JP2012514148A5

JP2012514148A5 -

Info

Publication number: JP2012514148A5
Application number: JP2011544555A
Authority: JP
Filing date: 2009-12-28
Publication date: 2013-02-14

Description

ハイドレート貯留層１２２の上又は下にある水の地熱源１５０は、加熱された水の源を得るために活用することができる。加熱された水は、地表に戻し、そこでポンプで下方に注入井１３４を経てハイドレート地層１２２に送り込む。水からの熱は、ハイドレート地層１２２からの炭化水素及び水の解離を促進し、解離区域１２６中に放出される。或いは、加熱された水は、地表に水を最初に戻す必要なしに補助導管１３２により井戸１３４に直接送出することができよう。或いは、加熱された水又は蒸気からの熱は、移動させるか、又は注入する流体と交換させることができる。

Claims

炭化水素含有地下貯留層から炭化水素を生産する方法であって、
（ａ）該炭化水素含有地下貯留層中に砂時計形の解離区域の形の天然の導管を形成すること、
（ｂ）廃熱を回収し、該廃熱を流体に移動させて、加熱された流体を生じさせること、
（ｃ）該加熱された流体を該炭化水素含有地下貯留層に輸送し、熱を該貯留層に含まれるハイドレートに移動させて、該ハイドレートを天然ガスと水に解離させること、並びに
（ｄ）該解離した天然ガス及び水を生産施設に輸送して、該天然ガスを処理すること
を含む、上記方法。
前記廃熱の回収が熱発生地表施設で発生した熱である、請求項１に記載の方法。
前記廃熱がガス液化油（ＧＴＬ）プラントにより発生する、請求項２に記載の方法。
前記廃熱が液化天然ガス（ＬＮＧ）プラントにより発生する、請求項２に記載の方法。
前記廃熱が発電プラントにより発生する、請求項２に記載の方法。
前記廃熱が地下貯留層から他の従来型又は非従来型炭化水素を生産する陸上又は沖合施設により発生する、請求項２に記載の方法。
前記廃熱が地下地層から発生する、請求項１に記載の方法。
前記廃熱が地下地熱井により生ずる、請求項７に記載の方法。
前記廃熱が炭化水素生産貯留層からの生成流体から回収された熱である、請求項７に記載の方法。
前記生成流体からの廃熱を、前記ハイドレート貯留層に注入される水に移動させる、請求項７に記載の方法。
地下貯留層から天然ガスを生産するシステムであって、
（ａ）炭化水素含有ハイドレート貯留層、
（ｂ）第１の導管と第２の導管とを接続する、該地下貯留層中の砂時計形の解離区域の形の、天然の高透過性の導管
（ｃ）廃熱を発生する地表施設、
（ｄ）加熱された流体を生成するために該廃熱により加熱される流体、
（ｅ）該加熱された流体を該炭化水素含有ハイドレート貯留層に運んで、ハイドレートを天然ガスと水に解離させる第１の導管、並びに
（ｆ）該炭化水素含有ハイドレート貯留層から該解離した天然ガス及び水を生産施設に運ぶ第２の導管
を含む、上記システム。
前記地表施設が、ガス液化油（ＧＴＬ）プラント及び液化天然ガス（ＬＮＧ）プラントのうちの１つである、請求項１１に記載のシステム。
前記地表施設が発電プラントである、請求項１１に記載のシステム。
更に廃熱が地熱源の加熱された岩石から発生し、
前記加熱される流体が該加熱された岩石及び前記地表施設から熱を受け取る水である、
請求項１１に記載のシステム。
更に廃熱が炭化水素生産貯留層から生産された流体中の地下熱源から発生し、
前記加熱される流体が前記生産された流体及び前記地表施設から熱を受け取る水である、
請求項１１に記載のシステム。
ハイドレート地層を有する地下貯留層から炭化水素を生産する方法であって、
（ａ）該地下貯留層中の該ハイドレート地層の頂部及び底部に砂時計形の解離区域の形の天然の導管であって、少なくとも１の注入井を、少なくとも１の生産井に接続する導管、を形成すること
（ｂ）廃熱を回収し、該廃熱を流体に移動させて、加熱された流体を生じさせること、
（ｃ）該加熱された流体を該注入井によって該地下貯留層中の該ハイドレート地層に供給すること、
（ｄ）熱を該ハイドレートに移動させて、該ハイドレートを天然ガス及び水に解離させること
（ｅ）該砂時計形の解離区域を通じて、解離した該天然ガス及び水を、該生産井に向かわせること、並びに
（ｆ）解離した該天然ガス及び水を、該生産井によって地表施設に移動させること、
を含む、上記方法。
前記地表施設において、解離した前記天然ガスと水とを分離することを更に含む、請求項１６に記載の方法。
ガス液化油（ＧＴＬ）プラント又は液化天然ガス（ＬＮＧ）プラントにより廃熱を発生させ、前記解離から発生する水を該ＧＴＬ又はＬＮＧプラントに送ることを更に含む、請求項１６に記載の方法。