JP2012240426A - 車両用シートの設置構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート体が複数の脚部によって車両のフロアに支持された車両用シートの設置構造において、フロントクロスメンバ20は、端部21の上面21aと、端部21の上面21aよりも高さの高い中央部22の上面22aを有し、四つの脚部のうち一つの脚部は端部21の上面21aの上に固定され、他の脚部は中央部22の上面22aの上に固定され、端部21に固定された脚部にフットカバー40が取り付けられ、フットカバー40は、中央部22の上面22aと略同等の高さに配置される平坦な上面41aを有する平板部41と、平板部41の下面から下方に延出して端部21の上面21aの上に載置される箱形リブ48と、を備える。
【選択図】図4
Description
請求項1に係る発明は、シート体(例えば、後述する実施例におけるシートクッション101、シートバック102)が複数の脚部(例えば、後述する実施例における脚部3)によって車両のフロアに支持された車両用シートの設置構造において、前記フロアは、第1のフロア面(例えば、後述する実施例におけるフロントクロスメンバ20の端部21の上面21a)と、前記第1のフロア面よりも高さの高い第2のフロア面(例えば、後述する実施例におけるフロントクロスメンバ20の中央部22の上面22a)を有し、前記複数の脚部のうちの少なくとも一つの脚部(例えば、後述する実施例における脚部3A)は前記第1のフロア面の上に固定され、他の脚部は前記第2のフロア面の上に固定され、前記第1のフロア面の上に固定される前記脚部にフットカバー(例えば、後述する実施例におけるフットカバー40)が取り付けられ、前記フットカバーは、前記第2のフロア面と略同等の高さに配置される略平坦な上面(例えば、後述する実施例における上面41a)を有する平板部(例えば、後述する実施例における平板部41)と、該平板部の下面から下方に延出して前記第1のフロア面の上に載置されるリブ部(例えば、後述する実施例における箱形リブ48)と、を備えることを特徴とする車両用シートの設置構造である。
請求項2に係る発明によれば、フットカバーの位置決めが容易となる。
請求項3に係る発明によれば、フットカバーの位置ずれを防止することができる。
図1は、右ハンドル仕様の車両に搭載されるドライバーズシート1とパッセンジャシート2の斜視図であり、これらシート1,2は所謂センタータンクレイアウトを採用した車両に搭載されており、これらシート1,2の下部のフロア下に燃料タンク(図示略)が搭載される。
シート1,2は、シートクッション(シート体)101、シートバック(シート体)102、ヘッドレスト103等からなり、ドライバーズシート1は脚部3によって、パッセンジャシート2は脚部4によって、それぞれ車体骨格部材に取り付けられている。
脚部3Aは、起立部6の上部が、ドライバーズシート1のスライドレール(図示略)を支持する支持ブラケット5の前端下部に固定されており、起立部6の下部にベース(固定部)7が設けられている。起立部6の下半部分およびこれに連なるベース7には、その左右両側にU字状の屈曲部8,8が形成され、両屈曲部8,8が平坦部9で連結された形状をなし、ベース部7の平坦部9の中央に取付孔9aが設けられている。
また、ドライバーズシート1の前部車内側を支持する脚部3は、クロスメンバ20の中央部22の上面22aに固定されている(図2参照)。
図6から図8の図面を参照してフットカバー40について説明する。図6はフットカバー40を車両前方側から見た正面図であり、図7はフットカバー40を後方斜め下から見た斜視図であり、図8はフットカバー40を前方斜め下から見た斜視図である。
脛当て部42は、脚部3Aの前方および左右側方を覆うように、前板部43と左右の側板部44,45が断面コ字状をなすように繋がって形成されている。図7に示すように、側板部44,45の内面上部には係止突起46が設けられている。
平板部41の後端側を除く三方の縁部には、下方に屈曲する縁取り部47が形成されている。
そして、フットカバー40が脚部3Aに固定された状態では、図4に示すように、脚部3Aにおけるベース7の左右の屈曲部8,8の上にフットカバー40の水平底部50が載置され、ベース7の左側の屈曲部8の外縁がフットカバー40の段差部49における鉛直壁面49aに当接し、鉛直壁面49aの下端がフロアボード24を介してフロントクロスメンバ20の端部21の上面21aに載置され、フットカバー40の傾斜底部51がフロアボード24の傾斜部25を介してフロントクロスメンバ20の傾斜面23に載置され、フットカバー40の左右の縁取り部47がフロアボード24の段差部26とサイドシルガーニッシュ28のフランジ部29の上に当接する。また、フットカバー40の平板部41の上面41aはフロントクロスメンバ20の中央部22の上面22aとほぼ同一高さに配置される。
そして、高さの違うフロア面にドライバーズシート1を設置した場合にも、フットカバー40の平坦部41を、高さの高いフロア面であるフロントクロスメンバ20の中央部22と略同等の高さに配置することができるので、平坦部41を、中央部22と同一高さに配置されているフロアボード24とほぼ面一にすることができ見栄えがよい。また、フットカバー40の箱形リブ48の鉛直壁面49aの下端および傾斜底部51がフロアボード24を介してフロントクロスメンバ20の端部21の上面および傾斜面23の上に載置されるので、フットカバー40の平坦部41に上から荷重が加わったときにも、その荷重を箱形リブ48を介してフロントクロスメンバ20に逃がすことができる。
さらに、ベース7の左側の屈曲部8の外縁がフットカバー40の段差部49における鉛直壁面49aに当接しているので、フットカバー40の左右方向の位置ずれを防止することができる。例えば、フットカバー40の平坦部41に上から荷重が加わったときには、フットカバー40の傾斜底部51がフロアボード24の傾斜部25に当接していることから、フットカバー40には車外側へ移動する方向の力が作用することとなるが、その場合にもフットカバー40の鉛直壁面49aがベース7に係止しているので、フットカバー40の移動を阻止することができる。
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、前述した実施例では、シートの脚部の長さが異なる要因としてセンタータンクレイアウトを例示したが、脚部の長さが異なる要因はこれに限定されるものではない。
また、前述した実施例では、四つの脚部のうちの一つの脚部だけが他の三つの脚部よりも長さが長い例で説明したが、長さが長い脚部が二つある場合にも、この二つの長い脚部に対してこの発明を適用することが可能である。
3,3A 脚部
7 ベース(固定部)
21a 端部の上面(第1のフロア面)
22a 中央部の上面(第2のフロア面)
23 傾斜面(傾斜フロア面)
40 フットカバー
41 平板部
41a 上面
48 箱形リブ(リブ部)
49a 鉛直壁面(係合部)
51 傾斜底部(傾斜部)
101 シートクッション(シート体)
102 シートバック(シート体)
Claims (3)
- シート体が複数の脚部によって車両のフロアに支持された車両用シートの設置構造において、
前記フロアは、第1のフロア面と、前記第1のフロア面よりも高さの高い第2のフロア面を有し、
前記複数の脚部のうちの少なくとも一つの脚部は前記第1のフロア面の上に固定され、他の脚部は前記第2のフロア面の上に固定され、
前記第1のフロア面の上に固定される前記脚部にフットカバーが取り付けられ、
前記フットカバーは、前記第2のフロア面と略同等の高さに配置される略平坦な上面を有する平板部と、該平板部の下面から下方に延出して前記第1のフロア面の上に載置されるリブ部と、を備えることを特徴とする車両用シートの設置構造。 - 前記フロアは、前記第1のフロア面から前記第2のフロア面に向けて上方に傾斜して前記第1のフロア面と前記第2のフロア面とを接続する傾斜フロア面を有し、
前記リブ部は、前記傾斜フロア面に当接する傾斜部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートの設置構造。 - 前記リブ部は、前記脚部における前記第1のフロア面に対する固定部に係合する係合部を備えることを特徴とする請求項2に記載の車両用シートの設置構造。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07205700A (ja) * | 1994-01-24 | 1995-08-08 | Toyota Auto Body Co Ltd | シートレッグカバー |
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JP2006001352A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Mitsubishi Motors Corp | 車両のシート設置構造 |
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2011
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