要求など、登録要求をAGW240へ送信する。AGW240がターゲットDAP AN530を登録すると、イベント1108で、AGW240は、対応するPMIPまたはMIP登録応答などの登録応答をターゲットDAP AN530へ送信する。AGW240が登録応答を通信すると、AGW240は、データパケットをターゲットDAP AN530へ直接転送することを開始することができる。イベント1110で、ターゲットDAP AN530はDAP割り当てをFLSE510へ送信し、FLSE510はDAP割り当てをAT210へ送信する。
イベント1112で、AGW240は、完全なIPデータパケットをターゲットDAP AN530へ送信する。ターゲットDAP AN530が完全なIPデータパケットを受信するのと同時に、イベント1114で、ターゲットDAP AN530は、トンネルされたIPパケットをソースDAP520から受信中である。ターゲットDAP530は、ソースDAP AN520からのすべてのIPデータパケットが配信されるまで、AGW240からの直接のIPデータパケットを配信しない。ターゲットDAP AN530による「保留中のデータがないこと」および「以前のDAP」を示すACKの受信(以下で説明するイベント1124)は、ソースDAP AN520からの最後のデータパケットが受信されたことを、ターゲットDAP AN530に知らせる。さらに、DAPハンドオフのいくつかの態様では、データパケットをAT210へ転送するターゲットDAP AN530による送信は、L2パケットを送信から除外してもよい。
イベント1116で、ターゲットDAP AN530は、DAP通知をソースDAP AN520およびFLSE510へ送信する。加えて、DAP通知は、経路集合(図11に図示せず)内の他のANへ送信されてもよい。DAP通知が送信されると、イベント1120で、ターゲットDAP AN530は、保留中のレイヤ3(L3)データのための待機期間を示すタイマを開始する。このタイマは、トンネルされたIPデータパケットがソースDAP AN520から受信されるたびにリセットされる。保留中のL3データのための待機期間を示すタイマは、イベント1124で送信されたACKが失われるか、そうでなければ受信されない場合をとらえるために実装される。一態様では、このタイマの値は約50ミリ秒にされうる。DAP通知を受信すると、イベント1118で、ソースDAP AN520は、IPデータパケットのための待機期間を示すタイマを開始する。一態様では、このタイマの値は、AGW240と、FLSE510に対応付けられた基地局(BS)の間の一方向遅延にほぼ等しくされうる。
イベント1122で、ソースDAP520は、DAP通知の受信に肯定応答し、かつ、「保留中のデータ」および「以前のDAP」を示すACKをFLSE510へ送信する。ソースDAP AN520において、IPデータパケットのための待機期間を示すタイマの満了後、かつ、ターゲットDAP AN530においてデータパケットがキュー内にないとき、ソースDAP AN520は、イベント1124で、「保留中のデータがないこと」および「以前のDAP」を示すIPT通知ACKをターゲットDAP AN530へ送信する。ターゲットDAP AN530が、「保留中のデータがないこと」および「以前のDAP」を示すACKを受信すると、ターゲットDAP AN530は、ソースDAP AN520から受信された、トンネルされたデータパケットを配信した後、AGW240から直接に、あるいは、いくつかの態様ではFLSE510を通じて、データパケットをAT210へ配信することを開始することができる。
図12は、本発明の態様による、逆方向リンクサービングeBSネットワーク間の逆方向リンクハンドオフ中の順序パケット配信のための呼の流れ図を示す。図12に例示する順序パケット配信方式を、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)ネットワークに関して説明するが、本明細書に記載された方式はUMBネットワークに限定されず、モバイルインターネットプロトコル(MIP)などに依存する他のネットワークにおいて実装されうることに留意されたい。
イベント1202で、ハンドオフに先立って、データパケットは、アクセス端末(AT)210からソース逆方向リンクサービングeBS(RLSE)610ネットワークへ送信され、ソース逆方向リンクサービングeBS(RLSE)610ネットワークは、データパケットをアクセスゲートウェイ(AGW)240へ転送する。代わりの態様では、イベント1204で、データパケットはAT210からソースRLSE610へ送信され、ソースRLSE610はデータパケットをデータアタッチメントポイント(DAP)430へ転送し、DAP430はデータパケットをAGW240へ転送する。
イベント1206で、信号強度の考慮、および/または、サービス性能、ネットワーク輻輳などに影響を与えうる他の要因により、AT210は、ターゲット逆方向リンクサービングeBS(RLSE)620ネットワークを、逆方向リンクにおけるサービング基地局(BS)として選択する。上述のように、UMBアーキテクチャでは、サービングBSはeBSでありうる。
イベント1208で、ターゲットRLSE620は、IPT通知をソースRLSE610へ送信し、イベント1210で、ターゲットRLSE620は、同じIPT通知をデータアタッチメントポイント(DAP)430へ送信する。イベント1208および1210で送信されたIPT通知は、受信側エンティティに、ターゲットRLSE620がAT210によってサービング基地局として選択されたこと、すなわち、RLSE620がターゲットになったことを通知する役目を果たす。加えて、IPT通知は、経路集合(図12の呼の流れに図示せず)内の他のアクセスノード(AN)へ通信される。
イベント1214で、ソースRLSE610がIPT通知をターゲットRLSE620から受信した(イベント1208)後、ソースRLSE610はIPT通知肯定応答(ACK)をターゲットRLSE620へ送信する。IPT通知ACKは加えて、「保留中のデータ」および「以前のRLSE」を示す、セットされたフラグなどのインジケータを含んでもよい。イベント1218で、IPT通知ACKの送信と同時に、ソースRLSE610は、トンネルされたL2データパケット(すなわち、順序配信を必要とするデータ)を受信する各RLPストリームについて、ソースRLSE610において、フラッシュパケットなどのフラッシュ信号またはメッセージの受信のための待機期間を示すタイマを開始する。このタイマにより、ソースRLSE610は、「保留中のデータ」および「以前のRLSE」を示すIPT通知の送信前に、ソースのルート上でのL2パケットの配信を終了することができる。このタイマは一般に、対応するストリーム上で異なるパケットが受信されるたびにリセットされる。
ターゲットRLSE620が、「保留中のデータ」および「以前のRLSE」を示すIPT通知ACKを受信すると、イベント1216で、ターゲットRLSE620において保留中のレイヤ3(L3)データを受信するための待機期間を示すタイマが開始される。このタイマは、ソースRLSE610からターゲットRLSE620へ、後続のイベント1230で送信されるIPT通知が失われるか、そうでなければターゲットRLSE620によって適切に受信されない場合を解決するために実装される。
ターゲットRLSE620が、「保留中のデータ」および「以前のRLSE」のためのインジケータを有するIPT通知ACKを受信すると、イベント1220で、ターゲットRLSE620は、逆方向リンク割り当てブロック(RLAB)をAT210へ割り当てる。イベント1220および/またはイベント1214に先行する場合があるイベント1222で、DAP430はIPT通知ACKをターゲットRLSE620へ送信する。
ターゲットRLSE620への切り替え後、イベント1224で、AT210は、L2データパケットをソースのルート上でターゲットRLSE620へ送信し、ターゲットRLSE620は、イベント1226で、データパケットをソースRLSE610へトンネルする。AT210は、データパケットを以下の順序で送信する。1番目に、ソースRLSE610において送信を開始したがまだ無線で送信を終了していないフラグメント、すなわち、ソースRLSE610によって完全に受信されたとして肯定応答されていない部分的なパケット、および/または、ATにおいて対応するピアプロトコルを有するソースネットワークエンティティにおけるリンク層プロトコルによって処理された任意のデータパケットである。2番目に、ソースRLSE610においてまだ無線で送信を開始していないIPパケットのフラグメントである。3番目に、フラッシュパケットなどのフラッシュ信号またはメッセージが最後のフラグメントの送信後に送信される。フラッシュパケットはデータを搬送せず、ソースRLSE610においてRLPから送信された最後のバイトのシーケンス番号と同じである無線リンクプロトコル(RLP)シーケンス番号を有することを特徴とする。
イベント1228で、AT210は、新しいデータパケットをターゲットRLSE620へ、ターゲットのルート上で送信することを開始する。順序配信ストリームでは、「保留中のデータがないこと」および「以前のRLSE」を示すIPT通知がソースRLSE610から受信される(イベント1230)か、あるいは、保留中のL3データを受信するための待機期間を示すタイマ(イベント1216)が満了するまで、ターゲットRLSE620はこれらのデータパケットを転送しないものとする。これには、IPデータパケットがAGW240へ直接送信されるか、DAP430を通じて送信されるかによって決まる、AGW240またはDAP430へのデータパケットの転送が含まれる。VoIPなどの誤順序配信に耐えることができるストリームについては、パケットがターゲットRLSE620においてバッファされる必要はなく、直ちに転送可能である。
フラッシュパケットなどのフラッシュ信号またはメッセージを待機するための期間を示すタイマ(イベント1218)が満了するか、あるいは、フラッシュ信号/メッセージ/パケットが、トンネルされたL2パケットを受信するRLPルートについて受信され、かつ、肯定応答されなかったかあるいは欠損したパケットがなくなると、イベント1230で、順序配信を必要とするすべてのストリームについて、ソースRLSE610は、「保留中のデータがないこと」および「以前のRLSE」を示すIPT通知をターゲットRLSE620へ送信する。
「保留中のデータがないこと」および「以前のRLSE」を示すIPT通知を受信するか、あるいは、ターゲットRLSE620において保留中のL3データを受信するための待機期間を示すタイマが満了すると、イベント1232で、ターゲットRLSE620は、ターゲットRLPルート上で受信された、バッファされたIPデータパケットを、AGW240へ転送することを開始する。別法として、他の態様では、「保留中のデータがないこと」および「以前のRLSE」を示すIPT通知を受信するか、あるいは、ターゲットRLSE620において保留中のL3データを受信するための待機期間を示すタイマが満了すると、イベント1234で、ターゲットRLSE620は、ターゲットRLPルート上で受信された、バッファされたIPデータパケットをDAP430へ転送することを開始することができ、DAP430はデータパケットをAGW240へ転送する。
図13は、本発明の態様による、データアタッチメントポイント(DAP)アクセスネットワーク(AN)間の逆方向リンクハンドオフ中の順序パケット配信のための呼の流れ図を示す。DAP切り替え態様は一般に、RLSEがデータパケットをDAPへ転送し、DAPはデータパケットをAGWへ転送する場合にのみ関連があり、RLSEがデータパケットをAGW240へ直接転送する場合は当てはまらないことに留意されたい。また、図13に例示する順序パケット配信方式を、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)ネットワークに関して説明するが、本明細書に記載された方式はUMBネットワークに限定されず、モバイルインターネットプロトコル(MIP)などに依存する他のネットワークにおいて実装されうることにも留意されたい。
イベント1302で、データパケットは、アクセス端末(AT)210から逆方向リンクサービングeBS710ネットワークへ送信され、逆方向リンクサービングeBS710ネットワークは、データパケットをソースデータアタッチメントポイント(DAP)520へ、プロトコルトンネルを介して転送する。DAP520は続いて、データパケットをアクセスゲートウェイ(AGW)240へ転送する。前述のように、RLSE710がデータパケットをAGW240へ直接転送する場合、データパケットの順序配信を処理するようにDAP切り替えを構成する必要はない。
イベント1304で、AT210は、DAP移動要求をターゲットDAP AN530へ送信する。移動要求は、信号強度、ネットワーク容量、または、DAPハンドオフを保証するいずれかの他の性能特性の低減に基づいて開始されてもよい。
イベント1306で、ターゲットDAP AN530は、プロキシモバイルIP(PMIP)またはモバイルIP(MIP)登録要求などの登録要求をAGW240へ送信する。AGW240がターゲットDAP AN530を登録すると、イベント1308で、AGW240は、対応するPMIPまたはMIP登録応答などの登録応答をターゲットDAP AN530へ送信する。イベント1310で、ターゲットDAP AN530はDAP割り当てをRLSE710へ送信し、RLSE710はDAP割り当てをAT210へ送信する。
イベント1312で、ターゲットDAP AN530は、DAP通知をソースDAP AN520およびRLSE710へ送信する。加えて、DAP通知は、経路集合(図13に図示せず)内の他のANへ送信されてもよい。DAP通知を受信すると、イベント1314で、RLSE710は、保留中のL3データパケットのための待機期間を示すタイマを開始する。このタイマは、ターゲットDAP530へ送信されたデータパケットが、ソースDAP520へ送信されたパケットより先に送信されないことを保証するために、RLSE710によって実装される。一態様では、このタイマの値は、AGW240と、RLSE710に対応付けられた基地局(BS)の間のバックホール遅延の2倍にほぼ等しくされうる。
ソースDAP520およびRLSE710がDAP通知を受信すると、イベント1316で、ソースDAP520およびRLSE710は、DAP通知の受信に肯定応答するDAP通知肯定応答(ACK)をターゲットDAP AN530へ送信する。
RLSE710において、保留中のL3データパケットのための待機期間を示すタイマが満了すると、イベント1318で、RLSEは、AT210から受信された、バッファされたデータパケットを、ターゲットDAP530へトンネルすることを開始することができ、ターゲットDAP530は、データパケットをAGW240へ転送する。DAPハンドオフのいくつかの態様では、データパケットをAGW240へ転送するターゲットDAP AN530による送信は、L2パケットを送信から除外してもよいことに留意されたい。
図14は、MIMOシステム1400における、送信側システム1410(本明細書では、サービングアクセスネットワーク、基地局またはデータアタッチメントポイントとも呼ばれる)、および、受信側システム1450(アクセス端末としても知られる)の一実施形態のブロック図である。送信側システム1410において、いくつかのデータストリームのためのトラフィックデータが、データソース1412から送信データプロセッサ1414へ提供される。
一実施形態では、各データストリームは各送信アンテナを介して送信される。送信データプロセッサ1414は、符号化データを提供するためにそのデータストリームのために選択された特定の符号化方式に基づいて、各データストリームのためのトラフィックデータのフォーマット、符号化およびインタリーブを行う。
各データストリームのための符号化データは、OFDM技術を使用してパイロットデータにより多重化されうる。パイロットデータは典型的には、既知の方法で処理される既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信側システムにおいて使用されうる。各データストリームのための多重化されたパイロットおよび符号化データは次いで、変調シンボルを提供するためにそのデータストリームのために選択された特定の変調方式(例えば、BPSK、QSPK、M-PSK、またはM-QAM)に基づいて、変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのためのデータレート、符号化および変調は、プロセッサ1430によって実行された命令によって決定されうる。
すべてのデータストリームのための変調シンボルは次いで、送信MIMOプロセッサ1420へ提供され、送信MIMOプロセッサ1420はさらに、変調シンボルを(例えば、OFDMのために)処理してもよい。送信MIMOプロセッサ1420は次いで、NT個の変調シンボルストリームをNT個の送信器1422aから1422tへ供給する。ある実施形態では、送信MIMOプロセッサ1420は、ビームフォーミングの重み付けをデータストリームのシンボルに、かつ、シンボルがそこから送信されているアンテナに適用する。
各送信器1422は、各シンボルストリームを受信かつ処理して、1つまたは複数のアナログ信号を供給し、さらに、アナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介した送信に適した変調信号を提供する。送信器1422aから1422tからのNT個の変調信号は次いで、NT個のアンテナ1424aから1424tからそれぞれ送信される。
受信側システム1450において、送信された変調信号はNR個のアンテナ1452aから1452rによって受信され、各アンテナ1452からの受信信号は、各受信器1454aから1454rへ供給される。各受信器1454は、各受信信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを供給し、さらに、サンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを供給する。
受信データプロセッサ1460は次いで、NR個の受信シンボルストリームをNR個の受信器1454から、特定の受信器処理技術に基づいて受信かつ処理して、NT個の「検出」シンボルストリームを供給する。受信データプロセッサ1460は次いで、各検出シンボルストリームを復調し、デインタリーブし、復号化して、そのデータストリームのためのトラフィックデータを回復させる。受信データプロセッサ1460による処理は、送信側システム1410において、送信MIMOプロセッサ1420および送信データプロセッサ1414によって行われた処理と相補的である。
プロセッサ1470は、どのプリコーディング行列を使用するかを定期的に決定する(以下で論じる)。プロセッサ1470は、行列インデックス部分およびランク値部分を含む逆方向リンクメッセージを作成する。
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々な種類の情報を含んでもよい。逆方向リンクメッセージは次いで、同様にいくつかのデータストリームのためのトラフィックデータをデータソース1436から受信する送信データプロセッサ1438によって処理され、変調器1480によって変調され、送信器1454aから1454rによって調整され、送信側システム1410へ返信される。
送信側システム1410において、受信側システム1450からの変調信号がアンテナ1424によって受信され、受信器1422によって調整され、復調器1440によって復調され、受信データプロセッサ1442によって処理されて、受信側システム1450によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。プロセッサ1430は次いで、ビームフォーミングの重み付けを決定するためにどのプリコーディング行列を使用するかを決定し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
開示された処理におけるステップの具体的な順序または階層は、例示的手法の一例であることを理解されたい。設計の選択に基づいて、本開示の範囲内にとどまりながら、処理におけるステップの具体的な順序または階層を並べ替えてもよいことを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を実例の順序で提示し、提示された具体的な順序または階層に限定されるようには意図されない。
情報および信号を、様々な異なる技術および技法のいずれを使用して表現してもよいことは、当業者には理解されよう。例えば、上記の説明を通じて参照されうるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表現されてもよい。
さらに、本明細書で開示された実施形態に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップは、電子的ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装されてもよいことは、当業者には理解されよう。このハードウェアおよびソフトウェアの入れ換え可能性を明確に例示するため、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路およびステップは、一般にそれらの機能に関して上述した。このような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定のアプリケーション、および、システム全体に課せられた設計上の制約によって決まる。当業者は、記載された機能を特定のアプリケーションごとに様々な方法で実装可能であるが、このような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されるべきではない。
本明細書で開示された実施形態に関して記載された様々な例示的なロジック、論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブルロジックデバイス、個別のゲートまたはトランジスタロジック、個別のハードウェア構成要素、または、本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実装され、あるいは実行されてよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよいが、その代わりに、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械でもよい。プロセッサはまた、複数のコンピュータ機器の組合せ、例えば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連動する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または、いずれかの他のそのような構成として実装されてもよい。加えて、少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数の上述のステップおよび/または処理を行うように動作可能な、1つまたは複数のモジュールを備えてもよい。
さらに、本明細書で開示された態様に関して記載された方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、ハードウェアで直接に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、または、その2つの組合せにおいて実現することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROM(electrically programmable ROM)メモリ、EEPROM(electrically erasable programmable ROM)メモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD-ROM、または、この技術分野で知られているいずれかの他の形式の記憶媒体内に存在しうる。例示的な記憶媒体はプロセッサに結合され、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにしてもよい。その代わりに、記憶媒体は、プロセッサと一体である場合がある。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在する場合がある。加えて、ASICは、ユーザ端末内に存在する場合がある。その代わりに、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内の個別の構成要素として存在する場合がある。加えて、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、機械読み取り可能な媒体上の、および/または、コンピュータプログラム製品に組み込まれる場合のあるコンピュータ読み取り可能な媒体上の、1つまたはいずれかの組合せまたはセットのコードおよび/または命令として存在する場合がある。
1つまたは複数の態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのいずれかの組合せにおいて実現されてもよい。ソフトウェアにおいて実現される場合、これらの機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして格納あるいは送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体には、コンピュータ記憶媒体および通信媒体が共に含まれ、通信媒体には、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体が含まれる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体でもよい。限定しないが、例として、このようなコンピュータ読み取り可能な媒体には、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または、所望のプログラムコードを命令もしくはデータ構造の形式で搬送あるいは格納するために使用可能であり、かつ、コンピュータによってアクセス可能な、他の任意の媒体が含まれうる。また、あらゆる接続をコンピュータ読み取り可能な媒体と呼ぶことができる。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線およびマイクロ波などの無線技術を使用して送信される場合、この同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線およびマイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるような、ディスク(disk)およびディスク(disc)には、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクが含まれ、ただし、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)は通常、データをレーザにより光学的に再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ読み取り可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
よって、本明細書に記載され、特許請求の範囲に記載されたこれらの態様は、ハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する。これらの態様は、順方向リンクサービングeBS/データアタッチメントポイント(FLSE/DAP)切り替えおよび逆方向リンクサービングeBS/データアタッチメントポイント(RLSE/DAP)切り替えでの順序配信を提供する。したがって、これらの態様は、UMBなどのようなネットワークにおいてハンドオフ中に伝送制御プロトコル(TCP)に依存するアプリケーションなどのアプリケーションのスループットにおける大幅な改善を提供する。
前述の開示は例示的な態様および/または実施形態を説明しているが、説明した態様および/または添付の特許請求の範囲によって定義されるような態様の範囲から逸脱することなく、これに様々な変更および修正を行うことができることに留意されたい。さらに、記載された態様および/または実施形態の要素は単数形で記載され、あるいは特許請求の範囲に記載されうるが、単数形への限定が明記されない限り、複数形が意図される。加えて、いかなる態様および/または実施形態の全部または一部も、特に指定のない限り、いかなる他の態様および/または実施形態の全部または一部と共に利用されてもよい。
100 ・・・ アクセスポイント
104、106、108、110、112、114 ・・・ アンテナ
116、122、210 ・・・ アクセス端末
118、124 ・・・ 逆方向リンク
120、126 ・・・ 順方向リンク
220 ・・・ ソースネットワークエンティティ
230 ・・・ ターゲットネットワークエンティティ
240 ・・・ アクセスゲートウェイ
300、400、500、600、700 ・・・ システム
410 ・・・ ソース順方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク
420 ・・・ ターゲット順方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク
430 ・・・ データアタッチメントポイント(DAP)アクセスノード
510 ・・・ 順方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク
520 ・・・ ソースデータアタッチメントポイント(DAP)、ソースデータアタッチメントポイント(DAP)アクセスノード(AN)
530 ・・・ ターゲットDAP、ターゲットDAP AN
610 ・・・ ソース逆方向リンクサービングeBS(RLSE)ネットワーク
620 ・・・ ターゲット逆方向リンクサービングeBS(RLSE)ネットワーク
710 ・・・ 逆方向リンクサービングeBS(FLSE)ネットワーク
800 ・・・ コンピュータプラットフォーム
810、910 ・・・ プロセッサ構成要素
820、920、1432、1472 ・・・ メモリ
830、930 ・・・ 通信モジュール
832 ・・・ 送受信器
840 ・・・ データ記憶装置
850、950 ・・・ ユーザインタフェース構成要素
900 ・・・ 基地局
940 ・・・ データ記憶装置
1400 ・・・ MIMOシステム
1410 ・・・ 送信側システム
1412、1436 ・・・ データソース
1414、1438 ・・・ 送信データプロセッサ
1420 ・・・ 送信MIMOプロセッサ
1422a〜1422t ・・・ 送信器、受信器
1424a〜1424t、1452a〜1452r ・・・ アンテナ
1430、1470 ・・・ プロセッサ
1440 ・・・ 復調器
1442、1460 ・・・ 受信データプロセッサ
1450 ・・・ 受信側システム
1454a〜1454r ・・・ 受信器、送信器
1480 ・・・ 変調器

Claims (56)

  1. 通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する方法であって、
    ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットを受信するステップと、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットの送信順序を優先順位付けするステップと、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいて第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って、受信された前記データパケットを送信するステップと、
    を含み、
    前記優先順位付けするステップは、前記第1の優先順位付けまたは前記第2の優先順位付けのうち少なくとも1つを含み、
    前記第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、アクセス端末(AT)への送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、前記ATに向けられた任意の受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、
    前記第2の優先順位付けは、前記ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)から受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたL3データパケットより高く優先順位付けすることを含方法。
  2. 前記優先順位付けするステップは、前記第1の優先順位付けを含み、
    前記送信するステップは、前記ターゲットネットワークエンティティにおいて、L3データパケットとして受信されたデータパケットを送信する前に、L2データパケットとして受信されたデータパケットを選択的に送信するステップをさらに含み、
    前記選択的に送信するステップは、順序配信を必要とする前記データパケットに対応付けられたアプリケーションに基づく請求項1に記載の方法。
  3. 前記ソースネットワークエンティティから受信された前記L2データパケットは、送信を開始したがまだ無線で送信を終了していない部分的なデータパケット、または、前記ATにおいて対応するピアプロトコルを有するソースネットワークエンティティにおけるリンク層プロトコルによって処理された任意のパケットを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記優先順位付けするステップは、前記第2の優先順位付けを含み、
    前記第2の優先順位付けは、ソースデータアタッチメントポイント(DAP)から受信されたL3パケットを、前記AGWまたはターゲットDAPのうち少なくとも1つから受信されたL3パケットより高く優先順位付けすることをさらに含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記データパケットを受信するステップは、前記ソースネットワークエンティティがL2およびL3データパケットの送信を完了したことを示すフラッシュ信号またはメッセージを前記ソースネットワークエンティティから前記ターゲットネットワークエンティティが受信した後に、バッファされ、送信されるデータパケットを、前記AGWまたはターゲットデータアタッチメントポイント(DAP)から受信するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  6. 前記送信するステップは、前記ターゲットネットワークエンティティがデータアタッチメントポイント(DAP)を備えるとき、L2パケットを前記送信から除外するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記データパケットを受信するステップは、前記ソースネットワークエンティティからL2データパケットとゲートウェイからのL3データパケットとを受信するステップをさらに含請求項1に記載の方法。
  8. 通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、
    ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットを受信する第1のモジュールと、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットの送信順序を優先順位付けする第2のモジュールと、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいて第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って、受信された前記データパケットを送信する第3のモジュールと、
    を備え、
    前記優先順位付けは、前記第1の優先順位付けまたは前記第2の優先順位付けのうち少なくとも1つを含み、
    前記第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、アクセス端末(AT)への送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、前記ATに向けられた任意の受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、
    前記第2の優先順位付けは、前記ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)から受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたL3データパケットより高く優先順位付けすることを含プロセッサ。
  9. コンピュータに、ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットを受信させる第1のコードのセットと、
    前記コンピュータに、前記ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットの送信順序を優先順位付けさせる第2のコードのセットと、
    前記コンピュータに、前記ターゲットネットワークエンティティにおいて第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って、受信された前記データパケットを送信させる第3のコードのセットと、
    を含
    前記優先順位付けは、前記第1の優先順位付けまたは前記第2の優先順位付けのうち少なくとも1つを含み、
    前記第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、アクセス端末(AT)への送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、前記ATに向けられた任意の受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、
    前記第2の優先順位付けは、前記ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)から受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたL3データパケットより高く優先順位付けすることを含コンピュータプログラム。
  10. 装置であって、
    ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットを受信する手段と、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいてデータパケットの送信順序を優先順位付けする手段と、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいて第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って、受信された前記データパケットを送信する手段と、
    を備え、
    前記優先順位付けは、前記第1の優先順位付けまたは前記第2の優先順位付けのうち少なくとも1つを含み、
    前記第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、アクセス端末(AT)への送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、前記ATに向けられた任意の受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、
    前記第2の優先順位付けは、前記ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)から受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたL3データパケットより高く優先順位付けすることを含装置。
  11. ターゲットネットワーク装置であって、
    プロセッサ及び該プロセッサと通信するメモリを含むコンピュータプラットフォームと、
    前記プロセッサと通信する送受信器と、
    前記メモリに格納され、前記プロセッサと通信するデータパケット優先順位付けモジュールと、
    を備え
    前記送受信器は、アクセス端末(AT)への送信に向けられたデータパケットを受信する機能を有し、
    前記データパケット優先順位付けモジュールは、データパケットの送信順序を優先順位付けする機能を有し
    前記データパケット優先順位付けモジュールは、第1の優先順位付けまたは第2の優先順位付けのうち少なくとも1つを含み、
    前記第1の優先順位付けは、ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを、前記ATに向けられた任意の受信されたレイヤ3(L3)データパケットより高く優先順位付けすることを含み、
    前記第2の優先順位付けは、前記ソースネットワークエンティティから受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたL3データパケットを、アクセスゲートウェイ(AGW)から受信され、かつ、前記ATへの送信に向けられたL3データパケットより高く優先順位付けすることを含み、
    前記データパケット優先順位付けモジュールは、前記第1の優先順位付けまたは前記第2の優先順位付けのうち少なくとも1つに従って、受信された前記データパケットを送信する機能を有するターゲットネットワーク装置。
  12. 前記L2データパケットは、送信を開始したがまだ無線で送信を終了していない部分的なデータパケット、または、前記ATにおいて対応するピアプロトコルを有する前記ソースネットワークエンティティにおけるリンク層プロトコルによって処理された任意のパケットを含む請求項11に記載のターゲットネットワーク装置。
  13. 前記データパケット優先順位付けモジュールは、前記第2の優先順位付けを含み、
    前記第2の優先順位付けは、ソースデータアタッチメントポイント(DAP)から受信されたL3パケットを、前記AGWまたはターゲットDAPのうち少なくとも1つから受信されたL3パケットより高く優先順位付けすることをさらに含む請求項11に記載のターゲットネットワーク装置。
  14. 前記送受信器は、前記ソースネットワークエンティティがL2およびL3データパケットの送信を完了したことを示す信号を前記ソースネットワークエンティティから前記ターゲットネットワークエンティティが受信した後に、バッファされ、送信されるデータパケットを、前記AGWまたはデータアタッチメントポイント(DAP)から受信する機能をさらに有する請求項11に記載のターゲットネットワーク装置。
  15. 前記送受信器は、前記ターゲットネットワークエンティティがデータアタッチメントポイント(DAP)を備えるとき、L2パケットを前記送信から除外する機能をさらに有する請求項11に記載のターゲットネットワーク装置。
  16. 前記送受信器は、前記ソースネットワークエンティティからL2データパケットとゲートウェイからのL3データパケットとを受信する機能をさらに有する請求項11に記載のターゲットネットワーク装置。
  17. 前記データパケット優先順位付けモジュールは、前記第1の優先順位付けを含み、
    前記データパケット優先順位付けモジュールは、L3データパケットとして受信されたデータパケットを送信する前に、L2データパケットとして受信されたデータパケットを選択的に送信する機能をさらに有し
    前記データパケットの選択的な送信は、順序配信を必要とする前記データパケットに対応付けられたアプリケーションに基づく請求項11に記載のターゲットネットワーク装置。
  18. 前記送受信器は、前記ATに向けられたL2およびL3データパケットの送信の後、前記ソースネットワークエンティティから送信されたフラッシュ信号またはメッセージを受信する機能をさらに有し
    前記フラッシュ信号またはメッセージは、前記ソースネットワークエンティティからさらに来つつあるL2およびL3データパケットはないという表示を提供する請求項11に記載のターゲットネットワーク装置。
  19. 通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する方法であって
    ースネットワークエンティティからターゲットネットワークエンティティへ、アクセス端末(AT)に向けられたレイヤ2(L2)データパケットを転送するステップと、
    前記ソースネットワークエンティティから前記ターゲットネットワークエンティティへ、前記ATに向けられたレイヤ3(L3)データパケットを転送するステップと、
    を含み、
    前記L2データパケットの転送は、前記L3データパケットの転送より高く優先順位付けされる方法。
  20. 前記ソースネットワークエンティティからL2データパケットを転送するステップは、前記ソースネットワークエンティティから、送信を開始したがまだ無線で送信を終了していない部分的なデータパケットを転送するステップをさらに含み、
    前記ソースネットワークエンティティからL3データパケットを転送するステップは、前記ソースネットワークエンティティから、まだ無線で送信を開始していないインターネットプロトコル(IP)データパケットを転送するステップをさらに含む請求項19に記載の方法。
  21. 前記ソースネットワークエンティティから前記ターゲットネットワークエンティティへL2およびL3データパケットの前記転送が完了したことを示す信号を送信するステップをさらに含む請求項19に記載の方法。
  22. 前記L2およびL3データパケットの転送の後に前記ソースネットワークエンティティからフラッシュ信号またはメッセージを送信するステップをさらに備え、
    前記フラッシュ信号またはメッセージは、さらに来つつあるL2およびL3データパケットはないという表示を提供する請求項19に記載の方法。
  23. 通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって
    アクセス端末(AT)に向けられたレイヤ2(L2)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送する第のモジュールと、
    前記ATに向けられたレイヤ3(L3)データパケットを前記ターゲットネットワークエンティティへ転送する第のモジュールと、
    を備え、
    前記L2データパケットの転送は、前記L3データパケットの転送より高く優先順位付けされるプロセッサ。
  24. ンピュータに、アクセス端末(AT)に向けられたレイヤ2(L2)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送させる第のコードのセットと、
    前記コンピュータに、前記ATに向けられたレイヤ3(L3)データパケットを前記ターゲットネットワークエンティティへ転送させる第のコードのセットと、
    を含
    前記L2データパケットの転送は、前記L3データパケットの転送より高く優先順付けされるコンピュータプログラム。
  25. アクセス端末(AT)に向けられたレイヤ2(L2)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送する手段と、
    前記ATに向けられたレイヤ3(L3)データパケットを前記ターゲットネットワークエンティティへ転送する手段と、
    を備え、
    前記L2データパケットの転送は、前記L3データパケットの転送より高く優先順位付けされる装置。
  26. ソースネットワーク装置であって、
    プロセッサ及び該プロセッサと通信するメモリを含むコンピュータプラットフォームと、
    前記プロセッサと通信する送受信器と、
    前記メモリに格納され、前記プロセッサと通信するデータパケット優先順位付けモジュールと、
    を備え
    前記送受信器は、アクセス端末(AT)に向けられたレイヤ2(L2)データパケットをターゲットネットワークエンティティへ転送し、前記ATに向けられたレイヤ3(L3)データパケットを前記ターゲットネットワークエンティティへ転送する機能を有し、
    前記データパケット優先順位付けモジュールは、前記L2データパケットの転送を、前記L3データパケットの転送より高く優先順位付けする機能を有するソースネットワーク装置。
  27. 前記送受信器は、送信を開始したがまだ無線で送信を終了していない部分的なデータパケットの形式でL2データパケットを転送し、まだ無線で送信を開始していないインターネットプロトコル(IP)データパケットの形式でL3データパケットを転送する機能をさらに有する請求項26に記載のソースネットワーク装置。
  28. 前記送受信器は、前記L2およびL3データパケットの転送が完了したことを示す信号データパケットを前記ターゲットネットワークエンティティへ送信する機能をさらに有する請求項26に記載のソースネットワーク装置。
  29. 前記送受信器は、前記L2およびL3データパケットの転送の後にフラッシュ信号またはメッセージを送信する機能をさらに有し
    前記フラッシュ信号またはメッセージは、さらに来つつあるL2およびL3データパケットはないという表示を提供する請求項26に記載のソースネットワーク装置。
  30. 通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する方法であって
    アクセス端末(AT)において、ソースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを受信するステップと、
    前記ATにおいて、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信するステップと、
    前記ソースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを、前記ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットより高く優先順位付けするように、前記ATにおける少なくとも1つのそれぞれのアプリケーションへ前記データパケットを配信するステップと、
    を含む方法。
  31. 前記ATにおいて、前記L2データパケットのすべてが前記ソースネットワークエンティティから送信されたという表示を前記ソースネットワークエンティティから受信するステップをさらに含む請求項30に記載の方法。
  32. 前記ATにおいて、前記ソースネットワークエンティティからの表示の受信の後にのみ、前記ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信するステップをさらに含む請求項31に記載の方法。
  33. 前記ソースネットワークエンティティからの表示の受信の後に、前記ターゲットネットワークエンティティからのデータパケットの送信を提供する信号を前記ATから前記ターゲットネットワークエンティティへ送信するステップをさらに含む請求項31に記載の方法。
  34. 前記ターゲットネットワークエンティティからのデータパケットの送信を提供する信号の受信まで、前記データパケットは前記ターゲットネットワークエンティティにおいてバッファされる請求項31に記載の方法。
  35. 通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって
    ースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを受信する第のモジュールと、
    ーゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信する第のモジュールと、
    前記L2データパケットを、前記ターゲットネットワークエンティティから送信された前記データパケットより高く優先順位付けするように、アクセス端末(AT)における少なくとも1つのそれぞれのアプリケーションへ前記データパケットを配信する第のモジュールと、
    を備えるプロセッサ。
  36. ンピュータに、ソースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを受信させる第のコードのセットと、
    前記コンピュータに、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信させる第のコードのセットと、
    前記コンピュータに、前記L2データパケットを、前記ターゲットネットワークエンティティから送信された前記データパケットより高く優先順位付けするように、アクセス端末(AT)における少なくとも1つのそれぞれのアプリケーションへ前記データパケットを配信させる第のコードのセットと、
    を含むコンピュータプログラム。
  37. ースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを受信する手段と、
    ーゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信する手段と、
    前記L2データパケットを、前記ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットより高く優先順位付けするように、アクセス端末(AT)における少なくとも1つのそれぞれのアプリケーションへ前記データパケットを配信する手段と、
    を備える装置。
  38. アクセス端末であって、
    プロセッサ及び該プロセッサと通信するメモリを含むコンピュータプラットフォームと、
    前記プロセッサと通信する送受信器と、
    を備え
    前記送受信器は、ソースネットワークエンティティから送信されたL2データパケットを受信し、ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信する機能を有し
    前記送受信器は、前記ソースネットワークエンティティからのL2データパケットを、前記ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットより高く優先順位付けするように、前記アクセス端末における少なくとも1つのそれぞれのアプリケーションへ前記データパケットを配信する機能をさらに有するアクセス端末。
  39. 前記送受信器は、前記L2データパケットのすべてが前記ソースネットワークエンティティから送信されたという表示を前記ソースネットワークエンティティから受信する機能をさらに有する請求項38に記載のアクセス端末。
  40. 前記送受信器は、前記ソースネットワークエンティティからの表示の受信の後にのみ、前記ターゲットネットワークエンティティから送信されたデータパケットを受信する機能をさらに有する請求項39に記載のアクセス端末。
  41. 前記送受信器は、前記ソースネットワークエンティティからの表示の受信の後に、前記ターゲットネットワークエンティティからのデータパケットの送信を提供する信号を前記ターゲットネットワークエンティティへ送信する機能をさらに有する請求項39に記載のアクセス端末。
  42. 前記ターゲットネットワークエンティティからのデータパケットの送信を提供する信号の受信まで、前記データパケットは前記ターゲットネットワークエンティティにおいてバッファされる請求項41に記載のアクセス端末。
  43. 通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する方法であって、
    ーゲットネットワークエンティティにおいて、アクセス端末(AT)から送信され、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2パケットを受信するステップと、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいて、受信された前記L2パケットをソースネットワークエンティティへ転送するステップと、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいて、前記ソースネットワークエンティティから送信された表示信号を受信するステップと、
    を含み、
    前記表示信号は、前記ATからのすべてのL2パケットが前記ソースネットワークエンティティへ転送されたことを示す方法。
  44. 前記表示信号を受信するステップは、前記ターゲットネットワークエンティティにおいて前記表示信号を受信するステップをさらに含み、
    前記ターゲットネットワークエンティティは、前記表示信号の受信まで、前記アクセス端末から受信されたすべての新たなデータパケットをバッファする請求項43に記載の方法。
  45. 前記ターゲットネットワークエンティティにおいてL2パケットを受信するステップは、L2プロトコルトンネルを介して送信されたL2パケットを受信するステップをさらに含む請求項43に記載の方法。
  46. 通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって
    ーゲットネットワークエンティティにおいて、アクセス端末(AT)から送信され、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2パケットを受信する第のモジュールと、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいて、受信された前記L2パケットをソースネットワークエンティティへ転送する第のモジュールと、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいて、前記ソースネットワークエンティティから送信された表示信号を受信する第のモジュールと、
    を備え、
    前記表示信号は、前記ATからのすべてのL2パケットが前記ソースネットワークエンティティへ転送されたことを示すプロセッサ。
  47. ンピュータに、ターゲットネットワークエンティティにおいて、アクセス端末(AT)から送信され、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2パケットを受信させる第のコードのセットと、
    前記コンピュータに、前記ターゲットネットワークエンティティにおいて、受信された前記L2パケットをソースネットワークエンティティへ転送させる第のコードのセットと、
    前記コンピュータに、前記ターゲットネットワークエンティティにおいて、前記ソースネットワークエンティティから送信された表示信号を受信させる第のコードのセットと、
    を含
    前記表示信号は、前記ATからのすべてのL2パケットが前記ソースネットワークエンティティへ転送されたことを示すコンピュータプログラム。
  48. ターゲットネットワークエンティティにおいて、アクセス端末(AT)から送信され、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2パケットを受信する手段と、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいて、受信された前記L2パケットをソースネットワークエンティティへ転送する手段と、
    前記ターゲットネットワークエンティティにおいて、前記ソースネットワークエンティティから送信された表示信号を受信する手段と、
    を備え、
    前記表示信号は、前記ATからのすべてのL2パケットが前記ソースネットワークエンティティへ転送されたことを示す装置。
  49. ターゲットネットワークエンティティであって、
    プロセッサ及び該プロセッサと通信するメモリを含むコンピュータプラットフォームと、
    前記プロセッサと通信する送受信器と、
    を備え
    前記送受信器は、アクセス端末(AT)から送信されたL2パケットを受信し、受信された前記L2パケットをソースネットワークエンティティへ転送し、前記ソースネットワークエンティティから表示信号を受信する機能を有し
    前記表示信号は、前記ATからのすべてのL2パケットが前記ソースネットワークエンティティへ転送されたことを示すターゲットネットワークエンティティ。
  50. 前記送受信器は、前記表示信号を受信する機能をさらに有し
    前記ターゲットネットワークエンティティは、前記表示信号の受信まで、前記アクセス端末から受信されたすべての新たなデータパケットをバッファする請求項49に記載のターゲットネットワークエンティティ。
  51. 前記送受信器は、L2プロトコルトンネルを介して送信されたL2パケットを受信する機能をさらに有する請求項49に記載のターゲットネットワークエンティティ。
  52. 通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供する方法であって
    ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティを介してソースネットワークエンティティへ送信するステップと、
    アクセス端末(AT)による新たなデータパケットを前記ターゲットネットワークエンティティへ送信するステップと、
    を含み、
    前記ターゲットネットワークエンティティは、前記L2データパケットを前記ソースネットワークエンティティへ転送し、
    前記ソースネットワークエンティティは、L2データパケットから構築されたすべてのIPデータパケットを、前記ATによる前記新たなデータパケットの送信に先立ってアクセスゲートウェイ(AGW)へ送信する方法。
  53. 通信ネットワークにおいてハンドオフ中のデータパケットの順序配信を提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって
    ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティを介してソースネットワークエンティティへ送信する第のモジュールと、
    アクセス端末(AT)による新たなデータパケットを前記ターゲットネットワークエンティティへ送信する第のモジュールと、
    を備え、
    前記ターゲットネットワークエンティティは、前記L2データパケットを前記ソースネットワークエンティティへ転送し、
    前記ソースネットワークエンティティは、L2データパケットから構築されたすべてのIPデータパケットを、前記ATによる前記新たなデータパケットの送信に先立ってアクセスゲートウェイ(AGW)へ送信するプロセッサ。
  54. ンピュータに、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティを介してソースネットワークエンティティへ送信させる第のコードのセットと、
    前記コンピュータに、アクセス端末(AT)による新たなデータパケットを前記ターゲットネットワークエンティティへ送信させる第のコードのセットと、
    を含
    前記ターゲットネットワークエンティティは、前記L2データパケットを前記ソースネットワークエンティティへ転送し、
    前記ソースネットワークエンティティは、L2データパケットから構築されたすべてのIPデータパケットを、前記ATによる前記新たなデータパケットの送信に先立ってアクセスゲートウェイ(AGW)へ送信するコンピュータプログラム。
  55. ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティを介してソースネットワークエンティティへ送信する手段と、
    アクセス端末(AT)による新たなデータパケットを前記ターゲットネットワークエンティティへ送信する手段と、
    を備え、
    前記ターゲットネットワークエンティティは、前記L2データパケットを前記ソースネットワークエンティティへ転送し、
    前記ソースネットワークエンティティは、L2データパケットから構築されたすべてのIPデータパケットを、前記ATによる前記新たなデータパケットの送信に先立ってアクセスゲートウェイ(AGW)へ送信する装置。
  56. アクセス端末であって、
    プロセッサ及び該プロセッサと通信するメモリを含むコンピュータプラットフォームと、
    前記プロセッサと通信する送受信器と、
    を備え
    前記送受信器は、ハンドオフに先立って部分的に処理されたL2データパケットを、ターゲットネットワークエンティティを介してソースネットワークエンティティへ送信し、アクセス端末(AT)による新たなデータパケットを前記ターゲットネットワークエンティティへ送信する機能を有し
    前記ターゲットネットワークエンティティは、前記L2データパケットを前記ソースネットワークエンティティへ転送し、
    前記ソースネットワークエンティティは、L2データパケットから構築されたすべてのIPデータパケットを、前記ATによる前記新たなデータパケットの送信に先立ってアクセスゲートウェイ(AGW)へ送信するアクセス端末。
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