JP6000556B2 - コンデンサマイクロホン - Google Patents

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本発明は、正相出力用と逆相出力用の2つのコンデンサマイクロホンユニットを備え、音声信号を平衡出力として出力するコンデンサマイクロホンに関し、さらに詳しく言えば、正相と逆相の各出力レベルを調整可能とする技術に関するものである。
特許文献1には、正相出力用と逆相出力用の2つのコンデンサマイクロホンユニットを備えたコンデンサマイクロホンが記載されており、これによれば、正相,逆相の音声信号を加算することにより、高い感度を得ることができ、また、雑音の等価レベルを低くすることができる。
図2に、その類例としてのコンデンサマイクロホン1Bを示し、これについて説明すると、このコンデンサマイクロホン1Bは、2つのコンデンサマイクロホンユニット(単に「マイクロホンユニット」と言うことがある)10,20を備えている。
マイクロホンユニット10,20には、基本的な構成として、振動板11,21と、固定極13,23と、インピーダンス変換器15,25とが含まれている。
詳しくは図示されていないが、振動板11,21は、片面に金属蒸着膜を備えた合成樹脂の薄膜からなり、所定の張力がかけられた状態で、支持リング(ダイアフラムリング)12,22に貼着されている。
このコンデンサマイクロホン1Bにおいて、振動板11,21は、図示しない音源からの距離がほぼ等距離となるように、ともに同一平面上に並置される。
固定極13,23は、アルミニウム等の金属材からなるが、この従来例においては、ともに振動板11,21と対向する面側にエレクトレット誘電体膜14,24が一体に設けられている。
すなわち、図2に示すマイクロホンユニット10,20は、ともにバックエレクトレット型であり、振動板11,21と固定極13,23は、図示しない電気絶縁性のスペーサリングを介して所定の間隔をもって対向的に配置されている。
インピーダンス変換器15,25には、通常、入力インピーダンスがきわめて高く、その一方で出力インピーダンスが低い電界効果トランジスタ(FET,好ましくは、ソースフォロワ型FET)が用いられる。
インピーダンス変換器(FET)15,25のドレインは、直流の駆動電源VDDに接続され、ソースは接地GNDに接続され、そのソース側から出力端子15a,25aが引き出されている。
マイクロホンユニット10側においては、固定極13がコンデンサCを介してFET15の入力端子であるゲートに接続され、これに対して、マイクロホンユニット20側においては、振動板21がコンデンサCを介してFET25の入力端子であるゲートに接続されている。
これにより、マイクロホンユニット10,20の各出力端子15a,25aから、位相が180゜異なる正相と逆相の音声信号が出力される。なお、正相,逆相は相対的なもので、ここでは、一方のマイクロホンユニット10を正相出力用とし、他方のマイクロホンユニット20を逆相出力用とする。
特開2006−101302号公報
上記のように、コンデンサマイクロホン1Bでは、正相と逆相の音声信号が平衡出力されるが、使用する2つのマイクロホンユニット10,20には、少なからず個差としての感度差があるため、これが原因で、マイクロホンユニット10,20の各指向軸がコンデンサマイクロホン1Bの収音軸とずれてしまうことがある。
また、コンデンサマイクロホン1Bの出力は平衡伝送されることからしても、正相出力と逆相出力の各レベルは同一であることが好ましい。
したがって、本発明の課題は、各振動板を同一平面上に配置してなる正相出力用と逆相出力用の2つのコンデンサマイクロホンユニットを備えたコンデンサマイクロホンにおいて、各コンデンサマイクロホンユニットを組み合わせた状態で、正相と逆相の各出力レベルを調整できるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、ともに、ともに、振動板と固定極とが所定の間隔をもって対向的に配置され、かつ、インピーダンス変換器を有する第1および第2の2つのコンデンサマイクロホンユニットを含み、上記各コンデンサマイクロホンユニットの振動板が音源からの距離が等距離となるように同一平面上に並置されており、上記第1のコンデンサマイクロホンユニット側では、上記固定極が上記インピーダンス変換器の入力端子に接続され、上記第2のコンデンサマイクロホンユニット側では、上記振動板が上記インピーダンス変換器の入力端子に接続され、上記第1のコンデンサマイクロホンユニットの出力端子に現れる音声信号と、上記第2のコンデンサマイクロホンユニットの出力端子に現れる音声信号の位相が互いに逆相となり、音声信号の出力形態を平衡出力としたコンデンサマイクロホンにおいて、上記第1および第のコンデンサマイクロホンユニットの各インピーダンス変換器の出力端子間に可変抵抗器が接続されているとともに、上記第1のコンデンサマイクロホンユニットの振動板と上記第2のコンデンサマイクロホンユニットの固定極とが相互に接続されており、その接続点が上記可変抵抗器の摺動子に接続されていることを特徴としている。
本発明において、上記各インピーダンス変換器には、好ましくはソースフォロワの電界効果トランジスタが用いられる。
また、上記第1および第2のコンデンサマイクロホンユニットは、ともに上記固定極にエレクトレット誘電体膜を有するバックエレクトレット型であることが好ましい。
本発明によれば、可変抵抗器の摺動子から、その摺動位置に応じた正相レベルと逆相レベルとの差レベルが得られるため、第1および第2のコンデンサマイクロホンユニットの各出力レベルを測定しながら、そのレベル差に応じた差レベルを摺動子を介して第1のコンデンサマイクロホンユニットの振動板と第2のコンデンサマイクロホンユニットの固定極とに加えることにより、正相,逆相の各出力レベルを容易に同一レベルとなるように調整することができる。
本発明によるコンデンサマイクロホンの実施形態を示す回路構成図。 従来例に係るコンデンサマイクロホンを示す回路構成図。
次に、図1により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、この実施形態の説明において、先の図2により説明した従来例と変更を要しない構成要素については、それと同じ符号を用いている。
図1に示すように、このコンデンサマイクロホン1Aにおいても、正相出力用のコンデンサマイクロホンユニット10および逆相出力用のコンデンサマイクロホンユニット20の2つのマイクロホンユニットを備える。
マイクロホンユニット10,20の出力は位相が互いに180゜異なるが、マイクロホンユニット10,20には、基本的な構成として、振動板11,21と、固定極13,23と、インピーダンス変換器15,25とが含まれている。
詳しくは図示されていないが、振動板11,21は、片面に金属蒸着膜を備えた合成樹脂の薄膜からなり、所定の張力がかけられた状態で、支持リング(ダイアフラムリング)12,22が貼着されている。支持リング11,21は、好ましくは金属蒸着膜側に取り付けられる。
このコンデンサマイクロホン1Aにおいても、振動板11,21は、図示しない音源からの距離がほぼ等距離となるように、ともに同一平面上に並置される。
固定極13,23は、アルミニウム等の金属材からなるが、振動板11,21と対向する面側にエレクトレット誘電体膜14,24が一体に設けられている。エレクトレット誘電体膜14,24には、コロナ放電等によりマイナス電荷が帯電されている。
すなわち、マイクロホンユニット10,20は、ともにバックエレクトレット型であり、振動板11,21と固定極13,23は、図示しない電気絶縁性のスペーサリングを介して所定の間隔をもって対向的に配置されている。
この実施形態において、インピーダンス変換器15,25には、ソースフォロワ型の電界効果トランジスタ(FET)が用いられており、ドレインは、直流の駆動電源VDDに接続され、ソースは接地GNDに接続され、そのソース側から出力端子15a,25aが引き出されている。
また、この実施形態において、マイクロホンユニット10は、正相出力用であることから、固定極13がコンデンサCを介してFET15の入力端子であるゲートに接続されており、これに対して、マイクロホンユニット20は、逆相出力用であることから、振動板21がコンデンサCを介してFET25の入力端子であるゲートに接続されている。
本発明によると、マイクロホンユニット10の出力端子15aから出力される正相信号の出力レベルと、マイクロホンユニット20の出力端子25aから出力される逆相信号の出力レベルとを同一レベルとなるように調整するため、出力端子15aと出力端子25aとの間に可変抵抗器30が接続される。
また、マイクロホンユニット10の振動板11と、マイクロホンユニット20の固定極23とが電気的に接続され、その接続点が可変抵抗器30の摺動子30aに電気的に接続される。
摺動子30aには、摺動子30aによる可変抵抗器30の分圧比に応じて正相信号の出力レベルと逆相信号の出力レベルとの差レベルが現れる。
すなわち、摺動子30aをマイクロホンユニット10の出力端子15a側寄りに摺動させると、摺動子30aには正相の差信号が現れ、これに対して、摺動子30aをマイクロホンユニット20の出力端子25a側寄りに摺動させると、摺動子30aには逆相の差信号が現れる。
したがって、各出力端子15a,25aの信号波形を例えばオシロスコープ等で観測しながら、摺動子30aを操作して、上記の差レベルをマイクロホンユニット10の振動板11とマイクロホンユニット20の固定極23とに加えることにより、各出力端子15a,25aの出力レベルを同一レベルに揃えることができる。
このように、本発明によれば、2つのマイクロホンユニット10,20を組み合わせた状態で、正相と逆相の各出力レベルを調整することができるため、指向軸が正常で、雑音に強い平衡度の正確なコンデンサマイクロホンを実現することができる。
なお、上記実施形態では、マイクロホンユニット10,20をともにバックエレクトレット型としているが、エレクトレット型ではなく、図示しない成極電源により各マイクロホンユニット10,20の固定極13,23を負電位としてもよい。
1A,1B コンデンサマイクロホン
10 正相出力用のマイクロホンユニット
20 逆相出力用のマイクロホンユニット
11,21 振動板
12,22 支持リング
13,23 固定極
14,24 エレクトレット誘電体膜
15,25 インピーダンス変換器(FET)
15a,25a 出力端子
30 可変抵抗器
30a 摺動子

Claims (3)

  1. ともに、振動板と固定極とが所定の間隔をもって対向的に配置され、かつ、インピーダンス変換器を有する第1および第2の2つのコンデンサマイクロホンユニットを含み、
    上記各コンデンサマイクロホンユニットの振動板が音源からの距離が等距離となるように同一平面上に並置されており、
    上記第1のコンデンサマイクロホンユニット側では、上記固定極が上記インピーダンス変換器の入力端子に接続され、上記第2のコンデンサマイクロホンユニット側では、上記振動板が上記インピーダンス変換器の入力端子に接続され、
    上記第1のコンデンサマイクロホンユニットの出力端子に現れる音声信号と、上記第2のコンデンサマイクロホンユニットの出力端子に現れる音声信号の位相が互いに逆相となり、音声信号の出力形態を平衡出力としたコンデンサマイクロホンにおいて、
    上記第1および第のコンデンサマイクロホンユニットの各インピーダンス変換器の出力端子間に可変抵抗器が接続されているとともに、上記第1のコンデンサマイクロホンユニットの振動板と上記第2のコンデンサマイクロホンユニットの固定極とが相互に接続されており、その接続点が上記可変抵抗器の摺動子に接続されていることを特徴とするコンデンサマイクロホン。
  2. 上記各インピーダンス変換器にソースフォロワの電界効果トランジスタが用いられる請求項1に記載のコンデンサマイクロホン。
  3. 上記第1および第2のコンデンサマイクロホンユニットは、ともに上記固定極にエレクトレット誘電体膜を有するバックエレクトレット型である請求項1または2に記載のコンデンサマイクロホン。
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