JP2012231205A - コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン - Google Patents

コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン Download PDF

Info

Publication number
JP2012231205A
JP2012231205A JP2011096766A JP2011096766A JP2012231205A JP 2012231205 A JP2012231205 A JP 2012231205A JP 2011096766 A JP2011096766 A JP 2011096766A JP 2011096766 A JP2011096766 A JP 2011096766A JP 2012231205 A JP2012231205 A JP 2012231205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
condenser microphone
diaphragm
fixed pole
microphone unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011096766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5631256B2 (ja
Inventor
Yutaka Akino
裕 秋野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Audio Technica KK
Original Assignee
Audio Technica KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Audio Technica KK filed Critical Audio Technica KK
Priority to JP2011096766A priority Critical patent/JP5631256B2/ja
Priority to US13/455,331 priority patent/US8873773B2/en
Publication of JP2012231205A publication Critical patent/JP2012231205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5631256B2 publication Critical patent/JP5631256B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R29/00Monitoring arrangements; Testing arrangements
    • H04R29/004Monitoring arrangements; Testing arrangements for microphones
    • H04R29/005Microphone arrays
    • H04R29/006Microphone matching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R19/00Electrostatic transducers
    • H04R19/04Microphones

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

【課題】複数のコンデンサマイクロホンユニットを組み付け後、各マイクロホンユニットの感度調整を可能にし、指向軸のずれのないコンデンサマイクロホンを得る。
【解決手段】複数のコンデンサマイクロホンユニットを備え、各マイクロホンユニットはインピーダンス変換器18,28を有し、一つのマイクロホンユニットのインピーダンス変換器18の出力で別のマイクロホンユニットを駆動するように、各マイクロホンユニットが直列接続されている。各マイクロホンユニットの振動板11,21と固定極12,22の片方には、電圧調整部材13,23を介し直流電圧源より直流電圧が供給されて成極電圧に直流電圧が加算され、各マイクロホンユニットは、電圧調整部材13,23の調整により振動板11,12と固定極12,22の片方に印加される電圧を調整して感度調整可能となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、出力信号レベルのばらつきを小さくすることができるコンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホンに関するものである。
音波を受けて振動する振動板と固定極とを、スペーサを介して対向配置し、振動板と固定極との間に上記スペーサの厚みに相当する間隔をおいたコンデンサマイクロホンユニットおよびこのユニットを用いたコンデンサマイクロホンが知られている。上記振動板と固定極はコンデンサの電極を構成している。音波を受けて上記振動板が振動すると、この振動板と上記固定極との間隔が変動することによって振動板と固定極との間の静電容量が変動する。この静電容量の変化は音波に対応しているため、音声信号として出力することができ、こうして電気音響変換が行われる。
コンデンサマイクロホンユニットは、個体ごとの感度のばらつきすなわち出力レベルのばらつきが大きいという難点がある。感度のばらつきが生じる要因は、電極間電圧すなわち上記振動板と固定極との間の電圧のばらつき、振動板と固定極との間隔のばらつき、振動板と固定極の歪みなどである。特に、振動板と固定極の片方をエレクトレット材料で形成して半永久的に電荷を蓄えるようにしたエレクトレットコンデンサマイクロホンユニットにおいては、上記電荷量のばらつきが大きく、振動板と固定極からなる電極間の電圧のばらつきが大きくなって感度のばらつきが大きくなる。
ところで、コンデンサマイクロホンユニットで電気音響変換されて出力される音声信号のレベルは極めて低い。そこで、本発明者は、コンデンサマイクロホンユニット出力レベルを高めるために、それぞれの振動板を同一平面上に配置した複数のコンデンサマイクロホンユニットを備え、一つのコンデンサマイクロホンユニットに接続されるインピーダンス変換器の出力が別のコンデンサマイクロホンユニットの接地側を駆動するように、各コンデンサマイクロホンユニットを直列に接続したコンデンサマイクロホンについて先に特許出願した(特許文献1参照)。
特許文献1記載のコンデンサマイクロホンによれば、直列接続されたコンデンサマイクロホンユニットの出力が加算されるため、マイクロホンの出力レベルを高めることができる。また、直列接続された一つのコンデンサマイクロホンユニット群の出力をホット側、直列接続された他方のコンデンサマイクロホンユニット群の出力をコールド側として平衡出力することによって、マイクロホンとしての出力レベルをさらに2倍にすることができる。このようにして、各マイクロホンユニットの出力を加算することにより、高い感度のコンデンサマイクロホンを得ることができ、相対的に雑音の等価音圧レベルを低くすることができる。
特許文献1に記載されているコンデンサマイクロホンのように、複数のマイクロホンユニットを用いて感度を高めるようにしたものにおいては、各マイクロホンユニットの感度にばらつきがないことが望まれる。仮に各マイクロホンユニットに感度のばらつきがあるとすれば、各マイクロホンユニットの振動板が同一面上にあり、かつ、見掛け上の指向軸が揃っていても、個々のマイクロホンユニットの指向軸がマイクロホンの指向軸からずれてしまい、指向軸が定まらないマイクロホンになってしまうからである。よって、各マイクロホンユニットの感度のばらつきをなくし、各マイクロホンユニットから出力される音声信号のレベルを同一にする必要がある。
しかるに、従来のコンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホンにおいて、個々のマイクロホンユニットの感度差が例えば±1dB以内になるように製造し調整することは、前述のようなばらつき要因があって極めて困難である。感度調整が可能なコンデンサマイクロホンを実現できれば便利であり、マイクロホンケースにマイクロホンユニットを組み込んだ後で、マイクロホンユニットの感度を調整することができればさらに便利である。特に、複数のマイクロホンユニットの出力信号を加算して出力するコンデンサマイクロホンにおいて個々のマイクロホンユニットの感度を調整できれば都合がよい。
特開2011-10046号公報
本発明は、感度調整が容易なコンデンサマイクロホンユニットを提供することを目的とする。
本発明はまた、複数のコンデンサマイクロホンユニットを備えたコンデンサマイクロホンにおいて、各コンデンサマイクロホンユニットをマイクロホンケースなどに組み付けた後であっても、個々のマイクロホンユニットの感度調整を可能にして、指向軸のずれのないコンデンサマイクロホンを提供することを目的とする。
本発明に係るコンデンサマイクロホンユニットは、
振動板と固定極が所定の間隔をおいて対向配置されることによりコンデンサを構成し、上記振動板が音波を受けて振動することにより上記振動板と固定極との間の静電容量が変化して音声信号を出力するコンデンサマイクロホンユニットであって、
上記振動板と固定極の片方はエレクトレット層を有することにより上記振動板と固定極の間に成極電圧が生じており、
上記振動板と固定極の片方には電圧調整部材を介して直流電圧源より直流電圧が供給されることにより上記成極電圧と上記直流電圧が加算されて印加され、
上記電圧調整部材の調整により上記振動板と固定極の片方に印加される電圧を調整して感度を調整可能に構成されていることを最も主要な特徴とする。
本発明に係るコンデンサマイクロホンは、
複数のコンデンサマイクロホンユニットを備え、各コンデンサマイクロホンユニットはインピーダンス変換器を有し、一つのコンデンサマイクロホンユニットが有しているインピーダンス変換器の出力が別のコンデンサマイクロホンユニットを駆動するように、各コンデンサマイクロホンユニットが直列に接続されたコンデンサマイクロホンであって、
各コンデンサマイクロホンユニットの上記振動板と固定極の片方には、電圧調整部材を介し直流電圧源より直流電圧が供給されることにより上記成極電圧に上記直流電圧が加算されて印加され、
各コンデンサマイクロホンユニットは、上記電圧調整部材の調整により上記振動板と固定極の片方に印加される電圧を調整して感度を調整可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係るコンデンサマイクロホンユニットによれば、電圧調整部材を調整することにより、振動板と固定極との間の電圧が調整され、コンデンサマイクロホンユニットの感度を容易に調整することができる。
本発明に係るコンデンサマイクロホンによれば、複数のコンデンサマイクロホンユニットを備えたコンデンサマイクロホンにおいて、個々のコンデンサマイクロホンユニットの振動板と固定極との間の電圧を電圧調整部材によって調整し、全てのコンデンサマイクロホンユニットの感度が同じになるように調整することができる。これにより、指向軸のずれのないコンデンサマイクロホンを得ることができる。
本発明に係るコンデンサマイクロホンユニットの実施例を示す回路図である。 本発明に係るコンデンサマイクロホンの実施例を示す回路図である。
以下、本発明に係るコンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホンの実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1において、符号20はコンデンサマイクロホンエレメントを示しており、コンデンサマイクロホンエレメント20は、所定の間隔をおいて対向配置されることによりコンデンサを構成する振動板21と固定極22を備えている。振動板21と固定極22は図示されない適宜のマイクロホンユニットケースに内蔵され、振動板21と固定極22との間には、その外周縁に沿って図示されないスペーサが介在することにより、このスペーサの厚みに相当する間隔が生じている。振動板21と固定極22の片方、例えば固定極22の表面にはエレクトレット層が形成され、このエレクトレット層は半永久的に電荷を蓄えている。振動板21は音波を受けて振動することができ、この振動により振動板21と固定極22との間隔が変化することにより振動板21と固定極22との間の静電容量が変化する。したがって、音声が電気音響変換され、音声信号として出力される。
エレクトレット層が上記のように電荷を蓄えていることにより、振動板21と固定極22との間に例えば100V程度の成極電圧が生じている。振動板21から見た固定極22の成極電圧は−100V程度になる。振動板21には、直流電圧源VCCから、電圧調整部材である可変抵抗23を経て直流電圧が印加されるように構成されている。可変抵抗23は直流電圧源VCCとグランドGNDとの間に接続され、可変抵抗23の可変端子が、抵抗24を経て振動板21に接続されている。したがって、可変抵抗23は、直流電圧源VCCの電圧を分圧して振動板21に印加するようになっていて、この印加電圧を連続的に調整することができる。直流電圧源VCCの電圧は例えば30V程度に設定されていて、可変抵抗23の調整により0〜30Vの範囲で分圧して振動板21に印加することができる。よって、振動板21と固定極22との間に加わる等価成極電圧を約100〜130Vの範囲で調整することができるようになっている。
図1に示す例では固定極22側から信号が出力されるようになっていて、この出力信号が結合コンデンサ26を経てインピーダンス変換器28に入力されるようになっており、また、固定極22は抵抗27を介してグランドに接続されている。インピーダンス変換器28は、能動素子として例えばFETを有している。インピーダンス変換器28は、直流電圧源VCCから駆動電圧が供給され、所定の部位がグランドに接続されることによって動作し、出力端子からマイクロホンユニットとしての出力信号を出力するようになっている。
一つのコンデンサマイクロホンユニットが単体で使用される場合、振動板21はコンデンサ25を介してグランドに接続されるが、図1に示す例では、コンデンサ25はグランドから浮いている。この理由は、後で説明するように複数のマイクロホンユニットを直列に接続してコンデンサマイクロホンを構成する場合に、他のマイクロホンユニットの出力を、上記コンデンサ25を介して図1に示すコンデンサマイクロホンユニットに入力するためである。
図1に示すコンデンサマイクロホンユニットの実施例によれば、振動板21と固定極22との間に生じている成極電圧に、電圧源VCCの電圧を電圧調整部材である可変抵抗23により分圧して加算するように構成されているため、振動板21と固定極22との間に加わる等価成極電圧を約100〜130Vの範囲で調整することができる。この等価成極電圧の可変範囲は、115V±15Vと置き換えることができるから、コンデンサマイクロホンユニットの感度の可変範囲は約±1dB、すなわち2dBの範囲で感度を調整することができる。可変抵抗23はマイクロホンユニットの外側から調整可能に取り付けることができるから、感度調整は容易である。
次に、図1に示すようなコンデンサマイクロホンユニットを複数用いたコンデンサマイクロホンの実施例について、図2を参照しながら説明する。図2に示すコンデンサマイクロホンの実施例は、4個のコンデンサマイクロホンユニットを備え、図2において上側2個のマイクロホンユニットが一群のマイクロホンユニットを構成し、下側2個のマイクロホンユニットが他の一群のマイクロホンユニットを構成している。各マイクロホンユニットはマイクロホンエレメント10,20,30,40を有し、各マイクロホンエレメントは、振動板11,21,31,41、固定極12,22,32,42を有してなる。各マイクロホンユニットの振動板11,21,31,41は同一平面上に位置するように配置されている。
図2において上側2個のコンデンサマイクロホンユニットからなるマイクロホンユニット群について説明する。図2において上から2個目のマイクロホンユニットは図1に示すマイクロホンユニットと同じ構成である。図2において上から1個目のマイクロホンユニットは、2個目のマイクロホンユニットとほぼ同様の構成で、所定の間隔をおいて対向配置された振動板11と固定極12を有してなるマイクロホンエレメント10を備えている。振動板11と固定極12の片方、例えば固定極12の表面には半永久的に電荷を蓄えているエレクトレット層が形成されている。振動板11が音波を受けて振動すると振動板11と固定極12との間隔が変化し、振動板11と固定極12との間の静電容量が変化して音声が電気音響変換され、音声信号として出力される。
エレクトレット層が電荷を蓄えていることにより、振動板11と固定極12との間に成極電圧が生じていて、振動板11から見た固定極12の成極電圧は−100V程度になっている。直流電圧源VCCとグランドGNDとの間に可変抵抗13が接続され、可変抵抗13の可変端子が、抵抗14を経て振動板11に接続されている。したがって、可変抵抗13は、直流電圧源VCCの電圧を分圧して振動板11に印加し、この印加電圧を連続的に調整することができるように構成されている。前述のとおり、直流電圧源VCCの電圧は例えば30V程度に設定されていて、可変抵抗13の調整により、振動板11と固定極12との間に加わる等価成極電圧を約100〜130Vの範囲で調整することができるようになっている。
固定極12側から信号が出力されるようになっていて、この出力信号が結合コンデンサ16を経てインピーダンス変換器18に入力されるようになっており、また、固定極12は抵抗17を介してグランドに接続されている。インピーダンス変換器18は、能動素子として例えばFETを有している。インピーダンス変換器18は、直流電圧源VCCから駆動電圧が供給され、所定の部位がグランドに接続されることによって動作し、出力端子からマイクロホンユニットとしての出力信号を出力するようになっている。振動板11はコンデンサ15を介してグランドに接続されている。
図2において上から2個目のマイクロホンユニットは図1に示すマイクロホンユニットと同じ構成になっているため、各構成部材には図1に示す実施例の各構成部材と共通の符号を付している。図2において上から1個目のマイクロホンユニットにおけるインピーダンス変換器18の出力端は、上から2個目のマイクロホンユニットにおける前記コンデンサ25の一端に接続されている。したがって、上から1個目のコンデンサマイクロホンユニットが有しているインピーダンス変換器18の出力が上から2個目のコンデンサマイクロホンユニットを駆動するように、上記2つのコンデンサマイクロホンユニットが直列に接続されている。直列接続された2つのコンデンサマイクロホンユニットは、下側のマイクロホンユニットのインピーダンス変換器28から音声信号を出力するようになっている。
上記2つのマイクロホンユニットは、それぞれが備えている可変抵抗13,23を調整することにより、上記各マイクロホンユニットの感度を調整することができる。各マイクロホンユニットの振動板11,12が同一面上に配置されていたとしても、各マイクロホンユニットの感度がばらついていると、前述のとおり、マイクロホンとしての指向軸が定まらなくなる。しかし、図示の実施例によれば、個々のマイクロホンユニットの感度を可変抵抗13,23の調整によって揃えることができるため、マイクロホンとしての指向軸が定まらないという問題を解消することができる。
図2に示すコンデンサマイクロホンの実施例は、上側2個のマイクロホンユニットで平衡出力のホット側信号を出力し、下側の2個すなわち上から3個目と4個目のマイクロホンユニットで平衡出力のコールド側信号を出力するように構成されている。
上から3個目のマイクロホンユニットは、上記2つのマイクロホンユニットの各構成部材に対応して、マイクロホンエレメント30、振動板31、固定極32、可変抵抗33、抵抗34、コンデンサ35、結合コンデンサ36、抵抗37、インピーダンス変換器38を有してなる。振動板31と固定極32との間には成極電圧が生じており、可変抵抗33によって可変される直流電圧が上記成極電圧に印加される構成になっているのは、前記マイクロホンユニットと同じである。
上から4個目のマイクロホンユニットも、上側2つのマイクロホンユニットの各構成部材に対応して、マイクロホンエレメント40、振動板41、固定極42、可変抵抗43、抵抗44、コンデンサ45、結合コンデンサ46、抵抗47、インピーダンス変換器48を有してなる。振動板41と固定極42との間には成極電圧が生じており、可変抵抗43によって可変される直流電圧が上記成極電圧に印加される構成になっているのは、前記マイクロホンユニットと同じである。
下側2個のマイクロホンユニットの構成が上側2個のマイクロホンユニットの構成と異なる点は、直流電圧源VCCの電圧を可変抵抗33,43で分圧して印加する対象が、振動板31,41ではなく、固定極32,42になっていることである。また、個々のマイクロホンユニットの出力信号が、固定極32,42ではなく、振動板31,41側から出力されるようになっていることである。したがって、上から3個目のマイクロホンユニットの固定極32はコンデンサ35を介してグランドに接続され、振動板31が結合コンデンサ36を介してインピーダンス変換器38に接続されている。そして、インピーダンス変換器38の出力が、上から4個目のマイクロホンユニットの固定極42にコンデンサ45を介して入力されるように接続されている。換言すれば、上から3個目のコンデンサマイクロホンユニットが有しているインピーダンス変換器38の出力が上から4個目のコンデンサマイクロホンユニットを駆動するように、上記2つのコンデンサマイクロホンユニットが直列に接続されている。直列接続された上記2つのコンデンサマイクロホンユニットは、下側のマイクロホンユニットのインピーダンス変換器48から音声信号を出力するようになっている。
図2に示す実施例において、直列的に接続された上側2個のマイクロホンユニットと、直列的に接続された下側2個のマイクロホンユニットでは、電気音響変換信号の出力端が、固定極12,22と、振動板31,41に分かれている。したがって、上側2個のマイクロホンユニットの出力信号と、下側2個のマイクロホンユニットの出力信号とでは、位相が互いに逆になっていて、それぞれ平衡出力のホット側信号とコールド側信号を出力するようになっている。
図2に示すコンデンサマイクロホンの実施例によれば、2つのコンデンサマイクロホンユニットが直列的に接続されて出力レベルがほぼ2倍に高められる。出力レベルが2倍に高められた信号が平衡出力のホット側とコールド側の信号として出力されることにより、出力レベルがさらに2倍に高められ、結果的には4倍の出力レベルとなり、高感度のコンデンサマイクロホンを得ることができる。
個々のコンデンサマイクロホンユニットは可変抵抗13,23,33,43を備えていて、これらの可変抵抗を調整することにより、個々のコンデンサマイクロホンユニットの感度を調整することができる。したがって、個々のコンデンサマイクロホンユニットが感度をばらつかせる要因を持っていたとしても、個々のマイクロホンユニットの感度を調整して感度のばらつきをなくし、指向軸のずれや傾きのないコンデンサマイクロホンを得ることができる。
11 振動板
12 固定極
13 電圧調整部材(可変抵抗)
18 インピーダンス変換器
21 振動板
22 固定極
23 電圧調整部材(可変抵抗)
28 インピーダンス変換器
31 振動板
32 固定極
33 電圧調整部材(可変抵抗)
38 インピーダンス変換器
41 振動板
42 固定極
43 電圧調整部材(可変抵抗)
48 インピーダンス変換器

Claims (9)

  1. 振動板と固定極が所定の間隔をおいて対向配置されることによりコンデンサを構成し、上記振動板が音波を受けて振動することにより上記振動板と固定極との間の静電容量が変化して音声信号を出力するコンデンサマイクロホンユニットであって、
    上記振動板と固定極の片方はエレクトレット層を有することにより上記振動板と固定極の間に成極電圧が生じており、
    上記振動板と固定極の片方には電圧調整部材を介して直流電圧源より直流電圧が供給されることにより上記成極電圧と上記直流電圧が加算されて印加され、
    上記電圧調整部材の調整により上記振動板と固定極の片方に印加される電圧を調整して感度を調整可能に構成されているコンデンサマイクロホンユニット。
  2. 電圧調整部材は直流電圧を分圧する可変抵抗からなり、この可変抵抗による分圧電圧が成極電圧に印加される請求項1記載のコンデンサマイクロホンユニット。
  3. エレクトレット層は固定極が有していて、可変抵抗による分圧電圧が振動板に印加されるように構成されている請求項1また2記載のコンデンサマイクロホンユニット。
  4. エレクトレット層は固定極が有していて、可変抵抗による分圧電圧が上記固定極に印加されるように構成されている請求項1また2記載のコンデンサマイクロホンユニット。
  5. 複数のコンデンサマイクロホンユニットを備え、各コンデンサマイクロホンユニットはインピーダンス変換器を有し、一つのコンデンサマイクロホンユニットが有しているインピーダンス変換器の出力が別のコンデンサマイクロホンユニットを駆動するように、各コンデンサマイクロホンユニットが直列に接続されたコンデンサマイクロホンであって、
    各コンデンサマイクロホンユニットの上記振動板と固定極の片方には、電圧調整部材を介し直流電圧源より直流電圧が供給されることにより上記成極電圧に上記直流電圧が加算されて印加され、
    各コンデンサマイクロホンユニットは、上記電圧調整部材の調整により上記振動板と固定極の片方に印加される電圧を調整して感度を調整可能に構成されているコンデンサマイクロホン。
  6. 各コンデンサマイクロホンユニットの振動板は同一平面上に配置されている請求項5記載のコンデンサマイクロホン。
  7. 複数のコンデンサマイクロホンユニットからなる一群のコンデンサマイクロホンユニットは平衡出力のホット側信号を出力し、複数のコンデンサマイクロホンユニットからなる他の一群のコンデンサマイクロホンユニットは平衡出力のコールド側信号を出力するように構成されている請求項5または6記載のコンデンサマイクロホン。
  8. 平衡出力のホット側信号を出力する一群のコンデンサマイクロホンユニットと平衡出力のコールド側信号を出力する他の一群のコンデンサマイクロホンユニットは、固定極側から信号が出力されるものと振動板側から信号が出力されるものに分かれていて、それぞれの群をなすコンデンサマイクロホンユニットの出力信号は互いに逆相である請求項7記載のコンデンサマイクロホン。
  9. 電圧調整部材は可変抵抗からなり、外部から調整可能に設けられている請求項5乃至8のいずれかに記載のコンデンサマイクロホン。
JP2011096766A 2011-04-25 2011-04-25 コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン Expired - Fee Related JP5631256B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011096766A JP5631256B2 (ja) 2011-04-25 2011-04-25 コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン
US13/455,331 US8873773B2 (en) 2011-04-25 2012-04-25 Condenser microphone unit and condenser microphone

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011096766A JP5631256B2 (ja) 2011-04-25 2011-04-25 コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012231205A true JP2012231205A (ja) 2012-11-22
JP5631256B2 JP5631256B2 (ja) 2014-11-26

Family

ID=47021362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011096766A Expired - Fee Related JP5631256B2 (ja) 2011-04-25 2011-04-25 コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8873773B2 (ja)
JP (1) JP5631256B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015216528A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホン
JP2015216527A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホン

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9264524B2 (en) 2012-08-03 2016-02-16 The Penn State Research Foundation Microphone array transducer for acoustic musical instrument
WO2014022280A1 (en) * 2012-08-03 2014-02-06 The Penn State Research Foundation Microphone array transducer for acoustic musical instrument
US9668047B2 (en) * 2015-08-28 2017-05-30 Hyundai Motor Company Microphone
EP3324645A1 (en) 2016-11-18 2018-05-23 Sonion Nederland B.V. A phase correcting system and a phase correctable transducer system
EP3324649A1 (en) 2016-11-18 2018-05-23 Sonion Nederland B.V. A transducer with a high sensitivity
US20180145643A1 (en) * 2016-11-18 2018-05-24 Sonion Nederland B.V. Circuit for providing a high and a low impedance and a system comprising the circuit
US10656006B2 (en) 2016-11-18 2020-05-19 Sonion Nederland B.V. Sensing circuit comprising an amplifying circuit and an amplifying circuit

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006295357A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Audio Technica Corp エレクトレットコンデンサマイクロホン
JP2011010046A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Audio Technica Corp コンデンサマイクロホン

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57193198A (en) * 1981-05-22 1982-11-27 Toshiba Corp Electrostatic microphone
JP4227679B2 (ja) * 1998-05-07 2009-02-18 株式会社オーディオテクニカ インピーダンス変換器
JP5336326B2 (ja) * 2009-10-30 2013-11-06 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン
JP5574488B2 (ja) * 2010-11-08 2014-08-20 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホン
US9214911B2 (en) * 2012-08-30 2015-12-15 Infineon Technologies Ag System and method for adjusting the sensitivity of a capacitive signal source

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006295357A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Audio Technica Corp エレクトレットコンデンサマイクロホン
JP2011010046A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Audio Technica Corp コンデンサマイクロホン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015216528A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホン
JP2015216527A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホン

Also Published As

Publication number Publication date
US8873773B2 (en) 2014-10-28
JP5631256B2 (ja) 2014-11-26
US20120269367A1 (en) 2012-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5631256B2 (ja) コンデンサマイクロホンユニットおよびコンデンサマイクロホン
US3118022A (en) Electroacoustic transducer
JP5759641B1 (ja) 電気音響変換装置及び電子機器
US3548116A (en) Acoustic transducer including piezoelectric wafer solely supported by a diaphragm
JP5574488B2 (ja) コンデンサマイクロホン
JP5565867B2 (ja) コンデンサマイクロホン
KR20120064984A (ko) 압전 스피커
US20120230524A1 (en) Piezoelectric panel speaker
US20060113879A1 (en) Piezoelectric micro acoustic sensor based on ferroelectric materials
US20180152792A1 (en) Mems device
JP2012178628A (ja) ステレオ狭指向性マイクロホン
JP2020191359A (ja) 圧電素子
KR101500562B1 (ko) 압전 스피커
US20210099822A1 (en) Capacitive microphone with two signal outputs that are additive inverse of each other
US9008336B2 (en) Condenser microphone
JP6000556B2 (ja) コンデンサマイクロホン
EP2911413B1 (en) Loudspeaker with piezoelectric elements
JP2019080091A (ja) 静電容量型の音波発生装置および静電容量型スピーカー
KR101495090B1 (ko) 압전 스피커
US3146308A (en) Capacitor microphones
CN112995863A (zh) 平面弯曲发声型扬声器、mems微扬声器和制作方法
KR101495089B1 (ko) 압전 스피커
US11558695B2 (en) Condenser microphone pattern adjustment
KR20140083912A (ko) 압전 소자 및 이를 구비하는 압전 스피커
JP2016034075A (ja) 咽喉マイクロホン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5631256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees