JP2012239139A - 3次元の画像を撮影可能な携帯端末、および携帯端末を制御するためのプログラム - Google Patents

3次元の画像を撮影可能な携帯端末、および携帯端末を制御するためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】3次元画像を撮影可能な携帯端末においてレンズへの指かかりを通知する。
【解決手段】携帯端末が備えるCPUが実行する処理は、カメラモードへの切換指令が入力されたことを検知するステップ(S510)と、撮影モードが2次元撮影モードであるか、3次元撮影モードであるかを判断するステップ(S530)と、撮影モードが2次元撮影モードである場合に(ステップS530にてYES)、右目用カメラのレンズからの画像をディスプレイにモニタ画像として表示するステップ(S540)と、撮影モードが3次元撮影モードである場合に(ステップS530にてNO)、左目用カメラのレンズからの画像をディスプレイにモニタ画像として表示するステップ(S550)とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は携帯端末の制御に関し、より特定的には、3次元の画像を撮影可能な携帯端末の制御に関する。
3次元の画像を撮影できるカメラが知られている。このカメラは、二つのレンズを備えており、左目用の画像データと右目用の画像データとを取得する。
たとえば、特開2010−288253号公報(特許文献1)は、「撮影者の指等の障害物により、撮影時における画角の一部が遮られていても、取得された視点画像から生成される立体視用画像を見やすくする」技術を開示している([要約]の[課題])。
また、特開2010−114760号公報は、「複眼カメラの撮像光学系への指かかりをユーザに分かりやすく通知する」ための技術を開示している([要約]の[課題])。
特開2010−288253号公報 特開2010−114760号公報
特許文献1または特許文献2に開示された技術によると、追加の画像処理が必要になりプロセッサの消費電力が増加することも考えられる。
本発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、複数のカメラのうちのいずれかが指等によって遮られていることを通知する携帯端末を提供することである。他の目的は、いずれかのカメラが遮られた状態で撮影された画像を違和感なく再生表示できる携帯端末を提供することである。
他の目的は、複数のカメラのうちのいずれかが指等によって遮られていることを通知するように携帯端末を制御するためのプログラムを提供することである。他の目的は、いずれかのカメラが遮られた状態で撮影された画像を違和感なく再生表示できるように携帯端末を制御するためのプログラムを提供することである。
ある局面にしたがう、3次元で表示可能な画像を撮影するための携帯端末は、携帯端末の筐体の内側に配置された第1の撮像手段と、第1の撮像手段と筐体の側縁との間に配置された第2の撮像手段と、第1の撮像手段または第2の撮像手段による撮影の命令を受け付けるシャッタスイッチと、第1の撮像手段または第2の撮像手段からの画像を表示するための表示装置と、携帯端末の動作を制御するための制御手段とを備える。携帯端末の動作モードが2次元の画像を撮影するモードである場合には、制御手段は、第1の撮像手段からの画像を表示装置に表示させる。携帯端末の動作モードが3次元の画像を撮影するためのモードである場合には、制御手段は、第2の撮像手段からの画像を表示装置に表示させる。
好ましくは、第1の撮像手段の露出と、第2の撮像手段の露出との差が予め規定された値を上回る場合に、制御手段は、予め定められた表示態様とは異なる態様で、画像を表示装置に表示する。
好ましくは、第1の撮像手段の露出と、第2の撮像手段の露出との差が予め規定された値を上回る場合に、制御手段は、大きな露出をもたらす撮像手段からの画像を、右目用の画像データおよび左目用の画像データとして、メモリに保存する。
好ましくは、筐体において、シャッタスイッチの対角の位置には、ストラップを取り付けるための開口部が形成されている。
好ましくは、第1の撮像手段および第2の撮像手段の近傍の筐体の厚みは、筐体の側縁部の近傍の厚みを上回り、近傍と側縁部との間における筐体の表面は、少なくとも二つの異なる曲率中心に基づく円弧を含む。
他の実施の形態にしたがうと、3次元で表示可能な画像を撮影するための携帯端末を制御するためのプログラムが提供される。携帯端末は、携帯端末の筐体の内側に配置された第1のカメラと、第1のカメラと筐体の側縁との間に配置された第2のカメラと、第1のカメラまたは第2のカメラからの画像を表示するための表示装置と、携帯端末の動作を制御するためのプロセッサとを備えている。プログラムはプロセッサに、携帯端末の動作モードが2次元の画像を撮影するモードである場合には、第1のカメラからの画像を表示装置に表示するステップと、携帯端末の動作モードが3次元の画像を撮影するためのモードである場合には、第2のカメラからの画像を表示装置に表示するステップとを実行させる。
好ましくは、第1のカメラの露出と、第2のカメラの露出との差が予め規定された値を上回る場合に、プログラムはプロセッサに、予め定められた表示態様とは異なる態様で、画像を表示装置に表示するステップをさらに実行させる。
好ましくは、第1のカメラの露出と、第2のカメラの露出との差が予め規定された値を上回る場合に、プログラムはプロセッサに、大きな露出をもたらすカメラからの画像を、右目用の画像データおよび左目用の画像データとして、メモリに保存するステップをさらに実行させる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
携帯端末の一態様である携帯電話機10の外観を表わす図である。 携帯電話機10を斜め上方から表す図である。 携帯電話機10のハードウェア構成を表わすブロック図である。 ディスプレイ170におけるモニタ画面の表示を表す図である。 携帯電話機10のCPU100が実行する処理の一部を表すフローチャートである。 本変形例に係る携帯電話機の制御構造を表すフローチャートである。 携帯電話機10のCPU100が実行する処理の一部を表すフローチャートである。 湾曲部800の形状を表す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る携帯端末について説明する。図1は、携帯端末の一態様である携帯電話機10の外観を表わす図である。なお、以下の例では、携帯電話機10に基づいて本願発明の一実施の形態が説明されるが、本願発明に係る技術思想の適用は携帯電話機10に限られない。たとえば、本願発明は、携帯電話機、スマートフォンその他の携帯可能な情報処理端末であって、複数のレンズを用いたカメラ機能を有する端末にも適用可能である。
図1(A)を参照して、携帯電話機10は、その筐体にレンズ110,111と、シャッタースイッチ140とを備える。レンズ110,111が配置されている面の裏の面には、モニタ(図示しない)が配置されている。
図1(B)を参照して、携帯電話機10の断面A−Aから明らかなように、携帯電話機10の筐体の外形は、レンズ110,111の部分の厚みは、他の部分の厚みよりも上回る。より詳しくは、筐体の厚みは、レンズ110,111から周縁部に向けて湾曲している。ある局面において、湾曲は、二つの曲率円の円弧の一部の組み合わせとして規定される。たとえば、第1の曲率中心と、第2の曲率中心とは、湾曲部800を挟んで反対側に位置する。湾曲部800の構成は、図8において詳述する。
図1(C)を参照して、断面B−Bとして示されるように、携帯電話機10の筐体の長手方向の厚みは、ある局面において一定として構成される。
図2を参照して、携帯電話機10の構成についてさらに説明する。図2は、携帯電話機10を斜め上方から表す図である。携帯電話機10は、ストラップを取り付けるための開口部200をさらに備える。ある局面において、開口部200は、シャッタースイッチ140の対角の位置に形成されている。このような位置に配置されると、携帯電話機10のユーザが撮影を行なう場合には、ストラップ(図示しない)が筐体の下にぶら下がる態様となり、携帯電話機10を持ち易くなる。
図3を参照して、本発明の実施の形態に係る携帯電話機100の構成について説明する。図3は、携帯電話機10のハードウェア構成を表わすブロック図である。
携帯電話機10は、CPU(Central Processing Unit)100と、レンズ110,111と、絞り112,113と、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)114,115と、CDS(Correlated Double Sampling)116,117と、増幅器118,119と、A/D(Analog to Digital)変換器120,121と、レンズモータ130,131と、アイリスモータ132,133と、タイミングジェネレータ134,135と、シャッタースイッチ140と、モード選択ボタン142と、電源ボタン144と、RAM(Random Access Memory)150と、画像信号処理回路152と、YC変換処理回路154と、圧縮伸張処理回路158と、ROM(Read-Only Memory)160と、フラッシュメモリ162と、LCD(Liquid Crystal Display)ドライバ164と、メディアコントローラ166と、ディスプレイ170と、タッチセンサ172と、通信回路190と、アンテナ192とを備える。メディアコントローラ166には、メモリカード168が装着され得る。
ある局面において、携帯電話機10は、その本体が薄型の略直方体形状に形成されている。レンズ110は、本体の前面に設けられる。シャッタースイッチ140は、本体の上面あるいは本体の背面に設けられる。シャッタースイッチ140は、ハードウェアとして構成されるスイッチに限られず、ディスプレイ170に表示されるソフトウェアキーとして構成されてもよい。
CPU100は、データバス180を介して携帯電話機10の各部に電気的に接続されている。CPU100は、シャッタースイッチ140、モード選択ボタン142、電源ボタン144、並びに、タッチセンサ172から入力される信号に基づいて接続された各部を駆動制御する。
携帯電話機10のユーザが、携帯電話機10の動作モードを撮影モードにセットしてシャッタースイッチ140を押下すると、レンズ110によって結像された被写体光が撮影画像として取得される。CPU100は、撮影画像を、メモリカード168に書き込む。撮影モードは、従来の2次元の写真を撮影するための2次元モードと、3次元の画像として視認され得る写真を撮影するための3次元モードとを含む。
ある局面において、携帯電話機10の本体の側面には、モード選択ボタン142、電源ボタン144が設けられる。携帯電話機10は、上記撮影モードに加えて、メモリカード168に格納された撮影画像をディスプレイ170に再生表示するための再生モード、携帯電話機10の各種設定を行うためのメニューモード等の動作モードを有する。ユーザは、モード選択ボタン142を押下することにより、各モード間を切り替えることができる。また、他の局面において、ユーザは、電源ボタン144を押下する毎に、携帯電話機10の電源のオン/オフを切り替えることができる。
ディスプレイ170は、携帯電話機10の本体の背面に設けられる。ディスプレイ170は、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるが、これらの装置に限られない。ある局面において、ディスプレイ170は、その表示画面が本体の背面とほぼ等しい大きさに形成される。ディスプレイ170は、撮影モードにおいて、被写体の撮影画像をリアルタイムで表示する電子ビューファインダとして機能する。また、再生モードにおいて、ディスプレイ170は、メモリカード168に格納されている撮影画像を再生表示するためのモニタとして機能する。さらに、メニューモードにおいて、ディスプレイ170は、携帯電話機10の動作を規定するための入力を受け付ける設定画面を表示する。
また、ディスプレイ170には、パネル状のタッチセンサ172が設けられている。ユーザの手や指がディスプレイ170の表示画面に接触すると、タッチセンサ172は、この接触位置を検知するように構成されている。ユーザが携帯電話機10の本体を把持すると、タッチセンサ172は、グリップ領域を検知することもできる。また、タッチセンサ172は、ディスプレイ170へのタッチ操作によって各種操作指示の入力を受け付けるための操作部としても機能する。
絞り112、CMOS114,115は、レンズ110の背後に並べて配置される。レンズ110は、レンズモータ130に接続される。絞り112は、アイリスモータ132に接続される。レンズモータ130は、ユーザの操作に応じて、レンズ110のズームレンズをワイド側に、またはテレ側に移動することによって、ズーム倍率を変更する。また、レンズモータ130は、CPU100からの信号に基づいて被写体距離やズームレンズの変倍に応じてレンズ110のフォーカスレンズを移動することにより、撮影条件が最適となるように焦点を調整する。アイリスモータ132は、絞り112を作動させることにより露出を調整する。
レンズ110、絞り112を透過した被写体光は、CMOS114,115の受光面で像を構成する。CMOS114,115の受光面には、受光量に応じた電荷を蓄積するための受光素子が複数配列されている。CMOS114,115は、撮像によって各受光素子に蓄積された電荷を撮像信号として出力する。CMOS114,115には、CPU100によって制御されるタイミングジェネレータ(TG)134,135が接続されている。CMOS114,115は、TG134,135から入力されるタイミング信号(クロックパルス)によって、それぞれ駆動される。
CMOS114,115により取得された撮像信号は、相関二重サンプリング回路(CDS)116に入力され、CMOS114,115の各受光素子の蓄積電荷量に対応したR,G,Bの画像データとして出力される。CDS116から出力された画像データは、増幅器(AMP)118で増幅され、増幅後のデータは、A/D120によってデジタルの画像データに変換される。A/D120から出力される画像データは、ワークメモリであるRAM150に一時的に格納される。
画像信号処理回路152は、RAM150に格納された画像データに基づいて、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理その他の画像処理を実行する。
YC変換処理回路154は、画像処理後のデータを、輝度信号Yと、色差信号Cr,Cbとに変換する。
撮影モードにおいて、CMOS114,115は、所定のフレームレートで撮像処理を実行する。画像信号処理回路152は、撮像処理によって取得された画像データに対して上記画像処理を実行する。ディスプレイ170は、処理済みの撮影画像を現在の画像として表示する。
LCDドライバ164は、ディスプレイ170を駆動する。LCDドライバ164は、画像メモリ、D/Aコンバータ等(図示しない)を有している。D/Aコンバータは、画像メモリに一時的に蓄積された撮影画像を、たとえば、NTSC(National Television System Committee)方式のアナログ信号に変換して、変換後の信号をディスプレイ170に出力する。
撮影モードにおいて、シャッタースイッチ140が押下され、レリーズ操作が行われると、CMOS114,115は、所謂スルー画像表示のためのライブ画像よりも画素数の大きな画像データ(以下「オリジナル画像データ」という)を取得する。画像信号処理回路152は、オリジナル画像データに対して、上記の画像処理を実行する。圧縮伸張処理回路158は、予め定められた圧縮形式(たとえば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式)に従って、当該画像処理後の撮影画像を圧縮する。圧縮された撮影画像は、メディアコントローラ166によってメモリカード168に書き込まれる。
一方、再生モードにおいて、メモリカード168に記録された撮影画像は、メディアコントローラ166によってRAM150に読み出される。圧縮伸張処理回路158は、RAM150に読み出された画像の伸張処理を実行する。LCDドライバ164は、その伸張処理後のデータを読み出し、そのデータに基づいて画像をディスプレイ170に再生表示する。
タッチセンサ172は、ユーザの手や指の接触を検知すると、この接触位置を示す信号をCPU100に対して出力する。ある局面において、タッチセンサ172は、その配置位置に応じて、ディスプレイ170の表示画面の下に配置される。他の局面において、タッチセンサ172は、透明なスクリーンで形成され、表示画面を覆うように構成される。また、ディスプレイ170への接触を検知するための方法として、たとえば、ディスプレイ170のパネル(図示しない)における圧力の変化を感知する感圧式と、静電気による電気信号を感知する静電式などのがあるが、いずれの方法も、本実施の形態に適用され得る。
ある局面において、CPU100が、撮影画像をディスプレイ170に表示すると、タッチセンサ172からの信号がCPU100にない場合、すなわち、ユーザがディスプレイ170に触れていない場合には、CPU100は、撮影画像をディスプレイ170の表示画面の全面に表示する。他の局面において、CPU100が、タッチセンサ172から出力された信号の入力を検知すると、CPU100は、タッチセンサ172によって検出された接触位置を避けるように撮影画像の表示領域を設定し、この表示領域に撮影画像を表示する。
図4を参照して、ディスプレイ170の表示態様についてさらに説明する。図4は、ディスプレイ170におけるモニタ画面の表示を表す図である。携帯電話機10の撮影モードが3次元撮影モードであるとき、CPU100は、レンズ111によって取得された画像をディスプレイ170に表示させる。ユーザが携帯電話機10を把持した時に、手や指によって遮られにくい場所にあるレンズ110からの画像は表示されない。
すなわち、画面(A)に示されるように、携帯電話機10の撮影モードが3次元撮影モードであるとき、ディスプレイ170は、その旨を画面上に表示する。画面(B)に示されるように、ユーザの指がレンズ111に重なっている場合には、ディスプレイ170は、モニタ画像として、その指の画像410を表示する。ユーザは、画像410を視認することにより、指がレンズ111に重なっていることを容易に知ることができるため、3次元画像の撮影の失敗が防止され得る。
図5を参照して、携帯電話機10の制御構造について説明する。図5は、携帯電話機10のCPU100が実行する処理の一部を表すフローチャートである。
ステップS510にて、CPU100は、ディスプレイ170に表示されるメニュー画面(図示しない)に対するユーザ操作に基づいて、カメラモードへの切換指令が入力されたことを検知する。
ステップS520にて、CPU100は、カメラ機能を起動する。CPU100は、フラッシュメモリ162に格納されている情報に従って、カメラの撮影モードを設定する。
ステップS530にて、CPU100は、撮影モードが2次元撮影モードであるか、3次元撮影モードであるかを判断する。CPU100は、撮影モードが2次元撮影モードであると判断すると(ステップS530にてYES)、制御をステップS540に切り換える。一方、CPU100は、撮影モードが3次元撮影モードであると判断すると(ステップS530にてNO)、制御をステップS550に切り換える。
ステップS540にて、CPU100は、右目用カメラ(レンズ110)からの画像をディスプレイ170にモニタ画像として表示する。
ステップS550にて、CPU100は、左目用カメラ(レンズ111)からの画像をディスプレイ170にモニタ画像として表示する。このとき、ユーザの指がレンズ111にかぶさっていれば(図4の画面(B)参照)、ユーザは、そのことを直ぐに知ることができるため、携帯電話機10の持ち方を変えて指がレンズ111を遮らないようにすることができる。
ステップS560にて、CPU100は、シャッタースイッチ140に対する操作に基づいて、撮影を実行する。
以上のようにして、本発明の実施の形態に係る携帯電話機10によると、その撮影モードが3次元撮影モードである場合には、モニタ画像として、筐体の外側に近いレンズ111からの画像をディスプレイ170に表示する。筐体の外側の部分は、ユーザの手や指が重なりやすい部分であるため、仮に、手や指が重なっていた場合には、ディスプレイ170は、その画像を表示する。ユーザは、その画像を認識すると、携帯電話機10を持ち帰ることにより、レンズ111に指が重なることを防止できる。これにより、3次元撮影における撮影の失敗を防止することができる。
<変形例>
以下、本発明の実施の形態の変形例について説明する。図6は、本変形例に係る携帯電話機の制御構造を表すフローチャートである。なお、本変形例に係る携帯電話機のハードウェア構成は、前述の携帯電話機10のハードウェア構成と同じである。したがってハードウェア構成の説明は繰り返さない。
ステップS610にて、CPU100は、シャッタースイッチ140に対するユーザ操作に基づいて、3次元撮影モードへの切換指令が与えられたことを検知する。
ステップS620にて、CPU100は、右目用カメラのレンズ110の露出と、左目用カメラのレンズ111の露出との差が、予め規定された値以上であるか否かを判断する。CPU100は、当該差が予め規定された値以上であると判断すると(ステップS620にてYES)、制御をステップS630に切り換える。この場合、レンズ111またはレンズ110のいずれかがユーザの指または手によって遮られていることになる。そうでない場合には、CPU100は(ステップS630にてNO)、制御をステップS640に切り換える。
ステップS630にて、CPU100は、モニタ画面を表示する通常の態様とは異なる態様で、左目用カメラのレンズ111からの画像と、右目用カメラのレンズ110からの画像とを表示する。これにより、ユーザは、いずれかのレンズが指や手などによって遮られていることを知ることができる。
ステップS640にて、CPU100は、モニタ画面を表示するために規定された通常の態様で、レンズ111からの画像をディスプレイ170に表示させる。
以上のようにして、本変形例に係る携帯電話機10は、二つのレンズの露出の差を計算し、その差が予め規定された値以上である場合には、いずれかのレンズが遮られていると判断し、その旨を通知する。ユーザはそれにより携帯電話機10の持ち方を変えることができるため、3次元の写真を撮影する際の失敗が防止され得る。
なお、通常の態様と異なる態様は、たとえば、以下のような動作を含む。たとえば、CPU100は、レンズ110からの画像と、レンズ111からの画像とをディスプレイ170に並べて表示してもよい。他の局面において、CPU100は、レンズ110からの画像と、レンズ111からの画像とを、交互に、ディスプレイ170に表示してもよい。さらに他の局面において、CPU100は、ディスプレイ170に表示される画像を、通常の色と、赤色のような別の色とで、交互に表示してもよい。いずれの表示態様によっても、ユーザは、レンズ110またはレンズ111が指や手等によって遮られていることを知ることができる。
<画像の保存>
次に、本発明の実施の形態のさらに他の局面について説明する。この局面に従う携帯電話機は、3次元撮影モードでいずれかのレンズが指等によって覆われた状態で撮影が行われた場合に画像を保存する態様を切り替える機能を有する。なお、この局面に従う携帯電話機は、前述の携帯電話機10のハードウェア構成を用いて実現される。したがって、ハードウェア構成の説明は繰り返さない。
図7を参照して、この局面に従う携帯電話機10の制御構造について説明する。図7は、携帯電話機10のCPU100が実行する処理の一部を表すフローチャートである。
ステップS610にて、CPU100は、シャッタースイッチ140に対するユーザ操作に基づいて、3次元撮影モードへの切換指令が与えられたことを検知する。
ステップS620にて、CPU100は、右目用カメラのレンズ110の露出と、左目用カメラのレンズ111の露出との差が、予め規定された値以上であるか否かを判断する。CPU100は、当該差が予め規定された値以上であると判断すると(ステップS620にてYES)、制御をステップS730に切り換える。この場合、レンズ111またはレンズ110のいずれかがユーザの指または手によって遮られていることになる。そうでない場合には、CPU100は(ステップS630にてNO)、制御をステップS740に切り換える。
ステップS730にて、CPU100は、右目用カメラのレンズ110からの画像データを、右目用画像データおよび左目用画像データとして、RAM150に格納する。その後、ユーザが保存の指令を携帯電話機100に与えると、CPU100は、当該画像データを、フラッシュメモリ162またはメモリカード168に書き込む。
ステップS740にて、CPU100は、右目用カメラのレンズ110からの画像データを、右目用画像データとして、および、左目用カメラのレンズ111からの画像データを左目用画像データとして、RAM150にそれぞれ格納する。その後、ユーザが保存の指令を携帯電話機100に与えると、CPU100は、当該画像データを、フラッシュメモリ162またはメモリカード168に書き込む。
ステップS750にて、CPU100は、撮影モードを終了する指令が入力されたか否かを判断する。CPU100は、その指令が入力されたと判断すると(ステップS750にてYES)、撮影モードを終了し、待ち受けモードその他の標準の動作モードに切り替える。そうでない場合には(ステップS750にてNO)、CPU100は、制御をステップS620に戻す。
以上の次第で、この局面に従う携帯電話機10は、3次元撮影モードにおいて一部のレンズが指等によって遮られている場合には、指によって遮られていない他のレンズからの画像データを両目用の画像データとして保存する。したがって、画像が再生される場合には、3次元の表示は実現されないけれども、2次元の画像として表示される。
<レンズ周りの構成>
ここで、図8を参照して、本実施の形態に係る携帯電話機10の形状についてさらに説明する。図8は、湾曲部800の形状を表す図である。前述のとおり、湾曲部800は、少なくとも二つの円弧を含む。図8からも明らかなように、一つの円弧の曲率中心810と、他の円弧の曲率中心820とは、それぞれ、筐体の反対側に位置する。このような構成によれば、ユーザが携帯電話機10を把持した場合にグリップ感が実現されるとともに、レンズが配置されている部分まで指がずり上がることが防止され得る。これにより、3次元の画像を撮影する場合に、レンズが指によって遮られにくくなるため、撮影の失敗を予防できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、携帯電話機、スマートフォンその他の携帯端末であって、3次元の画像として撮影できる機能を有する携帯端末に適用可能である。
10,100 携帯電話機、10,111 レンズ、118,119 増幅器、120,121 変換器、130,131 レンズモータ、132,133 アイリスモータ、134,135 タイミングジェネレータ、140 シャッタースイッチ、142 モード選択ボタン、144 電源ボタン、150 RAM、152 画像信号処理回路、154 変換処理回路、158 圧縮伸張処理回路、162 フラッシュメモリ、164 ドライバ、166 メディアコントローラ、168 メモリカード、170 ディスプレイ、172 タッチセンサ、180 データバス、190 通信回路、192 アンテナ、200 開口部、410 画像、800 湾曲部、810,820 曲率中心。

Claims (8)

  1. 3次元で表示可能な画像を撮影するための携帯端末であって、
    前記携帯端末の筐体の内側に配置された第1の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段と前記筐体の側縁との間に配置された第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段または前記第2の撮像手段による撮影の命令を受け付けるシャッタスイッチと、
    前記第1の撮像手段または前記第2の撮像手段からの画像を表示するための表示装置と、
    前記携帯端末の動作を制御するための制御手段とを備え、
    前記携帯端末の動作モードが2次元の画像を撮影するモードである場合には、前記制御手段は、前記第1の撮像手段からの画像を前記表示装置に表示させ、
    前記携帯端末の動作モードが3次元の画像を撮影するためのモードである場合には、前記制御手段は、前記第2の撮像手段からの画像を前記表示装置に表示させる、携帯端末。
  2. 前記第1の撮像手段の露出と、前記第2の撮像手段の露出との差が予め規定された値を上回る場合に、前記制御手段は、予め定められた表示態様とは異なる態様で、画像を表示装置に表示する、請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記第1の撮像手段の露出と、前記第2の撮像手段の露出との差が予め規定された値を上回る場合に、前記制御手段は、大きな露出をもたらす撮像手段からの画像を、右目用の画像データおよび左目用の画像データとして、メモリに保存する、請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. 前記筐体において、前記シャッタスイッチの対角の位置には、ストラップを取り付けるための開口部が形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の携帯端末。
  5. 前記第1の撮像手段および前記第2の撮像手段の近傍の筐体の厚みは、前記筐体の側縁部の近傍の厚みを上回り、前記近傍と前記側縁部との間における前記筐体の表面は、少なくとも二つの異なる曲率中心に基づく円弧を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の携帯端末。
  6. 3次元で表示可能な画像を撮影するための携帯端末を制御するためのプログラムであって、前記携帯端末は、前記携帯端末の筐体の内側に配置された第1のカメラと、前記第1のカメラと前記筐体の側縁との間に配置された第2のカメラと、前記第1のカメラまたは前記第2のカメラからの画像を表示するための表示装置と、前記携帯端末の動作を制御するためのプロセッサとを備えており、
    前記プログラムは前記プロセッサに、
    前記携帯端末の動作モードが2次元の画像を撮影するモードである場合には、前記第1のカメラからの画像を前記表示装置に表示するステップと、
    前記携帯端末の動作モードが3次元の画像を撮影するためのモードである場合には、前記第2のカメラからの画像を前記表示装置に表示するステップとを実行させる、プログラム。
  7. 前記第1のカメラの露出と、前記第2のカメラの露出との差が予め規定された値を上回る場合に、前記プログラムは前記プロセッサに、予め定められた表示態様とは異なる態様で、画像を表示装置に表示するステップをさらに実行させる、請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記第1のカメラの露出と、前記第2のカメラの露出との差が予め規定された値を上回る場合に、前記プログラムは前記プロセッサに、大きな露出をもたらすカメラからの画像を、右目用の画像データおよび左目用の画像データとして、メモリに保存するステップをさらに実行させる、請求項6または7に記載のプログラム。
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