JP2011501905A5 - - Google Patents
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Description
35U.S.C.§119による優先権主張
本特許出願は、譲受人にこれについて譲渡され、特に参照によりここに組込まれている、2007年10月1日に出願された、「LTE RLCポーリングとステータス報告のタイミング(LTE RLC POLLING AND STATUS REPORT TIMING)」と題する、米国仮特許出願番号60/976,756の優先権を主張する。
本特許出願は、譲受人にこれについて譲渡され、特に参照によりここに組込まれている、2007年10月1日に出願された、「LTE RLCポーリングとステータス報告のタイミング(LTE RLC POLLING AND STATUS REPORT TIMING)」と題する、米国仮特許出願番号60/976,756の優先権を主張する。
本発明は、無線通信システムと関している。さらに詳細には、本発明は、ハイブリッド自動繰り返し要求(hybrid automatic repeat request:H−ARQ)通信チャネルにおいて、遅延なしに、即時にステータス報告を実行する方法と装置に関している。
無線通信システムは、音声、データ等のような、種々のタイプの通信コンテンツを提供するために、広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステム資源(例えば、バンド幅と送信電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートできる、多重アクセスシステムである。そのような多重アクセスシステムの例は、符号分割多重アクセス(CDMA)システム、時分割多重アクセス(TDMA)システム、周波数分割多重アクセス(FDMA)システム、および、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)システムを含む。
3GPPロングタームエボルーション( Long−term evolution:LTE)は、高い要求のある領域における、より高いピーク・データレート、より低い遅延、および、向上させられた広帯域の経験により、高速パケット・アクセス(High Speed Packet Access:HSPA)の後継を補足する。これは、より広いスペクトラムの帯域幅、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)とSC−FDMA(すなわち、単一キャリア)エアインターフェイス、および、先進的なアンテナ技術を使用して達成される。これらの技術は、高いスペクトラムの効率、および、広い範囲の収束IPサービスのための優れたユーザ経験を可能にする。UMTSオペレータは、豊富なマルチメディア(例えば、ビデオ・オン・デマンド、音楽のダウンロード、動画の共有)、VoIP(IP上の音声)、PTT(プッシュ・ツー・トーク)、および、ラップトップおよびPDAへの広帯域アクセスのような、IPサービスを速やかに採用し、提供している。オペレータは、HSPA,HSPA+、および、LTEのようなアクセス・ネットワークを通して、これらのサービスを提供する。EU−TRANのための3GPP TS 36.300技術仕様書に説明されているように、LTEにおいて、1つのサービング革新的基地ノード(evolved base node:eNB)は、ここにおいて、二重モード通信に依存せずに、蓄積されている相互運用性を提供することにより、ユーザ装置(UE)と、アップリンク(UL)とダウンリンク(DL)チャネルを経由して、通信する。
自動繰り返し要求(Automatic Repeat−reQuest:ARQ)は、信頼できるデータ送信を達成するために、アクノレジメントと時間切れを使用する、誤り制御方法である。アクノレジメントは、それが、データ・フレームを正確に受信したことを示すために、送信機に対して、受信機により送信されるメッセージである。時間切れは、送信者が時間切れまでにアクノレジメントを受信しない場合に、それがアクノレジメントを受信するか、または、再送信の所定の数を越えるまで、それが、通常の場合にはフレームを再送信するように、送り手がデータ・フレームを送ってから測定される、合理的な時点である。
ARQの変形の1つは、実施する複雑さという代償を払って、特に無線チャネル上において、より良い性能を持つと、一般的には考えられている、“ハイブリッドARQ”(HARQ)として知られている。HARQにおいて、前方誤り訂正(forward error correction:FEC)ビットがさらに、任意の既存の誤り検出(Error Detection:ED)ビットに、追加される。この結果、HARQは、悪い信号の条件において、通常のARQよりもより良い動作をするが、その最も単純な形式において、これは、良い信号条件における著しく低いスループットという代償を払って実現される。
LTEのために、RLC(Raio Link Control:無線リンク制御)送信機が、受信機にポーリング要求を送る時には必ず、受信機は、受信機における、最新のRLC PDU(protocol data unit: プロトコル・データ・ユニット)情報を、おそらく含む、ステータス報告を応答する。1つの問題が、ポーリング要求を受信機が受信する時に、HARQレイヤにより、送達されているいくつかのRLC PDUsがまだ存在し得るし、これにより、この時点において受信機により形成された任意のステータス報告が、これらのPDUを考慮に入れ得ない場合に、生じ得る。例えば、HARQは、別のそれよりも早く終了したプロセスのために、順序に従わないデータを取りこむ。その結果、RLC受信機がポーリングを受信し、RLCのステータスのスナップ・ショットを入手する時に、そのステータスは正確であり得えない。いくつかのRLC PDUsは、送達されている処理中には、まだ存在し得るし、ステータス報告により報告され得ない。
受信機は、HARQが、移動中のそれらのPDUを説明できるようにするために、報告の前に、HARQ処理を終了させるように、ステータス報告を形成する前に、タイマを待つべきであることが示唆された。これは、単純なタイマ、または、受信機におけるギャップ検出(すなわち、より高度な方法)のいずれかを必要とする。この手法における、この問題は、たとえ、HARQ処理について送信されるべきことが何もないとしても、受信機がステータス報告を送り得る前に、固定遅延が引き起こされ得ることである。
以下は、開示された態様の、いくつかの態様の基本的な理解を提供するために、単純化した概要を示す。この概要は、広範な概観ではなく、そのような態様の基本的な、または、重大な要素を識別したり、範囲を描いたりすることを意図していない。その目的は、後に示される、さらに詳細な説明の前置きとして、単純化された形式で、説明される特徴のいくつかの概念を示すことである。
1つ以上の態様およびそれについての対応する開示に従って、種々の態様が、HARQが、送信されたRLC PDUsについては完了していることを確認する、最悪の場合の取り扱いのために、受信機に課せられる遅延を避ける状況を扱うことに関連して説明される。送信機は、ステータス報告が正確であることが必要であるかどうか、および、何が送信されたかと比較して、HARQが完了しているかどうかを知ることにより、より良い状態にある。それによって、利点が,HARQレイヤにおいて失われた、無線資源制御(Radio Resource Control:RRC)メッセージのセグメントを含む、データ・バースト(例えば、任意のRLC PDU)内における、任意の1つのデータの損失の検出を促進するように、達成される。別の例として、ステータス報告は、必要とされる時には、最も正確な情報を含み得る。追加の例として、ステータス報告は最も迅速な方法で達成される。
1つの態様において、方法は、無線ネットワークにおける、無線リンク制御(RLC)ポーリング、および、ステータス報告のタイミングを提供する。データ・パケットは、受信機に対して、アクノレジメントモードの通信チャネルにおいて送信される。受信機からのステータス報告が保証されているという決定が下される。ポーリング・ステータスの要求が送信される。ステータス報告が、遅延なく送信される受信機から受信される。
別の態様において、少なくとも1つのプロセッサは、無線ネットワークにおける、無線リンク制御(RLC)ポーリング、および、ステータス報告のタイミングのために備えている。第1のモジュールは、受信機に対して、アクノレジメントモードの通信チャネルにおいて、データ・パケットを送信する。第2のモジュールは、受信機からのステータス報告が保証されているという決定を下す。第3のモジュールは、ポーリング・ステータスの要求を送信する。第4のモジュールは、遅延なく送信される受信機からのステータス報告を受信する。
追加の態様において、コンピュータ・プログラム製品は、複数の組のコードを含むコンピュータ可読記憶媒体を持つことにより、無線ネットワークにおける、無線リンク制御(RLC)ポーリング、および、ステータス報告のタイミングを提供する。第1の組のコードは、コンピュータに、受信機に対して、アクノレジメントモードの通信チャネルにおいて、データ・パケットを送信するようにさせる。第2の組のコードは、コンピュータに、受信機からのステータス報告が保証されているという決定を下すようにさせる。第3の組のコードは、コンピュータに、ポーリング・ステータスの要求を送信するようにさせる。第4の組のコードは、コンピュータに、遅延なく送信される受信機からのステータス報告を受信するようにさせる。
別の追加の態様において、装置は、無線ネットワークにおける、無線リンク制御(RLC)ポーリング、および、ステータス報告のタイミングを提供する。手段は、受信機に対して、アクノレジメントモードの通信チャネルにおいて、データ・パケットを送信するために提供される。手段は、受信機からのステータス報告が保証されているという決定を下すために提供される。手段は、ステータスの要求を送信するために提供される。手段は、遅延なく送信される受信機からのステータス報告を受信するために提供される。
さらなる態様において、装置は、無線ネットワークにおける、無線リンク制御(RLC)ポーリング、および、ステータス報告のタイミングを提供する。送信機構成要素は、受信機に対して、アクノレジメントモードの通信チャネルにおいて、データ・パケットを送信する。RLCポーリング基準の構成要素は、受信機からのステータス報告が保証されているという決定を下す。送信機構成要素は、ポーリング・ステータスの要求を送信する。受信機構成要素は、遅延なく送信される受信機からのステータス報告を受信する。
さらに1つの態様において、方法は、無線ネットワークにおける、無線リンク制御(RLC)ポーリング、および、ステータス報告のタイミングを提供する。データ・パケットは、送信機から、アクノレジメントモードの通信チャネルにおいて受信される。送信機が、受信機からのステータス報告が保障されているという決定を下した時に、ポーリング・ステータスの要求が受信される。ステータス報告が、遅延なく送られる受信機から送信される。
さらに別の態様において、少なくとも1つのプロセッサは、無線ネットワークにおける、無線リンク制御(RLC)ポーリング、および、ステータス報告のタイミングを提供する。第1のモジュールは、受信機に対して、アクノレジメントモードの通信チャネルにおいて、データ・パケットを受信する。送信機が、受信機からのステータス報告が保証されているという決定をするときに、第2のモジュールは、ポーリング・ステータスの要求を受信する。第3のモジュールは、遅延なく送られる受信機からのステータス報告を送信する。
さらなる追加の態様において、コンピュータ・プログラム製品は、複数の組のコードを含むコンピュータ可読記憶媒体を持つことにより、無線ネットワークにおける、無線リンク制御(RLC)ポーリング、および、ステータス報告のタイミングを提供する。第1の組のコードは、コンピュータに、送信機から、アクノレジメントモードの通信チャネルにおいて、データ・パケットを受信するようにさせる。送信機が、受信機からのステータス報告が保証されているという決定をするときに、第2の組のコードは、コンピュータに、ポーリング・ステータスの要求を受信するようにさせる。第3の組のコードは、コンピュータに、遅延なく送られる受信機からのステータス報告を送信するようにさせる。
さらに別の追加の態様において、装置は、無線ネットワークにおける、無線リンク制御(RLC)ポーリング、および、ステータス報告のタイミングを提供する。手段は、受信機に対して、アクノレジメントモードの通信チャネルにおいて、データ・パケットを受信するために提供される。送信機が、受信機からのステータス報告が保証されているという決定を下す時に、手段は、ポーリング・ステータスの要求を受信するために提供される。手段は、遅延なく送られる受信機からのステータス報告を送信するために提供される。
さらに、さらなる態様において、装置は、無線ネットワークにおける、無線リンク制御(RLC)ポーリング、および、ステータス報告のタイミングを提供する。受信機構成要素は、送信機から、アクノレジメントモードの通信チャネルにおいて、データ・パケットを受信し、送信機が、受信機からのステータス報告が保証されているという決定をするときに、ポーリング・ステータスの要求を受信する。送信機構成要素は、遅延なく送られる受信機からのステータス報告を送信する。
前述の目的の達成に向けて、1つ以上の実施例は、以下十分に説明され、特に請求項に指摘される、特徴を含む。以下の説明および添付された図面は、いくつかの図示できる態様を、詳細に明らかにし、実施例の原理が使用され得る種々の方法を、数個ではあるが、示している。図と結び付けて考えれば、他の利点および新しい特徴は、以下の詳細な説明から、明らかになり、開示された態様は、そのような態様とそれらと等価なものを全て含むように意図されている。
同じ参照文字が、全体にわたり、また、ここにおいて対応して識別する、図と関連させることにより、本開示の特徴と、性質と利点は、以下に示される詳細な説明から、さらに明らかになる。
種々の態様が、図を参照して、ここに、説明される。以下の説明において、説明の目的のために、多くの特定の詳細が、1つ以上の実施例の完全な理解を提供するために、明らかにされる。しかしながら、種々の態様が、これらの特定の詳細なしに、実行されるかもしれないことは、明白であり得る。他の事例においては、よく知られている構造とデバイスが、1つ以上の実施例を説明することを容易にするために、ブロック・ダイアグラムの形で示される。
この出願において使用されるように、“構成要素(component)”、“モジュール”、 “システム”および類似の用語は、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または、実行中のソフトウェアのいずれかである、コンピュータ関連のエンティティを参照するように意図されている。例えば、構成要素は、これに限定されはしないが、プロセッサの上で動作するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能な物(executable)、実行スレッド、プログラムおよび/またはコンピュータであり得る。実例として、サーバの上で動作するアプリケーションとサーバの両方が、構成要素になり得る。1つ以上の構成要素は、プロセスまたは実行スレッドの中に存在することができ、構成要素は、1つのコンピュータに局在化、または、2つ以上のコンピュータの間に分散してもよい。
用語“典型的な(exemplary)”は、ここにおいては、例、事例または、実例として役立つこと、を意味するために使用される。ここにおいて、“典型的”と説明される任意の態様または設計は、必ずしも他の態様または設計よりも、好ましく、都合が良いとは解釈されない。
さらに、1つ以上のバージョンが、開示された態様を実行するように、コンピュータを制御するための、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、または、これらの任意の組み合わせを作り出すために、方法、装置、または、標準プログラミング、または、工学技術を用いた、製品(article of manufacture)としてインプリメントされ得る。ここで使われる“製品”という用語(または、代わりに“コンピュータ・プログラム製品(computer program product)”)は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または、媒体からアクセス可能な、コンピュータ・プログラムを含むように意図されている。例えば、コンピュータ可読媒体は、限定されるわけではないが、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなど)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)・・・)、スマート・カード、および、フラッシュメモリ・デバイス(例えば、カード、スティック、)を含み得る。さらに、搬送波が、電子メールを送信し、受信するために、または、インターネットまたはローカル・エリア・ネットワーク(LAN)のようなネットワークをアクセスするために使用されるような、コンピュータ可読電子データを伝えるために、使用され得ることが認識されるべきである。もちろん、当業者は、開示された態様の範囲から逸脱することなく、この構成について多くの修正がされることを、認識するであろう。
種々の態様は、多くの構成要素、モジュール等を含み得るシステムに関して示され得る。種々のシステムは、図に関連して論じられた、追加の構成要素、モジュール等を含み得るか、または、全ての構成要素、モジュール等は、含み得ないことを理解され、認識されるべきである。これらの手法の組合せも、使用され得る。ここに開示されている種々の態様は、タッチ・スクリーン・ディスプレイ技術、または、マウスおよびキーボードのタイプのインターフェイスを利用するデバイスを含む、電気的なデバイス上で実行され得る。そのようなデバイスの例は、コンピュータ(デスクトップおよびモバイル)、スマートフォン、個人情報端末(PDAs)、および、有線および無線の、他の電子デバイスを含む。
最初に図1を参照すると、無線ネットワーク100は、ポーリング・ステータスの要求108を送る前に、進行中の、任意の未処理のハイブリッド自動繰り返し要求(Hybrid Automatic Repeat−reQuest:HARQ)プロセスが、全て、終了していることを、送信機106に確かめさせることにより、受信機104からステータス報告102を受信する際の、遅延を回避する。このように、受信機104は、遅延なしで即時に、送信機106の任意のポーリング・ステータスの要求108に対して応答し得る。送信機106は、全てのHARQ処理が完了していることを、既に保証しているので、受信機104のステータス報告102は、最新の情報を、正確に反映し得る。送信機106は、最新のポーリングが、即時のステータス報告ほど重要ではないと決定される場合(例えば、送信機106が、その送信機ウィンドウを進めようとしている時には、正確なステータス報告は重要ではない)、HARQプロセスに関わらず、いつでもポーリングを送り得る。次に、受信機104は、そのポーリングを受信すると即時に応答し得る。
使用において、データ・パケット送信機106の通信モジュール110は、無線リンク制御(RLC)116により処理される、サービス・データ・ユニット(SDUs)114を提供する、より上位のプロトコル/アプリケーション・レイヤ112を持つ、プロトコル・スタックを含む。RLC 116は、受信機104に対して、無線リンク124上で、アクノレジメントモード(AM)データを管理する、HARQ構成要素122を持つ、媒体アクセス制御(MAC)エンティティ120により処理される、RLCプロトコル・データ・ユニット(PDUs)のRLCバッファ118を持つ。物理(PHY)レイヤ126は、無線リンク124上で、利用可能なトランスポート・ブロック130内に、受信機104のPHYレイヤ132により受信される、AMデータ(AMD)128を送信する。受信機104のMACエンティティ134は、Ack/Nak応答138として描かれる、AMD PDUsの受信の成功か失敗のアクノレジメントを発生する、HARQ構成要素136を持つ。RLC 140は、より上位のプロトコル/アプリケーション146への、SDUs 144による、送達であるRLCステータスバッファ142において、最新のステータスを保持するRLC PDUsを復号化する。
都合のよいことに、送信機106のRLC116は、どんな状態が、ポーリングス・ステータス要求に対する必要性として、示しているかと同様に、何が送信されたのかと、どんなHARQの肯定通知/否定通知の応答138がMAC120のHARQ構成要素122において受信されたかを、決定することができる、RLCポーリング基準の構成要素148を持つ。ポーリング・ステータスの要求108を送ることを、1つのHARQ完了の基準150、および、即時のステータスを必要とする基準152として描かれ、後者が、全てのデータ・パケットが、既に送達されていることを必要としない、2つの基準のうち1つが満足されるまで、遅延させ得る。受信機104のRLC140の即時のステータス報告の構成要素154は、HARQ処理が完了しているかどうかを考慮せずに、ステータス報告102を送るために、ポーリング・ステータス要求108に対して、遅延なしに、即時に応答する。
この解決策のいくつかの利点は、促進されているデータ・バースト(例えば、HARQレイヤにおいて“失われた”無線資源制御(RRC)メッセージを含む、任意の無線リンク制御(RLC)プロトコル・データ・ユニット(PDU))内の、任意の1個のデータの損失を検出することを含む。このように、ステータス報告は常に、最も正確な情報を含み得る。無線資源制御(RRC)は、UMTS WCDMAプロトコル・スタックに属し、UEs(ユーザ装置)とUTRANの間の、レイヤ3の制御プレーンの信号伝達を取り扱い、接続の確立と開放のための機能、システム情報の同報通信、無線ベアラの確立、再構成と開放、RRC接続の移動性手続き、ページングの通知と開放、外部ループの電力制御を実行する。さらに、送信機がローカルの否定応答を実行する場合には、単に、当然の拡張としてではあるが、RLCは、既に、HARQと相互に作用し得るし、それは、ステータス報告を送り返す前に、受信機を待たせることと比較して、受信機から最も正確なステータスを得る、最も高速の方法であり得る。
図2は、請求された主題の事項に従って、方法および/またはフロー・ダイアグラムを示す。説明の簡単化のために、方法は一連の行為として描かれ、説明される。主題の革新が、示された行為および/または行為の順番により限定されないことを理解し認識されたい。たとえば、行為は種々の順番で、および/または、同時に、および、ここに示され、説明されていない他の行為とともに発生し得る。さらに、全ての示される行為が、1つ以上の請求された主題事項に従う方法を、実行することを要求され得るとは限らない。さらに、当業者は、方法が、状態遷移図、または、事象を通して、一連の相互関係のある状態として、代わりに表され得ることを、理解し、認識するであろう。さらに、以下に、および、この明細書全体にわたって、開示される方法が、コンピュータにそのような方法が運ばれ、転送されるのを容易にするために、製造業者の装置に記憶され得ることが、さらに、認識されるべきである。ここで使われる、製品という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または、媒体からアクセス可能な、コンピュータ・プログラムを包含するように意図されている。
図2を参照すると、方法200は、無線リンク制御(RLC)のポーリングと、送信機202と受信機204から構成される無線ネットワークにおけるステータス報告のタイミングを提供する。ブロック210において、送信機202は、RLC PDUsへの、より上位のレベルのSDUsを処理する、AM RLCエンティティを持つ。ブロック212において、MACエンティティは、HARQのためにRLC PDUsを処理する。ブロック214において、PHYレイヤは、受信機204に対して、AMD PDUsを無線により送信する。送信機202は、HARQ処理(すなわち、同じRLC処理からRLC PDUsを能動的に送達している、HARQ処理だけ)が完了する前に、ブロック216において、ステータス要求のポーリングの必要性が無いことを決定するが、さらに、最新のステータス報告が必要であることを決定する。例えば、ポーリング要求が、RLCバッファにおける最後のデータによって起動されると、送信機は、ポ−リング要求を送る前に、全てのHARQインスタンスが終了する(すなわち、HARQインスタンスが、RLCに対して、“成功”または“失敗”を報告する)のを、待ち得る。任意の遅延よりむしろ、送信機202は、受信機204における何らかの任意の遅延を課するよりはむしろ、全てのHARQプロセスが、いつ完了するのかを知る立場にある。したがって、送信機202は、HARQ処理が完了するのを待つ。
ブロック218において、受信機204は、RLC PDUs218への、AMD PDUsを処理する、MACエンティティを持っている。ブロック220において、受信機204のRLCは、より上位のレベルのSDUsを抽出し、RLC PDUの送達ステータスを追跡する。受信機204のMACは、222に描かれる、データ・パケット送達のアクノレジメント(すなわち、肯定通知/否定通知(Ack/Nak))を送信する。
ブロック224において、送信機202は、送信の追跡を、受信機204からのアクノレジメントと比較することにより、HARQ処理が完了していることを決定する。送信機202は、228に描かれるように、RLCステータス報告における遅延なしに、即時に応答する、226に描かれる即時の報告のための、ポーリング ステータス要求を、このように送信し得る。このポーリング ステータス要求は、任意の数の特別の、または、標準化された、HARQポーリング ステータス要求を通して達成され、または、同じ効果を達成することが定義されている、何らかの他のイベントにより起動され得る。ブロック230において、送信機は、データ・バースト内の任意の1個のデータの損失を検出することにより促進される、最新のポーリングから利益が得られるように調整された、バースト送信を実行することができる。
別の態様において、この方法200は、HARQ処理が終了するのを待つことなく、即時のステータス報告を要求し得る。226に描かれるように、RLC処理は、AMD PDUsを送信する送信機202の、PHYレイヤにより開始される。その時、送信機202は、ブロック234において、送信機ウィンドウを進めるような、ポーリングが即時に要求されていること、および、HARQプロセスの完了が必要ではないか、または、高い優先順位にあることを決定する。その間に、受信機204のMACエンティティは、ブロック236において、RLC PDUsへの、AMD PDUsを処理する。送信機202は、240に描かれるように、遅延なくRLCステータス報告で応答する、受信機204に、238に描かれるように、ポーリング・ステータス要求を送信する。その時、受信機は、より上位のレベルのSDUsを抽出し、送達ステータスを追跡するRLCとして描かれる、ブロック242における、HARQ処理を完了する。次いで、受信機204のMACは、244に描かれるように、HARQ処理を完了するために、アクノレジメント (肯定通知/否定通知)を送信する。
図3を参照すると、1つの態様において、通信システム300は,ここにおける態様と修正された一致を取る、3GPP LTE(Third Generation Partnership Long Term Evolution:第3世代協力プロジェクトのロングタームエボルーション)プロトコルに従う、他のeNB310と312と一緒にさらに描かれている、ユーザ装置(UE)306と1つの進化した基地ノード(evolved base node:eNB)308との間の、促進されたステータス報告システム304を組み込む、進化したユニバーサルモバイル通信システムの地上無線アクセス・ネットワーク(evolved Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)Terrestrial Radio Access Network:E−UTRAN)302を含む。
eNode Bs 308,310,312は、UMTS 地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access)(E−UTRA)のユーザ・プレーンと、UE306に向かう、制御プレーン(RRC)プロトコル・ターミネーションを提供する。ユーザ・プレーンは、3GPP(3rd Generation Partnership Project:第3世代協力プロジェクト)パケット・データ収束プロトコル(Packet Data Convergence Protocol:PDCP)、無線リンク制御(radio link control:RLC)、媒体アクセス制御(medium access control:MAC)、および、物理レイヤ制御(physical layer control:PHY)を含む。eNode B 310−112は、X2インターフェイス(“X2”)を用いて、互いに相互接続される。eNode Bs308,310,312は、さらに、EPC(Evolved Packet Core:進化したパケット・コア)に、S1インターフェイス(“S1”)を用いて、より詳細には、データ・パケット・ネットワーク320に接続される、移動度管理エンティティ/サービング・ゲートウェイ(Mobility Management Entities/ Serving Gateways :MME/S−GW) 316,318に、接続される。S1インターフェイスは、MMEs/S−GW316,318とeNode Bs308,310,312の間の、多数対多数の関係をサポートする。eNodeB308, 310, 312の間のネットワーク・インターフェイスX2は、ハンドオーバおよび他の機能を調整するために使用される。エアリンク322は、eNode B 308とUE 306の間でアクティブである。
eNodeB 308, 310, 312は、以下の機能を提供する。無線資源の管理:無線ベアラ制御、無線承認制御、接続移動性制御、アップリンクとダウンリンクの両方における、UEs306への資源の動的割り当て(スケジューリング);IPヘッダの圧縮とユーザ・データ・ストリームの暗号化;UEアタッチメントにおけるMMEの選択;サービング・ゲートウェイへの、ユーザ・プレーン・データのルーティング;ページング・メッセージ(MMEから発生する)のスケジューリングと送信;同報通信情報のスケジューリングと送信;移動性とスケジューリングについてのコンフィグレーションの測定および測定の報告。
MMEは、以下の機能を提供する。eNode Bs 308, 310, 312へのページング・メッセージの配布;セキュリィティ制御;アイドル・ステートの移動性制御;システム・アーキテクチャの進化(System Architekuture Evolution:SAE)のベアラ制御;非アクセス層(Non−Access Stratum:NAS)シグナリングの暗号化と完全性の保護。サービング・ゲートウェイは、ページングの理由のためのU−プレーン・パケットの機能の終端、および、UE移動性のサポートのためのU−プレーンの切り替えを提供する。
eNode B 308からの無線リンク322である、無線(over-the-air:OTA)ダウンリンク(DL)324は、ダウンロード割り当てに関係する、複数個の通信チャネルを含み得る。3つの異なるタイプの物理(PHY)チャネルが、LTEダウンリンク324のために定義される。物理チャネルの、1つの共通の特性は、それらが全てLTEスタックにおける、より上位のレイヤからの情報を伝達することである。このことは、PHYレイヤ内において、排他的に使用される情報を、伝達する物理的な信号とは、対照的である。
LTE DL物理チャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel:PDSCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel:PDCCH)、および、共通制御物理チャネル(Common Control Physical Channel:CCPCH)である。物理チャネルは、L2/L3レイヤのサービス・アクセス・ポイント(Service Access Points:SAPs)である、トランスポートチャネルに対応付けられる。各々の物理チャネルは、ビット・スクランブル、変調、レイヤの対応付け、周期的な遅延ダイバーシティ(cyclic delay diveristy:CDD)によるプリコーディング、資源要素割り当てのための、アルゴリズムを定義している。レイヤの対応付けとプリコーディングは、MIMOアプリケーションに関連付けられる。レイヤは、空間的な多重化チャネルに対応する。
同報通信チャネル(BCH)は、固定されたフォーマットを持ち、セルのサービス区域全体に渡る同報通信である。ダウンリンク共有チャネル(Downlink Shared Channel:DL−SCH) は、ハイブリッドARQ(Hybrid ARQ:HARQ)をサポートし、可変の変調、符号化、および、送信電力による、動的なリンクの適合化をサポートし、セルのサービス区域全体に渡る送信のために適し、ビーム形成の使用ために適し、動的および半静的な資源割り当てをサポートし、電力の節約のために非連続な受信(Discontinuous Receive:DRX)をサポートする。ページング・チャネル(Paging Channel:PCH)は、UE DRXをサポートし、セルのサービス区域全体に渡る同報通信を必要とし、動的に割り当てられた物理的な資源に対応付けられる。マルチキャスト・チャネル(Multicast Channerl:MCH)は、セルのサービス区域全体に渡る同報通信のために必要とされ、マルチキャスト/同報通信の単一周波数ネットワーク(Multicast broadcast−single frequency network:MB−SFN)をサポートし、半静的資源割り当てをサポートする。サポートされているトランスポートチャネルは、同報通信チャネル(Broadcast channel:BCH)、ページング・チャネル(Paging channel: PCH)、ダウンリンク共有チャネル(Downlink shared channel:DL−SCH),およびマルチキャスト・チャネル(multicast channel: MCH)である。トランスポートチャネルは、以下の機能を提供する:より上位のレイヤへの/からのデータの受け渡しのための構造、より上位のレイヤがPHYステータスの指標(パケット誤り、CQI等)を構成し得る仕組み、および、より上位のレイヤのピア・ツー・ピア・シグナリング。トランスポートチャネルは、次のように物理的なチャネルに対応付けられる。PDSCHへの対応付けが考慮されるが、BCHはCCPCHに対応付ける。PCHとDL−SCHはPDSCHに対応付ける。MCHなPDSCHに対応付けられ得る。
送信機(例えば、DL 324のためのeNB 308、または、アップリンク(UL)326のためのUE 306)のより上位のレベルのプロトコル、または、アプリケーションは、より上位のレベルのプロトコルに対して、サービス・データ・ユニット(SDU)として転送されるインターネット・プロトコル(IP)パケットのような、パケット・データ・ユニット(PDUs)を生成する暗号化のような機能のためのパケット・データ収束プロトコル(PDCP)のような、通信のためのコンテンツを持つ。PDCPは、無線リンク・レイヤ(RLC)のような、より低いレイヤのプロトコルのサービス・アクセス・ポイントに対して、サービス・データ・ユニット(SDUs)としてPDUsを運ぶ。
PDCPとRLCは、3GPPにおける、例えば、HSPAのRLC、および、LTEのRLCのように、他の物の中で、ARQ(自動繰り返しの要求:AutomaticRepeat re−Quest)を起動する、他の遠距離通信システムの“レイヤ2”における隣接したプロトコルである。さらに、ここにおいて説明される態様と技術は、CDMA,TDMA,FDMA,OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムのような、種々の無線通信システムのために使用され得る。“システム”と“ネットワーク”という用語は、しばしば、互換的に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access:UTRA),cdma2000等の無線技術を実現し得る。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband CDMA:W−CDMA)および他のCDMAの変形を含む。cdma2000は、IS−2000,IS−95およびIS−856標準を対象とする。TDMAシステムは、モバイル通信のためのグローバルシステム(Global system for Mobile Communications:GSM(登録商標))のような無線技術を実現し得る。OFDMシステムは、進化したUTRA(Evolved UTRA:E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(Ultra Mobile Broadband:UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash−OFDM(登録商標)等の無線テクノロジーを実現し得る。UTRAは、ユニバーサルモバイル通信システム(Universal Mobile Telecommunication system(UMTS)の一部である。E−UTRAは、ダウンリンクにOFDMAを、アップリンクにSC−FDMAを利用する、E−UTRAを使用する、UMTSの次の公開版である、3GPPロングタームエボルーション(3GPP Long Term Evolution:LTE)の一部である。UTRA,E−UTRA,UMTS,LTEおよびGSMは、第3世代共同プロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)と名づけられている組織からの文書に説明されている。CDMA2000とUMBは、“第3世代共同プロジェクト2”(3rd Generation Partnership Project 2:3GPP2)と名づけられている組織からの文書に説明されている。これらの種々の無線技術と標準は、当該分野で知られている。
eNode B 308は、送信機として動作し、UE306とのAM通信を送るために、コンピュータ可読記憶媒体(メモリ)344において、モジュールを実行するための、少なくとも1つのプロセッサ342を持つ、コンピュータ・プラットフォーム340を都合よく含み得る。RLCポーリング/ステータス報告タイミング構成要素346は、プロセッサ342により実行される、メモリ344におけるコードとデータの組を含み得る。実例となる態様において、第1のモジュール348は、受信機に対して、アクノレジメントモード通信チャネルにおいて、データ・パケットを送信する。第2のモジュール350は、受信機からのステータス報告が保証されていることを決定する。第3のモジュール352は、ポーリング・ステータスの要求を送信する。第4のモジュール354は、遅延なく送られた、受信機からステータス報告を受信する。
UE 306 は、受信機として動作し、eNode B 308からのAM通信を受信するために、コンピュータ可読記憶媒体(メモリ)364において、モジュールを実行するための、少なくとも1つのプロセッサ362を持つ、コンピュータ・プラットフォーム360を都合よく含むことができる。プロセッサ362は、特定用途向け集積回路(ASIC)、他のチップセット、プロセッサ、論理回路、または、他のデータ処理デバイスであり得る。RLCポーリング/ステータス報告タイミング構成要素366は、プロセッサ362により実行される、メモリ364におけるコードとデータの組を含み得る。実例となる態様において、第1のモジュール368は、送信機から、アクノレジメントモード通信チャネルにおいて、データ・パケットを受信する。第2のモジュール370は、送信機が、受信機からのステータス報告が保証されていることを決定した時に、ポーリング・ステータス要求を受信する。第3のモジュール372は、遅延なく送られた、受信機からステータス報告を送信する。
メモリ344、364は、読み出し専用の、および/または、ランダム・アクセスメモリ(RAMおよびROM)、消去可能なプログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、および/または、コンピュータ・プラットフォームにとって共通の、任意のメモリのような、揮発性および不揮発性メモリの部分を、含み得る。さらに、アクティブなメモリ、および、磁気媒体、光学媒体、テープ、ソフトおよび/またはハードディスク、および、媒体交換可能なメモリ構成要素のような、電子ファイルシステムおよび任意の二次および/または三次の記憶デバイスを含む、記憶のメモリを含み得る。
実例となる態様において、UE 306は、モバイル無線および/または携帯電話を含み得る。あるいは、UE 306は、プロキシ・コール/セッション制御機能(Proxy Call/Session Control Function:P−CSCF)サーバ、ネットワーク・デバイス、サーバ、コンピュータ・ワークステーション等のような、固定された通信デバイスを含み得る。UE 306は、説明され、または、図示されたようなデバイスに制限されず、個人情報端末(PDA)、双方向テキストページャ、有線または無線通信ポータルを持つポータブル・コンピュータ、および、有線または無線通信ポータルを持つ任意のタイプのコンピュータ・プラットフォームを、さらに含み得ることを理解されたい。さらに、UE 306は、リモート・スレーブ、または、リモート・センサ、リモート・サーバ、診断ツール、データ中継器のような、他の類似のデバイスであり得る。それは、エンド・ユーザはそこにいないが、無線または有線ネットワーク経由で単純に通信する。代替の態様において、UE 306は、陸上通信線の電話、パーソナル・コンピュータ、セット・トップ・ボックス等のような、有線の通信デバイスであり得る。さらに、単一タイプ、または、複数の前述のタイプの、任意の数のUE 306の任意の組合せが、携帯通信システム(示されていない)において利用され得ることは、注意されるべきである。したがって、本装置および方法は、有線または無線の通信ポータルを含み、限定されないが、無線モデム、パーソナル・コンピュータ・メモリー・カード国際協会(Personal Computer Memory Card International Association:PCMCIA) カード、アクセス端末、パーソナル・コンピュータ、電話、または、これらの任意の組合せまたは下位の組合せを含む、任意の形式の有線または無線のデバイス、または、コンピュータ・モジュール上で実行され得る。さらに、UE 306はユーザ・インターフェイス374を含む。
ユーザ・インターフェイス374は、ユーザ入力をUE 306に対して発生し、または、受信することが実施可能な入力デバイス、および、UE 306のユーザによる消費のための情報を発生および/または示すことが実施可能な出力デバイスを含み得ることを、認められるべきである。例えば、入力デバイスは、キーパッドおよび/またはキーボード、マウス、タッチ・スクリーン・ディスプレイ、音声認識モジュールと連携するマイクロホン等のような、少なくとも1つのデバイスを含み得る。さらに、例えば、出力デバイスは、ディスプレイ、オーディオ・スピーカ、触覚のフィードバックの仕組み等を含み得る。出力デバイス506は、画像のユーザ・インターフェイス、音、振動または点字テキストが生成する表面のような感覚等を発生し得る。
図4において、別の態様において、図1の無線ネットワーク100をサポートし得る通信システム400は、その取り扱うGPRSのサポート・ノード(Serving GPRS Support Node:SGSN)406が、モバイル通信のグローバルシステムのためのギガビット・インターフェイス(Gb interface to a Global System for Mobile Communication:GSM)/エッジ無線アクセス・ネットワーク(Edge Radio Access Network:GERAN)408により、UTRAN410へのLUインターフェイスを経由して、順にインターフェイスされるレガシの一般向けパケット無線サービス(legacy General Packet Radio Service:GPRS)のコア404を用いて、インターフェイスS4を経由して改良型パケット・コア402のインターフェイスをするサポートを含む。
本開示の利点について、GPRSサポート・ノード(GPRS Support Nodes:GSN)が,GSMコア・ネットワークにおいてGPRSの使用をサポートする、ネットワークのノードであることを、認識するべきである。ゲートウェイGPRSサポート・ノード(Gateway GPRS Support Node:GGSN)とサービングGPRSサポート・ノード(Serving GPRS Support Node:SGSN)を含む、GSNの2つの重要な変形がある。GGSNは、GPRS幹線ネットワークと外部パケット・データ・ネットワーク(無線ネットワークとIPネットワーク)の間の、インターフェイスを提供し得る。それは、SGSNから来るGPRSパケットを適切なパケット・データ・プロトコル(pakcet data protocol:PDP)フォーマット(例えば、IPまたはX.25)に変換し、対応するパケット・データ・ネットワークに対して、それらに、変換されたパケットを送り得る。他の方向において、着信データ・パケットのPDPアドレスは、宛先ユーザのGSMアドレスに変換され得る。宛先が変更されたパケットは、次いで、その責任のあるSGSNに対して送信される。この目的のために、GGSNは、ユーザの現在のSGSNアドレスおよび彼または彼女のプロファイルをそのロケーション・レジスタに記憶し得る。GGSNは、IPアドレスの割り当てを提供し得るし、一般的には、特定のUEのための、デフォールトのルータである。
対照的に、SGSNは、その地理的なサービス領域内のモバイル局からの/への、データ・パケットの送達について、責任があり得る。SGSNのタスクは、パケットのルート決定と転送、移動性管理、論理リンクの管理、認証および課金機能を含み得る。
続いて、ユーザ・プレーン・レイヤのためのGPRSトンネリング・プロトコル(GPRS tunneling protocol for the user plane:GTP−U)は、ユーザ・プレーン(user−plane:U−plane)上で使用され得るし、パケット交換領域において、ユーザ・データを送信するために有用である。ユニバーサルモバイル通信システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS)におけるパケット交換ネットワークは、GPRSに基づいているので、従って、GTP−Uはさらに、UMTSにおいても使用され得る。UMTSは、第3世代(3G)携帯電話技術の1つである。UMTSは、時には、それが継承するために設計された、その3Gの背景とGSM標準の両方をほのめかす、3GSMと呼ばれる。
図4に戻って、S4は、相互アクセス層アンカー(Inter Access Stratum Anchor:IASA)414のGPRSコア404と3GPPアンカー412の間の関連する制御と移動性サポートを含むユーザ・プレーンを提供し、SGSN406およびゲートウェイGPRS取り扱い/サポート・ノード(Gateway GPRS Serving/Support Node:GGSN)(示されていない)の間に定義されるGn参照点に基づいている。IASA414は、関連する制御と移動性サポートを含む、ユーザ・プレーンを提供するS5bインターフェイスにより、3GPPアンカー412にインターフェイスされている、システム・アーキテクチャ進化(system architecture evolved:SAE)アンカー416をさらに含む。3GPPアンカー412は、インターフェイスS5a経由で、MME UPE418と通信する。移動性管理エンティティ(MME)は、eNBsに対するページング・メッセージの分布に関係し、ユーザ・プレーン・エンティティ(UPE)は、IPヘッダの圧縮およびユーザ・データ・ストリームの暗号化に関係し、U−プレーン・パケットのターミネーションは、ページングのためであり、U−プレーンの交換は、UE移動性のサポートのためである。MME UPE418は、UEデバイス422と無線通信のために、進化したRAN 420とインターフェイスS1を経由して通信する。
S2bインターフェイスは、WLANアクセス・ネットワーク(WLAN Access network:NW)428をさらに含む、無線ローカル・アクセス・ネットワーク(wireless local access network:WLAN)の3GPP IPアクセス構成要素(3GPP IP Access component)426のSAEアンカー416と進化したパケット・データ・ゲートウェイ(evolved Packet Data Gateway:ePDG)424の間の、関連する制御と移動性サポートを含むユーザ・プレーンを提供する。SGiインターフェイスは、インターASアンカー416とパケット・データ・ネットワーク430の間の、参照点であるパケット・データ・ネットワーク430は、オペレータ外部公衆(operator external public)の、または、個人のパケット・データのネットワーク、または、たとえば、IPマルチメディア・サブシステム(IP Multimedia Subsystem:IMS)の提供のための、イントラ・オペレータ・パケット・データ・ネットワーク(intra operator packet data network)であり得る。このSGi参照点は、GiとWiの機能性に対応し、任意の3GPPと非3GPPアクセスシステムをサポートする。Rx+インターフェイスは、進化したパケット・コア(evolved packet core)402に対して、S7インターフェイス経由で、順に通信する、パケット・データ・ネットワーク430とポリシと課金規則機能(policy and charging rules function:PCRF)432の間の通信を提供する。S7インターフェイスは、PCRF432からポリシと課金実施ポイント(Policy and Charging Enforcement Point:PCEP)(示されていない)に対して、(QoS)ポリシと課金規則の転送を提供する。S6インターフェイス(すなわち、AAAインターフェイス)は、家庭加入者サービス(home subscriber service:HSS)434に対する、進化したパケット・コア(evolved packet core)402によるユーザ・アクセスの認証/認可加入と認証データの転送を可能にする。S2aインターフェイスは、信頼される非3GPP IPアクセス436(trusted non−3GPP IP access 436)とSAEアンカー(SAE anchor)416の関連付け制御と移動性のサポートを、ユーザ・プレーンに提供する。
無線通信システムは、音声、データ等のような、種々の通信コンテンツを提供するために、広く展開されていることを認識するべきである。これらのシステムは、利用可能なシステム資源(例えば、バンド幅と送信電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる、多重アクセス・システムであり得る。そのような多重アクセスシステムの例は、符号分割多重アクセス(CDMA)システム、時分割多重アクセス(TDMA)システム、周波数分割多重アクセス(FDMA)システム、3GPP LTEシステム、および、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)システムを含む。
一般的には、無線多重アクセス通信システムは、複数の無線端末のために、通信を同時にサポートすることができる。各々の端末は、順方向および逆方向リンク上の送信を通して、1つ以上の基地局と通信する。順方向リンク(つまり、ダウン・リンク)は、基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(つまり、アップ・リンク)は、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単一入力・単一出力、複数入力・単一出力、または、複数入力・複数出力(MIMO)システムであり得る。
MIMOシステムは、複数(NT)個の送信アンテナと複数(NR)個の受信アンテナを使用する。NT個の送信とNR個の受信アンテナにより形成されたMIMOチャネルは、また空間チャネルと呼ばれる、NS≦min{NT,NR}である、NS個の独立したチャネルに分解されてもよい。NS個の独立チャネルの各々は、1つの次元に対応する。複数の送信と受信アンテナにより生成された、追加の次元を利用することができれば、MIMOシステムは、改善された性能(例えば、より高いスループット、より大きな信頼性)を提供することができる。
MIMOシステムは時分割複信(TDD)および周波数分割複信(FDD)システムをサポートする。TDDシステムにおいて、順方向リンクと逆方向リンク送信は、相反定理が、逆方向チャネルからの順方向チャネルの推定を可能にするために、同じ周波数領域上にある。複数のアンテナがアクセス・ポイントにおいて利用可能である場合に、これは、アクセス・ポイントが順方向リンクにおける送信のビーム形成の利得を抽出することを、可能にする。
図5を参照すると、1つの態様に従う、多重アクセス無線通信システムが図示されている。アクセス・ポイント600(AP)は、1つが604と606を含んでいて、別の1つは608と610を含んでいて、追加の1つは612と614を含んでいる、複数のアンテナ・グループを含む。図5において、2つのアンテナだけが、各々のアンテナ・グループのために示されているが、より多い、または、少ないアンテナが、各々のアンテナ・グループのために利用され得る。アクセス端末616(AT)はアンテナ612および614により通信しているが、ここにおいて、アンテナ612および614は、順方向リンク620上で、アクセス端末616に情報を送信し、逆方向リンク618上でアクセス端末616から情報を受け取る。アクセス端末622は、アンテナ606および608により通信しているが、ここにおいて、アンテナ606および608は、順方向リンク626上で、アクセス端末622に情報を送信し、逆方向リンク624上でアクセス端末622から情報を受け取る。FDDシステムにおいて、通信リンク618、620、624、および、626は、通信のために異なる周波数を使用し得る。例えば、順方向リンク620は、逆方向リンク618により使用されるのとは異なる周波数を、その時に使用し得る。
各々のアンテナのグループ、または、それらが、通信するように設計されている領域は、しばしば、アクセス・ポイントのセクタと呼ばれる。この態様において、アンテナ・グループの各々は、アクセス・ポイント600により取り扱われる領域の、1つのセクタにおけるアクセス端末と通信するように設計されている。
順方向リンクリンク620、および、626上の通信において、アクセス・ポイント600の送信アンテナは、異なるアクセス端末616および624のための、順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、ビーム形成を利用する。さらに、そのサービス区域内にランダムに散在する、アクセス端末に対して送信するために、ビーム形成を用いるアクセス・ポイントは、全てのアクセス端末に単一のアンテナを通して送信するアクセス・ポイントよりも、近隣セルにおけるアクセス端末に対して、より少ない干渉を引き起こす。
アクセス・ポイントは、端末と通信するために使用される、固定局であり得るし、さらに、アクセス・ポイント、ノードB,または、何らかの他の用語で呼ばれる。アクセス端末は、さらに、アクセス端末、ユーザ装置(UE)、無線通信デバイス、端末、アクセス端末、または、何らかの他の用語で呼ばれ得る。
図6は、MIMOシステム700における、送信機システム710(また、アクセス・ポイントとして知られている)、および、受信機システム750(また、アクセス端末として知られている)のある態様のブロック・ダイアグラムである。送信機システム710において、多くのデータ・ストリームのための、トラフィック・データが、データ・ソース712から、送信(TX)データ・プロセッサ714に対して、供給される。
1つの態様において、各々のデータ・ストリームは、それぞれの送信アンテナを通して、送信される。TXデータ・プロセッサ714は、符号化データを供給するために、そのデータ・ストリームのために選択された、特定の符号化スキームに基づいて、各々のデータ・ストリームのトラフィック・データを、フォーマットし、符号化し、インターリーブする。
各々のデータの流れをコード化したデータは、OFDM技術を使って、パイロット・データにより、多重化され得る。パイロット・データは、一般的には、既知の方法により処理される、既知のデータ・パターンであり、受信機システムにおいて、チャネル・レスポンスを推定するために使われ得る。各々のデータ・ストリームのための、多重化されたパイロットおよび符号化データは、この時、変調されたシンボルを提供するために、そのデータ・ストリームのために選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK,QSPK,M−PSK、または、M−QAM)に基づいて、変調される(すなわち、シンボルにマップされる)。各々のデータ・ストリームのための、データ・レート、符号化、および、変調は、プロセッサ730により実行される命令によって決定され得る。
全てのデータ・ストリームのための変調シンボルは、この時、さらに、変調シンボルを(たとえば、OFDMのために)処理し得る、TX MIMOプロセッサ720に提供される。TX MIMOプロセッサ720は、ここで、NT個の変調シンボル・ストリームをNT個のトランシーバー(TMTR)722aから722tに、供給する。ある実施において、TX MIMOプロセッサ720は、データ・ストリームのシンボルに対して、および、シンボルが送信されているアンテナに対して、ビーム形成の重み付けを適用する。
各々のトランシーバー722は、1つまたはそれ以上のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信し、処理し、さらに、MIMOチャンネルに送信するのに適した変調信号を、供給するために、アナログ信号を、調整(たとえば、増幅、フィルター、および、アップコンバート)する。722aから722tまでの送信機からの、NT個の変調信号は、次に、724aから724tまでのNT個のアンテナで、それぞれ送信される。
受信システム750では、送信された変調信号は、752aから752rのNR個のアンテナにより受信され、各々のアンテナ752で受信された信号は、各々の受信機(RCVR)754aから754rに供給される。各々の受信機754は、各々の受信信号を調整(例えば、フィルター、増幅、および、ダウンコンバート)し、サンプルを供給するために、調整した信号をディジタル化し、対応する“受信”シンボル・ストリームを提供するために、サンプルをさらに処理する。
RXデータ・プロセッサ760は、次に、NT個の“検出された”シンボル・ストリームを供給するために、特定の受信機処理技術に基づいて、NR個のトランシーバー754からの、NR個の受信シンボル・ストリームを受信し、処理する。RXデータ・プロセッサ760は、データ・ストリームのトラフィック・データを再現するために、各々の検出されたシンボル・ストリームを復調し、デインターリーブし、復号化する。RXデータ・プロセッサ760による処理は、送信機システム710における、TX MIMOプロセッサ720とTXデータ・プロセッサ714によって実行されるそれとは、相補的である。
プロセッサ770は、(後述のように)どのプリコーディング行列を用いるかを、周期的に決める。プロセッサ770は、行列のインデックス部分とランク値部分を含む、逆方向リンク・メッセージを定式化することができる。
逆方向リンク・メッセージは、通信リンク、または、受信データ・ストリームに関する、種々のタイプの情報を含み得る。逆方向リンク・メッセージは、次に、データ・ソース736からの多くのデータ・ストリームのために、さらに、トラフィック・データを受信する、TXデータ・プロセッサ738により処理され、変調器780により変調され、送信機754aから754rにより調整され、送信機システム710に戻るように送信される。
送信機システム710では、受信機システム750からの変調信号が、アンテナ724により受信され、受信機722により調整され、復調器740により復調され、受信機システム750により送信された、逆リンク・メッセージを抜き出すために、RXデータ・プロセッサ742により処理される。プロセッサ730は、次に、ビーム形成の重み付けを決定するために、どのプリコーディング行列 を使用するかを決定し、次に、抜き出したメッセージを処理する。
ある態様において、論理チャネルは、制御チャネルとトラフィック・チャネルに分類される。論理制御チャネルは、システム制御情報を同報通信するためのDLチャネルである、同報通信制御チャネル(Broadcast Control Channel:BCCH)を含む。ページング制御チャネル(Paging Control Channel:PCCH)は、ページング情報を転送するDLチャネルである。マルチキャスト制御チャネル(Multicast Control Channel:MCCH)は、1つ以上のMTCHsのための、マルチメディア同報通信とマルチキャスト・サービス(Multimedia Broadcast and Multicast Service:MBMS)のスケジューリングおよび制御情報を、送信するために使用される、1つのポイントから複数個のポイントへのDLチャネルである。一般に、RRC接続を確立した後には、このチャネルは、MBMS(注:従来のMCCH+MSCH)を受信するUEsにより、使用されるだけである。専用制御チャネル(Dedicated Control Channel;DCCH)は、専用の制御情報を送信する、ポイント・ツー・ポイントの双方向チャネルであり、RRC接続を持つUEsにより使用される。態様において、論理トラフィック・チャネルは、ユーザ情報の転送のために、1つのUE専用の、ポイント・ツー・ポイントの双方向チャネルである、専用トラフィック・チャネル(Dedicated Traffice Channel:DTCH)を含む。さらに、マルチキャスト・トラフィック・チャネル(Multicast Traffic Channel:MTCH)は、トラフィック・データを送信するための、1つのポイントから複数個のポイントへのDLチャネルである。
ある態様において、トランスポートチャネルは、DLとULに分類される。DLトランスポートチャネル(DL Transport Channels)は、同報通信チャネル(Brodcast Channel:BCH)、ダウンリンク共有データ・チャネル(Downlink Shared Data Channel:DL−SDCN)およびページング・チャネル(Paging Channel:PCH)を含み、UE省電力(DRXサイクルは、UEに対して、ネットワークにより示される)のサポートのためのPCHであり、全セルに渡って同報通信され、他の制御/トラフィック・チャネルのために使用され得る、PHYリソースにマップされる。ULトランスポートチャネルは、ランダム・アクセス・チャネル(Random Access Channel:RACH)、要求チャネル(Request Channel:REQCH)、アップリンク共有データ・チャネル(Uplink Shared Data Channel:UL−SDCH)および複数個のPHYチャネルを含む。PHYチャネルは、1組のDLチャネルとULチャネルを含む。
DL PHYチャネルは、共通パイロット・チャネル(Common Pilot Channel:CPICH)、同期チャネル(Synchronization Channel:SCH)、共通制御チャネル(Common Control Channel:CCCH)、共有DL制御チャネル(Shared DL Control Channel:SDCCH)、マルチキャスト制御チャネル(Multicast Control Channel:MCCH)、共有UL割り当てチャネル(Shared Asssignment Channel:SUACH)、アクノレジメントチャネル(Acknowledgement Cahnnel:ACKCH)、DL物理的共有データ・チャネル(DL Physics Shared Data Channel:DL−PSDCH)、UL電力制御チャネル(UL Power Control Channel:UPCCH)、ページング指示チャネル(Paging Indicator Channel:PICH)、負荷指示チャネル(Load Indicator Channel:LICH)を含む。UL PHYチャネルは、物理的ランダム・アクセス・チャネル(Physical Random Access Channel:PRACH)、チャネル品質指示チャネル(Channel Quality Indicator Channel:CQICH)、アクノレジメントチャネル(Acknowledgement Channel:ACKCH)、アンテナ・サブセット指示チャネル(Antenna Subset Indicator Channel:ASICH)、共有要求チャネル(Shared Request Channel:SREQCH)、UL物理的共有データ・チャネル(UL Physical Shared Channel:UL−PSDCH)、ブロードバンド・パイロット・チャネル(Broadband Pilot Channel:BPICH)を含む。
図7において、別の態様において、進化したベースノード800として描かれているアクセス・ノードは、図2−3のユーザ・データ損失を回避するために、無線データ・パケット通信システムにおける、ネットワークにより制御されるハンドオーバのために、コンピュータに参加させるか、または、方法を実行させる手段を提供するモジュールを含む。モジュール802は、ソース・ノードにより取り扱われている、ユーザ装置(UE)にハンドオーバ命令を送るための手段を提供する。モジュール804は、移動中のRLCパケット・データ・ユニット(packet data units:PDUs)に関して、ソース・ノードからターゲット・ノードへの、RLCアップリンク(Uplink:UL)コンテキストを送信するための手段を提供する。モジュール806は、UEとの新たなダウンリンクの迅速な確立のために、ソース・ノードからターゲット・ノードへの、RLCダウンリンク(DL)の初期化メッセージを送信するための手段を提供する。モジュール808は、失敗したRLC PDUsのダウンリンク送信を完了させるように、ターゲット・ノードを促すために、ターゲット・ノードへの送信にむけて、移動中のRLC PDUsをバッファするための手段を提供する。
図8において、別の態様において、ユーザ装置900として描かれているアクセス端末は、図2−3のユーザ・データ損失を回避するために、無線データ・パケット通信システムにおける、ユーザ装置により支援されるハンドオーバのために、コンピュータに参加させるか、または、方法を実行させる手段を提供するモジュールを含む。モジュール902は、サービング・ソース・ノードからのハンドオーバ命令を受信したことに対する応答として、ユーザ機器(UE)をターゲット・ノードと同期するための手段を提供する。モジュール904は、移動中のRLCパケット・データ・ユニット(PDUs)に関して、ソース・ノードからターゲット・ノードに対して、前に送信された、RLCアップリンク(UL)コンテキストに基づいて、ターゲット・ノードから、RLCステータス報告を、無線で受信するための手段を提供する。モジュール906は、ソース・ノードからターゲット・ノードに送信されている、移動中のバッファされているRLC PDUsと、RLCダウンリンク(DL)初期化メッセージに基づいて、ターゲット・ノードから移動中のRLC PDUsを受信するための手段を提供する。
以上に説明されてきたことには、種々の態様の例を含んでいる。もちろん、種々の態様を説明する目的のために、すべての考えられる構成要素、または、方法の組み合わせを説明することは、不可能であるが、当業者は、多くのさらなる組み合わせ、および、置き換えが可能であることを認め得る。従って、主題の明細書は、添付された請求項の精神と範囲内にあるような、全ての、そのような変更、修正および変形を包含するように意図している。
ここに示された典型的な態様における機能を実行する、開示された構造と、構造上は同等ではないが、特に、上記の構成要素、デバイス、回路、システム等により実行される、種々の機能に関して、そのような構成要素を説明するために使用される用語(“手段”への参照を含む)は、そうではないと示されない限り、説明された構成要素(例えば、機能的に同等)の、特定の機能を実行する、任意の構成要素に対応することを意図されている。この点において、種々の態様は、種々の方法の行為および/またはイベントを実行するための、コンピュータ実行可能な命令を持つ、コンピュータ可読媒体とともに、システムを含むことも、また、認識されるであろう。
さらに、特定の特徴は、いくつかの実施例のただ1つに関して開示されたことがあり得るが、そのような特徴は、それが要求され、任意の与えられた、または特定の応用にとって都合がよいことがあり得るために、他の実施例の、1つ以上の他の特徴と結び付けられ得る。“含む”および“含んでいる”という用語、および、これらの任意の変形が、詳細な説明または請求項で使用される程度には、この用語が“備える”という用語と同様の意味で、これらの用語は、包括的であることを意図されている。さらに、“または”が、詳細な説明または請求項のいずれかで使用されるように、“非排他的な、または”を意味されている。
さらに、認識され得るように、開示されたシステムと方法の種々の部分は、人工知能、機械学習、または、ノレッジまたはルール・ベースの構成要素、下位の構成要素、プロセス、手段、方法、または、メカニズム(例えば支援するベクトル・マシーン、ニューラル・ネットワーク、エキスパート・システム、ベイズの確信ネットワーク(Bayesian belief network)、ファジィ論理、データ融合エンジン、クラシファイャ(classifier)...)を含み、または、それらにより構成され得る。そのような構成要素は、特に、システムと方法の一部を、効率的で知的であるのに加えて、適応性があるようにするために、ここにおいて実行されている、あるメカニズムとプロセスを自動化し得る。
上述の典型的なシステムを考慮すると、開示された主題の事項に従って実行され得る方法が、いくつかのフロー・ダイアグラムを参照して説明された。説明を単純にする目的のために、方法が一連のブロックとして示され、説明されるが、いくつかのブロックは、ここに描かれ、説明されるのとは、異なる順番または他のブロックと同時に起き得るので、請求される主題事項が、ブロックの順番により制限されないことを理解し、認識されるべきである。さらに、示されたブロックの全ては、ここに説明される方法を実行するために、必要とされるわけではない。さらに、ここに開示される方法が、コンピュータにそのような方法が運ばれ、転送されるのを容易にするために、製造業者の装置に記憶されていることが可能であることが、さらに認識されてもよい。製品という言葉は、ここに使用されるように、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリアまたはメディアからアクセス可能なコンピュータ・プログラムを含むように意図されている。
全体またはその一部が、ここに参照として組み込まれているとされる、任意の特許、出版、または、他の開示資料は、組み込まれた資料が、この開示に示されている、現存の定義、説明、または、他の開示資料とコンフリクトしない範囲だけが、ここに組み込まれている。それとして、および、必要な範囲まで、本開示は、ここに明白に示されるように、参照によりここに組み込まれている、任意のコンフリクトする資料に取って代わる。ここに示される現存の定義、説明、または、他の開示資料とはコンフリクトする、ここに参照として組み込まれているとされる、任意の資料、または、その一部は、その組み込まれた資料と現存の開示資料との間で、コンフリクトが生じない範囲においてのみ、組み込まれ得る。
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