JP2012225619A - ヒートポンプ給湯空調機 - Google Patents

ヒートポンプ給湯空調機 Download PDF

Info

Publication number
JP2012225619A
JP2012225619A JP2011095637A JP2011095637A JP2012225619A JP 2012225619 A JP2012225619 A JP 2012225619A JP 2011095637 A JP2011095637 A JP 2011095637A JP 2011095637 A JP2011095637 A JP 2011095637A JP 2012225619 A JP2012225619 A JP 2012225619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
heat exchanger
heat
way valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011095637A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5537489B2 (ja
Inventor
Michifumi Ito
理史 伊藤
Naoki Ozawa
直希 小澤
Masahiko Chiba
誠彦 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Hitachi Kucho SE Ltd
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Hitachi Kucho SE Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc, Hitachi Kucho SE Ltd filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2011095637A priority Critical patent/JP5537489B2/ja
Publication of JP2012225619A publication Critical patent/JP2012225619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5537489B2 publication Critical patent/JP5537489B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】冷房運転,暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転および冷房運転時の排熱回収による給湯運転を行うことができる冷凍サイクル回路構成を実現し、さらに、より効率よく各運転を行うことのできるヒートポンプ給湯空調機を提供することを目的とする。
【解決手段】圧縮機1の吐出側に第1四方弁6a,第2四方弁6bおよび給湯側熱交換器3を並列に配置し、第1四方弁6aの先に室内側熱交換器10,室内側電子膨張弁11を設け、第2四方弁6bの先に室外側熱交換器2,室外側電子膨張弁5aを設け、給湯側熱交換器3の先に給湯側電子膨張弁5bを設け、各々が合流する場所に冷媒量調節器4を設けた冷凍サイクル回路とし、運転用途により第1四方弁6aおよび第2四方弁6bを切替え、各電子膨張弁をコントロールすることで、冷暖房や給湯、冷房(または暖房)と給湯の同時運転、および冷房運転時の排熱回収による給湯運転を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヒートポンプ空調機とヒートポンプ給湯機の2つの役割を担う機器により、冷房運転,暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転および冷房運転時の排熱回収による給湯運転を行うことができるとともに、給湯側の水回路の変更や、室外側熱交換器を水またはブラインによる循環式として回路を追加することで運転効率を向上させることができ、さらに、複数台の室内側熱交換器による冷暖房運転を可能とする冷凍サイクル回路の構成に関する。
従来のヒートポンプ給湯空調機としては、特許文献1のように、冷房運転,冷房給湯運転,給湯運転を行うことのできる構成があるが、この場合、冷房給湯運転時は、凝縮器としての役割を果たすのは給湯側熱交換器のみであるため、冷房負荷が大きい場合には冷房能力を制限する必要がある。逆に、冷房負荷が小さい場合には、室外側熱交換器へ冷房能力を捨てることで室内の快適性を確保するとしている。
冷房運転,暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転を行える従来のヒートポンプ給湯空調機としては、特許文献2があるが、暖房給湯運転時には、給湯側熱交換器と室内側熱交換器を直列に配置しており、室内側熱交換器での暖房能力の低下を抑制するため、給湯側熱交換器に水を供給する給水ポンプの循環量を制限するか、あるいは給水ポンプを停止させて、給湯能力を落としている。
特開2001−248937号公報 特開2005−249319号公報
ここで、特許文献1では、給湯側供給水の温度が上がることによる負荷の変動に関しては特に対応しておらず、加えて空調機としては暖房運転を行うことができない。また、特許文献2では、冷房運転時の排熱を回収できる冷凍サイクル回路となっていないため、冷媒の熱が大気に放出されて有効に活用されていないだけではなく、ヒートアイランド現象の要因となる。なお、両ヒートポンプ給湯空調機ともに、室内側熱交換器は1つであり、複数台の冷房運転,暖房運転を行うことはできない。
そこで本発明は、これらの問題点を解決し、冷房運転,暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転および冷房運転時の排熱回収による給湯運転を行うことができるヒートポンプ給湯空調機を提供することを目的とする。
本発明では、冷媒を圧縮する圧縮機1の吐出配管を第1四方弁6a,第2四方弁6bおよび給湯側熱交換器3へ分岐し、第2四方弁6bから室外側熱交換器2を、室外側電子膨張弁5aを介して冷媒量調節器4に接続し、上記部品と並列に給水ポンプ8により貯湯タンク9から供給される水を加熱する給湯側熱交換器3を、給湯側電子膨張弁5bを介して冷媒量調節器4に接続し、第1四方弁6aから室内側熱交換器10を、室内側電子膨張弁11を介して冷媒量調節器4に接続し、第1四方弁6aおよび第2四方弁6bを介して圧縮機1が冷媒を吸入する冷凍サイクル回路をもち、第1四方弁6a,第2四方弁6bの切替えにより、冷房運転,暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転および冷房運転時の排熱回収の各運転を切替えることが可能である。
本発明によれば、冷房運転,暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転および冷房運転時の排熱回収による給湯運転を行うことができる。
本実施例によるヒートポンプ給湯空調機の冷凍サイクル系統図。 冷房運転時の冷媒の流れを示す冷凍サイクル系統図。 暖房運転時の冷媒の流れを示す冷凍サイクル系統図。 給湯運転時の冷媒の流れを示す冷凍サイクル系統図。 冷房給湯運転時の冷媒の流れを示す冷凍サイクル系統図。 暖房給湯運転時の冷媒の流れを示す冷凍サイクル系統図。 冷房運転時の排熱回収による給湯運転における冷媒の流れを示す冷凍サイクル系統図。 実施例2の冷凍サイクル系統図。 実施例3の冷凍サイクル系統図。 実施例4の冷凍サイクル系統図。 実施例5の冷凍サイクル系統図。 実施例6の冷凍サイクル系統図。 実施例7の冷凍サイクル系統図。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
本発明の実施例1によるヒートポンプ給湯空調機は、図1に示すように、圧縮機1の吐出側に第1四方弁6a,第2四方弁6b,給湯側熱交換器3を並列に設け、第1四方弁6aの先に室内側熱交換器10および室内側電子膨張弁11,第2四方弁6bの先に室外側熱交換器2および室外側電子膨張弁5a,給湯側熱交換器3の先に給湯側電子膨張弁5bを設け、上記三方向の合流する場所に冷媒量調節器4を設けた構造としている。給湯側については、給湯側熱交換器3と貯湯タンク9を水配管で接続しており、給湯側熱交換器3の一次側に給水ポンプ8を設けて、給湯側熱交換器3で温めた湯が貯湯タンク9に送られる構造となっている。ここで、各運転の切替えについては、第1四方弁6a,第2四方弁6bを切替えることにより行い、余計なところに冷媒が流れることがないよう、逆止弁A7a,逆止弁B7bを設けている。以下に、冷房運転,暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転および冷房運転時の排熱回収による給湯運転の各運転について説明する。
冷房運転を行う場合は、図2に示すように、圧縮機1から吐出した高温高圧のガス冷媒を、第2四方弁6bを介し、室外側熱交換器2にて放熱することで冷媒を凝縮させ、冷媒量調節器4に一旦溜める。その後、室内側電子膨張弁11にて断熱膨張され、低温低圧になった冷媒を室内側熱交換器10にて周囲の空気から熱を吸熱させることで蒸発させ、低温低圧のガス冷媒として、第1四方弁6a,第2四方弁6bを介し、圧縮機1の吸入側に流れるようになっている。このとき、室内側熱交換器10にて冷やされた空気をファンにより送風することで冷房している。
暖房運転を行う場合は、図3に示すように、圧縮機1から吐出した高温高圧のガス冷媒を、第1四方弁6aを介し、室内側熱交換器10にて周囲の空気に放熱することで冷媒を凝縮させ、冷媒量調節器4に一旦溜める。その後、室外側電子膨張弁5aにて断熱膨張され、低温低圧となった冷媒を室外側熱交換器2にて周囲の熱を吸熱させることで蒸発させ、低温低圧のガス冷媒として、第2四方弁6b,第1四方弁6aを介し、圧縮機1の吸入側に流れるようになっている。このとき、室内側熱交換器10にて暖められた空気をファンにより送風することで暖房している。
なお、上記の冷房運転および暖房運転では、給湯側熱交換器3を使用しないため、給湯側電子膨張弁5bにて冷媒の流れを閉止している。
給湯運転の場合は、図4に示すように、圧縮機1から吐出した高温高圧のガス冷媒を給湯側熱交換器3にて給水ポンプ8で送られてくる水に放熱することで冷媒を凝縮させ、冷媒量調節器4に一旦溜める。その後、室外側電子膨張弁5aにて断熱膨張され、低温低圧となった冷媒を室外側熱交換器2にて周囲の熱を吸熱させることで蒸発させ、低温低圧のガス冷媒として、第2四方弁6bを介し、圧縮機1の吸入側に流れるようになっている。このとき、給湯側熱交換器3により温められた湯は、給水ポンプ8により貯湯タンク9に送ることで貯湯している。また、給湯運転では、室内側熱交換器10を使用しないため、室内側電子膨張弁11で冷媒の流れを閉止している。
冷房給湯運転の場合は、図5に示すように、圧縮機1から吐出した高温高圧のガス冷媒を給湯側熱交換器3にて給水ポンプ8で送られてくる水に放熱することで冷媒を凝縮させ、冷媒量調節器4に一旦溜める。その後、室内側電子膨張弁11および室外側電子膨張弁5aにて断熱膨張され、低温低圧となった冷媒を室内側熱交換器10および室外側熱交換器2にて周囲の熱を吸熱させることで蒸発させ、低温低圧のガス冷媒として、第1四方弁6aおよび第2四方弁6bを介し、圧縮機1の吸入側に流れるようになっている。
なお、室内側熱交換器10と室外側熱交換器2を流れる冷媒量については、必要な冷房能力や給湯能力に応じて、室内側電子膨張弁11および室外側電子膨張弁5aによりコントロールしている。このとき、室内側熱交換器10にて冷やされた空気をファンにより送風することで冷房し、給湯側熱交換器3により温められた湯は、給水ポンプ8により貯湯タンク9に送ることで貯湯している。
暖房給湯運転の場合は、図6に示すように、圧縮機1から吐出した高温高圧のガス冷媒を給湯側熱交換器3にて給水ポンプ8で送られてくる水に放熱することで冷媒を凝縮させ、また、第1四方弁6aを介し、室内側熱交換器10にて周囲の空気により放熱することで冷媒を凝縮させ、冷媒量調節器4にて合流させて一旦溜める。その後、室外側電子膨張弁5aにて断熱膨張され、低温低圧となった冷媒を室外側熱交換器2にて周囲の熱を吸熱させることで蒸発させ、低温低圧のガス冷媒として、第1四方弁6aおよび第2四方弁6bを介し、圧縮機1の吸入側に流れるようになっている。
なお、室内側熱交換器10および給湯側熱交換器3を流れる冷媒量については、必要な暖房能力や給湯能力に応じて、室内側電子膨張弁11と給湯側電子膨張弁5bにてコントロールしている。このとき、室内側熱交換器10により暖められた空気をファンにより送風することで暖房し、給湯側熱交換器3により温められた湯は、給水ポンプ8により貯湯タンク9に送ることで貯湯している。これらの暖房給湯運転で冷媒の凝縮側となる室内側熱交換器10と給湯側熱交換器3とは並列に配置されており、それぞれ室内側電子膨張弁11と給湯側電子膨張弁5bによって冷媒量をコントロールして、暖房能力や給湯能力を確保することができる。
冷房運転時の排熱回収による給湯運転の場合は、図7に示すように、圧縮機1から吐出した高温高圧のガス冷媒を給湯側熱交換器3にて給水ポンプ8で送られてくる水に放熱することで冷媒を凝縮させ、冷媒量調節器4に一旦溜める。その後、室内側電子膨張弁11にて断熱膨張され、低温低圧になった冷媒を室内側熱交換器10にて周囲の熱を吸熱させることで蒸発させ、低温低圧のガス冷媒として、第1四方弁6aおよび第2四方弁6bを介し、圧縮機1の吸入側に流れるようになっている。
このとき、室内側熱交換器10にて冷やされた空気をファンにより送風することで冷房し、給湯側熱交換器3により温められた湯は、給水ポンプ8により貯湯タンク9に送ることで貯湯している。なお、必要な冷房能力が大きい場合、すなわち給湯側熱交換器3のみでは冷媒を完全に凝縮させることができない場合には、圧縮機1から吐出した高温高圧のガス冷媒を、第2四方弁6bを介し室外側熱交換器2にも流して放熱させて冷媒を凝縮するよう、室外側電子膨張弁5aをコントロールしている。
このように冷房運転時の排熱回収による給湯運転では、圧縮機1から吐出した高温高圧のガス冷媒を給湯側熱交換器3に流し、給水ポンプ8により水を循環させることで給湯運転を行うことができ、ここで凝縮させた冷媒を室内側熱交換器10にて蒸発させることで冷房運転を行うことができる。
ここで、必要な冷房能力が大きい場合には、給湯側電子膨張弁5bのみでなく室外側熱交換器2にも冷媒を流して凝縮させることにより、冷房能力を低下させることなく排熱回収による給湯運転を可能とする。また、必要な冷房能力が小さく、かつ、給湯能力を確保したい場合には、第2四方弁6bの切替えにより、室内側熱交換器10に加えて室外側熱交換器2も冷媒の吸熱側とする冷房給湯運転と同じ冷凍サイクル回路とし、給湯能力を増加させるよう室外側熱交換器2により冷媒の吸熱量を補助することができる。このように、必要な冷房能力の大小によって第2四方弁6bを切替え、室外側熱交換器2を冷媒の凝縮側としたり吸熱側としたりするのは、前述の冷房給湯運転においても有効である。
以上のように実施例1によれば、単一の冷凍サイクル構成で冷房運転,暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転および冷房運転時の排熱回収による給湯運転を行うことのできる冷凍サイクル回路を得ることができる。この構成を採用することで、機器をコンパクトに設計することができ、また、冷房時の排熱回収による給湯運転によってヒートアイランド現象の抑制を図ることができる。
前述の実施例1にて説明した冷凍サイクル回路において、図8に示すように、室外側熱交換器2の熱交換媒体として水またはブラインを利用して循環式とした場合で、給湯側熱交換器3一次側の供給水を室外側熱交換器2二次側の熱交換媒体と熱交換させるためのバイパス回路と、室外側に調整弁A13および給湯側に調整弁B14を新しく設けてあり、室外側熱交換器2が冷媒の吸熱側となる給湯、冷房給湯および暖房給湯時に、給湯側熱交換器3一次側の供給水の温度を下げ、かつ、室外側熱交換器2二次側の熱交換媒体の温度を上げて、湯を温める効率がよくなるようコントロールする。
このように、室外側熱交換器2の熱交換媒体を水またはブラインとした場合には、給湯側熱交換器3一次側の供給水と室外側熱交換器2二次側の水またはブラインを熱交換させる回路を設けることにより、給湯側供給水の温度上昇や室外側の水またはブラインの温度低下に伴う効率低下を抑えることができる。
実施例1にて説明した冷凍サイクル回路において、図9に示すように、給湯側熱交換器3の一次側に電磁弁16、二次側に逆止弁C17を設けてあり、実施例1にて説明した暖房運転中に給湯側熱交換器3での無駄な冷媒の放熱を防止し、高温高圧のガス冷媒すべてを室内側熱交換器10に流すことができる。
このように給湯側熱交換器3を使用しない暖房運転において、給湯側熱交換器3へつながる余計な冷媒流路を遮断することにより、高温高圧のガス冷媒が給湯側熱交換器3に流れて放熱してしまうのを防止し、暖房効率の向上を図ることができる。
実施例1にて説明した冷凍サイクル回路において、図10に示すように、給湯側熱交換器3の二次側の湯を電気品箱18に設けた電気部品の放熱用のヒートシンク19内に通す回路と調整弁C15を新しく設け、湯を温める給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転において、一般に高温となるインバータなどの電気品からの発熱を利用して給湯側熱交換器3の二次側の湯をさらに温める構造とし、かつ、電気品箱18内の温度を下げるようにコントロールする。
このように、電気品からの発熱を利用する回路を設けることで給湯運転により温められる湯の温度を上げることができ、さらに電気品箱内の温度は低く抑えることができる。
実施例1にて説明した冷凍サイクル回路において、室外側熱交換器2の熱交換媒体として水またはブラインを利用して循環式とした場合で、図11に示すように、室外側熱交換器2二次側の熱交換媒体を電気品箱18に設けてある電気部品の放熱用のヒートシンク19内を通すバイパス回路と調整弁A13を新しく設けてあり、室外側熱交換器2が冷媒の吸熱側となる暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転時に、一般に高温となるインバータなどの電気品からの発熱を利用して室外側熱交換器2二次側の熱交換媒体の温度を効率のよい温度に上げられる構造とし、かつ、電気品箱18内の温度を下げるようにコントロールする。
このように、電気品からの発熱を利用する回路を設けることで、冷媒の吸熱側となる室外側熱交換器2を効率の良い状態で運転することができ、さらに電気品箱内の温度は低く抑えることができる。
実施例1にて説明した冷凍サイクル回路において、図12に示すように、給湯側熱交換器3一次側の供給水を室外側熱交換器2と熱交換させるためのバイパス回路と調整弁A13を新しく設けてあり、給湯側熱交換器3一次側の供給水の温度を効率のよい温度に下げるようにコントロールする。
このように、給湯側熱交換器3一次側の供給水の温度を低くすることで、給湯側供給水の温度上昇による給湯運転時の効率低下を抑えることができる。
実施例1にて説明した冷凍サイクル回路において、図13に示すように、複数台(例えば3台)の室内側熱交換器10a〜cおよび室内側電子膨張弁11a〜cを並列に新しく配置してあり、室内側熱交換器10a〜cが設置された場所の各々の必要冷暖房能力に応じて室内側電子膨張弁11a〜cをコントロールすることで、複数台の室内側熱交換器による冷房運転,暖房運転を行えるようになっている。また、この場合でも実施例1と同様に冷房給湯運転,暖房給湯運転および冷房運転時の排熱回収による給湯運転を行えるようになっている。
以上、実施例によって、単一の冷凍サイクルで冷房運転,暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転および冷房運転時の排熱回収による給湯運転を行うことの可能なヒートポンプ給湯空調機を提供することができる。さらに、必要な冷房能力の大小に関係なく冷房と給湯の同時運転ができ、給湯能力を制限することなく暖房給湯運転を行うことができ、また、様々な構成によって各運転の効率を上げることの可能な冷凍サイクル回路とすることができる。
1 圧縮機
2 室外側熱交換器
3 給湯側熱交換器
4 冷媒量調節器
5a 室外側電子膨張弁
5b 給湯側電子膨張弁
6a 第1四方弁
6b 第2四方弁
7a 逆止弁A
7b 逆止弁B
8 給水ポンプ
9 貯湯タンク
10(a〜c) 室内側熱交換器
11(a〜c) 室内側電子膨張弁
12 循環ポンプ
13 調整弁A
14 調整弁B
15 調整弁C
16 電磁弁
17 逆止弁C
18 電気品箱
19 ヒートシンク

Claims (8)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機1の吐出配管を第1四方弁6a,第2四方弁6bおよび給湯側熱交換器3へ分岐し、第2四方弁6bから室外側熱交換器2を、室外側電子膨張弁5aを介して冷媒量調節器4に接続し、上記部品と並列に給水ポンプ8により貯湯タンク9から供給される水を加熱する給湯側熱交換器3を、給湯側電子膨張弁5bを介して冷媒量調節器4に接続し、第1四方弁6aから室内側熱交換器10を、室内側電子膨張弁11を介して冷媒量調節器4に接続し、第1四方弁6aおよび第2四方弁6bを介して圧縮機1が冷媒を吸入する冷凍サイクル回路をもち、第1四方弁6a,第2四方弁6bの切替えにより、冷房運転,暖房運転,給湯運転,冷房給湯運転,暖房給湯運転および冷房運転時の排熱回収による給湯運転を行うことのできるヒートポンプ給湯空調機。
  2. 請求項1において、
    室外側熱交換器2の熱交換媒体として水またはブラインを利用し、熱交換した媒体を循環ポンプ12により給湯側熱交換器3一次側の供給水と熱交換させることで、供給水の温度を下げ、給湯運転時の効率を上げることのできるヒートポンプ給湯空調機。
  3. 請求項1または2において、
    室外側熱交換器2の熱交換媒体を循環式とした場合に、循環ポンプ12により給湯側熱交換器3一次側の供給水と熱交換させることで、室外側熱交換器2の循環媒体の温度を上げて運転効率を上げることのできるヒートポンプ給湯空調機。
  4. 請求項1において、
    給湯側熱交換器3の一次側に電磁弁16、二次側に逆止弁C17を設けることで暖房効率を上げることのできるヒートポンプ給湯空調機。
  5. 請求項1において、
    給湯側熱交換器3の二次側の供給水を電気品箱18に設けてある排熱用のヒートシンク19内に通すことで、給湯側の出湯温度を上げ、かつ、電気品箱18内の温度を下げることができるヒートポンプ給湯空調機。
  6. 請求項1において、
    室外側熱交換器2の熱交換媒体として水またはブラインを利用した循環式とした場合、熱交換した媒体を循環ポンプ12により電気品箱18に設けてある排熱用のヒートシンク19内に通すことで、循環媒体の温度を上げて運転効率を上げることができ、かつ、電気品箱18内の温度を下げることのできるヒートポンプ給湯空調機。
  7. 請求項1において、
    給湯側熱交換器3一次側の供給水を室外側熱交換器2の一部に通すことで、供給水の温度を下げ、給湯運転時の効率を上げることのできるヒートポンプ給湯空調機。
  8. 請求項1において、
    室内側熱交換器10,室内側電子膨張弁11を並列に複数設けることで、複数台の室内側熱交換器による冷房運転,暖房運転、および冷房給湯運転,暖房給湯運転を行うことのできるヒートポンプ給湯空調機。
JP2011095637A 2011-04-22 2011-04-22 ヒートポンプ給湯空調機 Expired - Fee Related JP5537489B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011095637A JP5537489B2 (ja) 2011-04-22 2011-04-22 ヒートポンプ給湯空調機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011095637A JP5537489B2 (ja) 2011-04-22 2011-04-22 ヒートポンプ給湯空調機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012225619A true JP2012225619A (ja) 2012-11-15
JP5537489B2 JP5537489B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=47275977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011095637A Expired - Fee Related JP5537489B2 (ja) 2011-04-22 2011-04-22 ヒートポンプ給湯空調機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5537489B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103644680A (zh) * 2013-12-24 2014-03-19 深圳麦克维尔空调有限公司 一种全热回收机组
CN104075487A (zh) * 2014-06-10 2014-10-01 烟台顿汉布什工业有限公司 一种四管制多功能风冷冷热水机组
WO2015104815A1 (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 三菱電機株式会社 空調給湯複合システム
CN105299953A (zh) * 2015-10-21 2016-02-03 珠海英伟特电子科技股份有限公司 具有能量分配的多功能变频空气源热泵
CN105783321A (zh) * 2016-04-15 2016-07-20 广东纽恩泰新能源科技发展有限公司 一种空气源三联供全热回收系统
CN105928250A (zh) * 2016-05-24 2016-09-07 浙江创能新能源科技有限公司 多功能热泵热水器
CN107883552A (zh) * 2017-12-12 2018-04-06 珠海格力电器股份有限公司 五通阀、空调机组及控制方法
KR20190054800A (ko) * 2017-11-14 2019-05-22 엘지전자 주식회사 축열조를 구비하는 공기 조화기 및 그 제어방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000074455A (ja) * 1998-09-02 2000-03-14 Kyushu Electric Power Co Inc 蓄熱・貯湯型空気調和機
JP2004218944A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒートポンプ式冷暖房給湯装置
JP2005249319A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Fujitsu General Ltd ヒートポンプ給湯エアコン

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000074455A (ja) * 1998-09-02 2000-03-14 Kyushu Electric Power Co Inc 蓄熱・貯湯型空気調和機
JP2004218944A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒートポンプ式冷暖房給湯装置
JP2005249319A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Fujitsu General Ltd ヒートポンプ給湯エアコン

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103644680A (zh) * 2013-12-24 2014-03-19 深圳麦克维尔空调有限公司 一种全热回收机组
WO2015104815A1 (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 三菱電機株式会社 空調給湯複合システム
GB2537453A (en) * 2014-01-09 2016-10-19 Mitsubishi Electric Corp Combined air-conditioning and hot-water supply system
CN104075487A (zh) * 2014-06-10 2014-10-01 烟台顿汉布什工业有限公司 一种四管制多功能风冷冷热水机组
CN105299953A (zh) * 2015-10-21 2016-02-03 珠海英伟特电子科技股份有限公司 具有能量分配的多功能变频空气源热泵
CN105783321A (zh) * 2016-04-15 2016-07-20 广东纽恩泰新能源科技发展有限公司 一种空气源三联供全热回收系统
CN105928250A (zh) * 2016-05-24 2016-09-07 浙江创能新能源科技有限公司 多功能热泵热水器
KR20190054800A (ko) * 2017-11-14 2019-05-22 엘지전자 주식회사 축열조를 구비하는 공기 조화기 및 그 제어방법
KR102486269B1 (ko) * 2017-11-14 2023-01-10 엘지전자 주식회사 축열조를 구비하는 공기 조화기 및 그 제어방법
CN107883552A (zh) * 2017-12-12 2018-04-06 珠海格力电器股份有限公司 五通阀、空调机组及控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5537489B2 (ja) 2014-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5537489B2 (ja) ヒートポンプ給湯空調機
JP5166385B2 (ja) 空調給湯システム
JPWO2013172166A1 (ja) ヒートポンプ装置
JP4298990B2 (ja) 二酸化炭素を冷媒として用いた冷凍装置
JP2006292313A (ja) 地中熱利用装置
JP4182494B2 (ja) 大温度差空調システム
EP2541170A1 (en) Air-conditioning hot-water-supply system
JP2015048987A (ja) 空気調和装置
JP2009156496A (ja) 空気調和装置
KR20090102478A (ko) 차량용 히트펌프시스템
KR100900441B1 (ko) 지열을 이용한 히트펌프 냉난방장치
JP2013185741A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP2006010137A (ja) ヒートポンプシステム
KR101321545B1 (ko) 공기조화기
KR101170712B1 (ko) 지열을 이용한 가스엔진히트펌프 냉난방 시스템
KR20090044885A (ko) 히트펌프식 냉난방 장치
CN201074924Y (zh) 水冷空气源热泵空调
CN113883599A (zh) 空调器
JP5843630B2 (ja) 冷却システム
JP5333557B2 (ja) 給湯空調システム
JP2006017440A (ja) ヒートポンプ空調機
JP2005030708A (ja) 地中熱ヒートポンプ制御用半導体の冷却構造
JP2004293889A (ja) 氷蓄熱ユニット、氷蓄熱式空調装置及びその運転方法
KR100900440B1 (ko) 히트펌프 냉난방장치
KR20150123613A (ko) 히트 펌프를 이용한 냉난방장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5537489

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees