JP2012215263A - 円筒ころ軸受 - Google Patents

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悠介 山田
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秀司 伊藤
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Abstract

【課題】非分離タイプにおける円筒ころ軸受のコストの低減を図ることである。
【解決手段】一対の案内つば3を有する外輪1と軌道面12の軸方向一端部に案内つば13が形成された内輪11との間に複数の円筒ころ21を組込む。内輪11の案内つば13が形成されていない側の側面に径方向溝14を形成し、その径方向溝14にストッパ部材31を挿入して先端部が軸受空間内に位置する状態で抜止めし、円筒ころ21の端面に対するストッパ部材31の先端部の当接により、外輪1と内輪11とを軸方向に非分離とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、外輪と内輪間に複数の円筒ころを組み込んだ保持器を備えていない総ころタイプの円筒ころ軸受に関する。
この種の円筒ころ軸受として、外輪に円筒ころの端面を案内する一対の案内つばを設け、内輪の外周に形成された軌道面の軸方向の一端部に案内つばを設けた内輪片つば付きタイプのものや、内輪に円筒ころの端面を案内する一対の案内つばを設け、外輪の内周に形成された軌道面の軸方向の一端部に案内つばを設けた外輪片つば付きタイプのものが従来から知られている。
上記のような円筒ころ軸受においては、外輪と内輪の一方が、片つば付きであるため、円筒ころ軸受の組付け前の段階で外輪、内輪および複数の円筒ころが分離する可能性が極めて高く、分離した際には再組立てを行ってから組付け作業を行う必要が生じるため、非常に手間がかかるという問題がある。
円筒ころ軸受には、上記のような分離タイプのものの他、特許文献1の図3に記載されているように、片つば付き内輪や片つば付き外輪につば輪や止め輪を取付けたものが知られており、そのつば輪や止め輪の取付けによって外輪と内輪が非分離とされるため、再組立てを不要とし、組付け作業の容易化を図ることができるという特徴を有している。
特開2010−180991号公報
ところで、上記非分離タイプの円筒ころ軸受においては、その円筒ころ軸受のサイズに応じて適切なサイズのつば輪や止め輪を多数用意する必要があるため、コストが高くなり、そのコストの低減を図る上において改善すべき点が残されていた。
この発明の課題は、非分離タイプにおける円筒ころ軸受のコストの低減を図ることである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、内外に配置された一対の軌道輪と、その一対の軌道輪間に組み込まれた複数の円筒ころとからなり、前記外方の軌道輪と内方の軌道輪の一方が円筒ころの端面を案内する一対の案内つばが設けられた両つば付き軌道輪とされ、他方が軌道面の軸方向の一端部にのみ案内つばが設けられた片つば付き軌道輪とされた保持器なし総ころタイプの円筒ころ軸受において、前記片つば付き軌道輪のつばが形成されていない側の他端部に前記円筒ころの端面と軸方向で対向する突起状のストッパ部材を設けた構成を採用したのである。
上記の構成において、片つば付き軌道輪のつばが形成されていない側の他端部に前記円筒ころの端面と軸方向で対向する突起状のストッパ部材を設けた片つば付き軌道輪と両つば付き軌道輪が軸方向に相対移動しようとすると、ストッパ部材が円筒ころの一方の端面に当接することになり、その当接によって一対の軌道輪を軸方向に非分離とされる。
ここで、ストッパ部材は、接着あるいは溶接により片つば付き軌道輪に固着したものであってもよく、あるいは、片つば付き軌道輪に貫通部を形成し、その貫通部にストッパ部材を挿入し、先端部が軸受空間内に位置する状態で抜止めした構成のものであってもよい。
貫通部に対するストッパ部材の挿入によって内外に配置された一対の軌道輪を軸方向に非分離とすると、そのストッパ部材はサイズの異なる円筒ころ軸受に流用することができ、コストの低減を図ることができる。
ここで、貫通部は、片つば付き軌道輪の側面に形成された径方向溝であって、軸受空間側の端部に向けて周方向の幅寸法が次第に小さくなる台形状とされ、かつ、両側面が内方に傾斜するテーパ状とされたものであってもよく、あるいは、軸受空間側の開口端を小径端とするテーパ孔からなるものであってもよい。さらには、座ぐりを有するねじ孔からなるものであってもよい。
貫通部として、径方向溝を採用する場合には、ストッパ部材をその径方向溝に適合する形状の板片状とし、その板片状ストッパ部材を径方向溝の大径側開口から内部に挿入して、先端部が軸受空間内に位置する状態で抜止めする。
また、貫通部として、テーパ孔を採用する場合は、ストッパ部材としてテーパピンを採用してテーパ孔に挿入し、また、座ぐりを有するねじ孔を採用する場合は、ストッパ部材として頭部付きのビスを採用してねじ孔にねじ係合する。
ここで、径方向溝の採用においては、径方向と周方向の2方向に傾斜する両側面によって板片状ストッパ部材の挿入量を規制することができるため、先端部が軸受空間内に臨む適正な取付け状態を簡単に確保することができ、ストッパ部材の取付けの容易化を図ることができる。また、径方向溝のテーパ状両側面とストッパ部材のテーパ状両側面が軸方向で重なり合う係合状態となるため、ストッパ部材が径方向および軸方向に動くことのない安定した取付け状態を得ることができる。
板片状ストッパ部材の抜止めには、接着により固着する方法や、ストッパ部材の先端部両側に切欠部を形成し、その切欠部から先端側に設けられた一対の係合片部の両側縁間の最大幅寸法を前記台形状の径方向溝における小径側開口の周方向幅寸法より大きくし、径方向溝の小径側開口から突出してその小径側開口の周方向両側部に係合片部の両端部を係合させる抜止め方法を採用することができる。
係合片部を径方向溝の小径側開口の周方向両側部に係合させるストッパ部材の抜止めにおいては、接着剤を不要とすることができ、しかも、径方向溝にストッパ部材を強く押し込むことによって一対の係合片部が小径側開口部内面に対する接触により切欠部側に弾性変形し、小径側開口から突出すると、一対の係合片部が自己の復元弾性により形状復元して、その両端部が小径側開口の周方向両側部に係合するため、ストッパ部材を片つば付き軌道輪に対して簡単に取付けることができる。
ここで、ストッパ部材を合成樹脂製とすると、円筒ころの端面やストッパ部材の円筒ころに対向する対向面が損傷するのを防止することができ、しかも、ストッパ部材を金型成形することができるため、大量生産が可能であり、コストの低減に効果を挙げることができる。
また、板片状ストッパ部材の採用において、そのストッパ部材を、径方向溝に組み込まれる台座部と、軸受空間内に配置されて、幅寸法が径方向溝の小径側開口の周方向幅より大きくされた突起部とに分割し、その分割面の一方に閉塞端部が球形孔部とされた接続孔を形成し、他方に球形突部を先端に有する接続軸を設け、その接続軸を接続孔に圧入して台座部と突起部を連結状態に保持することにより、軸受空間内から台座部に対して突起部を着脱することができ、その取付け状態で突起部の両端部が径方向溝の小径側開口の周方向両端部に係合するため、取付けに際して接着剤を不要とすることができ、簡単に着脱することができる。
この発明に係る円筒ころ軸受においては、上記のように、片つば付き軌道輪のつばが形成されていない側の他端部に円筒ころの端面と軸方向で対向する突起状のストッパ部材を設けたことにより、そのストッパ部材に対する円筒ころの当接によって一対の軌道輪を軸方向に非分離とすることができる。また、ストッパ部材はサイズの異なる円筒ころ軸受にも流用することができるので、非分離タイプの円筒ころ軸受のコストの低減を図ることができる。
この発明に係る円筒ころ軸受の第1の実施の形態を示す一部切欠正面図 図1の一部を示す拡大図 図2のIII−III線に沿った断面図 図2のIV-IV線に沿った断面図 ストッパ部材の取付けの他の例を示し、(5a)は、ストッパ部材の取付け状態を示す正面図、(5b)は、径方向溝に対するストッパ部材の組込み途中の状態を示す断面図、(5c)は、ストッパ部材の組込み完了状態を示す断面図 ストッパ部材の取付けのさらに他の例を示す正面図 図6のVII−VII線に沿った断面図 この発明に係る円筒ころ軸受の第2の実施の形態を示す一部切欠正面図 図8のIX-IX線に沿った断面図 この発明に係る円筒ころ軸受の第3の実施の形態を示す一部切欠正面図 図10のXI-XI線に沿った断面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図4はこの発明に係る円筒ころ軸受の第1の実施の形態を示し、図1には、保持器なしの総ころタイプの円筒ころ軸受が示されている。この円筒ころ軸受は、外方軌道輪としての外輪1と、その内側に組み込まれた内方軌道輪としての内輪11と、その外輪1と内輪11間に組み込まれた複数の円筒ころ21からなる。
外輪1は、軌道面2を内周に有し、その軌道面2の軸方向両端部に円筒ころ21の端面を案内する一対の案内つば3が形成された両つば付き外輪とされている。一方、内輪11は、軌道面12を外周に有し、その軌道面12の軸方向の一端部に円筒ころ21の端面を案内する案内つば13が設けられた片つば付き内輪とされている。
図1乃至図4に示すように、内輪11には、案内つばが形成されていない側の側面に径方向に貫通する貫通部としての径方向溝14が形成されている。径方向溝14は、内輪内径面から外径面に至るに従って幅寸法が次第に小さくなる台形状をなし、その両側面15は内方に傾斜するテーパ状とされて径方向と周方向の2方向に傾斜している。
径方向溝14内にはストッパ部材31が挿入されている。ストッパ部材31は板片状とされて径方向溝14に適合する形状とされ、その両側には径方向溝14の側面15と軸方向で対向するテーパ面32が形成されている。
また、ストッパ部材31は、内輪11の径方向厚さより長さが長くなり、その先端部の幅寸法は径方向溝14の内輪外径面側の開口部の周方向幅より小さく、また、後端部の幅寸法は、径方向溝14の内輪内径面側の開口部の周方向幅より少し小さくされている。
ストッパ部材31は、内輪11の内方から径方向溝14内に挿入されて先端部が軸受空間内に臨む組込みとされ、接着による手段を介して内輪11に固着されている。
上記のように、内輪11の側面に形成された径方向溝14内にストッパ部材31を挿入し、その先端部が軸受空間内に臨む状態でストッパ部材31を固着することによって、外輪1と内輪11とが軸方向に相対移動しようとすると、ストッパ部材31の先端部が円筒ころ21の一方の端面に当接する。その当接によって外輪1と内輪11は軸方向に分離するのが防止される。
外輪1と内輪11とを軸方向に非分離とする上記のストッパ部材31はサイズの異なる円筒ころ軸受に流用することができるので、つば輪や止め輪によって円筒ころ軸受の外輪と内輪とを軸方向に非分離とする場合に比較して、コストを大幅に低減させることができる。
ここで、ストッパ部材31が取付けられる径方向溝14を両側面15が径方向と周方向の2方向に傾斜する台形状とし、ストッパ部材31をその径方向溝14に適合する形状とすることにより、径方向溝14の大径側開口から内部にストッパ部材31を挿入すると、ストッパ部材31は径方向溝14の径方向と周方向の2方向に傾斜する両側面15によって挿入量が規制されることになり、ストッパ部材31を、その先端部が軸受空間内に臨む適正な状態に簡単に取付けることができる。
また、径方向溝14のテーパ状両側面15とストッパ部材31の両側のテーパ面32が軸方向で重なり合う係合状態となるため、ストッパ部材31が径方向および軸方向に動くことのない安定した取付け状態を得ることができる。
実施の形態では、ストッパ部材31を合成樹脂の成型品としているが、金属製のプレス成型品からなるものであってもよい。そのストッパ部材31を合成樹脂の成型品とすると、円筒ころ21の端面やストッパ部材31の円筒ころ21に対向する対向面が損傷するのを防止することができる。また、コストの安いストッパ部材31を得ることができる。
なお、径方向溝14の形成に際しては、図2の鎖線で示すように、内輪11の内側に円錐台形のエンドミルTを配置し、そのエンドミルTを回転させつつ同図の矢印イで示す斜め方向に移動させて内輪11の側面を斜めに切削し、さらに、矢印ロで示す斜め方向に再度移動させて、内輪11の側面を相反する斜め方向に2回切削することによって簡単に形成することができる。
図5(5a)乃至(5c)は、ストッパ部材31の取付けの他の例を示す。この例においては、内輪11の側面に図2に示す径方向溝14と同一形状の径方向溝14を形成し、その径方向溝14に取付けられるストッパ部材31を径方向溝14に適合する台形形状としている。
また、ストッパ部材31の先端部両側に切欠部33を形成し、その切欠部33から先端側に設けられた一対の係合片部34の両側縁間の最大幅寸法Wを径方向溝14における小径側開口の周方向幅寸法Wより大きくし、径方向溝14の小径側開口から突出してその小径側開口の周方向両側部に係合片部34の両端部を係合させて、ストッパ部材31を抜け止めしている。
上記のように、係合片部34を径方向溝14の小径側開口の周方向両側部に係合させるストッパ部材31の抜止め構造においては、接着剤を不要とすることができ、しかも、径方向溝14にストッパ部材31を強く押し込むことによって一対の係合片部34が、図5(5b)に示すように、小径側開口部の内面に対する接触により切欠部33側に弾性変形し、小径側開口から突出すると、一対の係合片部34が自己の復元弾性により形状復元して、図5(5c)に示すように、その両端部が小径側開口の周方向両側部に係合するため、ストッパ部材31を内輪11に対して簡単に取付けることができる。
図6および図7は、ストッパ部材31の取付けの他の例を示す。この例においては、内輪11の側面に図2に示す径方向溝14と同一形状の径方向溝14を形成し、その径方向溝14に取付けられるストッパ部材31を、径方向溝14に適合する台形形状の台座部35と、軸受空間内に配置されて、幅寸法が径方向溝14の小径側開口の周方向幅より大きくされた突起部36とに分割し、上記台座部35の分割面に閉塞端部が球形孔部38とされた接続孔37を形成し、突起部36の分割面には球形突部40を先端に有する接続軸39を設け、その接続軸39を接続孔37に圧入して台座部35と突起部36を連結して、上記突起部36の両端部を径方向溝14の小径側開口の周方向両端部に係合させるようにしている。
図6および図7に示すストッパ部材31の取付けにおいては、軸受空間内から径方向溝14に嵌合された台座部35に対して突起部36を着脱することができ、その取付け状態で突起部36の両端部が径方向溝14の小径側開口の周方向両端部に係合するため、取付けに際して接着剤を不要とすることができ、簡単に着脱することができる。
図8および図9は、この発明に係る円筒ころ軸受の第2の実施の形態を示す。この実施の形態では、内輪11の一端部に軸受空間側の開口端を小径端とする貫通部としてのテーパ孔16を形成し、そのテーパ孔16にテーパピンからなるストッパ部材41を挿入して先端部を軸受空間内に配置し、そのストッパ部材41を接着による手段を介して内輪11に固定している。
図10および図11は、この発明に係る円筒ころ軸受の第3の実施の形態を示す。この実施の形態では、内輪11の一端部に座ぐり17aを有する貫通部としてのねじ孔17を形成し、そのねじ孔17に頭部付きのビスからなるストッパ部材42をねじ係合して、そのストッパ部材42の先端部を軸受空間内に位置させるようにしている。
第2の実施の形態および第3の実施の形態のいずれの形態も、円筒ころ21の端面に対するストッパ部材41、42の先端部の当接によって外輪1と内輪11とを軸方向に非分離とすることができる。また、ストッパ部材41、42のそれぞれをサイズの異なる円筒ころ軸受に流用することができ、コストの低減を図ることができる。
第1の実施の形態乃至第3の実施の形態では、外輪1に一対の案内つば3を設け、内輪11の軌道面12における軸方向一端部に案内つば13を設けた内輪片つばタイプの円筒ころ軸受を示したが、円筒ころ軸受はこれに限定されるものではない。例えば、内輪11に一対の案内つばを設け、外輪に形成された軌道面の軸方向一端部に案内つばを形成した外輪片つばタイプの円筒ころ軸受であってもよい。その外輪片つばタイプの円筒ころ軸受においては。外輪の案内つばが形成されていない端部の貫通部を形成し、その貫通部にストッパ部材を、その先端部が軸受空間内に位置するよう取付けて外輪と内輪とを軸方向に非分離とする。
1 外輪(外方軌道輪)
2 軌道面
3 案内つば
11 内輪(内方軌道輪)
12 軌道面
13 案内つば
14 径方向溝(貫通部)
15 両側面
16 テーパ孔(貫通部)
17 ねじ孔(貫通部)
17a 座ぐり
21 円筒ころ
31 ストッパ部材
32 テーパ面
33 切欠部
34 係合片部
35 台座部
36 突起部
37 接続孔
38 球形孔部
39 接続軸
40 球形突部
41 ストッパ部材(テーパピン)
42 ストッパ部材(頭部付きビス)

Claims (8)

  1. 内外に配置された一対の軌道輪と、その一対の軌道輪間に組み込まれた複数の円筒ころとからなり、前記外方の軌道輪と内方の軌道輪の一方が円筒ころの端面を案内する一対の案内つばが設けられた両つば付き軌道輪とされ、他方が軌道面の軸方向の一端部にのみ案内つばが設けられた片つば付き軌道輪とされた保持器なし総ころタイプの円筒ころ軸受において、
    前記片つば付き軌道輪のつばが形成されていない側の他端部に前記円筒ころの端面と軸方向で対向する突起状のストッパ部材を設けたことを特徴とする円筒ころ軸受。
  2. 前記片つば付き軌道輪のつばが形成されていない側の他端部に径方向の貫通部を形成し、その貫通部にストッパ部材を挿入して、その先端部を軸受空間内に配置した請求項1に記載の円筒ころ軸受。
  3. 前記貫通部が、片つば付き軌道輪の側面に形成された径方向溝からなり、その径方向溝が、軸受空間側の端部に向けて周方向の幅寸法が次第に小さくなる台形状とされ、かつ、両側面が内方に傾斜するテーパ状とされ、前記ストッパ部材がその径方向溝に適合する形状の板片状とされ、そのストッパ部材を径方向溝に挿入して抜止めした請求項2に記載の円筒ころ軸受。
  4. 前記ストッパ部材が合成樹脂からなる請求項1乃至3のいずれかの項に記載の円筒ころ軸受。
  5. 前記板片状ストッパ部材の先端部両側に切欠部を形成して、その切欠部から先端側に一対の係合片部を設け、その一対の係合片部の両側縁間の最大幅寸法を前記台形状の径方向溝における小径側開口の周方向幅寸法より大きくし、径方向溝の小径側開口から突出する一対の係合片部の両端部をその小径側開口の周方向両側部に係合させてストッパ部材を抜止めした請求項3又は4に記載の円筒ころ軸受。
  6. ストッパ部材を、径方向溝に組み込まれる台座部と、軸受空間内に配置されて、幅寸法が径方向溝の小径側開口の周方向幅より大きくされた突起部とに分割し、その分割面の一方に閉塞端部が球形孔部とされた接続孔を形成し、他方に球形突部を先端に有する接続軸を設け、その接続軸を接続孔に圧入して台座部と突起部を連結状態に保持した請求項3又は4に記載の円筒ころ軸受。
  7. 前記貫通部が、軸受空間側の開口端を小径端とするテーパ孔からなり、前記ストッパ部材がそのテーパ孔に適合するテーパピンとされ、そのテーパピンをテーパ孔に挿入して接着により固着した請求項2に記載の円筒ころ軸受。
  8. 前記貫通部が、座ぐりを有するねじ孔からなり、前記ストッパ部材がそのねじ孔にねじ係合された頭部付きのビスからなる請求2に記載の円筒ころ軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114658759A (zh) * 2022-03-03 2022-06-24 山东朝阳轴承有限公司 一种无保持架轴承

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