JP2012521275A - 内容物を基質上に送達するバイアル - Google Patents

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Abstract

歯の治療用化合物を歯に投与するような、物質(20)を基質上に投与する投与器(10)であって、物質を内蔵する空洞(18)とベース(14)から外側に伸長する突出部位(16)からなるバイアル(12)を有する。添加器チップ(32)は、突出部位(16)内の導管(22)と係合し、また、空洞(18)を連通する内部通路(40)と導管(22)の前方に位置する添加器部位(36)を有する。添加器部位(36)は複数の分離した突起(42)、例えば狭間を設けた指状部位、を遠位の添加面に有する。キャップ(46)は脱着可能にバイアルに取り付けられ、取り付けられた場合、添加器チップの添加器部位がキャップの空洞(48)に収納され、そして密封止め(52)が内部通路(40)に伸長して、それにより内部通路を密封する。キャップが取り外され、ベースが絞られると、物質が空洞(18)から添加器チップを通って突起上に押し出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般的に投与可能な物質を体の構造の一部のようなある基質上に送達するバイアル、およびこのようなバイアルから物質を基質上に添付する方法に関するものである。本発明は特に、物質を歯に送達するバイアル、及び歯の治療法に関する。バイアルを使用する歯科治療は、限定されないが、歯のホワイトニング(白化)、歯の除感作、及び歯周病予防治療を含む。
皮膚状況の治療のため又は医療目的で皮膚に侵入させるため、外用薬をバイアルから皮膚に送達することは既知である。同様に歯の白化ゲル組成物をバイアルから送達することも既知である。
例えば、特許文献1は、歯の白化剤添加器及びその方法を開示している。添加器は従来型のガラスアンプルで、アンプル内の室内に歯の白化剤溶液が真空密封されている。白化剤溶液は、白化処方を含む流体ベースのゲルである。
さらに特許文献2は、歯の白化組成物のような流体に対する投与器及び添加器であって、内室と内室内の流体が完全密封されるように最初は密封されている開口部を有する容器と、容器上の開口部の上方に搭載されシールを覆う多孔性の添加器と、添加器と開口部を覆い、容器に対して移動可能で、穿孔部材を有する蓋と、からなる。蓋は穿孔部材がシールから離れている位置から、穿孔部材が添加器を通過してシールを穿孔する位置まで移動可能である。多孔の添加器は穿孔部材を受け入れるような寸法の開口部を有する。穿孔部材はシールから離れている時は開口内に配置され、そして多孔添加器は、穿孔部材が開口部から取り除かれた時に流体が開口部から流れ出ないように十分に高密度の材料から出来ている。
歯の白化組成物又は他の外用物質の手持ち投与器に関する従来技術が特許文献3,4,5及び6に記載されている。
米国特許7,201,577 米国特許7,597,497 米国特許申請公報2003/0198918 米国特許3,972,331 米国特許4,927,283 米国特許5,307,953
本発明の1局面は、柔軟な可塑性のバイアルである。バイアルの1端は好適には閉じられており、他の端は栓をされている。栓をされた端は栓が引き出された時は開く。これによりバイアルの中身が通路を通って絞り出され、そして添加器に注ぎ出されることが可能になる。
格納された相対位置では柔軟なバイアルの開口端を閉じ、外された相対位置では柔軟なバイアルの開口端を開放する結合構造体がある。バイアルは部分的に柔軟であり、バイアルの柔軟な部分が手動の絞り圧力により曲がるため、手動の絞り出し圧力のもと内部容積を縮め、それにより、バイアルの開口端が開いていてこれ以上結合構造体により栓をされない時に、バイアル内部の内容物(ゲルのような)が内容積から押し出され添加器チップ内の通路を通過する。
柔軟な可塑性のバイアルの絞りはその結果内部空間を狭め、それにより歯の白化組成物ゲルのような内容物が、添加器チップ内の通路を通り最小抵抗の経路、解放端に向かって押し出される。さらに添加器チップ従ってバイアルの開口端を下方に向けることにより、重力が歯の白化組成物ゲルのような内容物を解放端に向かって押し出す手助けをする。
柔軟なバイアルの内容物は、いかなる所望の粘性の歯白化組成物ゲルでもよく、粘性の低い歯白化組成物ゲルに比べ白化される歯の表面により良く粘着するための比較的高粘性のゲルを含む。内容物が歯の表面に送達される歯科の用途以外では、内容物は体の他の部位に送達されうる。それはまた完全密封環境にあるための処方集を必要とする。例えば医薬用途は、皮膚病、火傷のような医学的疾患の治療のため外用薬又は柔軟剤を皮膚表面に送達し、他の用途では薬剤が皮膚の孔を通って浸透する必要が有り、そして製剤は安定化目的のため完全密封室を必要とする。他の用途では、内容物は代替治療薬、ハーブエキス、又は他の治療薬であり、又は、皮膚の着色及び/又は化粧目的に使用される。
従って本発明は、比較的小さな部分のゲルを歯の表面のような治療領域に添加すること、口の中に指を入れなくても奥歯への簡単なアクセスを提供することについてさえ、必要性を述べている。実際本発明はバイアルの内容物の空気密封を提供する必要性を満たし、そして、バイアルの内容物を同等な空気密封で再密封することを可能にする。本発明はまた、ゲルを歯の表面のような治療域に均等に拡散させることを可能にする。本発明はまた、バイアルの柔軟部分の手動の絞り出し終了後は製品内容物が殆ど残らないように、バイアルの製品内容物を投与する。本発明は容易に製作可能であり、比較的高い生産性で充填可能である。
本発明の他の局面は、補助又は添加を提供する歯医者のような専門家を必要としない歯の白化及び歯磨きシステムに向けられている。実施形態は投与器を含み、投与器は、絞り可能な容器又は流体コンテナと、流体通路を画定する添加器チップと、添加器チップの遠位端にある受け入れ面と、添加器チップを閉鎖し密封するキャップと、を有する。受け入れ面は、泡で例示されるように、しなやか又は順応性がある面である。絞り可能な容器又は流体コンテナの内容物は、容器又は流体コンテナの中空の本体の両側の壁を一緒に非扁平な状態から扁平な状態に絞ることによる、手動の力の元で押し出される。受け入れ面は、多孔であって、容器又は流体コンテナの内容物とは異なる材料で含浸されてもよく、あるいはこのような異なる材料を内蔵する室を覆っていてもよい。添加器チップは細長く、深く到達困難な治療対象の歯の表面にも到達可能な十分な長さを画定する。
例として、容器又は流体コンテナの内容物は、活性成分が過酸化水素、過酸化尿素を含む白化組成物ゲルである。多孔の受け入れ面を含浸する他の材料は炭酸水素ナトリウム又は重炭酸ナトリウムのような固体粉末でよい。多孔の受け入れ面は、スポンジ状でよい。炭酸水素ナトリウム又は重炭酸ナトリウムは、多孔の受け入れ面が異なる材料を内蔵する室を覆う場合、ケーキ状でもよい。
ユーザが容器を絞る場合、その内容物(例えば、歯の白化組成物ゲル)は流体通路を通過し(押し出されて通過し)受け入れ面に到達し、そこで内容物は固体粉末と混合し、好適には泡を生成する。泡は、受け入れ面を歯の治療領域に対して押しつけ、そして白化ゲルを通常、絞るようなやり方で均等に添加することにより歯に添加される。
本発明のよりよい理解のため、以下の説明と図が参照され、一方発明の要求範囲は特許請求の範囲に記載される。
本発明による投与器の第1の実施形態の鳥瞰図である。 ベースから外されたキャップと投与器チップを示す図1の分解組立図である。 ベースから外された投与器チップを示す図1の分解組立図である。 キャップが外された図1の投与器の正面鳥瞰図である。 図1の投与器のキャップの断面図である。 線6−6に沿った図1の投与器の断面図である。 図1の投与器のキャップの正面図である。 図1の投与器のキャップの側面図である。 図2の9−9に沿った図7のキャップの断面図である。 内部を示すために部分的に取り外された、本発明による第2の実施形態の投与器の等角図である。 図10で示す投与器の展開等角図である。 図10の投与器の側面図である。 図10の投与器のバイアルの薄い部材の正面図である。 図10の投与器のバイアルの薄い部材の側面図である。 図10の投与器の一部の側面図である。 図10の投与器の添加器チップの平面図である。 図10の投与器の添加器チップの正面図である。 キャップにより閉じられた充満した容器を有する、本発明による第2の実施形態の投与器の等角図である。 キャップからの分離により開放された充満した容器を有する図18の投与器の等角図である。 図18のキャップで閉じられた容器の長手方向断面図である。 キャップを除いた、図19の充満した容器の長手方向断面図である。 内容物を絞り出した後の平らな状態の図21の容器の長手方向断面図である。 図21の充満した容器において、容器の内部を見えるように内容物を除いた容器の長手方向断面図である。 図21の充満した容器の末端からの図である。 添加器チップを示す図24の充満した容器の反対側の末端から見た図である。 受け入れチップの傾斜角を示す図21の充満した容器と添加器チップの側面図である。 図27は、本発明の更なる実施形態の空容器の等角図である。図28は、柔らかいゴム状の添加チップを有する図27の空容器の等角図である。 図29は、図27の空容器の平面図である。図30は、柔らかいゴム状の添加チップを有する図28の空容器の平面図である。 図29空容器の平面図であり、また、断面線32−32を示す。 図31の32−32での断面図である。 図31の容器の右側面図である。 図31の容器の後面図である。 図31の容器の前面図である。 図35でBと示された部分の詳細図である。 図31の容器の等角図である。 図28と30の柔らかいゴム状の添加チップの等角図である。 図38の実施形態における柔らかいゴム状の添加チップの正面図である。 図39の詳細図である。 図38の柔らかいゴム状の添加チップの平面図である。 図38の柔らかいゴム状の添加チップの底面から見た図である。 図38の柔らかいゴム状の添加チップの右側面図である。 図38の柔らかいゴム状の添加チップの左側面図である。 図28と図30の容器を閉鎖するキャップを含む投与器の等角図である。 図45の投与器の平面図である。 図45の投与器の底面から見た図である。 図45の投与器の右側面図である。 図45の投与器の正面図である。 図45の投与器の左側面図である。 フォームスポンジチップを有する本発明のフォームスポンジ添加チップの等角図である。(フォームスポンジを溝に挿入する前を示す) フォームスポンジを溝に挿入した後の図51の実施形態のフォームスポンジ添加チップの等角図である。 図53は、タブレット化された挿入物を有する本発明の添加器チップの等角図である。図54は処理済み吸い取り紙を有する本発明の添加器チップの等角図である。 すぐ充填出来るように組み立てられた状態での、本発明のキャップされた投与器の正面図である。 熱密封された状態での、本発明のキャップされた投与器の正面図である。 トリムされて最終製品となった状態での、本発明のキャップされた投与器の正面図である。
添付の図面を参照する。同じ参照番号は同一の又は類似の要素を示す。図1は本発明によるいかなるタイプの物質の投与にも使用可能な投与器10の第1の実施形態の鳥瞰図である。投与器は物質を基質上に投与するのに理想的に適している。
投与器10は通常、実質的に円形のベース14とベース14から外に伸長する突出部16からなるバイアル12を有する。ベース14は物質20を内蔵する空洞18を有し、一方突出部16は空洞18と繋がる導管22を画定する。詳細には、導管22は空洞18の出口通路24と一直線に整列している。
ベース14も環状のリム26と空洞18が画定される支持部28を有する。突出部16はリム26から外側に伸長する。開口部30は支持部28とリム26の対向する部分との間に配される。しかしながら開口部30が無いようなベース14の他の構成も想定される。
支持部28は物質の適正量を保持するように設計される。バイアル12が射出成型またはブロー成型工程により成型される場合、空洞18が物質2.5ccまで内蔵できるようにすることが可能である。内部に物質を保持している時、空洞18は貯蔵庫と見做すことができる。
投与器10は、係止部34と添加器部36(図3参照)を持つ添加器チップ32を有する。係止部34は導管22経由で空洞18の出口通路24に伸長している(図6参照)。階段38が係止部34と添加器部36との間に画定され、そして添加器チップ32が導管22に挿入され、それにより添加器部36が突出部16の前に伸長する時に、突出部16の正面端に境を接する。(図2参照)
添加器チップ32は1つ以上の内部通路を有し、空洞18内に内蔵される物質がそこを通過して流れ、投与される。ある実施形態では、複数の内部通路、例えば3本の軸方向に伸長する平行な通路、が係止部34内にあり、そして1本の内部通路40が添加器部36にあり、それは係止部34内の全ての内部通路に連通している。
添加器部36の1本の内部通路40は、好適な実施形態では特定の断面形状を有し、それは1方向に長く伸長し、それと直角方向に短く伸長し、その2つの伸長は其々の約中間点で交差する。この形状は空洞18からの物質の均等な投与を助ける。
添加器部36は遠位の添加面に複数の分離した突起42を有し、それらの間に通路40の一部を画定する(図4参照)。突起42は好適には狭間を設けた指状部位からなり、即ち、指状部位の高さは変化し、各指状部位の先端はバイアル12の長手軸に対し90度以外の角度の仮想平面上にある。指状部位の間の空間44の存在は添加器チップ32の遠位添加面での物質20の保持を改善する。さらに、狭間を設けた指形状の突起42とその間の空間との組合せは、物質20、特に歯及び/又は歯肉への添加に使用される種々のゲルの保持を添加器チップ32の末端添加面において改善し、そして物質20の歯又は歯肉の表面にわたる分布を促進する。
投与器10はまたキャップ46を有し、キャップは空洞48と、空洞48に繋がる内側の開口部50と、開口部50方向に空洞48に伸長する密封止め52からなる(図5、図7参照)。キャップ46は実質的に円形で、バイアル12に取り付けられ添加器部36を覆う時に、投与器10は数字の8の形をなす。
キャップ46はバイアル12に脱着可能に取り付けられる。取り付けられた場合、キャップ46は添加器チップ32の添加器部36を空洞48内に収容し、そして密封止め52は添加器部36の内部通路40内に伸長する。添加器部36の内部通路の密閉を可能にするため、密封止め52は内部通路40の断面形状にほぼ一致する特定の断面形状を有する。
使用に当ってキャップ46はバイアル12との係合から取り外され、そして支持部28が把持され、そして空洞18内の物体が絞られて添加器チップ32の内部通路を通って、突起42及び/又はその間の空間44に追い立てられる。その後、投与器10は、その物質で治療される基質、例えば、白化組成物で治療される歯に突起42が接触するように操作可能である。
投与器10は種々の材料及び工程から製作可能である。上記のようにベース14は、射出成型又はブロー成型可能な可塑性材料、例えばポリプロピレンから射出成型又はブロー成型を使用して作成可能である。添加器チップ32は、シリコンのような弾性材料から作成され、ベースの導管に挿入可能なように適切な物理特性を与えられてもよい。例えば、添加器チップ32の係止部34の断面形状及び寸法は、突出部16の導管22内に摩擦適合するように選択されてもよい。さらに従前のバイアル12の構成により、使用者が支持部28を押すと物質20が投与されるが、その後使用者が圧力を緩めた時に、物質20は空洞18に戻されることはない。
添加器部36用に選択される特定の材料は、投与される物質及び物質が投与される基質に依存する。例えば、物質が歯の白化組成物又は歯又は歯肉に適用される他の材料である場合、歯又は歯肉の損傷を防ぐため、添加器部36は好適には柔らかいゴム状の材料から作られる。
バイアル12及びキャップ46は、脱着可能にキャップ46をバイアル12に、詳細にはベース14に固定するための協働する固定機構を有する。
図2に示すように、固定機構は、ベース14の対向する上面と下面に形成された1組の反対側に曲がった隆条54、及び隆条54を受容するためキャップ上に形成された孔を有する(図7−9も参照)。しかし固定機構は、ベース14上の単一の隆条と、隆条の後ろ向き面に隣接するように位置決めされたキャップ46の部分の隣接面と、を有し、それにより、バイアル12のキャップ46に対する後ろ向きの動きを防止し、それにより隆条を隣接する面の下に押し込める手動の力が加えられない場合に、バイアル12とキャップ46が互いに脱落するのを防止してもよい。
次に本発明の第2の実施形態の投与器58を示す図10−17を参照する。投与器58は概してバイアルの構成において投与器10と異なる。投与器58はバイアル60と添加器チップ70を有する。バイアル60は物質64が内蔵される空洞62と絞り部位66からなり、絞り出し部位66は絞られると物質64を空洞62から内部の投与導管68に押し出す。物質は添加器チップ70上に押し出され、また添加器チップ70は物質が投与される基質に接触するように移動可能である。投与器58には前記実施形態と同じキャップ46が使用され、そして脱着可能にバイアル60に取り付けられ、そして投与導管68を閉鎖する。
より詳細には、バイアル60は実質的に円形の部分72と円形の部分72から外側に伸長する導管74を有し、導管74は内部通路68の一部を画定する。導管74は実質的に楕円の断面形状を有する。円形の部分72は円形の部分72の部分的周辺端に沿って支持部位76及び弓状の支持リム78を有する。弓状の支持リム78は支持部位76の反対側に接続し、円形の部分72の残りの周辺端にわたって伸長し、それにより円形の部分72の円形形状が完成する。内部通路68の残りの部分は支持部位76の内部に画定される。横断支持体80は支持部位から支持リム78の反対側内端に伸長し、それにより開口領域82,84,86を支持部位76、支持リム78および横断支持体80の間に画定する。
図示されているように、内部通路68は水平方向の軸88が垂直方向の軸90よりも大きい特定の断面形状を有する(図11参照)。しかし内部通路68の断面形状は、バイアル60の絞り部位66の対向面に圧を加えた時に、内部通路を通る空洞62内の物質の流れを容易にするという要求のみにより変更されてもよい。
バイアル60の円形の部分72はまた、1組の部分的に柔軟な部材92を有し、それらはそれぞれ支持リム78の各々の側に配置され、そして支持部位76に取り付けられて空洞62を形成する。空洞62はこのように2つの柔軟な部材92の内面と横断支持体80の間に形成される。
それぞれの柔軟な部材92は、上から見た時に、支持リム78の形状に実質的に適合する形状、即ち、三日月形を有する。従って支持部位76及び/又は支持リム78に取り付けられた時には、それら柔軟な部材92はその間に間隙が無く、実質的に支持部位76と同一平面上にある。さらに各々の柔軟な部材92は実質的に平面の第1及び第2のフランジ部位94と、フランジ部位94の間にあってフランジ部位94が配置される平面から外側に伸長する弓状部位96を有する(図13参照)。支持部位76及び/又は横断支持体80に取り付けられた時には、第1及び第2のフランジ部位94はそれぞれの横断支持体80と支持リム78の隣接する部位の間にそれぞれ配置され、弓状部位96は、横断支持体80の間に配置されて外側に伸長する。
柔軟な部材92の弓状部位96は、柔軟又は互いの方向に絞ることが可能なように構成され、それにより絞られた時に物質64が空洞62からそれと連通する内部通路68に押し出され通過する。柔軟な部材92は好適には横断支持体80に接触し、それにより空洞62からの横断支持体80周りの物質64の流れが、柔軟な部材92のフランジ部位94の間に画定されるバイアル60の円形の部分72のフランジ領域に侵入することを防止する。
柔軟な部材92はバイアル60の円形の部分72に対向する実質的に円形の表面を提供する。その表面は互いの距離が変化し、即ち、フランジ部位94の領域の距離は弓状部位96の距離より小さく、そして円形表面の対向する部位の間に空洞62を形成する。さらに円形表面は、図13に示すように、円形の部分72の横方向端(即ち、フランジ部位94の端)が低位点で、円形部分の中心(即ち、弓状部位96の中心)が高位点の波形状を有する。
添加器チップ70は細長くそして導管74を覆って配置され、導管74上で締まりばめされる。添加器チップ70は図示されるように導管74と実質的に同じ断面形状、即ち、楕円形を有してもよい。添加器チップ70の遠位端は基質に接触するように適応された突起98を有する。添加器チップ70は、添加器チップ70の突起98を含む一部が導管74の端を超えて伸長するように導管74上にオーバーモールド成型されてもよい。
突起98は、図17に図示されるように、物質62を基質上にブッシュのように、散布さえするように配置された狭間を設けた指の形状でもよい。狭間を設けた指状部位は2つ以上の楕円形又は円形の列を形成し、隣接する列の1組は通路100により分離されているように配置されてもよい。突起98と通路100は、物質62が基質への添加の準備が整った状態で保持される保持領域を協働して画定する。
図15に示す好適な実施形態では、突起98は、添加器チップ70の一方の側での最大軸方向長さから添加器チップ70の他方の側での最小軸方向長さまで変化する軸方向長さを有する。
上記の要素を形成するのに種々の材料が使用可能である。例えば、バイアル60の円形の部分72は高密度ポリエチレン(HDPE)からなり、フランジ部位94は膜又は箔からなり、添加器チップ70はシリコンのような柔らかな材料から作られてもよい。
基質上に投与器10、58によって投与することが可能な物質は、限定されないが、歯磨き剤の歯への投与、白化ゲルの歯への投与、歯の除感作剤の歯への投与、外用化合物の皮膚への投与、医薬的皮膚用製品の皮膚への投与、及び、接着剤の他の面との接着面への投与を含む。
図18−57を参照して本発明の他の実施形態が開示される。この実施形態は、容器又は流体コンテナ120から伸長する添加器チップ126を覆い密封するキャップ110を有する。キャップ110には横穴116が形成され、横穴はキャップ110がしめられた状態の時同一形状のつまみ138と係合し、そしてキャップ110を保持する助けをする。図20を参照すると、添加器チップ126とキャップ110との係合構造がストッパー112と密封押縁118を有し、それらは係合状態で互いに協働して添加器チップ126をキャップ110で密封する。これを実施するため、ストッパー112は受け入れ面140内の開口部を通過し、係合状態に至る。キャップ110はストッパー112を有し、添加器チップ126は密封押縁118を有する。
添加器チップ126は細長で多孔で受け入れ面140がある遠位端で終わる。受け入れ面140は泡状またはスポンジの材料で作られる。受け入れ面140は白化剤144(図20)を治療中の歯の表面に均等に添加するのに使用され、また追加的に歯の表面を優しくこすり洗いするのにも使用可能である。
図20ではストッパー112は多孔で受け入れ面140を通過し、容器又は流体コンテナ120の本体から外に伸長する流体通路132を密封する。密封押縁118はキャップ110と環状型の密封を提供し、容器又は流体コンテナ120の中身の漏洩を防止する。
図21を参照すると、容器又は流体コンテナ120は矢印Fの方向に絞られる。しかし絞りは他の部位でも起こってもよく、また絞りは2つの対向する側からの圧力を必要とせず、片側からの圧力で十分なこともある。白化剤(又は、他の用途では対応する調剤)は添加器チップ126の流体通路132及び通路148を通って押し出され、通路148において白化剤は炭酸水素ナトリウムと混合し反応物質146を生成し、その反応物質が多孔の受け入れ面140に到達する。
図22を参照して、容器又は流体コンテナ120が手動の絞り圧力により扁平にされ、殆ど全ての中身が内部容積150から排出されうることがわかる。側面156はバルクヘッド152の形状にほぼ合致する。さらに残りの流体を容器内部150から排出させるつまみ138が備わっている。
図6は添加器チップ126を流体コンテナ側面156に取り付けるバルクヘッド152を示し、バルクヘッドは楔形で、側面156をドレープさせる。
図24,25は添加器チップ126の付いた容器又は流体コンテナ120を対向する端から見た図を示す。側面156(図23)は側壁の無い鋭い合わせ目となり、側面が扁平につぶれるのを許容する。
図26を参照して、活性化した反応物質を受け入れ面140に最適に添加するための受け入れ面140の傾斜角Bは、好適には約30度―45度の範囲にある。つまり、反応物質は表面を絞ることにより活性化し、それにより白化剤の内容物(例えば過酸化水素、又は他の用途には他の内容物)を添加器チップ126を通って容器又は流体コンテナ120内に移動させ、含浸させられた吸収剤、受け入れ面140(炭酸水素ナトリウム、重曹、又は他の用途用の他の基剤で含浸され、)上に蓄積させられる。
所望の場合、歯磨きに適した成分のような追加の成分が効能の追加のため追加可能である。
図27及び図29に、更なる投与器の実施形態を示す。その投与器は一体形成された堅いサブ構造体162を有する容器160からなる。図28と図30には図27及び図29の容器160を含み、そして固いサブ構造体162上に固定される、輪郭を示された、柔らかい、ゴム状の添加チップ172が含まれる。輪郭を示された、柔らかい、ゴム状の添加チップ172はゲルが歯の表面にゴム雑巾のように、散布と言える程に塗布されることを可能にし、またその柔らかさは、固い材料で起こりがちな歯肉又は歯(又は他の用途では皮膚等)の傷付を防止する助けとなる。
固いサブ構造体162は、固いサブ構造体162の細長い方向に伸長する中央管164を有して細長くてもよい。中央管の両側には、固いサブ構造体162の細長い方向に伸長する互いに実質的に平行な一連の分離した通路166が形成されてもよい。
図30−31には、容器160の構造が詳細に示されている。固いサブ構造体62は好適には中央管164に向かってその対向端から幅が広がっており、それにより分離した通路166により折れ曲がった楕円形の外形を画定する(図36参照)。
図38−44には、輪郭を示された、柔らかい、ゴム状の添加チップ172の構造の詳細が示される。輪郭を示された、柔らかい、ゴム状の添加チップ172は一方の端の溝174と、2つの対称な脚178を分かつスロット176を有する。輪郭を示された、柔らかい、ゴム状の添加チップ172の形状は、溝174から溝に近い位置まで外側に広がり、その後対称な脚178に沿って終端まで収束又は先細りとなる。対称な脚178は互いに分離した窪み179を有してもよい。
図35−50にはキャップ180で閉められた状態の投与器170の詳細が示される。キャップ180は図42の対称な脚178及びスロット176を補完する構造で形成され、それにより投与器170を係止し密封する。
図51−52には、炭酸水素ナトリウム処理されたスポンジフォームのパッド190を添加器チップ200に取り付ける好適な実施形態が示される。スポンジフォームのパッド190は炭酸水素ナトリウム溶液に浸漬され乾燥された型抜き連続気泡発泡ゴムから形成されてもよい。この処理済みスポンジフォームパッド190はその後、添加器チップ200の末端の溝212に接着剤又はヒートシーリングにより取り付けられる。スポンジフォームパッド190は、添加中、大量の処理済みゲルを排出したり滑り落ちたりすること無く添加器チップ200に保持する。このことは、より厚いより均等な被覆を可能にする。
或いは図53に示すように、添加器チップ200は、粉状の又は錠剤型の炭酸水素ナトリウムを捕捉する錠剤型インサート220の形状での追加のリブを有してもよい。錠剤型インサート220は、添加器チップ200の終端の補完形状の通路222内に固定される。
或いは、処理済み吸い取り紙材料230(図54参照)が図51−52の添加器チップ200のスポンジフォームパッド190のスポンジ材料を代替してもよい。このことは、全周を密封することにより大量の粉を添加器チップ200の溝に捕捉する手段を提供し、それによりカバーを形成する。
図55−57には、投与される内容物を投与器170に充填する過程が示される。最初は投与器170とキャップ180は別々に形成され、投与器170の対向する両端は開いている。開放端の一方がキャップ180により閉じられ密封される。これにより図55に示すように組立体は充填準備が完了する。投与器に投与される内容物が解放端を通って充填された後、図56に示すように開放端はヒートシーリングにより(ヒートシーリング領域230の中で)周辺から内側に向かって閉鎖される。ヒートシーリングと周囲縁との間の投与器の部位は、図57の完成品を得るため切り落とされてもよい(トリム領域232)。
本発明のこの実施形態の添加器は歯の白化又は歯磨き用以外に使用可能である。例えば、次の用途が考えられる:皮膚治療塗り薬を送達することによる皮膚科学用途;エポキシ、シーラントのような接着剤、医薬療法、薬品及び薬剤;自然療法外用薬;その他。
上記の記述及び図面は本発明の好適な実施形態を示しているが、種々の変更、修正が本発明の請求範囲を超えることなく可能であることが理解されよう。
10:投与器 12:バイアル 14:ベース 16:突出部
18:空洞 20:物質 22:導管 24:出口通路
26:リム 28:支持部 30:開口部 32:添加器チップ
34:係止部 36:添加器部 38:階段 40:内部通路
42:突起 44:空間 46:キャップ 48:空洞
50:開口部 52:密封止め 54:隆条

Claims (20)

  1. 物質を投与するための投与器であって、
    バイアルと、
    前記バイアルは、内部に前記物質を内蔵する空洞を持つ実質的に円形のベースと、前記ベースから外側に伸長しそして前記空洞と連通する導管を画定する突出部位と、を有し、
    添加器チップと、
    前記添加器チップは、部分的に前記導管に沿って配置され、前記空洞と連通する少なくとも1つの内部通路を有し、
    前記添加器チップは前記導管の前側に配置される添加器部位を有し、
    前記添加器部位は遠位の添加面に複数の分離した突起を有し、
    キャップと、
    前記キャップは、開口部と、前記開口部と連通する空洞と、及び前記空洞内に前記開口部方向に伸長する密封止めと、を有し、
    前記キャップは前記バイアルに脱着可能であり、
    前記バイアルに取り付けられた場合、前記キャップの前記空洞は前記添加器チップの前記添加器部位を収容し、
    前記キャップが前記添加器チップの前記少なくとも1つの内部通路を密封するように、前記密封止めが前記少なくとも1つの内部通路内に伸長し、
    を有し、
    それにより前記キャップが前記バイアルから取り外され、前記ベースが絞られた場合、前記空洞内の前記物質が前記空洞から前記添加器チップの前記少なくとも1つの内部通路を通って前記突起に押し出される、
    ことを特徴とする投与器。
  2. 前記投与器チップが部分的に前記導管内に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の投与器。
  3. 前記ベースは環状のリムと主要部位からなり、前記主要部位は前記空洞を画定し、そして前記リムの対向する部位から分離して配置され、前記突出部位は前記リムから外側に伸長する、ことを特徴とする請求項1に記載の投与器。
  4. 前記突起は、狭間を設けた指状部位からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の投与器。
  5. 前記添加器チップはシリコンから出来ており、前記バイアルはポリプロピレンから出来ている、ことを特徴とする請求項1に記載の投与器。
  6. 前記添加器チップの前記少なくとも1つの内部通路は、前記添加器チップの近位端から遠位方向に伸長する第1の通路と、前記添加器チップの遠位端にある第2の通路と、を有し、前記第2の通路はほぼ中間で交差する長軸と短軸により画定される断面を有し、前記キャップは、前記第2の通路と実質的に同じ断面形状を有し、前記キャップが前記バイアルに取り付けられる場合に前記第2の通路に進入するように配置される密封止めを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の投与器。
  7. 前記キャップは、実質的に円形で、そして前記投与器が8の字をなすよう前記ベースに取り付けられるように構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の投与器。
  8. 前記キャップは、脱着可能に前記キャップを前記バイアルに係止するための係止機構を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の投与器。
  9. 前記バイアルの前記突出部位は、前記キャップが前記バイアルに取り付けられている場合に、前記キャップの前記開口部を通って前記キャップの前記空洞に進入するように配置され、それにより前記突出部位の少なくとも一部が前記キャップ空洞に収容される、ことを特徴とする請求項1に記載の投与器。
  10. 物質を投与するための投与器であって、
    バイアルと、
    前記バイアルは、内部に前記物質を内蔵する空洞を画定し、ベースと、
    前記ベースから外側に伸長する突出部位と、を有し、
    前記突出部位は、前記空洞と連通する導管を有し、
    添加器チップと、
    前記添加器チップは、部分的に前記導管内に配置され前記空洞と連通する少なくとも1つの内部通路を有し、
    前記添加器チップは、前記導管の外側に配置されゴム状材料から作られる添加器部位を有し、
    前記添加器部位は、遠位の添加面に複数の分離した突起を有し、
    キャップと、
    前記キャップは、開口部と、前記開口部と連通する空洞と、を有し、
    前記キャップは前記バイアルに脱着可能に取り付け可能であり、そして、
    前記バイアルに取り付けられた場合、前記キャップの前記空洞は前記添加器チップの前記添加器部位を収容して、前記キャップが前記添加器チップの前記少なくとも1つの内部通路を密封し、
    それにより前記キャップが前記バイアルから取り外され、前記ベースが絞られた場合、前記空洞内の前記物質が前記空洞から前記添加器チップの前記少なくとも1つの内部通路を通って前記突起に押し出される、
    ことを特徴とする投与器。
  11. 前記ベースは実質的に円形であり、そして環状のリムと主要部位を有し、前記主要部位は前記空洞を画定し、そして前記リムの対向する部位から分離して配置され、前記突出部位は前記リムから外側に伸長する、ことを特徴とする請求項10に記載の投与器。
  12. 前記添加器チップは更に前記突出部位の前記導管内に配置される係止部位を有し、前記係止部位は、前記導管を画定する内部表面に接触する外部表面を有する、ことを特徴とする請求項10に記載の投与器。
  13. 前記突起は、狭間を設けた指状部位からなる、ことを特徴とする請求項10に記載の投与器。
  14. 前記添加器チップの前記少なくとも1つの内部通路は、前記添加器チップの近位端から遠位方向に伸長する第1の通路と、前記添加器チップの遠位端にある第2の通路と、を有し、前記第2の通路はほぼ中間で交差する長軸と短軸により画定される断面を有し、前記キャップは、前記第2の通路と実質的に同じ断面形状を有し、前記キャップが前記バイアルに取り付けられる場合に前記第2の通路に進入するように配置される密封止めを有する、ことを特徴とする請求項10に記載の投与器。
  15. 前記ベース及び前記キャップは、実質的に円形で、そして前記キャップは前記投与器が8の字をなすよう前記ベースに取り付けられるように構成される、ことを特徴とする請求項10に記載の投与器。
  16. 前記キャップは、脱着可能に前記キャップを前記バイアルに係止するための係止機構を有する、ことを特徴とする請求項10に記載の投与器。
  17. 前記バイアルの前記突出部位は、前記キャップが前記バイアルに取り付けられている場合に、前記キャップの前記開口部を通って前記キャップの前記空洞に進入するように配置され、それにより前記突出部位の少なくとも一部が前記キャップの前記空洞に収容される、ことを特徴とする請求項10に記載の投与器。
  18. 物質を投与するための投与器を製造する方法であって、
    ブロー成型によりバイアルを形成するステップと、
    ここに前記バイアルは、内部に空洞を有する実質的に円形のベースと、前記ベースから外側に伸長し、前記空洞と連通する導管を画定する突出部位と、を有し、
    係止部位と添加器部位からなる添加器チップをゴム状材料から形成するステップと、
    前記係止部位は少なくとも1つの内部通路を画定し、前記添加器部位は少なくとも1つの内部通路を画定し、そして複数の分離した突起を遠位の添加面に有し、
    前記添加器チップの前記係止部位を前記バイアルの前記突出部位の前記導管内に挿入するステップと、
    前記添加器チップの前記係止部位が前記バイアルの前記突出部位の前記導管に挿入された時に、摩擦係合するように、前記添加器チップの前記係止部位と前記バイアルの前記突出部位の前記導管の寸法を形成するステップと、
    開口部と、前記開口部と連通する空洞と、前記開口部に向かって前記空洞内に伸長する密封止めと、を有するキャップを形成するステップと、
    前記ベースの前記空洞に前記物質を充填するステップと、
    前記キャップの前記空洞が少なくとも前記添加器チップの前記添加器部位を内蔵し、そして前記密封止めが前記添加器部位の前記少なくとも1つの内部通路内に伸長し、それにより前記キャップが前記添加器部位の前記少なくとも1つの内部通路を密封するように、脱着可能に前記キャップを前記バイアルに取り付けるステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  19. 前記突起を、狭間を設けた指状部位として形成するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記キャップが前記ベースに取り付けられた時に前記投与器が8の字をなすように、前記キャップを実質的に円形に形成するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
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