JP2012509216A - 空気混合機周辺のリークの場合の航空機キャビンの緊急換気方法及びそのシステム - Google Patents

空気混合機周辺のリークの場合の航空機キャビンの緊急換気方法及びそのシステム Download PDF

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Abstract

航空機キャビン(12)の緊急換気方法において、航空機空調システム(16)の空気混合機(24)周辺でリークが検出される。閉鎖位置で前記空気混合機(24)に隣接する航空機領域(40)と航空機キャビン(12)の間の空気交換を妨げる緊急エアーフラップ(38)は開放位置に制御される。最後に、前記空気混合機(24)に隣接する航空機領域(40)からの空気は、開放状態の緊急エアーフラップ(38)を介して航空機キャビン(12)内へ送られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、航空機空調システムの空気混合機周辺のリークの場合の航空機キャビンの緊急換気方法及びそのシステムに関する。
現在の商用航空機では、いわゆる空気を補助に用いる空調システムが、航空機キャビンを空調するために慣習的に用いられている。航空機空調システムは航空機キャビンを冷却するために用いられ、そうしなければ、例えば日射、乗客の体温及び航空機に搭載された設備からの廃熱などのような熱負荷の結果として過熱状態になる。さらに、航空機空調システムは航空機キャビンに充分な量の新鮮な空気を供給し、航空機キャビン内における所定の最小限の酸素含有量を確保する。最後に、航空機空調システムは、特定の高度以上で航空機が巡航している間、航空機キャビン内の圧力を外気圧より高いレベルに保つために使われる。
例えば特許文献1から公知の航空機空調システムでは、航空機の巡航中に航空機エンジンから引き出された高温処理空気が、互いに独立して運転可能な二つの空調ユニットに供給される。高温、高圧で供給される空調ユニット内の処理空気は、膨張され冷却された処理空気として空調ユニットを出るように調整される。膨張され冷却された処理空気は新鮮な空気として混合機に供給され、該混合機内ではその新鮮な空気は航空機キャビンから取り除かれた再循環空気と混合される。再循環空気は、慣習的に、再循環扇風機によって航空機キャビンから混合機内に送られる。混合機内で発生され、新鮮な空気と再循環空気の混合空気は、最終的に航空機キャビンに送られ航空機キャビンを換気する。
航空機キャビンに充分な量の新鮮な空気が供給されない結果として、飛行中の航空機空調システム内の不具合が生じた場合に、航空機は、航空機キャビン内の圧力を外気圧よりも高いレベルに保つ必要がない安全な高度にまで降下し、加圧されない状態で目的空港、及び/又は遠くない飛行場まで飛行する。この間に乗客が呼吸するのに必要な空気を提供するために、航空機に一以上の緊急ラムエアー吸気口を設けることが知られている。航空機の通常運転中に緊急ラムエアー吸気口を閉じる緊急ラムエアー吸気口フラップを適切に制御することによって、航空機周囲からのラムエアーが緊急ラムエアー吸気口を介して供給され、新鮮な空気として航空機空調システムの混合機内に送ることが確保できる。
例えば接合されてないローター部等により、航空機空調システムの混合機周辺でリークが発生した不良事例は、極めて解決が難しいものとして分類される。混合機周辺でのリークの場合には、空気が混合機から混合機に隣接した航空機の領域に流れ出る。これは、混合機内での圧力低下を導き、その結果として充分な量の空気を混合機から航空機キャビンに放出することが不可能となる。混合機内での圧力低下は、混合機の背圧の減衰により空調ユニットからの空気質量流量の一時的な急速な増大を導く。そのため、空調ユニットの制御装置は空調ユニットからの空気質量流量を減らし、その結果、混合機圧力の更なる低下を導く。混合機内での圧力低下の更なる影響は、再循環扇風機が航空機キャビンから吸い出す代わりに混合機から空気を吸い出すことである。その結果として、再循環空気システム内で短絡が生じ、その短絡の結果として、再循環空気流も弱くなる。そのため混合機周辺のリークの不良事例では、空調ユニットからの充分な量の新鮮な空気及び充分な量の再循環空気のどちらも航空機キャビン内に導かれない結果となる。
緊急ラムエアー吸気口を介して供給される新鮮な空気は混合機によってキャビン内に分配されるので、混合機周辺のリークの場合には、緊急ラムエアー吸気口を介する新鮮な空気の供給では同様に航空機キャビンへの新鮮な空気の適切な供給を保証できない。結果として、緊急ラムエアー吸気口を介して供給される新鮮な空気も使用されないで航空機の床下領域にある混合機の周囲に流れ出る。そのため、航空機空調システムの混合機周辺のリークは、特にコックピット又はキャビンの窓を開けることができない航空機内で、キャビンの空気中のCO含有量が健康に有害なレベルまで上昇させるだろう。
ドイツ特許公開公報DE102006016541A1号公報
本発明の基本的な目的は、航空機空調システムの空気混合機周辺のリークの場合でも、航空機キャビンへの新鮮な空気の適切な供給を保証する航空機キャビンの緊急換気方法及びそのシステムを提供することである。
この目的を達成するために、本発明の航空機キャビンの緊急換気方法では、第一工程で、航空機空調システムの空気混合機周辺のリークの存在を検出する。航空機空調システムの空気混合機周辺のリークは、例えば接合されてないローター部分などにより生じるリークなどである。リークの検出及び/又はリークの特定は、例えば航空機空調システム内に少なくとも設置された複数のセンサーによって電子制御ユニットに伝達されるシグナルに基づく電子制御ユニットにより行うことができる。複数のセンサーは例えば航空機空調システムの様々な領域に設置される圧力センサーとすることができ、電子制御ユニットは、航空機空調システムの様々な領域内の不良事例のような特徴を示す圧力の展開に基づいて航空機空調システムの空気混合機周辺のリークを検出できる。これに加えて又はこれに代えて、シグナルが航空機空調システムの空気混合機周辺のリークを検出するために利用できるセンサーは、航空機空調システムの空調ユニットから空気混合機への新鮮な空気の質量流量、再循環空気の質量流量、及び/又は空気混合機から航空機キャビンに送られる混合された空気の質量流量を測定するセンサーとすることができる。
上記説明したように、航空機空調システムの空気混合機周辺のリークの場合には、空気が混合機から混合機に隣接した航空機の領域に流れ出る。現在の商用航空機内における一般的な慣例のように、航空機空調システムの空気混合機が航空機の床下の領域にある場合には、空気が混合機から混合機を囲む航空機の床下の領域の部分へ流れ出し、航空機キャビンに供給されない結果となる。それ故に、本発明の緊急換気方法では、閉鎖位置で空気混合機に隣接する航空機の領域と航空機キャビンの間の空気交換を妨げる緊急エアーフラップを開放位置へ制御する。緊急エアーフラップは、空気混合機の周辺のリークの検出も達成する電子制御ユニットを用いて制御されることができる。これは例えば航空機空調システムの中央制御ユニットとすることができる。しかしながら、これに代わり、独立した電子制御ユニットをリーク検出及び緊急エアーフラップの制御のために備えることができる。
さらに、空気混合機に隣接する航空機の領域からの空気は、開放状態の緊急エアーフラップを介して航空機キャビン内へ送られる。すなわち、本発明の緊急換気方法は、航空機空調システムの空気混合機から流れ出る空気が不使用のまま残らず、緊急エアーフラップを介してその当初の目的場所、すなわち航空機キャビンに供給されることを確実にする。その結果、コックピット又はキャビンの窓を開くことができない航空機でさえ、本発明の緊急換気方法を用いることにより、航空機空調システムの空気混合機周辺のリークの場合でも航空機キャビンへの新鮮な空気の適切な供給が保証される。さらに、本発明の航空機キャビンの緊急換気方法では、航空機の巡航中に損傷された航空機外板にかかる外圧は、いかなる空気でさえも空気混合機に隣接する航空機の領域から航空機外へ流れ出るのを妨げるのに充分なほど高いので、空気混合機に隣接する航空機の領域から航空機キャビンへの望ましい空気の運搬は、空気混合機周辺の航空機外板の損傷によっても損なわれない。
原則として、空気混合機から空気混合機に隣接する航空機の領域への空気混合機の周辺のリークにより流れ出る空気は、どんな適切な運搬装置によっても空気混合機に隣接する航空機の領域から航空機キャビンへ送ることができる。例えば、空気混合機に隣接する航空機の領域内に、必要であれば空気混合機に隣接する航空機の領域から開放状態の緊急エアーフラップを介して航空機キャビン内へ空気を送るために用いることができる扇風機又は送風機を備えることができる。運搬装置は、空気混合機の周辺のリーク検出、及び/又は緊急エアーフラップの制御も達成する制御装置により制御されることができる。しかしながら、これに代えて、独立した制御装置を運搬装置の制御のために設けることができる。
しかしながら、本発明の緊急換気方法の好ましい実施形態では、航空機キャビン圧力制御システムの排気バルブは、空気混合機に隣接する航空機の領域内の圧力より低い圧力を排気バルブに隣接する航空機の領域内で発生するように、開放位置に制御されることができる。これは、例えばフラップ形式で構成された排気バルブが50%開いた排気バルブの運転状態で可能である。例えば、航空機の巡航速度がマッハ0.5では、航空機の外気圧に対して−0.1cpの部分真空が、フラップ開口度50%まで開いた排気バルブに隣接した航空機の領域において発生されることができる。航空機の航空機キャビン圧力制御システムが複数の排気バルブを有する場合には、本発明の緊急換気方法では、航空機の船尾機体領域に設置される排気バルブが開かれることが好ましい。
航空機キャビン圧力制御システムの排気バルブに隣接する航空機の領域は、通常、空気混合機周囲の航空機の領域から分離されているので、排気バルブに隣接する航空機の領域の部分真空の意図的な調節は、それに対応する排気バルブの開放状態の制御により行われ、空気混合機に隣接する航空機の領域から航空機キャビンへの部分真空駆動型の空気流の発生を可能とする。航空機キャビンを流れた後、その空気は最終的に航空機キャビンから排気バルブに隣接する航空機の領域へ吸い出され、開放状態の排気バルブを介して航空機の外に取り除かれる。航空機キャビンから排気バルブに隣接する航空機の領域への空気流は、例えば航空機の床下の領域と航空機キャビンとを分割する床及び/又は航空機キャビンの側壁に形成される複数の排気口を介して達成されることができる。航空機キャビン圧力制御システムの排気バルブは、航空機空調システムの空気混合機周辺のリークを検出するため、及び/又は緊急エアーフラップを制御するために使用することもできる制御ユニットにより制御されることができる。しかしながら、これに代えて、独立した電子制御ユニット又は航空機キャビン圧力制御システムの電子制御ユニットが本発明の航空機キャビンの緊急換気方法に含められることができ、排気バルブを制御するために使用されることができる。
空気混合機周囲の航空機の領域から航空機キャビン内への空気の部分真空駆動型の運搬は、それに対応する航空機キャビン圧力制御システムの排気バルブの制御により行われ、独立した運搬装置を省略することを可能とする。そのため、重量の低減と設置空間の節約を実現できる。さらに、不良の場合に独立した運搬装置も損傷し、結果としてもはや運転に使用できないような事態を防ぐことができるので、緊急換気システムの信頼性は増大する。
航空機空調システムの空調ユニットの一つが、例えば接合されてないローター部分により生じた欠陥によって影響されず、そのためまだ運転に使用できる場合には、空調ユニットは、最大空気質量流量が空調ユニットによって発生され、空気混合機に供給されるように制御されることが好ましい。航空機空調システムの空調ユニットの両方がまだ運転に使用できる場合には、空調ユニットの両方が最大空気質量流量を発生し、それを空気混合機内へ供給するように制御されることが好ましい。これは、空気混合機内、特に空気混合機に隣接する航空機の領域内で航空機キャビン内に供給される空気が十分あることを確保する。
さらに、緊急ラムエアー吸気口フラップは開放位置に制御されることができ、その結果、航空機の外気が緊急ラムエアー吸気口を介して空気混合機へ供給されることができる。複数の緊急ラムエアー吸気口が設置される場合、緊急ラムエアー吸気口フラップの全てが開放位置に制御されることが好ましい。緊急ラムエアー吸気口を介した空気混合機内への航空機の外気の供給は、航空機空調システムの空調ユニットの両方が機能不全の場合に特に重要である。しかしながら、例えば空気混合機内、特に空気混合機に隣接する航空機の領域内への追加の空気供給を確保するために、航空機空調システムの空調ユニットがすぐに運転できる状態において、外気が緊急ラムエアー吸気口を介して供給されることも考えられる。航空機空調システムの空調ユニット及び緊急ラムエアー吸気口の緊急ラムエアー吸気口フラップの制御は、空気混合機の周辺のリークの検出及び/又は緊急エアーフラップの制御にも用いることのできる制御ユニットにより達成されることができる。しかしながら、これに代えて、空調ユニット及び緊急ラムエアー吸気口フラップの運転は、一又は複数の独立した制御ユニットにより制御されることができる。
さらに、本発明の航空機キャビンの緊急換気方法の好ましい実施形態では、航空機空調システムの再循環扇風機は、それらの運転が妨げられるように制御される。結果として、空調ユニット及び緊急ラムエアー吸気口から空気混合機内への空気の供給を妨げるように作用する空気混合機の周辺の圧力を減少することができる。さらに、これは、対応する圧力状態下で再循環扇風機が空気混合機から空気を吸い出すことを妨げる。再循環扇風機は、空気混合機の周辺のリークを検出するため及び/又は緊急エアーフラップを制御するためにも用いることのできる電子制御ユニットを用いて制御されることができる。しかしながら,これに代えて、再循環扇風機の運転は独立した一つの制御ユニットにより制御されることもできる。
緊急エアーフラップはキャビントリムパネル内に設置され又は、キャビントリムパネルにより形成されることが好ましい。キャビントリムパネルは、例えば航空機キャビントリムのダドパネルとすることができる。当然ながら、複数の緊急エアーフラップを設けることもできる。例えば、航空機キャビントリムのいくつかの又は全てのダドパネルは緊急エアーフラップとして構成されることができる。複数のダドパネルは、例えば移動可能に設置されることができ、その結果、それらは閉鎖位置で空気混合機に隣接する航空機の領域と航空機キャビンの間の空気交換を妨げ、開放位置で空気混合機に隣接する航空機の領域から航空機キャビンへの空気の供給を可能にする。
本発明の航空機キャビンの緊急換気システムは、航空機空調システムの空気混合機周辺のリークを検出し、空気混合機に隣接する航空機の領域と航空機キャビンの間の空気交換を閉鎖位置で妨げる緊急エアーフラップを開放位置に制御することに適合された電子制御ユニットを有する。さらに、本発明の緊急換気システムは空気混合機に隣接する航空機の領域から開放状態の緊急エアーフラップを介して航空機キャビンへ空気を送るための装置を有する。本発明の緊急換気システムにより、航空機キャビンの適切な換気は、航空機空調システムの空気混合機が損傷し、その結果、空気が空気混合機から空気混合機に隣接する航空機の領域内へ流れ出る不良事例の場合でも保証されることができる。
空気混合機に隣接する航空機の領域から航空機キャビンへ空気を送るための装置は、空気混合機に隣接する航空機の領域の圧力よりも圧力を低い排気バルブに隣接する航空機の領域で発生するように、開放位置へ制御されることに適合された航空機キャビン圧力制御システムの排気バルブを有することが好ましい。排気バルブに隣接する航空機の領域が空気混合機に隣接する航空機の領域から分離されているので、上記した排気バルブの開放により、空気混合機に隣接する航空機の領域から航空機キャビンを介して排気バルブに隣接する航空機の領域への部分真空駆動型の空気流が発生されることができる。そのため、空気混合機に隣接する航空機の領域から航空機キャビンへ空気を送るための独立した装置を設ける必要がない。
さらに、本発明の緊急換気システムは、最大空気質量流量が空調ユニットにより発生され、空気混合機に供給されるように、航空機キャビンの空調ユニットを制御することに適合された電子制御ユニットを有することができる。航空機空調システムの空調ユニットの両方がまだ運転可能な場合には、電子制御ユニットは、最大空気質量流量が複数の空調ユニットにより発生され、空気混合機に供給されるように両方の空調ユニットを制御するように工夫されることが好ましい。
さらに、本発明の緊急換気システムは、航空機の外気が緊急ラムエアー吸気口を介して空気混合機へ供給できるように緊急ラムエアー吸気口フラップを開放位置に制御することに適合された電子制御ユニットを有することができる。
さらに、航空機空調システムの再循環扇風機を、それらの運転が中断されるように制御することに適合された電子制御ユニットを設けることができる。
空気混合機の周辺のリークを検出し、及び/又は緊急エアーフラップを制御するために用いられる本発明の緊急換気システムの電子制御ユニットは、航空機空調システムの1つの空調ユニット/複数の空調ユニット、緊急ラムエアー吸気口フラップ、及び/又は再循環扇風機を制御するためにも用いられることができる。例えば、この電子制御ユニットは、航空機空調システムの中央制御ユニットとすることができる。しかしながら、これに代えて、望むならば又は必要ならば、独立した複数の電子制御ユニットが、リークを検出し、緊急エアーフラップを制御し、1つの空調ユニット/複数の空調ユニットを制御し、緊急ラムエアー吸気口フラップを制御し、及び/又は複数の再循環扇風機を制御するために用いられることができる。さらに、航空機キャビン圧力制御システムの排気バルブの制御は、空気混合機の周辺のリークを検出し、及び/又は緊急エアーフラップを制御するために用いられることができる電子制御ユニットにより達成されることができる。しかしながら、これに代えて、独立した電子制御ユニット 又は航空機キャビン圧力制御システムの電子制御ユニットが本発明の緊急換気システムの一部を構成することができる。
本発明の航空機キャビンの緊急換気システムの好ましい実施形態では、緊急エアーフラップはキャビントリムパネル内に設置され、又はキャビントリムパネルによって形成される。キャビントリムパネルは、例えば航空機キャビントリムのダドパネルとすることができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施態様についての詳細に説明する。
航空機キャビンの緊急換気システムを示す概観図である。 図1の緊急換気システムの緊急エアーフラップとして使われる航空機キャビントリムの複数のダドパネルを示す図である。 図1の緊急換気システムの緊急エアーフラップとして使われる航空機キャビントリムの複数のダドパネルを示す図である。
図1は航空機キャビン12の緊急換気システム10を示す。ここで、航空機キャビン12の語は、例えば換気されるコックピット、乗客キャビン、添乗員区域及び貨物庫のような、航空機の通常運転時に換気される航空機の任意の区域を意味する。緊急換気システム10は、航空機空調システム16周辺に設置された複数のセンサー18からのシグナルを受け取る電子制御ユニット14を有する。その複数のセンサー18は航空機空調システム16の各所の空気質量流量と圧力を測定するために用いられる。
航空機空調システム16は、互いに独立に運転することのできる二つの空調ユニット20,22を有する。航空機のエンジンから空調ユニット20,22に供給される高温のブリードエアーは、空調ユニット20,22内で、膨張され冷却された処理空気として空調ユニット20,22を出るように調整される。その膨張され冷却された処理空気は新鮮な空気として中央混合機24に供給される。空調ユニット20,22からの新鮮な空気は、混合機24内で、再循環扇風機26,28が航空機キャビン12から混合機24へ送る再循環空気と混合される。最後に混合機24内で発生した新鮮な空気と再循環空気の混合空気は、空気分配システムにより(図1に不図示)航空機キャビン12へ導かれる。
さらに、航空機空調システム16の混合機24は緊急ラムエアー吸気口30に接続される。航空機の通常運転時には、緊急ラムエアー吸気口30は航空機外板領域に設置された緊急ラムエアー吸気口フラップ32により閉鎖される。緊急ラムエアー吸気口フラップ32が開放状態のとき、航空機の外からのラムエアーは、緊急ラムエアー吸気口30を介して航空機空調システム16の混合機24内へ導かれる。緊急ラムエアー吸気口フラップ32の運転は電子制御ユニット14により制御される。
さらに、図1は航空機キャビン圧力制御システムの第一及び第二排気バルブ34,36を示す。航空機の通常運転時において、航空機の高度が降下したときに、排気バルブ34,36は、航空機の外と、航空機の特定の高度以上で外気圧より高い圧力を保つ航空機の領域の間の圧力平衡を保証するために用いられる。航空機キャビン12から第二排気バルブ36方向への空気流は、航空機キャビン12と航空機の床下の領域とを分離する床46に形成される排気口44を介して達成される。第一排気バルブ34は機体の船首領域に設置され、一方で、第二排気バルブ36は機体の船尾領域に位置される。すなわち、第二排気バルブ36は第一排気バルブ34より航空機の機首から航空機の長軸に沿って更に離れる。
最後に、緊急換気システム10は、図1に単に図式的に示され、空気混合機24に隣接する航空機の領域40と航空機キャビン12の間の空気交換を閉鎖位置で妨げる複数の緊急エアーフラップ38を有する。図2a及び図2bから明確なように、緊急エアーフラップ38は航空機キャビントリムのダドパネルにより構成されることができる。ダドパネルは、航空機の床下の領域の混合機24に隣接する航空機の領域40と航空機キャビン12との間の空気交換を妨げるそれらの閉鎖位置と開放位置の間を移動できる。ダドパネルは、それらの開放位置で混合機24に隣接する航空機の領域40から航空機キャビン12内への空気の供給を可能とする。緊急ラムエアー吸気口フラップ32の運転のように、緊急エアーフラップ38の運転は電子制御ユニット14によって制御される。さらに、その電子制御ユニット14は空調ユニット20,22、再循環扇風機26,28及び排気バルブ34,36の運転を制御するために用いられる。
緊急換気システム10の運転について以下に述べる。例えば接合されてないローター部分等によってリークが発生した不良事例においては、航空機空調システム16の混合機24周辺で、空気が混合機24から混合機24に隣接する航空機の領域40内へ流れ出る。これは混合機24内の圧力を低下させ、充分な空気が混合機24から航空機キャビン12内へ排出されない結果となる。混合機の背圧の減衰により、混合機24内の圧力低下は空調ユニット20,24からの空気質量流量の一時的な急速な増大を生じさせる。そして、空調ユニット20,22からの空気質量流量が減少し、それにより、さらなる混合機内の圧力を低下させる。混合機24内の圧力低下の更なる影響は、再循環扇風機26,28は航空機キャビン12から空気を吸い出す代わりに混合機24から空気を吸い出すことである。そのため、航空機空調システム16の再循環空気システム内の短絡が生じ、その結果として、混合機24への再循環空気流も弱くなる。この圧力状態の展開と空調ユニット16の各部の空気質量流量がセンサー18により検出される。結果として、センサー18によるシグナル伝達に基づく電子制御ユニット14は航空機空調システム16の空気混合機24の周辺のリークの存在を検出することができる。
空気混合機24の周辺のリークの検出に応じて、電子制御ユニット14は緊急エアーフラップ38を開放状態に制御する。これは混合機24から流れ出た空気が、混合機24に隣接する航空機の領域40から航空機キャビン12へ流れ出すことを可能とする。混合機24に隣接する航空機の領域40から航空機キャビン12内へ空気を送るために、電子制御ユニット14は、第二排気バルブ36を、フラップ形式で構成された第二排気バルブ36が50%開放された開放状態に制御する。結果として、空気混合機24に隣接する航空機の領域40内の圧力より低い圧力が第二排気バルブ36に隣接する航空機の領域42内で生じる。
図1に図式的に示されるように、第二排気バルブ36に隣接する航空機の領域42が空調システム16の混合機24に隣接する航空機の領域40から分離されるので、第二排気バルブ36に隣接する航空機の領域42内での前述の圧力制御は、混合機24に隣接する航空機の領域40から航空機キャビン12へ、及び航空機キャビン12から第二排気バルブ36に隣接する航空機の領域42への部分真空駆動型の空気流を可能にする。航空機キャビン12から第二排気バルブ36に隣接する航空機の領域42への空気流は、床46に形成された排気口44を介して達成される。そのため、混合機24に隣接する航空機の領域40から航空機キャビン12へ空気を送るための独立した装置を省くことができる。
空調システム16の空調ユニット20,22の一つがまだ運転に使用できる場合には、電子制御ユニット14は、最大空気流が空調ユニット20,22により発生され、空気混合機24に供給されるようにこの空調ユニット20,22を制御する。空調ユニット20,22の両方がまだ運転に使用できる場合には、空調ユニット20,22の両方は、最大空気質量流量が空調ユニット20,22により発生され、空気混合機24に供給されるように電子制御ユニット14により制御される。これは、混合機24内、特に混合機24に隣接する航空機の領域40内で、航空機キャビン12に供給するために使用できる充分な空気があることを確保する。
どの空調ユニット20,22も運転に使用できない場合には、電子制御ユニット14は緊急ラムエアー吸気口フラップ32を開放位置に制御する。これにより、航空機の外からの空気は、緊急ラムエアー吸気口30を通って空気混合機24内へ導かれることができる。
最後に、電子制御ユニット14は運転が中断されるように再循環扇風機26,28を制御する。結果として、空調ユニット20,22から、又は緊急ラムエアー吸気口30を介した混合機24への新鮮な空気の供給を妨げるように作用する混合機24周辺の圧力は減少する。さらに、これは再循環扇風機26,28が混合機24から空気を吸い出すことを防ぐ。
緊急換気システム10の運転について以下に述べる。例えば接合されてないローター部分等によってリークが発生した不良事例においては、航空機空調システム16の混合機24周辺で、空気が混合機24から混合機24に隣接する航空機の領域40内へ流れ出る。これは混合機24内の圧力を低下させ、充分な空気が混合機24から航空機キャビン12内へ排出されない結果となる。混合機の背圧の減衰により、混合機24内の圧力低下は空調ユニット20,22からの空気質量流量の一時的な急速な増大を生じさせる。そして、空調ユニット20,22からの空気質量流量が減少し、それにより、さらなる混合機内の圧力を低下させる。混合機24内の圧力低下の更なる影響は、再循環扇風機26,28は航空機キャビン12から空気を吸い出す代わりに混合機24から空気を吸い出すことである。そのため、航空機空調システム16の再循環空気システム内の短絡が生じ、その結果として、混合機24への再循環空気流も弱くなる。この圧力状態の展開と空調システム16の各部の空気質量流量がセンサー18により検出される。結果として、センサー18によるシグナル伝達に基づく電子制御ユニット14は航空機空調システム16の空気混合機24の周辺のリークの存在を検出することができる。

Claims (12)

  1. 航空機キャビン(12)の緊急換気方法であって、
    空気が空気混合機(16)から該空気混合機(24)に隣接する航空機の領域(40)へ流れ出る、航空機空調システム(16)の前記空気混合機(24)周辺のリークを検出する工程と、
    前記空気混合機(24)に隣接する前記航空機の領域(40)と前記航空機キャビン(12)との間の空気交換を閉鎖位置で妨げる緊急エアーフラップ(38)を開放位置に制御する工程と、
    前記空気混合機(24)に隣接する前記航空機の領域(40)から前記開放状態の緊急エアーフラップ(38)を介して航空機キャビン(12)内へ空気を送る工程とを有することを特徴とする航空機キャビンの緊急換気方法。
  2. 前記空気混合機(24)に隣接する前記航空機の領域(40)内の圧力より低い圧力を排気バルブ(36)に隣接する航空機の領域(42)内で発生させるように、航空機キャビン圧力制御システムの前記排気バルブ(36)が開放位置へ制御されることを特徴とする請求項1に記載の航空機キャビンの緊急換気方法。
  3. 最大空気質量流量が空調ユニット(20,22)により発生させられ、前記空気混合機(24)に供給されるように、前記航空機空調システム(16)の前記空調ユニット(20,22)が制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の航空機キャビンの緊急換気方法。
  4. 航空機の外気が緊急ラムエアー吸気口(30)を介して前記空気混合機(24)へ供給できるように、緊急ラムエアー吸気口フラップ(32)が開放位置へ制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の航空機キャビンの緊急換気方法。
  5. 運転が中断されるように、前記航空機空調システム(16)の再循環扇風機(26,28)が制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の航空機キャビンの緊急換気方法。
  6. 前記緊急エアーフラップ(38)はキャビントリムパネル内に設置され、又はキャビントリムパネルにより形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の航空機キャビンの緊急換気方法。
  7. 航空機キャビン(12)の緊急換気システム(10)であって、
    空気が空気混合機(24)から該空気混合機(24)に隣接する航空機の領域(40)へ流れ出る、航空機空調システム(16)の前記空気混合機(24)周辺のリークを検出し、かつ、前記空気混合機(24)に隣接する前記航空機の領域(40)と前記航空機キャビン(12)の間の空気交換を閉鎖位置で妨げる緊急エアーフラップ(38)を開放位置へ制御することに適合された電子制御ユニット(14)、及び
    前記空気混合機(24)に隣接する前記航空機の領域(40)から前記開放状態の緊急エアーフラップ(38)を介して前記航空機キャビン(12)内へ空気を送るための装置を有するものであることを特徴とする航空機キャビンの緊急換気システム。
  8. 前記空気混合機(24)に隣接する前記航空機の領域(40)から前記航空機キャビン(12)内へ空気を送るための前記装置は、航空機キャビン圧力制御システムの排気バルブ(36)を有し、該排気バルブは、前記空気混合機(24)に隣接する前記航空機の領域(40)内の圧力より低い圧力を前記排気バルブ(36)に隣接する航空機の領域(42)内で発生させるように開放位置へ制御されることに適合されたものであることを特徴とする請求項7に記載の航空機キャビンの緊急換気システム。
  9. 最大空気質量流量が空調ユニット(20,22)により発生され、前記空気混合機(24)に供給されるように、前記航空機空調システム(16)の空調ユニット(20,22)を制御することに適合された電子制御ユニット(14)を有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の航空機キャビンの緊急換気システム。
  10. 航空機の外気が緊急ラムエアー吸気口(30)を介して前記空気混合機(24)へ供給できるように、緊急ラムエアー吸気口フラップ(38)を開放位置へ制御することに適合された電子制御ユニット(14)を有することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の航空機キャビンの緊急換気システム。
  11. 前記航空機空調システム(16)の再循環扇風機(26,28)を、それらの運転が中断されるように制御することに適合された電子制御ユニット(14)を有することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の航空機キャビンの緊急換気システム。
  12. 前記緊急エアーフラップ(38)はキャビントリムパネル内に配置され、又はキャビントリムパネルにより形成されたものであることを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の航空機キャビンの緊急換気システム。
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