JP2012232066A - クリップ操作用鉗子,クリップ着脱用鉗子及びクリップ並びにこれらで構成される内視鏡下外科手術器具セット - Google Patents

クリップ操作用鉗子,クリップ着脱用鉗子及びクリップ並びにこれらで構成される内視鏡下外科手術器具セット Download PDF

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Abstract

【課題】クリップを体腔内で鉗子にセットできるようにし、術式の難易度を下げるとともに患者の負担を減らした内視鏡下外科手術器具を提供すること。
【解決手段】管状シャフト11先端に可動ジョー12と固定ジョー13から構成したクリップ保持部18を有するクリップ操作用鉗子10と、管状シャフト21先端に可動ジョー22と固定ジョー23から構成したクリップ挟持部28を有するクリップ着脱用鉗子20と、クリップ30から構成される内視鏡下外科手術器具セットであって、クリップ操作用鉗子は、クリップを保持したときに常に管状シャフトの軸方向に対し一定の向きで保持されるように保持用凹部16,17が形成され、クリップ着脱用鉗子は、クリップを挟持したときに常に管状シャフトの軸方向に対し同一の角度で挟持されるように挟持用凹部26,27が形成され、前記クリップは、クリップ操作用鉗子の可動ジョーと固定ジョーで保持される被保持部と、クリップ着脱用鉗子の可動ジョーと固定ジョーで挟持される被挟持部が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内視鏡下外科手術で使用するクリップとこれを取り扱うクリップ操作用鉗子,クリップ着脱用鉗子から構成される内視鏡下外科手術器具セット、及びこのセットを構成するクリップ操作用鉗子,クリップ着脱用鉗子及びクリップに関する。
内視鏡下外科手術において、腸管を閉鎖するための組織閉鎖型クリップや、視野確保用に組織を吊るための組織牽引型クリップなど、いわゆるサージングクリップ(テンポラリークリップ)が用いられている。従来、これらのクリップを使用するためには体外でテンポラリークリップアプリケータのような専用鉗子にクリップをセットし、クリップがセットされた鉗子をトロッカー外筒管内を通して体腔内に挿入するようにしている。
そして、体外でセットしたクリップを所望位置にクリッピングするために、特許文献1や特許文献2に示されるようにクリップの保持角度を変更できるように工夫されたものもある。
また、クリップのバネの形状としては、特許文献1や特許文献2に示されているようなU字状のものや、特許文献3に示されているようなコイルバネを使用したものがある。
実公平2−46328号公報 特開2006−304968号公報 特開2003−102836号公報
上記特許文献1や特許文献2に示されるようなクリッピング用の専用鉗子は、クリップを予め体外で鉗子把持部にセットする必要があり、もしも組織の適切な位置にクリッピングできなかった場合には、テンポラリークリップリムーバーのような解除用専用鉗子でクリッピングを解除してクリップを一旦体外に取り出し、再度クリップアプリケーターのような専用鉗子の鉗子把持部にセットし直さなければならない。また、クリップを体腔内に落としてしまったような場合も、再度専用鉗子にセットし直すためにこのクリップを体外に取り出さなければならない。
しかし、クリップと該クリップを挟んだ鉗子のシャフトが正しく直線上に位置するようにならないとトロッカー外筒管内を通過できないので、一旦体腔内に入れたクリップを体外に取り出すのは実際には難易度が高く熟練が要求される作業である。したがって、このためにはポート数をふやしたりトロッカー径を大きくしてクリップへの鉗子のアクセスの自由度を高めたりする必要がある。さらにまた、その時の状況に応じて何度も鉗子の出し入れする必要があり、手術時の患者の負担が大きいとともに、腹部などに大きな傷が多数残ることになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、クリップを体腔内で鉗子にセットできるようにして術式の難易度を下げるとともに患者の負担を減らした内視鏡下外科手術器具を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による内視鏡下外科手術器具セットは、体腔内への挿入部となる管状シャフト先端に可動ジョーと固定ジョーから構成されたクリップ保持部を有するクリップ操作用鉗子と、体腔内への挿入部となる管状シャフト先端に可動ジョーと固定ジョーから構成されたクリップ挟持部を有するクリップ着脱用鉗子と、クリップから構成される内視鏡下外科手術器具セットであって、前記クリップ操作用鉗子は、前記クリップを保持したときに常に前記管状シャフトの軸方向に対し一定の向きで前記クリップが保持されるように、前記可動ジョーと固定ジョーのそれぞれに保持用凹部が形成され、前記クリップ着脱用鉗子は、前記クリップをクリップが開くように挟持したときに常に前記管状シャフトの軸方向に対し所定の角度で前記クリップが挟持されるように、前記可動ジョーと固定ジョーに挟持用凹部が形成され、前記クリップは、前記クリップ操作用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーで保持される被保持部と、前記クリップ着脱用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーで挟持される被挟持部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明によるクリップ操作用鉗子は、前記可動ジョーと固定ジョーが閉じたときに対向する位置に、それぞれ前記管状シャフトの軸方向と直交する方向に断面略円弧状の前記保持用凹部が形成され、前記可動ジョーと固定ジョーが閉じたときには断面略薄い楕円形の空間からなる前記クリップ保持部が形成されることを特徴とする。
そして、本発明においては、前記クリップ操作用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーに形成された前記保持用凹部は、前記固定ジョーに形成された前記保持用凹部の円弧の方のが曲率半径が小さく深いことが好ましい。
そして、本発明においては、前記クリップ操作用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーの先端には、相互に咬合する組織把持用の凹凸部が形成されていることが好ましい。
また、本発明によるクリップ着脱用鉗子は、前記可動ジョーと固定ジョーが閉じたときに対向する位置に、それぞれ前記管状シャフトの軸方向に対し斜めに横断する方向に略半円に近い半楕円状の前記挟持用凹部が形成され、前記可動ジョーと固定ジョーが閉じたときには断面略円筒に近い楕円形の空間からなる前記クリップ挟持部が形成されることを特徴とする。
そして、本発明においては、前記クリップ着脱用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーに形成された前記挟持用凹部は、前記管状シャフトの軸方向に対し110度〜130度の角度で形成されていることが好ましい。
そして、本発明においては、前記クリップ着脱用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーの先端には、相互に咬合する組織把持用の凹凸部が形成されていることが好ましい。
また、本発明によるクリップは、一対の相対向する把持部材と、前記一対の把持部材の反先端側にそれぞれが続く交差部と、前記交差部に続き前記一対の把持部材を相互に連結する連結部材とから構成され、前記連結部材の反交差部側となる頂部はバネ部となっていてループ状のコイルバネ又はU字状のバネが設けられており、前記一対の連結部材は前記バネを介して相互に連結されているとともに、前記連結部材には前記バネ部から前記交差部に向かって順に、前記クリップ操作用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーで保持される前記被保持部と、前記クリップ着脱用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーで挟持される前記被挟持部が設けられていることを特徴とする。
そして、本発明においては、前記バネ部の終端に連続して前記交差部側となる前記一対の相対向する連結部材は、相互に近接するようにそれぞれに曲線部が形成され、この曲線部に続いて前記被保持部が設けられているとともに、前記被保持部の前記交差部側には前記クリップ操作用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーが前記被保持部からはみ出さないようにストッパー部が設けられていることが好ましい。
そして、前記一対の連結部材は、前記被保持部と前記交差部の間に断面略半円形の前記被挟持部がそれぞれ設けられており、前記被挟持部の前記交差部側と前記被保持部側にはそれぞれ前記クリップ着脱用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーが前記被挟持部からはみ出さないようにストッパー部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、体腔内でクリップを自由に操作・保持しクリッピングが可能となるので術式の難易度を下げることができる。またクリップ操作用鉗子やクリップ着脱用鉗子で組織の把持も行えるので、手術時にその他の組織把持用鉗子と入れ替える必要がなくなるとともに、鉗子にクリップをセットするために鉗子とクリップを体外に取り出す必要もなくなり、結果として鉗子の出し入れをする回数を減らすことができ患者の負担を軽減できる。
(A)は本発明のクリップ操作用鉗子の管状シャフトとその先端のジョーの一例を示す正面図であり、(B)は(A)に示すクリップ操作用鉗子のジョー部分の平面図であり、(C)は(A)に示すクリップ操作用鉗子のジョー部分の底面図である。 (A)は図1に示すクリップ操作用鉗子のジョー部分の拡大正面図であり、(B)は図1に示すクリップ操作用鉗子のジョー部分の開いた状態を示す拡大正面図である。 (A)は図1に示すクリップ操作用鉗子の固定ジョー部分の正面図であり、(B)は図1に示すクリップ操作用鉗子の固定ジョー部分の底面図である。 (A)は本発明のクリップ着脱用鉗子の管状シャフトとその先端のジョーの一例を示す正面図であり、(B)は(A)に示すクリップ着脱用鉗子の管状シャフトとその先端のジョー部分の背面図であり、(C)は(A)に示すクリップ着脱用鉗子のジョー部分の平面図であり、(D)は(A)に示すクリップ着脱用鉗子のジョー部分の底面図である。 (A)は図4に示すクリップ着脱用鉗子のジョー部分の拡大正面図であり、(B)は図4に示すクリップ着脱用鉗子のジョー部分の拡大背面図であり、(C)は図4に示すクリップ着脱用鉗子のジョー部分の開いた状態を示す拡大正面図である。 (A)は図5(A)に示すジョー部分の可動ジョー部分の平面図であり、(B)は図5(B)に示すジョー部分の固定ジョー部分の平面図である。 (A)は本発明のクリップの一例を示す平面図であり、(B)は(A)に示すクリップの正面図であり、(C)は(A)に示すクリップの把持部が開いた状態を示す平面図である。 (A)は図7に示すクリップの把持部Aの平面図であり、(B)は(A)に示すクリップの把持部Aの正面図であり、(C)は(B)のaーb線端面図である。 (A)は図7に示すクリップの把持部Bの平面図であり、(B)は(A)に示すクリップの把持部Bの背面図であり、(C)は(B)のcーd線端面図である。 (A)は本発明のクリップの他例を示す平面図であり、(B)は(A)に示すクリップの把持部が開いた状態を示す平面図である。 図1に示すクリップ操作用鉗子で図7に示すクリップを保持した状態を示す参考図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。 図4に示すクリップ着脱用鉗子で図7に示すクリップを挟持した状態を示す参考図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。
次に、本発明の内視鏡下外科手術器具セットの概略と使用方法について説明する。
本発明の内視鏡下外科手術器具セットは、体腔内への挿入部となる管状シャフト先端に可動ジョーと固定ジョーから構成したクリップ保持部を有するクリップ操作用鉗子と、体腔内への挿入部となる管状シャフト先端に可動ジョーと固定ジョーから構成したクリップ挟持部を有するクリップ着脱用鉗子と、クリップから構成される。クリップ操作用鉗子とクリップ挟持用鉗子と、クリップにより本発明の内視鏡下外科手術器具セットは構成され、手術時にはこれらを同時に組み合わせて使用する。
そして、クリップ操作用鉗子は、クリップを保持したときに常に管状シャフトの軸方向に対し一定の向きで保持されるように、可動ジョーと固定ジョーのそれぞれに保持用凹部が形成されている。クリップ着脱用鉗子は、クリップをクリップが開くように挟持したときに常に管状シャフトの軸方向に対し所定の角度で挟持されるように、可動ジョーと固定ジョーに挟持用凹部が形成されている。クリップは、クリップ操作用鉗子の可動ジョーと固定ジョーで保持される被保持部と、クリップ着脱用鉗子の可動ジョーと固定ジョーで挟持される被挟持部が形成されている。クリップの被保持部をクリップ操作用鉗子の保持用凹部で一定の向き、例えばクリップの把持部が管状シャフトの軸方向と並行となるように保持し、この状態でクリップの被挟持部をクリップ着脱用鉗子の挟持用凹部でクリップが開くように挟み所定の角度で挟持する。
また、本発明のクリップ操作用鉗子は、可動ジョーと固定ジョーが閉じたときに対向する位置に、それぞれ管状シャフトの軸方向と直交する方向に断面略円弧状の保持用凹部が形成され、可動ジョーと固定ジョーが閉じたときには断面略薄い楕円形の空間からなる保持部が形成される。断面略薄い楕円形の空間からなるクリップ保持部により、クリップは常に一定の向きで保持されることになる。
そして、本発明のクリップ操作用鉗子においては、好ましくは、クリップ操作用鉗子の可動ジョーと固定ジョーに形成された保持用凹部は、固定ジョーに形成された保持用凹部の円弧の方が曲率半径が小さく深い。固定ジョーの保持用凹部が深いことにより、クリップは可動ジョーが閉じられと可動ジョーの保持用凹部で押されてスムーズに回転し、断面略薄い楕円形の空間からなる保持部で保持されることになる。
そして、本発明のクリップ操作用鉗子においては、好ましくは、クリップ操作用鉗子の可動ジョーと固定ジョーの先端には、相互に咬合する組織把持用の凹凸部が形成されている。先端には組織把持用の凹凸部が形成されているので、クリップ操作に使用していないときには、組織把持用鉗子として使用でき、他の組織把持用鉗子にわざわざ交換することなく組織の把持を行うことができる。このような構成にすることにより組織把持・クリップ操作両刀鉗子となる。
また、本発明のクリップ着脱用鉗子は、可動ジョーと固定ジョーが閉じたときに対向する位置に、それぞれ前記管状シャフトの軸方向に対し斜めに横断する方向に略半円に近い半楕円状の挟持用凹部が形成され、可動ジョーと固定ジョーが閉じたときには断面略円筒に近い楕円形の空間からなるクリップ挟持部が形成される。クリップの被挟持部を断面略半円状に形成しておくことにより、略半円に近い半楕円状に形成したクリップ着脱用鉗子の挟持用凹部でスムーズに挟むことができ、かつしっかりと挟持できることとなる。
そして、本発明のクリップ着脱用鉗子においては、好ましくは、クリップ着脱用鉗子の可動ジョーと固定ジョーに形成された前記挟持用凹部は、前記管状シャフトの軸方向に対し110度〜130度の角度で形成されている。クリップを装着しやすい角度で挟むことができ、術者の負担を軽減できる。
そして、本発明のクリップ着脱用鉗子においては、好ましくは、クリップ着脱用鉗子の可動ジョーと固定ジョーの先端には、相互に咬合する組織把持用の凹凸部が形成されている。先端には組織把持用の凹凸部が形成されているので、クリップ着脱に使用していないときには、組織把持用鉗子として使用でき、他の組織把持用鉗子にわざわざ交換することなく組織の把持を行うことができる。このような構成にすることにより組織把持・クリップ着脱両刀鉗子となる。
また、本発明のクリップは、一対の相対向する把持部材と、一対の把持部材の反先端側にそれぞれが続く交差部と、交差部に続き一対の把持部材を相互に連結する連結部材とから構成され、連結部材の反交差部側となる頂部はバネ部となっていてループ状のコイルバネ又はU字状のバネが設けられており、一対の連結部材はバネを介して相互に連結されている。そして、連結部材にはバネ部から交差部に向かって順に、クリップ操作用鉗子の可動ジョーと固定ジョーで保持される被保持部と、クリップ着脱用鉗子の可動ジョーと固定ジョーで挟持される被挟持部が設けられている。被保持部と被挟持部を設けることにより、上記クリップ操作用鉗子とクリップ着脱用鉗子と組み合わせて使用可能な構成となる。
そして、本発明のクリップにおいては、好ましくは、バネ部の終端に連続して交差部側となる一対の相対向する連結部材は、相互に近接するようにそれぞれに曲線部が形成され、この曲線部に続いて被保持部が設けられている。また、被保持部の交差部側にはクリップ操作用鉗子の可動ジョーと固定ジョーが被保持部からはみ出さないようにストッパー部が設けられている。
クリップの曲線部から続く被保持部を、クリップ操作用鉗子の可動ジョーと固定ジョーで保持する場合に、被保持部を適当に保持した結果可動ジョーと固定ジョーがたとえ曲線部を保持したとしても、可動ジョーと固定ジョーの保持個所が自然と被保持部側に移動し、そしてストッパー部があるために可動ジョーと固定ジョーは自動的に被保持部に留まる。
さらに、被保持部は角部にごく小さな曲面を形成した断面略角形をしており、またクリップ操作用鉗子は、可動ジョーと固定ジョーが閉じたときに対向する位置に保持用凹部が形成され、可動ジョーと固定ジョーが閉じたときには断面略薄い楕円形の空間からなるクリップ保持部が形成されるので、クリップは可動ジョーが閉じられと可動ジョーの保持用凹部で押されてスムーズに回転し、断面略薄い楕円形の空間からなるクリップ保持部で保持されることになる。従って、クリップは常に一定の向きで保持されることになる。
そして、本発明のクリップにおいては、好ましくは、一対の連結部材は、被保持部と交差部の間に断面略半円形の被挟持部がそれぞれ設けられており、被挟持部の交差部側と被保持部側にはそれぞれクリップ着脱用鉗子の可動ジョーと固定ジョーが被挟持部からはみ出さないようにストッパー部が設けられている。
被保持部と交差部の間に断面略半円形の被挟持部が設けられているとともに、クリップ着脱用鉗子には可動ジョーと固定ジョーに略半円に近い半楕円状の挟持用凹部が形成されているので、クリップ着脱用鉗子の挟持用凹部でクリップの被挟持部を挟むことにより、クリップをバネに抗して開閉させて着脱するためにしっかりと挟持できることとなる。また、被挟持部の交差部側と被保持部側にはそれぞれストッパー部が設けられているので、クリップ着脱用鉗子の可動ジョーと固定ジョーが被挟持部からはみ出すことがない。従って、クリップはクリップ着脱用鉗子で常に一定の角度で挟持されることとなる。
次に、本発明の内視鏡下外科手術器具セットについての実施例を、内視鏡下外科手術器具セットを構成しているクリップ操作用鉗子、クリップ着脱用鉗子、クリップの順に説明する。
実施例1
本発明のクリップ操作用鉗子10の一実施例を図1〜図3に基づいて述べる。体腔内への挿入部となる管状シャフト11の先端に設けられた可動ジョー12は固定ジョー13に対し軸14で回動可能に連結され、ハンドル(図示せず)の操作により可動ジョー12が開閉されるのは従来の鉗子と同様である。また、管状シャフト11が回転リング15により回転可能となっていることも従来の鉗子と同様である。
可動ジョー12には後述するクリップ30を保持するために管状シャフト11の軸方向と直交する方向に断面略円弧状の保持用凹部16が形成されている。また、固定ジョー13にも、可動ジョー12の保持用凹部16と対向する位置にクリップ30を保持するために管状シャフト11の軸方向と直交する方向に断面略円弧状の保持用凹部17が形成されている。そして、可動ジョー12と固定ジョー13が閉じたときには、この保持用凹部16と17により断面略薄い楕円形の空間からなるクリップ保持部18が形成される。
なお、断面略薄い楕円形の空間からなるクリップ保持部18の幅(楕円の長辺)はクリップ30の被保持部35の幅よりも若干大きく、また高さ(楕円の短辺)はクリップ30の被保持部35の厚さよりも若干小さくなるようにする。クリップ保持部18をこのように形成しておくと、クリップ30は、後述するクリップ30の被保持部35において、図11に示すようにクリップ保持部18で常に管状シャフト11の軸方向に対しクリップ30の把持部材31が並行となる向きで保持されることとなる。
可動ジョー12に形成された保持用凹部16より、固定ジョー13に形成された保持用凹部17の円弧の方が、曲率半径が小さくて凹部が深くなるように形成されている。保持用凹部16と17でクリップ30の被保持部35を保持し、可動ジョー12を徐々に閉じた場合、固定ジョー13の保持用凹部17の方が深い方が、クリップ30の被保持部35がクリップ保持部18内で抵抗なく回転させられてクリップ保持部18で一定の向きに保持され易い。但し、使用者の好みによっては両方の深さが等しくてもよい。
また、可動ジョー12と固定ジョー13の先端には、相互に咬合する組織把持用の凹凸部19が形成されている。先端に組織把持用の凹凸部19を形成しておくと、クリップ保持だけでなく組織把持にも使用できるので、いちいち組織把持用の鉗子と交換しなくて済むので患者への負担を軽減できる。
実施例2
本発明のクリップ着脱用鉗子20の一実施例を図4〜図6に基づいて述べる。体腔内への挿入部となる管状シャフト21の先端に設けられた可動ジョー22は固定ジョー23に対し軸24で回動可能に連結され、ハンドル(図示せず)の操作により可動ジョー22が開閉されるのは従来の鉗子と同様である。また、管状シャフト21が回転リング25により回転可能となっているのも従来の鉗子と同様である。
可動ジョー22には後述するクリップ30を挟持するために管状シャフト21の軸方向に対し斜めに横断する方向に略半円に近い半楕円状の挟持用凹部26が形成されている。また、固定ジョー23にも、可動ジョー22の挟持用凹部26と対向する位置にクリップ30を挟持するために管状シャフト21の軸方向に対し斜めに横断する方向に略半円に近い半楕円状の挟持用凹部27が形成されている。そして、可動ジョー22と固定ジョー23が閉じたときにはこの挟持用凹部26と27により断面略円筒に近い楕円形の空間からなるクリップ挟持部28が形成される。
なお、断面略円筒に近い楕円形の空間からなるクリップ挟持部28は、幅(楕円の長辺)はクリップ30の後述する被挟持部36の厚さよりも若干大きくする。このようにクリップ挟持部28を構成しておくと、クリップ30は被挟持部36においてクリップ30が開くようにクリップ挟持部28で挟持したときに、常に管状シャフト21の軸方向に対し所定の角度で挟持されることとなる。
なお、クリップ挟持部28は、図12(A)に示すようにクリップ挟持部28でクリップ30を挟持したときに管状シャフト21の軸方向に対し、110度〜130度の角度となるようにする。また、クリップ挟持部28の位置が確認しやすいようにするために、図4(C)及び(D)に示すように、可動ジョー22と固定ジョー23に夫々クリップ挟持部28の位置を示すマークMを付しておいてもよい。
また、可動ジョー22と固定ジョー23の先端には、相互に咬合する組織把持用の凹凸部29が形成されている。先端に組織把持用の凹凸部29を形成しておくと、クリップ挟持だけでなく組織把持にも使用できるので、いちいち組織把持用の鉗子と交換しなくて済むので患者への負担を軽減できる。
実施例3
本発明のクリップ30の一実施例を図7〜図9に基づいて述べる。
本発明のクリップ30は、一対の相対向する把持部材31と、一対の把持部材31の反先端側に続く交差部32と、交差部32に続き一対の把持部材31を相互に連結する連結部材33とから構成されている。連結部材33の反交差部側となる頂部はバネ部34となっていてループ状のコイルバネ又はU字状のバネ34が設けられており、一対の連結部材33はバネ部34を介して相互に連結されている。図示した例では、一方の把持部材31Bの交差部32Bには透孔が形成され、この透孔に他方の把持部材31Aの交差部32Aが挿通されて交差している。なお、交差部32Aと交差部32Bは、このように一方が他方を挿通せず、単純に交差しているだけでもよい。
また、連結部材33にはバネ部34から交差部32に向かって順に、クリップ操作用鉗子10の可動ジョー11と固定ジョー12により保持される被保持部35と、クリップ着脱用鉗子20の可動ジョー21と固定ジョー22により挟持される被挟持部36が設けられている。クリップ30にこのような被保持部35と被挟持部36を設けることにより、実施例1で説明したクリップ操作用鉗子10及び実施例2で説明したクリップ着脱用鉗子20と組み合わせて内視鏡下外科手術器具セットとして使用可能となる。
そして、バネ部34の終端に連続して交差部32側となる一対の相対向する連結部材33は、相互に近接するようにそれぞれ曲線状に形成され、この曲線部37に続いて被保持部35が設けられているとともに、被保持部35の交差部33側にはクリップ操作用鉗子10の可動ジョー12と固定ジョー13が被保持部35からはみ出さないようにストッパー部38が設けられている。
曲線部37から続く被保持部35をクリップ操作用鉗子10の可動ジョー12と固定ジョー13で保持しようとすると、被保持部35を適当に保持しても可動ジョー12と固定ジョー13がたとえ曲線部37を保持したとしても自然と被保持部35側に保持個所が移動し、またストッパー部38があるため可動ジョー12と固定ジョー13は被保持部35に留まる。
さらに、クリップ操作用鉗子10は、可動ジョー12と固定ジョー13が閉じたときに対向する位置に保持用凹部16,17が形成され、可動ジョー12と固定ジョー13が閉じたときには断面略薄い楕円形の空間からなる保持部18が形成されるので、クリップ30は可動ジョー12が閉じられると可動ジョー12の保持用凹部16で押されてスムーズに回転し、断面略薄い楕円形の空間からなるクリップ保持部18で図11に示すように保持されることになる。従って、クリップ30は常に一定の向きで保持されることになる。
また、一対の連結部材33は、被保持部35と交差部32の間に断面略半円形の被挟持部36が設けられており、被挟持部36の交差部32側と被保持部35側にはそれぞれクリップ着脱用鉗子20の可動ジョー22と固定ジョー23が被挟持部37からはみ出さないようにストッパー部38が設けられている。
被保持部35と交差部32の間に断面略半円形の被挟持部36が設けられているとともに、クリップ着脱用鉗子30には可動ジョー32と固定ジョー33に略半円に近い半楕円状の挟持用凹部26,27が形成されているので、クリップ着脱用鉗子30の挟持用凹部26,27でクリップ30の被挟持部36を挟むことにより、クリップ30をしっかりと挟持できることとなる。また、被挟持部36の交差部32側と被保持部35側にはそれぞれストッパー部38が設けられているので、クリップ着脱用鉗子30の可動ジョー22と固定ジョー23がクリップ30の被挟持部36からはみ出すことがない。従って、クリップ30はクリップ着脱用鉗子30で常に一定の角度で挟持されることとなる。
さらに、一方の把持部材31Aには図8(C)に示すように中央に帯状の凸部39が形成され、この凸部39には細かな凹凸部40が形成されている。また、他方の把持部材31Bには、図9(C)に示すように中央に帯状の凹溝41が形成され、その両サイドには細かい凹凸部40が形成されている。クリップの把持効果を高めるためであるが、これらの凹凸部40は必ずしもこのような形状でなくてもよい。
図10は本発明のクリップの他例を示したものであり、把持部材31の長さ以外は基本的に上記したクリップと同じである。なお、上記し、また図示した本実施例のクリップでは、バネ部34と連結部材33を別体とし曲線部37で連結した例を示したが、これらが一体構造で形成されていてもよい。
実施例4
次に、上記したクリップ操作用鉗子10とクリップ挟持用鉗子20とクリップ30から構成される本発明の内視鏡下外科手術器具セットの使用方法を図11及び図12に基づいて説明する。
従来は、体内でクリップを使用する場合は、前記したように予め体外で一時的クリップ用アプライヤーのような鉗子にクリップをセットして、トロッカー等を経由して体内に挿入し、そのまま直接クリッピングするようにしている。そして、もしもクリッピングに失敗した場合には、一旦クリップを体外に取り出し、再度体外で鉗子にクリップをセットし直し、再度体腔内に挿入している。
しかし、本発明の内視鏡下外科手術器具セットでは従来と異なりクリップ30を次のようにして取り扱う。
まず、クリップ30は体外で鉗子にセットせず、トロッカー等を経由してクリップ30単体で体腔内に入れる。クリップ30を複数本使用する場合は、複数本のクリップを予め体腔内に入れておいてもよい。
次に、クリップ操作用鉗子10を例えば左手に持ち、トロッカー等を経由して体腔内に挿入する。そして、内視鏡によりクリップ30とクリップ操作用鉗子10を観察し、回転リング15により管状シャフト11を回転させてクリップ30に対する可動ジョー12と固定ジョー13の角度を調整するとともに、ハンドルを操作して可動ジョー12を開き、クリップ30の被保持部35をクリップ保持部18で保持できるような位置に可動ジョー12と固定ジョー13を移動させ、ハンドルを操作して可動ジョー12を閉じ、クリップ保持部18でクリップ30の被保持部35を図11に示すように保持する。
なお、クリップ操作用鉗子10でクリップ30を保持するに際しては、クリップ保持部18を正確にクリップ30の被保持部35に位置させなくても、クリップ30のバネ34と被保持部35の間には曲線部37が形成してあり、また被保持部35の交差部32側にはストッパー部38が形成してあるので、曲線部37から被保持部35の間を可動ジョー12と固定ジョー13で形成されるクリップ保持部18で適当に挟むようにすると、自然とクリップ35の被保持部35がクリップ保持部18でしっかりと保持されて落ち着くようになる。クリップ保持部18は断面略薄い楕円形の空間であるので、クリップ30は常にこのクリップ保持部18で図11に示すように一定の向きで保持される。
すなわち、保持用凹部16と17はそれぞれ断面略円弧状であり、また固定ジョー13側の保持用凹部17の方が曲率半径が小さいので、クリップ30の被保持部35を可動ジョー12と固定ジョー13で挟んで可動ジョー12を閉じようとすると、可動ジョー12の保持用凹部17でクリップ30の被保持部35が押されることにより、クリップ保持部18内でクリップ30は無理なく回転させられ、自然と被保持部35は図11に示すようにクリップ保持部18でしっかりと保持されることとなる。
次に、左手のクリップ操作用鉗子10でクリップ30の保持ができたら、クリップ着脱用鉗子20を右手に持ち、トロッカー等を経由して体腔内に挿入する。そして、内視鏡によりクリップ操作用鉗子10で保持されているクリップ30を観察し、クリップ着脱用鉗子20を回転リング25により管状シャフト21を回転させてクリップ30に対する可動ジョー22と固定ジョー23の角度を調整するとともに、ハンドルを操作して可動ジョー22を開き、クリップ30の被挟持部36をクリップ挟持部28で挟持できるような位置に可動ジョー22と固定ジョー23を移動させ、ハンドルを操作して可動ジョー22を閉じ、クリップ挟持部28でクリップ30の被挟持部36を挟むようにする。クリップ着脱用鉗子20によりクリップ30がしっかり挟めたら、クリップ操作用鉗子10でのクリップ30の保持を解除する。
なお、クリップ着脱用鉗子20でクリップ30を挟持するに際しては、可動ジョー22を開き、固定ジョー23のクリップ挟持用凹部27にクリップ30の被挟持部36が当接するようにし、その状態で可動ジョー22を閉じると可動ジョー22のクリップ挟持用凹部26によりクリップ30の反対側の被挟持部36が挟まれるようになる。被挟持部36には上下の端部にそれぞれストッパー部38が形成してあるので、クリップ30はクリップ挟持部28で自然と挟まれることとなる。なお、クリップ挟持部28は管状シャフト21の軸方向に対し斜めとなるようにしてあるので、挟持されるクリップ30も図12(A)に示すように管状シャフト21に対し110度〜130度の角度で斜めに挟持される。この状態でハンドルを操作して可動ジョー22をさらに閉じるようにすると、クリップ30のクリップ被挟持部36が図12(B)に示すように挟み付けられ、把持部材31が開くこととなる。
すなわち、挟持用凹部26と27はそれぞれ断面略半円に近い半楕円状であり、またクリップ30の被挟持部36は断面略半円状であるので、クリップ30のクリップ被挟持部36は可動ジョー22の挟持用凹部26と固定ジョー23の被挟持用凹部27の夫々の凹部で非常に安定して挟まれる。よって、可動ジョー22を閉じることにより把持部材31を所望の開き具合で確実に挟持することができることとなる。
クリップ30は図11に示すように左手に持ったクリップ操作用鉗子10で被保持部35が管状シャフト11の軸方向と並行となるように保持されている。したがって、右手に持ったクリップ着脱用鉗子20でクリップ30の被挟持部36を挟むようにすると、クリップ30の被挟持部36がクリップ着脱用鉗子20の管状シャフト21の軸方向と概略直交するように自然と向いているので、図12に示す向きに容易にクリップ着脱用鉗子20のクリップ挟持部28でクリップ30の被挟持部36を挟持することができる。
なお、もしもクリッピングをやり直す場合には、再度クリップ操作用鉗子10でクリップ30の被保持部35を保持し、再度クリップ着脱用鉗子20でクリップ30の被挟持部36を挟持すればよい。
また、クリップ操作用鉗子10の可動ジョー12と固定ジョウー13の先端には、相互に咬合する凹凸部19が形成してあり、またクリップ着脱用鉗子20の可動ジョー22と固定ジョウー23の先端にも、相互に咬合する凹凸部29が形成してある。したがって、クリップ30を保持又は挟持していない一方の鉗子はそのまま組織把持用鉗子として使用可能であるので、別途把持用鉗子と入れ替えることなく、組織把持を行えるので便利である。
本発明の内視鏡下外科手術器具セットは、クリップとこれを取り扱うクリップ操作用鉗子とクリップ着脱用鉗子とを組み合わせて使用することにより各種手術に使用可能であり、腸管などの組織閉鎖時や組織牽引に限られるものではなく、動脈瘤クリップなど他の手術においても使用可能である。また、トロッカーの使用の有無にかかわらず使用可能である。
10 クリップ操作用鉗子
11,21 管状シャフト
12,22 可動ジョー
13,23 固定ジョー
14,24 軸
15,25 回転リング
16,17 保持用凹部
18 クリップ保持部
19,29 凹凸部
20 クリップ着脱用鉗子
26,27 挟持用凹部
28 クリップ挟持部
30 クリップ
31 把持部材
32 交差部
33 連結部材
34 バネ部(バネ)
35 被保持部
36 被挟持部
37 曲線部
38 ストッパー部
39 凸部
40 凹凸部
41 凹溝
M マーク

Claims (10)

  1. 体腔内への挿入部となる管状シャフト先端に可動ジョーと固定ジョーから構成されたクリップ保持部を有するクリップ操作用鉗子と、体腔内への挿入部となる管状シャフト先端に可動ジョーと固定ジョーから構成されたクリップ挟持部を有するクリップ着脱用鉗子と、クリップから構成される内視鏡下外科手術器具セットであって、
    前記クリップ操作用鉗子は、前記クリップを保持したときに常に前記管状シャフトの軸方向に対し一定の向きで前記クリップが保持されるように、前記可動ジョーと固定ジョーのそれぞれに保持用凹部が形成され、
    前記クリップ着脱用鉗子は、前記クリップをクリップが開くように挟持したときに常に前記管状シャフトの軸方向に対し所定の角度で前記クリップが挟持されるように、前記可動ジョーと固定ジョーに挟持用凹部が形成され、
    前記クリップは、前記クリップ操作用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーで保持される被保持部と、前記クリップ着脱用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーで挟持される被挟持部が形成
    されていることを特徴とする内視鏡下外科手術器具セット。
  2. 請求項1に記載した内視鏡下外科手術器具セットの前記クリップ操作用鉗子は、前記可動ジョーと固定ジョーが閉じたときに対向する位置に、それぞれ前記管状シャフトの軸方向と直交する方向に断面略円弧状の前記保持用凹部が形成され、前記可動ジョーと固定ジョーが閉じたときには断面略薄い楕円形の空間からなる前記クリップ保持部が形成されることを特徴とするクリップ操作用鉗子。
  3. 前記クリップ操作用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーに形成された前記保持用凹部は、前記固定ジョーに形成された前記保持用凹部の円弧の方のが曲率半径が小さく深いことを特徴とする請求項2に記載のクリップ操作用鉗子。
  4. 前記クリップ操作用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーの先端には、相互に咬合する組織把持用の凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載のクリップ操作用鉗子。
  5. 請求項1に記載した内視鏡下外科手術器具セットの前記クリップ着脱用鉗子は、前記可動ジョーと固定ジョーが閉じたときに対向する位置に、それぞれ前記管状シャフトの軸方向に対し斜めに横断する方向に略半円に近い半楕円状の前記挟持用凹部が形成され、前記可動ジョーと固定ジョーが閉じたときには断面略円筒に近い楕円形の空間からなる前記クリップ挟持部が形成されることを特徴とするクリップ着脱用鉗子。
  6. 前記クリップ着脱用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーに形成された前記挟持用凹部は、前記管状シャフトの軸方向に対し110度〜130度の角度で形成されていることを特徴とする請求項5に記載のクリップ着脱用鉗子。
  7. 前記クリップ着脱用鉗子の可動ジョーと固定ジョーの先端には、相互に咬合する組織把持用の凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項5または6のいずれかに記載のクリップ着脱用鉗子。
  8. 請求項1に記載した内視鏡下外科手術器具セットの前記クリップは、一対の相対向する把持部材と、前記一対の把持部材の反先端側にそれぞれが続く交差部と、前記交差部に続き前記一対の把持部材を相互に連結する連結部材とから構成され、前記連結部材の反交差部側となる頂部はバネ部となっていてループ状のコイルバネ又はU字状のバネが設けられており、前記一対の連結部材は前記バネを介して相互に連結されているとともに、前記連結部材には前記バネ部から前記交差部に向かって順に、前記クリップ操作用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーで保持される前記被保持部と、前記クリップ着脱用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーで挟持される前記被挟持部が設けられていることを特徴とするクリップ。
  9. 前記バネ部の終端に連続して前記交差部側となる前記一対の相対向する連結部材は、相互に近接するようにそれぞれに曲線部が形成され、この曲線部に続いて前記被保持部が設けられているとともに、前記被保持部の前記交差部側には前記クリップ操作用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーが前記被保持部からはみ出さないようにストッパー部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載のクリップ。
  10. 前記一対の連結部材は、前記被保持部と前記交差部の間に断面略半円形の前記被挟持部がそれぞれ設けられており、前記被挟持部の前記交差部側と前記被保持部側にはそれぞれ前記クリップ着脱用鉗子の前記可動ジョーと固定ジョーが前記被挟持部からはみ出さないようにストッパー部が設けられていることを特徴とする請求項8に記載のクリップ。
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