JP2012520576A - 焦電材料、放射線センサ、放射線センサの作製方法、ならびにタンタル酸リチウムおよびニオブ酸リチウムの使用 - Google Patents

焦電材料、放射線センサ、放射線センサの作製方法、ならびにタンタル酸リチウムおよびニオブ酸リチウムの使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2012520576A
JP2012520576A JP2012500093A JP2012500093A JP2012520576A JP 2012520576 A JP2012520576 A JP 2012520576A JP 2012500093 A JP2012500093 A JP 2012500093A JP 2012500093 A JP2012500093 A JP 2012500093A JP 2012520576 A JP2012520576 A JP 2012520576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pyroelectric
lithium tantalate
bulk resistivity
detection element
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012500093A
Other languages
English (en)
Inventor
プロッツ,フレド
クナップ,ゲルハルト
エルンスト,ヘンリク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Excelitas Technologies GmbH and Co KG
Original Assignee
PerkinElmer Technologies GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PerkinElmer Technologies GmbH and Co KG filed Critical PerkinElmer Technologies GmbH and Co KG
Publication of JP2012520576A publication Critical patent/JP2012520576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N15/00Thermoelectric devices without a junction of dissimilar materials; Thermomagnetic devices, e.g. using the Nernst-Ettingshausen effect
    • H10N15/10Thermoelectric devices using thermal change of the dielectric constant, e.g. working above and below the Curie point
    • H10N15/15Thermoelectric active materials
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/10Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors
    • G01J5/34Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors using capacitors, e.g. pyroelectric capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49108Electric battery cell making

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

焦電材料は、バルク抵抗率が、2e+14Ω*cm未満、好ましくは5e+12Ω*cm未満であり、かつ下限閾値を超える程度に処理されたタンタル酸リチウムを含む。

Description

本発明は、独立請求項の前提部に従う焦電材料、放射線センサ、放射線センサの作製方法、ならびにタンタル酸リチウムおよびニオブ酸リチウムの使用に関する。
焦電材料は、温度勾配を経験すると、電荷を、したがって電圧または電流を、生成する異方性材料である。温度勾配は、環境の温度の変化、または放射線、特に、材料に当たってそこで温度へと変化する赤外放射線(IR)の、どちらからももたらされる。焦電材料によって生成される電荷/電圧/電流は、温度変化の検出、または、適切な後続の信号評価を用いることによる直接的な温度検出に使用することが可能である。
図1aは、焦電放射線検出素子のための一般的な検出素子構成を示す。符号10が焦電材料検出素子である。これは、平坦なチップ様装置であり得る。電気信号は、チップ様装置の対向する主表面間に現れ得る。主表面は、焦電材料を電気的に接続するために、および、焦電材料の表面に熱的に誘起される電荷を枯渇させるために、導電性の材料7a,7bによって部分的にまたは全体的に覆われてよい。随意的に、IR放射線などの検出すべき量の吸収を高めるために、電極上および/または焦電材料上に吸収層6を設けることも可能である。焦電材料は、検出素子として好適な形態を有するように形状を定めて製造することができる。焦電材料の厚さDは、20μm〜500μm、好ましくは50μm〜200μmがよい。電気的には、この検出素子はキャパシタの特性も有する。
放射線の入射または環境温度の変化があると、検出素子10は、温度の変化(dT/dt≠0)を経験し、これに応じて、その異方性材料の対向表面に電荷を生成する。これらの電荷は、焦電材料検出素子10の対向する面に接続された対向端子4aおよび4bからの電圧として検出され得る。
焦電検出素子10のための種々の材料が知られている。それらのいくつかは、主成分として鉛を含有する。他にもいくつかの不利益があるが、これらの材料は、EUのROHSガイドラインに従っておらず、この点で不利である。しかも、それらはキュリー温度が低く、したがって、それらの焦電特性は、はんだづけ、一般的な取扱い、および高温動作の間に達し得る温度によって危うくされる。
タンタル酸リチウム(「LiTa」,LiTaO)およびニオブ酸リチウム(「LiNb」,LiNbO)は、圧電材料である。これらは焦電特性も有する。しかし、以下に説明する理由によって、これらの焦電特性は、利用されておらず、むしろ、実際に望まれる圧電用途においてノイズ源であると考えられている。LiTaおよびLiNbは、ROHSに従っているが、その焦電特性の中に、特に変化する環境温度の影響下での電気信号出力特性に関して、重大な不利益を有している。これについて、図2を参照して説明する。
図2において、一般的な経時的温度曲線T(t)を曲線21で示す。温度変化は、たとえばセンサの傍らを通る人からの動き検出に含まれる検出すべき1次信号から生じ(継続時間数秒)、または、たとえば昼から夜への環境温度変化、直射日光への露出、もしくは加熱もしくは冷却装置への接近といった環境温度の変化などの、歪/ノイズから生じる(継続時間数秒〜数時間)。曲線22,23は、放射線で誘起されるものではない環境温度変化の影響下での、従来のLiTaまたはLiNbの関連する出力信号を示す。一般に、出力信号は、温度が変化するにつれて増大し、温度が一定になると低下する。その意味で、主電気信号は、多かれ少なかれ経時的温度変化dT/dt(時間に対するTの微分係数)に対応する。LiTaおよびLiNbの焦電係数は比較的高く、したがって、基礎的な観点では、これらの材料は焦電検出器に適している。その上、これらは約602℃という高いキュリー温度を有する。
しかしながら、上述の主出力信号に加えて、LiTaおよびLiNbOは、特に環境温度が変化するときに、電気特性におけるピーク23で例示される火花放電も示す。これらのピークは、センサ全体の温度変化の間に焦電材料の表面に蓄積する電荷、および、予測不能の表面効果に基づいて統計的に発生する放電に由来する。LiTaは、4e+14Ωcmを超える非常に高いバルク抵抗率を有している。この高いバルク抵抗率のため、電荷は発生したその地点に局所的に蓄積する。局所的不均一性および局所的絶縁特性に依存して、蓄積電荷は比較的高い局所電圧になり、これが、図2の符号23で示されるように、小さな火花の形態で放電する。このような火花は、出力信号の質に対して強い影響を有する。火花は、出力信号を予測不能にし、出力信号の信号−ノイズ(S/N)比を悪化させる。この理由(つまり、高いバルク抵抗率)により、従来のLiTaは、焦電材料として実際に広く使用されていなかった。
前述のように、LiTaは圧電用途において周知である。アクチュエータ用途において、LiTaの焦電特性は、圧電アクチュエータの駆動信号と比較して作用が小さく弱いので、真に重要ではない。しかし、センサ用途においては、LiTaの焦電特性は問題となる。所望の圧電信号が、温度が変化するときに、重なる焦電信号成分を含むからである。よって、特にLiTaを圧電センサ素子として使用することが望まれるときには、LiTaの焦電特性を回避または低減することが強く望まれる。これは、火花放電特性23および1次焦電信号22の双方について言える。
YAMAJU CERAMICS CO., LTD による論文「Black−LT Black−LN」には、いわゆる「Black−LT」(「LT」はタンタル酸リチウムを指す)および「Black−LN」(「LN」はニオブ酸リチウムを指す)が記載されている。これらの物質においては、経時的な温度勾配によって生じて、圧電的に生成される信号成分に重なる信号成分を除くために、これらの材料の焦電特性を抑制する対策がなされている。基本的に、black−LT材料は、通常の4.5e+14Ωcmに比べて、たとえば2.3e+11Ωcmまたは2.1e+10Ω*cmという低いバルク抵抗率を有している。
欧州特許出願公開第EP1741809A1号には、圧電酸化物単結晶のための静電電荷制御処理、および静電電荷制御処理用装置が記載されている。タンタル酸リチウム単結晶および還元剤が、そのウェハ材料を還元するための処理タンクに収容される。
米国特許第7323050号は、タンタル酸リチウム結晶の生産方法を開示している。還元性の雰囲気中でキュリー温度以上の温度での熱処理に付されたタンタル酸リチウムを含有する第1の材料が、単極性タンタル酸リチウム結晶に重ねられ、次いで、その結晶が、還元性の雰囲気中でキュリー温度未満の温度での熱処理に付される。
本発明の目的は、焦電用途の材料、焦電センサ、放射線センサの作製方法、ならびに、ROHSに従いかつ比較的高いキュリー温度を有しながら、適度の感度および信号/ノイズ比で放射線を検出することを可能にする、タンタル酸リチウムおよびニオブ酸リチウムの使用を提供することにある。
この目的は、独立請求項の特徴によって達成される。従属請求項は、本発明の好ましい実施形態に向けられている。
焦電材料は、材料のバルク抵抗率が、ある第1の閾値未満となり、かつ、好ましくは他の低い第2の閾値を超えるように、処理または修飾されたタンタル酸リチウムまたはニオブ酸リチウムを含む。その処理または修飾は、化学還元工程、結晶格子修飾工程、または混合工程であり得る。
バルク抵抗率は、材料特性であり、時には「比抵抗」と呼ばれ、ギリシャ文字ρ(ロー)で表記される。その次元は、オーム*メートル(Ω*m,Ωm)であるが、当然、オーム*センチメートル(Ω*cm,Ωcm)で表されることもある。
本発明の態様は、また、修飾タンタル酸リチウムまたは修飾ニオブ酸リチウムの、焦電検出ための、つまり熱放射線(IR放射線など)の検出のための、使用でもある。他の態様は、前記焦電材料を有する焦電センサ、および、そのような焦電センサの作製方法である。
以下、本発明の実施形態およびその態様について、図面を参照しながら説明する。
放射線検出素子の断面図である。 放射線検出素子の可能な搭載形態の断面図である。 放射線検出素子の他の可能な搭載形態の断面図である。 放射線検出素子の他の可能な搭載形態の断面図である。 放射線検出素子の他の可能な搭載形態の断面図である。 放射線検出素子の他の可能な搭載形態の断面図である。 放射線検出素子の他の可能な搭載形態の断面図である。 従来のタンタル酸リチウムおよび修飾タンタル酸リチウムの特性を示す図である。 バルク抵抗率に関する特性を示す図である。 センサを模式的に示す図である。 センサを模式的に示す図である。
本明細書において、同一の参照符号は同一の特徴を指す。特徴は互いに組み合せることができるものとし、明示的に述べられない場合でも、特徴の組合せを排除する技術的理由がない限り、特徴は組み合せ得るものとする。装置の特徴はその特徴を実現する製造工程の開示でもあり、逆に、製造工程は実現される装置の特徴の開示でもあると理解すべきである。
焦電材料は、材料のバルク抵抗率が、2e+14Ω*cm(=2*1014Ω*センチメートル)未満、好ましくは2e+13Ω*cm未満、より好ましくは5e+12Ω*cm未満となるように、処理または修飾されたタンタル酸リチウムまたはニオブ酸リチウムを含む。好ましくは、バルク抵抗率は、2e+10Ω*cmを超え、好ましくは1e+11Ω*cmを超え、より好ましくは3e+11Ω*cmを超え、さらに好ましくは1e+12Ω*cmを超える。
上述の上側閾値未満の値へのバルク抵抗率の低減は、材料にいくらかの導電性を加え、したがって、電荷の局所的に蓄積する傾向が低下し、図2に示す火花23が抑制される。一般に、バルク抵抗率が低いほど、火花の発生は低くなる。
しかし、同時に、1次信号が悪化する。これは、低下したバルク抵抗率に起因する比較的低い材料抵抗率によって、1次信号がある程度短絡するという単純な理由による。それでもなお焦電材料として適度に機能する材料を得るために、処理または修飾は、バルク抵抗率が前述の下側閾値の1つよりも上に保たれるように、行われる。これによって、材料は、充分な1次信号振幅Ai(図2の曲線24に対応)を示す。
検出素子の構造は、図1aに示したようなものでよく、同図を参照しながら説明する。接点7a,7bは、金属の薄層でよく、たとえば、蒸着された金である。吸収層6を設けてもよい。それは、接触層7bに接触するための切欠きを有してよい。この形状を有するように、製造方法において、検出素子10は予め製造されていてよい。
図2において、曲線24,25は、上記のように処理または修飾されたタンタル酸リチウムの電気的特性を示す。低下したバルク抵抗率のため、主信号24の信号出力振幅Aiは、従来のタンタル酸リチウムの信号出力振幅Acよりも低くなり得る。しかし、火花の発生も、符号25で示されるように、通常、発生頻度および振幅の両方において、大きく低下する。このような特性は、主信号振幅または強度の低下にもかかわらず、放射線検出にとって、従来の非処理タンタル酸リチウムよりもはるかに良い。
比較的高いキュリー温度が望ましい。キュリー温度は、それよりも高いと、材料の異方性が失われることによって、材料が感度の点で不可逆的に劣化する温度限度を、定めるからである。回路要素の高い温度は、特にはんだづけの間に、到達され得る。これは、特に、はんだづけの熱が検出部品にほとんど直接入る、SMT(Surface Mounting Technology:表面実装技術)およびSMD(Surface Mounted Devices:表面実装装置)を使用する場合に当てはまる。温度損傷を避けるためには高いキュリー温度が望ましく、この基準は、従来のならびに修飾したLiTaおよびLiNbの双方によって、満たされている。
図3は、定められた閾の背後に存在する考察事項を定性的に示す。横軸は、Ωcmで表したバルク抵抗率であり、左から右に高くなる。符号35は、焦電材料として最も好適に使用されるバルク抵抗率の範囲を示しており、最も好ましくは、範囲35の左の範囲36(つまり、より低いバルク抵抗率)および範囲35の右の範囲37(つまり、より高いバルク抵抗率)は使用されない。
曲線31は、火花強度SIを定性的に表しており、これは、統計的な発生頻度、強度、エネルギなどのうちの1以上でもあり得る。曲線32は、火花が重なっている1次信号強度MIの測定量である。
上で説明したように、曲線31に示される火花強度は、電荷が局所的に蓄積して火花放電に至るので、バルク抵抗率が高くなるにつれて高くなる。この撹乱作用は、バルク抵抗率を、適度に低下した火花強度を伴う値にまで低下させることによって、低減する。図3において、横軸上の値34は、バルク抵抗率のそのような上側閾値を表す。そこから図の左側に向って火花強度は連続的に低下し、したがって、この特性のみに関しては、できるだけ低いバルク抵抗率が望ましいであろう。
しかしながら、バルク抵抗率は、火花強度だけでなく、曲線32で定性的に示されているように、主信号振幅にも影響する。バルク抵抗率の低下(バルク導電性の上昇に対応)は、実際には、火花放電をもたらすことになる電荷の均等化のみならず、主信号の均等化または短絡化も招く。この特性に関しては、できる限り高いバルク抵抗率が望ましく、バルク抵抗率は、適度の主信号出力を提供するために、ある閾値よりも上に保たれなければならない。バルク抵抗率のこのような下側閾値を、横軸上に値33として示す。その左では、主信号がかなり短絡するほどバルク抵抗率が低く、主信号出力の絶対値が充分でなくなる。値33の右では、主信号出力が適度になり、したがって、この特性については、できるだけ高いバルク抵抗率が望ましいであろう。
上記の考察に加えて、焦電検出に好適であるためには、材料は、曲線32で表される主出力信号が、充分に強くなければならず、しかも、曲線32で表される主信号量と、たとえば曲線31で表される火花放電などの、ノイズ量との相対値であるS/N比が、充分に高くなければならない。
火花強度を抑え主信号強度を維持することを、適度のレベルおよび適度のS/N比の両方の点で達成する上述の基準の下では、LiTaを修飾するための有益な範囲を見出すことが、当然可能であるというわけではない。しかし、上述の考察に基づく本発明者の試験から、所望のバルク抵抗率が調節可能であるならば、材料を焦電材料として使用し得るようなバルク抵抗率の適度の範囲が、存在することが判明した。
未処理のタンタル酸リチウムを処理して、充分な火花抑制、充分な主信号、および充分なS/N比が得られるように、つまり、換言すれば、下側閾値33が上側閾値34よりも低く、よって、これらの閾値の間に範囲35が存在するように、することが可能である。前述のように、上側閾値の値34は、2e+14Ω*cm、2e+13Ω*cmまたは5e+12Ω*cmでよい。下側閾値の値33は、2e+10Ω*cm、1e+11Ωcm、3e+11Ω*cmまたは1e+12Ω*cmでよい。
本発明に従うタンタル酸リチウム材料は、好ましくは単結晶であるが、多結晶体であってもよい。この材料は、焦電異方性の方向に見て、対向する面つまり対向表面で電気的に接続される比較的薄い層であり得る。この材料は、対向する面に電気接点を有する独立した自己支持装置として製造することもできる。
図1b〜図1gは、可能な搭載形態を示す。検出素子10は、好ましくは、自己支持型であって、その小さな部分(面積の20%未満、好ましくは10%未満)のみが、環境ガス以外の熱質量に接触するように、保持される。検出素子10は、以下において違う説明がなされる場合を除いて、図1aに示す形状でよい。
図1bに示すように、検出素子10は、その1つの縁または角にて基板1に取り付け得る。その取り付けは、電気的接続も成してよい。基板は、その上に配線4a,4bを有する回路基板でよい。検出素子10の主要部は基板の切欠きの上方に位置する。よって、素子10は環境ガス/空気以外の熱質量から熱的に隔離され、入射するIR放射線は検出素子10自体の温度変化へと良好に変換される。他方の電気的接続(上面)は、ボンディング接続11でよい。
図1cにおいて、検出素子10は、たとえば、導電性を有ししたがって電気接続も提供する距離維持部品5によって、基板1の上方に保持される。同様に、検出素子10は、図1dに示すように、切欠き2を有するフレーム1に保持された薄膜3上に保持されてもよい。
前述のように、基板1への検出素子10の電気接続の1つ(図1b,1cにおける左側)は、機械的強度を提供してもよく、したがって二重の機能を有し得る。
図1eにおいて、検出素子は、互いに反対側の両縁で、基板によって支持される。矩形の検出素子の不図示の縁(描画面の上方および下方)は、基板によって支持されても、されなくてもよい。切欠きの1つの縁(図1eにおける左側)の下面金属層7aは、基板1上の配線4aに直接載置することができる。他方の縁(図1eにおける右側)では、下面は他の配線4b上に載置された金属層部7cを有する。この金属層部7cは、間隙13によって下面の他の金属層7aから分離されるが、貫通接続配線または検出素子10の縁を回る金属層12によって、上面の金属層7bと接続されてよい。
図1fは、他の接続構成を示している。対向主表面は、導電性の材料7a,7bで部分的にまたは全体的に覆われてよい。切欠きの1つの縁(図1fにおける左側)の金属層7aの下面は、基板上の配線4aに直接載置され、一方、他方の縁では、検出素子10および基板1の少なくとも1つは、絶縁つまり非導電にされており、上面金属層から基板のこの部分の別の配線パターン部分4bまで、接続たとえばボンディング接続11が設けられている。
図1gは、さらに他の接続構成および等価回路を示している。上主表面は導電性の材料7bで部分的にまたは全体的に覆われてよい。下面は、たとえば、図1eの間隙13に類似する微小な間隙によって分離された、別個の、好ましくは対称的な、2つの金属層7aおよび7cを有しており、これらは、たとえば図示したように切欠きの2つの縁に載置することによって、別個の配線4aおよび4bに接続される。電気的には、これは、等価回路に示されるように、一方が第1の部分7a−10a−7bによって構成され、他方が第2の部分7b−10b−7cによって構成される、2つの逆平行検出素子部の配置を現出する。この配置は、たとえば環境温度変化に由来する、逆平行検出素子部の双方に影響する信号に、コモンモード阻止を提供する。しかし、そうすると、検出すべき放射線は、通常2つの部分に非対称に達して、それらの一方のみが、他方からの逆の信号によって相殺されない、または部分的にのみ相殺される信号を生成するように、導かれなければならず、たとえば、それらの一方のみに達するように導かれなければならない。この目的ために、筐体は、放射線の入口として結像レンズ42またはスリット開口を有してよく、あるいは、一方の部分が陰にされてもよい。
放射線検出のためのセンサ40を、図4に模式的に示す。センサ40は、上述の焦電材料の1以上の検出部10を各々有し、検出部10を熱質量(ヒートシンク)から絶縁するための熱絶縁構造1〜3上に搭載された、1以上の検出素子9を含む。検出素子9自体は、図1に示したように作製してよく、図1を参照して説明した特徴を有してよい。
基板上の検出素子を含む放射線センサ40の作製方法は、上述のまたは以下に述べる、特に上述のバルク抵抗率が達成された修飾タンタル酸リチウムまたは修飾ニオブ酸リチウムで検出素子を形成する工程と、熱絶縁基板を準備する工程と、検出素子を基板に設置し電気的に基板に接続する工程とを含む。こうして形成された検出素子9は、筐体基板に設置して、その端子に接続してよい。筐体は、次いで、予め作製された収容蓋によって閉じてよい。
形成工程は、最初に、バルク材料(たとえば、完全なウェハまたは大きなチップまたはユニット)を所望のバルク抵抗率を有するように修飾する修飾工程、次いで、該修飾バルク材料から所望の検出素子を形作る(たとえば、鋸切断、エッチングまたは他の分離方法による)工程を含んでよく、あるいは、最初にバルク材料から形作る工程、その後に修飾工程を含んでもよい。
処理は、化学還元、結晶格子修飾、または、従来のLiTaと還元もしくは格子修飾されたLiTaとを混合する混合操作を含んでよい。
本発明の1つの態様は、タンタル酸リチウムまたはニオブ酸リチウムの、放射線検出、特に焦電放射線検出のための、または放射線もしくは温度検出器への使用であり、ここで、タンタル酸リチウムまたはニオブ酸リチウムは、上述のバルク抵抗率を達成するために上述のように処理/修飾されて、センサの検出素子9の検出部10として提供される。
センサ40は、検出素子9、たとえば蓋と基板とを含む筐体41、筐体またはその蓋に設けられ、放射線透過性構造によって覆われ/閉じられ得る、好ましくは、放射線を検出素子10に、または空間分解能をもたらすために並置された複数の検出素子の1つに、集光させるための結像特性(レンズ)を有する放射線入口窓42、および、たとえば、筐体(その基板)から延出するワイヤ、または、内部の部品に接続されプリント回路基板に対するSMTのための、センサ筐体の外面(たとえば基板)の複数のバンプもしくは金属パッドなどの、端子43を有するであろう。
センサ40は、同一の筐体内に、センサのある領域にわたって分散され、独立して検出する複数の焦電検出素子9を有してもよい。同様に、上述のように、1つの基板1〜3が、独立して検出する数個の焦電検出部10を保持してもよい。
センサ40は、検出部10とセンサの出力端子43との間の信号の流れに位置する信号評価および転送回路を含み、筐体に収容された信号処理部44を含んでもよい。この信号処理部は、1つ以上の信号整形手段44a、信号フィルタ手段44b、複数の検出部10または複数の検出素子9に対してポーリング/サンプリングを行う時間順次ポーリング手段44c、アナログ−デジタル変換手段44d、環境温度補償手段44e、特性適合手段44f、検出部の特性値のための書込み可能手段44g、検出量のおそらくは時間順次の出力、および特性値の入力を制御する入力/出力制御回路44h、を含み得る。センサは、2つ、3つ、4つ、5つまたはそれ以上の端子43を含み得る。
検出すべき放射線は、波長が1μmを超える、または2μmを超えるIR放射線であり得る。筐体は、上述のように覆われてもよい放射線入力窓を有するTO(トランジスタアウトライン)筐体(たとえば、TO5,TO8,TO7,T041,TO46,T018,TO39,TO22)であってよい。タンタル酸リチウムは、LiTaOという化学式を有する。これは結晶性の物質である。低いバルク抵抗率を得るための処理は、考慮対象の物質が、程度に差はあるにせよ、3個よりも少ない酸素原子を含む分子となるようにする化学還元を含み得る。処理または修飾はまた、正規の結晶格子における通常の位置と比べて、1分子当たり1個以上の酸素原子を変位させ、変位させる酸素原子を材料から完全に取り去らないように、従来のLiTaまたはLiNbの正規の結晶格子を変化させる過程であってもよい。
この意味で、本発明の焦電材料は、従来のタンタル酸リチウム(LiTaO)と、酸素含有量の少ないLiTaO3−X(たとえば、LiTaOまたはLiTaOなど)の分子との、または、正規の結晶格子位置との比較において変位した酸素原子を有する分子との、混合物であると記載することもできる。本発明の焦電材料は、それでも、単結晶(層)であり得る。ただし、本発明の焦電材料は、多結晶構造でもあり得る。この混合物は、上記のバルク抵抗率が得られるものである。「処理または修飾されたタンタル酸リチウム」という用語は、酸素の量が低下した、または、酸素原子が正規の格子位置から変位した従来のLiTaを用いて得られる、おそらくは従来のLiTaとの一定の混合比の、バルク抵抗率の低下した、従来のLiTaを含む物質を指す。結晶格子修飾は、本質的にすべての分子が修飾され、または、それらの一部のみが修飾されるように、行うことができる。
上記の説明は、タンタル酸リチウムを中心に行った。定性的には、同じ考察が、ニオブ酸リチウムにも当てはまり、この従来からの材料はLiNbOである。還元または結晶格子修飾は、LiTaについての説明と同様にして行うことができる。非処理/従来のニオブ酸リチウムと比較すると、バルク抵抗率は、従来の材料の50%未満、20%未満、または10%未満の値にまで低下し得る。利用される範囲の下限は、従来/非処理の材料の値の1%または3%であり得る。

Claims (15)

  1. バルク抵抗率が2e+14Ω*cm未満、好ましくは5e+12Ω*cm未満の範囲内になる程度に処理された、タンタル酸リチウムまたはニオブ酸リチウムを含む焦電材料。
  2. 前記処理が、化学還元、または結晶格子における正規の位置からの酸素原子の変位であることを特徴とする請求項1に記載の材料。
  3. LiTaOおよびLiTaOの混合物を含む焦電材料であって、nが1または2であり、正規の結晶格子位置での1分子当たりの酸素原子の数を表し、残余の酸素原子は、完全に、または少なくとも正規の結晶格子位置から除去されていてよく、バルク抵抗率が2e+14Ω*cm未満、好ましくは5e+12Ω*cm未満の範囲内になるような混合比であることを特徴とする焦電材料。
  4. バルク抵抗率が、2e+10Ω*cmを超え、好ましくは3e+11Ω*cmを超え、さらに好ましくは1e+12Ω*cmを超えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の材料。
  5. 単結晶として形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の材料。
  6. 基板(1〜3)上の検出素子(10)を含み、検出素子が請求項1〜5のいずれか1項に記載の焦電材料を含むことを特徴とする放射線センサ(40)。
  7. 焦電材料が、薄膜、または基板に取り付けられた薄い自己支持板、として形成されていることを特徴とする請求項6に記載のセンサ。
  8. 基板が、検出素子の大部分が上方に位置する切欠き(2)を有する回路基板(1)を含むことを特徴とする請求項6または7に記載のセンサ。
  9. 少なくとも1つの表面に接続バンプまたはパッド(43)を有するSMT筐体(41)を含むことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のセンサ。
  10. 筐体内に信号処理部(44)を有することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のセンサ。
  11. 基板上の検出素子を含む放射線センサの作製方法であって、
    基板を準備し、
    修飾タンタル酸リチウム材料のタンタル酸リチウム検出素子を形成し、
    検出素子を基板に設置し、
    検出素子を基板上の配線に接続し、
    筐体を準備し、
    検出素子を筐体内に設置し、
    配線を筐体の端子に接続することを特徴とする方法。
  12. 検出素子が、自己支持構造へと予め作製されることを特徴とする請求項11の方法。
  13. 修飾タンタル酸リチウムの焦電放射線検出のための使用。
  14. バルク抵抗率が、2e+14Ω*cm未満、好ましくは5e+12Ω*cm未満であり、好ましくは2e+10Ω*cmを超え、より好ましくは3e+11Ω*cmを超えるタンタル酸リチウムの、焦電放射線検出のための使用。
  15. 使用するタンタル酸リチウムが、化学還元によって、または、正規の結晶格子位置からの酸素原子の変位のための結晶格子修飾によって修飾されていることを特徴とする請求項13または14に記載の使用。
JP2012500093A 2009-03-16 2010-01-07 焦電材料、放射線センサ、放射線センサの作製方法、ならびにタンタル酸リチウムおよびニオブ酸リチウムの使用 Pending JP2012520576A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102009013336.4 2009-03-16
DE102009013336A DE102009013336A1 (de) 2009-03-16 2009-03-16 Pyroelektrisches Material, Strahlungssensor, Verfahren zur Herstellung eines Strahlungssensors und Verwendung von Lithiumtantalat und Lithiumniobat
PCT/EP2010/000043 WO2010105715A1 (en) 2009-03-16 2010-01-07 Pyroelectric material - radiation sensor - method of making a radiation sensor - use of lithium tantalate and lithium niobate

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012520576A true JP2012520576A (ja) 2012-09-06

Family

ID=42101299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012500093A Pending JP2012520576A (ja) 2009-03-16 2010-01-07 焦電材料、放射線センサ、放射線センサの作製方法、ならびにタンタル酸リチウムおよびニオブ酸リチウムの使用

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20120068070A1 (ja)
EP (1) EP2409342A1 (ja)
JP (1) JP2012520576A (ja)
CN (1) CN102369612A (ja)
DE (1) DE102009013336A1 (ja)
RU (1) RU2011141767A (ja)
TW (1) TW201042790A (ja)
WO (1) WO2010105715A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5533638B2 (ja) * 2010-12-24 2014-06-25 セイコーエプソン株式会社 検出装置、センサーデバイス及び電子機器
DE102011081641B4 (de) * 2011-08-26 2014-11-20 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Sensor und Verfahren zum Herstellen eines Sensors
FR3045148B1 (fr) * 2015-12-15 2017-12-08 Ulis Dispositif de detection a membranes bolometriques suspendues a fort rendement d'absorption et rapport signal sur bruit
EP3530613A1 (de) 2017-07-29 2019-08-28 Jodlauk, Jörg Die herstellung und verwendung von kolloidalem borosulfid
JP7330302B2 (ja) * 2019-08-26 2023-08-21 福建晶安光電有限公司 タンタル酸リチウムのチップ及び黒化方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006145501A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Hamamatsu Photonics Kk 赤外線検出装置
JP2006203009A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Yamajiyu Ceramics:Kk 焦電型赤外線検出素子および焦電型赤外線検出器
WO2007129547A1 (ja) * 2006-05-10 2007-11-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. 赤外線センサおよびその製造方法
JP2008244171A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 個片基板の製造方法、個片基板、赤外線検出器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1545076A (en) * 1976-01-16 1979-05-02 Plessey Co Ltd Pyro-electric detectors
CH675921A5 (ja) * 1988-11-25 1990-11-15 Cerberus Ag
KR0141447B1 (ko) * 1993-09-22 1998-07-01 모리시타 요이찌 초전형 적외선센서
US6319430B1 (en) * 1997-07-25 2001-11-20 Crystal Technology, Inc. Preconditioned crystals of lithium niobate and lithium tantalate and method of preparing the same
US6282356B1 (en) * 1999-04-07 2001-08-28 Agere Systems Optoelectronics Guardian Corp. Optical waveguide device with enhanced stability
TWI300448B (en) 2003-03-06 2008-09-01 Shinetsu Chemical Co Method for manufacturing litheum tantalate crystal
US7374612B2 (en) * 2003-09-26 2008-05-20 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method of producing single-polarized lithium tantalate crystal and single-polarized lithium tantalate crystal
JP4301564B2 (ja) 2004-04-27 2009-07-22 株式会社山寿セラミックス 圧電性酸化物単結晶の帯電抑制処理方法、および帯電抑制処理装置
DE102006057973B4 (de) * 2006-12-04 2010-08-26 Technische Universität Dresden Richtungsempfindlicher pyroelektrischer Infrarotsensor mit zackenförmiger Elektrodenstruktur
DE102007024903B4 (de) * 2007-05-29 2009-05-07 Pyreos Ltd. Vorrichtung mit Sandwichstruktur zur Detektion von Wärmestrahlung, Verfahren zum Herstellen und Verwendung der Vorrichtung

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006145501A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Hamamatsu Photonics Kk 赤外線検出装置
JP2006203009A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Yamajiyu Ceramics:Kk 焦電型赤外線検出素子および焦電型赤外線検出器
WO2007129547A1 (ja) * 2006-05-10 2007-11-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. 赤外線センサおよびその製造方法
JP2008244171A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 個片基板の製造方法、個片基板、赤外線検出器

Also Published As

Publication number Publication date
TW201042790A (en) 2010-12-01
DE102009013336A1 (de) 2010-09-23
US20120068070A1 (en) 2012-03-22
WO2010105715A1 (en) 2010-09-23
CN102369612A (zh) 2012-03-07
EP2409342A1 (en) 2012-01-25
RU2011141767A (ru) 2013-04-27
WO2010105715A8 (en) 2010-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5174995B2 (ja) 焦電素子
JP3204130B2 (ja) 焦電型赤外線センサ素子
US8487258B2 (en) Pyroelectric infrared detection element and infrared sensor using the same
JP2012520576A (ja) 焦電材料、放射線センサ、放射線センサの作製方法、ならびにタンタル酸リチウムおよびニオブ酸リチウムの使用
US8569857B2 (en) Diode bolometer and method for producing a diode bolometer
Watton et al. Induced pyroelectricity in sputtered lead scandium tantalate films and their merit for IR detector arrays
JP2006203009A (ja) 焦電型赤外線検出素子および焦電型赤外線検出器
CN1167192C (zh) 声表面波器件制造方法
US8004162B2 (en) Piezoelectric device, angular velocity sensor, electronic apparatus, and production method of a piezoelectric device
WO2005002049A1 (ja) 弾性表面波素子
EP2989784B1 (en) Dust removing device, manufacturing method for same, and image pickup apparatus
KR100385423B1 (ko) 적외선 수신 소자 및 이를 이용한 적외선 센서
US4367408A (en) Pyroelectric type infrared radiation detecting device
US20020043891A1 (en) Surface acoustic wave filter and surface acoustic wave filter apparatus
KR101479915B1 (ko) 고 해상도를 갖는 열 복사 탐지 장치 및 상기 장치 제조 방법
JPH1082695A (ja) 焦電型赤外線センサ素子
JPH0936410A (ja) 半導体放射線検出素子
JP2001196651A (ja) 焦電型赤外線検知素子の製造方法
TW201818574A (zh) 彈性波元件及其複合基板
JP2005020423A (ja) 弾性表面波装置
JP3255704B2 (ja) 焦電形信号伝達素子
JPH0311652B2 (ja)
JP2505702Y2 (ja) 焦電型赤外線検出器
JPH09172349A (ja) 表面弾性波素子およびその製造方法
JPH0242809A (ja) 弾性表面波装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121022

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130130

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140805