JP2012522148A - 金属製、特にダイカスト・アルミニウム合金製のセルフベアリング装備品モジュール及び要素、並びにそれらの可能な表面処理方法 - Google Patents

金属製、特にダイカスト・アルミニウム合金製のセルフベアリング装備品モジュール及び要素、並びにそれらの可能な表面処理方法 Download PDF

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    • E04B2/74Removable non-load-bearing partitions; Partitions with a free upper edge

Abstract

セルフベアリング装備品モジュール又は要素(1)を記載する。前記装備品モジュール又は要素(1)はダイカスト・アルミニウム合金製で、かつ2つの端部(5,7)を有し少なくとも1つの第1係合要素(9,11)を備えた細長い支持構造部(3);前記第1係合要素(9,11)に隣接する前記支持構造部(3)と連結される少なくとも1つのベアリング構成要素(12,14);及び前記2つの端部(5,7)から同一距離でその中央部分において前記支持構造部(3)と連結される、少なくとも1つの係合構成要素(16,18)を含み;前記係合構成要素(16,18)は少なくとも1つの第2係合要素(20,22)を備えかつ別の装備品モジュール又は要素のそれぞれのベアリング構成要素(12,14)と対応する第1及び第2係合要素(9,11及び20,22)の動作結合により係合するように構成される。当該装備品モジュール又は要素(1)の可能な表面処理のための方法も記載する。
【選択図】図1

Description

本発明は種々の表面調整技術を適用して粗面化及び表面処理の両方がなされた又は高級化がなされ、処理変形である、装飾的で保護効果のある蒸着物を伴う、金属製、特にダイカスト・アルミニウム合金製のセルフベアリング装備品モジュール(self-bearing furniture module)及び要素に関する。
前記装備品モジュール及び要素に関して、当該技術分野において以下の先行文献が知られている:
1)2004年6月23日に出願された、発明の名称が「モザイク用テッセラ及びその製造方法(Tessera per mosaico and metodo di fabbricazione della medesima)」であるイタリア特許出願PD2004A000161;及び
2)2007年4月12日に出願された、発明の名称が「モザイク組成物用タイル(Piastrella per la composizione mosaici)」であるイタリア特許出願PD2007A000134。
これらの特許は、スラブを切断しその後にガラス型エナメルで前記タイルの表面をエナメル状にすることでえられる、塑性変形によるアルミニウム合金製の平面形状のタイルの製造を包含している。
3)2006年2月9日に出願された、発明の名称が「最終物質の保護/選択的着色方法(Method for the protection/selective colouring of an endproduct)」である国際特許第WO2006/013115A1号。
この特許は着色されたチタン(又は同様の元素、Nb、Zr等)に基づいた被覆物及びその関連酸化物の製造を扱っている。当該被覆物はPVD技術を用いてチタン・フィルムを蒸着させ、次いで陽極酸化して酸化物の厚みを増大させることによって、又はチタン酸化物の直接的PVD層形成で厚みを増大させその後干渉色を生じることによってえることができる。
4)1974年9月3日に出願された、発明の名称が「アルミニウム圧力ダイカストでの一体着色陽極酸化物の製造方法(Method of forming an integral coloured anodic oxide on aluminium pressure die casting)」である米国特許US 3833484及び対応するイタリア特許IT 948709。
この方法のポイントは0.1〜1.3%のクロム及び0.2〜3.4%のマグネシウムを含有するアルミニウムの合金の圧力ダイカストによってえられる、対象表面を陽極酸化処理に供して均一な陽極層を作製することにある。
5)2001年2月8日に出願された、発明の名称が「装飾的被覆物(Decorative coating)」である、国際特許WO010951。
この特許はマグネトロンスパッタリング技術を用いる装飾的被覆物の作製を扱っている。この技術を用いているので、保護する透明な被覆物が形成され、この被覆物の厚みにより層形成された表面の最終的な色が決定される。
6)2006年2月9日に出願された、発明の名称が「最終物質の保護/選択的着色方法(Method for the protection/selective colouring of an endproduct)」である、国際特許WO2006013115;
7)2002年12月6日に出願された、発明の名称が「多層干渉フィルム」である、韓国特許KR20020091535;
8)1998年9月2日に出願された、発明の名称が「干渉色物品及びその製造方法」である、日本特許JP10230563;
9)1995年4月25日に出願された、発明の名称が「複合材料フィルム(Composite film)」である、米国特許US5409782;
10)発明の名称が「アルミニウム合金ホイールの表面処理方法」である、日本特許JP2002274101。
これらの特許では多層被覆物を適用して干渉色効果をえる方法が開示されている。
11)請求項1の前文に記載のセルフベアリング装備品モジュール又は要素を開示している、米国特許第3086629号及び米国特許第2710175号。
従って、本発明の目的は、金属モジュールから成り、好ましくはアルミニウム合金製の、特にダイカストによりえられ、かつ表面を調整するための種々の技術を適用することによって表面処理され、かつその機能が装飾機能及び保護機能の両方である、二重層蒸着物(double-layer deposit)を用いて処理した変形として、装備品要素を提供することによって、前記した従来の課題を解決することである。
単一モジュールは可変形状(例えば、曲線を有する又は四角い形状)を有することができるが、全てのモジュールは、小ブロックを用いる固定を要することなく、隣接するモジュールと効果的な係合を形成して、派生構造(広範囲の装備品要素)セルフベアリングを製造することができるように成形されたゾーンを含む独自性を有する。
幾何学的な許容範囲が厳密化され、結果として1片と別の片との間に保証される遊びが最小限となるので、前記片間の連結は単純な機械的係合によって生じる。
結果としてえられた広範囲のセルフベアリング構造は、例えば、浅浮彫りを伴う壁面被覆物として、充実部分と空間部分を備える、分割壁として、又は装飾要素それ自体として、使用されるように構成される。
これらの要素の特徴はこれら要素が容易に設置でき表面処理済みであるので、更に仕上げ操作を要しないという事実と更に関連付けられる。実際、建築部門で伝統的に使用されている壁面被覆物とは異なり、本明細書に記載した前記モジュールは単純な長方形又は正方形タイルよりも複雑な形状を有する:前記モジュールは交互に並ぶ充実領域と空領域を伴う、湾曲した形状を有することができ、浅浮彫り構造(これにより図面、モチーフ又は会社ロゴに注目させる)を作製するために、取り除いた部位又は窪んだ部位も有する。
当該モジュールは、一度相互に係合されると、前記構造内に存在する何もない空間によって、及び構成する材料である、アルミニウムによっての両方によってもたらされる設計特性及び明るさ特性を伴う装備品要素を生じる。前記製品は敷設するのに特殊化や専門家を必要とせず、他の結合材料や支持構造も必要としないので、最終使用者に新たな行動想定を生じさせる。前記単一モジュールを製造するための技術である、ダイカスト(die casting)により、迅速かつ大量に複雑な形状及び小型及び中型の構成要素を製造することが可能となる。
形状及び大きさをモジュール化するために加えることができる可能な変更の観点から見ると、このダイカストにより結果的に経済的で高度に柔軟性のある方法がえられる。前記ダイカスト技術はとりわけ構成要素、即ちより複雑なシステムの下位部品を、特に機械部門において、製造するために使用されてきた。この場合、ダイカストは完全に表面処理された製品を製造するために用いられ、建物/建築部門のために意図された、単一の構成要素を製造するためには用いられていない。他方、ダイカスト技術を用いることで、作製可能な構造上の高度な柔軟性(前記金型中に単純な挿入物を導入することによりその形態を変更できる)及び高い生産性を保証することができ、結果としてコスト削減を伴う。
本発明の前記目的及び他の目的並びに利点は、以下の説明から明らかになるように、請求項1に記載の装備品モジュール又は要素を用いて、及び対応する請求項に記載された関連方法を用いてえられる。
本発明の好ましい実施態様及び非自明な変形は従属請求項の主題である。
添付の請求の範囲から明らかな本発明の範囲から逸脱することなく、記載されているものに対して多数の変形及び変更(例えば、等価な機能性を伴う部品及び形状、大きさ、配置に関連する)を行うことができることは一目瞭然である。
添付の図面を参照して、非限定的な実施例として示した、本発明のいくつかの好ましい実施態様によってより詳細に本発明を説明する。
本発明による装備品要素の実施態様の上面図を示す。 切断線A−Aに沿って作成した図1の装備品要素の側断面図を示す。 図1の装備品要素の斜視図を示す。 2つの互いに結合した図1の装備品要素の上面図を示す。 切断線C−Cに沿って作成した図2の装備品要素の側断面図を示す。 本発明による装備品要素の更なる実施態様の上面図を示す。
図面With reference to Figure 1, it schematically shows an embodiment of a part 1 made of an aluminium alloy, in particular made of a die-cast aluminium alloy, according to the present invention.を参照して、前記図面は本発明による建材要素1の実施態様を簡単に示す:当業者にとって本発明の装備品要素1の外側及び美的形状が様々でありうることは一目瞭然であり、示した形状に限定されることはない。前記装備品要素1に備えられた構造上の独自性はその革新的な特性であり、前記特性により他の装備品要素1と、例えば図3に示したような、互いに異なる形状の装備品要素1とも、結合することが可能となる。
本発明の装備品モジュール又は要素1はセルフベアリングであり、ダイカスト・アルミニウム合金製であり、かつ実質的に
−2つの端部5,7を含み前記端部5,7の1つに配置された少なくとも1つの第1係合要素9,11を備えた細長い支持構造物3;
−前記第1係合要素9,11に隣接する前記支持構造物3と連結される少なくとも1つのベアリング構成要素12,14;及び
−前記支持構造物3と連結される少なくとも1つの係合構成要素16,18、該係合構成要素16,18は少なくとも1つの第2係合要素20,22を備えかつ別の装備品モジュール又は要素のそれぞれのベアリング構成要素12,14と対応する第1及び第2係合要素9,11及び20,22の動作結合により係合するように構成される、
を含む。
本発明の革新部分は、ベアリング構成要素12,14が2つで、各構成要素が前記支持構造物3の長さと同程度の大きさの最大外形寸法(例えば、円については直径、正方形については辺、長方形又は菱形については長辺等)を有する、標準的な幾何学的図形(例えば円、正方形、長方形、菱形等)として成形され、かつ係合構成要素16,18も2つで、各構成要素が前記支持構造物3の長さと同程度の大きさの最大外形寸法を有する前記ベアリング構成要素12,14と同一の標準的な幾何学的図形(例えば円、正方形、長方形、菱形等)として成形され、第1及び第2の装備品モジュール又は要素1を相互に接合するとき、前記第2の装備品モジュール又は要素1の対応するベアリング構成要素12,14の周りに係合して接触する位置に前記第1の装備品モジュール又は要素1の係合構成要素16,18を置くことができるように、前記係合構成要素16,18の最大外形寸法は前記ベアリング構成要素12,14の最大外形寸法よりも大きいことである。
前記図面に示す本発明の実施態様において、前記ベアリング構成要素12,14は円形状の、2つの構成要素であり、かつ前記係合構成要素16,18も円形状の、2つの構成要素であり、第1及び第2の装備品モジュール又は要素1を相互に接合するとき、前記第2の装備品モジュール又は要素1の対応するベアリング構成要素12,14の周りに前記第1の装備品モジュール又は要素1の係合構成要素16,18を配置できるように、前記係合構成要素16,18は前記ベアリング構成要素12,14の直径よりも大きい直径を有する。
更に、図1〜4に示す形態において、前記ベアリング構成要素12,14はその長手方向の軸に沿って前記支持構造物3の前記2つの端部5,7に配置されるのに対し、前記係合構成要素16,18は前記支持構造物3に対して中央にかつ前記支持構造物3自体の前記長手軸に直交する軸に沿って配置される:図1に示されるように、前記装備品モジュール又は要素1の「クローバーの葉」配置が結果としてえられ;その代わりに、同じモジュール1が対応する形状のモジュール1と結合すると、図3の形態が実現される。
モジュール1間の結合は、図1〜4に示す場合において、オフセット傾斜により、ベアリング構成要素12,14を係合構成要素16,18の形状(円、例えば)の内側に挿入して、それらモジュール1のそれぞれの前記ベアリング構成要素12,14のそれぞれの「矢形状の」突出部32,36が前記係合構成要素16,18の対応するハウジング・シート30,34内に配置されるように前記二構成要素を結合させることによってえられる。
前記突出部32,36のいくつかにおいて、穴38,40が備えられる場合があり(図3に示すように)、最終的な複合材装備品要素のための支持として耐力壁を用いるために、これらの穴はその中にいくつかの装備品モジュール又は要素1のセットの、固定要素(クギ、ネジ、小ブロック等)を、例えば壁に、挿入するために用いる。
既に見てきたように、前記装備品モジュール又は要素1の形態は異なる構成要素の形状及び配置に従って、多様でありうることは明らかである。例えば、図5には第2の好ましく、非限定的でもある、実施態様が示され、前記実施態様において、前記装備品モジュール又は要素1は全体として円形状(前記支持構造物3を含む)に作製され、図5に示したように形成された暗いモジュール1と白いモジュール1との間の結合を伴う。
図5において、示した装備品モジュール又は要素1は、前記ベアリング構成要素12,14は円形状の、2つの構成要素であり、かつ互いに直交するそれらの直径軸を用いて配置され、かつ前記係合構成要素16,18も円形状の、2つの構成要素であり、第1及び第2の装備品モジュール又は要素1を相互に接合するとき、前記第2の装備品モジュール又は要素1の対応するベアリング構成要素12,14の周りに前記第1の装備品モジュール又は要素1の係合構成要素16,18を配置できるように、前記係合構成要素16,18は互いに直交し前記ベアリング構成要素12,14の直径軸とそれぞれ一致するそれらの直径軸を伴う、前記ベアリング構成要素12,14の直径よりも大きい直径を有することを規定する。
最終使用形状における前記装備品要素1に粗面化と表面処理の両方を行うことができる。
表面の処理は装飾的被覆物によってえることができ、前記被覆物は、金属合金上に、気相からの蒸着技術により適切に調製された、以下に詳細に記載される二被覆層を、蒸着させることによりえられる。
基材として用いられる、ダイカスト・アルミニウム合金はサンディング、手製磨き若しくは機械製研磨、ブラッシング、タンブリング又はバフ研磨等の種々の技術を用いて調整することができる。
前記した前処理を行った後に、前記部品は、
1.圧縮空気を吹き付けること(表面に付着した粉体としての汚染物質の存在を除くために適した操作);
2.(10−2mbar以上の)真空条件下で20〜200℃の間に含まれる温度で、密閉チャンバー中で保持すること(設定真空レベル及び温度により脱気された結果として表面孔中に取り込まれた揮発性種が除去され;前記真空レベルが大きくなるほど前記温度が高くなるほど脱気効率は良くなり;前記温度については、部分湾曲が生じる危険性を招かないように過度に上昇しないように注意を払う必要がある);
3.アセトン又はエチルアルコール等の、溶媒によって脱脂すること(次の作業及び取り扱い前に金属の表面に未だ付着しうる油性又は油脂性汚染物質を除去するのに適した操作)
を含む洗浄手順に供さなければならない。
この洗浄工程の後、前記部品を布製手袋で扱い、前記被覆物の製造を行なう、蒸着チャンバー内に移さなければならない。
当該表面上に少なくとも二重層蒸着物の蒸着を行う。検討した事例において、蒸着は、非限定的な方法で、前記装備品モジュール又は要素1上に少なくとも1つの第1層及び少なくとも1つの第2層を蒸着させることによって起こる。両層は対応して比例的に変化する相対的モル分率を伴う2つの構成成分:1)金属材料、例えば鉄、又はNi若しくはTi等の別の金属(本明細書において以下に簡単に「金属」とも呼ぶ)、及び2)シリコン酸化物若しくはシリカに基づく材料、又は元素の周期律表のIVA族の別の元素の酸化物(本明細書において以下に簡単に「酸化物」とも呼ぶ)、の混合物から成る。
Fe、Ni又はTiは金属の形及びイオンの形の両方で前記層に導入することができる。当該成分を、以下に記載する種々の技術を用いて、同一の方法工程で、共蒸着させる。
前記2つの構成成分の相対的分率は、屈折率を変更するために、前記第1層において、前記金属に関して0〜1の範囲及び前記酸化物に関して対応して比例的に1〜0の範囲の値で変更できるのに対し、前記第2層においては、前記金属に関して0〜0.9の範囲及び前記酸化物に関して対応して比例的に1〜0.1の範囲の値で変更できる。
特に、内部層(前記基材と直接接触する)は優勢な金属を有するのに対して、最外層は優勢な酸化物を有する。この二重層に由来する前記被覆物は、従って、金属要素が非常に豊富であるので、実質的に反射する内部層から成り、かつ前記酸化物相が非常に豊富な、透明層から成る。前記反射層は入射光の反射を生じ、前記透明層は、その厚みが変わると、干渉性の異なる色を生じる。前記金属は二重の機能を有する前記二重層中の前記酸化物に添加される。前記機能は前記酸化物の屈折率(特に、金属要素の含有量が増すと前記屈折率は大きくなる)を調節し、かつ当該要素の特徴を示す、吸収によって着色成分を導入する機能である。当該理由によって、製造された被覆物は干渉効果と吸収効果の両方の組合せにより呈色する。完全な酸化物層(前記金属の相対的モル分率=0)又は完全な金属層(前記酸化物の相対的モル分率=0)という、限定された条件下で、実際に、完全に透明な単一層又は完全に反射する単一層がそれぞれえられる。酸化物及び金属の前記相対的モル分率の全ての中間的な調節においては、前記屈折率が強力に調節されるので、色効果は色調と明度の両方の観点から調節される。
前記第1内部層の厚さは数百ナノメートル〜1マイクロメートルの範囲内にあることが可能で、その化学組成を固定してしまうと、同一層の厚さにより色の変化は生じない。
代わりに、透明層と共に導入された干渉成分のために、より低い屈折率を有する、前記外部層の厚さによって色が決まる。
既に前記で強調したように、本明細書に記載した蒸着構造物によって生じる色は干渉性と吸収性の両方を有する。前記干渉性のために、前記外部透明層の厚さが変わると、構造効果のために連続して順次それら自信を繰り返す色が生じ、それらの色は光波長、光の入射角及びそれらが観察される角度が全て変わるときそれらの色調を変化させる。
前記酸化物層中への金属の添加によって導入される、吸収性のために、代わりに、光明度を更に調節することが可能となる。このような理由で、前記外部層中に組み込まれた金属のモル分率が低いために、パステル・タイプの、明るい色がえられるが、前記外部層中に組み込まれた金属のモル分率が高くなると、次第に暗い色がえらえる。
前記被覆構造(二重層)の全厚さはいかなる場合も1マイクロメートルまでに制限されなければならない。実際、厚さの値が大きくなると、過剰に明度が低下し、結果として暗すぎる色がえられる。
優勢な金属画分を伴う、前記第1層は物理蒸着法、PVD技術(例えば、スパッタリング、電子ビーム、陰極アーク、熱蒸着、イオンビーム、等)を用いる蒸着を用いてえることができる。優勢な酸化物画分を伴う、前記第2層はPVD蒸着技術又はプラズマ改良化学蒸着(PECVD)技術又はその他のCVD技術によりえることができる。既に記載した色効果に加えて、PECVDに関して主にシリコン酸化物に基づく層の蒸着により、同一の方法工程において、例えば親水性、疎水性又は耐指紋性を生じる、表面機能化もえることが可能となり、これにより前記被覆物の表面を生じる。前記PECVD技術のこのような利点は公知であり産業レベルで既に応用されているが、前記した全ての蒸着技術、及びPECVDを用いる前記の全ての技術を用いると、被覆される全表面は横方向に延び回転固体ではないとき、全ての上、被覆される全表面上に、フィルムの厚さ(及びこの場合の干渉色)に関して、高度な均一性をえることは困難である。
この結果をえるために、前記チャンバー内の位置決めが研究されてきており;加えて、反応器の内側の電場及びプラズマの分布を調節するために適切に検討された形状、材料及び厚さを伴うマスク及び枠組みも作製されている。
市場に既に存在する干渉色を有する被覆物については(例えば、Ti/TiO2)、より安価な材料(シリコン及び鉄はTiよりも大量に広く世界中に行き渡りより安価である)から出発して色効果をえている。その上、本発明者らが行った文献調査及び特許調査の結果、本明細書に既に記載した構造と類似の構造を有するシリコン酸化物(又は他の酸化物の混合物を伴うシリコン酸化物)に基づく干渉被覆物の商業用途は存在していない。
最終的に、装飾特徴に加えて、蒸着した被覆物は硬さ及び耐摩耗性を増大させる:この理由で、チタン酸化物と比較を続けると、シリシウム酸化物の方が硬い。
従って、非常に安価な出発材料(例えば、Si及びFe)から出発して本明細書に記載する製造方法を用いると、明るい彩色効果と強い彩色効果の両方を伴う、光り輝く心地よい色を提供する被覆物の構造を作り出すことが可能となる。
その上、多くの他の市販の被覆物に対して、本明細書でえられた着色被覆物は陽極酸化処理(このような技術は環境影響問題、特に処分液の流れに関する問題を有している)では製造されず、環境影響問題がないか非常に少ないことで特徴付けられかつ未加工な材料とエネルギーを有効に使用することによって特徴付けられる、気相からの蒸着技術により製造される。前記製品被覆物は更にダイカスト合金製の部品の表面硬度を増大させることができ、結果として耐摩耗性を増大させることができる。前述したように、気相蒸着方法は溶媒の使用を必要とせず、前記被覆物を製造するために少量の材料しか使用しないことを意味するので、環境への影響が非常に低いと考えられ、このように製造される製品は高い熱機械及び化学安定によって特徴付けられる。前記被覆物は前記部分の耐用年数の終わりに、単純な研磨により除去することができ、これにより、この処理の後で、ダイカスト・アルミニウム合金用に開発された通常の手順に従ってリサイクルできる前記合金製の被覆部分が製造される。他方、前記成分から除去すべき被覆物は反射層(例えば、Ni)用に選択された金属元素の可能な固有の不快性又はアレルギー性特性は別として、環境影響問題を生じることはないであろう。しかしながら、この場合においてさえも、アレルギー性金属の添加は、前記被覆物構造の内側の、単一の反射層に限定することができるか、最小量に限って、前記透明層に拡大することができることに注意する必要がある。両層はナノメートル・オーダーと、いずれにせよ極めて薄いので、このような金属の存在は非常に限定される。純粋な金属形態で前記第1層が蒸着される場合、このような金属は前記外部酸化物層内に組み込まれ、前記層は不活性である(ので、前記金属が放出される可能性はない)。前記被覆物の除去及び前記部分のリサイクルの間も、前記金属は最少画分の除去された粉末残渣となるであろう。
要約すると、本発明の方法により以下の革新的技術特徴の取得が可能となる:
1.蒸着物の装飾効果とそれらの硬度の両方を摩耗条件下で、より優れたものにするために、異なる材料製の基材に適用することができる気相蒸着技術によってえられる、干渉彩色効果(公知で従来の特許の対象である、Ti+TiO2システムに基づく蒸着物よりも安価で硬い)及び保護効果を有する、少なくとも二重層を有する蒸着物。
2.当該蒸着物は反射金属層(Fe、Ni、Cr、Ti等)から成り、かつシリコン酸化物又は周期律表のIVA族の他の元素に基づく、制御された厚さを有する透明な酸化物層又は遷移金属(例えば、鉄)の酸化物と若しくはランタニド族に属する金属と当該酸化物との混合物から成る。前記反射金属層は入射光の反射を生じ;前記透明な酸化物層は、厚さが変化すると、異なる色を生じる。
3.シリコン酸化物の最も外側の層に金属酸化物を導入することによって、その屈折率が大きくなり、色収量及び干渉効果が改善される。
4.前記第1金属層は物理蒸着法、PVD技術(例えば、スパッタリング、電子ビーム、陰極アーク、熱蒸着、イオンビーム等)を用いる蒸着によってえられ、前記第2層はPVD蒸着技術によって又はプラズマ改良化学蒸着(PECVD)技術又は別のCVD技術によってえることができる。
5.PECVDによるシリコン酸化物に基づく層の蒸着によっても、同一の方法工程において、例えば親水性、疎水性又は耐指紋性を生じる、表面機能化をえることが可能となり、これにより生じる干渉被覆物の表面をえることができる。前記Ti/TiO2システムにおいて同一効果をえるには、更なる処理及び更なる層を提供することが必要となり、製造コストが高くなる。
当該被覆物を開発する際に解決してきた主な技術課題は種々の色の定義に関する課題と複雑な形状(例えば、曲線がありかつ多数のエッジを伴う)の上にでも蒸着均一性をえることに関する課題である。この場合、被覆均一性が色均一性も保証するので、厚さに関する被覆均一性は基本となる。
従って、異なる方法に従って表面を前処理し次いで優れた心地よい色の蒸着物を伴う、処理変形を用いて、表面処理を行うために、本明細書に記載した製造方法を用いて、1つのダイカスト用の金型から出発して、アルミニウム合金、特にダイカスト・アルミニウム合金が噴出する条件下で多数の装備品モジュール又は要素1を迅速に生じることが可能である。
加えて、前記広範囲の装備品要素1を構築するために、最終使用者は種々の装飾されたモジュールを以下のように容易に組み立てることができる。実際に、単純な係合で接合され小ブロックを用いて固定する必要のない複数のモジュール1は既に表面処理されておりそのままですぐに使用できる装備品要素を生じ、前記装備品要素は内壁又は外壁に隣接させることができるか分割壁を作製することができ、前記装備品要素1はセルフベアリングであるので、少しのアンカー点しか必要とせず支持構造を使用する必要は全くない。同一使用者は、簡単な方法でかつ自由自在に頻繁に、いくつかのモジュールを簡単に相互に交換することによって又は種々の表面処理及び/又は、処理変形として、異なる厚みを伴い結果として異なる可能な構造に従い(異なるモジュールを接合する)広範囲の多色装備品要素を生じることができる干渉処理を用いてえられたモジュールを互い違いにすることによって、前記装備品要素の設計を変更できる。
これらの側面は本発明の際だった特徴である。実際に、壁を装飾するための(タイル、化粧漆喰、塗装等の適用)又は分割壁を生じるための(煉瓦、石膏カード、ベトン・ガス(beton gas)、ガラスタイル等製の構築物)多数の他の解決法はあるが、それらの解決法は壁を調整し、前記要素を固定又は支持し表面を処理するためにいくつかの作業工程を必要とする。その上、これら全ての解決法は、一旦確定され構築されると、部分的に又は完全に破壊し再構築することによってしか変更することができない。
本発明の更なる利点は、ダイカストと共に前記変形を使用するとき、アルミニウム合金製の外観のための他の装備品又は被覆要素はあるが、それらはほとんど塑性変形及び非ダイカストによりえられたプレート又はスラブから出発して製造され、いずれにせよそれらはどれも拘束によって機能するものではないという点にある。しかしながら、これによりそれらの形状の複雑性及び生産の柔軟性は制限される。更に、当該要素の色合いはほとんど陽極酸化処理を用いてえられるが、前記処理変形の部分で記載した、前記処理変形である、気相からの蒸着技術を用いて色合いをえることにより、干渉色の存在による、独自の呈色特性に加えて、より大きい硬度、摩耗及び腐食耐性をえることが可能になる。
チタン被覆アルミニウム・スラブも販売され、販売後に電解槽を経る表面酸化法に供されるが、当該技術は環境影響の問題、特に液体リフロー処理の問題を有する。その代わりに、本件では、前記方法は溶媒を使用する必要がなく、前記被覆を行うのに少量の材料しか使用しないことを意味するので、事実上環境への影響はなく、そしてこのようにして製造される製品は高い熱、機械及び化学安定によって特徴付けられる。
前記被覆物は、前記構成要素から除去する必要が生じても、反射層用に選択した金属元素の可能な固有の不快性又はアレルゲン性は別として、環境影響問題を生じることはいずれにせよないであろう。しかしながら、前記金属層はナノメートルのオーダーと、極めて薄く、覆っている酸化層によって操作時は保護される。
要約すると、本発明の装備品モジュール又は要素1により、最小限の固定要素は必要であるが更に石積み作業を伴う敷設を要しない、屋内及び屋外用の自立した装飾壁、光フィルター及び日除け、被覆物の作製が可能となる。
単純で効率的な拘束を伴う装備品モジュール1を具現化することにより更に表面処理操作を必要としない装備品要素として機能しうるセルフベアリング構造を生み出すことが可能となる。
前記製品はその敷設に特殊化や専門家を必要とせず、他の結合材料や支持構造物を要しないので、最終使用者に新たな行動を想定させる。
可能な装備品及び形状の解決策が柔軟で多様であることによって、前記使用者に、対象物である「モジュール」1を無限の解決策と場所と共に再利用する機会が与えられ、それ自体の製品寿命が完了した際は別として、前記製品寿命はほぼ永遠となり、前記製品のリサイクルによる恩恵が期待できる。
本発明の更なる利点は、既にリサイクルされた材料(二次的なアルミニウム合金)を使用することであり、処分の場合であっても、常に経済的価値がある。
装備品モジュール1は効果的で安価であるが、機械部品に広く適用される、ダイカスト技術を用いて製造することにより取得される。この用途で、当該技術により短時間にかつ低コストで、大製造量で複雑な形状の複数片をえることが可能となる。
本発明の装備品モジュールにより主に、これらに限定されないが、壁及び天井の被覆物、装備品要素又はモジュール、セルフベアリング分割壁、光フィルター、日除け等の、屋内又は屋外の建築物における応用領域が見出される。

Claims (13)

  1. 金属製、特にアルミニウム合金製、好ましくはダイカスト・アルミニウム合金製の、セルフベアリング装備品モジュール又は要素(1)であり、
    −2つの端部(5,7)を含み前記端部(5,7)の1つに配置された少なくとも1つの第1係合要素(9,11)を備えた細長い支持構造物(3);
    −前記第1係合要素(9,11)に隣接する前記支持構造物(3)と連結される少なくとも1つのベアリング構成要素(12,14);及び
    −拘束により、前記支持構造物(3)と連結される少なくとも1つの係合構成要素(16,18)、該係合構成要素(16,18)は少なくとも1つの第2係合要素(20,22)を備えかつ別の装備品モジュール又は要素のそれぞれのベアリング構成要素(12,14)とそれらの対応する第1及び第2係合要素(9,11及び20,22)の動作結合により係合するように構成される;
    を含み:
    前記ベアリング構成要素(12,14)は2つで、各構成要素が前記支持構造物(3)の長さと同程度の大きさの最大外形寸法を有する標準的な幾何学的図形として成形され、かつ前記係合構成要素(16,18)も2つで、各構成要素が前記支持構造物(3)の長さと同程度の大きさの最大外形寸法を有する前記ベアリング構成要素(12,14)と同一の標準的な幾何学的図形として成形され、第1及び第2の装備品モジュール又は要素(1)を相互に接合するとき、前記第2の装備品モジュール又は要素(1)の対応するベアリング構成要素(12,14)の周りに係合して接触する位置に前記第1の装備品モジュール又は要素(1)の係合構成要素(16,18)を置くことができるように、前記係合構成要素(16,18)の最大外形寸法は前記ベアリング構成要素(12,14)の最大外形寸法よりも大きいことを特徴とする、前記装備品モジュール又は要素(1)。
  2. 前記ベアリング構成要素(12,14)は前記支持構造物(3)の長さと同程度の大きさの直径を有する円として成形された、2つの構成要素であり、そして前記係合構成要素(16,18)も前記支持構造物(3)の長さと同程度の大きさの直径を有する円として成形された、2つの構成要素であり、第1及び第2の装備品モジュール又は要素(1)を相互に接合するとき、前記第2の装備品モジュール又は要素(1)の対応するベアリング構成要素(12,14)の周りに係合して接触する位置に前記第1の装備品モジュール又は要素(1)の係合構成要素(16,18)を置くことができるように、前記係合構成要素(16,18)の直径は前記ベアリング構成要素(12,14)の直径よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の前記装備品モジュール又は要素(1)。
  3. 前記装備品モジュール又は要素(1)は一体成形で製造されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の前記装備品モジュール又は要素(1)。
  4. 前記ベアリング構成要素(12,14)はその長手方向の軸に沿って前記支持構造物(3)の前記2つの端部(5,7)に配置されるのに対し、前記係合構成要素(16,18)は前記支持構造物(3)に対して中央にかつ前記支持構造物(3)自体の前記長手軸に直交する軸に沿って配置され、結果として前記装備品モジュール又は要素(1)の「四つ葉のクローバー」に形作られた配置がえられることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の前記装備品モジュール又は要素(1)。
  5. 前記ベアリング構成要素(12,14)は円形状の、2つの構成要素であり、かつ互いに直交するそれらの直径軸を用いて配置され、そして前記係合構成要素(16,18)も円形状の、2つの構成要素であり、前記係合構成要素(16,18)の円形状は、第1及び第2の装備品モジュール又は要素(1)を相互に接合するとき、前記第2の装備品モジュール又は要素(1)の対応するベアリング構成要素(12,14)の周りに前記第1の装備品モジュール又は要素(1)の係合構成要素(16,18)を配置できるように、互いに直交し前記ベアリング構成要素(12,14)の直径軸とそれぞれ一致する前記構成要素の直径軸を伴う、前記ベアリング構成要素(12,14)の直径よりも大きい直径を有することを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の前記装備品モジュール又は要素(1)5.。
  6. 前記装備品モジュール又は要素(1)は少なくとも1つの第1反射層及び少なくとも1つの第2透明層を含む被覆物を更に含み、前記層の両方は対応して比例的に変化する相対的モル分率を伴う2つの構成成分:1)金属材料、例えば鉄、ニッケル又はチタン、及び2)シリコン酸化物若しくはシリカに基づく材料、又は元素周期律表のIVA族の別の元素の酸化物、の混合物から成ることを特徴とする、請求項1に記載の前記装備品モジュール又は要素(1)。
  7. 請求項6に記載の前記装備品モジュール又は要素(1)の製造方法であって、前記製造方法は、
    −金型、特にはダイカスト用の金型を準備する工程、
    −金属、特にはアルミニウム合金が噴出する条件下で前記装備品モジュール又は要素(1)を作製する工程、
    −前記装備品モジュール又は要素(1)を前処理する工程;
    −前記装備品モジュール又は要素(1)を洗浄する工程;
    −前記装備品モジュール又は要素(1)上に、少なくとも1つの第1反射層及び少なくとも1つの第2透明層を蒸着させる工程、前記層の両方は対応して比例的に変化する相対的モル分率を伴う2つの構成成分:1)金属材料、例えば鉄、ニッケル又はチタン、及び2)シリコン酸化物若しくはシリカに基づく材料、又は元素周期律表のIVA族の別の元素の酸化物、の混合物から成る;
    を含む、前記製造方法。
  8. 前記洗浄する工程は、以下の下位工程:
    −表面に付着した粉塵としての汚染物質の存在を除くために、圧縮空気を吹き付ける工程;
    −真空条件下、100〜200℃の間に含まれる温度で、密閉チャンバー中で保持する工程;
    −金属表面に未だ付着しうる油性又は油脂性汚染物質を除去するために、アセトン又はエチルアルコール等の、溶媒によって脱脂する工程
    を含むことを特徴とする、請求項7に記載の前記製造方法。
  9. 前記2つの構成成分の相対的分率は、屈折率を変更するために、前記第1層において、前記金属材料に関して0〜1の範囲及び前記酸化物に基づく材料に関して1〜0の範囲の値で変化するのに対し、前記第2層においては、前記金属材料に関して0〜0.9の範囲及び前記酸化物に基づく材料に関して対応して1〜0.1の範囲の値で変化することを特徴とする、請求項7に記載の前記製造方法。
  10. 前記第1反射層は物理蒸着技術、PVD技術を用いる蒸着によりえられることを特徴とする、請求項7に記載の前記製造方法。
  11. 該PVD技術はスパッタリング、電子ビーム、陰極アーク、熱蒸着、イオンビームであることを特徴とする、請求項10に記載の前記製造方法。
  12. 前記第2透明層はPVD蒸着技術により又はプラズマ改良化学蒸着(PECVD)技術又は別のCVD技術を用いてえられることを特徴とする、請求項7に記載の前記製造方法。
  13. 前記装備品モジュール又は要素(1)を前処理する該工程はサンディング、研磨、ブラッシング、タンブリング又はバフ研磨によって行われることを特徴とする、請求項7に記載の前記製造方法。
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