JP2012247167A - 排ガス熱回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エコノマイザを大型化することなく、高効率で排ガスから熱回収すること。
【解決手段】 ボイラ4の排ガスから吸熱する蒸発器14および蒸発器14での吸熱をボイラ4への給水に放熱する凝縮器12を有するヒートポンプ2と、蒸発器14よりも排ガス流の上流側に設けられ、ボイラ4の給水を加熱するエコノマイザ3とを備え、蒸発器14およびエコノマイザ3により排ガスから熱回収する排ガス熱回収装置であって、ボイラ4への給水は、凝縮器12と前記エコノマイザ3とに分流して供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボイラの排ガスを用いてボイラへの給水を予熱する排ガス熱回収装置に関するものである。
この種の排ガス熱回収装置において、ボイラの排ガスから吸熱する蒸発器および蒸発器での吸熱をボイラへの給水に放熱する凝縮器を有するヒートポンプと、蒸発器よりも排ガス流の上流側に設けられ、ボイラの給水を加熱するエコノマイザとを備え、蒸発器およびエコノマイザにより排ガスから熱回収する装置は、特許文献1にて知られている。
特開2010−243012号公報
特許文献1の排ガス熱回収装置では、ヒートポンプで熱回収し、温度上昇した給水をエコノマイザへ供給するように構成しているので、エコノマイザでの熱回収量が減少してしまう。エコノマイザでの熱回収量を増大させようとすると、エコノマイザを大型化する必要があり、コスト高となる。また、特許文献1とは逆に、先にエコノマイザに給水を供給すると、ヒートポンプのCOPが下がってしまう。
この発明が解決しようとする課題は、エコノマイザを大型化することなく、高効率で排ガスから熱回収することである。
この発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、請求項1に記載の発明は、ボイラの排ガスから吸熱する蒸発器および前記蒸発器での吸熱を前記ボイラへの給水に放熱する凝縮器を有するヒートポンプと、前記蒸発器よりも排ガス流の上流側に設けられ、前記ボイラの給水を加熱するエコノマイザとを備え、前記蒸発器および前記エコノマイザにより排ガスから熱回収する排ガス熱回収装置であって、前記ボイラへの給水は、前記凝縮器と前記エコノマイザとに分流して供給されることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、前記ボイラの給水が前記凝縮器と前記エコノマイザとに分流して供給されるので、コノマイザを大型化することなく熱回収量できるとともに、前記ヒートポンプのCOPを低下させることなく熱回収でき、排ガスから高効率で熱回収を行うことができる。
この発明よれば、エコノマイザを大型化することなく、高効率で排ガスから熱回収することができる。
この発明の実施例1の概略構成を説明する説明図である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。但し、本発明の排ガス
熱回収装置は、下記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
図1は、本発明の排ガス熱回収装置の実施例1の使用状態を示す概略構成図である。図1に示す実線矢示は、加熱前の給水の流れを、破線矢示は、加熱後の給水の流れを、一点鎖線矢示は、蒸気の流れを、二点鎖線矢示は、冷媒の流れをそれぞれ示す。
(実施例1の構成)
本実施例1の排ガス熱回収装置1は、ヒートポンプ2とエコノマイザ3を用いてボイラ4の排ガスから熱をくみ上げて、ボイラ4への給水の加熱を図る装置である。なお、ボイラ4は、温水ボイラや熱媒ボイラとすることができる。
ボイラ4には、給水タンク5からの水が、給水路6を介して供給される。給水路6は、配管61,62、63,64、65,66などで構成されている。給水路6には、給水ポンプ7が設けられており、この給水ポンプ7の作動の有無により、ボイラ4への給水の有無が切り替えられる。
給水タンク5は、補給水路8から適宜水が供給されて、所望水位に維持される。給水タンク5への補給水路8には純水装置または軟水装置(図示省略)が備えらており、純水または軟水が給水タンク5に供給される。
ボイラ4に供給された水は、ボイラ4で蒸気化される。ボイラ4からの蒸気は、所望により蒸気ヘッダ(図示省略)などを介して、一または複数の各種の蒸気利用機器9へ送られる。
ボイラ4では、給水を加熱して蒸気化するために燃料の燃焼がなされ、その排ガスは煙道10を介して外部へ排出される。この煙道10を通過する排ガスの熱を用いて、煙道10に設けたヒートポンプ2の後記蒸発器14と、同じく煙道10に設けたエコノマイザ3によりボイラ4への給水の予熱を図ろうとするのが、排ガス熱回収装置1である。
ヒートポンプ2は、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13および蒸発器14が順次環状に接続されて構成される。圧縮機11は、冷媒を圧縮して高温高圧の気体にする。凝縮器12は、圧縮機11からの気化冷媒を凝縮液化する。凝縮器12からの液化冷媒は、膨張弁13へ送られる。膨張弁13は、凝縮器12からの液化冷媒を通過させることで、冷媒の圧力と温度とを低下させる。そして、蒸発器14は、膨張弁13からの冷媒を蒸発させる。
圧縮機11は、電動機により駆動されてもよいが、蒸気エンジンにより駆動されてもよい。蒸気エンジンは、蒸気を用いて動力を起こす装置であり、たとえばスクリュ式蒸気エンジンとされる。蒸気エンジンは、蒸気利用機器9の一つとして、ボイラ4からの蒸気により駆動される。
凝縮器12についてさらに詳細に説明すると、本実施例1の凝縮器12は、冷媒流路15と水流路16とを有する熱交換器であり、冷媒と水とを混ぜることなく間接熱交換する。この凝縮器12の水流路16がエコノマイザ(給水予熱器)として機能するので、エコノマイザ3を第一給水予熱器とすると、凝縮器12を第二給水予熱器と称することができる。
蒸発器14についてさらに詳細に説明すると、本実施例1の蒸発器14は、煙道10内に設けられ、冷媒と排ガスとを混ぜることなく間接熱交換する。エコノマイザ3は、煙道
10において蒸発器14よりも排ガス流の上流側に設けている。
給水タンク5から凝縮器12の水流路16への給水の供給は、配管61,分流器17,配管62を通して行われ。また、給水タンク5からエコノマイザ3への給水の供給は、配管61,分流器17,配管65を通して行われるように構成されている。すなわち、給水タンク5からの給水は、特許文献1のようにエコノマイザ3と水流路16とを直列に流れるのではなく、分流器17にて分流されて、エコノマイザ3と水流路16とを並列に流れるように構成されている。
分流器17は、エコノマイザ3と水流路16とに供給される給水の割合を設定するためのもので、好ましくは、三方弁などの弁を用いて前記割合を調節可能なものとする。しかしながら、配管とオリフィスとの組合せで固定的に前記割合を設定するものであっても良い。
本実施例1では、エコノマイザ3での排ガスからの回収熱量Q1のボイラ4に供給された総熱量Q0に対する比率を10%とし、蒸発器14での排ガスからの回収熱量Q2のボイラ4に供給された総熱量Q0に対する比率を1〜2%としている。これは、出願人が販売しているボイラが、エコノマイザ3で10%の熱回収を行うことで、ボイラ効率(前記総熱量Q0に対する水および蒸気に吸収された熱量の比率)97%を達成していることから、蒸発器14でさらに1〜2%回収しようとするものである。
エコノマイザ3での熱回収量Q1と蒸発器14での熱回収量Q2とは、エコノマイザ3のコストと、ヒートポンプ1のコストとの兼ね合いで決める。エコノマイザ3は、熱交換器を大きくすることで熱回収量を増大できるが、大きくしてもそれに比例して熱回収量が増大しない。また、ヒートポンプ1は、容量を大きくすることで、回収熱量を増大できるが、容量を大きくするとイニシャルコストが高くなる。そこで、ヒートポンプ1のコストとエコノマイザ3のコストに対する熱回収量比率が最大となるように、エコノマイザ3での熱回収量Q1と蒸発器14での熱回収量Q2とを設定することが望ましい。
(実施例1の動作)
ここで、実施例1の動作を説明する。以下の説明における温度などの数値は、あくまで一例であり、この発明は、この一例に限定されるものではない。ボイラ4からの排ガス(例えば、約320℃)は、煙道10のエコノマイザ3を通過する温度低下(約110℃)し、ついで蒸発器14を通過するとさらに温度低下(約70℃)した後、外部へ排出される。
分流器17では、配管61を流れる給水のエコノマイザ3に対する供給量と、水流路16に対する給水量との比率が、例えば5対1となるように、分流割合が設定されている。エコノマイザ3では、約15〜20℃の給水が排ガスにより加熱されて、約80℃の給水となって、配管66、64を通してボイラ4へ供給される。エコノマイザ3では、約10%の熱回収(顕熱回収)が行われる。
一方、蒸発器14にて排ガスから吸熱し、その吸熱を凝縮器12でボイラ4への給水に放熱する。そして、凝縮器12では、約15〜20℃の給水が冷媒の熱で加熱されて、約80℃の給水となって、配管63、64を通してボイラ4へ供給される。蒸発器14では、約1〜2%の熱回収(潜熱回収)が行われる。
このように、本実施例1の排ガス熱回収装置1によれば、給水タンク5からボイラ4の給水が凝縮器12とエコノマイザ3とに分流して供給されるので、コノマイザ3を大型化することなくエコノマイザ3で熱回収できるとともに、ヒートポンプ2では、COPを低
下させることなく蒸発器14において熱回収を行うことができる。その結果、排ガスから高効率で熱回収を行うことができる排ガス熱回収装置1を提供することができる。
本実施例1の蒸発器14において、好ましくは、ヒートポンプ2の冷媒は、ボイラ4からの排ガス流の下流側から上流側へ流され、凝縮器12において、ヒートポンプ2の冷媒は、ボイラ4への給水の下流側から上流側へ流されるよう構成する。つまり、ヒートポンプ2の蒸発器14では冷媒と排ガスとを対向流とし、ヒートポンプ2の凝縮器12では冷媒と給水とを対向流とするのがよい。さらに、エコノマイザ3において、好ましくは、ボイラ4への給水は、ボイラ4からの排ガス流の下流側から上流側へ流されるように構成する。つまり、エコノマイザ3では給水と排ガスとを対向流とするのがよい。このように構成すれば、熱交換が効率よくなされ、熱回収効率を向上することができる。
1 排ガス熱回収装置
2 ヒートポンプ
3 エコノマイザ
4 ボイラ
12 凝縮器
14 蒸発器

Claims (1)

  1. ボイラの排ガスから吸熱する蒸発器および前記蒸発器での吸熱を前記ボイラへの給水に放熱する凝縮器を有するヒートポンプと、前記蒸発器よりも排ガス流の上流側に設けられ、前記ボイラの給水を加熱するエコノマイザとを備え、前記蒸発器および前記エコノマイザにより排ガスから熱回収する排ガス熱回収装置であって、
    前記ボイラへの給水は、前記凝縮器と前記エコノマイザとに分流して供給される
    ことを特徴とする排ガス熱回収装置。
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