JP2012511065A - コポリマーを製造するための半連続的操作法 - Google Patents

コポリマーを製造するための半連続的操作法 Download PDF

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Abstract

本発明は、計量供給装置と接続された重合反応器を有する重合装置中で半連続的な操作モードでコポリマーを製造する方法に関し、その際に酸モノマーを計量供給装置中に、並びにポリエーテルマクロモノマー及び水を重合反応器中に、それぞれ装入し、酸モノマーを計量供給装置から重合反応器中へ計量供給し、重合反応器中への酸モノマーの計量供給前に及び/又は計量供給中に、ラジカル重合開始剤を重合反応器中へ導通して重合反応器中に水性媒体を生じさせ、前記媒体中で酸モノマー及びポリエーテルマクロモノマーを、コポリマーを形成しながら、ラジカル重合により反応させ、その際に重合反応器中への酸モノマーの計量供給を、装入されたポリエーテルマクロモノマーの少なくとも70mol%が重合により反応されるまで行い、かつ使用されるポリエーテルマクロモノマーを、使用されるポリエーテルマクロモノマーに、ポリエーテル中に存在するアルコキシ基の酸化分解の抑制に適し、有機化合物として存在する安定剤0.1ppm〜10000ppmが添加されている及び/又は使用されるポリエーテルマクロモノマーが、溶存窒素で溶存酸素を減損しながら豊富化されている形で準備する。

Description

本発明は、コポリマーの製造方法、前記コポリマー並びに前記コポリマーの使用に関する。
粉末状の無機物質又は有機物質、例えば粘土、シリカ粉(Silikatmehl)、白亜、カーボンブラック、砕石(Gesteinsmehl)及び水硬性結合剤の水性スラリーに、それらの加工性、すなわち混練性、塗工性、吹付性、ポンプ圧送性又は流動性を改善するために、しばしば分散剤の形の添加剤を添加することは知られている。この種の添加剤は、固体凝集体を破壊し、形成された粒子を分散させ、かつこのようにして加工性を改善することができる。この作用は特にまた意図的に、セメント、石灰、セッコウ又は硬セッコウのような水硬性結合剤を含有する建築材料混合物の製造の際に利用される。
前記の結合剤をベースとするこれらの建築材料混合物を、すぐに使用できる加工可能な形へ変換するためには、通例、混練水が本質的により多く必要である、それというのも、その後の水和過程もしくは硬化過程に必要であるからである。コンクリート体中の、後で蒸発する過剰の水により形成される空洞含量は、著しく悪化した機械的強度及び耐久性をまねく。
これらの過剰の水含量を所定の加工コンシステンシーで低下させる及び/又は加工性を所定の水/結合剤比で改善するために、一般的に減水剤又は流動化剤と呼ばれる添加剤が使用される。この種の薬剤として、実地において、酸モノマーとポリエーテルマクロモノマーとのラジカル共重合により製造されるコポリマーが特に使用される。
実地において、前記共重合はたいていセミバッチ法で行われる。国際公開(WO)第2005/075529号には、前述のコポリマーのための半連続的な製造方法が記載されており、前記方法において、ポリエーテルマクロモノマーを装入し、引き続き酸モノマーを、特定時間にわたり装入物に計量供給する。前記の方法は既に費用がかからず、かつ方法により得られた物として高性能流動化剤が得られるにも関わらず、さらに、方法により得られた物の品質をさらになお改善することが、しかもできるだけ方法の経済性を本質的に、しかも性能並びに経済性の視点のもとで悪化させることなく、努力されている。
本発明の基礎となる課題は、それゆえ、水硬性結合剤用の分散剤として、特に流動化剤として、良好な性能を示すコポリマーの経済的な製造方法を提供することである。
この課題の解決手段は、計量供給装置と接続された重合反応器を有する重合装置中で半連続的な操作モードでコポリマーを製造する方法であって、
酸モノマーを計量供給装置中に、並びにポリエーテルマクロモノマー及び水を重合反応器中に、それぞれ装入し、
酸モノマーを計量供給装置から重合反応器中へ計量供給し、
重合反応器中への酸モノマーの計量供給前に及び/又は計量供給中に、ラジカル重合開始剤を重合反応器中へ導通して重合反応器中に水性媒体を生じさせ、前記媒体中で酸モノマー及びポリエーテルマクロモノマーを、コポリマーを形成しながら、ラジカル重合により反応させ、
その際に、重合反応器中への酸モノマーの計量供給を、装入されたポリエーテルマクロモノマーの少なくとも70mol%が重合により反応されるまで行い、
ラジカル重合開始剤としてH22を含有するレドックス開始剤系を使用し、
重合中の水性媒体のpH値を2.3〜6.8に保持し、重合中の水性媒体の温度を0〜43℃に調節し、重合の開始時に水性媒体の温度は最大28℃であり、
使用されるポリエーテルマクロモノマー1molあたり酸モノマーを全部で1〜20mol、重合反応器中へ計量供給し、
水溶性メルカプト化合物として存在する連鎖調節剤を、ラジカル重合前に及び/又はラジカル重合中に重合反応器中へ導通し、
重合により反応される全てのモノマーの全部で少なくとも50mol%が酸モノマー及び/又はポリエーテルマクロモノマーとして存在し、ポリエーテルマクロモノマーは全部で少なくとも6個のエトキシ基を有し、使用されるポリエーテルマクロモノマー並びに使用される酸モノマーは、使用されるポリエーテルマクロモノマー並びに使用される酸モノマーがそれぞれ、重合の期間中に水性媒体中に溶解されているように選択されており、
使用されるポリエーテルマクロモノマー対使用される水の質量比が5:1〜1:5であり、使用される酸モノマー対使用される水溶性メルカプト化合物として存在する調節剤のモル比が3:1〜1000:1であり、使用されるH22対使用される水溶性メルカプト化合物として存在する調節剤のモル比が1:30〜10:1であり、かつ
使用されるポリエーテルマクロモノマーを、使用されるポリエーテルマクロモノマーに、ポリエーテル中に存在するアルコキシ基の酸化分解の抑制に適し、有機化合物として存在する安定剤0.1ppm〜10000ppmが添加されている及び/又は使用されるポリエーテルマクロモノマーが、溶存窒素で溶存酸素を減損しながら豊富化されている形で準備する。
酸モノマーは、少なくとも1つの酸官能基を有し、かつ水性媒体中で酸として反応する、少なくとも1つの炭素二重結合を有するラジカル共重合可能なモノマーであると理解されるべきである。さらに、酸モノマーは、水性媒体中での加水分解反応に基づいて少なくとも1つの酸官能基を形成し、かつ水性媒体中で酸として反応する、少なくとも1つの炭素二重結合を有するラジカル共重合可能なモノマーであるとも理解されるべきである(例:無水マレイン酸又は塩基性加水分解可能なアクリル酸エステル、例えばアクリル酸エチル)。本発明の範囲内のポリエーテルマクロモノマーは、少なくとも7個のエーテル酸素原子を、しかもコポリマー中に含まれているポリエーテルマクロモノマー構造単位が少なくとも7個のエーテル酸素原子を有する側鎖を有するという条件で有する、少なくとも1つの炭素二重結合を有するラジカル共重合可能な化合物である。
溶存窒素で溶存酸素を減損しながら豊富化されることは、溶存酸素の含量が低下され、かつ溶存窒素の含量が高められることを意味する。
酸モノマーの計量供給の前に、重合反応器中でラジカル重合により反応される全てのポリエーテルマクロモノマーを重合反応器中に装入することは不要である。しかしながら、コポリマー中へ組み込まれるポリエーテルマクロモノマー構造単位の少なくとも40mol%、好ましくは少なくとも80mol%及び特に好ましくは100mol%が、酸モノマーの計量供給前に重合反応器中に装入されるポリエーテルマクロモノマーの反応により生じる。
計量供給装置は、多種多様に構成されていてよく、かつ手動及び/又は自動で制御されることができる。手動制御の場合に、例えば人間が、容器から連続的に酸モノマーを計量供給することができる。自動制御は、例えば、酸モノマーの供給速度を(好ましくは無段階で)相応するpH値測定信号と直接結合することができる。
本発明による方法の本質的な利点は、均一なコポリマーが − しかも、分子量(分子量分布の低い多分散指数)に関して及びコポリマー中のモノマー構造単位の相対含量(化学的均一性)に関して − 製造可能であることである。コポリマーのこの均一性は、最終的に水硬性結合剤用の流動化剤として特に良好な適性を生じさせる。さらに、本発明による方法は、望ましくない副生物(例えばエーテル鎖が開裂される)があまり生じないことを保証する。まとめると、本発明による方法が、特に経済的であり、かつ質的に価値の高い分散剤もしくは流動化剤を生じさせることを挙げることができる。
たいてい、酸モノマーの反応によりコポリマー中に一般式(Ia)、(Ib)、(Ic)及び/又は(Id)の1つに相応して存在する構造単位が生じる
Figure 2012511065
ここで、
1は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
Xは、同じか又は異なり、並びにNH−(Cn2n)[ここでn=1、2、3又は4である]及び/又はO−(Cn2n)[ここでn=1、2、3又は4である]及び/又は存在しない単位(nicht vorhandene Einheit)を表し;
2は、同じか又は異なり、並びにOH、SO3H、PO32、O−PO32及び/又はパラ置換されたC64−SO3Hを表すが、但し、Xが存在しない単位である場合には、R2はOHを表す;
Figure 2012511065
ここで、
3は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
n=0、1、2、3又は4であり
4は、同じか又は異なり、並びにSO3H、PO32、O−PO32及び/又はパラ置換されて存在するC64−SO3Hを表す;
Figure 2012511065
ここで、
5は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
Zは、同じか又は異なり、並びにO及び/又はNHを表す;
Figure 2012511065
ここで、
6は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
Qは、同じか又は異なり、並びにNH及び/又はOを表し;
7は、同じか又は異なり、並びにH、(Cn2n)−SO3H[ここでn=0、1、2、3又は4である]、(Cn2n)-OH[ここでn=0、1、2、3又は4である];(Cn2n)−PO32[ここでn=0、1、2、3又は4である]、(Cn2n)−OPO32[ここでn=0、1、2、3又は4である]、(C64)−SO3H、(C64)−PO32、(C64)−OPO32及び/又は(Cm2me−O−(A`O)α−R9[ここでm=0、1、2、3又は4であり、e=0、1、2、3又は4であり、A`=C2x´[ここでx´=2、3、4又は5である]及び/又はCH2C(C65)H−であり、α=1〜350の整数であり、R9は、同じか又は異なり、並びに非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表す]を表す。
pH値に応じて、酸モノマー構造単位は、塩として脱プロトン化された形で存在していてもよく、その際に対イオンとしてNa+、K+並びにCa2+が典型的である。
しばしば、酸モノマーとして、メタクリル酸、アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、マレイン酸の半エステル又はこれらの複数の成分の混合物が使用される。
通例、ポリエーテルマクロモノマーの反応によりコポリマー中に一般式(IIa)、(IIb)及び/又は(IIc)の1つに相応して存在する構造単位が生じる
Figure 2012511065
ここで、
10、R11並びにR12は、それぞれ同じか又は異なり、かつ互いに独立してH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
Eは、同じか又は異なり、並びに非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C6アルキレン基、シクロヘキシル基、CH2−C610、オルト、メタ又はパラ置換されて存在するC64及び/又は存在しない単位を表し;
Gは、同じか又は異なり、並びにO、NH及び/又はCO−NHを表すが、但しEが存在しない単位である場合には、Gも存在しない単位として存在し;
Aは、同じか又は異なり、並びにCx2x[ここでx=2、3、4及び/又は5(好ましくはx=2)である]及び/又はCH2CH(C65)を表し;
nは、同じか又は異なり、並びに0、1、2、3、4及び/又は5を表し;
aは、同じか又は異なり、並びに7〜350の整数を表し(好ましくは10〜200);
13は、同じか又は異なり、並びにH、非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基、CO−NH2、及び/又はCOCH3を表す;
Figure 2012511065
ここで、
14は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
Eは、同じか又は異なり、並びに非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C6アルキレン基、シクロヘキシル基、CH2−C610、オルト、メタ又はパラ置換されて存在するC64を表し、及び/又は存在しない単位を表し;
Gは、同じか又は異なり、並びに存在しない単位、O、NH及び/又はCO−NHを表すが、但し、Eが存在しない単位である場合には、Gも存在しない単位として存在し;
Aは、同じか又は異なり、並びにCx2x[ここでx=2、3、4及び/又は5である]及び/又はCH2CH(C65)を表し;
nは、同じか又は異なり、並びに0、1、2、3、4及び/又は5を表し
aは、同じか又は異なり、並びに7〜350の整数を表し;
Dは、同じか又は異なり、並びに存在しない単位、NH及び/又はOを表すが、但し、Dが存在しない単位である場合には:b=0、1、2、3又は4並びにc=0、1、2、3又は4であり、その際にb+c=3又は4であり、かつ
但し、DがNH及び/又はOである場合には:b=0、1、2又は3、c=0、1、2又は3であり、その際にb+c=2又は3であり;
15は、同じか又は異なり、並びにH、非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基、CO−NH2、及び/又はCOCH3を表す;
Figure 2012511065
ここで、
16、R17並びにR18は、それぞれ同じか又は異なり、かつ互いに独立してH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
Eは、同じか又は異なり、並びに非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C6アルキレン基、シクロヘキシル基、CH2−C610及び/又はオルト、メタ又はパラ置換されて存在するC64を表し;
Aは、同じか又は異なり、並びにCx2x[ここでx=2、3、4及び/又は5である]及び/又はCH2CH(C65)を表し;
nは、同じか又は異なり、並びに0、1、2、3、4及び/又は5を表し;
Lは、同じか又は異なり、並びにCx2x[ここでx=2、3、4及び/又は5である]及び/又はCH2−CH(C65)を表し;
aは、同じか又は異なり、並びに7〜350の整数を表し;
dは、同じか又は異なり、並びに2〜350の整数を表し;
19は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し、
20は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表す。
ポリエーテルマクロモノマーのアルコキシ単位は、通例、エトキシ基として又はエトキシ基及びプロポキシ基の混合物として存在する(これらのポリエーテルマクロモノマーは、相応するモノマーアルコールのエトキシル化又はエトキシル化及びプロポキシル化から得ることができる)。
しばしば、ポリエーテルマクロモノマーとして、アルコキシル化イソプレノール及び/又はアルコキシル化ヒドロキシブチルビニルエーテル及び/又はアルコキシル化ジエチレングリコールモノビニルエーテル及び/又はアルコキシル化(メタ)アリルアルコール及び/又はビニル化メチルポリアルキレングリコールが使用され、これらは好ましくは9〜350のオキシアルキレン基の算術平均数をそれぞれ有する。
一実施態様において、モノマー出発物質として、重合により反応されるビニル系不飽和化合物が重合反応器中へ添加され、それにより、コポリマー中に一般式(IIIa)及び/又は(IIIb)に相応して存在する構造単位が生じる
Figure 2012511065
ここで
21は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
Wは、同じか又は異なり、並びにO及び/又はNHを表し;
22は、同じか又は異なり、並びに分枝鎖状又は非分枝鎖状のC1〜C5−モノヒドロキシアルキル基を表す;
Figure 2012511065
ここで
23、R24及びR25は、それぞれ同じか又は異なり、並びにそれぞれ独立してH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
nは、同じか又は異なり、並びに0、1、2、3及び/又は4を表し;
26は、同じか又は異なり、並びに(C65)、OH及び/又は−COCH3を表す。
たいてい、重合中の水性媒体のpH値は、3.5〜6.4に保持され、かつ重合中の水性媒体の温度は、10〜28℃に調節されるが、但し重合の開始時に水性媒体の温度は最大24℃である。
しばしば、H22を含有するレドックス開始剤系として、還元剤と共に使用される組合せH22/FeSO4が選択される。
還元剤として、例えば亜硫酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−2−スルフィナト酢酸の二ナトリウム塩、2−ヒドロキシ−2−スルホナト酢酸の二ナトリウム塩、ナトリウムヒドロキシメタンスルフィナート、アスコルビン酸、イソアスコルビン酸又はそれらの混合物が使用されることができる。
水溶性メルカプト化合物として存在する連鎖調節剤は、たいてい水溶液の形で重合反応器中へ導通され、その際に前記水溶液は水を少なくとも10質量%含有する。しばしば、3−メルカプトプロピオン酸及び/又は2−メルカプトエタノールが水溶性連鎖調節剤として使用される。
通例、前記水性媒体は水溶液の形で存在する。
たいてい、外部冷却装置、例えば熱交換器により、前記水性媒体は重合中に冷却される。
通常、重合反応器は、半連続的な撹拌釜として存在する。
たいてい、使用されるポリエーテルマクロモノマーは、使用されるポリエーテルマクロモノマーに、ポリエーテル中に存在するアルコキシ基の酸化分解の抑制に適し、有機化合物として存在する安定剤0.1ppm〜10000ppmが添加されている形で準備される。しばしば、使用されるポリエーテルマクロモノマーに、ポリエーテル中に存在するアルコキシ基の酸化分解の抑制に適し、有機化合物として存在する安定剤10ppm〜1000ppm、好ましくは50ppm〜500ppmが添加されている。
適した安定剤(ポリエーテル中に存在するアルコキシ基の酸化分解の抑制のための)はしばしば、ジフェニルアミン誘導体、例えばジフェニルアミン自体、高分子トリメチルジヒドロキノリン、アルキル化モノフェノール類、例えば2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、アルキル化ヒドロキノン類、例えば2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェノール、アルキリデン−ビス−フェノール類、例えば2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)、フェノール系ベンジル化合物、例えば1,3,5−トリ−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、チオエーテル、例えば2,2′−チオ−ビス−(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)又はアミン、例えばフェノチアジンから選択されている。実地において特に、ヒドロキノンモノメチルエーテル、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)及び2,6−ジ−t−ブチル−フェノール(Kerobit(登録商標) TP 26)並びにN,N´−ジ−s−ブチル−p−フェニルジアミン(Kerobit(登録商標) BPD;BASF SEのKerobit(登録商標))が有用であることが判明している。
溶存窒素での溶存酸素の減損は、通例、窒素を、相応する酸素を含有する液体に導通することにより行われるので、含まれている酸素は、窒素により置換される。窒素の豊富化下での酸素の減損は、ポリエーテル中に存在するアルコキシ基の酸化分解の抑圧を生じさせる。例えば、使用されるポリエーテルマクロモノマーは、使用されるポリエーテルマクロモノマーが、5より大きい、好ましくは20より大きいモル量比の溶存窒素対溶存酸素を有するように、溶存窒素で溶存酸素を減損しながら豊富化される。
しばしば、使用されるポリエーテルマクロモノマー対使用される水の質量比は、3:1〜1:3であり、使用される酸モノマー対使用される水溶性メルカプト化合物として存在する調節剤のモル比は5:1〜100:1であり、かつ使用されるH22対使用される水溶性メルカプト化合物として存在する調節剤のモル比は 1:15〜1:2である。
さらに、本発明は、前記の方法により製造可能であるコポリマーに関する。
さらに、本発明は、水硬性結合剤用、特にセメント又はセッコウ用、及び/又は潜在水硬性結合剤用又はこれらの成分の混合物用の分散剤としてのこのコポリマーの使用に関する。典型的には、水硬性結合剤は、セメント、石灰、セッコウ、半水和物又は硬セッコウとして又はこれらの成分の混合物から、好ましくはしかしながらセメントとして存在する。潜在水硬性結合剤は、通常、フライアッシュ、トラス又は高炉スラグとして存在する。前記コポリマーは、例えば、セメント生産用の添加剤(純粋なポルトランドセメントもしくはコンポジットセメント用の粉砕助剤及び"減水剤")としても使用されることができる。
以下に、本発明は実施例に基づいてより詳細に説明される。
合成例
以下に記載された全ての合成のために、それぞれ使用されるビニルオキシブチルポリエチレングリコール又はイソプレニルポリエチレングリコールを溶融物として貯蔵し、安定剤200ppmと混合し、かつ持続的に窒素でバブリングした(durchperlt)。
合成例1
撹拌機、pH電極及び複数の供給装置を備えたガラス反応器中に、脱イオン水200g及びビニルオキシブチルポリエチレングリコール-3000 225g(ヒドロキシブチルモノビニルエーテルあたりエチレンオキシド65molの付加生成物)を装入し、かつ15℃の重合開始温度に冷却した(装入物)。
別個の供給容器中で、アクリル酸16.2gを脱イオン水42gと均質に混合した。40%水酸化カリウム溶液7.7gを用いて、前記溶液を、冷却しながら20℃の温度及び4.0のpH値に調節した。引き続き、分子量調節剤として3−メルカプトプロピオン酸0.7gを添加した(溶液A)。
並行して、亜硫酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−2−スルフィナト酢酸の二ナトリウム塩及び2−ヒドロキシ−2−スルホナト酢酸の二ナトリウム塩の混合物1.5g(Brueggolit FF6、Brueggemann GmbH社)及び水23.5gからなる第二の溶液を製造した(溶液B)。
撹拌及び冷却しながら、溶液A 23.3g並びに引き続き20%カセイソーダ水1.8gを装入物に添加したので、5.8のpH値が生じた。
このpH値に達した後、連続して硫酸鉄(II)七水和物0.015g、溶液B 0.1g並びに過酸化水素(水中30%)0.94gを装入物混合物に添加した。溶液A及び溶液Bの添加と同時に、装入物の撹拌を開始した。
溶液Aの添加速度を、この場合に以下の計量供給プロフィールに相応して行った。45分の全添加期間にわたって、NaOH溶液(20%)約15gを添加した:
Figure 2012511065
溶液Bを、45分の前記の期間にわたって、7g/hの計量供給速度で並行して添加した。引き続き、溶液Bの計量供給速度を50g/hに高め、かつ10分の期間にわたって撹拌しながら装入物混合物中へポンプ輸送した。溶液A及びBを完全に添加した後に、過酸化物はもはや反応容器中に見出されなかった。
Figure 2012511065
ポリマーへの70%転化は、溶液Aの約25分の計量供給時間後に達成されていた。
引き続き、得られたポリマー溶液を、20%水酸化ナトリウム溶液約10gを用いて、6.5のpH値に調節した。
得られたコポリマーは、淡黄色を帯びて着色した溶液中に生じ、これは46.5%の固体含量を有していた。コポリマーの平均分子量はMw 63000g/molであった;GPCによる転化率:89%。
合成例2:
合成例1に記載されたように行ったが、しかしながら、3−メルカプトプロピオン酸を別個に添加し、かつ以下のモノマー組合せを使用した:
装入物:
ビニルオキシブチルポリエチレングリコール-1100:85.8g
ビニルオキシブチルポリエチレングリコール-5800:127.6g
を脱イオン水:210.0g中で
溶液A:
無水マレイン酸:7.8g
アクリル酸:2.9g
ヒドロキシプロピルアクリラート:10.4g
ヒドロキシエチルアクリラート:4.6g
水酸化カリウム溶液(水中40%):12.5g
を脱イオン水 76.5g中で。
撹拌及び冷却しながら、溶液A 40.5g、溶液B 0.3g及び3−メルカプトプロピオン酸0.5gをこうして装入物に添加した。
引き続き、3−メルカプトプロピオン酸1.9gを残りの溶液A中へ添加した。以下の計量供給プロフィールを、30分の添加期間にわたって使用した:
Figure 2012511065
溶液Bを、30分の前記の期間にわたって15g/hの一定の計量供給速度で並行して、引き続きさらに10分の期間にわたって50g/hの計量供給速度で、撹拌しながら装入物中へポンプ輸送した。溶液A及びBを完全に添加した後に、過酸化物はもはや反応容器中に検出されなかった。
Figure 2012511065
ポリマーへの70%転化は、溶液Aの約10分の計量供給時間後に達成されていた。
得られたコポリマーは、淡黄色を帯びて着色した溶液中に生じ、これは44%の固体含量を有していた。コポリマーの平均分子量はMw 31000g/molであった;GPCによる転化率:96%。
合成例3:
合成例1に記載されたように行ったが、しかしながら以下のモノマー組合せを使用した:
装入物:
イソプレノールポリエチレングリコール-500:37.5g
イソプレノールポリエチレングリコール-1100:82.5g
を脱イオン水:87.0g中で
溶液A
アクリル酸:16.2g
ヒドロキシプロピルアクリラート:5.9g
水酸化カリウム溶液(水中40%):12.5g
を脱イオン水 49.5g中で
溶液B
ナトリウムヒドロキシメタンスルフィナート(Brueggolit E01) 1.5g
を脱イオン水 23.5g中で。
撹拌及び冷却しながら、溶液A 29.0g、溶液B 0.5g及び3−メルカプトプロピオン酸1.05gを装入物に添加した。
引き続き、3−メルカプトプロピオン酸0.9gを残りの溶液A中へ添加した。以下の計量供給プロフィールを、45分の添加期間にわたって使用した:
Figure 2012511065
70%転化は、溶液Aの約25分の計量供給時間後に達成されていた。
得られたコポリマーは、淡黄色を帯びて着色した溶液中に生じ、これは43%の固体含量を有していた。平均分子量:Mw 25000g/mol;GPCによる転化率:93.5%。
引き続き、得られたポリマー溶液を、20%水酸化ナトリウム水溶液約28gを用いて、6.5のpH値に調節した。
pH値の測定:
前記水性媒体(これは理想溶液として存在しない − なぜなら水に加えて水性媒体中に通常、相対的に高い濃度で有機成分も存在するからである)のpH値は、一般的にガラス電極を用いて好都合には測定される。水性媒体のpH値として、前記の実験例において、Schott AGの型式H 6381のpHメーター(pH-Einstabmesskette)(ガラス電極)を、記載された実験により予め与えられたそれぞれの温度条件及び濃度条件下で、反応混合物中へ導入し、かつそれらの発生される信号がWTW社の型式ProfilLine Multi 197iのマルチパラメーター測定装置により数として示されることによって取得される測定量をその都度使用した。前記のpHメーターの校正を、市販のpH緩衝液溶液(pH 4.00及びpH 7.00)を用いて温度に応じて行う。
合成例からのコポリマーの分析:
前記ポリマーを、サイズ排除クロマトグラフィーを用いて平均モル質量及び転化率に関して分析した(カラム組合せ:Shodex社、日本のOH-Pak SB-G、OH-Pak SB 804 HQ及びOH-Pak SB 802.5 HQ;溶離剤:HCO2NH4(0.05mol/l)80体積%及びアセトニトリル20体積%の水溶液;注入体積100μl;流速0.5ml/min)。平均モル質量の測定のための校正を、線状のポリ(エチレンオキシド)及びポリエチレングリコール標準を用いて行った。転化率の尺度として、コポリマーのピークを1の相対高さに標準化し、かつ未反応のマクロモノマー/PEG含有オリゴマーのピークの高さを残存モノマーの含量の尺度として使用する。
合成例からのコポリマーの使用例:
ポリマーを、コンクリート流動化剤としてのそれらの性質に関して、適した試験系において調査した。このためには、全てのポリマーを、均一な固体に並びにNaOH(20%)を用いて6.5±0.2の均一なpH値に、調節し、気孔含量を制御するために少量の常用の消泡剤と混合した。
使用例1:
まず最初にポルトランドセメント7.00kg(Karlstadt CEM I 42.5 R)、K−S粉砕充填材(Mehl Fuellers)カルサイトMS 12 2kg、及びさらにケイ砂(0/0.5及び0/1.0)5.45kg、砂0/4 16.98kg、砂利(Kies)4/8 5.65kg並びに砂利8/16 18.60kgを一緒に添加し、10秒間乾式混合した。ついで、初期添加水(Vorgabewasser)0.5kgを添加し、さらに120秒間混合した。引き続き、残りの水3.61kgを添加し、さらに60秒間混合した。その後、ポリマー7.70・10-3kg(100%と計算)をその都度添加し(ポリマー固体含量を基準とする)、さらに60秒間混合した(0.59の水/セメント値及びセメント秤量分を基準として固体0.11%のポリマー用量に相当)。引き続き、DIN EN 12350-5によるスランプフロー(Ausbreitmass)並びにスランプ試験(Setzmass)(スランプ)を、製造直後並びに10、30及び60分後に測定した。次の値が求められた:
Figure 2012511065
使用例2:
使用例1に記載されたように行ったが、しかしながら混合物を次のように適合させた:
セメント一般CEM I 42.5 R 7.00kg
K−S粉砕充填材カルサイトMS 12 2.00kg
ケイ砂(0/0.5及び0/1.0) 5.57kg
砂0/4 17.06kg
砂利4/8 4.29kg
砂利8/16 18.60kg
初期添加水 0.5kg
残りの水 3.46kg
ポリマー(100%) 0.0133kg。
このことから、0.57の水/セメント値及び0.19%の流動化剤用量(セメントあたりのポリマー固体)となった:
Figure 2012511065
使用例3:
使用例1に記載されたように行ったが、しかしながら混合物を次のように適合させた:
ポルトランドセメントKarlstadt CEM I 42.5 R 7.00kg
K−S粉砕充填材カルサイトMS 12 2.00kg
ケイ砂(0/0.5及び0/1.0) 5.47kg
砂0/4 17.05kg
砂利4/8 5.67kg
砂利8/16 18.68kg
初期添加水 0.5kg
残りの水 3.53kg
ポリマー(100%) 0.0126kg。
このことから、0.58の水セメント値及び0.18%の流動化剤用量(セメント質量あたりの固体)となる:
Figure 2012511065
本発明により製造されるコポリマーは、コンクリートの製造直後に優れた液状化作用(減水)を示す。さらに、これらは、使用者にとって望ましくない後液状化も加工性の目につく損失も有さない。

Claims (18)

  1. 計量供給装置と接続された重合反応器を有する重合装置中で半連続的な操作モードでコポリマーを製造する方法であって、
    酸モノマーを計量供給装置中に、並びにポリエーテルマクロモノマー及び水を重合反応器中に、それぞれ装入し、
    酸モノマーを計量供給装置から重合反応器中へ計量供給し、
    重合反応器中への酸モノマーの計量供給前に及び/又は計量供給中に、ラジカル重合開始剤を重合反応器中へ導通して重合反応器中に水性媒体を生じさせ、前記媒体中で酸モノマー及びポリエーテルマクロモノマーを、コポリマーを形成しながら、ラジカル重合により反応させ、
    その際に、重合反応器中への酸モノマーの計量供給を、装入されたポリエーテルマクロモノマーの少なくとも70mol%が重合により反応されるまで行い、
    ラジカル重合開始剤としてH22を含有するレドックス開始剤系を使用し、
    重合中の水性媒体のpH値を2.3〜6.8に保持し、重合中の水性媒体の温度を0〜43℃に調節し、重合の開始時に水性媒体の温度は最大28℃であり、
    使用されるポリエーテルマクロモノマー1molあたり酸モノマーを全部で1〜20mol、重合反応器中へ計量供給し、
    水溶性メルカプト化合物として存在する連鎖調節剤を、ラジカル重合前に及び/又はラジカル重合中に重合反応器中へ導通し、
    重合により反応される全てのモノマーの全部で少なくとも50mol%が酸モノマー及び/又はポリエーテルマクロモノマーとして存在し、ポリエーテルマクロモノマーは全部で少なくとも6個のエトキシ基を有し、使用されるポリエーテルマクロモノマー並びに使用される酸モノマーは、使用されるポリエーテルマクロモノマー並びに使用される酸モノマーがそれぞれ、重合の期間中に水性媒体中に溶解されているように選択されており、
    使用されるポリエーテルマクロモノマー対使用される水の質量比が5:1〜1:5であり、使用される酸モノマー対使用される水溶性メルカプト化合物として存在する調節剤のモル比が3:1〜1000:1であり、使用されるH22対使用される水溶性メルカプト化合物として存在する調節剤のモル比が1:30〜10:1であり、かつ
    使用されるポリエーテルマクロモノマーを、使用されるポリエーテルマクロモノマーに、ポリエーテル中に存在するアルコキシ基の酸化分解の抑制に適し、有機化合物として存在する安定剤0.1ppm〜10000ppmが添加されている及び/又は使用されるポリエーテルマクロモノマーが、溶存窒素で溶存酸素を減損しながら豊富化されている形で準備する
    ことを特徴とする、半連続的な操作モードでコポリマーを製造する方法。
  2. 酸モノマーの反応によりコポリマー中に一般式(Ia)、(Ib)、(Ic)及び/又は(Id)の1つに相応して存在する構造単位が生じる、
    Figure 2012511065
    ここで、
    1は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
    Xは、同じか又は異なり、並びにNH−(Cn2n)[ここでn=1、2、3又は4である]及び/又はO−(Cn2n)[ここでn=1、2、3又は4である]及び/又は存在しない単位を表し;
    2は、同じか又は異なり、並びにOH、SO3H、PO32、O−PO32及び/又はパラ置換されたC64−SO3Hを表すが、但し、Xが存在しない単位である場合には、R2はOHを表す;
    Figure 2012511065
    ここで、
    3は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
    n=0、1、2、3又は4であり
    4は、同じか又は異なり、並びにSO3H、PO32、O−PO32及び/又はパラ置換されて存在するC64−SO3Hを表す;
    Figure 2012511065
    ここで、
    5は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
    Zは、同じか又は異なり、並びにO及び/又はNHを表す;
    Figure 2012511065
    ここで、
    6は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
    Qは、同じか又は異なり、並びにNH及び/又はOを表し;
    7は、同じか又は異なり、並びにH、(Cn2n)−SO3H[ここでn=0、1、2、3又は4である]、(Cn2n)-OH[ここでn=0、1、2、3又は4である];(Cn2n)−PO32[ここでn=0、1、2、3又は4である]、(Cn2n)−OPO32[ここでn=0、1、2、3又は4である]、(C64)−SO3H、(C64)−PO32、(C64)−OPO32及び/又は(Cm2me−O−(A`O)α−R9[ここでm=0、1、2、3又は4であり、e=0、1、2、3又は4であり、A`=C2x´[ここでx´=2、3、4又は5である]及び/又はCH2C(C65)H−であり、α=1〜350の整数であり、R9は、同じか又は異なり、並びに非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表す]を表す、
    請求項1記載の方法。
  3. 酸モノマーとして、メタクリル酸、アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、マレイン酸の半エステル又はこれらの複数の成分の混合物を使用する、請求項1又は2記載の方法。
  4. ポリエーテルマクロモノマーの反応によりコポリマー中に一般式(IIa)、(IIb)及び/又は(IIc)の1つに相応して存在する構造単位が生じる、
    Figure 2012511065
    ここで、
    10、R11並びにR12は、それぞれ同じか又は異なり、かつ互いに独立してH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
    Eは、同じか又は異なり、並びに非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C6アルキレン基、シクロヘキシル基、CH2−C610、オルト、メタ又はパラ置換されて存在するC64及び/又は存在しない単位を表し;
    Gは、同じか又は異なり、並びにO、NH及び/又はCO−NHを表すが、但しEが存在しない単位である場合には、Gも存在しない単位として存在し;
    Aは、同じか又は異なり、並びにCx2x[ここでx=2、3、4及び/又は5(好ましくはx=2)である]及び/又はCH2CH(C65)を表し;
    nは、同じか又は異なり、並びに0、1、2、3、4及び/又は5を表し;
    aは、同じか又は異なり、並びに7〜350の整数を表し(好ましくは10〜200);
    13は、同じか又は異なり、並びにH、非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基、CO−NH2、及び/又はCOCH3を表す;
    Figure 2012511065
    ここで、
    14は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
    Eは、同じか又は異なり、並びに非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C6アルキレン基、シクロヘキシル基、CH2−C610、オルト、メタ又はパラ置換されて存在するC64を表し、及び/又は存在しない単位を表し;
    Gは、同じか又は異なり、並びに存在しない単位、O、NH及び/又はCO−NHを表すが、但し、Eが存在しない単位である場合には、Gも存在しない単位として存在し;
    Aは、同じか又は異なり、並びにCx2x[ここでx=2、3、4及び/又は5である]及び/又はCH2CH(C65)を表し;
    nは、同じか又は異なり、並びに0、1、2、3、4及び/又は5を表し
    aは、同じか又は異なり、並びに7〜350の整数を表し;
    Dは、同じか又は異なり、並びに存在しない単位、NH及び/又はOを表すが、但し、Dが存在しない単位である場合には:b=0、1、2、3又は4並びにc=0、1、2、3又は4であり、その際にb+c=3又は4であり、かつ
    但し、DがNH及び/又はOである場合には:b=0、1、2又は3、c=0、1、2又は3であり、その際にb+c=2又は3であり;
    15は、同じか又は異なり、並びにH、非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基、CO−NH2、及び/又はCOCH3を表す;
    Figure 2012511065
    ここで、
    16、R17並びにR18は、それぞれ同じか又は異なり、かつ互いに独立してH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
    Eは、同じか又は異なり、並びに非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C6アルキレン基、シクロヘキシル基、CH2−C610及び/又はオルト、メタ又はパラ置換されて存在するC64を表し;
    Aは、同じか又は異なり、並びにCx2x[ここでx=2、3、4及び/又は5である]及び/又はCH2CH(C65)を表し;
    nは、同じか又は異なり、並びに0、1、2、3、4及び/又は5を表し;
    Lは、同じか又は異なり、並びにCx2x[ここでx=2、3、4及び/又は5である]及び/又はCH2−CH(C65)を表し;
    aは、同じか又は異なり、並びに7〜350の整数を表し;
    dは、同じか又は異なり、並びに2〜350の整数を表し;
    19は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し、
    20は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表す、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. ポリエーテルマクロモノマーとして、アルコキシル化イソプレノール及び/又はアルコキシル化ヒドロキシブチルビニルエーテル及び/又はアルコキシル化ジエチレングリコールモノビニルエーテル及び/又はアルコキシル化(メタ)アリルアルコール及び/又はビニル化メチルポリアルキレングリコールを使用し、これらは好ましくは9〜350のオキシアルキレン基の算術平均数をそれぞれ有する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. モノマー出発物質として、重合により反応され、かつそれによりコポリマー中に一般式(IIIa)及び/又は(IIIb)に相応して存在する構造単位が生じるビニル系不飽和化合物を、重合反応器中へ添加する、
    Figure 2012511065
    ここで
    21は、同じか又は異なり、並びにH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
    Wは、同じか又は異なり、並びにO及び/又はNHを表し;
    22は、同じか又は異なり、並びに分枝鎖状又は非分枝鎖状のC1〜C5−モノヒドロキシアルキル基を表す;
    Figure 2012511065
    ここで
    23、R24及びR25は、それぞれ同じか又は異なり、並びにそれぞれ独立してH及び/又は非分枝鎖状又は分枝鎖状のC1〜C4アルキル基を表し;
    nは、同じか又は異なり、並びに0、1、2、3及び/又は4を表し;
    26は、同じか又は異なり、並びに(C65)、OH及び/又は−COCH3を表す、
    請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 重合中の水性媒体のpH値を3.5〜6.4に保持し、かつ重合中の水性媒体の温度を0〜28℃に調節するが、但し重合の開始時に水性媒体の温度は最大24℃である、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 22を含有するレドックス開始剤系として、還元剤と共に使用される組合せH22/FeSO4を選択する、請求項7記載の方法。
  9. 還元剤として、亜硫酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−2−スルフィナト酢酸の二ナトリウム塩、2−ヒドロキシ−2−スルホナト酢酸の二ナトリウム塩、ナトリウムヒドロキシメタンスルフィナート、アスコルビン酸、イソアスコルビン酸又はそれらの混合物を使用する、請求項8記載の方法。
  10. 水溶性メルカプト化合物として存在する連鎖調節剤を、水を少なくとも10質量%含有する水溶液の形で重合反応器中へ導通する、請求項8又は9のいずれか1項記載の方法。
  11. 水溶性メルカプト化合物として存在する連鎖調節剤として3−メルカプトプロピオン酸を使用する、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 水性媒体が水溶液の形で存在する、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 重合反応器が半連続的な撹拌釜として存在する、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 使用されるポリエーテルマクロモノマーを、使用されるポリエーテルマクロモノマーに、ポリエーテル中に存在するアルコキシ基の酸化分解の抑制に適し、有機化合物として存在する安定剤0.1ppm〜10000ppmが添加されており、かつさらに使用されるポリエーテルマクロモノマーを、溶存窒素で溶存酸素を減損しながら豊富化されている形で準備する、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 使用されるポリエーテルマクロモノマーに、ポリエーテル中に存在するアルコキシ基の酸化分解の抑制に適し、有機化合物として存在する安定剤10ppm〜1000ppm、好ましくは50ppm〜500ppmが添加されている、請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. 使用されるポリエーテルマクロモノマー対使用される水の質量比は、3:1〜1:3であり、使用される酸モノマー対使用される水溶性メルカプト化合物として存在する調節剤のモル比は5:1〜100:1であり、使用されるH22対使用される水溶性メルカプト化合物として存在する調節剤のモル比は1:15〜1:2である、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 請求項1から16までのいずれか1項記載の方法により製造されることができる、コポリマー。
  18. 水硬性結合剤用、特にセメント又はセッコウ用、又は潜在水硬性結合剤又はそれらの混合物用の分散剤としての、請求項17記載のコポリマーの使用。
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