JP2012517388A - 折り畳み式ボックス - Google Patents

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Abstract

本発明は、折り畳み式ボックス(1)であって、底部と、底部と共に、起立した状態で上方に向かって開放したボックスを形成する、底部に回動可能に結合された第1の側壁(2)及び第2の側壁(3)と、第1の側壁(2)に配置された少なくとも一つの保持要素(4)と、第2の側壁(3)に回転可能に支承された少なくとも一つの軸(5)とを含んでおり、少なくとも一つの軸(5)の少なくとも一つの軸端部(5a,5b)が、非円形の断面を有しており、少なくとも一つの軸端部(5a,5b)が、第1回転位置で、保持要素(4)を用いて第1の側壁を第2の側壁(2,3)と共に係止し、そして第2回転位置で前記側壁(2,3)を係止解除する、折り畳み式ボックスに関する。

Description

本発明は、底部と、起立した状態で上方に向かって開放したボックスを底部と共に形成する第1及び第2の側壁であって、前記底部に回動可能に結合された第1及び第2の側壁と、第1の側壁に配置された少なくとも一つの保持要素と、第2の側壁に回転可能に支承された少なくとも一つの軸とを具備する折り畳み式ボックスに関する。
折り畳み式ボックスは、起立した状態で上方に向かって開放したボックス又は箱を形成し、また折り畳まれた状態では偏平であり、ひいては積み重ねやすいので、物品を搬送するための実用的な補助手段となる。固定的なボックスに対してこれは大きい利点である。しかしながら、折り畳み式ボックスの使用は、あらゆる基準において安定性が低いことによって限定されるか、又は完全に阻まれる。さらに、側壁を互いに係止し、ひいてはボックスの潰れを防止しようとする周知の係止メカニズムは、しばしば信頼性がないか、或いは極めて複雑な構造を有する。
例えば欧州特許出願公開第0785142号明細書に基づく公知の起立可能な側壁を有するプラスチック・ボックスの場合、互いに向き合う二つの側壁が側壁から側方に突出するピンを有しており、これらのピンは、隣接する側壁に設けられた溝に係合し、終端位置で係止する。この場合の欠点は、ボックスが比較的容易に意図せずに潰れるおそれがあることである。それというのも、側壁を係止解除するためには、ピンを備えた側壁に十分に高い押圧力を加えるだけで十分だからである。荷物で満杯になったボックスが意図せずに折り畳まれると、内容物が外に落ちるおそれがあり、このことはこのようなボックスの意味を否定する。
国際公開第00/68099号パンフレットに基づく公知の持ち運び可能な、有利にはプラスチックから製造されたコンテナは、ほぼ方形の底部と、回動可能に支承された二対の側壁とを有している。側壁を係止するために、側壁のうちの二つにピンが配置されている。これらのピンは、係止解除位置と係止位置との間で摺動することができる。係止位置では、ピンは側壁から突出して、隣接する側壁の切欠き内に係合する。ピンの摺動メカニズムによって、コンテナは、技術的に比較的複雑である。従って多くの利用者もしくは用途にとって、このようなボックスは端的に言えば余りにも高価すぎる。
従って、本発明の課題は、不慮の潰れに対する改善された防護手段を有する折り畳み式ボックスを提供することである。
本発明の課題は、請求項1に記載された折り畳み式ボックス、つまり、
底部と、
前記底部に回動可能に結合された第1及び第2の側壁であって、起立した状態で上方に向かって開放したボックスを底部と共に形成する第1及び第2の側壁と、
第1の側壁に配置された少なくとも一つの保持要素と、
第2の側壁に回転可能に支承された少なくとも一つの軸と、を具備する折り畳み式ボックスであって、
少なくとも一つの軸の少なくとも一つの軸端部が、非円形の断面を有しており、少なくとも一つの軸端部が、第1回転位置で、前記少なくとも一つの保持要素を用いて第1の側壁を第2の側壁と共に係止し、そして第2回転位置で前記側壁を係止解除する、折り畳み式ボックスによって解決される。
つまり本発明によれば、側壁に設けられた非円形の回転可能な軸端部が、隣接する側壁に設けられた保持要素と協働するので、両壁は軸端部の第1回転位置で係止され、そして第2回転方向で係止解除される。このことから、直接的にいくつかの利点が生じる。例えば、折り畳み式ボックスは不慮の折り畳みが防止される。それというのも、折り畳みのために、多段階の運動経過(第1の運動によって係止解除され、そして第2の運動によって折り畳まれる)が必要であるからである。さらに、折り畳み式ボックスは、比較的単純な、ひいては堅牢な係止要素で十分に機能する。それというのも、軸の回転軸受けは、例えば係止要素の長手方向摺動を可能にする軸受けよりも簡単に実現できるからである。例えば、軸受け(例えば金属から成る軸、プラスチックから成る軸受けシェル)は納品されたときの状態では、意図的に緊密に形成されていてよい。それというのも、軸及び軸受けは運転中に互いに研磨され、こうして時間の経過につれて、これらの部分の最適な嵌め合いが生じるからである。このことは、長手方向でいつも軸の同じ個所と軸受けの同じ個所とが接触しているという事情によって可能になる。従来技術による摺動軸受けに対して、このことは明らかな利点である。それというのも、残念ながら意図せずに極めて生じやすいことではあるが、ロッド状の係止要素はしばしば湾曲しており、従って係止要素の極めて緩い軸受けしか可能でないからである。これに対して、本発明によれば、嵌め合いが緊密である理由から、利用者によって高品質であると見なされる軸受けが簡単な手段によって得られる。さらに、本発明による解決手段は、軸が一貫して延びている場合、原則的に二つの軸受けだけで間に合う。これに対して従来技術によれば、少なくとも4つの軸受け個所が摺動可能な係止要素のために必要となる。最後に、例えば固着した汚れ又は材料の凹凸が軸受けによる運動を困難にするか又は妨げるときに、摺動可能な係止要素は引っかかる傾向がある。これに対して、回転軸受けの場合、このような現象はほとんど知られていない。従って本発明は、周知の解決手段の場合よりも容易に、信頼性高く、そして簡単な手段を用いて高品質に製造可能である。
図面を共に参照しながら従属請求項並びに明細書から、本発明の有利な構成及び別の構成が明らかになる。
前記少なくとも一つの軸端部が、丸みを帯びた角部を有する方形、S字形、長円形、楕円形、フック形、又は偏平化された円形断面を含む群から選択された断面を有していると有利である。このような断面は比較的容易に製造可能であり、同時に極めて良好に係止機能を発揮する。
前記少なくとも一つの軸がばねによって、自動的に第1回転位置に回転させられると、特に有利である。つまりこのような変化形の場合、軸は標準的には係止位置に位置している。不慮の係止解除は、そのためにはばね力を克服する必要があるため阻止される。ここでは例えば、あらゆる種類のトーションばね、板ばね、並びにスパイラル状の引張りばね及び圧縮ばねが考えられる。板ばね又はスパイラル状のばねによって生じた力は、適宜の手段(レバー及びこれに類するもの)によって場合によってはトルクに変換されることが望ましい。
さらに、前記少なくとも一つの軸が、第2の側壁を起立させるときに、自動的に第2回転位置に回転させられると、特に有利である。本発明のこのような変更形の場合、軸はボックスの起立時に自動的に、すなわち側壁の回動運動によって係止解除位置内に動かされるので、側壁は特別な支援なしにそれらの終端位置に回動され得る。
最後に、第2の側壁が終端位置に達したとき、前記少なくとも一つの軸がばねによって自動的に第1回転位置に回転させられると特に有利である。本発明のこのような変化形は、前記両実施形態の組み合わせである。一方では、側壁をこれらの終端位置にまで、特別な運動経過なしに(すなわち意識的な係止解除なしに)起立させることができ、他方では、側壁はこれらの終端位置に達するやいなや、ばねによって自動的に係止される。つまりボックスが一旦完全に起立させられると、ボックスはもはや意図せずに折り畳まれることはない。すなわち利用者に要求される確実な操作のための取り扱いは、ここでは最小限に抑えられる。
前記少なくとも一つの軸をグリップの助けによって、第1回転位置及び/又は第2回転位置に回転させることができても有利である。軸の回転は更なる補助手段なしには、状況によってはまさに厄介なものになり得るので、本発明のこのような実施形態の場合、軸には、それ自体の容易な回転を可能にするグリップが設けられる。
本発明の上記構成及び別の構成は、任意に組み合わせることができる。
本発明をより良く理解するために、下記図面によって本発明をより詳しく説明する。図面はそれぞれ著しく概略的に単純化して示されている。
本発明による折り畳み式ボックスを示す側面図である。 軸端部のS字形の第1変更形を示す図である。 第1変更形が第1の側壁に設けられた保持要素とどのように協働するかを示す詳細図である。 図2bを別の方向から見た状態で示す詳細図である。 偏平化された円形断面を備えた軸端部の第2変更形を示す図である。 軸端部の第2変更形が第1の側壁に設けられた保持要素とどのように協働するかを示す詳細図である。 図3bを上方から見た状態で示す図である。 フック状断面を備えた軸端部の第3変更形を示す図である。 軸端部の第3変更形が第1の側壁に設けられた保持要素とどのように協働するかを示す詳細図である。 図4bを上方から見た状態で示す詳細図である。 軸の収容のための軸受けシェルを示す図である。 軸の回転のためのレバーの一変更形を示す図である。 楕円形の軸端部を備えた一実施変更形の詳細を示す平面図である。 図7の実施変更形を図7の断面線VIII−VIIIに従って示す側面図である。
念のため述べておくが、種々異なるものとして記載される実施形態において、同一部分には同一参照符号もしくは同一構成部分符号を付す。説明全体に含まれる開示内容は、同一参照符号もしくは同一構成部分符号を有する同一部分に、意味に即して転用することができる。また、説明において選択された位置の記述、例えば上、下、側方などは、直接に説明され図示された図面に関するものであり、そして位置が変化したときには、新しい位置に意味に即して転用することができる。さらに、図示され説明された種々異なる実施形態の個々の特徴又は特徴の組み合わせも、それ自体独立した、本発明の、又は本発明による解決手段であり得る。
これらの実施形態は、本発明による折り畳み式ボックスの可能な実施変更形を示す。ここでは、本発明は具体的に示された実施変更形に限定されることはなく、むしろ個々の実施変更形の種々の組み合わせが互いに可能であり、そしてこのような変更は、この技術分野で活動する当業者の能力範囲内で、本発明による技術的行為のための教示内容に基づいて可能であることに留意されたい。
図1は、底部(図示せず)と、底部に回動可能に結合された第1の側壁2及び第2の側壁3と、第1の側壁2に配置された保持要素4とを有する折り畳み式ボックス1の本発明による一実施形態を示している。第2の側壁3には、二つの軸端部5a及び5bを備えた軸5が、軸受けシェル6内で回転可能に支承されている。軸受けシェル6は補強リブ7に一体化されていてよい。最後に、軸5には、レバー8並びに二つの板ばね9が配設されている。
図2a及び2cは、本発明の第1実施形態を示している。図2aは、第1の軸端部5aとレバー8と板ばね9とを備えた軸5の側面図を示している。本発明のこのような変更形では、軸端部5a及び5bはS字形に湾曲している。
図2bは、軸端部5aが保持要素4とどのように協働するかを示している。軸端部5aはここでは、側壁2及び3が係止されている第1回転位置で示されている。時計回りとは逆方向に回転させることによって(矢印で示す)、軸端部5aを第2回転位置に移動でき、この第2回転位置では、軸端部5aは保持要素4から係止解除されるので、側壁2及び3を折り畳み式ボックス1の底部の方向に回動することができる。このような回転は、板ばね9のばね力に抗してレバー8を操作することによって行われる。この場合、第2の側壁3を底部の方向に回動すると、(レバー8を再び緩めたときに)軸端部5aは、拡大されたガイドスリットを通って、第1回転位置へゆっくりと再び回転する。このような種類のレバーの場合、係止解除は、レバー8を内方に向かって押すことによって行われる。板ばね9は、第2の側壁3の外面に当て付けられており、その結果、戻し力を形成する。
もちろん、レバー8が外方に向かって押される鏡像的に逆転した実施形態も考えられる。
側壁2を起立させると、軸端部5aはこれに対して、縮小したガイドスリット10を通って第2回転位置、つまり係止解除位置にゆっくりと動かされる。側壁2を完全に起立させると、軸端部5aは今や保持要素4内に滑り込み、そしてその場所で、板ばね9のばね力に基づいて第1回転位置、つまり係止位置を占める。つまり係止は第2の側壁3を上方へ回動させたときに自動的にその終端位置で行われ、これに対して係止解除は、板ばね9のばね力に抗してレバー8を操作することにより行われる。従って、折り畳み式ボックス1が意図せずに開くことを多かれ少なかれ排除することができ、しかもこれにより側壁2及び3を起立させるときの利便性が失われることはない。
最後に図2cは、図2bに示された変更形を、第1の側壁2に沿って示した図である(図2bの断面BBも参照)。ここで良く見ることができるのは、ガイドスリット10の形状もしくはその境界壁である。これらの境界壁は始端領域でより偏平であり、そして終端領域でより高くなっている。ガイドスリット10の境界壁の形状、及びその始端部の比較的大きい幅によって、軸端部5a及び5bは、第2の側壁3の起立時に、対応するガイドスリット10内に特に良好に滑り込む。
図3a〜3bは、本発明の第2実施形態を示している。図3aは、軸端部5aと、レバー8と、板ばね9とを備えた軸5の側面図を示している。本発明のこのような変更形の場合、軸端部5a及び5bは、扁平化された円形断面の形状で形成されている。
図3bは、軸端部5aが保持要素4とどのように協働するかを示している。軸端部5aは、側壁2及び3が係止されている第1回転位置で示されている。時計回りとは逆方向に回転させることによって(矢印で示す)、軸端部5bを第2回転位置に移動でき、前記第2回転位置では、軸端部5aは保持要素4から係止解除されるので、側壁2及び3を折り畳み式ボックス1の底部の方向に回動することができる。このような回転は、板ばね9のばね力に抗してレバー8を操作することによって行われる。この場合、第2の側壁3を底部の方向に回動すると、軸端部5bは保持要素4を通過した後、再び第1回転位置へ回転する。第2の側壁3を起立させると、軸端部5aは、保持要素4に当接するやいなや、軸端部5aと保持要素4との間の偏心作用力によって自動的に第2回転位置に回転させられる。しかしながら、第2の側壁3がその終端位置に達するやいなや、軸端部5a及び5bは、板ばね9によって第1回転位置に回転させられ、次いで保持要素4の支援を受けて側壁2及び3を係止する。
図3cは最後に、折り畳み式ボックス1の一つの角部を上から見た状態で示している。この図面には、保持要素4を備えた第1の側壁2と、軸5を備えた第2の側壁3とが示されている。ここで良く見ることができるのは、軸端部5bが保持要素4とどのように協働するかである。
図4a〜4cは本発明の第3実施形態を示している。図4aは、軸端部5aとレバー8と板ばね9とを備えた軸5の側面図を示している。本発明のこのような変更形では、軸端部5a及び5bはフック状に形成されている。図4bは、軸端部5aが保持要素4とどのように協働するかを示している。軸端部5bはここでは、側壁2及び3が係止される第1回転位置で示されている。時計回りとは逆方向に回転させることによって(矢印で示す)、軸端部5bを第2回転位置に移動でき、前記第2回転位置では、軸端部5bは保持要素4から係止解除されるので、側壁2及び3を折り畳み式ボックス1の底部の方向に回動することができる。このような回転は、板ばね9のばね力に抗してレバー8を操作することによって行われる。この場合、第2の側壁3を底部の方向に回動すると、軸端部5bは保持要素4を通過した後、再び第1回転位置に回転する。第2の側壁3を起立させると、軸端部5aは前の例で既に述べたように、保持要素4によって第2回転位置に回転させられ、そして第2の側壁3を完全に起立させた後には、板ばね9によって第1回転位置に回転させられる。
図4cは最後に、折り畳み式ボックス1の一つの角部を上から見た状態で示している。この図面には、保持要素4を備えた第1の側壁2と、軸5を備えた第2の側壁3とが示されている。ここで良く見ることができるのは、軸端部5aが保持要素4とどのように協働するかである。
本発明の上記全ての変更形において、軸5の軸受けは、第2の側壁3の補強リブ7内に軸受けシェル6を一体化することにより有利に実現することができる。図5は、軸受けシェル6が配置されている補強リブ7の一部を示している(図1の断面AAも参照)。軸受けシェル6は有利には半円よりも若干多くの部分を有しているので、軸5は折り畳み式ボックス1の組み立て時に容易にクリップ嵌めされ得る。軸受けシェル6の近くには、このために切り込みが設けられていると有利である。これらの切り込みは、クリップ嵌め時に軸受けシェル6のばね弾性を可能にする。
図6は、折り畳み式ボックス1の側面図及び断面CCにおいて、最後に軸5の変更形を示している。この軸は一貫して延びているのではなく、この軸の場合、レバー8が軸5を特に中央で分割しており、特に、レバー8もしくは軸5は中央領域内に、下方に向かって引き出された段部を備えている。レバー8及び軸5は一体的に形成されていてよいが、しかし複数部材から構成されてもよい。折り畳み式ボックス1のグリップの下方に回動可能に形成されたこのようなレバー8は、本発明の全ての上記変更形において使用することができる。係止解除のためには、レバー8を外方に向かって回動する。板ばね9はここでは、第2の側壁3の外面に設けられていて、こうして戻し力を生み出す。もちろん、鏡像反転された実施形態も考えられる。このような実施形態では、レバー8は内方に向かって押され、板ばね9は内面に設けられる。
図7及び8において平面図もしくは側面図で詳細が示されている本発明の更なる実施変更形は、図1に示されたものから導き出され、実質的に軸端部5a並びに保持要素4の構造が別であることによってのみ異なっている。図7は、折り畳み式ボックス1の一つの角部を上から見た状態で示している。この図面には、保持要素4を備えた第1の側壁2と、軸5を備えた第2の側壁3とが示されている。ここでやはり見ることができるのは、軸端部5aが保持要素4とどのように協働するかである。
折り畳み式ボックス1を開くためには、レバー8(図1)を折り畳み式ボックス1の第2の特に短い側壁3で内方に向かって(ボックス内空間に向かって)押すか、もしくは既に前述した通り、鏡像的に反転した実施変更形が可能である。これにより、レバー8に特に不動に結合された軸5は回転運動をさせられる。第1軸端部5aには、図3cに示された実施変更形に既にあったように、縮小部11が配置されている。すなわち軸5は縮小するように形成されており、縮小部11は第1の側壁2、すなわち保持要素4内に係合して拘束される。このような拘束部分は、折り畳み式ボックス1の側壁2,3が閉じた状態、すなわち起立状態で係止するように形成されている。このために保持要素4は、軸5の縮小された軸端部5aを収容する互いに対向する二つのシェル12を備えている(図8)。軸5の回転によって、拘束部分は解放されるので、横断面を長円形に形成された軸端部5aはシェル12との係合から解放され得る。これにより、第2の側壁3を内方に向かって折りたたむことができる。保持要素4内に第2の側壁3を折りたたむと、板ばね9(図1)は、レバー8(図1)が再びその出発位置もしくは休止位置に復帰するように働く。側壁2,3が閉じられると、軸端部5aは可撓性シェル12内に押し込まれる。レバー8はこの場合、出発位置内に留まる。折り畳み式ボックス1はこれにより再び係止される。他の実施変更形におけるように、軸5は、係止装置の組み立て時に、補強リブ7のばね開口もしくは軸受けシェル6(図5)内にクリップ嵌めすることもできる。
本発明の全ての変更形において、軸5は例えば金属から製造されていてよい。例えばレバー8及び/又は板ばね9も金属から製作され、軸5に溶接されていてよい。しかし、レバー8及び/又は板ばね9がプラスチックから製作されていて、これらが例えば軸5上に射出成形されることも考えられる。最後に、軸5、レバー8、及び板ばね9を金属又はプラスチックから一体的に製造することも可能である。後者の変更形の場合、特に低廉な、形状がほとんど完全に自由に選択可能な射出成形部品が考えられる。軸端部5a及び5bは射出成形時に既に任意の形状を得ることができるが、しかし例えば研削(例えば未加工状態では円形のワイヤーを偏平化する)又はプレスによって製造されてもよい。最後に、軸5及びその端部5a及び5bのために種々異なる材料を使用することができる。例えば、プラスチックから成る軸端部5a及び5bを、金属から成る軸5に被せ嵌めることができるが、しかし、金属から成る軸端部5a及び5bを、プラスチックから成る軸5に被せ嵌めることも可能である。
図面では、軸端部5a及び5bが第2の側壁3の両側から突出していることを前提としているが、もちろん他の変更形も考えられる。例えば、第1軸端部5aだけが第2の側壁3から突出してもよい。この場合には折り畳み式ボックス1は一方の側だけで係止される。第2の側壁3に、全部で4つの軸端部を備えた二つの軸5が配置されることも考えられる。しかし折り畳み式ボックス1には、係止される個所が4つある、つまり両方の第2の側壁3の両側に係止個所があると有利である。このことは、折り畳み式ボックス1の角部一つ当たりに一つの係止をもたらす。
規則上最後に述べておくが、折り畳み式ボックスの構造をより良く理解するために、折り畳み式ボックスもしくはその構成部分は部分的に一定の尺度でなく、及び/又は拡大し、及び/又は縮小して示した。
独立した本発明の解決手段の根底を成す課題は、明細書から明らかであろう。
とりわけ、図1〜6に示された実施形態における個々のものが、独立した本発明による解決手段の対象を形成することができる。これに関する本発明による課題及び手段は、これらの図面の詳細な説明から明らかであろう。
1 折り畳み式ボックス
2 第1の側壁
3 第2の側壁
4 保持要素
5 軸
5a 第1軸端部
5b 第2軸端部
6 軸受けシェル
7 補強リブ
8 レバー
9 板ばね
10 ガイドスリット
11 縮小部分
12 シェル

Claims (6)

  1. 底部と、
    前記底部に回動可能に結合された第1の側壁(2)及び第2の側壁(3)であって、起立した状態で上方に向かって開放したボックスを前記底部と共に形成する第1の側壁(2)及び第2の側壁(3)と、
    第1の側壁(2)に配置された少なくとも一つの保持要素(4)と、
    第2の側壁(3)に回転可能に支承された少なくとも一つの軸(5)と、を具備する折り畳み式ボックス(1)であって、
    前記少なくとも一つの軸(5)の少なくとも一つの軸端部(5a,5b)が、非円形の断面を有しており、前記少なくとも一つの軸端部(5a,5b)が、第1回転位置で、前記保持要素(4)を用いて第1の側壁(2)を第2の側壁(3)と共に係止し、第2回転位置で前記側壁(2,3)を係止解除することを特徴とする、折り畳み式ボックス(1)。
  2. 前記少なくとも一つの軸端部(2,3)は、丸みを帯びた角部を有する方形、S字形、長円形、楕円形、フック形、又は偏平にされた円形断面を含む群から選択された断面を有していることを特徴とする、請求項1に記載の折り畳み式ボックス(1)。
  3. 前記少なくとも一つの軸(5)がばね(9)の支援を受けて、自動的に前記第1回転位置に回転されることが可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の折り畳み式ボックス(1)。
  4. 前記少なくとも一つの軸(5)が、前記第2の側壁(3)を起立させるときに、自動的に前記第2回転位置に回転されることが可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の折り畳み式ボックス(1)。
  5. 前記少なくとも一つの軸(5)は、第2の側壁(3)が終端位置に達すると、前記ばね(9)の支援を受けて自動的に前記第1回転位置に回転されることが可能であることを特徴とする、請求項3及び4に記載の折り畳み式ボックス(1)。
  6. 前記少なくとも一つの軸(5)がグリップ(8)によって、前記第1回転位置及び/又は第2回転位置に回転されることが可能であることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一項に記載の折り畳み式ボックス(1)。
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