JP2012238571A - バッテリ温度調整装置 - Google Patents

バッテリ温度調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012238571A
JP2012238571A JP2012019377A JP2012019377A JP2012238571A JP 2012238571 A JP2012238571 A JP 2012238571A JP 2012019377 A JP2012019377 A JP 2012019377A JP 2012019377 A JP2012019377 A JP 2012019377A JP 2012238571 A JP2012238571 A JP 2012238571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
battery
heat storage
storage unit
surface portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012019377A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Oishi
英史 大石
Shintaro Watanabe
慎太郎 渡▲辺▼
Shinichi Aizawa
真一 会沢
Kazuki Maeda
和樹 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2012019377A priority Critical patent/JP2012238571A/ja
Publication of JP2012238571A publication Critical patent/JP2012238571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】熱電変換ユニットによるバッテリ冷却時に熱電変換ユニットから放熱される熱を有効利用することができるバッテリの温度調整装置の提供にある。
【解決手段】バッテリ13と、熱電変換素子を有する熱電変換ユニットと、蓄熱体Mを有する蓄熱ユニット25とを備えたバッテリ温度調整装置であって、熱電変換ユニットは、熱電変換素子の一面側に形成された第1熱面部23と、熱電変換素子の他面側に形成された第2熱面部24とを有し、第1熱面部23にはバッテリ13が熱的に連結され、第2熱面部24には蓄熱ユニット25が熱的に連結されている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、バッテリ温度調整装置に関し、特に、熱電変換ユニットによる加熱又は冷却によりバッテリの温度調整を行うバッテリ温度調整装置に関する。
バッテリは、温度によって放電特性が異なることから、バッテリの使用時には適した温度に調整する必要がある。
従来、バッテリの温度を調整する技術としては、例えば、特許文献1に開示された電池搭載装置、温度調整システムが存在する。
特許文献1に開示された電池搭載装置、温度調整システムは、電池ユニットと、ラジエータで発生する熱により電力を生成する熱電変換素子と、熱電変換素子が生成した電力により電池ユニットの加熱又は冷却を行う電熱変換素子を備えている。
電熱変換素子はペルチェ素子であることから放熱部と吸熱部を備え、電熱変換素子に対する通電の向きにより放熱部と吸熱部が逆となる。
電池ユニットの温度が下限温度よりも低いとき、電熱変換素子の放熱部が電池ユニットを加熱するように熱電変換素子に対する通電が行われる。
電池ユニットの温度が上限温度よりも高いとき、電熱変換素子の吸熱部が電池ユニットを冷却するように熱電変換素子に対する通電が行われる。
特開2008−108509号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電池搭載装置では、電池ユニットを電熱変換素子により冷却する際に、電熱変換素子の放熱部において生じる熱が有効利用されていないという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、熱電変換ユニットによるバッテリ冷却時に熱電変換ユニットから放熱される熱を有効利用することができるバッテリ温度調整装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、バッテリと、熱電変換素子を有する熱電変換ユニットと、蓄熱体を有する蓄熱ユニットと、を備えたバッテリ温度調整装置であって、前記熱電変換ユニットは、前記熱電変換素子の一面側に形成された第1熱面部と、前記熱電変換素子の他面側に形成された第2熱面部とを有し、前記第1熱面部には前記バッテリが熱的に連結され、前記第2熱面部には前記蓄熱ユニットが熱的に連結されたことを特徴とする。
本発明によれば、熱電変換ユニットの第1熱面部を吸熱部としてバッテリを冷却する際、熱電変換ユニットの第2熱面部は放熱部となり第2熱面部からの放熱が発生する。
第2熱面部から放熱される熱は、第2熱面部と蓄熱ユニットとの熱交換により蓄熱体に蓄熱される。
バッテリの冷却時に熱電変換ユニットから放熱される熱を蓄熱体に蓄熱することができ、蓄熱体に蓄熱された熱を有効利用することができる。
また、本発明では、上記のバッテリ温度調整装置において、前記第1熱面部と前記バッテリとの間を熱媒体が循環するバッテリ側熱媒体回路を備え、前記第1熱面部および前記バッテリが前記バッテリ側熱媒体回路に熱的に連結されてもよい。
この場合、熱媒体がバッテリと第1熱面部との間を循環するバッテリ側熱媒体回路を通り、第1熱面部とバッテリとの熱交換は熱媒体を介して間接的に行なわれる。
このため、バッテリと熱電変換ユニットが離れた位置にあっても熱電変換ユニットによるバッテリの加熱や冷却を行うことができる。
また、本発明では、上記のバッテリ温度調整装置において、前記第2熱面部と前記蓄熱ユニットとの間を熱媒体が循環する蓄熱ユニット側熱媒体回路を備え、前記第2熱面部および前記蓄熱ユニットが前記蓄熱ユニット側熱媒体回路に熱的に連結されてもよい。
この場合、熱媒体が蓄熱ユニットと第2熱面部との間を循環する蓄熱ユニット側熱媒体回路を通り、第2熱面部と蓄熱ユニットとの熱交換は熱媒体を介して間接的に行なわれる。
このため、蓄熱ユニットと熱電変換ユニットが離れた位置にあっても熱電変換ユニットから生じる熱を蓄熱ユニットに蓄熱することができる。
また、本発明では、上記のバッテリ温度調整装置において、前記蓄熱ユニット側熱媒体回路は、前記第1熱面部と前記蓄熱ユニットを接続する一対の接続流路を有し、前記接続流路のいずれか一方にバイパス流路を備え、前記バイパス流路には熱媒体の熱を放熱する放熱用熱交換器が熱的に連結されてもよい。
この場合、蓄熱体への蓄熱時に蓄熱体が蓄熱できなくなっても熱媒体の熱はバイパス流路に熱的に連結される放熱用熱交換器を介して放熱することができる。これによりバッテリに対する冷却効率の低下を防止することができる。
また、本発明では、上記のバッテリ温度調整装置において、前前記バッテリの冷却時に前記第2熱面部から放熱された熱を前記蓄熱ユニットに蓄熱し、前記バッテリの加熱時に蓄熱状態の前記蓄熱ユニットの熱を前記第2熱面部で吸熱してもよい。
この場合、バッテリの冷却時に蓄熱ユニットに蓄熱された熱をバッテリの加熱時に吸熱側となる第2熱面部において利用することで、放熱側となる第1熱面部の温度より高めることができ、蓄熱した熱をバッテリの加熱に活用することができる。
本発明によれば、熱電変換ユニットによるバッテリ冷却時に熱電変換ユニットから放熱される熱を有効利用することができるバッテリ温度調整装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る電気自動車の概略平面図である。 第1の実施形態に係るバッテリ温度調整装置の構成を示す構成図である。 バッテリ温度調整装置によるバッテリ冷却を説明する説明図である。 バッテリ温度調整装置によるバッテリ加熱を説明する説明図である。 第2の実施形態に係るバッテリ温度調整装置の構成を示す構成図である。 第3の実施形態に係るバッテリ温度調整装置の構成を示す構成図である。 第4の実施形態に係るバッテリ温度調整装置によるバッテリ加熱を説明する説明図である。 第4の実施形態に係るバッテリ温度調整装置によるバッテリ冷却を説明する説明図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係るバッテリ温度調整装置を図面に基づいて説明する。
第1の実施形態では、電気自動車に搭載可能な車載用のバッテリ温度調整装置を例示して説明する。
図1に示すように、本実施形態の電気自動車10には、走行駆動用の電動モータ11と、電動モータ11を制御するインバータ等の電力制御機器12と、バッテリ13が搭載されているほか、図2に示すバッテリ温度調整装置20が搭載されている。
バッテリ13は充電可能な二次電池であり、本実施形態ではリチウムイオン電池を用いている。
バッテリ13がリチウムイオン電池であることから、放電時において放電効率が良好な好適温度域が40℃付近である。
バッテリ13の使用を継続することで内部抵抗によりバッテリの温度が上昇する。
バッテリ13の温度が好適温度域を超えて上昇すると、放電効率が低下するのでバッテリ13を冷却することが好ましい。
また、例えば、氷点下付近の低温環境での始動時(以下「低温始動時」と標記する)では、放電効率が低下することを避けられない。
このためには、バッテリ13を加熱してバッテリ13が放電効率の良い温度域となるように暖機することが好ましい。
図2に示すバッテリ温度調整装置20は、バッテリ13の冷却と加熱を行い、バッテリ13の温度調整を行う装置である。
バッテリ温度調整装置20は、バッテリ13と、多数のペルチェ素子を有する熱電変換ユニットとしてのペルチェユニット21と、蓄熱体Mが収容された蓄熱ユニット25と、備えている。
ペルチェユニット21は、熱電変換素子としての多数のペルチェ素子を備えたユニット本体部22と、各ペルチェ素子の一面側(一方の端面側)に形成された第1熱面部23と、各ペルチェ素子の他面側(他方の端面側)に形成された第2熱面部24とを有する。
各ペルチェ素子に対して正方向へ通電(「正通電」とする)するとき、第1熱面部23が吸熱面として機能し、第2熱面部24が放熱面として機能する。
また、各ペルチェ素子に対して正方向と逆向きとなる逆方向へ通電(「逆通電」とする)するとき、第1熱面部23が放熱面として機能し、第2熱面部24が吸熱面として機能する。
蓄熱ユニット25は密閉された断熱性の容器26を備えており、この容器内に蓄熱体Mが充填されている。
蓄熱体Mは、中間温度域(5℃〜30℃)の範囲で融点を持つ潜熱タイプの蓄熱材料である。
従って、この実施形態の蓄熱体Mは、融点をT1とすると温度が融点T1よりも下がると液体から固体へ相転移し、融点T1以上になると固体から液体へ相転移する性質を有する。蓄熱体Mは、この融点T1における相転移に伴う熱エネルギーを潜熱として蓄熱するものである。
図2に示すように、バッテリ温度調整装置20は、ペルチェユニット21とバッテリ13との間を熱媒体が循環するバッテリ側熱媒体回路27を備えている。
バッテリ側熱媒体回路27の一部がバッテリ13に設けられたバッテリ熱交換器28内を貫通することにより、バッテリ側熱媒体回路27を流通する熱媒体とバッテリ13との熱交換を可能としている。
このため、ペルチェユニット21およびバッテリ13がバッテリ側熱媒体回路27に熱的に連結されている。
そして、バッテリ側熱媒体回路27および熱媒体は、バッテリ13とペルチェユニット21を互いに熱的に連結する。
図2ではバッテリ13の片面にバッテリ熱交換器28を設けたように図示されているが、バッテリ熱交換器28はバッテリ13全体の周囲を覆ったり、特に放熱が激しい部位を中心に覆ったりするように設けてもよい。
バッテリ熱交換器28は、熱交換性に優れたフィン、あるいはシェルチューブを備えた構造としている。
バッテリ側熱媒体回路27の一部がペルチェユニット21の第1熱面部23に沿って設けられていることにより、バッテリ側熱媒体回路27を流通する熱媒体と第1熱面部23との熱交換を可能としている。
つまり、バッテリ13はバッテリ側熱媒体回路27の熱媒体を介して第1熱面部23と間接的に熱交換可能であり、ペルチェユニット21は、バッテリ13と熱交換を行う第1熱面部23を有していると言える。
バッテリ側熱媒体回路27にはバッテリ側循環ポンプ29が設置されている。
バッテリ側循環ポンプ29は、熱媒体をバッテリ側熱媒体回路27内において一方向へ循環させる。
バッテリ側熱媒体回路27の熱媒体は、バッテリ側循環ポンプ29の作動により、第1熱面部23からバッテリ熱交換器28へ至り、バッテリ熱交換器28からバッテリ側循環ポンプ29を経て第1熱面部23へ向かう。
図2に示すように、バッテリ温度調整装置20は、ペルチェユニット21と蓄熱ユニット25との間を熱媒体が循環する蓄熱ユニット側熱媒体回路31を備えている。
蓄熱ユニット側熱媒体回路31の一部が蓄熱ユニット25内を貫通することにより、蓄熱ユニット側熱媒体回路31を流通する熱媒体と蓄熱体Mとの熱交換を可能としている。
このため、ペルチェユニット21および蓄熱ユニット25が蓄熱ユニット側熱媒体回路31に熱的に連結されている。
そして、蓄熱ユニット側熱媒体回路31および熱媒体は、蓄熱ユニット25とペルチェユニット21を互いに熱的に連結する。
蓄熱ユニット側熱媒体回路31の一部がペルチェユニット21の第2熱面部24に沿って設けられていることにより、蓄熱ユニット側熱媒体回路31を流通する熱媒体と第2熱面部24との熱交換を可能としている。
つまり、蓄熱ユニット25は蓄熱ユニット側熱媒体回路31により第2熱面部24と間接的に熱交換可能であり、ペルチェユニット21は蓄熱ユニット25と熱交換を行う第2熱面部24を有していると言える。
蓄熱ユニット側熱媒体回路31には蓄熱ユニット側循環ポンプ32が設置されている。
蓄熱ユニット側循環ポンプ32は熱媒体を蓄熱ユニット側熱媒体回路31内において一方向へ循環させる。
蓄熱ユニット側熱媒体回路31の熱媒体は、蓄熱ユニット側循環ポンプ32の作動により、第2熱面部24から蓄熱ユニット25へ至り、蓄熱ユニット25から蓄熱ユニット側循環ポンプ32を経て第2熱面部24へ向かう。
蓄熱ユニット側熱媒体回路31は、第2熱面部24と蓄熱ユニット25を接続する一対の接続流路を有しており、接続流路の一方にバイパス流路31Aを備えている。
バイパス流路31Aには放熱用熱交換器(ラジエータ)33が設置されている。
放熱用熱交換器33は、蓄熱ユニット25への蓄熱時において蓄熱体Mへの相転移に伴う蓄熱が終了したときにペルチェユニット21から熱媒体に移動した熱を排熱する機能を有する。
放熱用熱交換器33は空冷式でも水冷式でもよい。
この実施形態では、バイパス流路31Aには分岐路切換弁34が設けられ、分岐路切換弁34の開閉によりバイパス流路31Aへの熱媒体の流通と遮断が切り換えられる。
蓄熱ユニット側熱媒体回路31はバイパス流路31Aと並設される箇所に主回路切換弁35を備えている。
主回路切換弁35の開閉により蓄熱ユニット側熱媒体回路31への熱媒体の流通と遮断が切り換えられ、分岐路切換弁34と併せて操作することにより、熱媒体を通す通路の選択が可能である。
この実施形態の熱媒体は不凍液であり、バッテリ温度調整装置20が備える各機器への熱媒体の流通と、各機器における熱交換による熱移動により、各機器との熱的な連結可能な接続を図っている。
バッテリ温度調整装置20は、図2に示すように制御手段としてのコントローラ40を備えている。
コントローラ40はペルチェユニット21のユニット本体部22に対する通電の制御を行うほか、バッテリ側循環ポンプ29、蓄熱ユニット側循環ポンプ32を駆動制御する。
さらに、コントローラ40は、分岐路切換弁34および主回路切換弁35の切り換え制御を行う。
コントローラ40はバッテリ温度調整装置20の各部に設けられた各温度センサ41〜44と接続されている。
コントローラ40は、バッテリ温度調整装置20を構成する各機器を各温度センサ41〜44の検出信号に基づいて制御する。
バッテリ温度センサ41はバッテリ13の温度を検出し、バッテリ側熱媒体温度センサ42はバッテリ側熱媒体回路27においてバッテリ熱交換器28を通過した後の熱媒体の温度を検出する。
また、蓄熱体温度センサ43は蓄熱体Mの温度を検出する。
蓄熱ユニット側熱媒体温度センサ44は蓄熱ユニット側熱媒体回路31において蓄熱ユニット25を通過した後の熱媒体の温度を検出する。
なお、バッテリ温度センサ41はバッテリ温度検出手段に相当し、蓄熱体温度センサ43は、蓄熱体温度検出手段に相当する。
コントローラ40は、バッテリ13の冷却時に、バッテリ温度センサ41に検出されるバッテリ検出温度が、予め設定されたバッテリ冷却設定温度に達するまでは、バッテリ13に対する冷却を継続させるように各機器を制御する。
従って、コントローラ40にはバッテリ冷却設定温度が設定され、コントローラ40はバッテリ検出温度とバッテリ冷却設定温度との比較を行い、比較結果に基づき各機器を制御する。
バッテリ冷却設定温度はバッテリ13の放電効率が良好な好適温度域の範囲内に設定することが好ましい。
同様に、コントローラ40は、バッテリ13の加熱時に、バッテリ温度センサ41に検出されるバッテリ検出温度が、予め設定されたバッテリ暖機設定温度に達するまでは、バッテリ13に対する暖機を継続させるように各機器を制御する。
従って、コントローラ40にはバッテリ暖機設定温度が設定され、コントローラ40はバッテリ検出温度とバッテリ暖機設定温度との比較を行い、比較結果に基づき各機器を制御する。
バッテリ暖機設定温度はバッテリ13の放電効率が良好な好適温度域の範囲内に設定することが好ましい。
コントローラ40は、バッテリ13の冷却時に、蓄熱体温度センサ43に検出される蓄熱体検出温度が、予め設定された蓄熱体設定温度を超えたとき、放熱用熱交換器33を介して第2熱面部24から放熱される熱を排出するように各機器を制御する。
従って、コントローラ40には蓄熱体設定温度が設定され、コントローラ40は蓄熱体検出温度と蓄熱体設定温度との比較を行い、比較結果に基づき各機器を制御する。
蓄熱体設定温度は、蓄熱体Mの性質に応じて設定することが好ましい。
次に、上記のように構成された第1の実施形態に係るバッテリ温度調整装置20の使用について説明する。
バッテリ温度調整装置20は、バッテリ13を冷却するバッテリ冷却モードおよびバッテリ13を加熱してバッテリ13の暖機を行うバッテリ暖機モードのいずれかにより作動する。
バッテリ温度調整装置20がバッテリ冷却モードにより作動されるとき、ペルチェユニット21から放熱される熱を熱媒体を介して蓄熱ユニット25へ蓄熱することが可能である。
バッテリ温度調整装置20がバッテリ暖機モードにより作動されるとき、蓄熱ユニット25に熱が蓄熱されていれば、蓄熱ユニット25に蓄熱されている熱をバッテリ13の加熱に利用することが可能である。
因みに、バッテリ冷却モードは電気自動車10の走行時において作動され、バッテリ暖機モードは、冬季等の低温環境下における低温始動時に作動される。
まず、バッテリ温度調整装置20をバッテリ冷却モードにより作動させる場合について図3に基づき説明する。
図3では、ペルチェユニット21およびバッテリ13の熱の移動を白抜き矢印により示す。
例として、バッテリ13を継続して使用する電気自動車10の走行時におけるバッテリ冷却モードの作動について説明する。
電気自動車10が走行中はバッテリ13の放電が継続し、バッテリ13の放電時間が経過するにつれてバッテリ13の温度が上昇する。
バッテリ温度センサ41は常にバッテリ13の温度を検出しており、バッテリ検出温度がバッテリ設定温度に達すると、コントローラ40はバッテリ冷却モードに対応するように各機器を制御する。
コントローラ40は、ペルチェユニット21に対する正通電による通電制御のほか、バッテリ側循環ポンプ29、蓄熱ユニット側循環ポンプ32を作動する。
また、コントローラ40は主回路切換弁35を開くとともに分岐路切換弁34を閉じる。
このとき、バッテリ側熱媒体回路27の熱媒体は、バッテリ側循環ポンプ29の作動により、第1熱面部23からバッテリ熱交換器28へ至り、バッテリ熱交換器28からバッテリ側循環ポンプ29を経て第1熱面部23へ向かう。
ユニット本体部22に対する正通電のため、第1熱面部23が吸熱面として機能し、第2熱面部24が放熱面として機能する。
従って、第1熱面部23と熱媒体との熱交換により熱媒体の熱は第1熱面部23へ移動する。
熱を奪われた熱媒体はバッテリ熱交換器28においてバッテリ13と熱交換を行う。
熱媒体とバッテリ13との熱交換により、バッテリ13の熱が熱媒体へ移動し、熱を奪われたバッテリ13は冷却される。
バッテリ13から熱を受けた熱媒体はバッテリ側循環ポンプ29を経て第1熱面部23へ戻り、第1熱面部23において再び熱交換が行なわれる。
バッテリ13はバッテリ側熱媒体回路27における熱媒体の一方向への循環により継続して冷却される。
バッテリ13の冷却によりバッテリ検出温度がバッテリ設定温度よりも低くなり、さらにバッテリ冷却設定温度より下がったとき、コントローラ40はバッテリ温度調整装置20のバッテリ冷却モードの作動を停止する。
なお、バッテリ側熱媒体温度センサ42により熱媒体の温度を検出することにより、バッテリ熱交換器28での熱交換が正常に行われているかを把握することができる。
一方、蓄熱ユニット側熱媒体回路31の熱媒体は、蓄熱ユニット側循環ポンプ32の作動により、第2熱面部24から蓄熱ユニット25へ至り、蓄熱ユニット25から蓄熱ユニット側循環ポンプ32を経て第2熱面部24へ向かう。
ユニット本体部22に対する正通電のため、第2熱面部24が放熱面として機能しているから、第2熱面部24と熱媒体との熱交換により第2熱面部24の熱が熱媒体へ移動する。
第2熱面部24から熱を得た熱媒体は蓄熱ユニット25において蓄熱体Mと熱交換を行う。
熱媒体と蓄熱体Mとの熱交換により、熱媒体の熱が蓄熱体Mへ移動し、蓄熱体Mに蓄熱される。
熱を奪われた熱媒体は、蓄熱ユニット25から蓄熱ユニット側循環ポンプ32を経て第2熱面部24へ戻り、第2熱面部24において再び熱交換が行なわれる。
蓄熱ユニット側熱媒体回路31における熱媒体の一方向への循環により、蓄熱ユニット25では蓄熱体Mに対する蓄熱が継続して行なわれる。
熱媒体の熱が蓄熱体Mへ移動することにより、蓄熱体温度センサ43により検出される蓄熱体検出温度は上昇し、蓄熱体Mの相転移点温度(融点T1)に到達する。蓄熱体Mは融点T1に到達すると、固体から液体に相変化しその際相変化に伴う熱エネルギーが潜熱として蓄熱体Mに蓄熱される。なお、融点T1の状態は暫く継続され、温度一定の状態が暫く続くが、これは固体と液体とが混在した状態であり、この間相変化に伴う熱エネルギーが蓄熱体Mに継続して蓄熱される。蓄熱体Mにおける固体から液体への相変化が終了すると、蓄熱体温度センサ43により検出される蓄熱体検出温度は再び上昇する。
検出された蓄熱体検出温度が、予め設定された蓄熱体設定温度を超えたとき、コントローラ40は、主回路切換弁35を閉じるとともに分岐路切換弁34を開く。なお、この場合蓄熱体設定温度は、融点T1よりやや高く設定されている。
これにより、蓄熱ユニット25を通過後の熱媒体はバイパス流路31Aから放熱用熱交換器33を通り、放熱用熱交換器33において熱媒体は外気等の冷却媒体との熱交換により熱を奪われる。
放熱用熱交換器33を通過後の冷却された熱媒体は第2熱面部24へ戻り、第2熱面部24において再び熱交換が行なわれる。
なお、蓄熱ユニット側熱媒体温度センサ44により熱媒体の温度を検出することにより、放熱用熱交換器33での熱交換が正常に行われているかを把握することができる。
このように、バッテリ温度調整装置20が、バッテリ冷却モードにより作動されるとき、バッテリ13の冷却が行われるとともに、蓄熱体Mへの蓄熱が行なわれる。
蓄熱体Mに蓄熱される熱は、バッテリ側熱媒体回路27の熱媒体が受けた熱であって、ペルチェユニット21を通じて、蓄熱ユニット側熱媒体回路31の熱媒体へ移動した熱である。
次に、バッテリ温度調整装置20をバッテリ暖機モードにより作動させる場合について図4に基づき説明する。
図4では、ペルチェユニット21およびバッテリ13の熱の移動を白抜き矢印により示す。
例として、氷点下付近の温度環境下において電気自動車10を始動する低温始動時におけるバッテリ暖機モードの作動について説明する。
また、蓄熱ユニット25にはバッテリ冷却モードにおいて蓄熱された熱が蓄熱体Mに存在している蓄熱状態にあるとする。
氷点下付近の温度環境下において電気自動車10を始動すると、バッテリ温度センサ41はバッテリ13の温度を検出するが、バッテリ13は外気と同程度の温度を検出する。
このとき検出されるバッテリ検出温度は、バッテリ13の放電効率が良好な好適温度域よりも低温であることから、コントローラ40はバッテリ暖機モードに対応するように各機器を制御する。
コントローラ40は、ペルチェユニット21に対する逆通電による通電制御のほか、バッテリ側循環ポンプ29、蓄熱ユニット側循環ポンプ32を作動する。
また、コントローラ40は主回路切換弁35を開くとともに分岐路切換弁34を閉じる。
このとき、バッテリ側熱媒体回路27の熱媒体は、バッテリ側循環ポンプ29の作動により、第1熱面部23からバッテリ熱交換器28へ至り、バッテリ熱交換器28からバッテリ側循環ポンプ29を経て第1熱面部23へ向かう。
ユニット本体部22に対する逆通電のため、第1熱面部23が放熱面として機能し、第2熱面部24が吸熱面として機能する。
従って、第1熱面部23と熱媒体との熱交換により第1熱面部23から熱媒体へ熱が移動する。
熱を得た熱媒体はバッテリ熱交換器28においてバッテリ13と熱交換を行う。
熱媒体とバッテリ13との熱交換により、熱媒体の熱がバッテリ13へ移動し、熱を得たバッテリ13は加熱される。
バッテリ13へ熱を与えた熱媒体はバッテリ側循環ポンプ29を経て第1熱面部23へ戻り、第1熱面部23において再び熱交換が行なわれる。
バッテリ13はバッテリ側熱媒体回路27における熱媒体の一方向への循環により継続して暖機される。
なお、バッテリ13の暖機によりバッテリ検出温度がバッテリ暖機設定温度に達したとき、コントローラ40はバッテリ温度調整装置20のバッテリ暖機モードの作動を停止する。
一方、蓄熱ユニット側熱媒体回路31の熱媒体は、蓄熱ユニット側循環ポンプ32の作動により、第2熱面部24から蓄熱ユニット25へ至り、蓄熱ユニット25から蓄熱ユニット側循環ポンプ32を経て第2熱面部24へ向かう。
ユニット本体部22に対する逆通電のため、第2熱面部24が吸熱面として機能しているから、第2熱面部24と熱媒体との熱交換により熱媒体の熱を第2熱面部24で吸熱する。
第2熱面部24に熱を与えた熱媒体は蓄熱ユニット25において蓄熱体Mと熱交換を行う。
熱媒体と蓄熱体Mとの熱交換により、蓄熱体Mの熱が熱媒体へ移動し、蓄熱体Mは熱を放出する。
熱を得た熱媒体は、蓄熱ユニット25から蓄熱ユニット側循環ポンプ32を経て第2熱面部24へ戻り、第2熱面部24において再び熱交換が行なわれる。
蓄熱ユニット側熱媒体回路31における熱媒体の一方向への循環により、蓄熱ユニット25では蓄熱体Mの放熱が継続して行なわれる。
蓄熱体Mに蓄熱された熱が熱媒体へ移動することが継続されるとき、逆通電状態のペルチェユニット21における第2熱面部24の温度は、蓄熱体Mの放熱が無い場合の第2熱面部24の温度と比較して高くなる。
逆通電によりペルチェユニット21の放熱側となる第1熱面部23の温度は、第2熱面部よりも温度が高くなるが、蓄熱体Mの放熱が無い場合の第1熱面部23の温度と比較して高くなる。
つまり、蓄熱体Mに蓄熱された熱は第1熱面部23の温度をより高くするために利用されている。
第1熱面部23の温度が蓄熱体Mの放熱が無い場合の第1熱面部23の温度と比較して高くなることで、バッテリ13に対する暖機は、蓄熱体Mの放熱が無い場合と比較して早くなる。
なお、蓄熱体Mに熱が蓄熱されていない状態であっても、放熱側となる第1熱面部23からの熱を熱媒体が受けるから、バッテリ13の暖機は可能である。
このように、バッテリ温度調整装置20が、バッテリ暖機モードにより作動されるとき、蓄熱体Mに蓄熱された熱を利用したバッテリ13の暖機が行われる。
第1の実施形態のバッテリ温度調整装置は以下の作用効果を奏する。
(1)ペルチェユニット21の第1熱面部23を吸熱部としてバッテリ13を冷却する際、第2熱面部24は放熱部となり、第2熱面部24から放熱される熱は、熱媒体を介した第2熱面部24と蓄熱体Mとの熱交換により蓄熱体Mに蓄熱される。バッテリ13の冷却時にペルチェユニット21から放熱される熱を蓄熱体Mに蓄熱することができ、蓄熱体Mに蓄熱された熱を有効利用することができる。
(2)熱媒体がバッテリ13と第1熱面部23との間を循環するバッテリ側熱媒体回路27を通り、第1熱面部23とバッテリ13との熱交換は熱媒体を介して間接的に行なわれる。このため、バッテリ13とペルチェユニット21が離れた位置にあってもペルチェユニット21によりバッテリ13の温度調整を行うことができる。
(3)熱媒体が蓄熱ユニット25と第2熱面部24との間を循環する蓄熱ユニット側熱媒体回路31を通り、第2熱面部24と蓄熱ユニット25との熱交換は熱媒体を介して間接的に行なわれる。このため、蓄熱ユニット25とペルチェユニット21が離れた位置にあってもペルチェユニット21から生じる熱を蓄熱ユニット25に蓄熱することができる。
(4)バッテリ13の冷却時に蓄熱ユニット25の蓄熱体Mに蓄熱された熱をバッテリ13の加熱時に吸熱側となる第2熱面部24において利用することで、放熱側となる第1熱面部23の温度より高めることができ、蓄熱体Mに蓄熱した熱をバッテリ13の加熱に有効利用することができる。
(5)蓄熱ユニット側熱媒体回路31にバイパス流路31Aを設け、バイパス流路31Aに放熱用熱交換器33を設置したので、蓄熱体Mへの蓄熱時に蓄熱体Mへの相転移に伴う蓄熱が終了したとき(蓄熱体Mの蓄熱体検出温度が融点T1を超えて上昇したとき)には、熱媒体の熱は放熱用熱交換器33を介して放熱することができる。これによりバッテリ13に対する冷却効率の低下を防止することができる。
(6)バッテリ温度センサ41がバッテリ13の温度を検出し、コントローラ40によりバッテリ検出温度に基づいてバッテリ冷却モード又はバッテリ暖機モードが選択され、選択されたモードに合わせて各機器を制御することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るバッテリ温度調整装置について説明する。
第2の実施形態に係るバッテリ温度調整装置では、蓄熱ユニットがペルチェユニットの第2熱面部に取り付けられている例である。
第1の実施形態と共通する要素については、第1の実施形態の説明を援用し、符号を共通して用いる。
図5に示すように、バッテリ温度調整装置50では、ペルチェユニット21の第2熱面部24に蓄熱ユニット25が取り付けられている。
本実施形態のバッテリ温度調整装置50は、第2熱面部24に蓄熱ユニット25が取り付けられていることにより、流体の熱媒体を介さずに第2熱面部24と蓄熱ユニット25との間の熱交換が直接行なわれる構成である。
つまり、第2熱面部24には蓄熱ユニット25が熱的に連結されている。
バッテリ温度調整装置50は、蓄熱ユニット25と放熱用熱交換器53との間を熱媒体が循環する放熱用熱媒体回路51を備えている。
放熱用熱媒体回路51は、バッテリ温度調整装置50がバッテリ冷却モードで作動される状態で、蓄熱体Mへの蓄熱ができなくなったときに第2熱面部24から放熱される熱を放熱するための回路である。
放熱用熱媒体回路51に設置されている放熱用熱交換器53は第1の実施形態の放熱用熱交換器33と同じ構成である。
また、放熱用循環ポンプ52も蓄熱ユニット側循環ポンプ32と同一構成であり、放熱用熱媒体温度センサ54は蓄熱ユニット側熱媒体温度センサ44と同一構成である。
本実施形態のバッテリ温度調整装置50によれば、第1の実施形態と同様にバッテリ冷却モードやバッテリ暖気モードによる作動が可能であり、バッテリ13の冷却や加熱を行うことができる。
バッテリ冷却モードによる作動時において、蓄熱体検出温度が融点T1付近の温度まで上昇するまでは放熱用循環ポンプ52を作動せず熱媒体を放熱用熱媒体回路51において循環させない。
蓄熱体検出温度が融点T1を超えて上昇したとき放熱用循環ポンプ52を作動させ、第2熱面部24から蓄熱ユニット25を介して熱を熱媒体へ移動させる。
そして、熱媒体を循環させて放熱用熱交換器53において熱媒体の熱を熱交換により放熱する。
本実施形態では、蓄熱ユニット25がペルチェユニット21に取り付けられているので、蓄熱ユニット側熱媒体回路31を設け、熱媒体を介して蓄熱ユニット25とペルチェユニット21との熱交換を行うよりも熱交換の効率に優れる。
また、バッテリ冷却モードによる作動時には、蓄熱ユニット25の蓄熱体Mが蓄熱可能な状態では放熱用循環ポンプ52を作動させる必要がないため、第1の実施形態と比較すると、ポンプ動力のエネルギーを低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るバッテリ温度調整装置について説明する。
第3の実施形態に係るバッテリ温度調整装置では、蓄熱ユニットがペルチェユニットの第2熱面部に取り付けられているほか、バッテリ熱交換器が第1熱面部に取り付けられている例である。
第1、第2の実施形態と共通する要素については、第1、第2の実施形態の説明を援用し、符号を共通して用いる。
図6に示すように、バッテリ温度調整装置60では、ペルチェユニット21の第1熱面部23にバッテリ熱交換器61が取り付けられているほか、第2熱面部24に蓄熱ユニット25が取り付けられている。
バッテリ熱交換器61は熱伝導の高い材料より熱交換しやすい構造を備えており、例えば、銅やアルミニウム等の熱伝導性に優れた金属材料により形成されている。
本実施形態のバッテリ温度調整装置60は、第1熱面部23にバッテリ熱交換器61が取り付けられていることにより、流体の熱媒体を介さずに第1熱面部23とバッテリ13との間の熱交換がバッテリ熱交換器61を介して行なわれる構成である。
つまり、第1熱面部23にはバッテリ13が熱的に連結されている。
従って、バッテリ温度調整装置60では、第1の実施形態では備えられたバッテリ側熱媒体回路27、バッテリ側熱媒体回路27を流れる熱媒体、バッテリ側循環ポンプ29、バッテリ側熱媒体温度センサ42を備えない。
本実施形態のバッテリ温度調整装置60によれば、第1の実施形態と同様にバッテリ冷却モードやバッテリ暖気モードによる作動が可能であり、バッテリ13の冷却や加熱を行うことができる。
コントローラ40は、バッテリ冷却モードやバッテリ暖気モードでは、バッテリ温度センサ41により検出されるバッテリ検出温度が適切な温度であれば、ペルチェユニット21への通電を止め、バッテリ温度調整装置50の作動を停止する。
本実施形態では、バッテリ熱交換器61がペルチェユニット21に取り付けられているので、バッテリ側熱媒体回路27を設け、熱媒体を介してバッテリ13とペルチェユニット21との熱交換を行うよりも熱交換の効率に優れる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係るバッテリ温度調整装置について説明する。
第4の実施形態に係るバッテリ温度調整装置では、蓄熱ユニットが備える蓄熱体Mの材料が第1の実施形態と異なる例であり、その他の構成は第1の実施形態のバッテリ温度調整装置と同一構成である。
従って、図2に示す第1の実施形態のバッテリ温度調整装置の説明を援用する。
本実施形態に係る蓄熱体Mは、低温温度域(10℃以下)の範囲で融点を持つ潜熱タイプの蓄熱材料である。本実施形態の蓄熱材料は水である。水の融点T2は、0℃であり、水は、融点T2より下がると液体(水)から固体(氷)へ相転移し、融点T2以上になると固体から液体へ相転移する性質を有する。
次に、上記のように構成された第4の実施形態に係るバッテリ温度調整装置70の使用について図7及び図8に基づき説明する。
バッテリ温度調整装置70は、バッテリ13を加熱してバッテリ13の暖機を行うバッテリ暖機モードおよびバッテリ13を冷却するバッテリ冷却モードのいずれかにより作動する。
バッテリ温度調整装置70がバッテリ暖機モードにより作動されるとき、ペルチェユニット21の第2熱面部24によって冷却された熱媒体により、蓄熱ユニット25を蓄冷手段化させることが可能である。なお、蓄熱ユニット25を蓄冷手段化するとは、蓄熱ユニット25を蓄冷手段として使用可能な状態にすることを指す。
バッテリ温度調整装置70がバッテリ冷却モードにより作動されるとき、蓄熱ユニット25が蓄冷手段化されていれば、蓄熱ユニット25をバッテリ13の冷却に利用することが可能である。
まず、バッテリ温度調整装置70をバッテリ暖機モードにより作動させる場合について、図7に基づき説明する。
例として、氷点下付近の温度環境下において電気自動車10を始動する低温始動時におけるバッテリ暖機モードの作動について説明する。
コントローラ40は、ペルチェユニット21に対する逆通電による通電制御のほか、バッテリ側循環ポンプ29、蓄熱ユニット側循環ポンプ32を作動する。また、コントローラ40は、主回路切換弁35を開くとともに分岐路切換弁34を閉じる。
バッテリ側熱媒体回路27における熱媒体との熱交換等については第1の実施形態と同様である。
一方、蓄熱ユニット側熱媒体回路31の熱媒体は、蓄熱ユニット側循環ポンプ32の作動により、第2熱面部24から蓄熱ユニット25へ至り、蓄熱ユニット25から蓄熱ユニット側循環ポンプ32を経て第2熱面部24へ向かう。
ユニット本体部22に対する逆通電のため、第2熱面部24が吸熱面として機能しているから、第2熱面部24と熱媒体との熱交換により熱媒体の熱を第2熱面部24で吸熱する。
第2熱面部24に熱を与えて温度が低下した熱媒体は蓄熱ユニット25において蓄熱体Mと熱交換を行う。
熱媒体と蓄熱体Mとの熱交換により、蓄熱体Mから熱媒体へ熱が移動し、蓄熱体は熱を奪われる。
蓄熱体Mから熱を得た熱媒体は、蓄熱ユニット25から蓄熱ユニット側循環ポンプ32を経て第2熱面部24へ戻り、第2熱面部24において再び熱交換が行なわれる。
蓄熱ユニット側熱媒体回路31における熱媒体の一方向への循環により、蓄熱ユニット25では蓄熱体Mから熱媒体へ熱移動が継続して行なわれる。
蓄熱体Mから熱媒体へ熱が移動することにより、蓄熱体温度センサ43により検出される蓄熱体検出温度は低下し、蓄熱体Mの相転移点温度(融点T2で0℃)に到達する。蓄熱体Mは融点T2に到達すると、液体(水)から固体(氷)に相変化しその際相変化に伴う熱エネルギーが潜熱として蓄熱体Mに蓄熱される。なお、融点T2の状態は暫く継続され、温度一定の状態が暫く続くが、これは固体と液体とが混在した状態であり、この間相変化に伴う熱エネルギーが蓄熱体Mに継続して蓄熱され、蓄熱体Mを蓄冷手段化することができる。蓄熱体Mにおける液体から固体への相変化が終了すると、蓄熱体温度センサ43により検出される蓄熱体検出温度は再び低下する。
すなわち、本実施形態では、蓄熱体Mの蓄熱材料である水が全て氷に相変化すると、蓄熱体温度センサ43により検出される蓄熱体検出温度は低下し始める。
検出された蓄熱体検出温度が、予め設定された蓄熱体設定温度より低下したとき、コントローラ40は、主回路切換弁35を閉じるとともに分岐路切換弁34を開く。なお、この場合蓄熱体設定温度は、融点T2よりやや低く(すなわち0℃以下)設定されている。
これにより、蓄熱ユニット25を通過後の熱媒体はバイパス流路31Aから放熱用熱交換器33を通り、放熱用熱交換器33において熱媒体は外気等の媒体との熱交換により温度が上昇する。
放熱用熱交換器33を通過後の温度が上昇した熱媒体は第2熱面部24へ戻り、第2熱面部24において再び熱交換が行なわれる。
なお、蓄熱ユニット側熱媒体温度センサ44により熱媒体の温度を検出することにより、放熱用熱交換器33での熱交換が正常に行われているかを把握することができる。
このように、バッテリ温度調整装置70が、バッテリ暖機モードにより作動されるとき、バッテリ13の暖機が行われるとともに、蓄熱体Mから熱媒体への熱移動が行なわれ、蓄熱ユニット25の蓄冷手段化が図られる。
次に、バッテリ温度調整装置70をバッテリ冷却モードにより作動させる場合について図8に基づき説明する。
例として、バッテリ13を継続して使用する電気自動車10の走行時におけるバッテリ冷却モードの作動について説明する。
また、蓄熱ユニット25はバッテリ暖機モードにおいて蓄冷手段化された状態にあるとする。
コントローラ40は、ペルチェユニット21に対する正通電による通電制御のほか、バッテリ側循環ポンプ29、蓄熱ユニット側循環ポンプ32を作動する。
また、コントローラ40は主回路切換弁35を開くとともに分岐路切換弁34を閉じる。
バッテリ側熱媒体回路27における熱媒体との熱交換等については第1の実施形態のバッテリ冷却モードと同様である。
一方、蓄熱ユニット側熱媒体回路31の熱媒体は、蓄熱ユニット側循環ポンプ32の作動により、第2熱面部24から蓄熱ユニット25へ至り、蓄熱ユニット25から蓄熱ユニット側循環ポンプ32を経て第2熱面部24へ向かう。
ユニット本体部22に対する正通電のため、第2熱面部24が放熱面として機能しているから、第2熱面部24と熱媒体との熱交換により第2熱面部24の熱が熱媒体へ移動する。
第2熱面部24から熱を得た熱媒体は蓄熱ユニット25において蓄熱体Mと熱交換を行う。
蓄熱体Mは蓄冷手段化されているので、熱媒体と蓄熱体Mとの熱交換により、熱媒体の熱が蓄熱体Mへ移動し熱媒体の温度が低下する。
蓄熱体Mと熱交換した熱媒体は、蓄熱ユニット25から蓄熱ユニット側循環ポンプ32を経て第2熱面部24へ戻り、第2熱面部24において再び熱交換が行なわれる。
蓄熱ユニット側熱媒体回路31における熱媒体の一方向への循環により、蓄熱ユニット25では熱媒体から蓄熱体Mへの熱の移動が継続して行なわれる。
熱媒体の熱の蓄熱体Mへの移動が継続されるとき、正通電状態のペルチェユニット21における第2熱面部24の温度は、熱媒体から蓄熱体Mへの熱の移動が行われない場合の第2熱面部24の温度と比較して低くなる。
したがって、第2熱面部24と第1熱面部23の温度差をΔTを、熱媒体から蓄熱体Mへの熱の移動が行われない場合と比較して小さくすることができる。その結果、正通電によりペルチェユニット21の吸熱側となる第1熱面部23の温度は、熱媒体から蓄熱体Mへの熱の移動が行われない場合の第1熱面部23の温度と比較して低くなる。
つまり、蓄冷手段化された蓄熱体Mは第1熱面部23の温度をより低くするために利用されている。
第1熱面部23の温度が熱媒体から蓄熱体Mへの熱の移動が行われない場合の第1熱面部23の温度と比較して低くなることで、バッテリ13に対する冷却は、熱媒体から蓄熱体Mへの熱の移動が行われない場合と比較して早くなる。
なお、蓄熱ユニット25が蓄冷手段化されていない状態であっても、吸熱側となる第1熱面部23への熱移動を熱媒体が受けるから、バッテリ13の冷却は可能である。
このように、バッテリ温度調整装置70が、バッテリ冷却モードにより作動されるとき、蓄冷手段化された蓄熱ユニット25を利用したバッテリ13の冷却が行われる。
本実施形態では、ペルチェユニット21の第1熱面部23を放熱部としてバッテリ13を暖機する際、第2熱面部24は吸熱部となり、第2熱面部24に吸熱されることにより熱を放出した熱媒体は、熱媒体と蓄熱体Mとの熱交換により、蓄熱体Mの熱が熱媒体へ移動し、蓄熱体Mは熱を奪われ、蓄熱ユニット25が蓄冷手段化される。バッテリ13の暖機時に蓄冷手段化された蓄熱ユニット25をバッテリ13の冷却時に利用することで、吸熱側となる第1熱面部23の温度をより低くすることができ、蓄冷手段化された蓄熱ユニット25をバッテリ13の冷却に有効活用することができる。
なお、上記の各実施形態に係るバッテリ温度調整装置は、本発明の一実施形態を示すものであり、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、下記のように発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
○ 上記の実施形態では、電気自動車に搭載するバッテリ温度調整装置について説明したが、電気自動車に限らず移動体としては航空機、船舶であってもよい。移動体が自動車である場合、ハイブリッド車(「HEV」と表記する)やプラグインハイブリッド車(「PHEV」)のバッテリ温度調整装置として本発明を適用することも可能である。また、移動体以外としては家屋やビルなどの構造物に設置されるバッテリに対して本発明に係るバッテリ温度調整装置を適用してもよい。
○ 上記の各実施形態では、潜熱タイプの蓄熱体を用いたが、具体的にはフッ化カリウム四水和物(KF・4H0)を用いることが好ましい。蓄熱体は中間温度域に対応する潜熱タイプの材料であればよく、例えば、無機水和物である過塩素酸リチウム三水和物(LiClO・3HO)を用いてもよい。また、無機水和物のほかにパラフィン系材料やクラスレート系材料を蓄熱体として用いてもよい。
○ 上記の第2、第3の実施形態では、放熱用熱媒体回路を設ける構成としたが、放熱用熱媒体回路は必須の要素ではない。例えば、蓄熱ユニットに放熱性に優れた放熱フィンを設けてもよく、この場合、バッテリ冷却モードにおいて蓄熱体の蓄熱体検出温度が融点を超えて上昇しても、第2熱面部から蓄熱体へ移動される熱は放熱フィンを通じて排熱することができる。
○ 上記の第3実施形態では、バッテリ熱交換器を介してバッテリとペルチェユニットとの熱交換を行う構成としたが、例えば、バッテリにペルチェユニットを直接取り付ける構成としてもよい。この場合、バッテリがペルチェユニットに熱的に直接連結され、バッテリ熱交換器が不要となる。単一のバッテリに対して複数のバッテリ温度調整装置を用いてバッテリの冷却と暖機を行うようにしてもよい。
○ 第2の実施形態において、第4の実施形態に説明した低温温度域(10℃以下)の範囲で融点を持つ潜熱タイプの蓄熱材料を使用しても良い。この場合には、蓄熱ユニットがペルチェユニットに直接取り付けられているので、蓄熱ユニット側熱媒体回路を設け、熱媒体を介して蓄熱ユニットとペルチェユニットとの熱交換を行うよりも熱交換の効率に優れる。
○ 第3の実施形態において、第4の実施形態に説明した低温温度域(10℃以下)の範囲で融点を持つ潜熱タイプの蓄熱材料を使用しても良い。この場合には、バッテリ熱交換器がペルチェユニット21に直接取り付けられているので、バッテリ側熱媒体回路を設け、熱媒体を介してバッテリとペルチェユニットとの熱交換を行うよりも熱交換の効率に優れる。
○ 上記の第4の実施形態では、潜熱タイプの蓄熱体として水を用いたが、蓄熱材料は、水以外に使用可能な物質として、テトラデカン(化学式C1430)を用いても良い。テトラデカンは炭化水素の一種である。
○ 上記の各実施形態では、潜熱タイプの蓄熱体を用いるとして説明したが、顕熱タイプの蓄熱体を使用しても良い。顕熱タイプの蓄熱体は物質の比熱を利用するもので、物質の温度を上昇、下降させるために必要な熱エネルギーを蓄熱するものであり、例えば、水、煉瓦などを利用することが可能である。また、潜熱タイプの蓄熱体と顕熱タイプの蓄熱体とを共用しても構わない。
10 電気自動車
13 バッテリ
20、50、60、70 バッテリ温度調整装置
21 ペルチェユニット
22 ユニット本体部
23 第1熱面部
24 第2熱面部
25 蓄熱ユニット
27 バッテリ側熱媒体回路
28、61 バッテリ熱交換器
31 蓄熱ユニット側熱媒体回路
33、53 放熱用熱交換器
40 コントローラ
41 バッテリ温度センサ
43 蓄熱体温度センサ
51 放熱用熱媒体回路
M 蓄熱体

Claims (5)

  1. バッテリと、
    熱電変換素子を有する熱電変換ユニットと、
    蓄熱体を有する蓄熱ユニットと、を備えたバッテリ温度調整装置であって、
    前記熱電変換ユニットは、
    前記熱電変換素子の一面側に形成された第1熱面部と、
    前記熱電変換素子の他面側に形成された第2熱面部とを有し、
    前記第1熱面部には前記バッテリが熱的に連結され、
    前記第2熱面部には前記蓄熱ユニットが熱的に連結されたことを特徴とするバッテリ温度調整装置。
  2. 前記第1熱面部と前記バッテリとの間を熱媒体が循環するバッテリ側熱媒体回路を備え、
    前記第1熱面部および前記バッテリが前記バッテリ側熱媒体回路に熱的に連結されたことを特徴とする請求項1記載のバッテリ温度調整装置。
  3. 前記第2熱面部と前記蓄熱ユニットとの間を熱媒体が循環する蓄熱ユニット側熱媒体回路を備え、
    前記第2熱面部および前記蓄熱ユニットが前記蓄熱ユニット側熱媒体回路に熱的に連結されたことを特徴とする請求項1又は2記載のバッテリ温度調整装置。
  4. 前記蓄熱ユニット側熱媒体回路は、前記第2熱面部と前記蓄熱ユニットを接続する一対の接続流路を有し、
    前記接続流路のいずれか一方にバイパス流路を備え、前記バイパス流路には熱媒体の熱を放熱する放熱用熱交換器が熱的に連結されたことを特徴とする請求項3記載のバッテリ温度調整装置。
  5. 前記バッテリの冷却時に前記第2熱面部から放熱された熱を前記蓄熱ユニットに蓄熱し、
    前記バッテリの加熱時に蓄熱状態の前記蓄熱ユニットの熱を前記第2熱面部で吸熱することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のバッテリ温度調整装置。
JP2012019377A 2011-04-28 2012-02-01 バッテリ温度調整装置 Pending JP2012238571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012019377A JP2012238571A (ja) 2011-04-28 2012-02-01 バッテリ温度調整装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011100748 2011-04-28
JP2011100748 2011-04-28
JP2012019377A JP2012238571A (ja) 2011-04-28 2012-02-01 バッテリ温度調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012238571A true JP2012238571A (ja) 2012-12-06

Family

ID=47461284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012019377A Pending JP2012238571A (ja) 2011-04-28 2012-02-01 バッテリ温度調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012238571A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140084487A (ko) * 2012-12-26 2014-07-07 현대모비스 주식회사 차량용 전지셀 모듈 어셈블리
GB2527388A (en) * 2015-01-27 2015-12-23 Daimler Ag Battery assembly for a vehicle and method for operating a battery assembly
EP3753851A3 (en) * 2019-06-21 2021-03-03 Hamilton Sundstrand Corporation Thermal regulation of batteries
JP2021111478A (ja) * 2020-01-08 2021-08-02 マツダ株式会社 温度調整装置
JP2022132824A (ja) * 2021-03-01 2022-09-13 マツダ株式会社 温度調整装置
US11749851B2 (en) 2019-03-20 2023-09-05 Hamilton Sundstrand Corporation Thermal regulation of batteries

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140084487A (ko) * 2012-12-26 2014-07-07 현대모비스 주식회사 차량용 전지셀 모듈 어셈블리
KR102021150B1 (ko) * 2012-12-26 2019-09-11 현대모비스 주식회사 차량용 전지셀 모듈 어셈블리
GB2527388A (en) * 2015-01-27 2015-12-23 Daimler Ag Battery assembly for a vehicle and method for operating a battery assembly
US11749851B2 (en) 2019-03-20 2023-09-05 Hamilton Sundstrand Corporation Thermal regulation of batteries
EP3753851A3 (en) * 2019-06-21 2021-03-03 Hamilton Sundstrand Corporation Thermal regulation of batteries
JP2021111478A (ja) * 2020-01-08 2021-08-02 マツダ株式会社 温度調整装置
JP7434903B2 (ja) 2020-01-08 2024-02-21 マツダ株式会社 温度調整装置
JP2022132824A (ja) * 2021-03-01 2022-09-13 マツダ株式会社 温度調整装置
JP7447846B2 (ja) 2021-03-01 2024-03-12 マツダ株式会社 温度調整装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012238571A (ja) バッテリ温度調整装置
JP2014103005A (ja) 電池パック及び車両用暖房装置
KR101526389B1 (ko) 전기차용 배터리의 열관리 장치
CA3002855C (en) Vehicle temperature control system
CN205028983U (zh) 动力电池和具有它的汽车
WO2018047539A1 (ja) 機器温調装置
JP2013119259A (ja) 車載用バッテリ温度調整装置
US20140311704A1 (en) Cooling Apparatus
JP6079417B2 (ja) 温度調整システム
EP2316675A1 (en) Air conditioner
KR20200021654A (ko) 차량용 배터리 냉각 장치
US10749229B2 (en) Arrangement for tempering a battery, vehicle, and methods for heating and cooling a battery
CN109585729A (zh) 一种控温式动力电池包
US20120148886A1 (en) Battery system for a motor vehicle having at least one electrochemical cell and at least one latent heat accumulator
JP2017105290A (ja) 駆動用バッテリの温度調整装置
JPH11313406A (ja) ハイブリッド車の冷却装置
WO2022036608A1 (zh) 蓄热装置、换热装置、控制方法、控制部件以及热管理系统
JP2015015208A (ja) 電池モジュール、電池モジュールを有する電源装置、及び電池モジュールの温度管理方法
JP2010260528A (ja) 車両用空調装置
JP2008103108A (ja) 電池の保温システム、電池を動力源とする自動車
KR101335277B1 (ko) 태양열 발전 시스템에 사용되는 축열조, 이에 사용되는 태양열 발전기 및 이를 포함하는 태양열 발전 시스템
US9283850B2 (en) Semiconductor device and cooling system for semiconductor device
JP4396351B2 (ja) 熱電発電装置
JP2013157295A (ja) バッテリ温度調整装置
JP2013101772A (ja) 電池温度調節システム