JP2012525093A - 遠隔で再構成可能な電力増幅器システムおよび方法 - Google Patents

遠隔で再構成可能な電力増幅器システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

電力増幅器システムを遠隔で監視し、同システムと通信し、そして同システムを再構成するためのシステムおよび方法に関する。デジタル構成要素または電力増幅器システムの他の通信可能な部分との遠隔通信を可能にするための通信リンクが、現場に配置されたPAシステムに設けられる。通信リンクにより、PAの動作パラメータが、インターネット、イーサネット、無線、WiFi、WiMAX、携帯電話、LAN、WAN、Bluetoothなどの任意の適当な有線または無線接続を通じて監視され、ウェブサーバや他のコンピュータメインフレームなどの遠隔端末に送り返され得る。本発明を実施することにより、cMobileオペレータおよび/または他のサービスプロバイダの無線ネットワークのメンテナンスおよびPAの交換に関する顕著な事業費および資本経費を低減することができる。
【選択図】図4

Description

関連出願の相互参照
[001]本出願は、すべての目的でその全体が参照により本明細書に組み込まれる、2009年4月24日に出願された米国特許仮出願第61/172,642号明細書の利益を主張するものである。
[002]本発明は、複素変調技術を用いる無線通信システムに関する。より詳細には、本発明は、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)や特定用途向け集積回路(ACIC)などのマイクロプロセッサまたは他の同様のデジタル構成要素を収容する単一およびマルチキャリア電力増幅器システムに関する。
[003]広帯域符号分割アクセス(WCDMA)や直交周波数分割多重(OFDM)などの複素変調技術を用いる広帯域移動体通信システムは、大きなピーク対平均電力比(PAPR)を有し、基地局の電力増幅器(PA)の高線形性を必要とする。従来のフィードフォワード線形電力増幅器(FFLPA)は、電力効率が不十分であるにもかかわらず、その優れた線形性能のために広く利用されている。この不十分な効率を克服するために、デジタル信号プロセッサの近年の進歩のおかげで、デジタル・ベースバンド・プリディストーション(PD)が実証されている。さらに、ドハティ電力増幅器(DPA)もまた、電力効率を最大限にするために、これらの線形化システムに適用されている。温度などの環境変化に起因する増幅器の線形性能の変化、ならびにメモリ効果から生じる増幅器の出力信号の非対称ひずみが補償される必要もある。
[004]従来の高出力増幅器(HPA)、FFLPA、およびDPAは、数カ月から数年の平均故障間隔(MTBF)で頻繁に故障することが知られている。低出力での効率は、エネルギーの大部分が熱の形で放散されることを意味する。大抵の電子構成要素は熱損傷を受けやすいことが知られているので、従来のPAシステムによって生成されるこうした顕著な熱ヒートが通常PA故障の主要因の1つであるとされる。
[005]故障したPAは通常、関連する基地局、リピータ、または他の伝送システムの機能を停止させることになる。典型的な携帯電話事業者またはサービスプロバイダの収益は携帯電話事業者またはサービスプロバイダの音声および/またはデータ量に依存するので、故障したPAは、損失収益および問題のある無線ネットワークの信頼性の点で、そのPAの携帯電話事業者に対する費用がかさむ可能性がある。現在、従来のPAシステムは、システムの故障を信号で知らせる光、音声指示器、ディスプレイなどの局所アラーム機能を有する。携帯電話事業者は、携帯電話事業者の無線ネットワーク内で故障が発見されてから技術者を派遣して故障したPAを交換することにより、かかる故障に対処しなければならないことが多い。場合によっては、携帯電話事業者は、基地局またはネットワークの休止時間の「数秒」で無線ネットワーク技術者の経歴実績を判断することになる。そのような場合、ネットワーク技術者は通常、故障したPAシステムが発見されたらすぐにそのPAシステムを交換するために、現金払い賞与金で奨励される。他の場合、一部の携帯電話事業者は、たとえPAシステムが完璧に機能していたとしても、予想される製品寿命よりもかなり前にすべてのPAシステムを交換するというプリエンプティブポリシーを実行する。このポリシーは、もちろん無駄が多くかつ非効率となりうる。
[006]PAの故障は別として、移動体通信の急速な進歩は、変調スキームの進化、通信機器ファームウェアの更新、無線周波数フロントエンドシステムの増強などの移動体通信システムの急速な変化をも引き起こしている。従来のデジタルベースバンドPDシステムは通常、PAPR、エラーベクトル振幅(error vector magnitude)(EVM)、隣接チャネル電力比(ACPR)、動作無線周波数、帯域幅などの仕様の特定の組で、CDMA、CDMA2000 EVDO、UMB、OFDM、WCDMA、TDS−CDMA、GSM、EDGEなどの特定の無線変調スキームに適合させられる。通常、仕様の更新または変更があれば、デジタルベースバンドPDシステムの更新を、場合によってはPAシステム全体の大規模な交換を必要とする。そのような更新および変更を行うことのコスト高および労働集約性は、資本設備アップグレードのコストを大幅に押し上げてきており、一般大衆の間のエンドユーザのための携帯電話事業者の無線ネットワークに最先端の無線技術を展開したいという携帯電話事業者の要望を減じている。
[007]したがって、電力増幅器の性能を遠隔で監視するとともに、電力増幅器が故障するであろうときに先行指示または予測を行う必要性が依然として存在する。無線ネットワークに既に展開されている電力増幅器がアップグレードされるかまたはソフトウェアの更新、特に遠隔で管理されるソフトウェアの更新によって増強されるのを可能にする必要性も依然として存在する。こうした特徴は、無線ネットワークのメンテナンスおよびPA交換に関する携帯電話事業者の顕著な事業費および資本経費を節約するはずである。そのような手はずが存在すれば、携帯電話事業者は、携帯電話事業者の既存の資本投資を維持しながら、一般的なエンドユーザのために最新の無線技術を展開することもできるはずである。
[008]したがって、本発明は上記の問題に鑑みてなされており、本発明の目的は、遠隔で電力増幅器と通信するとともに電力増幅器システムを監視しアップグレードするための効率的かつ効果的な方法を提供することである。上記目的を達成するために、本発明によれば、インターネット、イーサネット、無線、WiFi、WiMAX、携帯電話、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、Bluetooth(ブルートゥース)などの遠隔接続性(まとめて「リモートメディア(Remote Media)」)が、電力増幅器システムに追加される。
[009]本発明は、本明細書に添付されかつ本明細書に組み込まれる、付属書Aに開示されているようなデジタル信号処理やデジタルPDなどのソフトウェア無線(software−defined radio:SDR)能力を有する任意の電力増幅器システムに適用することができる。一実施形態では、通信リンクが、PAシステムのマイクロプロセッサ(または他のデジタル構成要素)と遠隔コンピュータ端末または指令センターとの間にリモートメディアによって確立される。この実施形態によれば、PAシステム内のマイクロプロセッサ(またはデジタルセンサなどの他のデジタル構成要素)は、PAシステムが機能する動作条件、例えば、温度、利得、電流、電圧、時間、時間遅延、同相および/または直交ベースバンド信号(I信号およびQ信号)、PA振幅−振幅(AM−AM)曲線および/または振幅−位相(AM−PM)曲線の係数、PDルックアップテーブルおよび/またはアルゴリズムの係数、周波数、帯域幅、トランジスタ接合部温度、非線形性、および他の明確な物理的特性を測定するよう構成される。一実施形態では、マイクロプロセッサによって測定された値は、リアルタイムまたは非リアルタイムで記録され、処理されかつ/または伝送され、そしてマイクロプロセッサのオンボードメモリまたは外部メモリに保存することができる。TCP/IPなどの任意の適当なネットワークプロトコル、および標準マイクロプロセッサのインタフェース機能が、マイクロプロセッサ(または他のデジタル構成要素)および遠隔システムの間で情報を送信したり受信したりするために実行される。次いで、PAのマイクロプロセッサは、監視されたデータをウェブサーバやコンピューティングメインフレームなどの遠隔ホストに伝えて、PAシステム内のマイクロプロセッサから収集されたデータを合成、要約、監視、表示、評価、計算、コンピュータ処理、更新、比較、送信、ダイレクト、リダイレクト、ダウンロード、アップロードなどを行う。
[0010]より具体的には、不合格になるPAシステムは異常な電流特性を示すことが知られている。Power PC(パワーピーシー)やMicoblaze(マイクロプレイズ)などのプロセッサを組み込んだフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向け集積回路(ASIC)が、リモートメディアへのまたはリモートメディアからのデータの流れを制御する。標準ネットワークプロトコルに関しては、Ethernet MAC(イーサネットMAC)が、TCP/IPネットワークを用いてパケットを送受信するために使用することができる。電力増幅器に対する遠隔通信を確立するとともに、エンドユーザまたは自動管理プログラムがPAの状態を監視できるようにするために、ウェブサーバなどのコンピュータ・ネットワーク・サーバ、すなわちホストが使用されうる。PAシステムのソフトウェアを遠隔アップグレードする場合、遠隔サーバは、リモートメディアを介してソフトウェアパッチまたは全く新しいオペレーティングシステムもしくはカーネルをマイクロプロセッサへアップロードし、PAシステムの遠隔リスタートまたはリブートを実行し、それによってシステムを遠隔でアップグレードすることができる。
[0011]本発明のさらなる目的および利点は、添付図面に関連してなされる以下の詳細な説明からより十分に理解することができる。
基地局およびリピータアプリケーション向けの遠隔で監視可能かつ再構成可能な電力増幅器システムのブロック図である。 本発明の電力増幅器と通信する方法のフローチャートである。 本発明の別の実施形態による、基地局およびリピータアプリケーション向けの遠隔で再構成可能なデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムを示すブロック図である。 遠隔で再構成可能なデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムの別の実施形態を示すブロック図である。
[0016]本発明は、PAシステム内のマイクロプロセッサによるデジタル動作能力を有する電力増幅器システムに標準ネットワークプロトコルおよびインタフェース手順を適用する。特に、本発明は、PAの性能の向上に対応するために、システムオペレータにシステムオペレータのネットワーク内のPAsを遠隔で再構成する能力を提供する。遠隔接続により、携帯電話事業者および/またはサービスプロバイダからの要望通りにアップグレード、調整、および/または変更を行うことが可能になる。遠隔接続により、電力増幅器の性能を遠隔監視することも可能になる。本発明によって提供される方法は、以後、遠隔で再構成可能な電力増幅器(RRPA)システムと称される。
[0017]次に、本発明によるRRPAシステムの好ましい実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
[0018]図1を参照すると、本発明のよるRRPAシステムの一実施形態がブロック図の形でこの図に示されている。基地局アプリケーション向けのRRPAシステムは、入力でマルチキャリアデジタル信号300を受け取り、出力でRF信号350を生成する。一実施形態では、RRPAシステムは、FPGAベースのデジタルサブシステム310、アップコンバータサブシステム320、および電力増幅器サブシステム330を備える。サブシステム310はFPGAベースである必要はなく、その用語は本明細書において単に明瞭かつ簡単にするために用いられることが当業者によって理解される。
[0019]一実施形態では、FPGAベースのデジタルサブシステム310は、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、デジタル・アナログ・コンバータ(DAC)、アナログ・デジタル・コンバータ(ADC)、および位相ロックループ(PLL)を備える。FPGAサブシステム310では、波高率低減(CFR)、デジタルフィルタリングおよびプリディストーション(PD)が実行され、FPGAサブシステム310はSDR能力がある。FPGAサブシステム内への入力/出力340は、ウェブサーバまたは他のネットワークサーバとすることができる遠隔ホスト(図示せず)、および他の適切なホスティングシステムとの双方向通信を可能にする。フィードバックサブシステム350は、FPGAサブシステム310に、温度、利得、電流、電圧、時間、時間遅延、同相および/または直交ベースバンド信号(I信号およびQ信号)、PA振幅−振幅(AM−AM)曲線および/または振幅−位相(AM−PM)曲線の係数、PDルックアップテーブルおよび/またはアルゴリズムの係数、周波数、帯域幅、トランジスタ接合部温度、非線形性、および他の明確な物理的特性などのPAの動作特性に関するデータを与える。
[0020]図2は、ホストと本発明による電力増幅器との間の通信を管理する方法をフローチャートの形で示す。ステップ600で、ホスト/ウェブサーバがPAと通信できるようにするために、ローカルGUIがホストで起動される。次いで、ステップ605で、PAソフトウェアが更新される必要があるかどうかを判定するために、チェックが行われる。そうでない場合、プロセスはステップ610に進み、PAの性能が修正される必要があるかどうかを判定するために、チェックが行われる。ステップ605または610のどちらかで答えがイエスの場合、プロセスはステップ615に進み、適切なソフトウェアがサーバから通信リンク340を経由してPAにアップロードされる。
[0021]ステップ605とステップ610の両方で答えがノーの場合、プロセスはステップ620へジャンプし、サーバがPAの性能を監視する。特に625に示されているように、サーバは、リンク340を介してPA性能のデータを収集する。このPAの性能のデータは、特定の実行に応じて、PAのACPR、温度、利得、電流、電圧、時間、時間遅延、同相および/または直交ベースバンド信号(I信号およびQ信号)、PA振幅−振幅(AM−AM)曲線および/または振幅−位相(AM−PM)曲線の係数、PDルックアップテーブルおよび/またはアルゴリズムの係数、周波数、帯域幅、トランジスタ接合部温度、非線形性、および他の明確な物理的特性を含むことができる。次いで、ステップ630で、PAが適切に動作しているかどうかを判定するためにチェックが行われる。PAが適切に動作している場合、プロセスはステップ620にループバックし、監視が継続する。答えがノーの場合、ステップ635で、重い故障が発生しているかどうかを判定するためにチェックが行われる。そうでない場合、プロセスはステップ610にループバックして、PAから受け取られたデータに従ってPAの性能を修正するのを判定する。重い故障が発生している場合、ステップ640で、修理/交換を行うよう警報信号が送られる。別法としてまたは警報信号640に加えて、PAの故障モードに応じて、電力増幅器は、ステップ645に示されているように、少なくとも修理または交換を行うことができるようになるまで限定された機能を与えるように遠隔で再構成することができる。当業者は、ステップ640および645は、順番に行われても実質的に同時に行われてもよく、どちらも必ずしも他方に依存しないことを理解する。
[0022]次に図3および図4を参照すると、遠隔で再構成可能なデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムの2つの代替実施形態がブロック図の形で示されている。このような電力増幅器システムは、本発明の一実施形態による基地局およびリピータアプリケーション向けの使用に特に適している。それぞれの場合、FPGAベースのサブシステム、PAサブシステム、およびフィードバックサブシステムが、それぞれ103/203、104/204、および105/205として示されている。図3では、マルチチャネル入力が示されており、遠隔接続140が遠隔サーバ(図示せず)にI/Oリンクを与える。図4では、RF入力201がダウンコンバータ206に入力を与え、この場合にも遠隔サーバに対する双方向リンクが遠隔接続240に設けられる。どちらの場合も、フィードバックサブシステムが、FPGAベースのサブシステムにPAの性能を特徴づける適切なデータを与えるように構成されのを理解することができる。
[0023]その結果、本発明の遠隔で再構成可能なDHMPAシステムはインターネットを含む任意の適当なリンクを介して遠隔ホストと通信し、それによって、実施形態に応じて、性能監視、故障検出の早期警報、ソフトウェアのアップグレード、サービスプロバイダの仕様への再構成可能性(すなわち、キャリアの数、キャリアの変調、キャリアの周波数、波高率低減、エラーベクトル振幅、ACPRなど)などの能力を与えることを理解することができる。
[0024]本発明について好ましい実施形態を参照しながら説明してきたが、本発明は、その実施形態の詳細な説明に限定されないことが理解される。様々な代替実施形態および変形実施形態が上述の説明で提案されており、他の実施形態が当業者には思いつく。したがって、すべてのそのような代替実施形態および変形形態は、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲内に包含されることを意図している。
[0025]本明細書には、次頁から始まる付属書Aが添付されている。本件の特許請求の範囲は付属書Aの図面に従う。本件の図1〜図4は、本件の特許請求の範囲に従う。
[付属書A]
[発明の名称]デジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システム
[明細書]
[関連出願]
[001]本出願は、2008年1月28日に出願されたPower Amplifier Time−Delay Invariant Predistortion Methods and Apparatusという名称の米国特許出願第12/021,241号明細書の一部継続出願であり、米国特許出願第12/021,241号明細書は、2007年4月30日に出願されたHigh Efficiency Linearization Power Amplifier For Wireless Communicationという名称の米国特許出願第11/799,239号明細書の一部継続出願であり、米国特許出願第11/799,239号明細書は、2005年10月27日に出願されたSystem and Method for Digital Memorized Predistortion for Wireless Communicationという名称の米国特許出願第11/262,079号明細書の一部継続出願であり、米国特許出願第11/262,079号明細書は、System and Method for Digital Memorized Predistortion for Wireless Communicationという名称の米国特許出願第10/137,556号明細書、現在は米国特許第6,985,704号明細書の継続出願であり、上記のすべてが参照により本明細書に組み込まれる。本出願は、2007年12月20日に出願されたA Method for Baseband Predistortion Linearization in Multi‐Channel Wideband Communication Systemsという名称の米国特許出願第11/961,969号明細書の利益を主張するものである。本出願は、2007年4月23日に出願された、発明者がDali Yangを除いて本件と同じである米国特許仮出願第60/925,603号明細書の利益を主張するものであり、また、2008年3月31日に出願されたAn Efficient Peak Cancellation Method For Reducing The Peak−To−Average Power Ratio In Wideband Communication Systemsという名称の米国特許仮出願第61/041,164号明細書の利益を主張するものでもあり、また、2007年12月8日に出願されたBaseband Derived RF Digital Predistortionという名称の米国特許仮出願第61/012,416号明細書の利益を主張するものでもあり、また、2007年4月23日に出願されたN−Way Doherty Distributed Power Amplifierという名称の米国特許仮出願第60/925,577号明細書の利益を主張するものでもある。さらに、本出願は、2007年12月20日に出願されたPower Amplifier Predestortion Methods and Apparatusという名称の米国特許出願第11/962,025号明細書、2007年8月30日に出願されたAnalog Power Amplifier Predistortion Methods and Apparatursという名称の米国特許仮出願第60/969,127号明細書、ならびにPower Amplifier Predistortion Methods and Apparatus Using Envelope and Phase Detectorという名称の米国特許仮出願第60/969,131号明細書の利益を主張するものである。上述はすべて、参照により本明細書に組み込まれる。
[発明の分野]
[002]本発明は、複素変調技術を用いる無線通信システムに関する。より詳細には、本発明は、無線通信のための電力増幅器システムに関する。
[発明の背景]
[003]広帯域符号分割アクセス(WCDMA)や直交周波数分割多重(OFDM)などの複素変調技術を用いる広帯域移動体通信システムは、大きなピーク対平均電力比(PAPR)の仕様を有し、したがって、このシステムのRF伝送のための高度に線形の電力増幅器を必要とする。従来のフィードフォワード線形電力増幅器(FFLPA)は、電力効率が不十分であるにもかかわらず、その優れた線形性能のために広く利用されている。
[004]従来のFFLPAは主に、PAに対する非線形補正を実現するために、誤差減算、および専用ハードウェア回路との電力整合の原理に基づいている。これらのアプローチは、伝送電力バランス、時間遅延、および主PAによって生成された誤差を正確に整合させるために、補助PAおよび複雑なハードウェア回路を使用しなければならない。完全な整合が得られた後で、主PAからの非線形ひずみ誤差は、補助PAからの非線形ひずみ誤差によってキャンセルされうる。とりわけ多くの変数およびパラメータを必要とする非線形プリディストーション回路の複雑さのために、FFLPAは顕著な微調整努力および他の較正努力を必要とする。さらに、このような従来のFFLPAスキームはまた、主PAの信号と補助PAの信号との完全な整合が不可欠であるので、温度変化や湿度変化などの変動する環境条件に対して脆弱でもある。その結果、従来のプリディストーションスキームは実施にコストがかかり、商業的な無線システム環境におけるプリディストーションスキームの精度および安定性が限定される。
[005]FFLPAの不十分な効率を克服するために、デジタル信号処理(DSP)技術の近年の進歩のおかげで、デジタル・ベースバンド・プリディストーション(PD)が実証されている。さらに、ドハティ電力増幅器(DPA)もまた、電力効率を改善するために、これらの線形化システムに適用されている。しかしながら、より安価なアーキテクチャを用いて、線形性がより良い、効率がより高いなどの電力増幅器のより高い性能に対する需要が依然としてある。
[006]従来のDSPベースのPDスキームは、PAの非線形性をコンピュータ処理し、計算し、そして補正するために、デジタルマイクロプロセッサを利用する。すなわち、デジタルマイクロプロセッサは、PAシステム内での信号の迅速な追跡および調整を行う。しかしながら、従来のDSPベースのPDスキームは、温度などの環境変化に起因する増幅器の線形性能の変化、およびメモリ効果から生じるPAの出力信号の非対称ひずみに見舞われる。これらの変化およびひずみはすべて補償されなければならない。従来のPDアルゴリズムは、広帯域フィードバック信号に基づいているので、処理のための必要な情報を可能な限り取り込むために、電力集約的で高価な高速アナログ・デジタル・コンバータ(ADC)を必要とする。さらに、基準信号とひずみ信号との間の誤差信号を取り込むために時刻同期も不可避である。この時刻整合プロセスは、従来のPDスキームの線形化性能にさらに影響を及ぼしうる小さい同期誤差を引き起こす可能性がある。
[007]さらに、従来のPDスキームは、ベースバンドにおける符号化された同相(I)および直交(Q)チャネル信号を所要の理想信号または基準信号として必要とする。その結果、従来のPDスキームは、標準または変調専用であることが多く、各ベースバンドシステムに厳密に適合させられなければならない。したがって、従来のPDスキームを基地局内に展開するために、PDエンジンが基地局のベースバンドアーキテクチャに組み込まれなければならない。この組込みは、既存の基地局または基地局設計のベースバンドアーキテクチャを変更することが不便または不可能であることが多いので、実用的な実装上の課題である。PDスキームが特定の基地局設計に対してセットアップされると、再構成可能でないことが多く、したがって標準または変調の将来の変更に対してアップグレードすることができない。さらに、従来のPDアプローチはベースバンドI−Q信号源を動作させる必要があるので、リピータや屋内信号カバレッジサブシステムなどのベースバンドI−Q信号源を保有しない一部のRFシステムには適用することができない。
[発明の概要]
[008]したがって、本発明は上記問題に鑑みなされており、本発明の目的は、広帯域通信システムアプリケーション向けの高線形性および高効率を有する電力増幅器システムの高性能で費用対効果の高い方法を提供することである。本開示により、電力増幅器システムがフィールド再構成可能になるとともに、マルチ変調スキーム(変調アグノスティック)、マルチキャリアおよびマルチチャネルをサポートすることが可能になる。
[009]上記目的を達成するために、本発明による技術は一般に、電力増幅器をRFドメインで線形化するアダプティブ・デジタル・プリディストーション法に基づいている。本発明の様々な実施形態が開示される。一実施形態では、波高率低減、PD、電力効率アップ技術、ならびにスペクトル監視を用いた簡易アルゴリズムを組み合わせたものがPAシステム内で利用される。別の実施形態では、性能を向上させるためにアナログ直交変調器補償構造も利用される。
[0010]本発明のいくつかの実施形態は、電力増幅器特性の変動を監視するとともに、自己適応アルゴリズムを用いて自動調整することができる。ここに開示されるかかる自己適応アルゴリズムの1つは、多方向探索(MDS)アルゴリズムと呼ばれ、デジタル領域で実行されるものである。
[0011]本発明のアプリケーションは、すべての無線基地局、アクセスポイント、移動体機器および無線端末、携帯用無線装置、ならびにマイクロ波通信や衛星通信などの他の無線通信システムでの使用に適している。
[0012]付属書Iは、頭文語を含む、本明細書で使用される用語の用語集である。
[図面]
[0013]本発明のさらなる目的および利点は、添付図面に関連してなされる以下の詳細な説明からより十分に理解することができる。
[0014]図1は、デジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムの基本形を示すブロック図である。
[0015]図2は、本発明の一実施形態による簡単なデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムを示すブロック図である。
[0016]図3は、本発明のデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムにおける多項式ベースのプリディストーションを示すブロック図である。
[0017]図4は、本発明のデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムにおける自己適応プリディストーションに適用される多方向探索アルゴリズムのフローチャートである。
[0018]図5は、本発明の別の実施形態による、オプションまたは代替のマルチチャネルデジタル入力、DQMおよびUPCベースのクリッピング回復経路が実装されたデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムを示すブロック図である。
[0019]図6は、本発明の別の実施形態による、DQMが実装されたデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムを示すブロック図である。
[0020]図7は、本発明の別の実施形態による、AQMが実装されたデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムを示すブロック図である。
[0021]図8は、本発明の別の実施形態による、DUCおよびUPCベースのクリッピング誤差回復経路が実装されたデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムを示すブロック図である。
[0022]図9は、本発明の別の実施形態による、AQMおよびAQMベースのクリッピング誤差回復経路が実装されたデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムを示すブロック図である。
[0023]図10は、アナログ直交変調器補償構造を示すブロック図である。
[発明の詳細な説明]
[0024]本発明は、アダプティブ・デジタル・プリディストーション・アルゴリズムを利用する新規なRFイン/RFアウトPAシステムである。本発明は、デジタルモジュールおよびアナログモジュールのハイブリッドシステムである。ハイブリッドシステムのデジタルモジュールとアナログモジュールとの相互作用は、広帯域幅を維持するかまたは増大させながら、スペクトル再生を線形にするとともにPAの電力効率を向上させる。したがって、本発明は、広帯域複素変調キャリアのより高い効率およびより高い線形性を達成する。
[0025]図1は、少なくともいくつかの実施形態のための、デジタルモジュールおよびアナログモジュールとフィードバック経路とを備えるものと考えられうる基本的なシステムアーキテクチャを示す高レベルブロック図である。デジタルモジュールは、PDアルゴリズム、他の補助DSPアルゴリズム、および関連デジタル回路を備えるデジタル・プリディストーション・コントローラ14である。アナログモジュールは、主電力増幅器12、DPAなどの他の補助アナログ回路、およびシステム全体の関連周辺アナログ回路である。本発明は「ブラックボックス」のプラグ・アンド・プレイ型システムである。なぜなら、このプラグ・アンド・プレイ型システムは、RF変調信号10を入力として受け入れ、実質的に同じではあるが増幅されたRF信号13を出力として与え、したがってRFイン/RFアウトであるからである。フィードバック経路は本質的に、プリディストーションコントローラ14に出力信号の表現を与える。本発明は以下では、デジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器(DHMPA)システムと称することもある。
[0026]図2は、本発明の一実施形態による簡単なデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムを示すブロック図である。図2の実施形態は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第11/799,239号明細書に開示されているアーキテクチャに非常によく似ているが、以下を除く。すなわち、(i)RF変調信号10、VRFがダウンコンバータ20だけを通過すること、(ii)デジタル乗算器31がアナログ乗算器の代わりに使用されること、および(iii)プリディストーション信号VがIF帯域にアップコンバートされ、次いでDAC30によってアナログIF信号に変換され、最終的に混合器311によってVinRF信号に変調され、その後無線伝送のためにPA12に入力として与えられること、を除く。
[0027]図5〜図9は、DHMPAシステムのより高性能の実施形態を示すブロック図である。ここで、同じ要素は同じ番号で示されている。図5〜図9の5つの実施形態は、1つのデジタルプロセッサにおいて適応アルゴリズムを有するPDの前に波高率低減(CFR)を適用して、PAPR、EVMおよびACPRを低減し、PAの温度変化に起因するメモリ効果および線形性の変化を補償するようにする。デジタルプロセッサは、ほとんど任意の形をとることができ、便宜上、FPGA実装が一例として示されているが、汎用プロセッサもまた多くの実施形態で受け入れることができる。実施形態のデジタルモジュールにおいて実行されるCFRは、参照により本明細書に組み込まれる、2008年3月31日に出願されたAn Efficient Peak Cancellation Method For Reducing The Peak−To−Average Power Ratio In Wideband Communication Systemsという名称の米国特許出願第61/041,164号明細書に示されているスケールド反復パルスキャンセレーション(scaled iterative pulse cancellation)に基づいている。CFRは性能を向上させるために含まれており、したがってオプションである。CFRは、全体的な機能に影響を及ぼすことなく実施形態から除去することができる。
[0028]図5は、本発明の一実施形態によるDHMPAシステムを示すブロック図である(「図5のシステム」)。図5のシステムは、入力にデュアルモードのRF500および/またはマルチキャリアデジタル信号505を、出力510にRF信号を有する。デュアルモードの信号入力は、自由度を最大限にすることができる。すなわち、RFイン(「RFインモード」)またはベースバンドデジタルイン(「ベースバンドインモード」)である。図5のシステムは3つの主要部分を備える。すなわち、再構成可能なデジタル(以下「FPGAベースのデジタル」と称する)モジュール515、電力増幅器モジュール520、およびフィードバック経路525を備える。
[0029]FPGAベースのデジタル部分は、デジタルプロセッサ530(例えばFPGA)、デジタル・アナログ・コンバータ535(DAC)、アナログ・デジタル・コンバータ540(ADC)、および位相ロックループ(PLL)545を備える。図5のシステムはデュアル入力モードを有するので、デジタルプロセッサは2つの信号処理経路を有する。RF信号入力経路については、デジタルプロセッサは、デジタル直交復調器(DQDM)、CFR、PD、およびデジタル直交変調器(DQM)を実装している。ベースバンドデジタル入力経路については、デジタル・アップ・コンバータ(DUC)、CFR、PD、およびDQMが実装される。
[0030]図5のシステムのRFインモードは、FPGAベースのデジタル部分の前にダウンコンバータ(DNC)550を、FPGAの前にADC540を実装している。アナログ・ダウン・コンバートされた信号が、FPGAベースのデジタルモジュールに与えられ、ADC540によってデジタル信号に変換される。デジタル変換された信号は、実信号と虚信号の両方を生成するようにDQDMによって復調される、次いで信号のPAPRがCFRによって低減される。ピークが低減された信号は、増幅器を線形化するようにプリディストーションを与えられ、DQMを通過して実信号を生成し、次いで、FPGAベースのデジタル部分のDACによって中間周波数(IF)アナログ信号に変換される。しかしながら、すべての実施形態においてDQDMおよびDQMをFPGAに実装する必要はない。図7および図9に示されているように、変調器および復調器が使用されない場合、FPGAの前の2つのADC700および705、ならびにAQMモジュール720にフィードするFPGAの後の2つのDAC710および715が、それぞれ実信号および虚信号を生成するために使用されうる(「AQM実装」)。図9の実施形態は、図5に示されているものと同様にRFアウト信号にフィードする第2のAQMロジック910とともにDAC900および905で示されているクリッピング誤差回復経路の追加によって図7の実施形態とは異なる。
[0031]図5のベースバンドインモードの動作はRFインモードとはわずかに異なる。マルチチャネルからのI−Q信号としてのデジタル・データ・ストリームは、FPGAベースのデジタルモジュールに到達し、DUCによってデジタルIF信号にデジタル方式でアップコンバートされる。ここからは、ベースバンドインモードおよびRFインモードは同様に進行する。次いで、これらのIF信号はCFRブロックに通され、それによって信号のPAPRを低減する。このPAPR抑制信号は、電力増幅器の非線形ひずみを事前に補償するために、デジタル方式でプリディストーションを与えられる。
[0032]どちらの入力モードでも、能動装置の自己発熱、バイアスネットワーク、および周波数依存性に起因するメモリ効果は、PDの適応アルゴリズムによっても補償される。PDの係数は、極めて高速のADCを必要とする広帯域フィードバックを用いる従来技術のプリディストーション技術ではなく、フィードバック部分の簡単な電力検出器を使用して狭帯域フィードバックによって適応させられる。プリディストーションを与えられた信号は、実信号を生成するためにDQMに通され、次いで、図示のDAC535によってIFアナログ信号に変換される。上記に開示されたように、DQMは、すべての実施形態でFPGAにまたは全く実装される必要がない。DQMがFPGAに使用されない場合、AQM実装には、実信号および虚信号を生成するために、それぞれ2つのDACを実装することができる。電力増幅器のゲートバイアス電圧550は、電力増幅器内の温度変化に起因する線形性の変動を安定化させるために、適応アルゴリズムによって決定され、次いでDAC535によって調整される。PLLは、最初にチャネル位置を見つけ、次いで隣接チャネル電力レベルまたは隣接チャネル電力比(ACPR)を検出するために、フィードバック部分に対して局部発振信号を掃引する。
[0033]電力増幅器部分は、FPGAベースのデジタルモジュールからの(図5、図6および図8に示されている実施形態に示されているような)実信号用のUPC、または(図7および図9に示されている実施形態に示されているような)実信号および複素信号用のAQMと、多段駆動増幅器を有する高出力増幅器と、温度センサとを備える。プリディストーションを与えられたベースバンド信号は、UPC555によってアップコンバートされ、次いでPA560によって増幅される。DHMPAシステムの効率性能を向上させるために、実施形態に応じて、ドハティ、エンベロープ除去および回復(EER)、エンベロープトラッキング(ET)、エンベロープフォローイング(EF)、非線形成分を用いた線形増幅(LINC)などの効率アップ技術が使用されうる。これらの電力効率技術は、混合されかつ整合されうるとともに、基本的なDHMPAシステムに対するオプション機能である。かかるドハティ電力増幅器技術の1つが、参照により本明細書に組み込まれる、本発明の譲受人に譲渡された2007年4月23日に出願されたN−Way Doherty Distributed Power Amplifierという名称の米国特許仮出願第60/925,577号明細書に示されている。増幅器の線形性能を安定化させるために、増幅器の温度が温度センサによって監視され、次いで、増幅器のゲートバイアスがFPGAベースのデジタル部分によって制御される。
[0034]フィードバック部分は、方向性結合器、混合器、ロー・パス・フィルタ(LPF)、利得増幅器、バンドパスフィルタ(BPF)、および検出器(DET)を備える。実施形態に応じて、これらのアナログ成分は、他のアナログ成分と混合されかつ整合されうる。増幅器のRF出力信号部分は、方向性結合器によってサンプリングされ、次いで、混合器において局部発振信号によってIFアナログ信号にダウンコンバートされる。IFアナログ信号は、帯域外ひずみの異なる周波数部分を取り込むことができる、LPF、利得増幅器、およびBPF(例えば表面弾性波フィルタ)を通過する。BPFの出力は、出力電力レベルとメモリ効果に起因する非対称ひずみに応じてPDの動的パラメータを決定するために、検出器に、次いでFPGAベースのデジタルモジュールのADCに与えられる。さらに、線形性の変化を計算し、次いでPAのゲートバイアス電圧を調整するために、温度もDET580によって検出される。PDアルゴリズムおよび自己適応フィードバックアルゴリズムのさらなる詳細は図3および図4から分かる。図3は、多項式ベースのプリディストーションアルゴリズムを示す。図4は、フローチャートの形でステップ401〜410として、本発明のいくつかの実施形態において使用されうる多方向探索アルゴリズムを示す。
[0035]WiMAXや他のOFDMベースのスキームなどのブロードバンド無線アクセスのための厳格なEVM要件の場合(EVM<2.5%)、FPGAベースのデジタル部分のCFRは、厳格なEVM仕様を満たすために、PAPRのわずかな低減しか達成することができない。一般的な状況では、これは、CFRの電力効率向上能力が限定されることを意味する。本発明のいくつかの実施形態では、CFRからの帯域内ひずみを「クリッピング誤差回復経路」590を用いて補償する新規な技術が含まれており、したがって、厳格なEVM環境でDHMPAシステムの電力効率を最大限にする。前述のように、クリッピング誤差回復経路は、FPGAベースのデジタル部分内に追加のDAC520を有し、電力増幅器部分内に余分のUPCを有する(図5および図8参照)。クリッピング誤差回復経路は、電力増幅器の出力におけるCFRから生じる帯域内ひずみの補償を可能にすることができる。さらに、主経路とクリッピング誤差回復経路との間に遅延不整合があれば、FPGA内でデジタル遅延を用いて整合させることができる。
[0036]図6は、本発明の別の実施形態による、DQMが実装されたDHMPAシステム(「図6のシステム」)を示すブロック図である。図6のシステムは、同システムがベースバンドインモードおよびクリッピング誤差回復経路を有していないことを除けば図5のシステムと同じである。
[0037]図7は、本発明の別の実施形態によるAQMが実装されたDHMPAシステム(「図7のシステム」)を示すブロック図である。図7のシステムは、同システムが前述のAQM実装オプションを有することを除けば図6のシステムと類似している。さらに、図7のシステムのデジタルプロセッサは、アナログ直交復調器補正器(AQDMC)、CFR、PD、およびアナログ直交変調器補正器(AQMC)を実装している。
[0038]図7のシステムでは、RF入力信号は、最初にベースバンドデジタル信号にダウンコンバートされ、次いでデジタルIF信号にデジタル方式でアップコンバートされる(−7.5MHz、−2.5MHz、2.5MHz、7.5MHz)。図7のシステムがベースバンドインモードを有する場合、マルチチャネルからのデジタル・データ・ストリームは、デジタルプロセッサに入るときに直接デジタルIF信号にデジタル方式でアップコンバートされる(−7.5MHz、−2.5MHz、2.5MHz、7.5MHz)。次いで、CFRはPAPRを低減することになる。ピークが低減された信号は、DPAを線形化するようにプリディストーションを与えられ、実信号および虚信号のための2つのDACを通過し、最終的にAQMを通過する。
[0039]図10は、アナログ直交変調器補償構造を示すブロック図である。入力信号は、分離された入力、同相成分Xおよび直交成分Xである。アナログ直交変調器補償構造は、4つの実フィルタ{g11、g12、g21、g22}および2つのDCオフセット補償パラメータc1、c2を含む。AQMにおけるDCオフセットは、パラメータc1、c2によって補償される。AQMの周波数依存は、フィルタ{g11、g12、g21、g22}によって補償される。実フィルタの次数は、必要とされる補償レベルに依存する。出力信号YおよびYは、AQMの同相ポートおよび直交ポートに与えられる。
[0040]図7のシステムの電力増幅器部分およびフィードバック部分の構成は、図6のシステムと同じである。
[0041]図8は、本発明の別の実施形態による、DUCおよびクリッピング誤差回復経路が実装されたDHMPAシステム(「図8のシステム」)を示すブロック図である。図8のシステムは、同システムがクリッピング誤差回復経路を有することを除けば図6のシステムと類似している。さらに、図8のシステムのデジタルプロセッサは、デジタル・ダウン・コンバータ(DDC)、CFR、PD、およびDUCを実装している。
[0042]図8のシステムでは、DNC周波数はRF信号を低IF信号に変える。次いで、この低IF信号は、ADCに与えられるとすぐに、ベースバンドに、続いてCFRおよびPDにデジタル方式でダウンコンバートされる。PDの出力はベースバンド信号であり、ベースバンド信号は、次いで、IF周波数にデジタル方式でアップコンバートされ、DACに与えられる。次いで、DACの出力はさらに、UPCによってRF周波数に周波数変換される。図8のシステムの電力増幅器部分およびフィードバック部分の構成は、図5のシステムと同じである。
[0043]図9は、本発明の別の実施形態による、AQMおよびAQMベースのクリッピング誤差回復経路が実装されたDHMPAシステム(「図9のシステム」)を示すブロック図である。図9のシステムは、同システムがクリッピング誤差回復経路を有することを除けば図7のシステムと同じである。図9のシステムにおけるクリッピング誤差回復経路は、FPGAベースのデジタル部分内に2つのDACを有し、電力増幅器部分内にUPCの代わりのAQMを有する(図5および図8参照)。
[0044]図3は、本発明のDHMPAシステム内のプリディストーション(PD)部分を示すブロック図である。本発明におけるPDは一般に、適応LUTベースのデジタル・プリディストーション・システムを利用する。より具体的には、図3に示されておりかつ図5〜図9から開示された実施形態に示されているPDは、A Method for Baseband Predistortion Linearization in Multi−Channel Wideband Communication Systemsという名称の米国特許出願第11/961,969号明細書に示されている適応アルゴリズムによってデジタルプロセッサ内で処理される。図3のDHMPAシステムのためのPDは、複数の有限インパルス応答(FIR)フィルタ、すなわちFIR1 301、FIR2 303、FIR3 305、およびFIR4 307を有する。PDは、3次積生成ブロック302、5次積生成ブロック304、および7次積生成ブロック306も収容する。FIRフィルタからの出力信号は加算ブロック308において合成される。複数のFIRフィルタの係数は、評価関数としての隣接チャネル電力レベルまたはACPRに基づいてMDSアルゴリズムによって更新される。
[0045]図4は、本発明のDHMPAシステムにおけるPDを補償する方法のフローチャートである。このフローチャートは、MDSアルゴリズムを利用するDHMPAシステムの自己適応フィードバック部分である。このフローチャートを参照して、図3のプリディストーション補償装置の動作を説明することができる。
[0046]限定するためではなく簡単にするために、自己適応フィードバック部分およびMDSアルゴリズムを示すための一例としてWCDMAが使用されている。本発明は、標準かつ変調アグノスティック(modulation agnostic)であるので、決してWCDMAには限定されない。WCDMAアプリケーションでは、活性化チャネルおよび非活性化チャネルを探索するために、12本のWCDMAチャネルが最初にフィードバック部分のPLLを掃引することによって検出される(401)。チャネル位置が探索されると(402)、フィードバック部分は、再びPLLを掃引することにより隣接チャネル電力レベルまたはACPR(特に5MHzオフセット成分)を検出する(403)。次いで、以下のようにプリディストーションを初期化しMDSアルゴリズムを適用する。
[0047]任意の反復kで、各係数セットを評価し、次いで最適セットa を見つける(404)。
[0048]回転405:a を回転させ評価する。min{f(ari ),i=1,...,n}<f(a )が達成されると(406)、拡張407へ進み、さもなければ収縮409へ進む。
[0049]拡張407:ari を拡張し評価する。min{f(aei ),i=1,...,n}<min{f(ari ),i=1,...,n}が達成されると(408)、a =aei をセットし、さもなければa =ari をセットし、(1)へ進む。
[0050]収縮409:a を収縮させ、評価し、そしてa =aci をセットし、次いで(1)へ進む。
[0051]ここで、aは複数のFIRフィルタの係数ベクトルであり、fは評価関数であり、評価関数は隣接チャネル電力レベルまたはACPRである。
[0052]アルゴリズムは、評価関数が最小目標値未満になると終了する(410)。このMDSアルゴリズムは、実行するのが明快で簡潔である。
[0053]要約すると、本発明のDHMPAシステムは、効率および線形性の性能をより効果的に向上させることができる。なぜなら、DHMPAシステムは、1つのデジタルプロセッサにおいてCFR、DPD、および適応アルゴリズムを実行することができ、それによって後でハードウェア資源および処理時間を節約することができるからである。DHMPAシステムはまた、アルゴリズムおよび電力効率向上機能がデジタルプロセッサ内のソフトウェアのようにいつでも調整されうるので、再構成可能でありかつフィールドプログラマブルである。
[0054]さらに、DHMPAシステムはRF変調信号を入力として受け入れるので、ベースバンドの符号化IおよびQチャネル信号を使用する必要がない。したがって、無線基地局システムの性能は、既存のPAモジュールをDHMPAに置き換えることによって容易に向上させることができる。本発明により、「プラグ・アンド・プレイ」PAシステム解決法が可能になり、したがって、既存の基地局システムは、高効率かつ高線形性のPAシステム性能から利益を得るために、既存の基地局システムの構造を変更しかつ/または信号チャネルの新たなセットを再構築する必要はない。
[0055]さらに、DHMPAシステムは、CDMA、GSM、WCDMA、CDMA2000、および無線LANシステムにおけるQPSK、QAM、OFDMなどの変調スキームに対してアグノスティックである。これは、DHMPAシステムがマルチ変調スキーム、マルチキャリア、およびマルチチャネルをサポートできることを意味する。DHMPAシステムの他の利点には、すぐに利用できる必要なベースバンド信号情報を有していないリピータまたは屋内カバレッジシステムにおけるPA非線形性の補正が含まれる。
[0056]本発明について好ましい実施形態を参照しながら説明してきたが、本発明は、その実施形態の詳細な説明に限定されないことが理解される。様々な代替実施形態および変形実施形態が上述の説明で提案されており、他の実施形態が当業者には思いつく。したがって、すべてのそのような代替実施形態および変形形態は、添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲内に包含されることを意図している。
[特許請求の範囲]
1.RFおよびマルチチャネルデジタル入力の少なくとも一方の受け取るためのデジタルモジュールと、前記デジタルモジュールの出力を表す信号に応答する電力増幅器部分と、前記電力増幅器部分の出力を表す信号を前記デジタルモジュールにフィードバックするためのフィードバック部分とを備えるデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システム。
2.前記デジタルモジュールが、デジタル・フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、デジタル・アナログ・コンバータ、アナログ・デジタル・コンバータ、および位相ロックループのうちの1つまたは複数を備える、請求項1に記載のデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システム。
3.前記電力増幅器部分が、実信号用のアップコンバータと実信号および複素信号用のアナログ直交変調器の少なくとも一方と、多段駆動増幅器を有する高出力増幅器と、温度センサとを備える、請求項1に記載のデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システム。
4.前記フィードバック部分が、方向性結合器、混合器、ロー・パス・フィルタ、利得増幅器、バンドパスフィルタ、および検出器のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載のデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システム。
5.前記デジタル・フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイが、デジタル・アップ・コンバータ、波高率低減器、プリディストータ、およびデジタル直交変調器のうちの1つまたは複数備える、基地局アプリケーション向けに構成された請求項2に記載のデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システム。
6.前記デジタル・フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイが、デジタル直交復調器、波高率低減器、プリディストータ、およびデジタル直交変調器のうちの少なくとも1つを備える、リピータアプリケーション向けに構成された請求項2に記載のデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システム。
7.前記デジタル・フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイが、前記電力増幅器の非対称ひずみを生成することにより前記電力増幅器部分の非線形性およびメモリ効果の両方を適応的に補償するプリディストーションを与える、請求項2に記載のデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システム。
8.前記デジタル・フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイが、前記電力増幅器の温度変化に起因する線形性変動を安定化させるために、前記電力増幅器の最適ゲートバイアス電圧を決定する適応アルゴリズムを含む、請求項2に記載のデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システム。
9.前記電力増幅器部分が、前記DHMAシステムの効率を最大限にするために、ドハティと、エンベロープ除去および回復と、エンベロープトラッキングと、エンベロープフォローイングと、非線形成分を用いた線形増幅とを含む効率アップ技術の群のうちの少なくとも1つを用いる、請求項3に記載の電力増幅器システム。
11.前記電力増幅器部分の出力に波高率低減によって引き起こされたクリップ済み信号から生じる帯域内ひずみが、前記デジタル部分に応答するDACおよびUPCによって補償される、請求項1に記載の電力増幅器システム。
12.本発明のDHMPAシステムにおいてプリディストーションの係数を更新する方法であって、
隣接チャネル電力を検出するための主チャネル信号の位置を探索するステップと、隣接チャネル電力値または隣接チャネル電力比を評価関数として用いることによる評価、回転、拡張、および収縮を含む多方向探索アルゴリズムに基づいて係数を抽出するステップとを含む方法。
[付属書I]
[用語説明]
ACLR:隣接チャネル漏洩比
ACPR:隣接チャネル電力比
ADC:アナログ・デジタル・コンバータ
AQDM:アナログ直交復調器
AQM:アナログ直交変調器
AQDMC:アナログ直交復調器補正器
AQMC:アナログ直交変調器補正器
BPF:バンドパスフィルタ
CDMA:符号分割多重アクセス
CFR:波高率低減
DAC:デジタル・アナログ・コンバータ
DET:検出器
DHMPA:デジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器
DDC:デジタル・ダウン・コンバータ
DNC:ダウンコンバータ
DPA:ドハティ電力増幅器
DQDM:デジタル直交復調器
DQM:デジタル直交変調器
DSP:デジタル信号処理
DUC:デジタル・アップ・コンバータ
EER:エンベロープ除去および回復
EF:エンベロープフォローイング
ET:エンベロープトラッキング
EVM:エラーベクトル振幅
FFLPA:フィードフォワード線形電力増幅器
FIR:有限インパルス応答
FPGA:フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ
GSM:移動体通信用グローバルシステム
I−Q:同相/直交
IF:中間周波数
LINC:非線形成分を用いた線形増幅
LO:局部発振器
LPF:ロー・パス・フィルタ
MCPA:マルチキャリア電力増幅器
MDS:多方向探索
OFDM:直交周波数分割多重
PA:電力増幅器
PAPR:ピーク対平均電力比
PD:デジタル・ベースバンド・プリディストーション
PLL:位相ロックループ
QAM:直交振幅変調
QPSK:直交位相シフトキーイング
RF:無線周波数
SAW:表面弾性波フィルタ
UMTS:ユニバーサル移動体遠隔通信システム
UPC:アップコンバータ
WCDMA:広帯域符号分割多重アクセス
WLAN:無線ローカル・エリア・ネットワーク
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[要約]
広帯域通信システムにおける高効率および高線形性を達成するためのRFデジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムが開示される。本発明は、電力増幅器をRFドメインで線形化するアダプティブ・デジタル・プリディストーション法に基づいている。増幅器出力信号の線形性の変化や非対称ひずみなどの電力増幅器特性は、狭帯域フィードバック経路によって監視され、デジタルモジュールの適応アルゴリズムによって制御される。したがって、本発明は、電力増幅器システムの非線形性ならびにメモリ効果を補償することができ、電力付加効率、隣接チャネル漏洩比およびピーク対平均電力比に関して性能を向上させることもできる。本開示により、電力増幅器システムは、フィールド再構成可能になるとともに、マルチ変調スキーム(変調アグノスティック)、マルチキャリア、およびマルチチャネルをサポートすることが可能になる。その結果、デジタル・ハイブリッド・モード電力増幅器システムは、ベースバンドI−Q信号情報が容易には利用できない基地局、リピータ、屋内信号カバレッジシステムなどの無線伝送システムに特に適している。
[付属書A、以上]

Claims (6)

  1. 無線通信システム内の電力増幅器を遠隔的にで再構成する方法であって、
    マイクロプロセッサおよびソフトウェア無線能力を有する無線通信システム内に電力増幅器を設けるステップと、
    遠隔コンピュータと前記電力増幅器との間にリモートメディアリンクを設けて、前記遠隔コンピュータと前記電力増幅器との間の通信を可能にするステップと、
    前記電力増幅器の動作特性を監視するステップと、
    前記電力増幅器の異常な動作特性を検出するステップと、
    前記異常な動作特性を遠隔コンピュータに報告するステップと、
    前記電力増幅器を前記遠隔コンピュータによる指示の通りに再構成するステップと、
    を備える方法。
  2. 無線通信システム内で使用する再構成可能な電力増幅器であって、
    遠隔コンピュータシステムと通信するようになされた通信リンクと、
    前記電力増幅器の動作特性を監視するための少なくとも1つの検出器と、
    ソフトウェア無線能力を有し、前記通信リンクを介して前記遠隔コンピュータシステムと通信するための前記少なくとも1つの検出器に応答し、前記電力増幅器の前記動作特性を再構成するための前記遠隔コンピュータからの命令に応答するマイクロプロセッサと、
    を備える再構成可能な電力増幅器。
  3. 前記再構成するステップが、少なくとも1つのソフトウェアパッチをアップロードするステップを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記命令が、前記通信リンクを介して前記マイクロプロセッサにソフトウェアパッチを与えることを含む、請求項2に記載の再構成可能な電力増幅器。
  5. 前記命令が、前記電力増幅器に新しいオペレーティングシステムをアップロードすること、および前記マイクロプロセッサに前記新しいオペレーティングシステムをインストールさせることを含む、請求項2に記載の再構成可能な電力増幅器。
  6. 前記命令が、通常動作に比べて機能性を減じることを含む、請求項2に記載の再構成可能な電力増幅器。
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