JP2012239687A - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

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Takashi Hattori
孝志 服部
Kota Kawakami
功太 川上
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Kyoraku Sangyo Kk
京楽産業.株式会社
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Abstract

【課題】演出全体の信頼度を変えずに可動役物を動作させる場合と同等の演出をおこなうこと。
【解決手段】(1)は、遊技者からのボタン操作を受け付ける画面を示している。(1)において、遊技者がボタン操作したとする。遊技者がボタン操作した際に、第2可動役物132が動作可能でなければ、第2可動役物132は画像表示部104前面に移動する。一方、遊技者がボタン操作した際に、第2可動役物132が動作不可能であれば(2)に示すように、画像表示部104には第2可動役物132の動作を模した第2代替進出画像2040を表示させる。
【選択図】図20−4

Description

本発明は、動作可能に設けられる可動役物を用いて演出をおこなうぱちんこ遊技機に関する。
従来、遊技盤の遊技領域に打ち出した遊技球が特定の始動口に入賞すると、主制御部の制御により、始動入賞したタイミングにて取得した乱数が予め定められた大当たり乱数と一致するか否かの当たり判定をおこなうぱちんこ遊技機が広く使用されている。当たり判定の結果、大当たりであると判定された場合には、大当たりを示す図柄にて特別図柄を停止させて有利遊技状態である大当たり遊技状態に移行させるようにしている。当たり判定をおこなう際には、特別図柄の変動時間を示す変動態様の判定もおこなわれる。
ぱちんこ遊技機には、主制御部による当たり判定や変動態様の判定結果を受けて、画像表示部等を用いて演出をおこなう演出制御部が設けられている。演出制御部は、所定の特別図柄の変動時にリーチ演出をおこなう。リーチ演出とは、たとえば3つ装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄、第3装飾図柄)を変動させる場合、第1装飾図柄および第2装飾図柄を有効ライン上に関連性のある図柄(たとえば同一の図柄)で揃えた後に、第3装飾図柄のみを変動させ、演出時間を通常よりも長くして、大当たりへの期待を高めるようにした演出である。
演出制御部は、大当たりの場合には、第1装飾図柄および第2装飾図柄と関連性のある装飾図柄で第3装飾図柄を停止させる。一方、ハズレの場合には、第1装飾図柄および第2装飾図柄と関連性のない装飾図柄で第3装飾図柄を停止させる。
また、ぱちんこ遊技機は、リーチ演出のほかにも、大当たり抽選の抽選結果を示すまでに遊技者の期待感を高めて、遊技を楽しませるために、様々な演出をおこなっている。たとえば、近年では、画像表示部を用いた表示演出や、複数のランプを用いた点滅や点灯などによるランプ演出のほか、いわゆる、ギミックと称される可動役物を点灯させたり動作させたりすることによる役物演出をおこなうものも用いられている(たとえば、下記特許文献1参照)。
演出制御部の具体的な構成を挙げると、演出制御部は、演出内容を選択するとともに演出全体を統括する演出統括部と、可動役物の動作を制御するランプ制御部と、画像を制御する画像制御部とを備えている。ランプ制御部は、たとえば、可動役物が基準位置(原点位置)にない場合に、所定のタイミングで可動役物を原点位置に復帰動作させる。
特開2007−319374号公報
しかしながら、上述した従来技術は、可動役物の動作中に、演出統括部が可動役物を用いる演出(以下「役物演出」という)を選択したとすると、可動役物が動作途中であるにもかかわらず、役物演出に応じた動作を開始することとなる。これにより、可動役物の動作可能な範囲を超えて駆動モータが駆動してしまい、可動役物の破損やモータの故障を招くおそれがあるといった問題があった。ここで、仮に、可動役物が原点位置にいない場合には、可動役物を動作させないようにしたとすると、画像表示部には可動役物の動作に合わせた役物演出用の画像が表示されることとなり、たとえば、可動役物が動作せずにエフェクト画像のみが表示されることとなり、演出効果が低減するといった問題があった。
また、可動役物が原点位置にない場合に、役物演出を選択せずに、代わりとなる特定の演出を選択するようにしたとすると、演出の趣旨が変わるおそれがあるほか、役物演出や特定の演出の信頼度が変わるおそれがある。また、いわゆる「決め役物」と称される大当たり確定の動作を示す役物演出については、代わりとなる演出がないため、大当たり当選時に遊技者を高揚させることができなくなり、ぱちんこ遊技機の興趣が著しく低下するおそれがある。このように、可動役物が原点位置にない場合に、可動役物を用いる演出を選択しないようにしたとしても、演出効果が低減するおそれがあるといった問題があった。
本発明は、上記の従来技術による問題点を解消するため、可動役物の破損やモータの故障を抑止しながら、演出効果の低下を抑止することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は以下の構成を採用した。括弧内の参照符号は、本発明の理解を容易にするために実施形態との対応関係を示したものであって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。本発明にかかるぱちんこ遊技機(100)は、遊技盤(101)上に設けられる始動領域(105,106)と、前記始動領域(105,106)を遊技球が通過した場合に、判定用情報を取得する取得手段(2071)と、前記取得手段(2071)によって取得された前記判定用情報に基づいて、遊技者にとって有利な特別遊技をおこなうか否かの判定をおこなう有利判定手段(2072)と、画像を表示する画像表示部(104)と、所定の動作をする可動役物(131,132)と、前記可動役物(131,132)を動作させることが可能か否かを判定する役物判定手段(2081)と、前記有利判定手段(2072)によって判定された判定結果に基づいて、前記特別遊技をおこなう信頼度を対応づけて設定される複数の演出パターンの中から一の演出パターンを選択する選択手段(2082)と、前記選択手段(2082)によって選択された演出パターンに基づいて、前記画像表示部(104)の表示および前記可動役物(131,132)の動作を制御する演出制御手段(2083)と、を備え、前記演出制御手段(2083)は、前記選択手段(2082)によって特定の演出パターンが選択された場合に、前記画像表示部(104)に特定の画像を表示させるとともに、前記可動役物(131,132)に特定の動作をさせる特定演出制御手段(2084)を有し、前記特定演出制御手段(2084)は、前記役物判定手段(2081)によって前記可動役物(131,132)を動作させることが不可能であると判定された場合、前記可動役物(131,132)の前記特定の動作を模した代替画像を前記画像表示部(104)に表示させることを特徴とする。
すなわち、本発明は、可動役物(131,132)を動作させることが不可能な場合、可動役物(131,132)を動作させずに、可動役物(131,132)の動作を模した代替画像を画像表示部(104)に表示させるようにした。
また、上記の発明において、前記可動役物(131,132)は、前記画像表示部(104)の前面を移動するものであり、前記代替画像は、前記可動役物(131,132)が前記画像表示部(104)の前面を移動する際の移動時の態様を模した画像であることを特徴とする。
また、上記の発明において、前記特定演出制御手段(2084)は、階層構造を有するレイヤを設定して画像を表示させるものであり、前記役物判定手段(2081)によって前記可動役物(131,132)を動作させることが不可能であると判定された場合、前記特定の画像が設定されているレイヤに前記特定の画像から前記代替画像へ画像を差替えて設定することにより、または前記特定の画像が設定されているレイヤよりも上層のレイヤに前記代替画像を設定することにより、前記代替画像を前記画像表示部(104)に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、可動役物を動作させる場合と似通った演出をおこなうことができるので、演出効果の低下を抑止することができるとともに、可動役物の破損やモータの故障を抑止することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態にかかるぱちんこ遊技機の正面図である。 ぱちんこ遊技機の情報表示部を示す説明図である。 ぱちんこ遊技機の背面図である。 第1可動役物の正面図(その1)である。 第1可動役物の正面図(その2)である。 第2可動役物の動作図(その1)である。 第2可動役物の動作図(その2)である。 可動役物を用いる際の演出の概要を示す説明図である。 ぱちんこ遊技機の内部構成を示すブロック図(その1)である。 カウンタ記憶領域の記憶内容の一例を示す説明図である。 特図判定用情報記憶領域の記憶内容の一例を示す説明図である。 普図判定用情報記憶領域の記憶内容の一例を示す説明図である。 特図当たり判定テーブルの一例を示す説明図(その1)である。 特図当たり判定テーブルの一例を示す説明図(その2)である。 特図当たり図柄判定テーブルの一例を示す説明図(その1)である。 特図当たり図柄判定テーブルの一例を示す説明図(その2)である。 特図変動パターン判定テーブルの一例を示す説明図(その1)である。 特図変動パターン判定テーブルの一例を示す説明図(その2)である。 特図判定結果記憶領域の一例を示す説明図である。 ぱちんこ遊技機の内部構成を示すブロック図(その2)である。 ハズレ時に用いる変動演出パターンテーブルの一例を示す説明図である。 大当たり時に用いる変動演出パターンテーブルの一例を示す説明図である。 ぱちんこ遊技機の内部構成を示すブロック図(その3)である。 ぱちんこ遊技機の内部構成を示すブロック図(その4)である。 高期待度リーチ演出A1での第1可動役物の動作時における各コマンドおよびその発行タイミングを示す説明図である。 高期待度リーチ演出A1での第1可動役物の動作時または代替画像の出力時における各コマンドおよびその発行タイミングを示す説明図である。 高期待度リーチ演出A1において第1可動役物および第2可動役物を動作させるにあたって演出統括部からランプ制御部へ送信されるコマンドの発行タイミングおよび演出パターンを示す説明図である。 高期待度リーチ演出A1において第1可動役物および第2可動役物を動作させる演出をおこなうにあたって演出統括部から画像・音声制御部へ送信されるコマンドの発行タイミングおよび画像パターンを示す説明図である。 高期待度リーチ演出A1における第1可動役物の動作を示す説明図(その1)である。 高期待度リーチ演出A1における第1可動役物の動作を示す説明図(その2)である。 高期待度リーチ演出A1における第1可動役物の代替画像の一例を示す説明図である。 大当たり時の高期待度リーチ演出A1での第2可動役物の動作時における各コマンドおよびその発行タイミングを示す説明図である。 大当たり時の高期待度リーチ演出A1での第2可動役物の動作時または代替画像の出力時における各コマンドおよびその発行タイミングを示す説明図である。 大当たり時の高期待度リーチ演出A1における第2可動役物の動作を示す説明図(その1)である。 大当たり時の高期待度リーチ演出A1における第2可動役物の代替画像の一例を示す説明図である。 可動役物を動作させる通常時において画像・音声制御部が設定するレイヤを示す説明図である。 代替画像を表示させる際に画像・音声制御部が設定するレイヤを示す説明図(その2)である。 実施の形態1にかかるぱちんこ遊技機の機能的構成を示すブロック図である。 メイン処理の処理内容を示すフローチャートである。 タイマ割込処理の処理内容を示すフローチャートである。 始動口スイッチ処理の処理内容を示すフローチャートである。 特別図柄処理の処理内容を示すフローチャートである。 大当たり抽選処理の処理内容を示すフローチャートである。 特図変動パターン判定処理の処理内容を示すフローチャートである。 停止中処理を示したフローチャート(その1)である。 停止中処理を示したフローチャート(その2)である。 大入賞口処理の処理内容を示すフローチャートである。 オープニング処理の処理内容を示すフローチャートである。 開放中処理の処理内容を示すフローチャートである。 インターバル処理の処理内容を示すフローチャートである。 エンディング処理の処理内容を示すフローチャートである。 遊技状態設定処理の処理内容を示すフローチャートである。 演出メイン処理の処理内容を示すフローチャートである。 演出タイマ割込処理の処理内容を示すフローチャートである。 コマンド受信処理の処理内容を示すフローチャートである。 特図コマンド受信処理の処理内容を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかるランプコマンド受信処理の処理内容を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる第1可動役物演出中処理の処理内容を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる操作受付処理の処理内容を示すフローチャートである。 ランプ制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 起動復帰処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。 起動復帰処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。 可動役物制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 演出開始時復帰処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。 演出開始時復帰処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。 演出制御処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。 演出制御処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。 演出終了制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 画像・音声制御処理の処理内容を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる可動役物演出中処理の処理内容を示すフローチャートである。 実施の形態2において、第1可動役物を動作させるにあたって発行されるコマンドを示す説明図である。 実施の形態2において、第2可動役物を動作させるにあたって発行されるコマンドを示す説明図である。 実施の形態2にかかるぱちんこ遊技機の機能的構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかるランプコマンド受信処理の処理内容を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる第1可動役物演出中処理の処理内容を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる操作受付処理の処理内容を示すフローチャートである。 画像・音声制御部がおこなうフラグ設定処理を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる可動役物演出中処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。 実施の形態2にかかる可動役物演出中処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるぱちんこ遊技機の好適な実施の形態1,2を詳細に説明する。以下に示す実施の形態は、本発明にかかるぱちんこ遊技機を、旧第一種に属するぱちんこ遊技機(いわゆる「デジパチ」)に適用した例である。
(実施の形態1)
(ぱちんこ遊技機の基本構成)
まず、本発明の実施の形態1にかかるぱちんこ遊技機の基本構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかるぱちんこ遊技機の正面図である。図1に示すように、ぱちんこ遊技機100は、遊技盤101を備えている。遊技盤101の下部位置には、発射部が配置されている。
発射部の駆動によって発射された遊技球は、レール102a,102b間を上昇して遊技盤101の上部位置に達した後、遊技領域103内を落下するようになっている。遊技領域103には、複数の釘(不図示)が設けられており、この釘によって遊技球は不特定な方向に向けて落下する。また、遊技領域103において遊技球の落下途中となる位置には、遊技球の落下方向を変化させる風車や各種入賞口(始動口や大入賞口など)が配設されている。
遊技盤101の略中央部分には、画像表示部104が配置されている。画像表示部104としては液晶表示器(LCD:Liquid Crystal Display)などが用いられる。画像表示部104の下方には、第1始動口105と、第2始動口106とが配設されている。ぱちんこ遊技機100は、第1始動口105や第2始動口106に遊技球が入賞することにより特別図柄用の判定用情報(以下「特図判定用情報」という)を取得する。ぱちんこ遊技機100は、この特図判定用情報を用いて大当たり抽選(特別図柄抽選)をおこなうことになる。
第2始動口106の近傍には、普通電動役物(後述する普通図柄抽選の抽選結果に基づき開閉動作する役物)としての電動チューリップ107が設けられている。電動チューリップ107は、遊技球を第2始動口106へ入賞し難くさせる閉状態(閉口された状態)と、閉状態よりも入賞し易くさせる開状態(開放された状態)とを有する。これらの状態の制御は、電動チューリップ107が備えるソレノイドによっておこなわれる。
電動チューリップ107は、通常時には閉状態とされており、所定条件を満たした際に開状態とされる。具体的には、ぱちんこ遊技機100は、画像表示部104の下側に配設されたゲート108を遊技球が通過すると、普通図柄用の判定用情報(以下「普図判定用情報」という)を取得する。ぱちんこ遊技機100は、この普図判定用情報を用いて普通図柄抽選をおこなう。普通図柄抽選において普通図柄当たり(以下「普図当たり」という)に当選すると、ぱちんこ遊技機100は、所定期間、電動チューリップ107を開状態とする。
第2始動口106の下方には、大入賞口109が設けられている。大入賞口109は、遊技球が大入賞口109へ入賞不可能な閉状態(閉鎖された状態)と、遊技球が大入賞口109へ入賞可能な開状態(開放された状態)とを有する。これらの状態の制御は、大入賞口109が備えるソレノイドによっておこなわれる。
大入賞口109は、通常時には閉状態とされており、所定条件を満たした際に開状態とされる。具体的には、ぱちんこ遊技機100は、第1始動口105または第2始動口106に遊技球が入賞すると、大当たり抽選をおこなう。大当たり抽選において大当たりに当選すると、ぱちんこ遊技機100は大当たり遊技状態となり、所定期間、大入賞口109を開状態とする。大入賞口109が開状態とされているときに、遊技球が大入賞口109に入賞すると、ぱちんこ遊技機100は所定個数(たとえば15個)の賞球を払い出す。
画像表示部104の側部や下方などには普通入賞口110が配設されている。普通入賞口110は、遊技球の入賞により所定個数(たとえば10個)の賞球を払い出すための入賞口となっている。これにより、遊技球が普通入賞口110に入賞すると、ぱちんこ遊技機100は所定個数(たとえば10個)の賞球を払い出す。普通入賞口110は、図示の位置に限らず、遊技領域103内の任意の位置に配設してよい。遊技領域103の最下部には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収する回収口111が設けられている。
遊技盤101の右下部分には、遊技者に特別図柄などの遊技情報を明示する情報表示部112が設けられている。情報表示部112の詳細については後述するが、情報表示部112は、遊技球が第1始動口105へ入賞することによりおこなわれる大当たり抽選の抽選結果をあらわす第1特別図柄や、遊技球が第2始動口106へ入賞することによりおこなわれる大当たり抽選の抽選結果をあらわす第2特別図柄などを表示する。また、情報表示部112は、遊技球がゲート108を通過することによりおこなわれる普通図柄抽選の抽選結果をあらわす普通図柄を表示する。
また、画像表示部104の上部には、光を透過する有色のカバーで覆われた盤ランプLpが設けられており、演出内容に応じて所定の点灯態様で点滅する。なお、盤ランプLpは、画像表示部104の上部のみならず、図示していないが、遊技盤101の外周部や、画像表示部104の下部などにも配置されている。遊技盤101の遊技領域103の外周部分には、枠部材113が設けられている。枠部材113は、遊技盤101の上下左右の4辺において遊技領域103の周囲を囲む形状を有している。また、枠部材113は、遊技盤101の盤面から遊技者側に突出する形状を有している。
枠部材113において遊技領域103の上側にはスピーカ114が組み込まれている。また、枠部材113において遊技領域103の上側および下側となる2辺には、演出ライト部(枠ランプ)115が設けられている。演出ライト部115は、それぞれ複数のランプとモータ(不図示)とを有する。演出ライト部115の各ランプは、ぱちんこ遊技機100の正面にいる遊技者を照射する。また、これらのランプは、モータの駆動により光の照射方向を上下方向・左右方向に変更することができるようになっている。
枠部材113の下部位置には、操作ハンドル116が配置されている。操作ハンドル116は、発射部の駆動によって遊技球を発射させる際に、遊技者によって操作される。操作ハンドル116は、枠部材113と同様に、遊技盤101の盤面から遊技者側に突出する形状を有している。
操作ハンドル116は、発射部を駆動させて遊技球を発射させる発射指示部材117を備えている。発射指示部材117は、操作ハンドル116の外周部において、遊技者から見て右回りに回転可能に設けられている。公知の技術であるため詳細な説明を省略するが、操作ハンドル116には、遊技者が発射指示部材117を直接操作していることを検出するセンサなどが設けられている。これにより、発射部は、発射指示部材117が遊技者によって直接操作されているときに遊技球を発射させる。
枠部材113において、遊技領域103の下側となる辺には、演出ボタン(チャンスボタン)118や十字キー119、打球供給皿120などが設けられている。演出ボタン118や十字キー119は、遊技者からの操作を受け付ける。打球供給皿120は、遊技球を収容するとともに、順次発射部へ遊技球を送り出す。
また、遊技盤101上には、第1可動役物131が設けられている。第1可動役物131は、駆動部を有して当該駆動部により所定の基準位置(たとえば原点位置)を含む所定範囲内を動作可能に設けられている。具体的には、第1可動役物131は、図示しているように画像表示部104の前面に配置された進出位置と、画像表示部104の下部の収容部に収容された退避位置と、を移動可能にしている。
さらに、遊技盤101上には、第1可動役物131とは異なる第2可動役物132も設けられている。第2可動役物132も、駆動部を有して当該駆動部により所定の基準位置(たとえば原点位置)を含む所定範囲内を動作可能に設けられている。具体的には、第2可動役物132は、「銭」を象った形状をしており、図示しているように画像表示部104の前面から退避した退避位置と、画像表示部104の前面に進出した進出位置と、を移動可能にしている。第1可動役物131および第2可動役物132は、それぞれ独立して駆動する。第1可動役物131および第2可動役物132の詳細な構成や動作については、図4−1〜図5−2を用いて後述する。
(情報表示部の詳細)
つぎに、情報表示部112の詳細について説明する。図2は、ぱちんこ遊技機の情報表示部を示す説明図である。図2において、情報表示部112は、特別図柄表示部201と、普通図柄表示部202と、保留数表示部203と、ラウンド数表示部204と、右打ち表示部205とを備える。各表示部201〜205には、それぞれLED(Light Emitting Diode)表示器が採用されている。
第1特別図柄表示部201aは、遊技球が第1始動口105へ入賞することによっておこなわれる大当たり抽選の抽選結果をあらわすものであり、8つのLEDからなる。第2特別図柄表示部201bは、遊技球が第2始動口106へ入賞することによっておこなわれる大当たり抽選の抽選結果をあらわすものであり、第1特別図柄表示部201aと同様に、8つのLEDからなる。
各特別図柄の変動(変動表示)は、たとえば、図中、左から右へ流れるように、各LEDが点灯および消灯を順次繰り返すことによりおこなわれる。なお、特別図柄の変動中には、画像表示部104では装飾図柄などを用いた演出がおこなわれる。特別図柄の変動が終了すると、その後のLEDの点灯態様によって、大当たり抽選の抽選結果があらわされるようになっている。
たとえば、一番右のLEDのみが点灯した場合はハズレを示し、また、左から1つ目、2つ目、4つ目、7つ目のLEDが点灯した場合は、大当たりの一つである4ラウンド(R)短当たりを示すようになっている。さらに、全LEDが点灯した場合は、大当たりの一つである16R長当たりを示すようになっている。
各当たりを示すLEDの点灯態様は、一態様のみならず、当たりの数に応じて複数の点灯態様を取り得るようにしてもよい。また、たとえば、左から2つ目、5つ目、6つ目のLEDが点灯した場合は、大当たりの一つである16R短当たりを示すようになっている。
4R短当たりは、遊技者が4ラウンド分の出球を獲得することができる大当たりとなっている。16R長当たりは、遊技者が16ラウンド分の出球を獲得することができる大当たりとなっている。16R短当たりは、大入賞口109の開放時間が長いラウンドと短いラウンドとがあり、遊技者が実質4ラウンド分の出球を獲得することができる大当たりとなっている。
なお、特別図柄がハズレを示す図柄で停止した場合、画像表示部104上に表示される装飾図柄はハズレを示すいわゆるバラケ目で停止する。また、特別図柄が4R短当たりを示す図柄で停止した場合、画像表示部104上に表示される装飾図柄は4R短当たりを示す装飾図柄(たとえば「1・3・5」)で停止する。さらに、特別図柄が16R長当たりを示す図柄で停止した場合、画像表示部104上に表示される装飾図柄は16R長当たりを示す装飾図柄(たとえば「7・7・7」)で停止する。
特別図柄が16R短当たりを示す図柄で停止した場合、画像表示部104上に表示される装飾図柄は通常長当たりを示す装飾図柄(たとえば3,7以外のゾロ目)で停止する。なお、特別図柄が16R長当たりを示す図柄で停止した場合であっても、画像表示部104上に16R短当たりを示す装飾図柄(たとえば3,7以外のゾロ目)を停止させ、その後に16R長当たりであることを明示する昇格演出をおこなうようにしてもよい。
また、特別図柄表示部201の上部には、普通図柄が表示される普通図柄表示部202が配置されている。普通図柄表示部202は、遊技球がゲート108を通過することによっておこなわれる普通図柄抽選をあらわすものであり、「○」、「△」、「×」を示す3つのLEDからなる。普通図柄抽選で当たりに当選した場合に、ぱちんこ遊技機100は、所定期間、電動チューリップ107を開状態とする。普通図柄の変動中は、3つのLEDが点灯および消灯を繰り返す。
普通図柄の変動が停止すると、LEDの点灯態様によって、普通図柄抽選の抽選結果があらわされるようになっている。たとえば「○」のLEDが点灯すれば普通図柄当たり(長開放当たり)となり、「△」のLEDが点灯すれば普通図柄当たり(短開放当たり)となり、「×」のLEDが点灯すればハズレとなる。
普通図柄表示部202の左側には、特別図柄や普通図柄に対する判定用情報の数(以下「判定用情報数」という。いわゆる「保留数」)を表示する保留数表示部203が配置されている。保留数表示部203は、第1特別図柄保留数表示部203aと、第2特別図柄保留数表示部203bと、普通図柄保留数表示部203cとからなる。
第1特別図柄保留数表示部203aは、特別図柄の変動中に第1始動口105へ入賞した遊技球に対する特図判定用情報数を表示する。第2特別図柄保留数表示部203bは、特別図柄の変動中に第2始動口106へ入賞した遊技球に対する特図判定用情報数を表示する。普通図柄保留数表示部203cは、普通図柄の変動中にゲート108を通過した遊技球に対する普図判定用情報数を表示する。
ぱちんこ遊技機100は、第1始動口105へ入賞した遊技球に対する特図判定用情報、第2始動口106へ入賞した遊技球に対する特図判定用情報、ゲート108を通過した遊技球に対する普図判定用情報を、各々、規定数(たとえば4つ)を上限として記憶する。このため、第1特別図柄保留数表示部203aと第2特別図柄保留数表示部203bと普通図柄保留数表示部203cとは、上記の規定数を上限として記憶されたものを表示する。
ラウンド数表示部204は、大当たり遊技状態である際にこの大当たりのラウンド数を表示するものである。たとえば、4ラウンドの大当たりの場合には「4」をあらわすLEDが点灯し、16R長当たりまたは16R短当たりの場合には「16」をあらわすLEDが点灯する。右打ち表示部205は、右打ちによって遊技を進行させる遊技状態(たとえば大当たり遊技状態)である際にLEDが点灯し、遊技者に右打ちを促すものである。
図3は、ぱちんこ遊技機の背面図である。図3において、ぱちんこ遊技機100は、枠部材113に嵌め込まれている。ぱちんこ遊技機100は、主制御部としての主制御基板301と、複数のプリント基板を有する演出制御基板302と、電源の供給をおこなう電源制御基板303とを備えている。
各基板301〜303は、透明の樹脂成形部材からなる基板ケース301a〜303aにそれぞれ収容されている。演出制御基板302は、背面カバー304に覆われている。背面カバー304は、透明の樹脂成形部材によって構成されており、演出制御基板302の外側に配設されている接続ケーブルを保護する。
具体的には、背面カバー304は、各種制御基板や、その他の遊技機の部品に接続される接続ケーブルを保護する。また、背面カバー304は、開閉自在になっており、閉状態において、一部(下部)が主制御基板301の主基板ケース301aを覆う構成となっている。すなわち、背面カバー304の閉状態において、主制御基板301を取り外すことができないようになっている。一方、背面カバー304の開状態においては、主制御基板301を、図中、左方向にスライドさせることにより、主制御基板301の取り外しが可能になっている。
ここで、主制御基板301の主基板ケース301aについて詳述する。主制御基板301の主基板ケース301aは、背面カバー304の一部に覆われた状態にある。そのため、主基板ケース301aは、外部から他の基板を接続する不正改造や、他の基板に交換する不正行為ができないようにしている。さらに、主基板ケース301aは、透明ケースによって形成されているため、主制御基板301の不正改造や不正行為に対して、目視による確認ができるようになっている。なお、演出制御基板302や電源制御基板303についても、同様に透明な基板ケース302aまたは303aに収納されている。
また、主基板ケース301aには、RAMクリアスイッチを押下することが可能な操作部305が設けられている。RAMクリアスイッチは、主制御基板301のRAM(Random Access Memory)に蓄積されているバックアップ情報をクリアするためのスイッチである。主基板ケース301aには、操作部305を開閉自在に覆う開閉部306が設けられている。この開閉部306は、回動軸307を中心に回動する構成になっている。図3では、開閉部306が閉状態となっている場合を示している。
RAMクリアスイッチを押下する場合には、操作者(たとえば、ぱちんこ遊技機100の管理者)が開閉部306を開状態とした後に、操作部305を操作するといった二段階の手順を踏むようになっている。開状態となった開閉部306は、操作者が操作しない限り、重力によって閉状態となる。このように、RAMクリアスイッチを押下する際には、開閉部306を開状態にするという手順を踏まなければならないので、たとえば針金等を用いてRAMクリアスイッチを不正に押下することによって大当たりを高頻度でおこなわせるといった不正行為を抑止できるようにしている。
(ぱちんこ遊技機の基本動作)
つぎに、ぱちんこ遊技機100の基本動作について説明する。ぱちんこ遊技機100は、遊技球が第1始動口105または第2始動口106に入賞すると、大当たり抽選をおこなう。大当たり抽選をおこなうと、ぱちんこ遊技機100は、特別図柄表示部201の特別図柄を変動させる(変動表示する)。
たとえば、第1始動口105に入賞があって大当たり抽選をおこなった場合、ぱちんこ遊技機100は、第1特別図柄表示部201aの第1特別図柄を変動させる。第2始動口106に遊技球が入賞することで大当たり抽選をおこなった場合には、第2特別図柄表示部201bの第2特別図柄を変動させる。
特別図柄の変動を開始して所定期間が経過すると、ぱちんこ遊技機100は大当たり抽選の抽選結果を示すように変動された特別図柄を停止させる(停止表示する)。大当たり抽選で大当たりに当選した場合、ぱちんこ遊技機100は、大当たりを示す特別図柄を停止させた後に大当たり遊技状態となり、大入賞口109を当選した大当たりに応じたラウンド数分(たとえば16ラウンド分)、開放する。この開放中に、遊技球が大入賞口109へ入賞すると、ぱちんこ遊技機100は所定個数の賞球を払い出す。
ぱちんこ遊技機100は、特別図柄(第1特別図柄または第2特別図柄)を変動させた場合、この変動に対応させて、画像表示部104の表示画面上で、特別図柄に対応して設けられた装飾図柄も変動させる。そして、特別図柄を停止させた場合、画像表示部104の表示画面上で装飾図柄も停止させる。
なお、ぱちんこ遊技機100は、大当たり遊技状態であるときには大当たり抽選をおこなわず、大当たり遊技状態の終了後に、大当たり抽選をおこなう遊技状態へ復帰させる。たとえば、大当たり遊技状態の終了後は、所定回数の大当たり抽選がおこなわれるまで大当たりへの当選確率を高めた確変遊技状態となる。実施の形態1,2では、所定回数の大当たり抽選がおこなわれるまで確変遊技状態を継続させるST(Special Time)機と呼ばれるタイプのぱちんこ遊技機としているが、本発明の対象は、ST機に限らず、確変遊技状態を次回の大当たりに当選するまで継続させるタイプのぱちんこ遊技機も含む。
(ぱちんこ遊技機がおこなう演出について)
つぎに、大当たり抽選の抽選結果を示すまでにぱちんこ遊技機100がおこなう演出の概要について説明する。ぱちんこ遊技機100は、特別図柄の変動中に、予告演出や、大当たりへの期待度を示す特別演出をおこなう。予告演出は、当該予告演出につづいておこなわれる特別演出の演出内容や大当たりへの期待度などを示唆するための演出である。
具体的には、たとえば、予告演出としては、ステップアップ予告や小キャラ予告などが挙げられる。ステップアップ予告や小キャラ予告の内容については公知であるため説明を省略する。また、特別演出としては、リーチ演出が挙げられる。リーチ演出では、たとえば、第1可動役物131や第2可動役物132を用いた演出がおこなわれる。
(第1可動役物の構成)
ここで、第1可動役物131の構成について説明する。図4−1は、第1可動役物の正面図(その1)である。図4−2は、第1可動役物の正面図(その2)である。
第1可動役物131は、第1駆動部410と、第1装飾部材420とを備える。第1駆動部410は、第1駆動モータ411と、回転板412と、スライド板413と、従動ギア415と、駆動ギア416とからなる。第1駆動モータ411は、供給された電気エネルギーを機械エネルギーに変換して、回転軸J1を回転させることにより回転板412を回転させる。第1駆動モータ411としては、たとえば、パルスモータを採用することができる。
回転板412には突起412aが立設されている。この突起412aは、スライド板413に開口形成された開口部414に嵌め込まれている。これにより、回転板412が回転軸J1を中心にして回転すると、突起412aが開口部414を介してスライド板413に駆動力を伝達し、スライド板413を動作させる。
従動ギア415は、スライド板413のラックギア413aと歯合連結するギア415aと、第1装飾部材420のラックギア420aと歯合連結するギア415bとからなる。ギア415aとギア415bとは一体に形成されており、一方が回転したときに他方も回転するようになっている。
駆動ギア416は、スライド板413のラックギア413bと歯合連結するギア416aと、第1装飾部材420のラックギア420bと歯合連結するギア416bとからなる。ギア416aとギア416bとは一体に形成されており、一方が回転したときに他方も回転するようになっている。
第1装飾部材420には、第1装飾部材420の駆動方向(図4−1において上下方向)に沿って、ラックギア420aとラックギア420bとが設けられている。また、図示は省略するが、第1装飾部材420の前面(図4−1に図示した面の背面)には、ランプなどが設けられている。
(第1可動役物の動作)
図4−1において、第1駆動モータ411が反時計周りまたは時計周りに回転し、この回転にしたがって回転板412も回転すると、スライド板413は図4−1において下方向に移動する。スライド板413が下方向に移動すると、従動ギア415は時計周りに回転し、駆動ギア416は反時計周りに回転する。これにより、第1装飾部材420は、図4−2に示す位置へ向けて移動する。図4−1に示す位置を第1可動役物131の基準位置とする。
第1可動役物131近傍には第1役物センサS1が設けられている。第1役物センサS1は、基準位置となった第1可動役物131を検出する。たとえば、第1役物センサS1としては、フォトセンサなどの非接触式センサを用いる。この場合、第1役物センサS1は、同方向を向いた受光素子と発光素子とを備え、発光素子が発光した光を第1装飾部材420に当てて、反射してくる光の有無を受光素子で検知することにより、基準位置となった第1可動役物131を検出する。
(第2可動役物の構成および動作)
つぎに、第2可動役物132の構成および動作について説明する。図5−1は、第2可動役物の動作図(その1)である。図5−2は、第2可動役物の動作図(その2)である。
まず、図5−1(a)を用いて、第2可動役物132の構成について説明する。第2駆動モータ511は、駆動回転し、複数のギアからなる第1ギア機構512のうち一端のギアに歯合連結しており、第1ギア機構512を回転させる。第1ギア機構512のうち、他端に配置されるギアは、第1ラックギア513に歯合連結している。これにより、第2駆動モータ511が回転すると、第1ギア機構512の回転にともなって、第1ラックギア513が水平方向に移動可能になっている。
第1ラックギア513には、第2ラックギア521がガイド部材522を介して取り付けられている。第1ラックギア513の水平方向の移動にともなって、第2ラックギア521も水平方向に移動するようになっている。ガイド部材522には、ガイド部材522に対して上下方向に変位可能な支持プレート531が接続している。支持プレート531は、支持部532がガイドレール533に遊嵌しており、湾曲形成されているガイドレール533に沿って移動可能になっている。
支持プレート531がガイドレール533に沿って移動すると、ガイドレール533の鉛直方向の移動にともなって、支持プレート531は、ガイド部材522に対して上下方向に変位する。支持プレート531には、ガイド部材522に固設されている第2ラックギア521に歯合連結する第2ギア機構541が設けられている。
第2ギア機構541は、支持プレート531の下方向の移動にともなって、下方向に移動するとともに、装飾体550に連結する回転軸542を回転させる。つまり、第2ギア機構541(支持プレート531)が下方向に移動すると、装飾体550も下方向に移動するとともに、回転するようになっている。
つぎに、第2可動役物132の動作について説明する。まず、初期位置である退避位置では、図5−1(a)に示す状態にある。第2駆動モータ511が駆動回転すると、第1ギア機構512が回転し、第1ラックギア513が図中左方向に移動を開始する。第1ラックギア513が湾曲形成された部位の手前の水平形成された部位を左方向に移動すると、支持プレート531は、ガイドレール533に沿って移動し、すなわち、水平成分のみを有して移動する。さらに、第1ラックギア513が左方向に移動すると、支持プレート531は、ガイドレール533の湾曲形成された部位に到達して、以降、水平方向の成分および鉛直方向(下方向)の成分をもって移動する。
図5−1(b)および図5−2(a)に示すように、支持プレート531が下方向の成分をもって移動すると、支持プレート531に連結される第2ギア機構541は回転して第2ラックギア521に沿って下方へ移動する。また、第2ギア機構541の回転および下方への移動にともなって、第2ギア機構541に連結される回転軸542および装飾体550も回転しながら下方へ移動する。
そして、図5−2(b)に示すように、第2可動役物132が最も進出した進出位置に到達すると、第1ラックギア513の左方向への移動、支持プレート531の下方への移動および回転軸542の回転が終了する。進出位置において所定時間経過すると、第2駆動モータ511を逆転させることにより、第2可動役物132は退避位置に戻るようになっている。
(可動役物を用いる際の演出の概要)
つぎに、図6を用いて、ぱちんこ遊技機100による可動役物131,132を用いる際の演出の概要について説明する。図6は、可動役物を用いる際の演出の概要を示す説明図である。
図6において、時間T1は、第1可動役物131または第2可動役物132の動作中を示している。なお、ここでは、説明の便宜上、第1可動役物131の動作中として説明するが、第2可動役物132についても同様である。動作中とは、第1駆動モータ411を駆動回転させることであり、たとえば、基準位置へ復帰させるための予め設定された一連の復帰動作や、演出時の一連の演出動作のほか、エラーなどによる誤動作である。
なお、動作中とは、必ずしも第1駆動モータ411が駆動していることは必要とはせず、一連の動作における駆動停止時も含む。すなわち、第1駆動モータ411が正転および逆転を繰り返す一連の動作における、正転および逆転を切り替える際の駆動停止時も「動作中」に含む。また、動作中とは、第1可動役物131の退避位置を原点位置として検出するセンサを設けるようにした構成とした場合、このセンサによって、退避位置が検出されていない状態としてもよい。
第1可動役物131が動作中である間は、第1可動役物131の動作が規制される。たとえば、第1可動役物131を動作させるための役物演出コマンドの発行が禁止される。このとき、画像表示部104からは第1可動役物131の代替画像の表示出力を可能にする。第1可動役物131の代替画像とは、第1可動役物131が画像表示部104の前面を移動する際の移動時の態様を模した画像である。
時間T2以降は、第1可動役物131の動作が終了した状態を示している。時間T2以降において、第1可動役物131の動作が終了していれば、第1可動役物131に対する動作の規制が解除される。時間T2以降では、たとえば、第1可動役物131を用いた演出をおこなうための役物演出コマンドの発行が可能となる。このとき、第1可動役物131の代替画像の表示出力をおこなわないようにし、すなわち、代替画像の表示出力を禁止する。
なお、第2可動役物132についても、第1可動役物131と同様である。すなわち、第2可動役物132が動作中である間は、第2可動役物132の動作が規制される。たとえば、第2可動役物132を動作させるための役物演出コマンドの発行が禁止される。このとき、画像表示部104からは第2可動役物132の代替画像の表示出力を可能にする。第2可動役物132の代替画像とは、第2可動役物132が画像表示部104の前面を移動する際の移動時の態様を模した画像である。
また、時間T2以降において、第2可動役物132の動作が終了していれば、第2可動役物132に対する動作の規制が解除される。たとえば、第2可動役物132を用いた演出をおこなうための役物演出コマンドの発行が可能となる。このとき、第2可動役物132の代替画像の表示出力をおこなわないようにし、すなわち、第2可動役物132の代替画像の表示出力を禁止する。
(ぱちんこ遊技機の内部構成)
つぎに、上述した動作を実現するためのぱちんこ遊技機100の詳細な内部構成の一例について説明する。図7は、ぱちんこ遊技機の内部構成を示すブロック図(その1)である。図7に示すように、ぱちんこ遊技機100の制御部700は、遊技の進行を制御する主制御部701と、賞球の払い出しを制御する賞球制御部702と、演出の進行を制御する演出制御部703とを備えている。以下にそれぞれの制御部について詳細に説明する。
(1.主制御部)
主制御部701は、CPU(Central Processing Unit)711と、ROM(Read Only Memory)712と、RAM(Random Access Memory)713と、不図示の入出力インターフェース(I/O)などを備えて構成される。CPU711は、遊技の進行に関する各種プログラムなどをROM712から読み出し、RAM713をワークエリアとして使用して、読み出したプログラムを実行する。
また、主制御部701には、遊技球を検出する各種スイッチ(以下「SW」と略す)が接続されている。たとえば、主制御部701には、第1始動口105へ入賞した遊技球を検出する第1始動口SW714aと、第2始動口106へ入賞した遊技球を検出する第2始動口SW714bと、ゲート108を通過した遊技球を検出するゲートSW715と、大入賞口109へ入賞した遊技球を検出する大入賞口SW716と、普通入賞口110へ入賞した遊技球を検出する普通入賞口SW717とが接続されている。
各種SW714〜717は、遊技球を検出したか否かを示す検出信号を主制御部701へ入力する。たとえば、各種SW714〜717としては近接スイッチを採用することができる。主制御部701は、各種SW714〜717から入力される検出信号に基づき、大当たり抽選を受けるための特図判定用情報(後述)を記憶したり、普通図柄抽選を受けるための普図判定用情報(後述)を記憶したりする。そして、記憶した特図判定用情報に基づき大当たり抽選をおこなったり、記憶した普図判定用情報に基づき普通図柄抽選をおこなったりする。さらに、主制御部701は、第1始動口105や第2始動口106や大入賞口109や普通入賞口110へ入賞した遊技球に対する賞球の払い出し指示をおこなう。
また、主制御部701には、電動チューリップ107や大入賞口109などの電動役物を駆動させる各種ソレノイドが接続されている。たとえば、主制御部701には、電動チューリップ107を開閉動作させる電動チューリップソレノイド718と、大入賞口109を開閉動作させる大入賞口ソレノイド719とが接続されている。
主制御部701は、普通図柄抽選の抽選結果に基づき電動チューリップソレノイド718に電流を印加したり、この印加を解除したりする。また、大当たり抽選の抽選結果に基づき大入賞口ソレノイド719に電流を印加したり、この印加を解除したりする。電動チューリップソレノイド718や大入賞口ソレノイド719は、電気エネルギーを機械的な運動に変換して、電動チューリップ107を開閉動作させたり、大入賞口109を開閉動作させたりする。
また、主制御部701には、特別図柄や普通図柄を表示するための各種図柄表示部が接続される。たとえば、主制御部701には、第1特別図柄を表示する第1特別図柄表示部201aと、第2特別図柄を表示する第2特別図柄表示部201bと、普通図柄を表示する普通図柄表示部202と、記憶されている特図判定用情報の数(以下「特図判定用情報数」という)や普図判定用情報数(以下「普図判定用情報数」という)を表示する保留数表示部203などが接続される。
主制御部701は、大当たり抽選の抽選結果に基づき、第1特別図柄表示部201aの表示制御をおこなったり、第2特別図柄表示部201bの表示制御をおこなったりする。また、主制御部701は、普通図柄抽選の抽選結果に基づき、普通図柄表示部202の表示制御をおこなう。特図判定用情報数や普図判定用情報数に基づき、保留数表示部203の表示制御をおこなう。
ここで、主制御部701のROM712に記憶されてCPU711が実行するプログラムの一例と、各プログラムを実行することでRAM713に記憶される情報の一例について説明する。以下で説明するプログラムなどは、重要となるもののみを説明している。ROM712には以下で説明するプログラムのほかにも不図示のプログラムが多数記憶されており、RAM713には以下で説明する記憶領域のほかにも不図示の記憶領域が多数設定されている。
ROM712には、メイン処理プログラム712aと、タイマ割込処理プログラム712bとが記憶されている。メイン処理プログラム712aは、ぱちんこ遊技機100への電力の供給にともなって、主制御部701のCTC(タイマカウンタ)などの内蔵デバイスの初期設定をおこなわせ、この設定内容を示す設定情報を設定記憶領域713aに記憶させる。たとえば、ここで、設定情報にはタイマ割込処理プログラム712bを実行する周期などを示す情報が含まれる。
また、メイン処理プログラム712aは、ぱちんこ遊技機100への電源の遮断を監視させ、電源が遮断された場合にはバックアップ情報を生成させて、このバックアップ情報をバックアップ記憶領域713bに記憶させる。RAM713にはバックアップ電源(不図示)などにより、ぱちんこ遊技機100の電源が遮断されても一定期間(たとえば1日)電源が供給されるようになっている。このため、RAM713は、ぱちんこ遊技機100の電源が遮断されても一定期間、バックアップ記憶領域713bに記憶されたバックアップ情報を保持できるようになっている。
また、RAM713には、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)などの不揮発性のRAMや、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを採用することもできる。この場合、RAM713は、バックアップ電源がなくともバックアップ記憶領域713bに記憶されたバックアップ情報を保持できる。
タイマ割込処理プログラム712bは、メイン処理プログラム712aにより設定記憶領域713aに記憶された周期で、メイン処理プログラム712aに対して割り込み実行される。タイマ割込処理プログラム712bは、乱数更新処理プログラム712cや、スイッチ処理プログラム712d、図柄処理プログラム712i、電動役物制御処理プログラム712l、賞球処理プログラム712p、出力処理プログラム712qなどのサブプログラムを順次実行させる。
乱数更新処理プログラム712cは、特別図柄用当たり乱数(以下「特図当たり乱数」と略す)、特別図柄用図柄乱数(以下「特図図柄乱数」と略す)、変動パターン乱数、普通図柄用当たり乱数(以下「普図当たり乱数」と略す)、普通図柄用図柄乱数(以下「普図図柄乱数」と略す)など、主制御部701が管理する各種乱数取得用のカウンタのカウント値を更新させる。たとえば、乱数更新処理プログラム712cは、1回実行されるごとに、カウンタ記憶領域713cに記憶された各乱数カウンタの各カウント値に「1」を加算させる。
図8は、カウンタ記憶領域の記憶内容の一例を示す説明図である。カウンタ記憶領域713cには、特図当たり乱数カウンタC1、特図図柄乱数カウンタC2、変動パターン乱数カウンタC3、普図当たり乱数カウンタC4、普図図柄乱数カウンタC5など、主制御部701が管理する乱数カウンタのカウント値が記憶されている。
乱数更新処理プログラム712cは、乱数更新処理プログラム712cが実行されるごと(たとえば4msecごと)に各乱数カウンタC1〜C5のカウント値を「+1」カウントアップした内容で、カウンタ記憶領域713cを更新させる。また、乱数更新処理プログラム712cは、各乱数カウンタC1〜C5のカウント値が所定値に達したときには、たとえば「0」にカウント値を戻させ、再度同様のカウントアップをおこなわせる。
一例として、特図当たり乱数を「0〜299」の範囲内でカウントさせるものとする。特図図柄乱数および変動パターン乱数をそれぞれ「0〜99」の範囲内でカウントさせるものとする。また、普図当たり乱数および普図図柄乱数をそれぞれ「0〜9」の範囲内でカウントさせるものとする。
また、乱数更新処理プログラム712cは、さらに初期値乱数をカウントさせてもよい。初期値乱数は、特図当たり乱数や普図当たり乱数が所定値(ここでは特図当たり乱数は「299」、普図当たり乱数は「9」)に達した際に、特図当たり乱数カウンタC1や普図当たり乱数カウンタC4をいずれの値に戻すかを決定するための乱数である。乱数更新処理プログラム712cは、特図当たり乱数カウンタC1のカウント値が所定値に達した際には、初期値乱数と同値となるような値に特図当たり乱数カウンタC1のカウント値を戻す。
スイッチ処理プログラム712dは、始動口スイッチ処理プログラム712e、ゲートスイッチ処理プログラム712f、大入賞口スイッチ処理プログラム712g、普通入賞口スイッチ処理プログラム712hなどのサブプログラムを順次実行させる。
始動口スイッチ処理プログラム712eは、第1始動口SW714aにより第1始動口105に入賞した遊技球が検出されたタイミングで、カウンタ記憶領域713cの特図当たり乱数カウンタC1、特図図柄乱数カウンタC2、変動パターン乱数カウンタC3の各カウンタのカウント値を特図判定用情報として取得させ、取得された特図判定用情報をRAM713の特図判定用情報記憶領域713dに記憶させる。
また、始動口スイッチ処理プログラム712eは、第2始動口SW714bにより第2始動口106に入賞した遊技球が検出された際も同様に、カウンタ記憶領域713cの特図当たり乱数カウンタC1、特図図柄乱数カウンタC2および変動パターン乱数カウンタC3の各カウンタのカウント値を特図判定用情報として取得させる。そして、取得された特図判定用情報をRAM713の特図判定用情報記憶領域713dに記憶させる。
図9は、特図判定用情報記憶領域の記憶内容の一例を示す説明図である。特図判定用情報記憶領域713dは、特図判定用情報格納領域TJ1〜TJ8からなる。特図判定用情報格納領域TJ1〜TJ8には、第1始動口105や第2始動口106に遊技球が入賞したタイミングで取得された、特図当たり乱数カウンタC1、特図図柄乱数カウンタC2および変動パターン乱数カウンタC3(図8参照)の各カウンタのカウント値が関連づけられ、特図判定用情報として記憶される。
また、特図判定用情報格納領域TJ1〜TJ8には、それぞれの特図判定用情報取得の契機となった入賞が、第1始動口105に対するものであったか第2始動口106に対するものであったかも記憶される(入賞始動口)。特図判定用情報格納領域TJ1〜TJ8には、第1始動口105および第2始動口106のそれぞれの始動口ごとに4つを上限として、最大8つまでの特図判定用情報を記憶することができるようになっている。
また、特図判定用情報格納領域TJ1〜TJ8には、特図当たり判定を受けるための優先順位が設定されている。図示の例では、特図判定用情報格納領域TJ1から特図判定用情報格納領域TJ2、特図判定用情報格納領域TJ3…特図判定用情報格納領域TJ8といったように、番号が若い特図判定用情報格納領域に記憶された特図判定用情報ほど、特図当たり判定を受けるための優先順位が高く設定されている。
実施の形態1,2では、時系列的に、先に入賞して取得された特図判定用情報の方から、番号が若い特図判定用情報格納領域に記憶される。また、実施の形態1,2では、第2始動口106への入賞を契機として取得された特図判定用情報が、第1始動口105への入賞を契機として取得された特図判定用情報よりも番号が若い特図判定用情報格納領域に記憶される。
ゲートスイッチ処理プログラム712fは、ゲートSW715によりゲート108を通過した遊技球が検出されたタイミングで、カウンタ記憶領域713cの普図当たり乱数カウンタC4および普図図柄乱数カウンタC5(図8参照)のカウント値を普通図柄判定用情報として取得させ、取得された普通図柄判定用情報をRAM713の普図判定用情報記憶領域713fに記憶させる。
図10は、普図判定用情報記憶領域の記憶内容の一例を示す説明図である。普図判定用情報記憶領域713fは、普図判定用情報格納領域FJ1〜FJ4からなる。普図判定用情報格納領域FJ1〜FJ4には、ゲート108を遊技球が通過したタイミングで取得された、普図当たり乱数カウンタC4と普図図柄乱数カウンタC5とのカウント値が普図判定用情報として関連づけられて記憶される。普図判定用情報格納領域FJ1〜FJ4には、4つを上限として普図判定用情報を記憶することができるようになっている。
また、普図判定用情報格納領域FJ1〜FJ4には、普図当たり判定を受けるための優先順位が設定されている。図示の例では、普図判定用情報格納領域FJ1から普図判定用情報格納領域FJ2…普図判定用情報格納領域FJ4といったように、番号が若い普図判定用情報格納領域に記憶された普図判定用情報ほど、普図当たり判定を受けるための優先順位が高く設定されている。実施の形態1,2では、時系列的に、先に取得された普図判定用情報の方から、番号が若い普図判定用情報格納領域に記憶される。
大入賞口スイッチ処理プログラム712gは、大入賞口SW716により大入賞口109に入賞した遊技球を検出させ、普通入賞口スイッチ処理プログラム712hは、普通入賞口SW717により普通入賞口110に入賞した遊技球を検出させる。
図柄処理プログラム712iは、特別図柄処理プログラム712j、普通図柄処理プログラム712kを順次実行させる。特別図柄処理プログラム712jは、特図判定用情報記憶領域713dに記憶されている特図判定用情報を用いて、特図当たり判定、特図当たり図柄判定、特図変動パターン判定を順次おこなわせ、これらの判定結果を特図判定結果記憶領域713eに記憶させる。そして、これらの判定結果に基づき、特別図柄表示部201に表示させた特別図柄の変動表示および停止表示をおこなわせる。
特別図柄処理プログラム712jは、特図判定用情報記憶領域713dに複数の特図判定用情報が記憶されている場合、最も優先順位の高く設定された特図判定用情報格納領域TJ1に記憶された特図判定用情報を用いて、特図当たり判定、特図当たり図柄判定、特図変動パターン判定を順次おこなわせる。
具体的に、特別図柄処理プログラム712jでは、まず、ROM712に記憶された特図当たり判定テーブルTAtと特図判定用情報の特図当たり乱数とを比較させる。ここで、ROM712に記憶された特図当たり判定テーブルTAtについて説明する。
図11−1は、特図当たり判定テーブルの一例を示す説明図(その1)である。図11−2は、特図当たり判定テーブルの一例を示す説明図(その2)である。特図当たり判定テーブルTAtは、図11−1に示す低確率特図当たり判定テーブルTAt1と、図11−2に示す高確率特図当たり判定テーブルTAt2とから構成される。
低確率特図当たり判定テーブルTAt1および高確率特図当たり判定テーブルTAt2は、大当たり(特図当たり)に対して、所定の判定値を対応づけて構成される。ここで、低確率特図当たり判定テーブルTAt1および高確率特図当たり判定テーブルTAt2の判定値は、特図当たり判定における大当たりに対する当選確率を定めている。
具体的に、特図当たり判定において、大当たりに対する当選確率は、それぞれに対応づけられた判定値の個数によって定められる。特図当たり乱数の取り得る範囲「0〜299」のうち、低確率特図当たり判定テーブルTAt1では大当たりに対して判定値「0(1個)」を割り当てている。一方、高確率特図当たり判定テーブルTAt2では大当たりに対して判定値「0〜9(10個)」を割り当てている。
特別図柄処理プログラム712jは、特図当たり判定時に、高確率遊技状態(確変遊技状態および特殊遊技状態)であることを示す高確遊技フラグがOFFに設定されていた場合には、低確率特図当たり判定テーブルTAt1を用いて特図当たり判定をおこなわせる。特図当たり判定時に高確遊技フラグがONに設定されていた場合には、高確率特図当たり判定テーブルTAt2を用いて特図当たり判定をおこなわせる。
特別図柄処理プログラム712jは、特図当たり判定において、特図当たり乱数が大当たりに対応づけられた判定値と一致した場合には大当たりに当選したと判定させる。一方、特図当たり乱数が大当たりの判定値にも一致しない場合には大当たりに落選した(ハズレ)と判定させる。
このため、低確率特図当たり判定テーブルTAt1を用いて特図当たり判定をおこなった場合、1/300の確率で大当たりに当選するようになる。また、高確率特図当たり判定テーブルTAt2を用いて特図当たり判定をおこなった場合、10/300(=1/30)の確率で大当たりに当選するようになる。
また、特別図柄処理プログラム712jは、特図当たり判定で大当たりに当選した場合、つづいて、ROM712に記憶された特図当たり図柄判定テーブルTZtと特図判定用情報の特図図柄乱数とを比較させる。ここで、ROM712に記憶された特図当たり図柄判定テーブルTZtについて説明する。
図12−1は、特図当たり図柄判定テーブルの一例を示す説明図(その1)である。図12−2は、特図当たり図柄判定テーブルの一例を示す説明図(その2)である。特図当たり図柄判定テーブルTZtは、図12−1に示す第1特図当たり図柄判定テーブルTZt1と、図12−2に示す第2特図当たり図柄判定テーブルTZt2とから構成される。
第1特図当たり図柄判定テーブルTZt1および第2特図当たり図柄判定テーブルTZt2は、各大当たりの種別(図示の例では16R長当たり、16R短当たり、4R短当たり)に対して、所定の判定値を対応づけて構成される。ここで、第1特図当たり図柄判定テーブルTZt1および第2特図当たり図柄判定テーブルTZt2の判定値は、特図当たり図柄判定における各大当たりの種別に対する当選確率を定めている。
具体的に、特図当たり図柄判定において、それぞれの種別の大当たりに対する当選確率は、それぞれの大当たりに対応づけられた判定値の個数によって定められる。特図図柄乱数の取り得る範囲「0〜99」のうち、第1特図当たり図柄判定テーブルTZt1では16R長当たりに対して判定値「0〜19(20個)」を割り当てている。また、第1特図当たり図柄判定テーブルTZt1では16R短当たりに対して判定値「20〜49(30個)」を割り当て、4R短当たりに対して判定値「50〜99(50個)」を割り当てている。
一方、第2特図当たり図柄判定テーブルTZt2では、特図図柄乱数の取り得る範囲「0〜99」のうち、16R長当たりに対して判定値「0〜49(50個)」を割り当てている。また、第2特図当たり図柄判定テーブルTZt2では、16R短当たりに対して判定値の割り当てがなく、4R短当たりに対して判定値「50〜99(50個)」を割り当てている。
特別図柄処理プログラム712jは、判定対象の特図判定用情報の入賞始動口が第1始動口105であった場合には、第1特図当たり図柄判定テーブルTZt1を用いて特図当たり図柄判定をおこなわせる。判定対象の特図判定用情報の入賞始動口が第2始動口106であった場合には、第2特図当たり図柄判定テーブルTZt2を用いて特図当たり図柄判定をおこなわせる。
特別図柄処理プログラム712jは、特図当たり図柄判定において、特図判定用情報の特図図柄乱数が16R長当たりに対応づけられた判定値と一致した場合には、16R長当たりに当選したと判定させる。特図判定用情報の特図図柄乱数が16R短当たりに対応づけられた判定値と一致した場合には、16R短当たりに当選したと判定させる。4R短当たりに対応づけられた判定値と一致した場合には、4R短当たりに当選したと判定させる。
第1特図当たり図柄判定テーブルTZt1を用いて特図当たり図柄判定をおこなった場合、最も多くの賞球を獲得することが可能な大当たりである16R長当たりには20/100で当選する。第2特図当たり図柄判定テーブルTZt2を用いて特図当たり図柄判定をおこなった場合、16R長当たりには50/100で当選する。つまり、ぱちんこ遊技機100では第2始動口106へ入賞した場合、第1始動口105に入賞するよりも、16R長当たりに当選し易くした大当たり抽選、言い換えれば、遊技者にとって有利な大当たり抽選がおこなわれるようにしている。
つづいて、特別図柄処理プログラム712jは、特図変動パターン判定テーブルTHtと、特図判定用情報の変動パターン乱数とを比較させる。
図13−1は、特図変動パターン判定テーブルの一例を示す説明図(その1)である。図13−2は、特図変動パターン判定テーブルの一例を示す説明図(その2)である。特図変動パターン判定テーブルTHtは、図13−1に示すハズレ用特図変動パターン判定テーブルTHt1と、図13−2に示す大当たり用特図変動パターン判定テーブルTHt2とから構成される。
ハズレ用特図変動パターン判定テーブルTHt1は、各特図変動パターンTHp1〜THp7に対して、所定の判定値「0〜99」を対応づけて構成される。大当たり用特図変動パターン判定テーブルTHt2は、各特図変動パターンTHa3〜THa7に対して、所定の判定値「0〜99」を対応づけて構成される。
ここで、ハズレ用特図変動パターン判定テーブルTHt1における特図変動パターンTHp1〜THp7は、特別図柄の変動態様を定めたものである。たとえば、特図変動パターンTHp1〜THp7は、特別図柄の変動時間(変動させる時間尺)を定めたものとすることができる。大当たり用特図変動パターン判定テーブルTHt2における特図変動パターンTHa3〜THa7は、ハズレ用特図変動パターン判定テーブルTHt1における特図変動パターンTHp3〜THp7に対して、それぞれ、5秒程度長い変動時間となっている。大当たり時には、この5秒の時間を用いて、いわゆる「決め役物」と称される第2可動役物132を用いた演出をおこなうようにしている。
ハズレ用特図変動パターン判定テーブルTHt1(大当たり用特図変動パターン判定テーブルTHt2)の判定値は、特図変動パターン判定における各特図変動パターンTHp1〜THp7(THa3〜THa7)に対する当選確率を定めている。具体的に、特図変動パターン判定において、各特図変動パターンTHp1〜THp7(THa3〜THa7)の当選確率は、それぞれに対応づけられた判定値の個数によって定められる。
特別図柄処理プログラム712jは、特図当たり判定の判定結果がハズレの場合には、ハズレ用特図変動パターン判定テーブルTHt1を用いて特図変動パターン判定をおこなわせる。特図当たり判定の判定結果が大当たりの場合には、大当たり用特図変動パターン判定テーブルTHt2を用いて特図変動パターン判定をおこなわせる。
ハズレ用特図変動パターン判定テーブルTHt1および大当たり用特図変動パターン判定テーブルTHt2において、時間尺の長い変動時間を定めた特図変動パターンほど、大当たり時には判定され易く、ハズレ時には判定され難くなっている。換言すれば、ぱちんこ遊技機100では、時間尺の長い変動時間を定めた特図変動パターンほど、大当たりに対する期待度が高くなるように、各特図変動パターンTHp1〜THp7およびTHa3〜THa7の判定値を定めている。
また、特図変動パターンTHp1と特図変動パターンTHp2とには、判定条件が対応づけられている。この判定条件は、変動パターン乱数が「0〜69」の場合に、特図変動パターンTHp1を特図変動パターン判定の判定結果として導出するか、特図変動パターンTHp2を特図変動パターン判定の判定結果として導出するかを定めている。
たとえば、ここで、判定条件としては特図判定用情報数Uが用いられ、特図変動パターンTHp1には特図判定用情報数Uが「2」未満(U<2)となるような判定条件が定められている。特図変動パターンTHp2には特図判定用情報数Uが「2」以上(U≧2)となるような判定条件が定められている。
このため、ぱちんこ遊技機100では、変動パターン乱数が「0〜69」の場合、特図判定用情報数Uが「2」未満であれば特図変動パターンTHp1が特図変動パターン判定の判定結果として導出される。一方、そのときの特図判定用情報数Uが「2」以上であれば特図変動パターンTHp2が特図変動パターン判定の判定結果として導出される。
ぱちんこ遊技機100では、特に電チューサポート機能付きの遊技状態において、特図判定用情報数Uが「2」以上となる状態が往々にして発生する。このような場合、特図変動パターンTHp1の変動時間(10秒間)よりも短い特図変動パターンTHp2の変動時間(4秒間)により変動をおこなうことで、迅速な遊技の進行を可能にしている。一方、特図判定用情報数が少ないときには、特図変動パターンTHp1の変動をおこなうことで、遊技球が始動口へ入賞するための時間を稼ぐようにしている。
また、ここでの図示および詳細な説明は省略するが、たとえば、電チューサポート機能付きの遊技状態と、電チューサポート機能なしの遊技状態とで、それぞれ異なる特図変動パターン判定テーブルを設けてもよい。この場合、遊技状態に応じて、特図変動パターン判定に用いる特図変動パターン判定テーブルを切り替える。また、第1始動口105に入賞して取得された特図判定用情報に対して用いる特図変動パターン判定テーブルと、第2始動口106に入賞して取得された特図判定用情報に対して用いる特図変動パターン判定テーブルとで、それぞれ異なる特図変動パターン判定テーブルを設けてもよい。
特別図柄処理プログラム712jは、特図当たり判定、特図当たり図柄判定、特図変動パターン判定をおこなわせると、これらの判定結果を特図判定結果記憶領域713eに記憶させる。
図14は、特図判定結果記憶領域の一例を示す説明図である。特図判定結果記憶領域713eには、特図当たり判定の判定結果、特図当たり図柄判定の判定結果、特図変動パターン判定の判定結果が対応づけられて記憶される。なお、特図判定結果記憶領域713eには、特図当たり判定の判定結果および特図当たり図柄判定の判定結果の双方をあらわす図柄を示す情報を記憶するようにしてもよい。たとえば、この場合、16R長当たりでは「1」という図柄を記憶し、16R短当たりでは「2」という図柄を記憶する。また、4R短当たりでは「3」という図柄を記憶し、ハズレでは「−」という図柄を記憶する。
特別図柄処理プログラム712jは、特図判定結果記憶領域713eに記憶された判定結果を用いて、特別図柄の表示制御をおこなわせる。ここでは、特図変動パターンが定めた変動時間だけ特別図柄の変動をおこなった後、特図当たり判定の判定結果および特図当たり図柄判定の判定結果の双方をあらわす図柄で特図図柄を停止させる。
普通図柄処理プログラム712kは、普図判定用情報記憶領域713fに記憶されている普図判定用情報を用いて、普図当たり判定、普図当たり図柄判定、普図変動パターン判定を順次おこなわせ、これらの判定結果を普図判定結果記憶領域713gに記憶させる。そして、これらの判定結果に基づき、普通図柄表示部202に表示させた普通図柄の変動表示および停止表示をおこなわせる。
具体的には、普通図柄処理プログラム712kは、まず、ROM712に記憶された普図当たり判定テーブルFAtと普図判定用情報の普図当たり乱数とを比較させる。ここで、ROM712に記憶された普図当たり判定テーブルFAtは、普通図柄当たり(以下「普図当たり」と略す)に対して、普図当たりの当選確率を定めた所定の判定値を対応づけて構成される。
普通図柄処理プログラム712kは、普図当たり乱数が普図当たりに対応づけられた判定値と一致した場合には普図当たりに当選したと判定させる。一方、普図当たり乱数が普図当たりに対応づけられた判定値と一致しない場合には普図当たりに落選した(ハズレ)と判定させる。また、普通図柄処理プログラム712kは、普図当たり判定時に、電チューサポート機能なし遊技状態であることを示す時短フラグがOFFに設定されているときと、時短遊技フラグがONに設定されているときとで、異なる普図当たり判定テーブルを用いて普図当たり判定をおこなわせてもよい。
また、普通図柄処理プログラム712kは、普図当たりに当選した場合、つづいて、ROM712に記憶された普図当たり図柄判定テーブルFZtと普図判定用情報の普図図柄乱数とを比較させる。ここで、普図当たり図柄判定テーブルFZtは、各普図当たりの種別(実施の形態1,2の例では長開放当たり、短開放当たり)に対して、各普図当たりの種別の当選確率を定めた所定の判定値を対応づけて構成される。
普通図柄処理プログラム712kは、普図判定用情報の普図図柄乱数が長開放当たりに対応づけられた判定値と一致した場合には、長開放当たりに当選したと判定させる。普図判定用情報の普図図柄乱数が短開放当たりに対応づけられた判定値と一致した場合には、短開放当たりに当選したと判定させる。
つづいて、普通図柄処理プログラム712kは、普図変動パターン判定テーブルFHtを参照して、普図変動パターンを判定させる。ここで、普図変動パターン判定テーブルFHtは、異なる普図変動パターン(たとえば普図変動パターンFHp1と普図変動パターンFHp2とする)に対して、各普図変動パターンが判定結果として導出されるための判定条件を対応づけて構成される。
ここで、普図変動パターンFHp1およびFHp2は、普通図柄の変動態様を定めたものである。たとえば、普図変動パターンFHp1およびFHp2は、普通図柄の変動時間を定めている。たとえば、普図変動パターンFHp1は変動時間「30秒」を定めており、普図変動パターンFHp2は変動時間「10秒」を定めているものとする。
たとえば、普通図柄処理プログラム712kは、電チューサポート機能なし遊技状態であるとき、普図変動パターン判定において、普図変動パターンFHp1(長い変動時間を定めた普図変動パターン)と判定させる。一方、普通図柄処理プログラム712kは、電チューサポート機能付き遊技状態であるとき、普図変動パターン判定において、普図変動パターンFHp2(短い変動時間を定めた普図変動パターン)と判定させる。
また、普通図柄処理プログラム712kは、普図当たり判定、普図当たり図柄判定、普図変動パターン判定をおこなわせると、これらの判定結果を普図判定結果記憶領域713gに記憶させる。そして、普通図柄処理プログラム712kは、普図判定結果記憶領域713gに記憶された判定結果などを用いて、普通図柄の表示制御をおこなわせる。ここでは、普図変動パターンが示す変動時間で普通図柄の変動をおこなった後、普図当たり判定の判定結果および普図当たり図柄判定の判定結果の双方をあらわす図柄で普通図柄を停止させる。
電動役物制御処理プログラム712lは、大入賞口処理プログラム712m、電動チューリップ処理プログラム712oなどのサブプログラムを順次実行させる。大入賞口処理プログラム712mは、特別図柄処理プログラム712jの処理結果に基づき大入賞口開放パターンを設定させ、この大入賞口開放パターンにしたがって大入賞口109を開閉動作させる。
大入賞口開放パターンテーブルKPt1は、各大当たりに対して、各大当たりによる大入賞口109の開放態様を定めた大入賞口開放パターンにより構成される。上述したように、ぱちんこ遊技機100は、16R長当たりと16R短当たりと4R短当たりとの3つの大当たりを有する。このため、大入賞口開放パターンテーブルKPt1は、16R長当たり用の大入賞口開放パターンと、16R短当たり用の大入賞口開放パターンと、4R短当たり用の大入賞口開放パターンとにより構成される。
たとえば、16R長当たり用の大入賞口開放パターンは、30秒間の大入賞口109の開放を16ラウンド分おこなわせることを定めた大入賞口開放パターンとなっている。16R短当たり用の大入賞口開放パターンは、0.5秒間の大入賞口109の開放を12ラウンド分おこなわせた後、30秒間の大入賞口109の開放を4ラウンド分おこなわせることを定めた大入賞口開放パターンとなっている。また、4R短当たり用の大入賞口開放パターンは、30秒間の大入賞口109の開放を4ラウンド分おこなわせることを定めた大入賞口開放パターンとなっている。
また、大入賞口処理プログラム712mは、サブプログラムとして遊技状態設定処理プログラム712nを実行させる。遊技状態設定処理プログラム712nは、当選した大当たりに応じて高確フラグや時短フラグなどの遊技フラグを遊技フラグ記憶領域713hに設定させる。
電動チューリップ処理プログラム712oは、普通図柄処理プログラム712kの処理結果や遊技フラグの設定に基づき電動チューリップ開放パターンを設定させ、この電動チューリップ開放パターンにしたがって電動チューリップ107を開閉動作させる。
電動チューリップ開放パターンテーブルKPt2は、各普図当たりに対して、各普図当たりによる電動チューリップ107の開放態様を定めた電動チューリップ開放パターンにより構成される。上述したように、ぱちんこ遊技機100は、長開放当たりと短開放当たりとの2つの普図当たりを有する。このため、電動チューリップ開放パターンテーブルKPt2は、長開放当たり用の電動チューリップ開放パターンと、短開放当たり用の電動チューリップ開放パターンとにより構成される。
たとえば、長開放当たり用の電動チューリップ開放パターンは、6秒間の電動チューリップ107の開放をおこなわせることを定めた電動チューリップ開放パターンとなっている。短開放当たり用(且つ電チューサポート機能なし遊技状態用)の電動チューリップ開放パターンは、0.5秒間の電動チューリップ107の開放をおこなわせることを定めた電動チューリップ開放パターンとなっている。短開放当たり用(且つ電チューサポート機能付き遊技状態用)電動チューリップ開放パターンは、3秒間の電動チューリップ107の開放をおこなわせることを定めた電動チューリップ開放パターンとなっている。
電動チューリップ処理プログラム712oは、長開放当たりに当選した場合は、長開放当たり用の電動チューリップ開放パターンを設定させ、この電動チューリップ開放パターンにしたがって電動チューリップ107を開閉動作させる。短開放当たりに当選して時短遊技フラグがOFFであると、短開放当たり用(且つ電チューサポート機能なし遊技状態用)の電動チューリップ開放パターンを設定させ、この電動チューリップ開放パターンにしたがって電動チューリップ107を開閉動作させる。短開放当たりに当選して時短遊技フラグがONであると、短開放当たり用(且つ電チューサポート機能付き技状態用)の電動チューリップ開放パターンを設定させ、この電動チューリップ開放パターンにしたがって電動チューリップ107を開閉動作させる。
賞球処理プログラム712pは、第1始動口105、第2始動口106、大入賞口109、普通入賞口110の各入賞口への入賞に対して、所定個数の賞球を払い出させるための払い出し指示(賞球コマンド)を、賞球情報記憶領域713iに設定させる。
出力処理プログラム712qは、RAM713に設定された各記憶領域の記憶内容を示す情報などを主制御部701に接続された各制御部(たとえば賞球制御部702、演出制御部703)に対して出力させる。
また、上述した始動口スイッチ処理プログラム712eは、サブプログラムとして事前判定処理プログラム(不図示)を実行してもよい。ここで、事前判定処理プログラムは、特図判定用情報記憶領域713dに記憶された各特図判定用情報に対する、特図当たり判定、特図当たり図柄判定、特図変動パターン判定を順次実行させ、これらの判定結果を事前判定記憶領域(不図示)に記憶させる。
また、主制御部701は、RAM713に設定された各記憶領域の記憶内容を示す情報を、盤用外部情報端子基板791を介して外部(たとえば遊技場のホールコンピュータ)に出力してもよい。主制御部701は、たとえば、主制御基板によりその機能を実現することができる。
(2.賞球制御部)
賞球制御部702は、CPU721と、ROM722と、RAM723と、不図示の入出力インターフェース(I/O)などを備えて構成される。CPU721は、主制御部701からの払い出し指示(たとえば賞球コマンド)に基づき、賞球の払い出し制御に関する各種プログラムをROM722から読み出し、RAM723をワークエリアとして使用して、読み出したプログラムを実行する。
また、賞球制御部702には、遊技球を検出する各種SWが接続されている。たとえば、賞球制御部702には、所定位置の遊技球を検出する定位置検出SW724と、払い出した遊技球を検出する払出球検出SW725と、枠体前面に設けられた打球供給皿120内の遊技球の有無を検出する球有り検出SW726と、打球供給皿120が遊技球で満たされていることを検出する満タン検出SW727とが接続されている。
各種SW724〜727は、遊技球を検出したか否かを示す検出信号を賞球制御部702へ入力する。たとえば、各種SW724〜727としては近接スイッチを採用することができる。賞球制御部702は、主制御部701から出力された払い出し指示や、各種SW724〜727から入力される検出信号に基づき、賞球を払い出したり、賞球の払い出しをやめたりする。また、賞球制御部702は、各種SW724〜727から入力される検出信号を主制御部701へ出力してもよい。
また、賞球制御部702には、発射部728や払出部729が接続される。発射部728は、遊技のための遊技球を発射するものであり、遊技者による発射操作を検出するセンサと、遊技球を発射させるソレノイドなどを備える。賞球制御部702は、発射部728に対する遊技者の発射操作を検出すると、遊技球を発射するように発射部728を制御する。この際に、賞球制御部702は、遊技球を間欠的(たとえば1分間に100発)に遊技盤101の遊技領域103に向けて遊技球を発射させるように制御する。
払出部729は、遊技球を貯留する不図示の貯留部から所定数を払い出すものであり、払出駆動モータなどを備える。賞球制御部702は、払出部729の払出駆動モータを駆動させることで、各入賞口(第1始動口105、第2始動口106、大入賞口109、普通入賞口110)に入賞した遊技球に対応した賞球数を払い出すように払出部729を制御する。
また、賞球制御部702は枠用外部情報端子基板792と接続され、賞球制御部702の処理結果をあらわす情報などを、枠用外部情報端子基板792を介して外部(たとえば遊技場のホールコンピュータ)に出力してもよい。たとえば、賞球制御部702は、賞球制御基板によってその機能を実現する。
(3.演出制御部)
(3−1.演出統括部)
図15は、ぱちんこ遊技機の内部構成を示すブロック図(その2)である。演出制御部703は、演出制御部703全体を統括制御する演出統括部703aと、画像表示部104の表示制御やスピーカ114の音声出力制御などをおこなう画像・音声制御部703bと、可動役物(第1可動役物131、第2可動役物132)の駆動制御や演出ライト部115のランプの点灯制御などをおこなうランプ制御部703cとを備えている。
演出統括部703aは、CPU731と、ROM732と、RAM733と、不図示の入出力インターフェース(I/O)などを備えて構成される。CPU731は、ぱちんこ遊技機100がおこなう演出の制御に関する各種プログラムをROM732から読み出し、RAM733をワークエリアとして使用して、読み出したプログラムを実行する。
たとえば、演出統括部703aは、入出力I/Oを介して、主制御部701から出力されたコマンドを受信して、特図判定用情報に基づく判定の判定結果や普図判定用情報に基づく判定の判定結果を取得する。そして、取得された情報に基づき、実行対象の演出を決定して、この演出の開始を指示するコマンド(演出開始コマンドなど)をRAM733に設定する。演出統括部703aは、これらのコマンドを入出力I/Oを介して、画像・音声制御部703bやランプ制御部703cに対して出力する。
また、演出統括部703aには、遊技者からの操作を受け付けるための演出ボタン118や十字キー119が接続されている。演出ボタン118や十字キー119は、遊技者により操作(たとえば押下)されたキーに対応する制御信号を演出統括部703aへ入力する。演出統括部703aは、演出ボタン118や十字キー119から入力される制御信号に基づき、遊技者による操作を受け付けたことを示す操作コマンド(演出ボタンコマンドや十字キーコマンド)をRAM733に設定する。
ここで、演出統括部703aのCPU731が実行するプログラムの一例および各プログラムを実行することでRAM733に設定される情報の一例について説明する。以下で説明するプログラムなどは、重要となるもののみを説明している。ROM732には以下で説明するプログラムのほかにも不図示のプログラムが多数記憶されており、RAM733には以下で説明する記憶領域のほかにも不図示の記憶領域が多数設定されている。
演出メイン処理プログラム732aは、演出統括部703a(ぱちんこ遊技機100)への電源の供給にともなって、演出統括部703aのCTCなどの内蔵デバイスの初期設定をおこなわせて、設定内容を設定記憶領域733aに記憶させる。
演出タイマ割込処理プログラム732bは、演出メイン処理プログラム732aにより設定記憶領域733aに記憶された周期で、演出メイン処理プログラム732aに対して割り込み実行される。演出タイマ割込処理プログラム732bは、特図コマンド受信処理プログラム732d、ランプコマンド受信処理プログラム732g、操作受付処理プログラム732j、コマンド出力処理プログラム732k、可動役物演出処理プログラム732lなどのサブプログラムを順次実行させる。
演出用乱数更新処理プログラム732cは、演出用乱数など、演出カウンタ記憶領域733bに記憶された演出統括部703aが管理する各種乱数取得用のカウンタのカウント値を更新させる。たとえば、演出用乱数更新処理プログラム732cは、1回実行されるごとに、演出用乱数カウンタのカウント値を「+1」カウントアップした内容で、演出カウンタ記憶領域733bを更新させる。また、演出用乱数カウンタのカウント値が所定値に達したときには、たとえば「0」にカウント値を戻させ、再度同様のカウントアップをおこなわせる。一例として、演出用乱数をたとえば「0〜99」の範囲内でカウントさせるものとする。
特図コマンド受信処理プログラム732dは、主制御部701から出力されたコマンドを受信させて、受信されたコマンドに基づき、判定結果記憶領域733cの記憶内容を更新させる。ここで、判定結果記憶領域733cには、主制御部701の特図判定結果記憶領域713eと同期させるための特図対応記憶領域733dが設けられている。たとえば、特図コマンド受信処理プログラム732dは、変動開始コマンドが受信された場合、この変動開始コマンドにも基づき特図対応記憶領域733dの記憶内容を特図判定結果記憶領域713eと同期させる。
また、特図コマンド受信処理プログラム732dは、判定結果記憶領域733cの記憶内容に基づき、演出開始処理プログラム732e、演出終了処理プログラム732f、大当たり演出処理プログラム732iを実行させる。
演出開始処理プログラム732eは、特図対応記憶領域733dの記憶内容に基づき、特別図柄の変動中におこなう演出の演出内容を判定させて、この演出内容を開始させる。たとえば、演出開始処理プログラム732eは、特図対応記憶領域733dの特図変動パターンを示す情報に基づき、複数の変動演出パターンが登録された変動演出パターンテーブルTEtの中から実行対象の演出の演出内容を定めた変動演出パターンを判定させる。
図16−1は、ハズレ時に用いる変動演出パターンテーブルの一例を示す説明図である。変動演出パターンテーブルTEt1は、それぞれの変動演出パターンEp11〜Ep72に対して、特図変動パターンTHp1〜THp7を対応づけて構成される。ここで、変動演出パターンEp11〜Ep72は、ノーマルハズレ演出やリーチ演出など、特別演出の演出内容を定めたものである。
たとえば、変動演出パターンEp11は「ノーマルハズレ演出A」を定めており、変動演出パターンEp21は「ノーマルハズレ演出B」を定めている。また、変動演出パターンEp31は「低期待度リーチ演出A(第1可動役物131)」を定めており、変動演出パターンEp32は「低期待度リーチ演出B(非役物)」を定めている。
非役物とは、たとえば、第1可動役物131および第2可動役物132を用いない演出としたり、用いた場合であっても、煽り演出のみとして、所定の進出位置まで進出させないようにしたりする演出である。なお、変動演出パターンテーブルTEt1において、各変動演出パターンEpは、全てハズレ時の演出であるため、いわゆる「決め役物」として動作する第2可動役物132が用いられることがない。
各変動演出パターンEpについて説明すると、たとえば、変動演出パターンEp31は「低期待度リーチ演出A1(第1可動役物131)」を定めており、変動演出パターンEp42は「低期待度リーチ演出B1(非役物)」を定めている。特図変動パターンTHp3に対して、変動演出パターンEp31が選択される割合は「30/100」に、また変動演出パターンEp32が選択される割合は「70/100」になっている。
変動演出パターンEp41は「中期待度リーチ演出A1(第1可動役物131)」を定めており、変動演出パターンEp42は「中期待度リーチ演出B1(非役物)」を定めている。特図変動パターンTHp4に対して、変動演出パターンEp41が選択される割合は「30/100」に、また変動演出パターンEp42が選択される割合は「70/100」になっている。
同様に、特図変動パターンTHp5〜THp7についても、それぞれ複数の変動演出パターンが定められており、各変動演出パターンは、特図変動パターンTHpに対応して、それぞれ、「非役物」が高い割合で選択されるようになっている。つまり、ハズレ時には、第1可動役物131を用いる演出が選択されにくくなっている。
また、各変動演出パターンEp11〜Ep72には、それぞれが定めた演出をおこなわせるために、画像・音声制御部703bやランプ制御部703cに対して出力する演出コマンド(たとえば役物演出コマンドや表示コマンド)およびコマンドを出力するタイミングが対応づけられている。
図16−2は、大当たり時に用いる変動演出パターンテーブルの一例を示す説明図である。変動演出パターンテーブルTEt2は、それぞれの変動演出パターンEa31〜Ea72に対して、特図変動パターンTHa3〜THa7を対応づけて構成される。変動演出パターンテーブルTEt2において、各変動演出パターンEpには、「決め役物」として動作する第2可動役物132が用いられるようになっている。
たとえば、変動演出パターンEa31は「低期待度リーチ演出A(第1可動役物131+第2可動役物132)」を定めており、変動演出パターンEa32は「低期待度リーチ演出B(第2可動役物132)」を定めている。特図変動パターンTHa3に対して、変動演出パターンEa31が選択される割合は「70/100」に、また変動演出パターンEa32が選択される割合は「30/100」になっている。
変動演出パターンEa41は「中期待度リーチ演出A1(第1可動役物131+第2可動役物132)」を定めており、変動演出パターンEa42は「中期待度リーチ演出B1(第2可動役物132)」を定めている。特図変動パターンTHa4に対して、変動演出パターンEa41が選択される割合は「70/100」に、また変動演出パターンEp42が選択される割合は「30/100」になっている。
同様に、特図変動パターンTHa5〜THa7についても、それぞれ複数の変動演出パターンが定められており、各変動演出パターンは、特図変動パターンTHpに対応して、それぞれ、第1可動役物131を用いる演出が高い割合で選択されるようになっている。つまり、大当たり時には、第1可動役物131を用いる演出が選択されやすくなっている。
また、各変動演出パターンEa31〜Ea72には、それぞれが定めた演出をおこなわせるために、画像・音声制御部703bやランプ制御部703cに対して出力する演出コマンド(たとえば役物演出コマンドや表示コマンド)およびコマンドを出力するタイミングが対応づけられている。演出コマンドの詳細については、符号1601に示す高期待度リーチ演出A1を例に挙げて、図19−3を用いて後述する。
演出開始処理プログラム732eは、特図対応記憶領域733dの特図変動パターンを示す情報に基づき、この特図変動パターンに対応づけられた演出パターンを変動演出パターンテーブルTEtの中から判定させる。そして、この判定結果(演出パターン)を示す情報を含んだ演出開始コマンドを出力コマンド記憶領域733fに設定させる。また、演出開始処理プログラム732eは、変動演出パターンに対応づけられた演出用コマンドを出力コマンド記憶領域733fに設定させる。
さらに、演出開始処理プログラム732eは、演出用乱数を取得させ、この演出用乱数に基づき、演出用乱数に対応づけられた予告演出パターンを予告演出パターンテーブルYEtの中から判定させてもよい。この場合、たとえば、演出開始コマンドには、判定結果の予告演出パターンを示す情報が含まれる。なお、ここで、予告演出パターンは、たとえば、ステップアップ予告や小キャラ予告などの予告演出の演出内容を定めたものである。
演出終了処理プログラム732fは、演出開始処理プログラム732eにより開始された変動演出を終了させる。また、演出終了処理プログラム732fは、演出モードの設定などをおこなわせてもよい。
大当たり演出処理プログラム732iは、主制御部701から出力された大当たりに関するコマンド(たとえばオープニングコマンド)に基づき、大当たり中におこなう演出(以下「大当たり演出」という)の演出内容を判定させて、この演出内容の大当たり演出を開始させる。たとえば、大当たり演出処理プログラム732iは、当選した大当たりの種別を示す情報を含むオープニングコマンドに基づき、複数の大当たり演出パターンが登録された大当たり演出パターンテーブルOEtの中から実行対象の大当たり演出の演出内容を定めた大当たり演出パターンを判定させる。
実施の形態1,2では、16R長当たり用の大当たり演出を定めた長当たり演出パターンと、16R短当たりおよび4R短当たり用の大当たり演出を定めた短当たり演出パターンとを取り得る。この場合、大当たり演出処理プログラム732iは、16R長当たりに当選した場合は長当たり演出パターンを判定させ、この大当たり演出を開始させる。16R短当たりや4R短当たりに当選した場合は短当たり演出パターンを判定させ、この大当たり演出を開始させる。
また、大当たり演出処理プログラム732iは、主制御部701から出力された大当たりに関するコマンド(たとえばエンディングコマンド)に基づき、実行中の大当たり演出を終了させたり、大当たり後の演出モードを設定させたりもする。
ランプコマンド受信処理プログラム732gは、可動役物131,132が動作した場合にランプ制御部703cから送信される駆動開始コマンドに基づいて、可動役物131,132を用いた演出を選択可能であるか否か、および可動役物131,132を動作させるための役物演出コマンドが出力可能であるか否かを示すフラグ(動作フラグ)を設定させる。
操作受付処理プログラム732jは、演出ボタン118や十字キー119からの制御信号を受け付けて、遊技者操作があったことを示す操作コマンドを出力コマンド記憶領域733fに設定させる。コマンド出力処理プログラム732kは、出力コマンド記憶領域733fに設定された各種コマンドを画像・音声制御部703bやランプ制御部703cに出力させる。
可動役物演出処理プログラム732lは、可動役物131,132の動作中に、可動役物131,132を駆動させる演出の選択をおこなわないようにしたり、可動役物131,132を駆動させるための役物演出コマンドを出力させないようにしたりする。
(3−2.画像・音声制御部)
図17は、ぱちんこ遊技機の内部構成を示すブロック図(その3)である。画像・音声制御部703bは、CPU741と、ROM742と、RAM743と、不図示の入出力インターフェース(I/O)などを備えて構成される。CPU741は、演出統括部703aにより実行指示された演出を出力(たとえば表示や音声出力)するための各種プログラムをROM742から読み出し、RAM743をワークエリアとして使用して、読み出したプログラムを実行する。また、ROM742には、演出用データEdが記憶される。ここで、演出用データEdは、装飾図柄や背景画像やリーチ演出などの画像データや、BGM(Background music)や効果音などの音声データなどを含むデータとすることができる。
たとえば、画像・音声制御部703bは、入出力I/Oを介して、演出統括部703aから出力されたコマンドを受信して、実行指示された演出を示す情報を取得する。そして、取得された情報に基づき、演出用データEdから必要な画像データを読み込んで、実行指示された演出の表示用データなどを生成する。そして、この表示用データに基づく表示をおこなう。また、実行指示された演出の音声出力用データを生成して、この音声出力用データに基づく音声出力をおこなう。
ここで、画像・音声制御部703bのCPU741が実行するプログラムの一例および各プログラムを実行することでRAM743に設定される情報の一例について説明する。以下で説明するプログラムなどは、重要となるもののみを説明している。ROM742には以下で説明するプログラムのほかにも不図示のプログラムなどが多数記憶されている。
画像・音声制御処理プログラム742aは、表示制御処理プログラム742b、音声出力制御処理プログラム742c、ボタン演出処理プログラム742dなどのサブプログラムを順次実行させる。表示制御処理プログラム742bは、演出統括部703aにより実行指示された演出の画像データを演出用データEdから読み込ませて、表示用データなどを生成させる。そして、この表示用データをVRAM(Video RAM)744に格納させる。VRAM744に格納された表示用データは所定のタイミングで画像表示部104に対して出力されて、この表示用データがあらわす画像が画像表示部104の表示画面上に表示される。
また、たとえば、表示制御処理プログラム742bは、表示画面上において、同一位置に背景画像と装飾図柄が重なる場合などには、画像を階層構造に重ねたレイヤを設定することにより、装飾図柄を背景画像よりも手前に見えるように表示させる。たとえば、下層のレイヤには背景画像を設定し、その上の階層に装飾図柄を設定し、さらにその上の階層に予告画像を設定したりする。可動役物131,132の動作中に、可動役物131,132を用いた演出が演出統括部703aによって選択された場合には、上位のレイヤに、可動役物131,132を模した代替画像を設定するようにしている。
音声出力制御処理プログラム742cは、演出統括部703aにより実行指示された演出の音声データを演出用データEdから読み込ませて、音声出力用データを生成させる。そして、この音声出力用データをRAM743に格納させる。RAM743に格納された音声出力用データは所定のタイミングでスピーカ114に対して出力されて、この音声出力用データがあらわす音声がスピーカ114から出力される。
ボタン演出処理プログラム742dは、ボタン演出時の所定の有効期間を設定するとともに、有効期間内に演出統括部703aから演出ボタンコマンドを受信した場合には、有効期間内に演出ボタン118が押下された旨を示すボタン押下コマンドをRAM743に格納させる。
(3−3.ランプ制御部)
図18は、ぱちんこ遊技機の内部構成を示すブロック図(その4)である。ランプ制御部703cは、CPU751と、ROM752と、RAM753と、不図示の入出力インターフェース(I/O)などを備えて構成される。CPU751は、ぱちんこ遊技機100がおこなう可動役物(第1可動役物131、第2可動役物132)の駆動制御およびランプの点灯制御に関する各種プログラムをROM752から読み出し、RAM753をワークエリアとして使用して、読み出したプログラムを実行する。また、ROM752には、制御用データSdが記憶される。
ここで、制御用データSdは、可動役物(第1可動役物131および第2可動役物132)を駆動制御するための駆動制御データKαを有する駆動制御テーブルKStと、ランプを点灯制御するための点灯制御データTαを有する点灯制御テーブルTStとを含む。
たとえば、ランプ制御部703cは、入出力I/Oを介して、演出統括部703aから出力された演出コマンドにしたがって、可動役物を駆動させるための駆動制御データを読み込んで、この駆動制御データを可動役物の駆動モータ(第1駆動モータ411および第2駆動モータ511)に出力する。また、演出コマンドにしたがってランプを点灯させるための点灯制御データを読み込んで、この点灯制御データをランプの発光制御回路に出力する。
また、ランプ制御部703cには、第1可動役物131の位置検出をおこなうための第1役物センサS1および第2可動役物132の位置検出をおこなうための第2役物センサS2が接続されている。第1役物センサS1は、第1可動役物131が基準位置にあるときに検出信号をランプ制御部703cへ入力する。第2役物センサS2は、第2可動役物132が基準位置にあるときに検出信号をランプ制御部703cへ入力する。ランプ制御部703cは、第1役物センサS1や第2役物センサS2からの検出信号に基づき、第1可動役物131や第2可動役物132を基準位置へ復帰させたりする。
ここで、ランプ制御部703cのCPU751が実行するプログラムの一例および各プログラムを実行することでRAM753に設定される情報の一例について説明する。以下で説明するプログラムなどは、重要となるもののみを説明している。ROM752には以下で説明するプログラムのほかにも不図示のプログラムなどが多数記憶されている。
ランプ制御処理プログラム752aは、起動復帰処理プログラム752b、可動役物制御処理プログラム752c、点灯制御処理プログラム752gを順次実行させる。起動復帰処理プログラム752bは、起動時に演出統括部703aから出力される初期設定コマンドや復旧コマンドを受信させ、所定の初期設定をおこなわせたり、第1可動役物131および第2可動役物132を基準位置へ復帰させたりする。また、起動復帰処理プログラム752bは、基準位置へ復帰させる際には復帰動作開始を示すコマンドを演出統括部703aへ出力させるとともに、基準位置へ復帰した際には復帰動作完了を示すコマンドを演出統括部703aへ出力させる。
可動役物制御処理プログラム752cは、演出開始時復帰処理プログラム752d、演出制御処理プログラム752e、演出終了制御処理プログラム752fを順次実行させる。演出開始時復帰処理プログラム752dは、演出開始時に可動役物131,132が基準位置に位置していない場合に、基準位置へ復帰させるプログラムである。また、演出開始時復帰処理プログラム752dは、基準位置へ復帰させる際には復帰動作開始を示すコマンドを演出統括部703aへ出力させるとともに、基準位置へ復帰した際には復帰動作完了を示すコマンドを演出統括部703aへ出力させる。演出制御処理プログラム752eは、演出統括部703aから受信した役物演出コマンドに対応する駆動制御データを駆動制御テーブルKStから読み込んで、読み込んだデータを駆動モータ411,511へ出力する。
点灯制御処理プログラム752gは、演出統括部703aから出力された点灯演出コマンドを受信させ、この点灯演出コマンドに対応する点灯制御データを、点灯制御テーブルTStから読み込んで、演出ライト部115の各ランプ(の発光制御回路)、盤ランプLpの各ランプ(の発光制御回路)、可動役物131,132が備えるランプ(の発光制御回路)に入力させたりする。これにより、ランプ制御部703cは、演出ライト部115の各ランプの点灯制御をおこなったり、盤ランプLpの各ランプの点灯制御をおこなったりする。
演出制御部703は、演出統括部703aと、ランプ制御部703cと、画像・音声制御部703bとがそれぞれ異なる基板として設けられるが、これらは同じプリント基板上に組み込んで構成してもよい。ただし、同じプリント基板上に組み込まれた場合であってもそれぞれの機能は独立しているものとする。
(第1可動役物を動作させるにあたって発行されるコマンド)
つぎに、図19−1〜および図19−7を用いて、高期待度リーチ演出A1の変動演出時において第1可動役物131を動作させるにあたって発行されるコマンドおよび高期待度リーチ演出A1の演出について説明する。図19−1は、高期待度リーチ演出A1での第1可動役物の動作時における各コマンドおよびその発行タイミングを示す説明図である。図19−2は、高期待度リーチ演出A1での第1可動役物の動作時または代替画像の出力時における各コマンドおよびその発行タイミングを示す説明図である。
図19−3は、高期待度リーチ演出A1において第1可動役物および第2可動役物を動作させるにあたって演出統括部からランプ制御部へ送信されるコマンドの発行タイミングおよび演出パターンを示す説明図である。図19−4は、高期待度リーチ演出A1において第1可動役物および第2可動役物を動作させる演出をおこなうにあたって演出統括部から画像・音声制御部へ送信されるコマンドの発行タイミングおよび画像パターンを示す説明図である。
図19−5は、高期待度リーチ演出A1における第1可動役物の動作を示す説明図(その1)である。図19−6は、高期待度リーチ演出A1における第1可動役物の動作を示す説明図(その2)である。図19−7は、高期待度リーチ演出A1における第1可動役物の代替画像の一例を示す説明図である。
なお、ここでは、高期待度リーチ演出A1を例に挙げて説明するが、高期待度リーチ演出A1に限らず、第1可動役物131や第2可動役物132を用いる他の役物演出においても同様の制御をおこなうこととなる。図19−1の説明図1910および図19−2の説明図1920においては、タイミングt1で変動演出が開始され、タイミングt6で変動演出が終了するものとする。図19−1の説明図1910では、第1可動役物131の動作開始時に第1可動役物131が動作(たとえば復帰動作)していない場合について説明し、図19−2の説明図1920では、第1可動役物131の動作開始時に第1可動役物131が動作(たとえば復帰動作)している場合について説明する。
(図19−1のタイミングt1)
まず、図19−1の説明図1910について説明する。なお、説明図1910,1920に示す「↑」は、コマンドが出力されるタイミングを示している。図19−1の説明図1910に示すタイミングt1において、演出統括部703aは、変動演出として、ランプ制御部703cに対して、盤ランプLpを点灯させるための点灯演出コマンド(図19−3の点灯演出コマンドCe1)を出力する。盤ランプLpの点灯には、第1可動役物131や第2可動役物132が備えるランプの点灯も含まれる。また、タイミングt1において、演出統括部703aは、画像・音声制御部703bに対して、通常の変動演出画像を表示させるための通常画像コマンド(図19−4の通常画像コマンドCg1)を出力する。通常の変動演出画像は、代替画像ではない、通常の変動演出用の画像である。
(図19−1のタイミングt2)
そして、タイミングt2になると、所定のタイミングで、第1可動役物131が所定量、進退を繰り返す(駆動モータ411の正逆回転を繰り返す一連の駆動動作)煽り演出をおこなう。具体的には、煽り演出は、遊技者に対して第1可動役物131が最も進出した進出位置に移動する可能性がある(変動演出中の信頼度が上がる)ことを示唆する演出であり、進出位置よりも手前の位置までの進出を繰り返す煽り動作をおこなう演出である。
煽り演出をおこなうに際しては、演出統括部703aは、ランプ制御部703cに対して、盤ランプLpを点灯させたり第1駆動モータ411を駆動させたりするための第1役物演出コマンド(図19−3の第1役物演出コマンドCk2)を出力する。この第1役物演出コマンドを受けて、ランプ制御部703cは、盤ランプLpを点灯させたり第1駆動モータ411を駆動させたりするとともに、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動を開始させる旨を示す第1駆動開始コマンドを送信する。
また、煽り演出をおこなうに際しては、演出統括部703aは、画像・音声制御部703bに対して、煽り演出用の画像を表示させるための第1通常画像コマンド(図19−4の第1通常画像コマンドCg2)を出力する。
(図19−1のタイミングt3)
タイミングt3になり、一連の煽り演出が終了すると、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動が完了した旨を示す第1駆動完了コマンドを出力する。タイミングt2〜t3における演出は、図19−5(1)に示すように、第1可動役物131が、所定の点灯態様で点灯しながら、進退を繰り返す煽り演出である。また、画像表示部104には、煽りエフェクト画像1951が表示される。
(図19−1のタイミングt4)
タイミングt4になると、演出統括部703aは、第1可動役物131を進出位置まで進出させるために、ランプ制御部703cに対して、盤ランプLpを点灯させたり第1駆動モータ411を駆動させたりするための第1役物演出コマンド(図19−3の第1役物演出コマンドCk3)を出力する。この第1役物演出コマンドを受けて、ランプ制御部703cは、盤ランプLpを点灯させたり第1駆動モータ411を駆動させたりするとともに、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動を開始させる旨を示す第1駆動開始コマンドを送信する。
また、タイミングt4において、演出統括部703aは、第1可動役物131の動作に合わせた第1エフェクト画像を表示させるための第1通常画像コマンド(図19−4の第1通常画像コマンドCg3)を出力する。タイミングt4における演出は、図19−5(2)に示すように、第1可動役物131が、画像表示部104の前面に停止し、所定の点灯態様で点灯する演出である。また、画像表示部104には、第1エフェクト画像1950が表示されるとともに、第1装飾図柄Ez1および第2装飾図柄Ez2が同一の装飾図柄で停止したリーチの状態となっている。
(図19−1のタイミングt5,t6)
タイミングt5になり、一連の進出演出が終了すると、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動が完了した旨を示す第1駆動完了コマンドを出力する。タイミングt5における演出は、図19−6(3)に示すように、第1可動役物131が画像表示部104の前面から退避する。また、第1装飾図柄Ez1〜第3装飾図柄Ez3は、左上に表示されている。そして、タイミングt6になると、変動演出を終了する。
タイミングt5〜t6における演出は、図19−6(4)に示すように、第1可動役物131が、画像表示部104の前面から退避し、画像表示部104には、所定の抽選に当選した場合に複数人のキャラクタ1941を登場させる群予告が表示される。この群予告は、大当たりに対する信頼度の高い演出である。
(図19−2のタイミングt1)
つぎに、図19−2の説明図1920について説明する。図19−2の説明図1920に示すタイミングt1において、演出統括部703aは、図19−1のタイミングt1と同様に、ランプ制御部703cに対して、盤ランプLpを点灯させるための点灯演出コマンド(図19−3の点灯演出コマンドCe1)を出力する。タイミングt1において、第1可動役物131は基準位置にいないものとする。ランプ制御部703cは、点灯演出コマンドを受けて、第1可動役物131を基準位置に戻す復帰動作を開始する。このとき、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動を開始させる旨を示す駆動開始コマンドを送信する。
また、タイミングt1において、演出統括部703aは、画像・音声制御部703bに対して、通常の変動演出画像を表示させるための通常画像コマンド(図19−4の通常画像コマンドCg1)を出力する。
(図19−2のタイミングt2)
タイミングt2では、本来であれば第1可動役物131の煽り動作が開始されるタイミングであるが、第1可動役物131は、基準位置に戻る復帰動作を継続して実行してい場合には、第1可動役物131による煽り動作をおこなわないようにする。すなわち、基準位置以外の場所から第1可動役物131を動作させないようにする。具体的には、演出統括部703aは、ランプ制御部703cに対して、第1可動役物131を動作させるための役物演出コマンド(図19−3の第1役物演出コマンドCk2)を出力せずに、盤ランプLpを点灯させるための点灯演出コマンド(図19−3の点灯演出コマンドCe2)を出力する。この点灯演出コマンドを受けて、ランプ制御部703cは、盤ランプLpを点灯させる。このときの盤ランプLpを点灯態様は、第1可動役物131を動作させる際の点灯態様と同様のものである。
また、タイミングt2において、演出統括部703aは、画像・音声制御部703bに対して、第1可動役物131の煽り動作の代わりとなる第1代替煽り画像を表示させるための第1代替画像コマンド(図19−4の第1代替画像コマンドCd1)を出力する。
(図19−2のタイミングt3)
タイミングt3になると、代替煽り演出が終了する。タイミングt2〜t3における代替煽り演出は、図19−7(1)に示すように、画像表示部104に、第1可動役物131の煽り動作を模した第1代替煽り画像1970を表示させる演出である。また、画像表示部104には、煽りエフェクト画像1973が表示される。
(図19−2のタイミングt10)
タイミングt10になり、復帰動作が終了すると、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動が完了した旨を示す駆動完了コマンドを出力する。
(図19−2のタイミングt4)
タイミングt4になると、演出統括部703aは、第1可動役物131を進出位置まで進出させるために、ランプ制御部703cに対して、盤ランプLpを点灯させたり第1駆動モータ411を駆動させたりするための第1役物演出コマンド(図19−3の第1役物演出コマンドCk3)を出力する。この第1役物演出コマンドを受けて、ランプ制御部703cは、盤ランプLpを点灯させたり第1駆動モータ411を駆動させたりするとともに、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動を開始させる旨を示す駆動開始コマンドを送信する。タイミングt4における演出は、図19−5(2)に示すように、第1可動役物131が、画像表示部104の前面に停止し、所定の点灯態様で点灯する演出である。
ここで、タイミングt4において、第1可動役物131が復帰動作を完了していない場合には、演出統括部703aは、第1可動役物131を進出位置まで進出させないようにするために、ランプ制御部703cに対して、第1駆動モータ411を駆動させずに盤ランプLpを点灯させたるための点灯演出コマンド(図19−3の点灯演出コマンドCe3)を出力する。
また、タイミングt4において、第1可動役物131が復帰動作を完了していない場合には、演出統括部703aは、画像・音声制御部703bに対して、第1可動役物131の進出動作の代替となる第1代替進出画像を表示させるための第1代替画像コマンド(図19−4の第1代替画像コマンドCd2)を出力する。この場合における代替進出演出は、図19−7(2)に示すように、画像表示部104に、第1可動役物131の進出動作を模した第1代替進出画像1971とともにエフェクト画像1972を表示させる演出である。
(図19−2のタイミングt5,t6)
タイミングt5になり、一連の進出演出が終了すると、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動が完了した旨を示す駆動完了コマンドを出力する。タイミングt5における演出は、図19−6(3)に示すように、第1可動役物131が画像表示部104の前面から退避する。そして、タイミングt6になると、変動演出を終了する。
図19−3の説明図1930は、高期待度リーチ演出A1において第1可動役物131および第2可動役物132を動作させるにあたって、各コマンドが演出統括部703aからランプ制御部703cへ出力されるタイミングを示している。また、説明図1930は、演出統括部703aから出力された各コマンドに対応して、ランプ制御部703c側でおこなう演出パターンを示している。なお、演出統括部703aから出力されるコマンドは、以下に説明するコマンドのほかにも多数存在するが、ここでは、説明の便宜上、第1可動役物131および第2可動役物132を動作させるためにランプ制御部703cへ出力するコマンドのみを挙げて説明する。
タイミングt1では、演出統括部703aからランプ制御部703cへ、点灯演出コマンドCe1が出力される。この点灯演出コマンドCe1に基づいて、ランプ制御部703cはランプA演出パターン(点灯動作)を選択する。タイミングt2において、第1可動役物131が復帰動作中でなければ、演出統括部703aからランプ制御部703cへ、第1役物演出コマンドCk2が出力される。この第1役物演出コマンドCk2に基づいて、ランプ制御部703cは第1可動役物B演出パターン(煽り動作)およびランプB演出パターン(点灯動作)を選択する。
また、タイミングt2において、第1可動役物131が復帰動作中であれば、演出統括部703aからランプ制御部703cへ、点灯演出コマンドCe2が出力される。この点灯演出コマンドCe2に基づいて、ランプ制御部703cはランプC演出パターン(点灯動作)を選択する。
タイミングt4において、第1可動役物131が復帰動作中でなければ、演出統括部703aからランプ制御部703cへ、第1役物演出コマンドCk3が出力される。この第1役物演出コマンドCk3に基づいて、ランプ制御部703cは第1可動役物D演出パターン(進出位置までの進出動作)およびランプD演出パターン(点灯動作)を選択する。また、タイミングt4において、第1可動役物131が復帰動作中であれば、演出統括部703aからランプ制御部703cへ、点灯演出コマンドCe3が出力される。この点灯演出コマンドCe3に基づいて、ランプ制御部703cはランプE演出パターン(点灯動作)を選択する。
なお、タイミングt21は、第2可動役物132が動作するタイミングである。第2可動役物132の動作の詳細については、図20−1および図20−2を用いて後述する。第2可動役物132が動作するタイミングt21において、第2可動役物132が復帰動作中でなければ、演出統括部703aからランプ制御部703cへ、第2役物演出コマンドCk4が出力される。
この第2役物演出コマンドCk4に基づいて、ランプ制御部703cは第2可動役物A演出パターン(進出位置までの進出動作)およびランプF演出パターン(点灯動作)を選択する。また、タイミングt21において、第1可動役物131が復帰動作中であれば、演出統括部703aからランプ制御部703cへ、点灯演出コマンドCe4が出力される。この点灯演出コマンドCe4に基づいて、ランプ制御部703cはランプG演出パターン(点灯動作)を選択する。
(第2可動役物を動作させるにあたって発行されるコマンド)
つぎに、図20−1〜図20−4を用いて、大当たり時の高期待度リーチ演出A1の変動演出時において第2可動役物132を動作させるにあたって発行されるコマンドおよび大当たり時の高期待度リーチ演出A1の演出について説明する。図20−1は、大当たり時の高期待度リーチ演出A1での第2可動役物の動作時における各コマンドおよびその発行タイミングを示す説明図である。図20−2は、大当たり時の高期待度リーチ演出A1での第2可動役物の動作時または代替画像の出力時における各コマンドおよびその発行タイミングを示す説明図である。
図20−3は、大当たり時の高期待度リーチ演出A1における第2可動役物の動作を示す説明図(その1)である。図20−4は、大当たり時の高期待度リーチ演出A1における第2可動役物の代替画像の一例を示す説明図である。
図20−1の説明図2010では、第2可動役物132の動作開始タイミングにおいて第2可動役物132が動作(たとえば復帰動作)してない場合について説明し、図20−2の説明図2020では、第2可動役物132の動作開始タイミングにおいて第2可動役物132が動作(たとえば復帰動作)している場合について説明する。なお、第2可動役物132が動作する前段階で、第1可動役物131が動作しているものとする(図19−1参照)。つまり、以下に説明するタイミングt21よりも前に、図19−1に示したタイミングt2〜t5があり、第1可動役物131が動作するものである。
(図20−1のタイミングt1)
まず、図20−1の説明図2010について説明する。図20−1の説明図2010に示すタイミングt1において、演出統括部703aは、図19−1のタイミングt1と同様に、ランプ制御部703cに対して、盤ランプLpを点灯させるための点灯演出コマンド(図19−3の点灯演出コマンドCe1)を出力する。また、演出統括部703aは、画像・音声制御部703bに対して、通常の変動演出画像を表示させるための通常画像コマンド(図19−4の通常画像コマンドCg1)を出力する。演出が進行して、タイミングt21の直前に至ると、図20−3(1)に示すように遊技者からの演出ボタン118の操作を受け付ける画面が表示される。
(図20−1のタイミングt21)
そして、演出ボタン118の押下を受け付けたタイミングt21になると、第2可動役物132を進出位置まで進出させるために、ランプ制御部703cに対して、盤ランプLpを点灯させたり第2駆動モータ511を駆動させたりするための第2役物演出コマンド(図19−3の第2役物演出コマンドCk4)を出力する。この第2役物演出コマンドを受けて、ランプ制御部703cは、盤ランプLpを点灯させたり第2駆動モータ511を駆動させたりするとともに、演出統括部703aに対して、第2駆動モータ511の駆動を開始させる旨を示す第2駆動開始コマンドを送信する。
また、タイミングt21において、演出統括部703aは、第2可動役物132の動作に合わせた第2エフェクト画像を表示させるための第2通常画像コマンド(図19−4の第2通常画像コマンドCg4)を出力する。タイミングt21における演出は、図20−3(2)に示すように、第2可動役物132が、画像表示部104の前面に移動し、所定の点灯態様で点灯する演出である。また、画像表示部104には、第2エフェクト画像2030が表示される。
(図20−1のタイミングt22)
この後、タイミングt22になると、第2可動役物132が退避位置に戻り、第2可動役物132を用いた演出を終了する。タイミングt22において、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第2駆動モータ511の駆動が完了した旨を示す第2駆動完了コマンドを出力する。この後、タイミングt6において、第1装飾図柄Ez1〜第3装飾図柄Ez3が同一図柄で停止して、大当たりに移行する。
(図20−2のタイミングt1)
つぎに、図20−2の説明図2020について説明する。図20−2の説明図2020に示すタイミングt1において、演出統括部703aは、ランプ制御部703cに対して、盤ランプLpを点灯させるための点灯演出コマンド(図19−3の点灯演出コマンドCe1)を出力する。タイミングt1において、第2可動役物132は基準位置にいないものとする。ランプ制御部703cは、点灯演出コマンドを受けて、第2可動役物132を基準位置に戻す復帰動作を開始する。このとき、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第2駆動モータ511の駆動を開始させる旨を示す第2駆動開始コマンドを送信する。
また、タイミングt1において、演出統括部703aは、画像・音声制御部703bに対して、通常の変動演出画像を表示させるための通常画像コマンド(図19−4の通常画像コマンドCg1)を出力する。
(図20−2のタイミングt21)
タイミングt21では、本来であれば第2可動役物132の進出動作が開始されるタイミングであるが、第2可動役物132を基準位置に戻す復帰動作が継続して実行されているものとする。このとき、第2可動役物132による進出動作をおこなわないようにする。すなわち、基準位置以外の場所から第2可動役物132を動作させないようにする。
具体的には、演出統括部703aは、ランプ制御部703cに対して、第2可動役物132を動作させるための第2役物演出コマンド(図19−3の第2役物演出コマンドCk4)を出力せずに、盤ランプLpを点灯させるための点灯演出コマンド(図19−3の点灯演出コマンドCe4)を出力する。この点灯演出コマンドを受けて、ランプ制御部703cは、盤ランプLpを点灯させる。
また、タイミングt21において、第2可動役物132が復帰動作を完了していない場合には、演出統括部703aは、画像・音声制御部703bに対して、第2可動役物132の進出動作の代替となる第2代替進出画像を表示させるための第2代替画像コマンド(図19−4の第2代替画像コマンドCd3)を出力する。この場合における第2代替進出演出は、図20−4(2)に示すように、画像表示部104に、第2可動役物132の進出動作を模した第2代替進出画像2040とともにエフェクト画像2041を表示させる演出である。
(図20−2のタイミングt22)
この後、タイミングt22になると、第2代替進出画像2040を用いた演出を終了する。この後、タイミングt6において、第1装飾図柄Ez1〜第3装飾図柄Ez3が同一図柄で停止して、大当たりに移行する。
(画像・音声制御部が設定するレイヤ)
つぎに、図20−5および図20−6を用いて、画像・音声制御部703bが設定するレイヤについて説明する。図20−5は、可動役物を動作させる通常時において画像・音声制御部が設定するレイヤを示す説明図である。図20−6は、代替画像を表示させる際に画像・音声制御部が設定するレイヤを示す説明図(その2)である。
図20−5において、画像データ2050は、変動演出中に随時設定されるものであり、レイヤとデータとを対応づけたものである。レイヤは「0」〜「7」の8段階までになっており、最も上位(上層)のレイヤ(レイヤ「7」)に設定されるデータが最も表面に表示出力される。たとえば、通常画像コマンドCg1を受信したタイミングt1から第1通常画像コマンドCg2を受信するタイミングt2までの間は、レイヤデータ2051が設定される。なお、各コマンドとタイミングとの関係については、図19−4に示したとおりである。
レイヤデータ2051は、最も下位のレイヤ「0」に背景画像が格納され、レイヤ「1」の装飾図柄が格納され、レイヤ「2」に予告画像が格納されている。タイミングt2となって、第1通常画像コマンドCg2を受信すると、画像・音声制御部703bは、第1可動役物131の煽り動作に同期させた煽りエフェクト画像を表示させるためのレイヤデータ2052を設定する。レイヤデータ2052は、レイヤ「3」に、煽りエフェクト画像が格納される。
さらに、所定時間の経過によって煽り演出が終了するタイミングt3になると、レイヤデータ2051と同様の、レイヤデータ2053が設定される。なお、図示していないが、第1可動役物131が進出動作をおこなうタイミングt4となった場合にもレイヤデータの設定がおこなわれる。このときの、レイヤデータでは、レイヤ「3」に、第1可動役物131の進出動作に同期させた第1エフェクト画像が格納される。
タイミング21となって、第2通常画像コマンドCg4を受信すると、第2可動役物132の進出動作に同期させた第2エフェクト画像を表示させるためのレイヤデータ2054が設定される。レイヤデータ2054は、レイヤ「3」に、第2エフェクト画像が格納される。
図20−6において、通常画像コマンドCg1を受信したタイミングt1から第1代替画像コマンドCd1を受信するタイミングt2までの間は、図20−5に示したレイヤデータ2051と同じものが設定される。タイミングt2となって、第1可動役物131が動作中であることによって第1代替画像コマンドCd1を受信すると、第1可動役物131の代替画像を表示させるためのレイヤデータ2062が設定される。レイヤデータ2062は、レイヤ「4」に第1可動役物131の煽り動作を模した第1代替煽り画像が格納され、レイヤ「3」に煽りエフェクト画像が格納されている。
さらに、所定時間の経過によって煽り演出が終了するタイミングt3になると、レイヤデータ2051と同様の、レイヤデータ2053が設定される。なお、図示していないが、第1可動役物131が進出動作をおこなうタイミングt4となった場合にもレイヤデータの設定がおこなわれる。このときの、レイヤデータでは、第1可動役物131が復帰動作中であれば、レイヤ「4」に、第1可動役物131の進出動作を模した第1代替進出画像が格納され、レイヤ「3」に、第1エフェクト画像が格納される。
タイミングt21となって、第2可動役物132が動作中であることによって第2代替画像コマンドCd3を受信すると、第2可動役物132の代替画像を表示させるためのレイヤデータ2064が設定される。レイヤデータ2064は、レイヤ「4」に、第2可動役物132の進出動作を模した第2代替進出画像が格納され、また、レイヤ「3」に、第2エフェクト画像が格納される。
(実施の形態1にかかるぱちんこ遊技機の機能的構成)
つぎに、図20−7を用いて、実施の形態1にかかるぱちんこ遊技機100の機能的構成について説明する。図20−7は、実施の形態1にかかるぱちんこ遊技機の機能的構成を示すブロック図である。図20−7において、ぱちんこ遊技機100は、主制御部701と、演出制御部703とからなる。主制御部701は、取得部2071と、有利判定部2072とを備えている。
取得部2071は、第1始動口105または第2始動口106を遊技球が通過した場合に、判定用情報を取得する。判定用情報とは、具体的には、始動入賞したタイミングで取得される、特図当たり乱数、特図図柄乱数、変動パターン乱数などである。有利判定部2072は、取得部2071によって取得された判定用情報に基づいて、遊技者にとって有利な特別遊技(大当たり)をおこなうか否かの判定(大当たり判定)をおこなう。
演出統括部703aは、役物判定部2081と、選択部2082と、制御部2083とを備えている。役物判定部2081は、第1可動役物131や第2可動役物132を動作させることが可能か否かを判定する。役物判定部2081は、たとえば、第1可動役物131が動作中である場合に第1可動役物131を動作させることが不可能であると判定し、また、第2可動役物132が動作中である場合に第2可動役物132を動作させることが不可能であると判定する。
動作中とは、演出動作中や原点位置への復帰動作中である。ランプ制御部703cは、可動役物131,132を演出動作や復帰動作させる際、それぞれ動作を開始させる旨の情報を演出統括部703aへ送信する。演出統括部703aは、この情報を受けると、第1可動役物131や第2可動役物132が動作中であるものと判断する。また、ランプ制御部703cは、可動役物131,132の演出動作や復帰動作が終了した際、それぞれの動作が終了した旨の情報(コマンド)を演出統括部703aへ送信する。演出統括部703aは、この情報(コマンド)を受けると、第1可動役物131や第2可動役物132が動作中ではないものと判断する。具体的には、動作中を示すフラグをOFFにする。
なお、復帰動作は、たとえば、変動開始時に、第1役物センサS1によって第1可動役物131の原点位置が検出されていない場合に、第1可動役物131を原点位置へ復帰させるためにおこなわれる。また、復帰動作は、変動開始時に、第2役物センサS2によって第2可動役物132の原点位置が検出されていない場合に、第2可動役物132を原点位置へ復帰動作させるためにおこなわれる。
また、役物判定部2081は、たとえば、時間帯に応じて、第1可動役物131や第2可動役物132を動作させることが可能か否かを判定するようにしてもよい。たとえば、いわゆる省エネが求められる時間帯(たとえば17時〜19時)では、第1可動役物131や第2可動役物132を動作させることが不可能であると判定するようにしてもよい。また、第1可動役物131や第2可動役物132が退避位置にあることを検出するセンサを設けた場合には、役物判定部2081は、第1可動役物131や第2可動役物132が退避位置にいない場合に、動作不可能であると判定してもよい。なお、この場合、ランプ制御部703cは、退避位置が検出されたとき、または退避位置が非検出となったときにその都度、その旨を示す情報を演出統括部703aへ送信すればよい。
さらに、役物判定部2081は、たとえば、第1可動役物131が故障中である場合に第1可動役物131を動作させることが不可能であると判定し、また、第2可動役物132が故障中である場合に第2可動役物132を動作させることが不可能であると判定してもよい。故障中とは、たとえば、可動役物131,132が原点位置にない場合に、原点位置に移動させるために復帰動作を所定回数おこなったにもかかわらず、原点位置に戻らない状態である。たとえば、復帰動作を所定回数おこなったにもかかわらず、原点位置に戻らない場合、故障中を示すフラグをONに設定し、このフラグがONの場合に、役物判定部2081は、可動役物131,132を動作させることが不可能であると判定すればよい。
選択部2082は、有利判定部2072によって判定された判定結果に基づいて、特別遊技をおこなう信頼度を対応づけて設定される複数の演出パターンの中から一の演出パターンを選択する。制御部2083は、本発明の演出制御手段に相当し、選択部2082によって選択された演出パターンに基づいて、画像表示部104の表示および可動役物131,132の動作を制御する。
具体的には、制御部2083は、特定演出制御部2084を有している。特定演出制御部2084は、選択部2082によって特定の演出パターンが選択された場合に、画像表示部104に特定の画像を表示させるとともに、可動役物131,132に特定の動作をさせる。特定の画像とは、可動役物131,132に同期した画像であり、エフェクト画像など、可動役物131,132の演出効果を高めるための画像である。特定の動作とは、予め定めた動作であり、煽り動作や進出動作である。
たとえば、選択部2082によって信頼度の高い第1可動役物131を用いた演出パターンが選択された場合、特定演出制御部2084は、第1可動役物131を動作(煽り動作や進出動作)させるとともに、画像表示部104に特定の画像(煽りエフェクト画像や第1エフェクト画像)を表示させたりする。また、選択部2082によって信頼度が最も高い(大当たり確定の)第2可動役物132を用いた演出パターンが選択された場合、特定演出制御部2084は、第2可動役物132を動作させるとともに、画像表示部104に第2エフェクト画像を表示させたりする。
特に、特定演出制御部2084は、役物判定部2081によって第1可動役物131(または第2可動役物132)を動作させることが不可能であると判定された場合、第1可動役物131(または第2可動役物132)の特定の動作を模した第1代替煽り画像や第1代替進出画像(または第2代替進出画像)を画像表示部104に表示させる。この場合、特定演出制御部2084は、第1可動役物131(または第2可動役物132)を動作させないようにする。具体的には、第1可動役物131(または第2可動役物132)を動作させるためのコマンドを出力しないようにする。代替画像を表示させるタイミングは、第1可動役物131(または第2可動役物132)の動作タイミングとする。
特に、第1可動役物131および第2可動役物132は、それぞれ、画像表示部104の前面を移動するものである。代替画像は、第1可動役物131または第2可動役物132がそれぞれ画像表示部104の前面を移動する際の移動時の態様を模した画像としている。第1代替煽り画像や第1代替進出画像は、第1可動役物131を模した画像を下から上へ移動させるようにしている。また、第2代替進出画像は、第2可動役物132を模した画像を右上から左下へ移動させるようにしている。各画像を表示させたり移動させたりするタイミングは、第1可動役物131や第2可動役物132が移動するタイミングと同様のタイミングとしている。
なお、可動役物131,132が画像表示部104の前面を移動するものではない場合、たとえば、可動役物131,132が画像表示部104から遠ざかる方向へ移動するものとした場合、単にこの移動を模した画像を代替画像とすればよい。
さらに、特定演出制御部2084は、階層構造を有するレイヤ(図20−5、図20−6参照)を設定して画像を表示させる。特定演出制御部2084は、役物判定部2081によって可動役物131,132を動作させることが不可能であると判定された場合、特定の画像が設定されるレイヤと同層以上となるレイヤに、代替画像を設定することにより、代替画像を画像表示部104に表示させる。
たとえば、「0」〜「7」の8階層のレイヤが設定される。図20−5のレイヤデータ2054に示したように、第2可動役物132の第2エフェクト画像は、たとえばレイヤ「3」に設定される。一方、図20−6のレイヤデータ2064に示したように、第2可動役物132の代替画像(第2代替進出画像)を表示させる場合、第2代替進出画像は、レイヤ「4」に設定される。つまり、第2代替進出画像は、第2エフェクト画像よりも上層のレイヤに設定される。なお、この場合、第2代替進出画像を、第2エフェクト画像に差替えてレイヤ「3」に設定してもよい。
また、たとえば、図20−5のレイヤデータ2052に示したように、第1可動役物131と同期させた煽りエフェクト画像は、レイヤ「3」に設定される。一方、図20−6のレイヤデータ2062に示したように、第1可動役物131の代替画像(第1代替煽り画像)を表示させる場合、第1代替煽り画像は、煽りエフェクト画像よりも上層のレイヤ「4」に設定される。なお、この場合、第1代替煽り画像を、煽りエフェクト画像に差替えてレイヤ「3」に設定してもよい。
取得部2071と、有利判定部2072とは、主制御部701のCPU711がROM712に記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現する。また、役物判定部2081と、選択部2082と、制御部2083と、特定演出制御部2084とは、演出統括部703aのCPU731がROM732に記憶されたプログラムを実行することにより、その機能を実現する。
(ぱちんこ遊技機がおこなう処理)
(1.主制御部がおこなう処理)
つぎに、上述した動作を実現するためにぱちんこ遊技機100がおこなう詳細な処理の一例について説明する。まず、ぱちんこ遊技機100の主制御部701がおこなう処理について説明する。なお、以下に説明する主制御部701の各処理は、たとえば、主制御部701のCPU711がROM712に記憶されたプログラムを実行することによりおこなう。
(メイン処理)
図21は、メイン処理の処理内容を示すフローチャートである。主制御部701は、ぱちんこ遊技機100へ電源の供給が開始されると、図21に示すメイン処理の実行を開始し、この処理をぱちんこ遊技機100の起動中継続的に実行する。
メイン処理において、主制御部701は、まず、1000ms待機し(ステップS2101)、その後、RAM713へのアクセスを許可する(ステップS2102)。RAM713へのアクセスを許可すると、主制御部701は、RAMクリアスイッチがONであるかを判定する(ステップS2103)。
RAMクリアスイッチがONであれば(ステップS2103:Yes)、主制御部701は、RAMクリアをおこなう(ステップS2104)。ここで、RAMクリアとは、公知の技術のため詳細な説明は省略するが、RAM713に蓄積されている各種情報(たとえば遊技状態を示す情報や、時短遊技フラグおよび高確遊技フラグのON/OFFの情報)を所定の初期状態とすることである。
RAMクリアをおこなうと、主制御部701は、クリア時の作業領域を設定し(ステップS2105)、周辺部の初期設定をおこなう(ステップS2106)。たとえば、ステップS2106では、主制御部701は、賞球制御部702や演出制御部703(たとえば演出統括部703a)などの各周辺部に対して、所定の初期設定処理の実行を指示する初期設定コマンドを出力する。
一方、RAMクリアスイッチがONでなければ(ステップS2103:No)、主制御部701は、バックアップフラグがONであるかを判定する(ステップS2107)。バックアップフラグがONであれば(ステップS2107:Yes)、主制御部701は、チェックサムが正常であるかを判定する(ステップS2108)。
チェックサムが正常であれば(ステップS2108:Yes)、主制御部701は、所定の復旧処理を実行する(ステップS2109)。この復旧処理では、たとえば、RAM713のバックアップ記憶領域713bに記憶されたバックアップ情報に基づき、電源遮断前の状態への復旧をおこなう。また、この復旧処理において、主制御部701は、バックアップ情報をあらわす復旧コマンドを演出制御部703(たとえば演出統括部703a)へ出力する。
ステップS2107において、バックアップフラグがONでなければ(ステップS2107:No)、またはチェックサムが正常でなければ(ステップS2108:No)、主制御部701は、ステップS2104へ移行してRAMクリアをおこなう。
つぎに、主制御部701は、内蔵されているCTC(タイマカウンタ)の周期(たとえば4ms)を設定し(ステップS2110)、設定記憶領域713aを更新する。なお、主制御部701は、ここで設定された周期を用いて後述するタイマ割込処理(図22参照)を実行する。ステップS2110においてCTCの周期を設定すると、主制御部701は、電源遮断を監視する電源遮断監視処理を実行する(ステップS2111)。
電源遮断監視処理を実行すると、主制御部701は、変動パターン乱数を更新し(ステップS2112)、タイマ割込処理の割込禁止設定をおこなう(ステップS2113)。そして、主制御部701は、初期値乱数を更新し(ステップS2114)、タイマ割込処理の割込許可設定をおこない(ステップS2115)、ステップS2111へ移行する。以降、主制御部701は、ステップS2111からステップS2115の処理を繰り返し実行する。
(タイマ割込処理)
図22は、タイマ割込処理の処理内容を示すフローチャートである。主制御部701は、上記のメイン処理に対して、タイマ割込処理を所定周期(たとえば4ms)で割り込み実行する。
タイマ割込処理において、主制御部701は、まず、主制御部701がおこなう各種抽選に用いる乱数の更新をおこなう乱数更新処理を実行する(ステップS2201)。主制御部701は、この乱数更新処理において、特図当たり乱数、特図図柄乱数、変動パターン乱数、普図当たり乱数、普図図柄乱数などの各種乱数の更新をおこない、たとえば、それぞれの乱数取得用カウンタC1〜C5のカウント値を「1」カウントアップする。
つぎに、主制御部701は、各種スイッチにより検出をおこなうスイッチ処理を実行する(ステップS2202)。このスイッチ処理において、主制御部701は、始動口(第1始動口105、第2始動口106)に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ処理(図23参照)、ゲート108を通過した遊技球を検出するゲートスイッチ処理(詳細な説明および図示は省略)、大入賞口109に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ処理(詳細な説明および図示は省略)、普通入賞口110に入賞した遊技球を検出する普通入賞口スイッチ処理(詳細な説明および図示は省略)などをおこなう。
つづいて、主制御部701は、特別図柄および普通図柄に関する図柄処理を実行する(ステップS2203)。ここで、図柄処理は、特別図柄に関する特別図柄処理(図24参照)と、普通図柄に関する普通図柄処理(詳細な説明および図示は省略)とを含む。特別図柄処理で、主制御部701は、大当たり抽選をおこなって特別図柄の表示制御をおこなう。普通図柄処理で、主制御部701は、普通図柄抽選をおこなって普通図柄の表示制御をおこなう。
つづいて、主制御部701は、大入賞口109および電動チューリップ107の動作制御に関する電動役物制御処理を実行する(ステップS2204)。ここで、電動役物制御処理は、大入賞口109の動作を制御する大入賞口処理(図28参照)と、電動チューリップ107の動作を制御する電動チューリップ処理(詳細な説明および図示は省略)とを含む。大入賞口処理で、主制御部701は、大当たり抽選の抽選結果に基づき大入賞口109の動作制御をおこなう。電動チューリップ処理で、主制御部701は、普通図柄抽選の抽選結果に基づき電動チューリップの動作制御をおこなう。
つづいて、主制御部701は、賞球の払い出し制御に関する賞球処理を実行する(ステップS2205)。賞球処理において、主制御部701は、大入賞口109や普通入賞口110に遊技球が入賞した際に所定個数の賞球を払い出すように賞球制御部702に指示する賞球コマンドをRAM713に設定する。
つづいて、主制御部701は、ステップS2201〜S2205の各処理によりRAM713に設定されたコマンドを賞球制御部702や演出制御部703などに対して出力する出力処理を実行し(ステップS2206)、タイマ割込処理を終了する。タイマ割込処理を終了すると、主制御部701はメイン処理へ戻る。
(始動口スイッチ処理)
つぎに、図23を用いて、タイマ割込処理のスイッチ処理(図22のステップS2202参照)に含まれる始動口スイッチ処理について説明する。図23は、始動口スイッチ処理の処理内容を示すフローチャートである。始動口スイッチ処理において、主制御部701は、まず、第1始動口SW714aがONになったかを判定する(ステップS2301)。第1始動口SW714aがONになっていなければ(ステップS2301:No)、後述するステップS2305へ移行する。
第1始動口SW714aがONになっていれば(ステップS2301:Yes)、主制御部701は、第1始動口105に入賞した遊技球に対して取得された第1特図判定用情報数U1が4未満であるか(U1<4)を判定する(ステップS2302)。第1特図判定用情報数U1が4未満でなければ(ステップS2302:No)、すなわち、第1特図判定用情報数U1が4以上であればステップS2305へ移行する。
第1特図判定用情報数U1が4未満であれば(ステップS2302:Yes)、主制御部701は、第1特図判定用情報数U1に「1」を加算した値を、新たな第1特図判定用情報数U1の値とする(ステップS2303)。そして、カウンタ記憶領域713cを参照して、各カウンタC1〜C3のカウント値を特図判定用情報として取得し、これを特図判定用情報記憶領域713dに記憶する(ステップS2304)。
つづいて、主制御部701は、第2始動口SW714bがONになったかを判定する(ステップS2305)。第2始動口SW714bがONになっていなければ(ステップS2305:No)、そのまま始動口スイッチ処理を終了する。
第2始動口SW714bがONになっていれば(ステップS2305:Yes)、主制御部701は、第2始動口106に入賞した遊技球に対して取得された第2特図判定用情報数U2が4未満であるか(U2<4)を判定する(ステップS2306)。第2特図判定用情報数U2が4未満でなければ(ステップS2306:No)、すなわち、第2特図判定用情報数U2が4以上であれば、そのまま始動口スイッチ処理を終了する。
第2特図判定用情報数U2が4未満であれば(ステップS2306:Yes)、主制御部701は、第2特図判定用情報数U2に「1」を加算した値を、新たな第2特図判定用情報数U2の値とする(ステップS2307)。そして、カウンタ記憶領域713cを参照して、各カウンタC1〜C3のカウント値を特図判定用情報として取得し、これを特図判定用情報記憶領域713dに記憶し(ステップS2308)、始動口スイッチ処理を終了する。
ステップS2308で特図判定用情報を取得した場合、主制御部701は、ここで取得した特図判定用情報を、第1始動口105に入賞することにより取得された特図判定用情報よりも、優先順位が高くなるような特図判定用情報格納領域に記憶する。そして、第1始動口105に入賞することにより取得された特図判定用情報を、1つずつ、優先順位が低くなる特図判定用情報格納領域へシフトする。
(特別図柄処理)
つぎに、図24を用いて、タイマ割込処理の図柄処理(図22のステップS2203参照)に含まれる特別図柄処理について説明する。図24は、特別図柄処理の処理内容を示すフローチャートである。特別図柄処理において、主制御部701は、まず、特別図柄の確定期間であることを示す確定中フラグがONであるか否かを判定する(ステップS2401)。ここで、確定期間は、特別図柄の停止時からの所定期間で、停止された特別図柄を遊技者に認識させるために設けられた期間とすることができる。確定中フラグがONに設定されていれば(ステップS2401:Yes)、ステップS2416に移行する。
確定中フラグがOFFに設定されていれば(ステップS2401:No)、主制御部701は、大当たり遊技状態であることを示す大当たり遊技フラグがONに設定されているかを判定する(ステップS2402)。大当たり遊技フラグがONに設定されていれば(ステップS2402:Yes)、つまり、大当たり遊技状態であれば、特別図柄処理を終了する。
大当たり遊技フラグがOFFに設定されていれば(ステップS2402:No)、主制御部701は、特別図柄を変動中であるかを判定する(ステップS2403)。特別図柄を変動中であれば(ステップS2403:Yes)、ステップS2412へ移行する。特別図柄を変動中でなければ(ステップS2403:No)、第2始動口106に入賞した遊技球に対して取得された第2特図判定用情報数U2が1以上であるかを判定する(ステップS2404)。
第2特図判定用情報数U2が1以上であれば(U2≧1)(ステップS2404:Yes)、主制御部701は、第2特図判定用情報数U2から「1」を減算した値を、新たな第2特図判定用情報数U2の値とし(ステップS2405)、ステップS2408へ移行する。第2特図判定用情報数U2が1以上でなければ(ステップS2404:No)、第1始動口105に入賞した遊技球に対して取得された第1特図判定用情報数U1が1以上であるかを判定する(ステップS2406)。
第1特図判定用情報数U1が1以上であれば(U1≧1)(ステップS2406:Yes)、主制御部701は、第1特図判定用情報数U1から「1」を減算した値を、新たな第1特図判定用情報数U1の値とし(ステップS2407)、ステップS2408へ移行する。第1特図判定用情報数U1が1以上でなければ(ステップS2406:No)、特別図柄処理を終了する。
つづいて、主制御部701は、図25を用いて後述する大当たり抽選処理をおこなって大当たり抽選の抽選結果を導出し(ステップS2408)、図26を用いて後述する特図変動パターン判定処理をおこなって特図変動パターン判定の判定結果を導出する(ステップS2409)。そして、ステップS2408およびステップS2409の処理結果に基づき、特別図柄表示部201で特別図柄の変動を開始させる(ステップS2410)。
ステップS2410で特別図柄を変動させる際に、主制御部701は、ステップS2408で第2始動口106に入賞した遊技球に対する大当たり抽選をおこなっていれば第2特別図柄表示部201bの第2特別図柄を変動させる。ステップS2408で第1始動口105に入賞した遊技球に対する大当たり抽選をおこなっていれば第1特別図柄表示部201aの第1特別図柄を変動させる。
つづいて、主制御部701は、変動開始コマンドをRAM713に設定する(ステップS2411)。ここで、設定される変動開始コマンドは、たとえば、ステップS2408でおこなった大当たり抽選の抽選結果や、ステップS2409でおこなった特図変動パターン判定の判定結果を示す情報を含むコマンドとすることができる。主制御部701は、出力処理(図22のステップS2206)を実行した際に、この変動開始コマンドを演出統括部703aに出力する。
つづいて、主制御部701は、特別図柄の変動を開始してから変動時間により定められた期間が経過したかを判定する(ステップS2412)。ステップS2412では、変動開始時に判定された特図変動パターンにより定められた変動時間に相当する期間が経過したかを判定する。変動時間が経過していなければ(ステップS2412:No)、特別図柄処理を終了する。
変動時間が経過していれば(ステップS2412:Yes)、主制御部701は、変動開始時におこなった大当たり抽選の抽選結果を示すように特別図柄を停止させて(ステップS2413)、変動停止コマンドをRAM713に設定する(ステップS2414)。ここで、設定される変動停止コマンドは、たとえば、変動開始時におこなった大当たり抽選の抽選結果や、特図変動パターン判定の判定結果を示す情報を含むコマンドとすることができる。主制御部701は、出力処理(図22のステップS2206)を実行した際に、この変動停止コマンドを演出統括部703aに出力する。そして、確定中フラグをONに設定して(ステップS2415)、図27−1および図27−2を用いて後述する停止中処理をおこない(ステップS2416)、特別図柄処理を終了する。
(大当たり抽選処理)
つぎに、図25を用いて、図24のステップS2408に示した大当たり抽選処理について説明する。図25は、大当たり抽選処理の処理内容を示すフローチャートである。大当たり抽選処理において、主制御部701は、まず、高確率遊技状態であることを示す高確遊技フラグがONに設定されているかを判定する(ステップS2501)。高確遊技フラグがONに設定されていれば(ステップS2501:Yes)、高確率特図当たり判定テーブルTAt2をRAM713に設定して(ステップS2502)、ステップS2504へ移行する。
高確遊技フラグがOFFに設定されていれば(ステップS2501:No)、主制御部701は、低確率特図当たり判定テーブルTAt1をRAM713に設定して(ステップS2503)、ステップS2504に移行する。
つづいて、主制御部701は、ステップS2502またはステップS2503で設定された特図当たり判定テーブルTAtと、今回の特図当たり判定の判定対象となる特図判定用情報(優先順位の最も高い特図判定用情報)の当たり乱数とを比較し、当たり乱数が大当たりの所定値と一致するかを判定する、特図当たり判定をおこなう(ステップS2504)。
つづいて、主制御部701は、ステップS2504の特図当たり判定の判定結果が大当たりであったかを判定する(ステップS2505)。ここでは、特図当たり判定で、判定用情報の特図当たり乱数が、大当たりの所定値と一致したかを判定する。大当たりであれば(ステップS2505:Yes)、特図当たり図柄判定をおこなう(ステップS2506)。
ステップS2506において、主制御部701は、特図当たり図柄判定テーブルTZtと、今回の特図当たり図柄判定の判定対象となる特図判定用情報(優先順位の最も高い特図判定用情報)の特図図柄乱数とを比較して、特図図柄乱数がいずれの種別の大当たりの所定値と一致するかを判定する。
ステップS2506で、判定対象の判定用情報の入賞始動口が第1始動口105であれば、主制御部701は第1特図当たり図柄判定テーブルTZt1(図12−1参照)を用いる。判定対象の判定用情報の入賞始動口が第2始動口106であれば、主制御部701は第2特図当たり図柄判定テーブルTZt2(図12−2参照)を用いる。そして、特図当たり図柄判定の判定結果(大当たりの種別)をあらわす大当たり図柄をRAM713に設定して(ステップS2507)、大当たり抽選処理を終了する。
一方、ステップS2504の特図当たり判定の判定結果が大当たりでなかった場合(ステップS2505:No)、主制御部701は、ハズレを示すハズレ図柄をRAM713に設定して(ステップS2508)、大当たり抽選処理を終了する。
(特図変動パターン判定処理)
つぎに、図26を用いて、図24のステップS2409に示した変動パターン判定処理について説明する。図26は、特図変動パターン判定処理の処理内容を示すフローチャートである。特図変動パターン判定処理において、主制御部701は、直前におこなった大当たり抽選の抽選結果が大当たりであったかを判定する(ステップS2601)。大当たりであれば(ステップS2601:Yes)、大当たり用特図変動パターン判定テーブルTHt2(図13−2参照)を設定する(ステップS2602)。大当たりでなければ(ステップS2601:No)、すなわち、ハズレであれば、ハズレ用特図変動パターン判定テーブルTHt1(図13−1参照)を設定する(ステップS2603)。
つづいて、主制御部701は、ステップS2602またはステップS2603で設定されたハズレ用特図変動パターン判定テーブルTHt1または大当たり用特図変動パターン判定テーブルTHt2と、判定対象の特図判定用情報の変動パターン乱数とを比較して、変動パターン乱数が、ハズレ用特図変動パターン判定テーブルTHt1または大当たり用特図変動パターン判定テーブルTHt2において、どの特図変動パターンに対応するかを判定する、特図変動パターン判定をおこない(ステップS2604)、この判定結果をRAM713に設定し(ステップS2605)、特図変動パターン判定処理を終了する。
(停止中処理)
つぎに、図27−1および図27−2を用いて、図24のステップS2416に示した停止中処理について説明する。図27−1は、停止中処理を示したフローチャート(その1)である。図27−2は、停止中処理を示したフローチャート(その2)である。停止中処理において、主制御部701は、まず、確定期間が経過したか否かを判定する(ステップS2701)。確定期間が経過していない場合(ステップS2701:No)、停止中処理を終了する。
確定期間が経過した場合(ステップS2701:Yes)、主制御部701は、確定中フラグをOFFに設定し(ステップS2702)、電チューサポート機能付き遊技状態であることを示す時短遊技フラグがONに設定されているかを判定する(ステップS2703)。時短遊技フラグがOFFに設定されていれば(ステップS2703:No)、ステップS2708に移行する。
時短遊技フラグがONに設定されていれば(ステップS2703:Yes)、主制御部701は、時短遊技カウンタのカウント値Jから「1」を減算した値を新たな時短遊技カウンタのカウント値Jとする(ステップS2704)。時短遊技カウンタは、電チューサポート機能付き遊技状態の残り回数を示しており、大当たり時に、たとえば「70」が設定される。つづいて、時短遊技カウンタのカウント値Jが「0」となったかを判定する(ステップS2705)。
時短遊技カウンタのカウント値Jが「0」である場合(ステップS2705:Yes)、主制御部701は、時短遊技フラグをOFFに設定する(ステップS2706)。そして、右打ち表示部205を消灯させるための右打ち報知終了処理をおこなう(ステップS2707)。一方、時短遊技カウンタのカウント値Jが「0」ではない場合(ステップS2705:No)、ステップS2708に移行する。
つづいて、主制御部701は、高確遊技フラグがONに設定されているかを判定する(ステップS2708)。高確遊技フラグがOFFに設定されていれば(ステップS2708:No)、ステップS2712に移行する。高確遊技フラグがONに設定されていれば(ステップS2708:Yes)、高確遊技カウンタのカウント値Xから「1」を減算した値を新たな高確遊技カウンタのカウント値Xとする(ステップS2709)。高確遊技カウンタは、高確遊技状態の残り回数を示しており、大当たり時に、たとえば「74」が設定される。つづいて、高確遊技カウンタのカウント値Xが「0」となったかを判定する(ステップS2710)。
高確遊技カウンタのカウント値Xが「0」である場合(ステップS2710:Yes)、高確遊技フラグをOFFに設定する(ステップS2711)。高確遊技カウンタのカウント値Xが「0」ではない場合(ステップS2710:No)、ステップS2712に移行する。
つづいて、主制御部701は、停止した特別図柄が大当たりを示すもの(大当たり図柄)であるか否かを判定し(ステップS2712)、大当たり図柄ではない場合(ステップS2712:No)、そのまま停止中処理を終了する。大当たり図柄である場合(ステップS2712:Yes)、大当たり遊技フラグをONにし(ステップS2713)、右打ち表示部205を点灯させるための右打ち報知開始処理を実行する(ステップS2714)。
つづいて、主制御部701は、時短遊技カウンタのカウント値Jおよび高確遊技カウンタのカウント値Xを「0」に設定し(ステップS2715)、時短遊技フラグおよび高確遊技フラグをOFFにし(ステップS2716)、大当たりのオープニングを開始する(ステップS2717)。この後、オープニングコマンドをRAM713に設定し(ステップS2718)、停止中処理を終了する。
(大入賞口処理)
つぎに、図28を用いて、タイマ割込処理の電動役物制御処理(図22のステップS2204参照)に含まれる大入賞口処理について説明する。図28は、大入賞口処理の処理内容を示すフローチャートである。大入賞口処理において、主制御部701は、まず、大当たり遊技フラグがONに設定されているかを判定する(ステップS2801)。大当たり遊技フラグがOFFであれば(ステップS2801:No)、主制御部701は、そのまま大入賞口処理を終了する。
大当たり遊技フラグがONであれば(ステップS2801:Yes)、主制御部701は、オープニング中であるかを判定する(ステップS2802)。オープニング中であれば(ステップS2802:Yes)、オープニング処理(図29参照)をおこなって(ステップS2803)、ステップS2804へ移行する。オープニング中でなければ(ステップS2802:No)、ステップS2804へ移行する。
つづいて、主制御部701は、大入賞口109の開放中であるかを判定する(ステップS2804)。大入賞口109の開放中であれば(ステップS2804:Yes)、開放中処理(図30参照)をおこなう(ステップS2805)。大入賞口109の開放中でなければ(ステップS2804:No)、ステップS2806へ移行する。
つづいて、主制御部701は、インターバル中であるかを判定する(ステップS2806)。インターバル中であれば(ステップS2806:Yes)、インターバル処理(図31参照)をおこなって(ステップS2807)、ステップS2808へ移行する。インターバル中でなければ(ステップS2806:No)、ステップS2808へ移行する。
つづいて、主制御部701は、エンディング中であるかを判定する(ステップS2808)。エンディング中であれば(ステップS2808:Yes)、エンディング処理(図32参照)をおこなって(ステップS2809)、大入賞口処理を終了する。エンディング中でなければ(ステップS2808:No)、大入賞口処理を終了する。
(オープニング処理)
つぎに、図29を用いて、図28のステップS2803に示したオープニング処理について説明する。図29は、オープニング処理の処理内容を示すフローチャートである。オープニング処理において、主制御部701は、まず、所定のオープニング期間が経過したかを判定する(ステップS2901)。オープニング期間が経過していなければ(ステップS2901:No)、そのままオープニング処理を終了する。
オープニング期間が経過していれば(ステップS2901:Yes)、主制御部701はオープニングを終了し(ステップS2902)、ラウンド数カウンタのカウント値Rを1に設定する(ステップS2903)。そして、ラウンド進行コマンドをRAM713に設定して(ステップS2904)、1ラウンド目の大入賞口109の開放を開始し(ステップS2905)、オープニング処理を終了する。
ここで、ラウンド進行コマンドには、ラウンド数カウンタのカウント値Rの値(何ラウンド目になるのか)を示す情報などが含まれている。主制御部701は、出力処理(図22のステップS2206)を実行した際に、このラウンド進行コマンドを演出統括部703aに出力する。
(開放中処理)
つぎに、図30を用いて、図28のステップS2805に示した開放中処理について説明する。図30は、開放中処理の処理内容を示すフローチャートである。開放中処理において、主制御部701は、まず、開放期間が経過したかを判定する(ステップS3001)。開放期間が経過していなければ(ステップS3001:No)、主制御部701は今回の大入賞口109の開放中に、大入賞口109へ規定個数(たとえば10個)の遊技球の入賞があったかを判定する(ステップS3002)。規定個数の入賞がなければ(ステップS3002:No)、そのまま開放中処理を終了する。
開放期間が経過した場合(ステップS3001:Yes)、または規定個数の入賞があった場合には(ステップS3002:Yes)、主制御部701は、大入賞口109を閉口させる(ステップS3003)。そして、ラウンド数カウンタのカウント値Rが、選択された大入賞口動作パターンのRmaxと一致するかを判定する(ステップS3004)。たとえば、ここで、16R長当たりおよび16R短当たり当選時に選択される大入賞口作動パターンではRmaxは「16」とされる。4R短当たり当選時に選択される大入賞口作動パターンではRmaxは「4」とされる。
ラウンド数カウンタのカウント値RがRmaxと一致しなければ(ステップS3004:No)、主制御部701はインターバルを開始して(ステップS3005)、開放中処理を終了する。ラウンド数カウンタのカウント値RがRmaxと一致すれば(ステップS3004:Yes)、主制御部701は最終ラウンドの開放が終了したと判定して、エンディングを開始する(ステップS3006)。
エンディングを開始すると、主制御部701はエンディングコマンドをRAM713に設定して(ステップS3007)、開放中処理を終了する。このエンディングコマンドには、今回の大当たりのエンディング期間を示す情報などが含まれている。主制御部701は、出力処理(図22のステップS2206)を実行した際に、このエンディングコマンドを演出統括部703aに出力する。
(インターバル処理)
つぎに、図31を用いて、図28のステップS2807に示したインターバル処理について説明する。図31は、インターバル処理の処理内容を示すフローチャートである。インターバル処理において、主制御部701は、まず、所定のインターバル期間が経過したかを判定する(ステップS3101)。インターバル期間が経過していなければ(ステップS3101:No)、そのままインターバル処理を終了する。
インターバル期間が経過していれば(ステップS3101:Yes)、主制御部701はインターバルを終了し(ステップS3102)、ラウンド数カウンタのカウント値Rに「1」加算した数値を新たなカウント値Rとする(ステップS3103)。そして、ラウンド進行コマンドをRAM713に設定する(ステップS3104)。つづいて、主制御部701は、Rラウンド目の大入賞口109の開放を開始して(ステップS3105)、インターバル処理を終了する。
(エンディング処理)
つぎに、図32を用いて、図28のステップS2809に示したエンディング処理について説明する。図32は、エンディング処理の処理内容を示すフローチャートである。エンディング処理において、主制御部701は、まず、所定のエンディング期間が経過したかを判定する(ステップS3201)。エンディング期間が経過していなければ(ステップS3201:No)、そのままエンディング処理を終了する。
エンディング期間が経過していれば(ステップS3201:Yes)、主制御部701は、エンディングを終了し(ステップS3202)、ラウンド数カウンタのカウント値Rを「0」にリセットする(ステップS3203)。そして、今回の大当たり遊技後の遊技状態を設定する遊技状態設定処理(図33参照)をおこなう(ステップS3204)。そして、大当たり遊技フラグをOFFに設定するとともに(ステップS3205)、右打ち表示部205を消灯させるための右打ち報知終了処理を実行し(ステップS3206)、エンディング処理を終了する。
(遊技状態設定処理)
つぎに、図33を用いて、図32のステップS3204に示した遊技状態設定処理について説明する。図33は、遊技状態設定処理の処理内容を示すフローチャートである。遊技状態設定処理において、主制御部701は、まず、電チューサポート機能付きの遊技状態であることを示す時短遊技フラグをONに設定するとともに(ステップS3301)、時短遊技カウンタのカウント値Jを「70」に設定する(ステップS3302)。
そして、右打ち表示部205を点灯させるための右打ち報知開始処理を実行する(ステップS3303)。そして、高確率遊技状態であることを示す高確遊技フラグをONに設定する(ステップS3304)。そして、高確遊技カウンタのカウント値Xを「74」に設定し(ステップS3305)、遊技状態設定処理を終了する。
(2−1.演出統括部がおこなう処理)
つぎに、演出制御部703がおこなう処理について詳細に説明する。まず、演出制御部703の演出統括部703aがおこなう処理から説明する。なお、以下に説明する演出統括部703aがおこなう各処理は、たとえば、演出統括部703aのCPU731がROM732に記憶されたプログラムを実行することによりおこなう。
(演出メイン処理)
図34は、演出メイン処理の処理内容を示すフローチャートである。演出統括部703aは、ぱちんこ遊技機100へ電源の供給が開始されると、図34に示す演出メイン処理の実行を開始し、この処理をぱちんこ遊技機100の起動中継続的に実行する。演出メイン処理において、演出統括部703aは、主制御部701から起動時に出力される初期設定コマンドまたは復旧コマンドを受信するまで待機する(ステップS3401:Noのループ)。初期設定コマンドおよび復旧コマンドは、主制御部701のメイン処理において主制御部701から送信されるコマンドである(図21のステップS2106,ステップS2109参照)。
初期設定コマンドまたは復旧コマンドを受信すると(ステップS3401:Yes)、初期設定処理をおこなう(ステップS3402)。この初期設定処理において、たとえば、演出統括部703aは、後述の演出タイマ割込処理の割り込み周期(たとえば4msec)などを設定する。また、初期設定処理において、演出統括部703aは、遊技を開始させる演出モードなどを設定してもよい。
つづいて、演出統括部703aは、初期設定コマンドまたは復旧コマンドをランプ制御部703cや画像・音声制御部703bへ出力し(ステップS3403)、演出用乱数更新処理をおこなって(ステップS3404)、以降、演出用乱数更新処理を繰り返す。たとえば、演出用乱数更新処理において、演出統括部703aは、演出用乱数カウンタのカウント値を「1」カウントアップし、演出用乱数カウンタのカウント値が所定値に達したときには「0」に戻す処理をおこなう。
(演出タイマ割込処理)
図35は、演出タイマ割込処理の処理内容を示すフローチャートである。上述したように、演出統括部703aは、演出メイン処理に対して、図35の演出タイマ割込処理を、所定の周期(たとえば4ms)で割り込み実行する。
演出タイマ割込処理において、演出統括部703aは、まず、コマンド受信処理(図36参照)をおこなう(ステップS3501)。コマンド受信処理をおこなった後、演出統括部703aは、つづいて、演出ボタン118や十字キー119により遊技者からの操作を受け付けた際に操作コマンドを設定する操作受付処理(図37−4参照)をおこなう(ステップS3502)。
つづいて、演出統括部703aは、第1可動役物131を用いた演出時におこなう第1可動役物演出中処理を実行する(ステップS3503)。第1可動役物演出中処理の詳細については、図37−3を用いて後述する。この後、演出統括部703aは、コマンド出力処理をおこなう(ステップS3504)。コマンド出力処理では、コマンド受信処理、操作受付処理または第1可動役物演出中処理などによりRAM733の各記憶領域に設定された情報を示すコマンドを、ランプ制御部703cや画像・音声制御部703bや対して出力する処理をおこなう。
(コマンド受信処理)
つぎに、図36を用いて、図35のステップS3501に示したコマンド受信処理について説明する。図36は、コマンド受信処理の処理内容を示すフローチャートである。コマンド受信処理において、演出統括部703aは、まず、主制御部701から特別図柄に関するコマンド(以下「特図コマンド」という)を受信したかを判定する(ステップS3601)。ここで、特図コマンドは、たとえば、上述した変動開始コマンドや変動停止コマンドである。
特図コマンドを受信していれば(ステップS3601:Yes)、演出統括部703aは、特別図柄の演出に関する特図コマンド受信処理をおこなって(ステップS3602)、ステップS3603へ移行する。特図コマンド受信処理の詳細については、図37−1を用いて後述する。特図コマンドを受信していなければ(ステップS3601:No)、そのままステップS3603へ移行する。
つづいて、演出統括部703aは、主制御部701からランプ制御部703cからのコマンド(以下「ランプコマンド」という)を受信したかを判定する(ステップS3603)。ここで、ランプコマンドとしては、たとえば、可動役物131,132が動作を開始したことを示す駆動開始コマンド、可動役物が動作を完了したことを示す動作完了コマンドが挙げられる。
ステップS3603において、ランプコマンドを受信していれば(ステップS3603:Yes)、ランプコマンド受信処理をおこなって(ステップS3604)、ステップS3605へ移行する。ランプコマンド受信処理の詳細については、図37−2を用いて後述する。ランプコマンドを受信していなければ(ステップS3603:No)、そのままステップS3605へ移行する。
つづいて、演出統括部703aは、主制御部701からオープニングコマンドを受信したかを判定する(ステップS3605)。オープニングコマンドを受信していなければ(ステップS3605:No)、ステップS3607へ移行する。オープニングコマンドを受信していれば(ステップS3605:Yes)、演出統括部703aは、大当たり中におこなう大当たり演出を選択して、この大当たり演出を開始させる大当たり演出開始処理をおこない(ステップS3606)、ステップS3607へ移行する。
ここで、大当たり演出開始処理について補足しておく。たとえば、大当たり演出開始処理において、演出統括部703aは、16R長当たりに当選していれば16R長当たり用の大当たり演出を選択して、この大当たり演出を開始させる。16R短当たりに当選していれば16R短当たり用の大当たり演出を選択して、この大当たり演出を開始させる。4R短当たりに当選していれば4R短当たり用の大当たり演出を選択して、この大当たり演出を開始させる。
つづいて、演出統括部703aは、主制御部701からラウンド進行コマンドを受信したかを判定する(ステップS3607)。ラウンド進行コマンドを受信していなければ(ステップS3607:No)、ステップS3609へ移行する。ラウンド進行コマンドを受信していれば(ステップS3607:Yes)、演出統括部703aは、進行したラウンドに対応した演出の制御をおこなうラウンド演出進行処理をおこなって(ステップS3608)、ステップS3609へ移行する。
つづいて、演出統括部703aは、主制御部701からエンディングコマンドを受信したかを判定する(ステップS3609)。エンディングコマンドを受信していなければ(ステップS3609:No)、コマンド受信処理を終了する。エンディングコマンドを受信している場合(ステップS3609:Yes)、演出統括部703aは、大当たり演出を終了させる大当たり演出終了処理をおこなって(ステップS3610)、コマンド受信処理を終了する。
(特図コマンド受信処理)
つぎに、図37−1を用いて、図36のステップS3602に示した特図コマンド受信処理について説明する。図37−1は、特図コマンド受信処理の処理内容を示すフローチャートである。特図コマンド受信処理において、演出統括部703aは、まず、変動開始コマンドを受信したかを判定する(ステップS3701)。変動開始コマンドを受信していなければ(ステップS3701:No)、S3707へ移行する。
変動開始コマンドを受信していれば(ステップS3701:Yes)、演出統括部703aは受信した変動開始コマンドを解析して(ステップS3702)、大当たり抽選の抽選結果を示す情報、特図変動パターン(特別図柄の変動時間)を示す情報、遊技状態を示す情報などを取得する。
つづいて、演出用乱数取得用のカウンタのカウント値を参照して演出用乱数を取得する(ステップS3703)。そして、演出統括部703aは、変動演出パターンを選択するための、変動演出選択処理を実行し(ステップS3704)、この判定結果(変動演出パターン)をRAM733に設定する。
つづいて、演出統括部703aは、ステップS3703において取得した演出用乱数と予告演出パターンテーブルYEt(図15参照)とを用いて予告演出パターンを判定し(ステップS3705)、この判定結果をRAM733に設定する。そして、ステップS3703で設定された変動演出パターンや装飾図柄の組み合わせ、ステップS3705で設定された予告演出パターンが示す予告演出を開始させるための演出開始コマンドをRAM733に設定して(ステップS3706)、ステップS3707へ移行する。
なお、ステップS3702において、変動開始コマンドの解析の結果、第1可動役物131を用いる演出である場合には、ランプ制御部703cへ出力するための点灯演出コマンドCe1(図19−3参照)や、画像・音声制御部703bへ出力するための通常画像コマンドCg1を、ステップS3706の演出開始コマンドとしてRAM733に設定する。
なお、演出モードごとにそれぞれ異なる演出が用意されている場合、演出統括部703aは、変動演出パターンや予告演出パターンを判定する際に現在の演出モードを示す情報を参照し、現在の演出モードに合致した演出を選択するようにすることで、演出のバリエーションを増加させて、興趣性の高い演出をおこなうことができる。
つづいて、演出統括部703aは、変動停止コマンドを受信したかを判定し(ステップS3707)、変動停止コマンドを受信していれば(ステップS3707:Yes)、実行中の演出を終了させる演出終了コマンドをRAM733に設定して(ステップS3708)、特図コマンド受信処理を終了する。変動停止コマンドを受信していなければ(ステップS3707:No)、そのまま特図コマンド受信処理を終了する。
(実施の形態1にかかるランプコマンド受信処理)
つぎに、図37−2を用いて、図36のステップS3604に示した実施の形態1にかかるランプコマンド受信処理について説明する。図37−2は、実施の形態1にかかるランプコマンド受信処理の処理内容を示すフローチャートである。ランプコマンド受信処理において、演出統括部703aは、ランプ制御部703cから、第1可動役物131が動作中である場合に送信される第1駆動開始コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS3721)。第1駆動開始コマンドは、ランプ制御部703cがおこなう、図39−1の起動復帰処理や図41−1および図41−2の演出開始時復帰処理において設定されるコマンドである。
第1駆動開始コマンドを受信しない場合(ステップS3721:No)、ステップS3723に移行する。第1駆動開始コマンドを受信した場合(ステップS3721:Yes)、第1可動役物131が動作中である旨を示す第1動作フラグをONにする(ステップS3722)。そして、演出統括部703aは、ランプ制御部703cから、第1可動役物131が動作を完了した場合に送信される第1駆動完了コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS3723)。第1駆動完了コマンドは、ランプ制御部703cがおこなう、図39−1の起動復帰処理や図41−1および図41−2の演出開始時復帰処理などにおいて設定されるコマンドである。
第1駆動完了コマンドを受信しない場合(ステップS3723:No)、ステップS3725に移行する。第1駆動完了コマンドを受信した場合(ステップS3723:Yes)、第1動作フラグをOFFにする(ステップS3724)。そして、演出統括部703aは、ランプ制御部703cから、第2可動役物132が動作中である場合に送信される第2駆動開始コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS3725)。第2駆動開始コマンドは、ランプ制御部703cがおこなう、図39−1の起動復帰処理や図41−1および図41−2の演出開始時復帰処理において設定されるコマンドである。
第2駆動開始コマンドを受信しない場合(ステップS3725:No)、ステップS3727に移行する。第2駆動開始コマンドを受信した場合(ステップS3725:Yes)、第2可動役物132が動作中であることを示す第2動作フラグをONにする(ステップS3726)。そして、演出統括部703aは、ランプ制御部703cから、第2可動役物132が動作を完了した場合に送信される第2駆動完了コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS3727)。第2駆動完了コマンドは、ランプ制御部703cがおこなう、図39−2の起動復帰処理や図41−1および図41−2の演出開始時復帰処理において設定されるコマンドである。
第2駆動完了コマンドを受信しない場合(ステップS3727:No)、そのままランプコマンド受信処理を終了する。第2駆動完了コマンドを受信した場合(ステップS3727:Yes)、第2動作フラグをOFFにし(ステップS3728)、ランプコマンド受信処理を終了する。
(実施の形態1にかかる第1可動役物演出中処理)
つぎに、図37−3を用いて、図35のステップS3503に示した実施の形態1にかかる第1可動役物演出中処理について説明する。図37−3は、実施の形態1にかかる第1可動役物演出中処理の処理内容を示すフローチャートである。なお、第1可動役物演出とは、第1可動役物131を用いる演出であり、たとえば、高期待度リーチ演出A1(図16−2の符号1601参照)が挙げられる。
第1可動役物演出中処理において、演出統括部703aは、第1可動役物演出切替えタイミングであるか否かを判定する(ステップS3731)。第1可動役物演出切替えタイミングとは、たとえば、図19−1に示した第1可動役物131を動作させるタイミングt2,t4である。第1可動役物演出切替えタイミングではない場合(ステップS3731:No)、第1可動役物演出中処理を終了する。第1可動役物演出切替えタイミングである場合(ステップS3731:Yes)、第1可動役物131が動作中であることを示す第1動作フラグがONであるか否かを判定する(ステップS3732)。
第1動作フラグのONである場合(ステップS3732:Yes)、すなわち、第1可動役物131が動作中である場合、ランプ制御部703cに出力するための点灯演出コマンドCe2,Ce3(図19−3参照)をRAM733に設定する(ステップS3733)。さらに、画像・音声制御部703bに出力するための第1代替画像コマンドCd1,Cd2(図19−4参照)をRAM733に設定し(ステップS3734)、第1可動役物演出中処理を終了する。
ステップS3732において、第1動作フラグがOFFの場合(ステップS3732:No)、すなわち、第1可動役物131が動作中ではない場合、ランプ制御部703cへ出力するための第1役物演出コマンドCk2,Ck3(図19−3参照)をRAM733に設定する(ステップS3735)。そして、画像・音声制御部703bに出力するための第1通常画像コマンドCg2,Cg3(図19−4参照)をRAM733に設定し(ステップS3736)、第1可動役物演出中処理を終了する。
(実施の形態1にかかる操作受付処理)
つぎに、図37−4を用いて、図35のステップS3502に示した実施の形態1にかかる操作受付処理について説明する。図37−4は、実施の形態1にかかる操作受付処理の処理内容を示すフローチャートである。操作受付処理において、演出統括部703aのCPU731は、演出ボタン118がONであるか否かを判定する(ステップS3741)。演出ボタン118がOFFである場合(ステップS3741:No)、そのまま操作受付処理を終了する。演出ボタン118がONである場合(ステップS3741:Yes)、第2可動役物132の有効期間中であるか否かを判定する(ステップS3742)。
第2可動役物132の有効期間中とは、第2可動役物132を動作させるために遊技者からの操作を受け付ける有効期間中であり、画像・音声制御部703bによって計測される期間である。演出統括部703aは、画像・音声制御部703bから有効期間開始を示すコマンドおよび有効期間の終了を示すコマンドを受信することによって、有効期間中であることを示すフラグを切り替えることにより、このフラグに基づいて、ステップS3742の判定をおこなうようにしている。
ステップS3742において、第2可動役物132の有効期間中ではない場合(ステップS3742:No)、演出ボタンコマンドをRAM733に設定し(ステップS3743)、操作受付処理を終了する。ステップS3742において、第2可動役物132の有効期間中である場合(ステップS3742:Yes)、第2可動役物132が動作中であることを示す第2動作フラグがONであるか否かを判定する(ステップS3744)。
第2動作フラグがONである場合(ステップS3744:Yes)、第2可動役物132を動作させないようにするため点灯演出コマンドCe4(図19−3参照)をRAM733に設定する(ステップS3745)。そして、第2可動役物132の代替画像である、第2代替画像コマンドCd3(図19−4参照)をRAM733に設定し(ステップS3746)、操作受付処理を終了する。
ステップS3744において、第2動作フラグがOFFである場合(ステップS3744:No)、すなわち、第2可動役物132が動作中ではない場合、ランプ制御部703cへ出力するための第2役物演出コマンドCk4(図19−3参照)をRAM733に設定する(ステップS3747)。そして、画像・音声制御部703bに出力するための第2通常画像コマンドCg4(図19−4参照)をRAM733に設定し(ステップS3748)、操作受付処理を終了する。
(2−2.ランプ制御部がおこなう処理)
つぎに、ランプ制御部703cがおこなう処理について詳細に説明する。なお、以下に説明するランプ制御部703cがおこなう各処理は、たとえば、ランプ制御部703cのCPU751がROM752に記憶されたプログラムを実行することによりおこなう。
(ランプ制御処理)
図38は、ランプ制御処理の処理内容を示すフローチャートである。ランプ制御部703cは、ぱちんこ遊技機100へ電源の供給が開始されると、図38に示すランプ制御処理の実行を開始し、この処理をぱちんこ遊技機100の起動中継続的に実行する。ランプ制御処理において、ランプ制御部703cは、まず、第1可動役物131および第2可動役物132を初期運転させるための起動復帰処理をおこなう(ステップS3801)。起動復帰処理の詳細については、図39−1および図39−2を用いて後述する。
つづいて、ランプ制御部703cは、第1可動役物131および第2可動役物132を制御するための可動役物制御処理をおこなう(ステップS3802)。可動役物制御処理の詳細については、図40を用いて後述する。そして、各種ランプ(たとえば盤ランプLpの各ランプ、演出ライト部115の各ランプ)の点灯を制御するための点灯制御処理をおこなう(ステップS3803)。この後、ステップS3801〜ステップS3803で設定された各種コマンドを演出統括部703aへ出力したり、ステップS3801〜ステップS3803で設定された各種データを各種ランプや可動役物131,132へ出力したりするための出力処理を実行し(ステップS3804)、ランプ制御処理を終了する。
(起動復帰処理)
つぎに、図39−1および図39−2を用いて、図38のステップS3801に示した起動復帰処理について説明する。図39−1は、起動復帰処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。図39−2は、起動復帰処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。
起動復帰処理において、ランプ制御部703cは、演出統括部703aから初期設定コマンドまたは復旧コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS3901)。初期設定コマンドおよび復旧コマンドは、演出統括部703aの演出メイン処理において演出統括部703aから送信されるコマンドである(図34のステップS3401参照)。
初期設定コマンドまたは復旧コマンドを受信しない場合(ステップS3901:No)、ステップS3904に移行する。初期設定コマンドまたは復旧コマンドを受信すると(ステップS3901:Yes)、初期運転として、第1駆動モータ411に所定の制御信号を出力することにより、第1可動役物131の駆動を開始させる(ステップS3902)。所定の制御信号とは、第1可動役物131を進出位置まで進出させて、さらに、基準位置まで戻す信号である。そして、第1可動役物131が初期運転の動作を開始することにより、その旨を示す第1駆動開始コマンドをRAM753に設定する(ステップS3903)。
この後、第1可動役物131が駆動中であるか否かを判定する(ステップS3904)。第1可動役物131が駆動中ではない場合(ステップS3904:No)、ステップS3910に移行する。第1可動役物131が駆動中である場合(ステップS3904:Yes)、第1可動役物131の駆動が完了したか否かを判定する(ステップS3905)。第1可動役物131の駆動が完了していない場合(ステップS3905:No)、ステップS3910に移行する。
第1可動役物131の駆動が完了した場合(ステップS3905:Yes)、第1役物センサS1によって第1可動役物131が検出されることにより、第1可動役物131が基準位置に戻ったか否かを判定する(ステップS3906)。第1可動役物131が基準位置にない場合(ステップS3906:No)、ステップS3910に移行する。
なお、所定時間経過しても、第1可動役物131が基準位置にない場合(ステップS3906:No)が継続する場合は、何らかのエラー(不具合)が生じている。すなわち、ステップS3902において、第1駆動モータ411に所定の制御信号を出力することにより、第1可動役物131を進出位置まで進出させて、さらに、基準位置まで戻すようにしたにもかかわらず、基準位置に戻っていないということであり、何らかのエラーが生じている。この場合には、第1可動役物131にエラーが生じている旨を示す処理(たとえば、演出統括部703aにその旨を示すコマンドを送るとともに、画像表示部104から第1可動役物131にエラーが生じている旨を表示する処理)をおこなうようにする。
ステップS3906において、第1可動役物131が基準位置にある場合(ステップS3906:Yes)、第1可動役物131の駆動が完了した旨を示す第1駆動完了コマンドをRAM753に設定する(ステップS3907)。この後、第2駆動モータ511に所定の制御信号を出力することにより、第2可動役物132の駆動を開始させる(ステップS3908)。所定の制御信号とは、第2可動役物132を進出位置まで進出させて、さらに、基準位置まで戻す信号である。そして、第2可動役物132が基準位置から外れることにより、その旨を示す第2駆動開始コマンドをRAM753に設定する(ステップS3909)。
この後、第2可動役物132が駆動中であるか否かを判定する(ステップS3910)。第2可動役物132が駆動中ではない場合(ステップS3910:No)、そのまま起動復帰処理を終了する。第2可動役物132が駆動中である場合(ステップS3910:Yes)、第2可動役物132の駆動が完了したか否かを判定する(ステップS3911)。第2可動役物132の駆動が完了していない場合(ステップS3911:No)、そのまま起動復帰処理を終了する。
第2可動役物132の駆動が完了した場合(ステップS3911:Yes)、第2役物センサS2によって第2可動役物132が検出されることにより、第2可動役物132が基準位置に戻ったか否かを判定する(ステップS3912)。第2可動役物132が基準位置にない場合(ステップS3912:No)、そのまま起動復帰処理を終了する。
なお、所定時間経過しても、第2可動役物132が基準位置にない場合(ステップS3912:No)が継続する場合は、何らかのエラー(不具合)が生じている。すなわち、ステップS3908において、第2駆動モータ511に所定の制御信号を出力することにより、第2可動役物132を進出位置まで進出させて、さらに、基準位置まで戻すようにしたにもかかわらず、基準位置に戻っていないということであり、何らかのエラーが生じている。この場合には、第2可動役物132にエラーが生じている旨を示す処理(たとえば、演出統括部703aにその旨を示すコマンドを送るとともに、画像表示部104から第2可動役物132にエラーが生じている旨を表示する処理)をおこなうようにする。
ステップS3912において、第2可動役物132が基準位置にある場合(ステップS3912:Yes)、第2可動役物132の駆動が完了した旨を示す第2駆動完了コマンドをRAM753に設定し(ステップS3913)、起動復帰処理を終了する。
(可動役物制御処理)
つぎに、図40を用いて、図38のステップS3802に示した可動役物制御処理について説明する。図40は、可動役物制御処理の処理内容を示すフローチャートである。可動役物制御処理において、ランプ制御部703cは、演出開始時復帰処理をおこなう(ステップS4001)。演出開始時復帰処理の詳細については図41−1および図41−2を用いて後述する。そして、演出制御処理をおこなう(ステップS4002)。演出制御処理の詳細については、図42−1および図42−2を用いて後述する。この後、演出終了制御処理をおこなって(ステップS4003)、可動役物制御処理を終了する。演出終了制御処理の詳細については、図43を用いて後述する。
(演出開始時復帰処理)
つぎに、図41−1および図41−2を用いて、図40のステップS4001に示した演出開始時復帰処理について説明する。図41−1は、演出開始時復帰処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。図41−2は、演出開始時復帰処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。演出開始時復帰処理において、ランプ制御部703cは、まず、演出統括部703aから演出開始コマンドを受信したかを判定する(ステップS4101)。演出開始コマンドを受信していなければ(ステップS4101:No)、ステップS4108に移行する。
演出開始コマンドを受信すると(ステップS4101:Yes)、第1可動役物131が基準位置であるかを判定する(ステップS4102)。第1可動役物131が基準位置であれば(ステップS4102:Yes)、ステップS4105へ移行する。第1可動役物131が基準位置でなければ(ステップS4102:No)、第1可動役物131が駆動を開始した旨を示す第1駆動開始コマンドをRAM753に設定する(ステップS4103)。そして、第1駆動モータ411に所定の制御信号を出力することにより、第1可動役物131の駆動を開始させる(ステップS4104)。所定の制御信号とは、第1可動役物131を基準位置の方向へ移動させる信号である。
そして、第2可動役物132が基準位置であるか否かを判定する(ステップS4105)。第2可動役物132が基準位置であれば(ステップS4105:Yes)、ステップS4113へ移行する。第2可動役物132が基準位置でなければ(ステップS4105:No)、第2可動役物132が駆動を開始した旨を示す第2駆動開始コマンドをRAM753に設定する(ステップS4106)。そして、第2駆動モータ511に所定の制御信号を出力することにより、第2可動役物132の駆動を開始させる(ステップS4107)。所定の制御信号とは、第2可動役物132を基準位置の方向へ移動させる信号である。
つづいて、ランプ制御部703cは、第1可動役物131が駆動中であるかを判定する(ステップS4108)。第1可動役物131が駆動中でなければ(ステップS4108:No)、ステップS4113に移行する。第1可動役物131を駆動中であれば(ステップS4108:Yes)、第1役物センサS1によって第1可動役物131が検出されることにより、第1可動役物131が基準位置に戻ったか否かを判定する(ステップS4109)。第1可動役物131が基準位置であれば(ステップS4109:Yes)、第1可動役物131の駆動が完了した旨を示す第1駆動完了コマンドをRAM753に設定し(ステップS4110)、ステップS4112に移行する。
ステップS4109において、第1可動役物131が基準位置でなければ(ステップS4109:No)、予め定めた所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS4111)。所定時間経過していない場合(ステップS4111:No)、ステップS4113に移行する。所定時間経過した場合(ステップS4111:Yes)、第1可動役物131の駆動制御を終了する(ステップS4112)。
なお、ステップS4109:No→ステップS4111:Yesのように、基準位置が検出されずに所定時間が経過した場合には、何らかのエラー(不具合)が生じている。すなわち、第1駆動モータ411を駆動させて、第1可動役物131を基準位置まで戻す処理を実行したにもかかわらず、基準位置に戻っていないということである。この場合には、第1可動役物131にエラーが生じている旨を示す処理(たとえば、一部の枠ランプを特殊な発光態様にして、店員にエラーが生じている旨を報知する処理)をおこなうようにする。
ステップS4112の処理の後、ランプ制御部703cは、第2可動役物132が駆動中であるかを判定する(ステップS4113)。第2可動役物132が駆動中でなければ(ステップS4113:No)、そのまま演出開始時復帰処理を終了する。第2可動役物132が駆動中であれば(ステップS4113:Yes)、第2役物センサS2によって第2可動役物132が検出されることにより、第2可動役物132が基準位置に戻ったか否かを判定する(ステップS4114)。第2可動役物132が基準位置であれば(ステップS4114:Yes)、第2可動役物132の駆動が完了した旨を示す第2駆動完了コマンドをRAM753に設定し(ステップS4115)、ステップS4117に移行する。
ステップS4114において、第2可動役物132が基準位置でなければ(ステップS4114:No)、予め定めた所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS4116)。所定時間経過していない場合(ステップS4116:No)、そのまま演出開始時復帰処理を終了する。所定時間経過した場合(ステップS4116:Yes)、第2可動役物132の駆動制御を終了し(ステップS4117)、処理を終了する。
なお、ステップS4114:No→ステップS4116:Yesのように、基準位置が検出されずに所定時間が経過した場合とは、何らかのエラー(不具合)が生じている。すなわち、第2駆動モータ511を駆動させて、第2可動役物132を基準位置まで戻す処理を実行したにもかかわらず、基準位置に戻っていないということである。この場合には、第2可動役物132にエラーが生じている旨を示す処理(たとえば、一部の枠ランプを特殊な発光態様にして、店員にエラーが生じている旨を報知する処理)をおこなうようにする。
(演出制御処理)
つぎに、図42−1および図42−2を用いて、図40のステップS4002に示したランプ制御部703cがおこなう演出制御処理について説明する。図42−1は、演出制御処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。図42−2は、演出制御処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。
演出制御処理において、ランプ制御部703cは、演出統括部703aから演出コマンドを受信したかを判定する(ステップS4201)。演出コマンドは、図37−2の変動演出選択処理において選択された変動演出パターンに応じて、変動演出中に演出統括部703aから送信されるコマンドや、図19−3に示した役物演出コマンドCkや、点灯演出コマンドCeなどである。
演出コマンドを受信していなければ(ステップS4201:No)、ステップS4208へ移行する。演出コマンドを受信すると(ステップS4201:Yes)、演出コマンドの解析をおこなう(ステップS4202)。解析の結果、演出コマンドが役物演出コマンドCkであるか否かを判定する(ステップS4203)。役物演出コマンドCkではない場合(ステップS4203:No)、すなわち、点灯演出コマンドCeである場合、ステップS4206に移行する。
役物演出コマンドCkである場合(ステップS4203:Yes)、ランプ制御部703cは、役物演出コマンドCkに基づいて、駆動対象の可動役物131,132を判定して、駆動制御テーブルKStの中から今回用いる駆動制御データKαを選択して、この駆動制御データKαをRAM753に設定する(ステップS4204)。そして、設定した駆動制御データKαに基づく制御信号を第1駆動モータ411または第2駆動モータ511へ入力して、第1可動役物131または第2可動役物132の駆動制御を開始する(ステップS4205)。
つづいて、ランプ制御部703cは、役物演出コマンドCkに基づいて、制御対象の可動役物131,132を判定して、点灯制御テーブルTStの中から今回用いる点灯制御データTαを選択して、この点灯制御データTαをRAM753に設定する(ステップS4206)。そして、設定した点灯制御データTαに基づく制御信号を第1可動役物131のランプまたは第2可動役物132の盤ランプLpなどの各種ランプへ入力して点灯制御を開始する(ステップS4207)。
そして、駆動制御中の可動役物があるか否かを判定する(ステップS4208)。駆動制御中の可動役物131,132がなければ(ステップS4208:No)、演出制御処理を終了する。駆動制御中の可動役物があれば(ステップS4208:Yes)、駆動が完了したかを判定する(ステップS4209)。駆動が完了していなければ(ステップS4209:No)、演出制御処理を終了する。
駆動が完了していれば(ステップS4209:Yes)、ランプ制御部703cは、今回の演出における制御対象が第1可動役物131であるか否かを判定する(ステップS4210)。制御対象が第1可動役物131ではない場合(ステップS4210:No)、ステップS4213に移行する。制御対象が第1可動役物131である場合(ステップS4210:Yes)、第1役物センサS1によって第1可動役物131が検出されることにより、第1可動役物131が基準位置に戻ったか否かを判定する(ステップS4211)。
第1可動役物131が基準位置ではない場合(ステップS4211:No)、ステップS4213に移行する。第1可動役物131が基準位置である場合(ステップS4211:Yes)、すなわち、第1可動役物131の駆動が完了した場合、その旨を示す第1駆動完了コマンドをRAM753に設定する(ステップS4212)。
そして、今回の演出における制御対象が第2可動役物132であるか否かを判定する(ステップS4213)。制御対象が第2可動役物132ではない場合(ステップS4213:No)、そのまま演出制御処理を終了する。制御対象が第2可動役物132である場合(ステップS4213:Yes)、第2役物センサS2によって第2可動役物132が検出されることにより、第2可動役物132が基準位置に戻ったか否かを判定する(ステップS4214)。
第2可動役物132が基準位置ではない場合(ステップS4214:No)、そのまま演出制御処理を終了する。第2可動役物132が基準位置である場合(ステップS4214:Yes)、すなわち、第2可動役物132の駆動が完了した場合、その旨を示す第2駆動完了コマンドを設定し(ステップS4215)、演出制御処理を終了する。
(演出終了制御処理)
つぎに、図43を用いて、図40のステップS4003に示した演出終了制御処理について説明する。図43は、演出終了制御処理の処理内容を示すフローチャートである。演出終了制御処理において、ランプ制御部703cは、まず、演出終了コマンドを受信したかを判定する(ステップS4301)。演出終了コマンドは、図37−1に示した特図コマンド受信処理において設定されるコマンドである。演出終了コマンドを受信していなければ(ステップS4301:No)、演出終了制御処理を終了する。
演出終了コマンドを受信すると(ステップS4301:Yes)、第1可動役物131が基準位置であるかを判定する(ステップS4302)。第1可動役物131が基準位置でなければ(ステップS4302:No)、ステップS4304へ移行する。
第1可動役物131が基準位置であれば(ステップS4302:Yes)、ランプ制御部703cは、第1可動役物131の駆動が完了したことを示す第1駆動完了コマンドを設定する(ステップS4303)。そして、第2可動役物132が基準位置であるかを判定する(ステップS4304)。第2可動役物132が基準位置でなければ(ステップS4304:No)、演出終了制御処理を終了する。
第2可動役物132が基準位置であれば(ステップS4304:Yes)、ランプ制御部703cは、第2可動役物132の駆動が完了したことを示す第2駆動完了コマンドを設定し(ステップS4305)、演出終了制御処理を終了する。第1可動役物131が基準位置ではない場合、または、第2可動役物132が基準位置ではない場合、図41−1および図41−2に示した演出開始時復帰処理において、各可動役物131,132を基準位置に復帰させる制御がおこなわれる。
上述したように、図43に示した演出終了制御処理と、図42−1および図42−2に示した演出制御処理とにおいて、可動役物131,132が基準位置に戻ったことにより駆動を完了したかを判定するようにし、駆動を完了した場合には、各処理において駆動完了コマンドを送信するようにしている。すなわち、二重の処理をおこなうようにしている。これにより、可動役物131,132の駆動を完了したか否かを確実に判定することができるようになっている。
(2−3.画像・音声制御部がおこなう処理)
つぎに、画像・音声制御部703bがおこなう処理について詳細に説明する。なお、以下に説明する画像・音声制御部703bがおこなう処理は、たとえば、画像・音声制御部703bのCPU741がROM742に記憶されたプログラムを実行することによりおこなう。
(画像・音声制御処理)
図44−1は、画像・音声制御処理の処理内容を示すフローチャートである。図44−1において、画像・音声制御部703bは、所定のレイヤ切替えタイミングでレイヤの設定をおこなったりして画像の出力を制御する画像制御処理を実行する(ステップS4401)。そして、音声制御処理を実行する(ステップS4402)。この後、第1可動役物131または第2可動役物132を用いる、可動役物演出中であるか否かを判定する(ステップS4403)。可動役物演出中ではない場合(ステップS4403:No)、画像・音声制御処理を終了する。可動役物演出中である場合(ステップS4403:Yes)、可動役物演出中処理(図44−2参照)を実行し(ステップS4404)、画像・音声制御処理を終了する。
(実施の形態1にかかる可動役物演出中処理)
図44−2は、実施の形態1にかかる可動役物演出中処理の処理内容を示すフローチャートである。図44−2において、画像・音声制御部703bは、変動演出開始時に演出統括部703aから送信される、通常画像コマンド(たとえば図19−4の通常画像コマンドCg1)を受信したか否かを判定する(ステップS4421)。なお、通常画像コマンドは、たとえば、特図コマンド受信処理において設定される演出開始コマンドとともに送信されるコマンドである(図37−1のステップS3706参照)。
通常画像コマンドを受信しない場合(ステップS4421:No)、ステップS4424に移行する。通常画像コマンドを受信した場合(ステップS4421:Yes)、ROM742から通常画像データの読込みをおこない(ステップS4422)、レイヤの設定をおこなう(ステップS4423)。そして、変動演出開始時や可動役物131,132が原点位置にある場合に演出統括部703aから送信される、第1(第2)通常画像コマンドCgを受信したか否かを判定する(ステップS4424)。通常画像コマンドCgは、演出統括部703aによる各種処理(図37−3のステップS3736、図37−4のステップS3748参照)においてセットされるコマンドである。
第1(第2)通常画像コマンドCgを受信しない場合(ステップS4424:No)、ステップS4427に移行する。第1(第2)通常画像コマンドCdを受信した場合(ステップS4424:Yes)、ROM742から第1(第2)通常画像データの読込みをおこない(ステップS4425)、レイヤの設定をおこなう(ステップS4426)。そして、第1(第2)代替画像コマンドCdを受信したか否かを判定する(ステップS4427)。代替画像コマンドCdは、演出統括部703aによる各種処理(図37−3のステップS3734、図37−4のステップS3746参照)においてセットされるコマンドである。
第1(第2)代替画像コマンドCdを受信しない場合(ステップS4427:No)、可動役物演出中処理を終了する。第1(第2)代替画像コマンドCdを受信した場合(ステップS4427:Yes)、ROM742から第1(第2)代替画像データの読込みをおこない(ステップS4428)、レイヤの設定をおこない(ステップS4429)、可動役物演出中処理を終了する。
以上、説明したように、ぱちんこ遊技機100は、可動役物131,132が動作中であり、可動役物131,132を動作させることが不可能である場合、代替画像を画像表示部104に表示させるようにした。したがって、可動役物131,132を用いる場合と同様の趣旨の演出をおこなうことができ、可動役物131,132を用いた演出の信頼度を保持することができる。これにより、演出効果の低下を抑止することができるとともに、可動役物131,132の破損やモータの故障を抑止することができる。
また、実施の形態1では、代替画像として、可動役物131,132が画像表示部104の前面を移動する際の移動時の態様を模した画像としたので、実際に第1可動役物131または第2可動役物132を動作させる演出に、より近い演出とすることができる。
さらに、実施の形態1では、レイヤを設定して画像を表示させるものとし、可動役物131,132に同期させた特定の画像(たとえばエフェクト画像)が設定されるレイヤと同層以上となるレイヤに、代替画像を設定するようにした。したがって、レイヤを設定するだけで、代替画像を簡単に表示させることができ、代替画像による演出をおこなうことよって極端にデータが増えたり処理負担となったりすることを抑止することができる。
特に、実施の形態1では、大当たりに至る際に第2可動役物132を動作させる、いわゆる決め役物を用いており、決め役物の場合、別途の演出による代えが効かないだけでなく、別途の異なる趣旨の演出をおこなったとすると遊技者を高揚させることができなくなってしまう。本実施の形態では、決め役物を代替画像によって表示するようにしたので、演出の趣旨を保持することができ、遊技者を高揚させることができる。
さらに、実施の形態1では、可動役物131,132が動作中(復帰動作中、演出動作中、エラー動作中など)である場合、可動役物131,132を移動させるための役物演出コマンドCk(図19−3参照)の出力を規制するようにした(図37−3参照)。したがって、可動役物131,132の動作途中に別の動作が開始されることを抑止することができる。これにより、可動役物131,132の破損や駆動モータ411,511の故障を抑止することができる。
また、日常点検におけるチェック項目(可動役物131,132の破損や駆動モータ411,511の故障)が低減することにともなってぱちんこ遊技機100の管理者の労務を低減することができるとともに、修理などに要するメンテナンス費用や労力を抑えることができる。さらに、修理にともなってぱちんこ遊技機100が非稼働の状態となることも抑止することができ、遊技店にとって有益なぱちんこ遊技機100を提供することができる。
また、実施の形態1では、演出統括部703aは、役物演出コマンドCkの出力を規制した場合、代替となる、盤ランプLpを点灯させるための点灯演出コマンドCe(図19−3参照)をランプ制御部703cへ出力するようにした(図37−3参照)。したがって、可動役物131,132の破損や駆動モータ411,511の故障を抑止することを最優先にしながら、盤ランプLpによる演出をおこなうことによって演出効果の低減を抑えることができる。
また、可動役物131,132の動作を完了した場合に、ランプ制御部703cから移動完了を示す動作完了コマンドを演出統括部703aへ出力し、演出統括部703aは動作完了コマンドを入力した場合、規制した役物演出コマンドCkの出力を解除するようにした。したがって、迅速且つ的確に役物演出コマンドCk(可動役物131,132を動作させるためのコマンド)を出力可能な状態とすることができる。
さらに、実施の形態1では、複数の可動役物131,132を用い、基準位置が検出されない可動役物131,132についてのみ、役物演出コマンドCkを発行しないようにし、すなわち、基準位置が検出されている可動役物131,132については役物演出コマンドCkを発行可能にした。したがって、基準位置が検出されている可動役物131,132を用いた役物演出については演出の実行を可能にすることができ、演出効果の低減を抑えることができる。
さらに、実施の形態1では、可動役物131,132が基準位置にない場合、たとえば変動演出開始時に基準位置へ移動させるようにしたので(図41−1および図41−2参照)、役物演出をおこなえない状態となっている期間を最小限に抑え、迅速に復旧させることが可能になる。具体的には、次変動以降、役物演出をおこなうことが可能な状態にさせることができる。
また、実施の形態1では、復帰動作をおこなうタイミングを初期運転時(図39−1および図39−2参照)や、変動開始時(図41−1および図41−2参照)としたので、従来と同様の処理とすることができ、処理の複雑化や処理負担の増大を抑えることができる。
さらに、実施の形態1では、ランプ制御部703cは、可動役物131,132を退避させたとき(図42−1および図42−2参照)や図柄確定時(図43参照)に、可動役物131,132が基準位置にあるか否かを判定して駆動開始コマンドを送信するようにした。これにより、基準位置にない可動役物131,132については、迅速に使用させないようにすることができ、可動役物の破損や駆動モータ411,511の故障に対する抑止効果をより高めることができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2は、演出統括部703aが代替画像を表示させるか否かを判定するのではなく、画像・音声制御部703bが代替画像を表示させるか否かを判定するようにした点が実施の形態1と異なる。以下の説明において、実施の形態1において説明した点については、同様の符号を付すとともに説明を省略する。
つぎに、図45−1および図45−2を用いて、実施の形態2において第1可動役物131および第2可動役物132を動作させるにあたって発行されるコマンドについて説明する。図45−1は、実施の形態2において、第1可動役物を動作させるにあたって発行されるコマンドを示す説明図である。図45−2は、実施の形態2において、第2可動役物を動作させるにあたって発行されるコマンドを示す説明図である。
(図45−1のタイミングt1)
図45−1の説明図4500では、ランプ制御部703cから演出統括部703aへ送信される第1駆動開始コマンドおよび第1駆動完了コマンドが、それぞれ、演出統括部703aを介して、第1画像用駆動開始コマンドおよび第1画像用駆動完了コマンドとして、画像・音声制御部703bに送信されるようになっている。
具体的に説明すると、タイミングt1において、第1可動役物131は基準位置にいないものとすると、ランプ制御部703cは、演出統括部703aからの点灯演出コマンドを受けて、第1可動役物131を基準位置に戻す復帰動作を開始する。このとき、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動を開始させる旨を示す第1駆動開始コマンドを送信する。この第1駆動開始コマンドは、演出統括部703aを介して、画像・音声制御部703bへ、第1画像用駆動開始コマンドとして送信される。画像・音声制御部703bは、第1画像用駆動開始コマンドと、後述の第1画像用駆動完了コマンドとを用いて、第1可動役物131が動作中であるか否かを判断するようにしている。
(図45−1のタイミングt2,t3)
タイミングt2では画像・音声制御部703bは、画像表示部104に、煽り演出の代替画像となる第1代替煽り画像を表示させる。タイミングt3になると、代替煽り演出が終了する。
(図45−1のタイミングt10)
タイミングt10になり、復帰動作が終了すると、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動が完了した旨を示す第1駆動完了コマンドを出力する。この第1駆動完了コマンドは、演出統括部703aを介して、画像・音声制御部703bへ、第1画像用駆動完了コマンドとして送信される。画像・音声制御部703bは、上述の第1画像用駆動開始コマンドと、第1画像用駆動完了コマンドを用いて、第1可動役物131が動作中であるか否かを判断するようにしている。
(図45−1のタイミングt4)
タイミングt4になると、演出統括部703aは、第1可動役物131を進出位置まで進出させるために、ランプ制御部703cに対して、盤ランプLpを点灯させたり第1駆動モータ411を駆動させたりするための第1役物演出コマンド(図19−3の第1役物演出コマンドCk3)を出力する。この第1役物演出コマンドを受けて、ランプ制御部703cは、盤ランプLpを点灯させたり第1駆動モータ411を駆動させたりするとともに、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動を開始させる旨を示す第1駆動開始コマンドを送信する。この駆動開始コマンドは、演出統括部703aを介して、画像・音声制御部703bへ、第1画像用駆動開始コマンドとして送信される。
なお、タイミングt4において、第1可動役物131が復帰動作を完了していない場合には、演出統括部703aは、第1可動役物131を進出位置まで進出させないようにするために、ランプ制御部703cに対して、第1駆動モータ411を駆動させずに盤ランプLpを点灯させるための点灯演出コマンド(図19−3の点灯演出コマンドCe3)を出力する。
また、タイミングt4において、第1可動役物131が復帰動作を完了していない場合には、画像・音声制御部703bは、第1可動役物131の進出演出の代替となる第1代替進出画像を表示させる。
(図45−1のタイミングt5,t6)
タイミングt5になり、一連の進出演出が終了すると、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第1駆動モータ411の駆動が完了した旨を示す駆動完了コマンドを出力する。この第1駆動完了コマンドは、演出統括部703aを介して、画像・音声制御部703bへ、第1画像用駆動完了コマンドとして送信される。
(図45−2のタイミングt1)
つぎに、図45−2の説明図4520について説明する。図45−2の説明図4520では、ランプ制御部703cから演出統括部703aへ送信される第2駆動開始コマンドおよび第2駆動完了コマンドが、それぞれ、演出統括部703aから、第2画像用駆動開始コマンドおよび第2画像用駆動完了コマンドとして、画像・音声制御部703bに送信されるようになっている。
具体的に説明すると、図45−2の説明図4520に示すタイミングt1において、ランプ制御部703cは、点灯演出コマンドを受けて、第2可動役物132を基準位置に戻す復帰動作を開始する。このとき、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第2駆動モータ511の駆動を開始させる旨を示す第2駆動開始コマンドを送信する。この第2駆動開始コマンドは、演出統括部703aを介して、画像・音声制御部703bへ、第2画像用駆動開始コマンドとして送信される。画像・音声制御部703bは、第2画像用駆動開始コマンドを用いて、第2可動役物132が動作中であるか否かを判断するようにしている。
(図45−2のタイミングt21)
タイミングt21では、本来であれば第2可動役物132の進出動作が開始されるタイミングであるが、第2可動役物132を基準位置に戻す復帰動作が継続して実行されているものとする。このとき、第2可動役物132による進出動作をおこなわないようにする。すなわち、基準位置以外の場所から第2可動役物132を動作させないようにする。
具体的には、演出統括部703aは、ランプ制御部703cに対して、第2可動役物132を動作させるための第2役物演出コマンド(図19−3の第2役物演出コマンドCk4)を出力せずに、盤ランプLpを点灯させるための点灯演出コマンド(図19−3の点灯演出コマンドCe4)を出力する。この点灯演出コマンドを受けて、ランプ制御部703cは、盤ランプLpを点灯させる。
また、タイミングt21において、第2可動役物132が復帰動作を完了していない場合には、画像・音声制御部703bは、第2画像用駆動開始コマンドを用いることにより、第2可動役物132の進出動作の代替となる第2代替進出画像を表示させる。なお、第2可動役物132の復帰動作が終了すると、ランプ制御部703cは、演出統括部703aに対して、第2駆動モータ511の駆動が完了した旨を示す第2駆動完了コマンドを出力する。
この第2駆動完了コマンドは、演出統括部703aを介して、画像・音声制御部703bへ、第2画像用駆動完了コマンドとして送信される。画像・音声制御部703bは、上述の第2画像用駆動開始コマンドと、第2画像用駆動完了コマンドを用いて、第2可動役物132が動作中であるか否かを判断するようにしている。この後、タイミングt22になると、第2代替進出画像2040を用いた演出を終了する。そして、タイミングt6になると、第1装飾図柄Ez1〜第3装飾図柄Ez3が同一図柄で停止して、大当たりに移行する。
(実施の形態2にかかるぱちんこ遊技機の機能的構成)
つぎに、図46を用いて、実施の形態2にかかるぱちんこ遊技機100の機能的構成について説明する。図46は、実施の形態2にかかるぱちんこ遊技機の機能的構成を示すブロック図である。図46において、ぱちんこ遊技機100は、第1特定演出制御部4601と、第2特定演出制御部4602と、第1役物判定部4611と、第2役物判定部4612とを備えた点が、実施の形態1と異なる。
つまり、実施の形態1では、演出統括部703aが役物判定部2081と、特定演出制御部2084とを備える構成としたが(図20−7参照)、実施の形態2では、演出統括部703aが第1特定演出制御部4601と第1役物判定部4611とを備え、また、画像・音声制御部703bが第2特定演出制御部4602と第2役物判定部4612とを備えるようにしている。
第1役物判定部4611は、可動役物131,132を動作させることが可能か否かを判定する。第1役物判定部4611は、ランプ制御部703cから第1可動役物131(または第2可動役物132)の動作開始を示すコマンドを受信した場合に、第1可動役物131(または第2可動役物132)を動作させることが不可能であると判定する。
第1特定演出制御部4601は、選択部2082によって特定の演出パターンが選択された場合に、可動役物131,132に特定の動作をさせる。また、第1特定演出制御部4601は、第1役物判定部4611によって可動役物131,132を動作させることが不可能であると判定された場合、第1可動役物131(または第2可動役物132)を動作させないようにする。具体的には、第1可動役物131(または第2可動役物132)を動作させるためのコマンドを出力しないようにする。
第2役物判定部4612は、可動役物131,132を動作させることが可能か否かを判定する。第2役物判定部4612は、演出統括部703aを介して、ランプ制御部703cから第1可動役物131(または第2可動役物132)の動作開始を示すコマンド(画像用駆動開始コマンド)を受信した場合に、第1可動役物131(または第2可動役物132)を動作させることが不可能であると判定する。また、第2役物判定部4612は、演出統括部703aを介して、ランプ制御部703cから第1可動役物131(または第2可動役物132)の動作完了を示すコマンド(画像用駆動完了コマンド)を受信した場合に、第1可動役物131(または第2可動役物132)を動作させることが可能であると判定する。
第2特定演出制御部4602は、第2役物判定部4612によって第1可動役物131(または第2可動役物132)を動作させることが不可能であると判定された場合、具体的には、第1可動役物131(または第2可動役物132)が動作中である場合、第1可動役物131(または第2可動役物132)の特定の動作を模した代替画像を画像表示部104に表示させる。第2特定演出制御部4602は、第2役物判定部4612によって第1可動役物131(または第2可動役物132)を動作させることが可能であると判定された場合、画像表示部104に特定の画像(たとえばエフェクト画像)を表示させる。
(演出統括部がおこなう処理)
つぎに、実施の形態2にかかる演出統括部703aがおこなう処理について詳細に説明する。
(実施の形態2にかかるランプコマンド受信処理)
つぎに、図47を用いて、図36のステップS3604に示した実施の形態2にかかるランプコマンド受信処理について説明する。図47は、実施の形態2にかかるランプコマンド受信処理の処理内容を示すフローチャートである。実施の形態2にかかるランプコマンド受信処理は、ステップS4703,ステップS4706,ステップS4709,ステップS4712が加わっている点が、実施の形態1(図37−2)と異なる。
ランプコマンド受信処理において、演出統括部703aは、ランプ制御部703cから、第1可動役物131が動作中である場合に送信される第1駆動開始コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS4701)。第1駆動開始コマンドは、ランプ制御部703cがおこなう、図39−1の起動復帰処理や図41−1および図41−2の演出開始時復帰処理において設定されるコマンドである。
第1駆動開始コマンドを受信しない場合(ステップS4701:No)、ステップS4704に移行する。第1駆動開始コマンドを受信した場合(ステップS4701:Yes)、第1可動役物131が動作中である旨を示す第1動作フラグをONにする(ステップS4702)。そして、画像・音声制御部703bへ送信するための第1画像用駆動開始コマンドをRAM733に設定する(ステップS4703)。
この後、演出統括部703aは、ランプ制御部703cから、第1可動役物131が動作を完了した場合に送信される第1駆動完了コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS4704)。第1駆動完了コマンドは、ランプ制御部703cがおこなう、図39−1の起動復帰処理や図41−1および図41−2の演出開始時復帰処理などにおいて設定されるコマンドである。
第1駆動完了コマンドを受信しない場合(ステップS4704:No)、ステップS4707に移行する。第1駆動完了コマンドを受信した場合(ステップS4704:Yes)、第1動作フラグをOFFにする(ステップS4705)。そして、画像・音声制御部703bへ送信するための第1画像用駆動完了コマンドをRAM733に設定する(ステップS4706)。
この後、演出統括部703aは、ランプ制御部703cから、第2可動役物132が動作中である場合に送信される第2駆動開始コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS4707)。第2駆動開始コマンドは、ランプ制御部703cがおこなう、図39−1の起動復帰処理や図41−1および図41−2の演出開始時復帰処理において設定されるコマンドである。
第2駆動開始コマンドを受信しない場合(ステップS4707:No)、ステップS4710に移行する。第2駆動開始コマンドを受信した場合(ステップS4707:Yes)、第2可動役物132が動作中であることを示す第2動作フラグをONにする(ステップS4708)。そして、画像・音声制御部703bへ送信するための第2画像用駆動開始コマンドをRAM733に設定する(ステップS4709)。
この後、演出統括部703aは、ランプ制御部703cから、第2可動役物132が動作を完了した場合に送信される第2駆動完了コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS4710)。第2駆動完了コマンドは、ランプ制御部703cがおこなう、図39−2の起動復帰処理や図41−1および図41−2の演出開始時復帰処理において設定されるコマンドである。
第2駆動完了コマンドを受信しない場合(ステップS4710:No)、そのままランプコマンド受信処理を終了する。第2駆動完了コマンドを受信した場合(ステップS4710:Yes)、第2動作フラグをOFFにする(ステップS4711)。そして、画像・音声制御部703bへ送信するための第2画像用駆動完了コマンドをRAM733に設定し(ステップS4712)、ランプコマンド受信処理を終了する。
(実施の形態2にかかる第1可動役物演出中処理)
つぎに、図48−1を用いて、図35のステップS3503に示した実施の形態2にかかる第1可動役物演出中処理について説明する。図48−1は、実施の形態2にかかる第1可動役物演出中処理の処理内容を示すフローチャートである。なお、第1可動役物演出とは、第1可動役物131を用いる演出であり、たとえば、高期待度リーチ演出A1(図16−2の符号1601参照)が挙げられる。
第1可動役物演出中処理において、演出統括部703aは、第1可動役物演出切替えタイミングであるか否かを判定する(ステップS4801)。第1可動役物演出切替えタイミングとは、たとえば、図19−1に示した第1可動役物131を動作させるタイミングt2,t4である。第1可動役物演出切替えタイミングではない場合(ステップS4801:No)、第1可動役物演出中処理を終了する。第1可動役物演出切替えタイミングである場合(ステップS4801:Yes)、画像・音声制御部703bへ出力するための第1画像切替えコマンドを設定する(ステップS4802)。
そして、第1可動役物131が動作中であることを示す第1動作フラグがONであるか否かを判定する(ステップS4803)。第1動作フラグのONである場合(ステップS4803:Yes)、すなわち、第1可動役物131が動作中である場合、ランプ制御部703cに出力するための点灯演出コマンドCe2,Ce3(図19−3参照)をRAM733に設定し(ステップS4804)、第1可動役物演出中処理を終了する。
ステップS4803において、第1動作フラグがOFFの場合(ステップS4803:No)、すなわち、第1可動役物131が動作中ではない場合、ランプ制御部703cへ出力するための第1役物演出コマンドCk2,Ck3(図19−3参照)をRAM733に設定し(ステップS4805)、第1可動役物演出中処理を終了する。
(実施の形態2にかかる操作受付処理)
つぎに、図48−2を用いて、図35のステップS3502に示した実施の形態2にかかる操作受付処理について説明する。図48−2は、実施の形態2にかかる操作受付処理の処理内容を示すフローチャートである。操作受付処理において、演出統括部703aのCPU731は、演出ボタン118がONであるか否かを判定する(ステップS4821)。演出ボタン118がOFFである場合(ステップS4821:No)、そのまま操作受付処理を終了する。演出ボタン118がONである場合(ステップS4821:Yes)、演出ボタンコマンドをRAM733に設定し(ステップS4822)、操作受付処理を終了する。
(画像・音声制御部がおこなう処理)
つぎに、実施の形態2にかかる画像・音声制御部703bがおこなう処理について詳細に説明する。
(フラグ設定処理)
つぎに、図49を用いて、画像・音声制御部703bがおこなうフラグ設定処理について説明する。図49は、画像・音声制御部がおこなうフラグ設定処理を示すフローチャートである。図49において、画像・音声制御部703bは、第1画像用駆動開始コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS4901)。第1画像用駆動開始コマンドは、演出統括部703aのランプコマンド受信処理において設定されるコマンドである(図47のステップS4703参照)。第1画像用駆動開始コマンドを受信しない場合(ステップS4901:No)、ステップS4903に移行する。
第1画像用駆動開始コマンドを受信した場合(ステップS4901:Yes)、第1可動役物131が動作中である旨を示す第1代替フラグをONにする(ステップS4902)。この後、第2画像用駆動開始コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS4903)。第2画像用駆動開始コマンドは、演出統括部703aのランプコマンド受信処理において設定されるコマンドである(図47のステップS4709参照)。第2画像用駆動開始コマンドを受信しない場合(ステップS4903:No)、ステップS4905に移行する。
第2画像用駆動開始コマンドを受信した場合(ステップS4903:Yes)、第2可動役物132が動作中である旨を示す第2代替フラグをONにする(ステップS4904)。そして、第1画像用駆動完了コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS4905)。第1画像用駆動完了コマンドは、演出統括部703aのランプコマンド受信処理において設定されるコマンドである(図47のステップS4706参照)。第1画像用駆動完了コマンドを受信しない場合(ステップS4905:No)、ステップS4907に移行する。
第1画像用駆動完了コマンドを受信した場合(ステップS4905:Yes)、第1可動役物131が動作中である旨を示す第1代替フラグをOFFにする(ステップS4906)。この後、第2画像用駆動完了コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS4907)。第2画像用駆動完了コマンドは、演出統括部703aのランプコマンド受信処理において設定されるコマンドである(図47のステップS4712参照)。第2画像用駆動完了コマンドを受信しない場合(ステップS4907:No)、そのままフラグ設定処理を終了する。
第2画像用駆動完了コマンドを受信した場合(ステップS4907:Yes)、第2可動役物132が動作中である旨を示す第2代替フラグをOFFにし(ステップS4908)、フラグ設定処理を終了する。
(実施の形態2にかかる可動役物演出中処理)
図50−1は、実施の形態2にかかる可動役物演出中処理の処理内容を示すフローチャート(その1)である。図50−2は、実施の形態2にかかる可動役物演出中処理の処理内容を示すフローチャート(その2)である。図50−1および図50−2において、画像・音声制御部703bは、変動演出開始時に演出統括部703aから送信される、通常画像コマンド(たとえば図19−4の通常画像コマンドCg1)を受信したか否かを判定する(ステップS5001)。なお、通常画像コマンドは、たとえば、特図コマンド受信処理において設定される演出開始コマンドとともに送信されるコマンドである(図37−1のステップS3706参照)。
通常画像コマンドを受信しない場合(ステップS5001:No)、ステップS5004に移行する。通常画像コマンドを受信した場合(ステップS5001:Yes)、ROM742から通常画像データの読込みをおこない(ステップS5002)、レイヤの設定をおこなう(ステップS5003)。そして、第1可動役物131の演出切替えタイミングにおいて演出統括部703aにて設定される第1画像切替えコマンド(図48−1のステップS4802参照)を受信したか否かを判定する(ステップS5004)。
第1画像切替えコマンドを受信しない場合(ステップS5004:No)、ステップS5009に移行する。第1画像切替えコマンドを受信した場合(ステップS5004:Yes)、第1代替フラグがONであるか否かを判定する(ステップS5005)。第1代替フラグは、第1可動役物131が動作中である場合にONに設定されるフラグである(図49のステップS4902参照)。第1代替フラグがONである場合(ステップS5005:Yes)、すなわち、第1可動役物131が動作中である場合、ROM742から第1代替画像データを読み込み(ステップS5006)、ステップS5008に移行する。
ステップS5005において、第1代替フラグがOFFである場合(ステップS5005:No)、すなわち、第1可動役物131が動作中ではない場合、ROM742から第1通常画像データの読込みをおこない(ステップS5007)、レイヤの設定をおこなう(ステップS5008)。この後、第2可動役物132を用いた演出における演出ボタン118の有効期間中であるか否かを判定する(ステップS5009)。有効期間中ではない場合(ステップS5009:No)、可動役物演出中処理を終了する。
有効期間中である場合(ステップS5009:Yes)、演出ボタンコマンドを受信したか否かを判定する(ステップS5010)。演出ボタンコマンドは、演出統括部703aの操作受付処理において設定されるコマンドである(図48−2のステップS4822参照)。演出ボタンコマンドを受信しない場合(ステップS5010:No)、可動役物演出中処理を終了する。演出ボタンコマンドを受信した場合(ステップS5010:Yes)、第2代替フラグがONであるか否かを判定する(ステップS5011)。
第2代替フラグは、第2可動役物132が動作中である場合にONに設定されるフラグである(図49のステップS4904参照)。第2代替フラグがONである場合(ステップS5011:Yes)、すなわち、第2可動役物132が動作中である場合、ROM742から第2代替画像データを読み込み(ステップS5012)、ステップS5014に移行する。ステップS5011において、第2代替フラグがOFFである場合(ステップS5011:No)、すなわち、第2可動役物132が動作中ではない場合、ROM742から第2通常画像データの読込みをおこない(ステップS5013)、レイヤの設定をおこない(ステップS5014)、可動役物演出中処理を終了する。
以上、説明したように、実施の形態2では、画像・音声制御部703bの制御によって、可動役物131,132を動作させることが不可能である場合に、代替画像を画像表示部104に表示させるようにした。したがって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、実施の形態2によれば、演出統括部703aの処理負担を増大させることなく、演出効果の低下を抑止して、可動役物131,132の破損やモータの故障を抑止することができる。
100 ぱちんこ遊技機
104 画像表示部
105 第1始動口(始動領域)
106 第2始動口(始動領域)
131 第1可動役物(可動役物)
132 第2可動役物(可動役物)
411 第1駆動モータ
511 第2駆動モータ
701 主制御部
702 演出制御部
703a 演出統括部
703b 画像・音声制御部
703c ランプ制御部
731 CPU
732 ROM
733 RAM
741 CPU
742 ROM
743 RAM
2071 取得部(取得手段)
2072 有利判定部(有利判定手段)
2081 役物判定部(役物判定手段)
2082 選択部(選択手段)
2083 制御部(演出制御手段)
2084 特定演出制御部(特殊演出制御手段)
4601 第1特定演出制御部(特殊演出制御手段)
4602 第2特定演出制御部(特殊演出制御手段)
4611 第1役物判定部(第1役物判定手段)
4612 第2役物判定部(第2役物判定手段)
Lp 盤ランプ
S1 第1役物センサ
S2 第2役物センサ

Claims (3)

  1. 遊技盤上に設けられる始動領域と、
    前記始動領域を遊技球が通過した場合に、判定用情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記判定用情報に基づいて、遊技者にとって有利な特別遊技をおこなうか否かの判定をおこなう有利判定手段と、
    画像を表示する画像表示部と、
    所定の動作をする可動役物と、
    前記可動役物を動作させることが可能か否かを判定する役物判定手段と、
    前記有利判定手段によって判定された判定結果に基づいて、前記特別遊技をおこなう信頼度を対応づけて設定される複数の演出パターンの中から一の演出パターンを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された演出パターンに基づいて、前記画像表示部の表示および前記可動役物の動作を制御する演出制御手段と、
    を備え、
    前記演出制御手段は、
    前記選択手段によって特定の演出パターンが選択された場合に、前記画像表示部に特定の画像を表示させるとともに、前記可動役物に特定の動作をさせる特定演出制御手段を有し、
    前記特定演出制御手段は、前記役物判定手段によって前記可動役物を動作させることが不可能であると判定された場合、前記可動役物の前記特定の動作を模した代替画像を前記画像表示部に表示させることを特徴とするぱちんこ遊技機。
  2. 前記可動役物は、前記画像表示部の前面を移動するものであり、
    前記代替画像は、前記可動役物が前記画像表示部の前面を移動する際の移動時の態様を模した画像であることを特徴とする請求項1に記載のぱちんこ遊技機。
  3. 前記特定演出制御手段は、階層構造を有するレイヤを設定して画像を表示させるものであり、
    前記役物判定手段によって前記可動役物を動作させることが不可能であると判定された場合、前記特定の画像が設定されているレイヤに前記特定の画像から前記代替画像へ画像を差替えて設定することにより、または前記特定の画像が設定されているレイヤよりも上層のレイヤに前記代替画像を設定することにより、前記代替画像を前記画像表示部に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載のぱちんこ遊技機。
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