JP2012221747A - Led照明ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】保護部材の組み付けおよび設置作業を容易にすることができるLED照明ユニットを提供すること。
【解決手段】シール本体部51と、電線Wを挿通させる挿通孔60aを有してなる電線挿通部60とを有してなるシール部50と、傾斜面91bを下面91aに有してなるプロテクタ基部91と、一対の尖形部92dと、上面93bおよび下面93cが傾斜面91bと等しく傾斜された一対の傾斜配置突起93aとを有してなる開口プロテクタ90と、尖形部92dが挿通される外表面プロテクタ側係合部81を有してなる外表面プロテクタ80と、を有してなり、ハウジング10が、傾斜面91bに摺接されるハウジング傾斜面10cと、ハウジング10の開口端面10dとプロテクタ基部91の後端面91eとが揃えられて、尖形部92dが挿通される第一のハウジング側係合部14と、各傾斜配置突起93aが係合される第二のハウジング側係合部15と、を有してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED(発光ダイオード)素子が実装された回路基板がハウジング内に収容されてなるLED照明ユニットに関する。
従来、LED(発光ダイオード)素子が実装された回路基板がハウジング内に収容されてなるLED照明ユニットは、回路基板に一端が接続された電線を、ハウジングの開口から防水性を維持しつつ外部に引き出すようにしている。このように、ハウジング内の収容物から電線を引き出すものは、ハウジング内に収容された収容物を保護するため、ハウジングの開口部等を覆う保護部材を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−193942号公報
特許文献1に記載されたワイヤーハーネスプロテクタは、ワイヤーハーネスを保護収容するプロテクタ本体とカバーとからなる。カバーには複数の貫通孔が集中して設けられており、プロテクタ本体に収納したワイヤーハーネスにおける複数のコネクタを各貫通孔から該ワイヤーハーネスの収納配設方向と直交して突出させて、コネクタ押さえを介して固定することにより多極コネクタを形成している。
しかしながら、特許文献1に記載されたワイヤーハーネスプロテクタでは、ワイヤーハーネスプロテクタの組みつけと、ワイヤーハーネスプロテクタの設置場所への固定とを別に行う必要があり設置作業が煩雑になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、保護部材の組み付けおよび設置作業を容易にすることができるLED照明ユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1にかかるLED照明ユニットは、LED素子が実装された回路基板と、該回路基板に一端を接続された少なくとも1本の電線を、一面が開口された箱型形状、かつ光透過性の材料からなるハウジングの開口から外部に引き出して前記回路基板を収容するLED照明ユニットであって、前記ハウジング内に挿入可能に形成されたシール本体部と、前記ハウジング内への挿入方向で前記電線を前記シール本体部に挿通させる挿通孔を有してなる電線挿通部と、を有してなり前記回路基板に比して前記開口側に配置されるシール部と、前記ハウジング内に挿入可能に形成され、後方から前方に向けて上方に傾斜してなる傾斜面を下面に有してなるプロテクタ基部と、該プロテクタ基部の両側部から前記ハウジング内への挿入方向で、前記プロテクタ基部の前方かつ斜め上方に尖形形状で突出された一対の尖形部と、前記プロテクタ基部の両側面から突起され、上面および下面が前記傾斜面と等しく傾斜されて設けられた一対の傾斜配置突起とを有してなり、前記シール部に比して前記ハウジングの開口側に配置される開口プロテクタと、前記ハウジングの外表面を覆い、前記開口プロテクタが前記ハウジング内に挿入された場合、前記尖形部が挿通される外表面プロテクタ側係合部を有してなる外表面プロテクタと、
を有してなり、前記ハウジングが、開口端部の内部下面に前記傾斜面と等しく傾斜され、前記開口プロテクタが前記ハウジング内に挿入される場合、前記傾斜面に摺接されるハウジング傾斜面と、前記ハウジングの開口端面と前記プロテクタ基部の後端面とが揃えられた状態で、前記尖形部が挿通される第一のハウジング側係合部と、各傾斜配置突起が係合される第二のハウジング側係合部と、を有してなることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項2にかかるLED照明ユニットは、前記シール部が、前記電線挿通部の上方に配置され、挿入方向で前記シール本体部の後端面から後方に突出された上部突出片を有してなり、前記開口プロテクタが、前記ハウジング内への挿入方向で前記プロテクタ基部の前端面から突出され、前記プロテクタ基部がハウジング内に挿入された場合、前記電線挿通部に向かい合う位置に配置される突出電線ガイド部を有してなることを特徴とする。
また、本発明の請求項3にかかるLED照明ユニットは、上記の発明において、前記突出電線ガイド部が、前記電線の延在方向に直交する断面が前記電線の径に対応した曲面を形成されてなる電線ガイド溝が形成され、前記プロテクタ基部が前記ハウジング内に挿入された場合に、前記電線ガイド溝が前記挿通孔に向かい合う位置に配置されることを特徴とする。
また、本発明の請求項4にかかるLED照明ユニットは、上記の発明において、前記ハウジングが、取り付け先の取り付け面に締結部材によって固定される固定部を有してなり、前記開口プロテクタが、前記固定部が取り付け先の取り付け面に固定される場合、前記プロテクタ基部の後端面が取り付け先の取り付け面に当接されて前記ハウジング内の所定位置に配置されることを特徴とする。
本発明の請求項1にかかるLED照明ユニットは、設置が完了すると、すなわち、前記ハウジングの開口端面と前記プロテクタ基部の後端面とが揃えられた状態になると、前記一対の尖形部が前記第一のハウジング側係合部および前記第一の外表面プロテクタ側係合部に深く挿通され、前記各傾斜配置突起が前記第二のハウジング側係合部に係合される。このため、前記開口プロテクタが前記ハウジングに固定されるので、保護部材の組み付けおよび設置作業を容易にすることができる。
本発明の請求項2にかかるLED照明ユニットは、前記シール部が、前記電線挿通部の上方に配置され、挿入方向で前記シール本体部の後端面から後方に突出された前記上部突出片を有してなり、前記開口プロテクタが、前記ハウジング内への挿入方向で前記プロテクタ基部の前端面から突出され、前記プロテクタ基部が前記ハウジング内に挿入された場合、前記電線挿通部に向かい合う位置に配置される突出電線ガイド部を有してなるので、前記電線が前記上部突出片、前記プロテクタ基部、および前記突出電線ガイド部に沿って屈曲された状態で前記ハウジング内に保持され、結果的に前記電線と前記回路基板との接続部への外力負荷を低減することができる。
本発明の請求項3にかかるLED照明ユニットは、前記突出電線ガイド部が、前記電線の延在方向に直交する断面が前記電線の径に対応した曲面を形成されてなる電線ガイド溝が形成され、前記プロテクタ基部が前記ハウジング内に挿入された場合に、前記電線ガイド溝が前記挿通孔に向かい合う位置に配置されるので、前記電線ガイド溝によって前記電線を確実にガイドすることができ、結果的に、より確実に前記電線の屈曲方向を規制することができる。
本発明の請求項4にかかるLED照明ユニットは、前記ハウジングが、取り付け面に締結部材によって固定される固定部を有してなり、前記固定部が締結部材の締結によって取り付け面に固定される際、前記開口プロテクタの後端面が取り付け面に当接されることによって、前記開口プロテクタが前記ハウジング内の所定位置に移動配置されるので、LED照明ユニット1の設置が容易となる。
図1は、本発明の実施の形態にかかるLED照明ユニットの分解斜視図である。 図2は、図1に示したLED照明ユニットと、LED照明ユニットに接続されたコネクタとを示した斜視図である。 図3は、図1に示したハウジングおよび開口プロテクタの拡大図である。 図4は、図1に示したLED照明ユニットの取り付け先となるボデーの取り付け面周辺を示した図である。 図5は、図1に示したLED照明ユニットの要部断面図である。 図6は、図1に示したハウジング内に開口プロテクタが取り付けられた状態を示した斜視図である。 図7は、図6に示したLED照明ユニットのB‐B線断面図である。 図8は、LED照明ユニットの組み付け手順について説明するための図である。 図9は、LED照明ユニットの組み付け手順について説明するための図である。 図10は、LED照明ユニットの組み付け手順について説明するための図である。
以下、図面を参照して、この発明にかかるLED照明ユニットの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態にかかるLED照明ユニット1の分解斜視図である。図2は、図1に示したLED照明ユニット1と、LED照明ユニット1に接続されたコネクタCとを示した斜視図である。図3は、図1に示したハウジング10および開口プロテクタ90の拡大図である。図4は、図1に示したLED照明ユニット1の取り付け先となるボデーDの取り付け面B2周辺を示した図である。図5は、図1に示したLED照明ユニット1の要部断面図である。図6は、図1に示したハウジング10内に開口プロテクタ90が取り付けられた状態を示した斜視図である。図7は、図6に示したLED照明ユニット1のB‐B線断面図である。
なお、便宜上、図中の互いに直交する矢印の方向を前後左右上下方向とする。
LED照明ユニット1は、図1および図2に示すように、ハウジング10、LED照明部30、ワイヤーハーネス部40、シール部50およびプロテクタ70を有してなる。このLED照明ユニット1は、取り付け先の壁、例えば、車体のボデーBに形成されたワイヤーハーネス挿通口B1(図4参照)にワイヤーハーネス部を挿通させた状態で取りつけ面B2に取り付けられ、ワイヤーハーネス挿通口B1を挿通させた側に接続されたコネクタCを介して接続先に接続されるようになっている。
まず、ハウジング10について説明する。
ハウジング10は、一面が開口された箱型形状、かつ光透過性の材料からなり、内部にLED照明部30を収容するものである。
このハウジング10は、光透過部11および開口端部12を有してなる。
光透過部11は、光透過性の材料からなり、後述するLED素子32から発せされる光を外部に透過させる部分である。
開口端部12は、ハウジング10の開口10a側の端部を形成する部分である。この開口端部12は、固定部13、第一のハウジング側係合部14、第二のハウジング側係合部15、および第三のハウジング側係合部16を有してなる。
固定部13は、締結部材としてのボルトによって取り付け面B2に固定される部分である。この固定部13は、開口端部12の対向する上壁12aおよび下壁12dのそれぞれの外面から上方あるいは下方に向けて立設された一対の板状突出部12bを有してなり、各板状突出部12bにはハウジング固定用のボルトがセットされるボルト孔12cが形成されている。ハウジング10は、このボルト孔12cと、このボルト孔12cに対応してボデーBに形成されたボデー側ボルト孔B3とにボルトを挿通させて取り付け面B2に固定されるようになっている。
第一のハウジング側係合部14は、後述する開口プロテクタ90の一対の尖形部92dと係合するものである。この第一のハウジング側係合部14は、尖形部92dの形状に対応して開口端部12の上壁の2箇所に形成された開口である。
第二のハウジング側係合部15は、図3に示すように、後述する開口プロテクタ90の傾斜配置突起部93aと係合するものである。この第二のハウジング側係合部15は、傾斜配置突起部93aの形状に対応して開口端部12の両側壁12eの各側壁12eに上下2箇所ずつ、計4箇所に形成された長孔である。
第三のハウジング側係合部16は、図5に示すように、後述する外表面プロテクタ80の第二の外表面側プロテクタ係合部82と係合する突起部である。第三のハウジング側係合部16と第二の外表面側プロテクタ係合部82とが係合されることによって、外表面プロテクタ80がハウジング10に係止されるようになっている。
また、ハウジング10は、図5に示すように、開口端部12の内部下面10bにプロテクタ基部の傾斜面91bと等しく傾斜され、開口プロテクタ90がハウジング10内に挿入される場合、後述する開口プロテクタ90の傾斜面91bに摺接されるハウジング傾斜面10cを有してなる。
次に、LED照明部30およびワイヤーハーネス部40について説明する。
LED照明部30は、図1に示すように、回路基板31およびLED素子32を有してなる。
回路基板31は、LED素子32が実装され、基板上に形成された端子33を介してワイヤーハーネス部40の各電線Wに接続される。この回路基板31は、いわゆるプリント配線板によって実現され、電源回路等の導体パターンが形成されている。また、この実施の形態では、回路基板31は、基板上に形成された端子33を介して、信号線、あるいは給電線としての4本の電線Wに接続している。各電線Wは、半田付け処理等を行うことによって端子33に接続される。
LED素子32は、箱状のパッケージの上面に発光部があり、図示しない電源入力端子が回路基板31の図示しない電源回路に接続されている。図示しない電源回路は、基板上に設けられた端子33を介して4本の電線Wに接続される。LED素子32は、電源回路を介して電源を供給されることによって点灯する。
ワイヤーハーネス部40は、4本の電線Wがチューブ41によって束ねられてなる。
次に、シール部50について説明する。
シール部50は、ハウジング10内に挿入可能に形成されたシール本体部51と、ハウジング10内への挿入方向(前後方向)で4本の電線Wの各電線Wをシール本体部51に挿通させる4つの挿通孔60aを有してなる電線挿通部60と、電線挿通部60の上方に配置され、前後方向でシール本体部51の後端面から後方に突出された上部突出片61と、シール本体部51の後端面51aの両側部から後方に突出された一対の側部突出片62とを有してなり、回路基板31に比して開口10a側に配置されてなる。
シール本体部51は、より具体的には、前後方向に直交する断面がほぼ矩形状をなし、シール本体部51と、上部突出片61および側部突出片62との境界でシール本体部51側が低くなるような段差が形成されるようになっている。このような、シール本体部51の外周には、段差に収まるように環状シール部材52が配置されている。このように、シール部50は、シール本体部51の外周とハウジング10の内壁面との間の隙間を環状シール部材52によって埋めることによって防水性を高めるようになっている。
電線挿通部60は、4本の電線Wの各電線Wが並列して保持されるように、4つの挿通孔60aが並列して形成されてなる。4つの挿通孔60aの各挿通孔60aには円筒状シール部材60bが収納されるようになっている。このように、シール部50は、この円筒状シール部材60bによって各電線Wと各挿通孔60aとの間の隙間を埋めて防水性を高めるようになっている。
次に、プロテクタ70について説明する。
プロテクタ70は、ハウジング10を保護する保護部材である。このプロテクタ70は、外表面プロテクタ80および開口プロテクタ90を有してなる。
外表面プロテクタ80は、ハウジング10の外表面を覆う光透過性の材料からなる保護部材である。この外表面プロテクタ80は、ハウジング10の外表面の形状に応じて収容部が形成されてなる。より具体的には、外表面プロテクタ80は、一面が開口された箱型形状をなしている。
また、外表面プロテクタ80は、第一の外表面プロテクタ側係合部81および第二の外表面側プロテクタ側係合部82を有してなる。
第一の外表面プロテクタ側係合部81は、外表面プロテクタ80がハウジング10に取り付けられた場合、第一のハウジング側係合部14に対応する位置に形成された一対の開口である。すなわち、開口プロテクタ90の一対の尖形部92dが挿通されるように形成された一対の開口である。
第二の外表面側プロテクタ係合部82は、外表面プロテクタ80の下壁80aに形成された開口である。この第二の外表面側プロテクタ係合部82は、図5に示すように、外表面プロテクタ80がハウジング10に取り付けられた場合、第三のハウジング側係合部16に係合されるようになっている。
開口プロテクタ90は、図6に示すように、ハウジング10の開口10aを覆うものである。
この開口プロテクタ90は、プロテクタ基部91、一対の突出板部92、開口プロテクタ側係合部93および突出電線ガイド部94を有してなる。
プロテクタ基部91は、開口プロテクタ90の基部となる部分である。このプロテクタ基部91は、ハウジング10内に挿入可能なほぼ直方体形状に形成され、後方から前方に向けて上方に傾斜してなる傾斜面91bを下面91aに有してなる。
一対の突出板部92の各突出板部92は、プロテクタ基部91の側部からプロテクタ基部91の前方に突出された板状の突出部分である。
各突出板部92は、上傾斜縁面92a、下傾斜縁面92bおよび前縁面92cを有してなる。
上傾斜縁面92aは、突出板部92の上面を形成する縁面であり、前方に向けて上方に傾斜してなる。
下傾斜縁面92bは、突出板部92の下面を形成する縁面であり、前方に向けて上方に傾斜してなる。この下傾斜縁面92bは、プロテクタ基部91の傾斜面91bと等しく傾斜されてなる。
前縁面92cは、突出板部92の前面を形成する縁面であり、鉛直面になっている。
このような各突出板部92は、上傾斜縁面92aおよび前縁面92cとの境界部分が最上部となり、その最上部がプロテクタ基部91の前方かつ斜め上方に尖形形状で突出された尖形部92dになっている。すなわち、プロテクタ基部91は、一対の尖形部92dを有してなる。
開口プロテクタ側係合部93は、第二のハウジング側係合部15と係合されるものである。この開口プロテクタ側係合93部は、プロテクタ基部91の両側面91cの各側面91cに各側面91cから突起して設けられた対をなす傾斜配置突起93aからなる。この実施の形態では上下2箇所ずつ、計4箇所に各側面91cから突起して設けられた傾斜配置突起93aからなる。各傾斜配置突起93aは、ほぼ直方体形状をなし、上面93bおよび下面93cがプロテクタ基部91の傾斜面91bと等しく傾斜されるように配置されている。また、各傾斜配置突起93aは、前面93dが傾斜配置突起93aの前端93eから後端93fに向けてプロテクタ基部91の側面91cからの距離が離れるように傾斜されてなる。
このような、開口プロテクタ90は、図7に示すように、ハウジング10内に挿入される場合、開口プロテクタ90の傾斜面91bがハウジング傾斜面10cに摺接されることによって、斜め上方(図中矢印方向)に移動され、一対の尖形部92dが第一のハウジング側係合部14および第一の外表面プロテクタ側係合部81に挿通され、各傾斜配置突起93aが第二のハウジング側係合部15に係合されるようになっている。
突出電線ガイド部94は、前後方向でプロテクタ基部91の前端面91dから前方に向けて突出され、開口プロテクタ90がハウジング10内に挿入された場合、電線挿通部60に向かい合う位置に配置される。この突出電線ガイド部94は、4本の電線Wの配線方向をガイドするものである。より具体的には、突出電線ガイド部94は、電線Wの延在方向に直交する断面が電線Wの径に対応して形成された4つの電線ガイド溝94aが並べて形成されてなる。また、突出電線ガイド部94は、開口プロテクタ90がハウジング10内に挿入された場合、各電線ガイド溝94aが前後方向で各挿通孔60aに向かい合う位置に配置されるようになっている。
次に、図8−図10を用いてLED照明ユニット1の組み付け手順について説明する。図8−図10は、LED照明ユニット1の組み付け手順について説明するための図である。なお、図8−図10において、上側の図(図中(a)で示した図)が図2に示したLED照明ユニット1およびコネクタCのA‐A線断面図であり、下側の図(図中(b)で示した図)が上側の図の要部拡大図である。
まず、作業者は、ハウジング10内に回路基板31およびシール部50を取り付けた後、第三のハウジング側係合部16と第二の外表面側プロテクタ係合部82とが係合するように外表面プロテクタ80をハウジング10に取り付け、さらに開口プロテクタ90の一対の尖形部92dを、第一のハウジング側係合部14および第一の外表面プロテクタ側係合部81に挿通させる。(図8参照)。これにより、開口プロテクタ90がハウジング10の開口10a位置で一時的に係止された状態となる。ここで、シール部50の各挿通孔60aには円筒状シール部材60bを介して各電線Wが挿通されているものとする。
その後、作業者は、ハウジング10のボデーBへの取り付け作業を開始する(図9参照)。このボデーBへの取り付け作業は、ハウジング10の固定部13のボルト孔12cと、ボデー側ボルト孔B3とにボルト100を挿通させてボルト100で締結する作業である。このようなボルト100の締結によってプロテクタ基部91の後端面91eが取り付け面B2に当接され、結果として開口プロテクタ90がハウジング10内に移動される。より具体的には、開口プロテクタ90は、プロテクタ基部91の後端面91eがボデーBの取り付け面B2に形成されたワイヤーハーネス挿通孔B1を跨いで取り付け面B2に当接されるようになっている。
この開口プロテクタ90の前方への移動の際、開口プロテクタ90はハウジング10内のハウジング傾斜面10cに傾斜面91bを摺接させながら斜め上方に移動され、この移動によって一対の尖形部92dがより深く第一のハウジング側係合部14および第一の外表面プロテクタ側係合部81に挿通され、各傾斜配置突起93aが第二のハウジング側係合部15の係合位置に近づくようになっている。
また、ボルト100の締結とともに開口プロテクタ90が移動することによって、開口プロテクタ90とシール部50とが近づき、上部突出片61、プロテクタ基部91、および突出電線ガイド部94によって各電線Wの保持位置が規制され、各電線Wが屈曲されていくようになっている。
その後、作業者は、ボルト100の締結を完了させることによって、ハウジング10のボデーBへの取り付け作業が完了する(図10参照)。ハウジング10のボデーBへの取り付け作業が完了すると、ハウジング10の開口端面10dとプロテクタ基部91の後端面91eとが揃えられた状態で、一対の尖形部92dが第一のハウジング側係合部14および第一の外表面プロテクタ側係合部81に深く挿通され、各傾斜配置突起93aが第二のハウジング側係合部15に係合される。これにより、開口プロテクタ90がハウジング10に固定される。
また、ハウジング10のボデーBへの取り付け作業が完了すると、各電線Wが上部突出片61、プロテクタ基部91、および突出電線ガイド部94に沿って屈曲された状態で保持される。すなわち、ストレインリリーフ構造が構成されるようになっている。
本発明の実施の形態のLED照明ユニット1は、ハウジング10のボデーBへの取り付け作業が完了すると、すなわち、ハウジング10の開口端面10dとプロテクタ基部91の後端面91eとが揃えられた状態になると、一対の尖形部92dが第一のハウジング側係合部14および第一の外表面プロテクタ側係合部81に深く挿通され、各傾斜配置突起93aが第二のハウジング側係合部15に係合される。これにより、開口プロテクタ90がハウジング10に固定されるので、保護部材の組み付けおよび設置作業を容易にすることができる。
また、本発明の実施の形態のLED照明ユニット1は、シール部50が、電線挿通部60の上方に配置され、挿入方向でシール本体部51の後端面51aから後方に突出された上部突出片61を有してなり、開口プロテクタ90が、ハウジング10内への挿入方向でプロテクタ基部91の前端面91dから突出され、プロテクタ基部91がハウジング10内に挿入された場合、電線挿通部60に向かい合う位置に配置される突出電線ガイド部94を有してなるので、電線Wが上部突出片61、プロテクタ基部91、および突出電線ガイド部94に沿って屈曲された状態でハウジング10内に保持され、結果的に電線Wと回路基板31との接続部への外力負荷を低減することができる。
また、本発明の実施の形態のLED照明ユニット1は、突出電線ガイド部94が、電線Wの延在方向に直交する断面が電線Wの径に対応した曲面を形成されてなる電線ガイド溝94aが形成され、プロテクタ基部91がハウジング10内に挿入された場合に、電線ガイド溝94aが挿通孔60aに向かい合う位置に配置されるので、電線ガイド溝94aによって電線Wを確実にガイドすることができ、結果的に、より確実に電線Wの屈曲方向を規制することができる。
また、本発明の実施の形態のLED照明ユニット1は、ハウジング10が、取り付け面B2にボルト100によって固定される固定部13を有してなり、固定部13がボルト100の締結によって取り付け面B2に固定される際、開口プロテクタ90の後端面91eが取り付け面B2に当接されることによって、開口プロテクタ90がハウジング10内の所定位置に移動配置されるので、LED照明ユニット1の設置が容易となる。
なお、本発明の実施の形態のLED照明ユニット1は、4本の電線Wを有してなるものを例示したが、電線Wの数は4本に限らない。すなわち1本以上の電線Wを有していればその他の本数であってもよい。
また、本発明の実施の形態のLED照明ユニット1は、シール部50が、環状シール部材52および円筒状シール部材60bを備えるものを例示したが、これに限らない。すなわち、シール部50が防水機能を有していればよい。例えば、シール部50が、隙間の埋め込み性を有する材料からなるものであれば、環状シール部材52および円筒状シール部材60bを有さなくても防水性を高めることができる。
また、本発明の実施の形態のLED照明ユニット1は、ボルト100によって取り付け面に締結されるものを例示したが、これに限らない。すなわち、その他の締結部材を用いても構わない。例えば、ボルト100に代わってビスを用いても構わない。
また、本発明の実施の形態のLED照明ユニット1は、傾斜配置突起部93aがプロテクタ基部91の各側面91cに上下2箇所ずつ、計4箇所に設けられてなるものを例示したが、これに限らない。すなわち、少なくとも一対の傾斜配置突起部93aを有していればよい。より具体的には、傾斜配置突起部93aがプロテクタ基部91の両側面91cの各側壁91cに1箇所ずつ設けられていればよい。
また、本発明の実施の形態のLED照明ユニット1は、外表面プロテクタ80が、光透過性の材料からなるものを例示したが、これに限らない。すなわち、光透過性を有しない材料を用いても構わない。この場合、外表面プロテクタ80の一部に開口を設けることによって光が外部に発せられるようにするとよい。
また、本発明の実施の形態のLED照明ユニット1は、傾斜配置突起93aが、ほぼ直方体形状をなすものを例示したが、これに限らない。すなわち、傾斜配置突起93aの上面および下面が傾斜面91bと等しく傾斜されていれば、その他の形状であっても構わない。例えば、立方体形状であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 LED照明ユニット
10 ハウジング
10a 開口
10b 内部下面
10c ハウジング傾斜面
10d 開口端面
11 光透過部
12 開口端部
12a 上壁
12b 板状突出部
12d 下壁
12e 側壁
12c ボルト孔
13 固定部
14 第一のハウジング側係合部
15 第二のハウジング側係合部
16 第三のハウジング側係合部
30 LED照明部
31 回路基板
32 LED素子
33 端子
40 ワイヤーハーネス部
41 チューブ
50 シール部
51 シール本体部
51a 後端面
52 環状シール部材
60 電線挿通部
60a 挿通孔
60b 円筒状シール部材
61 上部突出片
62 側部突出片
70 プロテクタ
80 外表面プロテクタ
80a 下壁
81 第一の外表面プロテクタ側係合部
82 第二の外表面側プロテクタ側係合部
90 開口プロテクタ
91 プロテクタ基部
91a 下面
91b 傾斜面
91c 側面
91d 前端面
91e 後端面
92 突出板部
92a 上傾斜縁面
92b 下傾斜縁面
92c 前縁面
92d 尖形部
93 開口プロテクタ側係合部
93a 傾斜配置突起
93b 上面
93c 下面
93d 前面
93e 前端
93f 後端
94 突出電線ガイド部
94a 電線ガイド溝
100 ボルト
B ボデー
B1 ワイヤーハーネス挿通口
B2 取り付け面
B3 ボデー側ボルト孔
C コネクタ
W 電線

Claims (4)

  1. LED素子が実装された回路基板と、該回路基板に一端を接続された少なくとも1本の電線を、一面が開口された箱型形状、かつ光透過性の材料からなるハウジングの開口から外部に引き出して前記回路基板を収容するLED照明ユニットであって、
    前記ハウジング内に挿入可能に形成されたシール本体部と、前記ハウジング内への挿入方向で前記電線を前記シール本体部に挿通させる挿通孔を有してなる電線挿通部と、を有してなり前記回路基板に比して前記開口側に配置されるシール部と、
    前記ハウジング内に挿入可能に形成され、後方から前方に向けて上方に傾斜してなる傾斜面を下面に有してなるプロテクタ基部と、該プロテクタ基部の両側部から前記ハウジング内への挿入方向で、前記プロテクタ基部の前方かつ斜め上方に尖形形状で突出された一対の尖形部と、前記プロテクタ基部の両側面から突起され、上面および下面が前記傾斜面と等しく傾斜されて設けられた一対の傾斜配置突起とを有してなり、前記シール部に比して前記ハウジングの開口側に配置される開口プロテクタと、
    前記ハウジングの外表面を覆い、前記開口プロテクタが前記ハウジング内に挿入された場合、前記尖形部が挿通される外表面プロテクタ側係合部を有してなる外表面プロテクタと、
    を有してなり、
    前記ハウジングが、
    開口端部の内部下面に前記傾斜面と等しく傾斜され、前記開口プロテクタが前記ハウジング内に挿入される場合、前記傾斜面に摺接されるハウジング傾斜面と、前記ハウジングの開口端面と前記プロテクタ基部の後端面とが揃えられた状態で、前記尖形部が挿通される第一のハウジング側係合部と、各傾斜配置突起が係合される第二のハウジング側係合部と、を有してなることを特徴とするLED照明ユニット。
  2. 前記シール部が、
    前記電線挿通部の上方に配置され、挿入方向で前記シール本体部の後端面から後方に突出された上部突出片を有してなり、
    前記開口プロテクタが、
    前記ハウジング内への挿入方向で前記プロテクタ基部の前端面から突出され、前記プロテクタ基部がハウジング内に挿入された場合、前記電線挿通部に向かい合う位置に配置される突出電線ガイド部
    を有してなることを特徴とする請求項1に記載のLED照明ユニット。
  3. 前記突出電線ガイド部が、
    前記電線の延在方向に直交する断面が前記電線の径に対応した曲面を形成されてなる電線ガイド溝が形成され、前記プロテクタ基部が前記ハウジング内に挿入された場合に、前記電線ガイド溝が前記挿通孔に向かい合う位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載のLED照明ユニット。
  4. 前記ハウジングが、
    取り付け先の取り付け面に締結部材によって固定される固定部を有してなり、
    前記開口プロテクタが、
    前記固定部が取り付け先の取り付け面に固定される場合、前記プロテクタ基部の後端面が取り付け先の取り付け面に当接されて前記ハウジング内の所定位置に配置されることを特徴とする請求項1、2または3に記載のLED照明ユニット。
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