JP2012529225A - 予測的オーバードライブ検出のための装置および方法 - Google Patents

予測的オーバードライブ検出のための装置および方法 Download PDF

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Abstract

たとえば無線通信システム内で利用されるパワーアンプ(208)用の、効率的な駆動レベル選択のための方法および装置であって、それは、デジタルプレディスト−ション(DPD)を利用して駆動レベルを適合的にかつ予測的に選択する。DPDは、たとえば、指定伝送周波数帯域におけるスペクトルマスクコンプライアンスを維持しながら、パワーアンプの効率を増加する。方法は、まず、伝送されるべき歪みのない波形のピーク振幅を決定し(502)、そして、歪みのない信号がプレディストーションされた後(508)にパワーアンプ(208)によって伝送されるべき最大電力を予測する。その後、パワーアンプ(208)の予測された駆動レベルに基づいてオーバードライブメトリックが計算され、それは、プレディストータ(202)およびパワーアンプ(208)のカスケードが線形的に動作することが予測されるか否かを示す。そして、オーバードライブメトリックは、最適なパワーアンプ性能を保証するために用いられ、それによって、非常に保守的なパワーアンプ設定を用いる必要性を排除する。

Description

発明の分野
本発明の実施形態は、概して、オーバードライブ検出および予測に関し、より特定的には、たとえば、デジタルプレディストーション(digital predistortion:DPD)ベースの伝送システムにおいて利用されるような動的オーバードライブ検出および予測に関する。
背景
無線通信時代の到来が、複数のワイヤレス通信プロトコルを定義する多くのエアインターフェース基準の進化をもたらした。このようなワイヤレス通信プロトコルは、第三世代パートナーシッププロジェクト(the third generation partnership project:3GPP)によって定められるような基準を支援し、それは、国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)の国際携帯電話通信2000(International Mobile Telecommunications 2000)プロジェクトの範囲内における全世界的に適用可能な第三世代(3G)携帯電話システム仕様を開発することを追求する電気通信協会のグループ間のコラボレーションである。関連する3GPP仕様のサンプリングは、例を挙げると、ロングタームエボリューション(LTE)仕様、マイクロ波利用アクセスに関する世界的な相互運用(worldwide interoperability for microwave access:WiMAX)仕様、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access:WCDMA)仕様、および時間分割同期コード分割多元接続(time-division synchronous code-division multiple access:TD-SCDMA)仕様を含む。
3Gワイヤレス通信システムは、他の特徴の中で、限定された帯域幅チャンネルで音声、データ、およびマルチメディアサービスを送信するために、複素変調フォーマットを採用している。このようなワイヤレス通信システムは、信頼できる信頼性を有する高性能を提供するが、最終送信段に存在するパワーアンプの線形性に依存している。言い換えれば、ワイヤレス通信システムは、過度な歪みおよび指定伝送周波数外への過度の信号電力漏洩のない複素変調フォーマットを示す信号の振幅を増幅するそれらのパワーアンプに依存している。
隣接伝送チャンネルへの信号電力漏洩は、隣接チャンネル漏洩(adjacent channel leakage:ACL)としても知られるが、隣接チャンネル内に大きな歪みを生成し、それらのチャンネルに過度のビットエラーを生成する。結果として、パワーアンプのダイナミックレンジを通して適切なACL比(ACLR)を維持することが、ビットエラー比率(BER)を許容限界範囲内維持するために必要とされる重要な要素である。
しかしながら、ACLRは、パワーアンプの入力信号に存在する、不完全な同相/直角位相(in-phase/quadrature-phase:I/Q)変調されたスペクトルによって悪影響を受け得る。ACLRは、パワーアンプ自体によって付加され得る、チャンネル外搬送ノイズおよび/または相互変調歪みによっても悪影響を受け得る。特に、パワーアンプが圧縮点に近づくにつれて、結果として生じる帯域外スペクトル成分の電力レベル、または相互変調(IM)積が、同様に増加する。帯域外スペクトル成分の周波数は、しばしば隣接チャンネルの周波数帯域の範囲内に存在するので、ACLRは悪影響を受け得る。
WCDMAシステムについて、ACLRは、メインチャンネルにおける総合信号電力に対する隣接チャンネルにおける総合信号電力の比率として定義される。したがって、ACLRの増加は、結果として生じるシステム性能の低下を伴う増加したBERを示す通信システムを表わすことになる。残念ながら、WCDMAシステムは比較的高いピーク対平均電力比、または波高因子を示す通信信号を利用している。その結果、圧縮点近傍で動作するパワーアンプは、相対的に線形領域の範囲で動作していたとしても、増幅される信号の高い波高因子によって、結果としてACLRの増加を生じる圧縮点において駆動され得る。
ワイヤレス通信システムのパワーアンプの非線形動作を最小化するために用いられる1つの技術は、予測されるピーク対平均電力比よりも実質的に小さい量に、パワーアンプの駆動レベルを単純に減少することである。しかしながら、そのような信号駆動レベルの低減は、信号駆動レベルの低減がしばしば対応する信号対雑音比(S/N比:SNR)の減少をもたらすので、無線リンク性能に支障をきたすおそれがある。一方で、SNRを増加するために信号駆動レベルを増加することは、パワーアンプのゲイン圧縮を引き起こし、それは、パワーアンプによって生成される相互変調積を増加し、それによって、上述のようにACLRが増加する。
したがって、ワイヤレス通信システムの最終送信段におけるパワーアンプの適切な駆動レベルを選択することが、SNRを最大化しながらACLRを最小化するために重要である。しかしながら、適切な駆動レベルを選択することは、パワーアンプの圧縮点が時間および温度とともに変化するので、困難なタスクである。さらに、伝送波形のピーク対平均電力比が非常に予測困難になり、それはパワーアンプの駆動レベルの適切な選択をさらに複雑にする。
したがって、ワイヤレス通信システムにおいて利用されるパワーアンプの駆動レベルの適切な選択を容易にする動的かつ予測的な技術を開発するための努力が続けられている。
要約
先行技術の制限を克服するため、および本明細書を読みそして理解することで明らかとなる他の制限を克服するために、本発明のさまざまな実施形態が、ワイヤレス通信システムにおいて利用されるパワーアンプの駆動レベルの動的かつ適合的な選択を容易にする方法および装置を開示する。
本発明の1つの実施形態によれば、予測的オーバードライブ保護のための方法は、プレディストーションされた波形のピーク振幅を決定するステップと、プレディストータによってプレディストーションされた波形に追加されるべきプレディストーション量を決定するステップとを備え得る。方法は、決定されたプレディストーション量がプレディストーションされた波形に追加された後に、パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップをさらに備え得る。方法は、パワーアンプによって伝送されるべき最大電力振幅を予測するステップと、伝送されるべき予測された最大電力振幅およびプレディストーションされた波形のピーク振幅に応答して、オーバードライブメトリックを演算するステップとをさらに備え得る。方法は、容認可能なオーバードライブメトリック演算に応答して、プレディストーションされた波形に決定されたプレディストーション量を追加するステップをさらに備え得る。
この実施形態においては、上記追加されるべきプレディストーション量を決定するステップは、デジタルプレディストータによって適用されるべき拡張係数を演算するステップを含み得る。パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップは、演算された拡張係数に基づいて、複数のルックアップテーブル内に含まれる値を演算するステップを含み得る。パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップは、プレディストーションされた波形の決定されたピーク振幅範を用いて、インデキシングによって各ルックアップテーブル内のルックアップテーブルの値を検索するステップと、各検索された値を周波数回転項と乗算するステップと、プレディストータに含まれる多数のメモリ項にわたって各乗算値を加算するステップと、加算値の逆数をとるステップとをさらに含み得る。
さらに、本実施形態においては、パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップは、逆数をプレディストーションされた波形のピーク振幅と乗算するステップをさらに含み得る。パワーアンプによって伝送されるべき最大電力振幅を予測するステップは、パワーアンプによって受信されるべき予測された最大電力振幅を用いて、インデキシングによって、各ルックアップテーブル内のルックアップテーブル値を検索するステップと、各検索された値を周波数回転項と乗算するステップと、プレディストータに含まれる多数のメモリ項にわたって各乗算値を加算するステップと、加算値の逆数をとるステップとをさらに含み得る。パワーアンプによって伝送されるべき最大電力振幅を予測するステップは、逆数をパワーアンプによって受信されるべき予測された最大電力振幅と乗算するステップをさらに含み得る。オーバードライブメトリックを演算するステップは、伝送されるべき予測された最大電力振幅と、プレディストーションされた波形の決定されたピーク振幅との比率をとるステップを含み得る。容認可能なオーバードライブメトリック演算は、どれの結果が最小しきい値を超えているかの演算を含み得る。容認不可能なオーバードライブメトリック演算は、どれの結果が最小しきい値を超えていないかの演算を含み得る。
本発明の他の実施形態によれば、デジタルプレディストータは、歪んでいない信号を受信するとともに、拡張係数を用いて歪んでいない信号を拡張してプレディストーションされた信号を生成するオーバードライブ検出器を備え得る。デジタルプレディストータは、オーバードライブ検出器に結合され、オーバードライブ検出器から受信したプレディストーションされた信号を伝送する増幅器をさらに備え得る。デジタルプレディストータは、伝送信号を検知するとともに、検知された伝送信号をオーバードライブ検出器へ供給する観測ブロックをさらに備え得る。オーバードライブ検出器は、増幅器のオーバードライブ状態のダイナミックな予測を容易にするメトリックを生成し得る。
本実施形態においては、オーバードライブ検出器は、第1のサンプルセットを記憶する第1の捕捉バッファを含み、第1のサンプルセットは、プレディストーションされた信号のサンプルを含み得る。オーバードライブ検出器は、第2のサンプルセットを記憶する第2の捕捉バッファをさらに含み、第2のサンプルセットは、検出された伝送信号のサンプルを含み得る。オーバードライブ検出器は、第1および第2のサンプルセットを受信し、第1および第2のサンプルセットを振幅、遅延および位相に関して整列して第3のサンプルセットを生成するアライメントブロックをさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、第1および第3のサンプルセットを受信し、それに応じて拡張係数を演算する最小二乗推定器をさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、拡張係数を受信し、拡張係数から生成されたルックアップテーブル値を提供する変換ブロックをさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、歪んでいない信号およびルックアップテーブル値を受信し、増幅器のダイナミックに予測されたオーバードライブ状態に応じて、歪んでいない信号の振幅をプログラム可能に拡張するプレディストータをさらに含み得る。
本発明の他の実施形態によれば、オーバードライブ検出器は、第1のサンプルセットを記憶する第1の捕捉バッファを含み、第1のサンプルセットは、プレディストーションされた信号のサンプルを含み得る。オーバードライブ検出器は、第2のサンプルセットを記憶する第2の捕捉バッファをさらに含み、第2のサンプルセットは、検出された伝送信号のサンプルを含み得る。オーバードライブ検出器は、第1および第2のサンプルセットを受信し、第1および第2のサンプルセットを振幅、遅延および位相に関して整列して第3のサンプルセットを生成するアライメントブロックをさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、第1および第3のサンプルセットを受信し、それに応じて拡張係数を演算する最小二乗推定器をさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、拡張係数を受信し、拡張係数から生成されたルックアップテーブル値を提供する変換ブロックをさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、歪んでいない信号およびルックアップテーブル値を受信し、増幅器のダイナミックに予測されたオーバードライブ状態に応じて、歪んでいない信号の振幅をプログラム可能に拡張するプレディストータをさらに含み得る。
本実施形態においては、プレディストータは、伝送信号を生成する増幅器の非線形性をモデル化し得る。プレディストータは、ルックアップテーブル値および検出された伝送信号に応答して、増幅器の振幅対振幅(amplitude-to-amplitude)特性を生成し、ここで、振幅対振幅特性は、オーバードライブ状態を動的に予測するために利用され得る。
本発明のさまざまな局面および利点が、以下の詳細な説明を見て、そして図面を参照することによって明らかになるであろう。
さまざまな異なるタイプのプログラマブルロジックブロックを含むFPGA構造を示す図である。 本発明の一実施形態に従う、図1のFPGAにおいて実現され得るデジタルプレディストーション構造のブロック図である。 本発明の一実施形態に従う、図2のデジタルプレディストーション構造のオーバードライブ検出ブロックを示す図である。 本発明の一実施形態に従う、図3のオーバードライブ検出ブロックによって予測されるような、図2のデジタルプレディストーション構造のパワーアンプの振幅対振幅特性曲線を示す図である。 本発明の一実施形態に従うオーバードライブ検出を実現する方法を示す図である。
詳細な説明
概して、本発明の1つまたはより多くの実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいて利用されるパワーアンプの適切な駆動レベルの、予測的かつ適合的な選択に適用される。1つの実施形態においては、デジタルプレディストーション(DPD)は、スペクトルマスク性能を維持しながら、同時に、パワーアンプの駆動レベルを増加することができるようにするために利用される。つまり、言い換えれば、DPDは、過度の歪みおよび指定伝送周波数範囲外への過度の信号電力漏洩を伴わずに、パワーアンプが複素変調フォーマットを示す信号の振幅を増幅できるようにするために利用される。
別の言い方をすれば、本発明の1つまたはより多くの実施形態は、DPDを利用して、ワイヤレス通信システムにおいて用いられるパワーアンプの効率を増加する。したがって、DPDは、動作消費電力の対応する増加を伴わずに、パワーアンプによって、生成される出力電力量を増加することができるようにするために利用され、それによって、パワーアンプの効率を増加する。DPDは、スペクトルマスクコンプライアンスを、指定伝送周波数帯域範囲内に維持しながら、パワーアンプの効率のそのような増加も可能にする。
結果として、本発明の実施形態に従うDPDの利益を伴わずに動作され得るパワーアンプは、非常に高い圧縮点を示すことが必要とされる。したがって、本発明の実施形態に従うDPDは、所与の出力電力仕様のためにより低コストの増幅器の使用を容易にし、設備費用を低減する。本発明の実施形態に従うDPDは、パワーアンプ効率の増加も容易にし、それによって、運転費用を低減する。
本発明の実施形態に従うDPDは、パワーアンプにおける潜在的なオーバードライブ状態を動的に予測するための方法も提供する。方法は、まず、伝送されるべき波形のピーク振幅を決定し、信号がプレディストーションされた後にパワーアンプによって伝送されるべき最大電力を予測する。その後、オーバードライブメトリックが計算され、それは、DPDおよびパワーアンプのカスケードが信号ダイナミクスの範囲内で線形動作をもたらすか否かを示す。そして、オーバードライブメトリックは、最適なパワーアンプ性能を保証するために用いられ、それによって、過度の保守的なパワーアンプ駆動設定を用いる必要性を排除する。
1つの実施形態においては、DPDは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のような、プログラマブルロジックデバイス(PLD)を用いて実現され得る。さらに、パラメータ推定を伴う予測プレディストーション機能が、FPGAに内蔵されるプロセッサを用いて実行され得る。適合プレディストーション機能を実現するために用いられる実行可能コードおよび関連するデータは、FPGAに内蔵されるランダムアクセスメモリブロック(BRAM)内に存在し得る。
図1を参照して、たとえば、本発明の1つまたはより多くの実施形態に従うDPDを実現するための適当なハードウェア/ソフトウェア装置を含む代表的なFPGA構造が示される。FPGA100は、多くの数の異なるプログラマブルタイルを含み、それらは、マルチギガビットトランシーバ(MGT101)、コンフィギュラブルロジックブロック(CLB102)、ランダムアクセスメモリブロック(BRAM103)、入出力ブロック(IOB104)、設定およびクロックロジック(CONFIG/CLOCK105)、デジタル信号処理ブロック(DSP106)、特殊入出力ブロック(I/O107)(たとえば、設定ポートおよびクロックポート)、および、デジタルクロックマネージャ、アナログ−デジタル変換器、システムモニタロジックなどのような他のプログラマブルロジック108を含む。いくつかのFPGAは、専用プロセッサブロック(PROC110)も含み、より詳細に説明されるように、それは、本発明の1つまたはより多くの実施形態のDPDによって必要とされ得るようなソフトウェアベースの機能を実行するために用いられ得る。
いくつかのFPGAにおいては、各プログラマブルタイルは、プログラマブル相互接続要素(INT111)を含み、それは各隣接タイルにおける対応する相互接続要素へおよび相互接続要素からの標準化された接続を有する。したがって、プログラマブル相互接続要素は、ともに、図示されたFPGAについてのプログラマブル相互接続構造を実現する。プログラマブル相互接続要素(INT111)は、図1の上部に含まれる例として示されるように、同じタイル内のプログラマブルロジック要素へおよびプログラマブルロジック要素からの接続も含む。
たとえば、CLB102は、ユーザロジックに加えて単一のプログラマブル相互接続要素(INT111)を実現するようにプログラムされた、コンフィギュラブルロジック要素(CLE112)を含み得る。BRAM103は、1つまたはより多くのプログラマブル相互接続要素に加えて、BRAMロジック要素8BRL113)を含み得る。典型的に、タイル内に含まれる相互接続要素の数は、タイルの高さに依存する。図示された実施形態においては、BRAMタイルは、5つのCLBと同じ高さを有するが、他の数(たとえば、4)も用いることができる。DSPタイル106は、適当な数のプログラマブル相互接続要素に加えて、DSPロジック要素(DSPL114)を含み得る。IOB104は、たとえば、プログラマブル相互接続要素(INT111)の1つのインスタンスに加えて、入出力ロジック要素(IOL115)の2つのインスタンスを含み得る。当業者には明らかであるように、たとえば、I/Oロジック要素115に接続される実際のI/Oパッドは、典型的に、入出力ロジック要素115の領域に限定されない。
図示された実施形態においては、(図1においてハッチングで示される)ダイの中央部に近いコラム状領域は、設定、クロックおよび他の制御ロジックのために用いられる。このコラム状領域から伸延する水平領域109は、GPGAの幅にわたって、クロックおよび設定信号を分配するために用いられる。
図1に示される構造を利用するいくつかのFPGAは、FPGAの大部分を占める通常のコラム状構造を分断する追加のロジックブロックを含む。追加のロジックブロックは、プログラム可能なブロックおよび/または専用ロジックであり得る。たとえば、図1に示されるプロセッサブロックPROC110は、CLBおよびBRAMのいくつかのコラムにわたる。
図1は、例示的なGPGA構造を単に示すことを意図したものであることに注意すべきである。たとえば、コラムにおけるロジックブロックの数、コラムの相対幅、コラムの数および順序、コラムに含まれるロジックブロックの種類、ロジックブロックの相対サイズ、および、図1の上部に含まれる相互接続/ロジック実行例は、単なる例示に過ぎない。たとえば、実際のFPGAにおいては、CLBの1つより多い隣接コラムは、典型的に、CLBが現れるところにはどこでも含まれ、ユーザロジックの効果的な実行を容易にするが、隣接するCLBコラムの数は、FPGAの全体サイズとともに変化する。
図2を参照して、本発明の1つの実施形態に従う、図1のFPGA100内に実現され得るDPD構造のブロック図が示される。動作中、プレディストータブロック202は、パワーアンプ(PA)208の逆モデルを実行することによってPA208における信号でディストーションの生成を先取りするために、伝送されるべきデータx(n)について動作する。要するに、PA208の非線形性は、PA208の振幅対振幅(AM/AM)特性、および/または、振幅/位相(AM/PM)特性をマッチングしようとする信号x(n)の信号振幅の複素他項関数によってモデル化される。
式(1)は、PA208の非線形効果をモデル化するために用いられる複素他項関数を示す。
ここで、係数akqは、パワーアンプ208の出力がプレディストーションされたデータシーケンスx(n)に酷似するように、パラメータ推定器218によって選択される。以下でより詳細に言及されるように、Kは他項式の項の数であり、Qはプレディストータ202において実現されるメモリ項の数である。
PA208の線形効果とPA208を駆動する回路、たとえばデジタル−アナログコンバータ(DAC)204およびアップコンバータ206とを分離するために、パラメータ推定は、整列した(aligned)PA出力y(n)基づいている。アライメント処理はパラメータ推定器218において実行され、それは、z(n)に関してy0(n)の振幅、遅延、および位相の変動をマッチングする。結果として、プレディストータブロック202は、PA208の非線形効果のみをモデル化するように構成される。
信号y0(n)の生成は観測ブロック210によって実行され、それは、たとえばヘテロダインミキシング演算を実行し、それによって、PA208からの出力信号がたとえば方向カプラ220を用いて検出され、PA208の出力からの出力信号222の一部をダウンコンバータ212およびアナログ−デジタルコンバータ(ADC)214に結合する。1つの実施形態においては、観測ブロック210のヘテロダインミキシング演算は、信号222を、たとえば実数成分のみを有するデジタルベースバンド信号へダウンコンバートし、したがって、信号222の全帯域幅が、信号y0(n)によってデジタル的に表されるように、プレディストーションサンプリングレートの2倍で信号222をサンプリングする。このような実施形態においては、信号y0(n)は、さらなる処理が実施される前に、2の係数によって縮小(decimated)されるべきである。代替的な実施形態においては、観測ブロック210は、それに代えて、信号222を、信号222のRF周波数に比べてより低い中間周波数(IF)にダウンコンバートしてもよい。
捕捉バッファ216は、伝送されるべきプレディストーションされた信号z(n)を捕捉するため、および、実際に伝送されたベースバンド信号のデジタル表現であるダウンコンバートされサンプリングされた観測信号y0(n)を捕捉するために用いられる。そして、パラメータ推定器218は、捕捉バッファ216内に含まれるデータについての最小二乗演算を利用することによって、PA208の非線形効果の逆をモデル化するために必要とされる係数を適合的に演算するために用いられる。1つの実施形態においては、その係数の演算は、図1のプロセッサ110を通して達成され得る。代替的な実施形態においては、FPGA100におけるコンフィギュラブルロジックがその代わりに利用されて、その係数を演算してもよい。
以下においてより詳細に言及されるように、パラメータ推定器218は、捕捉バッファ216およびプレディストータ202と結合して、オーバードライブ検出器218を実現し、PA208におけるオーバードライブ状態を適合的に予測および/または検出するためにさらに用いられる。特に、アライメント処理がパラメータ推定器218において実行され、z(n)に関してy0(n)の振幅、遅延、および位相の変動をマッチングする。予測的なソフトメトリックがその後生成され、それは、伝送波形のピークが、いつPA208の飽和領域またはゲイン圧縮領域に入るかを示す。
図3を参照して、図2のオーバードライブ検出ブロック224の構造が示され、それは他の特徴の中で、式(1)によって示される構造を実現する。1つの実施形態においては、最小二乗推定器308において計算される係数が、変換ブロック310において利用されて、ルックアップテーブル(LUT)値を生成し、各LUTは、たとえば式(1)において記述される多項式の一部の256個の複素サンプルを含む。たとえば、LUTと独立したQのトータルが用いられ、それによって、各LUTは、以下のような式(1a)で記述される情報を含む。
そして、プレディストータ202は、式(1a)の複素LUTテーブル値の各々と式(1)で記述されるようなqインデックスによるy(n−q)項との積のQ値にわたる合計をとることによって、z(n)の各値を生成する。
再び式(1)を参照して、たとえば、所与のy(n)およびz(n)の組、係数akqは、最小二乗演算によって見出され得ることを理解することができる。1つの実施形態においては、演算は、離散的特性事象を用いて最小二乗推定器308において実行され、それによって、L個のサンプルのブロックが取得され得るある期間にわたって、PA208の非線形効果に最もよくマッチングする係数akqが見出される。一般的に、L個のサンプルのブロックが取得され得る期間は、スペクトル測定がなされる全体の期間よりも大幅に短くされるべきである。1つの実施形態においては、たとえば、100msの最小スペクトル測定走査時間は、L個のサンプルのブロックが取得され得るたとえば20μsの最大期間を生じ得る。
式(2)において、パラメータuが、以下のように定義され得る。
kq(n)=y(n−q)|y(n−q)|k-1 (2)
ここで、UがL×KQの行列としてさらに定義され、そのL個の行は、すべてのk=0,1,2,…およびq=0,1,2,…について、ukq(n),n=0,1,2,…,L−1であり得る。式(2)を式(1)と組み合わせることによって、式(3)は、以下のような行列形式で記述することができる。
Z=UA (3)
ここで、A=(a101120…aKQ-1)であり、z=(z(0) z(1)…z(L−1))である。式(3)は、Uのエルミート転置行列UHにより各側の左から掛けることによって解くことができ、以下を与える。
VA=W (4)
ここで、V=UHUおよびW=UHZであり、それらはKQ×KQの線形系を定め、その解は、サンプリング長さLにわたるakq係数についての最良の最小二乗推定である。
捕捉バッファ216のTXキャプチャブロック302は、PA208によって伝送されるべき、プレディストーションされたデータシーケンスz(n)のL個のサンプルを記憶するように構成される。一方、RXキャプチャブロック304は、観測ブロック210のADC214からの、実際に伝送されたデータy0(n)の、たとえば2L個の実数サンプルを記憶するように構成される。結果として、アライメントブロック306は、アライメント関数を実行する前に、RXキャプチャブロック304から受信されたサンプルを、たとえば2によってまず減少しなければならず、上述のように、伝送データz(n)を、振幅、遅延および位相に関してデータブロックy0(n)と整列させ、それによって、PA208の非線形効果のみがモデル化され得る。結果として得られる整列されたデータブロックy(n)は、その後、アライメントブロック306によって、最小二乗推定器308へ提供される。
最小二乗推定器308は、式(4)の解についての最良の最小二乗推定として、式(1)において提供されるような、係数akqを計算する。そして、係数akqは、上述のように、各LUTの内容を計算するために用いられる。プレディストータ202は、その後、各インデックスにおいて変換ブロック310によって与えられる複素LUTテーブル値の各々の合計をとることによって、PA208の非線形効果の逆を推定する。
一例として、式(3)のU行列が、たとえば、RXキャプチャ304からのQ=3のメモリ項(y(2),y(1),y(0))を用いて表1に示され、そのエルミート転置行列が、係数akqが生成するために用いられ得る。
動作中、オーバードライブ検出器224は、PA208の最大駆動レベルを選択するように動作し、スペクトルマスク性能を維持しながら効率を最大化する。つまり、言い換えると、オーバードライブ検出器224は、パワーアンプが、過度の歪みおよび指定伝送周波数帯域外への過度の信号電力漏洩を伴わずに、複素変調フォーマットを示す信号の振幅を増幅することを可能にする。
オーバードライブ検出器224は、PA208における駆動レベルがいつ最大しきい値を超え、それによって、容認可能なしきい値を超えて指定伝送周波数帯域外に存在する信号電力漏洩を増加するかを動的に検出するようにも動作する。オーバードライブ検出は予測的でもあり、それによって、オーバードライブ状態が生じる前においてオーバードライブ状態の検出を可能とする。最後に、本発明の1つまたはより多くの実施形態に従うオーバードライブ検出は、「ソフト」メトリックを提供し、それは必要に応じてシステム性能を調整するために用いられ得る。
プレディストータ202は、変換ブロック310によって提供されたLUTデータの適切な処理によって、PA208の振幅対振幅(AM)特性の推定を提供する。AM/AM特性は、式(5)に従ってLUTの内容から直接演算される。
ここで、TXMAG値は、アライメントブロック306によって整列された後に、RXキャプチャブロック304から取得されるy(n)値である。
結果として得られるAM/AM特性は、一定のベースバンド入力に対してPA208によって示され得るように、式(5)を用いて計算されるとともに図4におけるグラフ402としてプロットされ、それによって、PA208の非線形性が検査によって観測され得る。つまり、言い換えると、PA208の入力に印加される信号の振幅が増加するにつれて、一旦PA208の圧縮点に到達すると、PA208の予測された出力振幅が減少する。図4のグラフ404によって例示されるように、各インデックスにおける複素LUTの各々の合計を取ることによって、グラフ402の逆もプレディストータ202により予測され得る。
したがって、グラフ402は、式(5)からプレディストータ202によって予測されるような、PA208の非線形振幅特性を表わしており、一方、グラフ404は、プレディストータ202によって予測されるような、PA208の非線形振幅特性の逆を表わしている。したがって、信号z(n)の大きさをグラフ402の振幅特性と比較することによって、プレディストータは、信号z(n)に関してPA208によって適用されるべき圧縮量を予測し得る。圧縮量が予測されると、プレディストータ202は、予測された圧縮と等しい量だけ信号z(n)をプレ増幅して、PA208によってなされる圧縮を均一化し得る。
たとえば、信号x(n)の振幅が、点線412によって示されるような、たとえば37.5の正規化値を示す場合は、図4から検証できるように、グラフ402によって予測されるようなPA208の非線形振幅特性は、グラフ404によって予測されるような逆特性に実質的に等しい。結果として、グラフ404の逆特性も、点線414によって検証されるように37.5に等しいので、PA208は信号x(n)に関して圧縮を与えない。したがって、PA208が信号x(n)について振幅圧縮を行なうことを予測しないので、プレディストータ202は信号x(n)を増幅しない。
一方、信号x(n)の振幅が、(点線406によって示されるような)たとえば95の正規化値を示す場合は、図4から検証できるように、(点線408によって示されるように)逆特性がたとえば110の正規化値を示すので、PA208は信号x(n)に関して圧縮が行なわれることが予測される。このような例においては、プレディストータ202は、グラフ402および404を利用して、いつ信号x(n)が95の正規化値を示すかを予測し、PA208は、110−95=15に等しい大きさの正規化圧縮を行なう。結果として、それがプレディストータ202によって予想された正規化圧縮の量であるので、プレディストータ202は、正規化値15で信号x(n)の大きさをプレ増幅または拡張する。
プレディストータ202が式(1)に関連して上述したようなメモリ項を実行することに注意すべきである。結果として、プレディストータ202が無限インパルス応答(finite impulse response:FIR)フィルタによって示されるものと同様の特性を示すので、プレディストータ202自体が非線形周波数応答を示す。したがって、プレディストータ202の非線形周波数応答が考慮されて、オーバードライブ検出器224の精度が向上されるはずである。
プレディストータ202の周波数選択性を説明するために、式(5)のLUT項は、式(6)で記述されるような加算に先立って、周波数においてプレ回転(pre-rotated)される。
ここで、e-jφmは、周波数回転項を表わす。周波数回転項によって行なわれる対応する周波数シフトステップサイズは、プレディストータ202のサンプリング周波数と式(6)における変数の整数値mとに依存する。
1つの実施形態においては、式(6)のLUT項についてなされる周波数シフトの数は、中央周波数周辺の周波数インクリメントの整数値、たとえば±10に等しく、それにおいては、LUT値は周波数においてプレ回転され、その後加算される。式(6)によって演算された全周波数回転にわたる最大値が、所与の振幅についてPA208の予測された振幅特性とされるように採用されるとともに、図4に関連して上述されたようにグラフ402にプロットされる。
図5を参照して、本発明の1つの実施形態に従うオーバードライブ検出を実行するための方法が示される。ステップ502においては、信号x(n)のピーク振幅が決定され、それによって、信号x(n)は信号z(n)のプレ拡張されたバージョンを表す。たとえば、信号x(n)のピーク振幅は、図4の値406によって示されるように、たとえば95の正規化値と等しくなるように決定され得る。係数akqが最小二乗推定器308によって生成された後、ステップ504にてLUTの内容が演算されるが、プレディストータ202には読み込まれない。
次に、ステップ506において、適切な周波数プレ回転を用いて、ステップ502で決定された振幅におけるすべてのメモリ項を加算することによって、PAの逆変換が演算される。つまり、言い換えると、拡張された信号z(n)のピーク振幅がステップ506にて予測され、それは、プレディストータ202において新しい係数が可能とされるとPA208の入力に提供される最大信号振幅の推定に対応する。そのような推定は、値408によって示されるように、たとえば110の正規化された値によって例示化される。任意のPA逆数が、式(6)に関連して上述したような適切な周波数プレ回転を用いて、関心の振幅におけるすべてのメモリ項qを加算することによって、0と255との間の正規化された振幅について計算され得る。
図4の外挿されたデータ値408を用いて、PA208によって伝送されるべき(および、観測ブロック210によりRXMAXESTとして対応して観測されるべき)最大電力が、ステップ508にて、式(7)を用いて新しい係数について予測され得る。
ここで、TXMAXESTは、たとえば110の正規化された値である図4の値408から外挿された値であり、式(7)によって計算された値は、グラフ402にプロットされたようなPA208のAM/AM特性に沿った値に対応する。理解できるように、式(7)によって計算された値、たとえばデータ値416は、データ値416はPA208の圧縮点に比較的近接しているので、PA208の飽和領域に近づくPA208の動作領域に対応する。
いつオーバードライブ状態が生じ得るかを適合的に予測するために用いられるメトリックは、式(8)で記述される。
OD=RXMAXEST/TXMAXPRE (8)
ここで、RXMAXESTは、たとえば、グラフ402に沿ったデータ値416によって表わされる、式(7)によって計算された値であり、TXMAXPREはステップ502にて決定されたようなプレ拡張された信号x(n)のピーク振幅に対応する。そして、式(8)のメトリックが、ステップ510にて計算されて、新しい係数がプレディストータ202へ読み込まれるべきか否かを判定する。
式(8)のオーバードライブメトリックが1の値と判断した場合は、たとえば、プレディストータ202およびPA208のカスケードは正しく線形化され、新しい係数(すなわち、新しいLUT値)がプレディストータ202に読み込まれるべきであると予測される。結果として、ステップ512にて、新しい係数が使用のために承認され、ステップ514にて、プレディストータ202内に読み込まれる。
一方、式(8)のオーバードライブメトリックが1の値と判断しないが、その代わりに1より小さいと判断した場合は、プレディストータ202およびPA208のカスケードは、新しい係数を用いてもPA208が完全に線形化されないと予測される。結果として、新しい係数が使用のために承認され得ず、ステップ516にて、代替案が採用され得る。
たとえば、PA208がオーバードライブ状態のために完全に線形化されないと予測された場合には、式(8)のオーバードライブメトリックが0と1との間の値を生成し、この場合は、オーバードライブ状態の重大性は、式(8)によって定められたようなオーバードライブメトリックの値に間接的に比例する。たとえば、より小さい値を示すメトリックは、より大きな値とされたオーバードライブメトリックによって示されるオーバードライブ状態に比べて、より重大なオーバードライブ状態であることを示す。結果として、最小しきい値が選択され、式(8)によって計算されるような、最小許容しきい値より小さい大きさを有する任意のオーバーメトリック値が警告状態を生成し、新しい係数がプレディストータ202内へ読み込まれないようにされ得る。その代わりに、代替的な解法がステップ516にて立案され、それによってPA208の駆動レベルが低減されてオーバードライブ状態が抑制され、それによってスペクトル放射障害が防止される。
当業者には、本明細書において開示された記載および発明の実行の考慮から、本発明の他の局面および実施形態が明らかであろう。以下の特許請求の範囲によって示される本発明の真の範囲および精神によって、明細書および図示された実施形態が単なる例として見なされるべきであることが意図される。
発明の分野
本発明の実施形態は、概して、オーバードライブ検出および予測に関し、より特定的には、たとえば、デジタルプレディストーション(digital predistortion:DPD)ベースの伝送システムにおいて利用されるような動的オーバードライブ検出および予測に関する。
背景
無線通信時代の到来が、複数のワイヤレス通信プロトコルを定義する多くのエアインターフェース基準の進化をもたらした。このようなワイヤレス通信プロトコルは、第三世代パートナーシッププロジェクト(the third generation partnership project:3GPP)によって定められるような基準を支援し、それは、国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)の国際携帯電話通信2000(International Mobile Telecommunications 2000)プロジェクトの範囲内における全世界的に適用可能な第三世代(3G)携帯電話システム仕様を開発することを追求する電気通信協会のグループ間のコラボレーションである。関連する3GPP仕様のサンプリングは、例を挙げると、ロングタームエボリューション(LTE)仕様、マイクロ波利用アクセスに関する世界的な相互運用(worldwide interoperability for microwave access:WiMAX)仕様、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access:WCDMA)仕様、および時間分割同期コード分割多元接続(time-division synchronous code-division multiple access:TD-SCDMA)仕様を含む。
3Gワイヤレス通信システムは、他の特徴の中で、限定された帯域幅チャンネルで音声、データ、およびマルチメディアサービスを送信するために、複素変調フォーマットを採用している。このようなワイヤレス通信システムは、信頼できる信頼性を有する高性能を提供するが、最終送信段に存在するパワーアンプの線形性に依存している。言い換えれば、ワイヤレス通信システムは、過度な歪みおよび指定伝送周波数外への過度の信号電力漏洩のない複素変調フォーマットを示す信号の振幅を増幅するそれらのパワーアンプに依存している。
以下の文献は対応する米国特許出願および/またはPCT出願の審査過程において引用されたものである。以下の文献は、本特許出願の審査の促進のために提示したものであって、本願の先行技術(prior art)とされるものではない。
米国特許出願公開第2002/0064236号明細書 米国特許出願公開第2003/0104792号明細書 米国特許第6882217号明細書
隣接伝送チャンネルへの信号電力漏洩は、隣接チャンネル漏洩(adjacent channel leakage:ACL)としても知られるが、隣接チャンネル内に大きな歪みを生成し、それらのチャンネルに過度のビットエラーを生成する。結果として、パワーアンプのダイナミックレンジを通して適切なACL比(ACLR)を維持することが、ビットエラー比率(BER)を許容限界範囲内維持するために必要とされる重要な要素である。
しかしながら、ACLRは、パワーアンプの入力信号に存在する、不完全な同相/直角位相(in-phase/quadrature-phase:I/Q)変調されたスペクトルによって悪影響を受け得る。ACLRは、パワーアンプ自体によって付加され得る、チャンネル外搬送ノイズおよび/または相互変調歪みによっても悪影響を受け得る。特に、パワーアンプが圧縮点に近づくにつれて、結果として生じる帯域外スペクトル成分の電力レベル、または相互変調(IM)積が、同様に増加する。帯域外スペクトル成分の周波数は、しばしば隣接チャンネルの周波数帯域の範囲内に存在するので、ACLRは悪影響を受け得る。
WCDMAシステムについて、ACLRは、メインチャンネルにおける総合信号電力に対する隣接チャンネルにおける総合信号電力の比率として定義される。したがって、ACLRの増加は、結果として生じるシステム性能の低下を伴う増加したBERを示す通信システムを表わすことになる。残念ながら、WCDMAシステムは比較的高いピーク対平均電力比、または波高因子を示す通信信号を利用している。その結果、圧縮点近傍で動作するパワーアンプは、相対的に線形領域の範囲で動作していたとしても、増幅される信号の高い波高因子によって、結果としてACLRの増加を生じる圧縮点において駆動され得る。
ワイヤレス通信システムのパワーアンプの非線形動作を最小化するために用いられる1つの技術は、予測されるピーク対平均電力比よりも実質的に小さい量に、パワーアンプの駆動レベルを単純に減少することである。しかしながら、そのような信号駆動レベルの低減は、信号駆動レベルの低減がしばしば対応する信号対雑音比(S/N比:SNR)の減少をもたらすので、無線リンク性能に支障をきたすおそれがある。一方で、SNRを増加するために信号駆動レベルを増加することは、パワーアンプのゲイン圧縮を引き起こし、それは、パワーアンプによって生成される相互変調積を増加し、それによって、上述のようにACLRが増加する。
したがって、ワイヤレス通信システムの最終送信段におけるパワーアンプの適切な駆動レベルを選択することが、SNRを最大化しながらACLRを最小化するために重要である。しかしながら、適切な駆動レベルを選択することは、パワーアンプの圧縮点が時間および温度とともに変化するので、困難なタスクである。さらに、伝送波形のピーク対平均電力比が非常に予測困難になり、それはパワーアンプの駆動レベルの適切な選択をさらに複雑にする。
したがって、ワイヤレス通信システムにおいて利用されるパワーアンプの駆動レベルの適切な選択を容易にする動的かつ予測的な技術を開発するための努力が続けられている。
要約
先行技術の制限を克服するため、および本明細書を読みそして理解することで明らかとなる他の制限を克服するために、本発明のさまざまな実施形態が、ワイヤレス通信システムにおいて利用されるパワーアンプの駆動レベルの動的かつ適合的な選択を容易にする方法および装置を開示する。
本発明の1つの実施形態によれば、予測的オーバードライブ保護のための方法は、プレディストーションされた波形のピーク振幅を決定するステップと、プレディストータによってプレディストーションされた波形に追加されるべきプレディストーション量を決定するステップとを備え得る。方法は、決定されたプレディストーション量がプレディストーションされた波形に追加された後に、パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップをさらに備え得る。方法は、パワーアンプによって伝送されるべき最大電力振幅を予測するステップと、伝送されるべき予測された最大電力振幅およびプレディストーションされた波形のピーク振幅に応答して、オーバードライブメトリックを演算するステップとをさらに備え得る。方法は、容認可能なオーバードライブメトリック演算に応答して、プレディストーションされた波形に決定されたプレディストーション量を追加するステップをさらに備え得る。
この実施形態においては、上記追加されるべきプレディストーション量を決定するステップは、デジタルプレディストータによって適用されるべき拡張係数を演算するステップを含み得る。パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップは、演算された拡張係数に基づいて、複数のルックアップテーブル内に含まれる値を演算するステップを含み得る。パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップは、プレディストーションされた波形の決定されたピーク振幅範を用いて、インデキシングによって各ルックアップテーブル内のルックアップテーブルの値を検索するステップと、各検索された値を周波数回転項と乗算するステップと、プレディストータに含まれる多数のメモリ項にわたって各乗算値を加算するステップと、加算値の逆数をとるステップとをさらに含み得る。
さらに、本実施形態においては、パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップは、逆数をプレディストーションされた波形のピーク振幅と乗算するステップをさらに含み得る。パワーアンプによって伝送されるべき最大電力振幅を予測するステップは、パワーアンプによって受信されるべき予測された最大電力振幅を用いて、インデキシングによって、各ルックアップテーブル内のルックアップテーブル値を検索するステップと、各検索された値を周波数回転項と乗算するステップと、プレディストータに含まれる多数のメモリ項にわたって各乗算値を加算するステップと、加算値の逆数をとるステップとをさらに含み得る。パワーアンプによって伝送されるべき最大電力振幅を予測するステップは、逆数をパワーアンプによって受信されるべき予測された最大電力振幅と乗算するステップをさらに含み得る。オーバードライブメトリックを演算するステップは、伝送されるべき予測された最大電力振幅と、プレディストーションされた波形の決定されたピーク振幅との比率をとるステップを含み得る。容認可能なオーバードライブメトリック演算は、どれの結果が最小しきい値を超えているかの演算を含み得る。容認不可能なオーバードライブメトリック演算は、どれの結果が最小しきい値を超えていないかの演算を含み得る。
本発明の他の実施形態によれば、デジタルプレディストータは、歪んでいない信号を受信するとともに、拡張係数を用いて歪んでいない信号を拡張してプレディストーションされた信号を生成するオーバードライブ検出器を備え得る。デジタルプレディストータは、オーバードライブ検出器に結合され、オーバードライブ検出器から受信したプレディストーションされた信号を伝送する増幅器をさらに備え得る。デジタルプレディストータは、伝送信号を検知するとともに、検知された伝送信号をオーバードライブ検出器へ供給する観測ブロックをさらに備え得る。オーバードライブ検出器は、増幅器のオーバードライブ状態のダイナミックな予測を容易にするメトリックを生成し得る。
本実施形態においては、オーバードライブ検出器は、第1のサンプルセットを記憶する第1の捕捉バッファを含み、第1のサンプルセットは、プレディストーションされた信号のサンプルを含み得る。オーバードライブ検出器は、第2のサンプルセットを記憶する第2の捕捉バッファをさらに含み、第2のサンプルセットは、検出された伝送信号のサンプルを含み得る。オーバードライブ検出器は、第1および第2のサンプルセットを受信し、第1および第2のサンプルセットを振幅、遅延および位相に関して整列して第3のサンプルセットを生成するアライメントブロックをさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、第1および第3のサンプルセットを受信し、それに応じて拡張係数を演算する最小二乗推定器をさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、拡張係数を受信し、拡張係数から生成されたルックアップテーブル値を提供する変換ブロックをさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、歪んでいない信号およびルックアップテーブル値を受信し、増幅器のダイナミックに予測されたオーバードライブ状態に応じて、歪んでいない信号の振幅をプログラム可能に拡張するプレディストータをさらに含み得る。
本発明の他の実施形態によれば、オーバードライブ検出器は、第1のサンプルセットを記憶する第1の捕捉バッファを含み、第1のサンプルセットは、プレディストーションされた信号のサンプルを含み得る。オーバードライブ検出器は、第2のサンプルセットを記憶する第2の捕捉バッファをさらに含み、第2のサンプルセットは、検出された伝送信号のサンプルを含み得る。オーバードライブ検出器は、第1および第2のサンプルセットを受信し、第1および第2のサンプルセットを振幅、遅延および位相に関して整列して第3のサンプルセットを生成するアライメントブロックをさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、第1および第3のサンプルセットを受信し、それに応じて拡張係数を演算する最小二乗推定器をさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、拡張係数を受信し、拡張係数から生成されたルックアップテーブル値を提供する変換ブロックをさらに含み得る。オーバードライブ検出器は、歪んでいない信号およびルックアップテーブル値を受信し、増幅器のダイナミックに予測されたオーバードライブ状態に応じて、歪んでいない信号の振幅をプログラム可能に拡張するプレディストータをさらに含み得る。
本実施形態においては、プレディストータは、伝送信号を生成する増幅器の非線形性をモデル化し得る。プレディストータは、ルックアップテーブル値および検出された伝送信号に応答して、増幅器の振幅対振幅(amplitude-to-amplitude)特性を生成し、ここで、振幅対振幅特性は、オーバードライブ状態を動的に予測するために利用され得る。
本発明のさまざまな局面および利点が、以下の詳細な説明を見て、そして図面を参照することによって明らかになるであろう。
さまざまな異なるタイプのプログラマブルロジックブロックを含むFPGA構造を示す図である。 本発明の一実施形態に従う、図1のFPGAにおいて実現され得るデジタルプレディストーション構造のブロック図である。 本発明の一実施形態に従う、図2のデジタルプレディストーション構造のオーバードライブ検出ブロックを示す図である。 本発明の一実施形態に従う、図3のオーバードライブ検出ブロックによって予測されるような、図2のデジタルプレディストーション構造のパワーアンプの振幅対振幅特性曲線を示す図である。 本発明の一実施形態に従うオーバードライブ検出を実現する方法を示す図である。
詳細な説明
概して、本発明の1つまたはより多くの実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいて利用されるパワーアンプの適切な駆動レベルの、予測的かつ適合的な選択に適用される。1つの実施形態においては、デジタルプレディストーション(DPD)は、スペクトルマスク性能を維持しながら、同時に、パワーアンプの駆動レベルを増加することができるようにするために利用される。つまり、言い換えれば、DPDは、過度の歪みおよび指定伝送周波数範囲外への過度の信号電力漏洩を伴わずに、パワーアンプが複素変調フォーマットを示す信号の振幅を増幅できるようにするために利用される。
別の言い方をすれば、本発明の1つまたはより多くの実施形態は、DPDを利用して、ワイヤレス通信システムにおいて用いられるパワーアンプの効率を増加する。したがって、DPDは、動作消費電力の対応する増加を伴わずに、パワーアンプによって、生成される出力電力量を増加することができるようにするために利用され、それによって、パワーアンプの効率を増加する。DPDは、スペクトルマスクコンプライアンスを、指定伝送周波数帯域範囲内に維持しながら、パワーアンプの効率のそのような増加も可能にする。
結果として、本発明の実施形態に従うDPDの利益を伴わずに動作され得るパワーアンプは、非常に高い圧縮点を示すことが必要とされる。したがって、本発明の実施形態に従うDPDは、所与の出力電力仕様のためにより低コストの増幅器の使用を容易にし、設備費用を低減する。本発明の実施形態に従うDPDは、パワーアンプ効率の増加も容易にし、それによって、運転費用を低減する。
本発明の実施形態に従うDPDは、パワーアンプにおける潜在的なオーバードライブ状態を動的に予測するための方法も提供する。方法は、まず、伝送されるべき波形のピーク振幅を決定し、信号がプレディストーションされた後にパワーアンプによって伝送されるべき最大電力を予測する。その後、オーバードライブメトリックが計算され、それは、DPDおよびパワーアンプのカスケードが信号ダイナミクスの範囲内で線形動作をもたらすか否かを示す。そして、オーバードライブメトリックは、最適なパワーアンプ性能を保証するために用いられ、それによって、過度の保守的なパワーアンプ駆動設定を用いる必要性を排除する。
1つの実施形態においては、DPDは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のような、プログラマブルロジックデバイス(PLD)を用いて実現され得る。さらに、パラメータ推定を伴う予測プレディストーション機能が、FPGAに内蔵されるプロセッサを用いて実行され得る。適合プレディストーション機能を実現するために用いられる実行可能コードおよび関連するデータは、FPGAに内蔵されるランダムアクセスメモリブロック(BRAM)内に存在し得る。
図1を参照して、たとえば、本発明の1つまたはより多くの実施形態に従うDPDを実現するための適当なハードウェア/ソフトウェア装置を含む代表的なFPGA構造が示される。FPGA100は、多くの数の異なるプログラマブルタイルを含み、それらは、マルチギガビットトランシーバ(MGT101)、コンフィギュラブルロジックブロック(CLB102)、ランダムアクセスメモリブロック(BRAM103)、入出力ブロック(IOB104)、設定およびクロックロジック(CONFIG/CLOCK105)、デジタル信号処理ブロック(DSP106)、特殊入出力ブロック(I/O107)(たとえば、設定ポートおよびクロックポート)、および、デジタルクロックマネージャ、アナログ−デジタル変換器、システムモニタロジックなどのような他のプログラマブルロジック108を含む。いくつかのFPGAは、専用プロセッサブロック(PROC110)も含み、より詳細に説明されるように、それは、本発明の1つまたはより多くの実施形態のDPDによって必要とされ得るようなソフトウェアベースの機能を実行するために用いられ得る。
いくつかのFPGAにおいては、各プログラマブルタイルは、プログラマブル相互接続要素(INT111)を含み、それは各隣接タイルにおける対応する相互接続要素へおよび相互接続要素からの標準化された接続を有する。したがって、プログラマブル相互接続要素は、ともに、図示されたFPGAについてのプログラマブル相互接続構造を実現する。プログラマブル相互接続要素(INT111)は、図1の上部に含まれる例として示されるように、同じタイル内のプログラマブルロジック要素へおよびプログラマブルロジック要素からの接続も含む。
たとえば、CLB102は、ユーザロジックに加えて単一のプログラマブル相互接続要素(INT111)を実現するようにプログラムされた、コンフィギュラブルロジック要素(CLE112)を含み得る。BRAM103は、1つまたはより多くのプログラマブル相互接続要素に加えて、BRAMロジック要素8BRL113)を含み得る。典型的に、タイル内に含まれる相互接続要素の数は、タイルの高さに依存する。図示された実施形態においては、BRAMタイルは、5つのCLBと同じ高さを有するが、他の数(たとえば、4)も用いることができる。DSPタイル106は、適当な数のプログラマブル相互接続要素に加えて、DSPロジック要素(DSPL114)を含み得る。IOB104は、たとえば、プログラマブル相互接続要素(INT111)の1つのインスタンスに加えて、入出力ロジック要素(IOL115)の2つのインスタンスを含み得る。当業者には明らかであるように、たとえば、I/Oロジック要素115に接続される実際のI/Oパッドは、典型的に、入出力ロジック要素115の領域に限定されない。
図示された実施形態においては、(図1においてハッチングで示される)ダイの中央部に近いコラム状領域は、設定、クロックおよび他の制御ロジックのために用いられる。このコラム状領域から伸延する水平領域109は、GPGAの幅にわたって、クロックおよび設定信号を分配するために用いられる。
図1に示される構造を利用するいくつかのFPGAは、FPGAの大部分を占める通常のコラム状構造を分断する追加のロジックブロックを含む。追加のロジックブロックは、プログラム可能なブロックおよび/または専用ロジックであり得る。たとえば、図1に示されるプロセッサブロックPROC110は、CLBおよびBRAMのいくつかのコラムにわたる。
図1は、例示的なGPGA構造を単に示すことを意図したものであることに注意すべきである。たとえば、コラムにおけるロジックブロックの数、コラムの相対幅、コラムの数および順序、コラムに含まれるロジックブロックの種類、ロジックブロックの相対サイズ、および、図1の上部に含まれる相互接続/ロジック実行例は、単なる例示に過ぎない。たとえば、実際のFPGAにおいては、CLBの1つより多い隣接コラムは、典型的に、CLBが現れるところにはどこでも含まれ、ユーザロジックの効果的な実行を容易にするが、隣接するCLBコラムの数は、FPGAの全体サイズとともに変化する。
図2を参照して、本発明の1つの実施形態に従う、図1のFPGA100内に実現され得るDPD構造のブロック図が示される。動作中、プレディストータブロック202は、パワーアンプ(PA)208の逆モデルを実行することによってPA208における信号でディストーションの生成を先取りするために、伝送されるべきデータx(n)について動作する。要するに、PA208の非線形性は、PA208の振幅対振幅(AM/AM)特性、および/または、振幅/位相(AM/PM)特性をマッチングしようとする信号x(n)の信号振幅の複素他項関数によってモデル化される。
式(1)は、PA208の非線形効果をモデル化するために用いられる複素他項関数を示す。
ここで、係数akqは、パワーアンプ208の出力がプレディストーションされたデータシーケンスx(n)に酷似するように、パラメータ推定器218によって選択される。以下でより詳細に言及されるように、Kは他項式の項の数であり、Qはプレディストータ202において実現されるメモリ項の数である。
PA208の線形効果とPA208を駆動する回路、たとえばデジタル−アナログコンバータ(DAC)204およびアップコンバータ206とを分離するために、パラメータ推定は、整列した(aligned)PA出力y(n)基づいている。アライメント処理はパラメータ推定器218において実行され、それは、z(n)に関してy0(n)の振幅、遅延、および位相の変動をマッチングする。結果として、プレディストータブロック202は、PA208の非線形効果のみをモデル化するように構成される。
信号y0(n)の生成は観測ブロック210によって実行され、それは、たとえばヘテロダインミキシング演算を実行し、それによって、PA208からの出力信号がたとえば方向カプラ220を用いて検出され、PA208の出力からの出力信号222の一部をダウンコンバータ212およびアナログ−デジタルコンバータ(ADC)214に結合する。1つの実施形態においては、観測ブロック210のヘテロダインミキシング演算は、信号222を、たとえば実数成分のみを有するデジタルベースバンド信号へダウンコンバートし、したがって、信号222の全帯域幅が、信号y0(n)によってデジタル的に表されるように、プレディストーションサンプリングレートの2倍で信号222をサンプリングする。このような実施形態においては、信号y0(n)は、さらなる処理が実施される前に、2の係数によって縮小(decimated)されるべきである。代替的な実施形態においては、観測ブロック210は、それに代えて、信号222を、信号222のRF周波数に比べてより低い中間周波数(IF)にダウンコンバートしてもよい。
捕捉バッファ216は、伝送されるべきプレディストーションされた信号z(n)を捕捉するため、および、実際に伝送されたベースバンド信号のデジタル表現であるダウンコンバートされサンプリングされた観測信号y0(n)を捕捉するために用いられる。そして、パラメータ推定器218は、捕捉バッファ216内に含まれるデータについての最小二乗演算を利用することによって、PA208の非線形効果の逆をモデル化するために必要とされる係数を適合的に演算するために用いられる。1つの実施形態においては、その係数の演算は、図1のプロセッサ110を通して達成され得る。代替的な実施形態においては、FPGA100におけるコンフィギュラブルロジックがその代わりに利用されて、その係数を演算してもよい。
以下においてより詳細に言及されるように、パラメータ推定器218は、捕捉バッファ216およびプレディストータ202と結合して、オーバードライブ検出器218を実現し、PA208におけるオーバードライブ状態を適合的に予測および/または検出するためにさらに用いられる。特に、アライメント処理がパラメータ推定器218において実行され、z(n)に関してy0(n)の振幅、遅延、および位相の変動をマッチングする。予測的なソフトメトリックがその後生成され、それは、伝送波形のピークが、いつPA208の飽和領域またはゲイン圧縮領域に入るかを示す。
図3を参照して、図2のオーバードライブ検出ブロック224の構造が示され、それは他の特徴の中で、式(1)によって示される構造を実現する。1つの実施形態においては、最小二乗推定器308において計算される係数が、変換ブロック310において利用されて、ルックアップテーブル(LUT)値を生成し、各LUTは、たとえば式(1)において記述される多項式の一部の256個の複素サンプルを含む。たとえば、LUTと独立したQのトータルが用いられ、それによって、各LUTは、以下のような式(1a)で記述される情報を含む。
そして、プレディストータ202は、式(1a)の複素LUTテーブル値の各々と式(1)で記述されるようなqインデックスによるy(n−q)項との積のQ値にわたる合計をとることによって、z(n)の各値を生成する。
再び式(1)を参照して、たとえば、所与のy(n)およびz(n)の組、係数akqは、最小二乗演算によって見出され得ることを理解することができる。1つの実施形態においては、演算は、離散的特性事象を用いて最小二乗推定器308において実行され、それによって、L個のサンプルのブロックが取得され得るある期間にわたって、PA208の非線形効果に最もよくマッチングする係数akqが見出される。一般的に、L個のサンプルのブロックが取得され得る期間は、スペクトル測定がなされる全体の期間よりも大幅に短くされるべきである。1つの実施形態においては、たとえば、100msの最小スペクトル測定走査時間は、L個のサンプルのブロックが取得され得るたとえば20μsの最大期間を生じ得る。
式(2)において、パラメータuが、以下のように定義され得る。
kq(n)=y(n−q)|y(n−q)|k-1 (2)
ここで、UがL×KQの行列としてさらに定義され、そのL個の行は、すべてのk=0,1,2,…およびq=0,1,2,…について、ukq(n),n=0,1,2,…,L−1であり得る。式(2)を式(1)と組み合わせることによって、式(3)は、以下のような行列形式で記述することができる。
Z=UA (3)
ここで、A=(a101120…aKQ-1)であり、z=(z(0) z(1)…z(L−1))である。式(3)は、Uのエルミート転置行列UHにより各側の左から掛けることによって解くことができ、以下を与える。
VA=W (4)
ここで、V=UHUおよびW=UHZであり、それらはKQ×KQの線形系を定め、その解は、サンプリング長さLにわたるakq係数についての最良の最小二乗推定である。
捕捉バッファ216のTXキャプチャブロック302は、PA208によって伝送されるべき、プレディストーションされたデータシーケンスz(n)のL個のサンプルを記憶するように構成される。一方、RXキャプチャブロック304は、観測ブロック210のADC214からの、実際に伝送されたデータy0(n)の、たとえば2L個の実数サンプルを記憶するように構成される。結果として、アライメントブロック306は、アライメント関数を実行する前に、RXキャプチャブロック304から受信されたサンプルを、たとえば2によってまず減少しなければならず、上述のように、伝送データz(n)を、振幅、遅延および位相に関してデータブロックy0(n)と整列させ、それによって、PA208の非線形効果のみがモデル化され得る。結果として得られる整列されたデータブロックy(n)は、その後、アライメントブロック306によって、最小二乗推定器308へ提供される。
最小二乗推定器308は、式(4)の解についての最良の最小二乗推定として、式(1)において提供されるような、係数akqを計算する。そして、係数akqは、上述のように、各LUTの内容を計算するために用いられる。プレディストータ202は、その後、各インデックスにおいて変換ブロック310によって与えられる複素LUTテーブル値の各々の合計をとることによって、PA208の非線形効果の逆を推定する。
一例として、式(3)のU行列が、たとえば、RXキャプチャ304からのQ=3のメモリ項(y(2),y(1),y(0))を用いて表1に示され、そのエルミート転置行列が、係数akqが生成するために用いられ得る。
動作中、オーバードライブ検出器224は、PA208の最大駆動レベルを選択するように動作し、スペクトルマスク性能を維持しながら効率を最大化する。つまり、言い換えると、オーバードライブ検出器224は、パワーアンプが、過度の歪みおよび指定伝送周波数帯域外への過度の信号電力漏洩を伴わずに、複素変調フォーマットを示す信号の振幅を増幅することを可能にする。
オーバードライブ検出器224は、PA208における駆動レベルがいつ最大しきい値を超え、それによって、容認可能なしきい値を超えて指定伝送周波数帯域外に存在する信号電力漏洩を増加するかを動的に検出するようにも動作する。オーバードライブ検出は予測的でもあり、それによって、オーバードライブ状態が生じる前においてオーバードライブ状態の検出を可能とする。最後に、本発明の1つまたはより多くの実施形態に従うオーバードライブ検出は、「ソフト」メトリックを提供し、それは必要に応じてシステム性能を調整するために用いられ得る。
プレディストータ202は、変換ブロック310によって提供されたLUTデータの適切な処理によって、PA208の振幅対振幅(AM)特性の推定を提供する。AM/AM特性は、式(5)に従ってLUTの内容から直接演算される。
ここで、TXMAG値は、アライメントブロック306によって整列された後に、RXキャプチャブロック304から取得されるy(n)値である。
結果として得られるAM/AM特性は、一定のベースバンド入力に対してPA208によって示され得るように、式(5)を用いて計算されるとともに図4におけるグラフ402としてプロットされ、それによって、PA208の非線形性が検査によって観測され得る。つまり、言い換えると、PA208の入力に印加される信号の振幅が増加するにつれて、一旦PA208の圧縮点に到達すると、PA208の予測された出力振幅が減少する。図4のグラフ404によって例示されるように、各インデックスにおける複素LUTの各々の合計を取ることによって、グラフ402の逆もプレディストータ202により予測され得る。
したがって、グラフ402は、式(5)からプレディストータ202によって予測されるような、PA208の非線形振幅特性を表わしており、一方、グラフ404は、プレディストータ202によって予測されるような、PA208の非線形振幅特性の逆を表わしている。したがって、信号z(n)の大きさをグラフ402の振幅特性と比較することによって、プレディストータは、信号z(n)に関してPA208によって適用されるべき圧縮量を予測し得る。圧縮量が予測されると、プレディストータ202は、予測された圧縮と等しい量だけ信号z(n)をプレ増幅して、PA208によってなされる圧縮を均一化し得る。
たとえば、信号x(n)の振幅が、点線412によって示されるような、たとえば37.5の正規化値を示す場合は、図4から検証できるように、グラフ402によって予測されるようなPA208の非線形振幅特性は、グラフ404によって予測されるような逆特性に実質的に等しい。結果として、グラフ404の逆特性も、点線414によって検証されるように37.5に等しいので、PA208は信号x(n)に関して圧縮を与えない。したがって、PA208が信号x(n)について振幅圧縮を行なうことを予測しないので、プレディストータ202は信号x(n)を増幅しない。
一方、信号x(n)の振幅が、(点線406によって示されるような)たとえば95の正規化値を示す場合は、図4から検証できるように、(点線408によって示されるように)逆特性がたとえば110の正規化値を示すので、PA208は信号x(n)に関して圧縮が行なわれることが予測される。このような例においては、プレディストータ202は、グラフ402および404を利用して、いつ信号x(n)が95の正規化値を示すかを予測し、PA208は、110−95=15に等しい大きさの正規化圧縮を行なう。結果として、それがプレディストータ202によって予想された正規化圧縮の量であるので、プレディストータ202は、正規化値15で信号x(n)の大きさをプレ増幅または拡張する。
プレディストータ202が式(1)に関連して上述したようなメモリ項を実行することに注意すべきである。結果として、プレディストータ202が無限インパルス応答(finite impulse response:FIR)フィルタによって示されるものと同様の特性を示すので、プレディストータ202自体が非線形周波数応答を示す。したがって、プレディストータ202の非線形周波数応答が考慮されて、オーバードライブ検出器224の精度が向上されるはずである。
プレディストータ202の周波数選択性を説明するために、式(5)のLUT項は、式(6)で記述されるような加算に先立って、周波数においてプレ回転(pre-rotated)される。
ここで、e-jφmは、周波数回転項を表わす。周波数回転項によって行なわれる対応する周波数シフトステップサイズは、プレディストータ202のサンプリング周波数と式(6)における変数の整数値mとに依存する。
1つの実施形態においては、式(6)のLUT項についてなされる周波数シフトの数は、中央周波数周辺の周波数インクリメントの整数値、たとえば±10に等しく、それにおいては、LUT値は周波数においてプレ回転され、その後加算される。式(6)によって演算された全周波数回転にわたる最大値が、所与の振幅についてPA208の予測された振幅特性とされるように採用されるとともに、図4に関連して上述されたようにグラフ402にプロットされる。
図5を参照して、本発明の1つの実施形態に従うオーバードライブ検出を実行するための方法が示される。ステップ502においては、信号x(n)のピーク振幅が決定され、それによって、信号x(n)は信号z(n)のプレ拡張されたバージョンを表す。たとえば、信号x(n)のピーク振幅は、図4の値406によって示されるように、たとえば95の正規化値と等しくなるように決定され得る。係数akqが最小二乗推定器308によって生成された後、ステップ504にてLUTの内容が演算されるが、プレディストータ202には読み込まれない。
次に、ステップ506において、適切な周波数プレ回転を用いて、ステップ502で決定された振幅におけるすべてのメモリ項を加算することによって、PAの逆変換が演算される。つまり、言い換えると、拡張された信号z(n)のピーク振幅がステップ506にて予測され、それは、プレディストータ202において新しい係数が可能とされるとPA208の入力に提供される最大信号振幅の推定に対応する。そのような推定は、値408によって示されるように、たとえば110の正規化された値によって例示化される。任意のPA逆数が、式(6)に関連して上述したような適切な周波数プレ回転を用いて、関心の振幅におけるすべてのメモリ項qを加算することによって、0と255との間の正規化された振幅について計算され得る。
図4の外挿されたデータ値408を用いて、PA208によって伝送されるべき(および、観測ブロック210によりRXMAXESTとして対応して観測されるべき)最大電力が、ステップ508にて、式(7)を用いて新しい係数について予測され得る。
ここで、TXMAXESTは、たとえば110の正規化された値である図4の値408から外挿された値であり、式(7)によって計算された値は、グラフ402にプロットされたようなPA208のAM/AM特性に沿った値に対応する。理解できるように、式(7)によって計算された値、たとえばデータ値416は、データ値416はPA208の圧縮点に比較的近接しているので、PA208の飽和領域に近づくPA208の動作領域に対応する。
いつオーバードライブ状態が生じ得るかを適合的に予測するために用いられるメトリックは、式(8)で記述される。
OD=RXMAXEST/TXMAXPRE (8)
ここで、RXMAXESTは、たとえば、グラフ402に沿ったデータ値416によって表わされる、式(7)によって計算された値であり、TXMAXPREはステップ502にて決定されたようなプレ拡張された信号x(n)のピーク振幅に対応する。そして、式(8)のメトリックが、ステップ510にて計算されて、新しい係数がプレディストータ202へ読み込まれるべきか否かを判定する。
式(8)のオーバードライブメトリックが1の値と判断した場合は、たとえば、プレディストータ202およびPA208のカスケードは正しく線形化され、新しい係数(すなわち、新しいLUT値)がプレディストータ202に読み込まれるべきであると予測される。結果として、ステップ512にて、新しい係数が使用のために承認され、ステップ514にて、プレディストータ202内に読み込まれる。
一方、式(8)のオーバードライブメトリックが1の値と判断しないが、その代わりに1より小さいと判断した場合は、プレディストータ202およびPA208のカスケードは、新しい係数を用いてもPA208が完全に線形化されないと予測される。結果として、新しい係数が使用のために承認され得ず、ステップ516にて、代替案が採用され得る。
たとえば、PA208がオーバードライブ状態のために完全に線形化されないと予測された場合には、式(8)のオーバードライブメトリックが0と1との間の値を生成し、この場合は、オーバードライブ状態の重大性は、式(8)によって定められたようなオーバードライブメトリックの値に間接的に比例する。たとえば、より小さい値を示すメトリックは、より大きな値とされたオーバードライブメトリックによって示されるオーバードライブ状態に比べて、より重大なオーバードライブ状態であることを示す。結果として、最小しきい値が選択され、式(8)によって計算されるような、最小許容しきい値より小さい大きさを有する任意のオーバーメトリック値が警告状態を生成し、新しい係数がプレディストータ202内へ読み込まれないようにされ得る。その代わりに、代替的な解法がステップ516にて立案され、それによってPA208の駆動レベルが低減されてオーバードライブ状態が抑制され、それによってスペクトル放射障害が防止される。
当業者には、本明細書において開示された記載および発明の実行の考慮から、本発明の他の局面および実施形態が明らかであろう。以下の特許請求の範囲によって示される本発明の真の範囲および精神によって、明細書および図示された実施形態が単なる例として見なされるべきであることが意図される。

Claims (15)

  1. 予測的オーバードライブ保護のための方法であって、
    プレディストーションされた波形のピーク振幅を決定するステップと、
    プレディストータによって前記プレディストーションされた波形に追加されるべきプレディストーション量を決定するステップと、
    前記決定されたプレディストーション量が前記プレディストーションされた波形に追加された後に、パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップと、
    前記パワーアンプによって伝送されるべき最大電力振幅を予測するステップと、
    伝送されるべき前記予測された最大電力振幅および前記プレディストーションされた波形の前記ピーク振幅に応答して、オーバードライブメトリックを演算するステップと、
    容認可能なオーバードライブメトリック演算に応答して、前記プレディストーションされた波形に前記決定されたプレディストーション量を追加するステップとを備える、方法。
  2. 前記追加されるべきプレディストーション量を決定するステップは、
    デジタルプレディストータによって適用されるべき拡張係数を演算するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップは、
    前記演算された拡張係数に基づいて、複数のルックアップテーブル内に含まれる値を演算するステップを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップは、
    前記プレディストーションされた波形の前記決定されたピーク振幅を用いて、インデキシングによって、各ルックアップテーブル内の前記ルックアップテーブルの値を検索するステップと、
    各検索された値を、周波数回転項と乗算するステップと、
    前記プレディストータに含まれる多数のメモリ項にわたって各乗算値を加算するステップと、
    前記加算値の逆数をとるステップとをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記パワーアンプによって受信されるべき最大電力振幅を予測するステップは、
    前記逆数を前記プレディストーションされた波形の前記決定されたピーク振幅と乗算するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記パワーアンプによって伝送されるべき最大電力振幅を予測するステップは、
    前記パワーアンプによって受信されるべき前記予測された最大電力振幅を用いて、インデキシングによって、各ルックアップテーブル内の前記ルックアップテーブル値を検索するステップと、
    各検索された値を、周波数回転項と乗算するステップと、
    前記プレディストータに含まれる多数のメモリ項にわたって各乗算値を加算するステップと、
    前記加算値の逆数をとるステップとをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  7. 前記パワーアンプによって伝送されるべき最大電力振幅を予測するステップは、
    前記逆数を、前記パワーアンプによって受信されるべき前記予測された最大電力振幅と乗算するステップをさらに含む、請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記オーバードライブメトリックを演算するステップは、
    伝送されるべき前記予測された最大電力振幅と、前記プレディストーションされた波形の前記決定されたピーク振幅との比率をとるステップを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. デジタルプレディストータであって、
    歪んでいない信号を受信するとともに、拡張係数を用いて前記歪んでいない信号を拡張してプレディストーションされた信号を生成するオーバードライブ検出器と、
    前記オーバードライブ検出器に結合され、前記オーバードライブ検出器から受信した前記プレディストーションされた信号を伝送する増幅器と、
    前記伝送信号を検知するとともに、前記検知された伝送信号を前記オーバードライブ検出器へ提供する観測ブロックとを備え、
    前記オーバードライブ検出器は、メトリックを生成して、前記増幅器のオーバードライブ状態のダイナミックな予測を容易にする、デジタルプレディストータ。
  10. 前記オーバードライブ検出器は、第1のサンプルセットを記憶する第1の捕捉バッファを含み、
    前記第1のサンプルセットは、前記プレディストーションされた信号のサンプルを含む、請求項9に記載のデジタルプレディストータ。
  11. 前記オーバードライブ検出器は、第2のサンプルセットを記憶する第2の捕捉バッファをさらに含み、
    前記第2のサンプルセットは、前記検出された伝送信号のサンプルを含む、請求項10に記載のデジタルプレディストータ。
  12. 前記オーバードライブ検出器は、前記第1および第2のサンプルセットを受信するとともに、前記第1および第2のサンプルセットを振幅、遅延および位相に関して整列して第3のサンプルセットを生成するアライメントブロックをさらに含む、請求項11に記載のデジタルプレディストータ。
  13. 前記オーバードライブ検出器は、前記第1および第3のサンプルセットを受信するとともに、それに応じて前記拡張係数を演算する最小二乗推定器をさらに含む、請求項12に記載のデジタルプレディストータ。
  14. 前記オーバードライブ検出器は、前記拡張係数を受信するとともに、前記拡張係数から生成されたルックアップテーブル値を提供する変換ブロックをさらに含む、請求項9〜13のいずれか1項に記載のデジタルプレディストータ。
  15. 前記オーバードライブ検出器は、前記歪んでいない信号および前記ルックアップテーブル値を受信するとともに、前記増幅器の前記ダイナミックに予測されたオーバードライブ状態に応じて、前記歪んでいない信号の振幅をプログラム可能に拡張するプレディストータをさらに含む、請求項14に記載のデジタルプレディストータ。
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