JP2012235972A - ミシン糸調子装置およびミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】糸調子バネのバネ力を調整させるのに有利なミシン糸調子装置を提供する。
【解決手段】ミシン糸調子装置1は、第2糸調子皿32を第1糸調子皿31に向けて付勢させて糸張力を調整させるバネ力を有する糸調子バネ4と、糸調子バネ4のバネ力の強弱の度合を調整させるバネ力調整方向に沿って移動可能な可動体5とをもつ。回転体6は、回転に伴い可動体5をバネ力調整方向(矢印X方向)に沿って移動させる変換機構をもつ円筒部66と、円筒部66の内周壁において回転中心に対して所定のピッチ円直径で形成された複数の内歯とをもつ。糸調子ダイヤル7は、回転に伴い外歯および内歯の噛み合いにより減速させつつ回転体6に伝達させて回転体6を共通方向に回転させる。
【選択図】図1

Description

本発明はミシン糸調子装置およびミシンに関する。
特許文献1は糸張力を調整させるミシン糸調子装置を示す。この装置は、第1糸調子皿と、第2糸調子皿と、第2糸調子皿を第1糸調子皿に向けて付勢させて糸張力を調整させるバネ力を有する糸調子バネと、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を調整させる糸調子ダイヤルと、糸調子ダイヤルに設けられ糸調子バネを調整可能なバネ力調整カムと、バネ力調整カムに追従移動することで糸調子バネのバネ力を調整可能な伝達板と、伝達板に螺合し糸調子バネの他端部を受ける第1調整部材とを有する。
また特許文献2は糸張力を調整させるミシン糸調子装置を示す。この装置は、上糸に作用する張力を調整する糸調子ダイヤルと、糸調子ダイヤルに形成され糸調子バネのバネ力を調整可能なバネ力調整カムとを有する。ユーザが手動で糸調子ダイヤルを回転させることにより所望の張力を得ることができる。
特開2008−264065号公報 特開平6−154454号公報
縫製物に応じて所望の糸張力を得るためには、ユーザがダイヤルを手動で回転させることにより、糸張力を変化させることが必要である。縫製物の厚みが薄いときには、糸張力を小さくさせることが好ましい。縫製物の厚みが厚いときには、糸張力を増加させることが好ましい。糸張力を増加させるためには、糸調子バネのバネ定数を高めることが好ましい。しかし糸調子バネのバネ定数を高めると、糸調子ダイヤルの回転トルクが大きくなり、ユーザは、糸調子ダイヤルの回転操作を重く感じ、糸調子ダイヤルの回転操作に違和感を感じる。糸調子ダイヤルの径サイズを増加すれば、糸調子ダイヤルの回転操作の違和感が軽減されるが、ミシンデザイン性を考慮すると、糸調子ダイヤルの径の大型化には限界がある。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、糸調子バネのバネ定数を高めるときであっても、糸調子ダイヤルの径サイズの大型化を抑制させつつ、糸調子バネのバネ力を微調整させるのに有利なミシン糸調子装置およびミシンを提供することを課題とする。
(1)本発明の様相1に係るミシン糸調子装置は、ミシンに設けられ糸張力を調整させるミシン糸調子装置であって、(i)第1糸調子皿と、(ii)第1糸調子皿とで糸を挟むように第1糸調子皿に対面する第2糸調子皿と、(iii)第1糸調子皿および第2糸調子皿が互いに接近する方向に第2糸調子皿を第1糸調子皿に向けて付勢させて糸張力を調整させるバネ力を有する糸調子バネと、(iv)糸調子バネのバネ力の強弱の度合を調整させるバネ力調整方向に沿って移動可能な可動体と、(v)回転中心の回りを回転可能に設けられ、円筒部と、回転に伴い可動体をバネ力調整方向に沿って移動させる変換機構と、円筒部の内周壁において回転中心に対して所定のピッチ円直径で形成された複数の内歯とをもつ回転体と、(vi)ユーザの回転操作により回転体に対して回転可能に設けられ、回転体の内歯のピッチ円直径Dinよりも小さなピッチ円直径Doutで形成され回転体の内歯に噛み合い可能な複数の外歯をもち、且つ、回転に伴い外歯および内歯の噛み合いによりトルクを減速させつつ回転体に伝達させて回転体を共通方向に回転させる糸調子ダイヤルとを具備することを特徴とする。
回転体が回転されると、回転体の回転は変換機構により可動体をバネ力調整方向に沿って移動させる。これにより糸調子バネのバネ力の強弱の度合は調整され、第1糸調子皿と第2糸調子皿とで糸を挟む力が調整され、ひいては糸張力が調整される。
ユーザにより糸調子ダイヤルが回転操作されると、糸調子ダイヤルと共に外歯が回転する。すると、回単体のうち外歯と噛み合う内歯が回転体の回転中心を中心として回転する。ここで、糸調子ダイヤルの外歯のピッチ円直径Doutは、回転体の内歯のピッチ円直径Dinよりも小さくされている。従って外歯の歯数Noutは、回転体の内歯の歯数Ninよりも小さくされている。このため糸調子ダイヤルが駆動源となり、糸調子ダイヤルの外歯と回転体の内歯とが噛み合うとき、減速機構が構成される。従って、ユーザが糸調子ダイヤルの回転操作するとき、糸調子ダイヤルのトルクを減速させつつ回転体に伝達させることができる。前述したように回転体が回転されると、回転体の回転は変換機構により可動体をバネ力調整方向に沿って移動させ、これにより糸調子バネのバネ力の強弱の度合を調整し、第1糸調子皿と第2糸調子皿とで糸を挟む力を調整し、ひいては糸張力を調整させる。
このような本発明によれば、糸調子ダイヤルが駆動源となり、糸調子ダイヤルの外歯と回転体の内歯とが噛み合うとき、減速機構が構成されるため、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を微調整させ、第1糸調子皿と第2糸調子皿とで糸を挟む力を微調整させ、ひいては糸張力を微調整させることができる。この場合、減速機構が設けられていない場合に比較して、即ち、ユーザが回転体を直接回転させる場合に比較して、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を効率よく調整させることができる。
ところで小さな糸張力から大きな糸張力まで得るためには、バネ定数が高い糸調子バネをできるだけ使用することが好ましい。更に、布等の被縫製物の厚みが厚い場合には、糸張力を増加させるために、糸調子バネのバネ定数を高めことが好ましい。しかしこの場合、ユーザが操作する糸調子ダイヤルの回転トルクが大きくなる。更に糸調子ダイヤルを微量回転操作しただけでも、糸調子バネのバネ力の強弱の度合の変動が大きくなり、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を微調整させるには必ずしも容易ではない。即ち、第1糸調子皿と第2糸調子皿とで糸を挟む力を微調整させるには、必ずしも容易ではない。ひいては糸張力を微調整させるには必ずしも容易ではない。この点本発明によれば、糸調子ダイヤルが駆動源となり、糸調子ダイヤルの外歯と回転体の内歯とが噛み合うとき、減速機構が構成されるため、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を微調整させ、第1糸調子皿と第2糸調子皿とで糸を挟む力を微調整させ、ひいては糸張力を微調整させることができる。この場合、糸調子バネのバネ定数が高い場合であっても、減速機構が設けられていない場合に比較して、即ち、ユーザが回転体を直接回転させる場合に比較して、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を効率よく調整させることができる。
(2)本発明の様相2に係るミシン糸調子装置によれば、上記様相において、糸調子ダイヤルは、ユーザが回転操作する外筒部と、外筒部に対して同軸的に設けられ外歯を有する内筒部で形成されたギヤとを有することを特徴とする。この場合、ユーザが糸調子ダイヤルを回転操作させれば、糸調子ダイヤルの外歯と回転体の内歯とが噛み合い、減速機構が構成されるため、可動体の位置を微調整できる。このため、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を微調整させ、第1糸調子皿と第2糸調子皿とで糸を挟む力を微調整させ、ひいては糸張力を微調整させるのに有利となる。
(3)本発明の様相3に係るミシン糸調子装置によれば、上記様相において、糸調子ダイヤルはこれの回転中心が回転体の回転中心に対して偏心するように設けられており、糸調子ダイヤルの外筒部の軸端面は、回転体で隠蔽される隠蔽面部分と、回転体から露出する露出面部分とを有することを特徴とする。この場合、糸調子ダイヤルはこれの回転中心が回転体の回転中心に対して偏心しているため、ユーザは、糸調子ダイヤルと回転体とを視覚的または操作的に混同することが抑えられる。糸張力の強弱の度合を調整させる表示部を糸調子ダイヤルの軸端面に形成すれば、ユーザは、糸調子ダイヤルの露出面部分の表示部を視覚的に認識できる。
(4)本発明の様相4に係るミシン糸調子装置によれば、上記様相において、糸調子ダイヤルの軸端面は、糸張力の強弱の度合を示す表示部を備えており、糸張力の強弱の度合を示す表示部の方向と、糸調子ダイヤルの回転方向とが共通であることを特徴とする。ユーザによる糸調子ダイヤルの回転操作に伴い、糸調子ダイヤルの軸端面は、回転体で隠蔽される隠蔽面部分から、回転体から露出する露出面部分に切り替わることができる。このため、糸調子ダイヤルの軸端面に、糸張力の強弱の度合を示す表示部が形成されていれば、ユーザは、露出面部分に表示されている表示部を視覚的に認識でき、糸張力の強弱の度合を表示部で視覚的に認識できる。この場合、糸張力の強弱の度合を示す表示部の方向と、糸調子ダイヤルの回転方向とが共通であるため、ユーザは、違和感を感じることなく、糸張力の強弱の度合を調整できる。
(5)本発明の様相5に係るミシンは、糸張力を調整させるミシン糸調子装置を備えるミシンであって、ミシン糸調子装置は、(i)第1糸調子皿と、(ii)第1糸調子皿とで糸を挟むように第1糸調子皿に対面する第2糸調子皿と、(iii)第1糸調子皿および第2糸調子皿が互いに接近する方向に第2糸調子皿を第1糸調子皿に向けて付勢させて糸張力を調整させるバネ力を有する糸調子バネと、(iv)糸調子バネのバネ力の強弱の度合を調整させるバネ力調整方向に沿って移動可能な可動体と、(v)回転中心の回りを回転可能に設けられ、円筒部と、回転に伴い可動体をバネ力調整方向に沿って移動させる変換機構と、円筒部の内周壁において回転中心に対して所定のピッチ円直径で形成された複数の内歯とをもつ回転体と、(vi)ユーザの回転操作により回転体に対して回転可能に設けられ、回転体の内歯のピッチ円直径Dinよりも小さなピッチ円直径Doutで形成され回転体の内歯に噛み合い可能な複数の外歯をもち、且つ、回転に伴い外歯および内歯の噛み合いによりトルクを減速させつつ回転体に伝達させて回転体を共通方向に回転させる糸調子ダイヤルとを具備することを特徴とする。
様相1と同様の作用が得られる。すなわち、ユーザが糸調子ダイヤルを回転操作し、糸調子ダイヤルが駆動源となり糸調子ダイヤルの外歯と回転体の内歯とが噛み合うとき、減速機構が構成されるため、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を微調整させ、第1糸調子皿と第2糸調子皿とで糸を挟む力を微調整させ、ひいては糸張力を微調整させることができる。この場合、糸調子バネのバネ定数が高い場合であっても、減速機構が設けられていない場合に比較して、即ち、ユーザが回転体を直接回転させる場合に比較して、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を効率よく調整させることができる。
本発明によれば、ユーザが糸調子ダイヤルを回転操作して、糸調子ダイヤルの外歯と回転体の内歯とが噛み合うとき、減速機構を構成するため、可動体の位置を微調整でき、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を微調整させ、ひいては糸張力の強弱の度合を微調整させることができる。このように減速機構が設けられているため、減速機構が設けられていない場合に比較して、即ち、ユーザが回転体を直接回転させる場合に比較して、糸調子バネのバネ定数が高いときであっても、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を効率よく調整させることができる。しかも糸調子ダイヤルを回転操作させるトルクを低減でき、ユーザが糸調子ダイヤルを重く感じることが抑制される。
更に本発明によれば、糸調子バネのバネ定数が高い場合であっても、減速機構が設けられていない場合に比較して、即ち、ユーザが回転体を直接回転させる場合に比較して、糸調子ダイヤルを回転操作させるトルクを小さく抑えることができるため、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を効率よく調整させることができる。
糸調子装置の斜視図である。 糸調子装置の回転体の内歯と糸調子ダイヤルの外歯との噛み合い状態を示す図である。 回転体の変換機構を模式的に示す図である。 適用形態を示し、糸調子装置を有するミシンの正面図である。
第1糸調子皿および第2糸調子皿は、糸を挟んで糸張力を調整させる。糸調子バネは、第1糸調子皿および第2糸調子皿が互いに接近する方向に第2糸調子皿を第1糸調子皿に向けて付勢させて糸張力を調整させるバネ力を有する。可動体は、糸調子バネのバネ力の強弱の度合を調整させるバネ力調整方向に沿って移動可能とされている。回転体は、回転中心の回りを回転可能に設けられており、回転に伴い可動体をバネ力調整方向に沿って移動させる変換機構をもつ。回転体は、変換機構をもつ円筒部と、円筒部の内周壁において回転中心に対して所定のピッチ円直径で形成された複数の内歯とをもつ。糸調子ダイヤルは、ユーザの回転操作により回転体に対して回転可能に設けられており、回転体の内歯のピッチ円直径Dinよりも小さなピッチ円直径Doutで形成され回転体の内歯に噛み合い可能な複数の外歯をもつ。ユーザが糸調子ダイヤルを回転操作させると、外歯および内歯の噛み合いにより糸調子ダイヤルの回転速度を減速させつつ、回転体に伝達させて回転体を糸調子ダイヤルの回転と共通する方向に回転させる。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態について図1から図3を参照しつつ説明する。図1に示すように、ミシン糸調子装置1は糸張力を調整させるものであり、ミシン本体2に取り付けられたブラケット240(一部のみ図示)に保持されている。ミシン糸調子装置1は、第1糸調子皿31と、第1糸調子皿31とで糸を挟むように第1糸調子皿31に対面する第2糸調子皿32と、軸40の外周側にほぼ同軸的に設けられたコイルバネで形成された糸調子バネ4と、可動体5と、回転体6と、糸調子ダイヤル7とを有する。
第1糸調子皿31は、ミシン本体2に固定されている。第2糸調子皿32は、第1糸調子皿31とで糸を挟むように第1糸調子皿31に対面するように設けられている。糸調子バネ4は、第2糸調子皿32を第1糸調子皿31に向けて接近させる方向に第2糸調子皿32を第1糸調子皿31に向けて矢印X1方向に付勢させる。これにより糸張力を調整させる。糸調子バネ4と可動体5との間には、指掛け用の凹凸部80を外周部にもつ糸調子ナット8が介在する。工業製品である糸調子バネ4のバネ力は微小レベルではばらつきおそれがある。このため出荷時等において、製造者等は糸調子ナット8をこれの軸心回りで回動すれば、糸調子バネ4のバネ力を調整できる。
糸調子板として機能する可動体5は、糸調子バネ4のバネ力の強弱の度合を調整させるバネ力調整方向(矢印X方向)に沿って移動可能とされている。図1に示すように、回転体6は、第1回転中心60となる軸60mを中心として周方向(矢印A1,A2方向)に回転可能に設けられている。回転体6は、回転に伴い可動体5をバネ力調整方向(矢印X方向)に沿って移動させる変換機構62をもつ。回転体6がこれの周方向(矢印A1,A2方向)に沿って回転されると、回転体6の回転は、変換機構62により可動体5をバネ力調整方向(矢印X方向)に沿って移動させる。これにより糸調子バネ4のバネ力の強弱の度合は調整され、第1糸調子皿31と第2糸調子皿32とで糸を挟む力が調整され、ひいては上糸の糸張力が調整される。
更に説明を加える。図3に示すように、変換機構62は、回転体6の第1回転中心60に対して一端部63eから他端部63fにかけて渦巻状に形成されたカム溝63と、カム溝63に沿って相対的に案内される従動子65とを有する。従動子65は可動体5に一体的に設けられているため、可動体5と共に矢印X方向に変位できるものの回転しない。図3に示すように、第1回転中心60とカム溝63との距離Lは、一端部63eから他端部63fにかけて次第に増加するように、カム溝63は第1回転中心60に対して渦巻き状に形成されている。ここで図3に示すように、カム溝63の径内側の一端部63eと第1回転中心60との距離L1とされている。カム溝63の径外側の他端部63fと回転中心との距離L2(L2>L1)とされている。回転体6がこれの第1回転中心60の回りで一方向(矢印A1方向)に回転すると、カム溝63が第1回転中心60を中心として回転体6と同じ方向に回転するため、従動子65がカム溝63に係合しつつ案内されて矢印X1方向に移動し、これにより可動体5は矢印X1方向に移動する。この結果、糸調子バネ4は矢印X1方向に圧縮され、糸調子バネ4のバネ力は強くなり、第1糸調子皿31および第2糸調子皿32の圧接力が増加し、上糸の糸張力は強くなる。
これに対して、図3から理解できるように、回転体6が第1回転中心60の回りで他方向(矢印A2方向)に回転すると、カム溝63が回転体6と共に第1回転中心60の回りで同方向に回転するため、従動子65がカム溝63に係合しつつ案内されて矢印X2方向に移動し、これにより糸調子バネ4のバネ力により可動体5は矢印X2方向に移動する。この場合、糸調子バネ4は自身のバネ力により矢印X2方向に伸長され、この結果、糸調子バネ4のバネ力は弱くなり、第1糸調子皿31および第2糸調子皿32の圧接力が減少し、上糸の糸張力は弱くなる。
本実施形態によれば、図2に示すように、回転体6は、外周面66sをもつ円筒部66と、円筒部66の内周壁において周方向に並設された複数の内歯67とをもつ。図2に示すように、内歯67は、回転体6の第1回転中心60の回りを1周するように円筒部66の内周部において全周にわたり形成されている。図2に示すように、内歯67のピッチ円直径はDinで示される。内歯67のピッチ円直径Dinは、減速比などを考慮して、糸調子ダイヤル7の外径DAよりも大きい。但しこれに限定されるものではない。
糸調子ダイヤル7は、ユーザの回転操作により軸70mの第2回転中心70回りで回転可能とされており、糸調子装置1の全体を保持するミシン本体2のブラケット240(図1参照)に保持されている。糸調子ダイヤル7は、指先の摩擦係合等のために周方向(矢印B1,B2方向)に延設された凹凸部71をもつ外筒部72と、外筒部72に同軸的に設けられた内筒部73で形成されたギヤ74と、内筒部73と外筒部72とを繋ぐ軸端面75(図1参照)とを有する。図2に示すように、ギヤ74は、回転体6の内歯67に噛み合い可能な複数の外歯77をもつ。ギヤ74の外歯77のピッチ円直径Doutは、減速のため、回転体6の内歯67のピッチ円直径Dinよりも小さくされている(Dout<Din)。
図2から理解できるように、ユーザにより糸調子ダイヤル7がこれの周方向に回転操作されると、外歯77および内歯67の噛み合いにより、糸調子ダイヤル7の回転速度を減速させつつ回転体6に伝達させ、且つ、回転体6を糸調子ダイヤル7の回転方向と共通する方向に回転させる。従って、図1および図2から理解できるように、糸調子ダイヤル7が矢印B1方向に回転操作されるときには、回転体6は、糸調子ダイヤル7の回転方向(矢印B1方向)と共通する矢印A1方向に回転する。また、糸調子ダイヤル7が矢印B2方向に回転操作されるときには、回転体6は、糸調子ダイヤル7の回転方向(矢印B2方向)と共通する矢印A2方向に回転する。
すなわち本実施形態によれば、図2から理解できるように、ユーザにより糸調子ダイヤル7が第2回転中心70まわりで矢印B1方向に回転操作されると、糸調子ダイヤル7のギヤの外歯77が連動して回転し、外歯77と噛み合う内歯67が回転体6の第1回転中心60を中心として矢印A1方向に回転する。この結果、可動体5および糸調子ナット8が矢印X1方向に移動し、糸調子バネ4を同方向に変位させ第2糸調子皿32を第1糸調子皿31に接近させ、上糸の糸張力を強めに調整させる。
また、ユーザにより糸調子ダイヤル7が第2回転中心70まわりで矢印B2方向に回転操作されると、糸調子ダイヤル7のギヤの外歯77が連動して回転し、外歯77と噛み合う内歯67が回転体6の第1回転中心60を中心として矢印A2方向に回転する。この結果、可動体5および糸調子ナットが矢印X2方向に移動し、糸調子バネ4を同方向に変位させ第2糸調子皿32を第1糸調子皿31から離間させ、糸張力を弱めに調整させる。
ここで、図2から理解できるように、糸調子ダイヤル7の外歯77のピッチ円直径Doutは、回転体6の内歯67のピッチ円直径Dinよりも小さくされている(Dout<Din)。従って、外歯77の歯数Noutは、回転体6の内歯67の歯数Ninよりも小さくされている(Nout<Nin)。このためユーザにより糸調子ダイヤル7が回転操作されるとき、糸調子ダイヤル7の外歯77と回転体6の内歯67とが噛み合い、糸調子ダイヤル7の回転速度を回転体6に減速させて伝達させる減速機構79が形成される。従って、ユーザが糸調子ダイヤル7を回転操作させるとき、糸調子ダイヤル7の回転を減速させつつ回転体6に伝達させることができる。更に減速機構が設けられているため、ユーザが糸調子ダイヤル7の回転操作を重く感じることが抑制される。
ここで本実施形態によれば、ユーザが回転体6を直接的に回転操作すれば、回転体6は糸張力を粗調整させる機能を示す。ユーザが糸調子ダイヤル7を直接的に回転操作すれば、糸調子ダイヤル7は糸張力を微調整させる機能を示す。ここで、糸張力を調整させるに当たり、回転体6の回転方向と糸調子ダイヤル7の回転方向とを共通方向とさせているため、仮にユーザが回転体6と糸調子ダイヤル7とを混同して過誤操作したとしても、糸張力の粗調整と微調整との差異だけであり、糸張力の強弱の度合を調整させる方向の差異はないため、操作性が確保される。
前述したように、回転体6が回転されると、その回転に伴い、回転体6の回転は変換機構62により可動体5をバネ力調整方向(矢印X1,X2方向)に沿って移動させ、これにより糸調子バネ4のバネ力の強弱の度合を調整し、第1糸調子皿31と第2糸調子皿32とで糸を挟む力を調整し、ひいては糸張力を調整させることができる。このような本実施形態によれば、糸調子ダイヤル7の外歯77と回転体6の内歯67とが噛み合うときにおいて減速機構79が形成される。このため、糸調子バネ4のバネ力の強弱の度合を微調整させることができ、第1糸調子皿31と第2糸調子皿32とで糸を挟む力を微調整させ、ひいては糸張力を微調整させることができる。この場合、減速機構79が設けられていない場合に比較して、即ち、ユーザが回転体6を直接回転させる場合に比較して、小さなトルクで回転体6を回転できるため、可動体5を容易に且つ高精度で移動させることができ、糸調子バネ4のバネ力の強弱の度合を効率よく調整させ、糸張力を微調整させることができる。
更に図2に示すように、糸調子ダイヤル7の外筒部72の外径DAは、糸調子ダイヤル7のギヤ74の外歯77のピッチ円直径Doutに対して大きく設定されている。この場合、ユーザが周方向において糸調子ダイヤル7の外筒部72を回転させる回転距離に対して、ギヤ74の外歯77の回転距離は小さくなる。この意味ににおいても糸張力微調整用の減速機構を形成できる。
ところで、小さな糸張力から大きな糸張力まで得るためには、バネ定数が高い高剛性の糸調子バネ4を使用することが好ましい。更に、布等の被縫製物の厚みが厚い場合には、糸張力を増加させるために糸調子バネ4のバネ定数を高めて糸調子バネ4を硬くさせることが好ましい。しかしながら糸調子バネ4のバネ定数が高い場合には、糸調子ダイヤルの回転トルクが過剰に大きくなる傾向があり、ユーザが糸調子ダイヤル7の回転操作を重く感じ、違和感の要因となる。更に、糸調子ダイヤルを回転操作させただけでも、糸調子バネ4のバネ力の強弱の度合の変動が敏感に大きく変動し、糸調子バネ4のバネ力の強弱の度合を微調整させるには必ずしも容易ではない。ひいては、糸張力を微調整させるには必ずしも容易ではない。更に、糸調子バネ4のバネ定数を高めつつ微調整させるためには、可動体5の矢印X方向におけるストロークを増加させる必要があるが、可動体5の矢印X方向におけるサイズが大型化してしまい、ミシンデザインを損なう不具合がある。
この点本実施形態によれば、糸調子ダイヤル7がユーザにより回転操作されるとき、糸調子ダイヤル7の外歯77と回転体6の内歯67とが噛み合うとき、糸調子ダイヤル7の回転速度を減速させて回転体6に伝達させる減速機構79が形成されるため、糸調子バネ4のバネ定数を高くした場合であっても、ユーザが糸調子ダイヤル7を回転操作させるトルクを小さくでき、糸調子ダイヤル7の回転操作を重く感じることが抑制され、更に、糸調子バネ4のバネ力の強弱の度合を容易に微調整させることができる。よって第1糸調子皿31と第2糸調子皿32とで糸を挟む力を微調整させ、ひいては糸張力を微調整させることができる。
このため本実施形態によれば、糸調子バネ4のバネ定数が高い場合であっても、減速機構79が設けられていない場合に比較して、即ち、ユーザが回転体6を直接回転させる場合に比較して、糸調子バネ4のバネ力の強弱の度合を効率よく調整させることができる。このように糸調子バネ4のバネ定数が高いときでも支障がないことから、糸調子バネ4のバネ定数を高めつつ、糸調子バネ4の軸長方向等の小型化を図ることができる。勿論、ユーザが糸張力を粗調整したい場合には、ユーザは回転体6を直接的に回転操作させれば良い。
本実施形態によれば、図1に示すように、糸調子ダイヤル7は、外筒部72および内筒部73を連結させる連結部としての軸端面75を回転体6側に有する。図2から理解できるように、糸調子ダイヤル7は、第2回転中心70が回転体6の第1回転中心60に対して上側(矢印U方向側)に偏心するように設けられている。そして、糸調子ダイヤル7の外筒部72の軸端面75は、回転体6で隠蔽される隠蔽面部分75aと、回転体6から露出する露出面部分75cとを有する。このように糸調子ダイヤル7および回転体6は互いに隣設されつつも、糸調子ダイヤル7は回転体6の第1回転中心60に対して偏心して配置されているため、ユーザは、糸調子ダイヤル7と回転体6とを視覚的に区別でき、両者を混同して操作してしまう不具合が抑えられる。殊に、糸調子ダイヤル7は、上側(矢印U方向側)に偏心して設けられているため、ユーザは糸調子ダイヤル7を操作させ易い利点が得られる。
更に本実施形態によれば、図1に示すように、回転体6の軸端面68は外方に露出しており、上糸の糸張力の粗調整用の強弱の度合を示す表示部69を備えている。表示部69によって、糸張力の粗調整用の強弱の度合をユーザは認識することができる。しかも、糸張力の強弱の度合を示す表示部69の方向と、回転体6の回転操作方向とは共通している。すなわち、糸張力を強くすべく回転体6を矢印A1方向に回転操作させると、表示部69は糸張力の強い度合を示す。このため、ユーザは違和感を感じることなく、張力粗調整用の回転体6を回転操作することができる。
加えて本実施形態によれば、図1に示すように、糸調子ダイヤル7の軸端面75は、上糸の糸張力の微調用の強弱の度合を示す表示部78を備えている。ユーザは、露出面部分75cの微調整用の表示部78を視覚的に認識できる。すなわち、ユーザによる糸調子ダイヤル7の回転操作に伴い、糸調子ダイヤル7の軸端面75については、回転体6で隠蔽される隠蔽面部分75aから、回転体6から露出する露出面部分75cに切り替わることができる。このため、糸調子ダイヤル7の軸端面75に形成されている糸張力の微調整用の強弱の度合を示す表示部78によって、糸張力の微調整用の強弱の度合をユーザは認識し易い。しかも糸張力の強弱の度合を示す表示部78の回転操作方向と、糸調子ダイヤル7の回転操作方向とは共通している。すなわち、糸張力を強くすべく糸調子ダイヤル7を矢印B1方向に回転操作させると、表示部78は糸張力の強い度合を示す。このため、ユーザは、違和感を感じることなく、張力微調整用の糸調子ダイヤル7を操作することができる。なお、万一、ユーザが糸調子ダイヤル7の回転操作と回転体6の回転操作とを混同して操作したとしても、表示部69,78が糸張力を強弱の度合を示す方向と、糸調子ダイヤル7および回転体6の回転方向とは共通しているため、混同による大きな弊害は抑制される。
本実施形態によれば、図1から理解できるように、回転体6の軸端面68と糸調子ダイヤル7の軸端面75とは、それぞれ同一方向に露出しており、ユーザから視認される。よって、軸端面68に形成されている糸張力粗表示用の表示部69と、軸端面75に形成されている糸張力微表示用の表示部78は、同一方向に露出しており、ユーザから容易に視認される。
(適用形態)
図4は適用形態を示す。ミシンのミシン本体2は、ベッド部22と、ベッド部22の一端部から上方に延びる縦アーム部23と、縦アーム部23の上部から水平方向に延びる横アーム部24と、針を取り付ける針棒25と、押さえ棒の昇降を操作する押さえ上げレバー26とをもつ。横アーム部24のブラケット240には、ユーザが上糸の張力を調整させるために操作する糸調子装置1が設けられている。
(その他)
前記した実施形態によれば、回転体6の回転運動を可動体5の直動に変換させる変換機構62は、カム溝63を用いているが、これに限らず、円筒カム等の他のカムでも良く、要するに回転体6の回転運動を可動体5の直進運動に変更できるものでああれば良い。糸調子ダイヤル7は、上側(矢印U方向側)に偏心して設けられているが、ミシン正面に対向するユーザ側に突出していても良い。本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。
1はミシン糸調子装置、2はミシン本体、240はブラケット、31は第1糸調子皿、32は第2糸調子皿、4は糸調子バネ、5は可動体、6は回転体、60は第1回転中心、62は変換機構、63はカム溝、65は従動子、67は内歯、68は軸端面、69は表示部、7は糸調子ダイヤル、70は第2回転中心、8は糸調子ナット、75は軸端面、75aは隠蔽面部分、75cは露出面部分、77は外歯、78は表示部、79は減速機構を示す。

Claims (5)

  1. ミシンに設けられ糸張力を調整させるミシン糸調子装置であって、
    第1糸調子皿と、
    前記第1糸調子皿とで糸を挟むように前記第1糸調子皿に対面する第2糸調子皿と、
    前記第1糸調子皿および前記第2糸調子皿が互いに接近する方向に前記第2糸調子皿を前記第1糸調子皿に向けて付勢させて糸張力を調整させるバネ力を有する糸調子バネと、
    前記糸調子バネのバネ力の強弱の度合を調整させるバネ力調整方向に沿って移動可能な可動体と、
    回転中心の回りを回転可能に設けられ、円筒部と、回転に伴い前記可動体を前記バネ力調整方向に沿って移動させる変換機構と、前記円筒部の内周壁において回転中心に対して所定のピッチ円直径で形成された複数の内歯とをもつ回転体と、
    ユーザの回転操作により前記回転体に対して回転可能に設けられ、前記回転体の前記内歯のピッチ円直径Dinよりも小さなピッチ円直径Doutで形成され前記回転体の前記内歯に噛み合い可能な複数の外歯をもち、且つ、回転に伴い前記外歯および前記内歯の噛み合いによりトルクを減速させつつ前記回転体に伝達させて前記回転体を共通方向に回転させる糸調子ダイヤルとを具備することを特徴とするミシン糸調子装置。
  2. 請求項1において、前記糸調子ダイヤルは、ユーザが回転操作する外筒部と、前記外筒部に対して同軸的に設けられ前記外歯を有する内筒部で形成されたギヤとを有することを特徴とするミシン糸調子装置。
  3. 請求項1または2において、前記糸調子ダイヤルは、これの回転中心が前記回転体の回転中心に対して偏心するように設けられており、前記糸調子ダイヤルの軸端面は、前記回転体で隠蔽される隠蔽面部分と、前記回転体から露出する露出面部分とを有することを特徴とするミシン糸調子装置。
  4. 請求項3において、前記糸調子ダイヤルの前記軸端面は、糸張力の強弱の度合を示す表示部を備えており、糸張力の強弱の度合を示す前記表示部の方向と、前記糸調子ダイヤルの回転方向とが共通であることを特徴とするミシン糸調子装置。
  5. 糸張力を調整させるミシン糸調子装置を備えるミシンであって、
    前記ミシン糸調子装置は、
    第1糸調子皿と、
    前記第1糸調子皿とで糸を挟むように前記第1糸調子皿に対面する第2糸調子皿と、
    前記第1糸調子皿および前記第2糸調子皿が互いに接近する方向に前記第2糸調子皿を前記第1糸調子皿に向けて付勢させて糸張力を調整させるバネ力を有する糸調子バネと、
    前記糸調子バネのバネ力の強弱の度合を調整させるバネ力調整方向に沿って移動可能な可動体と、
    回転中心の回りを回転可能に設けられ、円筒部と、回転に伴い前記可動体を前記バネ力調整方向に沿って移動させる変換機構と、前記円筒部の内周壁において回転中心に対して所定のピッチ円直径で形成された複数の内歯とをもつ回転体と、
    ユーザの回転操作により前記回転体に対して回転可能に設けられ、前記回転体の前記内歯のピッチ円直径Dinよりも小さなピッチ円直径Doutで形成され前記回転体の前記内歯に噛み合い可能な複数の外歯をもち、且つ、回転に伴い前記外歯および前記内歯の噛み合いによりトルクを減速させつつ前記回転体に伝達させて前記回転体を共通方向に回転させる糸調子ダイヤルとを具備することを特徴とするミシン。
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