JP2012523061A - ダイオードを有するクロスポイント不揮発性メモリセルの書き込み方法 - Google Patents

ダイオードを有するクロスポイント不揮発性メモリセルの書き込み方法 Download PDF

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Abstract

メモリシステムは、X線と、第1Y線と、第2Y線と、X線に沿って延びる第1型の半導体領域と、第1Y線と第1型の半導体領域との間にある第1スイッチング材料及び第2型の第1半導体領域と、第2Y線と第1型の半導体領域との間にある第2スイッチング材料及び第2型の第2半導体領域と、制御回路とを含む。制御回路は、X線、第1Y線、及び、第2Y線と通信する。制御回路は、第1スイッチング材料と、第2スイッチング材料と、第1型の半導体領域と、第2型の第1半導体領域と、第2型の第2半導体領域とを介して第2Y線から第1Y線へ第1電流を流すことにより、第1スイッチング材料のプログラミング状態を第1状態に変化させる。

Description

本発明は、データ記憶の技術に関する。
種々の材料が可逆的な抵抗スイッチング特性を示す。これらの材料には、カルコゲニド、カーボンポリマー、グラファイトカーボン、カーボンナノチューブ、ペロブスカイト、及び、ある種の金属酸化物や窒化物が含まれる。具体的には、1種類のみの金属を含有し、信頼性のある抵抗スイッチング挙動を示す金属酸化物及び窒化物が存在する。このグループは、例えば、NiO、Nb、TiO、HfO、Al、MgO、CrO、VO、BN、及び、AlNを含んでおり、このことは、Pagnia and Sotnick,「Bistable Switching in Electroformed Metal−Insulator−Metal Device」,Phys.Stat.Sol.(A)108,11−65(1988)に記載されている。これらの材料のうちの1つにより構成される層は、初期状態、例えば、比較的低い抵抗状態で形成されることがある。十分な電圧の印加後に、材料は、安定した高抵抗状態に切り替わる。この抵抗スイッチングは可逆的であり、その後の適切な電流又は電圧の印加によって抵抗スイッチング材料を安定した低抵抗状態に戻すことができる。この変換は、何度も繰り返すことができる。一部の材料に関して、初期状態は、低抵抗ではなく、高抵抗である。
これらの可逆抵抗スイッチング材料は、不揮発性メモリアレイでの使用に関心がもたれている。一方の抵抗状態が例えばデータ「0」に対応し、他の一方の抵抗状態がデータ「1」に対応することがある。これらの材料のうちの一部は、3つ以上の安定した抵抗状態を有することがある。
可逆抵抗スイッチング素子から形成された不揮発性メモリが知られている。例えば、2005年5月9日付けで出願され、発明の名称が「REWRITEABLE MEMORY CELL COMPRISING A DIODE AND A RESISTANCE−SWITCHING MATERIAL」であり、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2006/0250836号には、金属酸化物又は金属窒化物のような可逆抵抗スイッチング材料と直列に結合されたダイオードを有する書き換え可能不揮発性メモリセルが記載されている。
しかし、可逆抵抗スイッチング材料を採用するメモリデバイスを動作させることは、困難である。
可逆抵抗スイッチング素子を使用する記憶システムについて説明する。可逆抵抗スイッチング素子の抵抗の読み出し、セット、及び、リセットを制御する様々な回路及び方法が開示される。
一実施形態は、集積回路メモリシステムの第1記憶素子をプログラミングする方法を含む。メモリシステムは、第1記憶素子と第2記憶素子を有する。第1記憶素子は、第1Y線とX線の間に接続されている。第2記憶素子は、第2Y線とX線の間に接続されている。この方法は、第1Y線と第2Y線の間に第1電流を流すことによって、第1記憶素子を第1状態へ状態変化させるステップを有する。
不揮発性記憶装置の一実施形態は、X線と、第1Y線と、第2Y線と、X線に沿って延びる第1型の半導体領域と、第1Y線と第1型の半導体領域の間にある第1スイッチング材料及び第2型の第1半導体領域と、第2Y線と第1型の半導体領域の間の第2スイッチング材料及び第2型の第2半導体領域と、X線、第1Y線、及び、第2Y線と通信する制御回路を有する。第2型の第1半導体領域は、第1型の半導体領域に隣接している。第2型の第2半導体領域は、第1型の半導体領域に隣接している。制御回路は、第1スイッチング材料及び第2スイッチング材料を介して第2Y線から第1Y線へ第1電流を流すことによって、第1スイッチング材料のプログラミング状態を第1状態に変化させる。
不揮発性記憶装置の一実施形態は、複数のX線レールと、複数のY線レールと、レール状に形成され、X線レールに隣接する第1型の半導体領域と、Y線レールとX線レールの間にある複数のピラーと、X線レール及びY線レールと通信する制御回路を有する。ピラーは、抵抗スイッチング材料と、第2型の半導体領域を有する。第2型の半導体領域は、レール状に形成された第1型の半導体領域に隣接している。複数のピラーは、第1ピラーと第2ピラーとを有する。第1ピラーは、第1Y線レールと第1X線レールとの間に配置されている。第2ピラーは、第2Y線レールと第1X線レールとの間に配置されている。第1ピラーと第2ピラーは、第1型の共通半導体領域に隣接している。制御回路は、第1型の共通半導体領域、第1ピラー、及び、第2ピラーを介して、第2Y線レールから第1Y線レールに第1電流を流すことによって、第1ピラーのプログラミング状態を変化させる。
一実施形態は、メモリシステムの第1記憶素子をプログラミングする方法を含む。メモリシステムは、第1記憶素子と第2記憶素子を有する。第1記憶素子は、第1Y線とX線の間に接続されている。第2記憶素子は、第2Y線とX線の間に接続されている。第1記憶素子と第2記憶素子とは、X線に沿って延びる共通半導体領域を共有する。第1記憶素子は、共通半導体領域の第1部分に隣接する第1半導体領域を有する。第2記憶素子は、共通半導体領域の第2部分に隣接する第2半導体領域を有する。この方法は、X線にバイアスをかけることによって共通半導体領域を介して第2半導体領域と第1半導体領域の間に電流を流すステップと、第1Yラインを低電圧レベルにバイアスするステップと、第2Y線をより高い電圧レベルにバイアスすることによって、第2半導体領域、共通半導体領域、及び、第1半導体領域を介して第2Y線から第1Y線へ電流を流し、第1記憶素子を第1状態に状態変化させるステップを有する。
一実施形態は、メモリシステムの第1記憶素子をプログラミングする方法を含む。メモリシステムは、第1記憶素子と第2記憶素子を有する。第1記憶素子は、制御線のうちの第1型の選択制御線と、制御線のうちの第2型の選択制御線とに接続されている。第2記憶素子は、制御線のうちの第1型の選択制御線と、制御線のうちの第2型の異なる制御線とに接続されている。第1記憶素子と第2記憶素子は、共通半導体領域を共有する。この方法は、制御線のうちの第1型の非選択制御線を第1電圧レベルにバイアスするステップと、制御線のうちの第1型の選択制御線を第2電圧レベルにバイアスするステップと、制御線のうちの第2型の非選択制御線を第3電圧レベルにバイアスするステップと、制御線のうちの第2型の選択制御線を第4電圧レベルにバイアスするステップと、制御線のうちの第2型の異なる制御線を第5電圧レベルにバイアスするステップを有する。第2電圧レベルは、第1電圧レベルより低い。第3電圧レベルは、第1電圧レベルより低い。第4電圧レベルは、第2電圧レベルより低い。第5電圧レベルは、第4電圧レベルより高い。異なる制御線からの電流は、第1記憶素子の状態を第1状態に変化させる。
可逆抵抗スイッチング素子を有するメモリセルの一実施形態の簡略斜視図である。 図1の複数のメモリセルにより形成された3次元メモリアレイの一部の簡略側面図である。 1つ以上の集積回路上に形成することができるメモリシステムの一実施形態のブロック図である。 3次元メモリアレイの一部の斜視図である。 3次元メモリアレイの一部の斜視図である。 可逆抵抗スイッチング素子のI−V特性を示すグラフである。 一実施形態の読み出し動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 メモリセルの一実施例の抵抗のセットを実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 一実施形態のセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 一実施形態のセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 一実施例のメモリセルに対するリセット動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 一実施形態のリセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 一実施形態のリセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 メモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 フォーミング動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 一実施形態のフォーミング動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 メモリアレイに対するのセット動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 メモリセルに対するセット動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 一実施形態のセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 一実施形態のセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 一実施形態のセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 一実施形態のセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 メモリセルに対するリセット動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 一実施形態のリセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 メモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 メモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 メモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 メモリアレイを動作させるプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 メモリアレイを動作させるプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 フォーミング動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 一実施形態のフォーミング動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 セット動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 一実施形態のセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 一実施形態のセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 リセット動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。 一実施形態のリセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。 一実施形態のリセット動作の間のメモリアレイの一実施形態の一部の概略図である。
1または複数の可逆抵抗スイッチング素子を有するメモリセルを含むメモリシステムが提供される。可逆抵抗スイッチング素子の抵抗のセット及びリセットを制御する種々の回路及び方法が開示される。
(メモリセル及びシステム)
図1は、第1の導体10と第2の導体12との間にあり、ステアリング素子と直列に結合された1個の可逆抵抗スイッチング素子を含むメモリセル14の一実施形態についての簡略化された斜視図である。ステアリング素子は、ダイオードのような非線形導電電流特性を示す適当なデバイスの形態をとることができる。
可逆抵抗スイッチング素子は、2つ以上の状態の間で可逆的に切り替え可能な抵抗性を有している可逆抵抗スイッチング材料を含む。例えば、可逆抵抗スイッチング材料は製造後に初期高抵抗状態にあり、この初期高抵抗状態は第1の電圧及び/又は電流の印加後に低抵抗状態に切り替わることができる。第2の電圧及び/又は電流の印加によって、可逆抵抗スイッチング材料が高抵抗状態に戻ることができる。反対に、可逆抵抗スイッチング素子は製造後に初期低抵抗状態にあり、この初期低抵抗状態は適切な電圧及び/又は電流の印加後に高抵抗状態に可逆的に切り替わってもよい。メモリセルで使用されたときには、一方の抵抗状態が2進数「0」を表現し、他の一方の抵抗状態が2進数「1」を表現することがある。しかし、3つ以上のデータ/抵抗状態が使用されてもよい。多数の可逆抵抗スイッチング材料と、可逆抵抗スイッチング材料を用いるメモリセルの動作が、例えば、参照によって本明細書中に組み込まれる米国特許出願公開第2006/0250836号に記載されている。
一実施形態では、高抵抗状態から低抵抗状態へ抵抗を切り替えるプロセスは、セット動作と呼ばれる。低抵抗状態から高抵抗状態へ抵抗を切り替えるプロセスは、リセット動作と呼ばれる。一実施形態では、高抵抗状態が2進数データ「0」に関連付けられ、低抵抗状態が2進数データ「1」に関連付けられる。他の実施形態では、セット化及びリセット化、及び/又は、データ符号化を、逆転させることができる。
一部の実施形態では、可逆抵抗スイッチング材料は、金属酸化物から形成されることがある。種々の異なる金属酸化物を使用できる。一実施例では、ニッケル酸化物が使用される。
少なくとも一つの実施形態では、選択的堆積プロセスの使用によって、ニッケル酸化物層が、エッチングされることなく可逆抵抗スイッチング材料において使用されることがある。例えば、可逆抵抗スイッチング素子は、電気メッキ、無電解堆積などのような堆積プロセスを用いて、ニッケル含有層を基板の上に形成された導電面上だけに選択的に堆積させて形成されることがある。このように、基板の上の導電面だけが(ニッケル含有層の堆積より前に)パターニング及び/又はエッチングされ、ニッケル含有層はパターニング及び/又はエッチングされない。
少なくとも一つの実施形態では、可逆抵抗スイッチング材料は、ニッケルを選択的に堆積し、次に、ニッケル層を酸化することにより形成されたニッケル酸化物層の少なくとも一部分を有する。例えば、Ni、Ni、又は、別の類似した形のニッケルが無電解堆積、電気メッキ、又は、類似した選択的プロセスを使用して選択的に堆積させられ、次に、(例えば、急速熱酸化又は別の酸化プロセスを使用して)酸化することによってニッケル酸化物が形成される。他の実施形態では、ニッケル酸化物自体が選択的に堆積させられる。例えば、NiO、NiOx−、又は、NiOy−含有層が、選択的堆積プロセスを使用してステアリング素子の上方に選択的に堆積させられ、次に、(必要に応じて)アニール及び/又は酸化される。
本発明によれば、他の材料が選択的に堆積させられ、次に、必要に応じてアニール及び/又は酸化されることで、メモリセルで用いられる可逆抵抗スイッチング材料が形成される場合がある。例えば、Nb、Ta、V、Al、Ti、Co、コバルトニッケル合金などの層が、例えば、電気メッキによって選択的に堆積させられ、そして酸化されることで、可逆抵抗スイッチング材料が形成されることがある。
可逆抵抗スイッチング材料を使用したメモリセルの製造に関するより多くの情報は、発明の名称が「Memory Cell That Employs A Selectively Deposited Reversible Resistance Switching Element and Methods of Forming The Same」であり、2007年6月29日付けで出願され、米国特許出願公開第2009/0001343号として公開され、参照によって本明細書中にその全体が組み込まれる米国特許出願第11/772,084号に記載されている。
導体10及び12は、典型的に互いに直交し、メモリセルのアレイにアクセスするためのアレイ端子線を形成する。1つの層でのアレイ端子線(アレイ線とも呼ばれる)は、X線と称されることがある。垂直方向に隣接した層でのアレイ端子線は、Y線と称されることがある。メモリセルは、投影された各X線と各Y線との交点に形成され、それぞれの交差するX線とY線との間に接続され得る。用語「X線」及び「Y線」は、任意の呼び名であり、他の用語を使用してもよい。一実施形態では、X線がワード線としての機能を果たし、Y線がビット線としての機能を果たす。別の実施形態では、X線がビット線としての機能を果たし、Y線がワード線としての機能を果たす。他の実施形態では、X線及びY線は、異なる形態で使用される。一実施例では、図1の導体10がY線であり、導体12がX線である。
導体10及び12は、タングステン、何らかの適切な金属、高濃度にドープされた半導体材料、導電性ケイ素化物、導電性ケイ素化−ゲルマニウム化物、導電性ゲルマニウム化物等の適当な導電材料を含む。図1の実施形態では、導体10及び12は、レール状であり、異なった方向(例えば、実質的に垂直方向)に延びる。他の導体の形状及び/又は構成が使用されてもよい。一部の実施形態では、デバイス性能を改善し、及び/又は、デバイス製造を補助するために、バリア層、接着層、反射防止コーティングなど(図示せず)が導体10及び12と共に使用されることがある。
図2は、一実施形態で使用可能な、典型的なモノリシック3次元メモリアレイの一部の側面断面図である。しかし、半導体基板の上、上方、又は、内部に製造された2次元メモリ構造を有する他のメモリ構造を、種々の実施形態に使用してもよい。X線層及びY線層の両方は、図2に構造が示された垂直方向に隣接する層の中のメモリセル間で共有される。この構成は、しばしば完全ミラー型構造と呼ばれる。実質的に平行であり、同一平面上にある複数の導体は、第1のメモリレベルL0にY線162の第1の組を形成する。レベルL0のメモリセル152は、これらのY線と、隣接するX線164との間に形成される。図2の配置では、X線164は、メモリ層L0とL1との間で共有され、よって、メモリレベルL1のメモリセル170にさらにつながる。導体の第3の組が、レベルL1でこれらのセルのためのY線174を形成する。これらのY線174は、次に、メモリレベルL1とメモリレベルL2との間で共有される。メモリセル178は、Y線174及びX線176に接続されており、第3のメモリレベルL2を形成する。メモリセル182は、X線176及びY線180に接続されており、第4のメモリレベルL3を形成する。メモリセル186は、Y線180及びX線184に接続されており、第5のメモリレベルL4を形成する。このステアリング素子(例えば、ダイオード)の極性の配置と、X線及びY線のそれぞれの配置とは、実施形態によって変化することがある。さらに、5個より多い、または、少ないメモリレベルが使用されてもよい。
pinダイオードが図2の実施形態におけるメモリセルのステアリング素子として使用される場合には、メモリセル170のダイオードは、メモリセル152の第1のレベルのpinダイオードに対して上下逆に形成され得る。例えば、セル152がn型のボトム高濃度ドープ領域とp型のトップ高濃度ドープ領域とを有する場合には、セル170の第2のレベルにおいて、ボトム高濃度ドープ領域がp型であり、トップ高濃度ドープ領域がn型であってもよい。
代替的な実施形態では、レベル間誘電体を隣接するメモリレベルの間に形成することができ、メモリレベルの間で導体は共有されない。3次元モノリシック記憶メモリのためのこの種の構造体は、しばしば非ミラー型構造体と呼ばれる。一部の実施形態では、導体を共有する隣接するメモリレベルと、導体を共有しない隣接するメモリレベルとが、同じモノリシック3次元メモリアレイの中で積層されていてもよい。他の実施形態では、一部の導体が共有されるが、他の導体は、共有されない。例えば、X線だけ、又は、Y線だけを一部の構成において共有することができる。この種の構成は、しばしばハーフミラー型と呼ばれる。メモリレベルは、必ずしもすべてが同じ型のメモリセルをもつように形成されなくてもよい。必要に応じて、抵抗変化材料を使用するメモリレベルは、他の型のメモリセルを使用するメモリレベルと交互に配置されてもよい。
発明の名称が「Transistor Layout Configuration for Tight Pitched Memory Array Lines」である米国特許第7,054,219号に記載された一実施形態では、ワード線は、アレイの異なるワード線層に配置されたワード線セグメントを用いて形成されている。これらのセグメントは、個別のワード線を形成するため垂直接続によって接続することができる。1本ずつが別個の層に存在し、実質的に垂直に位置合わせされた(それにもかかわらず、一部の層に小さい横オフセットがある)ワード線のグループは、集合的に行と呼ばれることがある。行の内部のワード線は、好ましくは、行アドレスの少なくとも一部分を共有する。同様に、1本ずつが別個の層に存在し、実質的に垂直に位置合わせされた(それにもかかわらず、この場合も一部の層に小さい横オフセットがある)ビット線のグループは、集合的に列と呼ばれることがある。列の内部のビット線は、好ましくは、列アドレスの少なくとも一部分を共有する。
モノリシック3次元メモリアレイは、複数のメモリレベルが、間に基板を介在させることなく、ウェハのような単一の基板上に形成されているメモリアレイである。1つのメモリレベルを形成する層は、既存の単一または複数レベルの層上に直接的に堆積又は成長させられる。これに対して、積層メモリは、別個の基板上にメモリレベルを形成し、メモリレベルを互いに重ねて接着することにより構築されており、これは、発明の名称が「Three Dimensional Structure Memory」であるLeedyによる米国特許第5,915,167号に示されている。基板は、接合前に薄板化されるか、又は、メモリレベルから取り除かれるが、メモリレベルは初期的には別個の基板の上に形成されるので、このようなメモリは真のモノリシック3次元メモリアレイではない。
図1及び2は、ピラー形状をしたメモリセルと、レール形状をした導体とを示す。しかし、本明細書に記載された技術は、メモリセルのためのいずれか1つの具体的な構造体又は形状に限定されない。可逆抵抗スイッチング材料を含むメモリセルを形成するために、他の構造を使用してもよい。例えば、以下の特許;米国特許第6,952,043号、米国特許第6,951,780号、米国特許第6,034,882号、米国特許第6,420,215号、米国特許第6,525,953号、及び、米国特許第7,081,377号は、可逆抵抗スイッチング材料を使用可能なメモリセルの構造体の実施例を提供する。
図3は、本明細書に記載された技術を実施するメモリシステム300の一実施例を描くブロック図である。メモリシステム300は、上述されているようにメモリセルの2次元又は3次元アレイであるメモリアレイ302を有する。一実施形態では、メモリアレイ302は、1つ以上の集積回路に形成されたモノリシック3次元メモリアレイである。メモリアレイ302のアレイ端子線は、行として編成されたワード線の種々の層と、列として編成されたビット線の種々の層とを有する。しかし、他のオリエンテーションを実施することもできる。
メモリシステム300は、メモリアレイ302のそれぞれのワード線に接続されている出力308を有する行制御回路320を有する。行制御回路320は、システム制御ロジック回路330からM個の行アドレス信号と1個以上の種々の制御信号とのグループを受信し、典型的には、読み出し及びプログラミング(例えば、セット及びリセット)の両方の動作のための行デコーダ322と、アレイ端子ドライバ324と、ブロック選択回路326とのような回路を含む。メモリシステム300は、メモリアレイ302のそれぞれのビット線に接続されている入力/出力306を有する列制御回路310をさらに有する。列制御回路306は、システム制御ロジック330からN個の列アドレス信号と1個以上の種々の制御信号とのグループを受信し、典型的には、列デコーダ312と、アレイ端子レシーバ又はドライバ314と、ブロック選択回路316のような回路と、読み出し/書き込み回路及びI/Oマルチプレクサと共に含むことがある。システム制御ロジック330は、ホストシステム(例えば、コンピュータ、PDA、電話機、カメラなど)からデータ及びコマンドを受信し、出力データをホストに提供する。他の実施形態では、システム制御ロジック330は、別個のコントローラ回路からデータ及びコマンドを受信し、出力データをホストと通信しているこのコントローラ回路に提供する。システム制御ロジック330は、メモリシステム300の動作を制御する1個以上の状態機械とレジスタと他の制御ロジックとを含むことがある。
一実施形態では、図3に描かれたコンポーネントのすべては、単一の集積回路に配置される。例えば、システム制御ロジック330と、列制御回路310と、行制御回路320は、基板の表面に形成され、メモリアレイ302は、基板の上に(従って、システム制御ロジック330、列制御回路310、及び、行制御回路320の上に)形成されたモノリシック3次元メモリアレイである。一部の事例では、制御回路の一部分は、いくつかのメモリアレイと同じ層に形成することができる。一部の実施形態では、メモリは、1つ以上の半導体を使用して製造される。
メモリアレイを有する集積回路は、通常は、アレイを所定数のサブアレイ、すなわち、ブロックに細分する。ブロックは、例えば、16個、32個、又は、異なった個数のブロックを有するベイにさらにグループ分けすることができる。頻繁に使用されるように、サブアレイは、一般的に、デコーダ、ドライバ、センスアンプ、及び、入力/出力回路によって切断されない連続的なワード線及びビット線を有するメモリセルの連続的なグループである。これは、種々の理由のうちのいずれかのため行われる。例えば、ワード線及びビット線の抵抗及び容量から発生し、このようなワード線及びビット線を伝播する信号遅延(すなわち、RC遅延)は、大型アレイの中で非常に顕著なることがある。これらのRC遅延は、各ワード線及び/又は各ビット線の長さが短縮されるように、大型アレイを小型サブアレイのグループに細分することにより低減されることがある。別の実施例として、メモリセルのグループへのアクセスと関連付けられた電力は、所定のメモリサイクルの間に同時にアクセスされるメモリセルの個数の上限を決定づけることがある。その結果、大型メモリアレイは、多くの場合、同時にアクセスされるメモリセルの個数を減少させるために小型サブアレイに細分される。それにもかかわらず、説明の簡潔さのため、アレイは、デコーダ、ドライバ、センスアンプ、及び、入力/出力回路によって一般に切断されない連続的なワード線及びビット線を有するメモリセルの連続的なグループを参照するために、サブアレイと同義的に使用されることもある。集積回路は、1つ以上のメモリアレイを含むことがある。
(構造)
図4は、3次元モノリシック・メモリアレイの一部分の側面断面図であり、2つの隣接するメモリセルを示す。本文書の目的のため、隣接は、接近、近接又は連続して位置することを意味する。例えば、2つの隣接するメモリセルの間に介在材料層が存在してもよい。図4の実施形態では、2つの隣接するメモリセルは、異なるY線に接続されている一方で、同じX線に接続されている。図4は、3次元モノリシック・メモリアレイのうちの1レベルだけを示すことに留意されたい。
図4に描かれた第1の層は、電極402である。一実施形態では、電極402は、チタン窒化物(TiN)を含む。電極402の上に導体404がある。一実施形態では、導体404は、タングステン(W)を含む。他の実施形態では、他の金属が使用されることがある。一実施例では、導体404は、図1の導体12に対応し、X線と呼ばれる。導体404の上に電極406がある。一実施形態では、電極406は、TiNを含む。電極406の上にn+層408がある。n+層408の上にn−層410がある。一実施形態では、n+層408とn−層410とは、シリコンである。他の実施形態では、他の半導体を使用することができる。電極402と、導体404と、電極406と、シリコン層408及び410は、図4を描く紙面上で左から右へ延びるレールの形状に形成されている。このレールは、多数のメモリセルに接続している。
図4は、2つの隣接するメモリセルを示す。第1のメモリセルのため、n−層410の上にp+層420がある。一実施形態では、p+層420は、シリコンであるが、他の実施形態では、他の半導体を使用してもよい。p+層420の上に、二ケイ化チタン(TiSi)層422がある。TiSi層422の上に、電極424がある。一実施形態では、電極424は、TiNを含む。本実施形態では、p+層420と、TiSi層422と、電極424は、ピラー形状である。電極424の上に可逆抵抗スイッチング材料426がある。上記した可逆抵抗スイッチング材料のうちのいずれをも使用することができる。可逆抵抗スイッチング材料426の上に電極428がある。一実施形態では、電極428は、TiNを含む。TiN428の上に導体430がある。一実施形態では、導体430は、タングステン(W)製である。本実施形態では、可逆抵抗スイッチング材料426と、電極428と、導体430とは、レールとして形成される。図4に描かれたオリエンテーションにおいて、層426〜430のレールは紙面を出入りする向きに伸び、層402〜410のレールは左右に延びる。
図4に描かれた第2のメモリセルは、n−層410の上のp+層440を有する。p+層440の上にTiSi層442がある。TiSi層442の上に電極444がある。一実施形態では、電極444は、TiNを含む。層440〜444は、上述されたようにピラー形状である。
可逆抵抗スイッチング材料446が、電極444の上にある。可逆抵抗スイッチング材料446の上に、電極448(例えば、TiN)がある。電極448の上に、一実施形態ではタングステン製である導体450がある。一実施例では、導体404は、X線であり、導体430及び450は、Y線である。例えば、導体404は、図1の導体12に対応し、導体430は、図1の導体10に対応する。
上述されたように、図4は、3次元モノリシック・メモリアレイのうちの1層だけを示す。このメモリアレイは複数層を有し、各層が図4の構造からなる。さらに、各Y線は、第1の方向(Y方向)において複数の可逆抵抗スイッチング材料につながる。X線は、第2の方向(例えば、X方向)に沿って複数の可逆抵抗スイッチング材料につながる。本明細書の目的のため、導体は、他の材料の1層以上の介在層があるとしても、可逆抵抗スイッチング材料に接続されている、と考えられる。
一実施形態では、図4のピラー層は、下にあるデバイスレール及び上にあるレールと自己整合されるように2重にエッチングされる。タングステン導体線404は、ダマシンプロセスを使用して形成することが可能であり、又は、エッチングされた線でもよい。電極402及び406は、タングステン層404と共に形成される。デバイスレール(n+シリコン層408とn−シリコン層410とを含む)は、(層402〜406をエッチングした後の)第2のエッチングプロセスになる。デバイスレール(層408〜410)に対して第2のエッチングを実行するときに、層420〜424及び440〜444は、これらの層が層408及び410に幾何学的に類似したレールを初期的に形成するように、同じ方向に同様にエッチングされる。導体430と電極428と可逆抵抗スイッチング材料426とを形成するとき、第2のマスクが使用され、第3のエッチングプロセスが実行される。第3のエッチングプロセスは、層430、428、426、424、422、420と、n−シリコン層410の小さい部分とをエッチングする。この第3のエッチング層は、層426〜430を含むレールを形成し、第2のエッチングと直交する方向に層420〜424をエッチングし、それによって、層420〜424をピラーに形成する。このように、第2のエッチングは層408〜424を含み、第3のエッチングは(層410の小さい部分と共に)層420〜430を含む。従って、層420から424は、2重にエッチングされる。p+層420(及びp+層440)の下側に2重エッチングを広げることにより、隣接するピラーの間でパンチスルーを抑制することができる。
図5は、本明細書に記載された技術に適したメモリセルを実施する構造の別の実施形態を示す。図5の構造は、図4の構造に酷似している。図4の構造と図6の構造との間の一つの相違は、図4の構造では、可逆抵抗スイッチング材料426(及び可逆抵抗スイッチング材料446)が導体430を含むレールの一部であることである。図5の実施形態では、可逆抵抗スイッチング材料427は、層420〜424を含むピラーの一部である。同様に、可逆抵抗スイッチング材料447は、層440から444を含むピラーの一部である。上記構造の他の変形と、他の構造とが、本明細書に記載された技術と共に使用することができる。
図4及び5の実施形態では、p型材料及びn型材料は、p型材料がレール上にあり、n型材料がピラーの中にあるように、逆にすることができることに留意されたい。したがって、デバイスは、PNP構造(p+420、n−410、p+440)の代わりに、NPN構造を有することが可能である。よって、同様に、PNP構造とNPN構造のどちらが使用されるかに基づいて、本明細書において特定される電流は、電子電流でも正孔電流でもよい。
(読み出し)
上述したように、可逆抵抗スイッチング素子は、2つ以上の状態の間で可逆的に切り替えられる。例えば、可逆抵抗スイッチング材料は、製造後に、初期高抵抗状態にあり、この初期高抵抗状態は、第1の電圧及び/又は電流の印加後に低抵抗状態に切り替えられることができる。第2の電圧及び/又は電流の印加は、可逆抵抗スイッチング材料を高抵抗状態へ戻すことがある。図6は、金属酸化物可逆抵抗スイッチング素子の一例の実施形態における電圧対電流のグラフである。線460は、高抵抗状態(ROFF)にあるときの可逆抵抗スイッチング素子のI−V特性を表す。線462は、低抵抗状態(RON)にあるときの可逆抵抗スイッチング素子のI−V特性を表す。Vsetは、可逆抵抗スイッチング素子を低抵抗状態にセットするのに必要な電圧である。Vresetは、可変抵抗スイッチング素子を高抵抗状態にリセットするのに必要な電圧である。
高抵抗状態(線460を参照のこと)にある間は、電圧Vsetと十分な電流とが印加されると、可逆抵抗スイッチング素子は低抵抗状態にセットされる。Vsetが印加されると、電圧はある程度一定に保たれ、電流はIset_limitへ向かって増加する。ある時点で、可逆抵抗スイッチング素子はセットされ、デバイスの挙動は線462に基づくことになる。最初に可逆抵抗スイッチング素子がセットされるときには、デバイスをセットするのにVf(フォーミング電圧)が必要とされることに留意されたい。その後、Vsetを使用することができる。フォーミング電圧Vfは、Vsetより大きい場合がある。
低抵抗状態(線462を参照のこと)にある間に、電圧Vresetと十分な電流(Ireset)とが印加されると、可逆抵抗スイッチング素子は高抵抗状態にリセットされる。
一実施形態では、Vsetは、約5ボルトであり、Vresetは、約3ボルトであり、Iset_limitは、約5μAであり、Ireset電流は、約30μAである。
可逆抵抗スイッチング素子がどの状態にあるかを判定するために、電圧が印加され、結果として生じる電流が測定される。高い測定電流(線462を参照のこと)は、可逆抵抗スイッチング素子が低抵抗状態にあることを示す。低い測定電流(線460を参照のこと)は、可逆抵抗スイッチング素子が高抵抗状態にあることを示す。
図6Aは、メモリセルの状態を読み出すため使用される回路の一実施形態を示す。図6Aは、メモリセル470、472、474及び476を含むメモリアレイの一部を示す。多数のY線のうちの2本と多数のX線のうちの2本とが描かれている。1本のY線のための読み出し回路は、対応するY線を選択する又は選択しないために列デコーダ312によって供給されるゲート電圧によって制御されるトランジスタ478を介してY線に接続されるように示されている。トランジスタ478は、Y線をデータバスに接続する。書き込み回路484(これは、システム制御ロジック330の一部である)は、データバスに接続されている。トランジスタ482は、データバスにつながり、クランプ制御回路480(これは、システム制御ロジック330の一部である)によって制御されるクランプデバイスとして動作する。トランジスタ482は、コンパレータ486及び基準電流源Irefにも接続されている。コンパレータ486の出力は、(システム制御ロジック330、コントローラ、及び/又は、ホストへの)データ出力端子と、データラッチ488とに接続されている。書き込み回路484も、データラッチ488に接続されている。
可逆抵抗スイッチング素子の状態の読み出しを試みるときに、すべてのX線は、最初に、Vread(例えば、約2ボルト)にバイアスされ、すべてのY線は接地される。次に、選択X線が接地まで引かれる。例示の目的のため、この説明では、メモリセル470が読み出しのため選択されていると仮定する。1本以上の選択Y線は、(トランジスタ478をオンにすることにより)データバスとクランプデバイス(約2ボルト+Vtを受けるトランジスタ482)とを介してVreadまで引かれる。クランプデバイスのゲートは、Vreadより高いが、Y線をVread付近に維持するため制御される。電流は、Vsenseノードからトランジスタ482を介して選択されたメモリセルによって引かれる。Vsenseノードは、高抵抗状態電流と低抵抗状態電流との間にある基準電流Irefをさらに受ける。Vsenseノードは、セル電流と基準電流Irefとの間の電流差に応じて動く。コンパレータ486は、Vsense電圧をVref読み出し電圧と比較することによりデータ出力信号を発生させる。メモリセル電流がIrefより大きい場合、メモリセルは、低抵抗状態にあり、Vsenseでの電圧は、Vrefより低くなる。メモリセル電流がIrefより小さい場合、メモリセルは、高抵抗状態にあり、Vsenseでの電圧は、Vrefより大きくなる。コンパレータ486からのデータ出力信号は、データラッチ488にラッチされ、システム制御ロジック330、コントローラ、及び/又は、ホストに通知される。
(順バイアスセット及び逆バイアスリセット)
図7は、可逆抵抗スイッチング素子の状態を低抵抗状態に変化させるセット動作を実行する一実施形態を説明するフローチャートである。図7のプロセスは、行制御回路320と、列制御回路310と、システム制御ロジック330とによって実行される。図7のプロセスは、1個の特有のメモリセルがこのメモリセルの可逆抵抗スイッチング材料をセットさせる方法を説明する。一部の実施形態では、図7のプロセスは、複数のメモリセルが並行してセットされるように実行することができる。一部の実施形態では、ホストが、データをシステム制御ロジック330へ送信する。システム制御ロジック330は、次に、このデータを記憶するためメモリセルの組を選ぶ。上述されているように、一実施形態では、各メモリセルは、1本のX線と1本のY線との交点に位置する。従って、システム制御ロジック330がデータを記憶するためにメモリアレイ302の中でアドレスを選んだ後に、行制御回路330及び列制御回路310が、選ばれたメモリセルにつながるX線とY線とを選択する。行制御回路320によって選択されたこのX線が選択X線であり、他のX線は非選択X線である。列制御回路310によって選択されたY線が選択Y線であり、他のY線は非選択Y線である。ステップ502において、非選択X線は、電圧Vpp−Vtにバイアスされる。Vppは、6ボルト付近である。一実施形態では、Vppは、集積回路で利用できる最高電圧である。一部の実施では、集積回路は、1台以上のチャージポンプ及び電圧コントローラに供給される電力信号を受ける。これらのチャージポンプ及び電圧コントロールは、最高値がVppである電圧の組を発生させる。他の実施形態では、Vppは、最高電圧ではないことがある。一実施例では、Vppは、可逆抵抗スイッチング素子を低抵抗状態にセットするため必要な電圧に、セット電流におけるダイオード降下を加えた電圧である。Vtは、1回のダイオード降下に等しいオフセット電圧である。一実施形態では、オフセット電圧は、約0.6ボルトである。他のオフセット電圧もまた使用することができる。ステップ504では、非選択Y線がオフセット電圧(約0.6ボルト)にバイアスされる。ステップ506では、選択X線が接地にバイアスされる。ステップ508では、選択Y線が電圧Vppにバイアスされる。
図8は、3次元モノリシック・メモリアレイの1つのレベルの一部分の概略図である。この概略図は、4個のメモリセル520、522、524及び526を示す。各メモリセルに使用された記号は、(可逆抵抗スイッチング素子を表す)抵抗器のシンボルと、(ステアリングデバイスを表す)ダイオードとを含む。ダイオードは、図4のp+層420とn−層410との間のp/n接合に対応することに留意されたい。図8は、図7の方法に記載された様々なバイアスを示す。図7は、特定の順番に4ステップを示すが、図4に描かれたステップは、他の順番で実行することができ、一部のステップが並行して実行されてもよいことに留意されたい。
図9は、一方のメモリセルが図7のプロセスによってセットされる2個の隣接するメモリセルの概略図である。図7は、選択X線(X線)578と、選択Y線580と、非選択Y線582とを示す。一実施形態では、図8のX線578は図4のタングステン導体404に対応し、図9のY線580は図4のタングステン導体430に対応し、図9のY線582は図4のタングステン導体450に対応する。選択されたメモリセルは、(図4の層426に対応する)可逆抵抗スイッチング素子586とダイオード588とを有する。一実施形態では、ダイオード588は、図4の層420と410との間のpn接合を表す。選択されていないメモリセルは、(図4の層446に対応する)可逆抵抗スイッチング素子590と、図4のp+層440とn−層410との間のpn接合に対応するダイオード592とを有する。図7のセット動作の間に、電流は、ダイオード588がバイアスされるように、Y線580から可逆抵抗スイッチング素子586とダイオード588とを介してX線578へ流れる。セット電流は、列制御回路310によって制御される。
デバイスレールへの部分エッチングは、隣接するピラー層の間の突き抜け電圧を増加させる。ピラーのエッチング後のデバイスレールへの任意的な埋め込みを、突き抜け電圧を増加させるために使用することができる。プログラミング一般に関するさらなる詳細は、参照によってその全体が組み込まれる米国特許第6,822,903号に見ることができる。一実施形態では、第1のターゲット・メモリセルがセットされる前に、第1のターゲット・メモリセルは、「フォーミング」されなければならない。フォーミングプロセスは、典型的には、金属酸化物を含む可逆抵抗スイッチング素子のため必要とされる。フォーミングプロセスは、セット動作に類似しているが、より高い電圧とより長い時間とを伴う。一実施形態では、フォーミングプロセスは、温度及び電圧がユーザ環境より厳しい条件下において製造中に実行することができる。
図10は、メモリセルにリセット動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。一部の実施形態では、図10のプロセスは、複数のメモリセルが同時にリセットされるように、複数のセルで並行して実行される。他の実施形態では、一度に1個のメモリセルだけがリセットされる。図10のプロセスは、列制御回路310と、行制御回路320と、システム制御ロジック330とによって実行される。
図10のステップ600において、電圧約Vpp−Vtが非選択X線に印加される。ステップ602では、余分な電流を選択X線に流さないために、(エミッタY線以外の)非選択Y線が選択X線と同じように4〜5ボルトにバイアスされる。ステップ604では、選択X線が4〜5ボルトの電圧にバイアスされる。ステップ606では、エミッタY線がVppにバイアスされる。エミッタY線は、プログラミング動作中に電流源になる選択Y線の隣のY線である。エミッタY線についてのさらなる詳細は後述される。一部の実施形態では、エミッタY線及び同じ選択X線に接続されているメモリセルが導電状態にあることが好ましいことがある。ステップ608では、選択Y線が接地にバイアスされる。非選択X線は、エミッタY線から電流を引き出さないように、VppとVpp−Vtとの間の電圧レベルにあってもよく、又は、5.5から6ボルトの範囲にあってもよいことに留意されたい。
図11は、図10のプロセスによって記載されたように種々のラインのバイアスを示す3次元モノリシック・メモリアレイの一部の概略図である。図10のプロセスは、5つのステップが順番に実行されることを示すが、これらのステップは他の順番で実行されてもよく、一部のステップが並行して実行されてもよいことに留意されたい。図11の概略図は、非選択Y線及び選択Y線と、エミッタY線と、非選択X線及び選択X線とを示す。図11の概略図は、6個のメモリセルを示す。第1のメモリセルは、ダイオード630と、可逆抵抗スイッチング素子632とによって描かれている。第2のメモリセルは、ダイオード634と、可逆抵抗スイッチング素子636とによって描かれている。第3のメモリセルは、ダイオード638と、可逆抵抗スイッチング素子640とによって描かれている。第4のメモリセルは、ダイオード642と、可逆抵抗スイッチング素子644とによって描かれている。第5のメモリセルは、ダイオード646と、可逆抵抗スイッチング素子648とによって描かれている。第6のメモリセルは、ダイオード650と、可逆抵抗スイッチング素子652とによって描かれている。この例において選択されたメモリセルは、選択X線と選択Y線とに接続されているダイオード634と可逆抵抗スイッチング素子636とを含むメモリセルである。
図10及び11において上述されているようにX線及びY線に電圧バイアスを印加することにより、ダイオード634のpn接合(例えば、p+層420とn−層410との間のpn接合)は逆バイアスされる。よって、図5を再び参照し、タングステン層430が選択Y線であり、タングステン層450がエミッタY線であると仮定すると、p+層420と、n−層410と、p+層440とがバイポーラトランジスタのように動作する。約6ボルトであるエミッタY線(W層450)に印加された電圧は、エミッタY線から、可逆抵抗スイッチング素子640(例えば、図4の層446)を通り、p+層440を通って、n−層410、p+層420へ電流を流し、可逆抵抗スイッチング材料426(図11の可逆抵抗スイッチング素子636)を通って、選択Y線に電流を流す。この電流フローは、図12に矢印682によって描かれている。このように、隣接するY線は、可逆抵抗スイッチング素子636を含むメモリセル680のためのエミッタ線として機能する。p+層420と、n−層410と、p+層440とは、バイポーラトランジスタのように動作しているので、図12の概略図は、リセット動作中の電流フローを示すために、2個のダイオードではなく、バイポーラトランジスタを示している。
(逆バイアスセット及び順バイアスリセット)
図6〜11に関する上記説明では、p+層420とn−層410との間のpn接合は、セット動作のために順バイアスされ、リセット動作のために逆バイアスされた。図13によって描かれた別の実施形態では、p+層420とn−層410との間のpn接合は、セット動作のために逆バイアスされ、リセット動作のため順バイアスされ得る。例えば、図13は、選択Y線と、エミッタY線と、選択X線とを示す概略図である。2個のメモリセルが描かれている。第1のメモリセルは、選択Y線に接続され、可逆抵抗スイッチング素子802を有する。第2のメモリセルは、エミッタY線に接続され、可逆抵抗スイッチング素子804を有する。可逆抵抗スイッチング素子802のセット動作中に、矢印810によって描かれるように、電流が、エミッタY線から、可逆抵抗スイッチング素子804及び可逆抵抗スイッチング素子802を通って、選択Y線へ流れる。図4を再び参照し、選択Y線がタングステン層430であり、エミッタY線がタングステン層450であることを仮定すると、電流は、タングステン層450から、可逆抵抗スイッチング材料446と、p+層440と、n−層410と、p+層420と、可逆抵抗スイッチング材料426と、タングステン層430に流れる。このような電流フローを用いると、p+層420と、n−層410と、p+層440が、図13のトランジスタ808によって示されるバイポーラトランジスタとして動作する。
リセット動作を実行するときには、電流は、図13の矢印812によって描かれるように流れる。すなわち、リセット動作中に、電流は、選択Y線から選択X線へ流れる。図4を再び参照すると、電流は、タングステン層430から、可逆抵抗スイッチング材料426と、p+層420と、n−層410と、n+層408と、タングステン層404とに流れる。上記説明では、説明を短縮するためにTiN層を省いたが、電流は、これらの層も流れる。
図13に関して記載されたようなセット動作を可能にするため、エミッタY線に接続された可逆抵抗スイッチング素子804は、選択されたメモリセル(可逆抵抗スイッチング素子802)のためのセット動作を実行しようとする前に、低抵抗状態のような導電状態にあることが好ましい。上述されているように、共通X線(例えば、選択X線)に接続された多数のメモリセルが存在する。したがって、本実施形態では、共通X線上の少なくとも1個のメモリセルは、常に導電状態であることが好ましい。導電状態にあるメモリセルは、別のメモリセルをリセットするためエミッタ線として機能する。その後、新たにセットされたメモリセルは、次のメモリセル等のセット動作のためのエミッタとして機能することができる。このようにして、一連のセット動作が「ジッパー」形式で行える。すなわち、共通X線に接続された所定の隣接するメモリセルの組において、メモリセルは、一方の側で始まる連続的な順番でリセットすることができ、それによって、ジッパーに類似する。本実施形態は、各X線が静的に導電状態にある1個(又は2個以上)のメモリセルを有することを検討する。一実施では、導電状態は、低抵抗状態である。別の実施では、導電状態は、低抵抗状態とは異なる。一部の実施形態では、導電状態は、低抵抗状態の抵抗にほぼ等しい抵抗をもつ。他の実施形態では、導電状態は、導電状態が低抵抗状態より導電性であるように、低抵抗状態の抵抗より低い抵抗をもつ。このような導電状態は、上述のセット動作とは異なるパルスによって生成される場合がある。静的に導電状態であるという表現は、メモリセルが、メモリアレイの動作寿命の間中、又は、メモリアレイの動作寿命のうちの対象となる特定の期間中に、導電状態に留まることを意味する。一実施形態では、(対象となる期間中に動的に変化することができるのではなく)静的に導電状態にあるメモリセルは、永久に導電状態にある。
図14は、永久に導電状態であるべき特有のメモリセルをフォーミングするプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。フォーミングプロセスは、このメモリセルの可逆抵抗スイッチング素子を永久に導電状態に置く。このプロセスは、ユーザ操作中、又は、製造段階の間に、第1の動作において、メモリシステムによって実行することができる。図14のステップ830において、非選択X線は、5.5ボルトにバイアスされる。ステップ832では、非選択Y線は0.7ボルトにバイアスされる。ステップ834では、選択X線は接地にバイアスされる。永久に導電状態に置かれるべきメモリセルは、選択X線と選択Y線に接続されている。ステップ836では、高電圧(例えば、絶対値で約9ボルト)パルスが永久に導電状態に置かれるべきメモリセルに接続されたY線に印加される。フォーミング動作の一実施例では、素子804は、金属酸化物層である。ステップ836では、酸化物アンチヒューズの手法で金属酸化物素子804を永久導電状態までブレイクダウンさせるために、十分に長時間に亘って電圧が金属酸化物素子804に印加される。一実施形態では、永久に導電状態にある(又は、静的に導電状態にある)メモリセルは、ユーザデータを記憶しないので、ダミー・メモリセルと呼ばれ、このダミー・メモリセルに接続されているY線は、ダミーY線と呼ばれる。図14のステップは、描かれた順番と異なる順番で実行することができる。一部の実施形態では、1つ以上のステップが並行して実行される。
図15は、メモリアレイの一部と上記図14に記載された種々の電圧とを図形的に描いた部分概略図である。すなわち、図15は、選択X線と、Y線1と、Y線2と、Y線3と、Y線4と、ダミーY線とを示す。図15は、メモリセル880、882、884、886及び888を示す。メモリセル880は、Y線1と選択X線とに接続されている。メモリセル882は、Y線2と選択X線とに接続されている。メモリセル884は、Y線3と選択X線とに接続されている。メモリセル886は、Y線4と選択X線とに接続されている。メモリセル888は、ダミーY線と選択X線とに接続されている。図15は、接地にバイアスされた選択X線と、9ボルトパルスを受けるダミーY線とを示す。他のY線は、0.7ボルトを受ける。矢印890は、描かれた電圧バイアスの結果として、ダミーY線から選択X線への電流フローを示す。矢印804によって示されたこの電流の結果として、ダミー・メモリセル888は、静的に(又は、永久に)導電状態に置かれる。
図16は、ダミー・メモリセルを使用してメモリセルをセットするジッパープロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。ステップ900では、エミッタ線としてダミー・メモリセルを使用して、第1のメモリセルがセットされる。ステップ902では、エミッタ線として第1のメモリセルを使用して、第2のメモリセルがセットされる。ステップ904では、エミッタ線として第2のメモリセルを使用して、第3のメモリセルがセットされる。ステップ906では、エミッタ線として第3のメモリセルを使用して、第4のメモリセルがセットされる。そして、その後も同様に続く。例えば、図15を再び参照すると、永久に低抵抗状態にあるようにメモリセル888をフォーミングした後、セット動作がメモリセル886のため実行され、その後に、メモリセル884のためのセット動作が続き、その後に、メモリセル882のためのセット動作が続き、その後に、メモリセル880のためのセット動作が続き、その後も同様に行われる。
図17は、共通X線に接続されたメモリセルのうちのいずれか1つにセット動作を実行するプロセスを説明するフローチャートである。例えば、図17のプロセスは、ステップ900〜906のうちのいずれか1つの例示的な実施として実行することができる。図17のプロセスは、列制御回路310と、行制御回路320と、システム制御ロジック330によって実行される。
図17のステップ940では、非選択X線が、5ボルトにバイアスされる。ステップ942では、非選択Y線(エミッタY線以外)が、4.7ボルトを受ける。ステップ944では、選択X線が、4ボルトにバイアスされる。ステップ946では、エミッタY線は、5.5ボルトにバイアスされる。メモリセル886がセットされている場合においては、エミッタY線はダミーY線である。メモリセル880がセットされている場合においては、エミッタY線はY線2である。ステップ948では、選択Y線が接地にバイアスされる。図18は、ステップ900の間に図17のプロセスを実行した結果としてのメモリセル880〜888を示す概略図である。すなわち、図18は、メモリセルと、第1のメモリセル886のためのセット動作を実行するときに印加される種々の電圧レベルとを示す。図から分かるように、ダミーY線がエミッタY線として使用されている。矢印950は、メモリセル888及びメモリセル886を介したダミーY線からY線1への電流のフローを示す。図4を再び参照すると、電流は、タングステン層450から、可逆抵抗スイッチング材料446と、p+層440と、n−層410と、p+層420と、可逆抵抗スイッチング材料426と、タングステン層430とに流れる。このようにして、p+層440と、n−層410と、p+層420が、バイポーラトランジスタのように動作する。
図19は、メモリセル880〜888を描く概略図である。図19は、図16のステップ902の間に図17のプロセスを実行する結果として種々のY線と選択X線とのバイアスを示す。図から分かるように、矢印952は、メモリセル886及びメモリセル884を介したY線1からY線2への電流のフローを描く。この動作中、メモリセル886及びY線1は、メモリセル884のためのエミッタ線としての機能を果たす。図4に記載された層に関して、電流は、図18に関して上述されたように流れる。
図20は、メモリセル880〜888と、図16のステップ904の間に図17のプロセスを実行する結果として種々のY線と選択X線とに印加された電圧を描く概略図である。図20から分かるように、Y線2及びメモリセル884は、メモリセル882のためのセット動作を実行するエミッタ線としての機能を果たす。電流は、Y線2からY線3へメモリセル884及び882を介して流れるものとして矢印956によって描かれる。
図21は、メモリセル880〜888と、種々のY線及び選択X線との概略図である。図21は、図16のステップ906の間に図17のプロセスを実行する結果としてY線及び選択X線に印加された電圧を示す。図から分かるように、Y線3及びメモリセル882は、メモリセル880のためのセット動作を実行するエミッタ線としての機能を果たす。矢印958は、Y線3からY線4へメモリセル882及び880を介して流れるセット動作の間の電流フローを表す。図4に記載された層に関して、電流は、図18に関して上述されたように流れる。
図22は、図17のプロセスに従ってセットされたメモリセル880〜888(及び、3次元モノリシック・メモリアレイの中の他のメモリセル)のうちのいずれかで実行されるリセット動作の一実施形態を説明するフローチャートである。本プロセスでは、リセット動作は、バイポーラトランジスタ動作なしで、選択されたセルのジャンクションへの順バイアスを構成する。ステップ1000では、非選択X線は、Vpp−オフセットにバイアスされる。一実施形態では、上述されているように、Vtがオフセットである。ステップ1002では、非選択Y線は、接地電位を受ける。ステップ1004では、選択X線が接地にバイアスされる。ステップ1006では、ダミーY線が接地にバイアスされる。一実施形態では、各X線が1個のダミー・メモリセルをもち、ダミー・メモリセルのすべてが同じダミーY線に接続されている。他の実施形態では、各X線が複数のダミー・メモリセルを有し、多数のダミーY線が存在する。他の実施形態では、ダミー・メモリセルは、異なったダミーY線に接続され得る。ステップ1008では、選択Y線は、Vppにバイアスされる。
図23は、メモリセル884のためのリセット動作の間におけるメモリセル880〜888の概略図である。ダミーY線及び非選択Y線は接地電位を受け、Y線3はVppを受ける。(メモリセル880〜888に共通した)選択X線も接地される。電流は、矢印1010によって表されるように、Y線3から選択X線へ流れる。この電流は、メモリセル884を高抵抗状態へリセットさせる。
図13〜23の上記実施形態では、ジッパー方法がメモリセルをセットするため使用された。代替的な実施形態では、ジッパー方法は、メモリセルをリセットするために図6〜11の実施形態に関して使用することができる。このような実施形態では、静的に導電状態にある1個のダミー・メモリセルが依然として必要である。
(マルチコレクタ・メモリセル)
一実施形態は、マルチビット・メモリセルを作り出すために複数の可逆抵抗スイッチング素子を使用する。すなわち、上記説明において、各メモリセルは、2つの状態のうちの一方の状態をとることができる1個の抵抗スイッチング素子を含んでいた。従って、各メモリセルは、1ビットのデータを記憶する。他の実施形態では、1個の可逆抵抗スイッチング素子は、4個又は8個の抵抗状態のうちのいずれか1つになることができる。この場合、可逆抵抗スイッチング素子は、2ビット若しくは3ビット(又は4ビット以上)のデータを記憶することができる。別の実施形態では、マルチビット・メモリセルは、2個以上の可逆抵抗スイッチング素子を使用して実現できる。一実施例では、メモリセルは、それぞれが高抵抗状態又は低抵抗状態(或いは3つ以上の状態)をとることができる複数の可逆抵抗スイッチング素子を有する。
図24は、複数の可逆抵抗スイッチング素子を使用するマルチビット・メモリセルの一実施例を示す概略図である。ユーザデータを記憶する可逆抵抗スイッチング素子のそれぞれが、可逆抵抗スイッチング素子のためのセット動作の間に(本明細書に記載されたバイポーラトランジスタ動作のための)コレクタとして機能するので、複数の可逆抵抗スイッチング素子を備えるメモリセルの別名は、マルチコレクタ・メモリセルである。図24のマルチビット・メモリセルは、3個の抵抗素子1100、1102及び1104を示す。一実施形態では、素子1100及び1104は可逆抵抗スイッチング素子であり、素子1102は上述の導電状態のように静的に導電状態にある。素子1102は、メモリデバイスの通常のユーザ操作の間に切り替えることができない抵抗をもつので固定抵抗素子と呼ばれる。固定抵抗素子1102は、常に導電状態にある材料でもよく、又は、静的に導電状態に置かれている可逆抵抗スイッチング材料でもよい。静的に導電状態にあるこの固定抵抗素子のためのY線は、本明細書に記載されているようにp型、n型及びp型材料がトランジスタのように動作するときエミッタとして機能するので、エミッタ線と呼ばれる。
図24は、第1のY線と共通X線との間に接続された可逆抵抗スイッチング素子1100と、第2のY線と共通X線との間に接続された可逆抵抗スイッチング素子1104とを示す。可逆抵抗スイッチング素子1100又は1104のいずれかが高抵抗状態にリセットされるとき、電流は、それぞれのY線から共通X線へ流れる。例えば、矢印1110は、メモリ素子1100のためのリセット動作を実行するときに第1のY線から共通X線へ流れる電流を示す。いずれかのメモリ素子がセットされるときに、電流は、メモリセルの2本のY線の間を流れることになる。一実施例では、第1の可逆抵抗スイッチング素子がセットされるとき、電流は、固定抵抗素子に接続されたY線からセット中の可逆抵抗スイッチング素子に接続されたY線へ流れる。第2の可逆抵抗スイッチング素子がセットされるときには、電流は、固定抵抗素子に接続されたY線からセット中の第2の可逆抵抗スイッチング素子に接続されたY線へ流れる。別の実施形態では、第2の可逆抵抗スイッチング素子がセットされるときには、電流は、既にセットされた第1の可逆抵抗スイッチング素子に接続されたY線からセット中の第2の可逆抵抗スイッチング素子に接続されたY線へ流れることになる。図24は、エミッタY線(固定抵抗素子1102へのY線)から第1のY線への電流を表す矢印1108を示す。
2つの可逆抵抗スイッチング素子のうちのそれぞれは、高抵抗状態又は低抵抗状態のいずれかをとることができるので、メモリセルは、全体として、以下の表に表されているように4個の異なるデータ状態をとることができる。
Figure 2012523061
図25は、3次元モノリシック・メモリアレイの1つのレベルの一部を示す概略図である。図25の概略図は、素子1130、1132、1134、1136、1138、1140、1142、1144、1146、1148、1150、1152、1154及び1156を示す。図25は、2本のX線(X1及びX2)の一部と、7本のY線(Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、E1及びE2)の一部とを示す。X線に沿って、図25に描かれた可逆抵抗スイッチング素子よりもさらに多くの可逆抵抗スイッチング素子が存在すると考えられる。X線に沿った種々の素子は、マルチビット・メモリセルを形成するためにグループ化されている。例えば、図25は、4個のメモリセル1160、1162、1164及び1166を示す。メモリセル1160は、可逆抵抗スイッチング素子1130と、可逆抵抗スイッチング素子1134と、固定抵抗素子1132とを含む。メモリセル1162は、可逆抵抗スイッチング素子1136と、可逆抵抗スイッチング素子1140と、固定抵抗素子1138とを含む。メモリセル1164は、可逆抵抗スイッチング素子1144と、可逆抵抗スイッチング素子1148と、固定抵抗素子1146とを含む。メモリセル1166は、可逆抵抗スイッチング素子1150と、可逆抵抗スイッチング素子1154と、固定抵抗素子1152とを含む。
図24及び25におけるメモリセルは、ユーザデータを記憶することができる2個の可逆抵抗スイッチング素子と、1個の固定抵抗素子とを含む。他の実施形態では、3個以上の可逆抵抗スイッチング素子を使用することができる。例えば、図26のメモリセルは、Y線Aと共通X線との間に接続された可逆抵抗スイッチング素子1200と、Y線Bと共通X線との間に接続された可逆抵抗スイッチング素子1202と、Y線Cと共通X線との間に接続された可逆抵抗スイッチング素子1206と、Y線Dと共通X線との間に接続された可逆抵抗スイッチング素子1208とを含む4個の可逆抵抗スイッチング素子と、エミッタY線と共通X線との間に接続された固定抵抗素子1204とを有する。他の実施形態は、ユーザデータを記憶する3個の可逆抵抗スイッチング素子、又は、ユーザデータを記憶する5個以上の可逆抵抗スイッチング素子を含むことができる。
図27は、図24から26に関連して上述されたようなマルチビット・メモリセルを有するメモリアレイを動作させるプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。図27のステップ1250では、各メモリセルのエミッタが形成される。上述されているように、一実施形態では、各メモリセルの中の抵抗素子のうちの1個が導電状態にある固定抵抗素子として専用化される。ステップ1250では、導電状態をとるように専用化されたメモリセルが永久的又は半永久的にこの導電状態をとるように形成される。ステップ1252では、他の可逆抵抗スイッチング素子がメモリシステムのユーザによって記憶させられるデータに基づいて、(別個に又は並行して)ランダムにセット及びリセットされる。ランダムかつ予測できない時間がステップ1250と1252との間に生じ得ることを示すために、ステップ1250と1252との間に点線が描かれている。
図28は、マルチビット・メモリセルを有する3次元メモリアレイを動作させる別の実施形態を実行するプロセスを説明するフローチャートである。ステップ1256では、各メモリセルのエミッタが形成される。ステップ1258では、システム(図3を参照のこと)は、ホスト(又は他のデバイス)からデータを受信する。ランダムかつ予測できない時間がステップ1256と1258との間に生じることを示すために、ステップ1256と1258との間に点線が描かれている。ホストから受信されたデータは、システム制御ロジック330(又は別の素子)によって受信される。ステップ1260では、システム制御ロジック330は、複数ビットのデータをマルチビット・メモリセルの組の中の各メモリセルに割り当てる。ステップ1262では、プログラミングされるべきすべてのメモリセルにおいて、各可逆抵抗スイッチング素子が高抵抗状態にリセットされる。一実施形態では、メモリセルは、ブロック単位、ベイ単位、X線単位、ページ単位、又は、他のプログラミング単位でプログラムされ得る。ステップ1262の最後に、プログラミング単位は、可逆抵抗スイッチング素子のすべてが高抵抗状態にリセットされたメモリセルを含む。ここで、種々のメモリセルは、上記表の中の4つの状態のうちのいずれかにプログラミングされることになる。ステップ1264では、プログラミングされるべきメモリセルの一部の第1のビットは、低抵抗状態にセットされる。2個以上のメモリセルが、同時にプログラミングされ得る。いくつかのメモリセルは、異なるデータを記憶することになるので、必ずしもすべてのメモリセルの第1のビットがセットされることにはならない。例えば、各メモリセルが第1のビット及び第2のビットを有する場合には、メモリセルの一部の第1のビットが低抵抗状態にセットされ、他のメモリセルの第1のビットが高抵抗状態に維持されることになるので、いくつかのビットが1を記憶し、いくつかのビットがデータ0を記憶することができる。ステップ1266では、メモリセルの一部の第2のビットが低抵抗状態にセットされる。複数のメモリセルは、これらのビットが並行してセットされるか、又は、これらは連続的に行うことができる。この場合も、いくつかのメモリセルの第2の可逆抵抗スイッチング素子が高抵抗状態に維持され、他のメモリセルの第2の可逆抵抗スイッチング素子が低抵抗状態にセットされることになるので、各メモリセルがデータ1又はデータ0を記憶することになる。ステップ1268では、プログラミングされるべきこれ以上のデータが存在するかどうかが判定される。存在しない場合、このプロセスは完了する。存在する場合、プロセスは、一巡してステップ1264に戻り、より多くのメモリセルがプログラミングされる。一部の実施形態では、僅かな個数のメモリセルだけを並行してプログラミングすることができる。従って、ステップ1264及び1266のループは、並行してプログラミングすることができるメモリセルのグループ毎に繰り返されなければならない。
図29は、固定抵抗素子を形成する一実施形態を説明するフローチャートである。図29のプロセスは、図27のステップ1250又は図28のステップ1256を実施するために使用され得る。ステップ1270では、非選択X線が5.5ボルトにバイアスされる。ステップ1272では、非選択Y線が1ボルトにバイアスされる。ステップ1274では、選択X線が接地される。この場合も、選択X線と選択Y線とは、(ダミーとして知られていることもある)エミッタとして機能する可逆抵抗スイッチング素子につながる線である。ステップ1276では、エミッタY線が6ボルトにバイアスされる。図29のプロセスの結果、1個以上の固定抵抗素子が導電状態をとるように形成される。
図30は、図29のプロセスの動作を描く概略図である。図30は、上述されたような3個の抵抗素子1100、1102及び1104を示す。抵抗素子1102は、固定抵抗素子(エミッタ又はダミーとも呼ばれる)になるように形成される。図29のプロセスによって印加された電圧により、電流が、矢印1290によって示されるように、エミッタY線から共通X線へ伝えられる。
図31は、上述されたようなマルチビット・メモリセルの複数の可逆抵抗スイッチング素子のうちの1つをセットするためのセット動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。セット動作中に、上述のpn接合が、隣のpn接合が上述されたようにバイポーラトランジスタのように動作するように、逆バイアスされる。すなわち、図4を参照すると、p+層420と、n−層410と、p+層440とが、バイポーラトランジスタとして動作する。
図31のステップ1300では、非選択X線が5.0ボルトにバイアスされる。ステップ1302では、非選択Y線が4.7ボルトを受ける。ステップ1304では、選択X線が4ボルトにバイアスされる。ステップ1306では、エミッタ線が5.5ボルトにバイアスされる。一部の実施形態では、複数のメモリセルが同時にプログラミングされ、そのために、複数のエミッタ線がステップ1306でバイアスされる。ステップ1308では、選択Y線が接地される。メモリセルの両方の可逆抵抗スイッチング素子がセットされるべきものである場合には、図31のプロセスは、2回実行されることになる。図32Aは、メモリセルの第1の可逆抵抗スイッチング素子がプログラミングされるときのメモリセルの概略図を示す。図32Aは、図31に関して上述されたバイアス時におけるY線と選択X線とを示す。これらの電圧の結果として、(矢印1340によって示される)電流が、上述されたバイポーラトランジスタ動作により、エミッタY線から固定抵抗素子1102と可逆抵抗スイッチング素子1100とを介してY線1へ流れる。
図32Bは、第2の可逆抵抗スイッチング素子1104をセットするためにプログラミングされているマルチビット・メモリセルを示す概略図である。2つの潜在的な実施形態が存在する。第1の実施形態では、電流は、矢印1342aによって特定されるように、(可逆抵抗スイッチング素子1100及び1104を介して)Y線1からY線2へ流れる。別の実施形態では、電流は、(固定抵抗素子1102及び可逆抵抗スイッチング素子1104を介して)エミッタY線からY線2へ流れる。いずれの場合でも、上述されたようなバイポーラトランジスタ動作が行われ、セット中の可逆抵抗スイッチング素子のpn接合が逆バイアスされる。
図33は、上述のマルチビット・メモリセルにおいてリセット動作を実行するプロセスの一実施形態を説明するフローチャートである。ステップ1400では、すべての非選択X線がVpp−オフセットにバイアスされる。一実施例では、オフセットは、上述されたVtである。ステップ1402では、非選択Y線は、接地にセットされる。ステップ1404では、選択X線が接地される。ステップ1406では、エミッタY線が接地される。2個以上のメモリセルが同時にプログラミングされる一部の実施形態では、複数のエミッタY線を接地することができる。ステップ1408では、選択Y線がVppにセットされる。
図34A及び34Bは、図33のプロセスの動作を描く概略図である。マルチビット・メモリセルが複数のコレクタを有するため、各コレクタは別個にリセットされる。例えば、図34は、リセット中の第1の可逆抵抗スイッチング素子を示す。図34Bは、リセット中のマルチビット・メモリセルの第2の可逆抵抗スイッチング素子を示す。両方の概略図は、Y線及び選択X線に印加されている種々の電圧を示す。図34Aは、矢印1450によって特定され、第1の可逆抵抗スイッチング素子1100の選択Y線から選択X線に流れる電流を示す。図34Bは、矢印1452によって表わされ、可逆抵抗スイッチング素子1104の選択Y線から選択X線へ流れる電流を示す。この電流は、可逆抵抗スイッチング素子をリセットするために使用される。
本発明の以上の詳細な説明は、例示及び説明の目的で提示されている。網羅的であること、又は、本発明を開示された形式そのままに限定することは意図されていない。多数の変更及び変形が上記教示に鑑みて可能である。記載された実施形態は、本発明の原理及び本発明の実際的な用途を最も良く説明し、それによって、当業者が種々の実施形態で、そして、考慮された特定の使用に適している種々の変更と共に本発明を最も良く利用することを可能にするために選ばれた。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義されることが意図されている。

Claims (16)

  1. 第1Y線とX線との間に接続されている第1記憶素子と、第2Y線とX線との間に接続されている第2記憶素子とを有する集積回路メモリシステムの第1記憶素子をプログラミングする方法であって、
    第1Y線と第2Y線との間に第1電流を流すことによって、第1記憶素子を第1状態に状態変化させるステップを有する方法。
  2. 第1Y線と第2Y線との間に第1電流を流すステップが、第1記憶素子と第2記憶素子を介して第2Y線から第1Y線に第1電流を流すステップを有する請求項1に記載の方法。
  3. 第1Y線とX線との間に第2電流を流すことによって、第1記憶素子を第1状態から第2状態に状態変化させるステップをさらに有する請求項1又は2に記載の方法。
  4. 第1Y線とX線との間に第3電流を流すステップと、
    第3電流に基づいて第1記憶素子の抵抗を検出するステップ、
    をさらに有する請求項3に記載の方法。
  5. 第1状態が高抵抗状態であり、
    第2状態が低抵抗状態である、
    請求項3又は4に記載の方法。
  6. 第1記憶素子と第2記憶素子が、X線に沿って延びる共通半導体領域を共有しており、
    第1Y線と第2Y線との間に第1電流を流すステップが、共通半導体領域を介して第1電流を流すステップを有する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 第1記憶素子と第2記憶素子が、X線に沿って延びると共にX線と通信する共通半導体領域を共有しており、
    第1記憶素子が、共通半導体領域の第1部分に隣接する第1半導体領域を有しており、
    第2記憶素子が、共通半導体領域の第2部分に隣接する第2半導体領域を有しており、
    第1Y線と第2Y線との間に第1電流を流すステップが、共通半導体領域、第1半導体領域、及び、第2半導体領域を介して第1電流を流すステップを有する、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 第1半導体領域が、第1型の半導体領域であり、
    第2半導体領域が、第1型の半導体領域であり、
    共通半導体領域が、第2型の半導体領域であり、
    第1Y線と第2Y線との間に第1電流を流すステップが、X線をバイアスすることによって、共通半導体領域、第1半導体領域、及び、第2半導体領域をトランジスタのように動作させるステップを有する、
    請求項7に記載の方法。
  9. 第1半導体領域が、第1型の半導体領域であり、
    第2半導体領域が、第1型の半導体領域であり、
    共通半導体領域が、第2型の半導体領域であり、
    第1Y線と第2Y線との間に第1電流を流すステップが、第1記憶素子を高抵抗状態から低抵抗状態へ変化させるために、X線をバイアスすることによって、共通半導体領域、第1半導体領域、及び、第2半導体領域をトランジスタのように動作させ、第2Y線から第1Y線への電流を調節するステップを含む、
    請求項7に記載の方法。
  10. 第1記憶素子が、第1可逆抵抗スイッチング材料を有しており、
    第2記憶素子が、第2可逆抵抗スイッチング材料を有しており、
    第1Y線と第2Y線との間に第1電流を流すステップが、第1可逆抵抗スイッチング材料の状態を第1状態に変化させるために、第1可逆抵抗スイッチング材料と第2可逆抵抗スイッチング材料を介して第1電流を流すステップを有しており、
    第1Y線と第2Y線との間に第1電流を流して第1可逆抵抗スイッチング材料の状態を第1状態に変化させるステップが、第2記憶素子の状態を変化させない、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. X線と、
    第1Y線と、
    第2Y線と、
    X線に沿って延びる第1型の半導体領域と、
    第1Y線と第1型の半導体領域との間にあり、第2型の第1半導体領域が第1型の半導体領域に隣接している第1スイッチング材料及び第2型の第1半導体領域と、
    第2Y線と第1型の半導体領域との間にあり、第2型の第2半導体領域が第1型の半導体領域に隣接している第2スイッチング材料及び第2型の第2半導体領域と、
    X線、第1Y線、及び、第2Y線と通信し、第1スイッチング材料と第2スイッチング材料を介して第2Y線から第1Y線に第1電流を流すことによって、第1スイッチング材料のプログラミング状態を第1状態に変化させる制御回路、
    を有している不揮発性記憶装置。
  12. 制御回路が、第1スイッチング材料、第2スイッチング材料、及び、第1型の半導体領域を介して第2Y線から第1Y線へ第1の電流を流すことによって、第1スイッチング材料のプログラミング状態を変化させ、
    第1スイッチング材料と第2スイッチング材料が、可逆抵抗スイッチング材料である、
    請求項11に記載の不揮発性記憶装置。
  13. 第1スイッチング材料と第2型の第1半導体領域が、第1Y線とX線の間にピラーを形成し、
    第2スイッチング材料と第2型の第2半導体領域が、第2Y線とX線の間にピラーを形成し、
    第1型の半導体領域とX線が、一方向にレールを形成し、
    第1Y線と第2Y線が、前記一方向とは異なる方向におけるレールである、
    請求項11又は12に記載の不揮発性記憶装置。
  14. 制御回路が、第1スイッチング材料と第1型の半導体領域を介して第1Y線からX線に第2電流を流すことによって、第1スイッチング材料のプログラミング状態を第2状態に変化させる、
    請求項11、12又は13に記載の不揮発性記憶装置。
  15. 第1スイッチング材料のプログラミング状態を第1状態に変化させるときに、制御回路が、X線をバイアスすることによって、第1型の半導体領域、第2型の第1半導体領域、及び、第2型の第2半導体領域をトランジスタのように動作させる、
    請求項11〜14のいずれか一項に記載の不揮発性記憶装置。
  16. 第1型の半導体領域、第1スイッチング材料、第2型の第1半導体領域、第2スイッチング材料、及び、第2型の第2半導体領域が、3次元モノリシック・メモリアレイの一部であり、
    X線がワード線であり、
    第1Y線と第2Y線とがX線に垂直なビット線である、
    請求項11〜15のいずれか一項に記載の不揮発性記憶装置。
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