JP2012506648A - ドップラー効果を補正する装置を備える受信機 - Google Patents

ドップラー効果を補正する装置を備える受信機 Download PDF

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Abstract

デジタル係数セットを含む時間デジタルフィルタの使用に基づくチャネル推定及び補正手段、並びにキャリア間干渉除去手段を有するOFDMデジタル通信受信機が提供される。受信機は、各々が所定のデジタル係数セット及びエントリポインタに対応するn個のルックアップテーブルLUT(n)を含む。

Description

本発明は、電気通信の分野に関し、特に、ドップラー効果を補償する装置を備えるマルチキャリア無線デジタル通信受信機に関する。
特に最新規格のDVB−T(地上デジタルビデオ放送)、WLAN(IEEE802.11n)(無線ローカルエリアネットワーク)、Wimax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、WiBro(Wireless Broadband)、DVB−H(ハンドヘルド用デジタルビデオ放送)、T−DMB(地上デジタルマルチメディア放送)による移動通信の発展のため、直交周波数分割多重(OFDM)通信としても既知であるマルチキャリアデジタル通信は大きな関心を示す。マルチキャリアデジタル送信において、周波数帯域は、キャリアの数により分割された帯域幅に等しい周波数帯域を受信する、サブキャリアに対応するN個の多数のサブチャネルに分割される。これにより、小さなチャネル帯域幅に割り当てられるキャリアが得られるため、通信は、当技術分野において既知である様に、特に移動受信機の場合に生じるドップラー効果に左右される様になる。
種々の周波数に対して多数の別個のパスが存在するために種々のサブキャリア内の均一性が欠けている場合、ドップラー効果は更に重要である。
ドップラー効果を補償するために、従来のマルチキャリアの従来の受信機は、サブキャリア毎に多数の別個の通信パスの存在を厳密に考慮する処理及び補償装置を使用する。
そのような処理は、デジタル信号プロセッサ(DSP)又は受信機内に統合され且つそのような処理専用である特定のプロセッサを利用して実行される、ある程度高度なチャネル推定及び補正アルゴリズムを使用することに基づく。
当技術分野において既知であるチャネルを推定及び補正する種々の技術の詳細を説明しなくても、推定は、一般に、受信機にとって既知であり、送信された信号の内部に周期的に導入される特定のパイロット又は基準信号により、推定アルゴリズムが連続した補間を利用して特定のサブキャリア毎にチャネルの特徴を評価できる様にすることに基づくことは十分に想起される。
一般に、当技術分野において既知である総てのこれらの技術は既存のDSPからの重要な処理リソースを要求するという欠点を有することが認識されるべきである。また、チャネルを推定及び補償するこれらのアルゴリズムは、大量のデータに対する計算処理を必要とするため、DSPプロセッサを含む多量のメモリを使用する必要がある。
従って、チャネル推定アルゴリズムは、複雑で高価な電子マイクロ回路を実装することがわかる。
更に、ドップラー効果が、サブキャリアに割り振られたキャリア間の周波数間隔の約10%、すなわち1kHz程度のキャリア間の周波数間隔では100Hzといった、低い値に制限され場合に限り、これらの推定技術は満足に動作することを強調するのが重要である。
移動受信機が凡そ時速100km程度において増加し続ける速度で移動する場合にそのような制限に達するが、これは、現代の移動通信の状況では一般的な傾向である。
移動受信機がかなりの速度で移動するような特定の状況を考慮するために、上述したチャネル推定及び補正技術は、ドップラー効果の増加し続ける値を更に考慮することによりキャリア間の干渉を除去できる様に、補助的な技術と組み合わされる。そのような技術は、従来、キャリア間干渉(ICI)除去、すなわち単純にICI除去という名で示される。
これらの補助的な技術の実装がデジタルマルチキャリア受信機の構成を複雑にすることは明らかである。
一実施形態は、多周波通信受信機に対するドップラー効果を補償するための簡略化された処理及び装置を提供することにより、受信機の複雑さを軽減する。
一実施形態は、新しい機能的特性、特にドップラー効果の補償を達成するデジタルマルチキャリア通信の処理及びシステムを提供する。
一実施形態は、特にトラフィック管理を可能にする改善されたハンドオーバ制御処理を提供する。
一実施形態において、所定の周波数帯域幅内でN個のキャリアを介して送信される信号を受信するOFDMデジタル通信受信機を使用することにより補償を達成する。受信機は、デジタル係数を使用し且つ時間領域及び周波数領域において動作するデジタルフィルタの使用に基づいて、チャネルを推定する手段と、キャリア間干渉(ICI)を除去する手段とを備える。
一実施形態において、チャネル推定及び補正ブロックにおいて実行される時間領域フィルタリングは、特に更新された係数セットの計算を簡略化することにより簡略化される。勾配又は二重勾配法と呼ばれる従来の方法は、高レベルの処理リソースを消費することが知られている。以下において提案される方法の一実施形態は、ドップラースペクトラムの数学モデル、ドップラー周波数(Fd)及び信号対雑音比(Signal−to−Noise Ratio:SNR)に従って種々の係数セットを事前に算出することにより、複雑さを大幅に軽減できる。
また、一実施形態において、受信機は、それぞれが1つの所定のデジタル係数セットに対応するn個のルックアップテーブルLUT(n)を保存する保存手段を更に含む。各係数セットは、3つのパラメータ、すなわちドップラースペクトラムの数学モデル(例えば、Jakesモデル又はGaussianモデル)、ドップラー周波数(Fd)及び信号対雑音比(SNR)の関数として事前に算出される。一実施形態において、ルックアップテーブルLUT(n)は、入力ポインタと、地上基準に対する受信機の速度及び更に信号対雑音比から導出される情報をポインタとして使用して保存されている各テーブルを読み取る手段と、最適なモデルに対応する特定のルックアップテーブルを判定できるチャネル推定手段と、上述した手段により選択された係数セットを使用するデジタルフィルタに基づくフィルタリング手段とを更に備える。
従って、ルックアップテーブルLUT(n)の読み取り動作を実行することにより、フィルタリング処理において適切なドップラー効果の補正に一致する適切な係数セットを特定することができる。
一実施形態において、OFDM通信システムは、ルックアップテーブルLUT(n)にアクセスするのに使用されるポインタの値を判定するために、速度を事前に算出できる情報を提供するGPS型の位置決定受信機を統合する。例えばGPS受信機は、位置、速さ及び時間をそれぞれ示す情報(P、V、T)を供給する。
一実施形態において、GPS受信機により提供された速度Vを示す情報は、ドップラー周波数(Fd)を算出するために有利に使用される。ドップラー周波数(Fd)は、ドップラー効果を補正するのに役立つ時間フィルタにより使用される適切な係数セットをルックアップテーブルLUT(n)内で示すために、信号対雑音比(SNR)と組み合わされる。この手法の一実施形態を図1Cにおいて示す。
相補的に、一実施形態において、GPS受信機により生成される情報Pは、2つの送信機間でハンドオーバ手順を制御するために使用される。
一実施形態において、ハンドオーバ機構は、受信機と通信し且つGPS受信機により生成された情報Pを受信するサーバにより制御される。
一実施形態は、近接して配置された2つの送信機間でOFDMデジタル受信機の切り替えを制御する処理を更に達成し、処理は、GPSセンサを備える受信機の位置を示す情報Pを生成するステップと、OFDM受信機に近接する送信機のリストを特定するデータベースにアクセスするステップと、各送信機に対する受信機の距離を算出するステップと、周波数切り替えに最適な受信機を特定するステップと、新たに特定した送信機への受信機の切り替えを制御するステップとを含んでいる。
一実施形態は、外部サーバを使用することと関連してハンドオーバ機構を制御する処理を達成し、処理は、GPSセンサを含む受信機の位置を示す情報Pを生成するステップと、通信手段により外側サーバに対して情報Pを送信するステップと、サーバが送信機及び使用可能な周波数のリストを判定するステップと、使用可能な周波数のリストをOFDM受信機に送信するステップと、サーバから受信した情報に従ってハンドオーバを制御するステップとを含んでいる。
一実施形態において、サーバは、受信機に転送する送信機のリストを特定及び判定するために負荷制御機能及びサービス品質(QoS)管理ツールを統合する。
一実施形態において、OFDMデジタル通信受信機は、所定の周波数帯域上のN個のキャリアで送信された信号を受信する様に構成される。受信機は、デジタル係数セットを含む時間デジタルフィルタの使用に基づくチャネル推定及び補正手段と、キャリア間干渉(ICI)除去手段とを備える。受信機は、それぞれが所定のデジタル係数セットに対応し、各係数セットが、ドップラースペクトラムの数学モデル(Jakesモデル又はGaussianモデル)、ドップラー(Fd)周波数及び信号対雑音比(SNR)等の3つのパラメータの関数として事前に算出されるルックアップテーブルLUT(n)を保存できる保存手段を更に備える。各LUT(n)テーブルは、エントリポインタを更に含む。受信機は、地上基準に対する受信機速度と、オプションとして信号対雑音比とから導出された情報をエントリポインタとして使用してルックアップテーブルを読み取る手段を備える。受信機は、1つの最適なモデルに対応する特定のルックアップテーブルを判定するためにチャネルを推定する手段を含む。受信機は、前記エントリポインタにより選択された係数セットを使用するデジタルフィルタリング手段を含む。
一実施形態において、エントリポインタは、GPS受信機により生成された速度を示す情報から開始することにより算出されたドップラー効果の周波数偏移を示す値を受信する。
一実施形態において、各周波数帯域に割り当てられたN個のキャリアで送信された信号を受信するOFDMデジタル通信受信機は、各テーブルが所定の判定されたデジタル係数セットに対応し、係数セットが、ドップラースペクトラムの数学モデル、ドップラー周波数及び信号対雑音比の関数で表され、エントリポインタを含むルックアップテーブルLUT(n)を保存する手段と、地上基準フレームに対する受信機の速度に関連した情報に基づきエントリポインタを選択する手段と、選択したエントリポインタに対応するテーブルLUT(n)から係数セットを選択するチャネル推定手段と、選択した係数セットに基づきデジタル信号をフィルタリングする手段とを備える。一実施形態において、チャネル推定手段は、信号対雑音比及びビットレベルの最小誤りのうちの少なくとも1つに基づいて係数セットを選択する様に構成される。一実施形態において、OFDMデジタル通信受信機は、受信機の速度を示す情報Vを生成する様に構成されたGPS位置決定受信機を更に備え、選択する手段は、エントリポインタを選択するために生成した情報Vを使用する様に構成される。一実施形態において、GPS受信機は、受信機の位置及び時間を示す情報を更に提供する。一実施形態において、GPS受信機は、受信機の位置を示す情報を更に提供し、OFDM受信機は、GPS受信機により提供された位置情報に基づいて送信機間でハンドオーバを制御する手段を更に備える。一実施形態において、ハンドオーバを制御する手段は、位置情報及び速度情報Vのうちの少なくとも1つに基づいて、外部サーバから周波数のリストを読み取る様に構成される。一実施形態において、送信機間でのハンドオーバの制御は、OFDM受信機に近接して配置された送信機のリストを特定するデータベースにアクセスすることと、送信機に対する受信機の各距離に関する情報にアクセスすることと、周波数切り替えのための送信機を特定すること、特定された送信機への受信機の切り替えを制御することを含む。一実施形態において、送信機のうちの少なくとも1つは基地局であり、データベースは基地局により維持され、各距離に関する情報は基地局により生成され、送信機の特定は、基地局により実行される。一実施形態において、ハンドオーバを制御する手段は、外部サーバから送信機のリストを読み取る様に構成され、外部サーバは、送信機のリストを生成するために、トラフィック管理及びサービス品質ツールを統合する。一実施形態において、選択する手段は、受信機の速度及び信号対雑音比に関連する情報に基づいてエントリポインタを選択する様に構成される。一実施形態において、受信機は移動電話である。
一実施形態において、少なくとも1つのプロセッサを含む受信機を有する通信システムにおいて通信を制御する方法は、ドップラースペクトラムの数学モデル、ドップラー周波数及び信号対雑音比の関数で表されるデジタル係数セットのルックアップテーブル・セットを受信機において保存するステップと、少なくとも1つのプロセッサの制御のもと、速度情報に基づいてテーブルセット内の1つのテーブルから係数セットを選択するステップと、選択した係数セットに基づいてデジタル信号をフィルタリングするステップとを含む。一実施形態において、係数セットを選択するステップは、速度情報に基づいてテーブルエントリポインタを選択するステップを含む。一実施形態において、係数セットを選択するステップは、速度情報、並びに、信号対雑音比及びビットレベルの最小誤りのうちの少なくとも1つに基づく。一実施形態において、受信機は、速度情報を生成する様に構成されたGPS位置決定受信機を備える。一実施形態において、GPS位置決定受信機は、受信機の位置及び時間を示す情報を更に提供する。一実施形態において、システムは複数の送信機を備え、方法は、GPS受信機により生成された位置情報に基づいて複数の送信機の1つの送信機と受信機との間でハンドオーバを制御するステップを更に含む。一実施形態において、ハンドオーバを制御するステップは、受信機に近接して配置された送信機のリストを特定するデータベースにアクセスするステップと、各送信機に対する受信機の各距離に関する情報にアクセスするステップと、周波数切り替えのための送信機を特定するステップと、特定された送信機への受信機の切り替えを制御するステップとを含む。一実施形態において、送信機のうちの少なくとも1つは基地局であり、データベースは基地局により維持され、各距離に関する情報は基地局により生成される。一実施形態において、基地局は、送信機のリストを生成するためにトラフィック管理ツール及びサービス品質を統合し、特定した送信機はリストから選択されたものである。一実施形態において、ハンドオーバを制御するステップは、位置情報を受信機から少なくとも1つの送信機に送信するステップと、少なくとも1つのサーバの制御下で送信機及び利用可能な周波数のリストを生成するステップと、リストを受信機に送信するステップと、リストに基づいてハンドオーバを制御するステップとを含む。
一実施形態において、通信装置は、速度情報を生成する様に構成された全地球測位ブロックと、生成された速度情報に基づいて、保存されている係数セットから1つの係数セットを選択する様に構成されたドップラー補償コントローラと、選択した係数セットに基づいてドップラー効果を補償する様に構成されたチャネル推定及び制御ブロックとを備える。一実施形態において、ドップラー補償コントローラは、係数のテーブルセットに複数の係数セットを保存し、速度情報に基づいてテーブルのエントリポインタを選択する様に構成される。一実施形態において、ドップラー補償コントローラは、速度情報と、信号対雑音比及びビットレベルの最小誤りのうちの少なくとも1つとに基づいて係数セットを選択する様に構成される。一実施形態において、装置は、GPS情報を受信し且つ速度情報を生成する様に構成されたGPS位置決定受信機を更に備える。一実施形態において、GPS位置決定受信機は、装置の位置及び時間を示す情報を更に提供する。一実施形態において、装置は、GPS位置決定受信機により生成された位置情報に基づいて送信機間で装置のハンドオーバを制御する様に構成されたハンドオーバコントローラを更に備える。一実施形態において、ハンドオーバの制御は、受信機に近接して配置された送信機のリストを特定するデータベースにアクセスすることと、各送信機に対する受信機の各距離に関する情報にアクセスすることと、周波数切り替えのための送信機を特定することと、特定された送信機への受信機の切り替えを制御することを含む。一実施形態において、送信機のうちの少なくとも1つは基地局であり、データベースは基地局により維持され、各距離に関する情報は基地局により生成される。一実施形態において、基地局は、送信機のリストを生成するためにトラフィック管理ツール及びサービス品質を統合する様に構成され、特定された送信機はリストから選択される。一実施形態において、ハンドオーバコントローラは、位置情報を少なくとも1つの送信機に送信し、少なくとも1つの送信機から送信機及び利用可能な周波数のリストを受信し、受信したリストに基づいてハンドオーバを制御する様に構成される。一実施形態において、装置は移動電話である。
一実施形態において、通信システムは、少なくとも1つの基地局と、速度情報を生成する様に構成された全地球測位ブロック及び生成された速度情報に基づいて、保存された複数の係数セットから1つの係数のセットを選択する様に構成されたドップラー補償コントローラを含む送受信機と、選択した係数セットに基づいてドップラー効果を補償する様に構成されたチャネル推定及び制御ブロックとを備える。一実施形態において、ドップラー補償コントローラは、係数のテーブルセット内に複数の係数セットを保存し、速度情報に基づいてテーブルエントリポインタを選択する様に構成される。一実施形態において、送受信機は、GPS情報を受信し且つ速度情報を生成する様に構成されたGPS位置決定受信機を更に備える。一実施形態において、GPS位置決定受信機は、位置情報を生成する様に構成され、基地局は複数の基地局を含み、送受信機は、GPS位置決定受信機により生成された位置情報に基づいて基地局間で送受信機のハンドオーバを制御する様に構成されたハンドオーバコントローラを更に備える。一実施形態において、ハンドオーバの制御は、受信機に近接して配置された基地局のリストを特定するデータベースにアクセスするステップと、各基地局に対する受信機の各距離に関する情報にアクセスするステップと、周波数切り替えのための基地局を特定するステップと、特定した基地局への送受信機の切り替えを制御するステップとを含む。一実施形態において、複数の基地局における基地局は、送信機のリストを生成するためにトラフィック管理ツール及びサービス品質を統合する様に構成され、特定された送信機はリストから選択される。一実施形態において、システムは移動電話ネットワークとして構成される。
一実施形態において、有形のコンピュータ可読媒体のコンテンツにより、通信システムにおける少なくとも1つのプロセッサは通信を制御する方法を実行し、その方法は、ドップラースペクトラムの数学モデル、ドップラー周波数及び信号対雑音比の関数で表されるデジタル係数セットを通信システムの受信機において保存するステップと、少なくとも1つのプロセッサの制御のもと、受信機の速度に関連した情報に基づいて、保存された複数の係数セットから1つの係数セットを選択するステップと、少なくとも1つのプロセッサの制御のもと、選択した係数セットに基づいてドップラー効果を補償するステップと、を含む。一実施形態において、係数セットを選択するステップは、速度情報に基づいてテーブルエントリポインタを選択するステップを含む。一実施形態において、受信機は、速度情報を生成する様に構成されたGPS位置決定受信機を備える。一実施形態において、GPS位置決定受信機は、受信機の位置及び時間を示す情報を更に提供する。一実施形態において、システムは複数の送信機を備え、方法は、GPS位置決定受信機により生成された位置情報に基づいて複数の送信機と受信機との間でハンドオーバを制御するステップを更に含む。一実施形態において、ハンドオーバを制御するステップは、少なくとも1つのプロセッサの制御のもと、受信機に近接して配置された送信機のリストを特定するデータベースにアクセスするステップと、複数の送信機と受信機との各距離に関する情報にアクセスするステップと、周波数切り替えのための送信機を特定するステップと、特定された送信機への受信機の切り替えを制御するステップとを含む。一実施形態において、少なくとも1つのプロセッサは、受信機におけるプロセッサと、複数の送信機の1つの送信機におけるプロセッサとを備える。
一実施形態は、OFDM受信機の重要な機能を制御するためにGPS受信機により供給された情報の新しく且つ特に有用な組合せを達成する。
本発明は、特に、OFDM受信機を備える移動電話の実現に適している。
限定しない例として以下に述べる説明及び図面を参照することにより、実施形態の他の特徴、目的及び利点が明らかとなるだろう。添付の図面は以下の通りである。
OFDM受信機の一実施形態の構成を示す図。 速度を示す情報に基づいてドップラー効果を除去するデジタルフィルタリングを含むOFDMデジタル通信受信機の一実施形態の一般的な方式を示す図。 パイロット又は基準信号を使用することにより信号対雑音比(SNR)を算出する一実施形態を示す図。 、GPS型の位置決定受信機により供給された情報Pに基づく一方の送信機から他方の送信機への無線デジタル受信機のハンドオーバ手順を示すフローチャート。 外部サーバに基づく受信機のハンドオーバ処理の第2の実施形態を示す図。 OFDMデジタル通信送受信機と、基地局とを備えるシステムの一実施形態を示す機能ブロック図。
以下の説明において、本発明の実施形態をより良く理解するために種々の特定の詳細が与えられる。説明された実施形態は、これらの詳細のうちの1つ又はいくつかを使用せずに、すなわち他の方法、機器、材料等を使用して実現することができる。ある特定の例において、それ自体が既知である材料又は動作は、説明された実施形態のある特定の態様を不明瞭にしない様に詳細に説明されない。説明において“実施形態”を参照することにより、本実施形態に関連して説明された特徴又は特定の構造が本実施形態に含まれることを示す。従って、説明の種々の部分において“一実施形態”又は“一実施形態によると”という表現を利用する場合、必ずしも同一の実施形態を参照していない。また、各実施形態に関する特定の特徴は、1つ以上の他の実施形態を形成する様に適切に組み合わされてもよい。
以下に説明する処理は、任意のマルチキャリア無線通信に適用可能である。デジタル地上テレビシステムDVB−T(地上デジタルビデオ放送)、モバイルテレビシステムDVB−H(ハンドヘルドデジタルビデオ放送)、並びに、4G、WIFI及びWIMAX規格に係る通信は例として挙げられるが、それらに限定されない。
本明細書により、当業者は、以下に説明する原理をOFDM多重周波数を使用する他のデジタル通信システムに適応させることができるだろう。
図1Aは、デジタルアーキテクチャに基づくOFDM受信機10の一実施形態の信号の処理を達成する一連のブロックを示す。OFDM受信機10は、従来のRF処理、すなわちチャネル選択、干渉の除去及び適切な増幅を提供するフロントエンド回路2に接続されたアンテナ1を含む。ブロック3は、RF信号を中間周波数(IF)信号に変換し、IF信号は、IF信号のデジタルサンプルを生成するためにアナログ/デジタル変換器5に導入される前にブロック4によりフィルタリングされ、その後デジタルシグナルプロセッサ(DSP)6により処理される。
デジタルシグナルプロセッサ(DSP)6は、ドップラー効果を補償するために、デジタル化されたサンプルの適切なデジタル処理を達成し、特にチャネル推定及び補正ブロックにおいて実行されるデジタルフィルタリングを実行する。複数の補償アルゴリズムを使用することができる。本明細書において詳細を説明しない既知の補償アルゴリズムを、いくつかの実施形態において使用しても良い。
従来、先に想起された様に、ドップラー効果の補償は、実行するのが特に複雑なチャネル推定及び補正の機構に関連する。
一実施形態によると、二重の時間領域/周波数領域フィルタリングを使用することにより、チャネル推定及び補正アルゴリズムを大幅に簡略化できる。一実施形態において、時間領域フィルタは、特に、リアルタイムモードでは適応できないが、受信機の速度を示す入力ポインタVを使用してアクセスできるルックアップテーブルに保存される複数の係数セットと、オプションとしてチャネルへの通信の信号対雑音比を含む。
非常に単純であるが有用な機構は、周波数領域において1つ以上のフィルタリングアルゴリズムと組み合わされ、キャリア間干渉除去(ICI除去)を達成する。本明細書により、当業者は実施形態を特定の状況に適用することができる。既知の処理に反して、時間フィルタリングに使用するのに適した係数セットを適応可能に判定するために、勾配又は二重勾配の方法等の複雑な機構を用いる必要はないことが容易に想起されるだろう。
一実施形態において、使用される係数のセットは、単に“読み取る”ものであり、従来の様に“算出”するものではない。
従って、通常の係数更新の複雑なアルゴリズムを、ドップラー効果補正のためのデジタルフィルタリングの係数を判定するために読み取るルックアップテーブルの単純な機構に置換する。
一実施形態によると、受信機は、例えば電気通信オペレータ又はサービスプロバイダである、受信機に対する外部要素により提供された情報Vを含むポインタを介してアドレス指定される係数のテーブルを含む。
一実施形態によると、情報Vは、受信機の位置(P)と、その速度(V)と、時間(T)情報に関する情報(PVT)を提供できるGPS型(全地球測位システム)位置決定受信機により直接生成される。
従って、GPS受信機は変数Vを提供する。
あるいは、パイロットに基づく信号対雑音比の推定機構は、変数Vと組み合わされる信号対雑音比(SNR)の値を提供する。
一実施形態において、2つの変数は組み合わされ、その組合せは、ドップラー効果を補償するために使用するデジタルフィルタリング係数を判定するためにルックアップテーブルにアクセスする入力ポインタとして使用される。
実現例のモードにおいて、信号対雑音比(SNR)は、パイロット又は基準信号を使用することにより算出される。
図1Cは、このモードの実現の一実施形態を示す。
図示する様に、この非常に単純な係数のLUT読み取り機構により、種々のサブキャリアに対する複雑なチャネル推定アルゴリズムを置換できる。これにより、受信機の複雑さが軽減されるため、製造コストが減少する。
また、無線通信受信機内にGPS型の位置決定受信機を統合することにより有利な新しい機能性を提供できることが明らかとなっている。
一実施形態において、GPS位置決定受信機は、地上基準フレームに対する受信機の位置P、同受信機の速度及び時間を示す情報を示す3つの変数(P、V、T)を提供する。
上述した様に、速度に関する情報は、ルックアップテーブルを読み取り、ドップラー効果の補正を達成するデジタルフィルタリングにおいて使用する係数を判定するポインタを算出するために使用される。
図1Bは、GPS受信機により周期的に生成される情報(p、v、t)をOFDM受信機内に統合する一実施形態を示す。
OFDMデジタル受信機100は、一般的な制御部110と、GPS型の位置決定ユニット130と、デジタル送信機/受信機120とを備える。
デジタル送信機/受信機120は、送信チェーンTx及び受信チェーンRxを含む。
送信チェーンは、FEC符号化器121と、コンスティレーション“マッピング”ブロック122と、ガードインターバル(GI)機構(OFDMシンボルの先頭に追加する特定数の時間サンプルに対応するような機構)を組み込む、N個の複素数に変換するIFFT演算ブロック123と、同相(I)及び直交(Q)の時間信号を変調できるIQ変調器124と、デジタル/アナログ変換器を含む無線周波数送信機のTxフロントエンド125とを、直列に備える。
受信のチェーンは、フロントエンド受信機Rx126と、同相(I)及び直交(Q)の実信号への復調を可能にするIQ復調器127と、ガードインターバル(GI)を除去する機構を組み込む、N個の要素の複素フーリエ変換を行う演算ユニット128と、チャネルの推定及び補正ブロック129と、オプションであるキャリア間の干渉除去(ICI除去)ブロック129aと、コンスティレーションディマッピングブロック129bと、その後のFEC復号化器129cとを備える。
また、OFDM受信機の時間及び周波数同期は、同期及び制御ブロック129dにより実行される。
OFDMフロントエンド受信機ブロック126は、図1Bにおいて示される様に、RF受信回路、チューナー及びアナログ/デジタル(A/D)変換器の従来のデジタル機能を二重にグループ化する。ブロック126により提供された信号のサンプルは、結果として連続した複素時間サンプル(I及びQ)を生成するブロック127により、同相及び直交で復調される。これらのサンプルは、サブキャリア(BIN)のサブキャリアスペクトラムに対応する複素ベクトルを生成するために、フーリエのFFT変換ブロック128に供給するNポイントの複素ベクトルにグループ化される。
ブロック128により実行される処理を実現するIQ復調方法は、当業者には既知であるため更に詳細に説明しない。
ベクトルは、チャネル推定及び補正を可能にするブロック129及び更にキャリア間干渉除去を実行するオプションのブロック129aにより処理される。ブロック129及び129aは、コンスティレーションディマッピングブロック129bに提供される連続した複素サンプルを生成し、コンスティレーションディマッピングブロック129bは、連続するMビットそれぞれの複素点を提供し、ここで、Mはコンスティレーションの階数であり、2は状態数である。ブロック129bの出力ビットは、例えばリードソロモン復号と組み合わされるビタビ復号のような、特に適応された符号化に基づく誤り訂正(順方向誤り訂正符号)技術を実現するFEC復号化器129cにより処理される。
システム100は、制御ユニット110に加え、GPS位置決定受信機130を備え、GPS位置決定受信機130は、図示する様に、一方でアナログGPSフロントエンド回路31と、GPS受信機32とを備える。
受信機32は、各々が位置、速度及び時間を示すサンプル(p、v、t)を周期的に生成する。
図1Bの“正方形1”により示された第1の実施形態において、これらのサンプル(p、v、t)は制御ユニット110に送信され、制御ユニット110は、GPSからの情報、特に、時刻tでの受信機の位置を特定するベクトル(x、y、z)の情報により、以下の式から開始速度の瞬時値を算出する様に構成される。
Figure 2012506648
速度が認識されると、コマンドユニット110は、以下の式に従ってドップラー周波数Fdを算出できる。
Fd=||v||Fc/c
ここで、Fcは当該キャリアの周波数であり、cは光の速度である。一般に、この周波数Fcを制御ユニット110は知っている。例えば、474MHz〜852MHzの周波数帯域を含むモバイルテレビシステムに対して、初期位相は周波数を走査し且つ動作周波数Fcを特定する様に計画されることが想起されるだろう。
次に、情報Fdは、チャネル推定及び補正アルゴリズムを補助するために、例えば図中符号141で示す様な同期及びコマンドブロック129dを介して受信機120に送信される。
チャネル推定の種々の技術が、受信機の速度から導出されたこの情報Fdを使用することができる。簡潔にするために、当業者に既知である従来のチャネル推定技術の詳細をここでは説明しない。一般に、チャネル推定及び補正に使用される非常に古典的な方法は、時間領域及び周波数領域の双方における二重フィルタリングから構成されることは、容易に指摘されるだろう。アルゴリズムの複雑性は、時間フィルタ及び周波数フィルタの係数を算出することにある。
例えばウィーナーフィルタリング、ゼロフォーシングアルゴリズム、最大の確率等の種々のアルゴリズムが考慮され、その各々は、明らかにドップラー周波数偏移Fdに依存する。
一実施形態において、図1Cは、チャネル推定及び補正ブロック129の一実施形態を示している。
本実施形態において、時間フィルタ152の係数は、ドップラー偏移Fd及びSNRの種々の値に対して事前に算出され、LUT(n)テーブル151に保存される。LUT(n)テーブルは、GPSにより提供されたドップラー周波数Fdの値と、ブロック153、154及び155から算出された信号対雑音比(SNR)から開始することにより算出されたポインタを使用することにより読み取られる。ブロック153は、パイロットキャリアに応答して以下においてHpと示されるHチャネルの推定値を算出する。ブロック154は、フィルタリングされたチャネルの時間応答とパイロットにより算出されたチャネル推定との減算を実行する。
この差分は、ドップラー周波数Fdの様に、LUT(n)テーブル151のエントリとして使用される信号対雑音比(SNR)を算出するブロック155と共にエントリポインタとして使用される。
ブロック152によりフィルタリングされたサンプルは、ブロック157により提供された周波数領域フィルタ係数を使用する周波数フィルタリングブロック156に提供される。
一般に、種々の考慮される状況に対応するチャネルの種々のモデルが考えられる。各モデルは、ドップラー周波数偏移Fdに依存する数式により規定されてもよい。
時間領域フィルタ係数は、以下の計算マトリクスにより算出できる。
C=R−1.r
ここで、R−1は自己相関時間周波数マトリクスの逆元、すなわちR=E(Yn,k, Yn,k−m)であり、ここで、Yは妨害された測定値であり、rは周波数領域における自己相関ベクトルr=E(Xn, Yn,k−m)であり、ここで、Xは探索された値であり、Yは妨害された測定値である。
自己相関マトリクスは、以下の3つのパラメータに依存する。
−ドップラースペクトラムの数学モデル(すなわち、Jakesモデル又はGaussianモデル)、
−ドップラー周波数Fd
−SNRとして表示されるチャネルにおける信号対雑音比
これらの3つのパラメータの値を変動させる間、フィルタ係数の値を事前に算出し、LUT(n)テーブルにこれらの値を集計することが可能である。
一実施形態において、ドップラースペクトラムの数学モデルを事前に判定できる。例えば、モバイルテレビ等のアプリケーションの場合、COST 207 TU6と呼ばれるチャネルのモデルは、Jakes数学モデルによって適切に近似される。この特定の実施形態において、Jakesモデルを使用することにより時間フィルタの係数を算出することができる。実際には、係数の値は2つのパラメータ、すなわちドップラー周波数Fdの値及び信号対雑音比SNRの値に依存する。
システムがSNRのある特定の値に対して動作する一実施形態において、SNRパラメータは事前に固定されてもよく、これにより、速度のみを示す単一の入力ポインタに基づいてテーブルLUT(n)を読み取る。
その結果、GPSから受信した情報と、適切な場合にはSNRも使用して導出した情報Fdにより、チャネルの推定及びICIの除去を可能にするフィルタリング係数を簡単に算出できる様になることがわかる。
このため、考慮するチャネルのモデル(n)毎に、係数セットと、情報Fd及びSNRに対応するエントリポインタとを含む読み取りテーブルLUT(n)(ルックアップテーブル)がブロック129内に配置される。従って、Fdの組合せ値は、対応する受信機の速度に適切な係数セットを、選択されたドップラースペクトラムのモデルに対して返送できる様になる。
種々の“モデル”間の選択、すなわち結果として種々のLUT(n)テーブルの選択を実行するために、特に信号対雑音比(搬送波対雑音比C/N)の基準又はビットレベルの最小誤り(ブロック誤り率)の基準に基づいて、アプリケーション又は既知の技術を使用することによりドップラースペクトラムの数学モデルを事前に固定してもよい。
第2の例示的な実施形態(図1Bのオプション“2”で示す)によると、受信機32により生成されるサンプル(p、v、t)は、図示する様に、受信チェーンの各ブロックと通信する同期及び制御ユニット129dにおいて符号142で示される。GPSにより提供された情報は、ブロック129により具体化されるチャネル推定のアルゴリズムにおいて導入される。
別の実施形態によると、第1に生成された情報を使用すること及び第2にそれを統合することを容易にする様に、GPS受信機と制御ユニット110との間又は送信機/受信機120との間で標準化されたインタフェースを考慮してもよい。例えば、インタフェースの一実施形態は、以下のものを含むことができる。
CLK_PVT[1ビット]:受信機により生成され、標準化されたインタフェースでアクセス可能なクロック信号。
DATA[3+Nビット]:使用可能なデータの種類(x、y、z、t)を規定する並列データポート。
DATA_VALID[1ビット]:モデムのOFDMインタフェースに対してGPS受信機により生成された信号。“1”である場合、x、y、z、vデータは有効であり、ユニット110又はOFDM受信機により読み取られることを示し、DATA_VALIDは、制御ユニット110又はOFDMモデムにより生成された信号DATA_ACKをGPS受信機が受信するまでハイ状態のままとすべきである。
DATA_ACK:コマンドユニット110又はOFDMモデムにより生成される信号。“1”である場合、データはコマンドユニット110又はOFDMモデムから適切に取り出されたことを示す。その後、GSP受信機は有効性確認信号DATA_VALIDを切り替える。
別の実施形態によると、第1の送信機から第2の送信機へのデジタル受信機の推移を管理する切り替え手順(英語圏の文献におけるハンドオーバ)が結果として大幅に改善される。
既知である様に、ハンドオーバ手順は、従来、例えば特に速く取得できる受信した信号の電力の測定値又はより長く且つより複雑な処理を必要とする信号対雑音比の測定値等の種々の基準に従って達成される。
送信期間外に送信機を完全に“停止”することができないため、“ハンドオーバ”の管理のためのこれら手順を実行することは、演算能力、特に電力のコストがかかることが分かる。無駄な時間の大部分は、いくつかの送信機間でのハンドオーバ手順を管理するのに必要な測定値を取得するために、種々のチャネルを“聞き”又は“走査”するために使用される。
一実施形態において、使用するのに最も便利な送信機を特定及び判定するためにGPS位置決定受信機により提供された情報Pを使用する、簡易且つ洗練された解決方法を使用して、このような更なる問題に対処することができる。
図2は、GPS受信機により提供された情報Pから開始するハンドオーバ管理の処理200の一実施形態を示す。図1Bのシステム100の実施形態を参照することにより、処理200を説明する。図1Bにおいて示されたもの以外の実施形態は、図2において示された処理200の実施形態を採用することができる。
処理は、デジタル通信受信機に含まれるGPS受信機により情報Pを周期的に生成することに対応するステップ210により開始する。
ステップ220において、候補送信機が判定される。例えば制御ユニット110は、再度更に通信を続行する候補である、潜在的な送信機のリストを含むデータベースにアクセスすることができる。
ステップ230において、距離が算出される。例えば制御ユニット110は、種々の送信機に関し、受信機からの相対距離を判定するために、GPS受信機により生成された情報Pに基づく距離の算出を実行する。
次に、ステップ240において、制御ユニットは、距離の算出に基づいてハンドオーバ中に通信を更に進行する候補送信機を特定する。
ステップ250において、制御ユニットにより、ステップ240で特定した新しい送信機へと受信機の切り替えを行う。
図示する様に、切り替え手順は、使用するのに最適な送信機を判定するために長い(及びエネルギーコストが高い)期間の走査及び解析を必要としない。
図3は、送信機の特定において、ハンドオーバ手順を実現するために受信機と通信する外部サーバを含む方法300の一実施形態を示す。
処理は、デジタル通信受信機に含まれるGPS受信機により情報Pを周期的に生成することに対応するステップ310により開始する。
ステップ320において、この情報は、従来の通信の手段を介して外部サーバに送信される。
ステップ330において、上述したサーバは、デジタル受信機により使用される可能性の高い送信機及び動作周波数のリストを判定及び特定するために情報Pを使用する。
この送信機及び動作周波数のリストは、制御ユニット内で受信される様に、例えばステップ320で使用したのと同じチャネルでの送信を介して、ステップ340において、デジタル受信機に送信される。
一実施形態において、デジタル受信機は、新しい周波数及び結果として新しい送信機と通信を確立するために受信したリストの要素を使用する。
別の実施形態において、サーバは、送信機の近傍にある受信機の関数としてのみならず、サービス品質(QoS)及び負荷管理のポリシーに従って送信機及び周波数のリストを提供する。
従って、直近に多数の受信機が存在するため、特に負荷のかかった送信機を、このような方法により緩和できる。わずかにより離れた送信機は、要求に従って種々のユーザに対するリソースの属性を判断できるサーバのハンドオーバ命令の下、中継器として使用することができる。
図示する様に、上述した手順は、多くの利点を示し、最も簡単なものからより複雑なものまで多数の負荷管理の方法を可能にできるだろう。
更に、“有用な”起動期間からいくつかの周波数帯域を“走査する”ことがもはや必要ないため、デジタル受信機の電力を更に節減する。
いくつかの実施形態は、コンピュータプログラムの形態をとってもよい。例えば、一実施形態に従って、上述の方法のうちの1つ以上を実行する様に構成されたコンピュータプログラムを含むコンピュータ可読媒体が提供される。媒体は、例えば適切なドライブによりあるいは適切な接続を介して読み出される読み出し専用メモリ(ROM)チップ又はデジタル多用途ディスク(DVD−ROM)、コンパクトディスク(CD−ROM)、ハードディスク等のディスク、メモリ、ネットワーク又はポータブルメディアアーティクル等の物理記憶媒体であってもよく、1つ以上のそのようなコンピュータ可読媒体上に保存され且つ適切な読み取り装置により読み取り可能である1つ以上のバーコード又は他の関連したコードにおいて符号化されるようなものを含む。
また、いくつかの実施形態において、システム及び/又はモジュールのうちのいくつかあるいは総てのシステム及び/又はモジュールは、例えば1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、ディスクリート回路網、標準的な集積回路、コントローラ(例えば、適切な命令を実行し且つマイクロコントローラ及び/又は組込みコントローラを含むことにより)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能な複合論理デバイス(CPLD)、RFID技術を採用する装置等を含むファームウェア及び/又はハードウェアを少なくとも部分的に含む方法により実現されあるいは提供されるが、それらに限定されない。
例えば図4は、1つ以上の基地局402と、1つ以上のデジタル送受信機420とを備える通信システム400の一実施形態を示す。基地局及びデジタル送受信機は、無線周波数通信リンクとして示す1つ以上の通信リンク414の1つ以上の通信チャネルを使用して通信する様に構成される。基地局402は、例えば携帯電話システムの基地局又は中継局を含んでもよい。送受信機420は、例えば携帯電話等の携帯装置を備えてもよい。説明を簡単にするために、1つの基地局402、1つの送受信機420及び1つの通信リンク414のみを図4に示す。種々のモジュールの機能は、いくつかの実施形態において組み合わされてもよい。例えばドップラー制御128は、いくつかの実施形態において送信機/受信機430に統合されてもよい。
基地局402は、アンテナ404と、サーバ406とを備える。サーバは、少なくとも1つのプロセッサ408と、少なくとも1つのメモリ410とを含む。サーバは、図示する様に、例えば図2の方法200や、図3の方法300に関して説明したハンドオーバを管理することを含むことができる負荷制御を管理する様に構成された負荷制御モジュール412を更に含む。負荷制御モジュール412は、例えばディスクリート回路網、ファームウェア、メモリ410に保存された命令を実行するサーバ406のプロセッサ408、メモリ410に保存されたデータ構造又はそれらの種々の組合せにより実現することができる。
送受信機420は、アンテナ421と、少なくとも1つのプロセッサ422と、少なくとも1つのメモリ424とを備える。送受信機は、GPS情報を生成する様に構成されたGPSブロック426と、例えば上述の方法のうちの1つを使用することによりドップラー効果を補償する様に構成されたドップラー制御ブロック428と、送信機/受信機430と、ハンドオーバ制御ブロック432とを更に含む。ハンドオーバ制御ブロック432は、例えば図2の方法200又は図3の方法300の実施形態に従ってハンドオーバを制御する様に構成され得る。GPS426、ドップラー制御部428、送信機/受信機430及びハンドオーバ制御ブロック432は、例えばディスクリート回路網、ファームウェア、メモリ424に保存された命令を実行するプロセッサ422、メモリ410又はメモリ410に保存されたデータ構造、あるいはそれらの種々の組合せにより実現することができる。
システム、モジュール及びデータ構造は、無線ベースの媒体及び有線/ケーブルベースの媒体を含む種々のコンピュータ可読送信媒体上に生成されたデータ信号として(例えば、搬送波の一部として)更に送信されてもよい。
上述の種々の実施形態は、更なる実施形態を提供する様に組み合わされてもよい。本明細書において示され且つ/あるいは出願データシートに一覧表示された全ての米国特許、米国特許出願公開、米国特許出願、外国特許、外国特許出願、非特許出版物は、全ての内容が参考として本明細書に取り入れられる。実施形態の態様は、必要に応じて更なる実施形態を提供するために種々の特許、出願及び公開の概要を採用する様に変形されてもよい。
上記の詳細な説明を鑑みてこれらの変更及び他の変更が実施形態に対して行われてもよい。一般に、以下の特許請求の範囲において、使用される用語は、請求の範囲を本明細書及び請求の範囲において開示された特定の実施形態に限定すると解釈されるべきではなく、そのような請求の範囲が与えられる等価物の完全な範囲と共に全ての可能な実施形態を含むと解釈されるべきである。従って、請求の範囲は開示内容により限定されない。

Claims (46)

  1. 各周波数帯に割り当てられたN個のキャリアで送信される信号を受信するOFDMデジタル通信受信機であって、
    それぞれが判定したデジタル係数セットに対応するn個のルックアップテーブルLUT(n)を保存する手段であって、前記デジタル係数セットは、ドップラースペクトラムの数学モデル、ドップラー周波数及び信号対雑音比の関数で表され、各ルックアップテーブルは、エントリポインタを含む、手段と、
    地上基準フレームに対する前記OFDMデジタル通信受信機の速度に関する情報に基づきエントリポインタを選択する手段と、
    前記選択したエントリポインタに対応するルックアップテーブルLUT(n)からデジタル係数セットを選択するチャネル推定手段と、
    前記選択したデジタル係数セットに基づきデジタル信号をフィルタリングする手段と、
    を備えているOFDMデジタル通信受信機。
  2. 前記チャネル推定手段は、信号対雑音比及ビットレベルでの最小誤りの少なくとも1つに基づき前記デジタル係数セットを選択する様に構成されている、
    請求項1に記載のOFDMデジタル通信受信機。
  3. 前記OFDMデジタル通信受信機の前記速度を示す情報Vを生成する様に構成されているGPS位置決定受信機を更に備えており、
    前記選択する手段は、前記エントリポインタを選択するために、前記生成した情報Vを使用する様に構成されている、
    請求項1に記載のOFDMデジタル通信受信機。
  4. 前記GPS位置決定受信機は、前記OFDMデジタル通信受信機の位置と時間とを示す情報を更に提供する、
    請求項3に記載のOFDMデジタル通信受信機。
  5. 前記GPS位置決定受信機は、前記OFDMデジタル通信受信機の位置を示す情報を更に提供し、
    前記OFDMデジタル通信受信機は、前記GPS位置決定受信機によって提供された位置を示す情報に基づき複数の送信機間でのハンドオーバを制御する手段を更に備えている、
    請求項3に記載のOFDMデジタル通信受信機。
  6. 前記ハンドオーバを制御する手段は、前記位置を示す情報及び前記速度を示す情報Vの少なくとも1つに基づき外部サーバから周波数のリストを読み取る様に構成されている、請求項5に記載のOFDMデジタル通信受信機。
  7. 前記複数の送信機間でのハンドオーバの制御は、
    前記OFDMデジタル通信受信機の近くに位置する複数の送信機に関するリストを特定するためのデータベースにアクセスし、
    前記複数の送信機と前記OFDMデジタル通信受信機の各距離に関する情報にアクセスし、
    周波数切り替えのための送信機を特定し、
    前記特定した送信機への前記OFDMデジタル通信受信機の切り替えを制御することを含む、
    請求項5に記載のOFDMデジタル通信受信機。
  8. 前記複数の送信機の少なくとも1つは基地局であり、
    前記データベースは、前記基地局により維持され、
    各距離に関する前記情報は、前記基地局により生成され、
    前記送信機の特定は、前記基地局により実行される、
    請求項7に記載のOFDMデジタル通信受信機。
  9. 前記ハンドオーバを制御する手段は、複数の送信機に関するリストを外部サーバから読み取る様に構成され、
    前記外部サーバは、複数の送信機に関する前記リストを生成するために、トラフィック管理ツールと、サービス品質を統合する、
    請求項5に記載のOFDMデジタル通信受信機。
  10. 前記選択する手段は、前記OFDMデジタル通信受信機の前記速度の情報及び信号対雑音比に基づき前記エントリポインタを選択する様に構成されている、
    請求項1に記載のOFDMデジタル通信受信機。
  11. 前記OFDMデジタル通信受信機は、移動電話機である、
    請求項1に記載のOFDMデジタル通信受信機。
  12. 少なくとも1つのプロセッサを含む受信機を有する通信システムにおいて通信を制御する方法であって、
    複数のデジタル係数セットのルックアップテーブルのセットを前記受信機に保存するステップであって、前記保存される複数のデジタル係数セットは、ドップラースペクトラムの数学モデル、ドップラー周波数及び信号対雑音比の関数で表される、ステップと、
    前記少なくとも1つのプロセッサの制御のもと、速度情報に基づき前記ルックアップテーブルのセットの1つのルックアップテーブルから1つのデジタル係数セットを選択するステップと、
    前記選択したデジタル係数セットに基づきデジタル信号をフィルタリングするステップと、
    を含む方法。
  13. 前記デジタル係数セットを選択するステップは、前記速度情報に基づきテーブルエントリポインタを選択するステップを含む、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記デジタル係数セットを選択するステップは、前記速度情報と、信号対雑音比及びビットレベルの最小誤りの少なくとも1つとに基づいている、
    請求項12に記載の方法。
  15. 前記受信機は、前記速度情報を生成する様に構成されているGPS位置決定受信機を備えている、
    請求項12に記載の方法。
  16. 前記GPS位置決定受信機は、前記受信機の位置及び時刻を示す情報も提供する、
    請求項15に記載の方法。
  17. 前記システムは、複数の送信機を備えており、
    前記方法は、前記GPS位置決定受信機により生成された位置情報に基づき前記複数の送信機と前記受信機との間のハンドオーバを制御するステップを含む、
    請求項15に記載の方法。
  18. 前記ハンドオーバを制御するステップは、
    前記受信機の近くに位置する複数の送信機に関するリストを特定するためのデータベースにアクセスするステップと、
    前記複数の送信機と前記受信機の各距離に関する情報にアクセスするステップと、
    周波数切り替えのための送信機を特定するステップと、
    前記特定した送信機への前記受信機の切り替えを制御するステップと、
    を含む請求項17に記載の方法。
  19. 前記複数の送信機の少なくとも1つは基地局であり、
    前記データベースは、前記基地局により維持され、
    各距離に関する前記情報は、前記基地局により生成される、
    請求項18に記載の方法。
  20. 前記基地局は、前記複数の送信機に関するリストを生成するために、トラフィック管理ツールと、サービス品質を統合し、
    前記特定した送信機が前記リストから選択される、
    請求項19に記載の方法。
  21. 前記ハンドオーバを制御するステップは、
    前記受信機から少なくとも1つの送信機に前記位置情報を送信するステップと、
    少なくとも1つのサーバの制御のもと、複数の送信機及び利用可能な周波数のリストを生成するステップと、
    前記受信機に前記リストを送信するステップと、
    前記リストに基づきハンドオーバを制御するステップと、
    を含む請求項17に記載の方法。
  22. 速度情報を生成する様に構成された全地球測位ブロックと、
    生成した速度情報に基づいて、保存されている複数の係数セットから1つの係数セットを選択する様に構成されたドップラー補償コントローラと、
    選択した係数セットに基づいてドップラー効果を補償する様に構成されたチャネル推定及び制御ブロックと、
    を備えている通信装置。
  23. 前記ドップラー補償コントローラは、係数のテーブルセットに前記複数の係数セットを保存し、前記速度情報に基づきテーブルエントリポインタを選択する様に構成されている、
    請求項22に記載の通信装置。
  24. 前記ドップラー補償コントローラは、前記速度情報と、信号対雑音比及びビットレベルの最小誤りの少なくとも1つとに基づいて前記係数セットを選択する様に構成されている、
    請求項22に記載の通信装置。
  25. GPS情報を受信し、前記速度情報を生成する様に構成されているGPS位置決定受信機を更に備えている、
    請求項22に記載の通信装置。
  26. 前記GPS位置決定受信機は、前記通信装置の位置及び時間を示す情報を更に提供する、
    請求項25に記載の通信装置。
  27. 前記GPS位置決定受信機により生成された位置情報に基づき、複数の送信機間での前記通信装置のハンドオーバを制御する様に構成されているハンドオーバコントローラを更に備えている、
    請求項25に記載の通信装置。
  28. 前記ハンドオーバの制御は、
    前記受信機の近くに位置する複数の送信機に関するリストを特定するデータベースにアクセスし、
    前記複数の送信機に対する前記受信機の各距離に関する情報にアクセスし、
    周波数切り替えのための送信機を特定し、
    前記特定した送信機への受信機の切り替えを制御する、
    ことを含む請求項27に記載の通信装置。
  29. 前記複数の送信機の少なくとも1つは基地局であり、
    前記データベースは前記基地局により維持され、
    各距離に関する前記情報は前記基地局により生成される、
    請求項28に記載の通信装置。
  30. 前記基地局は、前記複数の送信機に関するリストを生成するためにトラフィック管理ツールとサービス品質を統合する様に構成され、
    前記特定した送信機が前記リストから選択される、
    請求項29に記載の通信装置。
  31. 前記ハンドオーバコントローラは、
    前記位置情報を少なくとも1つの送信機に送信し、前記少なくとも1つの送信機から複数の送信機及び利用可能な周波数に関するリストを受信し、前記受信したリストに基づきハンドオーバを制御する様に構成される、
    請求項27に記載の通信装置。
  32. 前記通信装置は、移動電話である、
    請求項22に記載の通信装置。
  33. 少なくとも1つの基地局と、
    速度情報を生成する様に構成されている全地球測位ブロック、前記生成した速度情報に基づき、保存されている複数の係数セットから1つの係数のセットを選択する様に構成されているドップラー補償コントローラ、及び、前記選択した係数セットに基づいてドップラー効果を補償する様に構成されているチャネル推定及び制御ブロックを含む送受信機と、
    を備えている通信システム。
  34. 前記ドップラー補償コントローラは、係数のテーブルセット内に前記複数の係数セットを保存し、前記速度情報に基づいてテーブルエントリポインタを選択する様に構成されている、
    請求項33に記載の通信システム。
  35. GPS情報を受信し、前記速度情報を生成する様に構成されているGPS位置決定受信機を更に備えている、
    請求項33に記載の通信システム。
  36. 前記GPS位置決定受信機は、前記位置情報を生成する様に構成され、
    前記少なくとも1つの基地局は複数の基地局であり、
    前記GPS位置決定受信機により生成された前記位置情報に基づいて複数の基地局間での前記送受信機のハンドオーバを制御する様に構成されているハンドオーバコントローラを更に備えている、
    請求項35に記載の通信システム。
  37. 前記ハンドオーバの制御は、
    前記送受信機の近くに位置する複数の基地局に関するリストを特定するデータベースにアクセスし、
    前記複数の基地局に対する前記送受信機の各距離に関する情報にアクセスし、
    周波数切り替えのための基地局を特定し、
    前記特定した基地局への前記送受信機の切り替えを制御すること、
    を含む請求項36に記載の通信システム。
  38. 前記複数の基地局内の基地局は、複数の送信機に関するリストを生成するためにトラフィック管理ツール及びサービス品質を統合する様に構成され、
    前記特定した送信機は前記リストから選択される、
    請求項36に記載の通信システム。
  39. 前記通信システムは移動電話ネットワークとして構成される、
    請求項33に記載の通信システム。
  40. 通信システムの少なくとも1つのプロセッサに通信制御方法を実行させるプログラムを保持する有形のコンピュータ可読媒体であって、前記通信制御方法は、
    ドップラースペクトラムの数学モデル、ドップラー周波数及び信号対雑音比の関数で表される複数のデジタル係数セットを前記通信システムの受信機に保存するステップと、
    前記少なくとも1つのプロセッサの制御のもと、前記受信機の速度に関する情報に基づき、前記保存した複数のデジタル係数セットから1つのデジタル係数セットを選択するステップと、
    前記少なくとも1つのプロセッサの制御のもと、前記選択したデジタル係数セットに基づいてドップラー効果を補償するステップと、
    を含む、コンピュータ可読媒体。
  41. 前記デジタル係数セットを選択するステップは、前記速度情報に基づいてテーブルエントリポインタを選択するステップを含む、
    請求項40に記載のコンピュータ可読媒体。
  42. 前記受信機は、前記速度情報を生成する様に構成されたGPS位置決定受信機を備えている、
    請求項40に記載のコンピュータ可読媒体。
  43. 前記GPS位置決定受信機は、前記受信機の位置及び時間を示す情報を更に提供する、
    請求項42に記載のコンピュータ可読媒体。
  44. 前記通信システムは複数の送信機を備え、
    前記通信制御方法は、前記GPS位置決定受信機により生成された前記位置情報に基づき、前記複数の送信機と受信機間でのハンドオーバを制御するステップを更に含む、
    請求項42に記載のコンピュータ可読媒体。
  45. 前記ハンドオーバを制御するステップは、前記少なくとも1つのプロセッサの制御のもとで、
    前記受信機の近くに位置する送信機のリストを特定するデータベースにアクセスするステップと、
    前記複数の送信機と受信機との各距離に関する情報にアクセスするステップと、
    周波数切り替えのための送信機を特定するステップと、
    前記特定した送信機への受信機の切り替えを制御するステップと、
    を含む請求項44に記載のコンピュータ可読媒体。
  46. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記受信機のプロセッサと、前記複数の送信機の1つの送信機のプロセッサとを含む、
    請求項45に記載のコンピュータ可読媒体。
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