JP2012221396A - プリントキュー名管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】なるべく簡易な方法によって、プリントキューの名称を変更する技術を提供する。
【解決手段】コンピューターを、プリントキューの名称を生成する装置として機能させるプリントキュー管理プログラムであって、情報処理装置100にインストールされているプリンタードライバーから印刷可能な印刷装置200の機種名を特定する機種名特定ステップと、カテゴリー毎に設定を受け付ける設定受付ステップと、機種名特定ステップで特定された機種名と、設定受付ステップで受け付けた設定内容と、を含む文字列を生成する文字列生成ステップと、文字列生成ステップで生成された文字列を、プリントキューの名称として決定する決定ステップと、をコンピューターに実行させる。
【選択図】図1
【解決手段】コンピューターを、プリントキューの名称を生成する装置として機能させるプリントキュー管理プログラムであって、情報処理装置100にインストールされているプリンタードライバーから印刷可能な印刷装置200の機種名を特定する機種名特定ステップと、カテゴリー毎に設定を受け付ける設定受付ステップと、機種名特定ステップで特定された機種名と、設定受付ステップで受け付けた設定内容と、を含む文字列を生成する文字列生成ステップと、文字列生成ステップで生成された文字列を、プリントキューの名称として決定する決定ステップと、をコンピューターに実行させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリントキュー名管理プログラムに関する。
プリンター等の印刷装置は、ネットワーク等を介してホスト装置に通信可能に接続される。一般的に、パーソナルコンピューター等のホスト装置は、プリンタードライバーを起動して印刷ジョブを生成する。そして、ホスト装置は、生成した印刷ジョブをプリントキューとして格納し、印刷装置に送信する。
ここで、プリントキューの名称には、プリンタードライバーの名称(例えば、印刷装置の機種名)が使用されることが多い。あるいは、印刷装置に割り当てられたIPアドレスを付加した名称が使用される場合もある(例えば、特許文献1)。
しかし、同一の印刷装置に複数の印刷ジョブを送信する場合等においては、各印刷ジョブに対応するプリントキューの名称はどれも同一となる。これでは、ユーザーは、それぞれのプリントキューを区別することができず、キャンセルしたいプリントキューを確実に選択することもできない。
そのため、近年では、ユーザーが手動で文字列を入力することによって、プリントキューの名称を変更できるソフトウェアも開発されている。
しかし、プリントキューの名称を変更するために手動で文字列を入力することは、ユーザーにとって非常に煩わしい作業となる。
本発明は、なるべく簡易な方法によって、プリントキューの名称を変更する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本願発明は、コンピューターを、プリントキューの名称を生成する装置として機能させるプリントキュー管理プログラムであって、前記装置にインストールされているプリンタードライバーから印刷可能な印刷装置の機種名を特定する機種名特定ステップと、カテゴリー毎に設定を受け付ける設定受付ステップと、前記機種名特定ステップで特定された機種名と、前記設定受付ステップで受け付けた設定内容と、を含む文字列を生成する文字列生成ステップと、前記文字列生成ステップで生成された文字列を、プリントキューの名称として決定する決定ステップと、を前記コンピューターに実行させる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された印刷システム10の概略構成の一例を示すブロック図である。図示するように、印刷システム10は、印刷装置200と、情報処理装置(ホストPC)100と、を備える。
印刷装置200と情報処理装置100は、LAN(Local Area Network)等のコンピューターネットワーク50を介して、相互に通信可能に接続されている。なお、図示していないが、ネットワーク50には、複数の印刷装置200、複数の情報処理装置100が接続されていてもよい。
印刷装置200は、情報処理装置100から送信された印刷データの印刷を行う。印刷装置200は、不図示の、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置と、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の外部記憶装置と、入力ボタン、タッチパネル、液晶ディスプレイ等からなる操作パネル(入出力装置)と、ネットワーク50に接続するための通信装置と、印刷エンジンと、を備えた一般的なプリンターである。
上記の印刷装置200の構成は、本願発明の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したものであって、上記に限られない。また、一般的なプリンターが備える他の構成を排除するものではない。また、印刷装置200は、印刷機能を有していれば、例えば、複合機、コピー機、スキャナー装置、ファクシミリ装置などでもよい。
また、情報処理装置100は、印刷装置200のホストコンピューター(ホスト装置)として機能する。情報処理装置100は、不図示の、CPUと、RAM等の主記憶装置と、ROMやハードディスク等の外部記憶装置と、ディスプレイ等からなる出力装置と、キーボード、マウス等からなる入力装置と、印刷装置200とデータの送受信を行う通信インターフェイスと、を備える一般的なコンピューターである。
そして、情報処理装置100は、図示するように、アプリケーション部110と、印刷設定部120と、印刷制御部130と、プリントキュー名管理部140と、を有する。なお、各機能部(110〜140)は、外部記憶装置に記憶されている所定のプログラム(プリンタードライバー等)を主記憶装置にロードしてCPUで実行することで実現可能である。
アプリケーション部110は、印刷対象のドキュメント(テキストデータ、画像データ、等)を、作成、編集する処理を行う。
印刷設定部120は、ユーザーからの指示に従って、印刷の設定を行う。例えば、印刷設定部120は、印刷設定を開始する指示をユーザーから受け付けると、設定項目(例えば、モノクロ/カラー、用紙サイズ、両面印刷、等の設定)ごとに設定の指示を受け付けるための印刷設定画面(インターフェイス)を出力装置に表示する。そして、印刷設定部120は、当該印刷設定画面を出力装置に表示させた状態で、設定項目ごとに設定の指示を受け付ける。また、印刷設定部120は、印刷実行の指示をユーザーから受け付けると、アプリケーション部110で生成された印刷対象のドキュメント(或いは、ドキュメントの記憶場所を示すデータ)とともに、ユーザーから受け付けた設定項目ごとの設定内容を、印刷制御部130に送信する。
印刷制御部130は、印刷先の印刷装置200を制御する。具体的には、印刷制御部130は、アプリケーション部110により生成された印刷対象のドキュメントに基づき、ユーザーにより指定された印刷設定(すなわち、印刷設定部120から送信された印刷設定)で印刷するための印刷ジョブを生成する。それから、印刷制御部130は、生成した印刷ジョブを、プリントキューとしてスプールに一時格納し、スプールに格納された順に、印刷先の印刷装置200に送信する。
ここで、印刷制御部130によって生成されるプリントキューには、後述するプリントキュー名管理部140によって決定された名称(例えば、情報処理装置100にインストールされているプリンタードライバーから印刷可能な印刷装置200の機種名)が付加される。そして、印刷制御部130は、プリントキューを表示する指示をユーザーから受け付けると、スプールに格納されているプリントキューの名称をディスプレイ等の出力装置にリスト表示することができる。
プリントキュー名管理部140は、印刷制御部130によって生成されたプリントキューの名称を生成する。例えば、プリントキュー名管理部140は、情報処理装置100にインストールされているプリンタードライバーから印刷可能な印刷装置200の機種名を特定し、当該機種名を含む文字列を、プリントキューの名称として生成する。
また、プリントキュー名管理部140は、印刷制御部130によって生成されたプリントキューの名称を変更することができる。この場合には、プリントキュー名管理部140は、情報処理装置100にインストールされているプリンタードライバーから印刷可能な印刷装置200の機種名と、その印刷装置200に割り当てられているIPアドレスと、を特定する。これとともに、プリントキュー名管理部140は、カテゴリー(例えば、職場名、印刷目的)毎に設定を受け付ける。そして、プリントキュー名管理部140は、特定した情報(機種名とIPアドレス)と、カテゴリー毎に受け付けた設定内容(例えば、職場名、印刷目的)と、を含む文字列を、プリントキューの名称の候補として生成する。
なお、プリントキュー名管理部140によって生成される上記の候補は、情報処理装置100にインストールされているプリンタードライバーから印刷可能な印刷装置200ごとに、少なくとも1つ以上生成される。
上記の情報処理装置100の構成は、本願発明の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したものであって、上記に限られない。また、一般的なコンピューターが備える他の構成を排除するものではない。また、情報処理装置100は、印刷装置200のホストコンピューターとして機能すれば、例えば、携帯端末などでもよい。
本実施形態が適用された印刷システム10は、以上のような構成からなる。ただし、上記の印刷システム10の構成は、本願発明の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したものであって、上記に限られない。また、他の構成の追加を排除するものではない。
また、上記した各構成要素は、印刷システム10の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。印刷システム10の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
次に、上記構成からなる印刷システム10の特徴的な動作について説明する。
<プリントキュー名生成処理>
図2は、情報処理装置100で実行されるプリントキュー名生成処理を説明するためのフロー図である。
図2は、情報処理装置100で実行されるプリントキュー名生成処理を説明するためのフロー図である。
情報処理装置100のプリントキュー名管理部140は、プリントキュー名生成プログラムを起動する指示を受け付けると、本フロー(プリントキュー名生成処理)を開始する。ここで、プリントキュー名生成プログラムを起動する指示は、例えば、プリントキュー名生成プログラムを起動するためのアイコンをクリックする操作や、印刷の実行を指示する操作、等によって行われる。
なお、プリントキューの名称をデフォルトのまま(変更せずに)使用する場合には、本フロー(プリントキュー名生成処理)を実行する必要はない。本フローが実行されずに印刷が行われる場合には、プリントキュー名管理部140は、情報処理装置100にインストールされているプリンタードライバーから印刷可能な印刷装置200の機種名を、プリントキューの名称として使用する。
本フローを開始すると、プリントキュー名管理部140は、プリントキュー名生成プログラムを起動する(ステップS101)。具体的には、プリントキュー名管理部140は、プリントキュー名生成プログラムをハードディスク等の外部記憶装置からRAMに読み出す。
プリントキュー名生成プログラムを起動後、プリントキュー名管理部140は、プリンタードライバーが情報処理装置100にインストールされているか否か判別する(ステップS102)。
ここで、プリントキュー名管理部140は、情報処理装置100にプリンタードライバーがインストールされていない場合には(ステップS102;No)、処理をステップS111に移行し、適切なプリンタードライバーのインストールをユーザーに対して促す(ステップS111)。その後、プリントキュー名管理部140は、本フローを終了する。
一方、ステップS102において、プリントキュー名管理部140は、情報処理装置100にプリンタードライバーがインストールされている場合には(ステップS102;Yes)、処理をステップS103に移行する。
処理がステップS103に移行すると、プリントキュー名管理部140は、プリンタードライバーの選択画面300をディスプレイ等の出力装置に表示する(ステップS103)。
図3は、プリンタードライバーの選択画面300の表示例を示す図である。図示するように、プリントキュー名管理部140は、ステップS103において、プリンタードライバー選択欄301と、検索ボタン302と、非検索ボタン303と、キャンセルボタン304と、を含む画面を表示する。
ここで、プリンタードライバー選択欄301には、情報処理装置100にインストールされているプリンタードライバーが選択可能に表示される。ユーザーは、マウス等の操作によって、プリントキューの名称を変更したい1つのプリンタードライバーを選択できる。図示する例では、プリンタードライバー選択欄301には、1つの印刷装置200に特定せずに、複数の印刷装置200に対して印刷を行うことができる共通ドライバー(デフォルト:「Common Driver A」)が示されている。
また、検索ボタン302は、ネットワーク50に接続されている印刷装置200を検索するためのボタンである。非検索ボタン303は、ネットワーク50に接続されている印刷装置200を検索せずに、プリントキューの名称を管理する既存のテーブル(以下では「プリントキュー定義テーブル450」とよぶ)を読み出すためのボタンである。キャンセルボタン304は、プリントキュー名の変更をキャンセルするためのボタンである。
そして、プリントキュー名管理部140は、キャンセルボタン304をタッチ(押下)する操作がされると(ステップS103;A)、以降の全ての処理を省略して、本フロー(プリントキュー生成処理)を終了する。
また、プリントキュー名管理部140は、非検索ボタン303をタッチ(押下)する操作がされると(ステップS103;C)、ステップS104とステップS105の処理を省略して、処理をステップS106に移行する。
また、プリントキュー名管理部140は、検索ボタン302をタッチ(押下)する操作がされると(ステップS103;B)、ネットワーク50に接続されている印刷装置200のうち、プリンタードライバー選択欄301で選択されているプリンタードライバーで制御(印刷)可能な印刷装置200を検索する(ステップS104)。ここでの検索処理では、例えば、プリントキュー名管理部140は、ネットワーク50に接続されている全ての印刷装置200から識別情報(例えば、機種名)を取得し、プリンタードライバー選択欄301で選択されているプリンタードライバーで印刷可能な印刷装置200と比較する。
そして、プリントキュー名管理部140は、ステップS104の検索処理を完了すると、処理をステップS105に移行する。
ここで、プリントキュー名管理部140は、プリンタードライバーの選択画面300で選択されたプリンタードライバーで印刷可能な印刷装置200が、ステップS104での検索処理によって新たに発見された場合には、その印刷装置200の機種名と、その印刷装置200に割り当てられているIPアドレスと、を取得する。そして、プリントキュー名管理部140は、取得した機種名とIPアドレスを機種管理テーブル550に格納する(ステップS105)。
なお、機種管理テーブル550は、ネットワーク50に接続されている印刷装置200についての機種名とIPアドレスを管理するためのテーブルである。
図4は、機種管理テーブル550の概略データ構造の一例を示す図である。図示していないが、外部記憶装置には複数の機種管理テーブル550が格納される。そして、各機種管理テーブル550は、情報処理装置100にインストールされているプリンタードライバーごとに別個に管理される。
そして、機種管理テーブル550は、図示するように、プリンタードライバーによって制御(印刷)可能な印刷装置200ごとのレコード553からなる。各レコード553には、印刷装置200の機種名(例えば、「LP-S9000」、「LP-S7100」等)551と、印刷装置200に割り当てられているIPアドレス(例えば、「163.141.62.100」等)552と、が対応付けて格納される。
それから、プリントキュー名管理部140は、処理をステップS106に移行する。
処理がステップS106に移行すると、プリントキュー名管理部140は、上述した機種管理テーブル550と、職場管理テーブル650と、印刷目的テーブル750と、に基づき、プリントキュー定義テーブル450を更新する(ステップS106)。
ここで、職場管理テーブル650は、印刷装置200が設置され得る職場についての情報を管理するためのテーブルである。
図5は、職場管理テーブル650の概略データ構造の一例を示す図である。図示するように、職場管理テーブル650は、印刷装置200が設置され得る職場ごとのレコード653からなる。各レコード653には、印刷装置200が設置され得る職場のID(すなわち「職場ID」)651と、その職場の名称(すなわち「職場名」)652と、が対応付けて格納される。
また、印刷目的テーブル750は、印刷装置200で実行される印刷の目的についての情報を管理するためのテーブルである。
図6は、印刷目的テーブル750の概略データ構造の一例を示す図である。図示するように、印刷目的テーブル750は、印刷装置200で実行される印刷の目的ごとのレコード756からなる。各レコード756には、印刷装置200で実行される印刷の目的ID(すなわち「印刷目的ID」)751と、印刷目的名(例えば、「標準」、「モノクロ」、「トナーセーブ」、「ヘッダー」)752と、使用するプリンタードライバー名753と、使用するプリンタードライバーについての設定ファイル名754と、使用するプリンタードライバーについての設定ファイルの保存場所755と、が対応付けて格納される。
また、プリントキュー定義テーブル450は、プリントキューの名称を管理するためのテーブルである。
図7は、プリントキュー定義テーブル450の概略データ構造の一例を示す図である。図示するように、プリントキュー定義テーブル450は、設定可能な項目451ごとのレコード461からなる。各レコード461には、文字列長の上限値452と、区切り記号(デリミタ)453と、優先順位454と、印刷装置200からの取得有無455と、デフォルトの設定値456と、第1の設定値457と、第2の設定値(省略)458と、第3の設定値(省略)459と、第4の設定値(省略)460と、が対応付けて格納されている。
ここで、設定可能な項目451は、例えば、図示するように、全体(トータル)、プリントキューID、プリントキュー名、機種名、IPアドレス、印刷目的ID、印刷目的名、職場ID、職場名、等を示すデータである。
また、文字列長の上限値452は、例えば、プリントキューの名称全体についての文字列長の上限値(図示する例では「70」)、プリントキューの名称を構成する各構成要素の文字列長の上限値(図示する例では「12」「15」「20」「12」)、等を示すデータである。
また、区切り記号(デリミタ)453は、プリントキューの名称を構成する各構成要素の連結部分に挿入する区切り記号(図示する例では「_」)を示すデータである。
また、優先順位454は、プリントキューの名称を構成する構成要素を連結する順位を示すデータである。
また、印刷装置200からの取得有無455は、印刷装置200から取得する情報が有るか無いかについて示すデータである。
また、デフォルトの設定値456は、情報処理装置100にインストールされているプリンタードライバーについてのデフォルトの設定(保存)内容を示す値である。
また、第1の設定値457、第2の設定値458、第3の設定値459、第4の設定値460は、それぞれ、プリントキュー名管理部140によって生成(変更)されたプリントキュー名についての設定(保存)内容を示す値である。
なお、図示する空欄は、未設定(或いは、設定不可)を表すデータとする。
そして、ステップS106では、プリントキュー名管理部140は、機種管理テーブル550と、職場管理テーブル650と、印刷目的テーブル750と、における変更点を、プリントキュー定義テーブル450にも反映させる。
それから、プリントキュー名管理部140は、プリンターキューの名称を生成するための画面(以下では「プリントキュー生成ユーティリティ画面400」ともよぶ)をディスプレイ等の出力装置に表示する(ステップS107)。
図8は、プリントキュー生成ユーティリティ画面400の表示例を示す図である。図示するように、プリントキュー名管理部140は、ステップS107において、全体設定欄401と、個別設定欄402と、一覧表示欄403と、を含む画面(プリントキュー生成ユーティリティ画面400)を表示する。
ここで、全体設定欄401には、プリンタードライバーの選択画面300で選択されたプリンタードライバーに関わらず、情報処理装置100全体で扱われるプリントキューの名称に関する設定値が表示される。例えば、全体設定欄401には、プリントキューの名称を構成する構成要素(例えば、機種名を含む文字列、IPアドレスを含む文字列、カテゴリー毎の設定内容を含む文字列)を連結する順位(優先順位)と、各構成要素の名称と、各構成要素の文字列長の上限値と、が設定可能に表示される。また、プリントキューの名称全体についての文字列長の上限値と、各構成要素の連結部分に挿入する区切り記号(デリミタ)と、についても設定可能に表示される。図示する例の設定では、機種名_印刷目的_IPアドレス_職場名といった名称のプリントキューが生成される。このとき、機種名は12文字以下の文字列で構成され、印刷目的は20文字以下の文字列で構成され、IPアドレスは15文字以下の文字列で構成され、職場名の文字列は12文字以下の文字列で構成されなければならない。これとともに、プリントキューの名称全体(すなわち、「機種名_印刷目的_IPアドレス_職場名」)では、70文字以下でなければならない。
ところで、プリントキュー名管理部140は、ステップS107で全体設定欄401を表示する場合には、外部記憶装置からプリントキュー定義テーブル450を読み出し、全体設定欄401の表示に必要な値を抽出する。
具体的には、プリントキュー名管理部140は、以上のプリントキュー定義テーブル450から、「全体(トータル)」を有する項目451に対応付けられている文字列長の上限値452と区切り記号(デリミタ)453を抽出する。これとともに、プリントキュー名管理部140は、「機種名」、「IPアドレス」、「印刷目的名」、「職場名」を有する項目451ごとに、各項目451に対応付けられている文字列長の上限値452と優先順位454を抽出する。そして、プリントキュー名管理部140は、抽出した各情報を全体設定欄401に表示する。
こうして、プリントキュー名管理部140は、図8に示すような全体設定欄401を表示することができる。
また、プリントキュー名管理部140は、全体設定欄401に第1の設定ボタン410を設ける。そして、プリントキュー名管理部140は、第1の設定ボタン410をタッチする操作を受け付けると、不図示のインターフェイスをディスプレイ等の出力装置に表示し、設定項目(全体設定欄401に表示された項目)ごとに設定内容の変更を受け付ける。それから、プリントキュー名管理部140は、設定内容の変更を受け付けると、受け付けた設定内容をプリントキュー定義テーブル450に上書きし、変更された設定内容について全体設定欄401に表示する(反映させる)。
また、個別設定欄402には、プリンタードライバーの選択画面300で選択されたプリンタードライバーで扱われるプリントキューの名称に関する設定値が表示される。例えば、個別設定欄402には、図示するように、プリンタードライバーの選択画面300で選択されたプリンタードライバーを用いて印刷する場合のプリントキュー名(例えば、プリンタードライバーの選択画面300で選択されたプリンタードライバーの名称「Common Driver A」や、印刷装置200の機種名)が表示される。また、個別設定欄402には、ネットワーク50に接続されている印刷装置200のうち、プリンタードライバーの選択画面300で選択されたプリンタードライバーによって制御(印刷)可能な印刷装置200から取得した情報(機種名、IPアドレス)が表示される。図示する例では、「Common Driver A」で制御(印刷)可能な3台の印刷装置200について表示されており、各印刷装置200の機種名「LP-S9000」、「LP-S9000」、「LP-S7100」と、各印刷装置200に割り当てられているIPアドレス「163.141.62.100」、「163.141.62.101」、「163.141.62.150」と、が対応付けて表示されている。
ところで、プリントキュー名管理部140は、ステップS107で個別設定欄402に機種名とIPアドレスを表示する場合には、外部記憶装置から機種管理テーブル550を読み出し、表示に必要な値を抽出する。
具体的には、プリントキュー名管理部140は、プリンタードライバーの選択画面300で選択されたプリンタードライバーに対応付けられた機種管理テーブル550から、全ての機種名551とIPアドレス552を読み出し、個別設定欄402に表示する。
こうして、プリントキュー名管理部140は、図8に示すように、個別設定欄402に、設定対象のプリンタードライバーから制御(印刷)可能な印刷装置200についての機種名とIPアドレスを表示することができる。
また、プリントキュー名管理部140は、ユーザーに選択された印刷装置200についての情報(機種名とIPアドレス)をハイライト表示する。図示する例では、機種名「LP-S9000」とIPアドレス「163.141.62.100」がハイライト表示されている。
また、プリントキュー名管理部140は、図8に示す個別設定欄402に表示された機種名とIPアドレスの下側に、第2の設定ボタン411を設ける。そして、プリントキュー名管理部140は、第2の設定ボタン411をタッチする操作を受け付けると、上述したステップS104と同様の検索処理を行う。このとき、プリントキュー名管理部140は、プリンタードライバーの選択画面300で選択されたプリンタードライバーで印刷可能な印刷装置200が、ここでの検索処理によって新たに発見された場合には、その印刷装置200の機種名と、その印刷装置200に割り当てられているIPアドレスと、を取得する。そして、プリントキュー名管理部140は、取得した機種名とIPアドレスを機種管理テーブル550に格納し(反映させ)、個別設定欄402に表示する。
こうして、プリントキュー名管理部140は、第2の設定ボタン411をタッチする操作を受け付ける毎に、機種管理テーブル550の更新、個別設定欄402に表示している機種名とIPアドレスの更新を行うことができる。
また、図8に示すように、個別設定欄402には、ユーザーに選択された印刷装置200(すなわち、ハイライト表示されている機種名に対応する印刷装置200)が設置されている職場についての情報(職場名、チェック欄)が表示される。図示する例では、機種名「LP-S9000」、IPアドレス「163.141.62.100」の印刷装置200について表示されており、職場名「生産管理1」に対応するチェック欄にチェック(図示する例では「レ」)が表示されている。
ところで、プリントキュー名管理部140は、ステップS107で個別設定欄402に職場名を表示する場合には、外部記憶装置から職場管理テーブル650を読み出し、表示に必要な値を抽出する。
具体的には、プリントキュー名管理部140は、職場管理テーブル650から、全ての職場名652を読み出し、個別設定欄402に表示する。そして、プリントキュー名管理部140は、各職場名を選択可能に表示し(すなわち、職場名ごとにチェック欄を設け)、マウス等の操作による指示に基づいて、少なくとも1つ以上の職場名を選択する指示を受け付ける。なお、プリントキュー名管理部140は、選択された職場名に対応するチェック欄にチェック「レ」を表示する。
こうして、プリントキュー名管理部140は、図8に示すように、印刷装置200が設置され得る職場名を、選択可能に表示することができる。
また、プリントキュー名管理部140は、図8に示す個別設定欄402に表示された職場名の下側に、第3の設定ボタン412を設ける。そして、プリントキュー名管理部140は、第3の設定ボタン412をタッチする操作を受け付けると、不図示のインターフェイスをディスプレイ等の出力装置に表示し、職場名の登録(追加、削除)を受け付ける。それから、プリントキュー名管理部140は、職場名の登録を受け付けると、受け付けた登録内容を職場管理テーブル650に上書きし、変更された登録内容について個別設定欄402に表示する(反映させる)。
また、図8に示すように、個別設定欄402には、ユーザーに選択された印刷装置200(すなわち、ハイライト表示されている機種名に対応する印刷装置200)による印刷の目的についての情報(印刷目的名、チェック欄)が表示される。図示する例では、印刷目的名「モノクロ」に対応するチェック欄にチェック(図示する例では「レ」)が表示されている。
ところで、プリントキュー名管理部140は、ステップS107で個別設定欄402に印刷目的名を表示する場合には、外部記憶装置から印刷目的テーブル750を読み出し、表示に必要な値を抽出する。
具体的には、プリントキュー名管理部140は、印刷目的テーブル750から、全ての印刷目的名752を読み出し、個別設定欄402に表示する。そして、プリントキュー名管理部140は、各印刷目的名を選択可能に表示し(すなわち、印刷目的名ごとにチェック欄を設け)、マウス等の操作による指示に基づいて、少なくとも1つ以上の印刷目的名を選択する指示を受け付ける。なお、プリントキュー名管理部140は、選択された印刷目的名に対応するチェック欄にチェック「レ」を表示する。
こうして、プリントキュー名管理部140は、図8に示すように、印刷装置200で実行される印刷についての目的名を、選択可能に表示することができる。
また、プリントキュー名管理部140は、図8に示す個別設定欄402に表示された印刷目的名の下側に、第4の設定ボタン413を設ける。そして、プリントキュー名管理部140は、第4の設定ボタン413をタッチする操作を受け付けると、設定対象の印刷目的名を選択する画面(以下では「印刷目的選択ダイアログ500」とよぶ)をディスプレイ等の出力装置に表示し、印刷目的名の選択を受け付ける。
図9は、印刷目的選択ダイアログ500の表示例を示す図である。図示するように、プリントキュー名管理部140は、第4の設定ボタン413をタッチする操作を受け付けると、印刷目的選択欄501と、保存ボタン502と、削除ボタン503と、設定表示欄504と、OKボタン505と、キャンセルボタン506と、を含む画面(印刷目的選択ダイアログ500)を表示する。
ここで、印刷目的選択欄501には、印刷目的が選択可能に表示される。ユーザーは、マウス等の操作によって、設定したい1つの印刷目的を選択できる。図示する例では、印刷目的選択欄501には、「モノクロ」が示されている。
また、保存ボタン502は、印刷目的選択欄501で選択された印刷目的の設定について保存するためのボタンである。削除ボタン503は、印刷目的選択欄502で選択された印刷目的の設定について削除するためのボタンである。
また、設定表示欄504には、使用するプリンタードライバーについての設定を強制的に変更するためのインターフェイスが表示される。
具体的には、図示するように、設定表示欄504には、ヘッダーやフッターについての設定の有無を指定する第1ボックス541と、ヘッダーやフッターの機能について詳細に設定するための第1ボタン542と、が並べて表示される。ユーザーは、ヘッダーやフッターの機能について設定したい場合には、マウス等の操作によって、第1ボックス541にチェックを入れるとともに、第1ボタン542にタッチして詳細な設定を行うことができる。
また、設定表示欄504には、N−UPについての設定の有無を指定する第2ボックス543と、N−UPの機能について詳細に設定するための第2ボタン544と、が並べて表示される。ユーザーは、N−UPの機能について設定したい場合には、マウス等の操作によって、第2ボックス543にチェックを入れるとともに、第2ボタン544にタッチして詳細な設定を行うことができる。
また、設定表示欄504には、両面印刷についての設定の有無を指定する第3ボックス545と、両面印刷の機能について詳細に設定するための第3ボタン546と、が並べて表示される。ユーザーは、両面印刷の機能について設定したい場合には、マウス等の操作によって、第3ボックス545にチェックを入れるとともに、第3ボタン546にタッチして詳細な設定を行うことができる。
また、設定表示欄504には、カラー印刷を指定するカラーボックス547と、モノクロ印刷を指定するモノクロボックス548と、が並べて表示される。ユーザーは、カラー印刷を指定したい場合には、マウス等の操作によって、カラーボックス547にチェックを入れ、モノクロ印刷を指定したい場合には、マウス等の操作によって、モノクロボックス548にチェックを入れなければならない。
また、設定表示欄504には、トナーセーブを指示するトナーセーブボックス549が表示される。ユーザーは、トナーセーブ印刷を指示したい場合には、マウス等の操作によって、トナーセーブボックス549にチェックを入れなければならない。
また、OKボタン505は、印刷目的選択ダイアログ500での設定を維持して、設定を終了するためのボタンである。また、キャンセルボタン506は、印刷目的選択ダイアログ500での設定を破棄して、設定を終了するためのボタンである。
そして、プリントキュー名管理部140は、保存ボタン502をタッチする操作がされると、印刷目的選択欄501で選択された印刷目的の設定について保存する画面(以下では「印刷目的保存ダイアログ510」とよぶ)をディスプレイ等の出力装置に表示し、設定内容の保存先となる設定ファイルの指定を受け付ける。
図10は、印刷目的保存ダイアログ510の表示例を示す図である。図示するように、プリントキュー名管理部140は、保存ボタン502をタッチする操作を受け付けると、印刷目的選択欄501で選択された印刷目的を表示する印刷目的表示欄511と、保存先の設定ファイルの指定を受け付ける設定ファイル名欄512と、設定表示欄504と、確定ボタン513と、閉じるボタン514と、を含む画面(印刷目的保存ダイアログ510)表示する。
ここで、印刷目的保存ダイアログ510にも、設定表示欄504を設けているのは、印刷目的保存ダイアログ510でも、使用するプリンタードライバーについての設定を行うことができるようにするためである。
また、設定ファイル名欄512には、印刷目的選択欄501で選択された印刷目的についての設定内容を保存する設定ファイルの名称が入力される。例えば、設定ファイル名欄512には、図示するように、「driver0002」といったファイル名(保存場所も含む)が入力される。そして、設定ファイル名欄512で指定された設定ファイルには、設定表示欄504で指定された設定内容が格納される。これにより、設定ファイル名欄512で指定された設定ファイルを参照して印刷を実行するプリンタードライバーは、設定表示欄504で指定された設定を優先して採用することになる。
また、確定ボタン513は、設定表示欄504で指定された設定内容を、設定ファイル名欄512で指定された設定ファイルに保存するためのボタンである。閉じるボタン514は、設定表示欄504で指定された設定内容を保存することなく、印刷目的保存ダイアログ510を閉じるためのボタンである。
そして、プリントキュー名管理部140は、確定ボタン513をタッチする操作がされると、設定表示欄504で指定された設定内容を、設定ファイル名欄512で指定された設定ファイルに保存する。これとともに、プリントキュー名管理部140は、印刷目的選択ダイアログ500、又は、印刷目的保存ダイアログ510で設定内容が変更された項目(例えば、印刷目的名752、プリンタードライバー名753、設定ファイル名754、設定ファイルの保存場所755)について、印刷目的テーブル750に上書き(追加)する。また、プリントキュー名管理部140は、印刷目的名に変更がある場合には、個別設定欄402に反映させる。
それから、プリントキュー名管理部140は、印刷目的保存ダイアログ510を閉じて、印刷目的選択ダイアログ500に戻る。
同様に、プリントキュー名管理部140は、閉じるボタン514をタッチする操作がされた場合にも、印刷目的保存ダイアログ510を閉じて、印刷目的選択ダイアログ500に戻る。
そして、プリントキュー名管理部140は、OKボタン505をタッチする操作がされると、印刷目的選択ダイアログ500での設定を維持して、設定を終了する。また、キャンセルボタン506をタッチする操作がされると、印刷目的選択ダイアログ500での設定を破棄して、設定を終了する。
また、一覧表示欄403には、一括キュー生成ボタン414が表示される。
ここで、プリントキュー名管理部140は、一括キュー生成ボタン414をタッチする操作がされるまで待機する(ステップS108;No)。そして、プリントキュー名管理部140は、一括キュー生成ボタン414をタッチする操作がされた場合に(ステップS108;Yes)、プリントキューの名称についての候補を生成し、一覧表示欄403に表示する(ステップS109)。
具体的には、プリントキュー名管理部140は、全体設定欄401に表示されている優先順位で、構成要素(例えば、機種名を含む文字列、IPアドレスを含む文字列、カテゴリー毎の設定内容を含む文字列)を連結し、プリントキューの名称の候補を生成する。ここで、連結する構成要素には、個別設定欄402にハイライト表示されている機種名とIPアドレスと、チェック欄にチェック「レ」が入れられている職場名と、チェック欄にチェック「レ」が入れられている印刷目的と、が選択される。
従って、図8に示す例では、プリントキュー名管理部140は、「LP-S9000_モノクロ_163.141.62.100_生産管理1」というプリントキューの名称の候補を生成する。また、機種名「LP-S9000」とIPアドレス「163.141.62.101」がハイライト表示され、「生産管理2」と「トナーセーブ」にチェックが入れられた場合には、プリントキュー名管理部140は、「LP-S9000_トナーセーブ_163.141.62.101_生産管理2」というプリントキューの名称の候補を生成する。また、機種名「LP-S7100」とIPアドレス「163.141.62.150」がハイライト表示され、「購買1」と「ヘッダー」と「モノクロ」にチェックが入れられた場合には、プリントキュー名管理部140は、「LP-S7100_ヘッダー_163.141.62.150_購買1」と、「LP-S7100_モノクロ_163.141.62.150_購買1」という2つのプリントキューの名称の候補を生成する。
それから、プリントキュー名管理部140は、生成した候補を、それぞれ、プリントキュー定義テーブル450に格納する(第1の設定値457〜第4の設定値460)。
例えば、プリントキュー名管理部140は、上記の「LP-S9000_モノクロ_163.141.62.100_生産管理1」というプリントキューの名称の候補を生成した場合には、「プリントキューID」の項目451に「0001」を対応付けて格納する。また、「プリントキュー名」の項目451に「LP-S9000_モノクロ_163.141.62.100_生産管理1」を対応付けて格納する。また、「機種名」の項目451に「LP-S9000」を対応付けて格納する。また、「IPアドレス」の項目451に「163.141.62.100」を対応付けて格納する。
また、プリントキュー名管理部140は、印刷目的テーブル750で「モノクロ」の印刷目的名752に対応付けられている印刷目的ID751の値「0002」を、「印刷目的ID」の項目451に対応付けて格納する。また、「印刷目的名」の項目451に「モノクロ」を対応付けて格納する。
また、プリントキュー名管理部140は、職場管理テーブル650で「生産管理1」の職場名652に対応付けられている職場ID651の値「0001」を、「印刷目的ID」の項目451に対応付けて格納する。また、「職場名」の項目451に「生産管理1」を対応付けて格納する。
これとともに、プリントキュー名管理部140は、生成した候補を一覧表示欄403に表示する。
こうして、プリントキュー名管理部140は、図8に示すように、一覧表示欄403にプリントキューの名称の候補を表示することができる。
また、プリントキュー名管理部140は、図8に示すように、プリントキュー生成ユーティリティ画面400に閉じるボタン415を設けている。
そして、プリントキュー名管理部140は、閉じるボタン415をタッチする操作を受け付けるまで、ステップS108とステップS109の処理を繰り返し実行する(ステップS110;No)。そして、プリントキュー名管理部140は、閉じるボタン415をタッチする操作を受け付けた場合に(ステップS110;Yes)、プリントキュー生成ユーティリティ画面400を閉じて、本フローを終了する。
また、上記フローとは独立して、印刷制御部130は、印刷先に指定された印刷装置200で印刷可能な印刷ジョブを生成する。具体的には、印刷制御部130は、印刷設定部120から送信された印刷設定と、上記の設定ファイル名欄512で指定された設定ファイルの内容と、に従って、アプリケーション部110で生成されたドキュメントの印刷ジョブを生成する。そして、印刷制御部130は、生成した印刷ジョブから、印刷先の印刷装置200の機種名、IPアドレス、職場名、印刷目的を特定する。それから、印刷制御部130は、上記フローで生成された候補の中から適切なもの(すなわち、印刷ジョブから特定された、印刷先の印刷装置200の機種名、IPアドレス、職場名、印刷目的、を含む文字列)を選択し、プリントキューの名称として決定する。そして、印刷制御部130は、当該プリントキューを、スプールに一時格納し、印刷先の印刷装置200に送信する。
以上のように、本実施形態の情報処理装置100では、ユーザーが手動で文字列を入力することなく、印刷装置200の機種名と、印刷装置200に割り当てられているIPアドレスと、カテゴリーごとに受け付けた設定内容(職場名、印刷目的)と、に基づいて、プリントキューの名称を生成することができる。また、ユーザーにとっては、以上のように生成されるプリントキューの名称をみれば、どの印刷装置200にどのような印刷結果が出力されるか類推しやすくなる。
なお、上記実施形態におけるフローの各処理単位は、印刷システム10を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。印刷システム10が行う処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。また、処理ステップの順序についても、これに制限されるものではなく、可能な限り変更することができる。
なお、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
例えば、上記実施形態では、共通ドライバー(「Common Driver A」)に適用する例について説明している。しかし、本発明は、これに限定されず、特定の印刷装置200を制御可能なプリンタードライバーに適用してもよい。
また、上記実施形態では、プリントキューの名称を構成する各構成要素の文字列長の上限については、ユーザーが指定した値(固定長)を採用している。しかし、本発明は、これに限定されず、各構成要素の文字列長の上限を、優先順位に応じて可変としてもよい。例えば、プリントキュー名管理部140は、優先順位が高く設定されている構成要素については、文字列長の上限を上げるようにしてもよい。こうすることにより、プリントキューの名称を生成する作業は、ユーザーにとってより簡易となる。
また、上記実施形態では、プリントキューの名称を構成する各構成要素に、印刷装置200の機種名、印刷装置200に割り当てられているIPアドレス、職場名、印刷目的、が使用されている。しかし、本発明は、これに限定されない。例えば、ユーザー名、印刷ページ数、等をプリントキューの名称に含めてもよい。
100・・・情報処理装置、110・・・アプリケーション部、120・・・印刷設定部、130・・・印刷制御部、140・・・プリントキュー名管理部、200・・・印刷装置、300・・・プリンタードライバーの選択画面、400・・・プリントキュー生成ユーティリティ画面、450・・・プリントキュー定義テーブル、500・・・印刷目的選択ダイアログ、510・・・印刷目的保存ダイアログ、550・・・機種管理テーブル、650・・・職場管理テーブル、750・・・印刷目的テーブル
Claims (4)
- コンピューターを、プリントキューの名称を生成する装置として機能させるプリントキュー管理プログラムであって、
前記装置にインストールされているプリンタードライバーから印刷可能な印刷装置の機種名を特定する機種名特定ステップと、
カテゴリー毎に設定を受け付ける設定受付ステップと、
前記機種名特定ステップで特定された機種名と、前記設定受付ステップで受け付けた設定内容と、を含む文字列を生成する文字列生成ステップと、
前記文字列生成ステップで生成された文字列を、プリントキューの名称として決定する決定ステップと、を前記コンピューターに実行させる、
ことを特徴とするプリントキュー管理プログラム。 - 請求項1に記載のプリントキュー管理プログラムであって、
前記決定ステップで決定された名称のプリントキューを生成するプリントキュー生成ステップを、さらに前記コンピューターに実行させる、
ことを特徴とするプリントキュー管理プログラム。 - 請求項1又は2に記載のプリントキュー管理プログラムであって、
前記設定受付ステップでは、
前記印刷装置が設置されている職場名と、印刷目的と、前記文字列生成ステップで生成される文字列長の上限値と、についての設定を受け付け、
前記文字列生成ステップでは、
前記機種名と、前記印刷装置に割り当てられているIPアドレスと、前記職場名と、前記印刷目的と、を含み、文字列長が前記上限値以下となる文字列を生成する、
ことを特徴とするプリントキュー管理プログラム。 - 請求項2に記載のプリントキュー管理プログラムであって、
前記設定受付ステップでは、
前記印刷装置が設置されている職場名と、印刷目的と、前記文字列生成ステップで生成される文字列長の上限値と、についての設定を受け付けるとともに、
印刷目的ごとに、使用するプリンタードライバーについての設定ファイルを指定する設定を受け付け、
前記文字列生成ステップでは、
前記機種名と、前記印刷装置に割り当てられているIPアドレスと、前記職場名と、前記印刷目的と、を含み、文字列長が前記上限値以下となる文字列を生成し、
前記プリントキュー生成ステップでは、
前記設定受付ステップで指定された設定ファイルに基づいて、前記プリントキューを生成する、
ことを特徴とするプリントキュー管理プログラム。
Priority Applications (1)
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-
2011
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