JP2012232811A - パッケージ、梱包体およびその管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紙管本体2に非接触パッシブ型のICタグ1を有したパッケージであって、ICタグは紙管の中に埋め込まれているか、または、紙管の内周面または外周面に取り付けられており、炭素繊維パッケージを水平な平面に縦置きにするに際して、ICタグの下端が紙管の中央から上部になるように設置したときに、紙管上部端面とICタグの下端面との距離をr、紙管上部端面と炭素繊維の巻き端面との距離をRとしたとき、R≧rであることを特徴とする炭素繊維パッケージ。
【選択図】図1
Description
上記非接触ICタグを合成樹脂シートカバー材で覆い、紙管本体の端部内周面の紙層を切除して形成した凹部に嵌合したICタグ付き紙管にポリアクリロニトリル系繊維を前駆体とする炭素繊維束(単繊維数12000本)を紙管上部端面とICタグの下端面との距離rが15mm、紙管上部端面と炭素繊維の巻き端面との距離Rが17mm、つまりR−r=2mmになるよう巻き付け2kgのスクウェアーエンドパッケージ(紙管軸に対して端面が直角な巻形状)とした。この炭素繊維パッケージについて予めICタグのメモリ部に書き込んだ情報を読み取り装置で情報を読み取ることができるか試験を行ったところ、ICタグと読み取り装置との電波の送受信は良好で炭素繊維パッケージ50本に対して50本すべて読み取ることができた。
厚み8mmのダンボールが、最大2層重なっている梱包ケースに上記と同様の炭素繊維パッケージ12本をすべて揃って下部側紙管の端部にICタグがくるよう一段で梱包し、予めICタグのメモリ部に書き込んだ情報を、梱包ケースを開封することなく外部下部方向から読み取り装置で情報を読み取ったところ、ICタグと読み取り装置との電波の送受信は良好で梱包本数12本に対してすべての情報を読み取ることができ同様のテストを3回繰り返したところ毎回すべて読みとることができた。
上記炭素繊維パッケージにおいて紙管上部端面とICタグの下端面との距離rが15mm、紙管上部端面と炭素繊維の巻き端面との距離Rが13mm、つまりR−r=−2mm、つまりICタグと炭素繊維の巻位置が2mm重なった状態で巻き付け2kgのスクウェアーエンドパッケージ(紙管軸に対して端面が直角な巻形状)とした。この炭素繊維パッケージについて予めICタグのメモリ部に書き込んだ情報を読み取り装置で情報を読み取ることができるか試験を行ったところ、炭素繊維パッケージ10本に対して7本しか読み取れず炭素繊維の持つ電波吸収性によりICタグが正常に作動しないことがわかった。
厚み8mmのダンボールが、最大2層重なっている梱包ケースに上記と同様の炭素繊維パッケージ12本のうち6本は揃って上部側紙管の端部にICタグがくるように、残りの6本は揃って下部側紙管の端部にICタグがくるよう一段で梱包し、予めICタグのメモリ部に書き込んだ情報を、梱包ケースを開封することなく外部下部方向から読み取り装置で情報を読み取ったところ、梱包本数12本に対して下部側紙管の端部にICタグがくるよう梱包した6本のみ情報を読み取ることができ、上部側紙管の端部にICタグがくるよう梱包した6本については情報を読み取ることができず同様のテストを3回繰り返したところ毎回すべて同様の結果となった。
厚み8mmのダンボールが、最大2層重なっている梱包ケースに上記と同様の炭素繊維パッケージ12本をすべて揃って上部側紙管の端部にICタグがくるよう一段で梱包し、予めICタグのメモリ部に書き込んだ情報を、梱包ケースを開封することなく外部下部方向から読み取り装置で情報を読み取ったところ、梱包本数12本に対してすべて情報を読み取ることができず同様のテストを3回繰り返したところ毎回すべて読みとることができなかった。
上記非接触ICタグを取り付けた紙管(外径309mm、長さ1250mm)に炭素繊維プリプレグ(引張強度5GPa、弾性率230GPaの炭素繊維65質量%と、130℃硬化型エポキシ樹脂35質量%からなり、炭素繊維目付が150g/m2であるもの)をシリコーンコートした離型紙に担持し、表面にポリエチレンの保護フィルムを貼り付け、100m長さを巻き付けた。紙管一方側の端面とICタグの紙管外側端面との距離rが42mm、その紙管端面とプリプレグの巻き端面との距離Rが45mm、つまりR−r=3mmになるよう巻き付け、梱包ケースに梱包した。予めICタグのメモリ部に書き込んだ情報を梱包ケースの外から読み取り装置でICタグを貼り付けた側の側面から読みとり試験を行ったところ、ICタグと読み取り装置との電波の送受信は良好で炭素繊維プリプレグパッケージ10本に対して10本すべて読み取ることができた。一方、紙管一方側の端面とICタグの紙管外側端面との距離rを50mm、つまりR−r=−5mmになるよう巻き付け、同様に試験を行ったところ、ICタグと読み取り装置との電波の送受信は炭素繊維プリプレグパッケージ10本に対して6本しか読みとれなかった。
2.紙管本体
3.炭素繊維束または炭素繊維プリプレグ
4.梱包ケース
5.炭素繊維または炭素繊維プリプレグパッケージ梱包体
6.遠距離型ID読み取りゲート
7.ベルトコンベア
8.警報ライト
Claims (13)
- 紙管本体に非接触パッシブ型のICタグを有した炭素繊維パッケージであって、前記ICタグは紙管の中に埋め込まれているか、または、紙管の内周面または外周面に取り付けられており、炭素繊維のパッケージを水平な平面に縦置きにするに際して、ICタグの下端が紙管の中央から上部になるように設置されたときに、紙管上部端面とICタグの下端面との距離をr、紙管上部端面と炭素繊維の巻き端面との距離をRとしたとき、R≧rであることを特徴とするパッケージ。
- 紙管本体に非接触パッシブ型のICタグを有した炭素繊維プリプレグパッケージであって、前記ICタグは紙管の中に埋め込まれているか、または、紙管の内周面または外周面に取り付けられており、炭素繊維プリプレグのパッケージを水平な平面に横置きにするに際して、ICタグの両端が紙管の中央から一端側になるように設置されたときに、該紙管の一端側の端面とICタグの該紙管の一端側と反対側の端面との距離をr、該紙管の一端側の端面と炭素繊維プリプレグの巻き端面との距離をRとしたとき、R≧rであることを特徴とするパッケージ。
- 前記非接触パッシブ型のICタグは、ICタグのID情報を出力可能あるいはパッケージ固有情報を入出力可能である、請求項1または2に記載のパッケージ。
- 前記紙管は、紙管本体の端部内周面に嵌合する内筒体に前記非接触パッシブ型のICタグが取り付けられたものである、請求項1〜3のいずれかに記載のパッケージ。
- ID情報あるいはパッケージの固有情報が書き込まれたICタグと、前記固有情報を記載した製品表示ラベル両方を有する、請求項3または4に記載のパッケージ。
- 前記非接触パッシブ型のICタグは、通信する周波数帯にUHF帯を利用し、照射された電波を電力に変換しICチップの持つ情報を送信するものである、請求項1〜5のいずれかに記載のパッケージ。
- 請求項1または3〜6のいずれかに記載のパッケージが、紙管軸が垂直方向になるように梱包され、備えているICタグの設置部が梱包ケースの上部または下部に揃って梱包されていることを特徴とする梱包体。
- 請求項2〜6のいずれかに記載のパッケージが、紙管軸が水平方向になるように梱包され、備えているICタグの設置部が梱包ケースのいずれかの側部に揃って梱包されていることを特徴とする梱包体。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のパッケージの管理方法であって、炭素繊維または炭素繊維プリプレグを紙管へ巻き取った際に、トラブルが発生し規定の巻量に達しなかったあるいは規定の巻量には達しているが品質、品位もしくは外観に何らかの異常が見られたパッケージに対して、そのパッケージからなる製品の製品表示ラベルにはトラブル品であることがわかるように印をつけ、管理用コンピュータには前記と同様トラブル品であることを送信/登録することによって、ICタグのID情報と紐付けすることを特徴とする管理方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のパッケージの管理方法であって、該パッケージに取り付けられたバーコードラベルID情報、ICタグのID情報あるいはパッケージの固有情報と、梱包するケースNo.の情報をICタグリーダ/ライタ装置から管理用コンピュータに送信され関連づけられ管理情報として登録し、梱包後において関連づけした梱包ケースNo.と、その梱包ケースに含まれるパッケージからなる製品のICタグに入力されたパッケージの固有情報の正誤を判断することを特徴とする管理方法。
- 前記パッケージの固有情報が、品種、製造日、ロット番号、巻き重量あるいは、巻き長、製品等級を含むことを特徴とする、請求項10に記載の管理方法。
- 請求項7に記載の梱包体のICタグを、読みとり装置で梱包パッケージのICタグに近い上面または底面の外側から読みとることを特徴とする管理方法。
- 請求項8に記載の梱包体のICタグを、読みとり装置で梱包パッケージのICタグに近い側部の側面外側から読みとることを特徴とする管理方法。
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JP2018172144A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 株式会社ダイセル | 識別されたたばこフィルター用トウベール |
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- 2011-04-28 JP JP2011100819A patent/JP2012232811A/ja active Pending
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