JP2012214790A - 水系粘・接着剤用の粘着付与剤、粘着付与樹脂エマルジョン、水系粘・接着剤組成物、及び、粗面への接着方法 - Google Patents

水系粘・接着剤用の粘着付与剤、粘着付与樹脂エマルジョン、水系粘・接着剤組成物、及び、粗面への接着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウレタンフォームやポリプロピレンフォーム等の発泡体基材及びオレフィン系樹脂の表面に対して優れた接着力を有しつつ、保持力、定荷重剥離性等の粘着特性を満足し、更に耐水性を有する水系粘・接着剤用の粘着付与剤、及び、アクリル系重合体エマルジョンの種類が限定されず、どのようなアクリル系重合体エマルジョンでも含有することができる水系粘・接着剤用の粘着付与剤、粘着付与樹脂エマルジョン、水系粘・接着剤組成物、粗面への接着方法を提供する。
【解決手段】15〜25℃において液体の重合ロジンエステルを粘着付与剤として用いた水系粘・接着剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、水系粘・接着剤用の粘着付与剤、粘着付与樹脂エマルジョン、水系粘・接着剤組成物、及び、粗面への接着方法に関する。
一般に、ウレタンフォームのような発泡体は、断熱材や構造材として建築用途、冷蔵庫などの家電製品や自動車などに広く使用されている。発泡体は、粘着剤層と接触する表面が凹凸を有していたり、孔を有していたりするので、実質的な接触面積が小さくなる。その結果、平滑な表面を有する基材に比べて、基材と粘着剤層との間での剥離が生じやすい傾向にある。そのため、自動車や建材の分野で用いられる粘・接着剤には、ウレタンフォームのような表面に凹凸を有する粗面への充分な接着力を有することが求められている。
一方、食品包装や電子電気製品の外装に用いられているポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂は、官能基を持たず非極性のため、極性分子との親和性が乏しく、粘着剤との密着性や濡れ性が非常に弱く剥がれやすい。そのため、接着面にプライマーを塗布して接着表面を改質する方法が一般に用いられているが、製造工程やコストを削減するため、プライマーを用いることなく、ポリオレフィン系樹脂に対する充分な接着力を有する粘・接着剤が強く求められている。
更に、近年、環境・人体の安全性に対する配慮から揮発性有機溶剤等の含有量が少ない環境負荷が低減された水系の粘・接着剤が求められるようになっている。しかしながら、有機溶剤系の粘・接着剤を水系に変更しようとすると、粗面やポリオレフィン系樹脂に対する接着力が不充分になるという問題があった。更に、水系に変更すると、水分や湿気の多い条件下で粘着剤皮膜が白化してしまい、耐水性の点でも改善の余地があった。
粗面に対しては、例えば、重合開始剤の使用量に基づき計算されるラジカル発生量を特定の範囲に制御し、分岐構造の少ない直鎖構造のアクリル系重合体にエポキシ化合物を架橋したアクリル系水性粘着剤等が提案されている(特許文献1参照)。これは、粗面に対して優れた接着力を有するが、ポリオレフィン系樹脂に対する接着力については、不充分であった。
また、粗面に対しては、特定の高シェア粘度、低シェア粘度等とした水分散型アクリル系粘着剤も提案されている(特許文献2参照)。これは、ウレタンフォームのような表面の凸凹に従った変形が起り易く、初期接着性が良好で、耐剥がれ性や保持性に優れるとのことであるが、これについても、ポリオレフィン系樹脂に対する接着力については、充分とはいえなかった。
一方、ポリオレフィン系樹脂に対しては、例えば、特定の酸価を有するロジン類のエステル化物であって酸価が2〜340であるもののカルボキシル基を金属化合物により金属塩化した構造の化合物を、乳化剤の存在下で乳化して得られる粘着付与樹脂エマルジョンが提案されている(特許文献3参照)。これは、耐熱性が良好で、かつポリオレフィンに対する接着性も良好であるが、ウレタンフォームのような粗面に対する接着力については、更なる改善が必要であった。
更に、アルキル鎖の炭素数1〜14である(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)70〜99.8重量%、アルキル鎖の炭素数1〜8である(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル(b)等を含む樹脂組成物水性分散体が提案されている(特許文献4参照)。この水性分散体は、ポリオレフィン被着体に対する高い接着力を有し、タック、耐熱性、曲面接着性に優れ、かつシート状基材との良好な基材密着性を有する水性粘着剤を与えるが、粗面に対する充分な接着力があるとはいえず、またアクリルの種類が限定されてしまうというデメリットがあった。
このように、有機溶剤系の粘・接着剤の代替品として様々な水系の粘着剤・接着剤が提案されているが、粗面とオレフィン系樹脂表面の両方に対して優れた接着力を満たしつつ、保持力、定荷重剥離性等の粘着特性、耐水白化性を有し、アクリル系重合体エマルジョンの種類が限定されない水系の粘・接着剤は、未だ開発されていない。
特開2007−217594号公報 特開2008−115315号公報 特開2000−309771号公報 特開2008−081691号公報
本発明は、ウレタンフォームやポリプロピレンフォーム等の粗面を有する基材、特に発泡体基材及びオレフィン系樹脂の表面に対して優れた接着力を満たしつつ、保持力、定荷重剥離性等の粘着特性、耐水白化性を有し、アクリル系重合体エマルジョンの種類が限定されない水系粘・接着剤用の粘着付与剤、粘着付与樹脂エマルジョン、水系粘・接着剤組成物、及び、粗面への接着方法を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、常温(15〜25℃)で液体の重合ロジンエステルを用いることにより、上記課題を解決することができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明1は、15〜25℃において液体の重合ロジンエステルを含有する水系粘・接着剤用の粘着付与剤である。
本発明2は、本発明1における重合ロジンエステルが、重合ロジン並びに1及び/又は2個の水酸基を有する水酸基含有化合物のエステル化反応により得られるものである水系粘・接着剤用の粘着付与剤である。
本発明3は、JIS K 7117−2に準拠し、B型粘度計を用いて60℃において測定した上記重合ロジンエステルの粘度が1〜200Pa・sの範囲である本発明1又は2記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤である。
本発明4は、JIS K 7121に規定した示差走査熱量測定(熱流束DSC)による上記重合ロジンエステルのガラス転移温度が−60〜0℃の範囲である本発明1〜3記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤である。
本発明5は、上記水系粘・接着剤が難接着基材に用いられる本発明1〜4のいずれかに記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤である。
本発明6は、本発明1〜5のいずれかに記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤を乳化して得られる粘着付与樹脂エマルジョンである。
本発明7は、ベースポリマーと本発明1〜5のいずれかに記載の粘着付与剤を含有する水系粘・接着剤組成物である。
本発明8は、本発明7記載のベースポリマーがアクリル系重合体エマルジョンである水系粘・接着剤組成物である。
本発明9は、粘・接着剤層を介して接着する接着面の少なくとも一方が粗面を含む接着方法であって、粘・接着剤層が本発明7又は8の水系粘・接着剤組成物を含む粗面への接着方法である。
本発明によれば、ウレタンフォームやポリプロピレンフォーム等の発泡体基材及びオレフィン系樹脂の表面に対して優れた接着力を有しつつ、保持力、定荷重剥離性等の粘着特性を満足しつつ耐水白化性を有する水系粘・接着剤用の粘着付与剤を提供することができる。また、アクリル系重合体エマルジョンの種類が限定されず、どのようなアクリル系重合体エマルジョンでも含有することができる水系粘・接着剤用の粘着付与剤を提供することができる。
本発明の水系粘・接着剤用の粘着付与剤は、15〜25℃において液体の重合ロジンエステルを含有する水系粘・接着剤用の粘着付与剤である。上記重合ロジンエステルは、粘着付与剤(粘着付与樹脂)として、重合ロジンに水酸基含有化合物を加えてエステル化反応させて得られるものである。
上記重合ロジンとは、二量化された樹脂酸を含むロジン誘導体(ロジン二量体ともいう)である。重合ロジンを製造する方法としては、公知の方法を採用することができる。具体的には、例えば、原料として、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン等の原料ロジン類の樹脂酸モノマーを硫酸、フッ化水素、塩化アルミニウム、四塩化チタン等の触媒を含むトルエン、キシレン等の溶媒中、温度40〜160℃程度で、1〜5時間程度反応させる方法等が挙げられる。得られる反応生成物中に占めるロジン二量体の割合は反応温度、反応時間等により異なるが、上記反応生成物中における、樹脂酸ダイマーの含有率は60重量%以上(GPC測定による面積比より算出した値)とすることがオレフィンへの接着性、保持力、定荷重剥離性向上の点から好ましい。
上記重合ロジンの具体例としてはトール油系重合ロジン(例えば、商品名「シルバタック140」、アリゾナケミカル社製)、ウッド系重合ロジン(例えば、商品名「ダイマレックス」、ハーキュレス社製)、ガム系重合ロジン(例えば、商品名「重合ロジンB−140」、新洲(武平)林化有限公司製)等が挙げられる。色調が良好となる点で、好ましくは、ガム系重合ロジンである。
上記重合ロジンに水酸基含有化合物を加えてエステル化反応させる製造方法としては、重合ロジン及び水酸基含有化合物を溶媒の存在下又は不存在下に、必要によりエステル化触媒を加え、250〜280℃程度で、1〜8時間程度加熱脱水反応させればよい。
上記水酸基含有化合物としては、重合ロジンエステルが15〜25℃において液体となるものであれば、特に限定されず、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール等の1価のアルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ダイマージオール、1,6−ヘキサンジオール等の2価のアルコール類、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等の3価のアルコール類や、ひまし油が挙げられる。これらは一種を単独で用いても、複数を併用してもよい。また、ペンタエリスリトール、ジグリセリンなどの4価のアルコール類、ジペンタエリスリトールなどの6価アルコール等の多価アルコール類は、1〜3価のアルコール類と併用することが好ましい。また、重合ロジンエステルが液体であれば、モノエステル、ジエステル、トリエステル等構造は限定されない。15〜25℃において、重合ロジンエステルを液体にすることができ、発泡体基材及びオレフィン系樹脂の表面に対して優れた接着力を満たしつつ、保持力、定荷重剥離性等の粘着特性が優れたものとなるだけでなく、優れた耐水白化性を有する点から、好ましくは、1及び/2個の水酸基を含有することである。より好ましくは、1個の水酸基を含有する水酸基含有化合物である。全水酸基含有化合物中の1及び/2個の水酸基を含有する水酸基含有化合物の含有量は、発泡体基材及びオレフィン系樹脂の表面に対する接着力向上の点で、水酸基含有化合物を100重量%としたときに、50〜100重量%であることが好ましい。
上記エステル化反応における重合ロジンの酸価と水酸基含有化合物の水酸基価の比は、(酸価):(水酸基価)=1:0.5〜1程度が好ましい。粗面を有する基材、特に発泡体基材及びオレフィン系樹脂の表面に対して優れた接着力を満たしつつ、保持力、定荷重剥離性等の粘着特性についても優れ、バランスのとれたものとする点で、より好ましくは、(酸価):(水酸基価)=1:0.5〜0.75である。
なお、重合ロジン生成反応とエステル化反応の順番は、上記に限定されず、エステル化反応の後に、重合反応を行ってもよい。
こうして得られた重合ロジンエステルは、15〜25℃において液体となるものである。
本発明の粘着付与剤は、水系粘・接着剤用である。この水系粘・接着剤は、環境保護の観点から水に溶解可能な水溶液系の粘着剤及び接着剤、又は、水中に安定に分散された水分散系の粘着剤及び接着剤の両者を意味するものとする。
本発明の重合ロジンエステルは、JIS K 7117−2に準拠し、B型粘度計を用いて60℃において測定したときの粘度が1〜200Pa・sの範囲であることが好ましい。この範囲とすることで、本発明の重合ロジンエステルを15〜25℃において液体に調整しやすくなる。重合ロジンエステルの60℃における粘度が1Pa・s未満の場合には、粘・接着剤の接着力や保持力の向上効果が充分でなく、200Pa・sを超えると粘・接着剤の粗面に対する接着力が低下する傾向がある。上記観点から、重合ロジンエステルの60℃における粘度は、より好ましくは、90〜190Pa・sの範囲である。更に好ましくは、100〜180Pa・sの範囲である。
上記粘度を1〜200Pa・sの範囲の重合ロジンエステルを調製する方法としては、上記重合ロジンと上記水酸基含有化合物をエステル化する方法が挙げられる。
さらに、本発明に使用する重合ロジンエステルは、JIS K 7121に規定した示差走査熱量測定(熱流束DSC)によるガラス転移温度が−60〜0℃の範囲であることが好ましい。この範囲とすることで、重合ロジンエステルを15〜25℃において液体に調整しやすくなる。また、ガラス転移温度が−60〜0℃の範囲であることにより、粘・接着剤の粗面及びオレフィン系樹脂に対する接着力を維持しつつ、保持力や定荷重剥離性などの性能の両立が可能である。より好ましくは、−40〜0℃の範囲である。更に好ましくは、−20〜0℃の範囲である。
上記ガラス転移温度が−60〜0℃の重合ロジンエステルを調整する方法としては、上記ロジン樹脂と上記水酸基含有化合物をエステル化する方法が挙げられる。
こうして得られる重合ロジンエステルは、その種類により、酸価、水酸基価等は異なるものであるが、通常、酸価は、1〜100mgKOH/g程度、水酸基価は、1〜100mgKOH/g程度のものであり、特に粘・接着性が良好な点で、酸価は、10〜90mgKOH/g、水酸基価は10〜70mgKOH/g程度のものが好ましい。
本発明の水系粘・接着剤用の粘着付与剤は、水系粘・接着剤が難接着基材に用いられるものであることが好ましい。難接着基材としては、発泡体基材、オレフィン系樹脂、PET(ポリエチレンフタレート樹脂)、ナイロン等が挙げられる。本発明の水系粘・接着剤用の粘着付与剤は、難接着基材に対して優れた接着力を示す。
上記発泡体基材としては、ポリオレフィンフォーム、ポリウレタンフォーム、塩化ビニルフォーム等の孔を有する基材であり、表面が凹凸を有する粗面である。
上記ポリウレタンフォームとしては、例えば軟質ポリエーテル系、軟質ポリエステル系、硬質ポリエーテル系、硬質ポリエステル系が挙げられる。これらの中でも軟質ポリエーテル系、軟質ポリエステル系が好ましく、軟質ポリエーテル系が特に好ましい。
上記軟質ポリエーテル系ウレタンフォームは、ポリイソシアネートとポリオールに発泡剤、発泡助剤、触媒、着色剤等を混合し、樹脂化しながら発泡させて得られる。空孔が連続気泡となっており、荷重に対して復元性があるものを指す。
上記軟質ポリエステル系ウレタンフォームは、ポリイソシアネートとポリエステルジオールに発泡剤、発泡助剤、触媒、着色剤等を混合し、樹脂化しながら発泡させて得られる。空孔が連続気泡となっており、荷重に対して復元性があるものを指す。
上記硬質ポリエーテル系ウレタンフォームは、ポリイソシアネートとポリオールに発泡剤、発泡助剤、触媒、着色剤等を混合し、樹脂化しながら発泡させて得られる。空孔が単独気泡となっており、荷重に対して復元性がないものを指す。
上記硬質ポリエステル系ウレタンフォームは、ポリイソシアネートとポリエステルジオールに発泡剤、発泡助剤、触媒、着色剤等を混合し、樹脂化しながら発泡させて得られる。空孔が単独気泡となっており、荷重に対して復元性がないものを指す。
上記オレフィン系樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリイソブチレン、プロピレンとエチレン及び/又は、1−ブテンとのあらゆる比率でのランダム共重合体又はブロック共重合体、エチレンとプロピレンとのあらゆる比率においてジエン成分が50重量%以下である重合体(例えば、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、ポリメチルペンテン、シクロペンタジエンとエチレン及び/又はプロピレンとの共重合体などの環状ポリオレフィン、エチレン又はプロピレンと50重量%以下のビニル化合物などとのランダム共重合体、ブロック共重合体)等が挙げられる。これらの中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイソブチレンが好ましく、ポリプロピレンが特に好ましい。
本発明はまた、水系粘・接着剤用の粘着付与剤を乳化して得られる粘着付与樹脂エマルジョンである。本発明の粘着付与樹脂エマルジョンは、上記重合ロジンエステルを乳化することにより得られる。
上記重合ロジンエステルを乳化する際には、通常乳化剤を用いる。使用する乳化剤としては、特に限定されず公知の乳化剤を用いることができる。具体的には、モノマーを重合させて得られる高分子量乳化剤、低分子量アニオン性乳化剤、低分子量ノニオン性乳化剤などが挙げられる。これらは一種を単独で用いても、数種を併用してもよい。本発明では、特に高分子量乳化剤を用いることが接着性能(特に保持力)、及び機械的安定性を向上させることができるため好ましい。
上記高分子量乳化剤の製造に用いられるモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、ポリオキシアルキレン(メタ)アクリル酸エステル、等の(メタ)アクリル酸エステル系モノマー類;(メタ)アクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸系ビニルモノマー類;マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ムコン酸等のジカルボン酸系ビニルモノマー類;ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等の有機スルホン酸系ビニルモノマー類;2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、ジフェニル−2(メタ)アクリロイルオキシホスフェート等のリン酸エステル系ビニルモノマー等のリン酸系ビニルモノマー類;及びこれら各種有機酸のナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機塩基類の塩;(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド系モノマー類;(メタ)アクリロニトリル等のニトリル系モノマー類;酢酸ビニル等のビニルエステル系モノマー類;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル等のヒドロキシ基含有(メタ)アクリル酸エステル系モノマー類;メチルビニルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート、ウレタンアクリレート、炭素数6〜22のα−オレフィン、ビニルピロリドン等のその他のモノマー類などが挙げられ、これらの1種又は2種以上を公知の方法で重合させたものが挙げられる。
上記高分子乳化剤の製造における重合の方法としては、乳化重合、溶液重合、懸濁重合等が挙げられる。
上記乳化重合は、乳化剤として反応性乳化剤(A)、非反応性乳化剤(B)などを用いて行うことができる。反応性乳化剤(A)としては、例えば、スルホン酸基、カルボキシル基などの親水基と、アルキル基、フェニル基などの疎水基を有する界面活性剤であって、分子中に炭素−炭素二重結合を有するものをいう。炭素−炭素二重結合としては、たとえば、(メタ)アリル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、ビニル基、イソプロペニル基、(メタ)アクリロイル基等の官能基が挙げられる。反応性乳化剤(A)の具体例としては、たとえば、上記官能基を分子中に少なくとも1つ有するポリオキシエチレンアルキルエーテル、上記官能基を分子中に少なくとも1つ有するポリオキシエチレンフェニルエーテル、及びそれらのスルホコハク酸エステル塩や硫酸エステル塩があげられ、さらに、上記官能基を分子中に少なくとも1つ有するポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、及びそのスルホコハク酸エステル塩、その硫酸エステル塩、そのリン酸エステル塩、その脂肪族もしくは芳香族カルボン酸塩が挙げられるほか、酸性リン酸(メタ)アクリル酸エステル系乳化剤、ロジングリシジルエステルアクリレートの酸無水物変性物(特開平4−256429号公報参照)、特開昭63−23725号公報、特開昭63−240931号公報、特開昭62−104802号公報に記載の乳化剤等の各種のものが挙げられる。また、反応性乳化剤(A)中のポリオキシエチレンを、ポリオキシプロピレン又はポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンをブロック共重合又はランダム共重合したものに代えたものも挙げられる。なお、これらの市販品としては、例えば、「KAYAMER PM−1」、「KAYAMER PM−2」、「KAYAMER PM−21」(以上、日本化薬(株)製)、「SE−10N」、「NE−10」、「NE−20」、「NE−30」、「アデカリアソープSR−10」、「アデカリアソープSR−20」、「アデカリアソープER−20」(以上、(株)ADEKA製)、「ニューフロンティアA229E」、「ニューフロンティアN117E」、「ニューフロンティアN250Z」、「アクアロンRN−10」、「アクアロンRN−20」、「アクアロンRN−50」、「アクアロンHS−10」、「アクアロンKH−05」、「アクアロンKH−10」(以上、第一工業製薬(株)製)、「エレミノールJS−2」(三洋化成工業(株)製)、「ラテムルK−180」(花王(株)製)等がその代表例として挙げられる。反応性乳化剤(A)は、重合性、得られる高分子乳化剤を用いて重合ロジンエステルを乳化する際の乳化性の点からポリオキシエチレンアルキルエーテル系のものが好ましく、(メタ)アリル基を分子中に少なくとも1つ有するポリオキシエチレンアルキルエーテルの硫酸エステル塩を用いることが特に好ましい。これらの市販品としては、「アデカリアソープSR−10」、「アデカリアソープSR−20」(商品名、(株)ADEKA製)、「アクアロンKH−05」、「アクアロンKH−10」(第一工業製薬(株)製)が好ましい。
上記非反応性乳化剤(B)には、低分子量アニオン性乳化剤、低分子量ノニオン性乳化剤が挙げられる。低分子量アニオン性乳化剤としては、例えばジアルキルスルホコハク酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホコハク酸エステル塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルスルホコハク酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩等が挙げられる。低分子量ノニオン性乳化剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。
上記高分子乳化剤の製造における乳化重合に際しては、上記乳化剤を1種を単独で又は2種以上を適宜選択して使用することができる。これらの中では、アニオン系乳化剤、ノニオン系乳化剤を用いることが、粘・接着剤組成物に用いられるベースポリマーとの相溶性・混合安定性の点から好ましい。
このようにして得られた重合ロジンエステル乳化用の高分子量乳化剤の重量平均分子量は特に限定されないが、通常1000〜500000程度とすることが乳化能と得られる粘着付与樹脂エマルジョンの性能において好ましい。また、(メタ)アクリルアミド系モノマーを50モル%以上用いて得られる(メタ)アクリルアミド系ポリマーを用いることが、粘着剤の塗工性能や接着剤の初期接着性の点で好ましい。また、全乳化剤成分中の少なくとも10重量%以上、好ましくは80重量%以上を高分子量乳化剤とすることにより、保持力、定荷重剥離性、曲面接着性を向上させることができるため好ましい。
なお、乳化剤の使用量は、通常、重合ロジンエステル100重量部に対し、固形分換算で1〜10重量部程度、好ましくは2〜8重量部である。乳化剤の使用量を1重量部以上とすることにより、確実な乳化を行うことができ、また、10重量部以下とすることにより、高い耐水性、粘着性能を確保することができる点で好ましい。
上記乳化方法としては、特に限定されず、高圧乳化法、転相乳化法等の公知の乳化法を採用することができる。
上記高圧乳化法は、粘着付与剤を液体状態とした上で、乳化剤と水を予備混合して、高圧乳化機を用いて微細乳化した後、必要に応じて溶剤を除去する方法である。粘着付与剤を液体状態とする方法は、加熱のみでも、溶剤に溶解してから加熱しても、可塑剤等の不非揮発性物質を混合して加熱してもよいが、溶剤を使用しない加熱のみが好ましい。なお、溶剤としては、トルエン、キシレン、メチルシクロヘキサン、酢酸エチル等の粘着付与剤成分を溶解できる有機溶剤が挙げられる。
上記転相乳化法は、粘着付与樹脂(粘着付与剤)を加熱溶融した後、攪拌しながら乳化剤・水を加えてW/Oエマルジョンを形成させ、次いで、水の添加や温度変化等によりO/Wエマルジョンに転相させる方法である。
このようにして得られた粘着付与樹脂エマルジョンの固形分濃度は特に限定されないが、通常20〜70重量%程度となるように適宜調整して用いる。また、得られたエマルジョンの体積平均粒子径は、通常0.1〜2μm程度であり、大部分は1μm以下の粒子として均一に分散している。体積平均粒子径0.7μm以下とすることが、エマルジョンの貯蔵安定性を良好にできるため好ましい。また、粘着付与樹脂エマルジョンは白色ないし乳白色の外観を呈し、pHは2〜10程度で、粘度は通常10〜1000mPa・s程度(25℃、固形分濃度50%において)ある。
本発明はまた、ベースポリマーと上記水系粘・接着剤用の粘着付与剤を含有する粘・接着剤組成物でもある。本発明の水系粘・接着剤組成物は水系粘・接着剤として使用することができる。
上記ベースポリマーとして、アクリル系重合体エマルジョン、ゴム系ラテックス及び合成樹脂系エマルジョン等が挙げられ、またそれぞれを併用することもでき、さらに必要に応じて架橋剤、消泡剤、増粘剤、充填剤、酸化防止剤、耐水化剤、造膜助剤等を使用することもできる。また、公知の粘着付与剤を使用しても良い。これら水系粘・接着剤組成物の固形分濃度は通常40〜70重量%程度であり、好ましくは55〜70重量%である。ベースポリマーは、少なくとも1種以上用いればよいが、アクリル系重合体エマルジョンを用いることが好ましい。
上記粘着付与剤とベースポリマーの混合方法としては、特に限定されず、粘着付与剤をエマルジョン化した後に、ベースポリマーと混合してもよいし、粘着付与剤をベースポリマーに添加した後、高せん断回転ミキサーを使用して混合してもよい。
アクリル系重合体エマルジョンとしては、一般に各種のアクリル系粘・接着剤に用いられているものを使用でき、モノマーの一括仕込み重合法、モノマー逐次添加重合法、乳化モノマー逐次添加重合法、シード重合法等の公知の乳化重合法により容易に製造することができる。
上記モノマーとしては、(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等をあげることができ、これらを単独で又は二種以上を混合して用いる。また、得られるエマルジョンに貯蔵安定性を付与するため上記(メタ)アクリル酸エステルに代えて(メタ)アクリル酸を少量使用してもよい。さらに所望により(メタ)アクリル酸エステル重合体の接着特性を損なわない程度において、たとえば、酢酸ビニル、スチレン等の共重合可能なモノマーを併用できる。なお、アクリル系重合体エマルジョンに用いられる乳化剤にはアニオン系乳化剤、部分ケン化ポリビニルアルコール等を使用でき、その使用量は重合体100重量部に対して0.1〜5重量部程度、好ましくは0.5〜3重量部である。
アクリル系重合体エマルジョンと粘着付与樹脂エマルジョンの使用割合は、特に限定されないが、粘着付与樹脂エマルジョンによる発泡体基材及びオレフィン系樹脂への接着効果が充分に発現でき、かつ、過剰使用による保持力の低下を引き起こさない適当な使用範囲としては、アクリル系重合体エマルジョン100重量部(固形分換算)に対して、粘着付与樹脂エマルジョンを通常1〜50重量部程度(固形分換算)とするのがよい。
また、ゴム系ラテックスとしては、水系粘・接着剤組成物に用いられる各種公知のものを使用できる。例えば天然ゴムラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、クロロプレンラテックス等が挙げられる。
上記ゴム系ラテックスと粘着付与樹脂エマルジョンの使用割合は、特に限定されないが、粘着付与樹脂エマルジョンによる改質の効果が充分に発現でき、かつ、過剰使用による保持力、定荷重剥離性、曲面接着性の低下を引き起こさない適当な使用範囲としては、ゴム系ラテックス100重量部(固形分換算)に対して、粘着付与樹脂エマルジョンを通常10〜150重量部程度(固形分換算)とするのがよい。
上記合成樹脂系エマルジョンとしては、水系接着剤組成物に用いられる各種公知のものを使用でき、例えば酢酸ビニル系エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、ウレタン系エマルジョン等の合成樹脂エマルジョンがあげられる。
上記合成樹脂系エマルジョンと粘着付与樹脂エマルジョンの使用割合は、特に限定されないが、粘着付与樹脂エマルジョンの改質の効果が充分に発現でき、かつ、過剰使用による保持力、定荷重剥離性、曲面接着性の低下を引き起こさない適当な使用割合としては、合成樹脂系エマルジョン100重量部(固形分換算)に対して、粘着付与樹脂エマルジョンを通常2〜40重量部程度(固形分換算)とするのがよい。
本発明は更に、粘・接着剤層を介して接着する接着面の少なくとも一方が粗面を含む接着方法であって、粘・接着剤層が本発明7又は8記載の水系粘・接着剤組成物を含む粗面への接着方法でもある。この接着方法により、粘着剤層がウレタンフォームやポリプロピレンフォーム等の発泡体基材及びオレフィン系樹脂の表面に対して優れた接着力を示す。従来は粗面の空孔内に粘着剤を浸透させるために粘着剤を厚塗りする必要があったが、この方法によれば薄塗りでも良好な接着力が得られるため、厚塗りの必要がなく、歩留りが向上しコストダウンが可能となる。また、従来は接着力を向上させるため直接粗面に粘着剤を塗布する必要があったが、この方法によれば粘着剤を両面テープとし粗面に転写すればよく、作業効率が向上する。
以下に本発明を実施例により更に具体的に説明する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。また実施例中、「%」及び「部」は特に断りのない限り「重量%」、「重量部」を意味する。
製造例1 [ベースポリマーエマルジョンの製造]
攪拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を備えた反応容器に、窒素ガス気流下、水43.4部及びポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム塩(アニオン性乳化剤:商品名「ハイテノール073」,第一工業製薬(株)製)0.92部からなる水溶液を仕込み、70℃に昇温した。次いで、アクリル酸ブチル90部、アクリル酸2−エチルヘキシル7部及びアクリル酸3部からなる混合物と、過硫酸カリウム(重合開始剤)0.24部、pH調整剤(重曹)0.11部及び水8.83部からなる開始剤水溶液の1/10量を反応容器に添加し、窒素ガス気流下にて70℃、30分間予備重合反応を行った。次いで、上記混合物と上記開始剤水溶液の残りの9/10量を2時間にわたり反応容器に添加して乳化重合を行い、その後70℃で1時間保持して重合反応を完結させた。こうして得られたアクリル系重合体エマルジョンを室温まで冷却した後100メッシュ金網を用いてろ過し、固形分47.8%のアクリル系重合体エマルジョンを得た。
製造例2[重合ロジンエステル1(粘着付与剤)の製造]
攪拌装置、コンデンサー、温度計及び窒素導入管を備えた反応容器に、重合ロジン100部(樹脂酸ダイマー65%、酸価140、軟化点140℃)、ステアリルアルコール27.0部(酸価:水酸基価=1:0.4)を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、15〜25℃において液体の重合ロジンエステル1を得た。得られた重合ロジンエステル1の特性(粘度、ガラス転移点、酸価、水酸基価)を下記方法により測定した。その結果を表1に示す。
(粘度)
JIS K 7117−2に準拠し、B型粘度計を用いて60℃において測定した。
(ガラス転移点)
JIS K 7121に規定した示差走査熱量測定(熱流束DSC)により測定した。
DSC測定機器:理学電気(株)製 DSC8230B
(酸価)
JIS K 0700に準ずる電位差滴定法で測定した。
(水酸基価)
JIS K 0700に準ずる電位差滴定法で測定した。
製造例3[重合ロジンエステル2の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ステアリルアルコール33.7部(酸価:水酸基価=1:0.5)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル2の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例4[重合ロジンエステル3の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ステアリルアルコール52.4部(酸価:水酸基価=1:0.75)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル3の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例5[重合ロジンエステル4の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ステアリルアルコール67.5部(酸価:水酸基価=1:1)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル4の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例6[重合ロジンエステル5の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ステアリルアルコール81.0部(酸価:水酸基価=1:1.2)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル5の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例7[重合ロジンエステル6の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、トリエチレングリコール18.7部(酸価:水酸基価=1:1)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル6の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例8[重合ロジンエステル7の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ダイマージオール(クローダ製PRIPOL2033:ダイマー酸を完全水添して得られる炭素数36個の脂肪族ジオール))34.1部(酸価:水酸基価=1:0.5)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル7の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例9[重合ロジンエステル8の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、1,6−ヘキサンジオール7.4部(酸価:水酸基価=1:0.5)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル8の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例10[重合ロジンエステル9の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ひまし油(伊藤製油株式会社製:精製ひまし油)43.8部(酸価:水酸基価=1:0.5)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル9の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例11[重合ロジンエステル10の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ステアリルアルコール16.9部、グリセリン1.9部(酸価:水酸基価=1:0.5)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル10の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例12[重合ロジンエステル11の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ステアリルアルコール16.9部、ペンタエリスリトール2.1部(酸価:水酸基価=1:0.5)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル11の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例13[重合ロジンエステル12の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ダイマージオール17.1部、グリセリン1.9部(酸価:水酸基価=1:0.5)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル12の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例14[重合ロジンエステル13の製造]
製造例2と同様の反応容器に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ダイマージオール17.1部、ペンタエリスリトール2.1部(酸価:水酸基価=1:0.5)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られた重合ロジンエステル13の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例15[ロジンエステル1の製造]
製造例2と同様の反応容器に、不均化ロジン(酸価160、軟化点75℃)100部、ジエチレングリコール30.3部(酸価:水酸基価=1:2)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られたロジンエステル1の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例16[ロジンエステル2の製造]
製造例2と同様の反応容器に、ガムロジン(酸価170、軟化点70℃)100部、ジエチレングリコール32.2部(酸価:水酸基価=1:2)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られたロジンエステル2の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
製造例17[ロジンエステル3の製造]
製造例2と同様の反応容器に、水添ロジン(酸価170、軟化点65℃)100部、トリエチレングリコール32.2部(酸価:水酸基価=1:2)を仕込んだ他は同様に製造を実施した。得られたロジンエステル3の特性を製造例2と同様の方法で測定した。その結果を表1に示す。
表1における市販樹脂として以下に示すものを使用した。
スーパーエステルL:ロジンエステル4(荒川化学工業株式会社製)
PRIPOL2033:ダイマージオール(クローダジャパン株式会社製)
PRIPOL1017:ダイマー酸(クローダジャパン株式会社製)
Poly ip:水酸基末端液状C5系重合体(出光興産株式会社製)
Poly Bd:水酸基末端ポリブタジエン(出光興産株式会社製)
ペンセルD−160:固形重合ロジンエステル(荒川化学工業株式会社製)
製造例18[粘着付与樹脂エマルジョンの製造]
市販の重合ロジン−ペンタエリスリトールエステル(商品名「ペンセルD−160」、荒川化学工業(株)製、軟化点160℃)を100部、80℃にてトルエン60部に溶解させた後、アニオン性乳化剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)を固形分換算で3部、水を160部加え、80℃にて1時間程度撹拌し、予備乳化した。次いで、得られた予備乳化物を高圧乳化機(マントンガウリン社製)により30MPaの圧力下で高圧乳化した。次いで、得られた乳化物を200部、減圧蒸留装置に仕込み、70℃、2.93×10−2MPaの条件下に6時間減圧蒸留を行い、不揮発分が50重量%の粘着付与樹脂のエマルジョンを得た。
(実施例1)
(水系粘着剤組成物1の調製)
製造例2で得られた重合ロジンエステル1を40部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン60部(固形分換算)を、ホモディスパー(特殊機化工業社製)を用いて4000rpmにて1分間混合し、増粘剤プライマルASE−60(ロームアンドハース社製)0.5部を添加し、アンモニア水を適量加え、増粘させて水系粘着剤組成物を得た。得られた水系粘着剤組成物について、以下の評価方法により、接着力、保持力、定荷重剥離性、及び、耐水白化性を評価した。結果を表2に示す。
(実施例2〜13、比較例1〜3)
(水系粘着剤組成物2〜16の調製)
製造例1で得られたベースポリマーエマルジョンと樹脂成分の配合比は、実施例1と同様にして、樹脂成分を表2に示すように変更して、実施例2〜13と比較例1〜3の水系粘・接着剤組成物を調整した。得られた水系粘着剤組成物について、接着力、保持力、定荷重剥離性及び耐水白化性を評価した。結果を表2に示す。
(比較例4〜8)
(水系粘着剤組成物17〜21の調製)
比較例4〜8として、粘・接着剤組成物の樹脂成分に表1に示す市販樹脂を用いた。製造例1で得られたベースポリマーエマルジョンと樹脂成分の配合比は、実施例1と同様にして、得られた水系粘着剤組成物について、これらの接着力、保持力、定荷重剥離性、及び、耐水白化性を評価した結果を表2に示す。
(比較例9)
(水系粘着剤組成物22の調製)
製造例18で得られた粘着付与樹脂エマルジョン40部(固形分換算)と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン60部(固形分換算)を混合し、増粘剤プライマルASE−60(ロームアンドハース社製)0.5部を添加し、アンモニア水を適量加え、増粘させて水系粘着剤組成物を得た。得られた水系粘着剤組成物について、以下の評価方法により、接着力、保持力、定荷重剥離性、及び、耐水白化性を評価した。結果を表2に示す。
(粘着評価用の試料フィルムの製造)
上記方法で得られた各水系粘着剤組成物を、サイコロ型アプリケーター(大佑機材(株)製)を用いて厚さ38μmのポリエステルフィルム(商品名「S−100」、三菱化学ポリエステルフィルム(株)製)に乾燥膜厚が160μm程度となるように塗工した。次いで、フィルムを105℃循風乾燥機中にて5分間乾燥させ、粘着剤組成物中の水分を除去することで試料フィルムを調製した。
(接着力)
上記試料フィルムから幅25mm×長さ150mmに切り取ったものを試料テープとし、これを軟質エーテル系ウレタンフォーム、PEフォーム又はポリプロピレン(PP)板に重ね、重量2kgのロールを1往復して貼り付けた。23℃にて剥離速度300mm/分で180°剥離を行い、その時の幅25mmあたりの接着力(g/25mm)を測定した。
(保持力)
上記試料フィルムから幅25mm×長さ25mmに切り取ったものを試料テープとし、これをステンレス板に重ね合わせ、重量2kgのローラーで1往復させて貼り合わせた。40℃で1.2kg荷重し、落下した時間(秒)を測定した。落下するまでの時間が長い方が、保持力が強いといえる。
(定荷重剥離)
上記試料フィルムから幅25mm×長さ100mmに切り取ったものを試料テープとし、これをPE板に重ね合わせ、重量2kgのローラーで1往復させて貼り合わせた。試料テープ末端に200gの荷重をかけ、90度剥離となるように固定し、23℃で1時間あたりの剥離距離(mm)を測定した。1時間以内に落下したものはその時間(分)を測定した。
(耐水白化性)
上記試料フィルムを適当な大きさに切り、23℃の水に72時間浸漬した後、粘着剤皮膜の白化程度を以下の基準で目視評価した。
3:変化無し(透明)
2:僅かに白濁
1:強く白濁

Claims (9)

  1. 15〜25℃において液体の重合ロジンエステルを含有することを特徴とする水系粘・接着剤用の粘着付与剤。
  2. 上記重合ロジンエステルは、重合ロジン並びに1及び/又は2個の水酸基を有する水酸基含有化合物のエステル化反応により得られるものである請求項1記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤。
  3. JIS K 7117−2に準拠し、B型粘度計を用いて60℃において測定した上記重合ロジンエステルの粘度が1〜200Pa・sの範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤。
  4. JIS K 7121に規定した示差走査熱量測定(熱流束DSC)による上記重合ロジンエステルのガラス転移温度が−60〜0℃の範囲であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤。
  5. 上記水系粘・接着剤が難接着基材に用いられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤を乳化して得られることを特徴とする粘着付与樹脂エマルジョン。
  7. ベースポリマーと請求項1〜5のいずれかに記載の粘着付与剤を含有することを特徴とする水系粘・接着剤組成物。
  8. 上記ベースポリマーがアクリル系重合体エマルジョンであることを特徴とする請求項7記載の水系粘・接着剤組成物。
  9. 粘・接着剤層を介して接着する接着面の少なくとも一方が粗面を含む接着方法であって、
    該粘・接着剤層が請求項7又は8記載の水系粘・接着剤組成物を含む粗面への接着方法。
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