JP2012249956A - カプセル内視鏡画像処理装置及びカプセル内視鏡システム - Google Patents

カプセル内視鏡画像処理装置及びカプセル内視鏡システム Download PDF

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Mariko Shibata
真理子 柴田
Michitaka Sugawara
通孝 菅原
Shinichi Nakano
信一 中野
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Abstract

【課題】読影の効率化を図ることができるカプセル内視鏡画像処理装置及びカプセル内視鏡システムを提供する。
【解決手段】実施形態に記載のカプセル内視鏡画像処理装置は、記憶部と、特定部と、表示制御部とを有する。記憶部は、カプセル内視鏡により被検者内部を撮影して得られた画像データを記憶する。特定部は、検査システムによって取得された、被検者に対して行われた検査の結果を示す検査データに基づいて、被検者内部の複数の部位のうちの所定部位を特定する。表示制御部は、特定された所定部位が表される画像データを記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、カプセル内視鏡画像処理装置及びカプセル内視鏡システムに関する。
医療分野において、撮影機能と無線通信機能とを備えたカプセル内視鏡が登場している。カプセル内視鏡は、一般に、被検者の口から呑み込まれる。その後、カプセル内視鏡は、被検者の消化管の蠕動運動等によって各消化管内を移動しつつ撮影し、その内部の画像データ(以下、「体内画像データ」という場合がある)を順次取得する。カプセル内視鏡は、得られた体内画像データを含む無線信号を被検者外部に順次送信する。カプセル内視鏡は、被検者の外部に自然排出されるまでの期間、体内画像データの取得及び送信を繰り返す。
カプセル内視鏡が送信した無線信号は、被検者外部の受信装置によって受信される。受信装置は、被検者の体表面上に設けられる受信アンテナを有し、当該受信アンテナを介してカプセル内視鏡からの無線信号を受信する。受信装置は、この受信した無線信号に含まれる体内画像データを取得する。また、受信装置には予め記録媒体が挿着され、受信装置は、この体内画像データを記録媒体に順次記録する。
この記録媒体は、カプセル内視鏡が被検者の外部に自然排出された後、受信装置から取り外され、画像表示装置に挿着される。画像表示装置は、この記録媒体内の画像データを取り込み、当該画像データに基づく体内画像をディスプレイに表示する。医師または看護師等の検査者は、画像表示装置に表示させた体内画像により、被検者の内部の観察を行うことができる。
このように、被検者がカプセル内視鏡を飲み込んだ後は自動的に消化管内部の撮影が行われる。従って、カプセル内視鏡による検査は被検者の負担が少ないことから、健康診断等におけるスクリーニングツールとしての利用が期待されている。
特開2004−321603号公報 特開2009−27558号公報
上述の通り、カプセル内視鏡は、飲み込まれてから自然排出されるまでの間、常に撮影を行っている。従って、1回のカプセル内視鏡を用いた検査によって取得される画像は、数万枚になる(たとえば、小腸用カプセル内視鏡では、約8時間の間に約6万枚の体内画像が取得される)。
ユーザがこのような膨大な数の画像を全て確認し、病変部位等を特定することは容易ではない。つまり、画像の数が多いため読影に時間を要するという問題があった。特に、健康診断のように被検者の数が多い場合、その問題は顕著である。
実施形態は、前述の問題点を解決するためになされたもので、読影の効率化を図ることができるカプセル内視鏡画像処理装置及びカプセル内視鏡システムを提供することを目的とする。
実施形態のカプセル内視鏡画像処理装置は、記憶部と、特定部と、表示制御部とを有する。記憶部は、カプセル内視鏡により被検者内部を撮影して得られた画像データを記憶する。特定部は、検査システムにより取得された、被検者に対して行われた検査の結果を示す検査データに基づいて、被検者内部の複数の部位のうちの所定部位を特定する。表示制御部は、特定された所定部位が表されている画像データを記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部に表示させる。
また、実施形態のカプセル内視鏡システムは、カプセル内視鏡と、検査システムと、記憶部と、特定部と、表示部と、表示制御部とを有する。カプセル内視鏡は、被検者内部を撮影する。検査システムは、被検者に対して行われた検査の結果を示す検査データを取得する。記憶部は、カプセル内視鏡により被検者内部を撮影して得られた画像データ、及び検査システムにより取得された検査データを記憶する。特定部は、検査データに基づいて、被検者内部の複数の部位のうちの所定部位を特定する。表示制御部は、特定された所定部位が表されている画像データを記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部に表示させる。
第1実施形態に係るカプセル内視鏡システムの全体図である。 第1実施形態に係る表示装置のブロック図である。 第1実施形態に係るテーブル情報を示す図である。 第1実施形態に係るテーブル情報を示す図である。 第1実施形態に係る表示画面を示す図である。 第1実施形態に係る表示画面を示す図である。 第1実施形態に係る処理の概要を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る表示装置のブロック図である。 第2実施形態に係る処理の概要を示すフローチャートである。 変形例に係るカプセル内視鏡システムの全体図である。
<第1実施形態>
図1から図5を参照して第1実施形態に係るカプセル内視鏡システムの構成について述べる。
[内視鏡システム]
図1に示すようにカプセル内視鏡システム1は、カプセル内視鏡2、受信装置3、表示装置4、診断支援装置5、記憶装置6、検査システム7及び検査予約システム8が設けられている。表示装置4、診断支援装置5、記憶装置6、検査システム7及び検査予約システム8は、LAN9(Local Area Network)を通じて通信可能に接続されている。なお、「カプセル内視鏡システム」は、少なくともカプセル内視鏡2、表示装置4、記憶装置6及び検査システム7を含んでいればよい。本実施形態におけるカプセル内視鏡システム1は、診断支援装置5を含んで構成されている。
<カプセル内視鏡>
カプセル内視鏡2は、被検者Eに呑み込まれることにより、被検者E内部を撮影する小型の内視鏡である。カプセル内視鏡2により撮影される対象(被検者内部)は、一般的には、「食道」、「胃」、「十二指腸」、「小腸」、「大腸」といった消化管である。
カプセル内視鏡2は、カプセル型の筐体内部にCCD(Charge Coupled Device)等の撮影素子、LED(Light Emitting Diode)等の照明部、無線通信機構及び電源部等(いずれも図示なし)を有する。カプセル内視鏡2が、被検者Eの口から呑み込まれた後、消化管の蠕動運動等によって被検者E内部を移動しつつ、所定の間隔で体内画像データを取得する。そして、カプセル内視鏡2は、取得した体内画像データを受信装置3に対して無線送信する。
<受信装置>
受信装置3は、カプセル内視鏡2により送信された体内画像データを受信し、記録媒体等(図示なし)を介して体内画像データを外部装置(たとえば表示装置4)に送る。受信装置3は、複数の受信アンテナ3a及び取得部3bを有する。複数の受信アンテナ3aは、被検者Eの体表面に貼り付けられ、カプセル内視鏡2から送信される無線信号を受信する。取得部3bは、カプセル内視鏡2から送信された無線信号に含まれる体内画像データを取得し、記録媒体等に記録させる。この記録媒体を表示装置4等の外部装置へ挿着させることにより、外部装置に体内画像データを送ることができる。なお、受信装置3は、記録媒体等を介することなく、受信アンテナ3aで受信された無線信号を直接、表示装置4等の外部装置に送信することも可能である。
<表示装置>
表示装置4は、受信装置3を介して取得した被検者Eの体内画像データに基づく体内画像を表示させる。本実施形態において、表示装置4は、診断支援装置5による解析画像データ(詳細は後述)に基づいて体内画像を表示させることもできる。表示装置4の詳細な構成については後述する。
<診断支援装置>
診断支援装置5は、コンピュータを用いて体内画像データを解析し、自動的に病変部等を抽出する装置(CAD:Computer Aided Diagnosis)である。本実施形態において、診断支援装置5は、分類用CAD51及び解析用CAD52を含んで構成されている。
分類用CAD51は、カプセル内視鏡2で取得された体内画像データを被検者E内部の所定部位(読影部位)毎に分類する。本実施形態において、「所定部位」とは、「食道」、「胃」、「十二指腸」、「小腸」、「大腸」の各消化管である。分類は、たとえば、消化管毎の形状特徴量(繊毛の有無、襞の密度等)や色情報等に基づいて行われる。或いは、カプセル内視鏡2による撮影時間に基づいて分類を行うことも可能である(たとえば、分類用CAD51は、撮影開始から1時間以内に得られた体内画像データを食道の画像データ、1〜2時間以内に得られた体内画像データを胃の画像データ、・・・・7時間以上経過後に得られた体内画像データを大腸の画像データとして分類を行う)。分類された体内画像データは、記憶装置6等に記憶される。本実施形態において、分類用CAD51が「分類部」に該当する。
なお、分類用CAD51による分類は、消化管毎に限られない。たとえば、小腸を「空腸」と「回腸」に分類し、大腸を「上行結腸」、「横行結腸」、「下行結腸」、「S状結腸」、「直腸」の各部位に分類することも可能である。この場合、それぞれの部位が「所定部位」に該当する。分類方法は、消化管毎の分類と同じく、たとえば各部位の形状特徴量に基づいて行われる。たとえば、空腸の形状的な特徴としては輪状襞や腸繊毛がある。一方、一般的に回腸は腸繊毛が空腸よりも少ないが、パイエル斑と呼ばれるリンパ節の集合が空腸よりも多くみられる。また、一般的に、回腸の内腔は空腸よりも狭い。これらの肉眼的な特徴から予め形状特徴量を求め、分類用CAD51に分類させる。或いは、消化管の正常部分と出血している部分とに分類することも可能である。この場合、それぞれの部分が「所定部位」に該当する。
解析用CAD52は、記憶装置6に記憶された複数の解析プログラムのうち特定部44(後述)で特定された所定部位に対応する解析プログラムを読み出し、読み出された体内画像データに対して当該解析プログラムによる解析処理を行い、解析画像データを作成する。「解析プログラム」は、たとえば、体内画像データを解析し、当該画像データにおける病変部位(病変候補部位。たとえば出血部位)を抽出するプログラムである。「解析画像データ」とは、解析プログラムにより解析処理(たとえば、病変部位の抽出処理)がされた体内画像データである。解析処理は、たとえば、所定部位の形状特徴量、色情報、閾値等を用いて病変部位の抽出を行う。閾値は、たとえば、所定部位に病変部位(病変候補部位)があるかどうかを判断するための値である。閾値は、体内画像データ等から臨床的に求められる値である。本実施形態において、解析用CAD52が「解析部」に該当する。
なお、解析用CAD52による解析画像データの作成は上記手法に限られない。たとえば、特定部44(後述)で所定部位が特定されると、解析用CAD52は、その所定部位に対応する解析プログラムの一覧を表示装置4に表示させる。検査者が当該一覧から任意の解析プログラムを選択すると、解析用CAD52は対応する解析プログラムを読み出し、画像解析を実行することも可能である。
<記憶装置>
記憶装置6は、カプセル内視鏡2により被検者E内部を撮影して得られた体内画像データ、所定部位の体内画像データを解析するための複数の解析プログラム、及び検査システム7による検査データ等を記憶する。本実施形態において、記憶装置6が「記憶部」に該当する。
体内画像データは、たとえば、表示装置4を介して記憶装置6に送信される。或いは、体内画像データは、受信装置3から記憶装置6に直接送信されることでもよい。解析プログラムは、予め記憶装置6に記憶されている。検査データは、検査システム7から記憶装置6に送信される。体内画像データ及び検査データは被検者毎のIDにより関連付けられて記憶される。
なお、記憶装置6は、別体で設けられている必要はない。たとえば、表示装置4内に記憶装置6を設けることでもよい。或いは、体内画像データ、解析プログラム、検査データを別々に記憶するために複数の記憶部が設けられていてもよい。
<検査システム>
検査システム7は、汎用のコンピュータ等で構成され、被検者Eに対して行われた検査の結果を示す検査データを取得する。取得された検査データは、IDと関連付けられた上で記憶装置6等に記憶される。
検査データには、たとえば、便潜血反応検査、尿素呼気試験、血液検査、X線造影検査のように生体検査によって得られるデータ(数値データ。陽性(+)・偽陽性(±)・陰性(−)のデータ等)がある。本実施形態における検査データには、検査者が被検者に対して行った問診の結果(下部腹痛。嚥下時の喉の違和感。血便。大腸がんの家系である。喫煙の有無。胃がんによる手術歴あり等)が含まれる。また、検査データは直近の検査データに限られない。たとえば、過去の検診データ(1年前の健康診断で便潜血反応あり等)であってもよい。
更に、検査データとしては、記憶装置6に記憶されたものに限られない。たとえば、他の医療機関に蓄積されているカルテ情報やEHR(Electronic Health Record)等の医療機関連携ネットワークで蓄積されているデータを検査データとして用いることも可能である。
<検査予約システム>
検査予約システム8は、各種検査の予約をするためのシステムである。各種検査にはカプセル内視鏡2による検査が含まれる。検査予約システム8で予約を行うことにより、カプセル内視鏡2による体内画像データと他の検査データとを関連付けるためのIDが付与される。
[表示装置の構成]
次に、図2を参照して、本実施形態における表示装置4の構成について説明する。表示装置4は、入力部41、マイクロプロセッサ42及び表示部43を含んで構成されている。マイクロプロセッサ42及び記憶装置6が本実施形態における「カプセル内視鏡画像処理装置」を構成している。「カプセル内視鏡画像処理装置」は、少なくともマイクロプロセッサ42及び記憶装置6により構成されている。本実施形態における「カプセル内視鏡画像処理装置」は、診断支援装置5を含んで構成されている。
入力部41は、表示装置4に対する各種操作や、表示部43に表示された体内画像に関する情報を入力するための入力デバイスとして用いられる。入力部41は、たとえばキーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック等により構成される。また、入力部41として、表示部43に表示されたGUI(Graphical User Interface)を用いることも可能である。なお、入力部41は表示装置4と別体で設けられていてもよい。
マイクロプロセッサ42は、所定の処理プログラムに基づいて各種の演算処理や制御処理を実行するCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の任意のマイクロプロセッサにより構成される。所定の処理プログラムは、たとえば、記憶装置6に記憶されている。本実施形態におけるマイクロプロセッサ42は、記憶装置6に記憶された処理プログラムに基づいて、特定部44及び表示制御部45として機能する。
特定部44は、被検者Eに対して行われた検査の結果を示す検査データに基づいて、被検者E内部の複数の部位のうちの所定部位を特定する。たとえば、便潜血反応陽性(+)の検査データを受け取ると、特定部44は、テーブル情報に基づいて所定部位として大腸を特定することが可能となる。テーブル情報は、たとえば記憶装置6に記憶されている。
テーブル情報の一例としては、テーブル情報T1(図3A)のように生体検査によって得られる検査結果と所定部位とが1対1に関連付けられているものや、テーブル情報T2(図3B)のように問診の結果と所定部位とが1対1に関連付けられているものがある。たとえば、便潜血反応が陽性(+)の場合、まずは大腸の病変が疑われる。従って、テーブル情報T1では検査結果「便潜血反応陽性(+)」に対して所定部位「大腸」が関連付けられている。同様に、下部腹痛の自覚症状がある場合にも大腸の病変が疑われる。従って、テーブル情報T2では問診結果「下部腹痛」に対して所定部位「大腸」が関連付けられている。特定部44は、検査データをこれらのテーブル情報と照らし合わせることにより、被検者E内部の複数の部位のうちの所定部位を特定する。
なお、ある検査結果と関連付けられる所定部位は1つでなくともよい。たとえば、便潜血反応が陽性(+)との検査結果に基づき、大腸の検査を行っても異常所見が発見されない場合がある。この場合には、小腸からの出血の可能性が考えられる。従って、便潜血反応陽性(+)の検査結果に対しては、テーブル情報として大腸及び小腸の2つの部位を所定部位として関連付けておくこともできる。
なお、特定部44による所定部位の特定は上記方法に限られない。たとえば、複数の検査データに基づいて、1つの所定部位を特定してもよい。一例を述べると、便潜血反応陽性(+)、下部腹痛の自覚症状、吐き気、喫煙」という検査データを受け取ると、特定部44は、テーブル情報T1、T2に基づいて、検査データに対応する所定部位のうち最も多い部位(この場合は「大腸」)を所定部位として特定することも可能である。
なお、特定部44による特定に用いられる検査データは、直近の検査データに限られない。特定部44は、過去の検査データと合わせて所定部位を特定することも可能である。たとえば、直近の検査データでは、便潜血反応が陰性(−)であっても、「3年前の内視鏡検査で出血性の大腸ポリープ所見あり(対応する所定部位は大腸)」という過去検査データがある場合、特定部44は当該過去検査データに基づいて、所定部位として「大腸」を特定する。
また検査者が入力部41等を介して複数ある検査データの中から任意の検査データを選択し、その選択された検査データに基づいて、特定部44が所定部位を特定することも可能である。
表示制御部45は、特定部44で特定された所定部位に対応する体内画像データを記憶装置6から読み出し、当該体内画像データに基づく体内画像を表示部43に表示させる。本実施形態において、表示制御部45は、分類用CAD51により分類された体内画像データのうち、特定部44で特定された所定部位に対応する体内画像データに基づく体内画像を表示部43に表示させる。或いは、表示制御部45は、特定された所定部位に対応する体内画像データに基づく体内画像として、解析用CAD52による解析結果に基づく解析画像を表示部43に表示させることも可能である。
また、表示制御部45は、特定部44で特定された所定部位が複数ある場合には、各部位に対応する体内画像データを記憶装置6から読み出し、当該体内画像データに基づく体内画像を表示部43に各部位毎に順次表示させることも可能である。
本実施形態では、表示制御部45は、選択部45aを有する。選択部45aは、解析用CAD52による解析結果(解析画像データ)から特定の解析画像データを選択する。選択部45aによる選択は、たとえば、入力部41を介した検査者等の指示入力に基づいて実行される。或いは、選択部45aが所定の閾値以上の領域を含む解析画像データのみを自動的に選択してもよい。表示制御部45は、特定された所定部位に対応する体内画像データに基づく体内画像として、選択部45aで選択された解析画像データに基づく解析画像のみを表示部43に表示させる。
表示部43は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の任意の表示デバイスによって構成される。表示部43には、カプセル内視鏡2で取得された体内画像データに基づく体内画像や、体内画像データを解析して得られた解析画像等が表示される。
[体内画像の表示態様]
図4A及び図4Bを参照して、体内画像データに基づく体内画像を表示部43に表示させる態様について説明する。
たとえば、表示制御部45は、解析用CAD52で解析処理された所定部位の体内画像データに基づく体内画像全てを順次表示させることが可能である。この場合、特定の消化管について解析された画像を順次観察できるため、特定の消化管の全体がどのようになっているのかを把握しやすくなる。従って、読影の効率化を図ることができる。
図4Aは、解析用CAD52で解析処理された体内画像データに基づく体内画像101が表示部43に表示された場合の一例である。画面100の左上には、所定部位名102(ここでは小腸)及び撮影時間103(カプセル内視鏡2による撮影が開始されてから当該画像が撮影されるまでの経過時間)が表示される。画面100の左下には、患者情報104が表示される。また、体内画像101のうち、病変が疑われる部位(たとえば、形状特徴量や色情報が閾値以上の部位)は、領域αで囲まれる。
なお、矢印105は、カプセル内視鏡2の向き(消化管内における進行方向)を示す矢印である。カプセル内視鏡2の向きは消化管の内壁等に制限を受けない限り、基本的に自由である。従って、取得された体内画像の向きを判断することが困難である。そこで、このような矢印105を表示させることにより、消化管内におけるカプセル内視鏡2の向きを知ることができる。カプセル内視鏡2の向きは、たとえば、カプセル内視鏡2内に磁石を配し、この磁石と磁界発生装置(図示なし)による磁界との関係から求めることができる。
表示制御部45は、選択部45aで選択された体内画像データに基づく体内画像のみを表示部43に表示させることも可能である。この場合、特定の消化管において特に注目すべき体内画像データを絞ることができる。従って、更なる読影の効率化を図ることができる。
表示制御部45は、選択部45aで選択された体内画像データの内、解析用CAD52による解析結果に基づいて1枚の体内画像を表示させることも可能である。たとえば、表示制御部45は、解析用CAD52による解析処理により求められた形状特徴量が最大となる体内画像データに基づく体内画像を表示させることにより、取得された体内画像の中で最も注目すべき体内画像を表示させることができる。従って、読影の効率化を図ることができる。
また、表示制御部45は、体内画像データに基づく画像そのもの(解析用CAD52等での解析処理を行っていない画像)を表示部43に表示させることも可能である。この場合、解析用CAD52による解析処理が不要となることから読影の効率化を図ることができる。
或いは、体内画像データから得られる情報に基づいた画像を表示させることも可能である。たとえば、表示制御部45は、解析用CDA52によって求められた時系列の体内画像データそれぞれにおける形状特徴量と、当該形状特徴量を求める元となった体内画像データの撮影時間(取得時間)との関係をグラフ化し、表示させることも可能である(図4B参照。所定部位は小腸)。この場合、当該グラフが「画像データに基づく画像」である。なお、表示制御部45は、体内画像とグラフとを表示部43に同時に表示させることも可能である。
更に、本実施形態では、グラフ上にフラグF1〜F3が表示されている(図4B参照)。フラグは、表示制御部45により、選択部45aで選択された体内画像データに対応する部分に表示される。検査者が入力部41等によって、たとえばフラグF2を選択すると、グラフが表示された画面上に、フラグF2に対応する体内画像(図4BにおけるI)をサムネイル表示させることができる。
なお、グラフ上でフラグが無い部分についても、その部分に対応する体内画像データは、記憶装置6に記憶されている。従って、入力部41等でグラフのある部分(フラグがない部分)を選択した場合に、表示制御部45により、その部分に対応する体内画像を表示部43にサムネイル表示させることも可能である。同一の消化管において形状特徴量が大きく異なる場合、何らかの異常がある可能性が高い。よって、検査者は、形状特徴量をグラフ化したもの(図4B)で大まかな傾向をつかんでおき、病変が疑われる場所の画像だけを選択的に表示させることで読影の効率化を図ることができる。
また、フラグを表示させることなく、表示制御部45が、選択部45aによる選択結果に応じた体内画像をサムネイル化し、自動的にポップアップ表示させることも可能である。この場合、検査者がフラグを選択する手間が省ける。
<動作>
次に図5を参照して、本実施形態に係るカプセル内視鏡システム1の動作を説明する。ここでは、検査データとして問診結果及び便潜血反応検査結果を用いる例について述べる。
まず、被検者Eは、病院等に備えられた検査予約システム8によりカプセル内視鏡検査を含む各種検査の予約を行う(S10)。検査予約を行うことにより、患者IDが付与される。その後、医師の問診、採便等の各種検査を行う。検査結果は検査データとして検査システム7に登録される(S11)。各種検査データは患者IDと関連付けられた後、記憶装置6に記憶される。
また、被検者Eはカプセル内視鏡検査を行う。被検者Eに呑み込まれたカプセル内視鏡2は、蠕動運動等によって各消化管内を移動しつつ撮影を行い、体内画像データの取得を行う(S12)。カプセル内視鏡2は一定時間経過後に肛門より排泄される。
S12で取得された体内画像データは受信装置3から表示装置4を介して分類用CAD51に送信される。分類用CAD51は、S12で取得された体内画像データを被検者E内部の所定部位毎に分類する(S13)。分類された体内画像データは患者IDと関連付けられて記憶装置6に記憶される。
その後、検査者が体内画像の読影を行うときに入力部41等により患者IDが入力される。特定部44は、当該患者IDに基づいて、S11で登録された検査データを記憶装置6から読み出し、当該検査データとテーブル情報に基づいて、当該検査データに対応する所定部位を特定する(S14)。
表示制御部45は、S14で特定された所定部位に対応する体内画像データを記憶装置6から読み出す(S15)。読み出された体内画像データは解析用CAD52に送信される。
解析用CAD52は、記憶装置6からS14で特定された所定部位に対応する解析プログラムを読み出し、S15で読み出された体内画像データに対して当該解析プログラムで解析処理を行う(S16)。
表示制御部45は、解析処理が行われた解析画像データを解析画像として表示部43に表示させる(S17)。検査者は、表示部43に表示された画像を読影し、病変の有無等を観察することができる。なお、S17において、表示制御部45は、選択部45aにより選択された解析画像を表示部43に表示させることも可能である。
<作用・効果>
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態におけるカプセル内視鏡画像処理装置は、記憶部(記憶装置6)と、特定部44と、表示制御部45とを有する。記憶部は、カプセル内視鏡2により被検者E内部を撮影して得られた画像データを記憶する。特定部44は、検査システム7で取得された、被検者Eに対して行われた検査の結果を示す検査データに基づいて、被検者E内部の複数の部位のうちの所定部位を特定する。表示制御部45は、特定された所定部位が表されている画像データを記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部43に表示させる。また、本実施形態におけるカプセル内視鏡システムは、カプセル内視鏡2と、検査システム7と、記憶部(記憶装置6)と、特定部44と、表示部43と、表示制御部45とを有する。カプセル内視鏡2は、被検者E内部を撮影する。検査システム7は、被検者Eに対して行われた検査の結果を示す検査データを取得する。記憶部は、カプセル内視鏡2により被検者E内部を撮影して得られた画像データ、及び前記検査システムにより取得された検査データを記憶する。特定部44は、検査データに基づいて、被検者E内部の複数の部位のうちの所定部位を特定する。表示制御部45は、特定された所定部位が表されている画像データを記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部43に表示させる。また、本実施形態におけるカプセル内視鏡画像処理装置は、分類部(分類用CAD51)を有する。分類部は、画像データを被検者E内部の所定部位毎に分類し、記憶部に記憶させる。表示制御部45は、分類部で分類された画像データのうち、特定された所定部位が表されている画像データを記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部43に表示させる。
このような構成によれば、検査データに基づいて、所定部位の体内画像のみを表示部に表示させることができる。従って、カプセル内視鏡2で取得された体内画像全てを観察する必要が無いことから読影の効率化を図ることができる。
また、本実施形態におけるカプセル内視鏡画像処理装置において、記憶部は、所定部位毎の画像データを解析するための複数の解析プログラムを予め記憶している。そして、複数の解析プログラムのうち特定された所定部位に対応する解析プログラムを読み出し、読み出された画像データに対して当該解析プログラムによる解析処理を行う解析部(解析用CAD52)を有する。表示制御部45は、特定された所定部位が表されている画像データに基づく画像として、解析部による解析結果に基づく解析画像を表示させる。
このように、所定部位の体内画像データのみを選択して解析処理することにより、体内画像データ全体を解析処理する場合と比べ解析時間を短縮することができる。また、体内画像データに解析処理を施すことにより、読影の際に注目すべき領域が認識し易くなる。従って、読影の効率化を図ることができる。
また、本実施形態におけるカプセル内視鏡画像処理装置において、表示制御部45は、解析結果から特定の解析画像データを選択する選択部45aを有する。表示制御部45は、特定された所定部位が表されている画像データに基づく画像として、選択された解析画像データに基づく解析画像を表示させる。
このように、解析処理された解析画像データから特定の解析画像データを選択・表示させることにより、読影を行う体内画像の数を減らすことができる。従って、読影の効率化を図ることができる。
<第2実施形態>
次に図6及び図7を参照して第2実施形態に係るカプセル内視鏡システムの構成について述べる。なお、第1実施形態と同じ構成・動作については詳細な説明を省略する場合がある。
検査データによっては、読影すべき所定部位を特定することが難しい場合がある。たとえば、「便潜血反応陽性(+)」、「ピロリ菌陽性(+)」、「下部腹痛の自覚症状」、「血便(暗赤色)」、「過去の内視鏡検査で小腸に炎症を認めた」、「大腸がんの家系である」という複数の検査データが得られた場合、所定部位の候補として「大腸」、「胃」、「小腸」が考えられる。また、第1実施形態で述べたように、1つの検査結果に対して複数の所定部位が関連付けられている場合、多くの体内画像を読影する必要がある中でいずれの所定部位を優先して読影すべきかが問題となる。
本実施形態では、このように所定部位の候補が複数ある場合であっても読影の効率化を図ることができる構成について説明する。
図6に示すように、本実施形態において特定部44は、被検者Eの検査データに基づいて複数の所定部位が特定された場合、複数の所定部位のそれぞれが表されている画像データの優先順位を決定する順位決定部44aを有する。優先順位の決定は、たとえば、予め定められた優先度(例:大腸>小腸>胃>食道)に基づいておこなうことができる。
或いは、優先順位の決定は以下のような方法がある。すなわち、順位決定部44aが複数の所定部位に対応する検査データの数を特定する。そして、順位決定部44aは検査データの数が多い所定部位の順に優先順位を決定することができる。たとえば、「便潜血反応陽性(+)」、「ピロリ菌陽性(+)」、「下部腹痛の自覚症状」、「血便(暗赤色)」、「過去の内視鏡検査で小腸に炎症を認めた」、「大腸がんの家系である」という検査データが得られた場合、順位決定部44aは、テーブル情報T1、T2(図3A、3B参照)に基づき、大腸に対応する検査データ3つ(「便潜血反応陽性(+)」、「下部腹痛の自覚症状」、「大腸がんの家系である」)、小腸に対応する検査データ2つ(「血便(暗赤色)」、「過去の内視鏡検査で小腸に炎症を認めた」)、及び胃に対応する検査データ1つ(「ピロリ菌陽性(+)」)を特定する。そして、順位決定部44aは検査データの数が多い大腸、小腸、胃の順に優先順位を決定する。
また、本実施形態において、表示制御部45は、順位決定部44aで決定された順に所定部位に対応する画像データを記憶装置6から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部43に表示させる。
<動作>
次に図7を参照して、本実施形態に係るカプセル内視鏡システム1の動作を説明する。
まず、被検者Eは、病院等に備えられた検査予約システム8によりカプセル内視鏡検査を含む各種検査の予約を行う(S20)。各種検査の結果は検査データとして検査システム7に登録される(S21)。各種検査データは患者IDと関連付けられた後、記憶装置6に記憶される。また、カプセル内視鏡2は、蠕動運動等によって各消化管内を移動しつつ撮影を行い、体内画像データの取得を行う(S22)。分類用CAD51は、S22で取得された体内画像データを被検者E内部の所定部位毎に分類する(S23)。
その後、検査者が体内画像の読影を行うときに入力部41等により患者IDが入力される。特定部44は、当該患者IDに基づいて、S21で登録された検査データを記憶装置6から読み出す(S24)。ここで、「便潜血反応陽性(+)」、「ピロリ菌陽性(+)」、「下部腹痛の自覚症状」、「血便(暗赤色)」、「過去の内視鏡検査で小腸に炎症を認めた」、「大腸がんの家系である」の6つが検査データとして得られた場合、順位決定部44aは、対応する検査データの数が多い所定部位の順に体内画像データの優先順位を決定する(S25)。ここでは、順位決定部44aにより、大腸、小腸、胃の順で優先順位が決定されたものとする。
表示制御部45は、S25で決定された順に対応する体内画像データを記憶装置6から読み出す(S26)。ここでは、まず大腸に対応する体内画像データを読み出す。解析用CAD52は、記憶装置6から大腸に対応する解析プログラムを読み出し、S26で読み出された体内画像データに対して当該解析プログラムで解析処理を行う(S27)。表示制御部45は、解析処理が行われた解析画像データを解析画像として表示部43に表示させる(S28)。検査者は、表示部43に表示された画像を読影し、病変の有無等を観察する。
ここで、S28で表示された画像中に病変部位がある場合(S29でYの場合)には読影が終了となる。この場合、検査者は、被検者Eに対して精密検査等の指示を出す。また、他の所定部位に病変がある可能性もある場合には、引き続き、他の所定部位の体内画像を読影することも可能である。
一方、S28で表示された画像中に病変部位がなかった場合(S29でNの場合)、検査者からの指示に基づき、表示制御部45は、次に優先順位の高い小腸に対応する体内画像データを記憶装置6から読み出す(S26)。S26〜S28の動作をS25で決定された優先順位に基づいて行うことにより、検査データに関連付けられた全ての所定部位の体内画像を読影することができる。
<作用・効果>
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態におけるカプセル内視鏡画像処理装置において、特定部44は、被検者Eの検査データに基づいて複数の所定部位が特定された場合、複数の所定部位のそれぞれが表されている画像データの優先順位を決定する順位決定部44aを有する。表示制御部45は、順位決定部44aで決定された順に所定部位に対応する画像データを記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部43に表示させる。
このように、複数の所定部位が特定された場合であっても、読影する優先順位を決定することにより、病変がある可能性の高い部分から優先的に読影を行うことができる。従って、読影の効率化を図ることができる。
<変形例>
第1実施形態及び第2実施形態において、カプセル内視鏡2によって取得された体内画像データは、予め分類用CAD51により分類がなされた上で記憶装置6に記憶されている。
一方、本変形例では、図8に示すように、診断支援装置5として、記憶装置6に記憶された体内画像データのうちから、特定部44で特定された所定部位に対応する体内画像データを検索する検索用CAD53が設けられている。本変形例において、検索用CAD53が「検索部」に該当する。
検索用CAD53は、特定部44で特定された所定部位に関する特徴量(たとえば部位毎の形状特徴量、色情報等)に基づいて、記憶装置6に記憶された体内画像データ全体を検索し、当該所定部位に対応する体内画像データのみを読み出すことができる。
そして、表示制御部45は、検索用CAD53で検索された体内画像データを記憶装置6から読み出し、当該体内画像データに基づく画像を表示部43に表示させる。
このように、検索用CAD53によれば、体内画像データ全体を所定部位毎に分類する処理が省ける。従って、更なる読影の効率化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カプセル内視鏡システム
2 カプセル内視鏡
3 受信装置
3a 受信アンテナ
3b 送信部
4 表示装置
5 診断支援装置
6 記憶装置
7 検査システム
8 検査予約システム
9 LAN
41 入力部
42 マイクロプロセッサ
43 表示部
44 特定部
45 表示制御部
45a 選択部
51 分類用CAD
52 解析用CAD

Claims (8)

  1. カプセル内視鏡により被検者内部を撮影して得られた画像データを記憶する記憶部と、
    検査システムにより取得された、前記被検者に対して行われた検査の結果を示す検査データに基づいて、前記被検者内部の複数の部位のうちの所定部位を特定する特定部と、
    前記特定された所定部位が表されている画像データを前記記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部に表示させる表示制御部と、
    を有することを特徴とするカプセル内視鏡画像処理装置。
  2. 前記画像データを前記被検者内部の所定部位毎に分類し、前記記憶部に記憶させる分類部を有し、
    前記表示制御部は、前記分類部で分類された画像データのうち、前記特定された所定部位が表されている画像データを前記記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載のカプセル内視鏡画像処理装置。
  3. 前記記憶部に記憶された画像データのうちから、前記特定された所定部位が表されている画像データを検索する検索部を有し、
    前記表示制御部は、前記検索部で検索された画像データを前記記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載のカプセル内視鏡画像処理装置。
  4. 前記記憶部は、前記所定部位毎の画像データを解析するための複数の解析プログラムを予め記憶し、
    前記複数の解析プログラムのうち前記特定された所定部位に対応する解析プログラムを読み出し、前記読み出された画像データに対して当該解析プログラムによる解析処理を行う解析部を有し、
    前記表示制御部は、前記特定された所定部位が表されている画像データに基づく画像として、前記解析部による解析結果に基づく解析画像を表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカプセル内視鏡画像処理装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記解析結果から特定の解析画像データを選択する選択部を有し、
    前記特定された所定部位が表されている画像データに基づく画像として、前記選択された解析画像データに基づく解析画像を表示させることを特徴とする請求項4記載のカプセル内視鏡画像処理装置。
  6. 前記特定部は、前記被検者の検査データに基づいて複数の所定部位が特定された場合、前記複数の所定部位のそれぞれが表されている画像データの優先順位を決定する順位決定部を有し、
    前記表示制御部は、前記順位決定部で決定された順に前記所定部位が表されている画像データを前記記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を表示部に表示させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のカプセル内視鏡画像処理装置。
  7. 前記記憶部は、被検者内部の所定部位と検査結果とを関連付けるテーブル情報を記憶し、
    前記特定部は、前記テーブル情報を用いて、前記被検者内部の複数の部位のうちの所定部位を特定することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のカプセル内視鏡画像処理装置。
  8. 被検者内部を撮影するカプセル内視鏡と、
    前記被検者に対して行われた検査の結果を示す検査データを取得する検査システムと、
    前記カプセル内視鏡により前記被検者内部を撮影して得られた画像データ、及び前記検査システムにより取得された検査データを記憶する記憶部と、
    前記検査データに基づいて、前記被検者内部の複数の部位のうちの所定部位を特定する特定部と、
    表示部と、
    前記特定された所定部位が表されている画像データを前記記憶部から読み出し、当該画像データに基づく画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を有することを特徴とするカプセル内視鏡システム。
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