JP2012247469A - 画像定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルの先端を定着装置のベルトに近接させることと記録媒体の詰まりによる定着装置の破損を防止することとを両立する。
【解決手段】画像定着装置は、ニップ部Nを有する定着部20と、気体の噴流を生じさせる圧縮機と、圧縮機により生じた気体の噴流を定着ベルト21に付着した用紙と定着ベルト21との間に誘導するノズル50と、を備え、ノズル50は、噴流から受ける圧力が第1の圧力である場合、当該噴流により、先端側が気体を誘導するための第1位置に移動し、噴流から受ける圧力が前記第2の圧力以下である場合、先端側が第1位置に対して定着部20から離間する第2位置に移動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像定着装置及び画像形成装置に関する。
従来、記録媒体(例えば、用紙等)に形成された画像(例えば、トナー画像)を当該記録媒体に定着させる定着装置を備えた画像形成装置がある。定着装置は、例えば、複数のローラに担持されたベルトと、当該ベルトを担持するローラのうち一つと対向するよう設けられたローラと、の当接によりニップ部を形成し、ニップ部により用紙を挟み込んで用紙に対して圧力を加える。また、ヒータ等によりベルトに対して熱が加えられ、定着装置は、ニップ部に挟み込まれた用紙に対して圧力と同時に熱を加えることにより、用紙に画像を定着させる。
定着装置は、各ローラの回転により、ニップ部に挟まれた用紙に定着処理を施しながら搬送し、用紙を所定の搬送経路へ排出する。ここで、排出される用紙が、ニップ部を形成するベルトの外周面に付着することがある。この場合、用紙は所定の搬送経路へ排出されない(排出不良)。このような排出不良を生じた用紙の画像は、トナー画像が過熱することにより、トナー表面荒れ等の画質不良を生じさせる。また、ベルトに用紙が付着したままでは、定着装置は以後の定着処理を良好に行うことができない。そこで、ベルトから用紙を剥離させるため、ニップ部を通過して排出された用紙とベルトとの間に気体を噴射する噴射装置を備える画像形成装置がある(例えば、特許文献1)。
特開平3−164777号公報
ところで、噴射装置から噴射された気体に加えられる圧力は、噴射されてから用紙とベルトとの間に入り込むまでの経路において低下する。一方、用紙をベルトから良好に剥離させるためには、用紙とベルトとの間に高い圧力の気体を噴射することが望ましい。よって、噴射された気体の圧力低下を最小限とするため、噴射装置の噴射口(例えば、図16に示すノズル)の先端は、可能な限り定着装置のベルトに近接させることが望ましい。
しかしながら、従来の画像形成装置においてノズルの先端を定着装置のベルトに近接させた場合、用紙が定着装置を破損させることがあった。
具体的には、ニップ部を通過して排出された用紙が十分にベルトから剥離されなかった場合、用紙の端部がノズルの先端に係止されることがある。この場合、剥離が不十分な用紙は、ベルトの稼動に伴ってノズルの先端とベルトとの間の狭い空間に押し込まれて詰まり(紙詰まり)を生じさせる。このとき、押し込まれて詰まった用紙が、定着装置のベルト等を破損させる。定着装置の破損は、定着装置の交換のための費用の発生や、交換が完了するまで画像形成を行うことができないことによる画像形成装置の生産性の低下等、多大な被害を生じさせる。
なお、上記の記載では、ベルトに用紙が付着する場合を例としているが、ローラに用紙が付着する場合についても同様に、ノズルの先端とローラとの間の狭い空間に押し込まれて詰まった記録媒体がローラを破損させる。
本発明の課題は、ノズルの先端を定着装置のベルトに近接させることと記録媒体の詰まりによる定着装置の破損を防止することとを両立することができる画像定着装置及び画像形成装置を提供することである。
請求項1に記載の発明による画像定着装置は、記録媒体に対して圧力及び熱を加えながら当該記録媒体を搬送するニップ部を有する定着手段と、気体の噴流を生じさせる噴流発生手段と、前記ニップ部に対して前記記録媒体の搬送方向の下流側に設けられて、前記噴流発生手段により生じた気体の噴流を、前記ニップ部により搬送されて前記定着手段に付着した記録媒体と当該定着手段との間に誘導するノズルと、を備え、前記ノズルは、前記噴流から受ける圧力が第1の圧力である場合、当該ノズルの少なくとも先端側が、前記気体を前記ニップ部により搬送されて前記定着手段に付着した記録媒体と当該定着手段との間に誘導するための第1位置に移動し、前記噴流から受ける圧力が前記第1の圧力よりも小さい第2の圧力以下である場合、当該ノズルの少なくとも先端側が、前記第1位置に対して前記定着手段から離間する第2位置に移動することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像定着装置であって、前記噴流から受ける圧力が前記第2の圧力以下である場合、前記ノズルの少なくとも一部を付勢し、当該ノズルの先端側の位置を前記第2位置へ移動させる付勢手段を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像定着装置であって、前記ノズルは、可撓性を有し、前記付勢手段は、前記噴流から受ける圧力が前記第2の圧力以下である場合、当該ノズルの少なくとも一部を所定形状に対して湾曲又は屈曲させるよう前記ノズルを付勢し、前記噴流から受ける圧力が前記第1の圧力である場合、前記ノズルが前記所定形状となるよう設けられた弾性部材であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像定着装置であって、前記弾性部材は、前記ノズルの先端に対して基端側に設けられることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像定着装置であって、前記ノズルは、前記噴流から受ける圧力が前記第1の圧力である場合、前記噴流から受ける圧力が前記第2の圧力以下である場合に比して当該ノズルの基端から先端までの長さが伸びる伸張部を有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像定着装置であって、前記伸張部は、前記ノズルに設けられた蛇腹形状であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像定着装置であって、前記ノズルは、前記噴流から受ける圧力に応じて可逆的に変形することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像定着装置であって、前記ノズルは、前記第1位置に移動した場合、基端から先端にかけて前記噴流の流れる方向に従って直線状の形状となり、前記噴流の圧力により当該直線状の形状を維持されることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像定着装置であって、前記ノズルは、回動可能に設けられ、前記噴流から受ける圧力が前記第1の圧力である場合、当該ノズルの少なくとも先端側が前記第1位置に対応する回動角度となり、前記噴流から受ける圧力が前記第2の圧力以下である場合、当該ノズルの少なくとも先端側が前記第2位置に対応する回動角度となることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像定着装置であって、前記記録媒体の搬送の異常を検知する検知手段と、前記検知手段により前記記録媒体の搬送の異常が検知された場合、前記ノズルが前記噴流から受ける圧力を前記第2の圧力以下とする制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明による画像形成装置は、請求項1から10のいずれか一項に記載の画像定着装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で、定着手段からノズルを即時に退避させることができ、記録媒体の詰まりによる定着装置の破損を防止することができる。
本発明の第1実施形態による画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 画像形成部の主要構成を示す図である。 第1実施形態の画像定着装置の定着装置及び分離補助部の構成の一例を示す図である。 図3に示す定着装置及び剥離部を上方から見た場合を示す図である。 ノズルの湾曲の一例を示す図である。 第1位置と第2位置との間におけるノズル50の先端と定着部20との距離の変化の一例のイメージ図である。 ノズル50が内側から受ける気体の圧力と、ノズル50の先端と定着部20との距離との相関関係の一例を示すグラフである。 ノズルの構成の一例を示す図である。 気体の噴流の有無によるノズルの形状の変化の一例を示す図である。図9(A)は、噴流の誘導を行っていない場合のノズルの形状の一例を示す図である。図9(B)は、噴流の誘導を行っている場合のノズルの形状の一例を示す図である。 画像形成に伴う剥離部の動作に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の剥離部の構成の一例を示す図である。図11(A)は、噴流の誘導を行っている場合のノズルの形状の一例を示す図である。図11(B)は、噴流の誘導を行っていない場合のノズルの形状の一例を示す図である。 第3実施形態の剥離部の構成の一例を示す図である。 第3実施形態のノズルの伸縮の一例を示す図である。図13(A)は、噴流の誘導を行っている場合のノズルの形状の一例を示す図である。図13(B)は、噴流の誘導を行っていない場合に収納部の内側に収納されたノズルの形状の一例を示す図である。図13(C)は、図13(B)に示すノズルを示す図である。 第4実施形態の剥離部の構成の一例を示す図である。図14(A)は、噴流の誘導を行っている場合のノズルの回動角度の一例を示す図である。図14(B)は、噴流の誘導を行っていない場合のノズルの回動角度の一例を示す図である。 図5とは異なる方向に向かって湾曲するノズルの一例を示す図である。 従来の定着装置及び噴射装置の構成の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である画像形成装置1について、図面を用いて詳細に説明する。なお、実施形態は本発明の一例であり、これに限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、例えば、図1に示すように、制御部101、記憶部102、操作表示部103、送受信部104、画像処理部105、画像形成部106、検知部107等を備え、各部はバス110により接続されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部101のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1の各部の動作を集中制御する。
記憶部102は、例えば、フラッシュメモリ等により構成され、画像形成装置1の各部により用いられる各種のプログラムやデータ等を記憶する。
操作表示部103は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置(図示略)を有し、制御部101から出力される表示信号に基づいて表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。LCDの表示画面上は、例えば、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル(図示略)に覆われている。タッチパネルは、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部101に出力する。また、操作表示部103は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタン(図示略)を備え、ボタン操作による操作信号を制御部101に出力する。
送受信部104は、例えば、通信回路(図示略)等を備え、有線LAN(Local Area Network)や無線LAN等の所定の通信規格により、通信ネットワークIを介して接続された外部の機器との間で情報の通信制御を行う。
具体的には、送受信部104は、外部の機器から通信ネットワークIを介して送信された印刷ジョブ等を受信する。
なお、通信ネットワークIは、例えば、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークIであり、LANやWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。また、通信ネットワークIには、例えば、電話回線網、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
また、送受信部104は、例えば、所定のインタフェース(例えば、USB:Universal Serial Bus)等による接続を介して外部の機器と画像形成装置1とを接続するものであってもよい。
画像処理部105は、画像データ(例えば、送受信部104により受信された印刷ジョブに含まれる画像データ等)に対して所定の色変換処理(例えば、YMCKデータ生成処理)、YMCKデータのγ補正処理、中間調処理等の画像処理を施し、画像処理が施された画像データ(プリントデータ)を画像形成部106に出力する。
画像形成部106は、画像処理部105から出力されたプリントデータに基づいて、記録媒体(例えば、用紙P等)に画像形成を行う。
第1実施形態における画像形成部106は、例えば、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色それぞれを個別の静電ドラムで転写する構成(タンデム方式)である。
図2は、画像形成部106の主要構成を示す図である。
図2に示すように、画像形成部106は、カセット11、給紙ローラ12、搬送ローラ13、搬送ベルト14、静電ドラム15Y、15M、15C、15K、プリントユニット16Y、16M、16C、16K、レーザユニット17Y、17M、17C、17K、転写ローラ18Y、18M、18C、18K、定着部20、排紙ローラ19等を備える。
カセット11は、用紙Pを格納する。
給紙ローラ12は、カセット11に格納されている用紙Pを一枚ずつ引き出す。
搬送ローラ13は、給紙ローラ12により引き出された用紙Pを、搬送ベルト14へ搬送する。
搬送ベルト14は、静電ドラム15Y,15M,15C,15Kと協働して用紙Pにトナー画像を転写する。
ここで、トナー画像の転写について、静電ドラム15Yによるイエロー(Y)のトナー画像の転写を一例として説明する。
静電ドラム15Yは、駆動部(図示略)により回転駆動される円筒状の部材であり、帯電ユニット(図示略)によりその円筒の外周面が帯電している。レーザユニット17Yは、静電ドラム15Yの外周面に静電潜像を形成する。具体的には、レーザユニット17Yは、帯電した静電ドラム15Yの外周面に対して、プリントデータに基づいて用紙Pに形成されるイエローの画像に応じたレーザを照射する。
プリントユニット16Yは、静電ドラム15Yの外周面にイエロー(Y)のトナー画像を形成する。
具体的には、プリントユニット16Yは、トナーカートリッジと、現像ユニットとを有する。トナーカートリッジは、イエロー(Y)のトナーを備蓄し、現像ユニットに供給する。現像ユニットは、静電ドラム15Yの外周面に形成された静電潜像に対して、トナーカートリッジのトナーを付着させる現像処理を行う。現像処理により、イエロー(Y)のトナー画像が静電ドラム15Yの外周面に形成される。
転写ローラ18Yは、静電ドラム15Yの外周面に形成されたイエロー(Y)のトナー画像を用紙Pへ転写する。
転写ローラ18Yは、搬送ベルト14を挟んで静電ドラム15Yと対向する位置に設けられる。転写ローラ18Yは、搬送ベルト14と静電ドラム15Yとによって用紙Pが挟まれるタイミングで、用紙Pをトナー画像と逆の電荷により帯電させる(逆帯電処理)。逆帯電処理により、静電ドラム15Yの外周面に形成されたイエロー(Y)のトナー画像が用紙Pに転写される(二次転写)。
前述の静電ドラム15Yによるイエロー(Y)のトナー画像の転写と同様の仕組みにより、静電ドラム15Mはマゼンタ(M)のトナー画像を転写し、静電ドラム15Cはシアン(C)のトナー画像を転写し、静電ドラム15Kはブラック(K)のトナー画像を転写する。
また、搬送ベルト14は、4色のトナー画像が重ねて転写された用紙Pを、定着部20へ搬送する。
定着部20は、用紙Pに転写されたトナー画像を定着させる。定着部20の詳細については、後述する。
排紙ローラ19は、定着部20によりトナー画像が定着された用紙Pを搬送し、排紙トレイ上に排出する。
図3は、第1実施形態の画像定着装置の定着部20及び剥離部30の構成の一例を示す図である。
図4は、図3に示す定着部20及び剥離部30を上方から見た場合を示す図である。
定着部20は、定着ベルト21及び加圧ローラ22を備える。
定着ベルト21及び加圧ローラ22は協働により、定着ベルト21の外周面と加圧ローラ22の外周面との圧接部(ニップ部N)を形成する。駆動部(図示略)により駆動された加圧ローラ22及び加圧ローラ22と転接する定着ベルト21は、ニップ部Nにおいて用紙Pを挟み込んで加圧、加熱し、用紙Pに定着処理を施す。また、定着ベルト21及び加圧ローラ22は、ニップ部Nにおいて用紙Pに定着処理を施しながら、用紙Pを所定の方向へ搬送する。
以下、定着部20について詳細に説明する。
定着ベルト21は、複数のローラ(例えば、図3に示すローラ21a、ローラ21b)を囲むように一帯に連続するベルトである。
ローラ21a、ローラ21bは、定着ベルト21の内側に設けられたローラである。ローラ21a、ローラ21bは、外周面を定着ベルト21の内側に当接させるよう設けられ、協働により、定着ベルト21を張架する。
加圧ローラ22は、定着ベルト21を挟んで、定着ベルト21を張架する複数のローラのうち一つ(例えば、図3に示すローラ21a)と対向する位置に設けられる。加圧ローラ22は、ローラ21aと協働して定着ベルト21を挟み込み、定着ベルト21の外周面と加圧ローラ22の外周面との圧接部(ニップ部N)を形成する。
ローラ21a及び加圧ローラ22は共に、駆動部(図示略)により回転駆動される。ローラ21aの回転により、定着ベルト21は駆動される。また、加圧ローラ22は、ローラ21aの回転方向と逆方向に回転駆動される。駆動された定着ベルト21及び加圧ローラ22は協働により、ニップ部Nにおいて用紙Pを挟み込み、加圧しながら用紙Pを搬送する。ローラ21aは、ワンウェイクラッチを介して、加圧ローラ22の周速より小さな周速で駆動され、定着ベルト21と加圧ローラ22が圧着されているときは、加圧ローラ22がその速度を支配する。
また、複数のローラのうち少なくとも一方(例えば、図3に示すローラ21b)は、加熱部(例えば図3に示す、ローラ21bの内側に設けられた加熱部21c)により加熱される。加熱部21cにより加熱されたローラ21bは、その熱を定着ベルト21へ伝達させる。ローラ21bから熱を伝達されることにより、定着ベルト21は加熱される。加熱された定着ベルト21は、ニップ部Nにおいて挟み込まれた用紙Pに熱を伝達させることにより、用紙Pを加熱する。
定着ベルト21及び加圧ローラ22は、ニップ部Nにおいて用紙Pに定着処理を施しながら、定着処理が施された用紙Pを搬送し、当該搬送方向の下流側へ用紙Pを排出する。以下、「上流側」又は「下流側」と記載するものは、用紙Pの搬送方向に基づく記載である。
次に、剥離部30について説明する。剥離部30は、定着部20のニップ部Nから排出された用紙Pを定着ベルト21から剥離させる。
剥離部30は、圧縮機40と、ノズル50とを有する。
圧縮機40は、気体の噴流を生じさせる噴流発生手段を構成している。具体的には、圧縮機40は、例えば、気体(例えば、空気等)を圧縮し、ノズル50を介して圧縮された気体を吐出するコンプレッサー等からなる。
ノズル50は、ニップ部Nに対して用紙Pの搬送方向の下流側に設けられて、圧縮機40による気圧の変化に応じて生じる気体の噴流を、ニップ部Nにより搬送されて定着部20の定着ベルト21に付着した用紙Pと定着ベルト21との間に誘導する。
即ち、剥離部30は、圧縮機40により生じた気体の噴流を、ノズル50が定着ベルト21と用紙Pとの間に吹き込ませることにより、用紙Pを定着ベルト21から剥離させる。
第1実施形態のノズル50は、図4に示すように、用紙Pの搬送方向にほぼ直交する方向に沿ったニップ部Nの幅方向に沿って、所定の間隔を開けて複数設けられる。
また、ノズル50は、支持部53により、基端側がニップ部Nに対して用紙Pの搬送方向の下流側で固定支持される。支持部53は、圧縮機40とノズル50との間に介在して圧縮機40により圧縮された空気により生じた噴流をノズル50へ導くダクトDとしての機能も有する。
また、圧縮機40とノズル50との間に介在するダクトDには、電磁弁41が設けられている。電磁弁41は、制御部101の制御により、圧縮機40とのノズル50との間の通気経路の開閉を切り替える。通気経路が開いている場合、気体の噴流はノズル50を通過する。一方、通気経路が閉じている場合、気体の噴流はノズル50を通過しない。つまり、電磁弁41の開閉に応じて、ノズル50により誘導される気体の噴流の圧力が変化する。第1実施形態では、通気経路が開いており、気体の噴流がノズル50を通過する場合を、噴流の圧力が第1の圧力である場合とする。また、通気経路が閉じている場合、即ち、気体の噴流がノズル50を通過しない場合を、噴流の圧力が第2の圧力以下である場合とする。
ノズル50は、気体の噴流から受ける圧力が第1の圧力である場合(例えば、通気経路が開いていて、圧縮機40による気体の噴流がノズル50を通過する場合)、当該噴流により、ノズル50の少なくとも先端側が、気体をニップ部Nにより搬送されて定着部20の定着ベルト21に付着した用紙Pと定着ベルト21との間に噴射させるための位置(第1位置)に移動する。また、ノズル50は、気体の噴流から受ける圧力が第1の圧力よりも小さい第2の圧力以下である場合、(例えば、気体の噴流がノズル50を通過しない場合)、当該ノズルの少なくとも先端側が、第1位置に対して定着部20から離間する位置(第2位置)に移動する。
具体的には、ノズル50は、圧縮機40が動作していない場合や電磁弁41により通気経路が閉じている場合、即ち、ノズル50の内側を気体の噴流がノズル50を通過しない場合、図5に示すように、ノズル50の先端側が定着部20から離間するように湾曲する形状(湾曲形状)となるよう設けられている。
また、ノズル50は、気体の噴流がノズル50を通過する場合、ノズルの内側を通過する気体が直進しようとすることによりノズル50の湾曲が解消されてノズル50の先端側と基端側とが略直線上に位置する形状(直線状)をとる。このとき、ノズル50は、先端側が気体をニップ部Nにより搬送されて定着部20の定着ベルト21に付着した用紙Pと定着ベルト21との間に噴射させるための位置をとる。
つまり、ノズル50は、圧縮機40の動作により生じた気体の噴流により、先端側が第2位置から定着部20に近接するように移動し、第1位置をとる。そして、ノズル50は、圧縮機40の動作により生じた気体の噴流がノズル50の内側を通過する間、先端側が第1位置で維持される。
図6は、第1位置と第2位置との間におけるノズル50の先端と定着部20との距離の変化の一例のイメージ図である。
ノズル50は、内側を通過する気体から受ける圧力に応じて形状を変化させる。これにより、図6に示すように、ノズル50の先端と定着部20との距離が変化する。
具体的には、第1位置とは、例えば、ノズル50が内側を通過する気体から受ける圧力により直線状に伸びきった状態(最大可動状態)となることで、先端が定着部20に最も近接した場合の位置である。また、第2位置とは、例えば、ノズル50が先端側を定着部20から離間させるよう湾曲した場合の位置である。図6では、用紙Pの搬送方向に沿った方向について、第1位置に位置したノズル50と定着部20との距離を距離L1とし、第2位置に位置したノズル50と定着部20との距離を距離L2としている。
図7は、ノズル50が内側から受ける気体の圧力と、ノズル50の先端と定着部20との距離との相関関係の一例を示すグラフである。
図7に示すように、ノズル50と定着部20との距離は、ノズル50が内側を通過する気体から受ける圧力に応じて、距離L1から距離L2の間で変化する。言い換えれば、画像形成装置1は、ノズル50を第1位置とする気体の圧力としての第1圧力と、ノズル50を第2位置とする気体の圧力としての第2圧力が予め設定されている。第1圧力は、例えば、ノズル50の先端を定着部20に最も近接した位置で安定させるのに十分な圧力を下限値とし、ノズル50や圧縮機40等が負荷により破損することや著しく部品寿命を低下させたりすることがない最大の圧力を上限値とする。また、第2圧力は、例えば、圧縮機40による気体の噴流がノズル50の内側を全く通過しない状態の圧力を下限値とし、ノズル50の先端とベルトとの間の空間に入り込んだ用紙Pが定着部20から十分離間した位置を通過することができる程度に、ノズル50の先端側を定着部20から離間させることができる圧力を上限値とする。
図8に、ノズル50の構成の一例を示す。
ノズル50は、噴流の圧力に応じて可逆的に変形する。具体的には、ノズル50は、例えば、チューブ51と、弾性部材52とを具備している。
チューブ51は、可撓性を有する素材により構成される筒状の部材である。具体的には、チューブ51は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene:PTFE)等の樹脂からなる円筒状の部材である。チューブ51は、基端側から先端側に向かって先細り形状をとってもよい。
弾性部材52は、圧縮機40による気体の噴流がノズル50を通過しない場合、チューブ51を湾曲させて湾曲形状を取らせるようチューブ51を付勢し、圧縮機40による気体の噴流がノズル50を通過する場合、当該噴流によりチューブ51が直線状となるよう設けられている。
具体的には、弾性部材52は、所定の径(例えば、φ0.05[mm])の針金状のステンレス材からなる。弾性部材52は、長手方向の一端側がチューブ51の先端側に設けられ、他端側がチューブ51の基端側に設けられるように、チューブ51と貼り合わせられている。
図9に、気体の噴流の有無によるノズル50の変形の一例を示す。
図9(A)に示すように、弾性部材52は、外部からの力を受けていない状態において、一端側から他端側にかけて湾曲するよう設けられている。このとき、弾性部材52は、チューブ51を湾曲させて湾曲形状を取らせるようチューブ51を付勢する。これにより、ノズル50は湾曲形状をとる。
一方、圧縮機40により生じた気体の噴流がチューブ51の内側を通過すると、図9(B)に示すように、直進しようとする気体の圧力により、弾性部材52の湾曲が解消され、ノズル50は直線状となる。
弾性部材52は、チューブ51の先端に対して基端側に設けられるようにしてもよい。これにより、先端を湾曲させないようにさせることができる。
例えば、図9に示すように、弾性部材52の一端が、チューブ51の先端から所定の長さ(例えば、5[mm])だけ基端側に設けられるようにしてもよい。
検知部107は、制御部101と協働して搬送経路における記録媒体の搬送の異常(例えば、紙詰まり)を検知する。
具体的には、検知部107は、例えば、搬送経路を通過する用紙Pを検知するフォトセンサ107aを具備している。フォトセンサ107aは、例えば、図5に示すように、ニップ部Nの下流側に排出された用紙Pを検知可能な位置に設けられる。フォトセンサ107aは、用紙Pを検知すると、所定の検知信号を出力する。
制御部101は、フォトセンサ107aにより出力された検知信号に基づいて、用紙Pの搬送が正常に行われているか否か判定する。
具体的には、制御部101は、画像形成に伴いカセット11から搬出された用紙Pが転写、定着を経て所定のタイミングでフォトセンサ107aにより検知されたか否かを判定する。また、制御部101は、所定のタイミングでフォトセンサ107aにより検知された用紙Pが、検知されてから所定時間後に検知されなくなったか否かを判定する。ここで、用紙Pが所定のタイミングでフォトセンサ107aにより検知され、かつ、検知されてから所定時間後に検知されなくなったと判定された場合、制御部101は、用紙Pが正常に搬送されており、紙詰まりが生じていないものと判定する。一方、用紙Pが所定のタイミングでフォトセンサ107aにより検知されなかったと判定された場合又は用紙Pがフォトセンサ107aにより検知されてから所定時間を経過しても検知され続けていると判定された場合、制御部101は、用紙Pの搬送に異常が生じたものと判定する。例えば、検知部107よりも上流側の搬送経路において紙詰まりが生じた場合、用紙Pが検知部107の位置まで搬送されないため、用紙Pが所定のタイミングでフォトセンサ107aにより検知されない状態となることにより、制御部101は、用紙Pの搬送に異常が生じたものと判定する。また、検知部107により用紙Pが検知される位置において紙詰まりが生じた場合、詰まりを生じさせた用紙Pが搬送されなくなるため、フォトセンサ107aにより検知されてから所定時間を経過しても検知され続ける状態となることにより、制御部101は、用紙Pの搬送に異常が生じたものと判定する。
用紙Pの搬送に異常が生じたものと判定された場合、制御部101は、ノズル50が受ける噴流の圧力を第1の圧力よりも小さい第2の圧力以下とする処理を行う。
具体的には、制御部101は、画像形成部106における用紙Pの搬送に係る各部の動作を停止させると共に、電磁弁41を動作させて圧縮機40とノズル50との間の通気経路を閉じる。これにより、気体の噴流が生じなくなり、気体の噴流により直線状となっていたノズル50は、弾性部材52の付勢により湾曲形状となり、先端側が第2位置へ移動する。即ち、詰まりが生じたものと判定された場合、ノズル50は、先端側が定着部20から離間するよう移動する。制御部101は、電磁弁41を動作させると共に、圧縮機40による気体の圧縮を停止させてもよい。
次に、画像形成に伴う剥離部30の動作に関する処理の流れの一例について、図10のフローチャートを参照して説明する。
制御部101は、送受信部104により印刷ジョブの受信が行われたと判定されるまで待機する(ステップS1:NO)。印刷ジョブの受信が行なわれたと判定されると(ステップS1:YES)、制御部101は、気体の噴流の供給を行う(ステップS2)。具体的には、制御部101は、圧縮機40を動作させてノズル50から気体を噴射させる。このとき、ノズル50は直線状となり、ノズル50の先端側が第1位置へ移動して、ニップ部Nにより搬送されて定着部20の定着ベルト21に付着した用紙Pと定着ベルト21との間に気体の噴流を誘導する。また、制御部101は、少なくともステップS2の前に、電磁弁41が開いた状態、即ち、圧縮機40とノズル50との間の通気経路が空間的に連続した状態とする。
画像形成中に、検知部107による検知信号に基づいて、紙詰まり等、用紙Pの搬送の異常が生じたものと判定された場合(ステップS3:YES)、制御部101は、気体の噴流を停止させる(ステップS4)。具体的には、制御部101は、電磁弁41を動作させて圧縮機40とノズル50との間の通気経路を閉じ、圧縮機40による気体の圧縮を停止させる。これにより、ノズル50を気体の噴流が通過しなくなるので、気体の噴流により直線状となっていたノズル50は、弾性部材52の付勢により湾曲形状となり、先端側が第2位置へ移動して定着部20から離間する。制御部101は、画像形成が再開されていないと判定されている限り(ステップS5:NO)、気体の噴流を停止させ続ける。
その後、ユーザにより詰まりを生じさせた用紙Pが取り除かれる等、用紙Pの搬送の異常が解消され、画像形成が再開されたと判定されると(ステップS5:YES)、制御部101は、再び気体の噴流の供給を行う(ステップS2)。具体的には、制御部101は、電磁弁41を動作させて圧縮機40とノズル50との間の通気経路を開け、圧縮機40による気体の圧縮を再開させる。これにより、ノズル50を気体の噴流が通過するので、先端側が第2位置へ移動して定着部20から離間していたノズル50は再び直線状となり、先端側が第1位置へ移動して、ニップ部Nにより搬送されて定着部20の定着ベルト21に付着した用紙Pと定着ベルト21との間に気体の噴流を誘導する。
用紙Pの搬送の異常が生じたものと判定されず(ステップS3:NO)、受信された印刷ジョブに応じた画像形成部106による画像形成が終了したと判定されると(ステップS6:YES)、制御部101は、気体の供給を終了させる(ステップS7)。具体的には、制御部101は、圧縮機40の動作を終了させる。これにより、気体の噴流により直線状となっていたノズル50は、弾性部材52の付勢により湾曲形状となり、先端側が第2位置へ移動する。一方、画像形成が終了していないと判定された場合(ステップS6:NO)、制御部101は、処理をステップS3へ移行させる。
以上、第1実施形態の画像形成装置1によれば、ノズル50が受ける気体の噴流の圧力が第1の圧力よりも小さい第2の圧力以下となることにより、ノズル50の先端側が第1位置に対して定着部20から離間する第2位置に移動するので、ノズル50が受ける気体の噴流の圧力が第1の圧力である場合に比してニップ部Nとノズル50の先端側との間の間隔が大きくなる。即ち、噴流の圧力の大小とノズル50と定着部20との距離とが一体的に変化し、噴流の圧力を第2の圧力以下とすることでノズル50を定着部20から即時に退避させることができる。よって、剥離が不十分な用紙Pが、ベルトの稼動に伴ってノズルの先端とベルトとの間に入り込んだとしても、ニップ部Nとノズル50の先端側との間の間隔が大きくなっているので、詰まった用紙Pが行き場を失って定着部20の定着ベルト21側に押しやられて定着ベルト21を破損させるようなことがなく、記録媒体の詰まりによる定着部20の破損を防止することができる。
また、ノズル50は、第1の圧力を受ける場合、噴流により、先端側が第1位置をとるので、気体の噴流以外の動力を用いずに、噴流を定着部20の定着ベルト21に付着した用紙Pと定着ベルト21との間に誘導することができる。即ち、画像形成装置1は、噴流の誘導を行う場合、ノズル50により噴流を誘導するための専用の構成を必要とせず、また、噴流を誘導することのみを目的とする消費(例えば、電力の使用等)も何ら伴わないので、極めて低コストで先端部を離間させることができ、経済的であり、また、環境保全の観点からも優れている。
また、ノズル50が受ける気体の噴流の圧力が第2の圧力以下である場合、ノズル50の少なくとも一部を所定形状に対して湾曲させるようノズル50のチューブ51を付勢し、ノズル50が受ける気体の噴流の圧力が第1の圧力である場合、当該噴流によりノズルが所定形状となるよう設けられた弾性部材52を備えるので、ノズル50は、気体の噴流の圧力に応じて、先端側が第1位置、第2位置に切り替わり、気体の噴流以外の動力を用いずに定着部20に対する先端側の近接と離間とを切り替えることができる。即ち、ノズル50は、噴流の誘導を行わない場合、先端側を定着部20から離間させるために継続的な消費(例えば、電力の使用等)を伴わないので、極めて低コストで先端部を離間させることができ、経済的であり、また、環境保全の観点からも優れている。
また、弾性部材52は、ノズル50の先端に対して基端側に設けられるので、ノズル50の先端側を湾曲させず、ノズル50の内部を噴流が通過するときにノズル50が直線状となりやすくなる。即ち、ニップ部Nにより搬送されて定着部20の定着ベルト21に付着した用紙Pと定着ベルト21との間に噴流を誘導する精度をより高めることができる。
また、ノズル50は、噴流から受ける圧力に応じて可逆的に変形するので、噴流から受ける圧力の大小、即ち、第1の圧力と第2の圧力以下の圧力との切り替わりに応じて、第1位置と第2位置との間の位置の移動を安定して行うことができ、第1位置及び第2位置への移動及び移動後の位置を高い精度で再現、保持することができる。
また、ノズル50は、第1位置に移動した場合、基端から先端にかけて噴流の流れる方向に従って直線状の形状となり、噴流の圧力により当該直線状の形状を維持されるので、噴流が内側を通過することにより第1の圧力を内側から受けることで定着部20に対して噴流を誘導する位置を当該噴流の圧力により高い精度で再現、維持することができる。
また、記録媒体の搬送の異常を検知する検知部107と、検知部107により用紙Pの搬送の異常が検知された場合、ノズル50が噴流から受ける圧力を第2の圧力以下とする制御部101と、を備えるので、紙詰まり等の用紙Pの搬送の異常が生じた場合に速やかに噴流の圧力を第2の圧力の以下とすることでノズル50を定着部20から離間させることができ、記録媒体の詰まりによる定着部20の破損を防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図11(A)、(B)を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施形態の画像形成装置1は、第1実施形態におけるノズル50に代えて、ノズル150を備える。
ノズル150は、ノズル150を通過する気体の噴流の圧力が第1の圧力である場合、気体の噴流の圧力が第2の圧力以下である場合に比してノズル150の基端から先端までの長さが伸びる伸張部150aを有する。伸張部150aは、ノズル150に設けられた蛇腹形状である。
具体的には、噴流の誘導を行う場合、即ち、噴流がノズル150の内側を通過する場合、噴流により、図11(A)に示すように、ノズル150の伸張部150aが先端側に向かって伸びることにより、ノズル150の基端から先端までの長さが伸びる。ここで、ノズル150の基端は、支持部53により固定支持されているので、ノズル150の長さが伸びることにより、ノズル150の先端側が定着部20に対して近接する。これにより、ノズル150は、先端側が気体をニップ部Nにより搬送されて定着部20の定着ベルト21に付着した用紙Pと定着ベルト21との間に噴射させるための位置をとる。
つまり、ノズル150は、圧縮機40の動作により生じた気体の噴流により、ノズル150の長さが伸びることにより、先端側が第2位置から定着部20に近接するように移動し、第1位置をとる。そして、ノズル150は、圧縮機40の動作により生じた気体の噴流がノズル150の内側を通過する間、先端側が第1位置で維持される。
一方、噴流の誘導を行わない場合、即ち、噴流がノズル150の内側を通過しない場合、伸張部150aは縮んだ状態となるので、図11(B)に示すように、噴流がノズル150の内側を通過する場合に比して、ノズル150の基端から先端までの長さが短くなり、ノズル150は、先端側が、第1位置に対して定着部20から離間する位置(第2位置)へと移動する。
第2実施形態の画像形成装置の構成は、ノズル150を除いて、第1実施形態の画像形成装置1と同様である。
以上、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図12、図13(A)〜(C)を参照して説明する。第1、第2実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
第3実施形態の画像形成装置1は、第1実施形態におけるノズル50に代えて、ノズル250を備える。
ノズル250は、ノズル250を通過する気体の噴流の圧力が第1の圧力である場合、気体の噴流の圧力が第2の圧力以下である場合に比してノズル250の基端から先端までの長さが伸びる伸張部250aを有する。伸張部250aは、ノズル250に設けられた蛇腹形状である。ここで、第2実施形態のノズル150が、先端と基端のほぼ中間位置に伸張部150aを有することに対し、第3実施形態のノズル250は、図13(B)、(C)に示すように、基端から先端と基端のほぼ中間位置までの範囲に伸張部250aが設けられている。
具体的には、伸張部250aは、第2実施形態の伸張部150aと同様、圧縮機40により圧縮された空気により生じた噴流の誘導を行うか否か、即ち、噴流がノズル250の内側を通過するか否かに応じて伸縮し、ノズル250の先端側を第1位置又は第2位置に移動させる。
さらに、第3実施形態の画像形成装置は、収納部251を備える。
収納部251は、一端が支持部53に固定された筒状の部材であり、噴流の誘導を行わない場合に縮んだノズル250を内側に収納する。また、収納部251は、筒状の内壁が、噴流の誘導を行う場合に伸びたノズル250の外壁の一部(例えば、伸張部250a)に沿うよう設けられており、ノズル250の伸張方向を案内する。図12、図13(A)、(B)に示す収納部251の形状は、ノズル250が伸びた場合の形状に合わせて先細り形状をとっているが、適宜変更することができる。
第3実施形態の画像形成装置の構成は、ノズル250を除いて、第1実施形態の画像形成装置1と同様である。
以上、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、収納部251が、ノズル250の伸張方向を案内するので、伸びたノズル250の先端側が気体をニップ部Nにより搬送されて定着部20の定着ベルト21に付着した用紙Pと定着ベルト21との間に噴射させるための位置を取ることを助けることができ、ノズル250が噴流を誘導する精度をより高めることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について、図14を参照して説明する。第1〜第3実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
第4実施形態の画像形成装置1は、第1実施形態におけるノズル50に代えて、ノズル350を備える。
ノズル350は、支持部53に対して回動可能に設けられている。具体的には、ノズル350は、支持部53と連結された基端側の回動軸351を中心に回動する。そして、ノズル350は、先端側が、回動角度に応じて定着部20に対して近接又は離間するように揺動する。ノズル350は、例えば、内側の通気経路において気体の噴流による第1の圧力を受けることによりノズル350を支持部53に対して回動させるための風受け352を有する。
ノズル350は、圧縮機40により圧縮された空気により生じた噴流の誘導を行うか否か、即ち、噴流がノズル350の内側を通過するか否かに応じて回動角度が変わる。
ノズル350が噴流の誘導を行う場合、即ち、風受け352が受ける気体の噴流の圧力が第1の圧力である場合、ノズル350が上方に回動してノズル350の先端部を第1位置に移動させる。そして、圧縮機40の動作により生じた気体の噴流がノズル350の内側を通過する間、先端側が第1位置で維持される。
一方、噴流の誘導を行わない場合、即ち、風受け352が受ける気体の噴流の圧力が第2の圧力以下である場合、ノズル350は、第1位置にある場合の回動角度に比して下方に回動し、ノズル350の先端部を第1位置に対して定着部20から離間するように移動させることにより、第2位置となる。
第4実施形態の画像形成装置の構成は、ノズル350を除いて、第1実施形態の画像形成装置1と同様である。
以上、第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明の実施の形態は、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記の各実施形態では、圧縮機40が動作して通気経路が開いており、気体の噴流がノズル50を通過する場合をノズル50が受ける噴流の圧力が第1の圧力である場合とし、電磁弁41により通気経路が閉じられて気体の噴流がノズル50を通過しない場合をノズル50が受ける噴流の圧力が第2の圧力以下である場合としているが、一例であり、これに限られるものではない。他の例として、通気経路に開閉可能な横穴を設けて、第1の圧力とする場合に横穴を閉じて気体の噴流のほぼ全てがノズル50を通過するようにし、第2の圧力以下とする場合に、横穴を開けて気体の噴流の圧力の一部が横穴から逃げるようにするようにする例があげられる。また、レギュレータ等により圧縮機40により気体に加えられる圧力を調整して、第1の圧力と第2の圧力以下の圧力とを切り替えるようにする例もあげられる。
また、上記の第1実施形態では、ノズル50の先端側が下方に向かうよう湾曲することにより、定着部20から離間しているが、湾曲の方向はこれに限られず、適宜変更することができる。例えば、図15のノズル50Aに示すように、ノズルは、噴流の誘導を行わない場合、用紙Pの搬送方向にほぼ直交する方向に沿って湾曲することにより先端側を定着部20から離間させるように設けられてもよい。
また、ノズル50が受ける気体の噴流の圧力が第1の圧力である場合、第2の圧力以下である場合に比してノズル150の基端から先端までの長さが伸びる伸張部(例えば、伸張部151、251)は、蛇腹形状に限られず、ノズルを伸縮可能とする形状であればよい。例えば、ノズルの一部又は全部を螺旋形状とし、噴流の誘導を行う場合、即ち、噴流がノズルの内側を通過する場合、噴流により、当該螺旋形状に設けられたノズルが伸びるように設けられてもよい。
また、上記の各実施形態において湾曲、伸縮、回動等により移動、変形するノズルの部分は一例であり、適宜変更することができる。ここで、ノズルは、噴流の誘導を行うか否かに応じて少なくとも先端側が第1位置、第2位置に移動するように設けられればよい。
例えば、噴流の誘導を行わない場合に、ノズルの全体が湾曲して、先端が内側に巻き回された渦巻形状を取るようにしてもよい。
また、ノズルの一部分又は全体に、屈曲可能な箇所(屈曲部)を設け、噴流の誘導を行わない場合に、屈曲部が屈曲することによりノズルが折りたたまれ、先端側が定着部20から離間する位置に移動するようにしてもよい。ノズルを屈曲させる構成としては、例えば板ばね等が挙げられるが、これに限られるものではなく、適宜変更することができる。
また、第4実施形態では、噴流の誘導を行わない場合のノズル350は、重力により下方に向かって回動することにより先端側が定着部20から離間するが、一例であり、これに限られるものではない。例えば、ノズルは、噴流の誘導を行わない場合、ばね等の付勢によりノズルの先端側が定着部20から離間するように回動し、噴流の誘導を行う場合、第4実施形態と同様の仕組みにより、当該噴流により、ノズルの先端側が定着部20に近接するように回動するよう設けられてもよい。
なお、本発明によるノズルは、湾曲、伸縮、回動その他の方法により、ノズルの少なくとも先端側が第1位置、第2位置に移動するように設けられるに際し、移動中及び移動後のノズルが記録媒体の搬送経路を阻害しないように設けられる。
また、上記の第1実施形態における検知部107の位置及び数は一例であり、これに限られるものではない。
検知部107は、例えば、ノズルと定着ベルトとの間に対する用紙Pの侵入を検知できるよう設けられたセンサ等を有し、当該センサにより用紙Pが検知された場合に紙詰まりが生じたことを示す信号を制御部101に出力するようにしてもよい。この場合、紙詰まりが生じたことを示す信号が出力された場合に、制御部101は、紙詰まりが生じたものと判定する。
また、検知部107は、例えば、画像形成が正常に行われる場合の用紙Pの搬送経路に沿って設けられた複数のセンサを有し、制御部101により画像形成中の各処理の実施タイミングに応じて用紙Pが搬送されているか否かを判定するようにしてもよい。この場合、画像形成中の各処理の実施タイミングに応じた用紙Pの搬送位置に用紙Pが存在しないことが検知された場合、制御部101は、紙詰まりが生じたものと判定する。
また、上記の各実施形態における噴流発生手段は、気体(例えば、空気等)を圧縮し、ノズル50を介して圧縮された気体を吐出するコンプレッサー等からなるが、一例であり、これに限られるものではない。例えば、軸流ファンやシロッコファン等、ファンの動作により風を生じさせて気体の噴流を生じさせてもよい。また、複数のノズルの各々に個別の噴流発生手段を設けてもよいし、一の噴流発生手段により生じた気体の噴流を複数のノズルにより誘導させてもよい。
また、上記の実施形態では、定着ベルト21に用紙Pが付着する場合を例としているが、これに限られるものではない。例えば、定着ベルト21に代えて加熱ローラを用いた定着装置や、加圧ローラ22に代えて設けられたニップ部Nを形成するベルト部材を張架する構成を用いた定着装置及びこれらの組み合わせ等についても、加熱ローラに付着した用紙Pを剥離させる構成として本発明を適用することができる。また、ベルトを張架するローラは3本以上であってもよい。
また、上記の実施形態における画像形成は、4色のトナー画像を用紙Pに転写するカラープリント処理であるが、カラープリント処理は画像形成の一例であり、これに限られるものではない。例えば、画像形成装置1は、1色(例えば、ブラック(K))のみのトナー画像を用紙に転写するモノクロプリント処理を実行することとしてもよい。
また、用紙に対する画像形成の工程を説明したが、画像形成装置1は、用紙以外の記録媒体に対しても、用紙に対する画像形成と同様の仕組みによる画像形成を行うことができる。
また、画像形成部106は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色それぞれを個別の静電ドラムで転写する構成(タンデム方式)としたが、当該構成は一例であり、これに限られるものではない。例えば、1つの静電ドラムで転写する構成としてもよい。
1 画像形成装置
20 定着部
21 定着ベルト
22 定着ローラ
30 剥離部
40 圧縮機
50 ノズル
51 チューブ
52 弾性部材
107 検知部
N ニップ部

Claims (11)

  1. 記録媒体に対して圧力及び熱を加えながら当該記録媒体を搬送するニップ部を有する定着手段と、
    気体の噴流を生じさせる噴流発生手段と、
    前記ニップ部に対して前記記録媒体の搬送方向の下流側に設けられて、前記噴流発生手段により生じた気体の噴流を、前記ニップ部により搬送されて前記定着手段に付着した記録媒体と当該定着手段との間に誘導するノズルと、を備え、
    前記ノズルは、前記噴流から受ける圧力が第1の圧力である場合、当該ノズルの少なくとも先端側が、前記気体を前記ニップ部により搬送されて前記定着手段に付着した記録媒体と当該定着手段との間に誘導するための第1位置に移動し、前記噴流から受ける圧力が前記第1の圧力よりも小さい第2の圧力以下である場合、当該ノズルの少なくとも先端側が、前記第1位置に対して前記定着手段から離間する第2位置に移動することを特徴とする画像定着装置。
  2. 前記噴流から受ける圧力が前記第2の圧力以下である場合、前記ノズルの少なくとも一部を付勢し、当該ノズルの先端側の位置を前記第2位置へ移動させる付勢手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像定着装置。
  3. 前記ノズルは、可撓性を有し、
    前記付勢手段は、前記噴流から受ける圧力が前記第2の圧力以下である場合、当該ノズルの少なくとも一部を所定形状に対して湾曲又は屈曲させるよう前記ノズルを付勢し、前記噴流から受ける圧力が前記第1の圧力である場合、前記ノズルが前記所定形状となるよう設けられた弾性部材であることを特徴とする請求項2に記載の画像定着装置。
  4. 前記弾性部材は、前記ノズルの先端に対して基端側に設けられることを特徴とする請求項3に記載の画像定着装置。
  5. 前記ノズルは、前記噴流から受ける圧力が前記第1の圧力である場合、前記噴流から受ける圧力が前記第2の圧力以下である場合に比して当該ノズルの基端から先端までの長さが伸びる伸張部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像定着装置。
  6. 前記伸張部は、前記ノズルに設けられた蛇腹形状であることを特徴とする請求項5に記載の画像定着装置。
  7. 前記ノズルは、前記噴流から受ける圧力に応じて可逆的に変形することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像定着装置。
  8. 前記ノズルは、前記第1位置に移動した場合、基端から先端にかけて前記噴流の流れる方向に従って直線状の形状となり、前記噴流の圧力により当該直線状の形状を維持されることを特徴とする請求項7に記載の画像定着装置。
  9. 前記ノズルは、回動可能に設けられ、前記噴流から受ける圧力が前記第1の圧力である場合、当該ノズルの少なくとも先端側が前記第1位置に対応する回動角度となり、前記噴流から受ける圧力が前記第2の圧力以下である場合、当該ノズルの少なくとも先端側が前記第2位置に対応する回動角度となることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像定着装置。
  10. 前記記録媒体の搬送の異常を検知する検知手段と、
    前記検知手段により前記記録媒体の搬送の異常が検知された場合、前記ノズルが前記噴流から受ける圧力を前記第2の圧力以下とする制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像定着装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の画像定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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