JP2012216223A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の表示画面を隣接配置して表示サイズを大きくした際のタッチ操作の操作性を向上させる。
【解決手段】タッチパネルを搭載した2つの表示画面を隣接配置してなる表示装置であって、前記2つの表示画面を1画面として画像データを表示させる画像表示制御手段と、前記2つの表示画面各々のタッチパネルにおいてタッチされた点の位置を検出するタッチ位置検出手段と、前記タッチパネルにおいてタッチされた位置が移動し2つのタッチパネルの境界に入ることで前記タッチ位置検出手段によるタッチが検出されなくなった場合に、所定の時間以内に他方のタッチパネルでタッチが検出されることにより、連続したタッチの移動であると判断する判断手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図8
【解決手段】タッチパネルを搭載した2つの表示画面を隣接配置してなる表示装置であって、前記2つの表示画面を1画面として画像データを表示させる画像表示制御手段と、前記2つの表示画面各々のタッチパネルにおいてタッチされた点の位置を検出するタッチ位置検出手段と、前記タッチパネルにおいてタッチされた位置が移動し2つのタッチパネルの境界に入ることで前記タッチ位置検出手段によるタッチが検出されなくなった場合に、所定の時間以内に他方のタッチパネルでタッチが検出されることにより、連続したタッチの移動であると判断する判断手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図8
Description
本発明は、複数の表示画面を隣接配置して全体としての表示サイズを大きくした表示装置に関する。
一般に、ノート型のパーソナルコンピュータや携帯情報端末などの小型の情報端末機器では、筐体サイズを小さく抑えつつも可能な限りの表示サイズを得たい。このため、従来の小型情報端末機器において、1ピースの筐体である場合には、そのキー入力部などの操作部分を筐体正面の上端や下端あるいは筐体側面などの狭い範囲に納め、筐体正面の略全域を被うほどの表示画面としたり、折り畳み式の2ピースの筐体である場合には、該筐体を開いた一方の筐体正面をキーボード、このキーボードに対向する他方の筐体正面の全域を表示画面としたりしている。
しかしながら、このような状況にあってもメモリデバイスの更なる小型・高容量化やCPUの小型・高性能化によって、小型のままで処理可能な情報量は飛躍的に増大し、筐体サイズを抑えたままで更に大きな表示画面サイズを得たい要求がある。
そこで、折り畳み式筐体の一方と他方の両方に表示画面を展開するように搭載した携帯ゲーム装置(例えば、特許文献1参照。)や、複数の液晶表示パネルを折り畳み式にして搭載したノート型のパーソナルコンピュータ(例えば、特許文献2参照。)などが考えられている。
特許文献1に開示された携帯ゲーム装置では、展開した手前側一方の筐体に配した表示画面をタッチパネル式とし、この表示画面上でタッチ指定した領域の画像を展開した他方の筐体に配した表示画面に拡大表示させることができる。
特許文献2に開示されたノート型のパーソナルコンピュータでは、その折り畳み式にした複数の液晶表示パネルを一面状に展開して大きな表示サイズを得ることができ、また、折り畳んだままの手前側の表示パネルと裏側の表示パネルとに例えば同じ画像を表示させ、対話形式での操作表示を行うことができる。
前記従来の表示装置のように、折り畳み式などによって複数の表示画面を隣接展開し大きな表示サイズが得られるようにした場合、これに伴い各表示画面のそれぞれにタッチパネルを設けることが考えられる。
この場合、各表示画面について各々独立したタッチ操作位置の検出を容易にしかも同時に行うことができる利点があるが、この利点を効果的に利用して複数画面により表示サイズを大きくした際の表示操作性の向上が望まれる。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、複数の表示画面を隣接配置して表示サイズを大きくした際に、各々の表示画面に設けたタッチパネルを利用して表示画像の拡大・縮小の操作を簡単に行うことが可能になる表示装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の表示装置は、タッチパネルを搭載した2つの表示画面を隣接配置してなる表示装置であって、前記2つの表示画面を1画面として画像データを表示させる画像表示制御手段と、前記2つの表示画面各々のタッチパネルにおいてタッチされた点の位置を検出するタッチ位置検出手段と、前記タッチパネルにおいてタッチされた位置が移動し2つのタッチパネルの境界に入ることで前記タッチ位置検出手段によるタッチが検出されなくなった場合に、所定の時間以内に他方のタッチパネルでタッチが検出されることにより、連続したタッチの移動であると判断する判断手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数の表示画面を隣接配置して表示サイズを大きくした際に、各々の表示画面に設けたタッチパネルを跨ぐようにタッチ位置を移動し、タッチ位置の検出が途切れた場合でも、一連の操作として扱うことが可能になる。よってタッチ移動により表示画像の拡大・縮小の操作を簡単に行うことが可能になる表示装置を提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置を搭載した折り畳み型携帯情報端末10の展開状態における外観構成を示す正面図である。
この折り畳み型携帯情報端末10は、例えば通常使用の際にはその上下方向に展開されて一面状に配置される上筐体パネル10Aと下筐体パネル10Bとを有し、上筐体パネル10Aおよび下筐体パネル10Bの何れにも、それぞれそのパネル面全域に応じた画面サイズの液晶表示装置(A)11Aおよび液晶表示装置(B)11Bが備えられる。
そして、各表示装置(A)11A,(B)11Bの何れの表示画面上にもタッチパネル(A)12A,(B)12Bが重ねて設けられる。
上筐体パネル10Aと下筐体パネル10Bの展開により一面状に配置される2つの表示装置(A)11A,表示装置(B)11Bは、表示サイズの大きい1つの表示画面として1つの表示画像データを分割表示可能であるのは勿論、そのまま2つの表示画面としてそれぞれ別の表示画像データを独立した表示制御によって表示することも可能である。
前者、1つの表示画面として1つの表示画像データを分割表示する場合には、上になる表示装置(A)11Aの表示画面左上の座標を上下2つの表示画面全域の原点座標として表示制御し、後者、2つの表示画面として別の表示画像データを独立表示する場合には、その各々の表示画面左上の座標を該各表示画面の原点座標として表示制御する。
この携帯情報端末10の各表示装置(A)11A,(B)11Bのそれぞれにおけるタッチ位置の座標情報A(X0A,Y0A),B(X0B,Y0B)は、各タッチパネル(A)12A,(B)12Bでのタッチ位置検出によって同時に取得可能である。
図2は、前記折り畳み型携帯情報端末10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この携帯情報端末10の電子回路には、コンピュータであるCPU(Central Processing Unit)21が備えられる。
CPU21は、主記憶装置22内に予め記憶された端末制御プログラムやその表示制御プログラム、あるいは外部記憶装置23にセットされたカード型メモリや光ディスク、磁気ディスクなどの外部メモリ(外部記録媒体)から前記主記憶装置22内に読み込まれた各種の制御プログラムに従って回路各部の動作を制御するもので、主記憶装置22の具体的なデバイスとしては、フラッシュメモリ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)などが使用され、前記プログラムデータ格納用の他に、各種の動作制御に応じてCPU21に入出力される種々のデータの一時記憶用などとして利用される。
前記主記憶装置22に記憶された各種のプログラムは、キーボード、マウスなどの入力装置24からのキー入力信号やマウスクリック信号、あるいは2つのタッチパネル(A)12A,(B)12Bからの各タッチ位置検出信号などに応じて起動され、各種の情報処理や表示処理を司る。
CPU21には、前記2つの表示装置(A)11A,(B)11B、そのタッチパネル(A)12A,(B)12B、主記憶装置22、外部記憶装置23、入力装置24が接続される他に、表示用メモリ25が接続され、この表示用メモリ25には、各表示装置(A)11A,(B)11Bにて表示させるための表示内容の画像データが記憶される。
図3は、前記折り畳み型携帯情報端末10の主記憶装置22内に確保される表示制御のためのデータメモリを示す図である。
この表示制御のためのデータメモリには、2つのタッチパネル(A)12A,(B)12Bに対するユーザタッチ操作に伴い所定時間間隔で演算検出(算出)されるパネルA前回座標(X0A,Y0A)22a、パネルA今回座標(X1A,Y1A)22b、パネルB前回座標(X0B,Y0B)22c、パネルB今回座標(X1B,Y1B)22dが記憶されると共に、この各タッチパネル(A)12A,(B)12Bに対するユーザタッチ位置に対応したところの表示画像データ内での座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)22eが記憶される。
また、同データメモリには、表示装置(A)11A,(B)11Bでの表示制御に伴う拡大/縮小の設定倍率を示す設定倍率フラグ(“0”=小/“1”=大)22f、予め設定された設定倍率値(小/大)22g、前記2つのタッチパネル(A)12A,(B)12Bに対する前回と今回のタッチ位置座標であるパネルA前回座標(X0A,Y0A)22aとパネルA今回座標(X1A,Y1A)22bとパネルB前回座標(X0B,Y0B)22cとパネルB今回座標(X1B,Y1B)22dとに基づき算出されるX軸方向での前回差分(X0A−X0B)と今回差分(X1A−X1B)22h、およびY軸方向での前回差分(Y0A−Y0B)と今回差分(Y1A−Y1B)22iが記憶される。
さらに、同データメモリには、一定時間のタイムカウントデータ22j、表示装置(A)11A,(B)11Bでの表示制御に伴う拡大/縮小の設定倍率が可変設定である場合の可変設定倍率値(a)22k、前記2つのタッチパネル(A)12A,(B)12Bの何れか初めにタッチされた時点から前記一定時間のタイムカウントデータ22j内でカウントされた同一タッチパネル(A)12Aまたは(B)12B上での繰り返しタッチ(初期タッチ)カウント数22m、前記2つのタッチパネル(A)12A,(B)12Bの何れか後にタッチされたタッチパネル(A)12Aまたは(B)12B上でのタッチ(後タッチ)圧力値22nなどが記憶される。
次に、前記構成の表示装置を搭載した折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した表示画像の拡大/縮小表示機能について説明する。
(第1実施形態)
図4は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第1実施形態の拡大/縮小表示機能を示す概念図であり、同図(A)は各表示画面(11A,11B)上での最初のユーザタッチ位置座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)と表示内容データ(25)上での各対応する座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)との関係を示す図、同図(B)は各表示画面(11A,11B)上での移動後のユーザタッチ位置座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)とこれに応じて拡大された表示内容データ(25)上での各対応する座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)との関係を示す図である。
図4は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第1実施形態の拡大/縮小表示機能を示す概念図であり、同図(A)は各表示画面(11A,11B)上での最初のユーザタッチ位置座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)と表示内容データ(25)上での各対応する座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)との関係を示す図、同図(B)は各表示画面(11A,11B)上での移動後のユーザタッチ位置座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)とこれに応じて拡大された表示内容データ(25)上での各対応する座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)との関係を示す図である。
すなわち、この第1実施形態の拡大/縮小表示機能では、図4(A)に示すように、1画面として使用される2つの表示装置(A)11A,(B)11Bによって例えば家Hが描画された表示画像(25)の一部領域が表示されている状態で、これを拡大表示させるために、例えばユーザの両手の指先により表示画面(11A)上での任意の点(X0A,Y0A)と表示画面(11B)上での任意の点(X0B,Y0B)とを指定した後に、図4(B)に示すように、当該各指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)を前記表示画像(25)を広げる方向の任意の点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)まで移動させる。
すると、前記各表示画面(11A,11B)上での最初の指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)間のx軸およびy軸方向の差分(X0B−X0A)(Y0B−Y0A)と移動後の指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)間のx軸およびy軸方向の差分(X1B−X1A)(Y1B−Y1A)との比率[x軸方向(X1B−X1A)/(X0B−X0A)倍][y軸方向(Y1B−Y1A)/(Y0B−Y0A)倍]に応じて表示画像(25)が拡大処理され、各指定点の移動[(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)→(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)]に伴い表示画像(25)上での各対応する座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)も移動するように拡大表示される。
図5は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第1実施形態の拡大/縮小表示処理を示すフローチャートである。
この表示処理が起動されると、2つのタッチパネル(A)12A,(B)12Bにおいて共にタッチ操作が検知されたかの判断待機状態になる(ステップS1)。
前記図4(A)で示したように、1画面として使用される2つの表示装置(A)11A,(B)11Bによって例えば家Hが描画された表示画像(25)の一部領域が表示されている状態で、これを拡大表示させるために、先ず、ユーザの両手の指先により上表示画面(11A)上の任意の点と下表示画面(11B)上で任意の点がタッチ指定されると(ステップS1(Y))、当該各表示画面(11A,11B)上で指定された2点の座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)が各タッチパネル(A)12A,(B)12Bからのタッチ位置検知信号に基づき算出されると共に(ステップS2)、この2つのタッチ指定点の座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)にそれぞれ対応したところの表示画像データ(25)内での座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)が算出される(ステップS3)。
ここで、前記2つの表示画面(11A,11B)上の最初の各指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)にある指先を、図4(B)で示したように、表示画像データ(25)を広げる方向に任意の点まで移動させた際に、当該タッチ指定点の移動が検知されると(ステップS4)、その移動先の指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)が算出される(ステップS5)。
すると、2つの表示画面(11A,11B)上での最初の指定点座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)間のx軸およびy軸方向の差分(X0B−X0A)(Y0B−Y0A)と移動後の指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)間のx軸およびy軸方向の差分(X1B−X1A)(Y1B−Y1A)との比率[x軸方向(X1B−X1A)/(X0B−X0A)倍][y軸方向(Y1B−Y1A)/(Y0B−Y0A)倍]に応じて表示画像データ(25)が拡大処理され、2つの指定点の画像を広げる方向への移動[(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)→(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)]に伴い表示画像データ(25)上での各対応する座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)も移動するように拡大表示される(ステップS6)。
一方これとは逆に、例えば図4(B)で示したような2つの表示画面(11A,11B)上での各指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)に置いた指先を、図4(A)で示したような表示画像データ(25)を縮める方向の任意の点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)まで移動させた場合には(ステップS1〜S5)、前記拡大表示処理の場合と同様に、最初の指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)間のx軸およびy軸方向の差分(X1B−X1A)(Y1B−Y1A)と移動後の指定点座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)間のx軸およびy軸方向の差分(X0B−X0A)(Y0B−Y0A)との比率[x軸方向(X0B−X0A)/(X1B−X1A)倍][y軸方向(Y0B−Y0A)/(Y1B−Y1A)倍]に応じて表示画像データ(25)が縮小処理され、2つの指定点の画像を縮める方向への移動[(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)→(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)]に伴い表示画像データ(25)上での各対応する座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)も移動するように縮小表示される(ステップS6)。
この後、表示画面(11A,11B)に対するユーザタッチ操作が解消され、タッチパネル(A)12A,(B)12Bから指先が離れたと判断されると(ステップS7)、前記一連の拡大/縮小表示処理は終了される(ステップS7→end)。
したがって、前記構成の折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第1実施形態の拡大/縮小表示機能によれば、各表示画面(A)11A,(B)11B上での各々のタッチ指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)の移動が検知されると、その移動元の指定点座標間のx軸およびy軸方向差分と移動先の指定点座標間のx軸およびy軸方向差分との比率に応じて表示画像データ(25)が拡大または縮小処理され、2つの指定点の画像を広げる方向への移動か縮める方向への移動に伴い表示画像データ(25)上での各対応する座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)も移動するように拡大または縮小表示されるので、従来の表示装置における拡大・縮小の操作とは全く異なり、拡大または縮小したい表示画像上の任意の2点を直接指定して当該画像を引き伸ばす方向や縮める方向に移動させるという感覚的に分かり易い簡単な操作で、その操作実体に1対1で対応した拡大または縮小表示を行わせることができる。
なお、この第1実施形態の拡大/縮小表示機能では、上下の各表示画面(A)11A,(B)11B上に置いた各指定点を、その指定点間を広げる方向に移動させたか縮める方向に移動させたかで、この指定点間の移動位置に即した表示画像の拡大または縮小表示がなされる構成としたが、次の第2実施形態の拡大/縮小表示機能にて説明するように、拡大/縮小の中心を表示されている画像の中心位置に設定し、またその拡大/縮小倍率を予め定めた大小2段の倍率に設定すると共に、上下の各表示画面(A)11A,(B)11B上でのタッチ指定点の移動操作方向をX方向に規定し、各指定点のx軸座標の交差時前後で前記2段の設定倍率を切り替える構成としてもよい。
(第2実施形態)
図6は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第2実施形態の拡大/縮小表示機能でのユーザ操作形態を示す図である。
図6は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第2実施形態の拡大/縮小表示機能でのユーザ操作形態を示す図である。
この第2実施形態の拡大/縮小表示機能では、2つの表示画面(11A,11B)を一画面として表示させている表示画像を、各表示画面(11A,11B)上に置いた例えば両手の指先をx軸座標に沿い互いに離れる方向に移動操作することで拡大表示し、近付く方向に移動操作することで縮小表示する。
そしてこの上下表示画面(11A,11B)上での各指先の移動操作に際し、一方の指先が示す指定点座標(X1A,Y1A)と他方の指先が示す指定点座標(X1B,Y1B)との各x軸座標(X1A)(X1B)が交差した場合に、交差前における拡大/縮小設定倍率と交差後における拡大/縮小設定倍率とを切り替える。
図7は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第2実施形態の拡大/縮小表示処理を示すフローチャートである。
前記図6で示したように、上下2つの表示装置(A)11A,(B)11Bにおける各タッチパネル(A)12A,(B)12Bのそれぞれにおいて、例えばユーザの右手と左手の各指先によるタッチ操作が検知されると(ステップA1)、当該各表示画面(11A,11B)上で指定された2点の座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)が各タッチパネル(A)12A,(B)12Bからのタッチ位置検知信号に基づき算出される(ステップA2)。
ここで、前記2つの表示画面(11A,11B)上の最初の各指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)にある指先をx軸方向に沿って、例えば図6の矢印a,bで示すように、先ずは表示画像(25)を縮める方向に移動させた際に、当該タッチ指定点の移動が検知されると(ステップA3)、その移動先(移動中)の指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)が算出され(ステップA4)、各x軸座標(X1A)(X1B)が交差(クロス)したか否か判断される(ステップA5)。
そして、各表示画面(11A,11B)上で移動中にある指定点のx軸座標(X1A)(X1B)が交差しないと判断された場合(ステップA5(N))、つまり現時点において、各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)が交差位置Kよりも手前側に位置し、最初から続けて表示画像(25)を縮める方向に移動中であると判断された場合には、前回座標算出時の各指定点座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)間のX方向差分(X0A−X0B)よりも今回座標算出時(移動後)の各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)間のX方向差分(X1A−X1B)の方が小さいと判断される(ステップA6(N))。
すると、表示処理開始時にデフォルトで設定されている設定倍率(小)22gに従って表示中の画像データ(25)が前記各指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動に伴い縮小処理されて表示される(ステップA7)。
この後、前記各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)が交差位置Kに到達することで、当該各指定点のx軸座標(X1A)(X1B)が交差したと判断された場合には(ステップA5(Y))、現在の変更倍率フラグ22fが“0”にセットされているか否か判断される(ステップA9)。
ここで、現在の変更倍率フラグ22fが、この表示処理の開始に伴い“0”にデフォルトセットされていると判断された場合には(ステップA9(Y))、当該変更倍率フラグ22fが“0”→“1”に変更セットされ(ステップA10)、現在の設定倍率(小)22gが設定倍率(大)22gに変更される(ステップA11)。
そして、前記交差位置Kに到達した各指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動が矢印a,bに示すようにさらに継続されることで、表示画像(25)を広げる方向への移動となり、前回座標算出時の各指定点座標(X1A-1,Y1A-1)(X1B-1,Y1B-1)間のX方向差分(X1A-1−X1B-1)よりも今回座標算出時(移動後)の各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)間のX方向差分(X1A−X1B)の方が大きいと判断されると(ステップA3〜A6(Y))、前記変更設定された設定倍率(大)22gに従って表示中の画像データ(25)が各指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動に伴い拡大処理されて表示される(ステップA8)。
この後例えば、各指先をその表示画面(11A,11B)上に置いたまま、当該各指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動操作を表示画像(25)を縮める方向へと反転させた場合には、前回座標算出時の各指定点座標(X1A-1,Y1A-1)(X1B-1,Y1B-1)間のX方向差分(X1A-1−X1B-1)よりも今回座標算出時(移動後)の各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)間のX方向差分(X1A−X1B)の方が小さいと判断されるので(ステップA3〜A6(N))、前記変更設定された設定倍率(大)22gに従って表示中の画像データ(25)が各指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動に伴い縮小処理されて表示される(ステップA7)。
そして再び、前記各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)が交差位置Kに到達することで、当該各指定点のx軸座標(X1A)(X1B)が交差したと判断された場合には(ステップA5(Y))、現在の変更倍率フラグ22fが“1”に変更セットされていると判断されるので(ステップA9(N))、当該変更倍率フラグ22fが“1”→“0”にリセットされ(ステップA13)、変更されていた現在の設定倍率(大)22gが設定倍率(小)22gに再変更される(ステップA14)。
そしてさらに、前記交差位置Kに到達した各指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動が矢印a,bとは逆の方向に継続されることで、表示画像(25)を広げる方向への移動となり、前回座標算出時の各指定点座標(X1A-1,Y1A-1)(X1B-1,Y1B-1)間のX方向差分(X1A-1−X1B-1)よりも今回座標算出時(移動後)の各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)間のX方向差分(X1A−X1B)の方が大きいと判断されると(ステップA3〜A6(Y))、前記再変更されて設定された設定倍率(小)22gに従って表示中の画像データ(25)が各指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動に伴い拡大処理されて表示される(ステップA8)。
この後、表示画面(11A,11B)に対するユーザタッチ操作が解消され、タッチパネル(A)12A,(B)12Bから指先が離れたと判断されると(ステップA12)、前記一連の拡大/縮小表示処理は終了される(ステップA12→end)。
したがって、前記構成の折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第2実施形態の拡大/縮小表示機能によれば、各表示画面(A)11A,(B)11B上での各々のタッチ指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)の移動が検知されると、その移動元の指定点座標間のx軸方向差分と移動先の指定点座標間のx軸方向差分との大小が比較判断され、移動元の各指定点間x方向差分よりも移動先の各指定点間のx方向差分の方が小さいと判断された場合には設定倍率フラグ22fに応じて設定された設定倍率(小または大)22gに従って該各指定点の移動に伴い表示画像データ(25)が縮小処理され、大きいと判断された場合には拡大処理されるので、従来の表示装置における拡大・縮小の操作とは全く異なり、上表示画面(11A)上と下表示画面(11B)上との任意の2点を直接指定してその表示画像を広げる方向や縮める方向に移動させるという感覚的に分かり易い簡単な操作で拡大または縮小表示を行わせることができる。
しかも、前記各指定点の移動に伴うx軸座標(X1A)(X1B)が交差(クロス)した際には、設定倍率フラグ22fが“0”→“1”に変更されるのに応じて設定倍率22gが“小”→“大”に変更されて拡大または縮小処理され、再交差(クロス)した際にはまた設定倍率フラグ22fが“1”→“0”に再変更されるのに応じて設定倍率22gが“大”→“小”に再変更されて拡大または縮小処理されるので、具体的には、現在の拡大/縮小設定倍率を“小”→“大”または“大”→“小”に変えて表示画像(25)の拡大/縮小表示をしたいときには、各指定点をX軸方向に交差移動させるだけでこれを簡単に行うことができる。
なお、この第2実施形態の拡大/縮小表示機能では、上下に展開して隣接させた2つの表示画面(11A,11B)を対象として、当該各表示画面(11A,11B)上での指定点をx軸方向に互いに広げる方向に移動させたり縮める方向に移動させたりして、その表示画像データ(25)の拡大/縮小表示を行う構成としたが、次の第3実施形態の拡大/縮小表示機能にて説明するように、各表示画面(11A,11B)上での指定点をy軸方向に互いに広げる方向に移動させたり縮める方向に移動させたりして、その表示画像データ(25)の拡大/縮小表示制御を行うものとし、例えば縮める方向に移動中の指定点が各表示画面(11A,11B)間の境界に入ってしまったり、さらには当該境界を超えて一方の表示画面(11Aまたは11B)上に2つの指定点が入ってしまったりした場合に、適切に対応制御を行って不具合を発生させない構成としてもよい。
(第3実施形態)
図8は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第3実施形態の拡大/縮小表示機能でのユーザ操作形態を示す図である。
図8は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第3実施形態の拡大/縮小表示機能でのユーザ操作形態を示す図である。
この第3実施形態の拡大/縮小表示機能では、2つの表示画面(11A,11B)を一画面として表示させている表示画像を、各表示画面(11A,11B)上に置いた例えば両手の指先をy軸座標に沿い互いに離れる方向に移動操作することで拡大表示し、近付く方向に移動操作することで縮小表示する。
そしてこの上下表示画面(11A,11B)上での各指先のy軸方向に沿った移動操作に際し、例えば図8(A)に示すように、縮める(近付く)方向に移動中の指定点が各表示画面(11A,11B)間の境界に入ってしまった場合には、各指定点の一定時間内の復帰を待って、図8(B)に示すように該各指定点の移動軌跡がその表示画面の境界を挟んで交差したと判断し、再び同様の拡大/縮小表示に戻る。また、一方の表示画面(11Aまたは11B)上にある指定点が該各表示画面(11A,11B)間の境界を超えることで他方の表示画面(11Bまたは11A)上に2つの指定点が入ってしまった場合には、各表示画面(11A,11B)に対する各々の指定点の一定時間内の復帰を待って再び同様の拡大/縮小表示に戻る。
図9は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第3実施形態の拡大/縮小表示処理を示すフローチャートである。
前記図8(A)で示したように、上下2つの表示装置(A)11A,(B)11Bにおける各タッチパネル(A)12A,(B)12Bのそれぞれにおいて、例えばユーザの右手と左手の各指先によるタッチ操作が検知されると(ステップB1)、当該各表示画面(11A,11B)上で指定された2点の座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)が各タッチパネル(A)12A,(B)12Bからのタッチ位置検知信号に基づき算出される(ステップB2)。
ここで、前記2つの表示画面(11A,11B)上の最初の各指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)にある指先をy軸方向に沿って、例えば図8(A)の矢印a,bで示すように、先ずは表示画像(25)を縮める方向に移動させた際に、当該タッチ指定点の移動が検知されると(ステップB3)、その移動先(移動中)の指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)が算出される(ステップB4)。
そして、前回座標算出時の各指定点座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)間のy方向差分(Y0A−Y0B)よりも今回座標算出時(移動後)の各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)間のY方向差分(Y1A−Y1B)の方が小さいと判断された場合には、予め設定されている拡大/縮小倍率に従って表示中の画像データ(25)が前記各指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動に伴い縮小処理されて表示される(ステップB5)。
一方これとは逆に、各指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)にある指先をy軸方向に沿って広げる方向に移動させた際に、前回座標算出時の各指定点座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)間のy方向差分(Y0A−Y0B)よりも今回座標算出時(移動後)の各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)間のY方向差分(Y1A−Y1B)の方が大きいと判断された場合には、予め設定されている拡大/縮小倍率に従って表示中の画像データ(25)が前記各指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動に伴い拡大処理されて表示される(ステップB3〜B5)。
そして、例えば前記図8(A)で示したように、各指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)にある指先をy軸方向に沿って縮める方向に移動させながら縮小表示をさせている状態で(ステップB3〜B6→B3)、一方の指、この場合には上表示画面(11A)側で移動されていた指が下表示画面(11B)との境界部分に入り、当該一方の指による指定点(X1A,Y1A)のタッチ検出が無くなったと判断された場合には(ステップB6(Y))、タイマカウンタ22jにおける一定時間のタイマ動作が開始される(ステップB7)。
そして、タイマ動作による一定時間の経過(タイマオーバ)が判断されないうちに(ステップB8(N))、もう一方の指、つまりこの場合には下表示画面(11B)側で移動されていた指も同表示画面(11A,11B)間の境界部分に入り、両方の指による指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)のタッチ検出が無くなったと判断された場合に(ステップB9(Y))、さらに同一定時間の経過(タイマオーバ)が判断されないうちに(ステップB11(N))、各表示画面(11A,11B)の両方におけるタッチ検出が復活したと判断された場合には(ステップB12(Y))、例えば図8(B)の矢印c,dで示すように、各指定点の移動軌跡がその表示画面(11A,11B)の境界部分を挟んで交差して移動されたと判断し、当該タッチ検出復活時の新たな指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)が算出される(ステップB13)。
すると、この新たに算出された各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)が実在する座標位置であるか確認されることで正常なタッチ検出がなされているかが判断され(ステップB14(Y))、この後再び、各指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動操作が判断されることで、前記同様に、該指定点座標(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)の移動に応じた表示画像データ(25)の拡大/縮小表示が実施される(ステップB3〜B5)。
そして、前記ステップB6,B7において、例えば一方の指による指定点(X1A,Y1A)のタッチ検出が無くなったと判断され、一定時間のタイマ動作が開始された後に、そのまま一定時間が経過(タイマオーバ)したと判断されるか(ステップB8(Y))、あるいは更にタッチ位置検出される指定点座標が急激に移動したと判断されて前記タイマ動作からの一定時間が経過(タイマオーバ)したと判断されるか(ステップB9→B10→B11(Y))、あるいは更にもう一方の指による指定点のタッチ検出も無くなり両方の指定点(X1A,Y1A)(X1B,Y1B)のタッチ検出が無いまま前記タイマ動作からの一定時間が経過(タイマオーバ)したと判断された場合には(ステップB9→B11(Y))、何れか一方の表示画面(11A,11B)上に両方の指が置かれた状態であったり、当該拡大/縮小のためのユーザ操作が終わったりしたものと判断し、前記一連の拡大/縮小表示処理は終了される(ステップB8(B11)→end)。
したがって、前記構成の折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第3実施形態の拡大/縮小表示機能によれば、各表示画面(A)11A,(B)11B上での各々のタッチ指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)のy軸方向への移動が検知されると、移動前後の指定点座標間が広がる方向にあるか縮む方向にあるかによってその移動前後の差分および所定の設定倍率に従い表示画像データ(25)が拡大/縮小処理されるので、従来の表示装置における拡大・縮小の操作とは全く異なり、上表示画面(11A)上と下表示画面(11B)上との任意の2点を直接指定してその表示画像を広げる方向や縮める方向に移動させるという感覚的に分かり易い簡単な操作で拡大または縮小表示を行わせることができる。
そして前記各指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)のy軸方向に沿った移動操作に伴う表示画像の拡大/縮小表示処理中において、当該指定点(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)を移動操作する指が各表示画面(11A,11B)間の境界部分を通過する際に、一方あるいは両方の指定点のタッチ検出が一時無くなったと判断された場合でも、タイマ動作による一定時間の経過前までに再び当該両指定点のタッチ検出が有ったと判断されれば、新たな2点の指定点座標の移動に応じた表示画像の拡大/縮小処理が再開されるので、このような拡大/縮小表示処理中における各表示画面(11A,11B)間の指定点通過に伴う処理の途切れを最小限に抑えることができる。
なお、前記各実施形態の拡大/縮小表示機能では、各表示画面((A)11A,(B)11B)上に指を置くことにより各々のタッチパネル(A)12A,(A)11Bにより検知され算出される各指定点座標(X0A,Y0A)(X0B,Y0B)を、その指定点間を広げる方向に移動操作するかまたは縮める方向に移動操作するかによって表示画像を拡大または縮小表示する構成としたが、次の第4実施形態の拡大/縮小表示機能にて説明するように、前記2つの表示画面((A)11A,(B)11B)を一枚の表示画面として表示させた表示画像について、拡大/縮小の中心位置を任意の一方の表示画面(画像)上の1点をタッチして指定した後に、もう一方の表示画面上で予め定められた方向へのタッチ点の移動操作を行うことで、当該移動操作に応じて前記一方の表示画面上で指定した画像位置を中心に拡大または縮小表示を行う構成としてもよい。
(第4実施形態)
図10は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第4実施形態の拡大/縮小表示機能でのユーザ操作形態を示す図である。
図10は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第4実施形態の拡大/縮小表示機能でのユーザ操作形態を示す図である。
この第4実施形態の拡大/縮小表示機能では、2つの表示画面(11A,11B)のうち、最初にタッチ検出がされた一方の表示画面上の指定点座標(Xa,Ya)を表示されている画像に対する拡大/縮小の中心位置として設定し、もう一方の表示画面上でのタッチ検出に伴う指定点座標(Xb,Yb)が上(−y軸方向)または右(+x軸方向)の方向に移動した場合に所定の設定倍率に応じて拡大表示し、下(+y軸方向)または左(−x軸方向)の方向に移動した場合に所定の設定倍率に応じて縮小表示する。
図11は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第4実施形態の拡大/縮小表示処理を示すフローチャートである。
例えば図10(A)に示すように、2つの表示画面(11A,11B)のうち一方の表示画面(11A)のタッチパネル12Aによりユーザ操作に応じたタッチ検出がされると(ステップC1(Y))、この最初にタッチ検出された一方の表示画面(11A)に対する指定点座標(Xa,Ya)が算出される(ステップC2)。
この後、他方の表示画面(11B)のタッチパネル12Bによってもユーザ操作に応じたタッチ検出がされると(ステップC3(Y))、そのタッチ検出された他方の表示画面(11B)に対する指定点座標(Xb,Yb)が算出され、当該指定点座標(Xb,Yb)の移動判断待機状態になる(ステップC4/C6)。
ここで、図10(A)に示すように、前記他方の表示画面(11B)に対する指定点座標(Xb,Yb)が上(−y軸方向)または右(+x軸方向)の方向に移動したと判断されると(ステップC4(Y))、その移動距離および所定の設定倍率に従って拡大量が算出され、前記一方の表示画面(11A)上でのタッチ指定点(Xa,Ya)を中心にして、表示中の画像が拡大処理されて表示される(ステップC5)。
一方、前記他方の表示画面(11B)に対する指定点座標(Xb,Yb)が下(+y軸方向)または左(−x軸方向)の方向に移動したと判断された場合には(ステップC6(Y))、その移動距離および所定の設定倍率に従って縮小量が算出され、前記一方の表示画面(11A)上でのタッチ指定点(Xa,Ya)を中心にして、表示中の画像が縮小処理されて表示される(ステップC7)。
図10(B)では、一方の表示画面として最初に下表示画面(11B)上でのタッチ指定点(Xa,Ya)の検出があった後に(ステップC1→C2)、他方の上表示画面(11A)上で指定点座標(Xb,Yb)の左下方向への移動判断があった場合(ステップC3→C6(Y))の当該最初のタッチ指定点(Xa,Ya)を中心とする縮小表示動作(ステップC7)を示している。
そして、前記上下の表示画面(11A,11B)に対する何れのタッチ操作の検出も無くなったと判断された場合に、前記一連の拡大/縮小表示処理は終了される(ステップC8→C9→end)。
したがって、前記構成の折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第4実施形態の拡大/縮小表示機能によれば、一方の表示画面(11A/11B)上でのタッチ指定点座標(Xa,Ya)が検出された後に、他方の表示画面(11B/11A)上でのタッチ指定点座標(Xb,Xb)の検出と共に当該指定点座標(Xb,Xb)の上または右方向への移動が有ると判断された場合には、その移動距離および所定の拡大/縮小倍率に従い前記一方の表示画面上での指定点座標(Xa,Ya)を中心にして表示中の画像が拡大表示され、また逆に他方の表示画面上での指定点座標(Xb,Xb)の下または左方向への移動が有ると判断された場合には、同一方の表示画面上での指定点座標(Xa,Ya)を中心にして表示中の画像が縮小表示されるので、従来の表示装置における拡大・縮小の操作とは全く異なり、拡大/縮小の中心位置を指定した後に、他の表示画面上でのタッチ指定点を予め定められた方向に移動操作するだけで、非常に分かり易く簡単に拡大または縮小表示を行わせることができる。
なお、この第4実施形態の拡大/縮小表示機能では、その拡大/縮小倍率を予め設定された倍率とし、他の表示画面上でのタッチ指定点の移動に伴いその移動距離および所定の設定倍率に従い表示画像の拡大/縮小処理を行う構成としたが、次の第5実施形態の拡大/縮小表示機能にて説明するように、一方の表示画面上での最初のタッチ検出から規定時間内の繰り返しタッチ回数に応じて前記拡大/縮小倍率を可変設定し、この可変設定された倍率(a)に従って、他方の表示画面上でのタッチ指定点の移動検出に伴う表示画像の拡大/縮小処理を行う構成としてもよい。
(第5実施形態)
図12は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第5実施形態の拡大/縮小表示処理を示すフローチャートである。
図12は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第5実施形態の拡大/縮小表示処理を示すフローチャートである。
2つの表示画面(11A,11B)それぞれのタッチパネル(A)12A,(B)12Bのうち、一方の表示画面上のタッチパネルAにてタッチ検出(Xa,Ya)がされると(ステップD1(Y))、規定時間間隔内でのタッチ/オフタッチの繰り返し回数がカウントされる(ステップD2)。
そして、前記一方の表示画面上のタッチパネルAにおいて、規定時間以上継続したタッチ操作が検出されると(ステップD3(Y))、前記ステップD2においてカウントされたタッチ操作の繰り返し回数(タッチAカウント数22m)に応じて表示画像拡大/縮小の倍率(可変設定倍率(a)22k)が設定される(ステップD4)。
この後、他方の表示画面上のタッチパネルBおいて、前記第4実施形態での説明と同様に、右上または左下方向へのタッチ指定点の移動操作が検出判断されると(ステップD5(Y))、その移動距離および前記一方の表示画面上でのタッチ操作の繰り返し回数に応じて設定された可変設定倍率(a)22kに従って、表示中の画像が例えば前記一方の表示画面上で最初のタッチ指定点座標(Xa,Ya)を中心にして拡大または縮小されて表示される(ステップD6)。
そして、前記上下の表示画面(11A,11B)に対する何れのタッチ操作の検出も無くなったと判断されると、前記一連の拡大/縮小表示処理は終了される(ステップD7→end)。
したがって、前記構成の折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第5実施形態の拡大/縮小表示機能によれば、前記第4実施形態での拡大/縮小表示機能と同様に、一方の表示画面上での最初のタッチ指定点を中心にした他方の表示画面上でのタッチ指定点の移動操作に伴う表示画像の拡大/縮小表示処理が行えるだけでなく、最初のタッチ指定点でのタッチ繰り返し回数に応じて容易に拡大/縮小倍率を可変設定できるようになる。
なお、この第5実施形態の拡大/縮小表示機能では、一方の表示画面上での最初のタッチ検出から規定時間内の繰り返しタッチ回数に応じて表示中画像に対する拡大/縮小倍率を可変設定する構成としたが、次の第6実施形態の拡大/縮小表示機能にて説明するように、一方の表示画面上での最初のタッチ検出後、他の表示画面上でのタッチ指定点の移動検出に伴いそのタッチ強さ(圧力)を測定し、このタッチ強さ(圧力)に応じて前記拡大/縮小倍率を可変設定することで、この可変設定された倍率(a)に従って、当該タッチ指定点の移動検出に伴う表示画像の拡大/縮小処理を行う構成としてもよい。
(第6実施形態)
この第6実施形態の拡大/縮小表示機能を有する折り畳み型携帯情報端末10では、2つの表示装置(A)11A,(B)11Bそれぞれのタッチパネル(A)12A,(B)12Bが圧力センサの機能も備えている。
この第6実施形態の拡大/縮小表示機能を有する折り畳み型携帯情報端末10では、2つの表示装置(A)11A,(B)11Bそれぞれのタッチパネル(A)12A,(B)12Bが圧力センサの機能も備えている。
図13は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第6実施形態の拡大/縮小表示処理を示すフローチャートである。
2つの表示画面(11A,11B)それぞれのタッチパネル(A)12A,(B)12Bのうち、一方の表示画面上のタッチパネルAにてタッチ検出(Xa,Ya)がされ(ステップE1(Y))、この後、他方の表示画面上のタッチパネルBでもタッチ検出(Xb,Yb)がされると(ステップE2(Y))、当該他方の表示画面上でのタッチ検出に伴うタッチ強さ(圧力)22nが測定され(ステップE3)、この測定されたタッチ強さ(圧力)22nに応じた拡大/縮小倍率(a)22kが算出されて設定される(ステップE4)。
すると、前記他方の表示画面上でのタッチ指定点座標(Xb.Yb)について、前記第4実施形態での説明と同様に、右上または左下方向への移動操作が検出判断されるのに伴い、その移動距離および当該タッチ指定点のタッチ強さ(圧力)22nに応じて設定された可変設定倍率(a)22kに従って、表示中の画像が例えば前記一方の表示画面上で最初のタッチ指定点座標(Xa,Ya)を中心にして拡大または縮小されて表示される(ステップE5)。
そして、前記上下の表示画面(11A,11B)に対する何れのタッチ操作の検出も無くなったと判断されると、前記一連の拡大/縮小表示処理は終了される(ステップE6→end)。
したがって、前記構成の折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第6実施形態の拡大/縮小表示機能によれば、前記第4実施形態での拡大/縮小表示機能と同様に、一方の表示画面上での最初のタッチ指定点を中心にした他方の表示画面上でのタッチ指定点の移動操作に伴う表示画像の拡大/縮小表示処理が行えるだけでなく、当該他方の表示画面上で移動操作されるタッチ指定点のタッチ強さ(圧力)22nに応じて容易に拡大/縮小倍率(a)22kを可変設定できるようになる。
なおさらに、次の第7実施形態の拡大/縮小表示機能にて説明するように、他方の表示画面上でのタッチ指定点座標(Xb,Yb)の移動操作に伴うx軸方向(水平方向)を基準とする移動方向のなす角度θに応じて、前記拡大/縮小倍率(a)22kを可変設定することで、この可変設定された倍率(a)22kに従って、当該タッチ指定点の移動検出に伴う表示画像の拡大/縮小処理を行う構成としてもよい。
(第7実施形態)
図14は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第7実施形態の拡大/縮小表示機能でのユーザ操作形態を示す図である。
図14は、前記折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第7実施形態の拡大/縮小表示機能でのユーザ操作形態を示す図である。
この第7実施形態の拡大/縮小表示機能では、先ず前記第4実施形態と同様に、最初にタッチ検出された一方の表示画面(11A)上でのタッチ指定点(Xa,Ya)が、表示中の画像(25)に対する拡大/縮小の中心位置として設定されると共に、その後に他方の表示画面(11B)上でタッチ検出されたタッチ指定点(Xb,Yb)が移動操作されると、その移動方向が右上方向である場合には拡大表示処理され、左下方向である場合には縮小表示される。
この際、本第7実施形態の場合には、他方の表示画面(11B)におけるタッチ指定点(Xb,Yb)の移動操作に伴うx軸方向とのなす角度θの大小に応じて拡大/縮小倍率(a)22kが可変設定され、当該タッチ指定点(Xb,Yb)の移動距離とその移動方向のなす角度θに応じた可変設定倍率(a)22kに従って、前記一方の表示画面(11A)上でのタッチ指定点(Xa,Ya)を中心とし表示中の画像(25)が拡大または縮小表示される。
したがって、前記構成の折り畳み型携帯情報端末10における2つの表示装置(A)11A,(B)11Bおよびそのタッチパネル(A)12A,(B)12Bを使用した第7実施形態の拡大/縮小表示機能によれば、前記第4実施形態での拡大/縮小表示機能と同様に、一方の表示画面上での最初のタッチ指定点を中心にした他方の表示画面上でのタッチ指定点の移動操作に伴う表示画像の拡大/縮小表示処理が行えるだけでなく、当該他方の表示画面上で移動操作されるタッチ指定点のx軸方向に対する移動方向のなす角度θに応じて容易に拡大/縮小倍率(a)22kを可変設定しながらその拡大/縮小表示処理を行うことができる。
なお、前記各実施形態の拡大/縮小表示機能では、長方形の表示画面を有する2つの表示装置(A)11A,(B)11Bを横長方向にして上下2段に展開しこれを一画面として使用する場合について説明したが、図15に示すように、これを縦長方向に左右に展開して使用する場合でも、前記各実施形態にて説明した拡大/縮小表示機能でのユーザタッチ操作に伴う拡大/縮小表示処理を、短辺となる横方向をx軸、長辺となる縦方向をy軸として処理することで、同各実施形態と同様の拡大/縮小表示処理を行わせ、それと同様に作用・効果を得ることができる。
図15は、前記折り畳み型携帯情報端末10の縦長にした展開状態における外観構成を示す正面図である。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
10 …折り畳み型携帯情報端末
11A…表示装置(A)
11B…表示装置(B)
12A…タッチパネル(A)
12B…タッチパネル(B)
21 …CPU
22 …主記憶装置
22a…パネルA前回座標(X0A,Y0A)
22b…パネルA今回座標(X1A,Y1A)
22c…パネルB前回座標(X0B,Y0B)
22d…パネルB今回座標(X1B,Y1B)
22e…表示画像データ内座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)
22f…設定倍率フラグ(“0”=小/“1”=大)
22g…設定倍率値(小/大)
22h…X軸方向での前回差分(X0A−X0B)と今回差分(X1A−X1B)
22i…Y軸方向での前回差分(Y0A−Y0B)と今回差分(Y1A−Y1B)
22j…タイムカウントデータ
22k…可変設定倍率値(a)
22m…タッチ(初期タッチ)カウント数
22n…タッチ(後タッチ)圧力値
23 …外部記憶装置
24 …入力装置
25 …表示用メモリ
11A…表示装置(A)
11B…表示装置(B)
12A…タッチパネル(A)
12B…タッチパネル(B)
21 …CPU
22 …主記憶装置
22a…パネルA前回座標(X0A,Y0A)
22b…パネルA今回座標(X1A,Y1A)
22c…パネルB前回座標(X0B,Y0B)
22d…パネルB今回座標(X1B,Y1B)
22e…表示画像データ内座標(XAd,YAd)(XBd,YBd)
22f…設定倍率フラグ(“0”=小/“1”=大)
22g…設定倍率値(小/大)
22h…X軸方向での前回差分(X0A−X0B)と今回差分(X1A−X1B)
22i…Y軸方向での前回差分(Y0A−Y0B)と今回差分(Y1A−Y1B)
22j…タイムカウントデータ
22k…可変設定倍率値(a)
22m…タッチ(初期タッチ)カウント数
22n…タッチ(後タッチ)圧力値
23 …外部記憶装置
24 …入力装置
25 …表示用メモリ
Claims (3)
- タッチパネルを搭載した2つの表示画面を隣接配置してなる表示装置であって、
前記2つの表示画面を1画面として画像データを表示させる画像表示制御手段と、
前記2つの表示画面各々のタッチパネルにおいてタッチされた点の位置を検出するタッチ位置検出手段と、
前記タッチパネルにおいてタッチされた位置が移動し2つのタッチパネルの境界に入ることで前記タッチ位置検出手段によるタッチが検出されなくなった場合に、所定の時間以内に他方のタッチパネルでタッチが検出されることにより、連続したタッチの移動であると判断する判断手段と、
を備えたことを特徴とする表示装置。 - 判断手段の判断結果に応じて表示される画像の拡大縮小を制御する画像処理手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の表示装置。 - タッチパネルを搭載した2つの表示画面を隣接配置してなる表示装置のコンピュータを、
前記2つの表示画面を1画面として画像データを表示させる画像表示制御手段と、
前記2つの表示画面各々のタッチパネルにおいてタッチされた点の位置を検出するタッチ位置検出手段と、
前記タッチパネルにおいてタッチされた位置が移動し2つのタッチパネルの境界に入ることで前記タッチ位置検出手段によるタッチが検出されなくなった場合に、所定の時間以内に他方のタッチパネルでタッチが検出されることにより、連続したタッチの移動であると判断する判断手段、
として機能させるためのプログラム。
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