JP2012223490A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】製品ばらつきがあっても水槽内に設定された最適な給水量に洗濯水を供給することができる洗濯機を提供する。
【解決手段】本実施形態の洗濯機は、水槽内に洗濯水を供給する給水手段と、前記水槽内に供給された洗濯水の水位を水位周波数として検出する水位センサと、前記水槽内に予め一定水量の洗濯水を供給したときの前記水位センサの検出水位周波数を基準水位周波数として記憶する記憶手段と、洗い、すすぎ、脱水の行程の洗濯運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された基準水位周波数に基づいて前記給水手段による給水量を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】本実施形態の洗濯機は、水槽内に洗濯水を供給する給水手段と、前記水槽内に供給された洗濯水の水位を水位周波数として検出する水位センサと、前記水槽内に予め一定水量の洗濯水を供給したときの前記水位センサの検出水位周波数を基準水位周波数として記憶する記憶手段と、洗い、すすぎ、脱水の行程の洗濯運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された基準水位周波数に基づいて前記給水手段による給水量を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は洗濯機に関する。
従来より、洗濯機、例えばドラム式洗濯機においては、回転槽を回転可能に収納した水槽内に洗濯水を供給する給水弁が設けられ、前記水槽内に供給された洗濯水の水位を水位周波数として検出する水位センサが設けられ、洗濯運転の給水時には、給水弁を開放して水槽内に洗濯水を供給し、水位センサの検出水位周波数が設定水位になったときに水槽内に設定給水量の洗濯水が供給されたものとして検出して給水弁を閉塞させるようになっている。
しかしながら、洗濯機には固体ばらつきすなわち製品ばらつきがあり、例えば水槽の寸法にばらつきがあるとともに、水位センサの検出精度にばらつきがあり、水槽内への洗濯水の供給時に水位センサが設定された水位を検出したとしても、供給された洗濯水の水量が設定された最適な給水量になっているかどうかは必ずしも正確とは言えないことがあった。
そこで、製品ばらつきがあっても水槽内に設定された最適な給水量に洗濯水を供給することができる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、水槽と、この水槽内に回転可能に配設され、洗濯物が投入される回転槽と、前記水槽内に洗濯水を供給する給水手段と、前記水槽内に供給された洗濯水の水位を水位周波数として検出する水位センサと、前記水槽内に予め一定水量の洗濯水を供給したときの前記水位センサの検出水位周波数を基準水位周波数として記憶する記憶手段と、洗い、すすぎ、脱水の行程の洗濯運転を制御する制御手段とを備えている。そして、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された基準水位周波数に基づいて前記給水手段による給水量を制御する。
以下、ドラム式洗濯機に適用した一実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図1及び図2において、外箱1は矩形箱状をなしていて、底部に脚部2を有する台板3が設けられている。外箱1の前部(図1の左側)に、洗濯物出入口4が形成されているとともに、この洗濯物出入口4を開閉する扉5が図示しないヒンジを介して回動可能に設けられている。
まず、図1及び図2において、外箱1は矩形箱状をなしていて、底部に脚部2を有する台板3が設けられている。外箱1の前部(図1の左側)に、洗濯物出入口4が形成されているとともに、この洗濯物出入口4を開閉する扉5が図示しないヒンジを介して回動可能に設けられている。
外箱1内には、貯水が可能な水槽6が弾性支持機構7を介して配設されている。水槽6は、前面が開放され、後面が閉塞された有底円筒状をなしていて、軸方向が水平方向よりも前上がりの傾斜状態となるように配置されている。水槽6の前部には、環状をなす水槽カバー8が装着されている。この水槽カバー8は、図2にも示すように、水槽6の周壁部から中心方向に張り出した第1の張出し部8aと、この第1の張出し部8aの先端部から前方へ突出した短円筒状の第1の突出部8bと、この第1の突出部8bの先端部から中心方向に張り出した第2の張出し部と、この第2の張出し部の先端部から前方へ突出した短円筒状の第2の突出部とを有していて、第2の突出部の内周部を開口部9としている。第2の突出部の先端部と前記洗濯物出入口4との間には、弾性変形が可能なベローズ10が設けられていて、このベローズ10によって水槽6の開口部9と洗濯物出入口4との間が水密かつ気密に接続されている。べローズ10には、前後方向の中間部に、後方側へ湾曲した湾曲部10aが形成されている。
水槽6内には、回転槽であるドラム11が回転可能に配設されている。このドラム11も、水槽6と同様に前面が開放され、後面が閉塞された有底円筒状をなしていて、軸方向が水平方向よりも前上がりの傾斜状態となるように配置されている。ドラム11の周壁部には、通水及び通風が可能な多数の孔12が形成され、周壁部の内面には、バッフル13が複数個(図1、図2では1個のみ示す)設けられている。ドラム11の前部には、環状をなすバランスリング14が設けられていて、このバランスリング14の内周部の開口部15が洗濯物出入口4に連通している。
ドラム11は、水槽6の背面側に設けられたドラムモータ16により直接回転されるようになっている。ドラムモータ16は、例えばアウターロータ形のDCブラシレスモータにより構成されていて、ドラム11の駆動手段として機能する。ドラム11には、洗濯物出入口4から洗濯物が出し入れ可能に収容される。ドラム11は、洗濯物の洗い、すすぎ、脱水に共用の槽として機能する。
水槽6の後部の最下部に排水口19が設けられ、この排水口19に、排水管20の一端部が接続されている。排水管20の他端部は、リント捕獲部を構成するフィルタユニット21のフィルタケース22の入口に接続されている。フィルタケース22の前部には、フィルタキャップ23が着脱可能に装着されていて、このフィルタキャップ23に、図示しないリントフィルタが設けられている。従って、リントフィルタは、フィルタキャップ23を介してフィルタケース22に着脱可能に装着されている。
フィルタユニット21の下流側には、台板3上に位置させて循環ポンプユニット25が設けられている。循環ポンプユニット25の循環ポンプ26は、ポンプ部27と、駆動源としてのポンプモータ28とを備えていて、ポンプ部27内に設けられた図示しないインペラをポンプモータ28により回転させることによりポンプ作用を発揮する。ポンプモータ28には、回転速度の可変制御が容易に可能なモータ例えばブラシレスモータが用いられている。ポンプモータ28において、ポンプ部27とは反対側に位置させて、当該ポンプモータ28により回転される冷却ファン28aが設けられていて、ポンプモータ28の駆動時にその冷却ファン28aによりポンプモータ28自身を冷却できる構成となっている。冷却ファン28aは必ずしも必要なものではなく、必要に応じて設ければよい。
ポンプ部27の吐出口27a(図2参照)には、循環用配管29の一端部が接続されている。循環用配管29の他端部は、上方へ延びていて、前記水槽カバー8の上部に設けられた継手30及び接続口部31を介して水吐出口体32に接続されている。
前記継手30は、被固定部30aと、横向きの円筒状をなす第1の接続部30bと、下向きの円筒状をなす第2の接続部30cとを一体に有していて、第1の接続部30bと第2の接続部30cとは連通している。この継手30は、第2の接続部30cを、水槽カバー8の第1の突出部8bにおける外面側に突設された円筒状をなす前記接続口部31に上方から嵌合させた状態で、被固定部30aを、水槽カバー8の第1の突出部8bにおける外面に設けられたボス部33にねじ34止めすることによって、水槽カバー8に取り付けられている。そして、前記循環用配管29の他端部を、継手30の第1の接続部30bに外側から嵌合させた状態で、循環用配管29の他端部の外側から線ばね製のホース止め具35を取り付けることによって、循環用配管29の他端部が第1の接続部30bに抜け止め状態に接続されている。
なお、水槽カバー8における第1の突出部8bには、循環用配管29の他端部の近傍に位置させて庫内灯36が取り付けられている。この庫内灯36は、ドラム11内を照明するためのものである。また、循環用配管29の他端部付近には、循環用配管29を保護するための保護用クッション37が取り付けられている。
前記水吐出口体32は、水槽カバー8における第1の突出部8bの内周面側に配設されている。この水吐出口体32は、弾力性に富む材料、この場合、EPDM(エチレン−プロピレンゴム)により形成されている。この水吐出口体32には、水吐出口40が形成されている。この水吐出口40は、循環用配管29から継手30及び接続口部31を介して水吐出口体32に供給される水を、ドラム11内の後部に向けて拡散してシャワー状に吐出することが可能な形状に構成されている(図1の二点鎖線B参照)。
循環ポンプユニット25の下流側には、接続パイプを介して排水弁46が接続され、この排水弁46に排水ホース47が接続されている。ここで、排水管20と、フィルタユニット21のフィルタケース22と、循環ポンプユニット25のポンプ部27と、循環用配管29と、継手30と、接続口部31とにより、循環水路48を構成している。また、この循環水路48と、循環ポンプユニット25と、水吐出口体32(水吐出口40)とにより、循環散水装置49を構成している。
この構成の場合、排水弁46を閉塞した状態で、水槽6内に水が供給されると、その水は、排水口19、排水管20、フィルタケース22、循環ポンプユニット25のポンプ部27、接続パイプ45を通して排水弁46の手前まで浸入して貯留される。それ以上に供給された水は、水槽6内に貯留される。この状態で、循環ポンプ26のポンプモータ28が駆動されると、循環ポンプ26のポンプ作用により、水槽6内の水が排水管20、フィルタケース22を通してポンプ部27内に吸入されるとともに、ポンプ部27内の水が吐出口27aから循環用配管29側へ吐出され、当該循環用配管29、継手30、接続口部31、水吐出口体32を通り、水吐出口40からドラム11内、ひいては水槽6内へ吐出される。これにより、水槽6内の水が循環水路48を通して循環されるようになる(図1及び図2の矢印A参照)。また、水槽6内に水が貯留された状態で、排水弁46が開放されると、水槽6内の水は、排水口19から、排水管20、フィルタケース22、循環ポンプユニット25のポンプ部27、接続パイプ45、排水弁46、排水ホース47を通して機外へ排出される。
また、図2に示すように、水槽カバー8における第1の突出部8bにおける左側の外周部には、上下方向の中央部よりやや下部側に位置させて溢水口50が設けられており、この溢水口50に、溢水管51の上端部が接続されている。溢水管51の下端部は、排水ホース47の排水弁46寄りの部位に接続されている。従って、水槽6内の水が溢水口50を越えると、その水は、溢水口50から溢水管51、排水ホース47を通して機外へ排出される。
この一実施形態では、洗濯物を乾燥するための乾燥ユニット52を備えている。この乾燥ユニット52の概要につき説明すると、下端部が水槽6の下部に連通し背面側から上方に延びる循環ダクト53を備え、その上端部は水槽6の前方上部に連通接続されている。この循環ダクト53の上部位には、ファンモータ54(図6参照)により駆動される送風ファン55及びその下流側にヒータ56が設けられて乾燥用の温風を発生するとともに、該温風を循環ダクト53を介して水槽6内及びドラム11内に循環供給可能になっている。なお、循環ダクト53の送風ファン55の上流側には、図示しないが周知の水冷式除湿手段が設けられていて、乾燥運転中の排気中から水分を除去するようにしている。
外箱1内の上部の後部には、給水手段としての給水弁58が設けられ、外箱1内の上部の前部には、給水ケース59が設けられていて、給水弁58の出口が給水管60を介して給水ケース59に接続されている。給水弁58の入水口58aには、図示はしないが、水道の蛇口に接続されたホースが接続される。給水ケース59内には、洗剤が投入される。給水ケース59の下部は、給水ホース61を介して水槽6の上部に設けられた給水口62に接続されている。この構成の場合、給水弁58が開放されると、水道水が洗濯水として給水管60を介して給水ケース59に供給され、その洗濯水は、給水ケース59内に投入された洗剤とともに給水ホース61を介して水槽6内、ひいてはドラム11内に供給される。
外箱1内の上部には、水位センサ63(図6参照)が配設されている。この水位センサ63は、水槽6内の下部に連通するエアトラップに連結チューブ(いずれも図示せず)を介して連通されたもので、水槽6内に洗濯水が供給されて水位が変化することによりエアトラップ内の空気圧が変化することをダイアフラム(図示せず)で検出してその変位に応じた水位周波数を出力するようになっている。
外箱1の前面の上部には、図1及び図2に示すように、操作パネル64が設けられ、操作パネル64の裏側には、制御手段としての制御装置65が設けられている。この操作パネル64は、制御装置65の入、出力ポートに接続されている。以下、操作パネル64の具体構成について図3参照して説明する。
まず、図示右端の上部には、電源ボタン66(「入」ボタン66a、「切」ボタン66b)が設けられ、電源の入り切り操作が行なわれる。この電源ボタン66の左側に位置して、コース切り換えボタン群67が配置され、具体的には、「洗濯」、「洗乾」、「乾燥」等の機能別の表示を施したボタン67a、67b、67c等が配置され、個々に押しボタン操作可能としており、且つ、各ボタンの横には動作中であることを示す例えばLEDによる点灯部を有する。
因みに、この一実施形態では、「洗濯」ボタン67aは、洗濯運転コースであることを意味し、洗い、すすぎ、脱水の行程を自動的に運転実行する運転コース設定を可能とし、「洗乾」ボタン67bは、上記洗濯運転コースから乾燥行程まで実行する洗濯乾燥運転コースの設定を可能とし、また、「乾燥」ボタン67cは、単独の乾燥運転コースを設定可能としている。
このコース切り換ええボタン群67に応答するコース表示部69が、スタート/一時停止ボタン68を挟んで左側に設けられている。このコース表示部69は、前記コース切り換えボタン群67の押しボタン操作に応答して具体的な運転コースを設定すべく点灯表示可能としている。例えば、「洗濯」ボタン67aによる洗濯運転コースでは、図示する「標準」ないし「槽クリーン」の各運転コースのうち、「ソフト乾燥」コースを除くコース設定を選択可能としており、「洗濯」ボタン67aの押し操作を繰り返すことで該当するコース名が順次点灯表示され選択設定を可能としている。従って、設定された該当コースは、その点灯表示が継続して行なわれ設定コースが容易に確認できるようにしている。
一方、操作パネル64の下方部分には、横一列に並んで設けられた複数の押しボタンからなる行程ボタン群70を備え、具体的には図示左側から洗い行程ボタン70a、すすぎ行程ボタン70b、脱水行程ボタン70cを有する構成となっている。これは、例えば制御装置65に予めプログラムされた洗い時間やすすぎ回数等が設定された実行内容に対し、ユーザが必要に応じ実行内容を可変設定できるようにしたものである。これら、各行程ボタン70a、70b、70cの直上部位には、個々に対向配置された洗い表示部71a、すすぎ表示部71b、脱水表示部71cからなる行程表示部71が配置され、これは各行程の設定内容等を表示可能としている。
従って、洗い行程ボタン70aを押す毎に、所定の数値(時間)が洗い表示部71aに順次表示され、所望の洗い時間を選択設定できるようにしている。また、同様に、すすぎ行程ボタン70bの押し操作により、すすぎ表示部71bにすすぎ回数の数値が順次表示される。同様に、脱水行程ボタン70cを押し操作することで、所望の脱水時間を選択設定できるようにしている。
なお、この行程表示部71の上方部位には、運転中における残時間、時刻、洗剤量等を例えば7セグメントの数字表示素子を採用して表示する表示手段としての数字表示部72が設けられている。また、前記コース表示部69の下方部位には、図示しないふろ水ポンプを利用してふろ水を選択的に使用可能とする単独のふろ水ボタン73が設けられており、ふろ水ボタン73を押しボタン操作することにより、例えばふろ水を洗いのみ、すすぎのみ、或は洗いとすすぎの両方に使用する等の選択設定を可能としている。
また、上記ふろ水ボタン73の左隣には、乾燥ボタン74が設けられている。これは乾燥運転を要するコース設定において、乾燥の種類を選択的に設定可能とするもので、例えば、内容説明は省略するが「お急ぎ乾燥」、「除菌乾燥」、「アイロン」等々の乾燥形態から選択して設定できるようになっており、上部に対向配置された乾燥表示部75に表示されることで設定内容が分るようになっている。上記ふろ水ボタン73の左隣には、予約ボタン76が設けられている。この予約ボタン76は、上述したように選択設定された運転コースを開始させる開始時刻を予約するのに用いられ、予約開始時刻は数字表示部72に表示される。
上記構成の電気的構成について、図6を参照して説明する。
この図6において、制御装置65は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御装置65は、ROM65a、RAM65b、EEPPROM65c、タイマ65d等を備えている。記憶手段としてのROM65aには、各種運転プログラム及び必要なデータが格納されている。記憶手段としてのRAM65bには、運転中に必要に応じてデータが書き込まれる。また、記憶手段としてのEEPROM65cには、ROM65aの運転プログラムに用いられるデータの一部、例えば水位周波数の閾値等のデータが格納されている。EEPROM65cにデータを格納する構成により、閾値を洗濯機の容量に対応して容易に変更することができる。
この図6において、制御装置65は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御装置65は、ROM65a、RAM65b、EEPPROM65c、タイマ65d等を備えている。記憶手段としてのROM65aには、各種運転プログラム及び必要なデータが格納されている。記憶手段としてのRAM65bには、運転中に必要に応じてデータが書き込まれる。また、記憶手段としてのEEPROM65cには、ROM65aの運転プログラムに用いられるデータの一部、例えば水位周波数の閾値等のデータが格納されている。EEPROM65cにデータを格納する構成により、閾値を洗濯機の容量に対応して容易に変更することができる。
この制御装置65において、入、出力ポートには、前述したように、操作パネル64が接続され、他の入力ポートには、水位センサ63が接続され、複数の出力ポートには、洗濯機負荷としてのドラムモータ16、ポンプモータ28、ファンモータ54、ヒータ56、給水弁58、排水弁46、庫内灯36及び報知手段としてのブザー77が接続されている。そして、制御装置65は、操作パネル64及び水位センサ63からの信号を受けて前記ドラムモータ16、ポンプモータ28、ファンモータ54、ヒータ56、給水弁58、排水弁46、庫内灯36及びブザー77を駆動制御して各種の運転コースを実行させ、また、操作パネル64に信号を与えて各種の表示を行なわせるようになっている。なお、図6には、主要な洗濯機負荷のみが示されている。
次に、この一実施形態の作用につき、図4、図5、図7ないし図12をも参照して説明する。
図8は、水槽6に対する給水水量(L)と水位センサ63の検出する水位周波(kHz)との関係を示す水位周波数特性図であり、特に、洗濯機に製品ばらつきがない場合、例えば水槽6に寸法のばらつきがなく、且つ、水位センサ63に検出精度のばらつきがなくて、理想的な設計通りに製作された場合の標準水位周波数特性Lsを示す。
図8は、水槽6に対する給水水量(L)と水位センサ63の検出する水位周波(kHz)との関係を示す水位周波数特性図であり、特に、洗濯機に製品ばらつきがない場合、例えば水槽6に寸法のばらつきがなく、且つ、水位センサ63に検出精度のばらつきがなくて、理想的な設計通りに製作された場合の標準水位周波数特性Lsを示す。
ところで、実際には、洗濯機には固体ばらつきたる製品ばらつきがあり、この一実施形態の洗濯機おいても同様である。そこで、この一実施形態の洗濯機においては、メーカから出荷する前の段階例えば製造工場での組み立て終了の段階で、水槽6内に予め一定水量(例えば5(L))の洗濯水が供給され、そのときの水位センサ63の水位周波数が検出されてこれが基準水位周波数FrとしてEEPROM65cに書き込み記憶される。例えば、この一実施形態の場合、EEPROM65cには、図9に示すように、基準水位周波数Frとして「25.3(kHz)」が書き込み記憶されている。なお、説明の便宜上比較する参考例1及び2の洗濯機においては、EEPROMに水位センサの検出水位周波数たる基準水位周波数Frが「25.4(kHz)」及び「25.5(kHz)」のように書き込み記憶されているものとする。
また、この一実施形態においては、EEPROM65cには、図11に示すように、図8の標準水位周波数特性Lsから得られる一定水量「5(L)」に対応する標準水位周波数Fsとして「25.4(kHz)」が書き込み記憶されており、更に、標準水位周波数Fsに対する基準水位周波数Frの偏差値(25.3−25.4=−0.1(kHz))が補正値Dとして書き込み記憶されている。因みに、参考例1及び2においては、EEPROMには、補正値Dとして「±0.0(kHz)」及び「+0.1(kHz)」が書き込記憶される。なお、この一実施形態においては、EEPROM65cには、図10に示すように、目標シャワー水量として「10(L)」が書き込み記憶されている。
さて、図7のフローチャートを参照して制御装置65による運転コースの実行について説明するに、ここでは、「洗濯」ボタン67aが選択操作されて洗濯運転コースである洗い、すすぎ、脱水の行程を自動的に実行することを例とする。
スタート/一時停止ボタン68が押圧操作されると、制御装置65は、動作を開始(スタート)する。まず、制御装置65は、処理ステップS1になり、給水弁58を開放させる。給水弁58が開放されると、水道水が洗濯水として給水管60を介して給水ケース59に供給され、その洗濯水は、給水ケース59内に投入された洗剤とともに給水ホース61を介して水槽6内、ひいてはドラム11内に供給される。水槽6内の洗濯水の水位が洗いに適して設定水位になると、水位センサ63がこれを検出してこれに応じた水位周波数を出力するので、制御装置65は、給水弁58を閉塞させ、次の処理ステップS2に移行する。
制御装置65は、処理ステップS2では、ドラムモータ16を低速度で正逆回転駆動させて、ドラム11を交互に正回転、逆回転させることにより洗濯物の叩き洗いによる洗いを開始させる。このような洗いが設定時間行なわれると、制御装置65は、ドラムモータ16を停止させ、処理ステップS3で排水弁46を設定時間開放させて水槽6内の洗濯水を機外に出させ、次いで、処理ステップS4で、ドラムモータ16を一方向に高速度で回転駆動してドラム11を回転させ、脱水を行なわせる。そして、制御装置65は、脱水を設定時間行なわせると、排水弁46を閉塞させるとともに、ドラムモータ16を停止させ、以て、ステップS1ないしS4(給水、洗い、排水、脱水)からなる洗い行程を終了する。
制御装置65は、処理ステップS5に移行し、給水弁58を開放させて、水槽6内への洗濯水の供給を開始させるとともに、タイマ65dをスタートさせる。この給水時には、洗剤の投入は行なわれない。制御装置65は、次の判断ステップS6では、水位センサ63の検出水位周波数が基準水位周波数Frの「25.3(kHz)」に達したか否かを判断し、達していないときには(「NO」)、判断ステップS6を繰り返す。
制御装置65は、水位センサ63の検出水位周波数が基準水位周波数Frに達したときには(判断ステップS6で「YES」)、そのときのタイマ65dの計測時間を読み取って、図10に示すように、給水開始から一定水量(5(L))の給水完了までの時間Taとして例えば「20(秒)」をRAM65bに書込み記憶させ、更に、シャワー給水時間Tb(=Ta×2)として例えば「40(秒)」をRAM65bに書き込み記憶させる。因みに、参考例1及び2においては、RAMには、時間Taとして例えば「30(秒)」及び「60(秒)」が記憶され、シャワー給水時間Tbとして例えば「60(秒)」及び「120(秒)」が記憶されるものとする。
制御装置65は、次の処理ステップS7では、ドラムモータ16を正逆回転駆動させてドラム11を低速度例えば「100(rpm)」で交互に正回転、逆回転させるとともに、ポンプモータ28を駆動して循環ポンプ26を動作(オン)させる。従って、ドラム11の回転により洗いと同様のすすぎが開始されるとともに、循環ポンプ26の動作により循環水路48を通して循環される洗濯水は、図1に二点鎖線Bで示すように、水吐出口体32の水吐出口40からドラム11内にシャワー状に供給され、シャワー給水が行なわれる。これにより、シャワー状に供給される洗濯水は、ドラム11内の洗濯物にまんべんなく降りかかる。
制御装置65は、判断ステップS8では、タイマ65dの計測時間を検出して、これがシャワー給水時間Tbを経過したか否かを判断し、経過していなときには(「NO」)、この判断ステップS8を繰り返す。制御装置65は、タイマ65dの計測時間がシャワー給水時間Tbを経過すると(判断ステップS8で「YES」)、処理ステップS9に移行して、給水弁58を閉塞させて、シャワー給水を停止させる。従って、循環水路48を含む水槽6内には、時間制御によって目標シャワー水量たる(5×2=10(L))の洗濯水が供給されたことになり、それ以降は、ドラム11の正逆回転逆回転と水吐出口体32の水吐出口40からの出ラム11内への洗濯水のシャワー状供給とによるシャワーすすぎが継続される。
制御装置65は、次の判断ステップS10では、タイマ65dの計測時間が予め設定された所定シャワーすすぎ時間Tc(例えば45(秒))を経過したか否かを判断し、経過していないときには(「NO」)、この判断ステップS10を繰り返す。なお、この所定シャワーすすぎ時間Tcは、予め設定されたもので、ROM65aにデータとして記憶されている。
制御装置65は、タイマ65dの計測時間が所定シャワーすすぎ時間Tc(例えば45(秒))を経過したときには(判断ステップS10で「YES」)、ドラムモータ16及びポンプモータ28を停止させてドラム11の回転及び循環ポンプ26の動作を停止(オフ)させる(処理ステップS11)。制御装置65は、次の処理ステップS12で排水弁46を設定時間開放させて水槽6内の洗濯水を機外に排出させ、ステップS5ないしS12からなる1回目のすすぎとしてのシャワーすすぎを終了する。
制御装置65は、次に2回目のすすぎを実行させるようになるが、この2回目のすすぎでは、すすぎ水量は「17(L)」に設定されており、これに対応する水位センサの標準水位周波数は「24.0(kHz)」(図8参照)である。以下、2回目のすすぎについて説明する。
制御装置65は、処理ステップS13に移行して、給水弁58を開放させて、水槽6内への洗濯水の供給を開始させ、判断ステップS14になる。制御装置65は、すすぎ水量「17(L)」に対応する標準水位周波数「24.0(kHz)」に水位センサ63の補正量Dたる「−0.1(kHz)」を加算して補正水位周波数を演算するようになっており、従って、補正水位周波数は「24.0+(−0.1)=23.9(kHz)」になる。なお、この補正水位周波数は、予めEEPROM65cに記憶させておいてもよい。
制御装置65は、判断ステップS14では、タイマ65dの計測時間が補正水位周波数に達したか否かを判断し、達していないときには(「NO」)、この判断ステップS14を繰り返す。制御装置65は、タイマ65dの計測時間が補正水位周波数に達したときには(判断ステップS14で「YES」)、処理ステップS15に移行して、給水弁58を閉塞させ、処理ステップS16で、ドラムモータ16を正逆回転させてドラム11を回転させる。この場合は、ポンプモータ28は駆動されないので、循環ポンプ26による洗濯水の循環は行なわれず、ドラム11の回転のみの通常すすぎが行なわれるようになる。その後、設定時間が経過すると、制御装置65は、ドラムモータ16を停止させ、処理ステップS17に移行して、排水弁46を設定時間開放させ、ステップS13ないしS17からなる2回目のすすぎとしての通常すすぎが終了する。そして、以上によりステップS5ないしS17(1回目のすすぎたるシャワーすすぎ、2回目のすすぎたる通常すすぎ)からなるすすぎ行程が終了する。
制御装置65は、最後に処理ステップS18に移行して、ドラムモータ16を一定方向に高速度で回転させてドラム11を駆動させ、脱水すなわち脱水行程を行なわせる。制御装置65は、その後設定時間が経過すると、ドラムモータ16を停止させ、排水弁46を閉塞させて脱水行程を終了させる。以上により、洗い行程、すすぎ行程及び脱水行程からなる洗濯運転コースが終了する。
ところで、この一実施形態においては、前述したように、EEPROM65cには、基準水位周波数Frとして「25.3(kHz)」が記憶され(図9参照)、また、補正値Dとして「−0.1(kHz)」が記憶されている(図11参照)。そして、制御装置65は、メーカの製造工場で検査人或いはクレームでユーザ宅に来訪したサービスマンが、操作パネル64の洗い行程ボタン70a、すすぎ行程ボタン70b及び脱水行程ボタン70cを同時に押圧操作した上で電源ボタン66の「入」ボタン66aを押圧操作するという特殊なボタン操作を行なうと、図4に示すように、数字表示部72に基準水位周波数Frたる「25.3」を表示させる。また、制御装置65は、検査人或いはサービスマンが、乾燥ボタン74、ふろ水ボタン73及び予約ボタン76を同時に押圧操作した上で電源ボタン66の「入」ボタン66aを押圧操作するという他の特殊なボタン操作を行なうと、図5に示すように、数字表示部72に補正量Dたる「−0.1」を表示させる。
一方、この一実施形態の洗濯機においては、前述したように、メーカから出荷する前の段階例えば製造工場での組み立て終了の段階で、水槽6内に予め一定水量(例えば5(L))の洗濯水が供給され、そのときの水位センサ63の水位周波数が検出されてこれが基準水位周波数FrとしてEEPROM65cに書き込み記憶される(図9参照)。しかしながら、このときの水位センサ63の検出水位周波数を無条件で基準水位周波数FrとしてEEPROM65cに書き込み記憶させるのではない。
この一実施形態では、水位センサ63の検出水位周波数を基準水位周波数Frとするための条件として、図12に示すように、上限、下限の閾値が設定されている。上限、下限の閾値は、標準水位周波数Fsの例えば「±0.5(kHz)」に設定されている。具体的には、上限の閾値は、標準水位周波数「25.4(kHz)」の「+0.5(kHz)」の「25.9(kHz)」に、下限の閾値は、標準水位周波数「25.4(kHz)」の「−0.5(kHz)」の「24.9(kHz)」にそれぞれ設定されて、EEPROM65cに書き込み記憶されている。そして、制御装置65は、水位センサ63の検出水位周波数が所定範囲外たる上限の閾値超または下限の閾値未満のときには、水位センサ63の異常と判定し、ブザー77を鳴動させてその旨を報知させ、EEPROM65cへの基準水位周波数Frとしての書き込みは行なわない。
なお、この一実施形態では、水槽6内に一定水量「5(L)」洗濯水を供給したときには、水位センサ63の検出水位周波数は図12に示す所定範囲以内の「25.3(kHz)」であるので、制御装置65は水位センサ63の異常とは判定しない。因みに、参考例1及び2の洗濯機の場合も、同様に、制御装置は水位センサの異常とは判定しない。
以上のように一実施形態によれば、水槽6内に予め一定水量(例えば5(L))の洗濯水を供給し、そのときの水位センサ63の水位周波数を検出してこれを基準水位周波数Frとして例えば「25.3(kHz)」のようにEEPROM65cに書き込み記憶させるようにし、これに基づいて、給水弁58より水槽6内に供給する洗濯水の供給量(給水量)を制御するようにして、洗濯機の製品ばらつきの影響を受けないようにした。すなわち、洗濯運転コースのすすぎ行程の1回目のすすぎたるシャワーすすぎ時には、水槽6内への給氷開始から水位センサ63が基準水位周波数Frを検出するまでの時間Taを測定して、その2倍のシャワー給水時間Tb(=Ta×2)が経過するまで給水を行なわせるようにしたので、時間制御により、シャワーすすぎに最適な水量たる「10(L)」の洗濯水を水槽6内に供給することができ、シャワーすすぎによる洗浄効果を充分に発揮させることができる。また、すすぎ行程の2回目のすすぎたる通常すすぎ時には、水位センサ63が、通常すすぎに最適な水量の「17(L)」に対応する標準水位周波数の「24.0(kHz)」に水位センサ63の補正値Dの「−0.1(kHz)」を加算した補正水位周波数の「23.9(kHz)」を検出するまで水槽6内に洗濯水を供給するようにしたので、水位センサ63の検出水位周波数の補正により、通常すすぎに最適な水量たる「17(L)」の洗濯水を水槽6内に供給することができ、通常すすぎによる洗浄効果を充分に発揮させることができる。
また、一実施形態では、製造工場の検査人或いはユーザ宅のサービスマンが、操作パネル64に対して特殊な操作をしたときに、図4に示すように、数字表示部72に水位センサ63の基準水位周波数Frたる「25.3」を表示させ、また、他の特殊操作をしたときに、図5に示すように、水位センサ63の補正値Dたる「−0.1」を表示させるようにした。従って、検査人は、水位センサ63が正常な範囲にあるか否かを点検検査して確認することができ、また、サービスマンは、洗濯水の水量、洗浄性能等のクレームがあった場合に、そのクレーム内容と基準水位周波数Fr或いは補正値Dとの関連を追跡調査することができる。
更に、一実施形態では、水槽6内に予め一定水量(例えば5(L))の洗濯水が供給されたときの水位センサ63の検出水位周波数を基準水位周波数Frとするため条件として、図12に示すように、上限、下限の閾値が設定されていて、水位センサ63の検出水位周波数が所定範囲外たる上限の閾値超または下限の閾値未満のときには、水位センサ63の異常と判定し、ブザー77を鳴動させてその旨を報知させるようにした。従って、水位センサ63が異常の場合には、水位センサ63をそのまま組み込んで出荷するようなことはなくて、安全であり、また、水位センサのメーカに製作に関して注意を促すこともできる。
なお、上記一実施形態では、すすぎ行程の1回目のすすりたるシャワーすすぎ時に、水槽6内への給氷開始から水位センサ63が基準水位周波数Frを検出するまでの時間Taを測定して、その2倍のシャワー給水時間Tb(=Ta×2)が経過するまで給水を行なわせるようにした(時間制御)が、代わりに、シャワーすすぎに最適な水量の「10(L)」に対応する標準水位周波数を読み出して、この標準水位周波数に水位センサ63の補正値Dたる「−0.1(kHz)」を加算した補正水位周波数を得、給水開始から水位センサ63がこの補正水位周波数となるまで水槽6内に洗濯水を供給する(検出水位周波数補正)ようにしてもよい。
また、すすぎ行程の2回目のすすぎたる通常すすぎ時には、水位センサ63が、通常すすぎに最適な水量の「17(L)」に対応する標準水位周波数の「24.0(kHz)」に水位センサ63の補正値Dの「−0.1(kHz)」を加算した補正水位周波数の「23.9(kHz)」を検出するまで水槽6内に洗濯水を供給するようにした(検出水位周波数補正)が、代わりに、水槽6内に一定水量の「5(L)」の洗濯水を給するのに要する時間Taを基に、「17(L)」を供給するのに要する時間を演算して、その演算した時間だけ給水弁58を開放して水槽6内に給水する(時間制御)ようにしてもよい。
上述したような給水時の時間制御或いは検出水位周波数補正は、洗濯運転コースの洗い行程の給水時に行なってもよい。このような構成とすれば、洗い行程の洗いに最適な水量で洗いを行なうことができ、洗いによる洗浄効果を充分に発揮させることができる。
洗濯機の実施形態としては、横軸型のドラム式洗濯機に限られず、縦軸型の水槽の内部に回転槽を備え且つその回転槽の内部に撹拌体を備える縦軸型の全自動洗濯機でもよい。
以上のように本実施形態によると、水槽内に洗濯水を供給する給水手段と、前記水槽内に供給された洗濯水の水位を水位周波数として検出する水位センサと、前記水槽内に予め一定水量の洗濯水を供給したときの前記水位センサの検出水位周波数を基準水位周波数として記憶する記憶手段と、洗い、すすぎ、脱水の行程の洗濯運転を制御する制御手段とを備えている。そして、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された基準水位周波数に基づいて前記給水手段による給水量を制御するので、製品ばらつきがあっても水槽内に設定された最適な給水量に洗濯水を供給することができる。
以上のように本実施形態によると、水槽内に洗濯水を供給する給水手段と、前記水槽内に供給された洗濯水の水位を水位周波数として検出する水位センサと、前記水槽内に予め一定水量の洗濯水を供給したときの前記水位センサの検出水位周波数を基準水位周波数として記憶する記憶手段と、洗い、すすぎ、脱水の行程の洗濯運転を制御する制御手段とを備えている。そして、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された基準水位周波数に基づいて前記給水手段による給水量を制御するので、製品ばらつきがあっても水槽内に設定された最適な給水量に洗濯水を供給することができる。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は外箱、6は水槽、11はドラム(回転槽)、16はドラムモータ、26は循環ポンプ、28はポンプモータ、46は排水弁、48は循環水路、58は給水弁(給水手段)、63は水位センサ、64は操作パネル、65は制御装置(制御手段)、65aはROM(記憶手段)、65bはRAM(記憶手段)、65cはEEPROM(記憶手段)、72は数字表示部(表示手段)、77はブザー(報知手段)を示す。
Claims (6)
- 水槽と、
この水槽内に回転可能に配設され、洗濯物が投入される回転槽と、
前記水槽内に洗濯水を供給する給水手段と、
前記水槽内に供給された洗濯水の水位を水位周波数として検出する水位センサと、
前記水槽内に予め一定水量の洗濯水を供給したときの前記水位センサの検出水位周波数を基準水位周波数として記憶する記憶手段と、
洗い、すすぎ、脱水の行程の洗濯運転を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された基準水位周波数に基づいて前記給水手段による給水量を制御することを特徴とする洗濯機。 - 制御手段は、記憶手段に記憶された基準水位周波数に達するまでの給水時間を測定して、この給水時間を基に時間制御により給水手段による給水量を制御することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 制御手段は、記憶手段に記憶された基準水位周波数と予め設定された標準水位周波数との偏差により水位センサの検出水位周波数を補正することで給水手段による給水量を制御することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 表示手段を備え、
制御手段は、前記表示手段に基準水位周波数を表示可能であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の洗濯機。 - 表示手段を備え、
制御手段は、補正値を記憶手段に記憶させ、且つ、前記表示手段に表示可能であることを特徴とする請求項3記載の洗濯機。 - 報知手段を備え、
制御手段は、水槽内に予め一定水量の洗濯水を供給したときの水位センサの検出水位周波数が予め設定された所定範囲外のときには、前記報知手段に報知させるようになっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の洗濯機。
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JP2017046893A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 洗濯機 |
CN113445252A (zh) * | 2020-03-25 | 2021-09-28 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机水位控制方法及设备、洗衣机 |
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