JP2012216790A - 封止材組成物 - Google Patents

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健二郎 大田
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Abstract

【課題】透明性、密着性、耐久性に優れ、太陽電池用封止材として好適に使用することができる、エチレン−酢酸ビニル樹脂を用いた封止材組成物の提供。
【解決手段】(A)酢酸ビニル含有量が10〜45質量%のエチレン−酢酸ビニル樹脂100質量部に対して、
(B)(b1)グリシジルメタクリレ―トと(b2)炭素数2〜18のアルキル(メタ)アクリル酸エステルから得られる共重合体であって、(b1)と(b2)の質量比(b1)/(b2)が30/70〜80/20で、かつ重量平均分子量が3,000〜200,000である共重合体0.1〜5質量部を含有してなる封止材組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、透明性、密着性、耐久性に優れ、太陽電池用封止材として好適に使用することができる、エチレン−酢酸ビニル樹脂を用いた封止材組成物に関する。
グリシジルメタクリレートは、分子内にメタクリル基とエポキシ基の双方を含む2官能モノマーであり、ラジカル重合によってエポキシ基を有する重合体として、主に塗料用途で使われ、樹脂・ゴム・繊維の改質剤などにも利用されている。なお、グリシジルメタクリレートのラジカル重合による単独重合体はエポキシ基に起因した極性が高い樹脂であるため、一部の溶剤・樹脂以外に対しては溶解性が低い。特に透明性を重視した用途で用いる場合、添加量の制約を受ける。これを改善するため、一般的には他のモノマーとの共重合体として使用されることが多い。例えば、塩化ビニル樹脂などの極性の高い樹脂に対しては、グリシジルメタクリレート共重合体に占めるグリシジルメタクリレートの割合が50質量%を越えるものが使用されているが、極性の低いオレフィン系樹脂に対しては、溶解性の低さから白濁して透明性が低下するため、グリシジルメタクリレートの割合が20質量%以下の共重合体しか用いられていないのが現状である。
一方、電子部品を湿気、粉塵、衝撃などの外部環境から保護する目的で高分子材料をベースとした封止材が用いられている。半導体チップやLEDチップ用封止材としては密着性、耐久性、電気絶縁性の面からエポキシ樹脂が広く用いられ、太陽電池用の封止材としては、透明性、柔軟性、加工性の面から、酢酸ビニル含有量が25〜33質量%のエチレン−酢酸ビニル樹脂が一般的に使用されている(特許文献1)。
エチレン−酢酸ビニル樹脂製の太陽電池用封止材は、長期使用時における密着性の低下や加水分解等による外観の悪化といった問題があり、この問題に対しエポキシ化合物の添加が検討されている。
例えば、特許文献2では、脂環エポキシ基を有する化合物を添加することが提案されている。しかし提案されている脂環エポキシ化合物は低分子化合物であるため樹脂表面へ移行(ブリード)しやすく、長期使用時に密着性が低下するおそれがある。
特許文献3では、エチレン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体を添加することが提案されている。しかし、エチレン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体に占めるグリシジルメタクリレートの割合は封止材の透明性の観点から最大で20質量%しかないため、長期使用時の密着性は不十分な可能性があり、また加水分解により外観が悪化する(耐久性が低い)可能性がある。
このように、透明性、密着性が良好で、耐久性の優れ、太陽電池用封止材として好適に使用することができる、エチレン−酢酸ビニル樹脂製の封止材組成物が望まれている。
特公昭62−14111号公報 特開2010−225926号公報 特開平4−325531号公報
本発明は、透明性、密着性、耐久性に優れ、太陽電池用封止材として好適に使用することができる、エチレン−酢酸ビニル樹脂を用いた封止材組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、グリシジルメタクリレ―トと特定のモノマーとの共重合物をエチレン−酢酸ビニル樹脂に対して所定量加えることで、透明性、密着性、耐久性に優れたエチレン−酢酸ビニル樹脂製の封止材組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、(A)酢酸ビニル含有量が10〜45質量%のエチレン−酢酸ビニル樹脂100質量部に対して、(B)(b1)グリシジルメタクリレ―トと(b2)炭素数2〜18のアルキル(メタ)アクリル酸エステルから得られる共重合体であって、(b1)と(b2)の質量比(b1)/(b2)が30/70〜80/20で、かつ重量平均分子量が3,000〜200,000である共重合体0.1〜5質量部を含有してなる封止材組成物である。
本発明によれば、透明性、密着性、耐久性に優れ、太陽電池用封止材として好適に使用することができる、エチレン−酢酸ビニル樹脂を用いた封止材組成物が得られる。
以下、本発明について、より詳細に説明する。
本発明は、
(A)酢酸ビニル含有量が10〜45質量%のエチレン−酢酸ビニル樹脂100質量部に対して、
(B)(b1)グリシジルメタクリレ―トと(b2)炭素数2〜18のアルキル(メタ)アクリル酸エステルから得られる共重合体であって、(b1)と(b2)の質量比(b1)/(b2)が30/70〜80/20で、かつ重量平均分子量が3,000〜200,000である共重合体0.1〜5質量部を含有してなる封止材組成物である。本発明の封止剤組成物は、透明性、密着性、耐久性に優れ、太陽電池用封止材として好適に使用することができる。
本発明に用いるエチレン−酢酸ビニル樹脂(A)は、酢酸ビニル含有率が10〜45質量%であり、好ましくは15〜40質量%、より好ましくは20〜36質量%である。酢酸ビニル含有率が10質量%未満であると、樹脂の透明度が充分ではなく、逆に45質量%を超えると、樹脂が柔らかくなり封止材の強度が低下し、加水分解しやすくなる。
本発明に用いる炭素数2〜18のアルキル(メタ)アクリレート(b2)としては、例えば、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルアクリレートなどが挙げられる。(b2)は1種を単独で、または2種以上を混合して用いても良い。また本発明を阻害しない程度に他のモノマーを併用しても良い。
本発明に用いる共重合体(B)中の(b1)と(b2)の質量比(b1)/(b2)は、30/70〜80/20であり、好ましくは40/60〜70/30である。共重合体(B)中の(b1)比率が30より少ないと密着性が低く、耐久性が不十分となる。逆に共重合体(B)中の(b1)の比率が80を超えても封止材の透明性が低下する場合がある。
本発明に用いる共重合体(B)は、通常の重合法により製造することができ、例えば、溶液重合、懸濁重合、乳化重合などにより得ることができる。本発明では、均一系で重合反応ができることから、溶液重合が好ましい。溶液重合は、常法で行われ、原料モノマー、開始剤、溶剤を所定量仕込み、例えば、溶液濃度が30〜70質量%程度で、重合温度50〜120℃でラジカル重合を行う。溶液重合における開始剤としてはラジカル重合において通常使用される開始剤が用いられ、原料モノマーの仕込み合計量に対し、0.1〜20質量%(質量部)の割合で開始剤が用いられる。開始剤としては、重合温度に適した半減期温度を有するものが好ましく、例えばベンゾイルパーオキサイド(10時間半減期温度:T10=74℃)、ラウロイルパーオキサイド(T10=62℃)、t−ブチルパーオキシヘキサノエート(T10=72℃)などの有機過酸化物、2,2´−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(T10=51℃)、2,2´−アゾビス(イソブチロニトリル)(T10=65℃)などのアゾ化合物を使うことができる。
溶剤としては、脂肪族系炭化水素や芳香族系炭化水素などの炭化水素、エチレングリコール誘導体などが挙げられる。この中でトルエンなどの芳香族溶剤は、溶解性に優れ、脱溶剤工程においても容易に除去できることから好ましい。
また共重合体(B)の形態は、粘度の低い液状またはフレークやペレット形状および粉末などの固形状が、封止材の成型加工時の取り扱いが容易になるため好ましい。
本発明に用いる共重合体(B)の重量平均分子量は3,000〜200,000であり、好ましくは5,000〜100,000である。共重合体(B)の重量平均分子量が3,000未満の場合は封止材表面へのブリードが多くなり、長期使用時に密着性が低下するおそれがある。逆に重量平均分子量が200,000を超えると封止材の透明性が低下する場合がある。なお、共重合体(B)の重量平均分子量は、例えば、後述の実施例に記載の方法に従って測定することができる。
本発明に用いる共重合体(B)の使用量は、エチレン−酢酸ビニル樹脂(A)100質量部に対して0.1〜5質量部であり、好ましくは0.3〜3質量部である。共重合体(B)の使用量が0.1質量部未満の場合は耐久性が不十分となる。逆に共重合体(B)の使用量が5質量部を超えると封止材の透明性が低下する場合がある。
本発明の封止材組成物は、有機過酸化物、架橋助剤、接着向上剤、可塑剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤などの種々の添加剤を含有していても良く、また公知の方法で太陽電池用封止材として用いることができる。
一般に太陽電池用封止材は、有機過酸化物が分解しない程度の温度(およそ50〜100℃)で通常の押出成形またはカレンダー成形等によりシート状に成形される。
得られた封止材シートは、一般に、受光面側の表面側透明保護部材としてのガラス基板と裏面側保護部材(バックカバー)との間に、太陽電池用セルを挟み込むように配置され、150℃程度に加熱溶融して架橋硬化させることにより接着一体化される。
以下、具体例を挙げて本発明をさらに説明する。
(合成例1)
内径16mm×長さ180mmの試験管(容量約36mL)に、グリシジルメタクリレート(日油(株)製の商品名「ブレンマーGH」)6g、ラウリルメタクリレート(日油(株)製の商品名「ブレンマーLMA」)6g、トルエン9gを仕込み、さらに重合開始剤としてt−ブチルパーオキシヘキサノエート(日油(株)製の商品名「パーブチルO」)とt−ブチルパーオキシピバレート(日油(株)製の商品名「パーブチルPV」)を各0.12g(モノマー総量100質量部に対して各1質量部)添加した。シリコン製セプタムキャップを取り付け、約100mL/分の流量で試験管内部を2分間窒素置換したのち、80℃の油浴中で6時間重合した。得られた反応液にトルエン15gを加え希釈したのち、貧溶媒としてメタノールを用い、重合物を沈殿させた。重合物を70℃の真空オーブン内にて2時間乾燥させ、共重合体を得た。これを共重合体1とする。得られた共重合体1の重量平均分子量を以下の方法にて測定した。
(重量平均分子量の測定)
東ソー(株)製のGPC装置HLC−8220GPC、昭光通商(株)製のGPCカラムShodex LF−804を使い、示差屈折計感度512×10−6RIU/ FS(35℃)、カラムチャンバー温度40℃、溶離液流量THF(テトラヒドロフラン)1mL/分、試料0.2質量%のTHF溶液100μL注入の条件下で測定し、試料のポリスチレン換算重量平均分子量を求め、四捨五入により千の位まで求めた。
共重合体2〜6および8〜14は、表1に示すモノマー組成および開始剤量で合成例1と同様に合成した。共重合体7については溶剤を用いず、表1に示すモノマー組成および開始剤量で合成例1と同様に重合した。得られた共重合体2〜14の重量平均分子量は、共重合体1と同様に、上記の方法に従って測定した。
表1中の化合物の略称の意味は以下のとおりである。
GMA:グリシジルメタクリレート(日油(株)製 「ブレンマーGH」)
LMA:ラウリルメタクリレート(日油(株)製 「ブレンマーLMA」)
BMA:ブチルメタクリレート(三菱レイヨン(株)製 「アクリエステルB」)
BA:ブチルアクリレート((株)日本触媒製 「アクリル酸エステルAB」)
IBMA:イソブチルメタクリレート(三菱レイヨン(株)製 「アクリエステルIB」)
HBMA:ヒドロキシブチルメタクリレート(共栄社化学(株)製 「ライトエステルHOB」)
LA:ラウリルアクリレート(日油(株)製 「ブレンマーLA」)
SA:ステアリルアクリレート(日油(株)製 「ブレンマーSA」)
EA:エチルアクリレート((株)日本触媒製 「アクリル酸エステルAE」)
tBMA:t-ブチルメタクリレート(三菱レイヨン(株)製 「アクリエステルTB」)
Figure 2012216790
次に共重合体1〜14を用いて封止材組成物を調製し、さらに封止材シートを作成し、以下の評価を行った。
<封止材シートの作成例>
エチレン−酢酸ビニル樹脂、架橋剤、架橋助剤、および共重合体1〜14を表2および3に示す配合比で、(株)東洋精機製作所製のラボプラストミルミキサー(型式:30C150)を使用して、80℃、回転数:40rpmで5分間混練して、封止材組成物としての混練物を得た。得られた混練物を、(株)神藤金属工業所製の圧縮成形機(型式:SFA−37)を使用して、80℃で予熱時間1分(5MPa/cm)、加圧時間1分(10MPa/cm)、厚さ1mmにプレスし封止材シートを得た。プレスする際、試料とプレス板と間にPETフィルム(三菱樹脂(株)製 DIAFOIL S−100 厚み125μm)を挟み、封止材シートをプレス板から取り出しやすくした。
<透明性の評価>
作成した封止材シートをPETフィルムに挟み、(株)日立ハイテクノロジーズ製の紫外可視分光光度計(型式:U−3010)のフィルムホルダにセットし、波長600nmの透過率を測定する。測定は3点行い得られた波長600nmの透過率の平均値を封止材シートの透過率とし、次の基準で評価した。結果を表2および3の透明性の欄に示す。
◎:透過率80%以上 、○:透過率75%以上80%未満 、×:透過率75未満
合否判定:◎、○が合格
<ガラス板との密着性評価>
作成した封止材シートを幅10mm×長さ100mmの短冊状に切り取り、ガラスと密着させる側のPETフィルムを約30mm切り取り剥がし、予め油分などを洗浄し・乾燥したホウケイ酸ガラス板(5cm×5cm 厚み2mm)上に配置する。これを80℃で3分間予備加熱したのち、ガラスとの接着面にある空気をヘラで均して抜き、150℃で30分間接着・架橋させ密着性評価用サンプルを得た。次に、評価用サンプルのPETフィルムを全て取り除き、島津製作所製のオートグラフ(型式:EZ−S)にて、180度方向に50mm/分の速度で引張り剥がし、得られた試験力より引張強さ(N/10mm)を求めた。測定は23℃/50%RHの環境下で5回行い平均値を求めた。結果を表2および3の密着性の欄に示す。
次の基準で評価した。
◎:引張強さが10以上 、○:引張強さが5以上10未満 、×:引張強さが5未満
合否判定:◎、○が合格
<耐久性評価>
作成した封止材シートを幅10mm×長さ100mmの短冊状に切り取り、片側のPETフィルムを全て取り外し、これを80℃で3分間予備加熱したのち、150℃で30分間架橋させ耐久性評価用サンプルを得た。得られた評価用サンプルのPETフィルムを全て取り除き、長さ15mmに切り取った試験片を120℃、湿度100%、0.2MPaの環境下で24時間促進試験を行った後、外観を目視にて確認した。結果を表2および3の耐久性の欄に示す。
○;試験前後で変色なし
×;黄色変色、白色変色あり
合否判定:○が合格
表2に示す評価結果から明らかなように、実施例1〜12では、透明性、ガラスとの密着性、耐久性において全てが良好な性能(◎、○)を示した。したがって、実施例1〜12の封止材組成物は、封止シートなどの太陽電池用封止材として好適に使用できることが分かる。
一方、比較例1では、共重合体5中のグリシジルメタクリレート比率が本発明における共重合体(B)における比率より少ないため、耐久性が不十分であった。比較例2では、共重合体6中のグリシジルメタクリレート比率が本発明における共重合体(B)における比率より多いため、エチレン−酢酸ビニル樹脂との相溶性が悪く、封止材の透明性が低い。比較例3では共重合体(B)の使用量が少ないため耐久性が十分ではない。比較例4では、共重合体(B)の使用量が多いためエチレン−酢酸ビニル樹脂との相溶性が悪く、封止材の透明性が低い。比較例5では共重合体7の重量平均分子量が本発明における共重合体(B)における重量平均分子量よりも大きいためエチレン−酢酸ビニル共重合体との相溶性が悪く、封止材の透明性が低い。なお、参考例は、特許文献1の接着材シートに相当し、共重合体を含まないエチレン−酢酸ビニル樹脂製のシートであり、耐久性が不十分である。
Figure 2012216790
Figure 2012216790
表2および3中の略称の意味は以下のとおりである。
EVA:エチレン−酢酸ビニル樹脂(酢酸ビニル含有量28質量%、融点71℃)
架橋剤:2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
架橋助剤:トリアリルイソシアヌレート

Claims (1)

  1. (A)酢酸ビニル含有量が10〜45質量%のエチレン−酢酸ビニル樹脂100質量部に対して、
    (B)(b1)グリシジルメタクリレ―トと(b2)炭素数2〜18のアルキル(メタ)アクリル酸エステルから得られる共重合体であって、(b1)と(b2)の質量比(b1)/(b2)が30/70〜80/20で、かつ重量平均分子量が3,000〜200,000である共重合体0.1〜5質量部を含有してなる封止材組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016182989A (ja) * 2015-03-27 2016-10-20 住友ベークライト株式会社 電子部品包装用カバーテープ、電子部品包装用包材、および電子部品包装体

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