JP2012505206A - 歯知覚過敏防止用組成物 - Google Patents

歯知覚過敏防止用組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2012505206A
JP2012505206A JP2011530944A JP2011530944A JP2012505206A JP 2012505206 A JP2012505206 A JP 2012505206A JP 2011530944 A JP2011530944 A JP 2011530944A JP 2011530944 A JP2011530944 A JP 2011530944A JP 2012505206 A JP2012505206 A JP 2012505206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hypersensitivity
preventing
composition
tooth
active substance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011530944A
Other languages
English (en)
Inventor
ユンジョン パク
チョンピョン チョン
チュヨン イ
ヒョンジョン パク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nano Intelligent Biomedical Engineering Corp Co Ltd
Original Assignee
Nano Intelligent Biomedical Engineering Corp Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nano Intelligent Biomedical Engineering Corp Co Ltd filed Critical Nano Intelligent Biomedical Engineering Corp Co Ltd
Publication of JP2012505206A publication Critical patent/JP2012505206A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K6/00Preparations for dentistry
    • A61K6/80Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
    • A61K6/884Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising natural or synthetic resins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K6/00Preparations for dentistry
    • A61K6/20Protective coatings for natural or artificial teeth, e.g. sealings, dye coatings or varnish
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • A61P19/08Drugs for skeletal disorders for bone diseases, e.g. rachitism, Paget's disease

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Plastic & Reconstructive Surgery (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)

Abstract

本発明は歯知覚過敏防止用組成物に関し、より詳細には、歯コーティング用粘着性高分子、知覚過敏防止用活性物質、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進する物質、敏感神経緩和のための活性物質及びpH調節剤を含む歯知覚過敏防止用組成物に関する。本発明の歯知覚過敏防止用組成物によると、既存の歯知覚過敏処置剤の使用感をそのまま維持しながら、速かに知覚過敏防止効果が現れるのみならず、長期的に知覚過敏防止状態を維持できる効果を期待できる。

Description

本発明は歯知覚過敏防止用組成物に関し、より詳細には、歯コーティング用粘着性高分子、知覚過敏防止用活性物質、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進する物質、敏感神経緩和のための活性物質及びpH調節剤を含む歯知覚過敏防止用組成物に関する。
歯の硬組織は三つで形成されている。口腔内に露出する歯の外側は、エナメル質で覆われており、歯槽骨内に位置する歯根の部分の外側はセメント質で覆われており、その内側には象牙質が存在する。
セメント質は、エナメル質より弱くて、歯を磨き過ぎると削られる。象牙質には象牙細管という微細な管が象牙質全体に亘って分布している。象牙細管内には歯髄内細胞の突起が歯髄からエナメル質側に走行しており、象牙細管と細胞突起との間の空間には、象牙質液という体液で満たされている。
知覚過敏とは、少しでも酸っぱい果物を食べたり、冷たい飲み物を飲む際に、歯が沁みる症状が現れたり、またはその症状が長続きしたり、酷くなる場合、痛みに悪化することを意味する。多くの場合知覚過敏の原因は、象牙細管とその内容物で、象牙細管の入口が露出する時、症状が現れる。象牙細管の入口が露出する最も多いのは、誤った歯磨き(横摩法)によるエナメル質及びセメント質の破壊によって象牙細管が露出する場合であり、歯周炎による歯茎退縮によって象牙細管の入口が露出する場合もある。
いかなる原因によるものであれ、エナメル質やセメント質が破壊されると象牙細管の入口が外部に露出して、象牙細管の細胞突起、神経及び象牙質液によって歯髄側に刺激が伝えられる。冷たい飲み物、酸っぱい果物等からの刺激が、象牙細管を介して歯髄にまで伝えられると歯髄は酸っぱいことを感じ、酷い場合には痛みを感じるようになる。
従って、知覚過敏治療のポイントは、露出した象牙細管の入口を閉鎖して、歯髄への刺激の伝達を防ぐことである。治療する方法は多様であり、エナメル質及びセメント質の破壊程度、症状の程度により治療方法を選択することができる。
まず、エナメル質及びセメント質の破壊が酷い場合には、露出した象牙細管の入口を閉鎖した後、歯石調節を行うと、大慨の場合はその症状が消えたり緩和される。また、エナメル質及びセメント質の破壊が微弱な場合には歯の形態自体が破壊されることによって、歯ぐきと歯との関係が悪化して歯周疾患も同時に発生したり、以後発生する可能性が高いため、歯自体の形態を修復すると同時に露出した象牙細管の入口を閉鎖する方法を用いた方が良い。
現在は歯自体の形態を修復すると同時に露出した象牙細管の入口を閉鎖する方法で治療を行うのが最も良い方法であり、この時、外見上良く自然で接着性が強く、歯がさらに削られることを最小限にできる複合樹脂を使うのが望ましい。複合樹脂の代わりにアマルガムや金を使う場合には外見上良くなく、歯をさらに削らなければ歯の形態を修復することができないため、良い方法とはいえない。
現在施術されている前述したような治療方法は、コストが高いのみならず患者が直接病院に来院しなければならないという煩わしさがあって、過敏性歯患者が家庭においても簡単でかつ経済的に治療できる手段に対する要求が増している。
一方、特許文献を通して、水酸化燐灰石(hydroxy apatite)(ドイツ特許第2,134,862号)、塩化ストロンチウム(米国登録特許第3,122,483号)、硝酸カリウム(米国登録特許第4,357,318号)等が過敏性歯の治療のための敏感神経緩和剤として報告された。
その他にも、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、塩化ナトリウム、燐酸カルシウム、硝酸銀、クエン酸ナトリウム等の塩類が敏感神経緩和剤として用いられてきたが、このような敏感神経緩和剤として、前記塩類を使った歯磨き粉組成物の場合、前記塩類が露出した象牙質に吸収されて、神経繊維組織を囲むと共に、緩衝作用をすることで過敏性歯の敏感神経を緩和させる働きをすると知られている。
特に、米国西部地域歯周学会誌第25巻第2号(1997、夏)に収録されたジョンW.ペドンの臨床文献と、米国歯周学会誌第48巻第10号(1977、10月)でのパレイリグリーン等の文献、米国歯周学会誌第51巻第9号(1980、9月)のウィラードJ.タブレット等による臨床文献及び米国歯医者協会誌第88巻(1974、4月)のミルトンホドシュ等による臨床文献によると、通常歯磨き粉に使われている敏感神経緩和剤の中でも硝酸カリウムが敏感神経緩和効果が最も優れたことが知られている。
最近、過敏性歯を有する患者の増加に伴い、従来、知覚過敏歯治療に使った物質よりも知覚過敏防止効果が優れて虫歯予防の効果まで示す物質の開発が急がれる。
そこで、本発明者等は、従来技術で歯の知覚過敏を治療するのに用いられた治療剤を改善させるために鋭意努力した結果、歯用粘着性高分子、知覚過敏防止用活性物質、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進する物質、敏感神経緩和のための活性物質及びpH調節剤を利用して、歯知覚過敏防止用組成物が、既存の知覚過敏治療剤の使用感はそのまま維持しながらも、速かに知覚過敏防止効果を示すだけでなく、長期的に知覚過敏防止状態を維持できることを確認して本発明の完成に至った。
発明の要約
本発明の目的は、速かな知覚過敏防止効果を有し、長期間知覚過敏防止状態を維持できる歯知覚過敏防止用組成物を提供することである。
前記目的を達成するために本発明は、歯コーティング用粘着性高分子、知覚過敏防止用活性物質、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進させる物質、敏感神経緩和用活性物質及びpH調節剤を含む、歯知覚過敏防止用組成物を提供する。
本発明はまた、(a)歯コーティング用粘着性高分子を揮発性溶媒に溶解させる工程、(b)前記工程(a)の揮発性溶媒に溶解した歯コーティング用粘着性高分子と、知覚過敏防止用活性物質、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進させる物質及び敏感神経緩和用活性物質とを混合させる工程、(c)前記工程(b)の混合物にpH調節剤を添加してpHを調節する工程、及び(d)前記工程(c)でpHが調節された混合物をろ過させて、不純物を除去する工程を含む、歯知覚過敏防止用組成物を製造する方法を提供する。
歯表面を6%クエン酸でエッチングさせた後、走査電子顕微鏡で観察した写真を示した。 歯を縦に切断し(sectioning)、6%クエン酸で歯表面をエッチングさせた後、本発明による知覚過敏防止用組成物を塗布した様子を観察した写真であり、走査電子顕微鏡を利用して、各々1000倍率(図2の(a))、3000倍率(図2の(b)及び(c))及び2000倍率(図2の(d))で観察した写真を示した。 6%クエン酸でエッチングさせた歯表面(a)及び6%クエン酸でエッチングさせた後、本発明による知覚過敏防止用組成物を塗布した歯表面(b)を、走査電子顕微鏡を利用して、観察した写真を示した。 歯を縦に切断し(sectioning)、6%クエン酸でエッチングさせた歯表面(a)及び6%クエン酸でエッチングさせた後、本発明による知覚過敏防止用組成物を塗布した歯表面(b)を、走査電子顕微鏡を利用して、観察した写真を示した。 走査電子顕微鏡を利用して、6%クエン酸でエッチングさせた歯表面(a)及び6%クエン酸でエッチングさせた後、SuperSeal(Phoenix Dental,USA)を塗布した歯表面(b)を観察した写真を示した。 歯を縦に切断し(sectioning)、6%クエン酸でエッチングさせた歯表面(a)及び6%クエン酸でエッチングさせた後、SuperSeal(Phoenix Dental,USA)を塗布した歯表面(b)を、走査電子顕微鏡を利用して、観察した写真を示した。
本発明は一観点において、歯知覚過敏防止用組成物に関し、より詳細には、歯コーティング用粘着性高分子、知覚過敏防止用活性物質、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進する物質、敏感神経緩和のための活性物質及びpH調節剤を含む歯知覚過敏防止用組成物に関する。
本発明において、前記歯コーティング用粘着性高分子100重量部に対して、知覚過敏防止用活性物質2〜3重量部、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進させる物質2〜10重量部、敏感神経緩和用活性物質4〜10重量部及びpH調節剤2〜3重量部を含むことを特徴とする。
本発明で使われた歯コーティング用粘着性高分子は、歯粘着性を有し、水和時に歯粘着性を示す特性を有し、歯表面にコーティングされてフィルムを形成する高分子である。
本発明において、前記歯コーティング用粘着性高分子はヒドロキシプロピルメチルセルロース(hydroxypropyl methyl cellulose)、ヒドロキシエチルセルロース(hydroxyethyl cellulose)、ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol)、ポリビニルピロリドン(polyvinyl pyrrolidone)類、ヒドロキシプロピルセルロース(hydroxypropyl cellulose)、ポリアクリル酸(polyacrylate)誘導体のカルボマー(carbomer)、メチルビニルエーテル(methyl vinyl ether)と無水マレイン酸(maleic anhydride)との共重合体及びポリエチレンオキシド(polyethylene oxide)で構成された群から選択される一つ以上であることを特徴とする。
本発明において、前記歯コーティング用粘着性高分子の重量平均分子量は、13,000〜4,000,000であることが好ましく、より望ましくは25,000〜2,000,000である。ここで、前記歯コーティング用粘着性高分子の重量平均分子量が13,000未満の場合、通常の使用量で塗布に適する粘度に到達し難く、4,000,000を超える場合、低濃度でも粘度が高いため適用が難しい問題がある。
本発明において、前記ポリビニルピロリドン類は、ポリビニルピロリドン(K=12)、ポリビニルピロリドン(K=15)、ポリビニルピロリドン(K=17)、ポリビニルピロリドン(K=25)、ポリビニルピロリドン(K=30)、ポリビニルピロリドン(K=60)、ポリビニルピロリドン(K=90)及びポリビニルピロリドン(K=120)で構成された群から選択される一つ以上であることが好ましい。この時、前記Kは分子量の長さ(重合度)に比例して、一般的に示す数値を意味し、分子量が高くなるほど粘度も大きくなって、K値も比例して大きくなる。K値は米国薬局方に記述されており、物理化学的性質に関しては米国薬局方及びHandbook of Pharmaceutical Excipientsを参考してもよい。
本発明で使われた知覚過敏防止用活性物質は、歯の象牙細管の入口に結晶を形成して歯表面の微細孔を封鎖して歯の知覚過敏を防止する物質である。前記知覚過敏防止用活性物質の含有量は、前記歯コーティング用粘着性高分子100重量部に対して2〜10重量部であるのが望ましく、さらに望ましくは2〜3重量部である。前記知覚過敏防止用活性物質の含有量が2重量部未満の場合、望ましい知覚過敏防止効果を得られない問題があり、10重量部を超える場合、歯表面腐食、口腔粘膜損傷等安全性が低下する問題がある。
本発明において、前記知覚過敏防止用活性物質は、硝酸カリウム(Potassium Nitrate)、フルオロ化スズ(Stannous fluoride、SnF)、モノフルオロリン酸ナトリウム(Sodium monofluoride phosphate、MFP)、塩化フッ素(Sodium fluoride、NaF)、ケイフッ化ナトリウム(Sodium silicofluoride、NaSiF)、水酸化カルシウム(Ca(OH))、シュウ酸カリウム(Potassium oxalate、K)及び塩化ストロンチウム(Strontium Chloride、SrCl)で構成された群から選択される一つ以上であることが好ましい。
本発明で使われた知覚過敏防止用活性物質の透過を促進する物質は、前記知覚過敏防止用活性物質が歯表面をよりはやく透過して象牙細孔を塞ぐ物質として、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進する物質の含有量は、前記歯コーティング用粘着性高分子100重量部に対して2〜5重量部であるのが望ましい。前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進する物質の含有量が2重量部未満の場合、望む透過効果を得られない問題があり、5重量部を超える場合、反って透過を邪魔して、粘膜を刺激する危険がある等の安全性に問題がある。
本発明において、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進する物質は、アルギニンの含有量が80〜90%であるペプチドであることが好ましい。
本発明において、前記アルギニンの含有量が80〜90%であるペプチド(peptide)は、TAT(Trans Activator of Transcription)、ペネトラチン(penetratine)、ポリリジン(polylysine)、ポリアルギニン(polyarginine)及びプロタミン(protamine)断片で構成された群から選択される一つ以上であることが好ましい。
本発明で使われた敏感神経緩和用活性物質は神経をマヒさせて、歯の知覚過敏を防止する物質として、前記敏感神経緩和用活性物質の含有量は、前記歯コーティング用粘着性高分子100重量部に対し4〜10重量部であるのが望ましい。前記敏感神経緩和用活性物質の含有量が4重量部未満の場合、神経をマヒさせる程度が弱くて歯の知覚過敏を防止する効能が低下する問題があり、10重量部を超える場合、含有量追加によるメリットがない。
本発明において、前記敏感神経緩和用活性物質は塩類、硝酸カリウム及び塩化ストロンチウムで構成された群から選択される一つ以上であることが好ましく、前記塩類は、好ましくは水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、塩化ナトリウム、燐酸カルシウム、硝酸銀及びクエン酸ナトリウムで構成された群から選択される。
本発明において用いられるpH調節剤は、知覚過敏防止用組成物のpHを調節して、長期保管時に安全性を向上させるために添加されたもので、前記pH調節剤の含有量は、前記歯コーティング用粘着性高分子100重量部に対し2〜3重量部であることが望ましい。前記pH調節剤の含有量が2重量部未満の場合、前記歯コーティング用粘着性高分子のpHを調節できない問題があり、3重量部を超える場合、添加量増加によるメリットがなく組成物のpHが過度にアルカリ性になるため歯や歯ぐきに刺激を与える恐れがある。
本発明において、前記pH調節剤は2ナトリウムリン酸塩(Disodium phosphate)、3ナトリウムリン酸塩(Trisodium phosphate)、ピロ燐酸ナトリウム(Sodium Pyrophosphate)、ピロ燐酸カリウム(Potassium Pyrophosphate)、炭酸水素ナトリウム(sodium hydrogen carbonate)、水酸化カリウム(potassium hydroxide)、水酸化アンモニウム(ammonium hydroxide)、トリエタノールアミン(triethanolamine)、クエン酸、クエン酸ナトリウム(sodium citrate)及び水酸化ナトリウム(sodium hydroxide)で構成された群から選択される一つ以上であることを特徴とする。
本発明において、前記知覚過敏防止用組成物はpH4.0〜11.0であることが好ましい。この時、前記知覚過敏防止用組成物のpHが4.0未満になると、酸性であるため、歯ぐき壊死や歯を腐食させる問題があり、11.0を超えると、アルカリ性になるため歯ぐきや歯に刺激を与える恐れがある。
本発明において、前記歯知覚過敏防止用組成物は、甘味剤及び/または香料をさらに含むことを特徴とする。
本発明において用いられる甘味剤は、前記歯知覚過敏防止用組成物の使用感を高め、他の組成物によって発生する苦味をなくすために使われ、前記甘味剤の含有量は全組成物100重量部に対し2〜10重量部であることが望ましい。前記甘味剤の含有量が2重量部未満の場合前記歯コーティング用粘着性高分子で甘みを感じることができず、10重量部を超える場合甘みが強過ぎて反って使用時に不快感を与える問題がある。
本発明において、前記甘味剤はソルビトール、マンニトール、キシリトール、ステビオサイド及びサッカリンで構成された群から選択される一つ以上であることが好ましい。
本発明において用いられる香料は前記歯知覚過敏防止用組成物に使用感を高め、他の組成物によって発生する臭いをなくすために使われ、前記香料の含有量は前記歯コーティング用粘着性高分子100重量部に対し2〜10重量部であることが望ましい。前記香料の含有量が2重量部未満の場合、前記歯コーティング用粘着性高分子で香りを感じることができず、10重量部を超える場合、香りが強過ぎる問題がある。
本発明において、前記香料はメントール、ペパーミントオイル、L−メンソール及び桂皮酸で構成された群から選択される一つ以上であることが好ましい。
本発明において、前記歯知覚過敏防止用組成物は、ゲルまたは液状であることが好ましく、ゲルまたは液状であるため、歯表面の割れた部分によく染み込んで、より一層効率的に粘着できる効果がある。
本発明において、前記歯知覚過敏防止用組成物は(a)歯コーティング用粘着性高分子を揮発性溶媒に溶解させる工程、(b)前記工程(a)の揮発性溶媒に溶解した歯コーティング用粘着性高分子と、知覚過敏防止用活性物質、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進させる物質及び敏感神経緩和用活性物質とを混合させる工程、(c)前記工程(b)の混合物にpH調節剤を添加してpHを調節する工程、及び(d)前記工程(c)でpHが調節された混合物をろ過させて、不純物を除去する工程を含む方法で製造されることが好ましい。
本発明において用いられる揮発性溶媒は歯コーティング用粘着性高分子を溶解させるために使われ、前記揮発性溶媒の使用量は前記歯コーティング用粘着性高分子100重量部に対し200〜240重量部であることが望ましい。前記揮発性溶媒の使用量が200重量部未満の場合、前記歯コーティング用粘着性高分子を皆溶解させない問題があるのみならず、組成物を歯に適用して、コーティング時早く揮発できないため、使用時に不便が与えられ、240重量部を超える場合使用量増加によるメリットがない。
本発明において、前記工程(a)の揮発性溶媒はエタノール(ethanol)、メタノール(methanol)及びブタノール(butanol)で構成された群から選択される一つ以上であることを特徴とする。
本発明による歯知覚過敏防止用組成物は、歯の象牙細管を塞ぐと同時に敏感神経をマヒさせて歯知覚過敏防止効率が一層向上し、歯に適用時に知覚過敏防止用活性物質の透過を促進する物質によってより速く歯に粘着して、速かにその効果が現れるだけでなく、pH調節剤の働きによってその効果が長期的に持続できる特性がある。
以下、実施例を通して、本発明をより一層詳細に説明する。この実施例は単に本発明を例示するためのものであり、本発明の範囲がこの実施例によって制限されると解釈されないことは当業界の通常の知識を有する者には自明である。
[実施例1]知覚過敏防止用液状組成物の製造
歯コーティング用粘着性高分子としてポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、知覚過敏防止用活性物質としてシュウ酸カリウム、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進させる物質としてアルギニンの含有量が80〜90%であるペプチド、敏感神経緩和用活性物質として硝酸カリウム、塩化ストロンチウムpH調節剤としてKOHを準備して、揮発性溶媒として60%エタノールを製造した後、知覚過敏防止用液状組成物を製造した。
1−1.歯コーティング用粘着性高分子を揮発性溶媒に溶解させる工程
蒸溜水40mLと0.5%ポリビニルアルコール0.5gを混合して、85〜90℃で30分加熱して、常温まで冷ました後、99.9%無水エタノール60mLを添加して、揮発性溶媒である60%エタノール100mLを製造した。
その後、前記60%エタノール100mLにポリビニルピロリドン2gを溶解させた。
1−2.知覚過敏防止用活性物質、知覚過敏防止用活性物質の透過を促進させる物質及び敏感神経緩和用活性物質の混合
1−1で製造された、ポリビニルピロリドン2gが溶解した60%エタノール100mLにシュウ酸カリウム0.05g、アルギニンの含有量が80〜90%以上であるペプチド0.05g、硝酸カリウム0.05g及び塩化ストロンチウム0.05gを混合させた混合物を製造した。
1−3.pH調節工程
1−2で製造された混合物にKOHを添加しながらpHを調節して、前記混合物のpHが7.0になるようにした。
1−4.不純物除去工程
75mm Diameter membrane filter、45mm Neck(NALGENE,USA)を利用して、1−3でpHが調節された混合物をろ過させて、知覚過敏防止用液状組成物を製造した。
[実験例1]実施例1で製造された歯知覚過敏防止用液状組成物を利用した失活歯テスト
実施例1で製造された知覚過敏防止用液状組成物が知覚過敏予防または治療剤としての歯表面微細孔封鎖に対する機能を評価するために、失活歯を利用して、象牙細管密封効果を電子顕微鏡で観察した。ここで、失活歯(non-vital tooth)とは、外部の衝撃や虫歯によって歯の中の歯髄が死んで歯の中の微細な隙間に入って変色を起こして、結局歯髄の中の血液成分中のヘモグロビン成分のために濃厚な灰色でも酷い場合黒く変色した歯を意味する。
0.1Mカコジル酸緩衝液(Cacodylate buffer)100mLに3%グルタルアルデヒド(Glutaraldehyde)3mLを添加して、製造した4℃の精製水に、抜いてから1ヶ月に経たない虫歯がない奥歯失活歯を入れて固定させた。前記失活歯はソウル大学歯科病院で治療によって抜歯されて、それ以上使用できない歯を供給してもらって使った。
1週間後、精製水で失活歯を取り出して、エナメル質層を除去した後、1mm厚さで、象牙質ディスクで切断(section)した。その後、象牙質ディスク表面を6%クエン酸で2分間エッチングさせた後(図1、図3の(a)及び図4の(a))、前記精製水で十分に洗浄してから乾燥させた。乾燥されたディスク表面に実施例1で製造した知覚過敏防止用液状組成物を塗布して乾燥させた後、その表面を走査電子顕微鏡(Field Emission Electron Microscope,S−4700;Hitachi,Japan)で観察した(図2、図3の(b)及び図4の(b))。
[比較例1]SuperSeal(Phoenix Dental,USA)を利用した失活歯テスト
知覚過敏予防または治療剤としてSuperSeal(Phoenix Dental,USA)の歯表面微細孔封鎖に対する機能を評価するために、失活歯を利用して、象牙細管密封効果を電子顕微鏡で観察した。
0.1M カコジル酸緩衝液100mLに3%グルタルアルデヒド3mLを添加して製造した4℃の精製水に、抜いてから1ヶ月経たない虫歯がない奥歯失活歯を入れて固定させた。前記失活歯はソウル大学歯科病院で治療によって抜歯されて、それ以上使用できない歯を供給してもらって使った。
1週間後、精製水で失活歯を取り出して、エナメル質層を除去した後、1mm厚さで、象牙質ディスクで切断した。その後、象牙質ディスク表面を6%クエン酸で2分間エッチングさせた後、前記精製水で十分に洗浄してから乾燥させた(図5の(a)及び図6の(a))。乾燥されたディスク表面にSuperSeal(Phoenix Dental,USA)を塗布して乾燥させた後、その表面を走査電子顕微鏡(Field Emission Electron Microscope,S−4700;Hitachi,Japan)で観察した(図5の(b)及び図6の(b))。
[実験例2]実施例1の歯知覚過敏防止用液状組成物及びSuperSeal(Phoenix Dental,USA)の象牙細孔閉鎖率比較
図3及び図5の写真を対象にして、画像分析(Image Analysis)を実施した後、下記数式(I)を利用して、実施例1の歯知覚過敏防止用液状組成物及び現在市販されている知覚過敏防止用処置剤であるSuperSeal(Phoenix Dental,USA)による象牙細孔閉鎖率を計算した。象牙細孔閉鎖率はTomoro Scope Eye(Tomoro,Korea)プログラムを利用して測定した。
象牙細孔閉鎖率=(閉鎖された象牙細孔の閉鎖面積の合計/全象牙細孔の面積の合計)×100-----------------------------------(I)
その結果、実施例1の歯知覚過敏防止用液状組成物による象牙細孔閉鎖率及びSuperSeal(Phoenix Dental,USA)による象牙細孔閉鎖率は各々97.11%及び42.82%と実施例1の歯知覚過敏防止用液状組成物の象牙細孔閉鎖率がSuperSeal(Phoenix Dental,USA)に比べて2倍以上高く現れたことが分かった。
本発明による歯知覚過敏防止用組成物が歯知覚過敏の防止に優れた効果を示すことを確認することができた。
Figure 2012505206
Figure 2012505206
Figure 2012505206
Figure 2012505206
Figure 2012505206
以上説明したように、本発明の歯知覚過敏防止用組成物によると、既存の歯知覚過敏処置剤の使用感をそのまま維持しながら、速かに知覚過敏防止効果が現れるのみならず、長期的に知覚過敏防止状態を維持できる効果を期待できる。
以上、本発明の内容の特定の部分を詳細に記述したが、当業界の通常の知識を有する者にとっては、このような具体的な記術は単に望ましい実施様態であるだけであり、これによって本発明の範囲が制限されないことは明らかである。従って、本発明の実質的な範囲は添付された請求範囲及びその等価物によって定義される。

Claims (17)

  1. 次を含む歯知覚過敏防止用組成物:
    歯コーティング用粘着性高分子、知覚過敏防止用活性物質、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進させる物質、敏感神経緩和用活性物質及びpH調節剤。
  2. 前記歯コーティング用粘着性高分子100重量部に対して、前記知覚過敏防止用活性物質2〜3重量部、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進させる物質2〜10重量部、前記敏感神経緩和用活性物質4〜10重量部及びpH調節剤2〜3重量部を含む請求項1に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  3. 前記歯コーティング用粘着性高分子はヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン類、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリアクリル酸誘導体のカルボマー、メチルビニルエーテルと無水マレイン酸との共重合体及びポリエチレンオキシドからなる群より選択される一つ以上である請求項1に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  4. 前記ポリビニルピロリドン類は、ポリビニルピロリドン(K=12)、ポリビニルピロリドン(K=15)、ポリビニルピロリドン(K=17)、ポリビニルピロリドン(K=25)、ポリビニルピロリドン(K=30)、ポリビニルピロリドン(K=60)、ポリビニルピロリドン(K=90)及びポリビニルピロリドン(K=120)からなる群より選択される一つ以上である請求項3に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  5. 前記知覚過敏防止用活性物質は、硝酸カリウム、フルオロ化スズ(SnF)、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)、塩化フッ素(NaF)、ケイフッ化ナトリウム(NaSiF)、水酸化カルシウム(Ca(OH))、シュウ酸カリウム(K)及び塩化ストロンチウム(SrCl)からなる群より選択される一つ以上である請求項1に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  6. 前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進する物質は、アルギニンの含有量が80〜90%であるペプチドである請求項1に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  7. 前記アルギニンの含有量が80〜90%であるペプチドは、TAT、ペネトラチン、ポリリジン、ポリアルギニン及びプロタミン断片からなる群より選択される一つ以上である請求項6に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  8. 前記敏感神経緩和用活性物質は塩類、硝酸カリウム及び塩化ストロンチウムからなる群より選択される一つ以上である請求項1に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  9. 前記塩類は水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、塩化ナトリウム、燐酸カルシウム、硝酸銀及びクエン酸ナトリウムからなる群より選択される一つ以上である請求項8に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  10. 前記pH調節剤は2ナトリウムリン酸塩、3ナトリウムリン酸塩、ピロ燐酸ナトリウム、ピロ燐酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、トリエタノールアミン、クエン酸、クエン酸ナトリウム及び水酸化ナトリウムからなる群より選択される一つ以上である請求項1に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  11. 前記知覚過敏防止用組成物はpH4.0〜11.0である請求項1に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  12. 前記歯知覚過敏防止用組成物は、甘味剤及び/または香料をさらに含む請求項1に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  13. 前記甘味剤はソルビトール、マンニトール、キシリトール、ステビオサイド及びサッカリンからなる群より選択される一つ以上である請求項12に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  14. 前記香料はメントール、ペパーミントオイル、L−メンソール及び桂皮酸からなる群より選択される一つ以上である請求項12に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  15. 前記歯知覚過敏防止用組成物は、ゲルまたは液状である請求項1に記載の歯知覚過敏防止用組成物。
  16. 次の工程を含む、請求項1に記載の歯知覚過敏防止用組成物を製造する方法:
    (a)歯コーティング用粘着性高分子を揮発性溶媒に溶解させる工程、
    (b)前記工程(a)の揮発性溶媒に溶解した歯コーティング用粘着性高分子と、知覚過敏防止用活性物質、前記知覚過敏防止用活性物質の透過を促進させる物質及び敏感神経緩和用活性物質とを混合させる工程、
    (c)前記工程(b)の混合物にpH調節剤を添加してpHを調節する工程、及び
    (d)前記工程(c)でpHが調節された混合物をろ過させて、不純物を除去する工程。
  17. 前記工程(a)の揮発性溶媒はエタノール、メタノール及びブタノールからなる群より選択される一つ以上であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
JP2011530944A 2008-10-08 2009-10-08 歯知覚過敏防止用組成物 Pending JP2012505206A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020080098832A KR101039802B1 (ko) 2008-10-08 2008-10-08 치아 지각과민 방지용 조성물
KR10-2008-0098832 2008-10-08
PCT/KR2009/005760 WO2010041884A2 (ko) 2008-10-08 2009-10-08 치아 지각과민 방지용 조성물

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012505206A true JP2012505206A (ja) 2012-03-01

Family

ID=42101096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011530944A Pending JP2012505206A (ja) 2008-10-08 2009-10-08 歯知覚過敏防止用組成物

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20110213036A1 (ja)
EP (1) EP2335669A4 (ja)
JP (1) JP2012505206A (ja)
KR (1) KR101039802B1 (ja)
CN (1) CN102227203A (ja)
CA (1) CA2739939A1 (ja)
WO (1) WO2010041884A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017513834A (ja) * 2014-04-10 2017-06-01 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 口腔ケア組成物

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8715625B1 (en) 2010-05-10 2014-05-06 The Clorox Company Natural oral care compositions
WO2012023936A1 (en) * 2010-08-18 2012-02-23 Colgate-Palmolive Company Oral care product and methods of use and manufacture thereof
MX371456B (es) * 2013-10-28 2020-01-30 Procter & Gamble Composiciones para el cuidado bucal para desensibilizar los dientes.
CN103876945B (zh) * 2014-04-17 2016-08-03 厦门大学 一种牙本质小管封闭剂及其制备方法
MX2017009103A (es) * 2015-01-13 2017-11-09 Procter & Gamble Metodo y aparato para evaluar la eficacia del tratamiento de la sensibilidad dental con un producto para el cuidado bucal.
WO2018078548A1 (en) * 2016-10-25 2018-05-03 Catalent U.K. Swindon Zydis Limited Compositions of different densities for fast disintegrating multi-layer tablet
CA3069968A1 (en) * 2017-07-19 2019-01-24 Dentsply Sirona Inc. Water-soluble hydrogel-based dental composition and methods of making and using same
KR101964376B1 (ko) * 2017-09-29 2019-04-01 주식회사 나이벡 부갑상선호르몬(parathyroid hormone, PTH)에 골조직 선택성 펩타이드가 결합되어 있는 융합 펩타이드를 포함하는 약학 조성물 및 생체재료
KR101956579B1 (ko) 2018-05-09 2019-03-11 주식회사 하이센스바이오 상아질 지각과민증 완화를 위한 치약 조성물
KR101956578B1 (ko) 2018-05-09 2019-03-11 주식회사 하이센스바이오 상아질 지각과민증 완화를 위한 구강 청결용 조성물
WO2019234633A1 (en) 2018-06-06 2019-12-12 3M Innovative Properties Company Two-part dental sealant, method of applying with a syringe device, and kit
KR20220107991A (ko) 2021-01-26 2022-08-02 주식회사 마루치 구강질환 예방 또는 치료 용도의 구강용 조성물
JP2024522303A (ja) * 2021-06-02 2024-06-13 コックス,ジェフリー,エス. 改善された溶解性を有する耐酸性組成物
CN115282063B (zh) * 2022-09-02 2023-11-24 米乐医疗科技有限公司 一种牙齿脱敏剂

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03128316A (ja) * 1989-06-21 1991-05-31 Yissum Res Dev Co Of Hebrew Univ Of Jerusalem 液体重合体組成物及びその使用方法
JP2003160457A (ja) * 2001-11-27 2003-06-03 Lion Corp 象牙質知覚過敏予防・治療剤
JP2004506663A (ja) * 2000-08-21 2004-03-04 ブロック ドラッグ カンパニー インコーポレイテッド 過敏性歯のための歯科用組成物
JP2006506436A (ja) * 2002-11-14 2006-02-23 スミスクライン・ビーチャム・コーポレイション 口腔用溶解制御性ポリマー装置
WO2008069622A1 (en) * 2006-12-07 2008-06-12 Seoul National University Industry Foundation Teeth whitening functional materials delivery system

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3122483A (en) * 1960-07-21 1964-02-25 Block Drug Co Strontium ion toothpaste
US4357318A (en) * 1981-07-31 1982-11-02 Richardson-Vicks Inc. Dentifrices with improved soluble fluoride availability
US5139768A (en) * 1989-01-31 1992-08-18 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Dental composition for hypersensitive teeth
WO1994000146A1 (en) * 1992-06-29 1994-01-06 The University Of Melbourne Treatment for sensitive teeth
US5939048A (en) * 1994-09-20 1999-08-17 Block Drug Co., Inc. Taste masked desensitizing compositions
US5906809A (en) * 1995-10-19 1999-05-25 University Of Maryland, Baltimore One-step method and preparation for reducing dentinal hypersensitivity
KR100572015B1 (ko) * 1999-02-16 2006-04-17 팔라딘 힐스케어 컨설턴츠 인코포레이티드 치과용 조성물을 형성하는 내산성 박막 및 그 이용방법
GB2354441A (en) * 1999-08-06 2001-03-28 Mccormack Ltd Composition for treating dentine hypersensitivity
US8956160B2 (en) * 2002-07-02 2015-02-17 Ranir, Llc Device and method for delivering an oral care agent
KR20050119914A (ko) * 2004-06-17 2005-12-22 주식회사 엘지생활건강 고기능 복합 패치형 구강 조성물

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03128316A (ja) * 1989-06-21 1991-05-31 Yissum Res Dev Co Of Hebrew Univ Of Jerusalem 液体重合体組成物及びその使用方法
JP2004506663A (ja) * 2000-08-21 2004-03-04 ブロック ドラッグ カンパニー インコーポレイテッド 過敏性歯のための歯科用組成物
JP2003160457A (ja) * 2001-11-27 2003-06-03 Lion Corp 象牙質知覚過敏予防・治療剤
JP2006506436A (ja) * 2002-11-14 2006-02-23 スミスクライン・ビーチャム・コーポレイション 口腔用溶解制御性ポリマー装置
WO2008069622A1 (en) * 2006-12-07 2008-06-12 Seoul National University Industry Foundation Teeth whitening functional materials delivery system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017513834A (ja) * 2014-04-10 2017-06-01 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 口腔ケア組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP2335669A2 (en) 2011-06-22
US20110213036A1 (en) 2011-09-01
KR20100039750A (ko) 2010-04-16
WO2010041884A2 (ko) 2010-04-15
CA2739939A1 (en) 2010-04-15
CN102227203A (zh) 2011-10-26
KR101039802B1 (ko) 2011-06-09
WO2010041884A3 (ko) 2010-07-08
EP2335669A4 (en) 2016-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012505206A (ja) 歯知覚過敏防止用組成物
JP5816549B2 (ja) 生体活性ガラスを用いたフッ化物取り込みを良くするための組成物及び方法
JPH11500722A (ja) 歯を漂白するため又は皮膚病訴と粘膜障害とを治療するための製剤の製造方法
CN1917852A (zh) 使用含有生物活性玻璃的洁牙剂预防或减少蚀斑和/或龈炎的组合物及方法
CN103340896A (zh) 一种双重抗牙本质过敏的组合物及其应用
JP5867546B2 (ja) 歯磨剤組成物、口腔用抗炎症剤及び口臭改善剤
KR20160124009A (ko) 구강용 조성물
JPH1017449A (ja) 知覚過敏症用組成物
CN104288466A (zh) 一种医用生物氟防龋敷料及其制备方法
KR20080013445A (ko) 치약 조성물
Riad et al. Comparative Study Using Biomimetic Remineralization Versus Fluoride Varnish in Management of White Spot Lesion in Post Orthodontic Treated Patient: Split Mouth Randomized Clinical Trial.
Verma et al. Comparative evaluation of success of pulpotomy in primary molars treated with Formocresol, Pulpotec and Biodentine-6 month follow up study
US10111814B2 (en) Desensitizing toothpaste
EP4000594A1 (en) Oral compositions for post-dental implants
KR100815397B1 (ko) 치아 개선 조성물
Radwan Noninvasive Proximal Adhesive Restoration in the Treatment of Non-cavitated Interproximal Incipient Carious Lesions: A Case Report
JPH0651618B2 (ja) 歯牙口腔液体洗滌剤
KR102195356B1 (ko) 구강용 인산칼슘 복합체의 제조방법 및 이를 포함하는 구강케어제
US20240115468A1 (en) Composition for teeth desensitization
KR100748264B1 (ko) 치아질환예방을 위한 구강세정제
Phang et al. Intervention of White Spot Lesions. A Contemporary Review of 20 years
Al-Blaihed et al. White Spot Lesions in Fixed Orthodontics: A Literature Review on Etiology, Prevention, and Treatment
WO2024105161A1 (en) Novel dentifrice compositions and uses
Kurapati et al. Management of Xerostomia: An Overview
Ramlan Cmparative Evaluation of Remneraliazing Potentials of Dentrifices Containg Organic Fluoride, Inorganic Fluoride and Calcium Sucrose Phosphate in Children-in Vitro Study

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130430

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130730

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130806

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130830

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140401