JP2012523583A - 改良型予測オートフォーカスシステム及びその方法 - Google Patents

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Abstract

対物レンズと、撮像する検体を保持する台とを有する撮像装置において、オートフォーカスを行う方法を提供する。方法は、複数の論理画像セグメントの少なくとも第1の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を求めることを含む。更に、方法は、その測定焦点値を用いて第1の論理画像セグメントを撮像することを含む。方法は又、その測定焦点値及び格納焦点変化パラメータを用いて複数の論理画像セグメントの第2の論理画像セグメントの予測焦点値を求めることを含む。更に、方法は、その予測焦点値を用いて第2の論理画像セグメントを撮像することを含む。
【選択図】 図10

Description

本発明の実施形態は、撮像に関し、より詳細には撮像装置の予測オートフォーカスに関する。
癌、感染症、及び他の疾患のような生理学的状態を予防、監視、及び治療するには、これら生理学的状態のタイムリーな診断が必要である。一般に、患者からの生体試料が、疾患の分析及び同定に使用される。顕微鏡分析が、これら検体の分析及び評価に広く使われる技術である。より具体的には、検体は、疾患状態を示し得る細胞及び/又は有機体の異常の数又はタイプの存在を検出するために調査され得る。自動顕微鏡分析システムが、これら検体の迅速な分析を容易にするために開発されており、専門技術者が時間経過により疲労し、検体の不正確な読み取りを生じ得る手作業による分析より精度が勝るという利点を有する。通常、スライド上の検体が顕微鏡に装填される。顕微鏡のレンズ又は対物レンズが、検体の特定の領域に合焦させられ得る。次いで、検体は、1以上の関心対象に関して走査される。高品質な画像の取得を容易にするために、検体/対象物に適切に合焦することが極めて重要であることが指摘されるであろう。
デジタル光学顕微鏡が、様々な検体を観察するために使用される。高速オートフォーカスは、高処理量の薬学的スクリーニング及び大規模な自律的マイクロロボット式細胞操作などの自動化された生体学及び生体医学用途では重要である。高速オートフォーカスは、集積回路チップの検査及びハイブリッド微小電子機械システム(MEMS)の微小組立などの他の用途でもやはり重要である。このように、高速オートフォーカスは、検体の速写間の焦点距離の調節に大幅な時間遅れを許容することができないリアルタイムの画像取得用途では、高度に望ましい。
従来の撮像装置は、検体にレーザビームを導き、検体からのレーザビームの反射を測定して単一の基準点を得、フィードバックループを使用して焦点距離を調節することによってオートフォーカスを行う。この手法は、高速オートフォーカスを実現することができるが、単一の基準点は、正確なオートフォーカスに関して十分な情報をもたらさない可能性がある。現在用いることができる一部の他の技術は又、静止検体の複数の画像を複数の焦点距離で撮り、それぞれの画像について最適な距離を求め、フィードバックループを使用して焦点距離を調節することによって、オートフォーカスを行う。この手法は、レーザビームを使用するより正確なオートフォーカスを実現することができるが、多数の画像の取得が、高速オートフォーカスを阻害する時間遅れをしばしば生じる。
更に、デジタルスライドスキャナの走査速度要件を満足するために、オートフォーカス計算及び調節を、工程が連続的に移行している間に行うこともできる。そのような場合、それに限定されないが、走査台及び/又は検体に関係する反復的変化のようなある種の要因が、焦点予測に悪影響を与え、非合焦画像を生じることがある。
米国特許出願公開第2008/0266652号明細書
従って、リアルタイムな画像取得用途において正確な高速オートフォーカスを行うように構成され、有利には、向上した走査速度を容易にし、同時に画質を維持する堅牢な技術及びシステムを開発することが望ましいであろう。更に、リアルタイムな画像取得用途において正確な高速オートフォーカスを行いながら、機械的変化に対応するように構成されたシステムが必要とされる。
本技術の態様によれば、対物レンズと、撮像する検体を保持する台とを有する撮像装置において、オートフォーカスを行う方法が提供される。その方法は、複数の論理画像セグメントの少なくとも第1の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を求めることを含む。更に、方法は、その測定焦点値を用いて第1の論理画像セグメントを撮像することを含む。方法は又、その測定焦点値及び格納焦点変化パラメータを用いて複数の論理画像セグメントの第2の論理画像セグメントの予測焦点値を求めることを含む。更に、方法は、その予測焦点値を用いて第2の論理画像セグメントを撮像することを含む。
本技術の別の態様によれば、ある撮像装置が提供される。その装置は対物レンズを備える。又、装置は、主フレームレートで検体の主画像を生成するように構成された主画像センサを備える。更に、装置は、主フレームレートより速い補助フレームレートで検体の1以上の補助画像を生成するように構成された補助画像センサを備える。更に、装置は、検体の画像にオートフォーカスするために、光軸に沿って対物レンズと検体との間の焦点値を調節するように構成された制御部を備える。更に、装置は、検体を支持し、光軸に実質的に直交する少なくとも横方向に検体を移動させる走査台を備える。その撮像装置では、制御部が、複数の論理画像セグメントの少なくとも第1の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を求め、その測定焦点値を用いて第1の論理画像セグメントを撮像し、その測定焦点値及び格納焦点変化パラメータを用いて複数の論理画像セグメントの第2の論理画像セグメントの予測焦点値を求め、その予測焦点値を用いて第2の論理画像セグメントを撮像するように構成されている。
本技術の別の態様によれば、ある撮像装置が提供される。その撮像装置は、対物レンズと、主フレームレートで検体の主画像を生成するように構成された主画像センサと、主フレームレートより速い補助フレームレートで検体の1以上の補助画像を生成するように構成された補助画像センサと、検体の画像にオートフォーカスするために、光軸に沿って対物レンズと検体との間の焦点値を調節するように構成された制御部と、検体を支持し、光軸に実質的に直交する少なくとも横方向に検体を移動させる走査台とを備える。その撮像装置では、制御部が、検体の走査計画を決定するマクロ画像及び走査計画構成要素と、補助画像を取得し処理するオートフォーカス構成要素と、対物レンズに対する検体の移動を制御する移動制御構成要素と、補助画像、主画像又はそれら両方の取得タイミングを同期させるタイミング構成要素とを備える。
本発明のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、添付図面を参照して以下の詳細な説明を読めば、より良く理解されるようになるであろう。それら図面では、すべての図面において同様な符合は同様な部品を表す。
本技術の態様による、デジタル光学顕微鏡など、撮像装置のブロック図である。 本技術の態様による、検体にオートフォーカスするための粗焦点値を求める例示的プロセスを示す流れ図である。 本技術の態様による、検体にオートフォーカスする例示的プロセスを示す流れ図である。 本技術の態様による、検体にオートフォーカスするための予測焦点値を求める例示的プロセスを示す流れ図である。 本技術の態様による、共通なピクセルのサブセットを選定する方法の概略図である。 本技術の態様による、検体にオートフォーカスを行う方法の概略図である。 本技術の態様による、予測焦点値を求める方法の概略図である。 本技術の態様による、予測焦点値を求める別の方法を示すブロック図である。 本技術の態様による、図1の撮像装置に使用する制御部の一実施形態を示すブロック図である。 本技術の態様による、図1の撮像装置の作動状況を示すタイミング図である。
以降に詳細に説明されるように、走査速度を最適化し画質を維持しながら検体のオートフォーカスを行う方法及びシステムが示される。以後説明される方法及び装置を採用することによって、検体走査の臨床作業の流れを簡単化しながら、走査速度及び画質の実質的な向上を達成することができる。
以後示される例示的実施形態は、医療用撮像システムとして説明されるが、本技術に関して、撮像装置を産業用途で使用することも考えられることが理解されるであろう。
図1は、本技術の態様を組み込んだ撮像装置10の一実施形態を示す。一実施形態では、撮像装置10は、デジタル光学顕微鏡に相当し得る。図1に示された実施形態では、撮像装置10は、対物レンズ12、ビームスプリッタ14、主画像センサ16、補助画像センサ18、制御部20、及び走査台22を備えるものとして示されている。更に、図1に示されるように、検体24が、カバースリップ26とスライド28との間に配置され、検体24、カバースリップ26、及びスライド28は、走査台22によって支持されている。カバースリップ26及びスライド28は、ガラスなどの透明な材質から製作され、検体24は、様々な物体又は試料であり得る。例えば、検体24は、集積回路チップ又は微小電子機械システム(MEMS)などの産業用物体、及び肝臓又は腎臓細胞を含む生検用組織などの生体検体であり得る。
ビームスプリッタ14は、検体24からの光線30を主光線経路32と補助光線経路34とに分割するように構成されている。主光線経路32は主画像センサ16に通じ、補助光線経路34は補助画像センサ18に通じる。一実施形態では、ビームスプリッタ14は、明視野撮像が用いられるとき光線30の1/2を主光線経路32へ透過し、光線30の他方の1/2を補助光線経路34へ反射する部分反射フィルタ(又は半透明ミラー)でもよい。又、一実施形態では、ビームスプリッタ14は、蛍光撮像が用いられるとき、蛍光励起波長を含む光線を主光線経路32へ透過し、蛍光励起波長を含まない光線を補助光線経路34へ反射する波長弁別フィルタ(又はダイクロイックミラー)でもよい。
一実施形態では、主画像センサ16は、補助光線経路34を用いずに主光線経路32を用いて特定の視野の検体24の主画像を生成することができる。更に、補助画像センサ18は、主光線経路32を用いずに補助光線経路34を用いて、同じ視野又はその視野内の1以上の対象領域の検体24の補助画像を生成することができる。一実施形態では、主画像センサ16が、主フレームレートで主画素数によって主画像を生成し、補助画像センサ18が、補助フレームレートで補助画素数によって補助画像(1以上)を生成する。一実施形態では、補助画素数は、主画素数より実質的に少なく、その結果、補助フレームレートは主フレームレートより実質的に速くなる。
主画像センサ16は、市販の電荷結合素子(CCD)に基づく画像センサなど、いかなるデジタル画像素子でもよい。同様に、補助画像センサ18も又、市販のCCDに基づく画像センサでもよい。一実施形態では、主画素数は、補助画素数の4倍以上の大きさであり得、補助フレームレートは、主フレームレートの4倍以上の速さであり得る。更に、一実施形態では、主画素数は、補助画素数の10倍以上の大きさであり得、補助フレームレートは、主フレームレートの10倍以上の速さであり得る。
本技術の例示的態様によれば、次に来る論理画像セグメントの焦点値の予測は、撮像装置10に関する予測変化情報と共に最も近い測定焦点値に基づくことができる。補助画像センサ18は、補助画像の取得を支援するように構成することができ、複数の補助画像は、次に来る論理画像セグメントの焦点値を予測するのに使用することができる。次いで、主画像センサ16は、予測された焦点値で、次に来る論理画像セグメントに対応する主画像を取得することができる。
対物レンズ12は、Z(垂直)方向に光軸に沿って延在するある距離だけ検体24から離隔し、対物レンズ12は、Z又は垂直方向に実質的に直交するX−Y平面(横方向又は水平方向)内に焦点面を有する。更に、対物レンズ12は、特定の視野で検体24から放射される光線30を集め、光線30を拡大し、その光線30をビームスプリッタ14へ導く。対物レンズ12は、例えば撮像する検体形体の目的及び大きさに応じて拡大率を変化させることができる。
更に、一実施形態では、対物レンズ12は、20X以上の拡大率、及び0.5の開口数(浅い焦点深度)を有する高倍率の対物レンズであり得る。対物レンズ12は、数ミリメートルの焦点距離(長作動距離とも呼ばれる)だけ検体24から離隔配置され得、焦点面内の750x750ミクロンの視野から光線30を集めることができる。但し、作動距離、視野、及び焦点面は又、顕微鏡の構成又は撮像する検体24の特性に応じて変わり得る。一実施形態では、対物レンズ12は、ピエゾアクチュエータなどの位置制御部に結合して、対物レンズ12に対する精密なモータ制御及び迅速な小視野調節を実現することができる。
一実施形態では、撮像装置10は、検体24の多数の主デジタル画像を迅速に記録するように構成された高速撮像装置であり得、その場合、各主画像は、検体全体のほんの一断片を示す特定の視野での検体24の速写である。主デジタル画像のそれぞれが、次いで、デジタル的に結合され又は繋ぎ合わされて、検体24全体のデジタル表示を形成することができる。画像走査に先立ち、検体24を、記録する主デジタル画像を表す多数の論理画像セグメントに細分するために、プロセッサが使用され得る。プロセッサは、次いで、論理画像セグメント同士の関係及び相対位置に基づいて、主デジタル画像を記録する最も効率的な順序を求めることができる。検体走査順序を求めるこのプロセスは、しばしば「走査計画」と呼ばれる。
一実施形態によれば、撮像装置10は、検体24が第1、第2、及び第3の検体距離、並びに第1、第2、及び第3の横方向及び/又は水平方向位置にそれぞれ配置されている間に、補助画像センサ18を用いて検体24の第1、第2、第3の補助画像を記録することができる。用語「検体距離」は、以後、対物レンズと撮像する検体との離隔距離を呼称するために使用される。制御部20が、対物レンズ12を検体24に対してZ方向に垂直に偏位させて、複数の検体距離で複数の補助画像を取得することができる。例えば、制御部20は、走査台22及び検体24を垂直固定位置に置いたままで対物レンズ12を垂直に偏位させることができる。或いは、制御部20は、対物レンズ12を垂直固定位置に置いたままで走査台22及び検体24を垂直に偏位させることができ又は、制御部20は、走査台22(及び検体24)並びに対物レンズ12の両方を垂直に偏位させることができる。一実施形態では、撮像装置10は、複数の検体距離で記録された検体24のそれぞれの補助画像の量的特性値を求めることができる。量的特性値は、画質の量的測定値を表し、量的フィギュアオブメリットとも呼ぶことができる。一実施形態では、撮像装置10は、複数の補助画像に関して求めた量的特性値に少なくとも基づいて、主検体距離を求めることができる。次いで、制御部20は、対物レンズ12と主画像センサ16との距離を、求めた主検体距離に調節することができ、主画像センサ16は、次の主画像を記録することができる。更に詳細に説明されるように、次の主画像の主焦点値を求めるために、予測可能な焦点変化情報も又用いることができる。所与の視野に関する検体の主画像が、主画像センサ16を使用して、予測主焦点値で、且つ第1、第2、及び第3の横方向位置から偏位した主横方向位置で記録され得る。より高速のフレームレートを有する補助画像センサ18と対にした主画像センサ16の組合せを使用することによって、全検体24の記録速度全体を向上させることができる。そのように取得された主画像は、データリポジトリ36に格納することができる。
一実施形態では、撮像装置10は、複数の論理画像セグメントに対応する測定焦点値及び予測可能な焦点変化パラメータに基づいて、検体にオートフォーカスするように構成することができる。現在考案されている構成では、制御部20は、複数の論理画像セグメントの少なくとも第1の論理画像セグメントに関する測定焦点値を求め、第1の論理画像セグメントに対応する測定焦点値、及び格納されているあらゆる焦点変化パラメータに基づいて、引き続く1以上の論理画像セグメントの予測焦点値を求めることを助けるように構成することができる。制御部20の働きは、図2〜10を参照してより詳細に説明される。
本技術の例示的態様によれば、撮像装置10及びスライド28に関する予測可能且つ/又は再現性のある焦点変化情報を、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値と共に使用して、次に来る走査する論理画像セグメントの焦点値の予測向上の助けとすることができる。従って、撮像装置10、より詳細には、検体24がそれらの上に配置された走査台22及び/又はスライド28に関する予測可能な焦点変化情報を得ることができる。一実施形態では、走査台22及び/又はスライド28の再現性のある変化情報は、様々な位置での複数のスライドの走査及び計算された焦点値の記録によって特性設定することができる。一部の実施形態では、再現性のある変化情報の特性設定は、専門技術者によって手作業で達成されることを留意されたい。或いは、制御用ソフトウェアが、通常の作動の下に自動的にこの情報を蓄積し、それによって、様々な位置での焦点をいかに正確に予測するかを「学習する」ように構成されてもよい。一部の他の実施形態では、走査台22及び/又はスライド28に関する再現性のある変化は、較正スライド又は他の測定装置を用いて特性設定することもできる。走査台22に対応する揺れ及び傾きなどの再現性のある焦点値変化情報は、走査台22の各横方向及び水平方向(x、y)位置に対して取得することができる。更に、スライド28の傾斜など、スライド28の再現性のある変化情報は、広く様々なスライドに関して取得することができる。更に、各横方向及び水平方向(x、y)位置に対応する、走査台22及び/又はスライド28の再現性のある変化情報は、例えばデータリポジトリ36内に焦点変化パラメータの形で格納することができる。
次いで図2に移ると、高速走査のために検体を初期設定する例示的方法を示す流れ図40が示されている。その方法は、検体を収納したスライドが撮像装置に装填される段階42から開始される。例として、検体24を有するスライド28を、撮像装置10の走査台22上に装填することができる(図1参照)。更に、スライド28は、特定のスライドタイプの1つとして識別され又は他の方法で特性設定される。スライドの識別は、手作業で行うことができるが、スライドの識別は又、識別可能なマーキング又はスライドの特徴に基づいて撮像装置10によって自動的に行うこともできる。スライドタイプのこの識別は、例えば、識別されたスライドタイプに関する記録されたあらゆる焦点変化パラメータを引き続きデータリポジトリから取り出すことを容易にすることができる。
続いて、段階44では、検体24全体のマクロ画像を取得することができ、次いで、段階46でそのマクロ画像を複数の論理画像セグメントに分割することができる。前に言及したように、論理画像セグメントは、マクロ画像の細区分であり、コンピュータ上で繋ぎ合わせ又は結合すると、撮像する検体の一部に実質的に対応する。各論理画像セグメントは、他の1以上の論理画像セグメントに隣接することができるが、但しこれが要件ではない。更に、例えば、論理画像セグメントは、画像の繋ぎ合わせを容易にするために、隣接する1以上のセグメントに少しだけ重複させることができる。更に、論理画像セグメントは、円形及び6角形を含む様々な幾何学形状の形態を取ることができるが、正方形及び長方形の画像セグメントが最も普通に使用される。そのような画像セグメントは、通常、画像タイルと呼ぶことができる。検体のマクロ画像を複数の論理画像セグメントに分割するプロセスは、走査計画プロセスの一部として行うことができる。
更に、段階48によって示されるように、取得されたマクロ画像に基づいて、検体24のある領域に対応する粗焦点位置を決定することができる。続いて、段階50に示すように、対物レンズ12など、対物レンズを、検体に対してその粗焦点値に対応するある焦点距離に配置することができる。更に、次いで段階50で、粗焦点値を求めることができる。一実施形態では、粗焦点値は、検体距離を変化させながら複数の画像を取得し、各距離で量的特性値(フィギュアオブメリット)を計算し、量的特性値を最適化する最良の検体距離を求めることによって決定することができる。更に、一実施形態では、約10〜約50の範囲の多数の画像を、検体距離を変化させながら取得することができる。各画像に対応する量的特性値を計算することができる。続いて、3つの「最良」の量的特性値を特定することができる。具体的には、一実施形態では、最大値を有する量的特性値を特定することができる。更に、最大値を有する量的特性値に隣接した位置を占める他の2つの量的特性値も又特定することができる。一実施形態では、最大値を有する量的特性値の両側に隣接して位置を占める2つの量的特性値を選択することができる。単一モード関数を3つの特定された「最良」の量的特性値に当て嵌めることができ、単一モード関数のモードを求めることができる。一実施形態では、単一モード関数は、ローレンツ分布又は2次分布を含み得る。又、一実施形態では、関数のモードが、単一モード関数の頂点を含み得る。粗焦点値は、特定されたモード又は単一モード関数の頂点に基づいて求めることができる。但し、他の技術を用いて粗焦点値を求めることもできる。この粗焦点値は、次いで、走査プロセスの開始焦点値として使用することができる。この粗焦点値は、その後使用するために、データリポジトリ36に格納することができる。
図3は、本技術の態様による、高速画像走査プロセス中のオートフォーカスの例示的方法を示す流れ図60である。より詳細には、撮像装置の台上に支持された検体のオートフォーカスを行う方法を示す。前に指摘したように、検体24を収納したスライド28などのスライドを、撮像装置10の走査台22上に装填することができる(図1参照)。又、対物レンズ12を、検体24の第1の論理画像セグメントの求められた粗焦点値に対応する検体距離に配置することができる。
方法は、走査する複数の論理画像セグメントの少なくとも第1の論理画像セグメントに対応する測定粗焦点値を求める段階62から始まる。段階62は、第1の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を求める例示的方法を示す流れ図80である図4を参照することによって、より良く理解することができる。ここで図4を参照すると、方法は、走査する第1の論理画像セグメントに対応する第1の焦点値に対物レンズを配置する段階82から開始される。一実施形態では、第1の焦点値は、図2の段階48で求めた粗焦点値に対応し得る。更に、走査する第1の論理画像セグメントに対応する第1の焦点値に対物レンズ12を配置している間に、画像データを、主画像センサ16(図1参照)によって取得することができる。
続いて、オートフォーカスを容易にするために、検体24の複数の補助画像が、様々な焦点値で取得され得る。一実施形態では、検体24の3以上の補助画像を取得することができる。撮像装置10、より詳細には補助画像センサ18(図1参照)が、第1の焦点値で第1の補助画像(段階84)、第2の焦点値で第2の補助画像(段階86)、第3の焦点値で第3の補助画像(段階88)を記録することができる。一実施形態では、検体24と対物レンズ12との焦点距離は、各補助画像間で変化し、その結果、画像同士で異なる焦点値になり得る。
更に、一実施形態では、制御部20(図1参照)は、3つの補助画像の取得を容易にするために、対物レンズ12のZ方向の移動を制御することができる。より詳細には、制御部20は、第1、第2、及び第3の補助画像をそれぞれ取得するために、対物レンズ12を第1、第2、第3の各焦点値までZ方向に移動するように構成された位置制御機構又は位置制御部と通信することができる。一実施形態では、位置制御部は、対物レンズ12に結合されたピエゾアクチュエータでもよい。
他方で、第1、第2、及び第3の補助画像が、対物レンズ12を介して取得されている間、走査台22上に搭載されているスライド28が、対物レンズ12の移動方向(例えばZ方向)に実質的に垂直な方向(例えばX−Y方向)に移動する。その結果、スライド28が走査台22と共に移動するにつれて、撮像する内容が変化する。従って、対物レンズ12の視野内の画像内容は、3つの補助画像のそれぞれが取得されている間に変化する。従って、3つの補助画像に対応する視野内に実質的に同様な画像内容を維持するために、所定の量だけ対象領域を偏位させることが望ましい。従って、段階90によって示されるように、3つの補助画像に関する対象領域は、3つの補助画像に対して共通な画像内容を割り出すために所定の量だけ偏位させることができる。一実施形態では、偏位値は、走査台22の速度に基づいて決定することができる。3つの補助画像に関する対象領域を偏位させることによって、3つの補助画像に共通な最大のデータセット(画像内容)を選定することができる。
段階90は、図5を参照するとより良く理解することができる。ここで図5に移ると、3つの補助画像に関する対象領域の偏位方法の概略図110が示されている。参照番号112は、第1の焦点値で取得された第1の補助画像を表すことができ、第2の焦点値で取得された第2の補助画像は、参照番号114によって表すことができる。更に、参照番号116は、第3の焦点値で取得された第3の補助画像を全体的に表すことができる。
図5に示すように、3つの補助画像112、114、116のそれぞれの画像内容は、対物レンズ12に対する検体24の横方向又は水平方向の移動によって変化する。前に指摘したように、3つの補助画像に対応して実質的に同様な画像データのセットを処理するために、3つの補助画像112、114、116のそれぞれに関して、画像の対象領域を所定の量だけ偏位させることが望ましいと言える。
本例では、第1の補助画像112に対応する対象領域は、参照番号118によって示される。更に、第1の補助画像112の取得と第2の補助画像114の取得との間の走査移動によって、対象領域118に対応する第2の補助画像114の画像内容は、同じ対象領域118に対応する第1の補助画像112の画像内容とは異なっている。本技術の態様に従って、対象領域118に対応する第1の補助画像内の画像内容に実質的に同様な、第2の補助画像114内の画像内容の選定を容易にするために、対象領域118は、所定の量だけ偏位させることができる。参照番号120は、第2の補助画像114に関する偏位された対象領域を全体的に表すことができる。同様に、対象領域118及び120の画像内容と実質的に同様な画像内容を選定することを可能にするために、偏位された対象領域を第3の補助画像116に関して生成することができる。参照番号122は、第3の補助画像116に関する偏位された対象領域を全体的に表すことができる。一実施形態では、補助画像のそれぞれに関して対象領域を偏位させることによって、3つの補助画像112、114、及び116に共通な画像データの最大のサブセットを選定することができる。
図4に戻って参照すると、段階90に続いて、段階92によって示されるように、3つの補助画像のそれぞれに関する量的特性値を計算することができる。より詳細には、3つの補助画像112、114、116のそれぞれに対応する量的特性値は、対象領域118、120、及び122(図5参照)に対応する選定された画像内容を用いて計算することができる。従って、量的特性値は、同じ領域が各焦点距離で評価されるように走査移動と同期して偏位する領域について計算することができる。一実施形態では、制御部20は、3つの補助画像112、114、116のそれぞれに対応する量的特性値の決定を助けるように構成することができる。
本技術の一実施形態によれば、撮像装置10は、検体24に合焦する基礎としての1以上の焦点アルゴリズムの一部として量的特性値を使用することができる。更に、量的特性値は、最適焦点値で最大値を有し、合焦度が低下するにつれて値が減少し得、或いは、最適焦点値で最小値を有し、合焦度が低下するにつれて値が増加し得る。微係数ベースの量的特性値を用いる焦点アルゴリズムは、十分に合焦した画像は合焦していない画像より高周波数成分を有することを前提とする。統計ベースの量的特性値を用いる焦点アルゴリズムは、分散及び相関を用いて合焦画像を非合焦画像から区別する。又、ヒストグラムベースの量的特性値を用いる焦点アルゴリズムは、ヒストグラム(画像中の所与の輝度を有するピクセルの数)を使用して画像輝度の分布及び出現率を解析する。直感的量的特性値を用いる焦点アルゴリズムは、ある閾値を超えるピクセル輝度を合計する。このように、量的特性値は、それらに限定されないが、コントラスト、エントロピー、分散、空間周波数成分、自己相関、及び全体画像輝度を含む様々な画像特性値に基づき得る。更に、最良の量的特性値は撮像形態に依存し得る。例えば、正規化分散は、明視野、位相差、及び微分干渉コントラストに対してより良い性能を発揮することができ、他方、自己相関は、蛍光に対してより良い全体性能を発揮することができる。同様に、微係数ベースのブレナーグラジエント(Brenner gradient)量的特性値は、あるピクセルとその近隣のピクセルとの第1差分をその2つの水平方向/垂直方向の距離を用いて計算し、例えば、透過明視野撮像に十分に適合する。
3つの補助画像112、114、116に対応する量的特性値が求められた後は、段階94に示すように、これら量的特性値を内挿して測定焦点値を求めることができる。より詳細には、一実施形態では、単一モード関数に量的特性値を当て嵌めることにより量的特性値を内挿して、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を容易に求めることができる。単一モード関数は、ローレンツ分布、放物線分布などを含み得る。
一実施形態では、撮像装置10は、補助画像112、114、116に関する量的特性値に基づいて、現時点の論理画像セグメントに対応する主画像を取得するために最適な焦点値を求めることができる。例えば、撮像装置10は、補助画像の最大量的特性値に基づき、補助画像の量的特性値を使用する最大焦点値の内挿に基づき又は、3以上の量的特性値を単一モード関数若しくは分布関数に当て嵌め、単一モード関数若しくは分布関数から最大焦点を内挿することによって、最適な焦点値を選定することができる。一実施形態では、撮像装置10は、n=2によるブレナーグラジエントを使用して、1以上の補助画像のそれぞれの量的特性値を求める。更に、一実施形態では、撮像装置10は、ローレンツ分布に当て嵌められた3つの補助画像の量的特性値を用いて、現時点の論理画像セグメントの最適な焦点値を内挿することができる。別の実施形態では、撮像装置10は、検体24の位置の関数としての焦点値が局所的に2次式であることを認め、放物線による内挿を用いることによって、現時点の論理画像セグメントの最適な焦点値を内挿することができる。
本技術の一態様によれば、一連の画像に関するブレナーグラジエントとそれら画像に関する焦点からのそれぞれの深さとの関係は、ローレンツ分布によって近似することができることが分かっている。更に、本技術の一実施形態によれば、一連の画像に関するブレナーグラジエントの逆数を検体24のそれぞれの位置に対してプロットすることによって、放物線分布を近似することができることが更に確認されている。更に、合焦画像をもたらす最適な焦点値は、そのような放物線分布の最小値に対応することが分かっている。続いて、段階96で、単一モード関数のモードを特定することができる。単一モード関数のモードは、一部の実施形態では、単一モード関数の頂点を含み得ることに留意されたい。更に、一実施形態では、曲線のモードは最小値であり得、一部の他の実施形態では、単一モード関数のモードは最大値であり得る。
更に、本技術の態様によれば、最良の焦点近傍のブレナーグラジエントは、検体24の位置の放物線関数によって良好に近似されることが更に分かっている。更に、合焦画像をもたらす最適な焦点値は、そのような放物線分布の最大値に対応することが分かっている。従って、段階96では、得られた放物線の頂点を特定することができる。既述のように、頂点の値を用いて、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を求めることができる。
段階98によって示されるように、モード値を用いて、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を求めることができる。より詳細には、段階98で、現時点の論理画像セグメントの測定焦点値を、段階96で特定されたモード値に基づいて求めることができる。
本技術の例示的態様によれば、予測可能な焦点変化情報は、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値との関連で、次の論理画像セグメントの最適焦点値を予測するために使用することができる。走査する次の論理画像セグメントに対応する予測可能な焦点変化情報は、段階100によって示されるように取り出され又は他の方法で求めることができる。一実施形態では、走査台22及び/又はスライド28に関連する予測可能な焦点変化情報を表す格納焦点変化パラメータを、例えば、データリポジトリ36(図1参照)から取り出すことができる。一例では、走査台22及び/又はスライド28の次の位置(例えば(x、y)位置)に関連する格納焦点変化パラメータをデータリポジトリ36から取り出すことができる。
更に、前に指摘したように、走査する各論理画像セグメントの最適焦点値は、少なくとも現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値、及びあらゆる対応する格納焦点変化パラメータに基づいて予測することができる。従って、段階102では、走査すべき状態にある次に続く論理画像セグメントの最適焦点値は、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値、及びあらゆる対応する格納焦点変化パラメータに基づいて予測することができる。例として、段階102では、次に続く論理画像セグメントの予測焦点値は、段階98で求めた現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値、及び段階100で取り出したあらゆる対応する格納焦点変化パラメータに基づいて求めることができる。又、走査台22に関連する格納焦点変化パラメータは、前に求めた走査台22に関連する揺れ及び/又は傾きの情報又はスライド28の再現性のある特性値を含み得る。
続いて段階104で、対物レンズ12を予測焦点値に対応する検体距離に配置して、次に続く論理画像セグメントでの画像データの取得を容易にすることができる。更に、対物レンズを予測焦点値に対応する検体距離に配置した状態で、次に続く論理画像セグメント位置での画像データ又は主画像を取得することができる。
図3に戻って参照すると、段階64では、第1の論理画像セグメントに対応する測定粗焦点値を用いて、第1の論理画像セグメントを撮像することができる。より詳細には、第1の論理画像セグメントの測定焦点値に対応する検体距離に対物レンズ12を配置した状態で、主画像センサ16(図1参照)は、第1の論理画像セグメントに対応する第1の主画像を記録することができる。又、第1の論理画像セグメントに対応する測定粗焦点値は、その後使用するために、データリポジトリ36に格納することができる。
続いて、段階66では、対物レンズ12を第1の論理画像セグメントから次に続く論理画像セグメントに移動している間に、追加の測定焦点値を求めることができる。一実施形態では、次に続く論理画像セグメントは、第2の論理画像セグメントを含み得る。
本技術の別の態様によれば、第2の論理画像セグメントの焦点値は、第2の論理画像セグメントに最も近接する論理画像セグメントに関する測定焦点値を用い、撮像装置10に関連する予想焦点変化情報に関する調節を行って、予測することができる。より詳細には、走査台22が、走査する第2の論理画像セグメントに対応する位置に検体24を配置する前に、第2の論理画像セグメントに関する焦点値を予測することができる。例として、走査する第2の論理画像セグメントの焦点値は、段階68によって示されるように、第1の論理画像セグメントの測定焦点値(例えば、段階66で求められた)、及び1以上の格納焦点変化パラメータに基づいて予測することができる。
第2の論理画像セグメントに関する予測焦点値を求めた後、対物レンズ12を予測焦点値に対応する検体距離に配置して、第2の論理画像セグメントでの画像データの取得を容易にすることができる。より詳細には、制御部20(図1参照)は、対物レンズ12が第2の論理画像セグメントとの関係に至る前に、対物レンズ12と検体24との距離を予測焦点値に調節することができる。続いて、段階70で、求めた第2の論理画像セグメントに対応する予測焦点値を用いて、第2の論理画像セグメントを撮像することができる。例えば、一実施形態では、主画像センサ16(図1参照)は、第2の論理画像セグメントに対応する予測焦点値に対応する検体距離に対物レンズ12が配置された状態で、第2の論理画像セグメントに対応する第2の主画像を記録することができる。ここで再び、第2の論理画像セグメントに対応する予測焦点値を、その後使用するために、データリポジトリ36に格納することができる。
上記のオートフォーカス方法を実行することによって、第1の論理画像セグメントに対応する第1の位置から第2の論理画像セグメントに対応する第2の位置へ検体24を再配置する間に、第2の論理画像セグメントに対応する予測焦点値を求めることができる。その結果、第1の論理画像セグメントに対応する第1の位置から第2の論理画像セグメントに対応する第2の位置へ検体を再配置する間に、第2の論理画像セグメントの予測焦点値が計算されるので、走査速度の著しい向上を達成することができる。第2の論理画像セグメントに達した後に焦点を調節する必要性を回避することによって、走査速度を向上させることができる。又、近接する測定焦点値を用い、予測可能な変化に関して調節して予測焦点値が求められるので、画質の低下を最小限に抑えながら、焦点値の正確な予測を行うことができる。
図2〜5を参照して説明したように、複数の論理画像セグメントのそれぞれの間で焦点を調節しながら、残りの複数の論理画像セグメントを走査することができることに留意されたい。具体的には、次に続く論理画像セグメントの予測焦点値は、走査台22及び/又はスライド28に起因する予測変化に関して調節される現時点の論理画像セグメントの測定焦点値に基づいて、求めることができる。
本技術の別の態様によれば、その後の又は次に続く論理画像セグメントの予測焦点値は、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値又は先行する列から隣接する論理画像セグメントに対応する測定焦点値に基づいてやはり求めることができる。他方で、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値と先行する列から隣接する論理画像セグメントに対応する測定焦点値との平均値を使用して、次に続く論理画像セグメントの予測焦点値を求めることもできる。更に、本技術の別の態様によれば、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値、及び先行する列から隣接する論理画像セグメントに対応する測定焦点値のいずれも利用できない場合、「最も近接する」論理画像セグメントに対応する測定焦点値を予測変化情報と共に使用して、次に続く論理画像セグメントの予測焦点値を求めることができる。従って、次に来る走査する論理画像セグメントの最適焦点値は、先に求めた測定焦点値及び予測可能な焦点変化情報の組合せを用いて予測することができる。例として、現時点の列及び先行する行からの測定焦点値又は現時点の行及び先行する列からの測定焦点値又は両者の平均を使用することができる。他方、いずれの値も利用できない場合、最も近接した測定焦点値を特定し、予測可能な焦点変化情報と組み合わせて使用して、次に来る論理画像セグメントの最適焦点値を予測する。
更に、第1の領域に対応する複数の論理画像セグメントを走査して、論理画像セグメント間で焦点を調節しながら、上記に説明したように、複数の論理画像セグメントに対応する主画像を取得することができる。第1の領域を走査した後、検体24中の他の領域も、もしあれば、上記に説明したように更に走査することができる。一部の実施形態では、取得された主画像は、画像の可視化を容易にするために事後処理することができ、可視化された画像は、臨床医が疾患状態を診断する助けとすることができる。例として、主画像は、画像位置合わせプロセスを適用して処理することができる。続いて、位置合わせされた画像は、繋ぎ合わせて統合画像を生成することができる。又、画像は、格納のために圧縮し、処理することができる。一部の実施形態では、処理された画像は、データリポジトリ36に格納することができる。検体24の全ての領域が走査された後は、走査台22を下げることができ、スライド28を別のスライドに置き換えることができる。
上記に説明したオートフォーカス方法は、図6を参照してより良く理解することができる。ここで図6を参照すると、本技術の態様による、高速走査プロセスにおけるオートフォーカス方法の概略図130が示されている。先に指摘したように、対物レンズ12、及び検体24を保持する走査台22を有する撮像装置10(図1参照)では、オートフォーカス方法は、走査台22にスライド28を装填することと、検体24を収容しているスライド28を同定することとを含む。スライド28は、それに対応する格納焦点変化パラメータをデータリポジトリ36から容易に取り出すために同定することができる。続いて、検体24の走査計画の準備の助けとするために、検体24のマクロ画像132を取得することができる。より詳細には、マクロ画像132を用いて、検体24を複数の領域に分割することができ、複数の領域のそれぞれが、複数の論理画像セグメントを備え得る。一部の実施形態では、2以上の領域が無い場合に、マクロ画像132を複数の論理画像セグメントに直接分割することができることに留意されたい。図6の例では、マクロ画像132は、全体的に参照番号134によって示されている複数の論理画像セグメントに直接分割されている。
更に本例では、参照番号136が、所与の走査計画に基づく始点論理画像セグメントを全体的に示すことができる。始点論理画像セグメントという用語、及び第1の論理画像セグメントという用語は交換して使用することができることに留意されたい。又、参照番号138は、第2の論理画像セグメントを示すことができ、第3の論理画像セグメントは、参照番号140によって示すことができる。同様に、参照番号142は、第4の論理画像セグメントを示すことができ、参照番号144は、第5の論理画像セグメントを示すことができる。本例では例示のために、オートフォーカス方法が、選択された論理画像セグメントのサブセット、即ち、第1、第2、第3、第4、及び第5の論理画像セグメント136、138、140、142、及び144のみを参照して説明されることに留意されたい。又、参照番号146は、走査の方向を表すことができる。更に、先に指摘したように、マクロ画像132は、検体24の走査を開始する前に粗焦点位置148を求めるために使用することができる。本例では、マクロ画像132に対応する粗焦点位置148は、検体24の論理画像セグメントの走査を開始する前に求めることができ、この粗焦点位置148は又、第1の主画像が取得される始点論理画像セグメント136に対応する。従って、先に説明したように、様々な検体距離で複数の補助画像を取得し、最適な検体距離を計算することによって、本例で例示されるように、粗焦点値を、始点論理画像セグメント136に対応する最初の粗焦点位置148で求めることができる。
続いて、検体24の走査を、最初の粗焦点位置148で求めた粗焦点値に基づいて開始することができる。そのとき、対物レンズ12を、始点論理画像セグメント136位置で、検体24に対して求めた粗焦点値に対応する検体距離に配置することができる。より詳細には、焦点値は、視野が合焦し、始点論理画像セグメント136の画像を取得することができるような粗焦点値に調節することができる。
粗焦点値の決定、及び始点論理画像セグメント136の主画像の取得に続いて、第1の論理画像セグメント138の測定焦点値を、本技術の別の態様に従って、求めることができる。より詳細には、第1の論理画像セグメント136に対応する測定焦点値は、検体24を始点論理画像セグメント136から第2の位置、即ち第2の論理画像セグメント138の中心に再配置する間に、求めることができる。第1の論理画像セグメント136に対応するこの測定焦点値は、次いで、例えば第2の論理画像セグメント138など、次に続く走査すべき論理画像セグメントの撮像の準備に使用することができる。先に指摘したように、測定焦点値は、3以上の補助画像を対応する焦点値で取得することによって求めることができる。例えば、第1の補助画像は、実質的に粗焦点値と等しい第1の焦点値で取得することができ、第2の補助画像は、粗焦点値より小さい第2の概略値で取得することができ、第3の補助画像は、粗焦点値より大きい第3の焦点値で取得することができる。更に、3つの補助画像内の対象領域は、3つの補助画像に共通な画像内容を選定可能なように偏位させることができる。
更に、3つの補助画像の選定された画像内容に対応する量的特性値を計算することができる。3つの量的特性値は、次いで、第2の論理画像セグメント138の撮像の準備において測定焦点値を得るために内挿することができる。より詳細には、ローレンツ分布のような単一モード関数を、3つの補助画像に対応する3つの量的特性値に当て嵌めることができる。単一モード関数のモードを特定することができ、曲線のモードは、第2の論理画像セグメント138を撮像する準備における測定焦点値を示すことができる。同時に、測定焦点値は、検体24中の他の論理画像セグメントの予測焦点値の計算に使用するために、データリポジトリ36に格納することができる。
本技術の別の態様によれば、検体24の現時点の(x、y)位置に関するあらゆる格納焦点変化パラメータをデータリポジトリ36から取り出すことができる。続いて、予測焦点値を、測定焦点値、及び、もしあれば、格納焦点変化パラメータに基づいて求めることができる。一部の実施形態では、予測焦点値は、データリポジトリ36に格納することができる。
例として、図6に示されるように、第2の論理画像セグメント138の撮像の準備における測定精密焦点値z1は、始点論理画像セグメント136に始まり、第2の論理画像セグメント138に続く領域150において計算することができる。その結果、第2の論理画像セグメント138に対応する予測焦点値が、第2の論理画像セグメント138の中心が対物レンズ12に関係するに至る前に求められる。第2の論理画像セグメント138に対応する主画像を、次いで、予測焦点値に対応する検体距離に配置された対物レンズ12によって取得することができる。主画像は、データリポジトリ36に格納することができる。又、上記に説明したように予測焦点値を求めることによって、第2の論理画像セグメント138に対応する測定焦点値の決定に対処するために第2の論理画像セグメント138位置で走査台22を停止する必要がないので、走査速度を向上することができる。
本技術の態様によれば、次に続く論理画像セグメントの予測焦点値は、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値に基づいて求めることができる。先に指摘したように、一実施形態では、オートフォーカス方法は、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値、及び関係するあらゆる格納焦点変化パラメータに基づいて次に続く論理画像セグメントの予測焦点値を求めることを含むことができる。本例では、現時点の論理画像セグメントは第1の論理画像セグメント136を含み得、次の論理画像セグメントは、第2の論理画像セグメント138を含み得る。このオートフォーカス方法は、図7を参照してより良く理解することができる。
ここで図7に移ると、オートフォーカスの例示的方法の概略図170が示されている。より詳細には、現時点の論理画像セグメント172に対応する測定焦点値に基づいて次に続く論理画像セグメント174の予測焦点値を求めることによるオートフォーカス方法が図7に示されている。図7に示されている例では、次に続く論理画像セグメント174が現時点の論理画像セグメント172に隣接して配置されていることに留意されたい。先に指摘したように、次に続く論理画像セグメント174の予測焦点値を求める助けとするために、次に続く論理画像セグメント174に対応する予測可能な焦点変化情報を、データリポジトリ36(図1参照)から取り出すことができる。参照番号176は走査の方向を表す。又、本技術の例示的態様によれば、次に続く論理画像セグメント174の予測焦点値の決定は、参照番号178によって示されるように、検体が、現時点の論理画像セグメント172に対応する第1の位置から次に続く論理画像セグメント174に対応する第2の位置へ再配置される間に行われる。検体が、現時点の論理画像セグメント172に対応する第1の位置から、次に続く論理画像セグメント174に対応する第2の位置へ再配置されている間に、次に続く論理画像セグメント174の予測焦点値を求め、それに対応する焦点値調節を実施することによって、走査速度を向上させることができる。
図6に戻って参照すると、次に続く論理画像セグメントの予測焦点値が求められた後は、現時点の論理画像セグメント136に対応する第1の位置から、次に続く論理画像セグメント138に対応する第2の位置へ検体を再配置する前に、対物レンズ12を、求めた予測焦点値に対応する検体距離に配置することができる。次に続く論理画像セグメント138に対応する主画像を、第2の論理画像セグメント138に対して、予測焦点値に対応する検体距離に配置された対物レンズ12によって取得することができる。
本技術の別の例示的態様によれば、現時点の論理画像セグメントがかなりの量の空白空間を含む場合、次に続く論理画像セグメントの予測焦点値は、先行する列から隣接する論理画像セグメントに対応する測定焦点値に基づいて求めることができる。更に、先行する列から隣接する論理画像セグメントに対応する測定焦点値が利用できない場合、先行する列又は行から近接する論理画像セグメントに対応する測定焦点値を用いて、次に続く論理画像セグメントに対応する予測焦点値を求めることができる。図6の本例では、第3の論理画像セグメント140に視野が配置される前に、複数のそのような空白空間が走査され得る。このオートフォーカス方法は、図8を参照してより良く理解することができる。
ここで図8を参照すると、オートフォーカス方法の概略図180が示されている。より詳細には、現時点の論理画像セグメント(列r、行c)182の測定焦点値が利用可能であれば、次に続く論理画像セグメント(列r、行c+1)184の予測焦点値は、現時点の論理画像セグメント182に対応する測定焦点値に基づいて求めることができる。他方、現時点の論理画像セグメント182に対応する測定焦点値が利用可能できない場合又は現時点の論理画像セグメント182が大量の空白空間を含む場合、次に続く論理画像セグメント184の予測焦点値は、先行する列(r−1)から隣接する論理画像セグメント(列r−1、行c+1)186に対応する測定焦点値に基づいて求めることができる。更に、隣接する論理画像セグメント186に対応する測定焦点値さえも利用できない場合、次に続く論理画像セグメント184の予測焦点値は、先行する列(r−1)から近接しているが、必ずしも隣接していない論理画像セグメント(列r−1、行c+2)188に対応する測定焦点値に基づいて求めることができる。更に、先に指摘したように、予測焦点値の決定を容易にするために、それぞれの論理画像セグメントに対応する格納焦点パラメータをデータリポジトリ36から取り出すことができる。参照番号190は走査の方向を表す。
図6に戻って参照すると、本例では、第3の論理画像セグメント140に視野が戻る前に、複数の空白空間セグメントが走査される。第3の論理画像セグメント140の予測焦点値は、図8を参照して説明したように、第2の論理画像セグメント138に対応する測定焦点値z1に基づいて求めることができる。更に、予測焦点値は又、第3の論理画像セグメント140の位置に対応する格納焦点変化パラメータなどの予測可能な焦点変化情報に基づいて求めることができる。一実施形態では、予測可能な焦点変化は、論理画像セグメントに対応する(x、y)値の関数として表すことができる。先に指摘したように、予測可能な焦点変化は、手作業で又は以前の複数の走査からのデータを自動的に解析することによって補正することができる。それによって、一実施形態では、予測可能な焦点変化(PFV)は下記のように表される。即ち、
である。ここで、aは走査台22のx方向の傾斜、bは走査台22のy方向の傾斜、(x、y)は、第2の論理セグメント138又は第3の論理セグメント140に相当する位置の値である。
従って、第3の論理画像セグメント140の最適予測焦点値zpredは、最も近い測定焦点値(第2の論理画像セグメント138に対応する測定焦点値z1)及び格納焦点変化パラメータを用いて、下記のように求めることができる。即ち、
である。
一実施形態では、予測可能な焦点変化(PFV)(式(1))及び測定焦点値(式(2))の計算は線型関数を含み得る。他方、一部の他の実施形態では、非線型関数を、予測可能な焦点変化及び測定焦点値の計算に使用することができる。
同様に、第4の論理画像セグメント142の予測焦点値は、最も近い測定焦点z3を用いて予測することができ、第5の論理画像セグメント144の予測焦点値は、最も近い測定焦点値z4に基づいて求めることができる。従って、現時点の論理画像セグメントに対して近接する測定焦点情報を、走査台22、スライド28、及び/又は他の再現性のある変化についての格納補正情報と組み合わせて、次に来る走査する論理画像セグメントの予測焦点値を外挿することができる。
次に図9を参照すると、図1の制御部20の一実施形態200が示されている。先に指摘したように、制御部20は、複数の論理画像セグメントの第1の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を求め、その測定焦点値を用いて第1の論理画像セグメントを撮像し、その測定焦点値、及び格納焦点変化パラメータを用いて複数の論理画像セグメントの第2の論理画像セグメントの予測焦点値を求め、その予測焦点値を用いて第2の論理画像セグメントを撮像するように構成することができる。現在考案されている構成では、制御部20は、制御モジュール202と、画像取得モジュール204とを備えることができる。
制御モジュール202は、撮像装置10の走査台22によって支持され、スライド28上に配置された検体24の走査を制御するように構成することができる。図示された実施形態では、制御モジュール202は、マクロ画像及び走査計画構成要素206と、オートフォーカス構成要素208と、移動制御構成要素210と、タイミング構成要素212とを備えるものとして示されている。マクロ画像及び走査計画構成要素206は、検体24のマクロ画像の取得及び走査計画の作成を容易にするように構成することができる。更に、マクロ画像及び走査計画構成要素206は又、撮像装置10のユーザインターフェース及び諸制御機構との通信を可能にするように構成することができる。
オートフォーカス構成要素208は、走査計画構成要素206によって計画された走査シーケンスを制御するように構成することができる。更に、オートフォーカス構成要素208は、補助画像センサ18によって取得される補助画像の取得及び処理の助けとなるように構成することができる。更に、オートフォーカス構成要素208は、補助画像に関する量的特性値を計算する助けとなるように構成することができる。又、オートフォーカス構成要素208は、測定焦点値及び予測焦点値をデータリポジトリ36に格納し、格納焦点変化パラメータをデータリポジトリ36から取り出すことを容易にするように構成することができる。更に、オートフォーカス構成要素208は、撮像装置10によって取得された補助画像をデータリポジトリ36に格納することを容易にするように構成することができる。
続けて図9を参照すると、移動制御構成要素210は、1以上のスライドを撮像装置10の走査台22へ装填すること、及び/又はそこから取外すことを容易にするように構成することができる。更に、移動制御構成要素210は又、走査シーケンスを開始する前に、粗焦点値を計算する助けとなるように使用することができる。又、移動制御構成要素210は、X−Y方向の走査移動制御を容易にするように使用することができる。
更に、タイミング構成要素212は、撮像装置10の様々な構成要素の作動を同期させるように構成することができる。より詳細には、タイミング構成要素212は、補助画像及び主画像の取得を制御し、同期させるタイミング信号を生成するように構成することができる。一部の実施形態では、タイミング構成要素212は又、位置制御部の移動を制御することができる。
更に、画像取得モジュール204は、撮像装置10の主画像センサ16による主画像の取得を容易にするように構成することができる。更に、画像取得モジュール204は又、取得した主画像を事後処理するために用いることができる。例えば、画像取得モジュール204は、取得した諸主画像の位置合わせを容易にするために使用することができる。取得モジュール204は又、画像を可視化するために主画像を繋ぎ合せる手順を生成する助けとなるように構成することができる。
当業者は理解するであろうように、制御部20によって行うことができるような上記の例、教示、及びプロセス段階は、汎用又は専用コンピュータなどのプロセッサベースのシステム上の適切なコードによって実施することができる。本技術の様々な実施では、本明細書に記載された一部又は全ての段階を様々な順序又は実質的に同時、即ち並行して行うことができることにも又留意されたい。更に、関数は、それに限定されないがC++又はJava(商標)を含めて、様々なプログラム言語で実施することができる。そのようなコードは、当業者は理解するであろうように、格納されたコードを実行するためにプロセッサベースのシステムがアクセスすることができるメモリチップ、ローカル若しくは遠隔ハードディスク、光ディスク(即ち、CD又はDVD)又は他の媒体など、1以上の有形の機械可読媒体上に格納し又は格納に適合させることができる。有形の媒体は、命令がその上にプリントされる紙又は他の適切な媒体を含み得ることに留意されたい。例えば、命令は、紙又は他の媒体を光学走査することによって電子的に取得し、次いで必要なら適切にコンパイルし、解釈し又は別途処理し、次いでコンピュータのメモリに格納することができる。
次に図10を参照すると、本技術の例示的態様によるオートフォーカスを実行するための例示的タイミングダイアグラム220が示されている。一実施形態では、撮像装置10の様々な構成要素の信号のタイミングを、図9のタイミング構成要素212によって制御し、同期させることができる。図10及び以下の説明は特定の時間増分に言及するが、そのようなタイミングは、例示目的のためのみのものである。撮像装置10及びその構成要素が作動する速度は技術に比例すると言ってよく、従って、いかなる特定の細部も、限定的に理解すべきではないことは理解されるであろう。
現時点の論理画像セグメント(タイルn)で、タイミング構成要素212は、主画像センサ16(図1参照)を作動させることができる。続いて、主画像センサ16の取得制御を開始させる。一実施形態では、主画像センサ16の取得制御には、主画像センサ16のシャッタを含めることができる。又、一実施形態では、主画像センサ16のシャッタは、約1ミリ秒の間開放したままにすることができる。次いで、補助画像センサ18(図1参照)を、補助画像の取得を容易にするために作動させることができる。先に指摘したように、補助画像センサ18は、異なる焦点値で3つの補助画像を取得して、現時点の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を求める助けとするように構成することができる。従って、補助画像センサ18は、異なる3つの時点で作動させることができる。各作動では、補助画像センサ18の取得制御を開始させて、対応する補助画像を取得することができる。一実施形態では、補助画像センサ18の取得制御には、補助画像センサ18のシャッタを含めることができる。更に、一実施形態では、補助画像センサ18は、各作動間、約10ミリ秒の時間間隔で作動させることができる。更に、補助画像センサ18のシャッタを開放するとき、照明ストローブを発生させてLED又は他の照明装置を作動させることもできる。一実施形態では、照明ストローブに対する各作動の継続時間は、約10ミリ秒とすることができる。照明装置は、検体24を照明し、それによって、3つの補助画像を取得する助けとなるように構成することができる。
更に、位置制御部は、補助画像センサ18から受け取った情報に基づいて、対物レンズ12を検体24に対してZ方向に移動させるように構成することができる。より詳細には、位置制御部は、第1の補助画像を取得するために対物レンズ12を第1の焦点値に配置するように構成することができる。先に指摘したように、一部の実施形態では、第1の焦点値は粗焦点値を含み得る。続いて、図10に示すように、位置制御部は、対物レンズ12を第2の焦点値に配置するように構成することができ、第2の焦点値は、第1の焦点値より小さく、第2の補助画像の取得を容易にする。同様に、位置制御部は、対物レンズ12を第3の焦点値に引き続き配置するように構成することができ、第3の焦点値は、第1の焦点値より大きく、第3の補助画像の取得を容易にする。測定焦点値を求めた後は、位置制御部は、対物レンズ12を、測定焦点値に対応する検体距離に配置するように構成することができる。位置制御部は、次の論理画像セグメント(タイルn+1)が対物レンズ12との関係に至る前に、測定焦点値に対応する検体距離に対物レンズ12を配置するように構成することができることに留意されたい。図10に示すように、一実施形態では、現時点の論理画像セグメント(タイルn)と次の論理画像セグメント(タイルn+1)との間で検体にオートフォーカスするプロセスは、約60ミリ秒〜約80ミリ秒の範囲の時間間隔で完了することができる。
上記に説明したオートフォーカス方法及び撮像装置は、画質の劣化を最小限に抑えながら走査速度を大幅に向上させる。より詳細には、現時点の論理画像セグメントに対応する第1の位置から次に来る論理画像セグメントに対応する第2の位置まで検体を再配置する間に、次に来る論理画像セグメントの最適焦点値を求め、焦点値のあらゆる調節を実施するので、走査速度を向上させることができる。更に、これから取得する論理画像セグメントの予測焦点値が、既に取得した論理画像セグメント、並びに台の傾き及び揺れなどのあらゆる予測可能な変化源からの情報を使用し、それによって、向上した予測最適焦点値が得られる。次に来る論理画像セグメントの焦点値の正確な予測によって、主画像を取得する前に、その論理画像セグメント位置でオートフォーカスプロセスを完了させる必要性が回避され、それによって、十分な焦点品質を維持しながら走査速度が大幅に増加する。再現性のある機械的台高さの変化をオートフォーカス予測アルゴリズムに組み込むことによって、台の精密度に関する要件が緩和され、潜在的にコストの低減に至る。画質及び走査処理量を向上させることができ、それによって、画質を維持しながら走査速度を向上させることにより、臨床作業流れが改善される。
本明細書に本発明の一部の特徴のみを例示し説明して来たが、当業者には、多くの修正形態及び変更形態が思い浮かぶであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、そのような修正形態及び変更形態の全てを、本発明の真の主旨内に入るものとして包含するものと理解されたい。
10 撮像装置
12 対物レンズ
14 ビームスプリッタ
24 検体
26 カバースリップ
28 スライド
30 光線
32 主光線経路
34 補助光線経路
110 対象領域の偏位方法の概略図
112 第1の補助画像
114 第2の補助画像
116 第3の補助画像
118 第1の補助画像の対象領域
120 第2の補助画像の対象領域
122 第3の補助画像の対象領域
130 オートフォーカス方法の概略図
132 マクロ画像
134 論理画像セグメント
136 第1の論理画像セグメント
138 第2の論理画像セグメント
140 第3の論理画像セグメント
142 第4の論理画像セグメント
144 第5の論理画像セグメント
146 走査の方向
148 粗焦点位置
150 第1の論理画像セグメントから第2の論理画像セグメントに続く領域
170 オートフォーカスの例示的方法の概略図
172 現時点の論理画像セグメント
174 次に続く論理画像セグメント
176 走査方向
178 次に続く論理画像セグメントの予測焦点値の決定
180 オートフォーカス方法の概略図
182 現時点の論理画像セグメント
184 次に続く論理画像セグメント
186 先行する列から隣接する論理画像セグメント
188 必ずしも隣接していない論理画像セグメント
190 走査方向
200 制御部の一実施形態
220 例示的タイミングダイアグラム

Claims (21)

  1. 対物レンズと、撮像する検体を保持する台とを有する撮像装置において、オートフォーカスを行う方法であって、
    複数の論理画像セグメントの少なくとも第1の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を求めることと、
    前記測定焦点値を用いて前記第1の論理画像セグメントを撮像することと、
    前記測定焦点値及び格納焦点変化パラメータを用いて前記複数の論理画像セグメントの第2の論理画像セグメントの予測焦点値を求めることと、
    前記予測焦点値を用いて前記第2の論理画像セグメントを撮像することと
    を含む方法。
  2. 走査台によって支持された前記検体を撮像する粗焦点位置を求めることと、
    前記求めた粗焦点位置に前記対物レンズを配置することと、
    走査台によって支持された前記検体を撮像する粗焦点値を求めることと
    を更に含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記検体を、前記複数の論理画像セグメントに論理的に分割することを更に含む、請求項1記載の方法。
  4. 前記撮像装置に対して前記検体を再配置している間に、前記測定焦点値を求める、請求項1記載の方法。
  5. 前記第1の論理画像セグメントに対応する第1の位置から前記第2の論理画像セグメントに対応する第2の位置へ前記検体を再配置する間に、前記予測焦点値を求める、請求項1記載の方法。
  6. 前記予側焦点値を用いて前記第2の論理画像セグメントを撮像することが、前記検体と前記対物レンズとを隔てる距離を増加させ又は減少させることを含む、請求項1記載の方法。
  7. 前記格納焦点変化パラメータが、前記撮像装置、前記検体又は前記撮像装置及び前記検体の両方における再現性のある変化に相当する、請求項1記載の方法。
  8. 前記格納焦点変化パラメータが、前記台に関する傾き又は揺れに相当する、請求項7記載の方法。
  9. 前記格納焦点変化パラメータが、前記検体を収納しているスライドに関する再現性のある変化に相当する、請求項7記載の方法。
  10. 前記予測焦点値を求めることが、1以上の格納焦点変化パラメータをデータリポジトリから取り出すことを含む、請求項1記載の方法。
  11. 前記複数の論理画像セグメントの少なくとも前記第1の論理画像セグメントに対応する前記測定焦点値を求めることが、
    それぞれ異なる焦点値で3以上の補助画像を取得することと、
    前記補助画像のそれぞれに関して量的特性値を求めることと、
    前記量的特性値から前記測定焦点値を内挿することと
    を含む、請求項1記載の方法。
  12. 前記測定焦点値を求めることが、前記3以上の補助画像のそれぞれにおいて実質的に同様な画像ピクセルのセットを選定することを容易にするために、前記3以上の補助画像中の対象領域を所定の量だけ偏位させることを更に含む、請求項11記載の方法。
  13. 量的特性値を求めることが、ピクセルのサブセット中の各ピクセルに関して、前記ピクセルと前記ピクセルから1以上の他のピクセルによって側方に隔てられて隣り合うピクセルとの輝度の差を求め、前記画像の高さ及び幅全体の各ピクセルに対して前記輝度の差の自乗和を求めることを含む、請求項12記載の方法。
  14. 前記量的特性値から前記測定焦点値を内挿することが、
    前記3以上の補助画像の前記量的特性値を単一モード関数に当て嵌めることによって、前記測定焦点値を内挿することと、
    前記曲線のモードを特定することと
    を含む、請求項12記載の方法。
  15. 前記測定焦点値を求めることが、前記特定したモード、前記格納焦点変化パラメータ又はそれらの組合せに基づいて前記測定焦点値を求めることを更に含む、請求項14記載の方法。
  16. 対物レンズと、
    主フレームレートで検体の主画像を生成するように構成された主画像センサと、
    前記主フレームレートより速い補助フレームレートで前記検体の1以上の補助画像を生成するように構成された補助画像センサと、
    前記検体の前記画像にオートフォーカスするために、光軸に沿って前記対物レンズと前記検体との間の焦点値を調節するように構成された制御部と、
    前記検体を支持し、前記光軸に実質的に直交する少なくとも横方向に前記検体を移動させる走査台と
    を備える撮像装置であって、
    前記制御部が、
    複数の論理画像セグメントの少なくとも第1の論理画像セグメントに対応する測定焦点値を求め、
    前記測定焦点値を用いて前記第1の論理画像セグメントを撮像し、
    前記測定焦点値及び格納焦点変化パラメータを用いて前記複数の論理画像セグメントの第2の論理画像セグメントの予測焦点値を求め、
    前記予測焦点値を用いて前記第2の論理画像セグメントを撮像する
    ように構成されている、撮像装置。
  17. 前記検体から集められ前記対物レンズを通過して主光線経路と補助光線通路とに入射する光線を分割するように構成されたビームスプリッタを更に備える、請求項16記載の撮像装置。
  18. 前記撮像装置がデジタル光学顕微鏡を備える、請求項16記載の撮像装置。
  19. 対物レンズと、
    主フレームレートで検体の主画像を生成するように構成された主画像センサと、
    前記主フレームレートより速い補助フレームレートで前記検体の1以上の補助画像を生成するように構成された補助画像センサと、
    前記検体の前記画像にオートフォーカスするために、光軸に沿って前記対物レンズと前記検体との間の焦点値を調節するように構成された制御部と、
    前記検体を支持し、前記光軸に実質的に直交する少なくとも横方向に前記検体を移動させる走査台と
    を備える撮像装置であって、
    前記制御部が、
    前記検体の走査計画を決定するマクロ画像及び走査計画構成要素と、
    補助画像を取得し処理するオートフォーカス構成要素と、
    前記対物レンズに対する前記検体の移動を制御する移動制御構成要素と、
    前記補助画像、前記主画像又はそれら両方の取得タイミングを同期させるタイミング構成要素と
    を備える、撮像装置。
  20. 1以上の主画像を取得するための画像取得モジュールを更に備える、請求項19記載の撮像装置。
  21. 前記撮像装置がデジタル光学顕微鏡を備える、請求項19記載の撮像装置。
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