JP2012508348A - 空気圧を利用したシリンダ駆動装置 - Google Patents

空気圧を利用したシリンダ駆動装置 Download PDF

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Abstract

本発明の目的は、各種エネルギー枯渇問題、経済的な困難、環境公害問題など、これ以上放置することができない至急に解決すべき全人類の生存権につながる地球全体の切実な問題を解決するためのものである。また、地球温暖化にもつながる化石燃料に対する依存を大きく解消するためのものである。従って本発明は、エネルギー効率を最大化した装置として、化石エネルギーの使用節減および清浄エネルギーであるという特徴を有する、空気圧を利用したシリンダ駆動装置により上記の問題を解決することができる。より詳細には、クランク軸に締結された複数の伸縮チューブが高圧の空気で充填された後、膨張エネルギーにより順番に膨張して昇降運動することでクランク軸を動作させて回転運動が得られるようにし、このような構造において、摩擦を最小化し、昇降運動において阻害要因となる自重による重力を相殺することができる装置を備えており、圧縮空気の膨張エネルギーを回転運動に変換させる効率を最大にした、空気圧を利用したシリンダ駆動装置に関する。このような本発明は、本発明の出願人の韓国特許登録第0041791号及び第0210368号を積極的に補完及び改良したもので、創造的な構造として補助チューブを取り付けることで、新しいエネルギー源として利用することができる。従来は、様々な化石燃料から動力源を得ていたが、本発明により、高油価によるエネルギーの問題を解決することで、安定的な生活および経済の発展を図ることが可能であり、世界の人々に親環境的な新しいエネルギー源を提供し、従来の種々の動力源を代替する資源として利用することができる効果がある。本発明によれば、ケースの内部に設置され、高圧の空気により伸縮運動を行う複数の伸縮チューブと;前記各々の伸縮チューブに固定され、ケースの上部を貫通して設置された連結棒と;前記連結棒に順次に締結され、連結棒の昇降運動により回転するクランク軸と;前記伸縮チューブにエアラインを介して高圧の空気を供給する高圧タンク(6);を含むシリンダ駆動装置において、前記伸縮チューブの内部に上下空間が区画され、上下空間の空気の流れを開閉するバルブが設置され;前記バルブは、伸縮チューブが高圧の空気で充填された状態では上下空間を遮断するように閉鎖され、伸縮チューブが上死点まで上昇すると開放される構造を有し;内部に引張スプリングが設置され、圧縮された状態を保持しようとするスプリング力が作用する補助チューブが前記バルブに連結され、バルブが開かれたときに伸縮チューブの圧縮空気が補助チューブに移動する構造を有することを特徴とする空気圧を利用したシリンダ駆動装置を提供する。

Description

本発明は、空気圧を利用したシリンダ駆動装置に関し、クランク軸に締結された複数の伸縮チューブが高圧の空気で充填された後、膨張エネルギーにより交互に膨張して昇降運動することでクランク軸を動作させて回転運動が得られるようにし、このような本発明の構造において、摩擦を最小化し、昇降運動において阻害要因となる自重による重力を相殺することができる装置を備えており、圧縮空気の膨張エネルギーが回転運動に転換される効率を最大にした、空気圧を利用したシリンダ駆動装置に関する。
韓国特許登録第0041791号、1991.05.15 韓国特許登録第0210368号、1999.04.26
現在の原動機は、石油、石炭、ガスなどの化石エネルギーを利用するものであって、その爆発力によるピストンの往復運動をクランクを介して回転運動に変換させる構造である。
しかし、化石エネルギー源は、その埋蔵量が有限で減りつつあるのが現状である。また、その使用による深刻な環境汚染を招いている。
従って、本発明は、化石エネルギーの使用を革命的に代替し、使用量を大きく減らすことができ、さらに、エネルギーの転換効率を最大化した高圧の空気を利用したシリンダ駆動装置を提供することにその目的がある。特に、本発明の出願人の先登録特許発明である前記引用文献1と2の構造を改良することで、空気の膨張エネルギーを一層効率的に運用することができるようにし、また、構造的には、摩擦によるエネルギーの損失を最小化して駆動エネルギーへの転換効率を飛躍的に増大させることで、代替エネルギー源としての価値を有する構造を提供することにその目的がある。
本発明は、上記の目的を達成するために、圧縮空気により膨張と収縮を繰り返す伸縮チューブが、前記伸縮チューブに連結されて圧力を補充して昇降を補助する補助チューブを備えている、空気圧を利用したシリンダ駆動装置を提供する。このような本発明は、本発明の出願人の韓国特許登録第0041791号及び第0210368号を積極的に補完及び改良したもので、創造的な構造として補助チューブを取り付けることで、新しいエネルギー源として利用することができる構造を有する。
本発明によれば、複数の伸縮チューブに固定された各々の連結棒がクランク軸に連結され、円滑な回転運動が可能な構造を有し、高圧の空気で圧縮された伸縮チューブがその他の伸縮チューブの下降力と補助チューブの圧縮力による空気圧の注入により膨脹しながら上昇する過程を繰り返すことで、複数の伸縮チューブから発生する空気の膨張エネルギーが相互作用によりクランク軸を回転させる力として働き、その転換効率を最大化することができる効果を有する。
上記のようなエネルギー効率の増大は、有限である化石エネルギーの使用を画期的に節減することができ、自然環境の保護および圧縮空気エネルギーの積極的な利用を通して清淨エネルギーとして利用することができ、エネルギー分野における大きな変化をもたらす効果がある。また、代替エネルギー源及び交替エネルギー源としての価値も大きいと言える。
従来は、様々な化石燃料から動力源を得ていたが、本発明により、高油価によるエネルギーの問題を解決することで、安定的な生活および経済の発展を図ることが可能であり、世界の人々に環境に優しい新しいエネルギー源を提供し、従来の動力源を代替する資源として利用することができる効果がある。
本発明の全体の外観斜視図である。 ケースの内部に設置された構造の斜視図である。 1つのケースの内部に設置された構造の縦断面図である。 1つのケースの内部に設置された構造の縦断面図である。 伸縮チューブの解除装置及び高さ固定装置の構造図である。 解除装置の詳細図である。 バルブの詳細断面図である。 制限装置の構造図である。
本発明による空気圧を利用したシリンダ駆動装置は、ケース1の内部に設置され、高圧の空気により伸縮運動を行う複数の伸縮チューブ2と;前記各々の伸縮チューブ2に固定され、ケース1の上部を貫通して設置された連結棒3と;前記連結棒3に順次に締結され、連結棒3の昇降運動により回転するクランク軸4と;前記伸縮チューブ2にエアライン5を介して高圧の空気を供給する高圧タンク6と;を含んで構成されるシリンダ駆動装置を改良および改善したものである。
すなわち、本発明は、圧縮空気の膨張エネルギーをより効率的に使用できるようにしたもので、図2〜図4に示される伸縮チューブ2と補助チューブ7の構造にその大きな特徴がある。
従って本発明は、図3に示すように、伸縮チューブ2において、その内部に上下空間が区画され、上下空間の空気の流れを開閉するバルブ8が設置され;前記バルブ8は、伸縮チューブ2が高圧の空気で充填された状態では上下空間を遮断するように閉鎖され、伸縮チューブ2が上死点まで上昇すると開放される構造を有し;内部に引張スプリング9aが設置され、圧縮された状態を保持しようとするスプリング力が作用する補助チューブ7が前記バルブ8に連結され、バルブ8が開放されたときに伸縮チューブ2の圧縮空気が補助チューブ7に移動する構造を有することを特徴とする。
また、上記のような構造を有するバルブ8は、図5および図7に示されるように、伸縮チューブ2の上下部空間を区画し、複数の通孔10aを有する仕切り板11と;前記仕切り板11に密着して設けられ、前記通孔10aと対応する複数の通孔10bを有する移動板12と;で構成されており、前記移動板12の移動により通孔10aと通孔10bが貫通したり閉鎖する構造により伸縮チューブ2の上下空間が開閉されることを特徴とする。
ここで、前記バルブ8は、図5に示されるように、仕切り板11が上下空間を区画し、通孔10aおよび通孔10bが形成されるものは、2つの管体で構成することもできる。すなわち、直径の小さい管体が、直径の大きな管体の内部に挿入されて移動する構造として、小さな管体が移動板12の役割をする。
また、図3に示されるように、前記ケース1の内部に位置する連結棒3にバルブスライド13が挿入されて、伸縮チューブ2の昇降によって昇降し;前記バルブスライド13とバルブ8の移動板12にピンで締結されて、伸縮チューブ2の昇降によってバルブ8を開閉するリンク機構14aが設置されている。
さらに、図3に示すように、前記ケース1の内部に位置する連結棒3に挿入されたバルブスライド13の下部に補助チューブスライド15が挿入されて、伸縮チューブ2の昇降によって昇降し;前記補助チューブスライド15と補助チューブ7にピンで締結されて、伸縮チューブ2の昇降によって補助チューブ7を伸縮させるリンク機構14bが設置されている。
ここで、バルブスライド13と補助チューブスライド15との間には圧縮スプリング16aが設置され、補助チューブスライド15と伸縮チューブ2の上端との間には圧縮スプリング16bが設置される。前記圧縮スプリング16aは、圧縮スプリング16bよりスプリング定数が小さいことが好ましい。これにより、リンク機構14aがリンク機構14bより先に作動するようになる。
また、図2〜図4に示すように、伸縮チューブ2が上昇するとき、その自重による重力の影響を最小化するための昇降補助装置17が具備される。昇降補助装置17は、ケース1に垂直に固定された取付け棒18と、前記取付け棒18に回転可能に固定設置されているピニオンギア19と、前記ピニオンギア19に噛合され、伸縮チューブ2に固定設置されているラックギア20aと、前記ラックギア20aとピニオンギア19を中心に対称に設置されているラックギア20bと、前記ラックギア20aの上端とラックギア20bの上端を連結する引張スプリング9bとで構成される。
これにより、伸縮チューブ2の自重によって下がろうとする力は、ラックギア20aとピニオンギア19によりラックギア20bを上部に移動させる作用をするようになり、安定した位置、つまり、上下方向の力がバランスした状態を保持する。
そして、伸縮チューブ2が完全に膨張した状態にならないように、上下の一定の高さを保持し、空気の膨張エネルギーを瞬間的に解除して伸縮チューブ2が瞬間的に跳ね上がるように挙動することができるようにし、これを繰り返すようにする解除装置21が具備されている。前記解除装置21は、図5および図6に示されるように、伸縮チューブ2の上部に上端部が固定されて垂直方向に長く設置され、下部に締結溝22が形成された固定棒23と;伸縮チューブ2の下部に固定設置され、前記固定棒23が挿入される管体であり、締結溝22に挿入される係止片24を有しており、固定棒23が上部に移動しないように固定し、下部に移動するときだけ締結が解除されるようにした固定管25と;ケース1の下部底に突出して形成され、固定棒23が係止片24に締結されていて共に下部に移動したとき、係止片24に接触し、押して回動させて締結溝22から離脱するようにする解除突起26と;から構成される。
そして、伸縮チューブ2が完全に押着された状態ではなく、さらに押着することができる状態で伸縮チューブ2の高さを固定し、以降、押着された状態でも空気の膨張エネルギーを有するようにする高さ固定装置27が具備される。
前記高さ固定装置27は、図5に示すように、伸縮チューブ2の上部にピンで固定されて回動する作動棒28と、伸縮チューブ2の下部に設置された突部29と、前記作動棒28と突部29にピンで回動可能に軸止され、作動棒28により回動して伸縮チューブ2をこれ以上拡張されないように固定するリンク機構14cを含む。前記リンク機構14cと突部29との間には、圧縮スプリング16cが設置されており、リンク機構14cが突部29に締結されるときの衝撃を緩和する役割をする。
また、伸縮チューブ2の最大膨張を防止するために、その最大の高さを所定の状態に固定する制限装置が具備される。前記制限装置は、図8に示すように、締結棒30が伸縮チューブ2の上部と下部を連結し、これ以上伸長されないようにする構造であればよい。
また、伸縮チューブ2の内部には連結棒3が垂直に設置されており、伸縮チューブ2の圧縮時に底面に接しない程度の長さを有する。そして、伸縮チューブ2の底には、連結棒3の下部が挿入されて昇降をガイドするガイド管31aが設置され、前記ガイド管31aの下部側面には通気孔33aが形成されており、連結棒3がガイド管31aで昇降する際に、内部空気の圧力抵抗によるエネルギーの損失を防止する。
また、伸縮チューブ2の下部底面にはガイドバー32が垂直に設置され、ケース1の内側底には前記ガイドバー32が挿入されて昇降をガイドするガイド管31bが設置され、前記ガイド管31bの下部軸面には通気孔33bが設けられており、ガイドバー32の昇降時に空気圧力による抵抗を取り除く役割をする。
上記の構造を有する本発明は、図1に示されるように、複数がクランク軸4に連結されて駆動力を発生させる。各々のケース1には伸縮チューブ2などの構造が設置されており、高圧タンク6から高圧の空気を順次受けてシリンダの作動によって回転力を発生させる。このとき、エネルギーの損失を最小化して高効率の回転力を得ることができる。
図2は、各々のケース1の内部に設置された構造を示す斜視図であり、図3および図4は垂直断面図である。図3は、高圧タンク6から高圧の空気が伸縮チューブ2に充填された状態を示している。所定の高圧が充填されると遮断し、その後は外部の高圧空気が流入しない。勿論これは、所定の行程を構成する間であり、その後、空気圧の低下などが発生する場合は再び高圧の空気を充填する。
高圧の空気が充填された伸縮チューブ2は、隣接する他の伸縮チューブ2の連結棒3の下降によるクランク軸4の回転により上部に移動する。伸縮チューブ2の上昇は、これに固定された補助チューブ7とラックギア20aが同時に上昇するようになる。前記ラックギア20aの上昇は、ピニオンギア19を時計方向に回転させ、これにより、ラックギア20bが下降する運動が行われる。
勿論、昇降補助装置17は、伸縮チューブ2の自重による下降を防止してバランス状態を保持するが、これは、ラックとピニオンによる作用によって行われる。従って、このような作用により、伸縮チューブ2の上昇運動がより柔軟に行われることができる。
また、伸縮チューブ2の上昇する間、連結棒3に挿入されたバルブスライド13が上昇してケース1の上部下面にぶつかるようになる。この後も、伸縮チューブ2が圧縮スプリングによってさらにある程度上昇することができる。そして、順次に補助チューブスライド15が上部に移動して、バルブスライド13の下部で圧縮された圧縮スプリング16aと接触し、次いで、圧縮スプリング16bも伸縮チューブ2の上端部と接触して圧縮される。
上記のように、伸縮チューブ2が上昇することは、伸縮チューブ2を固定している連結棒3がクランク軸4により上昇することによって行われる。
伸縮チューブ2の上昇とともにバルブスライド13の上昇により、これに連結されるリンク機構14aが動作し、図7に示すように、リンク機構14aの作動で移動板12が左に移動する。移動板12の通孔10bと仕切り板11の通孔10aが重なると、伸縮チューブ2の空気は、図3に示すように、補助チューブ7に移動する。
補助チューブ7に移動した空気は、補助チューブ7を伸長させ、また、伸縮チューブ2の上昇によりリンク機構14bの作動で補助チューブ7が伸長するようになるが、前記2つの作用により補助チューブ7は容易に伸長する。
補助チューブ7の内部に設置された引張スプリング9aは、以降の段階でその役割を果し、これについては後述する。
伸縮チューブ2が上昇する間、連結棒3の下端部は、伸縮チューブ2の底に設置されたガイド管31aに挿入された状態で昇降がガイドされており、内部圧力や負圧により連結棒3の昇降ガイドを妨害しないように、通気孔33aが形成されている。従って、ガイド管31aの内部圧力は常に伸縮チューブ2の内部圧力と同じく、連結棒3の昇降を妨害しない。
勿論、伸縮チューブ2の下部に設置されたガイドバー32もまた、ケース1の内部下面に設置されたガイド管31bに挿入されて昇降するが、ガイド管31bにも通気孔33bが形成されていて挙動を妨害しない。
また、伸縮チューブ2が上昇する状態では、図8に示すように、締結棒30によりその高さが常に一定に固定されており、図6に示すように、解除装置21によりロック状態を保持する。これにより、伸縮チューブ2は、高圧の空気が膨脹しようとするエネルギー状態である。
伸縮チューブ2が上死点まで上昇した後に再び下降し、伸縮チューブ2の下降はラックギア20aと一緒に動き、ラックギア20aの下降はピニオンギア19を反時計方向に回転させ、これにより、ラックギア20bは上昇される。この時、引張スプリング9bは、引張されながら弾性エネルギーを持つようになり、これは、次の段階で再び伸縮チューブ2が上昇する際にエネルギーとして利用される。
また、伸縮チューブ2の下降は、バルブスライド13の他、補助チューブスライド15を自由状態に回復させており、スプリング定数が大きい圧縮スプリング16bにより、リンク機構14bが相対的にスプリング定数が小さい圧縮スプリング16aによるリンク機構14aより先に動作するようになる。これにより、補助チューブ7が先に動作するようになるが、この時、リンク機構14bとともにその内部に設置された引張スプリング9aのスプリングにより補助チューブ7は急激に圧縮される。
従って、補助チューブ7の内部にあった圧縮空気は再び伸縮チューブ2に移動し、次いで、圧縮スプリング16aの作用によるリンク機構14aの動作でバルブ8が閉鎖され、伸縮チューブ2の内部は、初期高圧の状態に戻る。
さらに、伸縮チューブ2が下降して、図6に示すように、係止片24がケース1の底に突出した解除突起26により回動されると、固定棒23が自由状態になる。固定棒23は、図5に示すように、伸縮チューブ2を圧縮して固定する手段であるので、これの解除は伸縮チューブ2の膨張エネルギーを解放させ、伸縮チューブ2がボールが跳ね上がるようにする役割をする。そして、上記のように、伸縮チューブ2が膨張しても、図8の締結棒30により所定の高さを保持するようになる。
上記のように、複数の伸縮チューブ2が順次に圧縮空気の膨張エネルギーにより作動して上昇および下降が互いに有機的に作用することで、クランク軸4を回転させて駆動力を得ることができる。
1:ケース
2:伸縮チューブ
3:連結棒
4:クランク軸
5:エアライン
6:高圧タンク
7:補助チューブ
8:バルブ
9a、9b:引張スプリング
10a、10b:通孔
11:仕切り板
12:移動板
13:バルブスライド
14a、14b、14c:リンク機構
15:補助チューブスライド
16a、16b、16c:圧縮スプリング
17:昇降補助装置
18:取付け棒
19:ピニオンギア
20a、20b:ラックギア
21:解除装置
22:締結溝
23:固定棒
24:係止片
25:固定管
26:解除突起
27:高さ固定装置
28:作動棒
29:突部
30:締結棒
31a、31b:ガイド管
32:ガイドバー
33a、33b:通気孔

Claims (5)

  1. ケース(1)の内部に設置され、高圧の空気により伸縮運動を行う複数の伸縮チューブ(2)と;前記各々の伸縮チューブ(2)に固定され、ケース(1)の上部を貫通して設置された連結棒(3)と;前記連結棒(3)に順次に締結され、連結棒(3)の昇降運動により回転するクランク軸(4)と;前記伸縮チューブ(2)にエアライン(5)を介して高圧の空気を供給する高圧タンク(6)と;を含むシリンダ駆動装置において、
    前記伸縮チューブ(2)の内部に上下空間に区画されるように設けられ、上下空間の空気の流れを開閉するバルブ(8)が設置され;前記バルブ(8)は、伸縮チューブ(2)が高圧の空気で充填された状態では上下空間を遮断するように閉鎖され、伸縮チューブ(2)が上死点まで上昇すると開放される構造を有し;内部に引張スプリング(9a)が設置されて、圧縮された状態を保持しようとするスプリング力が作用する補助チューブ(7)が前記バルブ(8)に連結され、バルブ(8)が開放されたときに伸縮チューブ(2)の圧縮空気が補助チューブ(7)に移動する構造を有することを特徴とする空気圧を利用したシリンダ駆動装置。
  2. 前記バルブ(8)は、伸縮チューブ(2)の上下部空間を区画し、複数の通孔(10a)が形成されている仕切り板(11)と;前記仕切り板(11)に密着して設けられ、前記通孔(10a)と対応する複数の通孔(10b)が形成されている移動板(12)と;で構成されており、前記移動板(12)の移動により通孔(10a)と通孔(10b)が貫通されたり閉鎖する構造により伸縮チューブ(2)の上下空間が開閉されることを特徴とする、請求項1に記載の空気圧を利用したシリンダ駆動装置。
  3. 前記ケース(1)の内部に位置する連結棒(3)にバルブスライド(13)が挿入されて、伸縮チューブ(2)の昇降によって昇降し;前記バルブスライド(13)とバルブ(8)の移動板(12)にピンで締結されて、伸縮チューブ(2)の昇降によってバルブ(8)を開閉するリンク機構(14a)が設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の空気圧を利用したシリンダ駆動装置。
  4. 前記ケース(1)の内部に位置する連結棒(3)に挿入されたバルブスライド(13)の下部に補助チューブスライド(15)が挿入されて、伸縮チューブ(2)の昇降によって昇降し;前記補助チューブスライド(15)と補助チューブ(7)にピンで締結されて、伸縮チューブ(2)の昇降によって補助チューブ(7)を伸縮させるリンク機構(14b)が設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の空気圧を利用したシリンダ駆動装置。
  5. 前記伸縮チューブ(2)には解除装置(21)が設置され;前記解除装置(21)は、伸縮チューブ(2)の上部に上端部が固定されて垂直方向に長く設置され、下部に締結溝(22)が形成された固定棒(23)と;伸縮チューブ(2)の下部に固定設置され、前記固定棒(23)が挿入される管体であり、締結溝(22)に挿入される係止片(24)を有しており、固定棒(23)が上部に移動しないように固定し、下部に移動するときだけ締結が解除されるようにした固定管(25)と;ケース(1)の下部底に突出して形成され、固定棒(23)が係止片(24)に締結されていて共に下部に移動したとき、係止片(24)に接触し、押して回動させて締結溝(22)から離脱するようにする解除突起(26)と;を含むことを特徴とする、請求項1に記載の空気圧を利用したシリンダ駆動装置。
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