JP2012513438A - ペプチド粉末形態の製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、GLP−1ペプチド類縁体の自由流動性均質粉末形態の製造方法を含む。この方法は、好ましくはクロマトグラフィーでの精製方法で直接得られた水性有機溶媒中のペプチド類縁体の溶液が、噴霧乾燥プロセスに供され、自由流動性均質粉末の形態で回収されることを特徴とする。

Description

本発明は、ペプチド粉末形態の製造方法、特にGLP−1ペプチド薬物の自由流動性均質粉末形態に関する。
好適なペプチド薬物は、ヒトグルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)の類縁体、特に配列番号1:
His-Aib-Glu-Gly-Thr-Phe-Thr-Ser-Asp-Val-Ser-Ser-Tyr-Leu-Glu-Gly-Gln-Ala-Ala-Lys-Glu-Phe-Ile-Ala-Trp-Leu-Val-Lys-Aib-Arg-NH2,
(式中、これらのアミノ酸のうちの26個は、天然のL配置であり、4個は、キラルではない)のアミノ酸配列を持つGLP−1類縁体である。Aibは、α−アミノイソ酪酸を意味する。このペプチドは、(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHとも名付けられ、その薬学的用途および固相ペプチド合成(SPPS)による調製は、PCT公開WO2003/34331に記載されている。
GLP−1類縁体の合成は、また、固相ペプチド合成(SPPS)および溶液での断片カップリングの双方を包含するハイブリッドアプローチに従うことができる。例えば、PCT公開WO2007/147816には、3つの断片を調製しかつこれらの断片を溶液中でカップリングすることによる(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHの調製が記載されている。
個々の合成工程は、通常、高度に選択的であるが、多工程化学合成の最後には、生成物は、典型的には、薬物として使用するには十分に純粋ではない。そこで、粗生成物は、逆相高性能液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)に供されて、さらにペプチドが精製されて、96〜99%(面積)の範囲の純度が実現される。RP−HPLC段階後に、生成物は、通常、典型的には1〜15%(w/w)のペプチドの濃度を持つ溶液の形態で得られる。
薬物製剤化に好適である乾燥最終生成物を得るために、溶液は、凍結乾燥または析出手法のいずれかに供される。
しかしながら、この技術分野で公知の手順では、自由流動性ではない形態で生成物が供給されるという問題がある。さらに、凍結乾燥および析出手法は時間がかかり、バッチ式で適用する必要がある。
したがって、本発明の目的は、GLP−1ペプチド薬物を自由流動性均質粉末形態で供給することが可能であり、また工業的規模で適用可能な方法を開発することである。
この目的は、以下に概括するような、本発明の方法で達成されうることが見出された。
GLP−1ペプチド類縁体の自由流動性均質粉末形態の製造方法は、水性有機溶媒中のペプチド類縁体の溶液を、噴霧乾燥プロセスに供し、自由流動性均質粉末の形態で回収することを特徴とする。ペプチドの溶液は、RP−HPLC段階から、またはRP−LPLC(低圧液体クロマトグラフィー)もしくはRP−MPLC(中圧液体クロマトグラフィー)から、直接得られる。
用語「自由流動性」は、噴霧乾燥GLP−1ペプチド類縁体が好ましい流動特性を示す性質を記述するものであり、すなわちそのGLP−1ペプチドは、凝集物または塊を形成する傾向を持たない均質粉末形態である。
用語「GLP−1ペプチド類縁体」は、天然のヒトグルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)類縁体、GLP−1(7−37)およびGLP−1(7−36)NHならびにGLP−1ペプチドの合成類縁体(GLP−1類縁体)を包含する。
好ましいGLP−1類縁体は、配列番号1:
His-Aib-Glu-Gly-Thr-Phe-Thr-Ser-Asp-Val-Ser-Ser-Tyr-Leu-Glu-Gly-Gln-Ala-Ala-Lys-Glu-Phe-Ile-Ala-Trp-Leu-Val-Lys-Aib-Arg-NH2,
のアミノ酸配列を持つヒトGLP−1類縁体、すなわち(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHおよびPCT公開WO2003/34331に記載されているさらなる類縁体である。(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHが最も好ましい。この短縮形は、形式上、1〜6番目のアミノ酸残基を欠失させ、C末端をアミド化し、8位(Ala)および35位(Gly)の天然由来のアミノ酸残基をα−アミノイソ酪酸(Aib)で置換することによる、天然のヒトGLP−1(1−37)に由来する類縁体を表示する。
GLP−1ペプチドの好適な類縁体は、さらに、GLP−1(7−37)、GLP−1(7−36)NH、(Gly)GLP−1(7−37)、(Gly)GLP−1(7−36)、(Ser34)GLP−1(7−37)、(Val)GLP−1(7−37)、(Val,Glu22)GLP−1(7−37)、(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−Lys26Arg34−GLP−1(7−37)(リラグルチド)およびD−AlaLys37−(2−(2−(2−マレイミドプロピオンアミド(エトキシ)エトキシ)アセトアミド))GLP−1(7−37)(CJC−1131)からさらに選択することができる。
GLP−1ペプチドのさらなる類縁体は、エキセンジン(exendin)−3、配列番号2:
His-Gly-Glu-Gly-Thr-Phe-Thr-Ser-Asp-Leu-Ser-Lys-Gln-Met-Glu-Glu-Glu-Ala-Val-Arg-Leu-Phe-Ile-Glu-Trp-Leu-Lys-Asn-Gly-Gly-Pro-Ser-Ser-Gly-Ala-Pro-Pro-Pro-Ser-NH2
のアミノ酸配列を有するエキセンジン−4(エキセナチド)、エキセンジン−4酸、エキセンジン−4(1−30)、エキセンジン−4(1−30)アミド、エキセンジン−4(1−28)、エキセンジン−4(1−28)アミド、14Leu,25Pheエキセンジン−4アミドと14Leu,25Pheエキセンジン−4(1−28)アミドおよびAVE−0010(配列番号3:
His-Gly-Glu-Gly-Thr-Phe-Thr-Ser-Asp-Leu-Ser-Lys-Gln-Met-Glu-Glu-Glu- Ala-Val-Arg-Leu-Phe-Ile-Glu-Trp-Leu-Lys-Asn-Gly-Gly-Pro-Ser-Ser-Gly-Ala-Pro-Pro-Ser-Lys-Lys-Lys-Lys-Lys-Lys-NH2
のアミノ酸配列を有するエキセジン類縁体)から選択されるエキセジン類縁体であることができる。
図面は、以下に概括する意味を有する。
図1は、噴霧乾燥プロセスのフローチャートを示す。
図2aは、析出(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHの走査電子顕微鏡観察を示す。
図2bは、噴霧乾燥(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHの走査電子顕微鏡観察を示す。
本発明の好ましい態様において、その方法は、水性有機溶媒中のペプチド類縁体の溶液が、分取HPLCから直接得られ、噴霧乾燥プロセスに供給されることを特徴とする。
この噴霧乾燥プロセスは、
a)水性有機溶媒中のペプチドの溶液を、供給槽(1)からフィルター(2)を経て供給し、
b)噴霧室(3)中のろ過された溶液を、霧化器(4)を用いて霧化し、
c)霧化された混合物を注入口(5)を経て供給される高温乾燥気体と混合することにより、溶媒を気化させて、ペプチド粉末を析出させ、
d)気体粉末混合物を、ペプチドを自由流動性均質粉末として収集することができるサイクロン(6)に供給する、
工程を含む
工程a)
工程a)は、水性有機溶媒中のペプチドの溶液を、供給槽(1)からフィルター(2)を経て供給することを必要とする。
上で概括したように、水性有機溶媒中のペプチド類縁体の溶液は、分取HPLC(図1中で「A」の記号で表す)から直接取り出すことが好ましい。水とアセトニトリルおよびTHFの混合物が精製工程で溶媒として使用される場合、ペプチド溶液のさらなる濃縮を、水と脂肪族アルコールの混合物を溶媒として使用して、HPLCにより、あるいはLPLC(低圧液体クロマトグラフィー)または(中圧液体クロマトグラフィー)により行う必要がある。
水性有機溶媒は、通常、20%〜80%w/wの水と20%〜80%w/wの脂肪族アルコールの混合物、好ましくは40%〜70%w/wの水と30%〜60%w/wの脂肪族アルコールの混合物である。
脂肪族アルコールは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、s−ブタノールまたはt−ブタノール、好ましくはメタノールまたはエタノールから選択することができる。
水性有機溶媒中のペプチド含有量は、一般に、0.5%〜15%w/w、好ましくは1.0%〜10%w/w、より好ましくは0.5%〜8%w/wの範囲である。
ペプチドの溶液は、好適には、pH安定化用の、通常の緩衝剤を含んでいる。好適な緩衝剤は、好ましくは、0.05%〜0.25%w/wの範囲で加えられる酢酸アンモニウム、または0.05%〜1%w/wの範囲で加えられる酢酸から選択される。より好ましくは、緩衝剤は、0.05%〜1%w/wの量の酢酸である。
ペプチドの溶液は、供給槽(1)からフィルター(2)を経て、通常1kg/h〜20kg/h、好ましくは5kg/h〜15kg/hの供給速度で、噴霧室(3)へ供給される。使用される噴霧乾燥装置のサイズに応じて、供給速度は、したがって、5〜10の倍率で増加させることができる。
ペプチドの溶液の温度は、5℃〜35℃の間で選択することができる。
フィルター(2)のサイズは、一般に、0.2μm〜4.0μmの範囲である。
工程b)
工程b)は、噴霧室(3)中のろ過された溶液を、霧化器(4)を用いて霧化することを要する。
一般に、ロータリーホイール霧化器が使用される。霧化器速度は、10,000rpm〜30,000rpmの範囲で選択される。
工程c)
工程c)は、霧化された混合物を注入口(5)を経て供給される高温乾燥気体と混合することにより、溶媒を気化させて、ペプチド粉末を析出させることを要する。
「高温乾燥気体」として、窒素、二酸化炭素または空気を使用することができる。好ましい「高温乾燥気体」は、100℃〜200℃、好ましくは110℃〜140℃の温度で適用され得る窒素である。
高温乾燥気体は、300kg/h〜500kg/hの供給速度で、噴霧室(3)に供給される。使用される噴霧乾燥装置のサイズに応じて、供給速度は、結果として、5〜10の倍率で増加させることができる。
工程d)
工程d)は、気体粉末混合物を、ペプチドを自由流動性均質粉末として収集することができるサイクロン(6)に供給することを要する。
サイクロン(6)に供給される気体は、一般に、50℃〜150℃、好ましくは50℃〜110℃、より好ましくは60℃〜80℃の温度である。
ペプチドは、袋状ハウジング(B)のような、この技術分野で周知の装置で収集することができる。
気体回収
本発明の好ましい態様においては、気体は、以下の気体回収工程:
e)サイクロン(6)を離れる気体をフィルター(7)で精製する;
f)凝縮器(8)中で水性溶媒を凝縮する;
g)加熱器(9)中で凝縮器(8)を離れた気体を加熱し、噴霧室(3)に高温乾燥気体を再導入する;
に従って回収することができる。
フィルター(7)は、好適には、フィルター中に留まった微粒子を収集するのに適切な装置(C)に接続されている。
凝縮器(8)もまた、凝縮した溶媒を回収するのに適切な装置(D)に接続されている。
加熱器(9)中で、気体は、再び、噴霧乾燥プロセス中の「高温乾燥気体」として使用するための温度にされる。
あるいは、新鮮な気体のみを使用することができる。噴霧乾燥プロセスは、その後、気体が回収されるときの「閉鎖サイクル」モードでの運転に対して、「開放サイクル」モードで運転される。
生成物の特性
本発明に係る噴霧乾燥プロセスから得られるペプチドは、一般に、自由流動性均質粉末形態である。したがって、析出した生成物と比較すると、粒子は、より低い比表面積およびより低い嵩密度を示す。噴霧乾燥生成物の粒子の大部分は、析出した生成物に比べて、直径が極めて小さい。
好ましい態様において、(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHの自由流動性均質粉末は、BET法(ISO9277)により測定された比表面積が0.5m/g〜5m/g、好ましくは0.5m/g〜2.5m/gであること、すなわち、析出した生成物について測定された値よりも相当低い値を特徴とする。
噴霧乾燥(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHは、さらに、200μm未満、好ましくは150μm未満、より好ましくは100μm未満の粒径分布d90(レーザー散乱により測定)を特徴とし、これは、粒子の90%が、200μm未満、好ましくは100μm未満の粒径を有することを意味する。60%より多い析出したペプチドは、500μmを超える粒径を有している。
噴霧乾燥(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHの粒子の平均径は、一般に、10〜60μmの範囲内、好ましくは20〜40μmの範囲内、より好ましくは20〜30μmの範囲内である。
噴霧乾燥(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHの加工性パラメーター嵩密度は、一般に、0.25g/cm未満、好ましくは0.2g/cm未満であるが、0.1g/cm未満に調整することができ、したがって、0.3〜0.4g/cmを超える値を示す析出生成物に比べて優れている。
噴霧乾燥した生成物の嵩密度およびタップ密度は、水性有機溶媒(供給溶液)中の水と脂肪族アルコールとの比、供給溶液中のペプチドの濃度および酢酸塩の濃度、ならびに供給溶液のpH値のようなパラメーターに依存して調整することができることが見出された。供給溶液中の酢酸塩の量が少ないと、嵩密度が0.1g/cm未満の噴霧乾燥(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHが得られ、供給溶液中の酢酸塩がより多いと、約0.2〜0.25g/cmの嵩密度となる。
したがって、0.1g/cm未満の嵩密度を持つ(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHの噴霧乾燥粉末は、ペプチドの溶液(供給溶液)が2%w/w未満の(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHと0.15、好ましくは0.10%w/w未満の酢酸塩を含むことを特徴とする本明細書に記載の方法により得られる。約0.20〜0.25g/cmの嵩密度を持つ(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHの噴霧乾燥粉末は、ペプチドの溶液(供給溶液)が7〜8%w/wの(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHと0.4〜0.6%w/wの範囲の酢酸塩を含むことを特徴とする本明細書に記載の方法により得られる。
図1は、噴霧乾燥プロセスのフローチャートを示す。 図2aは、析出(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHの走査電子顕微鏡観察を示す。 図2bは、噴霧乾燥(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHの走査電子顕微鏡観察を示す。
以下の実施例は、本発明を限定することなく本発明を例証する。
実施例
実施例A:
ペプチドの調製
粗ペプチド(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHは、WO2007/147816に記載の方法に従って、3種の断片を製造し、これらの断片を溶液中でカップリングすることにより調製することができる。
実施例B:
RP−HPLC精製
粗ペプチドの精製は、RP(逆相)固定相上で行われる。そこで、吸着剤は、シリカゲル(例えば、Kromasil 100-16-C18)またはアクリルエステルマクロ網状吸着剤(例えば、Amberchrom CG71M)のようなRP材である。精製は、約2のpHでの1回目に通過させるクロマトグラフィー精製と、それに続く約9のpHでの2回目の通過を含む。
1回目のクロマトグラフィー
粗(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHを水/アセトニトリル/酢酸(例えば、90/9/1 v/v/v)中に溶解し、HPLCカラムにロードし(20g/Lまでロード、床深さ:約25cm)、精製プログラム(長さ45cmのカラムについての例が、表1に記載されている)を開始する。画分を集め、水または希水酸化アンモニウム溶液で希釈しうる。
Figure 2012513438
AとBの比は、主ピーク(ペプチド(Aib8,35)GLP−1(7−36)NH)についてのわずかな滞留に対応して、精製プログラムに示した%有機溶媒をほぼ達成するために変更してもよい。イベント時間、グラジエントおよびローディングアスペクト(loading aspects)は、精製を最適化するために、変更してもよい。たまった画分は、さらに、2回目のクロマトグラフィーの条件により精製される。
2回目のクロマトグラフィー
(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHのクロマトグラフィー1からのたまった希釈画分を、HPLCカラムにロードし、精製プログラム(表2および表3中の45cmカラムについての例を参照)を開始する。画分を集め、水または希酢酸で希釈しうる。
Figure 2012513438
CとDの比は、主ピーク(ペプチド(Aib8,35)GLP−1(7−36)NH)についてのわずかな滞留に対応して、精製プログラムに示した%有機溶媒をほぼ達成するために変更してもよい。イベント時間、グラジエントおよびローディングアスペクトは、精製を最適化するために、変更してもよい。
たまった画分は、本明細書で後述する析出プロセスまたは噴霧乾燥プロセス中で直接使用することができる。
Figure 2012513438
EとFの比は、主ピーク(ペプチド(Aib8,35)GLP−1(7−36)NH)についてのわずかな滞留に対応して、精製プログラムに示した%有機溶媒をほぼ達成するために変更してもよい。イベント時間、グラジエントおよびローディングアスペクトは、精製を最適化するために、変更してもよい。
たまった画分は、水または希酢酸で希釈してもよい。次いで、これらを、直接、以下の濃縮工程用のHPLCカラムにロードする。
(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHの濃縮:
濃縮のための以下の工程は、代替2aを2回目のクロマトグラフィー工程中で使用した場合に、場合により行われる。クロマトグラフィー2からのたまった希釈画分をカラムにロードし、弱い移動相(表4中の初期緩衝剤または水性酢酸/エタノール(85/15 v/v)で平衡化される。緩衝剤組成を、強い移動相(表4中の最終緩衝剤または水性酢酸/エタノール(20/80 v/v)に変え、(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHがカラムから溶離されるにつれて、それを集める。
Figure 2012513438
イベント時間、グラジエントおよびローディングアスペクトは、精製を最適化するために、変更してもよい。いくつかの濃度での操作を組み合わせ、そして(Aib8,35)GLP−1(7−36)NH含有溶液のエタノール含有量を測定した(例えば、GCにより)。
比較例C:
沈殿
適切な反応器中で、メチルtert−ブチルエーテル(MTBE)184kgを、24〜26℃の温度で、エタノール122kgと混合した。分取HPLCから得られた(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHの精製溶液36.7kgを、5〜15分以内で加えた。混合物を34℃〜36℃の温度に加熱し、1時間攪拌し、次いで、24℃〜26℃に冷却した。フィルター乾燥器(0.2m)上でろ過した後、ケーキを15分間窒素で乾燥し、さらに、25℃〜30℃で9時間、真空下に(100mbar未満)乾燥した。次いで、ケーキをそれぞれ3.4kgのエタノールで2回洗浄し、25℃で19時間、真空下に(100mbar未満)乾燥した。得られた生成物を、エタノール含有量が1%未満に減少するまで、湿った窒素を3時間と乾燥窒素を1時間、交互に、フィルター乾燥器に下から通すことにより加湿した。これにより、生成物は湿気を含むようになり、他の乾燥サイクルが必要であった。乾燥窒素を3時間、フィルター乾燥器に下から通すことにより、水分を、約6%に調整した。601gの生成物(HPLCアッセイによる収率:92%)が得られた(97.9%(面積)の(Aib8,35)GLP−1(7−36)NH、6.1%のHO、0.73%のエタノールおよび0.02%のMTBEを含む)。
噴霧乾燥実施例1aおよび1b
実施例1aおよび1bに適用された噴霧乾燥条件:
Figure 2012513438
噴霧乾燥(Aib8,35)GLP−1(7−36)NHは、熱分解に関連する新たな不純物が全くない良品質のものであった(以下の表6参照)。それは、約1〜2%(w/w)のエタノール、4〜5%(w/w)の水、および3%(w/w)の酢酸塩を含んでいた(表4)。
Figure 2012513438
実施例2a〜2f
残留エタノールの量を最少にするために、プロセスパラメーターをいくつか変えて、さらに小スケールでの最適化の試行を行った:
Figure 2012513438
したがって、継続的な「インサイツ」窒素パージを行って、23〜28%のエタノールの相対的な減少を成功裏に達成した(表8)。
Figure 2012513438
実施例3aおよび3b:
引き続く多キログラムスケールでのバッチを、以下の最適化されたパラメーターを用いて行った:
Figure 2012513438
2つのバッチの得られた品質特性を、表10に示す:
Figure 2012513438
実施例4
1.87%(w/w)の(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NH、61%(w/w)の水および37%(w/w)のエタノールを含む溶液160kgを、Niro SD-4-R-CC(噴霧室 Φ1.2x0.75m、容量 8kgHO/h)に供給した。約15時間後、微粉末(分析値は、上の実施例3a参照)2.73kgをサイクロンから収集した。
Figure 2012513438
実施例5:
さらなる最適化の試行を行って、下流での加工を容易にするために噴霧乾燥粉末の嵩密度をいかにして調整できるかを決定した。結果を表12に示す。実施例5a〜5fは、供給溶液の組成を変えて、すなわち、溶媒比率(エタノールと水との)、(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHの濃度、および異なるpHをもたらす供給溶液中の酢酸塩の濃度を変更して、実施例5a〜5fを行った。分取HPLC溶液の噴霧乾燥を直接にかつさらなる修正をすることなく行うために、その変更は、最終の分取HPLC工程で統合した。
Figure 2012513438

Claims (26)

  1. GLP−1ペプチド類縁体の自由流動性均質粉末形態の製造方法であって、水性有機溶媒中のペプチド類縁体の溶液を、噴霧乾燥プロセスに供し、自由流動性均質粉末の形態で回収する方法。
  2. 水性有機溶媒中のペプチド溶液が、分取HPLC、LPLCまたはMPLCから得られる、請求項1記載の方法。
  3. 水性有機溶媒中のペプチド溶液が、分取HPLCから得られる、請求項1記載の方法。
  4. 噴霧乾燥プロセスが、
    a)水性有機溶媒中のペプチドの溶液を供給槽(1)からフィルター(2)を経て供給し、
    b)噴霧室(3)中のろ過された溶液を、霧化器(4)を用いて霧化し、
    c)霧化された混合物を注入口(5)を経て供給される高温乾燥気体と混合することにより、溶媒を気化させて、ペプチド粉末を沈殿させ、
    d)気体粉末混合物を、ペプチドを自由流動性均質粉末として収集することができるサイクロン(6)に供給する、
    工程を含む、請求項1〜3に記載の方法。
  5. 水性有機溶媒が、20%〜80%w/wの水と20%〜80%w/wの脂肪族アルコールの混合物である、請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
  6. 脂肪族アルコールが、メタノールまたはエタノールである、請求項5記載の方法。
  7. ペプチドの溶液が、緩衝剤を含むものである、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
  8. ペプチドの溶液が、酢酸塩を含むものである、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
  9. ペプチドの溶液が、0.4〜0.6%w/wの酢酸塩を含むものである、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
  10. ペプチドの溶液が、0.15%w/w未満の酢酸塩を含むものである、請求項1〜6のいずれか一項記載の方法。
  11. 噴霧乾燥プロセスの工程a)において、ペプチドの溶液が、1kg/h〜20kg/hの供給速度で供給槽(1)からフィルター(2)を経て供給される、請求項4記載の方法。
  12. ペプチドの溶液が、5℃〜35℃の温度である、請求項11記載の方法。
  13. 噴霧乾燥プロセスの工程a)において、フィルター(2)のサイズが0.2μm〜4.0μmの範囲である、請求項4、11および12のいずれか一項記載の方法。
  14. 噴霧乾燥プロセスの工程b)において、ロータリーホイール霧化器を使用する、請求項4記載の方法。
  15. 霧化器速度が、10,000rpm〜30,000rpmの範囲で選択される、請求項14記載の方法。
  16. 噴霧乾燥プロセスの工程c)において、100℃〜200℃の温度の窒素が、高温乾燥気体として使用される、請求項4記載の方法。
  17. 高温乾燥気体が、300kg/h〜500kg/hの供給速度で供給される、請求項4および16のいずれか一項記載の方法。
  18. 噴霧乾燥プロセスの工程d)において、サイクロン(6)内へ供給される気体が50℃〜110℃の温度である、請求項4記載の方法。
  19. 噴霧乾燥プロセスが、さらに、
    e)サイクロン(6)を離れる気体をフィルター(7)で精製する;
    f)凝縮器(8)中で水性有機溶媒を凝縮する;
    g)加熱器(9)中で凝縮器(8)を離れた気体を加熱し、噴霧室(3)に高温乾燥気体を再導入する;
    工程を含む、請求項4記載の方法。
  20. GLP−1ペプチド類縁体が、GLP−1(7−37)、GLP−1(7−36)NH、(Gly)GLP−1(7−37)、(Gly)GLP−1(7−36)、(Ser34)GLP−1(7−37)、(Val)GLP−1(7−37)、(Val,Glu22)GLP−1(7−37)、(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NH、(N−ε−(γ−Glu(N−α−ヘキサデカノイル)))−Lys26Arg34−GLP−1(7−37)、D−AlaLys37−(2−(2−(2−マレイミドプロピオンアミド(エトキシ)エトキシ)アセトアミド))GLP−1(7−37)、エキセンジン−3、エキセンジン−4、エキセンジン−4酸、エキセンジン−4(1−30)、エキセンジン−4(1−30)アミド、エキセンジン−4(1−28)、エキセンジン−4(1−28)アミド、14Leu,25Pheエキセンジン−4アミドと14Leu,25Pheエキセンジン−4(1−28)アミドおよびAVE−0010よりなる群から選択される請求項1〜19のいずれか一項記載の方法。
  21. GLP−1ペプチド類縁体が、(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHである、請求項1〜19のいずれか一項記載の方法。
  22. 請求項1〜19のいずれか一項記載の方法で得られ得る、GLP−1ペプチド類縁体。
  23. (Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHの自由流動性均質粉末形態。
  24. 粒子が、0.5m/g〜5m/gの比表面積(BET)を有する、請求項23記載の(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHの自由流動性均質粉末形態。
  25. 粒子の90%が、200μm未満の直径を有する、請求項22または23記載の(Aib8,35)hGLP−1(7−36)NHの自由流動性均質粉末形態。
  26. 本明細書中で前記された新規な方法および新規な粉末形態。
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