JP2012227054A - コネクタおよび電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化したコネクタおよび小型化した電気接続箱を提供する。
【解決手段】本発明のコネクタ20は、回路基板14の縁部14Aに形成され、回路基板14の板面に沿う方向に嵌合する相手方端子34と電気的に接続される縁部導電路16と、一端部27Aが回路基板14の縁部導電路16以外の第2導電路17に接続され、通電電流が縁部導電路16よりも高い端子金具27の他端部27Bと、を1つのハウジング22に収容してなることを特徴とする。本発明の電気接続箱10は、上記コネクタ20をケース11に収容してなる。
【選択図】図6

Description

本発明は、コネクタおよび電気接続箱に関する。
例えば、車両において共通の電源から種々の車両用電装品に電力を分配制御する機能を有する電気接続箱として、半導体リレーやマイコンなどの電子部品が実装された回路基板や、車両用電装品に接続されたワイヤーハーネスの端末に接続される電装品側コネクタと嵌合するコネクタ部などをケースに収容してなるものが知られている(例えば特許文献1を参照)。
特開2006−50754号公報
近年、安全性追求や車内居住性向上の要請から、車両用電装品が増加している。これに起因して、回路基板に実装される半導体リレーやマイコンなどの電子部品も増加するため、多数の電子部品を同一基板上に実装する場合、実装面積が必要となって基板が大きくなるとともに、コネクタ部に配置される端子金具の数も増える。
上記特許文献1の図5に示すコネクタ部においては、ハウジングの奥壁において、端子金具が2段に配置されているが、これよりもさらに端子金具が多くなると、コネクタ部のハウジングの奥壁において、回路基板に接続される端子金具を多段に配置する必要が生じ、コネクタ部が高さ方向に大型化するという問題がある。そして、コネクタ部が大型化すると、これを収容する電気接続箱も大型化するという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタを小型化するとともに、電気接続箱を小型化することを目的とする。
上記課題を解決するものとして本発明は、回路基板の縁部に形成され、前記回路基板の板面に沿う方向に嵌合する相手方端子と電気的に接続される縁部導電路と、一端部が前記回路基板の前記縁部導電路以外の第2導電路に接続され、通電電流が前記縁部導電路よりも高い端子金具の他端部と、を1つのハウジングに収容してなることを特徴とするコネクタである。また、本発明は、前記コネクタをケースに収容してなる電気接続箱である。
本発明においては、コネクタに配置される端子金具のうち通電電流の小さいものを、回路基板の縁部導電路とすることができる。つまり、本発明によれば、回路基板に接続されるとともに相手方端子と接続される端子金具の一部を、カードエッジ接続とすることができるので、端子金具の数を減らすことができ、これにより、端子金具を回路基板に接続するのに要するスペースや端子金具の配置段数を削減することが可能となる。また、本発明によれば、カードエッジ接続とすることで、ハウジングを回路基板の板面の上に取り付ける必要がなくなり、ハウジングの底壁を電気接続箱のケースの一部とすることができるので、高さ方向において省スペースとすることができる。
その結果、本発明によれば、車両用電装品が増えたとしてもハウジングを高さ方向に省スペースとすることができ、回路基板も大型化しないから、コネクタを小型化することができ、電気接続箱も小型化することができる。
本発明は以下の構成としてもよい。
前記端子金具は、前記一端部と前記他端部との間に屈曲部を有し、前記端子金具の前記屈曲部と前記他端部との間に、前記端子金具を貫通させた状態で配されるとともに、前記ハウジングの奥壁に嵌めこまれる台座を備えていてもよい。
このような構成とすると、屈曲部を有する端子金具の屈曲部と他端部との間の領域に、台座を取り付けて、端子金具の一端を回路基板の第2導電路にはんだ付けなどの方法で取り付けた後、台座をハウジングの奥壁に嵌めこむと、本発明のコネクタが得られる。
その結果、上記構成によれば、容易に端子金具の位置決めを行うことができ、製造コストを抑えつつ本発明のコネクタを作製することが可能である。
前記縁部導電路と、前記端子金具の他端部とが同じ列に並んで配置されていてもよい。
例えば縁部導電路と端子金具の他端部とを別の列に並べて配置する場合、縁部導電路を配置する列と、端子金具を配置する列とが必要であり、縁部導電路の列と端子金具の列のうち、並べる数の多い方にあわせてコネクタの幅寸法を設定する必要があるため、コネクタが全体として大型化することがある。そこで、上記のような構成とすると、コネクタ部を全体として小型化することができる。
本発明によれば、コネクタを小型化するとともに電気接続箱を小型化することができる。
実施形態1の電気接続箱の側面図 電気接続箱の正面図 電気接続箱の上面図 嵌合状態のコネクタの正面図 嵌合状態のコネクタの上面図 図5のA−A線における断面図 嵌合状態のコネクタの斜視図 オスコネクタの正面図 オスコネクタの斜視図 オスコネクタの断面図 メスコネクタの正面図 メスコネクタの斜視図 メスコネクタの断面図 メス端子金具の側面図 メス端子金具の斜視図 メス端子金具の断面図 他の実施形態で説明するコネクタの正面図
<実施形態1>
本発明を具体化した実施形態1の電気接続箱10を図1ないし図16によって説明する。以下においては、図1における上方を上とし、下方を下とする。
本実施形態の電気接続箱10は電源(図示せず)と、ワイパーなどの車載電装品(図示せず)との間に配設されて車載電装品に対して電源からの電力のオンオフを制御するものである。
本実施形態の電気接続箱10は、図1および図2に示すように、回路基板14,15、ヒューズブロック12、およびコネクタブロック13などを樹脂製のケース11に収容してなるものである。
(回路基板14,15)
本実施形態の電気接続箱10は、図1に示すように、2枚の長方形状の回路基板14,15を備える。各回路基板14,15の表面および裏面の一方または双方には、図示しないプリント配線技術により導電路16,17が形成されている。
各回路基板14,15の表面および裏面の一方または双方には、図3に示すように、導電路17と電気的に接続される電子部品Pが実装されている。電子部品Pとしては、半導体リレーやマイコン等、必要に応じて任意の部品を用いることができる。以下の説明において、2枚の回路基板14,15のうち下側に配置される回路基板14を第1回路基板14とし、上側に配置される回路基板15を第2回路基板15とする。なお、図3には、第1回路基板14の表面が示されている。
第1回路基板14は第2回路基板15よりも大きく形成されている。第1回路基板14の図3における右側の縁部14Aおよび左側の縁部14A、ならびに第2回路基板15の図1における右側の縁部には、図9に示すように、それぞれ、縁部導電路16が形成されている。各縁部導電路16は、各回路基板14,15の表面および裏面に設けられており、各回路基板14,15の各縁部導電路16はハウジング23内に配置される(詳細は後述する)。各回路基板14,15の縁部導電路16以外の導電路17を第2導電路17とする。
(ヒューズブロック12)
ヒューズブロック12は、図2に示すように、左側面側に1つ配置されている。ヒューズブロック12は、合成樹脂製の略直方体状のハウジング12Aを備え、図示しない多数のヒューズが装着可能とされる。
(コネクタブロック13)
ヒューズブロック12の図1に示す右側と左側には、コネクタブロック13がそれぞれ配置されている。コネクタブロック13においては、電線Wを介して車載電装品に接続されるコネクタ20、および電源に接続されるコネクタ21Aが配置されている。
ヒューズブロック12の図1に示す右側には、第1回路基板14に接続されるコネクタブロック13A(第1コネクタブロック13A)と、第2回路基板15に接続されるコネクタブロック13B(第2コネクタブロック13B)とが上下方向に配置されている。ヒューズブロック12の図1に示す左側には、第1回路基板14に接続されるコネクタブロック13C(第3コネクタブロック13C)が配置されている。
第1コネクタブロック13Aのヒューズブロック12側(図1における左側)には、電線(図示せず)を配索するための電線配索板18が配置され、この電線配索板18には上方に突出形成された圧接端子19(詳細は後述)が設けられている(図1および図5を参照)。なお、図5においては電線配索板18を除いた状態の圧接端子19を示している。
第3コネクタブロック13Cのヒューズブロック12側(図1における右側)にも、電線配索板18が配置され、この電線配索板18には上方に突出形成された圧接端子19が設けられている(図1を参照)。
第1コネクタブロック13Aにおいては、図2における左端から順に、電源に接続されるコネクタ21A、車載電装品に接続されるコネクタ20が2つ配置されている。
第1コネクタブロック13Aの車載電装品に接続される2つのコネクタ20は、嵌合状態において、図4および図6に示すように、コネクタ20の下半分がカードエッジコネクタにより構成され、上半分が基板コネクタにより構成されている(詳細は後述する)。
第2コネクタブロック13Bに配置されているコネクタ21Bは、図2に示すように、合成樹脂製のハウジング201及びハウジング201内に配される第2回路基板15の縁部導電路を備える(雄型)コネクタ201Aと、第2回路基板15の板面に沿う方向に嵌合して縁部導電路と接続されるメス端子金具(図示せず)を備える(雌型)コネクタ201Bと、を嵌合させてなるカードエッジコネクタにより構成されている。
第3コネクタブロック13Cにおいては、図3における手前側から順に、電源に接続されるコネクタ21A、車載電装品に接続されるコネクタ20´、電源に接続されるコネクタ21A、車載電装品に接続されるコネクタ20´、電源に接続されるコネクタ21Aが配置されている。
第3コネクタブロック13Cの車載電装品に接続されるコネクタ20´は、詳細は図示しないが、第1コネクタブロック13Aの車載電装品に接続されるコネクタ20と同様に、下半分がカードエッジコネクタにより構成され、上半分が基板コネクタにより構成されている。
(オスコネクタ22)
第1コネクタブロック13Aの車載電装品に接続されるコネクタ20を構成するオスコネクタ22は、相手方のコネクタ30を嵌合可能に開口した嵌合凹部24を有するハウジング23(オスハウジング23)を備える(図8ないし図10を参照)。
オスコネクタ22においては、図8および図10に示すように、オスハウジング23の上半分の領域23A(上方領域23A)に複数の導電性材料からなる端子金具26,27,28が配されており、オスハウジング23内の下半分の領域23B(下方領域23B)に、第1回路基板14の縁部導電路16が配されている。
オスハウジング23の上方領域23Aにおいては、最上段に、オスハウジング23の奥壁25からオスハウジング23の外側に導出され、上方に向けてL字状に屈曲されたのち、平板状の電線配索板18を貫通して上方に伸びる端子金具26(第1端子金具26)が配置されている。ここで図10には電線配索板18を取り除いた状態のオスコネクタ22が示されている。
第1端子金具26のオスハウジング23の外側に導出された端部26Aは、上述した圧接端子19として機能するものである。圧接端子19は、図7に示すように、2股に分かれた形状をなし、当該圧接端子19に図示しない電線を挿通すると電線の絶縁被覆を圧接端子19の圧接刃19Aが切断し、絶縁被覆から芯線が露出する。この露出した芯線と圧接刃19Aとが接触することにより、電気的に接続されるようになっている。
オスハウジング23の上方領域23Aにおいては、2段目に、通電用の端子金具(第2端子金具27)および信号用の端子金具(第3端子金具28)が配置されている(図8を参照)。図8に示すように、第2端子金具27は左側の領域に6本配置され、第3端子金具28は右側の領域に10本配置されている。第2端子金具27の幅寸法は第3端子金具28よりも大きく設定されている。通電用の端子金具(第2端子金具27)に通電される電流は、信号用の端子金具(第3端子金具28)や縁部導電路16に通電される電流よりも大きい。なお、本実施形態では信号用の端子金具の一部を縁部導電路16で構成している。
第2端子金具27は、図10に示すように、その一端部27Aが第1回路基板14の第2導電路17にそれぞれ接続され、L字状に屈曲された屈曲部27Cを経てオスハウジング23の奥壁25を貫通してその他端部27Bがオスハウジング23内に配されている。第3端子金具28についても、詳細は図示しないが、第2端子金具27と同様に、その一端部が第1回路基板14の第2導電路17にそれぞれ接続され、L字状に屈曲された屈曲部28Cを経てオスハウジング23の奥壁25を貫通してその他端部28Bがオスハウジング23内に配されている。
すなわち、オスコネクタ22の上半分の領域はメスコネクタの上半分の領域と嵌合して基板コネクタを構成している。
オスハウジング23の下方領域23Bには、図8〜図10に示すように、第1回路基板14の縁部導電路16が配されている。この第1回路基板14の縁部導電路16は、図6に示すように、第1回路基板14の板面に沿う方向に嵌合するメス端子金具34(相手方端子34)と電気的に接続されるようになっている。すなわち、オスコネクタ22の下半分の領域は、メスコネクタ30の下半分の領域と嵌合してカードエッジコネクタを構成している。
本実施形態において、オスハウジング23の奥壁25のうち上半分の部分は、図10に示すように、第1端子金具26、第2端子金具27、および第3端子金具28が貫通状態で配される合成樹脂製の台座29を嵌めこみ可能にくりぬかれた台座配置部25Aである。
オスハウジング23の奥壁25のうち、下半分の部分には第1回路基板14を挿入して、第1回路基板14の縁部14Aをオスハウジング23内に配置可能な基板配置部25Bが形成されている。
台座29は、第1端子金具26の圧接端子19として機能する端部26A(一端部26A)とは反対側の端部26B(他端部26B)と屈曲部26Cとの間、第2端子金具27の屈曲部27Cと他端部27Bとの間、第3端子金具28の屈曲部28Cと他端部28Bとの間に配されている。
台座29の上端部および下端部には、フランジ状に外側に張り出して、台座29をオスハウジング23の奥壁25の外壁面に係止する係止突部29Aが形成されている。
第3コネクタブロック13Cの車載電装品に接続されるコネクタを構成するオスコネクタについては、図示しないが、第1端子金具26の数、第2端子金具27の数、第3端子金具28の数が相違する以外は、上述のオスコネクタ22と概ね同様の構成である。
(メスコネクタ30)
オスコネクタ22に嵌合するメスコネクタ30は、図11〜図13に示すように略直方体状をなす合成樹脂製のハウジング31(メスハウジング31)を備える。メスハウジング31には前後方向に開口するキャビティ32が複数形成されている。メスハウジング31のキャビティ32には、嵌合方向における後方(図13における左側)から、メス端子金具が挿入可能とされる。
メスハウジング31の上半分の領域(上方領域31A)には、複数のキャビティ32が上下2段に設けられている。メスハウジング31の上方領域31Aのキャビティ32においては、詳細は図示しないが公知の形状のメス端子金具33(第1メス端子金具33)が収容されている(図13を参照)。
メスハウジング31の下半分の領域31B(下方領域31B)には、複数のキャビティ32が、第1回路基板14の表面および裏面に対応して上下2段に対向するように設けられている。メスハウジング31の下方領域31Bの上下2段のキャビティ32には、図14〜図16に示す形状の第2メス端子金具34が互いの接点部37や天井壁35Aを対向させた状態で挿入されている。
メスハウジング31の下方領域31Bにおいては、嵌合方向における前方(図13の右側)に、上下段の各キャビティ32に連通するとともに前方へ開口する形態の基板挿入口33が形成され、ここに第1回路基板14が挿入可能とされる。基板挿入口33は、上下に並ぶキャビティ32間を仕切る隔壁32A及び幅方向に並ぶキャビティ32間を仕切る各側壁を切り欠くとともに、メスハウジング31の両側端部を除いた範囲にわたって横断する形態とされる。
第2メス端子金具34について説明する。第2メス端子金具34は、図14ないし図16に示すように、導電性に優れた金属板をプレス成形することで所定形状に成形されている。第2メス端子金具34は、第1回路基板14に対して接続可能な基板接続部35と、電線Wに対して接続可能な電線接続部36とを前後に繋いだ構成とされる。
電線接続部36は、電線Wの端部に露出した芯線部分に対してかしめ付けられるワイヤバレル部36Aと、電線Wの被覆部分に対してかしめ付けられるインシュレーションバレル部36Bを前後に繋いだ構成とされる。
基板接続部35は、略箱状をなすように形成されている。図16における上側の壁は内側に配される天井壁35Aと外側に配される外壁35Bの二重壁となっており、図示下側の壁も内側に配される底壁35Cと外側に配される外壁35Dの二重壁となっている。
天井壁35Aの外側に配される外壁35Bには方形状の切欠部35Fが形成され、当該切欠部35Fからは、図15及び図16に示すように天井壁35Aの端部をU字状に曲げて形成された接点部37が突出している。天井壁35Aの接点部37を含む領域37Aは、他の部分よりも肉厚に形成されている。天井壁35Aの接点部37側の端部35E(図16における左端部35E)は外壁35Bにより係止されている。
基板接続部35の内部には、図16に示すように、底壁35Cから天井壁35Aに向けて弧状に屈曲されたのちに接点部37の下側において接点部37の内側面に当接するようにU字状に折り曲げられたU字部38Aを有する弾性部材38が配置されている。この弾性部材38の弾性力により接点部37において所望以上の接圧が確実に得られるようになっている。
第3コネクタブロック13Cの車載電装品に接続されるコネクタを構成するメスコネクタについては、図示しないが、キャビティ32の数、第1メス端子金具33の数、第2メス端子金具34の数が相違する以外は、上述のメスコネクタ30と概ね同様の構成である。
(電気接続箱10の組み立ておよびメスコネクタ30との接続)
以下に、本実施形態の電気接続箱10の組み立て方法の一例を説明する。
メスコネクタ30は、通常は(電気接続箱10と接続される)外部機器側に設けられるものであり、電気接続箱10を構成するものではない。以下では電気接続箱10の組み立ておよびメスコネクタ30との接続について、順を追って説明する。
まず、第1端子金具26、第2端子金具27および第3端子金具28をそれぞれL字状に屈曲させて屈曲部26C,27Cを形成する。次に、第1端子金具26、第2端子金具27および第3端子金具28を貫通させるとともに、第1端子金具26の他端部26Bと屈曲部26Cとの間、第2端子金具27の他端部27Bと屈曲部27Cとの間、および第3端子金具28の他端部28Bと屈曲部28Cとの間に配されるように、台座29をインサート成型により形成する。このとき、第1端子金具26を一端部26Aが上方を向くように配するとともに、第2端子金具27の一端部27Aおよび第3端子金具28の一端部が下に向くように配する。
次に、第1回路基板14の第2導電路17に、第2端子金具27の一端部27Aおよび第3端子金具28の一端部をそれぞれ、フローはんだにより取り付ける。
第2端子金具27および第3端子金具28が取り付けられた第1回路基板14の縁部14Aを、オスハウジング23の基板配置部25Bに配するとともに、台座29をオスハウジング23の台座配置部25Aに配して、図10における右側から第1回路基板14を基板配置部25Bに挿入し、台座29を台座配置部25Aに嵌めこむと、オスハウジング23の奥壁25に、各端子金具26,27,28を備えた台座29と第1回路基板14が配置される。このとき台座29は係止突部29Aにより奥壁25の外壁面に係止される。このようにしてオスコネクタ22が得られる(図10を参照)。
オスコネクタ22の作製と平行して、あるいは前後して、メスコネクタ30を作製する。第1メス端子金具33の電線接続部36および第2メス端子金具34の電線接続部36に、所定の電装品に接続するための電線Wを接続して対応するキャビティ32に収容する。第2メス端子金具34については、上下段のキャビティ32において、その接点部37および天井壁35Aを対向させるように収容する。このようにしてメスコネクタ30が得られる(図13を参照)。
各コネクタブロック13A,13B,13Cを構成する各オスコネクタ22、オスコネクタ22に接続された第1回路基板14、およびヒューズブロック12を所定位置に配置して、所定の電線を圧接端子19に配するなどの接続作業を行った後、第2コネクタブロック13Bを接続した第2回路基板15を所定位置に重ねて配置し、所定の接続作業を行う。接続作業終了した後、コネクタブロック13、ヒューズブロック12、回路基板14,15をケース11に収容すると電気接続箱10の組み立てが完了する。
次に、各メスコネクタ30を、対応するオスコネクタ22に嵌合させ接続する。
メスコネクタ30をオスコネクタ22の嵌合凹部24に挿入すると、第1回路基板14の縁部14Aがメスハウジング31の基板挿入口33に挿入される。第1回路基板14の縁部14Aが第2メス端子金具34の接点部37と当接すると、第1回路基板14の上下方向に配される2つの第2メス端子金具34の接点部37を含む天井壁35Aが拡開変形し、弾性部材38のU字部38Aが接点部37に押圧されて弾性変形する。第1回路基板14の縁部が基板挿入口33の奥壁33Aに当接するところまで挿入され嵌合が完了すると、弾性部材38が弾性復帰し、弾性部材38の弾性力および接点部37の弾性力により所定の接圧で上下方向から第1回路基板14の縁部14Aが挟持され、縁部導電路16と第2メス端子金具34の接点部37とが電気的に接続される(図6を参照)。このとき、第1端子金具26、第2端子金具27および第3端子金具28は、それぞれ第1メス端子金具33に電気的に接続される。
(作用効果)
本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態においては、通電電流の小さい信号用端子金具の一部を、第1回路基板14の縁部導電路16で構成して、カードエッジ接続としたので、端子金具の数(第2端子金具27および第3端子金具28の総数)を減らすことができ、これにより、第2端子金具27および第3端子金具28を第1回路基板14に接続するのに要するスペースや第2端子金具27および第3端子金具28の配置段数を削減することが可能となる。
また、本実施形態によれば、カードエッジ接続とすることで、オスハウジング23を第1回路基板14の板面の上に取り付ける必要がなくなり、オスハウジング23の底壁23Cを電気接続箱10のケース11の一部とすることができるので、高さ方向において省スペースとすることができる。
その結果、本実施形態によれば、車両用電装品が増えたとしてもオスハウジング23を高さ方向に省スペースとすることができ、第1回路基板14も大型化しないから、コネクタ20を小型化することができ、電気接続箱10も小型化することができる。
また、本実施形態によれば、各端子金具26,27,28の屈曲部26C,27C,28Cと他端部26B,27B,28Bとの間の領域に、台座29を取り付けて、第2端子金具27および第3端子金具28の一端27Aを第1回路基板14の第2導電路17にはんだ付けなどの方法で取り付けた後、台座29をハウジング23の奥壁25に嵌めこむだけで、本実施形態のコネクタ20が得られる。
その結果、本実施形態によれば、容易に各端子金具27,28,29の位置決めを行うことができ、製造コストを抑えつつ、コネクタ20を作製することが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、回路基板14の縁部導電路16を備えるカードエッジコネクタを下側領域に配置し、一端部27Aが回路基板14に接続される第2端子金具27および第3端子金具28を備える基板コネクタを上側領域に配置した(つまり別の列に配置した)コネクタ20を示したが、回路基板14の縁部導電路16と端子金具27の他端部27Bとを同じ列に配置することで、カードエッジコネクタと、基板コネクタとを同じ列(下側領域)に配置してもよい(図17参照)。
図17に示すような構成とすると、コネクタハウジングを幅方向において小型化することが可能である。なお、図17に示すコネクタ40は、カードエッジコネクタと基板コネクタとが同じ列に配置されている点以外は上記実施形態1で説明したコネクタ20と同様の構成であるので、同様の構成については同じ符号を付す。
(2)上記実施形態では、通電電流の小さい信号端子の一部についても基板コネクタとしたが、通電電流の小さい信号端子のすべてをカードエッジコネクタで構成してもよい。
(3)上記実施形態では、端子金具の屈曲部と他端部27Bとの間に配されるとともに、ハウジングの奥壁25に嵌めこまれる台座29を備えるコネクタ20を示したが、本発明はこれに限定されない。端子金具を貫通させた状態で配する台座29を備えないものであってもよいし、台座29は奥壁25に嵌めこまれる構成でなくてもよい。
10…電気接続箱
11…ケース
14…第1回路基板(回路基板)
16…縁部導電路
17…第2導電路
W…電線
20,40…コネクタ
22…オスコネクタ
23…オスハウジング(ハウジング)
25…奥壁
25A…台座配置部
27…第2端子金具(端子金具)
27A…一端部
27B…他端部
27C…屈曲部
28…第3端子金具
28B…他端部
28C…屈曲部
29…台座
30…メスコネクタ
31…メスハウジング
34…第2メス端子金具(相手方端子)
35A…天井壁
37…接点部
38…弾性部材

Claims (4)

  1. 回路基板の縁部に形成され、前記回路基板の板面に沿う方向に嵌合する相手方端子と電気的に接続される縁部導電路と、
    一端部が前記回路基板の前記縁部導電路以外の第2導電路に接続され、通電電流が前記縁部導電路よりも高い端子金具の他端部と、を1つのハウジングに収容してなることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記端子金具は、前記一端部と前記他端部との間に屈曲部を有し、
    前記端子金具の前記屈曲部と前記他端部との間に、前記端子金具を貫通させた状態で配されるとともに、前記ハウジングの奥壁に嵌めこまれる台座を備えることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記回路基板の前記縁部導電路と、前記端子金具の他端部とが同じ列に並んで配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタをケースに収容してなる電気接続箱。
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