JP2012226377A - 光電気変換モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂をモールドして保護カバーを形成する際に故障が発生することがなく、かつ光素子やICなどで発生する熱を効果的に放熱可能なコネクタ一体型の電子機器を提供する。
【解決手段】基板9と、その基板9上に設けられる電子部品と、基板9の一端に設けられ外部電気機器5のレセプタクル6に挿入接続され外部電気機器5と電気的に接続されると共に電子部品と電気的に接続される電気コネクタ7と、基板9の表面および裏面に設けられるスペーサ24,25と、基板9と電子部品と電気コネクタ7とスペーサ24,25とを覆うと共に、そのスペーサ24,25に接触し支持される金属ケース23と、外部電気機器5側の金属ケース23の先端部が露出するようにその金属ケース23を覆う樹脂からなる保護カバー26とを有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部電気機器に接続するための電子機器及び光ファイバと電線を内蔵した光電気複合線を外部電気機器に接続するための光電気変換モジュールに関するものである。
インターネットやマルチメディアの急速な普及に伴う情報量の増大に対応するため、処理装置のデバイス間の信号伝送に光信号を用いる光インタコネクション技術の開発が進められている。
従来の光電気変換モジュールとしては、例えば、コネクタ端部に光素子を横一列に並べ、これら光素子に光ファイバを接続すると共に、各光素子からの電気信号を出力するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、光インタコネクションを用いた場合でも、光によって信号を伝送するだけではなく、低速信号や電源供給、接地など電気的な接続も残されており、電気配線と光ファイバを複合した光電気複合線が用いられている。
このような光電気複合線を外部電気機器に接続する際には、従来、図3に示すように、表面に電気配線が形成されたガラスエポキシ基板32を用意し、このガラスエポキシ基板32上に実装された光素子33と対向するように光電気複合線38の光ファイバ34を配置すると共に、電気配線の入力端子Piに光電気複合線38の電線35を電気的に接続する。そして、このガラスエポキシ基板32の出力端子Poに、ケーブル36を介してコネクタ37を電気的に接続する。
光ファイバ34からの光信号は、光素子33または光素子33と光素子制御用ICとで電気信号に変換され、出力端子Poに接続されたケーブル36を通ってコネクタ37に出力される。同様に、入力端子Piに入力された電線35からの電気信号は、出力端子Poに電気的に接続されたケーブル36を通ってコネクタ37に出力される。
光電気変換モジュール31では、このコネクタ37を外部電気機器に接続することにより、光電気複合線38を外部電気機器に接続している。図3では、図の簡略化のために光ファイバ34が1本、電線35が1本である場合を説明したが、光ファイバ34および電線35が複数本の場合も同様である。
特開2003−149512号公報 特開2006−245025号公報
ところで、光電気変換モジュール31では、ガラスエポキシ基板32とコネクタ37を一体化し、かつ光ファイバ34や光素子33を保護するため、コネクタ37の後端部から光電気複合線38の先端部までを覆うように樹脂をモールドして保護カバーを設ける。
光電気変換モジュール31を保護カバーで覆ってしまうと、光素子やICなどで発生する熱を効果的に放熱することが難しくなるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、光素子やICなどで発生する熱を効果的に放熱可能なコネクタ一体型の電子機器、光電気変換モジュールを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、光ファイバと電線を内蔵した光電気複合線を、外部電気機器のレセプタクルに接続するための光電気変換モジュールにおいて、基板と、該基板上にFPCコネクタを介して実装されるフレキシブル基板と、該フレキシブル基板の前記FPCコネクタとは反対側の端部を支えるための支え板と、前記フレキシブル基板の一方の面上に設けられ前記光ファイバを実装するための実装溝と、前記フレキシブル基板の一方の面上に形成され前記光ファイバのコアと光結合する光路変換手段と、前記フレキシブル基板の他方の面上に形成され前記光路変換手段を介して前記光ファイバの前記コアと光結合する光素子と、前記基板の一端に設けられ前記外部電気機器の前記レセプタクルに挿入接続され前記外部電気機器と電気的に接続されると共に前記光素子と電気的に接続される電気コネクタと、前記基板の表面及び裏面に設けられるスペーサと、前記外部電気機器側の前記電気コネクタの挿入接続部が露出するように前記基板と前記フレキシブル基板と前記電気コネクタと前記スペーサを覆うと共に、該スペーサに接触し支持される金属ケースと、前記外部電気機器側の前記金属ケースの先端部が露出するように前記金属ケースを覆う保護カバーとを有することを特徴とする光電気変換モジュールである。
本発明は、前記基板は2mm未満の厚さに形成され、前記電気コネクタに形成された上下の金属端子間に嵌合する厚さに形成される光電気変換モジュールである。
本発明は、前記フレキシブル基板は、前記光素子を形成した面を前記基板側として、その一端が前記FPCコネクタを介して前記基板上に実装されると共に、その他端が前記光路変換手段と共に前記支え板で支持され、前記光素子と前記基板とが離れるように前記FPCコネクタと前記支え板とで支持される光電気変換モジュールである。
本発明は、前記スペーサの一方は、前記基板表面と前記フレキシブル基板との間に介設され前記フレキシブル基板を支持する表面側基台と、その表面側基台の上方の前記光路変換手段と前記金属ケースとの間に介設された熱伝導シートまたは熱伝導性の接着剤からなり、前記スペーサの他方は、前記基板裏面に設けられた裏面側基台と、その裏面側基台と前記金属ケースとの間に設けられた熱伝導シートまたは熱伝導性の接着剤からなる光電気変換モジュールである。
本発明は、光ファイバと電線を内蔵した光電気複合線を、外部電気機器のレセプタクルに接続するための光電気変換モジュールにおいて、基板と、該基板上にFPCコネクタを介して実装されるフレキシブル基板と、該フレキシブル基板の前記FPCコネクタとは反対側の端部を支えるための支え板と、前記フレキシブル基板の一方の面上に設けられ前記光ファイバを実装するための実装溝と、前記フレキシブル基板の一方の面上に設けられ前記外部電気機器側に光路変換部が形成された前記光ファイバと、前記フレキシブル基板の他方の面上に形成され前記光路変換手段を介して前記光ファイバの前記コアと光結合する光素子と、前記基板の一端に設けられ前記外部電気機器の前記レセプタクルに挿入接続され前記外部電気機器と電気的に接続されると共に前記光素子と電気的に接続される電気コネクタと、前記基板の表面及び裏面に設けられるスペーサと、前記外部電気機器側の前記電気コネクタの挿入接続部が露出するように前記基板と前記フレキシブル基板と前記電気コネクタと前記スペーサを覆うと共に、該スペーサに接触し支持される金属ケースと、前記外部電気機器側の前記金属ケースの先端部が露出するように前記金属ケースを覆う保護カバーとを有することを特徴とする光電気変換モジュールである。
本発明によれば、基板を電気コネクタの上下の金属端子間に挿入接続し、電気コネクタと基板とを覆う金属ケースを設け、この金属ケースと基板との間にスペーサを設けることにより、光素子やICなどで発生した熱を効果的に放熱することができる。
さらに、本発明によれば、光導波路と光素子を設けたフレキシブルプリント基板に光ファイバを接続し、これをFPCコネクタを介して基板に実装することで、光ファイバを容易に基板に実装でき、光ファイバと電線を実装した基板を電気コネクタの金属端子間に挿入することで、容易にコネクタ一体型の光電気変換モジュールを実現できる。
本発明の光電気変換モジュールの縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 従来の光電気変換モジュールの平面図である。 本発明の変形例の光電気変換モジュールの要部拡大縦断面図である。 本発明の変形例の光電気変換モジュールの要部拡大縦断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施形態に係る光電気変換モジュールの縦断面図である。
図1に示すように、光電気変換モジュール1は、光ファイバ2と電線3を内蔵した光電気複合線4を、外部電気機器5に接続するためのものである。
また、この光電気変換モジュール1は、外部電気機器5からの電気信号を光信号に変換して光電気複合線4の光ファイバ2に出力する、あるいは光ファイバ2からの光信号を電気信号に変換して外部電気機器5に出力するものである。
光電気変換モジュール1は、外部電気機器5のレセプタクル6と嵌合する電気コネクタ7と、その電気コネクタ7の上下の金属端子8間に挿入される基板9と、表面に光路変換手段としての光導波路10、裏面にその光導波路10と光学的に接続される光素子11を搭載したフレキシブルプリント基板(フレキシブル基板)12とを主に備える。
基板9は、例えば、ガラスエポキシなどからなるリジッド基板であり、その表裏面には電気配線13が形成される。本実施形態では、表面に電気配線13を形成した2枚のリジッド基板の裏面同士を貼り合わせて基板9を形成した。基板9表面(図1では上側)の電気配線13と基板9裏面(図1では下側)の電気配線13とはスルーホール14を介して電気的に接続される。
基板9の厚さは、2mmより小さく形成される。これは、基板9の厚さが2mm以上であると、1Gbps以上の電気信号を伝送する際に、基板9表面側の電気信号と基板9裏面側の電気信号との間にタイミングのずれが生じ、スキュー(クロックスキュー)が発生してしまうためである。
電気コネクタ7は、レセプタクル6に挿入されるコネクタカバー15と、そのコネクタカバー15の後端面(図1では右側)より突出する上下一対の金属端子8とからなる。電気コネクタ7の先端面には、レセプタクル6に設けられた凸部16を挿入接続するための凹部(挿入接続部)17が形成される。金属端子8は、その先端がコネクタカバー15の先端と一致するように、凹部17内に延出される。
この電気コネクタ7の金属端子8間に基板9の先端部を挿入し、金属端子8と基板9の電気配線13とを半田などで電気的に接続する。このとき、基板9の厚さは、金属端子8間に嵌合する厚さに形成されるとよい。基板9の厚さは、上述したように2mmより小さく形成されるので、金属端子8間の距離をほぼ基板9の厚さと同じとなるように調整するとよい。
本実施形態では、基板9の表面側に光電気複合線4の光ファイバ2を接続し、基板9の裏面側に電線3を接続する。光ファイバ2は、フレキシブルプリント基板12の表面に形成された光導波路10に光学的に接続され、そのフレキシブルプリント基板12がFPCコネクタ19を介して基板9の表面に実装される。
このフレキシブルプリント基板12を図2により詳細に説明する。
図2に示すように、フレキシブルプリント基板12の表面には、光導波路10が形成され、その裏面には、光素子11とその光素子11を制御するIC18が搭載される。フレキシブルプリント基板12は、例えば、ポリイミドからなる。
光素子11は、PD(フォトダイオード)などの受光素子か、あるいはLD(レーザダイオード)などの発光素子からなる。光素子11とIC18は、フレキシブルプリント基板12の裏面に形成された電気配線12aにそれぞれ電気的に接続される。
なお、図1、2中において、金属ケース23に近い側から光導波路10、フレキシブルプリント基板12、電気配線12a、光素子11などの電子部品を順次配置したが、これを上下逆にして、金属ケース23に近い側から電子部品、電気配線12a、フレキシブルプリント基板12、光導波路10を順次配置した構成としてもよい。
光導波路10は、コア28とクラッド29とからなり、その端部には、光ファイバ2を実装すると共に、光ファイバ2のコアと光導波路10のコア28とを結合するための実装溝(図示せず)がフレキシブルプリント基板12上に設けられる。
光導波路10のコア28には、光導波路10とフレキシブルプリント基板12上に搭載した光素子11とを光学的に接続するためのミラー30が形成される。
ミラー30は、コア28を伝搬する光の光軸に対して45度となるように傾いて設けられ、光ファイバ2側からコア28中を伝搬してきた光を光素子11側に反射すると共に、光素子11からの光を光ファイバ2側のコア28に反射する。
フレキシブルプリント基板12は、光素子11およびIC18を搭載した側の面を基板9側として、その一端がFPCコネクタ19を介して基板9上に実装される。
フレキシブルプリント基板12の他端は、基板9表面に設けられた支え板20により支持される。支え板20は、フレキシブルプリント基板12およびその表面に形成された光導波路10を支持する。フレキシブルプリント基板12は、光素子11と基板9とが離れる(空間が形成される)ように、FPCコネクタ19および支え板20により支持される。光導波路10に接続された光ファイバ2の上方には、ガラスカバー21が設けられる。
基板9の裏面には、外部電気機器5側から供給される電圧を光素子11が動作する電圧に変換するための電圧変換用IC22が設けられる。
光電気変換モジュール1では、電気コネクタ7と基板9を覆うように筒状の金属ケース23が設けられる。金属ケース23としては、例えば、銅合金など熱伝導性の高い材料を用いるとよい。金属ケース23の幅は、基板9の幅とほぼ同じとなるように形成するとよい。
この金属ケース23と基板9表面との間には表面側スペーサ24が介設され、金属ケース23と基板9裏面との間には、裏面側スペーサ25が介設される。
表面側スペーサ24は、基板9表面とフレキシブルプリント基板12との間に介設されフレキシブルプリント基板12を支持する表面側基台24aと、その表面側基台24aの上方の光導波路10と金属ケース23との間に介設された熱伝導シートまたは熱伝導性の接着剤24bとからなる。
裏面側スペーサ25は、基板9裏面に設けられた裏面側基台25aと、その裏面側基台25aと金属ケース23との間に設けられた熱伝導シートまたは熱伝導性の接着剤25bとからなる
基台24a,25aは、熱伝導性の高い材料からなるものであればよいが、基板9に形成した電気配線13に半田で固定できるため、金属からなるものを用いるのが望ましい。
熱伝導シートとしては、例えば、熱伝導性シリコーンゴムからなるものなどを用いるとよく、熱伝導性の接着剤としては、例えば、エポキシ系熱伝導性接着剤などを用いるとよい。
このように基台24a,25aを金属材料で構成することにより、基板9から効率的に廃熱(放熱)が可能であり、また熱伝導性のシートまたは接着剤24b,25bは密着性よく金属ケース23と基台24a,25aとそれぞれに接触するので、この基台24a,25aと金属ケース23との熱的な接続を効果的に行うことが可能となる。従って、スペーサ24,25によって基板9の熱を金属ケース23に伝達することができる。
光電気変換モジュール1では、光ファイバ2や光素子11、IC18,22を保護するため、これらを筒状の金属ケース23で覆う。そして、外部電気機器5のレセプタクル6内に嵌合される分を考慮して、金属ケース23の先端部が露出するように、金属ケース23の途中から光電気複合線4の先端部までを覆うように、樹脂をモールドして保護カバー26が形成される。このとき、保護カバー26の先端部側で金属ケース23の金属端子8付近には樹脂が流れ込む隙間がないため、モールド時に樹脂が金属ケース23内に入り込むことはない。
金属ケース23の後端部では、金属端子8の曲がりや断線のおそれが無ければ金属ケース23内に樹脂が入り込んでもよい。樹脂(エポキシ樹脂の場合、熱伝導率0.19W・m-1・K-1)の方が、空気(熱伝導率0.0234W・m-1・K-1)よりも熱伝導率が大きいため、熱を効率よく金属ケース23に伝達できるからである。
また図1中において、基板9の後端部側の一部において金属ケース23で覆われていないが、金属ケース23が光電気複合配線4の先端部までを覆うように形成してもよい。金属ケース23が、少なくともICなどの電子部品(発熱部材)を覆って、この電子部品と金属ケース23とが熱的に接続されるように形成されていれば放熱の効果は得られ、またモールド時の樹脂によって金属端子8が曲がって断線してしまうなどの故障を抑制することができる。
外部電気機器5に設けられるレセプタクル6は、コネクタカバー15の先端部を収容する電気コネクタ挿入穴27と、電気コネクタ7の凹部17に嵌合する凸部16とからなる。凸部16の上下面には、凹部17と嵌合した際に金属端子8と接触し、電気的に接続する接続端子16aがそれぞれ設けられる。
本実施形態の作用を説明する。
光電気変換モジュール1では、電気コネクタ7の金属端子8間に基板9を挿入接続し、電気コネクタ7と基板9を覆うように筒状の金属ケース23を設け、その金属ケース23と基板9との間にスペーサ24,25を介設している。
基板9を金属端子8で上下から挟み込んで固定することにより、電気コネクタ7と基板9をより強固に接続することができる。さらに、金属ケース23をスペーサ24,25で支持することにより、樹脂をモールドして保護カバー26を形成する際に、樹脂の流れによる金属端子8の曲がりや、金属端子8から基板9が脱落することによる断線などの故障を抑制することができ、光電気変換モジュール1の信頼性を向上させることができる。
また、光電気変換モジュール1では、実装溝を有するフレキシブルプリント基板12に光ファイバ2を実装している。さらに、この光ファイバ2を接続したフレキシブルプリント基板12をFPCコネクタ19を介して基板9上に実装しており、光ファイバ2を容易に基板9に実装できる。
また上記実装溝に実装された光ファイバ2と光導波路10の光軸が一致するように、光導波路10はフレキシブルプリント基板12に位置決めされて設けられている。そのため、光ファイバ2と光素子11の光軸も一致させることができる。
また、光電気変換モジュール1では、光ファイバ2と電線3を実装した基板9を電気コネクタ7の金属端子8間に挿入することで、電気コネクタ7と金属端子8とを容易に接続することができる。よって、容易にコネクタ一体型の光電気変換モジュール1を実現できる。
さらに、基板9を電気コネクタ7の金属端子8間に挿入するため、金属端子8のピッチ(間隔)を広くすることができ、電気コネクタ7に基板9を実装しやすくなる。
また、基板9の表面に光ファイバ2を実装し、その裏面に電線3を接続しているため、光ファイバと電線を共に基板表面に接続する従来の光電気変換モジュールに比べ、小型化が可能となる。
また、光電気変換モジュール1では、基板9に形成されたスペーサ24,25の基台24a,25aを熱伝導性の高い材料で形成し、これを熱伝導シートまたは熱伝導性の接着剤24b,25bを介して金属ケース23に接続している。
これにより、光素子11やIC18、電圧変換用IC22などで発生する熱を基板9およびスペーサ24,25を介して金属ケース23に伝え、この金属ケース23の先端部より放熱することができる。よって、効果的に放熱することが可能となる。
また、光電気変換モジュール1では、表面側スペーサ24の表面側基台24aでフレキシブルプリント基板12を支持するように構成しているため、フレキシブルプリント基板12を安定して保持することができる。
上記実施形態では、裏面側スペーサ25を裏面側基台25aと熱伝導シートまたは熱伝導性の接着剤25bとで構成したが、基板9裏面に設けた電圧変換用IC22上に直接熱伝導シートまたは熱伝導性の接着剤を設け、これを金属ケース23に接触させるようにしてもよい。
上記実施形態においては、光路変換手段として光導波路10を用いた例で説明したが、図4に示すように、光路変換手段として光ファイバ2側に45度斜面部42を有する光学レンズブロック41を用いてもよい。光素子11と光ファイバ2のコアとは、この光学レンズブロック41に形成された45度斜面部42を介して光結合される。また、この光学レンズブロック41の代わりに光ファイバ2側に45度斜面部を有する金属ブロックを用いて、光路を90度変換させて光素子11と光ファイバ2のコアとを光結合してもよい。
また、図5に示すように、外部電気機器側の光ファイバ2の先端部を45度斜め研磨し、この研磨部にAuを蒸着した光路変換部51を有する光ファイバ2を用いて光路を90度変換してもよい。光ファイバ2のAu蒸着部において光路は90度変換されるため、光素子11と光ファイバ2のコアとは、この光路変換部51を介して光結合される。
なお上記実施形態は、光電気変換モジュールを用いて説明したが、これに限られない。ICなどの電子部品を搭載した基板の一端を電気コネクタに挿入接続し、これらを金属ケースおよび樹脂からなる保護カバーで覆った電子機器において、基板の表裏面側にスペーサをそれぞれ配置し、これらのスペーサが金属ケースと接触し支持するように形成する。なお、外部電気機器のレセプタクルが挿入接続される電気コネクタの凹部(挿入接続部)が露出するように金属ケースで覆い、この金属ケースは外部電気機器のレセプタクルと嵌合される分を考慮して、電気コネクタの途中部分から樹脂からなる保護カバーによって覆われている。
これにより、樹脂をモールドして保護カバーを形成する際に故障が発生することがなく、かつICなどの電子部品から発生する熱を効果的に放熱可能なコネクタ一体型の電子機器を作製することができる。また基板の表裏面に電気配線をそれぞれ形成する場合は、1Gbps以上の電気信号を伝送する際にスキューが発生しないように基板の厚さを2mm未満にするとよい。
1 光電気変換モジュール
2 光ファイバ
3 電線
4 光電気複合線
5 外部電気機器
6 レセプタクル
7 電気コネクタ
8 金属端子
9 基板
10 光導波路
11 光素子
12 フレキシブルプリント基板
13 電気配線
19 FPCコネクタ
20 支え板
23 金属ケース
24 表面側スペーサ
25 裏面側スペーサ
26 保護カバー

Claims (5)

  1. 光ファイバと電線を内蔵した光電気複合線を、外部電気機器のレセプタクルに接続するための光電気変換モジュールにおいて、
    基板と、
    該基板上にFPCコネクタを介して実装されるフレキシブル基板と、
    該フレキシブル基板の前記FPCコネクタとは反対側の端部を支えるための支え板と、
    前記フレキシブル基板の一方の面上に設けられ前記光ファイバを実装するための実装溝と、
    前記フレキシブル基板の一方の面上に形成され前記光ファイバのコアと光結合する光路変換手段と、
    前記フレキシブル基板の他方の面上に形成され前記光路変換手段を介して前記光ファイバの前記コアと光結合する光素子と、
    前記基板の一端に設けられ前記外部電気機器の前記レセプタクルに挿入接続され前記外部電気機器と電気的に接続されると共に前記光素子と電気的に接続される電気コネクタと、
    前記基板の表面及び裏面に設けられるスペーサと、
    前記外部電気機器側の前記電気コネクタの挿入接続部が露出するように前記基板と前記フレキシブル基板と前記電気コネクタと前記スペーサを覆うと共に、該スペーサに接触し支持される金属ケースと、
    前記外部電気機器側の前記金属ケースの先端部が露出するように前記金属ケースを覆う保護カバーとを有することを特徴とする光電気変換モジュール。
  2. 前記基板は2mm未満の厚さに形成され、前記電気コネクタに形成された上下の金属端子間に嵌合する厚さに形成される請求項1記載の光電気変換モジュール。
  3. 前記フレキシブル基板は、前記光素子を形成した面を前記基板側として、その一端が前記FPCコネクタを介して前記基板上に実装されると共に、その他端が前記光路変換手段と共に前記支え板で支持され、前記光素子と前記基板とが離れるように前記FPCコネクタと前記支え板とで支持される請求項1または2記載の光電気変換モジュール。
  4. 前記スペーサの一方は、前記基板表面と前記フレキシブル基板との間に介設され前記フレキシブル基板を支持する表面側基台と、その表面側基台の上方の前記光路変換手段と前記金属ケースとの間に介設された熱伝導シートまたは熱伝導性の接着剤からなり、前記スペーサの他方は、前記基板裏面に設けられた裏面側基台と、その裏面側基台と前記金属ケースとの間に設けられた熱伝導シートまたは熱伝導性の接着剤からなる請求項3記載の光電気変換モジュール。
  5. 光ファイバと電線を内蔵した光電気複合線を、外部電気機器のレセプタクルに接続するための光電気変換モジュールにおいて、
    基板と、
    該基板上にFPCコネクタを介して実装されるフレキシブル基板と、
    該フレキシブル基板の前記FPCコネクタとは反対側の端部を支えるための支え板と、
    前記フレキシブル基板の一方の面上に設けられ前記光ファイバを実装するための実装溝と、
    前記フレキシブル基板の一方の面上に設けられ前記外部電気機器側に光路変換部が形成された前記光ファイバと、
    前記フレキシブル基板の他方の面上に形成され前記光路変換手段を介して前記光ファイバの前記コアと光結合する光素子と、
    前記基板の一端に設けられ前記外部電気機器の前記レセプタクルに挿入接続され前記外部電気機器と電気的に接続されると共に前記光素子と電気的に接続される電気コネクタと、
    前記基板の表面及び裏面に設けられるスペーサと、
    前記外部電気機器側の前記電気コネクタの挿入接続部が露出するように前記基板と前記フレキシブル基板と前記電気コネクタと前記スペーサを覆うと共に、該スペーサに接触し支持される金属ケースと、
    前記外部電気機器側の前記金属ケースの先端部が露出するように前記金属ケースを覆う保護カバーとを有することを特徴とする光電気変換モジュール。
JP2012174510A 2012-08-07 2012-08-07 光電気変換モジュール Active JP5282838B2 (ja)

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