JP2012512715A - 厚さが変化する鋲留め器具、並びにその送達及び配備の方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、移植片部材を組織に結合すること又は身体の穿孔の閉塞を容易にすることに有効な、組織と係合させるための鋲留め器具を提供する。一実施形態において、鋲留め器具は、近位端及び遠位端を有する本体と、本体の近位端に配置された近位ベース部材と、本体の遠位端に配置された少なくとも一つの組織係合部材と、を備える。本体を取り囲むばね部材は、近位ベース部材に接触する近位端を有する。使用時において、ばね部材は、少なくとも一つの組織係合部材に向かって遠位に伸張して付勢されている弛緩状態と、ばね部材の遠位端が少なくとも一つの組織係合部材からさらに間隔を空けて位置する圧縮状態とを有する。それによって、さまざまな厚さの一つ以上の組織の断片が、ばね部材の遠位端と組織係合部材との間に捕捉されるようになっている。鋲留め器具を配備するための送達システム及び方法も提供する。

Description

本願発明は概して医療装置に関し、より具体的には、組織の係合又は身体の穿孔の閉塞を容易にするための装置に関する。
本発明は2008年12月19日に出願された「厚さが変化する鋲留め器具、並びにその送達及び配備の方法」と題する米国仮特許出願第61/139,148号の優先権の利益を主張し、その開示の全体をここに参照として援用する。
組織又は体壁の穿孔は、故意に又は故意でなく形成され得る。例えば、故意でない腹部ヘルニアは、力仕事や、咳、排便や排尿中にかかる負荷、腹腔内の流体、その他の理由によって腹壁に形成されることがある。
故意の穿孔は、例えば、経管腔的処置などの外科的処置中に形成される。経管腔的処置においては、内視鏡などの一つ以上の器具が胃壁などの腹壁を通して挿入される。経管腔的処置の間、閉塞器具が腹壁内の穿孔を閉じるために使用されてもよい。穿孔が有する構造によっては、適切に閉じて体液の漏出を防ぐことが難しいことがある。
穿孔を密封する試みが、移植片部材を組織に結合することによって行われてきた。例えば、メッシュやパッチなどの移植片材料が、穿孔の周囲の組織に重なるように配置される。移植片材料はその後、穿孔を効果的に覆って密封するように組織の周囲に固定される。移植片材料を組織の周囲に固定するために、縫合糸が手作業によって周囲の組織の全層を通され、それから縛り付けて結ばれる。しかし、そのような手作業の縫合技術は、時間を消費したり、行うのが難しかったりすることがある。さらには、経管腔的処置中に形成された意図的な穿孔を閉塞するときに、縫合技術は体液の漏出を起こし、信頼性がなくまた再生するのが難しい場合がある。
組織の意図的な又は意図的でない穿孔を密封するさらなる試みが、クリップや、鋲、ステープル、ファスナーなどの機械的な装置を使用して行われてきた。そのような装置は、目標とする組織の場所に向かって送達され、穿孔の周囲の組織を係合するために配備される。しかし、通常は、そのような機械的な装置は、組織及び移植片の厚さの予期できない局所的な変化にすぐに対応することができないか、または組織及び移植片の厚さの見積もりを間違った後に調整することができない。もし機械的な装置が組織や移植片の厚さのそのような変化に対応することができないとしたら、それは装置の間違った配備をもたらすか、又は隙間の形成及び潜在的な漏出を引き起こす可能性がある。
本発明は、移植片部材を組織に結合すること又は身体の穿孔の閉塞を容易にすることに有効な、組織と係合させるための鋲留め器具を提供する。一実施形態において、鋲留め器具は、近位端及び遠位端を有する本体と、本体の近位端に配置された近位ベース部材と、本体の遠位端に配置された少なくとも一つの組織係合部材と、を備える。本体を取り囲むばね部材は、近位ベース部材に接触する近位端を有する。
使用時において、ばね部材は、少なくとも一つの組織係合部材に向かって遠位に伸張して付勢されている弛緩状態と、ばね部材の遠位端が少なくとも一つの組織係合部材からさらに間隔を空けて位置する圧縮状態とを有する。それによって、さまざまな厚さの組織や移植片部材が、ばね部材の遠位端と組織係合部材との間に捕捉されるようになっている。
有利なことに、ばね部材を備えることで、組織の厚さ及び移植片部材の厚さに関係なく、移植片部材を組織に結合することが容易になる。ばね部材は弛緩状態に付勢されているので、組織及び移植片部材の厚さのいかなる組み合わせの厚みにでも捕捉して圧縮力を与えることができ、また、組織や移植片部材の厚さの局所的な変化にも漏出することなく対応できる。
鋲留め器具を配備するための送達システムは、それぞれがルーメンを有する外側シース及びカテーテルを備えていても良い。カテーテルは外側シースのルーメン内で長手方向へ移動するようになされており、また、鋲留め器具はカテーテルのルーメンを通して選択的に前進させられるようになされている。好ましくは、少なくとも一つのくさび状部材はカテーテルの柔軟な遠位領域に配置される。くさび状部材は、外側シースがカテーテルの遠位端を覆って配置されたときに、カテーテルの遠位端で収縮部を形成するようになされている。収縮部に対する鋲留め器具の遠位方向への前進によって、鋲留め器具の遠位ベース部材が収縮部に係合し、さらに組織係合部材がカテーテルの遠位端を越えて遠位に伸張して組織に係合する。このとき、ばね部材はカテーテルの遠位端の近くで圧縮状態を維持していてもよい。次に、カテーテルの遠位端及びくさび状部材を越えて外側シースを近位方向へ引き戻すことによって、カテーテルの遠位端及びくさび状部材の半径方向外側への移動が可能となり、それによって、収縮部がなくなってカテーテルの遠位端から鋲留め器具全体を配備することが可能となる。
本発明の他のシステム、方法、特徴、及び利点は、以下の図及び詳細に記載した説明で当業者に明らかになるであろう。そのような追加的なシステム、方法、特徴及び利点の全てが、本発明の範囲に含まれ且つ特許請求の範囲によって包含されることを意図している。
本発明は、以下の図面及び記載を参照することでより良く理解することができるであろう。図面の構成は必ずしも一定の縮尺でなく、本発明の原理を説明する上でむしろ強調されている。さらには図面において、同様な参照番号が異なる図においても対応する部分に付してある。
第1の実施形態の鋲留め器具の弛緩状態における側面図である。 図1の鋲留め器具の圧縮状態における側面図である。 例示的な送達システム、及び図1−2に従って提供された少なくとも一つの鋲留め器具の配備のシーケンスを示す側面断面図である。 例示的な送達システム、及び図1−2に従って提供された少なくとも一つの鋲留め器具の配備のシーケンスを示す側面断面図である。 例示的な送達システム、及び図1−2に従って提供された少なくとも一つの鋲留め器具の配備のシーケンスを示す側面断面図である。 腹部ヘルニアを処置するために移植片部材を組織に結合するための、図1−2の複数の鋲留め器具の一つの例示的な使用法を示す。 送達システムのカテーテルの遠位領域の特徴を示す斜視図である。 送達システムの別の実施形態の側面断面図である。 送達システムの別の実施形態の側面断面図である。 別の実施形態の鋲留め器具の弛緩状態における側面図である。 図10の鋲留め器具の圧縮状態における側面図である。 例示的な送達システム及び図10−11に従って提供された鋲留め器具の配備の部分的なシーケンスを示す側面断面図である。 例示的な送達システム及び図10−11に従って提供された鋲留め器具の配備の部分的なシーケンスを示す側面断面図である。
本明細書において、用語「近位」は概して医療処置中に医師に向かう方向を示し、一方で、用語「遠位」は概して医療処置中に患者の解剖学的構造内の目標部位に向かう方向を示す。
ここで図1を参照すると、鋲留め器具20の第1の実施形態が示されている。この実施形態においては、鋲留め器具20は近位端22及び遠位端24を有する本体21を備える。鋲留め器具20は、近位及び遠位の表面32、34を有する近位ベース部材30をさらに備える。随意的に、鋲留め器具20は、図1に示されているように、近位及び遠位の表面42、44を有する遠位ベース部材40を備えていても良い。遠位ベース部材40はその中に形成された開口47を有しており、開口は本体21の外径よりわずかに大きい内径を備えていても良い。本体21は、近位ベース部材30及び遠位ベース部材40とともに、これらに限定するわけではないが、生体適合性プラスチックや、ステンレス、形状記憶合金を含むいかなる適した材料からでも形成することができる。
鋲留め器具20は、近位端52及び遠位端54を有するばね部材50をさらに備える。ばね部材50は、本体21の少なくとも一部を周方向に取り囲んでいる。図1−2の本実施形態において、ばね部材50は近位及び遠位ベース部材30、40の間に配置されている。具体的には、ばね部材50の近位端52は近位ベース部材30の遠位の表面34に接し、一方で、ばね部材50の遠位端54は遠位ベース部材40の近位の表面42に接する。ばね部材50は、接着剤、はんだ、溶接、機械的連結デバイス、又は他のいかなる適した方法を使用して近位及び遠位ベース部材30、40に固定されていてもよい。代替的に、ばね部材50は、近位及び遠位ベース部材30、40に当接した関係をもって配置されていてもよい。
少なくとも一つの組織係合部材60が本体21の遠位端24に配置されている。組織係合部材60は、組織の中への突き刺し、当接、又は固定のためのいかなる適した形状及び構造を備えていても良い。図1−2の例において、組織係合部材60は、近位尖端62及び遠位尖端64を有し、その間に鋭くとがったフック形状の先端を形成している、単一で実質的に曲がらない部材を備える。しかしながら、後に図10−13に関連して説明するように、組織係合部材60は、収縮状態と拡張状態を有していて、拡張状態で組織に係合するような構成とされている1つ以上の展開可能な部材を代替的に備えていても良い。
ばね部材50は、図1−2にそれぞれ示されているように、弛緩状態と圧縮状態を有する。ばね部材50は、図1に示されているように、弛緩状態において第1の長さLを有する。弛緩状態において、ばね部材50は長手方向に伸ばされ、また、遠位端54は好ましくは組織係合部材60に実質的にごく接近して配置されており、例えば2ミリメーター以内又は組織係合部材60に当接して配置される。本実施形態において示されているように、随意的な遠位ベース部材40がばね部材50の遠位端54に取り付けられているとき、遠位ベース部材40の遠位の表面44は組織係合部材60の近位尖端62に隣接して、又は当接した状態で配置される。それによって、後にさらに詳しく説明するように、ばね部材50が弛緩状態へと付勢されるので、厚さが変化する組織又は移植片材の一つ以上の部分を、それがどんなに薄くても遠位ベース部材40の遠位の表面44と組織係合部材60との間に捕捉することができる。
ばね部材50は、図2に示されているように、圧縮状態における第2の長さLをさらに有する。第2の長さLは、ばね部材50の圧縮によって第1の長さLよりも小さくなり、それによって、ばね部材50の遠位端54と遠位ベース部材40は組織係合部材60からさらに離れて隔置される。間隔Lは、図2に示されているように、遠位ベース部材40の遠位の表面44と組織係合部材60の近位尖端62との間に形成される。明らかではあるけれども、図2において遠位ベース部材40は近位ベース部材30と組織係合部材60とのおおよそ中間に描かれているが、ばね部材50が圧縮状態にあるときに、遠位ベース部材40が近位ベース部材30にもっと近くに位置するようにしても、近位ベース部材30からもっと遠くに位置するようにしてもよい。この状態で、後に詳細に説明するように、一つ以上の組織の断片又は移植片材料を遠位ベース部材40と組織係合部材60との間に配置することができる。
ばね部材50は、ステンレスなどのいかなる適した材料からなっていても良い。さらに、ばね部材50は、ある特定の適用先に基づいて、それに合わせて作られた形状及び構造を有していても良い。特に、ばね部材50の直径、ワイヤーの太さ、剛性、そして他の特徴は、解剖学的制約に合わせるための特定の処置のためや、組織断片上に負荷される力を変えるために、必要に応じて変更することができる。
図1−2の本実施形態において、近位及び遠位ベース部材30、40は概して円柱状の形状を有しており、そのような形状は、後にさらに詳細に説明するように、カテーテル70のルーメン78を通しての挿入を容易にすることができる。しかし、近位及び遠位ベース部材30、40は代替的に異なる形状を備えていても良い。さらに、後により詳細に説明するように、遠位ベース部材40は好ましくはカテーテル70の収縮部79に選択的に係合するような大きさとされた外径を有するが、近位ベース部材30及びばね部材50は遠位ベース部材40に比べて小さい直径の外形を有していても良い。
ここで図3−5を参照すると、少なくとも一つの図1−2の鋲留め器具20の送達及び配置のための例示的な送達システムが示されている。図3−5の本実施形態においては、第1及び第2の鋲留め器具20a、20bが連続的な配置のために設けられている。第1及び第2の鋲留め器具20a、20bは、図6に関連して後に説明するように、移植片部材110を使用して、腹壁の組織104にある腹壁ヘルニアなどの穿孔105の処置を容易にするために使われる。
図3において、送達システムは、ルーメン78を有するカテーテル70を備えており、また、ルーメン88を有する外側シース80をさらに備えている。カテーテル70は外側シース80の内径よりも小さい外径を有し、それによってカテーテル70を外側シース80のルーメン88内で長手方向に前進させることができるようになっている。カテーテル70は、図3に示されているように、第1及び第2の鋲留め器具20a、20bの外径より概して大きい内径をさらに有しており、それによって第1及び第2の鋲留め器具20a、20bをカテーテル70のルーメン78内に装填することができるようになっている。
カテーテル70は、遠位端74及び柔軟な遠位領域75を有する。柔軟な遠位領域75は、後にさらに詳細に説明する目的のために、半径方向内側及び外側の方向に選択的に動かすことができる。好ましくは、遠位領域75に沿って半径方向への柔軟性を与えるために、図7に示されているように、複数のスリット77が遠位端74に形成されている。
少なくとも一つのくさび状部材92が、カテーテル70の遠位端74に収縮部79を形成するために使用されてもよい。図3−5の本実施形態において、図3−4に示されているように、少なくとも一つのくさび状部材92は三角形状を有し、且つカテーテル70と外側シース80との間に配置されており、カテーテル70の柔軟な遠位領域75が収縮部79を形成するために半径方向内側に動くようにされている。くさび状部材92は生体適合性のある接着剤、プラスチック、金属、又はその他の適した材料からなっていてもよく、また以下に述べる目的を達成するための三角形状以外の他の形状を有していても良い。代替的に、一つ以上のくさび状部材92は、遠位領域75にカテーテル70の構成部分として形成されていてもよい。
外側シース80はステンレス又はプラスチック材料などの剛体又は実質的に剛体の材料からなっていても良く、それが、図3−4に示されているように、外側シース80の遠位端84がこれらの領域を覆うときに、くさび状部材92及びカテーテル70の柔軟な遠位領域75の半径方向外側への動きを実質的に妨げる。しかし、外側シース80の遠位端84がくさび状部材92及びカテーテル70の柔軟な遠位領域75を越えて近位方向に引かれたときに、柔軟な遠位領域75は半径方向外側に移動し、そして、図5に示されているように収縮部79がなくなる。
図6の穿孔105を移植片部材110を使って治療するための一つの例示的な方法において、第1及び第2の鋲留め器具20a、20bは、図3に示されているように、カテーテル70のルーメン78内で第1の鋲留め器具20が第2の鋲留め器具20の遠位に装填されるように連続的に装填されていてもよい。スタイレット90が、第2の鋲留め器具20bの近位の位置でルーメン78の中に配置されていてもよい。2つの鋲留め器具がこの実施例では示されているが、いくつの鋲留め器具が使用されて、それらがカテーテル70の中に連続的に装填されていてもよい、ということに注目すべきである。
図3に示されているように、外側シース80はカテーテル70を覆うように配置されており、それにより収縮部79がくさび状部材92によって形成される。図3に示されているように、収縮部79は遠位ベース部材40の外径よりも小さい内径を形成する。そのため、遠位ベース部材40は、カテーテル70の遠位端74を通過して前進することができない。鋲留め器具20aのばね部材50が図3に示された弛緩状態のとき、組織係合部材60は収縮部79の中に部分的には伸長してもよいが、不注意な突き刺しの可能性を低減するためにカテーテル70の遠位端74を越えて伸長しないのが好ましい。
図4を参照すると、次のステップとして、スタイレット90がカテーテル70及び外側シース80に対して遠位方向に進められ、第2の鋲留め器具20b及び第1の鋲留め器具20aを遠位方向へ前進させる。スタイレット90が進められる一方で、外側シース80はカテーテル70の遠位端74を覆い続けており、それによって収縮部79を保持している。第1の鋲留め器具20aが遠位方向に進められても、第1の鋲留め器具20aの遠位ベース部材40は収縮部79によって保持される。しかし、図4に示されているように、第1の鋲留め器具20aの近位ベース部材30、本体21、及び組織係合部材60は収縮部79に対して遠位方向に進められ、また、ばね部材50は近位ベース部材30と遠位ベース部材40との間で圧縮されていく。このとき、組織係合部材60は、カテーテル70及び外側シース80を越えて遠位方向に進められて、一つ以上の組織又は移植片の断片を貫通して突き刺さることができる。図6の腹部ヘルニアの例においては、図4に示す配備形態のときに、組織係合部材60は移植片部材110を貫通し、その下の穿孔105の周囲の組織104の少なくともいくらかに突き刺さる。
また、図4に示す配備形態のときに、上述の図2に示す間隔Lは遠位ベース部材40の遠位の表面44と組織係合部材60の近位尖端62との間に形成される。間隔Lの長さはスタイレット90の遠位方向への前進の量に基づいて変化し、それはばね部材50の圧縮量に一致する。間隔Lの長さは、遠位ベース部材40の遠位の表面44と組織係合部材60の近位尖端62との間に、組織104及び移植片部材110の一部を捕捉するのに十分な大きさである。
ここで図5を参照すると、次のステップとして、外側シース80はカテーテル70に対して近位方向に引き戻されて、外側シース80の遠位端84がくさび状部材92の近位側に配置される。このとき、図5に示されているように、くさび状部材92はもはや半径方向に収縮しておらず、半径方向外側の方向に移動している。図5に示すように、柔軟な遠位領域75も半径方向外側に移動して収縮部79がなくなる。この形態において、カテーテル70の遠位端74での内径は、第1の鋲留め器具20aの外径と同じか大きい。そのため、第1の鋲留め器具20aをカテーテル70の遠位端74から押し出すことができる。外側シース80及びカテーテル70をともに近位方向に後退させる間スタイレット90を固定して保持することによって、又は代わりに、外側シース80及びカテーテル70を固定して保持している間にスタイレット90を遠位方向に前進させることによって、第1の鋲留め器具20aを押し出すことができる。カテーテル70からの押し出しの後、第1の鋲留め器具20aは、図6に示されているように配備される。第2の鋲留め器具20bはその後、カテーテル70の遠位端74の近くに配備のために配置される。
第1の鋲留め器具20aの配備の後であって第2の鋲留め器具20bの配備の前に、外側シース80はカテーテル70に対して遠位方向に進められ、それによって、くさび状部材92を半径方向内側の向きに強制して柔軟な遠位領域75を半径方向内側に移動させ、そして上述の図3に示されているような収縮部79を形成する。続いて、図3−5に関連して説明したような第1の鋲留め器具20aの配備と同じ手順が、図6に示されているように、第2の鋲留め器具20bを配備するために、穿孔105の周辺当りの第2の場所で行われる。このやり方において、いくつの鋲留め器具がカテーテル70のルーメン78の中に連続的に装填されて、そして穿孔105少なくとも一部を取り囲むように一つずつ配備されてもよい。
第1及び第2の鋲留め器具20a、20bは移植片部材110を組織104に保持する圧縮力を加え、それによって、穿孔105の周りに流体密封シールを形成する。特に、第1及び第2の鋲留め器具20a、20bのばね部材50は上述の図1に示したような弛緩状態に向かうように付勢され、それによって、遠位ベース部材40は移植片部材110の近位の表面にしっかりと係合するように付勢される。
有利なことに、ばね部材50を備えることで、組織104の厚さt及び移植片部材110の厚さtに関係なく、移植片部材110の組織104への結合が容易になる。ばね部材50は、図1の弛緩状態へと付勢されるので、捕捉しようとする断片の組み合わせよりも間隔L(図2を参照)が大きいのであれば、組織104と移植片部材110のいかなる組み合わせの厚さt+tであっても対応できる。鋲留め器具20a、20bが配備されたとき、ばね部材50の付勢は、遠位ベース部材40を組織104や移植片部材110の厚さの局所的な変化に対して漏出することなく対応させられることに注目すべきである。さらには、上述の図1に示されているように、ばね部材50の遠位端54が組織係合部材60の近位に実質的に近接して配置されるように付勢されるので、ばね部材50が弛緩状態に向かうように付勢されると、様々な厚さの組織断片はどんなに薄くても、遠位ベース部材40の遠位の表面44と組織係合部材60との間に捕捉される。
組織係合部材60は、図6に示すように、組織104の中に完全に配備されてもよく、又は代わりに組織104の遠位側に当接するか、貫通しつつ組織104の実質的に遠位に配備されてもよいことに注目すべきである。後者の実施例では、ばね部材50が圧縮状態にあるときの遠位ベース部材40の遠位の表面44と組織係合部材60の近位尖端62との間の間隔L(図2を参照)は、組織104と移植片部材110を合わせた厚さt+tより大きくなるであろう。しかし、組織係合部材60が組織104の中に完全に配備される場合、間隔Lが移植片部材110の近位への遠位ベース部材40の配備を可能にする限りにおいては、間隔Lは組織104と移植片部材110を合わせた厚さt+tより大きいか、同じか、又は小さくてもよい。
遠位ベース部材40は随意的に除外してもよいことに注目すべきである。この場合、実質的に全く同じ方法のステップが鋲留め器具20の配備に使用されてもよいが、ばね部材50の遠位端54が、カテーテル70の収縮部79によって保持されるように構成され、またさらに移植片部材110上に圧縮力を直接加えるように構成される。
移植片部材110は、穿孔75を覆い且つ実質的に又は完全に腹部の物質の突出を防ぐいかなる適した材料からなっていても良い。一実施形態においては、移植片部材110は、ホスト組織細胞及び血管によってコロニーを形成され、結合及び上皮組織の成長とECM成分と同調した分化のための足場を提供する三次元細胞外マトリックス(ECM)によって再構築するスマート組織を提供するインディアナ州ウエストラフィーエットのクックバイオテック社(Cook Biotech, Inc.)から入手可能なSURGISISR(登録商標)BIODESIGN(商標) Soft Tissue Graftなどの小腸粘膜下組織(SIS)からなっていても良い。好ましくは、移植片部材110は、様々な数の工学的製品の組織から作られた1層から4層の凍結乾燥された軟組織移植片である。再構成されるか又は天然由来のコラーゲン材料を使用することができ、生体再構成可能であり、また特定の利点をもたらす細胞侵入及び内方成長を促進する材料を伴う、少なくとも生体吸収性であるそのような材料は利点をもたらすであろう。適した生体再構成可能な材料は、血管由来のコラーゲン細胞外マトリックス材料のある種の構造を含む生体屈性の性質を有するコラーゲンECMsによってもたらされる。例えば、適したコラーゲン材料は、粘膜下層、腎皮膜細胞膜、皮膚コラーゲン、硬膜、心膜、大腿筋膜、漿膜、腹膜、又は肝臓基底膜層を含む基底膜層などのECMsを含む。これらの目的のための適した粘膜下層材料は、例えば、小腸粘膜下層、胃粘膜下層、膀胱粘膜下層、及び子宮粘膜下層を含む腸粘膜下層を含む。移植片部材110は生体材料及び生分解性ポリマーの成分をさらに有していても良い。さらなる詳細はクックらの米国特許第6、206、931号において入手でき、その開示全体を本明細書において援用する。
図6は、腹部の腹壁に形成された穿孔105の被服ための一つ以上の鋲留め器具20の使用を示しているが、ここで開示される鋲留め器具はその他の多くの手術においても有益である。ただの例示として、一つ以上の鋲留め器具20は胃壁などの内臓壁の穿孔の処置に使用される。そのような場合、内視鏡などの適した挿入装置が、消化管などの身体脈管を通して目標場所の近位の位置に進められる。一つ以上の構成要素が内視鏡の作業ルーメンを通して進められる。穿孔を閉じるために、移植片部材110が、穿孔を覆い、そして上述の技術を使用して配備される一つ以上の鋲留め器具20を使用して穿孔に重なる位置に固定される。本実施形態の範囲内のさらに別の応用では、鋲留め器具20は、局部組織及び同様な物を復元する目的で、移植片部材を組織に固定するために使用される。
また、鋲留め器具20は移植片部材を組織に結合するために使用される必要はない。例えば、鋲留め器具20は吻合手術に使用されてもよい。吻合を作るために、例えば、複数の鋲留め器具20が、近位側の血管や管、臓器を遠位側の血管や管、臓器に結合するために円形状に配備されてもよい。そのような場合、内視鏡などの適した挿入装置が、消化管などの身体脈管を通して目標場所の近位の位置に進められる。鋲留め器具20を収容する外側シース80及びカテーテル70などの一つ以上の構成要素が内視鏡の作業ルーメンを通して進められ、そして適切な可視化の下で複数の鋲留め器具が一度に送達されてもよい。その後、近位と遠位の血管/管/臓器の間の流路を作るために、配備された鋲留め器具の真ん中を通して、孔が穿孔されてもよい。鋲留め器具20のさらに別の応用が可能であることは明らかであり、鋲留め器具は開放術、腹腔鏡手術手技又は内視鏡を用いたものを使って送達されてもよい。
図7を参照すると、上述したように、カテーテル70の柔軟な遠位領域75は、柔軟な遠位領域75に形成される複数のスリット77を設けることによって、半径方向内側及び外側の方向に選択的に動かすことができる。示してきた本実施形態においては、4つのスリット77がカテーテル70の遠位端74に形成されており、遠位から近位の方向に先細るように伸びている。4つのスリット77は、カテーテル70の外周上に放射状に間隔を空けていてもよい。一つ以上のくさび状部材92が、柔軟な遠位領域75にスリット77間の一つ以上の場所で取り付けられていてもよい。4つの例示的な先細りしたスリット77が図7に示されているが、当然のことながら、より多くの又はより少ないスリットが備えられていてもよく、また、それらが示したものと異なる形状及び形態を有していて良い。
ここで図8−9を参照すると、鋲留め器具20は、一つ以上の別のくさび状部材92’がカテーテル70の内側に配置されていることを主に除いて、図3−5と同じように配備される。好ましくは、別のくさび状部材92’は三角形状を有し、柔軟な遠位領域75に沿ってカテーテル70の内周面に取り付けられる。外側シース80がカテーテル70の遠位端74を覆うように遠位に進められると、図8に示されているように、くさび状部材92’は収縮部79を形成するように半径方向内側に動く。このとき、鋲留め器具20のばね部材50は、上述の図4で説明したようにスタイレット90の遠位方向への前進によって圧縮されてもよい。
鋲留め器具20を放出するのが望まし状況になったときに、外側シース80は、くさび状部材92’の近位側の場所にまでカテーテル70に対して近位方向に後退される。このとき、くさび状部材92’は、もはや半径方向に拘束されておらず、図9に示されているように、柔軟な遠位領域75が半径方向外側に移動すると同時に、カテーテル70と実質的に同一面上の伸長部を形成するように半径方向外側の方向に移動する。このとき、収縮部79はなくなり、鋲留め器具20はカテーテル70の遠位端74から押し出されることが可能になる。
ここで図10−13を参照すると、鋲留め器具の別の実施形態が示されている。代替的な鋲留め器具20’は、少なくとも一つの組織係合部材60’がそれぞれ拡張状態と収縮状態を有する複数の遠位の展開可能な部材145−147を備えることを主に除いては、図1の鋲留め器具20と実質的に同一である。拡張状態においては、遠位の展開可能な部材145−147は、図10−11に示しまた後にさらに述べるように、フック形状の形態を有していても良く、一方で収縮状態においては、遠位の展開可能な部材145−147は、図12に示すようにカテーテル70を経由しての送達に適した実質的に曲りの少ない外形を有していても良い。
図10に示されているように、遠位の展開可能な部材145−147は本体21の遠位端24から遠位方向に伸張している。遠位の展開可能な部材145−147は、それぞれ、本体21と共に一体的に形成されても、本体21とは別に形成されて本体21に結合されてもよい。後者の実施形態としては、窪みが本体21の遠位端24に形成され、遠位の展開可能な部材145−147の近位領域が、接着剤、摩擦嵌合、機械装置又は他の適した機構を使って本体21の窪みの中に固定されていてもよい。代替的に、窪みを無くして、遠位の展開可能な部材145−147が本体21の遠位端24近くの外側表面に結合されるか接着されていてもよい。
全部で3つの遠位の展開可能な部材145−147が描かれているが、当然により多くの又はより少ない展開可能な部材が備えられていてもよい。また、遠位の展開可能な部材145−147は、係合や貫通や組織への当接のためのいかなる適した形状を有していてもよく、図10−11に描かれている拡張した形状を必ずしも呈する必要はない。
一実施形態において、各遠位の展開可能な部材145−147は、拡張状態で約90度から約360度、さらに好ましくは図10に示されているように180度の湾曲を有する。遠位の展開可能な部材145−147が「反り返り」、約180度の湾曲を有すると、遠位の展開可能な部材145−147の端部領域149は本体21と実質的に平行な方向を向く。また、図10に示されているように、端部領域149は拡張状態で放射状に互いに間隔を空けている。この形状において、端部領域149は組織の係合や、把持、貫通、当接に適している。本明細書に示した実施形態においては、端部領域149は尖っていない先端を有しているが、代わりに組織への突き刺しが容易になるように尖った先端を有していてもよい。
遠位の展開可能な部材145−147は、ニッケル−チタン合金(ニチノール)などの形状記憶材料からなっていてもよい。ニチノールなどの形状記憶材料が採用された場合、遠位の展開可能な部材145−147は、ある冷たいか熱い媒体の適用によって予め設定された図10に示されている拡張状態を呈するように製造されてもよい。より具体的には、形状記憶材料は前の形状又は形態を「思い出し」て戻ることができる実質的に可逆な相変態を経ることができる。例えば、ニチノールの場合には、冷却又は加熱によって(形状記憶効果)又は等温的に応力を加えるか取り除くかによって(超弾性効果)、オーステナイト相とマルテンサイト相の間の変態が生じる。オーステナイトは特徴として比較的に強い相であり、マルテンサイトは比較的に簡単に変形する相である。
形状記憶効果の例では、オーステナイト相における初期形態を有するニッケルーチタン合金は、マルテンサイト相への変態温度(Mf)よりも低い温度に冷却されて、その後第2の形態へと変形する。もう一つの変態温度(Af)に加熱すると、その材料は自発的に図10に示されているような初期の予め設定された形態に戻る。一般に、記憶効果は一方向性であり、それはある形態からもう一つの形態への自発的な変化が加熱時にのみ生じることを意味する。しかし、二方向性の形状記憶効果を得ることも可能であり、そのような場合には形状記憶材料は加熱時だけではく冷却時にも自発的に形状を変化させる。
代替的に、遠位の展開可能な部材145−147は、配備に先立ってカテーテル70によって拘束されているが、配備時には弛緩し拡張した形態に戻るような傾向となるようにできるような、付勢された他の材料及び合金から作られていてもよい。単なる例として、遠位の展開可能な部材145−147は、ステンレス、コバルト−クロム合金、アモルファス材料、タンタル、白金、金、及びチタンなどの他の材料からなっていてもよい。遠位の展開可能な部材145−147はまた、熱可塑性プラスチックや他のポリマーなどの非金属材料から作られていてもよい。上述のように、遠位の展開可能な部材145−147は、さらに詳しく後に説明する目的のために、係合や貫通や組織への当接のためのいかなる適した形状を有していてもよく、図10に描かれている湾曲した形状を必ずしも呈する必要はない。
鋲留め器具20’は、好ましくは上述の図1−2に示した弛緩状態と拡張状態とを有するばね部材50を備える。図10の弛緩状態において、ばね部材50は長手方向に伸張し、ばね部材50の遠位端54は組織係合部材60’の近位に実質的に近接して配置される。付随的な遠位ベース部材40が使用される場合、ばね部材50が弛緩状態となって展開可能な部材145−147が拡張状態となっているときに、遠位の表面44は遠位の展開可能な部材145−147に実質的に隣接するか、又は当接する。従って、ばね部材50が弛緩状態に向かうように付勢されると、異なる厚さを有する組織又は移植片材料の一つ以上の断片はどんなに薄くても、遠位ベース部材40の遠位の表面44と組織係合部材60’との間に捕捉される。
図11では、ばね部材50は概して上述の図2に示した圧縮状態である。圧縮状態において、間隔Lは、遠位ベース部材40の遠位の表面44と遠位の展開可能な部材145−147の端部領域149との間に形成される。この状態で、組織又は移植片材料の一つ以上の断片は、遠位ベース部材40と遠位の展開可能な部材145−147との間に位置する。
ここで図12−13を参照すると、一つ以上の鋲留め器具20’は、上述のカテーテル70及び外側シース80を使用して患者の解剖学的構造内の目標部位へと送達される。図12では、第1及び第2の鋲留め器具20a’、20b’は収縮状態で示されており、それによって、遠位の展開可能な部材145−147が実質的に長手方向に向いた形状、すなわち、カテーテル70の長手方向の軸に沿って向けられた形状を有していてもよい。
第1及び第2の鋲留め器具20a’、20b’は、図12に示されているように、カテーテル70のルーメン78内で第1の鋲留め器具20a’が第2の鋲留め器具20b’の遠位に装填されるように連続的に装填される。スタイレット90は、ルーメン78の中で第2の鋲留め器具20b’の近位側の場所に配置される。
外側シース80は、図12に示し、また上述したように、カテーテル70及び収縮部79を形成するためのくさび状部材92を覆って配置される。第1の鋲留め器具20a’がルーメン78内に装填されたとき、遠位の展開可能な部材145−147は図12に示されているように収縮部79の中へと部分的には伸張していてもよいが、不注意な突き刺しや遠位の展開可能な部材145−147の不注意な自己拡張の可能性を低減するためにカテーテル70の遠位端74を越えて伸長していないのが好ましい。
図13を参照すると、次のステップとして、第2の鋲留め器具20b’及び第1の鋲留め器具20a’を遠位方向へ前進させるために、スタイレット90が遠位方向に進められる。一つの方法として、収縮部79を通しての遠位の展開可能な部材145−147の遠位方向への前進を容易にするために、外側シース80がくさび状部材92の近位側に一時的に後退されてもよく、それによって内側ルーメンと実質的に面一にして、遠位の展開可能な部材145−147の端部領域149のカテーテル70を越えての前進を容易にする。端部領域149がカテーテル70の遠位端74を越えて遠位に進められたらすぐに、外側シース80は、くさび状部材92を半径方向内側に強制して収縮部79を形成するために、遠位方向に進められるのが好ましい。
スタイレット90はその後、第1の鋲留め器具20a’の遠位ベース部材40が収縮部79によって拘束されるようにさらに遠位方向に進められる。第1の鋲留め器具20a’の近位ベース部材30、本体21、及び遠位の展開可能な部材145−147は収縮部79に対して遠位方向に進められ、ばね部材50は図13に示すように近位及び遠位ベース部材30、40の間で圧縮されていく。このとき、遠位の展開可能な部材145−147は、カテーテル70を越えて遠位方向に進められて組織断片に突き刺さる。図6の腹壁ヘルニアの例では、遠位の展開可能な部材145−147は、移植片部材110及び少なくともいくらかのその下の穿孔105の周囲の組織104に突き刺さる。
間隔Lは、上述の図11に示したように、遠位ベース部材40の遠位の表面44と遠位の展開可能な部材145−147の端部領域149との間に形成される。間隔Lの長さはスタイレット90の遠位方向への前進の大きさに基づいて変化し、ばね部材50の圧縮量に一致する。間隔Lの長さは、組織104の一部と移植片部材110とを遠位ベース部材40の遠位の表面44と遠位の展開可能な部材145−147の端部領域149との間に捕捉するのに十分な大きさである。
第1及び第2の鋲留め器具20a’、20b’の配備は、好ましくは、第1及び第2の鋲留め器具20a、20bに関して先に説明した方法に従って行われる。特に、外側シース80はくさび状部材92を越えて近位方向に後退され、柔軟な遠位領域75及びくさび状部材92を半径方向外側に動かして、上述の図5に示したように収縮部79をなくす。このとき、第1の鋲留め器具20a’はカテーテル70の遠位端74から押し出されてもよい。第2の鋲留め器具20b’は、その後カテーテル70の遠位端74の近くに配備のために配置され、先に説明したのと同様なやり方で配備される。
第1及び第2の鋲留め器具20a、20bのように、第1及び第2の鋲留め器具20a’、20b’は移植片部材110を組織104に保持するための圧縮力を負荷し、それによって流体密封シールを穿孔105の周りに形成する。ばね部材50を備えることで、組織104の厚さt及び移植片部材110の厚さtに関係なく、移植片部材110を組織104に結合するのが容易になる。ばね部材50は、図10の弛緩状態へと付勢されるので、捕捉しようとする断片の組み合わせよりも間隔L(図10を参照)が大きいのであれば、組織104と移植片部材110のいかなる組み合わせの厚さt+tであっても対応できる。鋲留め器具20a’及び20b’が配備されるときに、ばね部材50の付勢が、遠位ベース部材40が組織104や移植片部材110の厚さの局所的な変化に、漏出をもたらすことなく対応できるようにすることに注目すべきである。
さらに別の実施形態においては、本明細書で述べたデバイス及び方法が材料の層を係合するために使用されてもよく、手術や治療による人間又は動物の処置のための方法に限定されない。例えば、ばね部材を備える鋲留め器具は弛緩状態で送達され、ばね部材は少なくとも一つの係合部材に向かって遠位に伸張して付勢されている。ばね部材の遠位端は、弛緩状態において少なくとも一つ係合部材に実質的にごく近接して配置されるようになされる。ばね部材の遠位端が少なくとも一つの係合部材からさらに離される圧縮状態にばね部材がさせるので、圧縮力がばね部材に負荷される。ばね部材が圧縮状態のときに、係合部材は材料の層に係合するように進められ、厚さが変化する少なくとも一つの材料の層がばね部材の遠位端と少なくとも一つ係合部材との間に捕捉されるようになされる。圧縮力はその後、ばね部材が弛緩状態へと戻ることができるように除去され、概して上述のように圧縮する力が材料の層の上に負荷される。
本発明の様々は実施形態を示してきたが、本発明は添付の特許請求の範囲及びそれらと同等なものを考慮すること以外では制限されない。さらには、本明細書で述べた利点は必ずしも本発明の唯一の利点ではなく、また必ずしも本発明の全ての実施形態が記載された全ての利点をもたらすわけではない。
20 鋲留め器具 20a 第1の鋲留め器具
20b 第2の鋲留め器具 21 本体
22 近位端 24 遠位端
30 近位ベース部材 32 近位の表面
34 遠位の表面 40 遠位ベース部材
42 近位の表面 44 遠位の表面
47 開口 50 ばね部材
52 近位端 54 遠位端
60、60’ 組織係合部材 62 近位尖端
64 遠位先端 70 カテーテル
74 遠位端 75 柔軟な遠位領域
77 スリット 78 ルーメン
79 収縮部 80 外側シース
84 遠位端 88 ルーメン
90 スタイレット 92、92’ くさび状部材
104 組織 105 穿孔
110 移植片部材
145,146,147 遠位の展開可能な部材
149 端部領域 L 第1の長さ
第2の長さ L、L 間隔
移植片の厚さ t 組織の厚さ

Claims (20)

  1. 組織と係合させるための鋲留め器具であって、
    近位端及び遠位端を有する本体と、
    前記本体の前記近位端に配置された近位ベース部材と、
    前記本体の前記遠位端に配置された少なくとも一つの組織係合部材と、
    近位端及び遠位端を有するばね部材であって、前記本体を取り囲むように配置され、該ばね部材の前記近位端が前記近位ベース部材に接触しているばね部材と、を備え、
    前記ばね部材は、前記少なくとも一つの組織係合部材に向かって遠位に伸張して付勢されている弛緩状態を有し、該弛緩状態において前記ばね部材の前記遠位端は、前記少なくとも一つの組織係合部材の近位側に実質的に近接して配置されるような大きさとされており、
    前記ばね部材は、前記ばね部材の前記遠位端が前記少なくとも一つの組織係合部材から前記弛緩状態のときよりも大きな間隔を空けて位置している圧縮状態を有しており、
    厚みのある少なくとも一つの組織断片が、前記ばね部材の前記遠位端と前記少なくとも一つの組織係合部材との間に捕捉されるようになされている、鋲留め器具。
  2. 開口を有する遠位ベース部材であって、前記開口が該遠位ベース部材を前記本体に対して移動可能とするようになされている遠位ベース部材をさらに備えており、前記ばね部材の前記遠位端は前記遠位ベース部材の近位の表面に接触し、前記遠位ベース部材の遠位の表面は組織に係合するようになされている、請求項1に記載の鋲留め器具。
  3. 前記少なくとも一つの組織係合部材が、尖ったフック形状の先端を有する単一の部材からなる、請求項1に記載の鋲留め器具。
  4. 前記少なくとも一つの組織係合部材が、収縮状態と拡張状態とを有する複数の遠位の展開可能な部材からなる、請求項1に記載の鋲留め器具。
  5. 前記遠位の展開可能な部材が、前記収縮状態においては実質的にまっすぐな形態を有し、前記拡張状態においてはフック形状の形態を有する、請求項4に記載の鋲留め器具。
  6. 前記遠位の展開可能な部材が、前記フック形状の形態に自己拡張するようになされたニッケル−チタン合金からなる、請求項5に記載の鋲留め器具。
  7. ルーメンを有する外側シースと、
    ルーメンを有し、前記外側シースの前記ルーメン内で長手方向に動くようになされたカテーテルと、
    前記カテーテルの柔軟な遠位領域に配置された少なくとも一つのくさび状部材と、を備え、
    前記カテーテルは、当該鋲留め器具が前記ルーメンを通して選択的に進められるようになされ、
    前記くさび状部材は、前記外側シースが前記カテーテルの前記遠位端を覆って配置されているときに前記カテーテルの遠位端に収縮部を形成するようになされており、
    前記収縮部が、前記カテーテルの前記遠位端を通して前記鋲留め器具を選択的に配備することを容易にする、請求項1に記載の鋲留め器具。
  8. 開口を有する遠位ベース部材であって、前記開口が該遠位ベース部材を前記本体に対して移動可能とするようになされている遠位ベース部材をさらに備えており、
    前記ばね部材の前記遠位端は前記遠位ベース部材の近位の表面に接触し、
    前記収縮部に対する前記鋲留め器具の遠位への前進によって前記遠位ベース部材が前記収縮部に係合されるように、前記収縮部は前記遠位ベース部材の外径よりも小さい直径を有しており、
    前記少なくとも一つの組織係合部材が前記カテーテルの前記遠位端を越えて遠位に伸張して、前記ばね部材が前記圧縮状態になる、請求項7に記載の鋲留め器具。
  9. 前記カテーテルの前記遠位端及び前記くさび状部材を越えて前記外側シースを近位への引き戻すことによって、前記カテーテルの前記遠位端及び前記くさび状部材の半径方向外側への移動を可能とし、それによって、収縮部をなくして前記カテーテルの前記遠位端から前記鋲留め器具の全体を配備することを可能とする、請求項8に記載の鋲留め器具
  10. 少なくとも一つの鋲留め器具を配備するためのシステムであって、
    第1の鋲留め器具と、
    ルーメンを有する外側シースと、
    ルーメンを有するカテーテルと、を備え、
    前記カテーテルは前記外側シースの前記ルーメン内で長手方向に動くようになされ、前記第1の鋲留め器具が前記カテーテルの前記ルーメンを通って選択的に進められるようになされており、
    少なくとも一つのくさび状部材が前記カテーテルの柔軟な遠位領域に配置され、前記外側シースを前記カテーテルの遠位端を覆うように配置したときに、該くさび状部材が前記カテーテルの前記遠位端に収縮部を形成するようになっており、
    前記収縮部は、前記カテーテルの前記遠位端を通って前記第1の鋲留め器具を選択的に配備することを容易にし、
    前記カテーテルの前記遠位端及び前記くさび状部材を越えて前記外側シースを近位方向に引き戻すことによって、前記カテーテルの前記遠位端及び前記くさび状部材を半径方向外側に移動できるようにし、それによって前記収縮部をなくして、前記カテーテルの前記遠位端から前記第1の鋲留め器具の全体を配備できるようになされた、システム。
  11. 前記くさび状部材が前記カテーテルの前記柔軟な遠位領域の内周面に配置されている、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記くさび状部材が前記カテーテルの前記柔軟な遠位領域の外周面に配置されている、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記カテーテルの前記柔軟な遠位領域が、前記カテーテルの該柔軟な遠位領域の半径方向内側及び外側の方向への移動を容易にするための、前記カテーテルの前記遠位端に形成された少なくとも一つのスリットを備える、請求項10に記載のシステム。
  14. 前記第1の鋲留め器具は、
    近位端及び遠位端を有する本体と、
    前記本体の前記近位端に配置された近位ベース部材と、
    前記本体の前記遠位端に配置された少なくとも一つの組織係合部材と、
    近位端及び遠位端を有するばね部材であって、前記本体を取り囲むように配置され、該ばね部材の前記近位端が前記近位ベース部材に接触しているばね部材と、を備え、
    前記ばね部材は、前記少なくとも一つの組織係合部材に向かって遠位に伸張して付勢している弛緩状態を有し、該弛緩状態において前記ばね部材の前記遠位端は、前記少なくとも一つの組織係合部材の近位側に実質的に近接して配置されるような大きさとされており、
    前記ばね部材は、前記ばね部材の前記遠位端が前記少なくとも一つの組織係合部材から前記弛緩状態のときよりも大きな間隔を空けて位置する圧縮状態を有しており、
    厚みのある少なくとも一つの組織断片が、前記ばね部材の前記遠位端と前記少なくとも一つの組織係合部材との間に捕捉されるようになされている、請求項10に記載のシステム。
  15. 前記第1の鋲留め器具が、
    開口を有する遠位ベース部材であって、前記開口が該遠位ベース部材を前記本体に対して移動可能とするようになされている遠位ベース部材をさらに備えており、
    前記ばね部材の前記遠位端は前記遠位ベース部材の近位の表面に接触し、
    前記収縮部に対する前記第1の鋲留め器具の遠位への前進によって前記遠位ベース部材が前記収縮部に係合するように、前記収縮部は前記遠位ベース部材の外径よりも小さい直径を有しており、
    前記少なくとも一つの組織係合部材が前記カテーテルの前記遠位端を越えて遠位に伸張して、前記ばね部材が前記圧縮状態になる、請求項14に記載のシステム。
  16. 近位端及び遠位端を有する本体と、前記本体の前記近位端に配置された近位ベース部材と、前記本体の前記遠位端に配置された少なくとも一つの係合部材と、を備えた鋲留め器具を準備するステップと
    ばね部材を、該ばね部材の近位端が前記近位ベース部材に接触した状態で前記本体の周囲に配置するステップと、
    前記ばね部材が前記少なくとも一つの係合部材に向かって遠位に伸張して付勢されている弛緩状態となっており、前記ばね部材の遠位端が前記弛緩状態において前記少なくとも一つの係合部材の近位側に実質的に近接して配置されるようになされている前記鋲留め器具を送達するステップと、
    前記ばね部材が、該ばね部材の前記遠位端が前記少なくとも一つの係合部材から間隔を空けて位置する圧縮状態となるように、前記ばね部材に圧縮力を負荷するステップと
    前記ばね部材が、該ばね部材の前記遠位端と前記少なくとも一つの係合部材との間にさまざまな厚さの少なくとも一つの材料の層が捕捉されるようになされている前記圧縮状態にあるときに、材料の層に係合させるために前記少なくとも一つの係合部材を前進させるステップと、
    前記ばね部材が前記弛緩状態に向かって戻って前記材料の層に圧縮する力を負荷することができるように、前記圧縮力を解除するステップと、を含む少なくとも一つの
    鋲留め器具を配備する方法。
  17. ルーメンを有する外側シースを準備するステップと、
    ルーメンを有するカテーテルであって、前記外側シースの前記ルーメン内で長手方向に移動するようになされ、前記鋲留め器具が該カテーテルの前記ルーメン内に配置されているカテーテルを準備するステップと、
    前記カテーテルの遠位端を通した前記鋲留め器具の選択的な配備を容易にするための収縮部を前記カテーテルの前記遠位端に形成するステップと、をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記カテーテルの柔軟な遠位領域に配置された少なくとも一つのくさび状部材であって、前記外側シースが前記カテーテルの前記遠位端及び前記くさび状部材を覆って配置されているときに、前記収縮部を形成するように半径方向内側に移動するくさび状部材を配置するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記カテーテルの前記遠位端及び前記くさび状部材が半径方向外側へ移動できるようにし、それによって、収縮部をなくして前記カテーテルの前記遠位端から前記鋲留め器具の全体を配備することを可能とするように、前記カテーテルの前記遠位端及び前記くさび状部材を越えて前記外側シースを近位への引き戻すステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 一つ以上の鋲留め器具が、移植片部材を前記穿孔の周りの材料の層に固定するために穿孔の周囲の一つ以上の場所に配備されており、
    前記少なくとも一つの係合部材を前記材料の層に係合するために配備するステップと、

    前記移植片部材を前記材料の層に固定するための圧縮する力を負荷するために前記ばね部材を配備するステップと、をさらに含む、請求項16に記載の方法。
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