JP2012516351A - 化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式(I)および(Ia)の化合物、医薬組成物およびウイルス疾患の治療における使用を特徴とする:
【化1】
Figure 2012516351

【選択図】なし

Description

本発明は抗ウイルス薬として有用な化合物に関する。より詳細には、本発明はC型肝炎ウイルス(HCV)複製の新規阻害剤を含む。
HCV感染は世界中のヒト肝疾患の主原因である。急性感染の30%しか症候性でなく、感染個体の85%超が慢性持続感染を発症する。米国では、推定450万の米国人がHCVに慢性的に感染している。HCV感染のための治療費用は、1997年米国では54.6億ドルであると推定されている。世界中、2億を超える人々が、慢性的に感染していると推定されている。HCV感染は、全ての慢性肝疾患の40〜60%、全ての肝移植の30%の一因である。慢性HCV感染は、米国における全ての肝硬変、末期肝疾患および肝癌の30%の一因である。
α‐インターフェロン(単独またはリバビリンとの併用)は、慢性HCV感染の治療に対して承認されて以来広く使用されてきた。しかしながら、有害な副作用:インフルエンザ様症状、白血球減少症、血小板減少症、インターフェロンによる抑うつ、ならびにリバビリンに誘発される貧血が一般に、この治療と関連する(Lindsay, (1997) Hepatology, 26 (suppl 1): 71S‐77S)。
HCV NS3‐4Aプロテアーゼは、C型肝炎ウイルスの複製に必要不可欠であると考えられる(Kolykhalov et al. (2000) Journal of Virology, 74, 2046‐2051)。そのため、プロテアーゼ阻害剤、特に選択的HCVセリンプロテアーゼプロテアーゼ阻害剤であるものの使用は、HCV複製を阻害することによりHIV感染を治療する可能性がある。
Lindsay, (1997) Hepatology, 26 (suppl 1): 71S‐77S Kolykhalov et al. (2000) Journal of Virology, 74, 2046‐2051
本発明は大環状化合物、そのような化合物を含む医薬組成物およびウイルス感染、とりわけHCV感染の治療におけるその化合物の使用を特徴とする。
本発明は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩:
Figure 2012516351
[式中、
は水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキルであり;
はC(O)XRであり;
XはNまたはOであり;
およびRは水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、またはアリールからなる群より独立して選択され;あるいは
およびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し、
およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される;
ただし、a)XがNであり、Rが水素である場合、RはC〜Cアルキル、ハロアルキルまたはC〜Cシクロアルキルではなく;b)XがOである場合、Rは存在せず、RはC〜Cアルキル、ハロアルキルまたはC〜Cシクロアルキルではないことを条件とする]を提供する。
「アルキル」という用語は、単独または任意の他の用語と組み合わされる場合、特定数の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖飽和脂肪族炭化水素ラジカルを示す。アルキルラジカルの例としては、メチル、エチル、n‐プロピル、イソプロピル、n‐ブチル、イソブチル、sec‐ブチル、tert‐ブチル、ペンチル、イソアミル、n‐ヘキシルなどが挙げられるが、それらに限定されない。
「シクロアルキル」という用語は、任意の化学的に安定な配置の3〜7炭素からなる飽和または部分飽和炭素環を示す。好適な炭素環基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびシクロヘキセニルが挙げられる。
「アルコキシ」という用語は、‐O‐アルキル基を示し、ここで、アルキルは本明細書で規定される通りである。そのような基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシまたはヘキソキシなどが挙げられる。本明細書で特定される場合、アルコキシ基は、1つ以上の置換基により置換されてもよい。
「ハロゲン」または「ハロ」という用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子を示す。「フルオロ」、「クロロ」、「ブロモ」または「ヨード」への言及は、それに応じて解釈すべきである。
「脂環式」という用語は、3〜8個の炭素原子を含む炭素環脂肪族環を示す。
「アルキリデン」という用語は、同じ炭素原子から2つの水素原子を除去することによりアルカンから形成され、遊離原子価が二重結合の一部になる二価基を示す。
「アルキレン」という用語は、別に規定されない限り、好ましくは1〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖二価炭化水素ラジカルを示す。本明細書では「アルキレン」の例としては、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレンなどが挙げられるが、それらに限定されない。
「アリール」という用語は、単独でまたは任意の他の用語と組み合わされて、特定数の炭素原子、好ましくは6〜10個の炭素原子を含む炭素環芳香族部分(例えば、フェニルまたはナフチル)を示す。「アリール」は炭素環アリールおよびビアリール基を含む。アリールラジカルの例としては、フェニル、ナフチル、インデニル、アズレニル、フルオレニル、アントラセニル、フェナントレニル、テトラヒドロナフチル、インダニル、フェナントリジニルなどが挙げられるが、それらに限定されない。別記されない限り、「アリール」という用語はまた、芳香族炭化水素ラジカルの各可能な位置異性体、例えば1‐ナフチル、2‐ナフチル、5‐テトラヒドロナフチル、6‐テトラヒドロナフチル、1‐フェナントリジニル、2‐フェナントリジニル、3‐フェナントリジニル、4‐フェナントリジニル、7‐フェナントリジニル、8‐フェナントリジニル、9‐フェナントリジニルおよび10‐フェナントリジニルを含む。アリールラジカルの例としては、フェニル、ナフチル、インデニル、アズレニル、フルオレニル、アントラセニル、フェナントレニル、テトラヒドロナフチル、インダニル、フェナントリジニルなどが挙げられるが、それらに限定されない。
本明細書では、「ヘテロアリール」は、N、OおよびSから選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5‐、6‐、8‐、9‐または10‐員単環または二環芳香族部分を示す。1つの態様では、「ヘテロアリール」部分は、ピリジン、ピラジン、チアゾール、チオフェン、オキサジアゾール、オキサゾール、ピリミジン、ピリダジン、トリアゾール、テトラゾール、ベンゾジオキソ‐ル、ベンゾフラン、ベンゾジオキシン、インドール、ベンズイミダゾール、ベンゾフラン、インドール、インダゾール、イソインドール、ベンゾチオフェン、ベンゾチアゾール、ベンゾキサゾール、ベンズイソキサゾール、ベンズイソチアゾール、ベンゾトリアゾール、フロピリジン、フロピリミジン、フロピリダジン、フロピラジン、フロトリアジン、ピロロピリジン、ピロロピリミジン、ピロロピリダジン、ピロロピラジン、ピロロトリアジン、チエノピリジン、チエノピリミジン、チエノピリダジン、チエノピラジン、チエノトリアジン、チアゾロピリジン、チアゾロピリミジン、チアゾロピリダジン、チアゾロピラジン、チアゾロトリアジン、オキサゾロピリジン、オキサゾロピリミジン、オキサゾロピリダジン、オキサゾロピラジン、オキサゾロトリアジン、イミダゾピリジン、イミダゾピリミジン、イミダゾピリダジン、イミダゾピラジン、イミダゾトリアジン、ピラゾロピリジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロピリダジン、ピラゾロピラジン、ピラゾロトリアジン、トリアゾロピリジン、トリアゾロピリミジン、トリアゾロピリダジン、トリアゾロピラジン、キノリン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、イソキノリン、シノリン、ピリドピリダジン、ピリドピリミジン、ピリドピラジン、ピラジノピラジン、プテリジン、ピラジノピリダジン、ピリミドピリダジン、ピリミドピリミジン、イミダゾチアゾールおよびチアゾロオキサゾールから選択される。上記ヘテロアリール基の全ての異性体は、本発明の範囲内にある。各ヘテロアリール基は、任意の環炭素で結合され得、または窒素が5員環の一部である場合窒素介して結合され得る。
本明細書では、「複素環」、「複素環の」および「ヘテロシクリル」という用語は、3〜7員の単環式複素環または8〜11員の二環式複素環系を示し、その任意の環は飽和または部分飽和であり、単環であれば任意でベンゾ縮合され得る。各複素環は、1つ以上の炭素原子およびN、OおよびSからなる群より選択される1〜4個のヘテロ原子から構成され、窒素および硫黄ヘテロ原子は、任意で酸化されてもよく、窒素原子は任意で四級化されてもよく、上記で規定された複素環のいずれかがベンゼン環に縮合されたいずれの二環基も含まれる。複素環は、任意の炭素またはヘテロ原子で結合され得、ただし、結合により安定な構造が得られることを条件とする。好ましい複素環は、5〜7員の単環式複素環および8〜10員の二環式複素環を含む。複素環が置換基を有する場合、置換基は、ヘテロ原子か炭素原子かに関係なく、環内の任意の原子に結合され得、ただし、安定な化学構造が得られることを条件とすることは理解される。また、「複素環」、「複素環の」および「ヘテロシクリル」という用語の範囲内には、非芳香族ヘテロ原子含有環が1つ以上の芳香族環に縮合された基、例えばインドリニル、クロマニル、フェナントリジニルまたはテトラヒドロキノリニルも含まれ、ここで、ラジカルまたは結合点は非芳香族ヘテロ原子含有環上にある。別記されない限り、「複素環」、「複素環の」および「ヘテロシクリル」という用語はまた、複素環ラジカルの各可能な位置異性体、例えば、1‐インドリニル、2‐インドリニル、3‐インドリニル、を含んだ。複素環の例としては、イミダゾリル、イミダゾリノイル、イミダゾリジニル、キノリル、イソキノリル、インドリル、インダゾリル、インダゾリノリル、ヘルヒドロピリダジル、ピリダジル、ピリジル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラジニル、キノキソリル、ピペリジニル、ピラニル、ピラゾリニル、ピペラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、モルホリニル、チアモルホリニル、フリル、チエニル、トリアゾリル、チアゾリル、カルボリニル、テトラゾリル、チアゾリジニル、ベンゾフラノイル、チアモルホリニルスルホン、オキサゾリル、オキサジアゾリル、ベンゾキサゾリル、オキソピペリジニル、オキソピロリジニル、オキソアゼピニル、アゼピニル、イソキソゾリル、イソチアゾリル、フラザニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、チアゾリル、チアジアゾイル、ジオキソリル、ジオキシニル、オキサチオリル、ベンゾジオキソリル、ジチオリル、チオフェニル、テトラヒドロチオフェニル、スルホラニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、テトラヒドロフロジヒドロフラニル、テトラヒドロピラノジヒドロフラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロフロフラニルおよびテトラヒドロピラノフラニルが挙げられる。
「ヘテロ原子」という用語は、窒素、酸素または硫黄を意味し、窒素の任意の酸化形態、例えばN(O){N‐O}および硫黄の任意の酸化形態、例えばS(O)およびS(O)、ならびに任意の塩基性窒素の四級化形態を含む。
本明細書では、患者に投与するための医薬製剤中に含まれ得るある成分(例えば、活性成分、その塩または賦形剤)との関連で使用される「薬学的に許容される」という用語は、その成分が医薬製剤中に存在するいずれの他の成分とも適合可能であり、そのレシピエントに対し、有害でないという意味で許容されることを示す。
本明細書では、「治療」という用語は、患者における特定の障害の症状の軽減、または特定の障害と関連する確かめられる測定値の改善を示し、ウイルス感染が潜在性となった症候性患者における症状の再発の抑制を含み得る。治療は、患者における、疾患または病状の阻止またはそのような疾患または病状の症状の出現の阻止を示す予防を含み得る。本明細書では、「患者」という用語は、ヒトを含む哺乳類を示す。
本明細書では、「被験体」という用語は、患者、動物または生物試料を示す。本明細書では、「生物試料」という用語は、制限はされないが、細胞培養物またはその抽出物;インビトロアッセイに好適な酵素調製物;哺乳類から得られた生検材料またはその抽出物;ならびに血液、唾液、尿、糞便、精液、涙、もしくは他の体液またはその抽出物を含む。
本発明はまた、上記で記載される式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を特徴とし、
式中、
は水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキルであり;
はC(O)XRであり;
XはNまたはOであり;
およびRは水素、ヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択され、あるいは、RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し、XがOである場合、Rは存在せず;
およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される。
本発明はまた、上記で記載される式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を特徴とし、
式中、
は水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキルであり;
はC(O)XRであり;
XはNまたはOであり;
およびRは一緒に、4〜7員複素環を形成し;
およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される。
本発明はまた、上記で記載される式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を特徴とし、
式中、
は水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキルであり;
はC(O)XRであり;
XはNまたはOであり;
は水素であり、Rはヒドロキシアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択され、あるいは、RおよびRは一緒に、4〜7員複素環を形成し;
およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される。
本発明は、上記で記載される式(I)の化合物を特徴とし、式中、XはOである。
本発明は、上記で記載される式(I)の化合物を特徴とし、式中、RおよびRはそれらに結合している窒素原子と一緒に、4〜7員複素環を形成する。
本発明は、上記で記載される式(I)の化合物を特徴とし、式中、Rは水素である。
本発明は、式(Ia)の化合物、またはその薬学的に許容される塩:
Figure 2012516351
[式中、
およびRは水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、またはアリールからなる群より独立して選択され;あるいは
およびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し;
およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される;
ただし、Rが水素である場合、RはC〜Cアルキル、ハロアルキルまたはC〜Cシクロアルキルではないことを条件とする]を特徴とする。
本発明はまた、式(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩を特徴とし、式中、
およびRはC〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、またはアリールからなる群より独立して選択され;あるいは
およびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し;
およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される。
本発明はまた、上記で記載される式(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩を特徴とし、式中、
およびRはヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択され、あるいは、RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し;
およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される。
本発明は、上記で記載される式(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩を特徴とし、式中、
は水素であり、Rはヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より選択され、あるいは、RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し;
およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される。
本発明は、式(I)もしくは(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩を特徴とし、式中、RおよびRはどちらもC〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールである。
本発明は、上記で記載される式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、RおよびRは、それらに結合している窒素原子と一緒に、4〜7員複素環を形成する。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、RはC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはシクロプロピルまたはイソプロピルであり;RはC〜Cアルキルであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり、Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、RはC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、アルキリデン、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、アリール、ヘテロシクリル、RC(O)NHおよびRC(O)OHからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換された4〜8員複素環を形成し、ここで、Rはアルキレンである。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルまたはシクロプロピルであり;RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、アルキリデン、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、アリール、ヘテロシクリル、RC(O)NHおよびRC(O)OHからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換された4〜8員複素環を形成し、ここで、Rはアルキレンである。
本発明は、上記で記載される式(Ia)の化合物を特徴とし、ここで、4〜8員複素環は、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルおよびアゼチジニル複素環からなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、RはC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;Rはハロゲンであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、RはC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;Rはクロロであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはシクロプロピルであり、RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり、RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、RはC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;Rはメチルであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはシクロプロピルまたはイソプロピルであり、RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;Rは水素であり、Rは水素である。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、RはC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;Rはメチルであり;RはC〜Cアルキルであり;RはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはシクロプロピルまたはイソプロピルであり;RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;Rはメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルであり、Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはシクロプロピルまたはイソプロピルであり;RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;Rはメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルであり;Rはメチル、エチル、プロピルおよびイソプロピルである。
本発明は、上記で記載される式(Ia)の化合物を特徴とし、ここで、4〜8員複素環は、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルおよびアゼチジニルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり、RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;RはC〜Cアルキルであり;RはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり、Rはメチルであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはシクロプロピルまたはイソプロピルであり;Rはメチルであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり;Rはメチルであり;Rはメチルまたはエチルまたはプロピルまたはイソプロピルであり、Rはメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルである。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはシクロプロピルまたはイソプロピルであり;Rはメチルであり;RはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり、Rはメチルであり;RはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり、Rはメチルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、4〜8員複素環を形成する。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり;Rはメチルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、モルホリニル、チオモルホリニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール‐2(1H)‐イル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルおよびアゼチジニル複素環から選択される4〜8員複素環を形成する。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり、Rはメチルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルおよびアゼチジニル複素環から選択される4〜8員複素環を形成する。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルまたはシクロプロピルであり、RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルおよびアゼチジニル複素環から選択される4〜8員複素環を形成する。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルまたはシクロプロピルであり、RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、ピペリジニル複素環を形成する。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり、RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、ピペリジニル複素環を形成する。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルまたはシクロプロピルであり、Rはメチルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、ピペリジニル複素環を形成する。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり;RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、アルキリデン、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、アリール、ヘテロシクリル、RC(O)NHおよびRC(O)OHからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換された4〜8員複素環を形成し、ここで、Rはアルキレンである。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルまたはシクロプロピルであり;Rはメチルであり;RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、アルキリデン、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、アリール、ヘテロシクリル、RC(O)NHおよびRC(O)OHからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換された4〜8員複素環を形成し、ここで、Rはアルキレンである。
本発明は、式(Ia)の化合物を特徴とし、式中、Rはイソプロピルであり;Rはメチルであり;RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、アルキリデン、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、アリール、ヘテロシクリル、RC(O)NHおよびRC(O)OHからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換された4〜8員複素環を形成し、ここで、Rはアルキレンである。
置換基または変数の組み合わせは、そのような組み合わせにより安定な、または化学的に実現可能な化合物が得られる場合に限り許容される。
式(I)および(Ia)の化合物のまたはそれらの塩は1つ以上の不斉炭素原子を含み得、ラセミ体、ラセミ混合物として、個々の鏡像異性体またはジアステレオマーとして存在し得ることは認識されるであろう。そのような異性型は本発明に含まれ、それらの混合物が含まれる。本明細書で例示される特定化合物は特定の立体化学配置で示され得るが、任意の所定のキラル中心で反対の立体化学のいずれかを有する化合物またはそれらの混合物もまた想定される。ラセミ化合物は、分取HPLCおよびキラル固定相を有するカラムを用いて分離され得るか、または当業者に公知の方法を利用して分割され個々の鏡像異性体が得られ得る。さらに、キラル中間化合物は分割され、式(I)もしくは(Ia)のキラル化合物またはそれらの塩を調製するために使用され得る。
式(I)または(Ia)の化合物は異なる互変異性型、すなわち1つ以上の互変異性型で存在し得る。全ての互変異性体、およびそれらの混合物は本発明の範囲内にあると企図される。例えば、2‐ヒドロキシキノリニルに対する主張はまた、その互変異性型、α‐キノリノイル(2‐キノリノイル)におよぶ。
本発明は下記からなる群より選択される化合物、およびその薬学的に許容される塩を特徴とする:
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐{[(フェニルアミノ)カルボニル]アミノ}‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(ジエチルアミノ)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐[(アミノカルボニル)アミノ]‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(3,3‐ジエチルウレイド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
1,1‐ジメチルエチル((2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐14a‐{[(シクロプロピルスルホニル)アミノ]カルボニル}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イル)カルバメート。
本発明は下記からなる群より選択される化合物、およびその薬学的に許容される塩を特徴とする:
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐({[(2R,6S)‐2,6‐ジメチル4‐モルホリニル]カルボニル}アミノ)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(1,1‐ジオキシド‐4‐チオモルホリニル)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐{[(4‐シクロペンチル‐1‐ピペラジニル)カルボニル]アミノ}‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐6‐[(4‐モルホリニルカルボニル)アミノ]‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐[(1‐ピロリジニルカルボニル)アミノ]‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐[(1‐ピペリジニルカルボニル)アミノ]‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐[(1‐アゼチジニルカルボニル)アミノ]‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐{[(4‐フェニル‐1‐ピペリジニル)カルボニル]アミノ}‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐({[4‐(1‐ピロリジニル)‐1‐ピペリジニル]カルボニル}アミノ)‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(4‐ヒドロキシ‐1‐ピペリジニル)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐({[4‐(2‐アミノ‐2‐oxoエチル)‐1‐ピペリジニル]カルボニル}アミノ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐[(ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロ‐ル‐2(1H)‐イルカルボニル)アミノ]‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐({[4‐(ヒドロキシメチル)‐1‐ピペリジニル]カルボニル}アミノ)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐6‐(3,3‐ジエチルウレイド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(4‐メチレンピペリジン‐1‐カルボキサミド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐6‐(ピロリジン‐1‐カルボキサミド)‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐6‐(ピペリジン‐1‐カルボキサミド)‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐(アゼチジン‐1‐カルボキサミド)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐6‐(3,3‐ジフルオロアゼチジン‐1‐カルボキサミド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐6‐(3,3‐ジメチルピロリジン‐1‐カルボキサミド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(3,3‐ジフルオロアゼチジン‐1‐カルボキサミド)‐2‐(2‐(4‐イソプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(3,3‐ジメチルピロリジン‐1‐カルボキサミド)‐2‐(2‐(4‐イソプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド。
本発明の化合物は、それらの遊離塩基またはその薬学的に許容される塩、薬学的に許容される溶媒和物(塩の薬学的に許容される溶媒和物を含む)もしくは薬学的に許容されるエステルの形態で存在し得る。
本発明はまた、式(I)または(Ia)の化合物の薬学的に許容される塩を提供する。
本発明による化合物の薬学的に許容される塩としては、薬学的に許容される無機および有機酸および塩基から誘導されたものが挙げられる。好適な酸の例としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、過塩素酸、フマル酸、マレイン酸、リン酸、グリコール酸、乳酸、サリチル酸、コハク酸、トルエン‐p‐スルホン酸、酒石酸、酢酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ギ酸、安息香酸、マロン酸、ナフタレン‐2‐スルホン酸およびベンゼンスルホン酸が挙げられる。他の酸、例えばシュウ酸は、それ自体、薬学的に許容されないが、本発明の化合物およびそれらの薬学的に許容される酸付加塩を得る際の中間体として有用な塩の調製において使用され得る。
適当な塩基から誘導された塩としては、アルカリ金属(例えば、ナトリウム)、アルカリ土類金属(例えば、マグネシウム)、アンモニウム、NW (式中、WはC1〜4アルキルである)および他のアミン塩が挙げられる。水素原子またはアミノ基の生理学的に許容される塩としては、有機カルボン酸、例えば、酢酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、イセチオン酸、ラクトビオン酸およびコハク酸;有機スルホン酸、例えば、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸およびp‐トルエンスルホン酸ならびに無機酸、例えば塩酸、硫酸、リン酸およびスルファミン酸の塩が挙げられる。ヒドロキシ基を有する化合物の生理学的に許容される塩としては、好適なカチオン、例えばNa、NH 、およびNW (式中、WはC1〜4アルキル基である)と組み合わされた前記化合物のアニオンが挙げられる。好ましい塩は、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、コリン、メグルミン、塩酸および四級アンモニウムを含む。
本発明は、その範囲内に、式(I)および(Ia)の化合物の塩の全ての可能な化学量論的および非化学量論的形態を含む。
式(I)および(Ia)の化合物の塩は、適当な化学量論量の遊離酸を適当な塩基と好適な溶媒中で接触させることにより調製され得る。式(I)および(Ia)の化合物の遊離酸は例えば、固体として添加される適当な塩基と共に溶液中に存在してもよく、あるいは式(I)および(Ia)の化合物の遊離酸および適当な酸はどちらも独立して溶液中に存在してもよい。
式(I)および(Ia)の化合物遊離酸を可溶化するための好適な溶媒としては、例えば、アルコール、例えばイソプロパノール;ケトン、例えばアセトン;アセトニトリルまたはトルエンが挙げられる。塩基が溶媒中の溶液として添加される場合、使用される溶媒としてはアセトン、メタノールまたは水が挙げられる。
式(I)および(Ia)の化合物の塩は、従来の手段により、上記のように得られたその溶液から固体形態で単離され得る。例えば、非結晶塩は、溶液からの沈殿、溶液の噴霧乾燥もしくは凍結乾燥、溶液のガラスへの蒸発、または油の真空乾燥、あるいは遊離塩基および酸の反応から得られる溶融物の固化により調製され得る。
式(I)および(Ia)の化合物の塩は、塩の溶解度が制限される溶媒から直接結晶化することにより、トリチュレートすることにより、あるいはそうでなければ非結晶塩を結晶化することにより調製され得る。例えば、有機溶媒、例えば、アセトン、アセトニトリル、ブタノン、1‐ブタノール、エタノール、1‐プロパノールもしくはテトラヒドロフランまたはそのような溶媒の混合物が使用され得る。塩の改善された収率が、溶媒のいくらかまたは全ての蒸発させることにより、あるいは高温での結晶化後、例えば、段階的に冷却を制御することにより得られ得る。沈殿温度およびシーディングの注意深い制御を使用して、生産過程の再現性ならびに生成物の粒子サイズ分布および形態を改善することができる。
有機化学の当業者であれば、多くの有機化合物が、それらがその中で反応し、そこから沈殿または結晶化される溶媒と錯体を形成し得ることを認識するであろう。これらの錯体は「溶媒和物」として知られている。例えば、水との錯体は「水和物」として知られている。式(I)および(Ia)の化合物の溶媒和物は本発明の範囲内にある。そのため、本発明はまた、式(I)および(Ia)の化合物の溶媒和物、例えば水和物に関する。
医薬において使用するのに好適な式(I)および(Ia)の化合物の塩および溶媒和物は、対イオンまたは関連する溶媒が薬学的に許容されるものである。しかしながら、薬学的に許容されない対イオンまたは関連する溶媒を有する塩および溶媒和物は、例えば、式(I)および(Ia)の他の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくはエステルならびにそれらの薬学的に許容される塩および溶媒和物の調製における中間体として使用するために本発明の範囲内にある。
さらに、式(I)および(Ia)の化合物またはそれらの塩および溶媒和物の結晶形態のいくつかは1つ以上の多形相で存在することができ、それらは本発明に含まれる。
最終脱保護段階前に生成され得る式(I)および(Ia)の化合物の一定の保護誘導体は、それ自体薬理活性を有し得ないが、場合によっては、経口または非経口投与され、その後体内で代謝され、第1の態様で規定される薬理学的に活性な化合物を形成し得ることは、当業者には認識されるであろう。そのような誘導体は、そのため、「プロドラッグ」として記載され得る。第1の態様で規定される化合物の全ての保護誘導体およびプロドラッグは本発明の範囲内に含まれる。本発明の化合物のために好適なプロドラッグの例は、Drugs of Today, Volume 19, Number 9, 1983, pp 499 ‐ 538およびTopics in Chemistry, Chapter 31, pp 306 ‐ 316および“Design of Prodrugs” by H. Bundgaard, Elsevier, 1985, Chapter 1において記載されている。当業者であれば、例えば、H. Bundgaardにより“Design of Prodrugs”において記載されているように、当業者には「プロモイエティ」として知られているある部分が、式(I)および(Ia)の化合物内に適当な官能基が存在する場合そのような官能基上に配置され得ることがさらに認識されるであろう。式(I)および(Ia)の化合物またはその塩、溶媒和物もしくはエステルのための好適なプロドラッグとしては、エステル、炭酸エステル、ヘミエステル、リン酸エステル、ニトロエステル、硫酸エステル、スルホキシド、アミド、カルバメート、アゾ化合物、ホスファミド、グリコシド、エーテル、アセタールおよびケタールが挙げられる。
本発明は式(I)および(Ia)の化合物の薬学的に許容されるエステルを特徴とする。
本発明の化合物のエステルは、下記群から独立して選択される:(1)ヒドロキシ基のエステル化により得られるカルボン酸エステル(エステル基のカルボン酸部分の非カルボニル部分は、直鎖または分枝鎖アルキル(例えば、アセチル、n‐プロピル、t‐ブチル、またはn‐ブチル)、アルコキシアルキル(例えば、メトキシメチル)、アラルキル(例えば、ベンジル)、アリールオキシアルキル(例えば、フェノキシメチル)、アリール(例えば、ハロゲン、C1〜4アルキル、もしくはC1〜4アルコキシまたはアミノで任意に置換された、例えばフェニル)から選択される);(2)スルホン酸エステル、例えばアルキル‐またはアラルキルスルホニル(例えば、メタンスルホニル);(3)アミノ酸エステル(例えば、L‐バリルまたはL‐イソロイシル);(4)ホスホン酸エステルおよび(5)一、二または三リン酸エステル。リン酸エステルは、例えば、C1〜20アルコールまたはその反応性誘導体により、あるいは2,3‐ジ(C6〜24)アシルグリセロールによりさらにエステル化され得る。
そのようなエステルにおいては、別記されない限り、存在するいずれのアルキル部分も、有利に1〜18個の炭素原子、特に1〜6個の炭素原子、より特定的には1〜4個の炭素原子を含む。そのようなエステル中に存在するいずれのシクロアルキル部分も有利に3〜6個の炭素原子を含む。そのようなエステル中に存在するいずれのアリール部分も有利にフェニル基を含む。
活性成分は単独で投与することが可能であるが、医薬組成物として提供することが好ましい。本発明の組成物は、上記で規定される少なくとも1つの活性成分を、その1つ以上の許容される担体および任意で他の治療薬と共に含む。各担体は、組成物の他の成分と適合可能であり、患者にとって有害でないという意味で許容されなければならない。
医薬組成物は、経口、直腸、経鼻、局所(経皮、頬側および舌下を含む)、膣内または非経口(皮下、筋内、静脈内、皮内および硝子体内を含む)投与に好適なものを含む。組成物は、単位剤形で都合よく提供され得、薬学の分野で周知の任意の方法により調製され得る。そのような方法は本発明のさらなる特徴を表し、活性成分を、1つ以上の副成分を構成する担体と関連づける工程を含む。一般に、組成物は活性成分を液体担体もしくは微粉化した固体担体またはその両方と均一にかつ密接に関連づけ、その後、必要であれば、生成物を成形することにより調製される。
本発明はさらに、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩および別の治療薬が互いに別々に、部品のキットとして提供される、以上で規定される医薬組成物を含む。
経皮投与に好適な組成物は、長期間レシピエントの表皮と密接に接触し続ける様に適合された別個のパッチとして提供され得る。そのようなパッチは好適に、活性化合物を、1)任意で緩衝化された水溶液中で、または2)接着剤中に溶解および/もしくは分散させて、または3)ポリマー中に分散させて含む。活性化合物の好適な濃度は、約1%〜25%、好ましくは約3%〜15%である。1つの特別な可能性として、活性化合物はパッチからエレクトロトランスポートまたはイオン泳動により、Pharmaceutical Research 3(6), 318 (1986)において一般に記載されているように送達され得る。
経口投与に好適な本発明の医薬組成物は、各々が予め決められた量の活性成分を含むカプセル、カプレット、カシェーまたは錠剤などの別個の単位として;粉末または顆粒として;水性または非水性液体中の溶液または懸濁液として;あるいは水中油型液体エマルジョンまたは油中水型液体エマルジョンとして提供され得る。活性成分はまた、ボーラス、舐剤またはペーストとして提供され得る。
錠剤は、任意で1つ以上の副成分と共に、圧縮または成形により製造され得る。圧縮錠剤は、好適な機械において、粉末または顆粒などの流動形態の活性成分を、任意で結合剤(例えば、ポビドン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、滑沢剤、不活性希釈剤、保存剤、崩壊剤(例えば、デンプングリコール酸ナトリウム、架橋ポビドン、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム)、表面活性または分散剤と混合して圧縮することにより調製され得る。湿製錠剤は、不活性液体希釈剤で湿らせた粉末化合物の混合物を好適な機械において成形することにより製造され得る。錠剤は任意でコートされ、または切れ目をつけてもよく、例えば、所望の放出プロファイルを提供するように様々な割合のヒドロキシプロピルメチルセルロースを使用して、その中の活性成分の徐放または制御放出が提供されるように製剤化されてもよい。錠剤は、任意で腸溶コーティングを備えてもよく、胃以外の腸の部分で放出される。
口内の局所投与に好適な本発明の医薬組成物としては、香味付けた基剤、通常スクロースおよびアカシアまたはトラガント中に活性成分を含むロゼンジ;ゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアカシアなどの不活性基剤中に活性成分を含むトローチ;ならびに、好適な液体担体中に活性成分を含む口腔洗浄薬が挙げられる。
膣内投与に好適な本発明の医薬組成物は、ペッサリ、タンポン、クリーム、ジェル、ペースト、泡または噴霧として提供され得る。医薬組成物は、活性成分の他に、当技術分野において適当であることが知られているような担体を含むことができる。
直腸投与に好適な医薬組成物は、例えば、ココアバターまたはサリチレートを含む好適な担体あるいは当技術分野で一般に使用される他の材料と共に坐剤として提供され得る。坐剤は、活性併用薬を軟化または溶融担体と混合し、続いて、鋳型中で冷却し成形することにより、都合よく形成され得る。
非経口投与に好適な医薬組成物としては、抗酸化剤、緩衝剤、静菌薬および医薬組成物を対象レシピエントの血液と等張にする溶質を含み得る水性および非水性等張滅菌注射溶液;ならびに懸濁剤および増粘剤を含み得る水性および非水性滅菌懸濁液;ならびに化合物を血液成分または1つ以上の器官に標的させるように設計されたリポソームまたは他の微粒子系が挙げられる。医薬組成物は、単回投与または複数回投与用密閉容器、例えば、アンプルおよびバイアル中で提供され得、使用直前に滅菌担体液、例えば、注射用の水の添加のみを必要とする凍結乾燥条件で貯蔵され得る。即時注射溶液および懸濁液は、滅菌粉末、顆粒および前に記載した種類の錠剤から調製され得る。
単位用量の医薬組成物としては、1日用量または1日サブ用量の、以上で列挙される活性成分または適当なその一部を含むものが挙げられる。
上記で特定的に言及した成分に加えて、本発明の医薬組成物は問題となっている医薬組成物の型を考慮して当技術分野で標準となった他の作用物質を含み得、例えば、経口投与に好適なものは甘味剤、増粘剤および香味剤などの別の作用物質を含み得ることが理解されるべきである。
本発明はヒトまたは獣医薬物療法において、特にウイルス感染、特にフラビウイルス感染、例えば、HCV感染の治療において使用するための式(I)もしくは(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩を特徴とする。
本明細書におけるHCV感染の治療または予防への言及は、HCV関連疾患、例えば、肝線維症、肝硬変および肝細癌の治療または予防を含むことはさらに認識されるであろう。
本発明はまた、ウイルス感染、特にHCV感染を有する動物被験体、例えば、ヒト被験体の治療のための方法を特徴とし、この方法は、前記被験体に有効量の式(I)もしくは(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む。
本発明はまた、ウイルス感染、特にHCV感染の治療および/または予防のための薬剤の製造における、式(I)もしくは(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を特徴とする。
一般に、上記病状の各々に対する好適な用量は、1日あたりレシピエント(例えば、ヒト)の体重1kgにつき0.01〜250mgの範囲内、好ましくは1日あたり体重1kgにつき0.1〜100mgの範囲内、最も好ましくは1日あたり体重1kgにつき0.5〜30mgの範囲内、特に1日あたり体重1kgにつき1.0〜20mgの範囲内である。別記されない限り、活性成分の重量は全て、式(I)または(Ia)の親化合物として計算され;その塩またはエステルでは、重量は比例的に増加される。所望の用量は、1日を通して適当な間隔で投与される1、2、3、4、5、6以上のサブ用量として提供され得る。場合によっては、所望の用量は別の日に投与され得る。これらのサブ用量は、例えば、1単位剤形あたり10〜1000mgまたは50〜500mg、好ましくは20〜500mg、最も好ましくは50〜400mgの活性成分を含む単位剤形で投与され得る。
本発明の化合物はHCV NS3‐4Aプロテアーゼの阻害剤として有用である。本発明の1つの態様は、生物試料を式(I)もしくは(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩と接触させることを含む、生物試料においてウイルス感染、例えば、HCV感染を治療または予防する方法に関する。
本発明による上記化合物またはその薬学的に許容される塩は、上記感染または病状の治療のための他の治療薬と組み合わせて使用してもよい。本発明による併用療法は、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩ならびに別の薬学的に活性な作用物質、例えば、インターフェロン、ペグ化インターフェロン、および/またはリバビリンの投与を含む。活性成分(複数)および薬学的に活性な作用物質は同時に(すなわち、一斉に)同じかまたは異なる医薬組成物のいずれか中で、または任意の順で順次投与し得る。活性成分(複数)および薬学的に活性な作用物質(複数)の量ならびに投与の相対的なタイミングは、所望の併用治療効果が達成されるように選択されるであろう。
式(I)もしくは(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩が、同じ疾患状態に対して活性な第2の治療薬と組み合わせて使用される場合、各化合物の用量は化合物が単独で使用される場合のものとは異なり得る。適当な用量は当業者には容易に認識されるであろう。治療で使用するために要求される式(I)もしくは(Ia)の化合物またはその塩の量は、治療される病状の性質ならびに患者の年齢および状態により変動し、最終的には付き添い医師または獣医の自由裁量となることは認識されるであろう。本発明による医薬組成物はまた、他の治療薬、例えば、免疫療法[例えば、インターフェロン、例えば、インターフェロンα‐2a(ROFERON(登録商標)‐A;Hoffmann‐La Roche)、インターフェロンα‐2b(INTRON(登録商標)‐A;Schering‐Plough)、インターフェロンアルファコン‐1(INFERGEN(登録商標);Intermune)、ペグインターフェロンα‐2b(PEGINTRON(商標);Schering‐Plough)またはペグインターフェロンα‐2a(PEGASYS(登録商標);Hoffmann‐La Roche)]、治療ワクチン、抗線維化薬、抗炎症剤[例えば、コルチコステロイドまたはNSAID]、気管支拡張薬[例えばβ2アドレナリン作動薬およびキサンチン(例えばテオフィリン)]、粘液溶解薬、抗ムスカリン薬、抗ロイコトリエン薬、細胞接着阻害剤[例えばICAM拮抗薬]、抗酸化剤[例えばN‐アセチルシステイン]、サイトカイン作動薬、サイトカイン拮抗薬、肺表面活性剤および/または抗菌剤、抗ウイルス薬[例えばニタゾキサニド、リバビリンおよびアマンチジン]、および抗HCV薬[例えば、HCV NS3プロテアーゼ阻害剤、例えばTMC435350(Medivir;Tibotec)、BI201335(Boehringer‐Ingelheim)、MK‐7009(Merck)、VX950(テラプラビル;Vertex)、SCH503034(Schering Plough)またはITMN191(Intermune)]、またはHCV NS5bポリメラーゼ阻害剤[例えば、VCH‐759(Virochem)またはR7128(Pharmasset/Roche)]、HCV NS5A拮抗薬[例えばBMS‐790052]、RNAi薬またはシクロフィリン阻害剤(例えば、DEBIO‐025)と組み合わされ得る。本発明による組成物はまた、遺伝子補充療法と組み合わされ得る。
上記で言及された組合せ物は、医薬製剤の形態で使用するために都合よく提供され得、よって、本明細書で規定される組合せ物を薬学的に許容されるその担体と共に含む医薬製剤は本発明のさらなる態様を表す。
そのような組合せ物の個々の構成成分は、順次または同時に、別々の医薬製剤または併用医薬製剤中で投与され得る。公知の治療薬の適当な用量は当業者に容易に認識されるであろう。
本発明はさらに、少なくとももう1つの治療薬、例えば上記で規定されたものと共に、同時または順次投与するための薬剤の製造における本発明による化合物の使用を含む。
本発明の化合物は、化合物、例えばリトナビルの代謝を阻害または減少させることが知られている作用物質と共に投与され得る。したがって、本発明は、本発明の化合物を代謝阻害剤と組み合わせて投与することによる、上記で記載される疾患の治療または予防のための方法を特徴とする。そのような組合せ物は、同時にまたは順次投与され得る。一般に、上記病状の各々に対する好適な用量は、1日あたりレシピエント(例えば、ヒト)の体重1kgにつき0.01〜250mgの範囲内、好ましくは1日あたり体重1kgにつき0.1〜100mgの範囲内および最も好ましくは1日あたり体重1kgにつき0.5〜30mgの範囲内、特に1日あたり体重1kgにつき1.0〜20mgの範囲内である。別記されない限り、活性成分の重量は全て、式(I)または(Ia)の親化合物として計算され;その塩またはエステルでは、重量は比例的に増加される。所望の用量は、1日を通して適当な間隔で投与される1、2、3、4、5、6以上のサブ用量として提供され得る。場合によっては、所望の用量は別の日に投与され得る。これらのサブ用量は、例えば、1単位剤形あたり1〜1000mgまたは5〜500mg、好ましくは2〜500mg、最も好ましくは1〜400mgの活性成分を含む単位剤形で投与され得る。
本発明の化合物は、当業者に知られている方法により、または下記反応スキームおよび実施例、あるいはそれらの変形に従い、容易に入手可能な開始材料、試薬および従来の合成手順を使用して調製され得る。これらの反応においては、当業者に知られている変形を使用することも可能である。
略語
CDI N,N’‐カルボニルジイミダゾール
DBU 1,8‐ジアザビシクロウンデク‐7‐エン
DCE 1,1,‐ジクロロエタン
DIAD ジイソプロピルアゾジカルボキシレート
DIEA N,N‐ジイソプロピルエチルアミン
DMF N,N‐ジメチルホルムアミド
h 時間
HATU 2‐(1H‐7‐アザベンゾトリアゾール1‐イル)‐1,1,3,3‐テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
THF テトラヒドロフラン
アッセイ
式(I)もしくは(Ia)またはその塩のNS3‐4A HCVプロテアーゼ活性を阻害する可能性は、例えば下記インビトロアッセイを用いて証明された。
HCV遺伝子型1a NS3‐4Aプロテアーゼドメインを用いたC型肝炎NS3プロテアーゼFRETアッセイ(RET‐S1)
化合物を、50mM HEPES pH7.5、20%スクロース、0.05% NP40、5mM DTT、1μM 4Aペプチド(KKGSVVIVGRIVLSGKPAIIPKK、アッセイにおいて補助因子として機能し酵素を活性化させた)(標準合成方法により調製)、5μM RET S1基質(Ac‐DED(EDANS)EEAbu ψ[COO]ASK(DABCYL))および1nM NS3プロテアーゼドメインを含む10μl反応物において、HCV NS3‐4Aプロテアーゼドメインの阻害剤として試験した。RET S1基質(Ac‐Asp‐Glu‐Asp(EDANS)‐Glu‐Glu‐Abu‐ψ‐[COO]‐Ala‐Ser‐Lys(DABCYL)‐NH2)はAnaspec,Inc.(Talianiら,1996,Anal Biochem)から購入した。「ψ‐[COO]」は、分子内のエステル結合の位置を示す。
天然のNS4A/NS4B接合部(DEMEECASHL)に基づく基質の切断を、Molecular Devices SpectraMax Geminiプレートリーダーにおいて、355nm励起/495nm発光を用いて、蛍光増加を測定することによりモニタした。化合物をDMSOに溶解し、10μMで2通りで、または通常10μM最高濃度および3倍希釈を有する用量応答曲線で試験した。DMSOの最高レベルは5%であった。アッセイにおける標準化合物は化合物BILN‐2061とした(Lamarre et al., (2003) Nature, 426, 186‐189)。
表1は、全長HCV 1a NS3‐4Aプロテアーゼと比較したHCV 1a NS3‐4Aプロテアーゼドメインの配列を示す。影をつけた領域は、NS3‐4Aプロテアーゼドメインの残基が、全長NS3‐4Aプロテアーゼのものと厳密に一致する場所を示す。
Figure 2012516351
全長HCV遺伝子型1a NS3‐4Aプロテアーゼを用いたC型肝炎NS3プロテアーゼFRETアッセイ
化合物をNS3‐4Aプロテアーゼドメインに対するものと同じであるが、NS3‐4Aプロテアーゼドメインに代わって全長HCV遺伝子型1a NS3‐4Aプロテアーゼを使用した方法により試験した。
化合物は、上記FRETアッセイにおいて10μM未満のIC50値を有した場合、プロテアーゼの阻害剤として活性であると考えた。
本発明の化合物を、FRETアッセイにおいてHCV遺伝子型1aを用いて試験し、0.1μM未満のIC50値を有することを見出された。
HCV遺伝子型1a NS3‐4Aプロテアーゼドメインを用いたC型肝炎NS3プロテアーゼFRETアッセイ(QXL520)
化合物を、50mM HEPES pH7.5、20%スクロース、0.05% NP40、5mM DTT、1μM 4Aペプチド(KKGSVVIVGRIVLSGKPAIIPKK、アッセイにおいて補助因子として機能し酵素を活性化させた)(標準合成方法により調製)、0.5μM 5‐FAM/QXL520基質(Ac‐DED(QXL520)EEAbu ψ[COO] ASC(5‐FAM))および1nM NS3プロテアーゼドメインを含む10μl反応物において、HCV NS3‐4Aプロテアーゼドメインの阻害剤として試験した。5‐FAM/QXL520基質(Ac‐Asp‐Glu‐Dap(QXL520)‐Glu‐Glu‐Abu‐ψ‐[COO]‐Ala‐Ser‐Cys(5‐FAM)‐NH2)はAnaspec,Inc.から購入した。「ψ‐[COO]」は、分子内のエステル結合の位置を示す。
天然のNS4A/NS4B接合部(DEMEECASHL)に基づく基質の切断を、PerkinElmer Viewlux撮像装置において、480nm励起/540nm発光を用いて、蛍光増加を測定することによりモニタした。化合物をDMSOに溶解し、10μMで2通りで、または通常10μM最高濃度および3倍希釈を有する用量応答曲線で試験した。DMSOの最高レベルは5%であった。アッセイにおける標準化合物は化合物BILN‐2061とした(Lamarre et al., (2003) Nature, 426, 186‐189)。
本発明の化合物をFRETアッセイにおいてHCV遺伝子型1aを用いて試験した。
HCV遺伝子型1a NS3‐4Aプロテアーゼドメインを用いたC型肝炎NS3プロテアーゼFRETアッセイ(RET‐S1)
実施例1〜5、10〜26、および29の化合物は、1.0〜10nMの範囲のIC50を有することが見出され、例えば実施例16の化合物は5nMのIC50を有した。
HCV遺伝子型1a NS3‐4Aプロテアーゼドメインを用いたC型肝炎NS3プロテアーゼFRETアッセイ(QXL520)
実施例6‐8、27‐28、および30‐36の化合物は、0.1〜2.0nMの範囲のIC50を有することが見出された。
レプリコンルシフェラーゼセルベースアッセイ
方法
各試験化合物のDMSO中の10mM原液をさらに、384‐ウェルV‐底マイクロプレートの第1の列においてDMSO中で希釈し、要求される希釈系列の最高濃度の100倍を提供した。化合物の希釈物は第1の列から前方にロボット制御により1:3段階希釈で調製した。各希釈ウェルから白色384‐ウェルアッセイプレート(Nunc#164610)に0.5μL容積を移すのにもロボットを使用した。対照ウェルは0.5μLのDMSOのみを受理した。プレートを、レプリコン細胞系におけるHCV複製および細胞毒性を測定するために2通り作製した。
ホタルルシフェラーゼレポーター遺伝子に結合された、遺伝子型1b(Pietschmann,T., Lohmann, V., Kaul, A., Krieger, N., Rinck, G., Rutter, G., Strand, D. & Bartenschlager, R., Journal of Virology, 2002, 76, 4008‐4021により記載されているET亜系)または遺伝子型1aのいずれかのサブゲノムHCV NS3‐NS5Bレプリコンで安定にトランスフェクトさせたHuh‐7細胞培養物から懸濁液を調製した。集密度付近の単層を、ヴェルセン‐トリプシン溶液を用いて増殖フラスコから除去し、細胞を、5%v/v胎児ウシ血清、1%v/v非必須アミノ酸溶液、100単位/mlペニシリン、100μg/mlストレプトマイシンおよび2mM GlutaMAX‐1が補充されたDMEM(Invitrogen #11965‐092)を含むアッセイ培地に再懸濁させた。遺伝子型1bまたは遺伝子型1aルシフェラーゼレプリコンのいずれかの5,000細胞を含む50μL懸濁液を、Multidrop Combi(Thermo Scientific Corporation)を用いてアッセイプレートの培地対照を除く全てのウェルに添加し、プレートを48時間37℃で、5% CO雰囲気下でインキュベートした。Steady‐Glo細胞溶解性緩衝液/ルシフェラーゼ基質(Promega #E2550)の溶液を、製造者の指示に従い調製し、20μLをMultidrop Combiで各ウェルに添加した。プレートをその後、Envision Multilabel Reader(Perkin Elmer)でルミネセンスについて読み取った。
HCV PI一過性レプリコンアッセイプロトコル
HCV RNA 複製のためのモデル系は、HCV遺伝子および場合により、選択および/スクリーン可能なマーカーを含むサブゲノムまたはゲノムHCVレプリコンを用いたセルベースアッセイとする。HCVレプリコンは感染粒子を生成しない自己複製RNAである。HCV PI一過性レプリコンアッセイは、2つの文献(Science 258, 110, 1999; J Virol 75, 12047, 2001 )から誘導された。このアッセイでは、標的細胞は「ET治癒(cured)細胞」、ETレプリコン細胞(RebliKon)をインターフェロンαで数継代、HCVゲノムが除去されるまで処理することにより生成させた細胞系とした。公表されたプロトコルに対する他の変更は、1)細胞はPBS中でトランスフェクトされ、2)72時間化合物で処理されることを含んだ。用量応答からのデータを、BioAssayを用いて分析した。化合物濃度に対して%阻害をプロットすることによりEC50値を生成させた。様々なHCV変異レプリコンを、標準分子生物学技術を用いて生成させ、配列決定により確認した。
データ分析
毒性:細胞を含有する、全ての化合物を含まないウェルからのルミネセンス値を平均して、陽性対照値を得た。細胞を受理しなかった、化合物を含まないウェルからの平均ルミネセンス値を使用して、陰性(バックグラウンド)対照値を得た。全ての値から平均バックグラウンドを減算した後、各化合物濃度でのウェルからの読み取り値を陽性対照シグナルの割合として表した。BioAssayアプリケーション(CambridgeSoft)およびXC50モジュールを使用して、化合物濃度に対する%阻害の曲線をプロットし、化合物に対する50%毒性濃度(CCIC50)を誘導した。
効力:細胞を含有する、全ての化合物を含まないウェルからのルミネセンス値を平均して、陽性対照値を得た。細胞を受理しなかった、化合物を含まないウェルからの平均ルミネセンス値を使用して、陰性(バックグラウンド)対照値を得た。全ての値から平均バックグラウンドを減算した後、各化合物濃度でのウェルからの読み取り値を陽性対照シグナルの割合として表した。薬物存在下でのルシフェラーゼシグナルの定量化可能な、特定の減少は、レプリコン阻害の直接の測定値である。BioAssayアプリケーションおよびXC50モジュールを使用して、化合物濃度に対する%阻害の曲線をプロットし、化合物に対する50%阻害濃度(IC50)を誘導した。
本発明の下記化合物を上記レプリコンアッセイにおいて試験した:
Figure 2012516351
Figure 2012516351
キー(IC50μM):
*1μM〜0.1μM
**0.1μM〜0.01μM
***<0.01μM
本発明の化合物はHCVプロテアーゼ耐性変異体に対して活性であると考えられる。さらに、本出願における実施例16および選択された化合物は、他のHCV PI阻害剤ITMN‐191およびTMC‐435350と比べ改善されたプロファイル(例えば、A1566S、A156T、R155K、その他)を有することが証明された。EC50値(nM)を下記表3に示す。
Figure 2012516351
本発明の化合物は下記スキームにより、または当業者に知られた方法により製造され得る。
Figure 2012516351
実施例1
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐{[(フェニルアミノ)カルボニル]アミノ}‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド二塩酸塩5の調製
Figure 2012516351
中間体1
1,1‐ジメチルエチル(2S,4S)‐2‐[({(1R,2S)‐2‐エテニル‐1‐[(エチルオキシ)カルボニル]シクロプロピル}アミノ)カルボニル]‐4‐ヒドロキシ‐1‐ピロリジンカルボキシレート
Figure 2012516351
0℃まで冷却しておいた、ジクロロメタン(80mL)に溶解した(4S)‐1‐{[(1,1‐ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}‐4‐ヒドロキシ‐L‐プロリン(1.80g、7.8mmol)、エチル(1R,2S)‐1‐アミノ‐2‐エテニルシクロプロパンカルボキシレート塩酸塩(1.49g、7.8mmol)およびHATU(3.26g、8.6mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(2.9mL、16.4mmol)を添加し、溶液を0℃で30分間、その後、室温で5時間、窒素雰囲気下で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより70〜100%ヘキサン/酢酸エチルで溶離して精製した。溶離液を濃縮して約200mLとし、10%炭酸カリウム水溶液(50mL)で洗浄し、有機層を乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮し、中間体1を白色泡として得た(2.72g、収率95%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) δ ppm 1.08 ‐ 1.19 (m, 3 H) 1.24 (dd, J=9.33, 5.12 Hz, 1 H) 1.28 ‐ 1.45 (m, 9 H) 1.54 ‐ 1.67 (m, 1 H) 1.67 ‐ 1.81 (m, 1 H) 2.05 ‐ 2.20 (m, 1 H) 2.20 ‐ 2.41 (m, 1 H) 3.05 ‐ 3.22 (m, 1 H) 3.41 ‐ 3.57 (m, 1 H) 3.91 ‐ 4.09 (m, 3 H) 4.07 ‐ 4.23 (m, 1 H) 4.98 ‐ 5.19 (m, 2 H) 5.19 ‐ 5.32 (m, 1 H) 5.40 ‐ 5.82 (m, 1 H) 8.55 ‐ 8.87 (m, 1 H)。LC‐MS (APCI): m/z 369.19 (M + H)+
中間体2
エチル(1R,2S)‐1‐({(4S)‐1‐[(2S)‐2‐({[(1,1‐ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)‐8‐ノネノイル]‐4‐ヒドロキシ‐L‐プロリル}アミノ)‐2‐エテニルシクロプロパンカルボキシレート
Figure 2012516351
ジクロロメタン(75mL)に溶解した1,1‐ジメチルエチル(2S,4S)‐2‐[({(1R,2S)‐2‐エテニル‐1‐[(エチルオキシ)カルボニル]シクロプロピル}アミノ)カルボニル]‐4‐ヒドロキシ‐1‐ピロリジンカルボキシレート中間体1(2.70g、7.3mmol)の溶液に4N HClのジオキサン溶液(18mL)を添加し、溶液を室温で1.5時間、窒素雰囲気下で撹拌した。溶液を真空で濃縮し、残渣を酢酸エチルに懸濁させ、真空で濃縮した。残渣をジクロロメタン(50mL)に懸濁させ、HATU(3.05g、8.0mmol)、続いてジクロロメタン(25mL)に溶解した(2R)‐2‐({[(1,1‐ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)‐8‐ノネン酸(2.0g、7.3mmol)の溶液を添加した。反応物を0℃まで冷却し、ジイソプロピルエチルアミン(4.1mL、23.4mmol)を滴下した。反応物を窒素雰囲気下、0℃で30分間、室温で3.5時間撹拌した。反応物を真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより50〜100%ヘキサン/酢酸エチルで溶離して精製し、中間体2を油として得た(3.37g、収率88%)。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) δ ppm 1.06 ‐ 1.18 (m, 3 H) 1.18 ‐ 1.51 (m, 17 H) 1.50 ‐ 1.65 (m, 2 H) 1.70 (dt, J=12.84, 6.42 Hz, 1 H) 1.89 ‐ 2.13 (m, 3 H) 2.18 ‐ 2.40 (m, 1 H) 3.91 ‐ 4.11 (m, 4 H) 4.10 ‐ 4.30 (m, 3 H) 4.80 ‐ 5.13 (m, 3 H) 5.15 ‐ 5.27 (m, 1 H) 5.31 (d, J=6.02 Hz, 1 H) 5.62 (ddd, J=17.11, 9.83, 9.58 Hz, 1 H) 5.69 ‐ 5.89 (m, 1 H) 6.65 ‐ 7.06 (m, 1 H) 8.48 ‐ 8.76 (m, 1 H)。LC‐MS (APCI): m/z 522.36 (M + H)+
中間体3
エチル(2S,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐({[(1,1‐ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)‐2‐ヒドロキシ‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキシレート
Figure 2012516351
無水1,2‐ジクロロエタン(700mL)に溶解したエチル(1R,2S)‐1‐({(4S)‐1‐[(2S)‐2‐({[(1,1‐ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)‐8‐ノネノイル]‐4‐ヒドロキシ‐L‐プロリル}アミノ)‐2‐エテニルシクロプロパンカルボキシレート中間体2(3.37g、6.5mmol)の溶液にZhan 1B触媒(950mg、1.3mmol)を添加し、反応物を排気し、窒素で数回パージした。反応物を75℃まで、窒素雰囲気下、機械的に撹拌しながら21時間加熱した。反応物を真空で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより50〜100%ヘキサン/酢酸エチルで溶離して精製し、中間体3を褐色固体として得た(1.98g、収率62%)。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) δ ppm 1.05 ‐ 1.22 (m, 3 H) 1.22 ‐ 1.44 (m, 12 H) 1.44 ‐ 1.50 (m, 1 H) 1.51 ‐ 1.59 (m, 1 H) 1.58 ‐ 1.72 (m, 1 H) 1.78 (br. s., 2 H) 2.00 ‐ 2.16 (m, 1 H) 2.21 ‐ 2.44 (m, 4 H) 2.53 ‐ 2.61 (m, 1 H) 3.34 ‐ 3.46 (m, 1 H) 3.84 ‐ 4.06 (m, 4 H) 4.07 ‐ 4.17 (m, 1 H) 4.23 (br. s., 2 H) 5.19 ‐ 5.32 (m, 1 H) 5.43 ‐ 5.63 (m, 2 H) 6.76 ‐ 7.03 (m, 1 H) 8.81 (s, 1 H)。LC‐MS (APCI): m/z 494.34 (M + H)+
中間体4
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐({[(1,1‐ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボン酸
Figure 2012516351
無水トルエン(60mL)に溶解したエチル(2S,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐({[(1,1‐ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)‐2‐ヒドロキシ‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキシレート中間体3(1.87g、3.8mmol)、8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリノール11(1.43g、4.5mmol)、およびトリフェニルホスフィン(1.19g、4.5mmol)の溶液を、真空で濃縮し微量の水を除去した。残渣を無水THF(20mL)に溶解し、0℃まで冷却した。ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.9mL、4.5mmol)を滴下し、氷浴を除去し、反応物を室温で18時間、窒素雰囲気下で撹拌した。反応物を水(20mL)で反応停止させ、等容積の酢酸エチルと水の間で分配させた。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより20〜70%ヘキサン/酢酸エチルで溶離して精製した。得られた残渣をTHF(12mL)、水(6mL)およびメタノール(6mL)の混合物に溶解し、これに水酸化リチウム(530mg、23mmol)を添加し、反応物を室温で18時間撹拌した。反応物を1N HCl(25mL)で処理し、等容積の酢酸エチルと水の間で分配させた。有機層を分離し乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮し、中間体4を黄褐色固体として得た(1.95g、収率61%)。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) δ ppm 1.17 (s, 6 H) 1.25 ‐ 1.42 (m, 15 H) 1.41 ‐ 1.55 (m, 2 H) 1.73 (br. s., 2 H) 2.10 ‐ 2.26 (m, 2 H) 2.30 ‐ 2.43 (m, 2 H) 2.58 (s, 3 H) 3.06 ‐ 3.23 (m, 1 H) 3.84 ‐ 3.92 (m, 2 H) 3.93 (s, 3 H) 4.42 ‐ 4.50 (m, 1 H) 4.53 ‐ 4.64 (m, 1 H) 5.13
‐ 5.33 (m, 1 H) 5.45 ‐ 5.58 (m, 1 H) 5.64 (br. s., 2 H) 7.05 (br. s., 1 H) 7.26 ‐ 7.36 (m, 1 H) 7.46 (s, 1 H) 7.51 (s, 1 H) 8.05 (d, J=9.43 Hz, 1 H) 8.65 (s, 1 H) 12.18 (br. s., 1 H)。LC‐MS (ESI): m/z 762.58 (M + H)+
中間体5
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド二塩酸塩
Figure 2012516351
無水DMF(15mL)に溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐({[(1,1‐ジメチルエチル)オキシ]カルボニル}アミノ)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボン酸中間体4(1.75g、2.3mmol)の溶液にN,N’‐カルボニルジイミダゾール(410mg、2.5mmol)を添加し、反応物を40℃まで、1時間窒素雰囲気下で加熱した。シクロプロパンスルホンアミド(450mg、3.7mmol)および1,8‐ジアザビシクロ[5.4.0]‐ウンデク‐7‐エン(0.37mL、2.5mmol)を添加し、反応物を40℃で18時間、窒素雰囲気下で撹拌した。反応物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、0.1N HCl(150mL)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮した。残渣を無水ジクロロメタン(20mL)に溶解し、4N HClのジオキサン溶液(5mL)で処理し、反応物を室温で3時間、窒素雰囲気下で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、酢酸エチルでトリチュレ‐トし、中間体5を黄色固体として得(1.2g、収率60%)、これをその後の反応でさらに精製せずに使用した。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) δ ppm 0.96 ‐ 1.10 (m, 2 H) 1.30 ‐ 1.37 (m, 6 H) 1.37 ‐ 1.52 (m, 4 H) 1.51 ‐ 1.64 (m, 4 H) 1.63 ‐ 1.93 (m, 4 H) 2.14 ‐ 2.28 (m, 1 H) 2.59 (s, 3 H) 2.65 ‐ 2.78 (m, 2 H) 2.89 ‐ 2.97 (m, 2 H) 3.07 ‐ 3.22 (m, 1 H) 3.97 (s, 3 H) 3.99 ‐ 4.11 (m, 2 H) 4.19 ‐ 4.36 (m, 2 H) 4.43 ‐ 4.57 (m, 1 H) 5.11 ‐ 5.24 (m, 1 H) 5.57 ‐ 5.66 (m, 1 H) 5.72 (br. s., 1 H) 7.44 (d, J=9.43 Hz, 1 H) 7.49 (s, 1 H) 7.55 (s, 1 H) 8.06 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.23 (br. s., 3 H) 9.10 (s, 1 H) 11.10 (s, 1 H)。LC‐MS (ESI): m/z 765.35 (M + H)+
8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリノール11の調製
Figure 2012516351
中間体6
アミノ(チオキソ)酢酸エチル
Figure 2012516351
0℃まで冷却させた、エーテル(200ml)中でトリエチルアミン(1ml)と混合させた[(シアノカルボニル)オキシ]エタン(25g、0.25mol)の溶液に、HSを2時間通気させた。得られた溶液を室温で一晩中撹拌し、その後、Nで負荷した。1N HCl(200ml)を導入し、さらに30分間撹拌した。エーテルで抽出し、分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させた。濾過し、蒸発させ、アミノ(チオキソ)酢酸エチル6を黄色固体として得た(32g、95%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 1.37 (t, J=7.14 Hz, 3 H) 4.34 (q, J=7.14 Hz, 2 H) 7.49 ‐ 8.43(m, 2 H) , LC‐MS (ESI): m/z 134 (M + H)+
中間体7
1‐ブロモ‐3‐メチル‐2‐ブタノン
Figure 2012516351
窒素雰囲気下、‐30℃まで冷却させた、無水メタノール(110mL)に溶解したメチルイソプロピルケトン(10.0g、114mmol)の溶液に臭素(5.8mL、114mmol)を滴下し、反応物を室温まで温め、3時間撹拌した。反応物を真空で濃縮し、ジエチルエーテルで希釈し、飽和NaHCO水溶液、その後ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより0〜60%ヘキサン/ジクロロメタンで溶離して精製し、中間体7を透明油として得、これをさらに精製せずに使用した(12.46g、収率54%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 1.07 ‐ 1.20 (m, 6 H) 2.96 (dt, J=13.79, 6.85 Hz, 1 H) 3.96 (s, 2 H)。
中間体8
4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール2‐カルボキシレート,リチウム塩
Figure 2012516351
エタノ‐ル(30mL)に溶解したアミノ(チオキソ)酢酸エチル6(4.16g、31.3mmol)の溶液に1‐ブロモ‐3‐メチル‐2‐ブタノン7(5.16g、31.3mmol)を添加し、溶液を1.5時間、窒素雰囲気下で加熱し、還流させた。反応物を室温まで冷却し、固体NaHCOを、ガス発生が停止するまで添加した。水(50mL)を添加し、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮した。反応を同一の方法で27.6mmolスケ‐ルで繰り返し、合わせ、7.46gの橙色油を得た。油をTHF(70mL)、水(15mL)およびメタノール(25mL)に溶解し、続いて無水水酸化リチウム(1.3g、54.3mmol)を添加し、溶液を室温で18時間撹拌した。反応物を真空で濃縮し、残渣をジエチルエーテル中でトリチュレートし、濾過し、中間体8を白色固体として得た(5.26g、収率50%)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ ppm 1.28 (d, J=7.02 Hz, 6 H) 3.08 (ddd, J=13.34, 6.82, 6.72 Hz, 1 H) 7.13 (d, J=0.80 Hz, 1 H)。LC‐MS (ESI): m/z 170.22 (M ‐ Li)
中間体9
1‐[2‐アミノ‐3‐メチル‐4‐(メチルオキシ)フェニル]エタノン
Figure 2012516351
0℃まで冷却させた、p‐キシレン(80mL)に溶解した2‐メチル‐3‐(メチルオキシ)アニリン(5.0g、36.5mmol)の溶液にBCl(36.5mL)を1Mのジクロロメタン溶液として添加し、30分間0℃で窒素雰囲気下撹拌した。アセトニトリル(2.6mL、54.7mmol)を添加し、溶液をさらに30分間0℃で撹拌した。AlCl(4.87g、36.5mmol)を無水ジクロロメタン(50mL)中に窒素雰囲気下で懸濁させ、0℃まで冷却した。キシレン溶液を滴下漏斗に移し、ジクロロメタン反応物に滴下した。反応物を0℃で45分間撹拌し、ジクロロメタンを真空で除去した。キシレン溶液を70℃まで18時間加熱し、室温まで冷却させた。水(80mL)を添加し、溶液を70℃まで1時間加熱し、室温まで冷却させた。反応物を酢酸エチルで希釈し、水層を分離した。有機層を等容積の水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮した。残渣に5:1ヘキサン:ジエチルエーテルを添加し、沈殿を濾過により回収し、中間体9を白色固体として得た(4.66g、収率71%)。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) δ ppm 1.87 (s, 3 H) 2.42 (s, 3 H) 3.77 (s, 3 H) 6.30 (d, J=9.04 Hz, 1 H) 7.03 (br. s., 2 H) 7.65 (d, J=9.04 Hz, 1 H)。LC‐MS (ESI): m/z 180.10 (M + H)+
中間体10
N‐[6‐アセチル‐2‐メチル‐3‐(メチルオキシ)フェニル]‐4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐カルボキサミド
Figure 2012516351
DMF(42ml)に溶解した4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐カルボン酸リチウム塩8(2.86g、0.016mmol)の溶液にHATU(11.03g、0.029mmol)を添加し、20分間室温で撹拌し、その後、1‐[2‐アミノ‐3‐メチル‐4‐(メチルオキシ)フェニル]エタノン9(2.595g、0.0145mmol)を添加した。一晩中撹拌し続けた。反応混合物を水と酢酸エチル中で分配させた。分離し、水相中で生成物が検出されなくなるまで、水層を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせ、MgSO上で乾燥させた。濾過し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン,0〜50%)により精製し、N‐[6‐アセチル‐2‐メチル‐3‐(メチルオキシ)フェニル]‐4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐カルボキサミド10を固体として得た(1.92g,40%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐ d) δ ppm 1.39 (d, J=6.78 Hz, 6 H) ,2.15(s, 3 H) , 2.57 (s, 3 H) , 3.21 (s, 1H) , 3.91 (s, 3 H), 6.77 (d, J=8.61 Hz, 1 H), 7.15 (s, 1 H), 7.74 (d, J=8.61 Hz, 1 H), 11.28 (s, 1 H) , LC‐MS (ESI): m/z 333 (M + H)+
中間体11
8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリノール
Figure 2012516351
無水tert‐ブタノール(90mL)に溶解したN‐[6‐アセチル‐2‐メチル‐3‐(メチルオキシ)フェニル]‐4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐カルボキサミド10(3.22g、9.7mmol)の溶液に固体カリウムtert‐ブトキシド(2.3g、20.4mmol)を添加し、反応物を窒素雰囲気下で18時間、加熱し、還流させた。反応物を室温まで冷却し、tert‐ブタノールを真空で除去し、残渣を酢酸エチルと等容積の0.15N HCl水溶液の間で分配させた。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮し中間体11を褐色固体として得た(3.03g、収率99%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 1.31 ‐ 1.41 (m, 6 H) 2.42 (s, 3 H) 3.17 (dt, J=13.49, 6.80 Hz, 1 H) 3.97 (s, 3 H) 6.83 (br. s., 1 H) 7.02 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 7.09 (s, 1 H) 8.24 (d, J=8.83 Hz, 1 H) 9.63 (br. s., 1 H)。LC‐MS (ESI): m/z 315.14 (M + H)+
実施例1
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐{[(フェニルアミノ)カルボニル]アミノ}‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
無水THF(0.6mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド二塩酸塩5(50mg、0.06mmol)の懸濁液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.03mL、0.18mmol)、続いてイソシアン酸フェニル(0.007mL、0.066mmol)を添加し、溶液を室温で窒素雰囲気下4時間撹拌した。反応物を真空で濃縮し、HPLCにより10〜90%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し、(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐{[(フェニルアミノ)カルボニル]アミノ}‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミドを黄色固体として得た(29mg、収率55%)。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) δ ppm 0.93 ‐ 1.13 (m, 4 H) 1.23 (br. s., 2 H) 1.34 (d, J=6.82 Hz, 6 H) 1.36 ‐ 1.51 (m, 4 H) 1.51 ‐ 1.60 (m, 2 H) 1.65 ‐ 1.82 (m, 2 H) 2.28 ‐ 2.46 (m, 2 H) 2.57 (s, 3 H) 2.60 ‐ 2.75 (m, 2 H) 2.90 (br. s., 1 H) 3.09 ‐ 3.21 (m, 1 H) 3.86 (s, 3 H) 3.91 ‐ 4.00 (m, 1 H) 4.04 (s, 2 H) 4.21 ‐ 4.43 (m, 2 H) 4.66 ‐ 4.81 (m, 1 H) 5.08 ‐ 5.24 (m, 1 H) 5.52 ‐ 5.62 (m, 1 H) 5.65 (br. s., 1 H) 6.47 (d, J=7.42 Hz, 1 H) 6.84 ‐ 6.95 (m, 1 H) 7.02 (br. s., 1 H) 7.17 (t, J=7.83 Hz, 2 H) 7.21 ‐ 7.28 (m, 2 H) 7.47 (s, 1 H) 7.54 (s, 1 H) 8.06 (d, J=9.23 Hz, 1 H) 8.45 (br. s., 1 H) 8.78 (br. s., 1 H) 11.09 (br. s., 1 H)。C45H54N7O8S2 (M + H)+ に対するHRMS 計算値: 884.3475, 観測値: 884.3497。
実施例2
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(ジエチルアミノ)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
0℃で、THF(5mL)に溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド二塩酸塩(5)(50mg、0.06mmol)の撹拌溶液に、N,N‐ジイソプロピルエチルアミン(34mg、0.3mmol)およびトリホスゲン(12mg、0.04mmol)を添加した。得られた混合物を撹拌しながら、6時間にわたって室温まで自然に温め、その後ジエチルアミン(22mg、0.3mmol)を添加した。さらに4時間撹拌し続けた。溶媒を蒸発させた後、粗生成物をRP HPLC(C‐18、20〜90%アセトニトリル/水(0.1%ギ酸))により精製し、(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(ジエチルアミノ)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミドを白色泡として得た(36mg、収率69%)。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.08 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 7.60 (s, 1 H) 6.89 ‐ 7.30 (m, 2 H) 5.59 ‐ 5.75 (m, 1 H) 5.55 (br. s., 1 H) 5.06 (t, J=9.43 Hz, 1 H) 4.55 ‐ 4.75 (m, 2 H) 4.40 (dd, J=10.83, 2.61 Hz, 1 H) 4.09 (dd, J=11.54, 3.51 Hz, 1 H) 3.92 (s, 3 H) 3.03 ‐ 3.23 (m, 5 H) 2.88 (ddd, J=6.32, 3.11, 3.01 Hz, 1 H) 2.71 ‐ 2.81 (m, 1 H) 2.57 (s, 5 H) 2.38 (d, J=8.63 Hz, 1 H) 1.78 ‐ 2.04 (m, 2 H) 1.70 (dd, J=8.03, 5.42 Hz, 1 H) 1.39 ‐ 1.62 (m, 6 H) 1.15 ‐ 1.40 (m, 9 H) 1.03 ‐ 1.15 (m, 2 H) 0.97 (t, 7 H) LC‐MS (ESI): m/z 865.7 (M + H)+
実施例3
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐[(アミノカルボニル)アミノ]‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐[(アミノカルボニル)アミノ]‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(27.8mg、収率58%)を、2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド二塩酸塩(5)(50mg、0.06mmol)、トリホスゲン(12mg、0.04mmol)およびアンモニア水溶液から、実施例2で概説した同様の手順により泡として得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.05 (d, J=6.02 Hz, 3 H) 7.58 (s, 1 H) 7.19 ‐ 7.38 (m, 3 H) 5.58 ‐ 5.79 (m, 1 H) 5.47 ‐ 5.58 (m, 1 H) 4.96 ‐ 5.14 (m, 1 H) 4.59 (s, 3 H) 4.29 ‐ 4.49 (m, 2 H) 4.03 ‐ 4.26 (m, 2 H) 3.93 (s, 4 H) 3.06 ‐ 3.24 (m, 2 H) 2.81 ‐ 3.00 (m, 2 H) 2.65 ‐ 2.81 (m, 2 H) 2.29 ‐ 2.49 (m, 2 H) 1.74 ‐ 1.98 (m, 2 H) 1.63 ‐ 1.74 (m, 1 H) 1.36 (m, 15 H) 1.07 (br. s., 2 H) 0.96 (なし, 1 H)LC‐MS (ESI): m/z 808.6 (M + H)+
実施例4
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(3,3‐ジエチルウレイド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
2‐ブロモ‐1‐シクロプロピルエタノン、中間体12
Figure 2012516351
MeOH(100mL)に溶解したシクロプロピルメチルケトン(20.7mL、220mmol)の溶液を、臭素(11.3mL、220mmol)により、‐5℃で2時間処理した。50mLの水を添加し、反応物を室温まで一晩中温めた。混合物を水(150mL)で希釈し、エチルエーテルで抽出した。有機相を分離し、NaHCOで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮して乾燥させ、淡黄色油を得た(35g、99%)。
1H NMR (CDCl3) δ 0.91‐1.02 (m, 2H), 1.03‐1.16 (m, 2H), 2.08‐2.20 (m, 1H), 4.02 (s, 2H)。
4‐シクロプロピル‐チアゾール-2‐カルボン酸エチルエステル、中間体13
Figure 2012516351
エタノ‐ル(50mL)に溶解した2‐ブロモ‐1‐シクロプロピル‐エタノン(中間体12)(6.80g、42.0mmol)およびアミノ‐チオキソ‐酢酸エチルエステル(中間体6)(4.66g、35.0mmol)の溶液を、1時間加熱し、還流させた。反応混合物を濃縮して乾燥させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル=4:1)により精製し、標題化合物を得た(6.7g、98%)。
(C9H11NO2S+H)+に対するMS計算値:198.06
MS観測値:(M+H)+=198.05
4‐シクロプロピル‐チアゾール-2‐カルボニルクロリド、中間体14
Figure 2012516351
4‐シクロプロピル‐チアゾール-2‐カルボン酸エチルエステル(中間体13)(3.71g、18.8mmol)を、NaOH(1.21g、30.1mmol)を含む水(25mL)で処理した。得られた混合物を室温で一晩中撹拌した。反応物をエチルエーテルで2回抽出した。水相を1N HClを用いてpH2に調節し、エチルエーテルで抽出した。有機相を分離し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残渣をCHClで希釈し、塩化オキサリル(3.28mL、37.6mmol)を添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。混合物を濃縮し標題化合物14を油として得た(2.86g、80%)。
N‐(6‐アセチル‐2‐クロロ‐3‐メトキシフェニル)‐4‐シクロプロピルチアゾール-2‐カルボキサミド、中間体15
Figure 2012516351
CHCl(40mL)に溶解した1‐(2‐アミノ‐3‐クロロ‐4‐メトキシ‐フェニル)‐エタノン(中間体9)(3.32g、13.8mmol)およびピリジン(3.35mL、41.4mmol)の溶液を4‐シクロプロピル‐チアゾール-2‐カルボニルクロリド(中間体14)で、室温にて2時間処理した。混合物をCHClで希釈し、ブラインで洗浄した。有機相を分離し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル=1:1)により精製し、標題化合物15を得た(3.54g、60%)。
(C16H15ClN2O3S + H)+ に対するMS計算値:351.05
MS観測値: (M+H)+ = 351.05
8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐オール、中間体16
Figure 2012516351
ピリジン(30mL)に溶解したN‐(6‐アセチル‐2‐クロロ‐3‐メトキシフェニル)‐4‐シクロプロピルチアゾール-2‐カルボキサミド(中間体15)(2.45g、7.00mmol)の溶液をKOH(982mg、17.5mmol)で室温にて処理し、反応物を110℃まで2時間加熱した。反応混合物を濃縮して乾燥させた。残渣を水で希釈し、酢酸により中和した。沈殿を濾過し標題化合物16を黄色固体として得た(1.93g、83%)。
(C16H13ClN2O2S + H)+に対するMS計算値: 333.05
MS観測値: (M+H)+ = 333.10
4,8‐ジクロロ2‐(4‐シクロプロピル‐チアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐キノリン、中間体17
Figure 2012516351
8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピル‐チアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐キノリン‐4‐オール(中間体16)(1.93g、5.81mmol)およびPOCl(5.32mL、58.1mmol)を室温で混合し、混合物を110℃まで1時間加熱した。混合物を濃縮して乾燥させた。残渣をCHClに溶解し、NaHCOで洗浄した。有機相を分離し、乾燥させ(NaSO)、濃縮して標題化合物17を得た(2.01g、99%)。
(C16H12Cl2N2OS + H)+ に対するMS計算値:351.01
MS観測値: (M+H)+ = 350.7
t‐ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐14a‐(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イルカルバメート、中間体18
Figure 2012516351
DMSO(3mL)に溶解した4,8‐ジクロロ2‐(4‐シクロプロピル‐チアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐キノリン(68mg、0.193mmol)およびt‐ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐14a‐(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)‐2‐ヒドロキシ‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a、14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イルカルバメート(100mg、0.176mmol)の溶液をカリウムt‐ブトキシド(119mg、1.06mmol)で室温にて一晩中処理した。反応物をCHClで希釈し、ブラインで洗浄した。有機相を分離し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残渣を分取TLC(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル=1:1)により精製し、標題化合物18を得た(97mg、63%)。
(C42H51ClN6O9S2 + H)+ に対するMS計算値:883.3
MS観測値:(M+H)+ = 883.1
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐アミノ‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド塩酸塩、中間体19
Figure 2012516351
t‐ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐14a‐(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イルカルバメート(中間体18)(97mg)をHCl(0.5mL、4.0Mのジオキサン溶液)で室温にて一晩中処理した。反応物を濃縮し、標題化合物19を黄色固体として得た(80mg、89%)。
(C37H44Cl2N6O7S2 + H ‐ HCl)+ に対するMS計算値:783.2
MS観測値:(M+H)+ = 783.1
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(3,3‐ジエチルウレイド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
THF(1mL)に溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐アミノ‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド塩酸塩(中間体19)(80mg、0.10mmol)およびTEA(56μL、0.40mmol)の溶液をジエチルカルバミルクロリド(19μL、0.15mmol)で室温にて一晩中処理した。反応物を濃縮して乾燥させた。残渣を分取TLC(シリカ、酢酸エチル)により精製し、標題化合物実施例4を得た(48mg、55%)。
1H NMR (CD3OD) δ 0.84‐1.14 (m, 16H), 1.27‐1.62 (m, 12H), 1.79‐1.92 (m, 2H), 2.16‐2.22 (m, 1H), 2.31‐2.37 (m, 1H), 2.64‐2.76 (m, 2H), 2.92 (s, 1H), 3.14‐3.27 (m, 4H), 4.06 (s, 3H), 4.18‐4.21 (m, 1H), 4.46‐4.48 (m, 1H), 4.66‐4.69 (m, 1H), 5.07 (m, 1H), 5.52‐5.59 (m, 1H), 5.71‐5.74 (m, 1H), 7.13 (s, 1H), 7.29 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 8.19 (d, J = 9.3 Hz, 1H)。
(C42H52ClN7O8S2 + H)+ に対するMS計算値:882.3
MS観測値:(M+H)+ = 882.1
実施例5
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐6‐({[エチル(1‐メチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
エチル(1‐メチルエチル)カルバミン酸クロリド
Figure 2012516351
0℃まで冷却した無水THF(15mL)に溶解したエチルイソプロピルアミン(500mg、5.7mmol)の溶液に、ピリジン(0.92mL、11.4mmol)、続いてトリホスゲン(850mg、2.9mmol)を無水THF(10mL)の溶液として添加し、反応物を室温まで温め、3.5時間撹拌した。反応物を真空で濃縮し、残渣をジクロロメタンに溶解し、等容積の0.1N HClで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮し、生成物を褐色油として得(743mg、収率87%)、さらにキャラクタリゼ‐ションせずに続行させた。
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐6‐({[エチル(1‐メチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
無水THF(1mL)に溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド塩酸塩中間体19(60mg、0.07mmol)および4‐ジメチルアミノピリジン(3mg、0.02mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.06mL、0.35mmol)およびエチル(1‐メチルエチル)カルバミン酸クロリド(14mg、0.09mmol)を添加し、反応物を60℃まで5時間加熱した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し、標題化合物実施例5をオフホワイトの固体として得た(24.5mg、収率40%)。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) d ppm 0.81 ‐ 1.12 (m, 16 H) 1.17 ‐ 1.30 (m, 2 H) 1.39 (br. s., 5 H) 1.55 (d, J=8.79 Hz, 2 H) 1.70 (br. s., 1 H) 1.88 (br. s., 1 H) 2.11 ‐ 2.24 (m, 1 H) 2.28 ‐ 2.46 (m, 2 H) 2.57 (s, 3 H) 2.61 ‐ 2.77 (m, 2 H) 2.83 ‐ 2.94 (m, 1 H) 2.94 ‐ 3.11 (m, 2 H) 3.91 (d, J=2.74 Hz, 2 H) 3.94 (s, 3 H) 4.06 (quin, J=6.69 Hz, 1 H) 4.18 (br. s., 1 H) 4.39 (dd, J=9.87, 6.94 Hz, 1 H) 4.69 ‐ 4.91 (m, 1 H) 5.05 ‐ 5.20 (m, 1 H) 5.62 (br. s., 2 H) 6.11 (d, J=6.64 Hz, 1 H) 7.26 (d, J=9.38 Hz, 1 H) 7.42 (s, 1 H) 7.50 (s, 1 H) 8.14 (d, J=9.19 Hz, 1 H) 8.81 (br. s., 1 H) 11.11 (s, 1 H)。C44H58N7O8S2 (M + H)+ に対するHRMS 計算値: 876.3788, 観測値: 876.3783。
実施例6
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐6‐{[(ジメチルアミノ)カルボニル]アミノ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
無水THF(1mL)に溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド塩酸塩中間体19(75mg、0.09mmol)および4‐ジメチルアミノピリジン(4mg、0.04mmol)の溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.45mmol)およびジメチルカルバモイルクロリド(13mg、0.11mmol)を添加し、反応物を60℃まで3時間加熱した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し、標題化合物をオフホワイトの固体として得た(57mg、収率76%)。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) d ppm 0.85 ‐ 0.94 (m, 2 H) 0.93 ‐ 1.13 (m, 6 H) 1.24 (br. s., 2 H) 1.31 ‐ 1.48 (m, 5 H) 1.49 ‐ 1.62 (m, 2 H) 1.70 (br. s., 1 H) 1.88 (br. s., 1 H) 2.05 ‐ 2.24 (m, 1 H) 2.27 ‐ 2.46 (m, 2 H) 2.57 (s, 3 H) 2.60 ‐ 2.70 (m, 2 H) 2.73 (s, 6 H) 2.85 ‐ 3.01 (m, 1 H) 3.82 ‐ 4.02 (m, 4 H) 4.08 ‐ 4.22 (m, 1 H) 4.26 ‐ 4.42 (m, 1 H) 4.66 ‐ 4.89 (m, 1 H) 5.03 ‐ 5.25 (m, 1 H) 5.62 (br. s., 2 H) 6.32 (br. s., 1 H) 7.32 (d, J=9.19 Hz, 1 H) 7.43 (s, 1 H) 7.51 (s, 1 H) 8.18 (d, J=9.19 Hz, 1 H) 8.74 (br. s., 1 H) 11.09 (br. s., 1 H)。C41H52N7O8S2 (M + H)+ に対するHRMS 計算値: 834.3319, 観測値: 834.3315。
実施例7
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐6‐({[メチル(1‐メチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
メチル(1‐メチルエチル)カルバミン酸クロリド
Figure 2012516351
0℃まで冷却した無水THF(20mL)に溶解したメチルイソプロピルアミン(500mg、6.8mmol)の溶液にピリジン(1.1mL、13.7mmol)、続いてトリホスゲン(1.01g、3.4mmol)を無水THF(15mL)に溶解した溶液として添加し、反応物を室温まで温め、3.5時間撹拌した。反応物を真空で濃縮し、残渣をジクロロメタンに溶解し、等容積の0.1N HClで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮し、生成物を黄色油として得(881mg、収率96%)、これをさらにキャラクタリゼ‐ションせずに使用した。
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐6‐({[メチル(1‐メチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
無水THF(1mL)に溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド塩酸塩(中間体19)(75mg、0.09mmol)および4‐ジメチルアミノピリジン(4mg、0.04mmol)の溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.45mmol)およびメチル(1‐メチルエチル)カルバミン酸クロリド(15mg、0.11mmol)を添加し、反応物を60℃まで3時間加熱した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより、10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(47mg、収率60%)。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) d ppm 0.85 ‐ 0.95 (m, 6 H) 0.94 ‐ 1.14 (m, 6 H) 1.23 (br. s., 2 H) 1.36 (br. s., 6 H) 1.50 ‐ 1.60 (m, 2 H) 1.69 (br. s., 1 H) 1.87 (br. s., 1 H) 2.12 ‐ 2.27 (m, 1 H) 2.29 ‐ 2.46 (m, 3 H) 2.55 (s, 3 H) 2.57 (s, 3 H) 2.61 ‐ 2.77 (m, 2 H) 2.81 ‐ 2.98 (m, 1 H) 3.84 ‐ 3.91 (m, 1 H) 3.95 (s, 3 H) 4.02 ‐ 4.24 (m, 2 H) 4.37 (dd, J=9.97, 6.84 Hz, 1 H) 4.76 ‐ 4.88 (m, 1 H) 5.12 (t, J=9.19 Hz, 1 H) 5.54 ‐ 5.71 (m, 2 H) 6.24 (d, J=6.64 Hz, 1 H) 7.27 (d, J=9.38 Hz, 1 H) 7.42 (s, 1 H) 7.50 (s, 1 H) 8.19 (d, J=9.19 Hz, 1 H) 8.79 (s, 1 H) 11.10 (s, 1 H)。C43H56N7O8S2 (M + H)+ に対するHRMS 計算値:862.3632, 観測値: 862.3625。
実施例8
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐({[ビス(1‐メチルエチル)アミノ]カルボニル}アミノ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
無水THF(1mL)に溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド塩酸塩(中間体19)(75mg、0.09mmol)および4‐ジメチルアミノピリジン(4mg、0.04mmol)の溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.08mL、0.45mmol)およびジイソプロピルカルバモイルクロリド(19mg、0.11mmol)を添加し、反応物を60℃まで3時間加熱した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより、10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(35mg、収率44%)。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) d ppm 0.79 ‐ 1.14 (m, 16 H) 1.14 ‐ 1.31 (m, 3 H) 1.38 (br. s., 6 H) 1.56 (d, J=8.79 Hz, 2 H) 1.71 (br. s., 1 H) 1.83 (br. s., 1 H) 2.14 ‐ 2.27 (m, 1 H) 2.28 ‐ 2.47 (m, 3 H) 2.57 (s, 3 H) 2.61 ‐ 2.77 (m, 2 H) 2.90 (br. s., 1 H) 3.49 ‐ 3.68 (m, 2 H) 3.73 ‐ 3.99 (m, 5 H) 4.11 (br. s., 1 H) 4.42 (dd, J=10.16, 6.84 Hz, 1 H) 4.80 ‐ 4.94 (m, 1 H) 5.04 ‐ 5.19 (m, 1 H) 5.62 (br. s., 2 H) 6.00 (br. s., 1 H) 7.26 (d, J=9.38 Hz, 1 H) 7.41 (s, 1 H) 7.49 (s, 1 H) 8.07 (d, J=9.19 Hz, 1 H) 8.87 (br. s., 1 H) 11.11 (br. s., 1 H)。C45H60N7O8S2 (M + H)+ に対するHRMS 計算値: 890.3945, 観測値: 890.3939。
実施例9
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐6‐({[(1,1‐ジメチルエチル)(メチル)アミノ]カルボニル}アミノ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
(1,1‐ジメチルエチル)メチルカルバミン酸クロリド
Figure 2012516351
0℃まで冷却した無水THF(15mL)に溶解したtert‐ブチルメチルアミン(500mg、5.7mmol)の溶液にピリジン(0.92mL、11.4mmol)、続いてトリホスゲン(850mg、2.9mmol)を無水THF(10mL)に溶解した溶液として添加し、反応物を室温まで温め、3.5時間撹拌した。反応物を真空で濃縮し、残渣をジクロロメタンに溶解し、等容積の0.1N HClで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、真空で濃縮し、生成物を黄色固体として得(391mg、収率46%)、これをさらにキャラクタリゼ‐ションせずに使用した。
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐6‐({[(1,1‐ジメチルエチル)(メチル)アミノ]カルボニル}アミノ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
無水THF(1mL)に溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐8‐メチル‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド塩酸塩(中間体19)(95mg、0.11mmol)および4‐ジメチルアミノピリジン(13mg、0.11mmol)の溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.115mL、0.66mmol)およびtert‐ブチルメチルカルバモイルクロリド(25mg、0.17mmol)を添加し、反応物を60℃まで3時間加熱した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより、10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(7mg、収率7%)。1H NMR (400 MHz, DMSO‐d6) d ppm 0.79 ‐ 1.14 (m, 10 H) 1.14 ‐ 1.29 (m, 6 H) 1.39 (br. s., 6 H) 1.50 ‐ 1.63 (m, 2 H) 1.70 (br. s., 1 H) 1.77 ‐ 1.90 (m, 1 H) 2.12 ‐ 2.28 (m, 1 H) 2.26 ‐ 2.46 (m, 3 H) 2.57 (s, 3 H) 2.67 (s, 4 H) 2.91 (qd, 1 H) 3.82 ‐ 4.00 (m, 5 H) 4.07 (br. s., 1 H) 4.40 (dd, J=10.06, 6.74 Hz, 1 H) 4.78 ‐ 4.90 (m, 1 H) 5.04 ‐ 5.20 (m, 1 H) 5.49 ‐ 5.69 (m, 2 H) 6.15 ‐ 6.27 (m, 1 H) 7.26 (d, J=9.19 Hz, 1 H) 7.39 ‐ 7.46 (m, 1 H) 7.50 (s, 1 H) 8.07 (d, J=9.19 Hz, 1 H) 8.86 (br. s., 1 H) 11.10 (s, 1 H)。C44H58N7O8S2 (M + H)+ に対するHRMS 計算値: 876.3788, 観測値: 876.3782。
実施例10
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(ジメチルアミノ)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.05g、0.06mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.077g、0.6mmol)およびトリホスゲン(0.018g、0.06mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。ジメチルアミン(1mLの2M溶液)を添加した。反応物を16時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し、標題化合物をオフホワイトの固体として得た(9mg、収率18%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.89 ‐ 0.99 (m, 1 H) 1.05 ‐ 1.19 (m, 2 H) 1.29 ‐ 1.37 (m, 2 H) 1.40 (d, J=6.53 Hz, 6 H) 1.44 ‐ 1.55 (m, 5 H) 1.62 (dd, J=9.29, 5.77 Hz, 2 H) 1.84 (br. s., 1 H) 1.89 ‐ 1.95 (m, 2 H) 2.24 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 2.64 (s, 3 H) 2.69 ‐ 2.76 (m, 2 H) 2.86 ‐ 2.94 (m, 6 H) 3.16 ‐ 3.28 (m, 1 H) 3.49 (s, 1 H) 3.74 (s, 1 H) 3.88 (s, 2 H) 4.05 ‐ 4.13 (m, 1 H) 4.41 (br. s., 1 H) 4.55 (d, J=11.54 Hz, 1 H) 4.63 (s, 1 H) 4.88 (d, J=6.53 Hz, 1 H) 5.03 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 5.51 (d, J=1.00 Hz, 1 H) 5.75 (d, J=9.29 Hz, 1 H) 7.04 (s, 1 H) 7.08 (d, J=9.29 Hz, 1 H) 7.47 (s, 1 H) 7.94 ‐ 8.03 (m, 2 H) 10.46 (br. s., 1 H). LCMS 836 (M + H)。
実施例11
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐({[(2R,6S)‐2,6‐ジメチル4‐モルホリニル]カルボニル}アミノ)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.05g、0.06mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.077g、0.6mmol)およびトリホスゲン(0.018g、0.06mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。シス2,6‐ジメチルモルホリン(0.036g、0.32mmol)を添加した。反応物を16時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し、標題化合物をオフホワイトの固体として得た(18mg、収率31%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.88 ‐ 1.00 (m, 1 H) 1.17 (dd, J=6.15, 3.89 Hz, 4 H) 1.39 ‐ 1.46 (m, 6 H) 1.46 ‐ 1.57 (m, 6 H) 1.87 ‐ 2.01 (m, 3 H) 2.27 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 2.37 ‐ 2.54 (m, 3 H) 2.64 (s, 6 H) 2.69 (s, 3 H) 2.75 (d, J=7.03 Hz, 2 H) 2.87 ‐ 2.97 (m, 1 H) 3.20 ‐ 3.30 (m, 1 H) 3.46 ‐ 3.58 (m, 2 H) 3.62 (d, J=13.30 Hz, 1 H) 3.97 (s, 3 H) 4.07 ‐ 4.16 (m, 1 H) 4.46 (br. s., 1 H) 4.63 (s, 1 H) 4.68 ‐ 4.75 (m, 1 H) 4.97 (d, J=7.53 Hz, 1 H) 5.02 (d, J=9.54 Hz, 1 H) 5.56 (br. s., 1 H) 5.75 (d, J=9.29 Hz, 1 H) 6.79 ‐ 6.90 (m, 1 H) 7.05 (s, 1 H) 7.15 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 7.53 ‐ 7.60 (m, 1 H) 8.03 (s, 1 H) 8.07 (d, J=9.29 Hz, 1 H) 10.25 (br. s., 1 H)。LCMS 906 (M + H)。
実施例12
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(1,1‐ジオキシド‐4‐チオモルホリニル)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.05g、0.06mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.077g、0.6mmol)およびトリホスゲン(0.018g、0.06mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。チオモルホリン1,1‐ジオキシド(0.043g、0.32mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(32mg、収率55%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d)・ δ ppm 0.88 ‐ 1.04 (m, 1 H) 1.07 ‐ 1.24 (m, 2 H) 1.31 (d, J=4.52 Hz, 2 H) 1.38 ‐ 1.47 (m, 5 H) 1.46 ‐ 1.58 (m, 5 H) 1.58 ‐ 1.73 (m, 2 H) 1.75 ‐ 1.86 (m, 2 H) 1.97 (d, J=1.25 Hz, 2 H) 2.23 (d, 1 H) 2.53 ‐ 2.65 (m, 1 H) 2.68 (s, 3 H) 2.72 ‐ 2.97 (m, 8 H) 3.19 ‐ 3.33 (m, 1 H) 3.64 (br. s., 3 H) 3.97 (s, 3 H) 4.02 ‐ 4.14 (m, 1 H) 4.31 ‐ 4.40 (m, 1 H) 4.61 ‐ 4.74 (m, 2 H) 5.03 (br. s., 1 H) 5.32 (br. s., 1 H) 5.57 (br. s., 1 H) 5.74 (br. s., 1 H) 6.77 ‐ 6.90 (m, 1 H) 7.07 (br. s., 1 H) 7.18 (d, J=9.29 Hz, 1 H) 7.47 ‐ 7.60 (m, 1 H) 7.95 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 8.01 (s, 1 H) 10.18 ‐ 10.27 (m, 1 H)。LCMS 926 (M + H)。
実施例13
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐{[(4‐シクロペンチル‐1‐ピペラジニル)カルボニル]アミノ}‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.05g、0.06mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.077g、0.6mmol)およびトリホスゲン(0.018g、0.06mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。1‐シクロペンチルピペラジン(0.049g、0.32mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(6mg、収率10%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d)・ δ ppm 0.86 ‐ 0.99 (m, 1 H) 1.04 ‐ 1.21 (m, 2 H) 1.26 (d, J=6.02 Hz, 2 H) 1.40 (d, J=7.03 Hz, 6 H) 1.42 ‐ 1.55 (m, 8 H) 1.57 ‐ 1.77 (m, 6 H) 1.77 ‐ 1.95 (m, 6 H) 2.23 (q, J=8.45 Hz, 1 H) 2.53 ‐ 2.63 (m, 1 H) 2.66 (s, 4 H) 2.68 ‐ 2.83 (m, 5 H) 2.85 ‐ 2.96 (m, 1 H) 3.22 (dq, J=7.03, 6.86 Hz, 1 H) 3.46 (br. s., 4 H) 3.93 (s, 3 H) 4.08 (dd, J=11.17, 3.64 Hz, 1 H) 4.32 ‐ 4.42 (m, 1 H) 4.61 ‐ 4.72 (m, 1 H) 4.98 (t, J=9.41 Hz, 1 H) 5.51 (br. s., 2 H) 5.69 (q, J=8.95 Hz, 1 H) 7.03 (s, 1 H) 7.12 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 7.48 (s, 1 H) 7.62 (br. s., 1 H) 8.02 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 8.30 (s, 1 H)。LCMS 945 (M + H)。
実施例14
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐6‐[(4‐モルホリニルカルボニル)アミノ]‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.066g、0.08mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.02g、0.16mmol)およびトリホスゲン(0.023g、0.08mmol))を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。モルホリン(0.026g、0.30mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(39mg、収率52%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d)・ δ ppm 0.89 ‐ 1.00 (m, 1 H) 1.10 (br. s., 2 H) 1.27 ‐ 1.36 (m, 2 H) 1.41 (d, J=7.03 Hz, 6 H) 1.44 ‐ 1.55 (m, 6 H) 1.62 (ddd, J=7.22, 4.96, 2.64 Hz, 3 H) 1.92 ‐ 1.99 (m, 2 H) 2.25 (s, 1 H) 2.20 ‐ 2.31 (m, 1 H) 2.52 ‐ 2.63 (m, 1 H) 2.69 (s, 3 H) 2.71 ‐ 2.77 (m, 2 H) 2.92 (br. s., 1 H) 3.17 ‐ 3.35 (m, 4 H) 3.63 (d, J=4.27 Hz, 4 H) 3.97 (s, 3 H) 4.07 ‐ 4.18 (m, 1 H) 4.41 ‐ 4.51 (m, 1 H) 4.62 (t, J=7.28 Hz, 2 H) 4.93 (br. s., 1 H) 5.03 (br. s., 1 H) 5.57 (d, J=1.25 Hz, 1 H) 5.69 ‐ 5.81 (m, 1 H) 6.75 ‐ 6.84 (m, 1 H) 7.06 (s, 1 H) 7.15 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 7.56 (br. s., 1 H) 8.03 (d, J=9.04 Hz, 1 H) 10.20 ‐ 10.30 (m, 1 H)。LCMS 878 (M + H)。
実施例15
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐[(1‐ピロリジニルカルボニル)アミノ]‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.062g、0.07mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.019g、0.15mmol)およびトリホスゲン(0.022g、0.07mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。ピロリジン(0.021g、0.30mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌し、真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(31mg、収率44%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.87 ‐ 1.01 (m, 1 H) 1.06 ‐ 1.24 (m, 2 H) 1.29 ‐ 1.38 (m, 2 H) 1.42 (d, J=6.78 Hz, 6 H) 1.45 ‐ 1.60 (m, 6 H) 1.66 ‐ 1.77 (m, 1 H) 1.82 ‐ 1.98 (m, 6 H) 2.27 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 2.52 ‐ 2.63 (m, 1 H) 2.67 (s, 3 H) 2.73 (br. s., 2 H) 2.92 (s, 1 H) 3.30 (d, J=6.27 Hz, 4 H) 3.23 ‐ 3.35 (m, 3 H) 3.93 (s, 3 H) 4.09 ‐ 4.23 (m, 1 H) 4.47 ‐ 4.56 (m, 1 H) 4.62 (br. s., 2 H) 4.66 ‐ 4.74 (m, 1 H) 4.97 ‐ 5.07 (m, 1 H) 5.54 ‐ 5.61 (m, 1 H) 5.69 ‐ 5.83 (m, 1 H) 7.06 (s, 1 H) 7.09 ‐ 7.17 (m, 1 H) 7.61 (br. s., 1 H) 8.05 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 10.30 ‐ 10.42 (m, 1 H)。LCMS 862 (M + H)。
実施例16
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐[(1‐ピペリジニルカルボニル)アミノ]‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.062g、0.07mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.019g、0.15mmol)およびトリホスゲン(0.022g、0.07mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。ピペリジン(0.025g、0.30mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌し、真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(37mg、収率54%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.85 ‐ 1.00 (m, 1 H) 1.04 ‐ 1.22 (m, 2 H) 1.33 (br. s., 2 H) 1.41 (d, J=7.03 Hz, 6 H) 1.45 ‐ 1.71 (m, 15 H) 1.91 ‐ 1.99 (m, 2 H) 2.25 (d, J=8.53 Hz, 1 H) 2.54 ‐ 2.63 (m, 1 H) 2.67 (s, 3 H) 2.70 ‐ 2.77 (m, 2 H) 2.92 (s, 1 H) 3.18 ‐ 3.28 (m, 2 H) 3.32 (d, J=4.77 Hz, 2 H) 3.93 (s, 3 H) 4.07 ‐ 4.17 (m, 1 H) 4.38 ‐ 4.51 (m, 1 H) 4.62 (br. s., 2 H) 4.88 (br. s., 1 H) 4.98 ‐ 5.09 (m, 1 H) 5.55 (br. s., 1 H) 5.69 ‐ 5.82 (m, 1 H) 6.90 ‐ 7.02 (m, 1 H) 7.05 (s, 1 H) 7.09 ‐ 7.15 (m, 1 H) 7.48 ‐ 7.61 (m, 1 H) 8.08 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 10.29 ‐ 10.37 (m, 1 H)。LCMS 876 (M + H)。
実施例17
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐({[エチル(メチル)アミノ]カルボニル}アミノ)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)に溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.048g、0.06mmol)にトリエチルアミン(0.018g、0.18mmol)およびトリホスゲン(0.020g、0.06mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌し、その後、エチルアミン(0.054g、0.30mmol)の溶液に添加した。反応物を16時間室温で撹拌し、真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(5mg、収率10%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.87 ‐ 1.00 (m, 2 H) 1.05 ‐ 1.13 (m, 3 H) 1.11 ‐ 1.23 (m, 3 H) 1.40 (d, J=7.03 Hz, 6 H) 1.44 ‐ 1.58 (m, 6 H) 1.61 ‐ 1.72 (m, 2 H) 1.89 ‐ 1.96 (m, 2 H) 2.20 ‐ 2.33 (m, 2 H) 2.55 ‐ 2.64 (m, 1 H) 2.68 (s, 3 H) 2.70 ‐ 2.76 (m, 2 H) 2.84 (s, 3 H) 2.88 ‐ 2.96 (m, 1 H) 3.18 ‐ 3.34 (m, 3 H) 3.94 (s, 3 H) 3.95 ‐ 4.02 (m, 1 H) 4.05 ‐ 4.13 (m, 1 H) 4.42 ‐ 4.53 (m, 1 H) 4.57 ‐ 4.72 (m, 2 H) 4.80 ‐ 4.92 (m, 1 H) 4.96 ‐ 5.09 (m, 1 H) 5.51 ‐ 5.59 (m, 1 H) 5.68 ‐ 5.83 (m, 1 H) 7.02 ‐ 7.05 (m, 1 H) 7.10 ‐ 7.16 (m, 1 H) 7.49 ‐ 7.51 (m, 1 H) 8.03 ‐ 8.09 (m, 1 H)。LCMS 850 (M + H)
実施例18
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐[(1‐アゼチジニルカルボニル)アミノ]‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.075g、0.09mmol)にトリエチルアミン(0.029g、0.28mmol)およびトリホスゲン(0.018g、0.06mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌し、その後、エチルアミン(0.054g、0.30mmol)の溶液に添加した。反応物を16時間室温で撹拌し、真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(4mg、収率5%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.82 ‐ 1.02 (m, 1 H) 1.06 ‐ 1.22 (m, 2 H) 1.24 ‐ 1.37 (m, 5 H) 1.40 (d, J=6.78 Hz, 6 H) 1.45 ‐ 1.55 (m, 6 H) 1.91 ‐ 1.98 (m, 2 H) 2.20 ‐ 2.32 (m, 2 H) 2.52 ‐ 2.62 (m, 1 H) 2.69 (s, 3 H) 2.71 ‐ 2.77 (m, 2 H) 2.87 ‐ 2.95 (m, 2 H) 3.08 ‐ 3.28 (m, 3 H) 3.90 ‐ 3.96 (m, 2 H) 3.97 (s, 3 H) 4.08 ‐ 4.17 (m, 1 H) 4.46 ‐ 4.66 (m, 2 H) 4.70 ‐ 4.76 (m, 1 H) 4.97 ‐ 5.06 (m, 1 H) 5.51 ‐ 5.58 (m, 1 H) 5.69 ‐ 5.80 (m, 1 H) 6.90 (br. s., 1 H) 7.04 (br. s., 1 H) 7.15 ‐ 7.19 (m, 1 H) 7.52 (s, 1 H) 8.00 ‐ 8.05 (m, 1 H) 8.10 (br. s., 1 H)。LCMS 848 (M + H)。
実施例19
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐({[(シクロプロピルメチル)(プロピル)アミノ]カルボニル}アミノ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.050g、0.06mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.015g、0.12mmol)およびトリホスゲン(0.018g、0.06mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。(シクロプロピルメチル)プロピルアミン(0.034g、0.30mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(14mg、収率26%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.15 (q, J=4.88 Hz, 2 H) 0.44 ‐ 0.51 (m, 2 H) 0.80 ‐ 0.94 (m, 4 H) 1.00 ‐ 1.17 (m, 2 H) 1.22 ‐ 1.32 (m, 2 H) 1.33 ‐ 1.39 (m, 6 H) 1.40 ‐ 1.56 (m, 6 H) 1.63 (d, J=2.75 Hz, 4 H) 1.74 ‐ 1.94 (m, 3 H) 2.21 (t, J=8.61 Hz, 1 H) 2.52 ‐ 2.60 (m, 1 H) 2.63 ‐ 2.66 (m, 3 H) 2.69 (dd, J=7.87, 2.93 Hz, 2 H) 2.80 ‐ 2.92 (m, 1 H) 3.03 (d, J=6.41 Hz, 1 H) 3.09 ‐ 3.22 (m, 4 H) 3.90 (s, 3 H) 4.04 (dd, J=11.26, 3.94 Hz, 1 H) 4.45 (ddd, J=10.48, 7.55, 3.02 Hz, 1 H) 4.56 (t, J=7.87 Hz, 1 H) 4.68 (d, J=11.35 Hz, 1 H) 4.85 (d, J=7.51 Hz, 1 H) 4.93 ‐ 5.03 (m, 1 H) 5.48 (br. s., 1 H) 5.64 ‐ 5.78 (m, 1 H) 6.84 (br. s., 1 H) 6.99 (s, 1 H) 7.10 (d, J=9.16 Hz, 1 H) 7.46 (s, 1 H) 8.02 (d, J=9.16 Hz, 1 H) 10.24 (br. s., 1 H)。LCMS 904 (M + H)。
実施例20
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐{[(4‐フェニル‐1‐ピペリジニル)カルボニル]アミノ}‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.052g、0.06mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.015g、0.12mmol)およびトリホスゲン(0.018g、0.06mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。4‐フェニルピペリジン(0.048g、0.30mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(12mg、収率20%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.90 (s, 2 H) 1.05 ‐ 1.24 (m, 2 H) 1.26 ‐ 1.38 (m, 2 H) 1.41 (d, J=6.78 Hz, 6 H) 1.44 ‐ 1.76 (m, 7 H) 1.80 ‐ 1.89 (m, 2 H) 1.95 (d, J=6.53 Hz, 2 H) 2.21 ‐ 2.32 (m, 1 H) 2.56 ‐ 2.65 (m, 1 H) 2.67 (s, 3 H) 2.72 ‐ 2.99 (m, 6 H) 3.19 ‐ 3.32 (m, 1 H) 3.89 (s, 3 H) 3.91 ‐ 3.96 (m, 1 H) 4.04 ‐ 4.19 (m, 3 H) 4.40 ‐ 4.50 (m, 1 H) 4.65 (d, J=7.53 Hz, 2 H) 4.94 ‐ 5.00 (m, 1 H) 5.04 (s, 1 H) 5.52 ‐ 5.61 (m, 1 H) 5.67 ‐ 5.83 (m, 1 H) 7.05 (s, 1 H) 7.12 (d, J=9.29 Hz, 1 H) 7.17 ‐ 7.21 (m, 3 H) 7.23 (d, J=7.28 Hz, 1 H) 7.29 ‐ 7.34 (m, 3 H) 7.52 ‐ 7.61 (m, 1 H) 8.09 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 10.29 ‐ 10.45 (m, 1 H)。LCMS 904 (M + H)。
実施例21
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐({[4‐(1‐ピロリジニル)‐1‐ピペリジニル]カルボニル}アミノ)‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.050g、0.06mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.015g、0.12mmol)およびトリホスゲン(0.018g、0.06mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。4‐(1‐ピロリジニル)ピペリジン(0.046g、0.30mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(12mg、収率20%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.88 ‐ 0.99 (m, 1 H) 1.04 ‐ 1.24 (m, 2 H) 1.33 (br. s., 2 H) 1.41 (d, J=7.03 Hz, 6 H) 1.44 ‐ 1.65 (m, 17 H) 1.77 ‐ 1.87 (m, 2 H) 1.90 ‐ 1.99 (m, 2 H) 2.25 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 2.55 ‐ 2.63 (m, 1 H) 2.67 (s, 3 H) 2.71 ‐ 2.79 (m, 2 H) 2.92 (s, 1 H) 3.18 ‐ 3.28 (m, 3 H) 3.32 (d, J=4.77 Hz, 3 H) 3.93 (s, 3 H) 4.06 ‐ 4.19 (m, 1 H) 4.39 ‐ 4.49 (m, 1 H) 4.58 ‐ 4.71 (m, 2 H) 4.88 (br. s., 1 H) 4.99 ‐ 5.08 (m, 1 H) 5.55 (br. s., 1 H) 5.69 ‐ 5.83 (m, 1 H) 6.90 ‐ 7.01 (m, 1 H) 7.05 (s, 1 H) 7.09 ‐ 7.18 (m, 1 H) 7.54 (br. s., 1 H) 8.08 (d, J=9.03 Hz, 1 H) 10.25 ‐ 10.40 (m, 1 H)。LCMS 945 (M + H)。
実施例22
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(4‐ヒドロキシ‐1‐ピペリジニル)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.059g、0.07mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.018g、0.14mmol)およびトリホスゲン(0.021g、0.07mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。4‐ピペリジノ‐ル(0.030g、0.30mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(18mg、収率28%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.89 ‐ 1.00 (m, 1 H) 1.05 ‐ 1.21 (m, 2 H) 1.30 ‐ 1.37 (m, 2 H) 1.41 (d, J=6.78 Hz, 6 H) 1.44 ‐ 1.55 (m, 6 H) 1.55 ‐ 1.72 (m, 4 H) 1.79 ‐ 1.89 (m, 4 H) 1.92 (dd, J=7.53, 6.27 Hz, 2 H) 2.17 ‐ 2.28 (m, 1 H) 2.65 (br. s., 4 H) 2.70 ‐ 2.77 (m, 2 H) 2.85 ‐ 3.03 (m, 2 H) 3.04 ‐ 3.15 (m, 1 H) 3.17 ‐ 3.30 (m, 1 H) 3.55 ‐ 3.67 (m, 1 H) 3.75 (s, 1 H) 3.85 ‐ 3.91 (m, 3 H) 4.05 ‐ 4.09 (m, 1 H) 4.40 (br. s., 1 H) 4.54 ‐ 4.68 (m, 2 H) 4.93 (d, J=6.02 Hz, 1 H) 4.96 ‐ 5.06 (m, 1 H) 5.53 (br. s., 1 H) 5.70 ‐ 5.82 (m, 1 H) 7.05 (s, 1 H) 7.08 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.31 ‐ 7.43 (m, 1 H) 7.44 ‐ 7.56 (m, 1 H) 8.02 (d, J=9.29 Hz, 1 H) 10.44 (br. s., 1 H)。LCMS 892 (M + H)
実施例23
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐({[4‐(2‐アミノ‐2‐オキソエチル)‐1‐ピペリジニル]カルボニル}アミノ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(0.062g、0.07mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.019g、0.14mmol)およびトリホスゲン(0.022g、0.07mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。2‐(4‐ピペリジニル)アセトアミド(0.042g、0.30mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し、標題化合物1をオフホワイトの固体として得(6mg、収率9%)、標題化合物2をオフホワイトの固体として得た(9mg、14%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.89 ‐ 1.02 (m, 1 H) 1.08 ‐ 1.22 (m, 2 H) 1.24 ‐ 1.38 (m, 2 H) 1.38 ‐ 1.45 (m, 6 H) 1.45 ‐ 1.57 (m, 6 H) 1.58 ‐ 1.88 (m, 6 H) 1.87 ‐ 2.02 (m, 2 H) 2.14 (d, J=7.03 Hz, 2 H) 2.20 ‐ 2.34 (m, 1 H) 2.62 (br. s., 3 H) 2.66 ‐ 2.84 (m, 2 H) 2.92 (br. s., 1 H) 3.18 ‐ 3.31 (m, 1 H) 3.86 (br. s., 4 H) 4.06 ‐ 4.17 (m, 1 H) 4.32 ‐ 4.44 (m, 1 H) 4.55 ‐ 4.73 (m, 2 H) 4.90 ‐ 5.10 (m, 3 H) 4.90 ‐ 5.09 (m, 1 H) 5.47 ‐ 5.60 (m, 1 H) 5.53 (br. s., 1 H) 5.68 ‐ 5.89 (m, 1H) 5.69 ‐ 5.87 (m, 1 H) 7.01 ‐ 7.11 (m, 2 H) 7.06 (br. s., 1 H) 7.40 ‐ 7.63 (m, 1 H) 7.43 ‐ 7.61 (m, 1 H) 7.95 ‐ 8.09 (m, 1 H) 7.98 ‐ 8.07 (m, 1 H) 10.49 ‐ 10.60 (m, 1 H) 10.49 ‐ 10.60 (m, 1 H)。LCMS 932 (M + H)。
実施例24
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐[(ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロ‐ル‐2(1H)‐イルカルボニル)アミノ]‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.059g、0.07mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.018g、0.14mmol)およびトリホスゲン(0.021g、0.07mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。オクタヒドロシクロペンタ[c]ピロ‐ル(0.033g、0.30mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(18mg、収率28%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.89 ‐ 1.02 (m, 1 H) 1.08 ‐ 1.22 (m, 2 H) 1.24 ‐ 1.38 (m, 2 H) 1.38 ‐ 1.45 (m, 6 H) 1.45 ‐ 1.57 (m, 6 H) 1.58 ‐ 1.88 (m, 4 H) 1.87 ‐ 2.02 (m, 2 H) 2.14 (d, J=7.03 Hz, 2 H) 2.20 ‐ 2.34 (m, 1 H) 2.62 (br. s., 3 H) 2.66 ‐ 2.84 (m, 2 H) 2.92 (br. s., 1 H) 3.18 ‐ 3.31 (m, 1 H) 3.86 (br. s., 5 H) 4.06 ‐ 4.17 (m, 1 H) 4.32 ‐ 4.44 (m, 1 H) 4.55 ‐ 4.73 (m, 2 H) 4.90 ‐ 5.10 (m, 3 H) 4.90 ‐ 5.09 (m,1 H) 5.47 ‐ 5.60 (m, 1 H) 5.53 (br. s., 1H) 5.68 ‐ 5.89 (m, 1 H) 5.69 ‐ 5.87 (m, 1 H) 7.01 ‐ 7.11 (m, 2 H) 7.06 (br. s., 1 H) 7.40 ‐ 7.63 (m, 1 H) 7.43 ‐ 7.61 (m, 1 H) 7.95 ‐ 8.09 (m, 1 H) 7.98 ‐ 8.07 (m, 1 H) 10.49 ‐ 10.60 (m, 1 H) 10.49 ‐ 10.60 (m, 1 H)。LCMS 902 (M + H)。
実施例25
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐({[4‐(ヒドロキシメチル)‐1‐ピペリジニル]カルボニル}アミノ)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロエタン(3mL)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド(中間体5の遊離塩基)(0.060g、0.07mmol)にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(0.019g、0.14mmol)およびトリホスゲン(0.021g、0.07mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。4‐ピペリジニルメタノール(0.034g、0.30mmol)を添加した。反応物を1時間室温で撹拌した。反応物を真空で濃縮し、逆相C18 HPLCにより10〜100%アセトニトリル/水/0.1%ギ酸で溶離して精製し標題化合物をオフホワイトの固体として得た(18mg、収率27%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム‐d) δ ppm 0.88 ‐ 1.00 (m, 1 H) 1.06 ‐ 1.23 (m, 2 H) 1.25 ‐ 1.38 (m, 2 H) 1.41 (d, J=7.03 Hz, 6 H) 1.45 ‐ 1.54 (m, 6 H) 1.55 ‐ 1.69 (m, 6 H) 1.69 ‐ 1.76 (m, 4 H) 1.94 (br. s., 2 H) 2.19 ‐ 2.28 (m, 1 H) 2.55 ‐ 2.63 (m, 1 H) 2.65 (s, 3 H) 2.71 ‐ 2.76 (m, 2 H) 2.76 ‐ 2.83 (m, 1 H) 2.88 ‐ 2.98 (m, 1 H) 3.19 ‐ 3.30 (m, 1 H) 3.49 (d, J=5.77 Hz, 2 H) 3.79 ‐ 3.88 (m, 1 H) 3.90 (s, 4 H) 4.07 ‐ 4.17 (m, 1 H) 4.37 ‐ 4.45 (m, 1 H) 4.63 (br. s., 2 H) 4.86 ‐ 4.95 (m, 1 H) 4.97 ‐ 5.07 (m, 1 H) 5.51 ‐ 5.58 (m, 1 H) 5.67 ‐ 5.81 (m, 1 H) 7.05 (s, 1 H) 7.07 ‐ 7.13 (m, 1 H) 7.56 (br. s., 1 H) 8.00 ‐ 8.10 (m, 1 H) 10.34 ‐ 10.46 (m, 1 H)。LCMS 906 (M + H)。
実施例26
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐6‐(3,3‐ジエチルウレイド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
N‐(6‐アセチル‐3‐メトキシ‐2‐メチルフェニル)‐4‐シクロプロピルチアゾール-2‐カルボキサミド
Figure 2012516351
100mLのジオキサンに溶解した4‐シクロプロピルチアゾール-2‐カルボニルクロリド(2.8g、14.9mmol)の撹拌溶液に、20mLのジオキサン中の1‐(2‐アミノ‐4‐メトキシ‐3‐メチルフェニル)エタノン(2.43g、13.6mmol)を添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。混合物を真空で濃縮した後、残渣ISCO(固体負荷、酢酸エチル/ヘキサン0〜40%)により精製し、3.1gの標題化合物を白色固体として得た。
1H NMR (DMSO‐d6) δ 10.86 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.00 (d, 1H), 3.89 (s, 3H), 2.10 (m, 1H), 2.00 (s, 3H), 0.93‐0.99 (m, 4H)
2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐オール
Figure 2012516351
30mLのピリジンに溶解したN‐(6‐アセチル‐3‐メトキシ‐2‐メチルフェニル)‐4‐シクロプロピルチアゾール-2‐カルボキサミド(3.1g、9.38mmol)の溶液を、KOH(1.32g、23.5mmol)で室温にて処理し、反応物を110℃まで3時間加熱した。反応混合物を濃縮して乾燥させた後、残渣を水で希釈し、酢酸により中和した。沈殿を濾過し、真空で乾燥させ、2.84gの標題化合物を淡黄色固体として得た。
1H NMR (DMSO‐d6) δ 11.50 (bs, 1H), 7.99 (d, 2H), 7.30‐7.45 (m, 3H), 3,93 (s, 3H), 2.48‐2.54 (m, 4H), 0.90‐1.00 (m, 4H)
2‐(4‐クロロ‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐2‐イル)‐4‐シクロプロピルチアゾール
Figure 2012516351
2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐オ‐ル(2.8g、9.0mmol)をPOCl(8.2mL、90mmol)と室温で混合し、混合物を110℃まで1時間加熱した。反応混合物を濃縮して乾燥させた後、残渣を酢酸エチルで希釈した。有機層を飽和NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層を無水NaSO上で乾燥させ、真空で濃縮し、2.88gの標題化合物を黄色固体として得た。
1H NMR (DMSO‐d6) δ 8.06 (s, 1H), 8.05 (d, 2H), 7.65 (d, 2H), 7.50 (s, 1H), 3.98 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 2.10 (m, 1H), 0.92‐0.97 (m, 4H)
tert‐ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐14a‐(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イルカルバメート
Figure 2012516351
5mLのDMSOに溶解した2‐(4‐クロロ‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐2‐イル)‐4‐シクロプロピルチアゾール(166mg、0.50mmol)の撹拌溶液に、t‐ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐14a‐(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)‐2‐ヒドロキシ‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イルカルバメート(260mg、0.457mmol)およびカリウムt‐ブトキシド(256mg、2.28mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。混合物を無水NaSO上で乾燥させ、真空で濃縮した後、残渣をISCO(固体負荷、酢酸エチル/ヘキサン0〜50%)により精製し、200mgの標題化合物を淡黄色固体として得た。
C43H54N6O9S2に対するMS計算値:862.3, MS観測値(ESI正): (M+H)+ = 863.3
C43H54N6O9S2に対するMS計算値:862.3, MS 観測値(ESI負): (M‐H) = 861.3
1H NMR (CDCl3) 10.19 (bs, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.13 (d, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.65 (s, 1H), 5.72 (q, 1H), 5.50 (s, 1H), 4.99 (m, 2H), 4.58‐4.69 (m, 2H), 4.29 (m, 1H), 4.04 (d, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.90 (m, 1H), 2.72 (m, 2H), 2.67 (s, 3H), 2.58 (m, 1H), 2.29 (q, 1H), 2.16 (m, 1H), 1.70‐1.98 (m, 3H), 0.80‐1.70 (m, 25H)
中間体20
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
tert‐ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐14a‐(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イルカルバメート(110mg、0.127mmol)を4.0M HClのジオキサン溶液(5mL、20mmol)で2時間処理した。反応物を濃縮し、97mgの標題化合物を黄色固体として得た。
C38H46N6O7S2に対するMS計算値:762.3, MS観測値(ESI正): (M+H)+ = 763.3
C38H46N6O7S2に対するMS計算値:762.3, MS観測値(ESI負): (M‐H) = 761.2
1H NMR (DMSO‐d6) 10.08 (s, 1H), 9.09 (s, 1H), 8.21 (bs, 2H), 8.04 (d, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.42 (m, 2H), 5.69 (s, 1H), 5.60 (q, 1H), 5.16 (t, 1H), 4.51 (t, 1H), 3.40‐4.40 (m, 5H), 3.95 (s, 3H), 2.91 (m, 1H), 2.67 (m, 1H), 2.57 (s, 3H), 2.19 (m, 2H), 0.80‐1.90 (m, 19H)
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐6‐(3,3‐ジエチルウレイド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
5mLのDCMに溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド(中間体20)(80mg、0.10mmol)の撹拌溶液に、ジエチルカルバモイルクロリド(57μL、0.45mmol)およびTEA(126μL、0.9mmol)を添加した。反応混合物を室温で72時間撹拌した。LC/MSにより示されるように反応が完了した後、混合物をDCMで希釈し、1N HCl、飽和NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層を無水NaSO上で乾燥させた。真空で濃縮した後、粗残渣を分取HPLC(SunFire Prep C18 OBD 5uM 30x50mmカラム)により精製し、29.1mgの標題化合物を黄色固体として得た。
C43H55N7O8S2に対するMS計算値: 861.4, MS観測値(ESI正): (M+H)+ = 862.3
C43H55N7O8S2に対するMS計算値:861.4, MS観測値(ESI負): (M‐H) = 860.3
1H NMR (CDCl3) 10.28 (s, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.35 (s, 1H), 7.11 (d, 1H), 7.01 (s, 1H), 5.65 (q, 1H), 5.49 (s, 1H), 4.97 (t, 1H), 4.92 (s, 1H), 4.55‐4.61 (m, 2H), 4.40 (d, 1H), 4.03 (m, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.09 (m, 4H), 2.84 (m, 1H), 2.73 (m, 2H), 2.51 (s, 3H), 2.50 (m, 1H), 2.15 (m, 2H), 1.74‐1.94 (m, 3H), 0.98 (t, 6H), 0.80‐1.70 (m, 15H)
中間体21
4‐メチレン‐ピペリジン‐1‐カルボン酸tert‐ブチルエステル
Figure 2012516351
THF(42mL)に溶解したメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(11.12g、31mmol)の溶液にn‐BuLi(2.5Mのヘキサン溶液、12.5mL、31mmol)を0℃で添加した。THF(21mL)中のN‐Boc‐4‐ピペリドン(4.15g、21mmol)を徐々に添加した。反応物を0℃で2時間撹拌し、その後、室温まで温め、室温で一晩中撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(150mL)で希釈し、HCl(0.5N、100mL)水溶液、飽和NaHCO(100mL)およびブライン(100mL)で抽出した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で再抽出した。有機層を合わせ、濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(5%酢酸エチルのヘキサン溶液)により精製して、標題化合物(3.2g、78%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.75 (2H, s), 3.42 (4H, m), 2.18 (4H, m), 1.46 (9H, s)。
中間体22
4‐メチレンピペリジン塩酸塩
Figure 2012516351
中間体21(0.86g、4.3mmol)をHClのジオキサン溶液(4N、60mL)で室温にて30分間処理した。溶媒を除去し、残渣を高真空下で乾燥させ、標題化合物を黄色固体として得た(0.58g、定量的)。
中間体23
4‐トリフルオロメチル‐チアゾール-2‐カルボン酸(6‐アセチル‐2‐クロロ‐3‐メトキシ‐フェニル)‐アミド
Figure 2012516351
DCMに溶解した4‐トリフルオロメチル‐チアゾール-2‐カルボン酸(4.92g、25.0mmol)の溶液を塩化オキサリル(4.46mL、50.0mmol)で室温にて1時間処理した。混合物を濃縮し、4‐トリフルオロメチル‐チアゾール-2‐カルボニルクロリドを油として得(5.37g、98%)、これを次の工程で使用した。
CHCl(50mL)に溶解した1‐(2‐アミノ‐3‐クロロ‐4‐メトキシ‐フェニル)‐エタノン(5.48g、22.7mmol)およびピリジン(5.50mL、68.1mmol)の溶液を、4‐トリフルオロメチル‐チアゾール-2‐カルボニルクロリドで室温にて2時間処理した。混合物をCHClで希釈し、ブラインで洗浄した。有機相を分離し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル=1:1)により精製して、標題化合物を得た(5.79g、67%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 10.38 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.74 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.00 (s, 3H), 2.60 (s, 3H)。
中間体24
8‐クロロ‐7‐メトキシ‐2‐(4‐トリフルオロメチル‐チアゾール-2‐イル)‐キノリン‐4‐オ‐ル
Figure 2012516351
ピリジン(60mL)に溶解した4‐トリフルオロメチル‐チアゾール-2‐カルボン酸(6‐アセチル‐2‐クロロ‐3‐メトキシ‐フェニル)‐アミド(5.78g、15.4mmol)の溶液をKOH(2.15g、38.3mmol)で室温にて処理し、反応物を110℃まで2時間加熱した。反応混合物を濃縮して乾燥させた。残渣を水で希釈し、酢酸により中和した。沈殿を濾過した。固体をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を黄色固体として得た(1.73g、31%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO‐d6) δ 12.21‐12.10 (br, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 4.08 (s, 3H)。
中間体25
4,8‐ジクロロ‐2‐(4‐トリフルオロメチル‐チアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐キノリン
Figure 2012516351
8‐クロロ‐2‐(4‐トリフルオロメチル‐チアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐キノリン‐4‐オ‐ル(800mg、2.22mmol)およびPOCl(2.03mL、22.2mmol)を室温で混合し、混合物を110℃まで1時間加熱した。混合物を濃縮して乾燥させた。残渣をCHClに溶解し、NaHCOで洗浄した。有機相を分離し、乾燥させ(NaSO)、濃縮し標題化合物を得た(821mg、98%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO‐d6) δ 8.79 (s, 1H), 8.20 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.84 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 4.12 (s, 3H)。
中間体26
t‐ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐トリフルオロメチルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐14a‐(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イルカルバメート
Figure 2012516351
DMSO(5mL)に溶解した4,8‐ジクロロ2‐(4‐トリフルオロメチル‐チアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐キノリン(中間体25)(146mg、0.387mmol)およびt‐ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐14a‐(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)‐2‐ヒドロキシ‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a、14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イルカルバメート(200mg、0.352mmol)の溶液をカリウムt‐ブトキシド(237mg、2.11mmol)で室温にて一晩中処理した。反応物をCHClで希釈しブラインで洗浄した。有機相を分離し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残渣を分取TLC(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル=1:2)により精製し、標題化合物を得た(190mg、59%)。
(C40H46ClF3N6O9S2 + H)+に対するMS計算値:911.2
MS観測値: (M+H)+ = 911.0
中間体27
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐アミノ‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐トリフルオロメチルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド塩酸塩
Figure 2012516351
t‐ブチル(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐トリフルオロメチルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐14a‐(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イルカルバメート(164mg)をHCl(1.0mL、4.0Mのジオキサン溶液)で室温にて一晩中処理した。反応物を濃縮し、標題化合物を黄色固体として得た(149mg、99%)。
(C35H39Cl2F3N6O7S2 + H ‐ HCl)+ に対するMS計算値:811.2
MS観測値: (M+H‐HCl)+ = 811.0
実施例27
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(4‐メチレンピペリジン‐1‐カルボキサミド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
ジクロロメタン(1mL)およびDMF(0.7mL)中の中間体19(100mg、0.12mmol)の混合物に、DIPEA(60μL、0.36mmol)およびCDI(30mg、0.18mmol)を添加した。混合物を室温で一晩中撹拌した。反応混合物にジクロロメタン(0.5mL)中の中間体22(160mg、1.2mmol)およびDIPEA(0.3mL、1.8mmol)の混合物を添加した。反応物を室温で一晩中維持した。反応物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、HCl水溶液(1N、50mL)、飽和NaHCO(100mL)およびブライン(100mL)で抽出した。水相をジクロロメタン(2×25mL)で再抽出した。有機層を合わせ、濃縮した。分取TLC(ジクロロメタン:メタノール10:1)により標題化合物(52mg、49%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 10.28 (1H,s)), 8.17 (1H, d), 7.56 (1H, s), 7.18 (1H, d), 6.99 (1H, s), 5.70 (1H, s), 5.56 (1H, s), 5.04 (2H, s), 4.76 (2H, s), 4.70 (2H, m), 4.42 (1H, m), 4.05 (3H, m), 3.35 (4H, m), 2.70 (3H, m), 2.18 (6H, m), 1.88 (6H, m), 1.59 (2H, m), 1.48 (6H, m), 1.16 (2H, m), 0.98 (6H, m)。
(C44H52ClN7O8S2 + H)+ に対するMS計算値:906.3
MS観測値(エレクトロスプレ‐): (M + H)+ = 906.1
実施例28
(2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐2‐{[8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピル‐1,3‐チアゾール-2‐イル)‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐[({メチル[2‐(メチルオキシ)エチル]アミノ}カルボニル)アミノ]‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド
Figure 2012516351
DCM(1.5mL)に溶解した中間体19(100mg、0.122mmol)の溶液にN,N‐ジイソプロピルエチルアミン(61μL、0.37mmol)、その後、N、N’‐カルボニルジイミダゾール(30mg、0.18mmol)を室温にて添加した。溶液を一晩中撹拌した。LC‐MSは、全てのSTMが中間体に変換されたことを示した。(2‐メトキシ‐エチル)‐メチル‐アミン塩酸塩(0.131mL、1.22mmol)を反応混合物に添加した。得られた溶液を室温で6時間撹拌した。反応物をCHClで希釈し、1N HCl、ブラインで洗浄した。有機相を分離し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、DCM/MeOH=15:1)により精製し、標題化合物(75mg、70%)を白色固体として得た。
1H NMR (CDCl3) δ 10.42 (bs, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.17 (d,1H), 7.00 (s, 1H), 5.78 (dd, 2H), 5.43(bs, 1H), 5.04 (t, 1H), 4.58 (m, 2H), 4.28 (m, 1H), 3.99 (s, 3H), 3.42(m, 2H), 3.38 (s, 3H), 2.84 (s, 3H), 2.61 (m, 3H), 2.22 (m, 2H), 1.92 (m, 2H), 1.62‐1.40 (m, 7H), 1.35‐1.22 (m, 3H),1.20‐1.02 (m, 3H), 0.98‐0.86 (m, 5H)。
(C42H52ClN7O9S2 + H)+ に対するMS計算値:898
MS観測値: (M+H)+ = 898
実施例29
シクロプロパンスルホン酸[18‐[8‐クロロ‐7‐メトキシ‐2‐(4‐トリフルオロメチル‐チアゾール-2‐イル)‐キノリン‐4‐イルオキシ]‐14‐(3,3‐ジエチルウレイド)‐2,15‐ジオキソ‐3,16‐ジアザ‐トリシクロ[14.3.0.04,6]ノナデク‐7‐エン‐4‐カルボニル]‐アミド
Figure 2012516351
THFに溶解した(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐アミノ‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐トリフルオロメチルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド塩酸塩(中間体27)(42mg、0.050mmol)の溶液をTEA(28μL、0.20mmol)およびジエチルカルバミルクロリド(10μL、0.075mmol)で室温にて一晩中処理した。反応物を濃縮して乾燥させた。残渣を分取HPLCにより精製し、標題化合物を得た(27mg、59%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.14 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.16 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 5.75‐5.72 (m, 1H), 5.48 (s, 1H), 5.03‐4.96 (m, 1H), 4.92‐4.90 (m, 1H), 4.67‐4.63 (m, 2H), 4.43‐4.38 (m, 1H), 4.16‐4.10 (m, 1H), 4.01 (s, 3H), 3.83‐3.80 (m, 1H), 3.29‐3.18 (m, 4H), 2.87‐2.82 (m, 1H), 2.76‐2.50 (m, 3H), 2.17‐2.11 (m, 1H), 1.93‐1.83 (m, 2H), 1.58‐1.36 (m, 8H), 1.18‐1.01 (m, 8H), 0.97‐0.86 (m, 2H).
(C40H47ClF3N7O8S2 + H)+ に対するMS計算値:910.3
MS観測値: (M+H)+ = 910.1
実施例30
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐6‐(ピロリジン‐1‐カルボキサミド)‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
10mlDCM中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド塩酸塩(中間体20)(240mg、0.3mmol)および1‐ピロリジンカルボニルクロリド(134mg、1mmol)の混合物に、DIPEA(304mg、3mmol)を滴下した。2時間室温で撹拌した。100ml EtOAcで希釈し、水(2x20ml)およびブライン(20ml)で洗浄し、NaSO上で乾燥させた。濃縮し、その後、残渣をDMSOに溶解し、分取HPLCにより精製した。標題化合物化合物として、38.5mgの鮮やかな黄色の粉末を得た。
(C43H53N7O8S2+H)+ に対するMS計算値= 860.3; MS 観測値 (ESI正): (M+H)+ = 860.3
(C44H53N7O9S2‐H) に対するMS計算値= 858.3; MS観測値(ESI負): (M‐H) = 858.3
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.33 (s, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.46 (s, 2H), 7.20 (d, 1H), 7.09 (s, 1H), 5.72 (dd, 1H), 5.58 (s, 1H), 5.05 (t, 1H), 4.97 (s, 1H), 4.73 (t, 1H), 4.58 (d, 1H), 4.51 (d, 1H), 4.13 (d, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.24 (m, 4H), 2.90 (m, 1H), 2.73 (m, 2H), 2.60‐2.50 (m, 4H), 2.24 (m, 2H), 2.00‐1.75 (m, 7H), 1.74‐1.55 (m, 2H), 1.54‐1.22 (m, 7H), 1.16 (m, 1H), 1.07 (m, 3H), 1.09‐0.90 (m, 3H)。
実施例31
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐6‐(ピペリジン‐1‐カルボキサミド)‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
実施例30と同じ手順であり、1‐ピロリジンカルボニルクロリドを1‐ピペリジンカルボニルクロリドと置き換えた。
(C44H55N7O8S2+H)+ に対するMS計算値= 874.3; MS観測値(ESI正): (M+H)+ = 874.3
(C44H53N7O9S2‐H) に対するMS計算値= 872.3; MS観測値(ESI負): (M‐H) = 872.3
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.36 (s, 1H), 8.14 (d, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.19 (d, 1H), 7.11 (s, 1H), 5.72 (dd, 1H), 5.58 (s, 1H), 5.05 (t, 1H), 4.75‐4.60 (m, 2H), 4.40 (d, 1H), 4.08 (m, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.38‐3.10 (m, 4H), 2.90 (m, 1H), 2.74 (m, 2H), 2.65‐2.50 (m, 4H), 2.23 (m, 2H), 2.00‐1.75 (m, 3H), 1.74‐1.35 (m, 5H), 1.34‐1.10 (m, 7H), 1.09‐0.80 (m, 9H)。
実施例32
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐(アゼチジン‐1‐カルボキサミド)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
CHCN(10ml)中の(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド塩酸塩(中間体20)(240mg、0.3mmol)および1‐ピロリジンカルボニルクロリド(240mg、0.3mmol)およびジ(N‐スクシンイミジル)カーボネート(153mg、0.6mmol)の混合物に、DIPEA(182mg、1.8mmol)を徐々に添加した。1時間室温で撹拌した。その後、アゼチジン塩酸塩(60mg、0.6mmol)、続いてDIPEA(121mg、1.2mmol)を添加した。得られた溶液をさらに2時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣をDMSOに溶解し、その後分取HPLCにより精製した。標題化合物として89mgの鮮やかな黄色の粉末を得た。
(C42H51N7O8S2+H)+ に対するMS計算値= 846.3; MS 観測値 (ESI正): (M+H)+ = 846.3
(C42H51N7O8S2‐H) に対するMS計算値= 844.3; MS観測値(ESI負): (M‐H) = 844.3
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.43 (s, 1H), 8.15 (d, 1H), 7.85 (bs, 1H), 7.55 (bs, 1H), 7.30 (d, 1H), 7.20 (s, 1H), 5.75‐5.60 (m, 2H), 5.08 (t, 1H), 4.80 (m, 1H), 4.49 (m, 2H), 4.25 (m, 1H), 4.05‐3.80 (m, 7H), 2.91 (m, 1H), 2.77 (m, 2H), 2.60‐2.45 (m, 4H), 2.27 (m, 4H), 2.0‐1.78 (m, 3H), 1.75‐1.58 (m, 2H), 1.55‐0.90 (m, 15H)。
実施例33
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐6‐(3,3‐ジフルオロアゼチジン‐1‐カルボキサミド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
実施例32と同じ手順であり、アゼチジン塩酸塩を3,3‐ジフルオロアゼチジン塩酸塩と置き換えた。
(C42H49N7O8S2+H)+ に対するMS計算値= 882.3; MS観測値(ESI正): (M+H)+ = 882.3
(C42H49N7O8S2‐H) に対するMS計算値= 880.3; MS観測値(ESI負): (M‐H) = 880.3
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.43 (s, 1H), 8.14 (d, 1H), 7.89 (bs, 1H), 7.64 (bs, 1H), 7.33 (d, 1H), 5.75‐5.60 (m, 2H), 5.41 (bs, 1H), 5.07 (t, 1H), 4.81 (t, 1H), 4.55 (d, 1H), 4.45 (bs, 1H), 4.35‐3.90 (m, 7H), 2.90 (m, 1H), 2.77 (d, 2H), 2.68‐2.44 (m, 4H), 2.36‐2.20 (m, 2H), 2.05‐1.56 (m, 6H), 1.55‐0.89 (m, 15H)。
実施例34
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐6‐(3,3‐ジメチルピロリジン‐1‐カルボキサミド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
実施例33と同じ手順であり、アゼチジン塩酸塩を3,3‐ジメチルピロリジン塩酸塩と置き換えた。
(C45H57N7O8S2+H)+ に対するMS計算値= 888.3; MS 観測値 (ESI正): (M+H)+ = 888.4
(C45H57N7O8S2‐H) に対するMS計算値= 886.3; MS 観測値 (ESI負): (M‐H) = 886.4
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.33 (s, 1H), 8.09 (d, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.21 (d, 1H), 7.09 (s, 1H), 5.72 (dd, 1H), 5.56 (s, 1H), 5.04 (t, 1H), 4.73 (t, 1H), 4.61 (d, 1H), 4.49 (d, 1H), 4.13 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.91 (d, 1H), 2.88 (m, 2H), 2.73 (m, 2H), 2.65‐2.50 (m, 4H), 2.30‐2.15 (m, 2H), 2.0‐1.75 (m, 3H), 1.70‐0.85 (m, 27H)。
実施例35
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(3,3‐ジフルオロアゼチジン‐1‐カルボキサミド)‐2‐(2‐(4‐イソプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
実施例33と同じ手順であり、(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド塩酸塩を(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐アミノ‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐イソプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド塩酸塩(中間体5)と置き換えた。
(C42H51N7O8S2+H)+ に対するMS計算値= 884.3; MS観測値(ESI正): (M+H)+ = 884.3
(C42H51N7O8S2‐H) に対するMS計算値= 882.3; MS観測値(ESI負): (M‐H) = 882.3
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.41 (s, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.73 (bs, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.23 (d, 1H), 6.11 (bs, 1H), 5.70 (dd, 1H), 5.53 (s, 1H), 5.05 (bs, 1H), 5.02 (t, 1H), 4.76 (m, 1H), 4.56 (d, 1H), 4.41 (s, 1H), 4.25‐3.90 (m, 7H), 3.29 (m, 1H), 2.88 (m, 1H), 2.80‐2.64 (m, 4H), 2.54 (s, 3H), 2.26 (m, 1H), 1.94‐1.76 (m, 3H), 1.68‐1.53 (m, 2H), 1.54‐0.85 (m, 15H)。
実施例36
(2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(3,3‐ジメチルピロリジン‐1‐カルボキサミド)‐2‐(2‐(4‐イソプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド
Figure 2012516351
実施例35と同じ手順であり、3,3‐ジフルオロアゼチジン塩酸塩を3,3‐ジメチルピロリジン塩酸塩と置き換えた。
(C45H59N7O8S2+H)+ に対するMS計算値= 890.3; MS 観測値 (ESI正): (M+H)+ = 890.3
(C45H59N7O8S2‐H) に対するMS計算値= 888.3; MS 観測値 (ESI負): (M‐H) = 888.3
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.45 (s, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.22 (d, 1H), 5.73 (dd, 1H), 5.56 (s, 1H), 5.05 (t, 1H), 4.81 (t, 1H), 4.62 (d, 1H), 4.45 (d, 1H), 4.09 (dd,1H), 3.89 (s, 3H), 3.40‐3.15 (m, 3H), 3.0‐2.45 (m, 9H), 2.28 (m, 1H), 1.90 (m, 3H), 1.63 (m, 4H), 1.55‐1.20 (m, 14H), 1.24‐0.90 (m, 10H)。
本記載および特許請求の範囲が一部を形成する本出願は、任意のその後の出願に関し、優先権の基本として使用され得る。そのような後の出願の特許請求の範囲は、本明細書で記載した任意の特徴または特徴の組み合わせを対象とし得る。それらは生成物、組成物、方法または使用の特許請求の範囲の形態をとることができ、例として、限定はされないが、下記特許請求の範囲を含み得る。

Claims (58)

  1. 式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩:
    Figure 2012516351
    [式中、
    は水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキルであり;
    はC(O)XRであり;
    XはNまたはOであり;
    およびRは水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、またはアリールからなる群より独立して選択され;あるいは
    およびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し、
    およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される;
    ただし、a)XがNであり、Rが水素である場合、RはC〜Cアルキル、ハロアルキルまたはC〜Cシクロアルキルではなく;b)XがOである場合、Rは存在せず、RはC〜Cアルキル、ハロアルキルまたはC〜Cシクロアルキルではないことを条件とする]。
  2. は水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキルであり;
    はC(O)XRであり;
    XはNまたはOであり;
    およびRはヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択され、あるいは、RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し、XがOである場合、Rは存在せず;
    およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される、請求項1記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  3. は水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキルであり;
    はC(O)XRであり;
    XはNまたはOであり;
    およびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し、XがOである場合、Rは存在せず、Rは水素またはC1〜6アルコキシではなく;
    およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される、請求項1記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  4. は水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキルであり;
    はC(O)XRであり;
    XはNまたはOであり;
    は水素であり、Rはヒドロキシアルキル、ヘテロアリール、またはアリールからなる群より独立して選択され、あるいはRおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し;
    およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される、請求項1記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  5. は水素である、請求項1記載の式(I)の化合物。
  6. XはOである、請求項1記載の式(I)の化合物。
  7. およびRは、それらに結合している窒素原子と一緒に、4〜7員複素環を形成する、請求項1記載の式(I)の化合物。
  8. 式(Ia)の化合物、またはその薬学的に許容される塩:
    Figure 2012516351
    [式中、
    およびRは水素、C〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、またはアリールからなる群より独立して選択され;あるいは
    およびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し;
    およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される;
    ただし、Rが水素である場合、RはC〜Cアルキル、ハロアルキルまたはC〜Cシクロアルキルではないことを条件とする]。
  9. およびRはC〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、またはアリールからなる群より独立して選択され;あるいは
    およびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し;
    およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される、請求項8記載の式(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  10. およびRはヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択され、あるいは、RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し;
    およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される、請求項8記載の式(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  11. は水素であり、Rはヒドロキシアルキル、C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より選択され、あるいは、RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、4〜7員複素環を形成し;
    およびRはC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ハロゲン、ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールからなる群より独立して選択される、請求項8記載の式(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  12. およびRはどちらもC〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールである、請求項1記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  13. およびRはどちらもC〜Cアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、およびアリールである、請求項8記載の式(Ia)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  14. およびRは、それらに結合している窒素原子と一緒に、4〜7員複素環を形成する、請求項8記載の式(Ia)の化合物。
  15. 式(Ia)の化合物:
    Figure 2012516351
    [式中、
    はC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり、Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される]。
  16. はシクロプロピルまたはイソプロピルであり;RはC〜Cアルキルであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり、Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  17. 式(Ia)の化合物:
    Figure 2012516351
    [式中、
    はC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;RおよびRは、それらに結合している窒素原子と一緒に、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、アルキリデン、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、アリール、ヘテロシクリル、RC(O)NHおよびRC(O)OHからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換された4〜8員複素環を形成し、ここで、Rはアルキレンである]。
  18. はイソプロピルまたはシクロプロピルであり;RおよびRは、それらに結合している窒素原子と一緒に、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、アルキリデン、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、アリール、ヘテロシクリル、RC(O)NHおよびRC(O)OHからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換された4〜8員複素環を形成し、ここで、Rはアルキレンである、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  19. 前記4〜8員複素環は、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルおよびアゼチジニル複素環からなる群より選択される、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  20. はC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;Rはハロゲンであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  21. はC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;Rはクロロであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項20記載の式(Ia)の化合物。
  22. はシクロプロピルであり、RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  23. はイソプロピルであり、RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  24. はC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;Rはメチルであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  25. はシクロプロピルまたはイソプロピルであり、RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;Rは水素であり、Rは水素である、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  26. はC〜CアルキルまたはC〜Cシクロアルキルであり;Rはメチルであり;RはC〜Cアルキルであり;RはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  27. はシクロプロピルまたはイソプロピルであり;RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;Rはメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  28. はシクロプロピルまたはイソプロピルであり;RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;Rはメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルであり;Rはメチル、エチル、プロピルおよびイソプロピルである、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  29. 前記4〜8員複素環は、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルおよびアゼチジニル複素環からなる群より選択される、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  30. はイソプロピルであり、RはC〜Cアルキルまたはハロゲンであり;RはC〜Cアルキルであり;RはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  31. はイソプロピルであり、Rはメチルであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  32. はシクロプロピルまたはイソプロピルであり;Rはメチルであり;Rは水素またはC〜Cアルキルであり;Rは水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  33. はイソプロピルであり;Rはメチルであり;Rはメチルまたはエチルまたはプロピルまたはイソプロピルであり、Rはメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルである、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  34. はシクロプロピルまたはイソプロピルであり、Rはメチルであり;RはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  35. はイソプロピルであり、Rはメチルであり;RはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキルアルキルおよびアルコキシアルキルからなる群より選択される、請求項15記載の式(Ia)の化合物。
  36. はイソプロピルであり、Rはメチルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、4〜8員複素環を形成する、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  37. はイソプロピルであり;Rはメチルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、モルホリニル、チオモルホリニル、ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロ‐ル‐2(1H)‐イル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルおよびアゼチジニル複素環から選択される4〜8員複素環を形成する、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  38. はイソプロピルであり、Rはメチルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルおよびアゼチジニル複素環から選択される4〜8員複素環を形成する、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  39. はイソプロピルまたはシクロプロピルであり、RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニルおよびアゼチジニル複素環から選択される4〜8員複素環を形成する、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  40. はイソプロピルまたはシクロプロピルであり、RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、ピペリジニル環を形成する、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  41. はイソプロピルであり、RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、ピペリジニル複素環を形成する、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  42. はイソプロピルまたはシクロプロピルであり、Rはメチルであり;RおよびRはそれらに結合している窒素と一緒に、ピペリジニル複素環を形成する、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  43. はイソプロピルであり;RはハロゲンまたはC〜Cアルキルであり;RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、アルキリデン、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、アリール、ヘテロシクリル、RC(O)NHおよびRC(O)OHからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換された4〜8員複素環を形成し、ここで、Rはアルキレンである、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  44. はイソプロピルまたはシクロプロピルであり;Rはメチルであり;RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、アルキリデン、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、アリール、ヘテロシクリル、RC(O)NHおよびRC(O)OHからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換された4〜8員複素環を形成し、ここで、Rはアルキレンである、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  45. はイソプロピルであり;Rはメチルであり;RおよびRは、それらに結合している窒素と一緒に、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、C〜Cシクロアルキル、アルキリデン、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、アリール、ヘテロシクリル、RC(O)NHおよびRC(O)OHからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換された4〜8員複素環を形成し、ここで、Rはアルキレンである、請求項17記載の式(Ia)の化合物。
  46. 下記からなる群より選択される化合物、およびその薬学的に許容される塩:
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐{[(フェニルアミノ)カルボニル]アミノ}‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(ジエチルアミノ)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐[(アミノカルボニル)アミノ]‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(3,3‐ジエチルウレイド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
    1,1‐ジメチルエチル((2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐14a‐{[(シクロプロピルスルホニル)アミノ]カルボニル}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐6‐イル)カルバメート。
  47. 下記からなる群より選択される化合物、およびその薬学的に許容される塩:
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐({[(2R,6S)‐2,6‐ジメチル‐4‐モルホリニル]カルボニル}アミノ)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(1,1‐ジオキシド‐4‐チオモルホリニル)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐{[(4‐シクロペンチル‐1‐ピペラジニル)カルボニル]アミノ}‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐6‐[(4‐モルホリニルカルボニル)アミノ]‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐[(1‐ピロリジニルカルボニル)アミノ]‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐[(1‐ピペリジニルカルボニル)アミノ]‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐[(1‐アゼチジニルカルボニル)アミノ]‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐{[(4‐フェニル‐1‐ピペリジニル)カルボニル]アミノ}‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐6‐({[4‐(1‐ピロリジニル)‐1‐ピペリジニル]カルボニル}アミノ)‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐{[(4‐ヒドロキシ‐1‐ピペリジニル)カルボニル]アミノ}‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐6‐({[4‐(2‐アミノ‐2‐オキソエチル)‐1‐ピペリジニル]カルボニル}アミノ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐[(ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロ‐ル‐2(1H)‐イルカルボニル)アミノ]‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐({[4‐(ヒドロキシメチル)‐1‐ピペリジニル]カルボニル}アミノ)‐2‐{[8‐メチル‐2‐[4‐(1‐メチルエチル)‐1,3‐チアゾール-2‐イル]‐7‐(メチルオキシ)‐4‐キノリニル]オキシ}‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,6,7,8,9,10,11,13a,14,15,16,16a‐テトラデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a(5H)‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐6‐(3,3‐ジエチルウレイド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐2‐(8‐クロロ‐2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシキノリン‐4‐イルオキシ)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(4‐メチレンピペリジン‐1‐カルボキサミド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐6‐(ピロリジン‐1‐カルボキサミド)‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐6‐(ピペリジン‐1‐カルボキサミド)‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐6‐(アゼチジン‐1‐カルボキサミド)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐6‐(3,3‐ジフルオロアゼチジン‐1‐カルボキサミド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐2‐(2‐(4‐シクロプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐6‐(3,3‐ジメチルピロリジン‐1‐カルボキサミド)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(3,3‐ジフルオロアゼチジン‐1‐カルボキサミド)‐2‐(2‐(4‐イソプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド;
    (2R,6S,13aS,14aR,16aS,Z)‐N‐(シクロプロピルスルホニル)‐6‐(3,3‐ジメチルピロリジン‐1‐カルボキサミド)‐2‐(2‐(4‐イソプロピルチアゾール-2‐イル)‐7‐メトキシ‐8‐メチルキノリン‐4‐イルオキシ)‐5,16‐ジオキソ‐1,2,3,5,6,7,8,9,10,11,13a,14,14a,15,16,16a‐ヘキサデカヒドロシクロプロパ[e]ピロロ[1,2‐a][1,4]ジアザシクロペンタデシン‐14a‐カルボキサミド。
  48. 治療の必要な被験体に、有効量の、請求項1記載の化合物を投与することを含む、ウイルス感染を治療または予防する方法。
  49. 前記ウイルス感染はHCV感染である、請求項48記載の方法。
  50. 薬物療法において使用するための、請求項1記載の化合物。
  51. 前記薬物療法はHCV感染の治療である、請求項50記載の化合物。
  52. ウイルス感染の治療および/または予防のための薬剤の製造における、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
  53. 前記ウイルス感染はHCVである、請求項52記載の使用。
  54. 請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、それらのための少なくとも1つの薬学的に許容される希釈剤または担体と共に含む医薬組成物。
  55. 錠剤、カプセル、溶液または懸濁液の形態の、請求項54記載の医薬組成物。
  56. 請求項1記載の化合物を少なくとも1つの他の治療的に活性な作用物質と共に含む組合せ物。
  57. 前記他の治療的に活性な作用物質は、インターフェロン、インターフェロンα‐2a、インターフェロンα‐2b、インターフェロンアルファコン‐1、ペグインターフェロンα‐2b、ペグインターフェロンα‐2a、リバビリン、TMC435350、BI201335、MK‐7009、VX950(テラプラビル)、SCH503034、ITMN191、VCH‐759、R7128、BMS‐790052、RNAi薬およびシクロフィリン阻害剤からなる群より選択される、請求項56記載の組合せ物。
  58. 前記他の治療的に活性な作用物質は、インターフェロン、インターフェロンα‐2a、インターフェロンα‐2b、インターフェロンアルファコン‐1、ペグインターフェロンα‐2b、ペグインターフェロンα‐2a、およびリバビリンからなる群より選択される、請求項57記載の組合せ物。
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