JP2012512375A - エアディフューザ、及び、空気循環システム - Google Patents

エアディフューザ、及び、空気循環システム Download PDF

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Abstract

放出エレメントにより生み出される気流パターンが、放出エレメント表面に対して、実質的に垂直な軸方向スワール・パターン、又は、放出エレメント表面の垂直軸に対して、実質的に傾斜したスワール・パターンの少なくとも1つであってよい、空気流量、気流パターン、及び、気流方向のうちの少なくとも2つを変えるため、手動で操作可能である、少なくとも1つの放出を含むエアーディフーザ。

Description

本発明は、エアディフューザに関する。本発明の実施態様は、限られているわけではないが、特に、空気供給、又は、空気送入システムが取り付けられている、フリーアクセス・フロアにおける、床ディフューザとしての利用法を見出す。
多くの建物には、フリーアクセス・フロアがあり、これにより、電力、及び、通信配線をアクセス・フロアの下の床プレナムに設置可能である。この空洞は、空調空気を上部居住空間に供給するための、床下空気送入システムとしても、使用可能である。空気は、通常は、1つ以上の床ディフューザを経て、空気送入システムから居住空間に送入され、また、空気は、その空間から、高いレベルから取り除かれ得る。しかし、既知のディフューザは、使用者の快適さを最大にし、空調エネルギー消費を最小にするための、十分なる気流パターン、気流パターン調整、及び、空気流量調整を提供しない。
第1の態様において、本発明は、空気流量、気流パターン、及び、気流方向のうちの少なくとも2つを変えるために、手動で操作可能である、少なくとも1つの放出エレメントを含むエアディフューザを提供する。
放出エレメントで生み出される気流パターンは、放出エレメント表面の垂直軸に対して実質的に傾斜したスワール・パターン、放出エレメント表面に対して実質的に垂直な軸方向スワール・パターン、及び、放出エレメント表面に対して実質的に平行な、半径方向スワール・パターンのうちの、少なくとも1つである。
一実施態様において、放出エレメントは、放出エレメント表面に対して、実質的に垂直な軸周りを回転可能である。
気流パターンは、実質的に傾斜したスワール・パターンと実質的に平行な半径方向スワール・パターンとの間で、又は、実質的に傾斜したスワール・パターンと実質的に垂直な軸方向スワール・パターンとの間で、変更可能であってよい。
放出エレメントの表面に実質的に垂直な軸周りの、放出エレメントの回転は、ディフューザによって放出される空気流量を変え得る。
放出エレメントにより、ディフューザ空気流量の調整に関係なく、実質的に一定の垂直方向の到達距離を維持し得る。
エレメントの表面に対して、実質的に垂直な軸周りの放出エレメントの回転によって、気流パターンを、実質的に平行変位型半径方向スワール・パターンから、又は、実質的に垂直な軸方向スワール・パターンから、放出エレメントの垂直軸に対して傾斜した、実質的に一方向を向いた、スワール・パターンへと、変え得る。
気流パターンは、使用者により、空気流量が調整されながら、変え得る。
ディフューザは、床、階段、壁、又は、天上貫通部に固定するように配置された取り付けエレメントをさらに含み、放出エレメントは、取り付けエレメント内部に設置し得る。
放出エレメントは、放出エレメント表面に対して、実質的に垂直にエアージェットを放出するように配置された中央部を含み、中央部は実質的に円形であってよい。
エアージェットは、放出エレメント表面に対して垂直な軸に対し、実質的に1つの方向に傾斜していてよい。
放出エレメントはさらに、スワール・パターンの空気を放出するように配置された放出部を含み、放出部は、実質的に中央部を囲んでよい。
砕屑を捕集するように配置された捕集バスケットが提供されてよい。
捕集バスケットの空気入口は、ディフューザ取り付けリングがとりつけられ得る、貫通部、又は、ダクトから、捕集バスケットへの気流の制約を低めるように配置されてよい。
空気の入口開口を有する捕集バスケット表面は、実質的にのこぎり歯の形状であってよい。
捕集バスケットは、2つのチャンバを含んでよく、取り付けエレメント内に設置されてよい。
2つのチャンバの1つは、実質的に円形であってよく、放出エレメントのジェット放出部の上流に、実質的に、設置されてよい。
2つのチャンバの1つは、実質的に環状であってよく、放出エレメントのスワール放出部の上流に、実質的に、設置されてよい。
少なくとも1つのチャンバは、ダンパとぴったり合っていてよい。
少なくとも1つのダンパは、垂直軸周りの、回転円弧を通じて、ダンパ・エレメントの開閉をもたらすように、放出エレメントの表面に対して垂直な軸周りに、円錐状、又は、円筒状の表面内に配置された開口を含んでよい。
少なくとも1つのダンパは、放出エレメントの表面に垂直な軸周りの、放出エレメントの回転円弧を通じて、ダンパ・エレメントの開閉をもたらす放出エレメントに繋がっていてよい。
複数の一定空気流量の、少なくとも1つと、空気流量範囲の選択を提供する、ダンパ停止が提供されていてよい。
実施態様は、電気的に空気流量を制御するように配置された、電動アクチュエータ機構を含んでよい。
ディフューザは、空気流量と到達距離を減らすために、固定ダンパをさらに含んでよい。
ディフューザは、ダクトを受け入れるように配置された、ダクト接続部分を含んでよい。
ディフューザは、ディフューザの気流パターン、流量、及び、方向の内の少なくとも1つを表示するように配置され、及び/又は、ディフューザ設定を表示するように配置された、少なくとも1つの、視覚的フィードバック・エレメントをさらに含んでよい。
実施態様は、使用者による、ディフューザ内への無許可のアクセスを防止するように配置された、放出エレメント・ロックを含んでよい。
ディフューザの設定変更を防止するように配置された、少なくとも1つの、固定の、又は、取り外し可能なロック・エレメントが、提供されていてよい。
放出エレメントのみが、放出エレメントが本体部に対して特定の方位に置かれた時、ディフューザの本体部と係合されてよい。
一実施態様において、ディフューザは、複数の位置の、少なくとも1つにおいて、固定可能な、少なくとも1つの取り外し可能な方位エレメントを含む。
方位エレメントは、ロック・エレメントの機能を果たしてもよい。
第2の態様において、本発明は、本発明の第1の態様に従った、少なくとも1つのエアディフューザを取り入れている、ダクト・システムを提供する。
第3の態様において、本発明は、本発明の第1の態様に従った、少なくとも1つのエアディフューザを取り入れている、空気供給システムを提供する。
第4の態様において、本発明は、空気流を操作するように配置された放出エレメント、及び、ディフューザ・ハウジングを含む部品一式を提供し、使用時、放出エレメントは、複数の空気流量、気流パターン、及び、気流方向のうちの、少なくとも1つを提供する必要がある、ディフューザと係合可能である。
第5の態様において、本発明は、ハウジングと係合するように配置された放出エレメントを提供し、使用時、放出エレメントは、複数の空気流量、気流パターン、及び、気流方向のうちの、少なくとも1つを提供するように、手動で操作可能である。
本発明の範囲内に収まる可能性があるその他の形態にもかかわらず、好適な実施態様が、例としてのみの目的であるが、添付図面を参照して、ここに記述される。
オフィス・スペースにタスク・アンビエント空調を提供する本発明の実施態様の2つのディフューザを示す図である。 オフィス・スペースにタスク・アンビエント空調を提供する、本発明の実施態様の2つのディフューザを示す図である。 先行技術の上方向き、対称床スワールがついた、及び、本発明に従った、プリセットされた空気流量の選択肢を有する、方向性のある床スワール気流パターンがついた、客席下部の気流パターンを示す図である。 本発明に従った、床スワール・ディフューザ放出エレメントの斜視図である。 取り付けリング内にて、2つの気流ダンパを収納している、ほこり捕集バスケットが円形放出エレメントの下部に設置されている、床貫通部に挿入された、取り付けリングの断面を示す図である。 本発明に従った、別の実施態様の床スワール・ディフューザ断面を示す図である。 図5に示す実施態様の放出エレメントを回転する時、達成される、空気流量、放出パターン、及び、放出方向を示す図である。 図6に示す実施態様の放出エレメントを回転する時、達成される、空気流量、放出パターン、及び、放出方向選択肢を示す図である。 方向性−半径方向パターン調整に設定された時の、実施態様の気流パターン、方向、及び、量を示す。 方向性のある、スワール・パターンに設定された時の、実施態様の気流パターン、方向、及び、量を示す。 半径方向スワール・パターンに設定された時の、実施態様の気流パターン、方向、及び、量を示す。 図6に示す実施態様と組み合わせて使用することが出来る、調整可能な、最小空気流量停止を示す図である。 本発明に従った、別の実施態様の円形放出エレメントを示す図である。 本発明に従った、別の実施態様の床スワール・ディフューザ断面を示す図である。 図14に示す放出エレメントを回転する時に、達成される、空気流量、放出パターン、及び、放出方向選択肢を示す図である。 傾斜した軸を有する方向性のあるスワールと水平方向の変位型半径方向スワール・パターンを提供する、本発明の実施態様の、放出エレメントと取り付けリングを示す図である。 傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンに設定された、図16に示す実施態様の取り付けリング、ほこり捕集バスケット、スワール・ダンパ、及び、方向性のあるダンパ方位を示す図である。 傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンに設定された、図16に示す実施態様の、空気流量、方向、及び、パターンを示す。 水平方向変位型半径方向スワール・パターンに設定された、図16に示す実施態様の取り付けリング、ほこり捕集バスケット、スワール・ダンパ、及び、方向性のあるダンパ方位を示す図である。 水平方向変位型半径方向スワール・パターンに設定された、図16に示す実施態様の、空気流量、方向、及び、パターンを示す。 方向性−半径方向パターン調整に設定された、図16に示す実施態様の取り付けリング、ほこり捕集バスケット、スワール・ダンパ、及び、方向性のあるダンパ方位を示す図である。 方向性−半径方向パターン調整に設定された、図16に示す実施態様の、空気流量、方向、及び、パターンを示す。 手動の、方向性−半径方向パターン調整を有する、電動アクチュエータ空気流量調整に設定された、図16に示す実施態様の取り付けリング、ほこり捕集バスケット、スワール・ダンパ、及び、方向性のあるダンパ方位、この他に、電動アクチュエータ機構を示す図である。 手動の、方向性−半径方向パターン調整を有する、電動アクチュエータ空気流量調整に設定された時、図16に示す実施態様の空気流量、方向、及び、パターンを示す。 客席下方から空気供給に設定された、図16に示す、実施態様の取り付けリング、ほこり捕集バスケット、付属ダンパ・バスケット、スワール・ダンパ、及び、方向性のある、ダンパ方位を示す図である。 客席下方からの、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール放出に設定された時、図25に示す実施態様の空気流量、方向、及び、パターンを示す。 オフィス・スペースにタスク・アンビエント空調を提供する、本発明の実施態様の2つのディフーザを示す図である。 オフィス・スペースにタスク・アンビエント空調を提供する、本発明の実施態様の2つのディフーザを示す図である。 図5に示す実施態様の変形において、放出エレメントを回転する時に達成される、空気流量、放出パターン、及び、放出方向を示す図である。 縦方向スワール・パターンに設定された時の実施態様の気流のパターン、方向、及び、量を示す。 方向性−半径方向パターン調整に設定された時の実施態様の気流のパターン、方向、及び、量を示す。 傾斜した軸を有する方向性のあるスワール、及び、縦方向に向いた軸方向スワール・パターンを提供する、本発明の実施態様の放出エレメント、及び、取り付けリングを示す図である。 傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンに設定された、図32に示す実施態様の取り付けリング、ほこり捕集バスケット、スワール・ダンパ、及び、方向性のあるダンパ方位を示す図である。 傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンに設定された、図32に示す実施態様の空気流量、方向、及び、パターンを示す。 傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンに設定された、図32に示す実施態様の空気流量、方向、及び、パターンを示す。 縦方向に向いた軸方向スワール・パターンに設定された、図32に示す実施態様の空気流量、方向、及び、パターンを示す。 方向性−半径方向パターン調整に設定された時、及び、手動の方向性−半径方向パターン調整を有する、電動アクチュエータ空気流量調整に設定された時、図32に示す実施態様の空気流量、方向、及び、パターンを示す。
本発明の実施態様を紹介することにより、ディフューザに関する態様がまずは言及される。床下空気供給システムにおいて、これらのシステムは、特に、「タスク・アンビエント」空調を提供するのに十分に適合しており、この「タスク・アンビエント」空調において、ワークステーション毎に、個別に調整可能な床ディフューザが、個人用「タスク」空調を供し、一方、一時的なスペース等の、又は、長期居住が生じない、「アンビエント」スペースにおける熱的快適性は、あまり厳重には管理されず、その結果、エネルギーを節約している。
コール・センター、又は、商業用オフィスのペリメーターゾーン等の高熱負荷スペースにおける、床下空気送入システムは、アクセス・フロアに設置された、高度な誘導床スワール・ディフューザを通じて、大量の供給空気を分配し得る。居住ゾーン空気で強く希釈することにより、供給空気流への2次室内空気の高度な誘導が、より低い供給空気温度を、室内空気温度と、おおむね、等しくするので、隙間風を生じることなく、比較的大量の供給空気流量を達成可能にする為に、高度な誘導上向き放出パターンが使用され、同時に、放出速度の急激な減少をもたらす。ディフューザの最適設計空気流量では、結果として生じる低速の、大きな質量流量の気流が、その大きな運動量故に、上方に送り出され、座っている使用者のほぼ頭の高さまでの混合を作り出し、高熱負荷の場合でも、足冷/頭熱の感覚を防止するために、居住ゾーンでの縦方向の温度勾配を最小化する。低速供給空気流は、居住ゾーン上部の熱、及び、汚染の層をなしている層を、また、熱源から立ち上がる熱の柱を、貫通、又は、かく乱しないので、低いレベルへの供給空気と高いレベルの層を成す空気層との間の温度差は、最大となり、結果として、熱と汚染の除去を最大にする。
しかし、床スワール・ディフューザ空気流量を実質的に増やされるならば、増えたその縦方向到達距離、次いで層をなしている層は、かく乱される可能性があり、その熱と汚染物質は、混合され、居住ゾーンに戻され、それによって、居住ゾーン空気の質を下げ、スペースからの熱除去を小さくする;又は、それが実質的に減るならば、過剰な縦方向温度勾配が居住スペースに形成され、足冷/頭熱の感覚を引き起こすまで、混合高さは減る可能性がある。この点で、空気流量を半減することは、到達距離を半減する。理想的には、かかる高熱負荷の応用においては、床スワール・ディフューザの最適な縦方向到達距離は、在室者の適応能力によって影響されるべきでない。即ち、座っている使用者のほぼ頭部高さまでの空気混合は、床スワール・ディフューザの空気流量、又は、方向の、在室者の適応能力により妨げられるべきでない。空気流量の調整機能を提供する、先行技術の上方放出床スワール・ディフューザは、おおむね一定高さまでの、かかる縦方向到達距離を維持できない。結果として、それらは、快適性調整機能の使用可能範囲を制約する。それらの性能は、使用者が空気流量を余りにも大きく絞ることにより、室内空気の品質と自動調温制御が、危険にさらされるリスクを防ぐ措置として、空気流量に調節能に適用される機械的制約によって、通常は更に下がる。
調整可能な空気流量を有する、既知の床スワール・ディフューザによって提供される、個別の「タスク」快適性制御の程度は、従って、大きな制約を受けている;事実、かかる床スワール・ディフューザは、しばしば、スペース内での不快の大きな原因である。これらのいくつかの欠点を打開するため、一定の高さまでの到達距離を維持しつつ、方向性のある調整を提供する床スワール・ディフューザは、代替のものとして、使用され得るが、かかるディフューザもまた、それらは、追加的に、在室者の空気流量調整機能を提供しないので、使用者に限られた熱的快適制御のみ提供する。
エネルギー効率の高い商業用オフィスにおける、中央ゾーンのような、熱負荷の低いスペースにおいて、又は、図書館のような、低居住スペースにおいて、水平方向を向いた半径方向変位型放出パターンを有する、床変位ディフューザは、供給空気を床全域に拡げる、低い空気流量で低い冷却容量を提供するために、通常アクセス・フロアに置かれ、通常、厳重には管理されない「アンビエント」の快適さを提供する、広い床面積にわたって、冷たい空気のくるぶし高さの「湖」を、特に温度管理パラメータがより緩和されてもよい、一時的スペースに、効果的に作り出す。これらのディフューザは、座っている使用者の頭の高さまでの混合を作り出したとしても、足冷/頭熱の感覚は、低熱負荷によって生み出された、縦方向の小さな温度勾配によって防止される。
中程度の熱負荷を有する、商業用オフィスの中央ゾーン、又は、一時的スペースのような、熱負荷がややより高い場所では、縦方向上方向きのスワール放出を有する床スワール・ディフューザは、足冷/頭熱の感覚を防止する一方、すぐ近くに「アンビエント」空調を提供するために、多くの場合使用される。
半径方向放出パターンを有する、かかる水平方向に向いた変位型ディフューザ、又は、縦方向、上方向きのスワール放出パターンを有する、かかるスワール・ディフューザが、一時的スペース、又は、居住が長くはないスペースにおいて、使用される場所で、ディフューザ空気流量調整機能のみが(室内空気品質と自動温度制御が危うくなることを防止するために、限られた範囲であっても)、各ディフューザによって作り出された局部的温度環境を微調整するために十分であると考えられる。しかし、机の近くのように、居住が長くなる区域において、これらの2つのディフューザのそれぞれによって提供される、快適さ制御の程度を拡大する必要性がある。
本明細書に記述されているように、実施態様は、一般的に、アクセス・フロアの下に空気分配プレナムを有する、フリーアクセス・フロアシステムにおける床開口に配置するためのエアディフューザ組立品に関する。組立品は、床貫通部に固定される取り付けリングを含む。2つの取り外し可能な、円形放出エレメントの内の1つは、取り付けリングに設置されてよい。使用者によって、手動で回転し得る各放出エレメントは、傾斜した軸を有する空気ジェットを、斜め上方に、一般的に1つの方向に、放出する中央円形部分を含み、その中央部分は、第1の放出エレメント内の、水平方向、半径方向放出パターンに対して、及び、第2の放出エレメント内の縦向き、軸方向パターンに対して、偏った、スワール・パターンの空気を放出する、管状放出部によって囲まれている。2つのチャンバを有するほこり捕集バスケットは、選択された、放出エレメントの下部の取り付けリング内に設置される。1つのチャンバは円形であり、放出エレメントの方向性をもって傾斜したジェット放出部分の真下、中央に設置され、管状であり、放出エレメントのスワール放出部分の真下に設置され、他のチャンバに囲まれている。各々のチャンバは、放出エレメントに機械的に繋がり得る回転ダンパ機構に嵌合しており、その結果、放出エレメント最初の回転の円弧を通じて、繋がっているダンパの開と閉をもたらす。ほこり捕集バスケット上に設置されたダンパ制限ストッパーにより、放出エレメント、ダンパ、及び、ほこり捕集バスケット組立品全体を回転するために、放出エレメントの、同一方向への回転がもたらされ、また、手動の気流調整が防止され、傾斜した軸を有する方向性のある放出パターンが操作中である時はいつでも、同一方向へのさらなる回転が、放出方向を調整する。どのダンパが、放出エレメントに機械的に繋がっていたかによって、空気流量、パターン、及び、方向の手動の調整機能は、第1の放出エレメントに対する、以下の3つの標準設定のいずれかの1つによって実現する。
・高空気流量に調整された時、在室者に向かって、又は、在室者から離れて、次に回転することができる、傾斜した軸を有する方向性のあるスワール・パターンに変わる、在室者によって低空気流量に調整された時の、半径方向向きスワール気流パターン、又は、
・在室者によって、低、又は、高空気流量に調整することができる、又は、一定の空気流量にセットすることができる、半径方向向きスワール気流パターン、又は、
・在室者による、空気流量のセッティング、又は、その調整にかかわらず、在室者に向かって、又は、在室者から離れる方向に、回転することができる、傾斜した軸を有する、主として一定高さの、方向性のある、スワール・パターン。
実施態様において、第2の放出エレメントは、以下の3つの標準設定のいずれか1つによって実現することが出来る。
・高空気流量に調整された時、在室者に向かって、又は、在室者から離れて、次に回転することができる、傾斜した軸を有する方向性のあるスワール・パターンに変わる、在室者によって低空気流量に調整された時の、縦方向向きスワール気流パターン、又は、
・在室者によって、低、又は、高空気流量に調整することができる、又は、一定の空気流量にセットすることができる、縦方向向きスワール気流パターン、又は、
・在室者による、空気流量のセッティング、又は、その調整にかかわらず、在室者に向かって、又は、在室者から離れる方向に、回転することができる、傾斜した軸を有する、主として一定高さの、方向性のある、スワール・パターン。
取り付けられた放出エレメントの型に関連した上述の標準設定のいずれか1つの現場における再設定は、場合によっては、床貫通部からディフューザ組立品を取り出す必要なしに、単に、ディフューザを開けることにより、そのディフューザを含む標準構成部品のみを使用して可能である。
2つの放出エレメントのそれぞれを用いて、ディフューザは、ゾーンのサーモスタットから受けた信号に対応して、ディフューザ空気流量を電気的に調整することにより、2次的自動調温度制御(例えば会議室)を提供する、特化した設定を達成するため、電動アクチュエータ機構の単純な改造も可能である。この設定において、わずかな手動の空気流量調整が、その上、在室者により可能である。
さらにその上、空気流量が手動で増えるにつれて、ディフューザ気流パターンは、半径方向を向いたスワールから、第1の放出エレメントを有し、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワールに、又は、縦方向を向いたスワールから、第2の放出エレメントを有し、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワールに順応し、いずれの場合も、それは、在室者に向かって、又は、離れる方向に、次に回転することができる。
2つの放出エレメントのそれぞれに対して、ディフューザの第2の特化した設定は、追加的な騒音を作り出すことなしに、ディフューザ空気流量を、座席下部からの空気供給に対して、適切な範囲と到達距離に減じる特別のダンパの改造を含む。5つの空気流量選択肢を、ディフューザを開けることにより、それを床貫通部から取り出すことなしに、セットすることが出来る。ひとたび、取り付けられると、傾斜した軸を有する方向性のある放出に設定された、ディフューザ放出パターンは、座っている在室者の脚部における隙間風の脅威を最小化するため、座席後部の方向に向けられる。
室内から見えるインジケータが、所与の設定に対しての、実際の、及び、使用可能な、ディフューザ空気流量、放出パターン、及び、放出方向(適用可能な場合に)を示し、並びに、どの設定が組み立てられたかを示す。
以下の記述における参照番号は、関連図面における同種の構成部品、又は、機能を表わす。
図1は、本発明の実施態様により記述される2つのディフューザが描写されている、オフィス・スペースのタスク・アンビエント空調を示しており、各ディフューザは、半径方向偏りを有するスワール放出を作り出すスワール・スロットを有する放出エレメント、及び、a)回転により、手動放出方向調整を追加的に提供する、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンに設定された;
b)半径方向スワール・パターンに設定された;手動で調整可能な空気流量を有しており:
i) a)手動で高空気流量に調整され、座っている在室者の方向に回転された、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンを示す。
b)手動で高空気流量に調整された、半径方向スワール・パターンを示す。
ii)a)手動で低空気流量に調整され、座っている在室者の方向に回転された、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンを示す。
b)手動で高空気流量に調整された半径方向スワール・パターンを示す。
iii)a)手動で低空気流量に調整され、座っている在室者から離れる方向に回転された、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンを示す。
b)手動で低空気流量に調整された半径方向スワール・パターンを示す。
図2は、本発明の実施態様により記述される2つのディフューザが描写されている、オフィス・スペースのタスク・アンビエント空調を示しており、各ディフューザは、a)放出方向を変えるために手動で回転でき、半径方向スワール・パターンに手動で調整可能である、傾斜した軸を有する、方向性のある、スワール・パターンを提供する、プリセットされた、又は、電気的に調整可能な、空気流量を有する;b)手動で調整可能な空気流量を有する、半径方向スワール・パターンに設定された;半径方向偏りを有する、スワール放出を生み出すスロットを有する、放出エレメントを有し:
i) a)傾斜した軸と、座っている在室者の方向に向けられた、プリセットされた、又は、電気的に調整された、空気流量(高と描写されている)を有する、方向性のあるスワール・パターンを示す。
b)高空気流量に調整された半径方向スワール・パターンを示す。
ii)a)傾斜した軸と、座っている在室者から離れる方向に向けられた、電気的に調整された、空気流量(高と描写されている)を有する、方向性のあるスワール・パターンを示す。
b)低空気流量に調整された半径方向スワール・パターンを示す。
iii)a)半径方向のスワール・パターンに、プリセットされた、又は、電気的に調整された、空気流量(高と描写されている)を有する、ディフューザを示す。
b)低空気流量に調整された半径方向スワール・パターンを示す。
図3は、床スワール空気配分の客席への適用を示し、ここで:
i) a)一定空気流量の対称的上方向きスワール放出である、先行技術を示し、及び、
b)本発明の実施態様によって記述された、座っている在室者の脚部における、隙間風の脅威を減らすため、座席の後に向いた方向性のある、スワール放出パターンを有する、ディフューザを示す。
ii)a)からd)は、座席高さが高められるにつれて起こる、局所的室温の上昇を補正するために、前列(又は、大講堂では、複数の列)において低空気流量、後部2列(又は、大講堂では、より多数の列)においては、最も高い空気流量に及ぶようにセットされた、好適な実施態様を示す。
図4は、スワール・パターンを半径方向、又は、縦方向に向かうように、偏よらし得る、スワール(18)を伴う空気を放出する、主として半径方向スワール・スロット(2)と、傾斜した軸(15)を有する、方向性のあるジェット状に空気を放出する、方向性のある孔(3)とを有する、円形の放出エレメント(1)を含む、床スワール・ディフューザを示す。スロットのような形状をした、方向性のある放出開口(3)のような、異なった形状の開口を有する、さらなる実施態様は、簡易化のために、図示されていない。
図5は、取り付けリング(4)内に置かれている、図4に示す、床スワール・ディフューザ・エレメント(1)からなる、床スワール・ディフューザ装置を示し、床スワール・ディフューザ・エレメント(1)は、取り付けリング内で、360度にわたって回転可能である。床貫通部(5)に挿入されている、取り付けリング(4)が示されている。同様に取り付けリング内に置かれているのは、環状チャンバ(8)内にスワール・ダンパ(7)を収めているほこり捕集バスケット(6)と中央チャンバ(10)内の方向性のある気流ダンパ(9)である。スワール・ダンパ(7)はバスケット(6)内部で回転可能であり、バスケットは取り付けリング(4)の内部で回転可能である。方向性のあるダンパ(9)も同様にバスケット(6)内部で回転可能であり、放出エレメント(1)が回転する時、少なくとも、1本のピン(11)、又は、他の機械的な手段にて、回転しないようにロックされる。方向性のあるダンパ(9)は、中央チャンバ(10)内部で、どちらの方向にも、制限ストッパー(12)に当たるまで、自由に回転可能である。方向性のあるダンパ(9)が開の時、床プレナム(14)からの気流(13)は、中央チャンバ(10)内を通って行き、方向性のある開口(3)によって、居住スペース(16)へと放出(15)される。スワール・ダンパ(7)が開の時、床プレナム(14)からの気流(17)は、環状チャンバ(8)内を通って行き、スワール・スロット(2)によってスワール気流(18)として、居住スペース(16)へと放出される。
図6は、図5に示されたスワール・ディフューザ断面の別の実施態様であり、方向性のあるダンパ(9)よりも、スワール・ダンパ(7)は、ピン(11)により、放出エレメント(1)に対して機械的にロックされており、制限ストッパー(12)は、方向性のあるダンパ(9)の回転よりも、スワール・ダンパ(7)の回転を制限する。
図7は、図5に関する、空気流量、パターン、及び、方向の概略を示し、半径方向の偏りを有する放出エレメント(1)を、スワール放出パターンに組み込んでいる。放出エレメント(1)を取り外すことにより、手動調整可能な、スワール・ダンパ(7)が、全開にセットされ、a)とb)の双方の図において、スワール放出(18)を作り出しているのが、示されている。放出エレメント(1)を回転することにより調整可能な、方向性のあるダンパ(9)は、図a)では、全開に、図b)では閉として示されている。図b)におけるスワール放出(18)は、居住スペース(16)への、水平方向を向いた変位型半径方向スワール放出(20)として、ディフューザから床全体に広がる。図b)における放出エレメント(1)の反時計方向回転は、図a)のように、方向性のあるダンパ(9)を、閉位置から開位置へと回転し、傾斜した軸(19)を有する方向性のあるスワール放出パターンを、居住スペース(16)に形成するように、周辺のスワール放出(18)を上方に引き起こす、傾斜した軸(15)を有する方向性のある放出を作り出す。さらに、反時計方向回転は、方向性のあるダンパ(9)を制限ストッパー(12)に押しつけ、空気流量、又は、パターンを変えることなく、ディフューザ中央軸周りに、方向性のあるスワール放出方向(19)を反時計方向に回転する。a)からb)へのスワール・エレメント(1)の時計方向回転は、方向性のあるダンパ(9)を閉じ、図b)における方向性のある放出を防止する。方向性のある放出ジェット(15)からの上方、及び、内側向き引き起こしが欠落すると、スワール放出(18)は床全域に広がり、水平方向に向いた変位型半径方向スワール放出パターン(20)を作り出す。水平方向に向いた変位型半径方向スワール気流パターンの安定化を損なう可能性のある、弊害をもたらす有害な負圧領域が、放出エレメント(1)の中心部に形成されるのを防止に役立つ、方向性のあるダンパ(9)が全閉位置にある時の、方向性のあるダンパからの漏れは、簡易化のため、図示されていない。図9は、図7に関する、空気流量、パターン、及び、方向の選択肢をまとめている。
図8は、図6に関する、空気流量、パターン、及び、方向の概略を示し、スワール・スロット(2)からの、半径方向、又は、縦方向スワール偏りのどちらかを有する、放出エレメント(1)にあてはまる。簡易化のため、方向性のあるダンパ(9)と関連のほこり捕集バスケットの構成部品が図示されていない。放出エレメント(1)を取り外すことにより手動調節可能な、方向性のあるダンパ(9)が全開にセットされたと見なす。放出エレメント(1)を回転することにより調整可能な、スワール・ダンパ(7)は、c)とd)の双方の図において、全開であると示され、スワール・放出(18)を作り出し、図e)とf)において閉であり、結果として、スワール放出はなしである。図c)とd)の方向性のある放出(15)は、居住スペース(16)内へ、傾斜した軸(19)を有する、方向性のあるスワール放出パターンを提供するように、斜め上方にスワール放出(18)を引き起こす。図e)とf)において、方向性のある放出(15)は、自然に、斜め上方に放出し、方向性のあるスワール・パターン(19)と比較すると、空気流量が減少した、しかし、同様な高さまでの到達距離を有した、傾斜した軸(21)を有する、方向性のあるジェット放出パターンを生み出す。図e)の、放出エレメント(1)の反時計方向回転は、図a)に示すように、スワール・ダンパ(7)を閉から開へと回転し、方向性のある放出(15)によって上方に引き起こされるスワール放出(18)を作り出し、結果として、傾斜した軸(19)を有する、方向性のあるスワール放出パターンをもたらす。さらに、c)からd)へのような、反時計方向回転は、スワール・ダンパ(7)を制限ストッパー(12)に押しつけ、空気流量、又は、パターンを変えることなく、中央軸周りに、方向性のあるスワール放出パターン(19)を反時計方向に回転する。c)からe)へのような、スワール・エレメント(1)の時計方向回転は、スワール・ダンパ(7)を閉じ、図e)におけるスワール放出を防止し、傾斜した軸(19)を有する方向性のあるスワール・パターンと比較すると、空気流量が減少した、しかし、同様な高さまでの到達距離を有した、傾斜した軸(21)を有する、方向性のあるジェット放出パターンをもたらす。さらに、e)からf)へのような、放出エレメント(1)の時計方向回転は、さらに、空気流量、又は、パターンを変えることなしに、中央軸まわりに、時計方向に、方向性のあるジェット放出方向(21)を回転する。図10は、空気流量、パターン、及び、方向の選択肢をまとめている。
図6の方向性のあるダンパ(9)が閉じられており、それによって、半径方向スワール偏りを提供する、スワール・スロット(3)が装備された、放出エレメント(1)の反時計方向回転が、スワール・ダンパ(8)を開け、水平方向に向いた変位型スワール・パターン(20)を生み出し、一方、時計方向回転が水平方向を向いた変位型半径方向スワール気流を止める場合は、簡易化のため、図示されていない。図11は、関連した、空気流量、パターン、及び、方向の選択肢をまとめている。
方向性のあるダンパとスワール・ダンパの双方が、放出エレメントの回転度合いが双方のダンパの開口割合を同時に決定するように、(半径方向スワール偏り、又は、縦方向スワール偏りのいずれかを有する、空気パターンを生み出す、スワール・スロットが装備された)放出エレメントに機械的に繋がる場合は、簡易化のため、図示されていない。この場合、全開にセットされた時は、双方のダンパが全開であり、全閉にセットされた時、双方のダンパは全閉であり;同様に、部分的開のセッティングの場合、部分開口の割合は、双方のダンパに適応される。双方のダンパ位置が同時に操作され、従って、空気流量がダンパ位置によって、最も強く影響される、この設定は、組み合わされた供給空気流を、傾斜した軸方向に向け、客席下部への空気供給から生じる低い騒音レベルに通常必要とされる、多様な、減少空気流量に最適な設定である。この設定により、通常騒音を生じ、他が全開であったならば、1つのダンパに要求される可能性が高い、極端に小さなダンパ開部のセッティングの可能性が最小になるので、これはその通りである。さらにその上、空気は、すべてのディフューザ放出開口を通って放出されるので、ディフューザ放出スロット内の空気速度は最小となり、さらに騒音を減じる。その上、この設定は、高度に引き起こされたスワール放出が温度を均一にし、供給空気流の速度を減らすことを可能にし、隙間風の脅威を減らし、一方で、傾斜した軸を有する、方向性のある放出を使って、組み合わされた空気流を座っている在室者の隙間風に敏感な脚部から離れた方向に向け、さらに快適さを高める。
図12は、ディフューザからの最小許容空気流量をプリセットするための、図6に示す、実施態様の制限ストッパー(12)に取り付けられた、調整可能な、最小制限ストッパー(22)を示す。図示された最小気流割合は、全気流の約40%を占めるように、全開にプリセットされた、方向性のある放出(15)に基づいている。スワール・ダンパ(7)は、図g)及び、h)に示されるように、最小制限ストッパー(22)が100%にセットされた時、全開位置に固定され、放出エレメント(1)のいかなる回転も、空気流量の調整なしで、図8に記述するように、方向性のある、スワール放出パターン(19)の回転をもたらす。60%のような、小さなセッティングでは、図i)、及び、j)に示すように、スワール・ダンパ(7)は、調整可能な最小制限ストッパー(22)に当たる前に、小さな円弧を通って、時計方向に回転するので、やや閉じることが出来る、その結果全ディフューザ空気流量を60%に減らす。j)を越えた時計方向回転、及び、i)を越えた反時計方向回転は、図8に示すように、方向性のあるスワール放出パターン(19)をもたらし、一方では、ディフューザは、それぞれ、全気流の60%と100%を放出する。調整可能な最小制限ストッパー(22)が全閉にセットされた時、図k)及び、l)に示されるように40%のセッティングに対応して、スワール・ダンパ(7)は、調整可能な最小制限ストッパー(22)に当たる前に、それが時計方向に回るので、全閉が可能であり、その結果、全空気流量を40%に減じる。k)を越えた時計方向回転、及び、i)を越えた反時計方向回転は、図8に示すように、方向性のあるスワール放出パターン(19)の回転をもたらし、一方では、ディフューザは、それぞれ、全気流の40%と100%を放出する。
最小制限ストッパー(22)が、図6に示されたものというよりも、図5に示された制限停止(12)に取り付けられたならば、図5に示す実施態様の最小許容空気流量をプリセットするため、それを使用することができる。これは簡易化のため、図示されていない。同様に、ディフューザからの最大許容空気流量をプリセットするため、双方の実施態様において、調整可能な最大制限ストッパーを使用することができる。これらは、この場合も、簡易化のため、図示されていない。
図13は、方向性のある、孔のあいた開口が、方向性のある、同心円状のスロット(3)に置き換えられた、図4に示す、放出エレメント(1)の実施態様を示す。図14に示される、開−閉インジケータ(23)は、放出エレメント(1)上の開−閉のマーキングに隣接した、方向性のある、同心円状のスロット(3)の1つに設置されている。主として半径方向のスワール・スロット(2)、又は、代わりに、スワール・ヴェーンが、放出エレメント(1)の目に見える表面上の、主として、同心円状の放出開口の下に設置されている、実施態様は、簡易化のため、さらにまた、図示されていない。
図14は、図13に示すように、居住スペース(16)の内部から見えるために、開−閉インジケータ(23)が、ほこり捕集バスケット(6)から、方向性のある、放出エレメント(1)上の開−閉マーキングに隣接した、同心円状のスロット(3)に突き出ている、図13に示す放出エレメント(1)を有する、図6に示す、実施態様のスワール・ディフューザ断面を示す。ほこり捕集バスケット(6)に対する、放出エレメント(1)の回転は、スワール・ダンパ(7)の位置の証拠を提供するために、放出エレメント(1)上の開−閉マーキングの、開−閉インジケータ(23)に対しての回転をもたらす。開−閉インジケータが、方向性のあるダンパ(9)の、リセットされた開/閉位置をも表示するように、ほこり捕集バスケット(6)にというより、方向性のあるダンパ(9)に取り付けられた、開−閉インジケータ(23)を有する、図6に示す、スワール・ディフューザ断面の実施態様は、簡易化のため、図示されていない。方向性のあるダンパ(9)の位置の証拠のみを提供するために、上述のように、ほこり捕集バスケット(6)から、突き出ている開−閉インジケータ(23)を有する、図5に示す、スワール・ディフューザ断面の実施態様も、簡易化のため、同じように図示されていない。
図14は、図15からの断面を示し、それは図6に示されたディフューザ断面のさらなる実施態様であり、この時、取り付けリング(4)は単独のステップを有し、放出エレメント(1)は、取り付けリング(4)の第2ステップ上に載っているというより、ほこり捕集バスケット(25)の細いふちの上ではなく、スワール・ダンパのふち(24)の上に載っている。
図15は、図14に示されたディフューザ断面の平面図であり、放出空気流量、気流パターン、及び、気流方向を示す。スワール・ダンパのふち(24)とほこり捕集バスケットのふち(25)は、ほこり捕集バスケットのふち(25)が、図6の制限ストッパー(12)の代替となる制限ストッパーとして2重となっている、同心円状の部分を形成する。空気流量、気流パターン、及び、気流方向の調整は、図10、並びに、(半径方向スワール偏りを有する気流パターンを生み出す、スワール・スロット(3)を有する、放出エレメント(1)のための)図11、及び、(縦方向スワール偏りを有する気流パターンを生み出す、スワール・スロット(3)有する、放出エレメント(1)のための)図30にも従っており、図8に示すダンパ位置の通りである。(半径方向スワール偏りを有する気流パターンを生み出す、スワール・スロット(3)有する、放出エレメント(1)のための)図9、及び、31に従い、及び、(縦方向スワール偏りを有する気流パターンを生み出す、スワール・スロット(3)有する、放出エレメント(1)のための)図7、及び、29に示すダンパ位置と操作の通りである、空気流量、気流パターン、及び、気流方向の調整を提供する図15の実施態様は、簡易化のため、図示されていない。
図16は、実施態様の放出エレメント(1)の上面図と底面図、並びに、断面図、ほかに取り付けリング(4)の上面図である。放出エレメント(1)の放出面は、半径方向偏りを有するスワール・パターン内の放出空気に対して、断面において、主としてらせん状であってよい、半径方向スワール・スロット(2)、及び、傾斜した軸の方向性のある、ジェットに空気を放出する同心円状スロット(3)を含む。その面上の記号は、(23a)から(23d)のインジケータ−図16には示されていないが、次のパラグラフに記述され、以降、図17に示される−と共に、読み取る時、ディフューザ設定、放出パターン、放出方向、及び、空気流量の証拠を提供する。放出エレメント(1)の下側には、6つの突き出している脚(26)、及び、1つの、同心円状に伸ばされた、突き出している脚(27)、ほかに、3つの外側くぼみ(29)、及び、1つの外側同心円状窪み(30)、ほかに、1つの内側くぼみ(31)、及び、2つの内側同心円状の窪み(32)が装備されている。使用者による、許可されていない、放出エレメント(1)の取り外しを防止するため、取り付けリング(4)内に、放出エレメント(1)をロックする、バネ・ロックを、又は、同様のものを有する実施態様は、簡易化のため、図示されていない。
図17は、図16に示す実施態様のために、ほこり捕集バスケット、及び、ダンパを有する、取り付けリングの上面図、ほかに、関連の側面図、加えて、放出エレメント(1)の側面図、並びに、「方向性のあるスワール」設定を実現するための、ディフューザ組立のための構成部品の方位を示す。放出エレメント脚(26、及び、27)は、同様に、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている、5つのほこり捕集バスケットふち(25a)、及び、2つのダミーのふち(25b)のない、放出エレメント(1)の下側を高くしている、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている。平面図において、9時と1時半の場所に示された、2つの取り外し可能な、ダミーのふち(25b)は、組み立てられている設定を表示する、ほこり捕集バスケット上のマーキング(簡易化のため、図示されていない)に一致する場所を空白としたまま、ほこり捕集バスケット(6)上の、3つの可能性のある場所(9時、6時、及び、1時半)のうちのいずれか2つに、留められる。9時の場所は、「電気的」とマークされ、6時の場所は、「方向性のある、又は、半径方向」とマークされ(半径方向偏りを有する、スワール空気パターンを生み出す、スワール・スロット(3)を有する、放出エレメント(1)のため)、及び、「方向性のある、又は、縦方向(縦方向偏りを有する、スワール空気パターンを生み出す、スワール・スロット(3)を有する、放出エレメント(1)のため)とマークされ、並びに、1時半の場所は、「方向性のある−半径方向調整」、及び、「方向性のある−縦方向」とマークされる。(図17の場合、図示された設定は「方向性のあるスワール」であり、これは6時の場所に対応する)方向性のあるダンパ(9)には、ニップル(34)(図19に示される)上へと、プレスされた「方向性のある」くぼみ(22a)が取り付けられる。インジケータ(23c、及び、23d)は、その設定セッティングが、気付かずに乱されること(例えば、清掃員がディフューザを開ける)があり得ないように、方向性のあるダンパ(9)を動かなくする。リッジ(35)(図19に示される)が固定気流停止位置、最小、低、中間(図示のように)、高、又は、最大(22f)に、又は、気流範囲停止、最小−中間(22h)、中間−最大(22g)に、又は、気流範囲停止、最小−最大(22i)に入り込むように、スワール・ダンパ(7)は、8つの方位の内の1つに取り付けられる。2つのダミーのふち(25b)は、その設定セッティングが、気付かずに乱されること(例えば、清掃員がディフューザを開ける)があり得ないように、スワール・ダンパ(7)を動かなくする。ダミーのふちがない場所の方向(この例おいて、6時)を指示する矢印(36)によって図示された、伸ばされた脚(27)がこの設定のための組立を可能にする唯一の、方位に合わされた放出エレメント(1)は、取り付けリング(4)内に置かれる。ニップル(11b)は、くぼみ(29)に入り、インジケータ(23b、及び、23c)は、見えないように、同心円状凹部(32)に入り込み、一方、インジケータ(23a、及び、23d)は、図18に示すように、室内から見えるように、同心円状スロット(3)の中へ突き出る。
図18は、図17に示す、「方向性のあるスワール」設定において使用可能な、放出パターン、方向、及び、空気流量をまとめ、各々の例における、関連のインジケータ(23a、及び、23d)の場所を示す。
図19は、ほこり捕集バスケット、及び、ダンパを有する、取り付けリングの上面図、ほかに、関連の側面図、加えて、半径方向スワール偏りを有する空気パターンを生み出す、スワール・スロット(3)を有する、放出エレメント(1)の側面図、並びに、「半径方向スワール」設定を実現するための、ディフューザ組立のための構成部品の方位を示す。放出エレメント脚(26、及び、27)は、同様に、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている、5つのほこり捕集バスケットふち(25a)、及び、2つのダミーのふち(25b)のない、放出エレメント(1)の下側を高くしている、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている。平面図において、9時と1時半の場所に示された、2つの取り外し可能な、ダミーのふち(25b)は、組み立てられている設定を表示する、ほこり捕集バスケット上のマーキング(簡易化のため、図示されていない)に一致する場所を空白としたまま、ほこり捕集バスケット(6)上の、3つの可能性のある場所(9時、6時、及び、1時半)のうちのいずれか2つに、留められる。9時の場所は、「電気的」とマークされ、6時の場所は、「方向性のある、又は、半径方向」とマークされ、及び、1時半の場所は、「方向性のある−半径方向調整」とマークされる(図19の場合、この設定は「半径方向スワール」であり、6時の場所に対応する)。方向性のあるダンパ(9)には、ニップル(34)上へと、プレスされた「半径方向」気流スロット(22b)が取り付けられる。インジケータ(23c、及び、23d)は、その設定セッティングが、気付かずに乱されること(例えば、清掃員がディフューザを開ける)があり得ないように、方向性のあるダンパ(9)を動かなくする。リッジ(35)が、固定気流停止位置、最小、低、中間(図示のように)、高、又は、最大(22f)に、又は、気流範囲停止、最小−中間(22h)、若しくは、中間−最大(22g)に、又は、気流範囲停止、最小−最大(22i)に入り込むように、スワール・ダンパ(7)は、8つの方位の内の1つに取り付けられる。2つのダミーのふち(25b)は、その設定セッティングが、気付かずに乱されること(例えば、清掃員がディフューザを開ける)があり得ないように、スワール・ダンパ(7)を動かなくする。ダミーのふちがない場所の方向(この例おいて、6時)を指示する矢印(36)によって図示された、伸ばされた脚(27)がこの設定のための組立を可能にする唯一の、方位に合わされた放出エレメント(1)は、取り付けリング(4)内に置かれる。ニップル(11b)は、くぼみ(29)に入り、インジケータ(23a、及び、23c)は、見えないように、同心円状凹部(32)に入り込み、一方、インジケータ(23b、及び、23d)は、図20に示すように、室内から見えるように、同心円状スロット(3)の中へ突き出る。
図20は、図19に示す、「半径方向スワール」設定において使用可能な、放出パターン、方向、及び、空気流量をまとめ、各例における、関連のインジケータ(23b、及び、23d)の場所を示す。
図21は、ほこり捕集バスケット、及び、ダンパを有する、取り付けリングの上面図、ほかに、関連の側面図、加えて、半径方向スワール偏りを有する空気パターンを生み出す、スワール・スロット(3)を有する、放出エレメント(1)の側面図、並びに、「方向性のある−半径方向調整」設定を実現するための、ディフューザ組立のための構成部品の方位を示す。放出エレメント脚(26、及び、27)は、同様に、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている、5つのほこり捕集バスケットふち(25a)、及び、2つのダミーのふち(25b)のない、放出エレメント(1)の下側を高くしている、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている。平面図において、9時と6時の位置に示された、2つの取り外し可能な、ダミーのふち(25b)は、組み立てられている設定を表示する、ほこり捕集バスケット上のマーキング(簡易化のため、図示されていない)に一致する場所を空白としたまま、ほこり捕集バスケット(6)上の、3つの可能性のある場所(9時、6時、及び、1時半)のうちのいずれか2つに、留められる。9時の場所は、「電気的」とマークされ、6時の場所は、「方向性のある、又は、半径方向」とマークされ、及び、1時半の場所は、「方向性のある−半径方向調整」とマークされる(図21の場合、この設定は「方向性のある−半径方向調整」であり、1時半の場所に対応する)。方向性のあるダンパ(9)には、ニップル(34)上に「方向性のある−半径方向調整」スロット(22c)が取り付けられる。インジケータ(23c、及び、23d)は、その設定セッティングが、気付かずに乱されること(例えば、清掃員がディフューザを開ける)があり得ないように、方向性のあるダンパ(9)を動かなくする。リッジ(35)が、固定気流停止位置、最小、低、中間(図示のように)、高、又は、最大(22f)に入り込むように、スワール・ダンパ(7)は、5つの方位の内の1つに取り付けられる。2つのダミーのふち(25b)は、その設定セッティングが、気付かずに乱されること(例えば、清掃員がディフューザを開ける)があり得ないように、スワール・ダンパ(7)を動かなくする。ダミーのふちがない場所の方向(この例おいて、1時半)を指示する矢印(36)によって図示された、伸ばされた脚(27)がこの設定のための組立を可能にする唯一の、方位に合わされた放出エレメント(1)は、取り付けリング(4)内に置かれる。ニップル(11b)は、同心円の凹部(30)に入り、インジケータ(23a、及び、23b)は、見えないように、凹部(32)とくぼみ(31)に入り込み、一方、インジケータ(23c、及び、23d)は、図22に示すように、室内から見えるように、同心円状スロット(3)の中へ突き出る。
図22は、図21に示す、「方向性のある−半径方向調整」設定において使用可能な、放出パターン、方向、及び、空気流量をまとめ、各例における、関連のインジケータ(23c、及び、23d)の場所を示す。
図23は、ほこり捕集バスケット、及び、ダンパを有する、取り付けリングの上面図、ほかに、関連の側面図、加えて、半径方向スワール偏りを有する空気パターンを生み出す、スワール・スロット(3)を有する、放出エレメント(1)の側面図、並びに、「電動アクチュエータ空気流量調整」設定を実現するための、ディフューザ組立のための構成部品の方位を示す。図示のように、ほこり捕集バスケット(6)の中央チャンバの内部、又は、ほこり捕集バスケットの下(簡易化のために、図示されていない)に、スワール・ダンパ(7)に取り付けられた、アクチュエータ・アーム(40)を有する、電動アクチュエータ(39)を含む、電動アクチュエータ付属品は、ほこり捕集バスケット(6)に備え付けられる。アクチュエータ組立品は、工場内で取り付けても、又は、現場で組み込まれてもよい。放出エレメント脚(26、及び、27)は、同様に、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている、5つのほこり捕集バスケットふち(25a)、及び、2つのダミーのふち(25b)のない、放出エレメント(1)の下側を高くしている、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている。平面図において、9時と1時半の位置に示された、2つの取り外し可能な、ダミーのふち(25b)は、組み立てられている設定を表示する、ほこり捕集バスケット上のマーキング(簡易化のため、図示されていない)に一致する場所を空白としたまま、ほこり捕集バスケット(6)上の、3つの可能性のある場所(9時、6時、及び、1時半)のうちのいずれか2つに、留められる。9時の場所は、「電気的」とマークされ、6時の場所は、「方向性のある、又は、半径方向」とマークされ、及び、1時半の場所は、「方向性のある−半径方向調整」とマークされる(図23の場合、この設定は「電動アクチュエータ空気流量調整」であり、9時の場所に対応する)。方向性のあるダンパ(9)には、ニップル(34)上に「電動調整」スロット(22d)が取り付けられる。インジケータ(23c、及び、23d)は、その設定セッティングが、気付かずに乱されること(例えば、清掃員がディフューザを開ける)があり得ないように、方向性のあるダンパ(9)を動かなくする。リッジ(35)が、スロット最小−最大(22i)に突き出るように方向付けされ、スワール・ダンパ(7)に取り付けられる。2つのダミーのふち(25b)は、その設定セッティングが、気付かずに乱されること(例えば、清掃員がディフューザを開ける)があり得ないように、スワール・ダンパ(7)を動かなくする。ダミーのふちがない場所の方向(この例おいて、9時)を指示する矢印(36)によって図示された、伸ばされた脚(27)がこの設定のための組立を可能にする唯一の、方位に合わされた放出エレメント(1)は、取り付けリング(4)内に置かれる。ニップル(11b)は、同心円状の凹部(30)に入り、インジケータ(23a、23b、及び、23d)は、見えないように、くぼみ(31)と凹部(32)に入り込み、方向性のあるダンパ(9)が放出エレメント(1)と一緒に回転するようにロックし、一方、インジケータ(23c)は、図24に示すように、室内から見えるように、同心円状スロット(3)の中へ突き出る。
図24は、図23に示す、「電動アクチュエータ空気流量調整」設定において使用可能な、放出パターン、方向、及び、空気流量をまとめ、各例における、関連のインジケータ(23c)の場所を示す。
図25は、ほこり捕集バスケット、及び、ダンパを有する、取り付けリングの上面図、ほかに、関連の側面図、加えて、放出エレメント(1)の側面図、並びに、客席のための「座席下部方向性のあるスワール」設定を実現するための、ディフューザ組立のための構成部品の方位を示す。座席下部設定の気流と騒音を減らす要求に対して、固定ダンパとして働く、部分的に穿孔されたベース(38)を有するダンパ・バスケット付属品(37)は、ほこり捕集バスケット(6)の下部に付けられ、ほこり捕集バスケット(6)内の開口の外リングを塞ぐ。ほこり捕集バスケット(6)が、空気入口開口である2つの内側リングのみを有する、同様な形状の代替捕集バスケットに置き換わる、実施態様は、簡易化のため、図示されていない;この代替ほこり捕集バスケットは、孔のあいた空気入口開口を有していてよく、又は、それの下部に付けられた、別々の孔のあいた板を有していてもよい。放出エレメント脚(26、及び、27)は、同様に、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている、5つのほこり捕集バスケットふち(25a)、及び、2つのダミーのふち(25b)のない、放出エレメント(1)の下側を高くしている、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている。平面図において、9時と1時半の位置に示された、2つの取り外し可能な、ダミーのふち(25b)は、組み立てられている設定を表示する、ほこり捕集バスケット上のマーキング(簡易化のため、図示されていない)に一致する場所を空白としたまま、ほこり捕集バスケット(6)上の、3つの可能性のある場所(9時、6時、及び、1時半)のうちのいずれか2つに、留められる。9時の場所は、「電気的」とマークされ、6時の場所は、「方向性のある、又は、半径方向」とマークされ、及び、1時半の場所は、「方向性のある−半径方向調整」とマークされる(図25の場合、この設定は「方向性のあるスワール」であり、6時の場所に対応する)。方向性のあるダンパ(9)には、ニップル(34)上に「座席」スロット(22e)が取り付けられる(図19に示す)。インジケータ(23c、及び、23d)は、その設定セッティングが、気付かずに乱されること(例えば、清掃員がディフューザを開ける)があり得ないように、方向性のあるダンパ(9)を動かなくする。リッジ(35)(図19に示されている)が、固定気流停止位置、最小、低、中間(図示のように)、高、又は、最大(22f)に入り込むように、スワール・ダンパ(7)は、5つの方位の内の1つに取り付けられる。
2つのダミーのふち(25b)は、その設定セッティングが、気付かずに乱されること(例えば、清掃員がディフューザを開ける)があり得ないように、スワール・ダンパ(7)を動かなくする。ダミーのふちがない場所の方向(この例おいて、6時)を指示する矢印(36)によって図示された、伸ばされた脚(27)がこの設定のための組立を可能にする唯一の、方位に合わされた放出エレメント(1)は、取り付けリング(4)内に置かれる。ニップル(11b)は、くぼみ(29)に入り、インジケータ(23a、及び、23b)は、見えないように、くぼみ(31)と凹部(32)に入り込み、方向性のあるダンパ(9)が放出エレメント(1)と一緒に回転するようにロックし、インジケータ(23c)も、第2の凹部(32)に入り込むことにより、見えなくなり、インジケータ(23d)は、図26に示すように、室内から見えるように、同心円状スロット(3)の中へ突き出る。床貫通部にディフーザを取り付けた後、放出エレメント(1)は、方向性のある矢印(36)が、座席の後部方向を指すまで、回転される。
図26は、図25に示す、「座席下部方向性のあるスワール」設定において使用可能な、放出方向、及び、空気流量をまとめ、各例における、関連のインジケータ(23a)の場所を示す。
図27は、本発明の実施態様により記述される2つのディフューザが描写されている、オフィス・スペースのタスク・アンビエント空調を示しており、各ディフューザは、縦方向偏りを有するスワール放出を生み出す、スワール・スロットを有する放出エレメント、及び、a)回転により、手動放出方向調整を追加的に提供する、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンに設定された;
b)半径方向スワール・パターンに設定された;手動で調整可能な空気流量を有しており:
i) a)手動で高空気流量に調整され、座っている在室者の方向に回転された、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンを示す。
b)手動で高空気流量に調整された縦方向スワール・パターンを示す。
ii)a)手動で低空気流量に調整され、座っている在室者の方向に回転された、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンを示す。
b)手動で高空気流量に調整された縦方向スワール・パターンを示す。
iii)a)手動で低空気流量に調整され、座っている在室者から離れる方向に回転された、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターンを示す。
b)手動で低空気流量に調整された縦方向スワール・パターンを示す。
図28は、本発明の実施態様により記述される2つのディフューザが描写されている、オフィス・スペースのタスク・アンビエント空調を示しており、各ディフューザは、a)放出方向を変えるために手動で回転でき、縦方向スワール・パターンに手動で調整可能である、傾斜した軸を有する、方向性のある、スワール・パターンを提供する、プリセットされた、又は、電気的に調整可能な、空気流量を有する;b)手動で調整可能な空気流量を有する、縦方向スワール・パターンに設定された;縦方向偏りを有する、スワール放出を生み出す、スワール・スロットを有する、放出エレメントを有し:
i) a)傾斜した軸と、座っている在室者の方向に向けられた、プリセットされた、又は、電気的に調整された、空気流量(高と描写されている)を有する、方向性のあるスワール・パターンを示す。
b)高空気流量に調整された縦方向スワール・パターンを示す。
ii)a)傾斜した軸と、座っている在室者から離れる方向に向けられた、電気的に調整された、空気流量(高と描写されている)を有する、方向性のあるスワール・パターンを示す。
b)低空気流量に調整された縦径方向スワール・パターンを示す。
iii)a)縦方向のスワール・パターンに、プリセットされた、又は、電気的に調整された、空気流量(高と描写されている)を有する、ディフューザを示す。
b)低空気流量に調整された縦方向スワール・パターンを示す。
図29は、図5に関する、空気流量、パターン、及び、方向の概略を示し、縦方向の偏りを有する放出エレメント(1)を、スワール放出パターンに組み込んでいる。放出エレメント(1)を取り外すことにより、手動調整可能な、スワール・ダンパ(7)が、全開にセットされ、a)とb)の双方の図において、スワール放出(18)を作り出しているのが、示されている。放出エレメント(1)を回転することにより調整可能な、方向性のあるダンパ(9)は、図a)では、全開に、図b)では閉として示されている。図b)におけるスワール放出(18)は、居住スペース(16)への、縦方向を向いた軸方向スワール放出(20i)として、ディフューザから、床に垂直方向に上がっていく。図b)における放出エレメント(1)の反時計方向回転は、図a)のように、方向性のあるダンパ(9)を、閉位置から開位置へと回転し、傾斜した軸(19)を有する方向性のあるスワール放出パターンを、居住スペース(16)に形成するように、周辺のスワール放出(18)を上方に引き起こす、傾斜した軸(15)を有する方向性のある放出を作り出す。さらに、反時計方向回転は、方向性のあるダンパ(9)を制限ストッパー(12)に対して押しつけ、空気流量、又は、パターンを変えることなく、ディフューザ中央軸周りに、方向性のあるスワール放出方向(19)を反時計方向に回転する。a)からb)へのスワール・エレメント(1)の時計方向回転は、方向性のあるダンパ(9)を閉じ、図b)における方向性のある放出を防止する。傾斜したジェット(15)が欠落すると、スワール放出(18)は床に垂直に上がり、縦方向を向いた、軸方向スワール放出パターン(20i)を作り出す。図31は、図7に関する、空気流量、パターン、及び、方向の選択肢をまとめている。
図6の方向性のあるダンパ(9)が閉ざされ、それによって、縦方向スワール偏りを提供する、スワール・スロット(3)が備わっている放出エレメント(1)の反時計方向回転が、スワール・ダンパ(8)を開け、縦方向を向いた軸方向スワール・パターン(20i)を生み出し、一方、時計方向回転が、縦方向を向いた軸方向スワール気流を遮断する場合は、図示されていない。図30は、関連する、空気流量、パターン、及び、方向の選択肢をまとめている。
図32は、実施態様の放出エレメント(1)の上面図と底面図、並びに、断面図、ほかに取り付けリング(4)の上面図である。放出エレメント(1)の放出面は、半径方向偏りを有するスワール・パターン内の放出空気に対して、断面において、主としてらせん状であってよい、半径方向スワール・スロット(2)、及び、傾斜した軸の方向性のある、ジェットに空気を放出する同心円状スロット(3)を含む。その面上の記号は、(23a)、及び、(23d)のインジケータ−図32には示されていないが、次のパラグラフに記述され、以降、図33に示される−と共に、読み取る時、ディフューザ設定、放出パターン、放出方向、及び、空気流量の証拠を提供する。放出エレメント(1)の下側には、8つの突き出している脚(26)、ほかに、6つの外側くぼみ(29)、及び、2つの外側同心円状窪み(30)、ほかに、1つの内側くぼみ(31)、及び、1つの内側同心円状の窪み(32)が備わっている。使用者による、許可されていない、放出エレメント(1)の取り外しを防止するため、取り付けリング(4)内に、放出エレメント(1)をロックする、バネ・ロックを、又は、同様のものを有する実施態様は、簡易化のため、図示されていない。
図33は、図32に示す実施態様のために、ほこり捕集バスケット、及び、ダンパを有する、取り付けリングの上面図、ほかに、関連の側面図、加えて、放出エレメント(1)の側面図、並びに、「方向性のあるスワール」設定を実現するための、ディフューザ組立のための構成部品の方位を示す。放出エレメント脚(26)は、同様に、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている、8つのほこり捕集バスケットふち(25a)のない、放出エレメント(1)の下側を高くしている、取り付けリング(4)の引っ込んだ端部(33)に載っている。方向性のあるダンパ(9)には、ニップル(34)上にプレスされた「方向性のある」くぼみ(22a)が取り付けられる。ほこり捕集バスケット(6)は、ほぼ6時の位置に(即ち、インストーラに最も近く)、ほこり捕集バスケット(6)上に方向性のある、放出記号を有する、取り付けリング(4)内に取り付けられる。これらの方向性のある放出記号の1つが、ほこり捕集バスケット上のものと対応するように、及び、リッジ(35)が固定気流停止位置、最小、低、中間(図示のように)、高、又は、最大(22f)に、又は、気流範囲停止、最小−中間(22h)、中間−最大(22g)に、又は、気流範囲停止、最小−最大(22i)に入り込むようにスワール・ダンパ(7)は、方向性のある、放出記号を有する、8つの方位の内の1つに取り付けられる。インストーラの方向(6時)に向けられた方向を指示する矢印(36)によって図示されたように、方位に合わされた放出エレメント(1)は、取り付けリング(4)内に置かれる。ニップル(11b)は、くぼみ(29)に入り、インジケータ(23a)は、見えないように、同心円状凹部(32)に入り込み、一方、インジケータ(23c)は、図34に示すように、室内から見えるように、同心円状スロット(3)の中へ突き出る。
図34は、図34に描かれた、「方向性のあるスワール」設定において使用可能な、放出パターン、方向、及び、空気流量をまとめ、各例における、関連のインジケータ(23c)の場所を示す。
図33と同様に、また、それ故に簡易化のため図示されていないが、「縦方向スワール」設定は、ほこり捕集バスケット(6)の縦方向放出記号(図33において3時の位置に示されている)をほぼ6時の位置に(即ち、インストーラの方に)方位を合わせることにより、組み立てることが出来る。方向性のあるダンパ(9)には、ニップル(34)上へと、プレスされた「縦方向」くぼみ(22j)が取り付けられる。この縦方向放出記号の1つが、ほこり捕集バスケット上のそれと一致するように、及び、リッジ(35)が、固定気流停止位置、最小、低、中間、高、又は、最大(22f)に、又は、気流範囲停止、最小−中間(22h)、若しくは、中間−最大(22g)に、又は、気流範囲停止、最小−最大(22i)に入り込むように、スワール・ダンパ(7)は、縦方向放出記号と共に、8つの方位の内の1つに取り付けられる。インストーラの方(6時)を向いた、方向を指示する矢印(36)で方位を合わされた放出エレメント(1)は、取り付けリング(4)内に置かれる。ニップル(11b)は、くぼみ(29)に入り、インジケータ(23c)は、見えないように、同心円状凹部(32)に入り込み、一方、インジケータ(23a)は、図35に示すように、室内から見えるように、同心円状スロット(3)の中へ突き出る。
図35は、前段落に記述された、「縦方向スワール」設定において使用可能な、放出パターン、方向、及び、空気流量をまとめ、各例における、関連のインジケータ(23a)の場所を示す。
図33からの、上述の段落に記述したものと同様な取り付け方法において、また、それ故に簡易化のため、図示されていないが、「方向性のある−縦方向」、及び、「電動アクチュエータ空気流量調整」のための設定は、組み立てることができ、これに対して、図36は、使用可能な放出パターン、方向、及び、空気流量をまとめ、各例における、関連のインジケータ(23c)の場所を示す。
図37の断面I−Iは、最小−最大からの、スワール・ダンパ(7)の電気的空気流量調整を提供する、「電動アクチュエータ」設定(断面K−K)に必要な、ロックされていない状態と比較して、スワール・ダンパ(7)の最大−最小(22i)スロット内のリッジ(35)を、「方向性のある−縦方向」設定のための、最小、低、中間(図示のように)、高、又は、最大の位置内への、手動ロックを示す。
方向性のあるダンパ(9)が、くぼみ(34)上の座席スロット(22e)に方向をあわせられることを除いて、上述の「方向性のあるスワール」と同様の方法で取り付けられる、「座席下部の方向性のあるスワール」設定は図示されていない。スワール・ダンパ(7)は、リッジ(35)が固定停止位置最小、低、高、又は、最大(22f)に入り込むように、方向が合わせられる。インジケータ(23c)は室内から見えるように、放出エレメント(1)の同心円状のスロット(3)内に突き出る。空気流量を減らすために、全開というより、それぞれ、穿孔された気流開口を有する、特別のスワール・ダンパ(7)と特別の方向性のあるダンパ(9)を使用可能であり、又は、代わりに、穿孔された開口を有する、特別のほこりバスケット(6)をこの目的に使用可能であり、又は、客席下部の空気放出に要求される、低騒音で、低減された空気流量を達成するために、固定ダンパ(図25の38)を取り付けてもよい。
[発明の効果]
本明細書に記述されたディフーザを取り入れた、空気送入システムは、実質的なエネルギー削減、及び、改善された室内空気品質の、並びに、改善された熱的快適さの可能性を提供する:
・冷却モードで操作する、床下空気送入システムは、通常、スペースに約18℃の空調空気を供給する。居住微気候の上部に、スペース内の熱源からの自然対流により立ち上る熱が、天井より下の、浮揚性のある、層状を成す層に蓄積する、低レベル居住微気候を作り出すように、適切なディフーザを設計し、かつ選択することにより、供給空気の高レベルへの混合が防止される。2.7mから3.0mの天井高さを有する、通常のオフィスをベースとして、層状を成す層の温度は通常28℃から30℃である。しかし、これより低く横たわる、より低温の居住微気候は、通常は、22℃と24℃の間に維持される。これは、供給空気と室内空気を強く混合する、天井に備え付けられたディフーザから、通常は、約12℃で空調空気をスペースに供給する、高レベル空気送入システムによって維持されるスペース温度と同様である:空気は、スペースから、室内空気温約22℃から24℃で、取り去られる。それぞれの場合、スペースから取り去られた空気と、スペースに供給された空気の間の温度差は、約10Kから12Kである。それ故に、床下空気送入システムの供給空気温度は、高レベル空気送入システムのそれよりも、約6K高いが、所定の空気流量に対して(ほぼ同一のファン・エネルギーに等しくして)、スペースから取り去られる熱の総量は、双方のシステムで同様である。結果として、床下空気送入システムは、経済サイクル「フリークーリング」を広範に使用することにより(スペースを冷やすために、「無料」の外気を使用する日数を多くすることにより)実質的なエネルギー削減の可能性を提供し、機械的な冷却が必要な日に使用される、より温度が高い冷水の使用を可能にし、その結果、チラー効率(COP)をも改善する。
・使用者からのCO2、及び、コンピュータ、及び、照明からの揮発性有機化合物(VOC)などの、スペース内の熱源により放出される汚染物質が、居住微気候の上部の層状の熱の層内に、集中した形で蓄積するように、熱源から発散する熱プルーム内にて、対流により上昇し、そこで、それらは、居住微気候との混合はごく僅かの状態で、スペースから、取り去られる。
・供給空気は、低レベル居住微気候へと直接送られる。供給空気中の新鮮空気成分は、従って、スペース内の汚染物質による希釈はごく僅かな状態で、より直接的に、使用者へ供給される。
・各ワークステーション近くのディフューザは、個々の使用者が容易にアクセス可能であり、個人的快適さを高めるために、個々の在室者の局所的熱環境の個別調整−「タスク」空調と呼ばれる−を可能にする。
・調整可能な「タスク」空調の提供により、より熱的優先度の低い、一般的な、かつ、広範囲の「アンビエント(周囲の)」スペースにおけるエネルギーをさらに節約するために、過渡的スペース、又は、長時間の在室が起こらない場所における温度制御を、緩めることが可能である。
「タスク・アンビエント」空調をより効果的にするため、ディフューザ制御は各在室者のワークステーションの直近に提供される必要があり、かかる制御は、その部屋の内部から、工具か、又は、ディフューザの部品のいずれかの取り外しを必要としないで、実施可能の必要がある。容易に使用可能とするために、ディフューザは、調整可能な選択肢と状況についての、直観的なフィードバックを使用者に提供することもまた必要である。本明細書に記述された実施態様は、前に述べた特徴を提供するものである。
本明細書に記述された実施態様に従った、床スワール・ディフューザにより、室内の使用者は(工具を必要とせず、またはディフューザの部品を取り外すことなく)、空気流量、パターン、及び、方向を、手動でディフューザ調整が可能になり、その結果、先行技術で達成可能な程度を越えて、在室者の熱制御調整機能の程度を拡げる。
2つの放出エレメントの種類(即ち、半径方向スワール偏りを生み出すスワール・スロットを有するか、又は、縦方向スワール偏りを生み出すスワール・スロットを有する)の各々に対しては、上部から、単純にディフューザを開け、かつ床貫通部からディフューザを取り外すことなく、かつ追加の部品を必要とせずに、その部品をリセットすることにより、3つの標準的設定の組立が可能、又は、現場で遡及的に再組立が可能である:半径方向スワール偏りを生み出す、スワール・スロットを有する放出エレメントに対しては、3つの標準設定は、傾斜した軸を有し、かつ主として一定の高さへの調整可能な空気流量と調整可能な気流方向を有する方向性のあるスワール・パターン、調整可能な空気流量を有する水平方向向き変位型半径方向スワール・パターン、及び、より低い空気流量水平方向向き変位型半径方向スワール・パターンから、方向調整を有する、より高い空気流量で方向性のあるスワール・パターンへのパターン調整と、空気流量との組み合わせを含む;縦方向スワール・パターンを生み出す、スワール・スロットを有する、放出エレメントに対しては、3つの標準設定は、主として一定の高さへの調整可能な空気流量及び調整可能な気流方向を有し、かつ傾斜した軸を有する、方向性のあるスワール・パターン、調整可能な空気流量を有する、縦方向を向いたスワール・パターン、並びに、より低い空気流量縦方向スワール・パターンから、方向調整を有する、より高い空気流量で方向性のあるスワール・パターンへのパターン調整と空気流量との組み合わせを含む。結果として、本発明により記述された製品は、容易に、3つの機能のいずれか1つに、設定することができる、又は、再設定することができるので、各々の放出エレメントに対して、単一の製品が、各々が異なった機能を果たす、先行技術の複数の異なった製品に取って替わる。
2つの放出エレメント(半径方向スワール、又は、縦方向スワール)のどちらが使用されていたかにかかわらずに、床スワール・ディフューザは、現場で改良が可能である、付属品を必要とする、2つの追加的、特別な設定を提供する。
特別設定:電気的空気流量調整。この設定は、ディフューザ・スワール・ダンパを電気的に操作するための付属品を必要とする。この設定において、床スワール・ディフューザは、空気流量を電気的に調整する。
これは、半径方向スワールから、半径方向偏りを有する、スワール・パターンを放出するスワール・スロットを有する放出エレメントに対する、方向調整を有する方向性のあるスワールへ、及び、縦方向スワールから、縦方向偏りを有する、スワール・パターンを放出する、スワール・スロットを有する放出エレメントに対する、方向性のあるスワールへの、手動放出パターン調整を組み合わせている。
さらにその上、各々の場合において、前者のパターンの空気流量は、後者のそれよりも低い。それ故に、在室者は、認識される冷却効果を高めるために、電気的に制御されているディフューザから、手動調整により、気流を増やす、集中させる、及び、方向付けることが出来、又は、逆の場合も同様である。先行技術のディフューザと異なり、本発明の床ディフューザにより、ディフューザが電気的に制御されている時でも、実質的、在室者の熱的快適性制御が提供される。
特別設定:座席下部、方向性のあるスワール。この設定は、客席下部からの空気放出に、好適な範囲と距離に、気流を静かに絞るためにディフューザ圧力特性を変える、固定ダンパ付属品を必要とし、又は、特別な穿孔されたダンパ、若しくは、特別の穿孔されたバスケットを必要とする。放出パターンは、方向調整を有する、方向性のあるスワールである。床貫通部からディフューザを取り去ることなく、ディフューザを開けることにより、5つの空気流量選択肢をセットすることができる。座席下部に取り付けられたディフューザの気流パターンの方向を座席後部方向に向けることにより、座っている在室者の敏感な脚部における、隙間風の危険性は低められる。先行技術の床スワール・ディフューザと異なり、本明細書に記述される現実施態様の床スワール・ディフューザは、客席の座席下部の適用において、隙間風の危険性は低められ、かつ様々な空気流量選択肢をも提示する。
方向性のあるスワール・パターンのみを放出する、標準設定において、本明細書に記述された実施態様に従った床スワール・ディフューザは、空気流量と気流方向の双方の手動調整機能を提供し、それによって、実質的により高い度合いの個々人の熱的快適性制御を提供する。手動空気流量減少に加えて、冷却の減少のために、使用者が空気流を彼らから離れる方向に向ける設備により、認識される冷却効果は、空気流量調整のみによって示される効果を越えて、さらに減らすことが出来る。大きな熱負荷に対処するため、最大の気流が選択された場合、使用者が空気流を彼らから離れる方向に向ける設備により(特に、ディフューザが使用者のすぐ隣に設置されているなら)、隙間風を作り出すことなく、かかる冷却を達成することが可能である。最大空気流量が熱負荷をまかなうのに不十分である場合、気流を使用者の方向に向ける機能は、空気の流動を増すことにより、より大きな局部的タスク冷却効果をもたらし、ディフューザが供給できるよりも、多くの気流を必要とすることなく、熱的快適性の達成される範囲を広げる。先行技術と対照的に、本明細書に記述された実施態様は、単一の設定において、空気流量と方向の双方について、室内からの、使用者による調整機能が提供されることにより、より広範な熱的快適性制御を提供する。さらにその上、この標準設定において、本明細書に記述された実施態様に従った床スワール・ディフューザは、使用者による空気流量調整にかかわらず、一般的に一定の高さに、到達距離を維持する。調整可能な空気流量を有する、先行技術の床スワール・ディフューザとは異なり、ディフューザ空気流量が調整されるので、空気流高さが、到達距離が、上に行き過ぎること、及び、下にしか行かないことは防止され、それによって、高空気流量での、高レベル層状を成す層の乱れ、又は、低空気流量での、足冷/頭熱の感覚を防止する。
本明細書に記述された床スワール・ディフューザは、放出パターンが、半径方向偏りを有するスワール・パターンを放出する、スワール・スロットを有する放出エレメントに対しては、水平方向向き変位型半径方向スワールから、傾斜した軸を有する方向性のあるスワールに変えられ、又は、ディフューザ空気流量を、使用者が手動で増やすときに、縦方向偏りを有する、スワール・パターンを放出し、次に、360度の回転により上方向きスワール・パターンを使用者の方向に、又は、離れる方向に向かわせるスワール・スロットを有する放出エレメントに対しては、縦方向スワールから、傾斜した軸を有する、方向性のあるスワールに変えられる、標準設定を含む。これにより、低密度の、また、広範囲に広がった「アンビエント」冷却から、より高密度に集中した「タスク」冷却への、調整機能が提供される。
本明細書に記述された床スワール・ディフューザは、3つの標準設定のいずれが組み立てられたかを示し、加えて、空気流量、気流パターン、及び、気流方向の調整選択肢と状態の証拠を提供し、技術者が正しい設定と調整を、容易に点検出来るようにし、かつ人間工学的ディフューザのフィードバックと制御を、使用者に提供する、室内から見えるインジケータを、さらに含む。
同一のディフューザからの、空気流量、気流パターン、及び、気流方向の個々の調整機能を提供することにより、かつ追加的に、これらを異なった方法で設定させるようにすることにより、本明細書に記述された実施態様は、先行技術の床スワール・ディフューザによって可能となるよりも、より適切で、実質的により高度な、使用者調整機能を提示する。本明細書に記述された実施態様によって提示された、より高度な組合せられた調整機能により、局所的熱環境を、より独自化すること、また、居住ゾーン内の、効果的な「タスク」と「アンビエント」温度の間のより大きな差異を達成することの双方が可能であり、その結果、熱的快適性を高め、一方、同時に、先行技術の床スワール・ディフューザによって可能なレベルを越えたエネルギー節約を実現する。
さらに、部屋の借用者の変更、又は、顧客の変更要求を満足するために、ディフューザは現場で、再設定が出来るので、進行中の顧客の節約も達成される。先行技術の多数のディフューザ・タイプを、本発明の単一で、複数の設定可能なディフューザに置き換えることは、製品用工具を減らし、かつ在庫の変化を最小にすることで、同様に、節約を実現することができ、それによりに初期設備費を低減する。
広範囲に記述された本発明の精神、又は、範囲を逸脱することなく、多くの変形、及び/又は、修正が、具体的実施態様に示された本発明になされる可能性があることは、当業者には理解されるであろう。現在の実施態様は、それ故、すべての点で、実例として、また、限定的なものではないとして考慮されるべきものである。
本明細書に含まれる、先行技術への参照はどれでも、他に指示がない限り、その情報は、公の、一般知識であるという了解として受け取るべきではない。

Claims (40)

  1. 空気流量、気流パターン、及び、気流方向のうちの、少なくとも2つを変えるため、手動で操作可能である、少なくとも1つの放出エレメントを含むエアディフューザ。
  2. 放出エレメントによって生み出された気流パターンが、放出エレメント表面に対して、実質的に垂直な軸方向スワール・パターン、放出エレメント表面に垂直な軸に対して、実質的に傾斜したスワール・パターン、及び、放出エレメント表面に対して、実質的に平行な、半径方向スワール・パターンの内の、少なくとも1つである、請求項1に記載のエアディフューザ。
  3. 放出エレメントが、放出エレメント表面に対して、実質的に垂直な軸周りに、回転可能である、請求項1〜2のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  4. 気流パターンが、実質的に傾斜したスワール・パターンと、実質的に平行な、半径方向スワール・パターン、又は、実質的に垂直なスワール・パターンのいずれかとの間で、変更可能である、請求項2又は3に記載のエアディフューザ。
  5. 放出エレメントの表面に、実質的に垂直な軸周りの、放出エレメントの回転が、ディフューザによって放出される空気流量を変える、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  6. 放出エレメントが、ディフューザ空気流量調整にかかわらず、実質的に一定の、垂直到達距離を保つ、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  7. エレメントの表面に対して実質的に垂直な軸周りの放出エレメントの回転が、気流パターンを、実質的に平行変位型半径方向スワール・パターン、又は、実質的に垂直軸スワール・パターンから、放出エレメント表面の垂直軸に対して傾斜した実質的に一方向のスワール・パターンに変える、請求項1、又は、請求項2に記載のエアディフューザ。
  8. 空気流量が使用者によって調整される時、気流パターンが変えられる、請求項7に記載のエアディフューザ。
  9. ディフューザが、床、階段、壁、又は、天井開口部内に固定されるように配置された、取り付けエレメントを、さらに含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  10. 放出エレメントが、取り付けエレメント内部に設置される、請求項9に記載のエアディフューザ。
  11. 放出エレメントが、放出エレメント表面に、実質的に垂直な、エアージェットを放出するように配置された中央部を、さらに含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  12. エアージェットが、放出エレメント表面に対して、垂直な軸に対して、実質的に1つの方向に傾斜している、請求項11に記載のエアディフューザ。
  13. 中央部が、実質的に円形である、請求項11又は12に記載のエアディフューザ。
  14. 放出エレメントが、スワール・パターンの空気を放出するように配置された放出部分を、さらに含む、請求項11、12又は13に記載のエアディフューザ。
  15. 放出部分が、実質的に中央部を囲んでいる、請求項14に記載のエアディフューザ。
  16. 塵を捕集するように配置された、捕集バスケットを、さらに含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  17. ディフューザ取り付けリングを取り付けてもよい、貫通部、又は、ダクトから、捕集バスケットに入る気流の制約を緩めるように、捕集バスケット空気入口が配置された、請求項16に記載のエアディフューザ。
  18. 空気入口開口を有する捕集バスケット表面が、実質的にのこぎり歯の形状である、請求項16又は17に記載のエアディフューザ。
  19. 捕集バスケットが、2つのチャンバを含む、請求項16、17又は18に記載のエアディフューザ。
  20. 捕集バスケットが、取り付けエレメント内に設置されている、請求項16、17又は18に記載のエアディフューザ。
  21. 2つのチャンバの内の1つが、実質的に円形であり、かつ放出エレメントのジェット放出部分の上流に実質的に設置される、請求項19又は20に記載のエアディフューザ。
  22. 2つのチャンバの内の1つが、実質的に環状であり、かつ放出エレメントのスワール放出部分の上流に実質的に設置される、請求項19、20又は21に記載のエアディフューザ。
  23. 少なくとも1つのチャンバが、ダンパと嵌合している、請求項19、20、21又は22に記載のエアディフューザ。
  24. 少なくとも1つのダンパが、垂直軸周りの回転の円弧により、ダンパ・エレメントの開と閉をもたらすため、放出エレメントの表面に垂直な軸周りの円錐状、又は、円筒状表面内に配置された開口を含む、請求項23に記載のエアディフューザ。
  25. 少なくとも1つのダンパが、放出エレメントの表面に対して垂直な軸周りの、放出エレメントの回転の円弧により、ダンパ・エレメントの開と閉をもたらすため、放出エレメントに繋がっている、請求項23又は24に記載のエアディフューザ。
  26. 複数の固定空気流量の内の少なくとも1つと、空気流量範囲の選択を提供するダンパ停止をさらに含む、請求項23,24、又は、25に記載のエアディフューザ。
  27. 空気流量を電気的に制御するように配置された、電動アクチュエータ機構をさらに含む、請求項1〜26のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  28. 空気流量と到達距離を減らすため、固定ダンパをさらに含む、請求項1〜27のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  29. ダクトを受け入れるように配置されたダクト接続部をさらに含む、請求項1〜28のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  30. ディフーザの、気流パターン、流量、及び、方向の内の少なくとも1つを表示するように配置された、少なくとも1つの、目で見える、フィードバック・エレメントをさらに含む、請求項1〜29のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  31. ディフーザ設定を表示するように配置された、少なくとも1つの、目に見える、フィードバック・エレメントをさらに含む、請求項1〜30のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  32. 使用者による、ディフューザ内への無許可のアクセスを防止するように配置された、放出エレメント・ロックをさらに含む、請求項1から31のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  33. ディフューザの設定が変更されるのを防止するように配置された、少なくとも1つの、固定、又は、取り外し可能なロック・エレメントをさらに含む、請求項1〜32のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  34. ディフューザの本体部分に対して、放出エレメントが、特定の方位に置かれた時、放出エレメントのみが、ディフューザの本体部分と係合可能である、請求項1〜33のいずれか1項に記載のエアディフューザ。
  35. 複数の場所の少なくとも1カ所に固定可能な、少なくとも1つの取り外し可能な方位エレメントをさらに含む、請求項34に記載のエアディフューザ。
  36. 方位エレメントが、ロック・エレメントの機能をも果たす、請求項35に記載のエアディフューザ。
  37. 請求項1〜36のいずれか1項に記載の、少なくとも1つのエアディフューザを取り込んでいるダクト・システム。
  38. 請求項1〜36のいずれか1項に記載の、少なくとも1つのエアディフューザを取り込んでいる空気供給システム。
  39. 複数の空気流量、気流パターン、及び、気流方向の内の少なくとも1つを提供するため、使用時に、ディフューザ・エレメントがディフューザ・ハウジングと係合可能である、空気の流れを操作するように配置された、放出エレメントとディフューザ・ハウジングを含む部品一式。
  40. 複数の空気流量、気流パターン、及び、気流方向の内の少なくとも1つを提供するため、使用時に、ディフューザ・エレメントが手動で操作可能である、ハウジングと係合されるように、配置された放出エレメント。
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