JP2012242977A - 無線表示端末管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池型の無線表示端末の利用効率を向上させる。
【解決手段】無線表示端末管理システムは、複数の無線表示端末と、コマンド送信装置とを備える。無線表示端末は、表示部、太陽電池、およびバッテリーを有する。太陽電池は、表示部に表示される内容を変更するための電力を供給する。バッテリーは、電力を充電する。コマンド送信装置は、複数の無線表示端末のいずれかに内容の変更に関するコマンドを送る。また、コマンド送信装置は、第1情報記憶部と、送信部とを有する。第1情報記憶部は、第1情報を記憶する。第1情報は、各表示端末で利用可能な電力に関連する情報である。送信部は、記憶部に記憶された第1情報に基づき、コマンドを送る。
【選択図】図7

Description

本発明は、無線表示端末管理システムに関する。
従来、工場、物流庫、およびスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗等において、製品関連情報を表示するための無線表示端末が利用されてきた。例えば、特許文献1(特開2009−022767号公報)に示すように、店舗では、無線表示端末としての電子棚札(ESL)が用いられている。また、工場や物流庫では、無線表示端末としての作業指示装置が用いられている。無線表示端末は、コマンド送信装置と接続されている。コマンド送信装置は、各無線表示端末に表示させる種々の情報を記憶する。コマンド送信装置は、無線表示端末に表示させる情報(内容)を変更させる際、多数の無線表示端末に向けてコマンドを送信する。各無線表示端末は、当該コマンドが自端末に送られたものか否かを判断し、自端末に送られたものであった場合には、当該コマンドに応じて表示内容を変更する。
ところで、無線表示端末は、情報を表示するための表示部と、各表示部の表示を変更するための電力供給源とを有する。近年では、環境保護(廃棄電池の削減、長期間使用)および省コスト化(取替え作業不要)の需要により、電力供給源として太陽電池を採用し、太陽電池で発電した電力を、二次電池に蓄える技術が提案されている。しかし、この場合、発電される電力量に限りがあるため、使用する電力量を管理する必要がある。
本発明の課題は、太陽電池型の無線表示端末の利用効率を向上する無線表示端末管理システムを提供することにある。
本発明に係る無線表示端末管理システムは、複数の無線表示端末と、コマンド送信装置とを備える。無線表示端末は、表示部、太陽電池、およびバッテリーを有する。太陽電池は、表示部に表示される内容を変更するための電力を供給する。バッテリーは、電力を充電する。コマンド送信装置は、内容の変更に関するコマンドを、複数の無線表示端末のいずれかに実行させる。また、コマンド送信装置は、第1情報記憶部と、送信部とを有する。第1情報記憶部は、第1情報を記憶する。第1情報は、各無線表示端末で利用可能な電力に関連する情報である。送信部は、記憶部に記憶された第1情報に基づき、コマンドを送る。
これにより、太陽電池型の無線表示端末を効率よく利用することができる。
また、第1情報は、太陽電池による発電量および各無線表示端末で消費された電力量である第1電力量と、バッテリーに蓄電された蓄電量とのうち、少なくとも1つに関連する情報であり、コマンド送信装置は、送信判断部をさらに有することが好ましい。また、送信判断部は、第1情報に含まれる対象無線表示端末情報に基づき、対象無線表示端末へのコマンドの送信可否を判断する。対象無線表示端末とは、コマンドを実行させる対象である無線表示端末であり、対象無線表示端末情報とは、対象無線表示端末に関する情報である。また、送信部は、送信判断部によってコマンドの送信が可能であると判断された場合に、コマンドを複数の無線表示端末に送信することが好ましい。
さらに、第1電力量は、過去の短い時間サイクルにおいて消費された電力量であることが好ましい。
また、第1情報記憶部は、第2情報をさらに記憶することが好ましい。第2情報とは、所定の時間サイクルにおいて消費される第2電力量に関する情報である。また、送信判断部は、第1情報と第2情報とを比較して、対象無線表示端末へのコマンドの送信可否を判断することが好ましい。
さらに、表示部は、電子ペーパーであることが好ましい。
また、コマンド送信装置は、報知部をさらに有することが好ましい。報知部は、送信判断部によって、対象無線表示端末へのコマンドの送信が不可能であると判断された場合に、コマンドの即時送信が不可能である旨を報知する。
さらに、コマンド送信装置は、コマンド記憶部をさらに有することが好ましい。コマンド記憶部は、送信判断部によって、前記コマンドの送信が不可能であると判断された場合に、前記コマンドを記憶する。また、送信部は、コマンド記憶部に記憶されたコマンドを、所定の時間間隔で複数の無線表示端末に送信することが好ましい。
本発明に係る無線表示端末管理システムは、太陽電池型の無線表示端末の利用効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る無線表示端末管理システムを示す図である。 コマンド送信装置の概略構成を示すブロック図である。 製品マスタデータベースの例を示す図である。 端末関連データベースの例を示す図である。 実績データベースの例を示す図である。 無線表示端末の概略構成を示すブロック図である。 コマンド送信装置におけるコマンド送信時のフローを示す図である。 無線表示端末におけるコマンド受信時のフローを示す図である。 変形例Aに係るコマンド送信装置の概略構成を示すブロック図である。 変形例Aに係る無線表示端末の概略構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る無線表示端末管理システムを説明する。
(1)全体構成
図1に、本発明に係る無線表示端末管理システム1を示す。無線表示端末管理システム1は、工場、物流庫、およびスーパーマーケットやコンビニエンスストアのような店舗等において、製品の発注、生産、販売、価格等に関するデータを一括管理するシステムである。
無線表示端末管理システム1は、主として、複数の無線表示端末5,5,・・・と、コマンド送信装置2と、ベースステーション3と、複数のトランシーバ4,4,・・・とから構成されている。
無線表示端末5は、システム内で管理される製品に関連する情報(製品関連情報)を表示する。製品関連情報とは、在庫数、発注数、生産目標数、生産指示内容、販売数、および販売価格等である。
コマンド送信装置2は、無線表示端末5に表示させる情報の管理および無線表示端末5との通信量等の管理を行うサーバである。無線表示端末管理システム1では、一台のコマンド送信装置2によって多数の無線表示端末5が管理されている。コマンド送信装置2は、オペレータによる商品関連情報の入力を受け付け、入力された情報に基づいてコマンドを生成する。ここで、コマンドには、無線表示端末に情報を表示させるコマンドや、無線表示端末で既に表示されている情報(表示内容)を更新させるコマンドが含まれる。
ベースステーション3は、専用の通信ケーブル7を介して、コマンド送信装置2およびトランシーバ4と接続されている。ベースステーション3は、コマンド送信装置2とトランシーバ4とを中継する機能を有する。
トランシーバ4は、送受信機である。具体的に、トランシーバ4は、無線表示端末5への送信機能と、無線表示端末5から送られるフィードバック信号の受信機能とを併せ持つ。より具体的に、トランシーバ4は、コマンド送信装置2が有する製品関連情報を、赤外線等を使用した無線によって各無線表示端末5に送信する。また、トランシーバ4は、無線表示端末5から送られるフィードバック信号を受信してコマンド送信装置2に送る。トランシーバ4は、例えば、工場、物流庫、店舗内(例えば、天井)の区画毎に、一定の間隔を空けて取り付けられる。複数の無線表示端末5は、ベースステーション3およびトランシーバ4を介して、コマンド送信装置2と通信を行う。
コマンド送信装置2において、コマンドが生成されると、コマンド送信装置2は、ベースステーション3およびトランシーバ4を介して、当該コマンドを無線表示端末5へ送信する。このとき、当該コマンドには、コマンドを実行させる対象の無線表示端末(対象無線表示端末)の識別子(対象識別子)が付加される。各無線表示端末5は、コマンド送信装置2から送信されたコマンドを検知すると、対象識別子と、各無線表示端末5がそれぞれ有する固有の識別子(固有識別子)とを比較する。各無線表示端末5は、対象識別子と固有識別子とが同じである場合に、当該コマンドを実行する。すなわち、無線表示端末5は、コマンド送信装置2から送られたコマンドに応じて、製品関連情報を表示し、または、表示内容を更新する。
以下、コマンド送信装置2および無線表示端末5の構成について詳細に説明する。
(2)コマンド送信装置
コマンド送信装置2は、例えば、工場および物流庫の一画または店舗のバックヤードに設置される。コマンド送信装置2は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータに無線表示端末管理システム1を制御するためのソフトウェアをインストールした装置である。
コマンド送信装置2は、図2に示すように、主として、通信部21と、表示部22と、入力部23と、出力部24と、報知部25と、制御装置26とを有する。
(2−1)通信部
通信部21は、ベースステーション3を介して無線表示端末5との通信を可能にするための通信インターフェースである。
(2−2)表示部
表示部22は、液晶ディスプレイからなる。
(2−3)入力部および出力部
入力部23は、マウスおよびキーボードからなる。
出力部24は、プリンタである。出力部24は、コマンド送信装置2内の各種データの集計結果等を出力する。
(2−4)報知部
報知部25は、通信エラーが発生した場合や、コマンドの送信ができなかった場合等に、オペレータに注意喚起させるための報知を行う。例えば、報知部25は、アラームを発生させるアラーム発生装置である。
(2−5)制御装置
制御装置26は、主として、記憶部61と、制御部62とで構成されている。
(2−5−1)記憶部
記憶部61は、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。記憶部61は、後述する制御部62が用いて実行するための制御プログラムを有する。記憶部61は、図2に示すように、主として、製品マスタデータベース61aと、端末関連データベース61bと、実績データベース61cと、待機コマンドデータベース61dとが記憶されている。
(a)製品マスタデータベース
製品マスタデータベース61aは、無線表示端末管理システム1内で取り扱う製品に関する情報(製品情報)を記憶する。製品情報は、製品の基本的な情報(例えば、取り扱う製品、製品コード等)が記憶されている。製品マスタデータベース61aに記憶された製品情報は、無線表示端末に表示される情報の基となる情報である。
図3に、スーパーマーケット等の店舗で用いられる製品マスタデータベース61aの例を示す。製品マスタデータベース61aには、例えば、呼出番号、製品名、製品コード、単価(通常単価・値下げ単価)、価格(通常価格・値下げ価格)、および消費期限等の各種情報が関連付けて記憶されている。無線表示端末5が、工場や物流庫内の作業指示パネル等として用いられる場合には、生産対象製品、作業目標期限、および生産目標個数等の情報を記憶させることができる。
(b)端末関連データベース
端末関連データベース61bは、システム内に配置された全無線表示端末5に関する基本情報が記憶されている。基本情報とは、無線表示端末5に関する基本的な情報であって、オペレータによって予め入力される情報である。
具体的に、端末関連データベース61bには、システム1内に配置された全無線表示端末の端末コード、各無線表示端末5に表示させる製品コード、および各無線表示端末5の性能等に関連する情報等が記憶されている。端末コードとは、各無線表示端末5に固有のコード(識別子)である。所定の時間サイクルとは、各無線表示端末5が有する二次電池(バッテリー)53bの充電量を考慮して適宜設定される。言い換えると、所定の時間サイクルは、バッテリー交換のサイクル(バッテリー寿命の時間サイクル)とは異なるものであり、バッテリー交換の時間サイクルと比較して、短い時間サイクルを指すものである。なお、本実施形態では、所定の時間サイクルを、1日とする。但し、所定の時間サイクルは、一日より短い時間(例えば、2時間、5時間、10時間)であってもよいし、一日より長い時間(例えば、2日〜一週間)であってもよい。
図4に端末関連データベース61bに記憶されている情報の例を示す。端末関連データベース61bには、端末コードと、製品コードと、充電可能容量と、見込放電量(第2情報)と、見込発電量と、見込充電量とが関連付けて記憶されている。
(b−1)端末コードおよび製品コード
端末コードは、上述したように、各無線表示端末5がそれぞれ有する固有のコード(識別子)である。製品コードは、製品の種類を識別するためのコードである。端末コードに関連付けられた製品コードは、無線表示端末で表示される製品の種類を示す。
(b−2)充電可能容量
充電可能容量は、各無線表示端末5が有するバッテリー53bの容量である。言い換えると、充電可能容量は、バッテリー53bの充電率を100%にした場合の電力量である。
(b−3)見込放電量
見込放電量は、所定の時間サイクルにおいて各無線表示端末5が放電される電力量(第2電力量)の推定値である。見込放電量は、オペレータによって、予め入力される。なお、見込放電量は、無線表示端末5の予測表示更新回数および予測通信時間等に基づいて算出される。予測表示更新回数は、無線表示端末5が表示内容を変更する回数の予測回数である。予測通信時間は、コマンド送信装置2と無線表示端末5との通信時間を予測したものである。
ここで、コマンド送信装置2と無線表示端末5との通信時間は、無線表示端末5がコマンドを検知した際の、無線表示端末5の運転モード(スタンバイモード・アクティブモード)によって異なる。スタンバイモードとは、無線表示端末5に特定の情報が表示されている状態であって、かつ、コマンドに基づいた表示内容の変更を即時に行えないモードである。一方、アクティブモードは、無線表示端末5に特定の情報が表示されている状態であって、かつ、コマンドに基づいた表示内容の変更を、即時に行えるモードである。すなわち、無線表示端末5がスタンバイモードでコマンドを検知した場合には、運転モードをアクティブモードに切り替え、その後、コマンドを受信する。すなわち、スタンバイモードとアクティブモードとでは、コマンドを受信するまでに必要とする時間が異なる。具体的に、本実施形態では、スタンバイモードの場合、無線表示端末5とコマンド送信装置2との通信に2秒程度必要であり、アクティブモードの場合、無線表示端末5とコマンド送信装置2との通信に、0.1秒程度必要である。なお、無線表示端末5で放電される電力量は、表示内容の更新時の放電量が最も多く、次に通信時の放電量が多く、スタンバイモード時の放電量が最も少ない。
(b−4)見込発電量
見込発電量は、所定の時間サイクルにおいて、各無線表示端末5が発電する電力量の推定値である。見込発電量もまた、オペレータによって予め入力される。なお、見込発電量は、各無線表示端末5が有する太陽電池53aの発電能力(例えば、太陽電池53aの性能(変換効率)および無線表示端末5の設置場所に依存する光量等)によって決定される。無線表示端末5の設置場所に依存する光量とは、工場、物流庫、および店舗内に設置された電灯から無線表示端末5が受ける光量を意味する。
(b−5)見込充電量
見込充電量は、所定の時間サイクルにおいて、バッテリー53bに充電されうる電力量の推定値である。具体的に、見込充電量は、上述した充電可能容量、見込放電量、および見込発電量に基づいて算出される。より具体的に、見込充電量は、見込発電量から見込放電量を差し引いた電力量(余剰量)であって(余剰量=見込発電量−見込放電量)、バッテリー53bに充電可能な電力量である。
(c)実績データベース
実績データベース61cは、システム1内に配置された全無線表示端末5に関する実績情報が記憶されている。実績情報とは、無線表示端末5の実際の動作に応じて変動する情報を意味する。具体的に、実績データベース61cには、コマンドを実行させる対象となる無線表示端末(対象無線表示端末)の端末コード、所定の時間サイクルにおいて各無線表示端末5で消費された電力量(第1電力量)に関する情報、および所定の時間サイクルにおいて各無線表示端末5で利用可能な電力に関連する情報が記憶されている。
実績データベース61cに記憶される情報は、コマンド送信装置2から無線表示端末5に向けてコマンドが送信されるたびに更新される。すなわち、コマンド送信装置2から無線表示端末5に向けてコマンドが送信されるたびに、当該コマンドの送信に関連して全無線表示端末5についてのフィールドが更新または追加される。
図5に、実績データベース61cに記憶されている情報の例を示す。実績データベース61cには、宛先端末コードと、積算通信時間と、積算表示更新回数と、推定積算放電量と、推定バッテリー残量(第1情報)とが関連付けて記憶されている。
(c−1)宛先端末コード
宛先端末コードは、コマンドの宛先(送信先)の無線表示端末5の端末コードである。言い換えると、宛先端末コードは、コマンドを実行させる対象である無線表示端末5の端末コードである。
(c−2)積算通信時間
積算通信時間は、所定の時間サイクルにおいて、各無線表示端末5が通信に要した時間の合計である。具体的に、積算通信時間は、所定の時間サイクルにおいて無線表示端末5がコマンド送信装置2との間で通信を行った時間の合計である。言い換えると、積算通信時間は、所定の時間サイクルにおける、コマンド送信装置2と無線表示端末5との過去の通信時間の合計である。積算通信時間は、所定の時間サイクル毎にリセットされる。
(c−3)積算表示更新回数
積算表示更新回数とは、所定の時間サイクルにおいて、各無線表示端末5が表示内容を変更した回数の合計である。すなわち、積算表示更新回数は、所定の時間サイクルにおいて各無線表示端末5が過去に表示内容を更新した回数の合計である。積算表示更新回数もまた、所定の時間サイクル毎にリセットされる。
(c−4)推定積算放電量
推定積算放電量は、所定の時間サイクルにおいて各無線表示端末5で過去に消費された電力量(放電量)の推定値を積算した値である。推定積算放電量は、後述する放電量算出部によって算出される。具体的に、推定積算放電量は、スタンバイモード時に消費される電力量(スタンバイ電力量)の推定値と、通信時に消費される電力量(通信電力量)の推定値と、表示内容の変更時に消費される電力量(表示変更電力量)の推定値とを含む。より具体的に、推定積算放電量は、各無線表示端末5がスタンバイモード時に消費する電力量の推定値と、各無線表示端末5が通信に要したであろう時間の合計と、各無線表示端末5が表示内容を変更したであろう回数の合計とに基づいて推定された、各無線表示端末5についての推定放電量の合計値である。推定積算放電量もまた、所定の時間サイクル毎にリセットされる。
(c−5)推定バッテリー残量
推定バッテリー残量は、上記推定積算放電量と、端末関連データベース61bに記憶されている見込充電量とに基づいて算出される。
(d)待機コマンドデータベース
待機コマンドデータベース61dには、コマンド送信装置2で生成されたコマンドのうち、後述する第1判断部62cによって緊急性が低いと判断されたコマンド(周期コマンド:第1コマンド)と、第2判断部62dによって即時送信が不可能と判断されたコマンドとが記憶される。周期コマンドとは、全無線表示端末に向けて所定の時間間隔で一括して送られるコマンドである。即時送信が不可能と判断されたコマンドとは、対象無線表示端末のバッテリー残量が十分でないことが理由で送信が不可能と判断されたコマンドである。待機コマンドデータベース61dに記憶されたコマンドは、所定の時間間隔(本実施形態では、15分)で無線表示端末5に送信される。
(2−5−2)制御部
制御部62は、主として、CPUから構成されており、記憶部61に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各構成の制御を行う。また、制御部62は、記憶部61に記憶されている各種情報に基づいて集計データを生成し、当該集計データを記憶部61に記憶させる。さらに、制御部62は、入力部23で受け付けたオペレータの入力内容に基づいて各種のコマンドを生成する。
制御部62は、図2に示すように、主として、放電量算出部62a、残量算出部62b、第1判断部62c、第2判断部62d、および送信部62eとして機能する。
(a)放電量算出部
放電量算出部62aは、実績データベース61cに記憶されている積算通信時間および積算表示更新回数に基づいて、所定の時間サイクルにおける積算放電量の推定値を算出する。積算放電量とは、無線表示端末5で所定の時間サイクルにおいて消費された電力量の積算値である。無線表示端末5で消費される電力には、上述したように、スタンバイモード時に消費される電力(スタンバイ電力)と、通信時に消費される電力(通信電力)と、表示内容の変更時に消費される電力(表示変更電力)とが含まれる。すなわち、無線表示端末5の放電量とは、スタンバイ電力量、通信電力量、および表示変更電力量の合計値である。放電量算出部62aは、各無線表示端末5についての、所定時間サイクルにおける放電量の積算値を算出する。放電量算出部62aによって算出された推定値(推定積算放電量)は、実績データベース61cに記憶される。
(b)残量算出部
残量算出部62bは、端末関連データベース61bに記憶された見込発電量および見込充電量と、実績データベース61cに記憶された推定積算放電量とに基づいて、各無線表示端末5が有するバッテリー53bに蓄電される残り電力量(残量)の推定値(推定バッテリー残量)を算出する。残量算出部62bによって算出された推定バッテリー残量は、実績データベース61cに記憶される。
(c)第1判断部
第1判断部62cは、制御部62によって生成されたコマンドについて、緊急性の有無を判断する。言い換えると、当該コマンドが、無線表示端末において、至急実行されるべきものかどうかが判断される。具体的に、第1判断部62cは、コマンドが、緊急性の低いコマンド(第1コマンド)か、緊急性の高いコマンド(第2コマンド)かを判断する。ここで、第1コマンドと判断されたコマンドは、待機コマンドデータベース61dに記憶される。一方、第2コマンドと判断されたコマンドは、後述の第2判断部62dによる判断を経た後、通信部21を介して、無線表示端末5へ即時送信される。
(d)第2判断部
第2判断部62dは、端末関連データベース61bおよび実績データベース61cに記憶された種々の情報に基づいて、コマンドの即時送信が可能かどうかを判断する。具体的に、第2判断部62dは、コマンドを実行させる対象である無線表示端末(対象無線表示端末)に十分な電力量が残っているかどうかを判断する。言い換えると、第2判断部62dは、対象無線表示端末のバッテリー残量が十分かどうかを判断する。ここで、十分なバッテリー残量とは、所定の時間サイクルにおいて、コマンド送信装置2との通信および表示内容の変更に必要十分な電力量である。すなわち、所定の時間サイクルにおける見込放電量と、現コマンド送信時点での推定バッテリー残量、見込発電量、および見込充電量等とを考慮し、現時点でコマンドを送信した場合に、対象無線表示端末が現コマンドを実行できるかどうかが判断される。第2判断部62dが、コマンドの即時送信が可能と判断した場合には、当該コマンドは、後述する送信部62eによって無線表示端末5に送信される。一方、第2判断部62dがコマンドの即時送信を不可能と判断した場合には、当該コマンドは、待機コマンドデータベース61dに記憶される。また、第2判断部62dは、表示部22または出力部24等を用いて、コマンドが送信できなかった旨を報知する。
(e)送信部
送信部62eは、第2判断部62dによって即時送信が可能の判断されたコマンドを、通信部21を介して無線表示端末5に送信する。また、送信部62eは、通信部21を介して、待機コマンドデータベース61dに記憶されたコマンドを所定の時間間隔(15分間隔)で送信する。
(3)無線表示端末
無線表示端末5は、製品に関する情報を表示させる端末である。無線表示端末5は、表示対象となる各製品の近傍に配置される。
無線表示端末5は、図6に示すように、主として、通信部51と、表示部52と、電力供給部53と、制御装置54とを有する。
(3−1)通信部
通信部51は、トランシーバ4や外部端末(例えば、携帯端末)との通信を可能にするための通信インターフェースである。通信部51は、無線表示端末5の外枠に設けられる。
(3−2)表示部
表示部52は、製品に関する情報を表示させる画面(端末画面)を構成する。表示部52は、電子ペーパーからなる。電子ペーパーは、マトリクス状に配列された複数の画素で構成された、ドットマトリクス方式の不揮発性表示部である。電子ペーパーは、駆動電力を与えることなく表示内容を保持することができる。言い換えると、電子ペーパーは、書き換え時を除いて、電力を必要としない。
表示部52は、コマンド送信装置2から送られるコマンドに基づいて、製品に関する情報を表示させる。また、表示部52に表示される内容は、コマンドに基づいて更新される。
(3−3)電力供給部
電力供給部53は、無線表示端末5で使用される電力を供給する。電力供給部53は、太陽電池53aと、二次電池(バッテリー)53bとで構成されている。
無線表示端末5で使用される電力には、上述したように、スタンバイ電力と、通信電力と、表示変更電力とが含まれる。
(3−4)制御装置
制御装置54は、主として、記憶部54aと、制御部54bとで構成されている。
(3−4−1)記憶部
記憶部54aは、RAM、ROM、およびハードディスクによって構成されている。記憶部54aは、端末画面を管理するためのプログラムの他、各無線表示端末5に固有の端末コード、画面情報、直近に受信したコマンド等を記憶している。画面情報とは、端末画面のどの部分にどのような情報を表示させるか等の表示領域に関する情報である。記憶部54aは、後述する制御部54bによって、新たなコマンドが受け付けられると、先に受け付けたコマンドを当該新たなコマンドで上書きする。
(3−4−2)制御部
制御部54bは、CPUによって構成されている。制御部54bは、コマンドを実行して、表示部52に各種情報を表示させる。言い換えると、制御部54bは、コマンドに基づいて、表示部52に表示される内容の更新(変更)を行う。
なお、制御部54bは、トランシーバ4から送られるコマンドを検知し、運転モードをスタンバイモードからアクティブモードに切り替える。また、制御部54bは、受信したコマンドに含まれる端末コード(送信端末コード)と、記憶部54aに記憶された端末コード(記憶端末コード)とを比較して、送信端末コードと、記憶端末コードとが一致した場合に限り、コマンドを実行する。すなわち、制御部54bは、新たな製品関連情報を記憶部54aに記憶することで、先に記憶部に記憶していた古い製品関連情報をクリアし、新たな製品関連情報に基づいて、端末画面に表示させる内容を更新する。
また、制御部54bは、トランシーバ4から送られるコマンドを受信した後、通信部51からトランシーバ4に向けてフィードバック信号を送信する。コマンド送信装置2は、当該フィードバック信号を受信することにより、無線表示端末5の電力量が足りており、無線表示端末5において正常に処理が終了したものと判断する。
(4)コマンド送信時の動作
次に、図7を参照して、コマンド送信装置2におけるコマンド送信時の動作について説明する。
まず、ステップS1で、コマンドが生成されたかどうかが判断される。ステップ1では、コマンドが生成されるまで待機し、コマンドが生成されたと判断された場合には、ステップS2に進む。
ステップS2では、生成されたコマンドが緊急性の高いコマンドどうかが判断される。ステップS2において、コマンドが緊急性の高いコマンドであると判断された場合には、ステップS5に進む。ステップS2において、コマンドが緊急性の低いコマンドであると判断された場合には、ステップS3に進む。
ステップS3では、緊急性が低いと判断されたコマンドが、待機コマンドとして待機コマンドデータベース61dに記憶される。その後、ステップS4に進み、送信タイミングが来たかどうかが判断される。送信タイミングとは、待機コマンドデータベース61dに記憶された待機コマンドを一括して送信するタイミングである。本実施形態における送信タイミングは、上述したように、所定の時間(15分)間隔である。ステップS4において、送信タイミングが来ていない場合には、送信タイミングが来るまで待機し、送信タイミングが来た場合には、ステップS5に進む。
ステップS5では、コマンドを送信する対象の無線表示端末(対象無線表示端末)について、利用可能な電力が十分残されているかどうかが判断される。ステップS5において、実績データベース61cに記憶されている情報に基づき、対象無線表示端末のバッテリー残量が十分にあると判断された場合にはステップS6に進む。一方、ステップS5において、バッテリー残量が十分でないと判断された場合には、ステップS8に進む。ステップS8では、バッテリー残量の不足によりコマンドが送信できない旨の報知を行い、当該コマンドを待機コマンドデータベースに記憶させる。
ステップS6では、通信部51を介して無線表示端末にコマンドが送信され、その後、ステップS7に進む。ステップS7では、送信されたコマンドに基づいて、実績データベース61cが更新される。具体的には、当該コマンドの送信に伴って、全無線表示端末5で消費される電力量(放電量)が算出され、全無線表示端末5についての推定バッテリー残量がそれぞれ算出される。
(5)無線表示端末におけるコマンド受信時の動作
次に、図8を参照して、無線表示端末5におけるコマンド受信時の動作について説明する。
無線表示端末5は、スタンバイモードで動作している。スタンバイモードの無線表示端末5は、上述したように、特定の情報を表示している状態であって、かつ、コマンドに基づいた表示内容の変更を即時に行えない状態である。
まず、ステップS11において、コマンドが検知されたかどうかが判断される。コマンドが検知されるまで待機し、コマンドが検知されたら、ステップS12に進む。ステップS12では、無線表示端末5の運転モードを、スタンバイモードからアクティブモードに切り替え、ステップS13において、コマンド送信装置2との通信を確立する。アクティブモードの無線表示端末5は、上述したように、特定の情報を表示している状態であって、かつ、コマンドに基づいた表示内容の変更を、即時に行える状態である。
次に、ステップS14において、送信端末コードと、記憶端末コードとが一致するか否かが判断される。送信端末コードは、上述したように、コマンド送信装置2から送信されるコマンドに付加されているコードであり、また、コマンドを実行させる対象となる無線表示端末5を示すコードである。記憶端末コードは、上述したように、各無線表示端末5に固有の端末コードであり、記憶部54aに記憶されているコードである。ステップS14において、送信端末コードと、記憶端末コードとが一致する場合には、ステップS15に進み、コマンドに応じて、表示部52に表示させる内容を変更する。一方、送信端末コードと、記憶端末コードとが一致しない場合には、ステップS16に進み、運転モードをアクティブモードからスタンバイモードに切り替える。
(6)特徴
(6−1)
上記実施形態に係る無線表示端末管理システム1では、太陽電池型の無線表示端末5を利用している。太陽電池型の無線表示端末5は、電力供給源として、太陽電池53aと、二次電池(バッテリー)53bとを用いる。バッテリー53bには、太陽電池53aによって発電された電気が蓄電される。太陽電池型の無線表示端末5は、コイン電池を採用した無線表示端末(コイン電池型の無線表示端末)と異なり、電池の交換を必要としないため、コイン電池型の無線表示端末と比べて、メンテナンスの手間を減らすこと可能になる。
しかし、太陽電池型の無線表示端末5は、利用可能な電力量が太陽電池53aの性能やバッテリー53bの充電可能量等に依存する。したがって、太陽電池53aによる発電量やバッテリー53bの残量と比べて、無線表示端末5で消費する電力量(放電量)が多い場合には、所望する内容を無線表示端末5に表示させることができない場合が生じる。言い換えると、オペレータが、コマンド送信装置2に製品関連情報を入力して表示内容変更に係るコマンドを生成し、無線表示端末5に向けてコマンドを送信した場合であっても、無線表示端末5では、電力不足が原因で当該コマンドを実行できない場合がある。
上記実施形態に係る無線表示端末管理システム1では、コマンド送信装置2は、無線表示端末5で利用可能な電力に関連する情報を考慮してコマンドを送信する。これにより、太陽電池型の無線表示端末5を効率よく利用することができる。
(6−2)
また、上記実施形態に係る無線表示端末管理システム1では、バッテリー53bに残された電力量(バッテリー残量)を推定し、推定バッテリー残量に基づいてコマンドを即時送信するかどうかを判断する。バッテリー残量は、過去の所定の時間サイクルにおいて消費された電力量と、過去の所定の時間サイクルにおいて太陽電池53aにより発電された電力量とに基づいて推定される。これにより、より適切なバッテリー残量を推定し、効果的に太陽電池型の無線表示端末5を活用することができる。
(6−3)
さらに、上記実施形態では、コマンド送信装置2において、所定の時間サイクルにおいて消費される予定である電力量に関する情報(第2情報)が記憶されており、コマンド送信装置2は、第2情報に基づいて対象無線表示端末へのコマンドの送信可否を判断する。これにより、電力不足によるコマンド送信エラーを防ぐことができる。
(6−4)
また、上記実施形態に係る無線表示端末管理システム1では、無線表示端末5の表示部52が電子ペーパーで構成されている。電子ペーパーは、表示内容の変更時にのみ電力を消費する。言い換えると、電子ペーパーは、情報に基づく内容を表示させた後、表示された内容の保持に電力を必要としない。したがって、システムの省エネルギー化を図ることができる。また、太陽電池型の無線表示端末5のように、利用可能な電力量に制限がある場合であっても、限られた電力量を効率よく利用することができる。
(6−5)
また、上記実施形態に係るコマンド送信装置2は、対象無線表示端末のバッテリー残量が十分でないと判断した場合に、コマンドを待機コマンドデータベースに記憶させる。また、待機コマンドデータベースに記憶されたコマンドは、所定の時間間隔(本実施形態では15分間隔)で、まとめて送信される。これにより、コマンド送信装置2と無線表示端末5との間の通信回数を低減させることができ、より省エネルギー化を図ることができる。
また、コマンド送信装置2は、対象無線表示端末のバッテリー残量の不足が原因で、コマンドを待機コマンドデータベースに記憶させる場合には、報知部25によって注意喚起のための報知を行う。これにより、オペレータは、当該コマンドに対応する表示内容の変更が現時点で行えなかったことを即座に把握することができる。
(7)変形例
(7−1)変形例A
上記実施形態では、コマンド送信装置2においてバッテリー残量を推定して推定値を算出し、当該推定値に基づいてコマンドの即時送信の可否を判断した。しかし、上記実施形態に係る構成に代えて、図9に示すようなコマンド送信装置200の構成および図10に示すような無線表示端末500の構成を採用してもよい。コマンド送信装置200および無線表示端末500は共に、基本的な構成は上記実施形態に係るコマンド装置2および無線表示端末5の構成と共通するが、コマンド送信装置200では、コマンド送信装置2において、放電量算出部62a、残量算出部62b、第1判断部62c、第2判断部62d、および送信部62eとして機能させた制御部62は、第1判断部62c、第2判断部62d、および送信部62eとして機能させる。また、無線表示端末500では、無線表示端末5において、コマンドの実行等を行わせた制御部54aを、残量取得部54aaおよび残量送信部54abとしてさらに機能させる。ここで、残量取得部54aaは、二次電池(バッテリー)53bに残った電力量(バッテリー残量)に関する情報(残量値)を取得する。また、残量送信部54abは、残量取得部54aaによって取得された残量値を、所定のタイミングでコマンド送信装置2に向けて送信する。ここで、所定のタイミングとは、例えば、トランシーバ4に向けてフィードバック信号を送信するタイミングである。これにより、コマンド送信装置2において、正確なバッテリー残量を把握することができ、より効果的に太陽電池型の無線表示端末5を活用することができる。
(7−2)変形例B
上記実施形態に係る無線表示端末5は、さらに、他の外部端末からの入力を受け付けるセンサや、オペレータによって直接入力が可能な入力手段を備えていてもよい。この場合には、センサおよび入力手段によって無線表示端末5において消費される電力量を考慮して、コマンド送信可否が判断されることが好ましい。
(7−3)変形例C
上記実施形態に係る無線表示端末管理システム1では、コマンド送信装置2に太陽型の無線表示端末5を接続し、太陽電池型の無線表示端末5を管理したが、コマンド送信装置2に接続される無線表示端末5には、コイン電池型の無線表示端末が含まれていてもよい。すなわち、無線表示端末管理システム1において、コマンド送信装置2と、太陽電池型の無線表示端末5およびコイン電池型の無線表示端末とが接続されていてもよい。この場合には、初期設定時に、コマンド送信装置2に、太陽電池型の無線表示端末と、コイン電池型の無線表示端末とを識別させておくことが好ましい。
(7−4)変形例D
上記実施形態におけるコマンド送信装置2では、オペレータによって見込放電量および見込発電量を予め入力していたが、見込放電量および見込発電量を、過去の通信頻度等に基づいて学習されるように構成されていてもよい。
(7−5)変形例E
上記実施形態におけるコマンド送信時の動作として、バッテリーの残量についての判断を、緊急性の判断の後に行ったが(図7参照)、バッテリーの残量についての判断は、緊急性の判断の前に行ってもよい。
1 無線表示端末管理システム
2 コマンド送信装置
3 ベースステーション
4 トランシーバ
5 無線表示端末
62a 放電量算出部
62b 残量算出部
62c 第1判断部
62d 第2判断部
62e 送信部
特開2009−022767号公報公報

Claims (7)

  1. 表示部、前記表示部に表示される内容を変更するための電力を供給する太陽電池、および電力を充電するバッテリーを有する複数の無線表示端末と、
    前記内容の変更に関するコマンドを、前記複数の無線表示端末のいずれかに実行させるコマンド送信装置と、
    を備え、
    前記コマンド送信装置は、
    無線表示端末で利用可能な電力に関連する第1情報を記憶する第1情報記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記第1情報に基づき、前記コマンドを送る送信部と、
    を有する、
    無線表示端末管理システム。
  2. 前記第1情報は、前記太陽電池による発電量および前記各無線表示端末で消費された第1電力量と、前記バッテリーに蓄電された蓄電量と、のうち少なくとも1つに関連する情報であり、
    前記コマンド送信装置は、
    前記コマンドを実行させる対象である対象無線表示端末に関する情報であって、前記第1情報に含まれる対象無線表示端末情報に基づき、前記対象無線表示端末への前記コマンドの送信可否を判断する送信判断部
    をさらに有し、
    前記送信部は、前記送信判断部によって前記コマンドの送信が可能であると判断された場合に、前記コマンドを前記複数の無線表示端末に送信する、
    請求項1に記載の無線表示端末管理システム。
  3. 前記第1電力量は、過去の短い時間サイクルにおいて消費された電力量である、
    請求項2に記載の無線表示端末管理システム。
  4. 前記第1情報記憶部は、所定の時間サイクルにおいて消費される第2電力量に関する第2情報をさらに記憶し、
    前記送信判断部は、前記第1情報と前記第2情報とを比較して、前記対象無線表示端末への前記コマンドの送信可否を判断する、
    請求項2または3に記載の無線表示端末管理システム。
  5. 前記表示部は、電子ペーパーである、
    請求項1から4のいずれかに記載の無線表示端末管理システム。
  6. 前記コマンド送信装置は、
    前記送信判断部によって、前記対象無線表示端末への前記コマンドの送信が不可能であると判断された場合に、前記コマンドの即時送信が不可能である旨を報知する報知部
    をさらに有する、
    請求項2から6のいずれかに記載の無線表示端末管理システム。
  7. 前記コマンド送信装置は、
    前記送信判断部によって、前記コマンドの送信が不可能であると判断された場合に、前記コマンドを記憶するコマンド記憶部
    をさらに有し、
    前記送信部は、前記コマンド記憶部に記憶されたコマンドを、所定の時間間隔で前記複数の無線表示端末に送信する、
    請求項6に記載の無線表示端末管理システム。
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