JP2012218049A - 樹脂パネルおよび樹脂パネルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂パネル100は、透明のポリカーボーネイト160と、透明のポリカーボーネイト160に形成されるレーザ反応層170と、レーザ反応層170に形成されるグラデーション箔180、シルバーホログラム箔190と、窓部120,130と、を備えている。そして、窓部120,130は、レーザを照射することにより、当該レーザが照射された領域ARのレーザ反応層170およびグラデーション箔180、シルバーホログラム箔190を除去して形成される。
【選択図】図2
Description
特許文献1記載の化粧パネルは、板部材に形成される抜き穴模様は個々の複雑な図形からなり、かつ、板部材上における個々の図形の抜き穴位置およびその方向性は、任意であるものである。
特許文献2の化粧パネルの製造方法では、賦型用シートに、該賦型用シートと剥離可能な硬化型樹脂よりなる常温では固形状の表面保護樹脂層を形成し、更に絵柄層を設けて、その絵柄層面に必要に応じて繊維状物からなるシート状の裏面保護層を接着剤層を介して積層して転写シートを形成し、一方で、不飽和ポリエステルからなるSMC又はBMCと、上記転写シートの絵柄層又は裏面保護層とを積層して、該樹脂を成形用金型を用いて、加熱・加圧して硬化後、賦型用シートを剥離するものである。
特許文献3の樹脂部材では、自動車の外装、広告体、装飾品、事務機器の外装、家電製品の外装等各種構造体に使用する樹脂部材において、画像情報をなす所要の形状、模様、色彩またはこれらの結合を、インキ、塗料、ラベル、シート、反射膜等が一切存在しないパネル最表面に、直接的にかつ視認識可能な凹凸型のレリーフ状に形成してなるものである。
特許文献4の表示体の製造方法では、透明又は半透明の素材の上に抜きが必要な形状に剥離インキを印刷し、該剥離インキ層の領域を含むより広い該素材の表面の領域に透明又は半透明のベースコートを形成し、そのベースコート層の上に不透明な着色トップコート層を形成した後、該剥離インキ層およびその剥離インキ層上のベースコート層及び着色トップコート層を剥離し、次いで、非剥離部の着色トップコート層のみをレーザ加工により所望の形状に選択的に取り除くことを含む表示体について開示されている。
また、特許文献3には、自動車の外装等の様々な用途のある新規な構造材である樹脂部材について開示されており、特許文献4には、表示体の製造方法について開示されている。
本発明に係る樹脂パネルは、透明樹脂材と、透明樹脂材の窓部領域に積層されるレーザ反応材と、窓部領域よりも大きい領域でレーザ反応材に積層される塗装箔と、窓部領域にレーザを照射することにより、レーザ反応材および塗装箔を除去して形成された窓部と、を含むものである。
本発明に係る樹脂パネルは、透明樹脂材と、透明樹脂材に積層されるレーザ反応材と、レーザ反応材よりも大きな領域で積層される塗装箔と、透明樹脂材の表面が露出された窓部と、を含み、窓部は、レーザを照射することによりレーザ反応材および塗装箔の積層部分のみを除去することによって形成されるものである。
樹脂パネルにおいて、塗装箔は、複数の箔が積層されてもよい。
樹脂パネルにおいて、レーザ反応材は、少なくとも金属含材、蒸着、シルク印刷のうち少なくとも1つまたは複数を含むものである。
さらに、印刷および蒸着においては、レーザ反応層の厚みを均一に形成することができるので、レーザの強度を一定に保つことによって、膜厚が均一のレーザ反応層を残余なく除去することができる。そして、レーザがレーザ反応層のみに反応することによって、透明樹脂材に傷が付くことが抑制される。その結果、透明樹脂材の表面に細かい傷が付くのを抑制することができるので、窓部に配設されるセンサの感知または検知レベルを低下させない窓部を形成することができる。
樹脂パネルの製造工程において、透明樹脂材の窓部領域にレーザ反応層を形成するレーザ反応層形成工程と、窓部領域よりも大きな領域でレーザ反応層に塗装箔を形成する塗装箔形成工程と、窓部領域にレーザを照射して窓部を形成するレーザ照射工程を含むものである。
図1に示すように、液晶テレビジョン200の画面下部には、樹脂パネル100が設けられる。図1の液晶テレビジョン200の樹脂パネル100には、リモコン装置からの送信を受信するためのセンサ400(図2参照)の窓部120、液晶テレビの電源スイッチ表示、明るさセンサおよび人体検知センサの窓部130が形成されている。
なお、窓部120,130は、透明のポリカーボーネイト160のみで形成される。
例えば、熱可逆性樹脂とは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテフタレート(A−PET/PET−G)、塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、アクリル(メタクリア)、ポリアミド(ナイロン樹脂)、ポリカーボーネイト(PC)、四フッ化エチレン、エチレン酸ビコポリマー等を含む。
また、例えば、熱硬化性樹脂とは、フィノール樹脂ベークライト、メラミン(デコラ)、不飽和ポリエステル(UPR)、エポキシ等を含む。
まず、図3を用いて概略を説明し、図4および図5を用いて図3の概略の一例について説明を行う。なお、概略における符号は、図4と同一符号を付す。
その結果、当該レーザが照射された領域ARに係るレーザ反応層170および塗装箔180,190が除去されて、窓部120,130が形成される。
そして、図4(b)に示すように、シルク印刷により黒シルクを透明のポリカーボーネイト160の表面に形成、またはアルミニウム等の金属含有材をホットスタンプ(アルミ蒸着)する(図5のS1a:蒸着または黒シルク印刷工程)。このようにして、透明のポリカーボーネイト160の表面に黒シルクまたはアルミ蒸着であるレーザ反応層170が形成される。
また、シルク印刷においては、黒、濃紺等のレーザに反応する色彩のみが利用可能である。
上記実施形態に係る樹脂パネル100および当該樹脂パネル100の製造方法(ステップS1〜S3,ステップS1a,S2a,S2b,S3)では、レーザがレーザ反応層170と反応することによって、レーザが照射された領域ARのレーザ反応層170およびグラデーション箔180、シルバーホログラム箔190が同時に除去される。
上記実施形態においては、樹脂パネル100は、「樹脂パネル」に相当し、透明のポリカーボーネイト160は、「透明樹脂材」に相当し、レーザ反応層170は、「レーザ反応材」に相当し、グラデーション箔180、シルバーホログラム箔190は、「塗装箔」に相当し、領域ARが「窓部領域」に相当し、窓部120,130は、「窓部」に相当する。
120,130 窓部
160 透明のポリカーボーネイト
170 レーザ反応層
180 グラデーション箔
190 シルバーホログラム箔
200 液晶テレビジョン
400 センサ
AR 領域
Claims (5)
- 透明樹脂材と、
前記透明樹脂材の窓部領域に積層されるレーザ反応材と、
前記窓部領域よりも大きい領域で前記レーザ反応材に積層される塗装箔と、
前記窓部領域にレーザを照射することにより、前記レーザ反応材および前記塗装箔を除去して形成された窓部と、を含むことを特徴とする樹脂パネル。 - 透明樹脂材と、
前記透明樹脂材に積層されるレーザ反応材と、
前記レーザ反応材よりも大きな領域で積層される塗装箔と、
前記透明樹脂材の表面が露出された窓部と、を含み、
前記窓部は、レーザを照射することにより前記レーザ反応材および前記塗装箔の積層部分のみを除去することによって形成されることを特徴とする樹脂パネル。 - 前記塗装箔は、複数の箔が積層されたことを特徴とする請求項1または2記載の樹脂パネル。
- 前記レーザ反応材は、少なくとも金属含材、蒸着、シルク印刷のうち少なくとも1つまたは複数を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の樹脂パネル。
- 透明樹脂材の所定領域にレーザ反応層を形成するレーザ反応層形成工程と、
前記所定領域よりも大きな領域で前記レーザ反応層に塗装箔を形成する塗装箔形成工程と、
前記所定領域にレーザを照射して窓部を形成するレーザ照射工程を含むことを特徴とする樹脂パネルの製造方法。
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