JP2012220124A - 冷凍機の抽気装置及び抽気方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷凍機1の抽気装置5は、冷凍機1内に存在する不凝縮ガスGを除去する。抽気装置5は、蒸発器31内の冷媒Aを循環させるために用いる抽気タンク61と、抽気タンク61と蒸発器31とを循環する循環配管8と、蒸発器31から抽気タンク61へ冷媒Aを送り出す抽気用ポンプ71と、抽気タンク61から蒸発器31への冷媒Aの流れを遮断可能である遮断弁72と、冷凍機1内に存在する不凝縮ガスGを抽気タンク61へ抽気するための抽気手段73と、抽気タンク61に充満されて溢れ出す冷媒Aを流入させるための補助タンク62とを備えている。
【選択図】図1
Description
ところが、冷凍機の使用を継続すると、容器、配管等のシール部分からの微少な空気の侵入、あるいは内部腐食に伴う水素の発生等によって、容器内には、空気、水素等の気体が不凝縮ガスとして蓄積されることになる。この不凝縮ガスは、容器内に残留すると、冷媒が蒸発・凝縮を行う際の妨げになり、冷凍機の性能が悪化する。そのため、容器内の不凝縮ガスを吸い出して排出する種々の抽気装置が用いられている。
また、例えば、特許文献2においては、溶液ポンプによって、臭化リチウム等の吸収液を吸収器から再生器へ送る際に、液流下式抽気装置によって、吸収器内の不凝縮ガスを気液分離器へ引き込んで排出することが開示されている。
上記蒸発器内の冷媒を循環させるための抽気タンクと、
該抽気タンクと上記蒸発器とを循環する循環配管と、
該循環配管に配設され、上記蒸発器から上記抽気タンクへ冷媒を送り出す抽気用ポンプと、
上記循環配管に配設され、上記抽気タンクから上記蒸発器への冷媒の流れを遮断可能である遮断弁と、
上記蒸発器から上記抽気タンクへ送り出される冷媒を利用して、上記冷凍機内に存在する不凝縮ガスを上記抽気タンクへ抽気するための抽気手段と、
上記抽気タンクの上方に接続され、上記抽気タンクに充満されて溢れ出す冷媒を流入させるための補助タンクとを備えていることを特徴とする冷凍機の抽気装置にある(請求項1)。
上記抽気用ポンプを動作させるとともに上記遮断弁を開け、上記蒸発器内の冷媒を上記抽気タンクとの間で循環させる際に、上記抽気手段によって上記冷凍機内に存在する不凝縮ガスを上記抽気タンクへ引き込む抽気工程と、
上記抽気用ポンプを動作させるとともに上記遮断弁を閉じ、上記蒸発器内の冷媒を上記抽気タンク内に充満させて上記補助タンクへ溢れ出させる際に、上記抽気タンク内に引き込まれた不凝縮ガスを上記補助タンクへ排出する排出工程とを行うことを特徴とする冷凍機の抽気方法にある(請求項6)。
これにより、抽気タンク内に抽気した空気、水素等の不凝縮ガスの全てを補助タンクへ排出することができる。そして、補助タンクから大気等の外部へ不凝縮ガスを排出することができる。
第1、第2の発明において、上記冷凍機は、吸着器と脱着器とにおける固体吸着剤への冷媒蒸気の吸着及び脱着を繰り返して、蒸発器と凝縮器とに冷媒を循環させ、蒸発器内に挿通させた蒸発管内に冷水を作り出す吸着式冷凍機とすることができる。また、上記冷凍機は、冷媒蒸気を吸収する吸収液を用いて、凝縮器と蒸発器とに冷媒を循環させ、蒸発器内に挿通させた蒸発管内に冷水を作り出す吸収式冷凍機とすることもできる。
この場合には、第1液面計を用いることによって、抽気用ポンプが抽気動作を継続する時間を適切に管理することができる。また、第2液面計を用いることによって、抽気タンクから補助タンクへの不凝縮ガスの排出を適切に行うとともに、冷媒が補助タンクから溢れ出してしまうことを容易に防止することができる。
また、抽気用ポンプが抽気動作を行う時間は、第1液面計を用いずに、適宜設定した所定時間とすることもできる。
この場合には、抽気タンク内へ抽気した不凝縮ガスが、誤って戻り配管へ混入してしまうことを防止することができる。また、抽気タンク内へ抽気した不凝縮ガスが、誤って送り配管へ逆流してしまうことを防止することができる。
この場合には、抽気動作を行うときには、第1タンク弁を閉じて、補助タンクを介して外部の空気等が抽気タンクへ混入することを防止することができる。また、充満動作を行った後には、第1タンク弁を閉じることにより、空気、水素等の不凝縮ガスが補助タンクを経由して抽気タンクへ再混入することを防止することができる。
この場合には、抽気タンクに充満された冷媒を補助タンクへ溢れ出させる際に、抽気タンクの気相分を構成する不凝縮ガスの一部が、抽気タンクの上部における角部等に残留してしまうことを防止することができる。そのため、抽気タンクにおける不凝縮ガスの全てを補助タンクへ排出することができる。
本例の冷凍機1の抽気装置5は、図1〜図3に示すごとく、真空状態の蒸発器31内に入れられた冷媒Aを蒸発させるときの気化熱を利用して冷水Wを作り出す冷凍機1に対して設置され、冷凍機1内に存在する不凝縮ガスGを除去するものである。
この抽気装置5は、以下の抽気タンク61、循環配管8、抽気用ポンプ71、遮断弁72、抽気手段73及び補助タンク62を備えている。
まず、本例の冷凍機1について説明する。
ここで、図4、図5は、冷凍機1の構成を示す図であり、図5は、図4の状態から吸着器X1と脱着器X2とが入れ替わった状態を示す。
各図に示すごとく、本例の冷凍機1は、吸着器X1と脱着器X2とにおける固体吸着剤211への冷媒蒸気Aの吸着及び脱着を繰り返して、蒸発器31と凝縮器32とに冷媒Aを循環させ、蒸発器31内に挿通させた蒸発管311内に冷水Wを作り出す吸着式冷凍機1である。
吸着式冷凍機1は、固体吸着剤211を表面に配置した伝熱管21を挿通させてなる複数(本例では2つ)の吸脱着器2A,2Bと、複数の吸脱着器2A,2Bに対して個別に連通可能な蒸発器31と、複数の吸脱着器2A,2Bに対して個別に連通可能な凝縮器32とを備えている。
各吸脱着器2A,2Bと蒸発器31との間、及び各吸脱着器2A,2Bと凝縮器32との間には、冷媒蒸気Aが通過する連通路33がそれぞれ形成されている。各連通路33には、自重及び冷媒蒸気Aの圧力によって開閉可能なダンパ34が配置されている。
蒸発器31内には、冷水Wを通過させる蒸発管311が挿通してあり、蒸発管311は、冷水タンク44に接続されている。蒸発管311は、冷水Wを供給して冷やすための被冷却対象としての冷凍設備45に接続してある。この冷凍設備45は、空調システム、冷蔵庫等とすることができる。蒸発管311は、蒸発器31内と冷水タンク44及び冷凍設備45とを循環して配管されている。
凝縮器32内には、凝縮管321によって凝縮されて液体化した冷媒A(本例では水)を受ける受皿35が設けてある。受皿35と蒸発器31との間には、受皿35に溜まった冷媒Aを蒸発器31内の蒸発管311の表面へ供給するための循環配管36が配管してある。
冷却水Cは、25〜35℃(約30℃)の水であり、温水Hは、70〜90℃(約80℃)に加熱された水である。また、蒸発器31の蒸発管311内の冷水Wは、9〜14℃(約11℃)に冷却される。
図4に示すごとく、第1の吸脱着器2A内の伝熱管21に冷却水Cが供給されるときには、第1の吸脱着器2Aは吸着器X1として機能する。このとき、第1の吸脱着器2A内の伝熱管21の表面に配置された固体吸着剤211が冷却されて、この固体吸着剤211に吸着反応によって冷媒蒸気Aが吸着される。そして、第1の吸脱着器2A内の圧力が低下することにより、第1の吸脱着器2A内の圧力は、蒸発器31内の圧力及び凝縮器32内の圧力よりも低くなる。この圧力差により、第1の吸脱着器2Aと蒸発器31との間の連通路33におけるダンパ34が開くとともに、第1の吸脱着器2Aと凝縮器32との間の連通路33におけるダンパ34が閉じる。そして、蒸発器31内の冷媒蒸気Aが第1の吸脱着器2A内へ流れ、蒸発器31内の蒸発管311の表面から気化熱としての熱が奪われ、蒸発管311内の冷水Wを冷却することができる。
以降は、同様にして、第1の吸脱着器2A内の伝熱管21と第2の吸脱着内の伝熱管21とに流す冷却水Cと温水Hとを交互に切り替える。これにより、2つの吸脱着器2A,2Bにおいて所定の時間間隔で吸着器X1と脱着器X2とを交互に切り替えて、蒸発管311内において作り出す冷水Wを、冷水タンク44を経由して冷凍設備45へ連続して供給することができる。
ここで、図1〜図3は、抽気装置5の構成を示す図であり、図1は、抽気動作(抽気工程)を行う状態、図2は、充満動作(充満工程)を行う状態、図3は、冷凍機1の運転を行う状態をそれぞれ示す。各図においては、冷凍機1は、蒸発器31のみを簡略化して示す。また、後述する抽気配管322は、冷凍機1の凝縮器32内に繋がっている。また、各図においては、動作中のポンプ314,71、及び開状態の弁(バルブ)611,621,72,83,84,86は、白色で示し、動作停止中のポンプ314,71、及び閉状態の弁611,621,72,83,84,86は、黒色で示す。
補助タンク62は、抽気タンク61の上部613において水平方向の断面積が最も縮小した部位であり、最も高い位置である水平方向の中心部に接続されている。
また、抽気タンク61と補助タンク62との間には、開閉可能な第1タンク弁611が設けてあり、補助タンク62の上方には、開閉可能な第2タンク弁621が設けてある。
本例の抽気用ポンプ71は、抽気タンク61に充満された冷媒Aを、大気圧下に開放された補助タンク62へ溢れ出させるために、大気圧(0.1MPa)よりも高い吐出圧力を有している。
不凝縮ガスGの排出を行う前には、冷凍機1の運転を行って、蒸発器31内の蒸発管311において冷水Wを連続して作り出す。このとき、図3に示すごとく、蒸発器31における滴下用ポンプ314を動作させる一方、抽気用ポンプ71の動作は停止しておく。また、遮断弁72、各開閉弁83,84,86は閉じておく。
そして、冷凍機1の運転を所定時間(例えば数日。)行った後には、冷凍機1の運転停止中に、抽気工程として、図1に示すごとく、冷凍機1内に蓄積された空気、水素等の不凝縮ガスGを抽気する。この抽気動作を行うときには、滴下用ポンプ314等は動作させておく一方、冷凍機1の運転は停止させている。また、第1タンク弁611、第2タンク弁621及びバイパス配管部85の開閉弁86は閉じたままで、抽気用ポンプ71を動作させ(図6のステップS1、以下同様)、遮断弁72、及び抽気手段73の前後の開閉弁83,84を開ける(S2)。
このとき、抽気用ポンプ71によって蒸発器31からから送り出される冷媒Aは、抽気タンク61に貯留されて行き、抽気タンク61が満タンになったときには、補助タンク62へと溢れ出す(S6)。そして、抽気タンク61の気相分を構成していた不凝縮ガスGと外気とは、冷媒Aによって補助タンク62へと押し出されて、補助タンク62から大気へ排出される。
なお、補助タンク62が大気に開放されたことにより、補助タンク62内にある冷媒Aが抽気タンク61内へ落水し、抽気タンク61内及び補助タンク62内は不凝縮ガスGと外気との混合状態となる。
なお、抽気タンク61内は不凝縮ガスGの存在により、蒸発器31内よりも圧力が高い状態にある。そして、戻り配管87内に残された冷媒Aは、圧力差によって蒸発器31へ流れることになる。
これにより、抽気タンク61内に抽気した空気、水素等の不凝縮ガスGの全てを補助タンク62へ排出することができる。そして、補助タンク62から大気圧下へ不凝縮ガスGを排出することができる。
2A,2B 吸脱着器
31 蒸発器
32 凝縮器
5 抽気装置
61 抽気タンク
611 第1タンク弁
612 第1液面計
62 補助タンク
621 第2タンク弁
622 第2液面計
71 抽気用ポンプ
72 遮断弁
73 抽気手段(エジェクタ)
8 循環配管
81 送り配管
87 戻り配管
A 冷媒
G 不凝縮ガス
Claims (6)
- 真空状態の蒸発器内に入れられた冷媒を蒸発させるときの気化熱を利用して冷水を作り出す冷凍機に対して設置され、該冷凍機内に存在する不凝縮ガスを除去する抽気装置であって、
上記蒸発器内の冷媒を循環させるための抽気タンクと、
該抽気タンクと上記蒸発器とを循環する循環配管と、
該循環配管に配設され、上記蒸発器から上記抽気タンクへ冷媒を送り出す抽気用ポンプと、
上記循環配管に配設され、上記抽気タンクから上記蒸発器への冷媒の流れを遮断可能である遮断弁と、
上記蒸発器から上記抽気タンクへ送り出される冷媒を利用して、上記冷凍機内に存在する不凝縮ガスを上記抽気タンクへ抽気するための抽気手段と、
上記抽気タンクの上方に接続され、上記抽気タンクに充満されて溢れ出す冷媒を流入させるための補助タンクとを備えていることを特徴とする冷凍機の抽気装置。 - 請求項1に記載の冷凍機の抽気装置において、上記抽気タンク内には、該抽気タンク内における冷媒の液面が所定高さ以下になったときに水位信号を出力する第1液面計が設けてあり、
上記補助タンク内には、該補助タンク内における冷媒の液面が所定高さ以上になったときに水位信号を出力する第2液面計が設けてあり、
上記抽気装置の制御手段は、上記遮断弁を開け、上記第1液面計から上記水位信号を受けるまで上記抽気用ポンプを動作させる抽気動作と、上記遮断弁を閉じ、上記第2液面計から上記水位信号を受けるまで上記抽気用ポンプを動作させる充満動作とを行うよう構成されていることを特徴とする冷凍機の抽気装置。 - 請求項2に記載の冷凍機の抽気装置において、上記循環配管は、上記蒸発器の下部に接続するとともに上記抽気用ポンプが配設された送り配管と、上記抽気タンクの下部に接続するとともに上記遮断弁が配設された戻り配管とを有しており、
上記抽気タンク内に開口する上記送り配管及び上記戻り配管の端部は、上記第1液面計が水位信号を出力するときの冷媒の液面の高さよりも低い位置に配置されていることを特徴とする冷凍機の抽気装置。 - 請求項2又は3に記載の冷凍機の抽気装置において、上記抽気タンクと上記補助タンクとの間には、第1タンク弁が設けてあり、
上記補助タンクの上方には、第2タンク弁が設けてあり、
上記制御手段は、上記抽気動作を行うときには、上記第1タンク弁を閉じ、上記充満動作を行うときには、上記第1タンク弁及び上記第2タンク弁を開け、上記第2液面計から上記水位信号を受けたときには、上記第1タンク弁を閉じるよう構成されていることを特徴とする冷凍機の抽気装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷凍機の抽気装置において、上記抽気タンクの上部は、上方へ向うほど水平方向の断面積が縮小する形状を有しており、
上記補助タンクは、上記抽気タンクの上部において水平方向の断面積が最も縮小した部位に接続されていることを特徴とする冷凍機の抽気装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷凍機の抽気装置を用い、
上記抽気用ポンプを動作させるとともに上記遮断弁を開け、上記蒸発器内の冷媒を上記抽気タンクとの間で循環させる際に、上記抽気手段によって上記冷凍機内に存在する不凝縮ガスを上記抽気タンクへ引き込む抽気工程と、
上記抽気用ポンプを動作させるとともに上記遮断弁を閉じ、上記蒸発器内の冷媒を上記抽気タンク内に充満させて上記補助タンクへ溢れ出させる際に、上記抽気タンク内に引き込まれた不凝縮ガスを上記補助タンクへ排出する排出工程とを行うことを特徴とする冷凍機の抽気方法。
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