JP2012519292A - 軸及び平衡スリーブを有する装置 - Google Patents

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Abstract

回転するように取り付けられた軸(21又は51又は81)と、回転中に軸を平衡させるための平衡スリーブ(23又は53又は83)とを有する装置であって、前記平衡スリーブは、第1の端部(25又は55又は85)と、第2の端部(29又は59又は89)とを有しており、前記第1の端部は、平衡スリーブが実質的に軸と同心となりかつ該軸と一緒に回転するように軸に取り付けられており、前記第2の端部は、実質的に軸の撓みが生じないような軸の低速回転において軸を平衡させるための平衡おもりを有しており、前記平衡スリーブの長手方向剛性が、軸の撓みを生じるような軸の高速回転において軸の平衡状態を維持するために、軸の長手方向剛性に適合させられている。

Description

本発明は、軸及び平衡スリーブを有する装置に関する。
本発明は、軸の第1の端部に設けられた駆動ユニットを軸の第2の端部に設けられた被駆動ユニットに連結するための連結軸を有しており、装置の使用時に駆動ユニットは軸を回転させ、被駆動ユニットを駆動するようになっている、機械的な駆動装置に関する。
軸の可撓性により、低速回転及び高速回転において連結軸の平衡状態を保つことは困難である場合がある。
図1において、ディスク1が軸3に取り付けられており、平衡フランジ5,7が軸の端部に取り付けられている。軸は、軸線Aを中心にして回転するように取り付けられている。ディスク1とフランジ5,7との間の距離はそれぞれa及びbである。ディスク1の重心cgdiskは、距離edisc(ディスク1の偏心量)だけディスク1の軸線A1から鉛直方向上方へ変位させられている。平衡フランジ5の重心cgbalは、距離ebal(フランジ5の偏心量)だけフランジ5の軸線A2から鉛直方向下方へ変位させられている。フランジ5の重心のずれは、平衡おもり9のフランジへの付加によって提供されている。
軸3の平衡のために、(偏心の結果として)フランジ5に作用する遠心力CFballにフランジ5からフランジ7までの距離a+bを乗じたものが、(偏心の結果として)ディスク1に作用する遠心力CFdiscにディスク1からフランジ7までの距離bを乗じたものに等しくなければならない。つまり、CFball・(a+b)=CFdisc・b(式1)であるか、又はMbal・ebal・ω2・(a+b)=Mdisc・edisc・ω2・b(式2)であり、この場合、Mbalはフランジ5の質量であり、Mdiscはディスク1の質量であり、ω2は回転の角速度の2乗である。これは、Mbal・ebal=(b/(a+b))・Mdisc・edisc(式3)を与え、すなわち、平衡状態を保つために、平衡フランジ5の質量にフランジ5の偏心量を乗じたものが、b/(a+b)にディスク1の質量を乗じさらにディスク1の偏心量を乗じたものに等しくなければならない。
式3は低速回転においては平衡を維持するが、高速では(速度の増大による)CFdiscの増大が図2に示したような軸3の撓みを生ぜしめ、回転軸線Aからのディスク1の変位dを生じる(軸3の軸線は図2にA3で示されている)。ディスク1の偏心は、従って、dだけ有効に増大させられ、Mdisc・d・ω2に等しい、ディスクに作用する付加的な遠心力を生ぜしめ、式3はもはや平衡状態を維持しない(高速では平衡フランジ5,7の変位は無視できるので、高速においてフランジ5,7に作用する遠心力の増大は、角速度増大のみによるものである)。従って、高速では、平衡誤差が生じ、これは、ディスク1の変位dに比例する。軸の撓みにより、低速及び高速において軸3を完全に平衡させることは不可能である。
本発明によれば、回転するように取り付けられた軸と、回転中に軸の平衡状態を保つための平衡スリーブとを有しており、平衡スリーブは第1の端部と第2の端部とを有しており、平衡スリーブが実質的に軸と同心でありかつこの軸と一緒に回転するように第1の端部は軸に取り付けられており、第2の端部は、軸の撓みが実質的に存在しない軸の低速回転において軸を平衡させるための平衡おもりを有しており、平衡スリーブの長手方向の剛性が、軸の撓みが生じる軸の高速回転において軸の平衡を維持するために、軸の長手方向の剛性に適合させられている、装置が提供される。
以下に添付の図面を参照して例として発明を説明する。
連結軸を示しており、この連結軸に、ディスクが部分的に軸に沿って取り付けられておりかつ平衡フランジが軸の端部に取り付けられている。 軸の高速回転において撓んでいる図1の軸を示している。 図1及び図2に示した態様を発展させた本発明の概念を示している。 本発明による第1の機械的な駆動装置の部分的な縦断面図である。 図4における矢印Vの方向でみた図である。 本発明による第2の機械的な駆動装置の部分的な縦断面図である。 図6における線VII−VIIに沿ってみた断面図である。 本発明による機械的な駆動装置の部分的な縦断面図である。 図8における矢印IXの方向でみた図である。
図3を参照すると、本発明は、平衡スリーブ11の使用によって低速回転及び高速回転における軸3の平衡状態を達成しており、軸の一方の端部は平衡フランジ5に取り付けられている。平衡おもり9はもはやフランジ5に取り付けられているのではなく、スリーブ11の自由端部に、やはりスリーブ11の軸線A4よりも鉛直方向下方で取り付けられている。やはり、平衡おもりは、軸の無視できる撓みが生じる低速回転において軸3を平衡させるように選択されている。
前述のように高速においてはディスク1の変位dが生じるが、今度の場合は、平衡スリーブ11の撓みにより、変位dとは反対方向に、スリーブ11の自由端部に設けられた平衡おもりの変位yも生じる。これは、以下で説明するように、変位dを相殺する。
高速での平衡状態を維持するために、CFball・(a+b)=CFdisc・b(式4)、又はMbal・(ebal+y)・ω2・(a+b)=Mdisc・(edisc+d)・ω2・b(式5)である。式5から式2を引くと、Mbal・y・ω2(a+b)=Mdisc・d・ω2・b(式6)、又はMbal・y=(b/(a+b))・Mdisc・d(式7)となる。ここで、CFball=Sbal・y(式8)であり、この場合、Sbalは平衡スリーブ11の剛性であり、かつCFdisc=Sshaft・d(式9)であり、この場合、Sshaftはシャフト3の剛性である。式1におけるCFball及びCFdiscに代えて式8及び9を用いると、Sbal・y・(a+b)=Sshaft・d・b(式10)又は(Sbal・y)/(Sshaft)=(b/a+b))・d(式11)となる。式7における(b/(a+b))・dに代えて式11を用いると、Mbal・y=Mdisc・(Sbal・y)/(Sshaft)(式12)又はSbal=Sshaft・(Mbal/Mdisc)(式13)となる。従って、高速において平衡状態を維持するために、平衡スリーブ11の剛性は、式13に従って、軸3の剛性に適合させられなければならない。
式13から分かるように、図1から図3の単純な場合には、SbalとSshaftとの関係は回転速度とは無関係であり、従って、式13によるSshaftへのSbalの適合は、全ての回転速度において軸3の平衡状態を達成する。より複雑な場合には、SshaftへのSbalの適合はより困難である。回転軸線Aは、これらの端部に結合された別の対応する軸の撓みにより、軸3の端部を通過しない。これは、ディスク1の変位dを増大する効果を有する。従って、剛性を適合させる場合、重心の半径方向変位の全体が考慮されなければならない。これは複雑となる恐れがある。剛性を適合させる場合の困難性を考慮して、それぞれ異なる剛性の試用平衡スリーブを利用すると有利である。
平衡スリーブの剛性の選択は、軸の撓みによる高速での軸の潜在的な非平衡が、平衡スリーブの撓みによる高速での軸の潜在的な反対方向の非平衡によって相殺されるように行われる(潜在的な反対方向の非平衡とは、軸自体が高速において全く撓まない場合に平衡スリーブの撓みにより高速において生じるような軸の非平衡である)。言い換えれば、軸の撓みによる高速における軸の非平衡は、これらの高速における平衡スリーブの撓みによって対抗される。
図4及び図5を参照すると、第1の機械的な駆動装置は、中空の管21の形態の連結軸と、この管21を包囲しかつ管21と同心の平衡スリーブ23とを有している。スリーブ23の第1の端部25は、管21の第1の端部27に取り付けられており、スリーブ23は管21と一緒に回転するようになっている。その第1の端部25から、スリーブ23は部分的に管21に沿ってスリーブ23の第2の端部29まで延びている。
管21の第1の端部27は、半径方向外方へ延びた周方向フランジ31を有している。スリーブ23の第1の端部25は、半径方向内方へ延びた周方向フランジ33を有している。スリーブ23の周方向フランジ33は、管21の周方向フランジ31と駆動ユニット35との間に取り付けられている。
スリーブ23の第2の端部29は、半径方向外方へ延びた周方向フランジ37を有しており、第2の端部29は、周方向フランジ37にトリム平衡穴39を設けることによって平衡おもりを有している。トリム平衡穴39は、必要に応じておもりを螺合させるためにねじ切りされている。
スリーブ23は、長手方向剛性を減じるために軸方向に延びたスロット41を有している。
図1から図3、特に図3に関する上記説明によれば、平衡スリーブ23の第2の端部29の平衡おもりは、管21の無視できる撓みが生じるような管21の低速回転において中空の管21を平衡させるように選択されており、スリーブ23の剛性は、管21の撓みが生じるような管21の高速回転において管21の平衡状態を維持するために管21の剛性に適合するように選択されている。
図4及び図5の平衡スリーブ23は、新たに設計された連結軸と共に使用するのにより適している。なぜならば、既存の連結軸と共に使用されると、連結長さを増大させるからである。平衡スリーブ23は、この平衡スリーブ23が提供する改良された平衡により、より長い連結軸の設計を可能にする。
図6及び図7を参照すると、第2の機械的な駆動装置は、中空の管51の形態の連結軸と、管51を包囲しておりかつ管51と同心の平衡スリーブ53とを有している。スリーブ53の第1の端部55は管51の第1の端部57に取り付けられており、スリーブ53は管51と一緒に回転するようになっている。その第1の端部55から、スリーブ53は、部分的に管51に沿ってスリーブ53の第2の端部59まで延びている。
管51の第1の端部57は、半径方向外方へ延びた周方向フランジ61を有している。スリーブ53の第1の端部55は、周方向フランジ63を有している。管51の周方向フランジ61は、スリーブ53の周方向フランジ63と駆動ユニット65との間に取り付けられている。スリーブ53は、長手方向で、半円形の横断面を有する一対の半スリーブ53a,53bに分割されている。
クランプボルト67は、(i)半スリーブ53a,53bが管51に対して同心になるように半スリーブの位置を調節するために、及び(ii)X=Yとなるように分割部の周方向での寸法X,Yを調節するために、それぞれの長手方向分割部において一対の半スリーブ53a,53bの間に延びている。
一対の半スリーブ53a,53bを有するスリーブ53は、第2の端部59において、一対の半スリーブ53a,53bを互いにロックする一体のロッキングリング69を有している。スリーブ53の第2の端部59は、ロッキングリング69にトリム平衡穴71を設けることによって、平衡おもりを有している。トリム平衡穴71は、必要に応じておもりを螺合させるためにねじ切りされている。
スリーブ53を構成する半スリーブ53a,53bは、有利には、図5に示したスロット41のような、軸方向に延びたスロット(図示せず)を有している。半スリーブ53a,53bの間の長手方向分割部に対するスロットの位置は、スリーブ53の長手方向剛性が全ての半径方向で同じになるように選択することができる。
図1から図3、特に図3に関する上記説明によれば、平衡スリーブ53の第2の端部59の平衡おもりは、管51の無視できる撓みが生じるような管51の低速回転において中空の管51を平衡させるように選択されており、スリーブ53の剛性は、管51の撓みが生じるような管51の高速回転において管51の平衡を維持するために管51の剛性に適合するように選択されている。
図6及び図7の平衡スリーブ53は、新たに設計された軸又は既存の連結軸と共に使用することができる。既存の連結軸と共に使用する場合、どれが最も優れた平衡状態を達成するかを調べるために、それぞれ異なる剛性を有するスリーブ53を容易に試すことができる(別のものと交換することができる)。
図6及び図7の平衡スリーブ53は、2つの半スリーブ53a,53bから形成されている。スリーブ53は、別の割合の部分スリーブから形成されていてもよく、例えば、スリーブ53は、4つの4分の1スリーブから形成されていてもよい。
図8及び図9を参照すると、第3の機械的な駆動装置は、中空の管81の形態の連結軸と、管81を包囲しかつこの管81と同心の平衡スリーブ83とを有している。スリーブ83の第1の端部85は、スリーブ83が管81と一緒に回転するように管81の第1の端部87に取り付けられている。その第1の端部85から、スリーブ83は部分的に管81に沿ってスリーブ83の第2の端部89まで延びている。
管81の第1の端部87は、半径方向外方へ延びた周方向フランジ91を有している。スリーブ83は、周方向フランジ91と駆動ユニット115との間に取り付けられる剛性の環状アダプタプレート93と、アダプタプレート93にボルトによって締結された弾性の環状ディスク95と、剛性の平衡管97とを有しており、この平衡管97の一方の端部99は、環状ディスク95にボルトによって締結されている。平衡管97の他方の端部101は、スリーブ83の第2の端部89を有している。スリーブ83の長手方向剛性は、環状ディスク95の弾性によって決定される。
環状のアダプタプレート93の一方の側103は、第1の数の、軸方向に延びた、周方向に間隔を置かれた突出部105を有している。弾性の環状ディスク95の一方の側107は、第1の突出部105の端部にボルトによって締結されている。平衡管97の一方の端部99は、第2の数の、軸方向に延びた、周方向に間隔を置かれた突出部109を有している。弾性の環状ディスク95の他方の側111は、第2の突出部109の端部にボルトによって締結されている。環状ディスク95への第1の突出部105の取付けの位置は、周方向でみて、環状ディスク95への第2の突出部の取付け位置の間に位置している。
スリーブ83の第2の端部89は、平衡管97の他方の端部101にトリム平衡穴113を設けることによって平衡おもりを有している。トリム平衡穴113は、必要に応じておもりが螺合させられるようにねじ切りされている。
環状のアダプタプレート93は、一体(図4及び図5参照)であっても、一対の半円形の半分のアダプタプレートに半分に分割されていてもよい(図6及び図7参照)。
それぞれ異なる剛性の平衡スリーブ83を、弾性の環状ディスク95の弾性を変更することによって提供することができる。それぞれ異なる剛性の平衡スリーブ83の試しは、それぞれ異なる弾性の環状ディスク95に取り付けることによって行うことができ、環状のアダプタプレート93が管81の周方向フランジ91と駆動ユニット115との間に取り付けられたまま1つの環状ディスク95を別の環状ディスクと交換することが行われる。それぞれ異なる剛性の試用平衡スリーブ83に代わる別の方法は、複数の比較的薄い環状ディスクから形成された環状ディスク95を提供し、構成要素としての比較的薄い環状ディスクの数を変更することによって剛性を変化させることである。
図1から図3、特に図3に関する上記説明によれば、平衡スリーブ83の第2の端部89の平衡おもりは、管81の無視できる撓みが生じるような管81の低速回転において中空の管81を平衡させるように選択されており、スリーブ83の剛性は、管81の撓みが生じるような管81の高速回転において管81の平衡状態を維持するために、管81の剛性に適合するように選択されている。
図8及び図9の平衡スリーブ83の撓みは、図4及び図5の平衡スリーブ23及び図6及び図7の平衡スリーブ83と異なる機構によって提供される。平衡スリーブ23,53は、基本的に管状構造の片持ち梁であり、スリーブ23,53の撓みは、梁の曲げによって提供される。平衡スリーブ83の撓みは、弾性の環状ディスク95の撓みによって、特に、環状のアダプタプレート93の互いに隣接する第1の突出部105の間及び平衡管97の一方の端部99の互いに隣接する第2の突出部109の間の環状ディスク95の円弧状部分の撓みによって、提供される。スリーブ23,53の剛性は、撓みが増大しても増大しない。スリーブ83の剛性は、撓みが増大するにつれて増大する。スリーブ83の初期の比較的低い剛性は、極めて不安定な連結軸に、高められた安定性を提供する。
図4から図9の第1、第2及び第3の機械的な駆動装置において、平衡スリーブは、連結軸の一方の端部から部分的に軸に沿って延びている。平衡スリーブは、反対方向、すなわち軸の一方の端部から、軸から離れる方向に駆動ユニット上へ延びていることもできる。
本発明は、駆動ユニットを被駆動ユニットに連結する連結軸を平衡させることに適用できるだけでなく、あらゆる回転軸、例えばタービン、圧縮機、モータ、又は歯車装置の回転軸を平衡させるために試用することができる。

Claims (15)

  1. 回転するように取り付けられた軸(21又は51又は81)と、回転中に軸を平衡させるための平衡スリーブ(23又は53又は83)とを有する装置であって、前記平衡スリーブは、第1の端部(25又は55又は85)と、第2の端部(29又は59又は89)とを有しており、前記第1の端部は、平衡スリーブが実質的に軸と同心となりかつ該軸と一緒に回転するように軸に取り付けられており、前記第2の端部は、実質的に軸の撓みが生じないような軸の低速回転において軸を平衡させるための平衡おもりを有しており、前記平衡スリーブの長手方向剛性が、軸の撓みを生じるような軸の高速回転において軸の平衡状態を維持するために、軸の長手方向剛性に適合させられていることを特徴とする、装置。
  2. 前記装置は、機械的な駆動装置であり、前記軸は、軸の第1の端部(27又は57又は87)に設けられた駆動ユニット(35又は65又は115)を軸の第2の端部に設けられた被駆動ユニットに連結するための連結軸(21又は51又は81)であり、前記装置の使用時に、駆動ユニットは、被駆動ユニットを駆動するために軸を回転させ、前記平衡スリーブ(23又は53又は83)が軸を包囲しており、平衡スリーブの第1の端部(25又は55又は85)は、軸の第1の端部又は第2の端部に取り付けられており、前記平衡スリーブは、部分的に軸に沿って、平衡スリーブの第2の端部(29又は59又は89)まで延びている、請求項1記載の装置。
  3. 平衡スリーブ(23)の第1の端部(25)が取り付けられた軸(21)の第1の端部(27)又は第2の端部は、半径方向外方へ延びた周方向フランジ(31)を有しており、平衡スリーブの第1の端部は、半径方向内方へ延びた周方向フランジ(33)を有しており、平衡スリーブの周方向フランジは、軸の周方向フランジと、駆動ユニット(35)又は被駆動ユニットとの間に取り付けられている、請求項2記載の装置。
  4. 平衡スリーブの第2の端部(29)が、半径方向外方へ延びた周方向フランジ(37)を有しており、平衡スリーブの第2の端部が、平衡スリーブの第2の端部の周方向フランジに平衡おもりを取り付けることによって該平衡おもりを有している、請求項3記載の装置。
  5. 前記平衡スリーブが、該平衡スリーブの長手方向剛性を減じるために、軸方向に延びたスロット(41)を有する、請求項3又は4記載の装置。
  6. 平衡スリーブ(53)の第1の端部(55)が取り付けられた軸(51)の第1の端部(57)又は第2の端部が、半径方向外方へ延びた周方向フランジ(61)を有しており、平衡スリーブの第1の端部が周方向フランジ(63)を有しており、軸の周方向フランジが、平衡スリーブの周方向フランジと、駆動ユニット(65)又は被駆動ユニットとの間に取り付けられており、平衡スリーブが、半円形の横断面を有する一対の半スリーブ(53a,53b)に長手方向で分割されている、請求項2記載の装置。
  7. クランプボルト(67)が、(i)軸に対する半スリーブの同心性と、(ii)分割部の周方向の寸法とを調節するために、それぞれの長手方向分割部において一対の半スリーブの間に延びている、請求項6記載の装置。
  8. 一対の半スリーブを有する平衡スリーブが、その第2の端部(59)において、一対の半スリーブを互いにロックする一体のロッキングリング(69)を有しており、平衡スリーブの第2の端部が、ロッキングリングに平衡おもりを取り付けることによって該平衡おもりを有している、請求項6又は7記載の装置。
  9. 前記平衡スリーブを構成する前記半スリーブが、軸方向に延びたスロットを有しており、半スリーブの間の長手方向分割部に対するスロットの位置が、平衡スリーブの長手方向剛性が全ての半径方向で同じになるようになっている、請求項6又は7記載の装置。
  10. 平衡スリーブ(83)の第1の端部(85)が取り付けられた軸(81)の第1の端部(87)又は第2の端部が、半径方向外方へ延びた周方向フランジ(91)を有しており、前記平衡スリーブは、軸の周方向フランジと、駆動ユニット(115)又は被駆動ユニットとの間に取り付けられる剛性の環状のアダプタプレート(93)と、該アダプタプレートに取り付けられた環状ディスク(95)と、剛性の平衡管(97)とを有しており、該平衡管(97)の一方の端部(99)が環状ディスクに取り付けられており、前記平衡管の他方の端部(101)が、平衡スリーブの第2の端部(89)を構成しており、平衡スリーブの長手方向剛性が環状ディスクの弾性によって決定されている、請求項2記載の装置。
  11. 環状アダプタプレートの一方の側(103)が、第1の数の、軸方向に延びておりかつ周方向に間隔を置かれた突出部(105)を有しており、弾性の環状ディスクの一方の側(107)が、第1の突出部の端部に取り付けられており、平衡管の一方の端部が、第2の数の、軸方向に延びておりかつ周方向に間隔を置かれた突出部(109)を有しており、弾性の環状ディスクの他方の側が、第2の突出部の端部に取り付けられており、環状ディスクへの第1の突出部の取付け位置が、周方向で、環状ディスクへの第2の突出部の取付け位置の間に位置している、請求項10記載の装置。
  12. 前記平衡スリーブの第2の端部が、平衡管の他方の端部に平衡おもりを取り付けることによって該平衡おもりを有している、請求項10又は11記載の装置。
  13. 前記環状アダプタプレートが、一対の半円形の半アダプタプレートに半分に分割されている、請求項10又は11記載の装置。
  14. 前記軸が、中空の管(21又は51又は81)を含む、請求項2から13までのいずれか1項記載の装置。
  15. 軸の重心が、軸の軸線から第1の半径方向にずらされており、平衡おもりによって、平衡スリーブの第2の端部の重心が、実質的に軸の撓みが生じないような軸の低速回転において軸を平衡させるように平衡スリーブの軸線から第1の半径方向とは反対の第2の半径方向へずらされており、軸の長手方向剛性に対する平衡スリーブの長手方向剛性の適合は、軸の高速回転における軸の撓みによる軸の潜在的な不平衡が平衡スリーブの撓みによって相殺されるようになっている、請求項1から14までのいずれか1項記載の装置。
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